JP2932873B2 - 電池劣化量表示装置 - Google Patents

電池劣化量表示装置

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JP2932873B2 JP4322970A JP32297092A JP2932873B2 JP 2932873 B2 JP2932873 B2 JP 2932873B2 JP 4322970 A JP4322970 A JP 4322970A JP 32297092 A JP32297092 A JP 32297092A JP 2932873 B2 JP2932873 B2 JP 2932873B2
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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用電子機器の電源
である2次電池の電池劣化量表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電池の劣化量を測定する方法としては、
大電流によるパルス放電後の電圧回復特性による方法
や、完全充電状態から規定電圧までの放電を行い実際の
放電容量を測定する方法などがある。前者は大電流パル
ス放電を行うこととその後の電池電圧を詳細に測定する
ことが必要であるため、装置が大がかりとなり、携帯機
器の電源である電池パックに内蔵することは難しい。一
方後者は業務用のカメラ一体型VTRの電池パック等で
実用化されている。
【0003】以下に従来の実際の電池容量を測定する方
式の電池劣化量表示装置について図面を用いて説明す
る。図5は従来の電池劣化量表示装置を示す構成図であ
る。図5において、1は2次電池、2は電流検出抵抗で
2次電池1の負極端に接続されている。3は充放電電流
検出手段で電流検出抵抗2の両端に発生する微少電圧を
入力とする充電電流検出用の演算増幅器31と放電電流
検出用の演算増幅器32とから構成されている。15は
電圧低下検出手段で2次電池1の端子電圧を入力として
いる。5は温度検出手段で2次電池1の周囲温度を検出
するものである。6は電気量算出手段で演算増幅器31
および32の出力と温度検出手段5の信号出力を入力と
する。7は充電完了検出手段で演算増幅器31の信号出
力を入力とする。8は放電電気量積算手段で電気量算出
手段6の信号出力と充電完了検出手段7の信号出力を入
力とする。9は容量記憶手段で電圧低下検出手段15の
信号出力と充電完了検出手段7の信号出力と放電電気量
積算手段8の信号出力を入力としている。10は定格値
記憶手段で2次電池1の定格容量値が記憶されている。
11は容量比較手段で、容量記憶手段9の信号出力と定
格値記憶手段10の信号出力を入力とする。12は表示
手段で、容量比較手段11の信号出力を入力とする。1
3はマイコンで前記電気量算出手段6と充電完了検出手
段7と放電電気量積算手段8と容量記憶手段9と定格値
記憶手段10と容量比較手段11に相当する回路を内蔵
している。14は端子でこれには携帯機器または充電器
が接続される。
【0004】以上のように構成された従来の電池劣化量
表示装置について、以下その動作を説明する。
【0005】まず初めに充電時の動作について説明す
る。端子14に充電器が接続され充電が開始されると、
電流検出抵抗2の両端には充電電流に比例した負の微少
電圧(2次電池1の負極をゼロ電位とした場合)が発生
する。この微少電圧は演算増幅器31にて正の値に増幅
され、電気量算出手段6および充電完了検出手段7に信
号出力される。電気量算出手段6では演算増幅器31よ
り信号出力された充電電流値により充電を認識する。充
電完了検出手段7は演算増幅器31より充電電流信号が
入力されることで信号出力をリセットし、その後の充電
の進行により充電電流値が急速充電からトリクル充電に
変化することで充電完了を認識し信号出力をセットす
る。
【0006】次に放電時の動作について説明する。端子
14に携帯機器が接続され使用が開始されると2次電池
1より電流が供給されて電池1は放電開始となる。これ
により電流検出抵抗2の両端には放電電流に比例した正
の微少電圧(2次電池1の負極をゼロ電位とした場合)
が発生する。この微少電圧は演算増幅器32にて増幅さ
れ、電気量算出手段6に信号出力される。電気量算出手
段6では演算増幅器32より信号出力された放電電流値
によって放電を認識し、この放電電流値に所定時間を乗
じて電気量を算出し、更にこの電気量に放電電流の大き
