JPH1123678A - 充電式電池の残容量確認方法及び充電式電池の残容量確認装置 - Google Patents
充電式電池の残容量確認方法及び充電式電池の残容量確認装置Info
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- JPH1123678A JPH1123678A JP9180110A JP18011097A JPH1123678A JP H1123678 A JPH1123678 A JP H1123678A JP 9180110 A JP9180110 A JP 9180110A JP 18011097 A JP18011097 A JP 18011097A JP H1123678 A JPH1123678 A JP H1123678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充電式電池の残容量を従来に比してより正確
に確認することのできる充電式電池の残容量確認方法及
び充電式電池の残容量確認装置を提供する。 【解決手段】 充電式電池が所定の状態以外において
は、使用開始と共にタイマが始動され(ステップ10
8)、所定時間毎に計数が行われ、残容量表示キーが押
下されたと判定されると(ステップ116)、メモリタ
イマ更新が行われ、それまでの計数値が代入されている
変数であるタイマ加算に、更新直前における充電式電池
の使用時間が代入されているメモリタイマに加算され
て、充電式電池の新たな使用時間が算出される(ステッ
プ122)。そして、この使用時間が予め設定された充
電式電池の完全充電状態を時間に換算した所定値から減
算されて残容量が更新され(図3のステップ134)、
この更新値に基づいて残容量が表示される(図3のステ
ップ136)ようになっている。
に確認することのできる充電式電池の残容量確認方法及
び充電式電池の残容量確認装置を提供する。 【解決手段】 充電式電池が所定の状態以外において
は、使用開始と共にタイマが始動され(ステップ10
8)、所定時間毎に計数が行われ、残容量表示キーが押
下されたと判定されると(ステップ116)、メモリタ
イマ更新が行われ、それまでの計数値が代入されている
変数であるタイマ加算に、更新直前における充電式電池
の使用時間が代入されているメモリタイマに加算され
て、充電式電池の新たな使用時間が算出される(ステッ
プ122)。そして、この使用時間が予め設定された充
電式電池の完全充電状態を時間に換算した所定値から減
算されて残容量が更新され(図3のステップ134)、
この更新値に基づいて残容量が表示される(図3のステ
ップ136)ようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電式電池の容量
の確認に係り、特に、例えば、携帯電話機やページャ端
末等の携帯通信機器に用いられる充電式電池の残り容量
の確認の精度向上を図った充電式電池の残容量確認方法
及び充電式電池の残容量確認装置に関する。
の確認に係り、特に、例えば、携帯電話機やページャ端
末等の携帯通信機器に用いられる充電式電池の残り容量
の確認の精度向上を図った充電式電池の残容量確認方法
及び充電式電池の残容量確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、携帯電話機において、装
備されている充電式電池の残りの容量(以下「残容量」
と言う)を使用者に報知するための機能が設けられてい
ることが多い。
備されている充電式電池の残りの容量(以下「残容量」
と言う)を使用者に報知するための機能が設けられてい
ることが多い。
【0003】その報知の仕方は、例えば、図7(a)に
示されたように、携帯電話機の表示素子に棒状グラフを
表示するようにして、充電式電池が100%の充電状態
であるフル充電の場合には、符号イが付された部分を、
フル充電から所定の容量減少した状態の場合には、符号
ロが付された部分を、また、所定の僅かな容量しか残っ
ていない場合には、符号ハが付された部分を、それぞれ
強調表示させるものがある。
示されたように、携帯電話機の表示素子に棒状グラフを
表示するようにして、充電式電池が100%の充電状態
であるフル充電の場合には、符号イが付された部分を、
フル充電から所定の容量減少した状態の場合には、符号
ロが付された部分を、また、所定の僅かな容量しか残っ
ていない場合には、符号ハが付された部分を、それぞれ
強調表示させるものがある。
【0004】また、さらには、電池の交換の必要がある
場合には、符号ニで示されたような電池の形状の絵を強
調表示するようにしたものがある。
場合には、符号ニで示されたような電池の形状の絵を強
調表示するようにしたものがある。
【0005】また、図7(b)に示されたように、充電
電池がそれぞれ所定の容量に達した際に、予め定められ
た語句、例えば「フル充電」,「残少し」,「残微量」
の如くを強調表示すると共に、電池の交換が必要な場合
には、符号ニで示されたような電池の形状の絵を強調表
示するようにしたものもある。
電池がそれぞれ所定の容量に達した際に、予め定められ
た語句、例えば「フル充電」,「残少し」,「残微量」
の如くを強調表示すると共に、電池の交換が必要な場合
には、符号ニで示されたような電池の形状の絵を強調表
示するようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの充
電式電池の残容量を表示する際の容量の確認は、これま
で、充電式電池の電圧値または電流値を所定の時間毎に
監視するのが通常であり、所定の値が検出された際に上
述のような表示が行われるようになっていた。
電式電池の残容量を表示する際の容量の確認は、これま
で、充電式電池の電圧値または電流値を所定の時間毎に
監視するのが通常であり、所定の値が検出された際に上
述のような表示が行われるようになっていた。
【0007】しかしながら、通常、充電式電池は、その
容量変化が電圧値(または電流値)の変化と対応しない
という特性を有するものであるため、これまでの残容量
表示は、必ずしも実際の残容量と一致せず、そのため、
使用者にある種の違和感を抱かせるものとなっていた。
容量変化が電圧値(または電流値)の変化と対応しない
という特性を有するものであるため、これまでの残容量
表示は、必ずしも実際の残容量と一致せず、そのため、
使用者にある種の違和感を抱かせるものとなっていた。
【0008】すなわち、例えば、図8(a)には充電式
電池の使用時間に対する容量の変化特性が示されている
が、充電式電池の残容量の変化は、その使用時間に略比
例して減少してゆくものとなっている。これに対して、
充電式電池の使用時間に対する電圧変化は、例えば、図
8(b)に示されたように、充電式電池の実際の残容量
が20%程度までは、略定格の電圧を示し、容量がその
20%を下回ると、急激な電圧降下を生ずるものとなっ
ている。
電池の使用時間に対する容量の変化特性が示されている
が、充電式電池の残容量の変化は、その使用時間に略比
例して減少してゆくものとなっている。これに対して、
充電式電池の使用時間に対する電圧変化は、例えば、図
8(b)に示されたように、充電式電池の実際の残容量
が20%程度までは、略定格の電圧を示し、容量がその
20%を下回ると、急激な電圧降下を生ずるものとなっ
ている。
【0009】したがって、充電式電池の電圧値に基づい
て先に説明したような残容量の表示を行う従来のものに
あっては、例えば、先の「フル充電」との表示状態にお
いては、図8(b)に示されたように充電式電池の電圧
が略定格状態にはあるものの、実際の残容量は、最悪時
にはフル充電の場合の20%程度しかない場合もある
(図8(a)参照)。
て先に説明したような残容量の表示を行う従来のものに
あっては、例えば、先の「フル充電」との表示状態にお
いては、図8(b)に示されたように充電式電池の電圧
が略定格状態にはあるものの、実際の残容量は、最悪時
にはフル充電の場合の20%程度しかない場合もある
(図8(a)参照)。
【0010】また、先の「残少し」の表示や、「残微
量」の表示は、充電式電池の電圧が降下する区間におい
て、それぞれ、例えば図8(b)に示された所定電圧V
a,Vbにおいてなされるようになっているために、使用
者の使用感とのずれが生ずる原因を招来することとなっ
てしまう。
量」の表示は、充電式電池の電圧が降下する区間におい
て、それぞれ、例えば図8(b)に示された所定電圧V
a,Vbにおいてなされるようになっているために、使用
者の使用感とのずれが生ずる原因を招来することとなっ
てしまう。
【0011】すなわち、例えば、「残少し」と表示され
た場合、残容量としては実際には10%以下であること
が多いため、「残少し」と表示された後、わずかな時間
で電池切れとなってしまうことが多い。
た場合、残容量としては実際には10%以下であること
が多いため、「残少し」と表示された後、わずかな時間
で電池切れとなってしまうことが多い。
【0012】特に、「残少し」と表示された後、送信動
作を行った場合には、通常、送信動作における電池の消
費量は、受信状態のそれに比して非常に大きいため、即
座に電池切れとなってしまう。これに対して、使用者の
意識としては、まさにもう少しの時間使用が可能であろ
うというものであるため、電池切れは意外の感を拭えな
いことがある。
作を行った場合には、通常、送信動作における電池の消
費量は、受信状態のそれに比して非常に大きいため、即
座に電池切れとなってしまう。これに対して、使用者の
意識としては、まさにもう少しの時間使用が可能であろ
