JPH1069925A - 通信方法、残容量計算方法、総容量計算方法、過充電保護方法、情報表示方法並びに電池パック - Google Patents

通信方法、残容量計算方法、総容量計算方法、過充電保護方法、情報表示方法並びに電池パック

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JPH1069925A
JPH1069925A JP8224753A JP22475396A JPH1069925A JP H1069925 A JPH1069925 A JP H1069925A JP 8224753 A JP8224753 A JP 8224753A JP 22475396 A JP22475396 A JP 22475396A JP H1069925 A JPH1069925 A JP H1069925A
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JP
Japan
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secondary battery
capacity
battery
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voltage
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Application number
JP8224753A
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English (en)
Inventor
Masaru Hiratsuka
賢 平塚
Kazuyuki Morita
和行 森田
Yasuhito Eguchi
安仁 江口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速処理のマイクロコンピュータを用いて且
つ省電力で電子機器側に各種情報を送信すること。 【解決手段】 CPU31は10秒毎にサーミスタ6
2、電池の端子電圧、放電電流などの検出データをそれ
ぞれのインターフェース38、37、36を通して収集
すると共に、電池の残容量や総容量の計算を行って、そ
の結果と前記収集したデータを送信データとしてRAM
33に保存し、この保存した送信データを1秒間隔で通
信インターフェース39から図示されない電子機器側に
送信する。CPU31は電子機器側CPUの動作とは独
立に前記データを一方的に送信するだけであるため、C
PU31の動作クロックを著しく下げることが出来ると
共に、その消費電力を著しく低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次電池とこの2
次電池の充放電制御を行う制御系及び2次電池に関わる
情報を前記2次電池を電源とする電子機器へ送信する送
信系とを一体にパックした電池パックに係り、特に前記
データの中の2次電池の残容量を計算する残容量計算方
法、同2次電池の現在総容量を計算する総容量計算方
法、前記制御系のリセット後の同2次電池を過電圧から
保護する過充電保護方法、及同2次電池の状態などを示
す情報を表示する情報表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からビデオカメラなどの携帯用の電
子機器の本体は、2次電池(以降単に電池と称する)
と、この電池の充放電を制御するマイクロコンピュータ
等が一体となってパッケージ化された電池パックを着脱
自在に装着して動作電源としている。このような電子機
器の本体2内の図8に示すようなマイクロコンピュータ
21は、電池パック1内の2次電池の残容量、充放電回
数(充放電サイクル)、電流、電圧、各種コーション等
の情報(データ)を送信するように信号線3を通して同
電池パックのマイクロコンピュータ11に問い合わせ、
この問い合わせに答えて電池パック1のマイクロコンピ
ュータ11がそれまでに収集しておいた上記情報を信号
線3を通して送信して来ると、これら情報を受けとっ
て、各種処理を行っている。従って、従来の電池パック
1と電子機器の本体2との間では双方向通信が行われて
いる。
【0003】また、電池パック1のマイクロコンピュー
タ11が上記した情報の収集のために行う処理の中に、
