JPH09181804A - 電池残量表示装置付携帯無線機 - Google Patents

電池残量表示装置付携帯無線機

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JPH09181804A
JPH09181804A JP7338568A JP33856895A JPH09181804A JP H09181804 A JPH09181804 A JP H09181804A JP 7338568 A JP7338568 A JP 7338568A JP 33856895 A JP33856895 A JP 33856895A JP H09181804 A JPH09181804 A JP H09181804A
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power
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雅美 田中
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電池の電圧が変動して単位時間当りの消費電力
の値が変化しても、正確な残り時間の算出および表示を
行うことができるようにする。 【解決手段】残り電力算出部8は、電池充電検出部3が
充電完了を検出すると、電池2の電力の標準値を内蔵す
るカウンタ(図示せず)に初期値としてセットし、電流
測定部6により測定された電池2から供給される消費電
流と時間測定部6により測定された動作時間とを基に消
費電力を算出し、これを初期値から差し引いて電池の残
り電力を算出する。残り動作時間算出部9は、記憶部5
から読み出した動作モード別の単位時間当りの消費電力
の平均値を読み出し、この消費電力の値と電池の残り電
力とから動作モード別に動作があとどれだけ継続可能か
を示す残り時間の値を算出し、かつ残り電力算出部8が
算出した消費電力を考慮した消費電力の新たな平均値を
算出し、記憶部5の値を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池残量表示装置付
携帯無線機に関し、特に電池の残り電力と単位時間当り
の消費電力とから残り動作時間を算出し表示する携帯無
線機の電池残量表示装置付携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯無線機においては、携帯無線
機に内臓されている電池の残り電力がどれだけあるか算
出し、電池の残り電力から見て携帯無線機を使用できる
残り時間がどれだけあるか示すための時間表示として、
携帯無線機が持つ各種の動作モード(待ち受け状態のモ
ードあるいは通話状態のモード等)であとどれだけ継続
使用可能であるかを示す時間を算出し、その表示が行わ
れていた(特開平4−283675号公報)。
【0003】上記電池の残り電力の算出方法としては、
二次電池の場合は、二次電池の充電が完全に完了したと
きに充電によって二次電池に蓄積される電力を残り電力
算出手段のカウンタに初期値としてセットし、あらかじ
め定められた時間間隔でその後の携帯無線機の使用によ
り生じた消費電力をその初期値から減算していき、その
都度そのときの二次電池の残り電力の値と動作モード別
の単位時間当りの消費電力の値とを使用して、そのとき
の二次電池の残り電力がなくなるまでの時間、すなわち
携帯無線機の使用できる残り時間を算出していた。ま
た、一次電池の場合は、一次電池の初期保有電力を残り
電力算出手段のカウンタに初期値としてセットして、残
り時間の算出・表示が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電池残
量表示装置付携帯無線機では、携帯無線機が待ち受け状
態あるいは通話状態であとどれだけ継続使用可能である
かを示す時間の表示を算出するとき、あらかじめ設定さ
れ記憶された各動作モードの単位時間当りの消費電力の
値を使用して算出し、表示が行われていた。しかし、こ
の時間の算出にはあらかじめ設定され一定の値である各
動作モードの単位時間当りの消費電力の値を使用してい
るので、携帯無線機の使用につれて電池の残り電力が減
り電圧が低下してくるにつれ各動作モードの単位時間当
りの消費電力の値も変化してくると正しい時間が得られ
なくなるという欠点を有していた。
【0005】本発明の目的は、電池の電圧が変動して単
位時間当りの消費電力の値が変化しても、正確な残り時
間の算出および表示を行うことができる電池残量表示装
置付携帯無線機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電池残量表示装
置付携帯無線機は、あらかじめ定められた時間ごとに、
電池の残り電力を算出し、前記電池の残り電力と記憶手
段に記憶されている動作モード別の単位時間当りの消費
電力とから動作モード別の残りの動作継続可能時間を算