うというものであるため、電池切れは意外の感を拭えな
いことがある。
【0013】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、充電式電池の残容量を従来に比してより正確に確認
することのできる充電式電池の残容量確認方法及び充電
式電池の残容量確認装置を提供するものである。
で、充電式電池の残容量を従来に比してより正確に確認
することのできる充電式電池の残容量確認方法及び充電
式電池の残容量確認装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る充電式電池の残容量確認方法は、充電式電池の使用時
間を計測し、その計測結果に応じて当該充電式電池の残
りの容量を算定してなるものである。
る充電式電池の残容量確認方法は、充電式電池の使用時
間を計測し、その計測結果に応じて当該充電式電池の残
りの容量を算定してなるものである。
【0015】特に、充電式電池の使用時間の計測は、当
該充電式電池の基準となる使用状態において所定の時間
毎に計数を行うことによるものであり、前記充電式電池
の他の使用状態における使用時間は、前記基準となる使
用状態における所定の時間毎の計数を行い、当該計数値
に当該使用状態毎に予め定められた係数を乗じて算出さ
れた値に基づくものであるように構成されたものが好適
である。
該充電式電池の基準となる使用状態において所定の時間
毎に計数を行うことによるものであり、前記充電式電池
の他の使用状態における使用時間は、前記基準となる使
用状態における所定の時間毎の計数を行い、当該計数値
に当該使用状態毎に予め定められた係数を乗じて算出さ
れた値に基づくものであるように構成されたものが好適
である。
【0016】かかる方法は、充電式電池の容量が使用時
間に略比例するという特性を有する点に着目してなされ
たもので、充電式電池が使用されている間、所定時間毎
にいわゆるカウント(計数)を行うことにより、実質的
に充電式電池の使用時間を測定するようにし、その測定
結果と、予め判明している充電式電池の使用可能な時間
とに基づいて、残りの容量を算定できるようにしたもの
であり、それによって、従来と異なり、充電式電池の略
実際に合致した残容量を把握することができることとな
るものである。
間に略比例するという特性を有する点に着目してなされ
たもので、充電式電池が使用されている間、所定時間毎
にいわゆるカウント(計数)を行うことにより、実質的
に充電式電池の使用時間を測定するようにし、その測定
結果と、予め判明している充電式電池の使用可能な時間
とに基づいて、残りの容量を算定できるようにしたもの
であり、それによって、従来と異なり、充電式電池の略
実際に合致した残容量を把握することができることとな
るものである。
【0017】請求項3記載の発明に係る充電式電池の残
容量確認装置は、充電式電池の使用時間を実質的に測定
する使用時間測定手段と、前記使用時間測定手段による
測定結果に基づいて、前記充電式電池の残容量を算定す
る残容量算定手段と、前記残容量算定手段による算定結
果を報知する報知手段と、を具備してなるものである。
容量確認装置は、充電式電池の使用時間を実質的に測定
する使用時間測定手段と、前記使用時間測定手段による
測定結果に基づいて、前記充電式電池の残容量を算定す
る残容量算定手段と、前記残容量算定手段による算定結
果を報知する報知手段と、を具備してなるものである。
【0018】かかる構成は、請求項1及び2記載の発明
に係る充電式電池の残容量確認方法の実行に適したもの
である。特に、使用時間測定手段、残容量算定手段は、
例えば、CPUによるソフトウェアの実行により実現さ
れ得るものである。また、報知手段は、例えば、残容量
を、その値に応じた所定の文言を、例えば、液晶表示素
子等の表示素子に表示させたり、また、数値表示させる
ようなものとして実現されるものであり、このような構
成により従来と異なり、充電式電池の略実際に合致した
残容量を把握することができることとなるものである。
に係る充電式電池の残容量確認方法の実行に適したもの
である。特に、使用時間測定手段、残容量算定手段は、
例えば、CPUによるソフトウェアの実行により実現さ
れ得るものである。また、報知手段は、例えば、残容量
を、その値に応じた所定の文言を、例えば、液晶表示素
子等の表示素子に表示させたり、また、数値表示させる
ようなものとして実現されるものであり、このような構
成により従来と異なり、充電式電池の略実際に合致した
残容量を把握することができることとなるものである。
【0019】特に、請求項4記載の発明に係る充電式電
池の残容量確認装置は、先の請求項3記載の発明に係る
充電式電池の残容量確認装置において、充電式電池への
充電時間を実質的に計測する充電時間計測手段と、前記
充電時間計測手段により充電式電池への充電時間が計測
された場合に、使用時間測定手段による計測値に前記測
定された充電時間を加味する時間調整手段と、を具備し
てなるものであり、より好適である。
池の残容量確認装置は、先の請求項3記載の発明に係る
充電式電池の残容量確認装置において、充電式電池への
充電時間を実質的に計測する充電時間計測手段と、前記
充電時間計測手段により充電式電池への充電時間が計測
された場合に、使用時間測定手段による計測値に前記測
定された充電時間を加味する時間調整手段と、を具備し
てなるものであり、より好適である。
【0020】かかる構成においては、充電時間計測手段
により計測された充電式電池の充電時間が時間調整手段
により、使用時間測定手段への計測結果に加味される、
すなわち、より具体的には、使用時間測定手段による測
定値から充電時間が差し引かれるように時間調整手段に
より使用時間測定手段の測定値が調整されることで、充
電式電池の実質的な使用時間が算定され、より実用的な
残容量確認装置が提供されることとなるものである。
により計測された充電式電池の充電時間が時間調整手段
により、使用時間測定手段への計測結果に加味される、
すなわち、より具体的には、使用時間測定手段による測
定値から充電時間が差し引かれるように時間調整手段に
より使用時間測定手段の測定値が調整されることで、充
電式電池の実質的な使用時間が算定され、より実用的な
残容量確認装置が提供されることとなるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、以下に説
明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、
本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるもの
である。
て、図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、以下に説
明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、
本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるもの
である。
【0022】最初に、図1を参照しつつ本発明の実施の
形態における充電式電池の残容量確認装置の構成につい
て説明することとする。この発明の実施の形態における
充電式電池の残容量確認装置は、携帯通信装置としての
いわゆる携帯電話機に構成された例であり、図1には、
携帯電話機を構成する一部の構成部分と共に、充電式電
池の残容量確認装置の構成例が示されている。
形態における充電式電池の残容量確認装置の構成につい
て説明することとする。この発明の実施の形態における
充電式電池の残容量確認装置は、携帯通信装置としての
いわゆる携帯電話機に構成された例であり、図1には、
携帯電話機を構成する一部の構成部分と共に、充電式電
池の残容量確認装置の構成例が示されている。
【0023】すなわち、充電式電池の残容量確認装置を
具備してなる携帯電話機は、制御部1と、時計機能部2
と、第1及び第2メモリ部3,4と、表示部5と、操作
部6と、電源部7とを具備してなるものとなっている。
具備してなる携帯電話機は、制御部1と、時計機能部2
と、第1及び第2メモリ部3,4と、表示部5と、操作
部6と、電源部7とを具備してなるものとなっている。
【0024】制御部1は、携帯電話機の動作制御を行う
と共に、後述するような充電式電池の残容量確認のため
の一連の処理を行うもので、例えば、公知・周知のいわ
ゆるCPUに代表されるような演算・制御素子によって
実現されるものである。この制御部1には、携帯電話機
の送受話機能に必要なマイク8及びスピーカ9とが接続
されている。
と共に、後述するような充電式電池の残容量確認のため
の一連の処理を行うもので、例えば、公知・周知のいわ
ゆるCPUに代表されるような演算・制御素子によって
実現されるものである。この制御部1には、携帯電話機
の送受話機能に必要なマイク8及びスピーカ9とが接続
されている。
【0025】時計機能部2は、時間の経過を計数するた
めのもので、例えば、ソフトウェアによって実現される
いわゆるタイマを具備してなり、後述するように所定の
条件に応じて、その時間経過の計数の速さ(カウント速
度)が切り替えられるようになっているものである。
めのもので、例えば、ソフトウェアによって実現される
いわゆるタイマを具備してなり、後述するように所定の
条件に応じて、その時間経過の計数の速さ(カウント速
度)が切り替えられるようになっているものである。
【0026】第1メモリ部3は、例えば、所望に応じて
データの書き込みと読み出しとが可能な記憶素子(例え
ばRAM等の記憶素子)からなるもので、後述するメモ