2次電池の残りの容量(残容量)を計算するための処理
がある。この残容量を計算するために、マイクロコンピ
ュータ11は無負荷時の1本の放電カーブの参照テーブ
ルを持ち、この参照テーブルを参照して、実負荷での電
圧データに電流、温度の補正をかけて無負荷時の容量を
算出し、これをWh(またはAh)情報として本体2側
に送っていた。本体2は受けとった無負荷時の容量に電
流、温度の補正をかけて時間情報としての残容量を求め
ている。
【0004】更に、電池パック1のマイクロコンピュー
タ11が充放電サイクル後の総容量(総容量)を求める
際に、従来はΔV方式を採っている。この方式では、充
電中に一旦電流を切って、その時の電圧降下ΔVを読ん
で電池のインピーダンスを算出し、この結果と初期の電
池のインピーダンス値との比率から総容量を算出してい
る。
【0005】また、電池パック1のマイクロコンピュー
タ11は、正常に動作可能な電圧より電池の電圧が低く
なり過ぎると、電池の端子電圧を必ずしも正確に把握す
ることができない状態に陥ることになる。従来、このよ
うな状態になったとしてもそのまま、前記電池の過電圧
の検出を行って、前記電池の過充電制御を行っている。
【0006】また、従来の電池パックの容量などの電池
の状態を示す情報は、電池パックを電子機器の本体に装
着した後、電子機器本体がこれを調べ、電子機器に接続
されているディプレイ等に表示させるのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
池パック1とこれが装着される電子機器等の本体2との
間で行われる双方向通信では、電池パック1側として
は、常に最新の情報を収集して用意し、本体2側の問い
合わせのために待機するようにしている。このような要
請に答えるには、電池パック1のマイクロコンピュータ
11は高速処理ができるもの(動作クロックの周波数が
高いもの)でなければならないため、高価なマイクロコ
ンピュータを使用する必要があるだけでなく、消費電力
も増大してしまうという課題があった。また、本体側も
問い合わせをしなければ電池パックの情報が得られず、
この分、本体側のマイクロコンピュータ21に負担がか
かるという課題があった。
【0008】また、電池パックの残容量を求める過程で
補正計算を2度行うため、計算が繁雑になるだけでな
く、特に温度による補正計算の誤差が大きいため、計算
精度が悪化するという課題があった。しかも、この残容
量は現在の負荷がこれ以降も続くものとして算出されて
いるため、最大負荷が掛かった場合の最悪の場合の残容
量が分からず、算出された残容量より早めに電池がなく
なって慌ててしまうなどの課題があった。
【0009】更に、従来のΔV方式による総容量の算出
では、特に温度対内部抵抗の関係に高精度の予測補正が
必要で、その補正が複雑であるため、算出された総容量
の精度が低くなってしまうという課題があった。充放電
サイクル後の総容量を求める計算にも予測補正を施すた
め、計算が繁雑になると共に計算精度が悪化するという
課題があった。
【0010】また、電池の電圧がマイクロコンピュータ
11の動作可能な基準電圧より低下すると、以降の前記
電池の過電圧検出動作が不安定になって、前記電池を過
充電してしまう可能性を払拭できないという課題があっ
た。
【0011】また、電池パックの電池の状態を示す情報
を表示させるには、ユーザが電池パックを本体に装着し
なければならず、ユーザに負担がかかるだけでなく、電
池パックの状態を事前にチェックすることができないと
いう課題があった。
【0012】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、その第1の目的は低速処理のマイクロコ
ンピュータを用いて且つ省電力で本体側に各種情報を送
信すること、その第2の目的は電池の残容量及び充放電
回数を経た後の電池の総容量の計算精度を上げること、
その第3の目的は最大負荷時の電池の残容量を算出する
こと、その第4の目的はマイクロコンピュータが低電圧
で不安定な動作状態になったとしても、電池の過電圧検
出を安全サイドで確実に行うこと、その第5の目的は電
池の状態などを示す各種データの表示をユーザに負担を
掛けず省電力で行うことができることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電池パ
ックは、電子機器に電力を供給する2次電池と、前記2