出し表示する電池残量表示装置付携帯無線機において、
前記電池の残り電力の算出の際に得られた動作モード別
の消費電力から最新の動作モード別の単位時間当りの消
費電力を算出し、過去の前記電池の残り電力の算出の都
度算出し記憶していた前記動作モード別の単位時間当り
の消費電力を過去に遡り所定回数分読み出し、前記読み
出された過去の所定回数分の動作モード別の単位時間当
りの消費電力の累計値に、前記算出された前記最新の動
作モード別の単位時間当りの消費電力を加算して新たな
前記動作モード別の単位時間当りの消費電力の平均値を
算出し、得られた前記動作モード別の単位時間当りの消
費電力の平均値で前記記憶手段の動作モード別の単位時
間当りの消費電力の値を更新しておくように構成されて
いる。
【0007】また、本発明の電池残量表示装置付携帯無
線機は、前記電池が充放電可能な電池である。
【0008】また、本発明の電池残量表示装置付携帯無
線機は、動作モードとして待ち受け状態にある待ち受け
モードと通話状態にある通話モードとを持ち、(A)電
池が十分に充電された状態にある満充電状態を検出し満
充電状態検出信号を出力する電池充電検出手段、(B)
測定指示信号により前記電池から供給される電流の値を
測定する電流測定手段、(C)前記測定指示信号により
前記動作モード別に時間を測定する時間測定手段と、
(D)前記満充電状態で前記電池に蓄積される電力の標
準値および前記動作モード別の単位時間当りの消費電力
の値を記憶する記憶手段、(E)前記満充電状態検出信
号を受け、前記満充電状態で前記電池に蓄積される電力
の標準値を読み出して残留電力値の初期値として設定
し、あらかじめ定められた時間ごとに前記測定指示信号
を前記電流測定手段および時間測定手段に出力し、前記
電流測定手段が測定した電流の値と前記時間測定手段が
測定した時間とに基づき前記動作モード別に動作時間内
の消費電力を算出して、前記残留電力値から前記消費電
力を減算していき、その時点の前記電池の残り電力を算
出し前記残留電力値として出力する残り電力算出手段、
(F)前記残り電力算出手段から出力された残留電力値
を受けて、前記記憶手段に記憶されている各モードでの
単位時間当りの消費電力を読み出し、前記残留電力値と
各モードでの単位時間当りの消費電力の値とから前記動
作モード別に、その時点から前記動作モードでの動作が
あとどれだけ継続可能かを示す残り動作時間を算出して
出力する残り動作時間算出手段、(G)前記残り動作時
間算出手段から出力された前記残り動作時間を表示する
表示器、を備えて電池の残量表示として残りの動作継続
可能時間を表示する電池残量表示装置付携帯無線機にお
いて、前記残り電力算出手段が、前記電池の残り電力の
算出の際に前記動作モード別に算出された消費電力から
最新の動作モード別の単位時間当りの消費電力を算出し
て出力し、前記残り動作時間算出手段が、過去の前記電
池の残り電力の算出の都度前記残り電力算出手段から出
力され記憶していた前記動作モード別の単位時間当りの
消費電力を過去に遡りあらかじめ定められた所定回数分
読み出し、前記読み出された過去の所定回数分の動作モ
ード別の単位時間当りの消費電力から累計値を算出し、
算出された前記累計値に、前記残り電力算出手段から出
力された前記最新の動作モード別の単位時間当りの消費
電力を加算して新たな前記動作モード別の単位時間当り
の消費電力の平均値を算出し、算出された前記動作モー
ド別の単位時間当りの消費電力の平均値で前記記憶手段
の動作モード別の単位時間当りの消費電力の値を更新す
るように構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の電池残量表示装置付携帯
無線機の実施の一形態を示すブロック図である。
【0011】図1に示す本実施の形態の電池残量表示装
置付携帯無線機(以下携帯無線機という)は、充放電が
可能な電池2、電池が十分に充電された状態にある満充
電状態を検出する電池充電検出部3、電池2から携帯無
線機の内部に供給される消費電流の値を測定する電流測
定部6、携帯無線機の動作モード別に動作時間を測定す
る時間測定部7、満充電状態で電池2に蓄積される電力
の標準値および動作モード別の単位時間当りの消費電力
の値を記憶する記憶部5、電池充電検出部3から出力さ
れた満充電状態検出信号を受け、満充電状態で電池2に
蓄積される電力の標準値を記憶部5から読み出して電池
2に残る電力の値を示す残留電力値の初期値として内蔵
するカウンタに設定し、携帯無線機の動作時にあらかじ
め定められた時間ごとに、電流測定部6が測定した消費
電流の値と時間測定部7が測定した携帯無線機の動作時
間とに基づき動作モード別に携帯無線機の動作時間内の
消費電力を算出して、残留電力値から電池残量表示装置
付携帯線機内部の消費電力を減算していき、その時点の
電池2の残り電力を算出し残留電力値として出力すると
ともに、動作モード別に算出された携帯無線機の動作時
間内の消費電力から最新の動作モード別の単位時間当り