リタイマの値が記憶されるタイマメモリ領域3aと、後
述する残容量が記憶される残容量メモリ領域3bとが形
成されている。
データの書き込みと読み出しとが可能な記憶素子(例え
ばRAM等の記憶素子)からなるもので、後述するメモ
リタイマの値が記憶されるタイマメモリ領域3aと、後
述する残容量が記憶される残容量メモリ領域3bとが形
成されている。
【0027】第2メモリ部4は、充電式電池の残容量を
確認するための後述するような一連の手順に沿った残容
量ブログラムが読み出し可能に記憶されたもので、例え
ば、公知・周知のROM等の記憶素子によって実現され
るものである。表示部5は、携帯電話機の種々の動作状
態に応じて必要な表示を行うと共に、この発明の実施の
形態においては、特に、後述するような残容量表示のた
めの残容量表示部5aを有し、例えば、公知・周知の液
晶表示素子等を用いて実現されたものとなっている。
確認するための後述するような一連の手順に沿った残容
量ブログラムが読み出し可能に記憶されたもので、例え
ば、公知・周知のROM等の記憶素子によって実現され
るものである。表示部5は、携帯電話機の種々の動作状
態に応じて必要な表示を行うと共に、この発明の実施の
形態においては、特に、後述するような残容量表示のた
めの残容量表示部5aを有し、例えば、公知・周知の液
晶表示素子等を用いて実現されたものとなっている。
【0028】操作部6は、携帯電話機としての種々の動
作を行わしめるための操作ボタン、例えば、電源スイッ
チ6a等が配設されてなると共に、残容量表示部5aに
残容量を表示させるための残容量表示キー6bを有して
なるものである。
作を行わしめるための操作ボタン、例えば、電源スイッ
チ6a等が配設されてなると共に、残容量表示部5aに
残容量を表示させるための残容量表示キー6bを有して
なるものである。
【0029】電源部7は、携帯電話機の動作に必要な電
源を供給するためのもので、充電式電池7aと、この充
電式電池7aへの充電を行うための図示されない回路
と、充電式電池7aの電圧を検出するためのセンサ7b
とを具備してなるものである。
源を供給するためのもので、充電式電池7aと、この充
電式電池7aへの充電を行うための図示されない回路
と、充電式電池7aの電圧を検出するためのセンサ7b
とを具備してなるものである。
【0030】なお、図1に示された構成は、携帯電話機
として機能する部分については、主要部のみが示された
ものとなっており、本発明に直接関係しない部分につい
ては図示が省略されたものとなっている。
として機能する部分については、主要部のみが示された
ものとなっており、本発明に直接関係しない部分につい
ては図示が省略されたものとなっている。
【0031】次に、上記構成において行われる充電式電
池の残容量確認動作について、図2〜図6を参照しつつ
説明する。まず、図2及び図3を参照しつつ充電式電池
の残容量確認動作の基本的な流れについて説明すること
とする。ここで、図2と図3とは、一連の処理を表すも
のであるが、紙面の都合上、2のフローチャート図に分
割し、図2の(A)〜(C)は、図3の(A)〜(C)
にそれぞれ接続されるものである。
池の残容量確認動作について、図2〜図6を参照しつつ
説明する。まず、図2及び図3を参照しつつ充電式電池
の残容量確認動作の基本的な流れについて説明すること
とする。ここで、図2と図3とは、一連の処理を表すも
のであるが、紙面の都合上、2のフローチャート図に分
割し、図2の(A)〜(C)は、図3の(A)〜(C)
にそれぞれ接続されるものである。
【0032】制御部1による動作制御の開始に際して、
まず、携帯電話機の電源スイッチ6aが押下されて電源
がいわゆるオン状態とされたか否かが判定され(図2の
ステップ100参照)、電源がオン状態と判定されるこ
とで、以下の制御が開始されることとなる。
まず、携帯電話機の電源スイッチ6aが押下されて電源
がいわゆるオン状態とされたか否かが判定され(図2の
ステップ100参照)、電源がオン状態と判定されるこ
とで、以下の制御が開始されることとなる。
【0033】なお、制御部1による図2及び図3に示さ
れた一連の処理のためのプログラム及び後述する図4及
び図5に示された一連の処理のためのプログラムは、第
2のメモリ部4から制御部1へ読み込まれて実行される
ようになっている。
れた一連の処理のためのプログラム及び後述する図4及
び図5に示された一連の処理のためのプログラムは、第
2のメモリ部4から制御部1へ読み込まれて実行される
ようになっている。
【0034】最初に、フラグが零に設定され(図2のス
テップ102参照)、次いで、電源部7のセンサ7bの
出力信号が入力されて電源電圧、すなわち充電式電池7
aの電圧計測が行われる(図2のステップ104参
照)。そして、この電圧計測の結果に応じて、電源電圧
の状態が判定されて、その判定結果に応じて次述するよ
うに3つの処理に分岐されて、それぞれ必要な処理がな
されることとなる(図2のステップ106参照)。
テップ102参照)、次いで、電源部7のセンサ7bの
出力信号が入力されて電源電圧、すなわち充電式電池7
aの電圧計測が行われる(図2のステップ104参
照)。そして、この電圧計測の結果に応じて、電源電圧
の状態が判定されて、その判定結果に応じて次述するよ
うに3つの処理に分岐されて、それぞれ必要な処理がな
されることとなる(図2のステップ106参照)。
【0035】すなわち、まず、この発明の実施の形態に
おける携帯電話機は、例えば、電源電圧(電池の電圧)
が5乃至3V間で正常な動作が確保されるようになって
おり、充電式電池7aが100%の充電状態にある場合
には、いわゆる連続待ち受けの状態が100時間可能で
あり、また、連続通話が10時間可能なものであるとす
る。
おける携帯電話機は、例えば、電源電圧(電池の電圧)
が5乃至3V間で正常な動作が確保されるようになって
おり、充電式電池7aが100%の充電状態にある場合
には、いわゆる連続待ち受けの状態が100時間可能で
あり、また、連続通話が10時間可能なものであるとす
る。
【0036】そして、充電式電池7aの使用に伴う電圧
変化と、電池の残容量の変化とは、図6(a),(b)
に示されたような特性を有するものとなっているとす
る。すなわち、図6(a)に示されたように、充電式電
池7aは、連続待ち受け状態において、使用開始から1
00時間までは5Vを示し、100時間を越えると急激
に電圧が降下するような特性を有するものであるとす
る。一方、電池の残容量は、図6(b)に示されるよう
に時間の経過に略比例して減少するような特性となって
いるものであるとする。
変化と、電池の残容量の変化とは、図6(a),(b)
に示されたような特性を有するものとなっているとす
る。すなわち、図6(a)に示されたように、充電式電
池7aは、連続待ち受け状態において、使用開始から1
00時間までは5Vを示し、100時間を越えると急激
に電圧が降下するような特性を有するものであるとす
る。一方、電池の残容量は、図6(b)に示されるよう
に時間の経過に略比例して減少するような特性となって
いるものであるとする。
【0037】かかる前提の下、先のステップ104の処
理によって充電式電池7aの電圧として5Vが検出され
た場合には、ステップ106においては、第1の電源状
態(図2のステップ106においては「A」と表記)と
判定され、ステップ108へ進むこととなる。
理によって充電式電池7aの電圧として5Vが検出され
た場合には、ステップ106においては、第1の電源状
態(図2のステップ106においては「A」と表記)と
判定され、ステップ108へ進むこととなる。
【0038】また、ステップ104の処理によって、充
電式電池7aの電圧として5Vを下回り、かつ、3Vを
越える電圧が検出された場合には、ステップ106にお
いては、第2の電源状態(図2のステップ106におい
て「B」と表記)と判定され、ステップ110へ進み、
フラグが「1」に設定された後、後述するステップ11
2へ進むこととなる。
電式電池7aの電圧として5Vを下回り、かつ、3Vを
越える電圧が検出された場合には、ステップ106にお
いては、第2の電源状態(図2のステップ106におい
て「B」と表記)と判定され、ステップ110へ進み、
フラグが「1」に設定された後、後述するステップ11
2へ進むこととなる。
【0039】さらに、ステップ104の処理によって3
V以下の電圧が検出された場合には、ステップ106に
おいては、第3の電源状態(図2のステップ106にお
いて「C」と表記)であると判定され、後述するステッ
プ130へ進むこととなる。
V以下の電圧が検出された場合には、ステップ106に
おいては、第3の電源状態(図2のステップ106にお
いて「C」と表記)であると判定され、後述するステッ
プ130へ進むこととなる。
【0040】ステップ108においては、時計計数部2
によるタイマ動作が開始されることとなる。すなわち、
これによって、充電式電池7aの使用時間の計数が開始
されることとなる。なお、このステップ108から次の
ステップ112へ進む場合、後述するように通話(送
話)が開始されることに伴う割込処理、また、充電がな
されることによる割込処理が行われることがあり、その
場合には、これらの割込処理がなされた後に、ステップ
112へ進むこととなる。
によるタイマ動作が開始されることとなる。すなわち、
これによって、充電式電池7aの使用時間の計数が開始
されることとなる。なお、このステップ108から次の
ステップ112へ進む場合、後述するように通話(送
話)が開始されることに伴う割込処理、また、充電がな