次電池の状態及び充放電に関わるデータを収集するデー
タ収集手段と、前記データ収集手段により収集されたデ
ータを、前記2次電池を電源として動作する前記電子機
器に対してその電子機器からの制御とは独立に一方向性
で送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0014】このような構成により、送信手段はデータ
収集手段により収集された2次電池の状態及び充放電に
関わるデータを前記2次電池を電源として動作する電子
機器からの制御とは独立に一方向性で送信するので、送
信手段やデータ収集手段の動作クロックを前記電子機器
の動作クロックに合わせる必要がないため、低周波の動
作クロックにても上記データ収集及び送信処理を十分こ
なせる。
【0015】請求項2の発明の電池パックは、前記デー
タ収集手段は前記データを第1の所定時間毎に収集して
更新し、前記送信手段は前記データ収集手段により収集
されたデータを前記第1の所定時間より短い第2の所定
時間おきに前記電子機器へ送信することを特徴とする。
【0016】このような構成により、前記送信手段は前
記第1の所定時間毎に更新される2次電池の状態及び充
放電に関わるデータを前記第1の所定時間おきに前記電
子機器側へ送信する。
【0017】請求項3の発明の電池パックは、前記デー
タ収集手段は収集したデータを用いて演算を行い、前記
演算の結果得られたデータをも送信データとすることを
特徴とする。
【0018】このような構成により、前記データ収集手
段は直接検出した実測データのみでなく、前記実測デー
タを用いて算出したデータをも送信データとする。
【0019】請求項4の発明の通信方法は、電子機器に
電力を供給する2次電池と、前記2次電池の状態及び充
放電時に関わるデータを前記2次電池を電源とする前記
電子機器に送信する際の通信方法において、前記データ
を第1の所定時間単位で収集し、収集したデータを、前
記第1の所定時間より短い第2の所定時間おきに、前記
電子機器に対してその電子機器からの制御とは独立に一
方向性で前記電子機器へ送信することを特徴とする。
【0020】このような構成により、収集された2次電
池の状態及び充放電に関わるデータは前記2次電池を電
源として動作する電子機器の制御系とは独立に、例えば
一般的なUART(universal asynchronous receiver/
transmitter)に則ったプロトコルで一方向性で送信さ
れるので、送信やデータ収集を行う動作クロックを前記
電子機器の動作クロックに合わせる必要がなくなり、低
周波の動作クロックにても上記データ収集及び送信処理
が十分行われる。
【0021】請求項5の発明の電池パックは、電子機器
に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の端子電圧
から残りの電池容量を時間を単位として求めるためのデ
ータを収容したテーブルを記憶する記憶手段と、前記2
次電池の端子電圧を測定する測定手段と、前記測定手段
により測定された前記端子電圧から前記記憶手段内のテ
ーブルのデータを参照して前記2次電池の残りの容量を
時間を単位として求める残容量算出手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0022】このような構成により、前記残容量算出手
段は前記測定手段により測定された前記端子電圧から前
記記憶手段内のテーブルデータを参照して前記2次電池
の残りの時間を単位とした容量を複数回の補正計算をす
ることなく求める。
【0023】請求項6の発明の電池パックは、前記残容
量計算手段は前記テーブルに収容されていない前記測定
手段により測定された前記2次電池の端子電圧に対して
は、前記テーブルに収容されているデータを補間するこ
とにより前記2次電池の残りの容量を求めることを特徴
とする。
【0024】このような構成により、前記残容量計算手
段は前記テーブルに収容されていない前記測定手段によ
り測定された前記2次電池の端子電圧に対して、補間計
算を1回行うだけで前記2次電池の残りの容量を求め
る。
【0025】請求項7の発明の残容量計算方法は、2次
電池の端子電圧から残りの電池容量を求める残容量計算
方法において、前記2次電池の端子電圧を測定し、前記
2次電池の端子電圧から残りの電池容量を時間を単位と