さと温度検出手段5より出力される温度情報とで決まる
放電効率を乗じ最終的な放電電気量とし、これを放電電
気量積算手段8へ出力する。放電電気量積算手段8は充
電完了検出手段7の信号出力がセット状態である場合の
み前記所定時間毎に放電電気量の積算を行い、充電完了
検出手段7の信号出力がリセット状態の場合は積算値を
ゼロにする。ここで電圧低下検出手段15は、基本的に
電圧比較器で放電の進行に伴う2次電池1の電圧低下を
監視しており、この検出電圧は携帯機器の動作停止電圧
のわずか上に設定されている。容量記憶手段9は充電完
了検出手段7の信号出力がセット状態で電圧低下検出手
段15から充電後初めての電圧低下信号が出力された場
合に放電電気量積算手段8の積算値を最新の電池容量と
して記憶する。容量比較手段11は容量記憶手段9の記
憶値の定格値記憶手段10の記憶値に対する割合により
劣化量を決定する。表示手段12は容量比較手段11で
決定された劣化量情報に基づいて図3(a)に示すよう
にLCD表示器によりその劣化を段階的に表示するもの
で、表示は劣化の進行に伴い表示レベル(6)から
(1)へと順次移行する。
【0007】ここで図3(a)について説明する。図3
(a)は劣化量と表示の関係を示す図である。LCD表
示器は5個のセグメントが横一列に並んだ形状で、実際
の容量が定格容量の0%〜10%まで低下した時点は1
個点滅で、同様に10%〜20%まで低下した時を1個
点灯で、20%〜40%では2個点灯で、40%〜60
%では3個点灯で、60%〜80%では4個点灯で、8
0%以上では5個全てが点灯することで常時表示を行
う。一般に2次電池1ではその実容量が定格容量の50
%以下になった時点を電池寿命としており、図3(a)
の表示仕様では表示レベル(3)以下がこれに相当す
る。
【0008】最後に待機時の動作について説明する。待
機時とは端子14に携帯機器もしくは充電器のいずれも
接続されていない状態か、または接続されていても放電
電流あるいは充電電流が流れていない状態を言う。従っ
て、待機時の認識は演算増幅器31,32の出力が共に
ゼロであることを電気量算出手段6にて検出することで
行う。電気量算出手段6では予め温度別に測定されてい
る2次電池1の自己放電電気量および電池劣化量表示装
置の消費電気量の情報と温度検出手段5より信号出力さ
れる温度情報とから待機時の放電電気量を決定する。こ
れ以降の動作は前記放電時の動作と同じであるので、そ
の詳細な説明は省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の実
際の電池容量を測定する方式の電池劣化量表示装置で
は、電池を充電完了状態から放電途中で再充電すること
なく電圧低下検出値まで放電した場合の放電容量を最新
容量として記憶し、この記憶値と電池の定格値とを比較
することで劣化の状態を決定し、これを表示している。
従って、表示精度を高めるためには記憶値を最新の値に
更新しておくことが重要になる。ところで、この記憶値
の更新には、前述のように充電完了状態から電圧低下検
出値まで放電途中で再充電することなく放電することが
必要であるが、この電圧低下検出値は前述のように携帯
機器の動作停止電圧のわずか上に通常設定されており、
実際の使用においてはこの電圧低下検出値まで放電する
ことは希である。従って、記憶値の更新頻度も低く表示
精度が高められないという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するもので、
記憶値の更新が行いやすく、表示精度の高い電池劣化量
表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電池劣化量表示装置は、2次電池の充放電電
流を微少電圧に変換する電流検出抵抗と、前記電流検出
抵抗の両端に発生する微少電圧を充電用演算増幅器およ
び放電用演算増幅器にてそれぞれ増幅してその結果をそ
れぞれ信号出力する充放電電流検出手段と、2次電池の
電圧と前記充放電電流検出手段の放電電流出力を入力と
し放電電流の増加に比例して電池電圧の低下検出値を下
げる補正を行うことで放電電流の値によらず所定の残量
値で警報を出力することができる残量警報手段と、2次
電池の温度を検出しその結果を信号出力する温度検出手
段と、前記充放電電流検出手段の充電電流出力および放
電電流出力と前記温度検出手段の信号出力を入力とし充
電か放電か待機かの状態判定を行い、放電の場合は放電
電流出力値に所定の時間を乗じ電気量を算出するととも