されることによる割込処理が行われることがあり、その
場合には、これらの割込処理がなされた後に、ステップ
112へ進むこととなる。
【0041】ステップ112においては、残容量表示待
ちの状態となり、次いで、充電式電池7aの残容量が零
か否かが判定されることとなる(図2のステップ114
参照)。
ちの状態となり、次いで、充電式電池7aの残容量が零
か否かが判定されることとなる(図2のステップ114
参照)。
【0042】すなわち、ここで、再度、充電式電池7a
の電圧が計測され、その結果、電圧が3V以下の場合に
は、残容量が零であると判定され、充電式電池7aの交
換が必要であるとして、その旨の表示が残容量表示部5
aに表示されることとなる(図2のステップ132参
照)。
の電圧が計測され、その結果、電圧が3V以下の場合に
は、残容量が零であると判定され、充電式電池7aの交
換が必要であるとして、その旨の表示が残容量表示部5
aに表示されることとなる(図2のステップ132参
照)。
【0043】例えば、従来の表示と同様に、電池の形状
の絵(図7の符号ニ参照)を表示する等が好適である。
そして、使用者による電池交換のために、図示されない
動作スイッチの操作により電源がオフ状態とされる(図
2のステップ132参照)ことにより、一連の制御動作
が終了されることとなる。
の絵(図7の符号ニ参照)を表示する等が好適である。
そして、使用者による電池交換のために、図示されない
動作スイッチの操作により電源がオフ状態とされる(図
2のステップ132参照)ことにより、一連の制御動作
が終了されることとなる。
【0044】一方、残容量が零ではないと判定された場
合には、残容量表示キー6bが押下されたか否かが判定
されることとなり(図2のステップ116参照)、残容
量表示キー6bが押下されたと判定された場合には、先
のステップ106と同様な充電式電池7aの電圧の測定
結果に基づく状態判定が行われることとなる(図2のス
テップ118参照)。
合には、残容量表示キー6bが押下されたか否かが判定
されることとなり(図2のステップ116参照)、残容
量表示キー6bが押下されたと判定された場合には、先
のステップ106と同様な充電式電池7aの電圧の測定
結果に基づく状態判定が行われることとなる(図2のス
テップ118参照)。
【0045】そして、充電式電池7aの電圧が5Vであ
る場合には、第1の電源状態(図2のステップ118に
おいては「A」と表記)と判定され、メモリタイマの更
新がなされる(図2のステップ122参照)。
る場合には、第1の電源状態(図2のステップ118に
おいては「A」と表記)と判定され、メモリタイマの更
新がなされる(図2のステップ122参照)。
【0046】すなわち、先のステップ108におけるタ
イマのスタートからの時間経過が、最終的には、メモリ
タイマ=メモリタイマ+タイマ加算として求められる。
ここで、この式の右辺側のメモリタイマの値は、このス
テップ108の処理直前におけるタイマメモリ領域3a
に記憶されているメモリタイマの値であり、この図2の
処理が初めて実行される場合には、零にリセットされた
値が最初に記憶されるようになっているため、上述のメ
モリタイマの値は零となる。また、タイマ加算は、タイ
マの計数値が代入される変数名である。
イマのスタートからの時間経過が、最終的には、メモリ
タイマ=メモリタイマ+タイマ加算として求められる。
ここで、この式の右辺側のメモリタイマの値は、このス
テップ108の処理直前におけるタイマメモリ領域3a
に記憶されているメモリタイマの値であり、この図2の
処理が初めて実行される場合には、零にリセットされた
値が最初に記憶されるようになっているため、上述のメ
モリタイマの値は零となる。また、タイマ加算は、タイ
マの計数値が代入される変数名である。
【0047】この発明の実施の形態におけるタイマは、
携帯電話機の動作状態に応じてそのカウント速度が変え
られるようになっているもので、いわゆる待ち受け受信
状態では、例えば、60秒に1カウントづつされるよう
になっており、タイマ加算は、このようなカウントの結
果を示すものである。
携帯電話機の動作状態に応じてそのカウント速度が変え
られるようになっているもので、いわゆる待ち受け受信
状態では、例えば、60秒に1カウントづつされるよう
になっており、タイマ加算は、このようなカウントの結
果を示すものである。
【0048】後述するようにこのタイマ加算は、携帯電
話機の他の動作状態においては、それぞれの動作状態に
応じた係数が乗ぜられて、実質的にカウント速度が変え
られた状態とされるようになっており、後述するように
例えば、通話時においては、充電式電池7aの消費量を
考慮して6秒毎に1カウントされた値となる。
話機の他の動作状態においては、それぞれの動作状態に
応じた係数が乗ぜられて、実質的にカウント速度が変え
られた状態とされるようになっており、後述するように
例えば、通話時においては、充電式電池7aの消費量を
考慮して6秒毎に1カウントされた値となる。
【0049】上述のようにして、メモリタイマ更新がな
された後は、更新されたメモリタイマの値を基に、残容
量更新が行われることとなる(図3のステップ134参
照)。すなわち、残容量は、残容量=残容量−メモリタ
イマとして求められる。なお、この式の右辺側の残容量
は、このステップ134の処理直前における残容量メモ
リ領域3bに記憶されている残容量値である。
された後は、更新されたメモリタイマの値を基に、残容
量更新が行われることとなる(図3のステップ134参
照)。すなわち、残容量は、残容量=残容量−メモリタ
イマとして求められる。なお、この式の右辺側の残容量
は、このステップ134の処理直前における残容量メモ
リ領域3bに記憶されている残容量値である。
【0050】ここで、残容量値の具体例を示せば、例え
ば、先に前提条件として述べたように、充電式電池7a
の動作特性として、連続待ち受け受信状態では100時
間、連続送信では10時間、それぞれ動作可能であると
し、受信状態では、上述のように、60秒で1カウント
行われるとすると、充電式電池7aがいわゆるフル充電
の状態において残容量値は、60×60×100=36
0000(カウント)と設定され、残容量メモリ領域3
bに記憶されるようになっている。
ば、先に前提条件として述べたように、充電式電池7a
の動作特性として、連続待ち受け受信状態では100時
間、連続送信では10時間、それぞれ動作可能であると
し、受信状態では、上述のように、60秒で1カウント
行われるとすると、充電式電池7aがいわゆるフル充電
の状態において残容量値は、60×60×100=36
0000(カウント)と設定され、残容量メモリ領域3
bに記憶されるようになっている。
【0051】そして、このフル充電の状態から携帯電話
機の電源がオン状態とされ、受信状態が30時間連続し
たとすると、先のステップ122におけるメモリタイマ
値は、0+60×60×30=108000となるた
め、このステップ134における残容量値は、3600
00−108000=252000と求められることと
なる。
機の電源がオン状態とされ、受信状態が30時間連続し
たとすると、先のステップ122におけるメモリタイマ
値は、0+60×60×30=108000となるた
め、このステップ134における残容量値は、3600
00−108000=252000と求められることと
なる。
【0052】そして、この残容量値を基に、残容量表示
がなされることとなる(図3のステップ136参照)。
すなわち、まず、ステップ122で求められた残容量値
が百分率で表される。具体的には、先の具体例の残容量
値252000の場合、百分率による残容量は、(25
2000/360000)×100=70(%)とな
る。
がなされることとなる(図3のステップ136参照)。
すなわち、まず、ステップ122で求められた残容量値
が百分率で表される。具体的には、先の具体例の残容量
値252000の場合、百分率による残容量は、(25
2000/360000)×100=70(%)とな
る。
【0053】表示の仕方としては、この値をそのまま数
値表示するようにしてもよいが、この発明の実施の形態
においては、次述するように残容量値を所定の範囲毎に
区分し、どの範囲に該当するかによって所定の表示を行
うようにしている。
値表示するようにしてもよいが、この発明の実施の形態
においては、次述するように残容量値を所定の範囲毎に
区分し、どの範囲に該当するかによって所定の表示を行
うようにしている。
【0054】すなわち、図6に示されたように、残容量
値が100%から所定値X1までの間にある場合には、
「フル充電」と、残容量値が所定値X1 を下回り、か
つ、所定値X2 を越える場合には、「残50%」と、残
容量値がX2 を下回り、かつ、所定値X3 を越える場合
には、「残30%」と、それぞれ表示されるようにして
ある。
値が100%から所定値X1までの間にある場合には、
「フル充電」と、残容量値が所定値X1 を下回り、か
つ、所定値X2 を越える場合には、「残50%」と、残
容量値がX2 を下回り、かつ、所定値X3 を越える場合
には、「残30%」と、それぞれ表示されるようにして
ある。
【0055】なお、このような百分率での残容量表示が
行われるのは、充電式電池7aの電圧が5Vを下回らな
い場合であり、充電式電池7aの電圧が5V以下となっ
た場合には、後述するように電圧に応じて「残少し」等
の表示がなされるようになっている。
行われるのは、充電式電池7aの電圧が5Vを下回らな
い場合であり、充電式電池7aの電圧が5V以下となっ