して求めるデータを収容したテーブルを参照することに
より、前記2次電池の残りの容量を時間を単位として求
めることを特徴とする。
【0026】このような構成により、測定された前記端
子電圧から前記記憶手段内のテーブルデータを参照して
前記2次電池の残りの時間を単位とした容量が複数回の
予測計算や補正計算などを行うことなく求められる。
【0027】請求項8の発明の電池パックは、電子機器
に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の端子電圧
を測定する測定手段と、前記2次電池の端子電圧から残
りの電池容量を求める残容量算出手段と、過去n回の放
電の繰り返し回数の中での最大負荷を記憶する記憶手段
と、前記残容量算出手段により求められた残りの電池容
量を前記記憶手段に記憶した最大負荷で補正して、最大
負荷での前記2次電池の残りの容量を求める補正手段と
を備えたことを特徴とする。
【0028】このような構成により、前記残容量算出手
段は2次電池の残りの電池容量を求め、前記求まった電
池容量を前記補正手段により最大負荷で補正して前記最
大負荷での前記2次電池の残りの容量を求めている。
【0029】請求項9の発明の残容量計算方法は、2次
電池の残りの容量を求める残容量計算方法において、前
記2次電池の端子電圧を測定し、前記端子電圧から残り
の電池容量を求めた後、前記残りの電池容量を過去n回
の放電の繰り返し回数の中での最大負荷で補正して、最
大負荷での前記2次電池の残りの容量を求めることを特
徴とする。
【0030】このような構成により、2次電池の残りの
電池容量が求められ、前記求まった電池容量を最大負荷
で補正して、前記最大負荷での前記2次電池の残りの容
量が求められる。
【0031】請求項10の発明の電池パックは、電子機
器に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の初期の
充電時に、第1の基準電圧E1Vから第2の基準電圧E
2Vまでその端子電圧が上昇する間に前記2次電池に充
電された容量としての初期容量、及び前記2次電池の初
期の充電時における総容量としての初期総容量を記憶す
る記憶手段と、前記2次電池の充電時に、前記第1の基
準電圧E1Vから第2の基準電圧E2Vまでその端子電
圧が上昇する間に前記2次電池に充電される容量を求め
る容量取得手段と、前記容量取得手段により求められた
前記容量、並びに前記記憶手段に記憶されている前記初
期容量及び前記初期総容量から現在の前記2次電池の総
容量を演算する演算手段とを備えることを特徴とする。
【0032】このような構成により、前記容量取得手段
は前記2次電池の充電時に第1の基準電圧E1Vから第
2の基準電圧E2Vまでその端子電圧が上昇する間に、
前記2次電池に充電される容量を求める。演算手段は例
えば、前記容量取得手段により求められた前記容量と前
記記憶手段内の初期容量との比率を算出し、前記比率を
前記記憶手段内の初期総容量に乗じることにより現在の
前記2次電池の総容量を予測補正なしで算出する。
【0033】請求項11の発明の総容量計算方法は、2
次電池の現時点の総容量を求める総容量計算方法におい
て、前記2次電池の初期の充電時に、第1の基準電圧E
1Vから第2の基準電圧E2Vまでその端子電圧が上昇
する間に前記2次電池に充電された容量としての初期容
量、及び前記2次電池の初期の充電時における総容量と
しての初期総容量を予め記憶した後、前記2次電池の充
電時に、前記第1の基準電圧E1Vから第2の基準電圧
E2Vまでその端子電圧が上昇する間に前記2次電池に
充電される容量を求め、前記求められた容量、並びに前
記予め記憶した初期容量及び前記初期総容量から現在の
前記2次電池の総容量を算出することを特徴とする。
【0034】このような構成により、前記2次電池の充
電時に第1の基準電圧E1Vから第2の基準電圧E2V
までその端子電圧が上昇する間に、前記2次電池に充電
される容量が求められる。次に前記求められた前記容量
と前記記憶手段内の初期容量との比率が算出され、前記
比率を前記記憶手段内の初期総容量に乗じることにより
現在の前記2次電池の総容量が予測補正なしで算出され
る。
【0035】請求項12の発明の電池パックは、電子機
器に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の端子電