に放電電流出力値と電池温度とにより決まる放電効率を
前記電気量に乗じて最終的な電気量とし、待機の場合は
予め温度別に与えられている前記2次電池の自己放電電
気量と劣化量表示装置の消費電気量のデータの中から温
度に見合ったデータを選択して電気量とする電気量算出
手段と、2次電池の充電完了を検出することで信号出力
をセットし充電の開始により信号出力をリセットする充
電完了検出手段と、前記充電完了検出手段の信号出力が
セット状態の場合には前記所定の時間毎に放電電気量の
積算を行い、前記充電完了検出手段の信号出力がリセッ
ト状態の場合は積算値をゼロにする放電電気量積算手段
と、前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態で前
記残量警報手段より充電後初めての警報が出力された場
合に前記放電電気量積算手段の積算値を前記残量警報手
段の所定の残量値により決まる数(前記所定の残量値が
10%である場合は1−0.1=0.9)で除した値を
最新の電池容量として記憶する容量記憶手段と、前記2
次電池の定格容量を記憶しておく定格値記憶手段と、前
記容量記憶手段の記憶値と前記定格値記憶手段の記憶値
を信号入力とし、前記容量記憶手段の記憶値の前記定格
値記憶手段の記憶値に対する割合により劣化量値を決定
する容量比較手段と、前記容量比較手段で決定された劣
化量値に基づき電池の容量劣化量を段階的に表示する表
示手段とを備えた構成である。
【0012】
【作用】前記残量警報手段の検出電圧を携帯機器の動作
停止電圧よりも充分に高い値(残量10%〜30%程
度)に設定することで、実使用状態における記憶値の更
新頻度を高めることができる。しかしただ単純に検出電
圧だけを上げたのでは放電電流の大きさにより検出時の
残量が異なる(放電電流が大きい場合は検出時の残量は
多く、放電電流が小さい場合は検出時の残量は少なくな
る。)ため、正確な容量を記憶できない。そこで、放電
電流の増加に比例して検出電圧を下げる補正を行い、一
定の残量値で警報出力を発するようにするとともに、充
電完了から最初の警報検出まで途中で充電することなし
に放電した場合の放電電気量の積算値を前記の警報検出
時の残量値から決まる値、例えばこの残量値が10%な
ら1−0.1=0.9で除した値を最新容量とすること
で、電池の正確な最新容量の更新が高頻度でできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図1において、1は2次電池、2は電流検出抵抗で
2次電池1の負極端に接続されている。3は充放電電流
検出手段で電流検出抵抗2の両端に発生する微少電圧を
入力とする充電電流検出用の演算増幅器31と放電電流
検出用の演算増幅器32から構成されている。4は残量
警報手段で2次電池1の端子電圧と演算増幅器32の信
号出力とを入力とする。5は温度検出手段で2次電池1
の周囲温度を検出するものである。6は電気量算出手段
で演算増幅器31および32の信号出力と温度検出手段
5の信号出力を入力とする。7は充電完了検出手段で演
算増幅器31の信号出力を入力とする。8は放電電気量
積算手段で電気量算出手段6の出力と充電完了検出手段
7の信号出力を入力とする。9は容量記憶手段で残量警
報手段4の信号出力と充電完了検出手段7の信号出力と
放電電気量積算手段8の信号出力とを入力とする。10
は定格値記憶手段で2次電池1の定格容量値が記憶され
ている。11は容量比較手段で容量記憶手段9の信号出
力と定格値記憶手段10の信号出力を入力とする。12
は表示手段で容量比較手段11の信号出力を入力とす
る。13はマイコンで、電気量算出手段6と充電完了検
出手段7と放電電気量積算手段8と容量記憶手段9と定
格値記憶手段10と容量比較手段11を内蔵している。
14は端子で、ここに携帯機器または充電器が接続され
る。
【0015】以上のように構成された本発明の電池劣化
量表示装置について、以下その動作を説明する。
【0016】まず初めに充電時の動作であるが、基本的
には従来例の充電時の動作と同じであるので、その詳細
な説明は省略する。
【0017】次に放電時の動作について説明する。端子
14に携帯機器が接続され使用が開始されると、2次電
池1より電流が供給され電池1は放電開始となる。これ
により電流検出抵抗2の両端には放電電流に比例した正
の微少電圧(2次電池1の負極をゼロ電位とした場合)
が発生する。この微少電圧は演算増幅器32にて増幅さ
れ電気量算出手段6に信号出力される。電気量算出手段