た場合には、後述するように電圧に応じて「残少し」等
の表示がなされるようになっている。
【0056】したがって、先の例のように、ステップ1
36において、残容量値が70%と求められた場合にお
いて、この値が仮に、所定値X1 を下回り、かつ、所定
値X2 を越える範囲にあるとすると、残容量表示部5a
において「残50%」と文字表示されることとなる。こ
のようにして残容量表示がなされた後は、再び先のステ
ップ108へ戻り一連の処理が繰り返されることとな
る。
36において、残容量値が70%と求められた場合にお
いて、この値が仮に、所定値X1 を下回り、かつ、所定
値X2 を越える範囲にあるとすると、残容量表示部5a
において「残50%」と文字表示されることとなる。こ
のようにして残容量表示がなされた後は、再び先のステ
ップ108へ戻り一連の処理が繰り返されることとな
る。
【0057】一方、先のステップ118において、充電
式電池7aの電圧が5Vを下回り、かつ、3Vを越える
電圧が検出されたことにより、第2の電源状態(図2の
ステップ118において「B」と表記)と判定された場
合には、フラグが「1」にされて、次述するように残容
量状態の表示が行われることとなる(図2のステップ1
24,126参照)。
式電池7aの電圧が5Vを下回り、かつ、3Vを越える
電圧が検出されたことにより、第2の電源状態(図2の
ステップ118において「B」と表記)と判定された場
合には、フラグが「1」にされて、次述するように残容
量状態の表示が行われることとなる(図2のステップ1
24,126参照)。
【0058】すなわち、この発明の実施の形態において
は、充電式電池7aの電圧が5Vを下回る際には、先に
述べたように百分率による残容量値を求め、その値に応
じた表示を行うのではなく、電圧に応じて予め定められ
た表示を行うようにしてある。
は、充電式電池7aの電圧が5Vを下回る際には、先に
述べたように百分率による残容量値を求め、その値に応
じた表示を行うのではなく、電圧に応じて予め定められ
た表示を行うようにしてある。
【0059】例えば、充電式電池7aの電圧が5Vを下
回り、かつ、所定値X5 (>3v)を上回る場合には
「残少し」と、充電式電池7aの電圧が所定値X5 を下
回り、かつ、3Vを上回る場合には「残微」と、それぞ
れ表示されるようにしてある(図6(b)参照)。
回り、かつ、所定値X5 (>3v)を上回る場合には
「残少し」と、充電式電池7aの電圧が所定値X5 を下
回り、かつ、3Vを上回る場合には「残微」と、それぞ
れ表示されるようにしてある(図6(b)参照)。
【0060】また、先のステップ118において、充電
式電池7aの電圧が3v以下の電圧が検出された、第3
の電源状態(図2のステップ118において「C」と表
記)であると判定された場合には、充電式電池7aの交
換時期であることを示す所定の表示が為される(図2の
ステップ130参照)。例えば、従来から行われている
ように、電池の形状の絵を表示(図7の符号ニ参照)す
る等が為されるようになる。
式電池7aの電圧が3v以下の電圧が検出された、第3
の電源状態(図2のステップ118において「C」と表
記)であると判定された場合には、充電式電池7aの交
換時期であることを示す所定の表示が為される(図2の
ステップ130参照)。例えば、従来から行われている
ように、電池の形状の絵を表示(図7の符号ニ参照)す
る等が為されるようになる。
【0061】そして、使用者によって、電池交換のため
に電源スイッチ6aがオフ状態とされることによって携
帯電話機の動作が停止する(図2のステップ132参
照)。
に電源スイッチ6aがオフ状態とされることによって携
帯電話機の動作が停止する(図2のステップ132参
照)。
【0062】また一方、先のステップ116において、
残容量表示キー6bが押下されていないと判定された場
合には、電源スイッチ6aがオフ状態とされたか否かが
判定される(図2のステップ120参照)。そして、オ
フ状態ではないと判定された場合には、再びステップ1
16の判定が行われることとなる。
残容量表示キー6bが押下されていないと判定された場
合には、電源スイッチ6aがオフ状態とされたか否かが
判定される(図2のステップ120参照)。そして、オ
フ状態ではないと判定された場合には、再びステップ1
16の判定が行われることとなる。
【0063】また、ステップ120において、電源スイ
ッチ6aがオフ状態とされたと判定された場合には、先
のステップ122で述べたと同様にしてメモリタイマの
値が更新され(図2のステップ128参照)、さらに、
その更新結果に基づいて、先のステップ134と同様に
して、残容量値の更新が行われるようになっている(図
3のステップ138参照)。
ッチ6aがオフ状態とされたと判定された場合には、先
のステップ122で述べたと同様にしてメモリタイマの
値が更新され(図2のステップ128参照)、さらに、
その更新結果に基づいて、先のステップ134と同様に
して、残容量値の更新が行われるようになっている(図
3のステップ138参照)。
【0064】そして、充電のために電池取り外しがなさ
れたか否かの判定が行われ(図3のステップ140参
照)、取り外されたと判定された場合には、充電式電池
7aが完全に充電されて再び取り付けられたことが確認
された時点で、残容量メモリ領域3bの残容量値がいわ
ゆるフル充電状態に対応する所定の値(例えば、先の例
のように360000)とされる(図3のステップ14
2参照)と共に、タイマメモリ領域3aのメモリタイマ
の値が零にリセットされ(図3のステップ146参
照)、一連の処理が終了されるようになっている。
れたか否かの判定が行われ(図3のステップ140参
照)、取り外されたと判定された場合には、充電式電池
7aが完全に充電されて再び取り付けられたことが確認
された時点で、残容量メモリ領域3bの残容量値がいわ
ゆるフル充電状態に対応する所定の値(例えば、先の例
のように360000)とされる(図3のステップ14
2参照)と共に、タイマメモリ領域3aのメモリタイマ
の値が零にリセットされ(図3のステップ146参
照)、一連の処理が終了されるようになっている。
【0065】一方、ステップ140において、充電のた
めの電池取り外しがなされないと判定された場合、換言
すれば、電池を取り付けた状態で充電がなされる場合に
は、充電開始の際に、後述する割込処理がなされ、その
後、電源スイッチ6aがオン状態とされるのを待ち(図
3のステップ144参照)、電源スイッチ6aがオン状
態とされた後、ステップ146へ進み先に述べたように
メモリタイマの値が零にリセットされ、一連の処理が終
了されるようになっている。
めの電池取り外しがなされないと判定された場合、換言
すれば、電池を取り付けた状態で充電がなされる場合に
は、充電開始の際に、後述する割込処理がなされ、その
後、電源スイッチ6aがオン状態とされるのを待ち(図
3のステップ144参照)、電源スイッチ6aがオン状
態とされた後、ステップ146へ進み先に述べたように
メモリタイマの値が零にリセットされ、一連の処理が終
了されるようになっている。
【0066】次に、携帯電話機が通話状態となった場合
の残容量確認処理について図4に示されたサブルーチン
フローチャートを参照しつつ説明する。まず、図示され
ない選択スイッチによって通話状態が選択された場合、
この図4に示された処理は、図2に示されたフローチャ
ートの処理の中で、ステップ108の後の割込処理とし
て実行されるようになっている。
の残容量確認処理について図4に示されたサブルーチン
フローチャートを参照しつつ説明する。まず、図示され
ない選択スイッチによって通話状態が選択された場合、
この図4に示された処理は、図2に示されたフローチャ
ートの処理の中で、ステップ108の後の割込処理とし
て実行されるようになっている。
【0067】すなわち、通話の処理のための割り込みが
生ずると、最初に、先のステップ122と同様にしてメ
モリタイマの更新が行われる(図4のステップ202参
照)。ここでのメモリタイマの更新により、通話状態と
なる直前までの受信状態におけるカウント値が、タイマ
メモリ領域3aに一旦保持されることとなる。
生ずると、最初に、先のステップ122と同様にしてメ
モリタイマの更新が行われる(図4のステップ202参
照)。ここでのメモリタイマの更新により、通話状態と
なる直前までの受信状態におけるカウント値が、タイマ
メモリ領域3aに一旦保持されることとなる。
【0068】そして、次に、通話状態での時間経過を計
測するためにタイマが新たにスタートされることとなる
(図4のステップ204参照)。次いで、通話が終了し
たか否かが判定され(図4のステップ206参照)、通
話が終了したと判定されると、メモリタイマの更新が行
われることとなる(図4のステップ208参照)。
測するためにタイマが新たにスタートされることとなる
(図4のステップ204参照)。次いで、通話が終了し
たか否かが判定され(図4のステップ206参照)、通
話が終了したと判定されると、メモリタイマの更新が行
われることとなる(図4のステップ208参照)。
【0069】このステップ208におけるメモリタイマ
の更新は、タイマ加算値に通話状態であることを考慮し
た所定の係数xが乗じられて算出されるようになってい
る。すなわち、タイマ加算値は、ステップ204でタイ
マ動作が開始されてから、このメモリタイマ更新時まで
のカウント値であるが、これは、先に述べたように受信
状態の場合と同一のカウント条件の下での値である。
の更新は、タイマ加算値に通話状態であることを考慮し
た所定の係数xが乗じられて算出されるようになってい