圧を検出する検出手段と、前記2次電池の端子電圧が過
電圧になったとき、前記2次電池への充電電流を遮断す
る遮断手段と、前記2次電池の過電圧を検出するための
第1の基準電圧を記憶する不揮発性の第1の記憶手段
と、前記2次電池の過電圧を検出するための集2の基準
電圧を記憶する揮発性の第2の記憶手段と、前記検出手
段により検出された前記2次電池の端子電圧の過電圧
を、通常時、少なくとも、前記第2の記憶手段に記憶さ
れている前記第2の基準電圧を用いて判定し、前記2次
電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段の記憶が消去
されたとき、前記第1の記憶手段に記憶されている前記
第1の基準電圧を用いて判定し、その判定結果に対応し
て前記遮断手段を制御し、前記2次電池の充電電流を遮
断させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0036】このような構成により、前記制御手段は前
記検出手段により検出された前記2次電池の端子電圧の
過電圧を、通常時、少なくとも、前記第2の記憶手段に
記憶されている前記第2の基準電圧を用いて判定し、一
方、前記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段
の記憶が消去されたとき、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている前記第1の基準電圧を用いて判定するので、前
記第1の基準電圧を前記第2の基準電圧より低く設定し
ておけば、前記第2の記憶手段の記憶が消去されたとき
に、前記2次電池の端子電圧を通常時よりも低い電圧で
過電圧と判断して、前記遮断手段を制御し、前記2次電
池の充電電流を早期に遮断する。
【0037】請求項13の発明の電池パックは、前記第
1の基準電圧は、通常時、前記2次電池の過電圧を検出
する基準電圧より、所定の閾値電圧だけ実質的に低いこ
とを特徴とする。
【0038】このような構成により、前記制御手段は前
記第1の基準電圧は、前記第2の記憶手段の記憶が消去
されたときに、前記2次電池の端子電圧を通常時よりも
低い電圧で過電圧と判断して、前記遮断手段を制御し、
前記2次電池の充電電流を早期に遮断する。
【0039】請求項14の発明の電池パックは、前記第
2の基準電圧は、前記閾値電圧であり、前記制御手段
は、前記検出手段により検出された前記2次電池の端子
電圧の過電圧を、通常時、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている前記第1の基準電圧と、前記第2の記憶手段に
記憶されている前記閾値電圧の和と比較して判定し、前
記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段の記憶
が消去されたとき、前記第1の記憶手段に記憶されてい
る前記第1の基準電圧と比較して判定することを特徴と
する。
【0040】このような構成により、前記制御手段は前
記検出手段により検出された前記2次電池の端子電圧の
過電圧を、通常時、前記第1の記憶手段に記憶されてい
る前記第1の基準電圧と、前記第2の記憶手段に記憶さ
れている前記閾値電圧の和と比較して判定し、一方、前
記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段の記憶
が消去されたとき、前記第1の記憶手段に記憶されてい
る前記第1の基準電圧と比較して判定するため、前記第
2の記憶手段の記憶が消去されたときに、前記2次電池
の端子電圧を通常時よりも低い電圧で過電圧と判断し
て、前記遮断手段を制御し、前記2次電池の充電電流を
早期に遮断する。
【0041】請求項15の発明の電池パックは、前記第
2の基準電圧は、前記第1の基準電圧と前記閾値電圧の
和に等しく、前記制御手段は、前記検出手段により検出
された前記2次電池の端子電圧の過電圧を、通常時、前
記第2の記憶手段に記憶されている前記第2の基準電圧
と比較して判定し、前記2次電池の電圧が低下し、前記
第2の記偉手段の記憶が消去されたとき、前記第1の記
憶手段に記憶されている前記第1の基準電圧と比較して
判定することを特徴とする。
【0042】このような構成により、前記制御手段は前
記検出手段により検出された前記2次電池の端子電圧の
過電圧を、通常時、前記第2の記憶手段に記憶されてい