の消費電力を算出し出力する残り電力算出部8、残り電
力算出部8から出力された残留電力値を受けて、記憶部
5に記憶されている携帯無線機の各モードでの単位時間
当りの消費電力を読み出し、残留電力値と携帯無線機の
各モードでの単位時間当りの消費電力の平均値とから動
作モード別に、その時点から動作モードでの動作があと
どれだけ継続可能かを示す残り動作時間を算出して出力
し、さらに過去の電池2の残り電力の算出の都度残り電
力算出部8から出力され記憶していた動作モード別の単
位時間当りの消費電力を過去に遡りあらかじめ定められ
た所定回数分読み出し、読み出された過去の所定回数分
の動作モード別の単位時間当りの消費電力から累計値を
算出し、算出された累計値に、残り電力算出部8から出
力された最新の動作モード別の単位時間当りの消費電力
を加算して新たな動作モード別の単位時間当りの消費電
力の平均値を算出し、この平均値を新な動作モード別の
単位時間当りの消費電力の値として記憶部5の動作モー
ド別の単位時間当りの消費電力の値を更新する残り動作
時間算出部9、残り動作時間算出部9から出力された残
り動作時間の値を表示する表示器10を含んで構成され
ている。
【0012】なお、上記の電池充電検出部3,時間測定
部7,残り電力算出部8および残り動作時間算出部9
は、コンピュータ内のソフトウェアで実現される。
【0013】また、記憶部5は電気的に消去および再書
き込み可能なROMであるEEPROMで構成され、満
充電状態で電池2に蓄積される電力の標準値および動作
モード別の単位時間当りの消費電力の値はこのEEPR
OMに記憶される。
【0014】また、残り動作時間算出部9は、残り電力
算出部8から出力される動作モード別の単位時間当りの
消費電力を内蔵するEEPROM(図示せず)に記憶す
る。
【0015】次に、動作を説明する。
【0016】図1において、携帯無線機の電池2が充電
器20により充電された状態で、携帯無線機に装着され
携帯無線機の電源スイッチ(図示せず)が投入される
と、電池充電検出部3が電池2の充電状況をチェックす
る。電池2が十分に充電された満充電状態であることが
電池充電検出部3により検出されると、電池充電検出部
3からは残り電力算出部8に満充電状態検出信号が出力
され電池2が充電されたことが通知される。残り電力算
出部8はこの通知を受けると、予め記憶している電池2
の満充電状態での蓄積電力の標準値を記憶部5から読み
出して残留電力値の初期値として内蔵するカウンタ(図
示せず)に設定する。
【0017】携帯無線機の電源スイッチが投入されて、
残り電力算出部8は電流測定部6および時間測定部7に
測定指示信号を出力する。電流測定部6は、電力算出部
8からこの測定指示信号を受けて、電池2から携帯無線
機の内部に供給される電流の値の測定を開始する。同様
に測定指示信号を残り電力算出部8から受けて、時間測
定部7もそのとき設定されている動作モードでの動作時
間の測定を開始する。
【0018】残り電力算出部8は、あらかじめ定められ
た時間ごとに、電流測定部6および時間測定部7に対し
て、その時点での消費電流の値および動作時間の値を出
力するように要求する。残り電力算出部8は、電流測定
部6から出力された消費電流の値と、時間測定部7から
測定され出力されたその時点までの動作時間の値とに基
づいてそのときの動作モードでの消費電力を算出する。
算出された消費電力は、残り電力算出部8内のカウンタ
にセットされた残留電力値の初期値から減算され、その
ときの電池2の残り電力が算出されて残り動作時間算出
部9に出力される。それとともに、動作モード別に算出
された携帯無線機の動作時間内の消費電力から動作モー
ド別の単位時間当りの消費電力を算出し残り動作時間算
出部9に出力する。
【0019】動作モードには例えば受信待ちの状態であ
る“待ち受け動作モード”および通話中の状態である
“通話動作モード”等がある。従って、上述した動作
が、“待ち受け動作モード”の場合であれば、残り電力
算出部8は、電池2の残り電力の値とともに、“待ち受
け動作モード”での単位時間当りの消費電力を残り動作
時間算出部9に出力する。
【0020】残り電力算出部8から電池2の残り電力の
値を出力された残り動作時間算出部9は、記憶部5に記
憶されている“待ち受け動作モード”での単位時間当り
の消費電力の値を読み出し、残り電力算出部8から出力
された電池2の残り電力の値と“待ち受け動作モード”
での単位時間当りの消費電力の値とから“待ち受け動作
モード”下で、その時点から待ち受け状態での動作があ
とどれだけ継続可能かを示す時間の値を算出して表示器
10に出力し表示させる。
【0021】さらに、残り動作時間算出部9は、過去に
残り電力算出部8から出力され、内蔵するEEPROM
に記憶しておいた“待ち受け動作モード”での単位時間
当りの消費電力の値を、過去に遡りあらかじめ定められ
た所定回数分読み出し加算して累計値を算出し、この累