る。すなわち、タイマ加算値は、ステップ204でタイ
マ動作が開始されてから、このメモリタイマ更新時まで
のカウント値であるが、これは、先に述べたように受信
状態の場合と同一のカウント条件の下での値である。
【0070】例えば、この発明の実施の形態では、先に
述べたように60秒で1カウントされるようになってい
るものである。
述べたように60秒で1カウントされるようになってい
るものである。
【0071】そして、係数xは、通話状態(送信状態)
では、受信状態に比して充電式電池7aの消費が加速さ
れるため、カウントを速める必要があることから用いら
れるもので、予め試験等の結果に基づいて定められた値
が設定されており、例えば、この例では、x=10とさ
れる。
では、受信状態に比して充電式電池7aの消費が加速さ
れるため、カウントを速める必要があることから用いら
れるもので、予め試験等の結果に基づいて定められた値
が設定されており、例えば、この例では、x=10とさ
れる。
【0072】したがって、このような条件の下、例え
ば、通話時間が2時間であったと仮定すると、その場合
のタイマ加算×(x)は、60×60×2×10=72
000となる。
ば、通話時間が2時間であったと仮定すると、その場合
のタイマ加算×(x)は、60×60×2×10=72
000となる。
【0073】そして、新たなメモリタイマ値は、メモリ
タイマ=メモリタイマ+タイマ加算×(x)と求められ
るが、ここで、この式の右辺側のメモリタイマの値は、
先のステップ202でタイマメモリ領域3aに記憶され
た値である。
タイマ=メモリタイマ+タイマ加算×(x)と求められ
るが、ここで、この式の右辺側のメモリタイマの値は、
先のステップ202でタイマメモリ領域3aに記憶され
た値である。
【0074】例えば、ここで、このタイマメモリ領域3
aに記憶されている値が、先のステップ122(図2参
照)の具体例の数値である108000を流用するとす
ると、メモリタイマ=108000+72000=18
0000となり、タイマメモリ領域3aに記憶されて、
メインルーチンへ戻ることとなる。
aに記憶されている値が、先のステップ122(図2参
照)の具体例の数値である108000を流用するとす
ると、メモリタイマ=108000+72000=18
0000となり、タイマメモリ領域3aに記憶されて、
メインルーチンへ戻ることとなる。
【0075】なお、このメモリタイマ値180000の
状態で、先に述べたような残容量表示がなされる場合に
は、充電式電池7aのフル充電状態における残容量値が
先の図2の説明例のように360000であるとする
と、メモリタイマ値180000における残容量は、残
容量=360000−180000=180000であ
り、百分率による残容量は、(180000/3600
00)×100=50(%)となる。したがって、残容
量表示部5aには、例えば「残50%」と表示されるこ
ととなる。
状態で、先に述べたような残容量表示がなされる場合に
は、充電式電池7aのフル充電状態における残容量値が
先の図2の説明例のように360000であるとする
と、メモリタイマ値180000における残容量は、残
容量=360000−180000=180000であ
り、百分率による残容量は、(180000/3600
00)×100=50(%)となる。したがって、残容
量表示部5aには、例えば「残50%」と表示されるこ
ととなる。
【0076】次に、充電の際の割込処理について、図5
を参照しつつ説明する。まず、この場合も、先の通話状
態となった際の割込処理同様に、図2に示されたフロー
チャートの処理の中で、ステップ108の後の割込処理
として実行されるようになっている。
を参照しつつ説明する。まず、この場合も、先の通話状
態となった際の割込処理同様に、図2に示されたフロー
チャートの処理の中で、ステップ108の後の割込処理
として実行されるようになっている。
【0077】処理の開始に際して、電源がオフ状態か否
かが判定され(図5のステップ302参照)、電源がオ
フ状態とされたと判定されると、タイマ動作が開始され
ることとなる(図5のステップ304参照)。
かが判定され(図5のステップ302参照)、電源がオ
フ状態とされたと判定されると、タイマ動作が開始され
ることとなる(図5のステップ304参照)。
【0078】次いで、充電が終了したか否かが判定され
(図5のステップ306参照)、充電終了と判定される
とメモリタイマの更新が行われることとなる(図5のス
テップ308参照)。
(図5のステップ306参照)、充電終了と判定される
とメモリタイマの更新が行われることとなる(図5のス
テップ308参照)。
【0079】ここでのメモリタイマの更新は、メモリタ
イマ={(メモリタイマ)−(タイマ加算×y)}とし
て求められるが、この場合の係数yは、先のステップ2
08における係数xに代わるもので、電源がオフ状態で
充電される場合を考慮して予め定められた値である。例
えば、充電式電池7aの充電特性として、残容量が0%
の状態から100%の状態に充電するのに、定格値が2
時間であるとし、100%充電された状態で使用を始め
た場合、連続受信状態で100時間の動作が可能とする
と、係数yは、y=100/2=50と設定される。
イマ={(メモリタイマ)−(タイマ加算×y)}とし
て求められるが、この場合の係数yは、先のステップ2
08における係数xに代わるもので、電源がオフ状態で
充電される場合を考慮して予め定められた値である。例
えば、充電式電池7aの充電特性として、残容量が0%
の状態から100%の状態に充電するのに、定格値が2
時間であるとし、100%充電された状態で使用を始め
た場合、連続受信状態で100時間の動作が可能とする
と、係数yは、y=100/2=50と設定される。
【0080】ここで、上述のような係数値におけるメモ
リタイマ更新の具体例を示せば、例えば、メモリタイマ
更新がなされる直前のメモリタイマ値が仮に、1800
00であるとし、メモリタイマ更新時におけるタイマ加
算値が1時間に対応する値であったとすると、更新され
たメモリタイマ値は、メモリタイマ=180000−6
0×60×1×50=0となる。このことは、いわゆる
フル充電の状態に達したことを意味する。そして、この
メモリタイマ更新の結果に基づいて、残容量更新が行わ
れることとなる(図5のステップ310参照)。
リタイマ更新の具体例を示せば、例えば、メモリタイマ
更新がなされる直前のメモリタイマ値が仮に、1800
00であるとし、メモリタイマ更新時におけるタイマ加
算値が1時間に対応する値であったとすると、更新され
たメモリタイマ値は、メモリタイマ=180000−6
0×60×1×50=0となる。このことは、いわゆる
フル充電の状態に達したことを意味する。そして、この
メモリタイマ更新の結果に基づいて、残容量更新が行わ
れることとなる(図5のステップ310参照)。
【0081】すなわち、残容量=残容量+(タイマ加算
×y)として求められる。例えば、この残容量更新が行
われる直前の残容量が先の例のように丁度半分、すなわ
ち、残容量値が180000であり、タイマ加算値とし
て1時間に対応する値が計測された場合、残容量=18
0000+60×60×1×50=360000とな
り、いわゆるフル充電の状態に達したことを意味する。
×y)として求められる。例えば、この残容量更新が行
われる直前の残容量が先の例のように丁度半分、すなわ
ち、残容量値が180000であり、タイマ加算値とし
て1時間に対応する値が計測された場合、残容量=18
0000+60×60×1×50=360000とな
り、いわゆるフル充電の状態に達したことを意味する。
【0082】上述のようにして残容量更新がなされた後
は、残容量が100%となったか否かが判定され(図5
のステップ312参照)、残容量が100%であると判
定された場合には、残容量表示のための百分率での残容
量値が100%とされて、所定の記憶領域に記憶される
と共に、メモリタイマが零にリセットされ(図5のステ
ップ314参照)、一連の処理が終了されることとな
る。一方、残容量が100%の状態に至らなかったと判
定された場合には、ここで一連の処理が終了されること
となる(図5のステップ312参照)。
は、残容量が100%となったか否かが判定され(図5
のステップ312参照)、残容量が100%であると判
定された場合には、残容量表示のための百分率での残容
量値が100%とされて、所定の記憶領域に記憶される
と共に、メモリタイマが零にリセットされ(図5のステ
ップ314参照)、一連の処理が終了されることとな
る。一方、残容量が100%の状態に至らなかったと判
定された場合には、ここで一連の処理が終了されること
となる(図5のステップ312参照)。
【0083】なお、先のステップ302において、電源
がオフ状態でないと判定された場合、換言すれば、電源
がオン状態のままで充電が行われる場合には、このよう
な充電状態であることを考慮して、先のステップ30
8,310で用いられた係数yの値を変更するための一
連の処理(ステップ316〜320)が次のようにして
行われることとなる。
がオフ状態でないと判定された場合、換言すれば、電源
がオン状態のままで充電が行われる場合には、このよう
な充電状態であることを考慮して、先のステップ30
8,310で用いられた係数yの値を変更するための一
連の処理(ステップ316〜320)が次のようにして
行われることとなる。
【0084】まず、メモリタイマの更新が行われる(図
5のステップ316参照)。このメモリタイマの更新
は、先のステップ122,128と同様に、メモリタイ