る前記第2の基準電圧を用いて判定し、一方、前記2次
電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段の記憶が消去
されたとき、前記第1の記憶手段に記憶されている前記
第1の基準電圧を用いて判定するので、前記第2の記憶
手段の記憶が消去されたときに、前記2次電池の端子電
圧を通常時よりも低い電圧で過電圧と判断して、前記遮
断手段を制御し、前記2次電池の充電電流を早期に遮断
する。
【0043】請求項16の発明の過充電保護方法は、電
子機器に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の端
子電圧が過電圧になったとき、前記2次電池への充電電
流を遮断する遮断部とを備えた電池パックを過充電から
保護する過充電保護方法において、前記2次電池の過充
電を検出するための第1の基準電圧を不揮発性の記憶部
に記憶し、前記2次電池の過充電を検出するための第2
の基準電圧を揮発性の記憶部に記憶し、前記2次電池の
過充電を、通常時、少なくとも、前記第2の基準電圧を
用いて判定し、前記2次電池の電圧が低下し、揮発性の
前記記憶部に記憶されている前記第2の基準電圧が消去
されたとき、不揮発牲の前記記憶部に記憶されている前
記第1の基準電圧を用いて判定し、その判定結果に対応
して前記遮断部を制御し、前記2次電池の充電電流を遮
断させることを特徴とする。
【0044】このような構成により、検出された前記2
次電池の端子電圧の過電圧は、通常時、少なくとも、前
記第2の記憶手段に記憶されている前記第2の基準電圧
を用いて判定され、一方、前記2次電池の電圧が低下
し、前記第2の記憶手段の記憶が消去されたとき、前記
第1の記憶手段に記憶されている前記第1の基準電圧を
用いて判定されるので、前記第1の基準電圧を前記第2
の基準電圧より低く設定しておけば、前記第2の記憶手
段の記憶が消去されたときに、前記2次電池の端子電圧
は通常時よりも低い電圧で過電圧と判断され、前記2次
電池の充電電流は早期に遮断される。
【0045】請求項17の発明の電池パックは、電子機
器に電力を供給する2次電池と、前記2次電池の状態を
検出する状態検出手段と、前記状態検出手段の検出結果
に対応して、前記2次電池に関する情報を表示する表示
手段とを備えたことを特徴とする。
【0046】このような構成により、ユーザが何もしな
くとも、表示手段は前記状態検出手段が検出した前記2
次電池の状態に対応して、前記2次電池に関する情報を
表示する。
【0047】請求項18の発明の電池パックの情報表示
方法は、電子機器に電力を供給する2次電池と、前記2
次電池の状態を検出する状態検出手段とを備えた電池パ
ックの情報表示方法において、前記電池パックに設けた
表示部に、前記状態検出手段の検出結果に対応して、前
記2次電池に関する情報を表示することを特徴とする。
【0048】このような構成により、ユーザが何もしな
くとも、前記2次電池の状態に対応して、前記2次電池
に関する情報が表示される。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の電池パックの一実
施の形態を示した機能ブロック図である。マイクロコン
ピュータ51は図8の本体2に対応する電子機器(図示
せず)への情報通信、各種情報の収集及び計算、各種情
報の表示及び過電圧保護を行う。このマイクロコンピュ
ータ51には、2次電池(以降電池と称する)251、
電池252の端子電圧を検出する端子電圧検出回路53
が接続されている。LCD等で構成された表示部54は
マイクロコンピュータ51により制御され、電池25
1、252の状態等を表示する。ブレーカ55は電池2
51、252の充放電電流を最終的に遮断する。電池2
51、252の充放電電流に対応して抵抗R32に発生
する降下電圧を増幅するアンプ57の出力側がマイクロ
コンピュータ51に接続されている。データを本体側に
送信するためデータ出力端子59はマイクロコンピュー
タ51の出力するデータを電子機器に出力するために設
けられている。初期校正値読込処理実行端子61の出力
と、パック内の温度を検出するサーミスタ62の出力が
マイクロコンピュータ51に供給されている。このマイ
クロコンピュータ51は電池251、252に対して2
次保護回路を形成し、後述する1次保護回路が何らかの
原因で動作しなかった時に動作して、電池251、25