計値に残り電力算出部8から出力された“待ち受け動作
モード”での単位時間当りの消費電力を加算し、最新の
“待ち受け動作モード”での単位時間当りの消費電力の
平均値を算出する。残り動作時間算出部9はこの平均値
を新たに得られた“待ち受け動作モード”の単位時間当
りの消費電力の値とし、この平均値で記憶部5の“待ち
受け動作モード”の単位時間当りの消費電力の値を更新
する。
【0022】上記の表示動作のサイクルは、あらかじめ
定められた時間ごとに繰り返されるが、時間測定部7は
その都度それまで測定した時間をリセットし、あらため
てそのとき設定されている動作モードでの動作時間の測
定を再開する。表示器10の表示は、その都度新しく算
出された残り動作時間の値により表示が更新される。
【0023】次に、動作モードが“通話動作モード”に
なったときは、残り電力算出部8は、時間測定部7に対
してそれまでの“待ち受け動作モード”での測定時間の
値をリセットし、通話動作モードでの動作時間を測定す
るように指示する。そして、残り電力算出部8は、あら
かじめ定められた時間ごとに電流測定部6および時間測
定部7に測定した消費電流の値および動作時間の値を出
力するよう要求する。残り動作時間算出部9は、得られ
ら消費電流の値と“通話動作モード”での動作時間の値
とを基に“通話動作モード”での消費電力を算出する。
算出された消費電力は、その時点の残留電力値から減算
されそのときの電池2の残り電力を算出し、残り動作時
間算出部9に出力する。それとともに、この“通話動作
モード”で算出された携帯無線機の動作時間内の消費電
力から、“通話動作モード”の単位時間当りの消費電力
を算出し残り動作時間算出部9に出力する。
【0024】残り電力算出部8から電池2の残り電力の
値を出力された残り動作時間算出部9は、記憶部5に記
憶されている“通話動作モード”での単位時間当りの消
費電力の値を読み出して、この値と残り電力算出部8か
ら出力された電池2の残り電力の値とから、その時点か
ら“通話動作モード”の状態での動作があとどれだけ継
続可能かを示す時間の値を算出して表示器10に出力し
表示させる。さらに、残り動作時間算出部9は、残り電
力算出部8から出力された“通話動作モード”での単位
時間当りの消費電力を、直前に出力されたあらかじめ定
められた所定回数分の“通話動作モード”の単位時間当
りの消費電力の累計値に加算してその平均値を算出し、
新たな“通話動作モード”の単位時間当りの消費電力の
値として記憶部5の“通話動作モード”の単位時間当り
の消費電力の値を更新しておく。上記の動作は、“待ち
受け動作モード”の場合の同様にあらかじめ定められた
時間ごとに繰り返され、その都度表示が更新される。
【0025】また、各動作モードにおける上述した動作
は、あらかじめ定められた一定時間ごとに行われ、各動
作モードの残り動作時間を表示器10に表示させる動作
が続けられるが、表示器10では上記の一定時間ごとに
表示時間が変化していくことになる。この時間間隔は、
携帯無線機を使用する人間が表示を見て残り時間を十分
確認できるような時間間隔に設定される。
【0026】また、上記説明では、充放電ができる二次
電池2で説明したが、充放電ができない一次電池を使用
する場合であっても、その一次電池に蓄積されている電
力の標準値を残り電力算出部8にあらかじめ記憶させて
おき、電池充電検出部3によりその一次電池が未使用で
あることを確認後、その一次電池に蓄積されている電力
の標準値を初期値として残り電力算出部8のカウンタに
セットすれば、上述した動作と同様の目的効果を得るこ
とができることはいうまでもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電池残量
表示装置付携帯無線機は、電池の残量表示として携帯無
線機の残りの動作継続可能時間を表示するために、あら
かじめ定められた時間ごとに、電池の残り電力を算出
し、電池の残り電力と記憶手段に記憶されている動作モ
ード別の単位時間当りの消費電力とから動作モード別の
残り動作時間を算出するときに、過去の電池の残り電力
算出の際に、あらかじめ定められた回数分の動作モード
別の単位時間当りの消費電力の平均値を算出して新たな
動作モード別の単位時間当りの消費電力として記憶を更
新できるようにしたことにより、電池の電圧が変動して
単位時間当りの消費電力の値が変化しても、正確な残り
時間の算出および表示を行うことができるという効果を
有している。
【0028】また、携帯無線機を使用し始めれば測定さ
れた値が記憶されるので、記憶手段にあらかじめ動作モ
ード別の単位時間当りの消費電力を記憶させておかなく
ても済み、あらかじめ動作モード別の単位時間当りの消
費電力を記憶させておくという手間を省くことができる
という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池残量表示装置付携帯無線機の実施