マ=メモリタイマ+タイマ加算として行われるもので、
この式の右辺側のメモリタイマの値は、このステップ3
16を実行する直前におけるタイマメモリ領域3aに記
憶されているメモリタイマの値である。
5のステップ316参照)。このメモリタイマの更新
は、先のステップ122,128と同様に、メモリタイ
マ=メモリタイマ+タイマ加算として行われるもので、
この式の右辺側のメモリタイマの値は、このステップ3
16を実行する直前におけるタイマメモリ領域3aに記
憶されているメモリタイマの値である。
【0085】メモリタイマ更新の後は、更新されたメモ
リタイマの値を基に、残容量更新が行われる(図5のス
テップ318参照)。すなわち、ここでの残容量更新
は、残容量=残容量−メモリタイマとして行われるもの
で、この式の右辺側の残容量の値は、このステップ32
0を実行する直前における残容量メモリ領域3bに記憶
されている残容量の値である。
リタイマの値を基に、残容量更新が行われる(図5のス
テップ318参照)。すなわち、ここでの残容量更新
は、残容量=残容量−メモリタイマとして行われるもの
で、この式の右辺側の残容量の値は、このステップ32
0を実行する直前における残容量メモリ領域3bに記憶
されている残容量の値である。
【0086】そして、係数yの変更が行われることとな
る(図5のステップ320参照)。すなわち、係数yが
y=y×Kとして設定される。ここで、この式の右辺側
のyの値は、電源がオフ状態で充電が行われる際に用い
られる係数値であって、先に説明した例でいえば、50
となる。
る(図5のステップ320参照)。すなわち、係数yが
y=y×Kとして設定される。ここで、この式の右辺側
のyの値は、電源がオフ状態で充電が行われる際に用い
られる係数値であって、先に説明した例でいえば、50
となる。
【0087】また、Kは、電源がオン状態で充電が行わ
れるために、電源がオフ状態で充電される場合よりも充
電動作が若干減速されることを考慮して乗ぜられる1よ
り小さな所定の数値であり、例えば、K=0.98と設
定されるものである。したがって、電源がオフ状態で充
電される場合の係数yがy=50であり、K=0.98
の場合、このステップ320によりy=50×0.98
=49と設定されることとなる。
れるために、電源がオフ状態で充電される場合よりも充
電動作が若干減速されることを考慮して乗ぜられる1よ
り小さな所定の数値であり、例えば、K=0.98と設
定されるものである。したがって、電源がオフ状態で充
電される場合の係数yがy=50であり、K=0.98
の場合、このステップ320によりy=50×0.98
=49と設定されることとなる。
【0088】その結果、電源がオン状態で充電が行われ
る際には、ステップ308,310における係数yは、
ステップ320で設定し直された値が用いられることと
なり、例えば、上述の例で言えば、電源がオフ状態の際
の値50に代わって49が用いられることとなる。
る際には、ステップ308,310における係数yは、
ステップ320で設定し直された値が用いられることと
なり、例えば、上述の例で言えば、電源がオフ状態の際
の値50に代わって49が用いられることとなる。
【0089】次に、図3のステップ140の後、ステッ
プ144の実行前に行われる割込処理について説明すれ
ば、この割込処理は、充電が行われることに伴うもので
あって、実行される内容は、上述した図5で示された一
連の処理がここでも行われるようになっているものであ
る。なお、図5の処理については、既に説明したので、
ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
プ144の実行前に行われる割込処理について説明すれ
ば、この割込処理は、充電が行われることに伴うもので
あって、実行される内容は、上述した図5で示された一
連の処理がここでも行われるようになっているものであ
る。なお、図5の処理については、既に説明したので、
ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
【0090】上述した発明の実施の形態においては、制
御部1及び時計機能部2によるステップ108,12
2,128(図2参照)の実行により請求項3及び4記
載の発明における使用時間測定手段が、制御部1による
ステップ134,138(図3参照)の実行により請求
項3記載の発明における残容量算定手段が、制御部1に
よるステップ136,126(図3参照)の実行及び残
容量表示部5により請求項3記載の発明におかる報知手
段が、それぞれ実現されるようになっている。
御部1及び時計機能部2によるステップ108,12
2,128(図2参照)の実行により請求項3及び4記
載の発明における使用時間測定手段が、制御部1による
ステップ134,138(図3参照)の実行により請求
項3記載の発明における残容量算定手段が、制御部1に
よるステップ136,126(図3参照)の実行及び残
容量表示部5により請求項3記載の発明におかる報知手
段が、それぞれ実現されるようになっている。
【0091】また、制御部1及び時計機能部2によるス
テップ108,200〜208,122(図2及び図4
参照)の実行により請求項4記載の発明における使用時
間測定手段が実現されるようになっている。
テップ108,200〜208,122(図2及び図4
参照)の実行により請求項4記載の発明における使用時
間測定手段が実現されるようになっている。
【0092】さらに、制御部1及び時計機能部2による
ステップ300〜306及びステップ316乃至320
(図5参照)の実行により請求項6記載の発明における
充電時間計測手段が、制御部1及び時計機能部2による
ステップ308及び310(図5参照)の実行により請
求項5記載の発明における時間調整手段が、それぞれ実
現されるようになっている。
ステップ300〜306及びステップ316乃至320
(図5参照)の実行により請求項6記載の発明における
充電時間計測手段が、制御部1及び時計機能部2による
ステップ308及び310(図5参照)の実行により請
求項5記載の発明における時間調整手段が、それぞれ実
現されるようになっている。
【0093】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、充電式電池の使用時間を把握し、それによって残容
量を算出するような構成とすることにより、充電式電池
の電圧測定に基づいて残容量を算出するような従来技術
と異なり、より正確な残容量の確認が可能となり、その
ため、充電式電池を用いた装置の信頼性の向上に寄与す
ることができるものである。
ば、充電式電池の使用時間を把握し、それによって残容
量を算出するような構成とすることにより、充電式電池
の電圧測定に基づいて残容量を算出するような従来技術
と異なり、より正確な残容量の確認が可能となり、その
ため、充電式電池を用いた装置の信頼性の向上に寄与す
ることができるものである。
【0094】また、請求項2、及び請求項4記載の発明
のように、特に、充電式電池の使用状態による消費量の
違いを考慮して使用時間の計数を行えるような構成とす
ることで、より精度の高い、かつ、信頼性のある残容量
の把握が可能となる。
のように、特に、充電式電池の使用状態による消費量の
違いを考慮して使用時間の計数を行えるような構成とす
ることで、より精度の高い、かつ、信頼性のある残容量
の把握が可能となる。
【0095】さらに、請求項5記載の発明にあっては、
充電式電池の使用中等における充電による残容量の変化
を考慮できるような構成とすることで、上述したような
効果に加えて、より実用性の高い残容量確認装置を提供
することができ、充電式電池を用いた装置の使用感の快
適性をより向上させることができるものである。
充電式電池の使用中等における充電による残容量の変化
を考慮できるような構成とすることで、上述したような
効果に加えて、より実用性の高い残容量確認装置を提供
することができ、充電式電池を用いた装置の使用感の快
適性をより向上させることができるものである。
【図1】本発明の実施の形態における充電式電池の残容
量確認装置を携帯電話機に構築した場合の構成を示す構
成図である。
量確認装置を携帯電話機に構築した場合の構成を示す構
成図である。
【図2】図1に示された構成において行われる充電式電
池の残容量確認処理の内、前半部分の流れを示すメイン
フローチャートである。
池の残容量確認処理の内、前半部分の流れを示すメイン
フローチャートである。
【図3】図1に示された構成において行われる充電式電
池の残容量確認処理の内、後半部分の流れを示すメイン
フローチャートである。
池の残容量確認処理の内、後半部分の流れを示すメイン
フローチャートである。
【図4】携帯電話機が送信状態の際に行われる充電式電
池の残容量確認処理の内容を示すサブルーチンフローチ
ャートである。
池の残容量確認処理の内容を示すサブルーチンフローチ
ャートである。
【図5】携帯電話機が充電状態の際に行われる充電式電
池の残容量確認処理の内容を示すサブルーチンフローチ
ャートである。
池の残容量確認処理の内容を示すサブルーチンフローチ
ャートである。
【図6】充電式電池の電圧及び容量の時間経過に対する
変化特性を示す特性線図であって、図6(a)は時間変
化に対する電圧変化を示す特性線図、図6(b)は時間
変化に対する容量変化を示す特性線図である。
変化特性を示す特性線図であって、図6(a)は時間変
化に対する電圧変化を示す特性線図、図6(b)は時間
変化に対する容量変化を示す特性線図である。
【図7】従来の携帯電話機における充電式電池の残容量