6では演算増幅器32より出力された放電電流値に所定
時間を乗じて電気量を算出し、更にこの電気量に放電電
流の大きさと温度検出手段5より信号出力される温度情
報とで決まる放電効率を乗じて最終的な放電電気量と
し、これを放電電気量積算手段8へ信号出力する。放電
電気量積算手段8は、充電完了検出手段7の信号出力が
セット状態である場合のみ前記所定時間毎に放電電気量
の積算を行い、充電完了検出手段7の信号出力がリセッ
ト状態の場合は積算値をゼロにする。ここで残量警報手
段4は放電の進行に伴う2次電池1の電圧低下を監視し
ており、その容量残量10%で警報が出力されるように
設定されている。容量記憶手段9は、充電完了検出手段
7の信号出力がセット状態で残量警報手段4から充電後
初めての警報が信号出力された場合に放電電気量積算手
段8の積算値を0.9で除した値を最新の電池容量とし
て記憶する。これは警報検出時の容量残量が10%であ
ることから充電完了状態から警報検出時まで途中充電す
ることなしに放電した場合の放電電気量は初期放電容量
の90%に相当するので放電電気量積算手段8の積算値
を1−0.1=0.9で除して最新容量とすることを意
味している。容量比較手段11は容量記憶手段9の記憶
値の定格値記憶手段10の記憶値に対する割合により劣
化量を決定する。表示手段12は容量比較手段11で決
定された劣化量情報に基づいて図3(a)に示すよう
に、5個のLCD表示器にて劣化を段階的に表示するも
のであり、その表示は劣化の進行に伴い表示レベル
(6)から(1)へと順次移行する。これは先の従来例
と同様である。
【0018】つづいて待機時の動作について説明する。
待機時は充放電電流が流れていないため、演算増幅器3
1,32の信号出力は共にゼロであり、電気量算出手段
6はこれを検出することで待機時を認識する。電気量算
出手段6では予め温度別に測定されている2次電池1の
自己放電電気量および電池劣化量表示装置の消費電気量
の情報と温度検出手段5より信号出力される温度情報と
から待機時の放電電気量を決定する。これ以降の動作
は、前記放電時の動作と同じであり、従ってその詳細な
説明は省略する。
【0019】図2は本実施例の電気量算出手段6、充電
完了検出手段7、放電電気量積算手段8、容量記憶手段
9、定格値記憶手段10および容量比較手段11をマイ
コン13で構成した場合のマイコン部の制御フローチャ
ートである。図2の各ステップの動作は、基本的に先述
した動作の説明と同じであるので、その詳細な説明は省
略する。
【0020】図3(b)は充放電時の電池電圧と充放電
電流との関係を示す特性図である。急速充電終了時の充
電電流の変化により充電完了検出を行い、放電時の電池
電圧の低下を検出することで容量残量10%の検出を行
う。更に充電完了から途中充電することなく容量残量1
0%検出となった場合は、その検出と同時に電池容量の
記憶値の更新を行うことを示している。
【0021】図4は放電電流別の電池電圧と容量残量と
の関係を示す特性図である。ここで放電電流値が大きい
ほど電池電圧は低くなり、その曲線の傾斜は急になる。
容量残量10%時の電池電圧に注目すると、その電圧は
放電電流値に比例して低下している。従って、前述のよ
うに残量警報手段の検出電圧を放電電流の増加に比例し
て下げる補正を行うことで、放電電流の大小によらず所
定の残量値(10%〜30%程度)で警報を出力するこ
とができる。
【0022】以上のようにこの実施例によれば、残量警
報手段4の警報出力時の容量残量を10%に設定するこ
とで、実使用状態での警報出力頻度を高めることができ
るとともに、容量記憶手段9では充電完了から最初の警
報出力まで途中充電することなしに放電した場合の放電
電気量積算値を0.9で除すことで正確な電池の最新容
量を得ることができる。そしてその結果として正確な電
池の最新容量の更新が高頻度で行えるようになり、表示
精度の高い電池劣化量表示装置とすることができる。
【0023】尚、本実施例においては、定格値記憶手段
10の記憶値を2次電池1の定格容量としたが、これは
劣化が進むまえの実際の容量で、工場出荷時に充放電を
行うことでPROMなどに登録することができる2次電
池1の初期容量としてもよい。この場合の劣化量の決定
は、電池の実際の初期容量を基準とするため、表示と実
使用での劣化の感覚との差は定格容量を基準とする場合
よりも少なくできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、放電電流値の大
きさによることなく所定の残量値で警報を出力すること