の一形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 電池 3 電池充電検出部 5 記憶部 6 電流測定部 7 時間測定部 8 残り電力算出部 9 残り動作時間算出部 10 表示器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ定められた時間ごとに、電池
    の残り電力を算出し、前記電池の残り電力と記憶手段に
    記憶されている動作モード別の単位時間当りの消費電力
    とから動作モード別の残りの動作継続可能時間を算出し
    表示する電池残量表示装置付携帯無線機において、前記
    電池の残り電力の算出の際に得られた動作モード別の消
    費電力から最新の動作モード別の単位時間当りの消費電
    力を算出し、過去の前記電池の残り電力の算出の都度算
    出し記憶していた前記動作モード別の単位時間当りの消
    費電力を過去に遡り所定回数分読み出し、前記読み出さ
    れた過去の所定回数分の動作モード別の単位時間当りの
    消費電力の累計値に、前記算出された前記最新の動作モ
    ード別の単位時間当りの消費電力を加算して新たな前記
    動作モード別の単位時間当りの消費電力の平均値を算出
    し、得られた前記動作モード別の単位時間当りの消費電
    力の平均値で前記記憶手段の動作モード別の単位時間当
    りの消費電力の値を更新しておくことを特徴とする電池
    残量表示装置付携帯無線機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電池残量表示装置付携帯
    無線機において、前記電池は充放電が可能な電池である
    ことを特徴とする電池残量表示装置付携帯無線機。
  3. 【請求項3】 動作モードとして待ち受け状態にある待
    ち受けモードと通話状態にある通話モードとを持ち、
    (A)電池が十分に充電された状態にある満充電状態を
    検出し満充電状態検出信号を出力する電池充電検出手
    段、(B)測定指示信号により前記電池から供給される
    電流の値を測定する電流測定手段、(C)前記測定指示
    信号により前記動作モード別に時間を測定する時間測定
    手段と、(D)前記満充電状態で前記電池に蓄積される
    電力の標準値および前記動作モード別の単位時間当りの
    消費電力の値を記憶する記憶手段、(E)前記満充電状
    態検出信号を受け、前記満充電状態で前記電池に蓄積さ
    れる電力の標準値を読み出して残留電力値の初期値とし
    て設定し、あらかじめ定められた時間ごとに前記測定指
    示信号を前記電流測定手段および時間測定手段に出力
    し、前記電流測定手段が測定した電流の値と前記時間測
    定手段が測定した時間とに基づき前記動作モード別に動
    作時間内の消費電力を算出して、前記残留電力値から前
    記消費電力を減算していき、その時点の前記電池の残り
    電力を算出し前記残留電力値として出力する残り電力算
    出手段、(F)前記残り電力算出手段から出力された残
    留電力値を受けて、前記記憶手段に記憶されている各モ
    ードでの単位時間当りの消費電力を読み出し、前記残留
    電力値と各モードでの単位時間当りの消費電力の値とか
    ら前記動作モード別に、その時点から前記動作モードで
    の動作があとどれだけ継続可能かを示す残り動作時間を
    算出して出力する残り動作時間算出手段、(G)前記残
    り動作時間算出手段から出力された前記残り動作時間を
    表示する表示器、を備えて電池の残量表示として残りの
    動作継続可能時間を表示する電池残量表示装置付携帯無
    線機において、 前記残り電力算出手段が、前記電池の残り電力の算出の
    際に前記動作モード別に算出された消費電力から最新の
    動作モード別の単位時間当りの消費電力を算出して出力
    し、前記残り動作時間算出手段が、過去の前記電池の残
    り電力の算出の都度前記残り電力算出手段から出力され
    記憶していた前記動作モード別の単位時間当りの消費電
    力を過去に遡りあらかじめ定められた所定回数分読み出
    し、前記読み出された過去の所定回数分の動作モード別
    の単位時間当りの消費電力から累計値を算出し、算出さ
    れた前記累計値に、前記残り電力算出手段から出力され
    た前記最新の動作モード別の単位時間当りの消費電力を
    加算して新たな前記動作モード別の単位時間当りの消費
    電力の平均値を算出し、算出された前記動作モード別の
    単位時間当りの消費電力の平均値で前記記憶手段の動作
    モード別の単位時間当りの消費電力の値を更新しておく
    ことを特徴とする電池残量表示装置付携帯無線機。
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