表示の一例を模式的に示す模式図である。
表示の一例を模式的に示す模式図である。
【図8】従来の残容量表示と充電式電池の電圧及び容量
の時間変化との関係を説明する説明図である。
の時間変化との関係を説明する説明図である。
1…制御部、 2…時計機能部、 3…第1メモリ部、
3a…タイマメモリ領域、 3b…残容量メモリ領
域、 4…第2メモリ部、 5…表示部、 5a…残容
量表示部、 6…操作部、 6a…電源スイッチ、 6
b…残容量表示キー、 7…電源部
3a…タイマメモリ領域、 3b…残容量メモリ領
域、 4…第2メモリ部、 5…表示部、 5a…残容
量表示部、 6…操作部、 6a…電源スイッチ、 6
b…残容量表示キー、 7…電源部
Claims (5)
- 【請求項1】 充電式電池の使用時間を計測し、その計
測結果に応じて当該充電式電池の残りの容量を算定する
ことを特徴とする充電式電池の残容量確認方法。 - 【請求項2】 充電式電池の使用時間の計測は、当該充
電式電池の基準となる使用状態において所定の時間毎に
計数を行うことによるものであり、 前記充電式電池の他の使用状態における使用時間は、前
記基準となる使用状態における所定の時間毎の計数を行
い、当該計数値に当該使用状態毎に予め定められた係数
を乗じて算出された値に基づくものであることを特徴と
する請求項1記載の充電式電池の残容量確認方法。 - 【請求項3】 充電式電池の使用時間を実質的に測定す
る使用時間測定手段と、 前記使用時間測定手段による測定結果に基づいて、前記
充電式電池の残容量を算定する残容量算定手段と、 前記残容量算定手段による算定結果を報知する報知手段
と、 を具備してなることを特徴とする充電式電池の残容量確
認装置。 - 【請求項4】 使用時間測定手段は、充電式電池の使用
状態において、所定時間毎に計数を行い、当該計数値を
以て充電式電池の前記使用状態における使用時間とする
ものであって、前記装置の使用状態によって充電式電池
の消費速度が異なる場合には、基準となる使用状態と異
なる使用状態においては、基準となる使用状態における
と同様の計数を行った際の計数値に、当該使用状態に応
じて予め定められた係数を乗じて、当該使用状態におけ
る時間計測値とするものであることを特徴とする請求項
4記載の充電式電池の残容量確認装置。 - 【請求項5】 充電式電池への充電時間を実質的に計測
する充電時間計測手段と、 前記充電時間計測手段により充電式電池への充電時間が
計測された場合に、使用時間測定手段による計測値に前
記測定された充電時間を加味する時間調整手段と、 を具備したことを特徴とする請求項3乃至請求項5記載
の充電式電池の残容量確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9180110A JPH1123678A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 充電式電池の残容量確認方法及び充電式電池の残容量確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9180110A JPH1123678A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 充電式電池の残容量確認方法及び充電式電池の残容量確認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1123678A true JPH1123678A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16077603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9180110A Pending JPH1123678A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 充電式電池の残容量確認方法及び充電式電池の残容量確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1123678A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915221B2 (en) | 2002-11-18 | 2005-07-05 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Self learning system and method for predicting remaining usage time for different modes of a mobile device |
US7259539B2 (en) * | 2000-04-14 | 2007-08-21 | Zip Charge Corporation | Method and apparatus for charging a rechargeable battery |
WO2011141753A1 (en) * | 2010-05-13 | 2011-11-17 | Aircraft Medical Limited | Electrical device power management |
JP2015102342A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | セイコーインスツル株式会社 | 電子機器、電池残量算出方法およびプログラム |
KR20200025496A (ko) * | 2018-08-30 | 2020-03-10 | 주식회사 엘지화학 | 알람 설정 장치 |
US11426055B2 (en) | 2020-02-21 | 2022-08-30 | Ambu A/S | Medical visualisation system including a monitor and a graphical user interface therefore |
US12013735B2 (en) | 2014-09-02 | 2024-06-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device, method of controlling charging by electronic device, and method of supplying power by power supply device |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9180110A patent/JPH1123678A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11073562B2 (en) | 2010-05-13 | 2021-07-27 | Aircraft Medical Limited | Electrical device power management |
WO2011141753A1 (en) * | 2010-05-13 | 2011-11-17 | Aircraft Medical Limited | Electrical device power management |
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US9880227B2 (en) | 2010-05-13 | 2018-01-30 | Aircraft Medical Limited | Electrical device power management |
US11896197B2 (en) | 2010-05-13 | 2024-02-13 | Covidien Ag | Electrical device power management |
JP2015102342A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | セイコーインスツル株式会社 | 電子機器、電池残量算出方法およびプログラム |
US12013735B2 (en) | 2014-09-02 | 2024-06-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electronic device, method of controlling charging by electronic device, and method of supplying power by power supply device |
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US11426055B2 (en) | 2020-02-21 | 2022-08-30 | Ambu A/S | Medical visualisation system including a monitor and a graphical user interface therefore |
US11910998B2 (en) | 2020-02-21 | 2024-02-27 | Ambu A/S | Medical visualisation system including a monitor and a graphical user interface therefore |
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