ができる残量警報手段の検出電圧を、携帯機器の動作停
止電圧に対し充分余裕のある容量残量10%から30%
程度に設定することで、実際の電池使用状態での警報出
力頻度を高めることができるとともに、容量記憶手段で
は充電完了から最初の警報出力まで途中充電することな
しに放電した場合の放電電気量積算値を残量警報手段の
警報出力時の残量値で決定される数で除すことで正確な
最新容量を得ることができるので、正確な電池の最新容
量の更新が高頻度で行えるようになり、表示精度の高い
電池劣化量表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における表示装置の回路構成
【図2】本発明の一実施例におけるマイコン部の制御フ
ローチャート
【図3】(a)劣化量と表示との関係を示す図 (b)充放電時の電池電圧と充放電電流との関係を示す
特性図
【図4】放電電流別の電池電圧と容量残量との関係を示
す特性図
【図5】従来例における表示装置の回路構成図
【符号の説明】
1 2次電池 2 電流検出抵抗 3 充放電電流検出手段 4 残量警報手段 5 温度検出手段 6 電気量算出手段 7 充電完了検出手段 8 放電電気量積算手段 9 容量記憶手段 10 定格値記憶手段 11 容量比較手段 12 表示手段 13 マイコン 14 端子 15 電圧低下検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次電池の充放電電流を微少電圧に変換す
    る電流検出抵抗と、前記電流検出抵抗の両端に発生する
    微少電圧を充電用演算増幅器および放電用演算増幅器に
    てそれぞれ増幅してその結果をそれぞれ信号出力する充
    放電電流検出手段と、2次電池の電圧と前記充放電電流
    検出手段の放電電流出力を入力とし放電電流の増加に比
    例して電池電圧の低下検出値を下げる補正を行うことで
    放電電流の値によらず所定の残量値で警報を出力するこ
    とができる残量警報手段と、 2次電池の温度を検出してその結果を信号出力する温度
    検出手段と、 前記充放電電流検出手段の充電電流出力および放電電流
    出力と前記温度検出手段の信号出力を入力とし充電か放
    電か待機かの状態判定を行い、放電の場合は放電電流出
    力値に所定の時間を乗じて放電電気量を算出するととも
    に放電電流出力値と電池温度とにより決まる放電効率を
    前記電気量に乗じて最終的な電気量とし、 待機の場合は予め温度別に与えられている前記2次電池
    の自己放電電気量と劣化量表示装置の消費電気量のデー
    タの中から温度に見合ったデータを選択して電気量とす
    る電気量算出手段と、 2次電池の充電完了を検出することで信号出力をセット
    し充電の開始により信号出力をリセットする充電完了検
    出手段と、 前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態の場合に
    は前記所定の時間毎に前記電気量算出手段より出力され
    る放電電気量の積算を行い、前記充電完了検出手段の信
    号出力がリセット状態の場合は積算値をゼロにする放電
    電気量積算手段と、 前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態で前記残
    量警報手段より充電後初めての警報が信号出力された場
    合に前記放電電気量積算手段の積算値を前記残量警報手
    段の所定の残量値により決まる数(前記所定の残量値が
    10%である場合は1−0.1=0.9)で除した値を
    最新の電池容量として記憶する容量記憶手段と、 前記2次電池の定格容量を記憶しておく定格値記憶手段
    と、 前記容量記憶手段の記憶値と前記定格値記憶手段の記憶
    値を信号入力とし、前記容量記憶手段の記憶値の前記定
    格値記憶手段の記憶値に対する割合により劣化量値を決
    定する容量比較手段と、 前記容量比較手段で決定された劣化量値に基づいて劣化
    量を段階的に表示する表示手段とを備えた電池劣化量表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記定格値記憶手段の記憶値が、前記2次
    電池の初期容量である請求項1記載の電池劣化量表示装
    置。
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