2の過電圧または過放電を防止する動作を行う。
【0050】電池制御回路52は電池251、252の
充放電電圧及び電流を監視して、これら電池の過放電や
過充電を防止する制御をスイッチ回路56をオンオフし
て行うものであり、抵抗R32の電圧降下分を分圧抵抗
R1,R2により分圧して得た電圧により充放電電流を
検出している。この電池制御回路52は電池251、2
52に対して1次保護回路を形成している。前記スイッ
チ回路56はFET1、FET2により形成される2個
のスイッチが直列接続されて構成されている。また、直
列に接続されている電池251、252は図示されない
本体に放電電流を出力したり、或いは図示されない充電
器からの充電電流を入力するバッテリ端子58、60に
その正極と負極が接続されている。
【0051】図2は図1に示したマイクロコンピュータ
51の詳細構成例を示した機能ブロック図である。CP
U31は揮発性メモリのRAM(第2の記憶手段)33
をワークメモリとして、不揮発性メモリのROM(第1
の記憶手段)32に記憶されているプログラムを実行し
て各種動作を行う。これら処理の1つとして各種情報を
表示制御部34を介して表示部54に表示する。CPU
31はアンプ57からの電圧を充放電電流検出インター
フェース36を介して読み込み、電池251、252の
各端子電圧を電池電圧検出インターフェース37を介し
て読み込む。さらにCPU31は、サーミスタ62によ
り検出されたパック内の温度を温度検出インターフェー
ス38を介して読み込み、また、通信インターフェース
39を介して各種データをデータ出力端子59から電子
機器に送信する。CPU31は電池251、252の端
子電圧に基づいて過充電を検出すると、ブレーカ制御駆
動インターフェース40を制御してブレーカ55を遮断
する。
【0052】ここで、サーミスタ62、温度検出インタ
ーフェース38、抵抗R32,アンプ57、充放電電流
検出インターフェース36、電池電圧検出インターフェ
ース37及びCPU31はデータ収集手段又は状態検出
手段を構成し、CPU31と通信インターフェース39
は送信手段を構成する。電池電圧検出インターフェース
37とCPU31は測定手段を構成し、CPU31は残
容量算出手段、補正手段、容量取得手段、演算手段を構
成する。CPU31、ブレーカ制御駆動インターフェー
ス34及びブレーカ55は制御手段を構成する。CPU
31と表示制御部34、或いは表示部54は表示手段を
構成する。
【0053】次に本実施の形態の動作について説明す
る。放電動作時、電池252、251、ブレーカ55、
バッテリ端子58、電子機器バッテリ端子60、スイッ
チ回路56、抵抗R32の経路で放電電流が流れる。マ
イクロコンピュータ51のCPU31は、電池電圧検出
インターフェース37を介して各電池251、252の
端子電圧を、サーミスタ62から温度検出インターフェ
ース38を介してパック内の温度を、それぞれ検出す
る。CPU31はまた、アンプ57の出力電圧を充放電
電流検出インターフェース36により10秒間隔で読み
込み、RAM33内に記憶させる。CPU31はまた、
読み込んだデータを用いて後述する各種計算を行って、
その結果を前記データと共にRAM33内に送信データ
として保存し、この送信データを通信インターフェース
39から電子機器に図3に示すような通信フォーマット
にのせて1秒間隔で送信する。
【0054】図3は上記した通信インターフェースで作
成される通信フォーマットの一例を示した図である。通
信フォーマットは図3(A)に示すように32バイトで
出来ており、その最初の2バイトは図3(B)に示すよ
うなスタートブロックコードとなっている。以降第3、
第4バイトは電池パックにかかっている現在負荷での使
用可能時間、第5、第6バイトは過去の最大負荷での使
用可能時間、第7バイトは容量の相対的状態、第8、第
9バイトは電池251、252の残容量、第10バイト
は電池251、252の総容量である。第11バイトは
電池の状態1を示す以下に述べるような情報である。即
ち、(1)電池寿命の終了(初期容量の60%)、
(2)初期容量の80%、(3)過充電、(4)過放
電、(5)温度オーバー、(6)FET1(充電用FE
T)の故障、(7)FET2(放電用FET)の故障で
ある。第12バイトは電池の状態2を示す以下に述べる
ような情報である。すなわち、(8)充電モード、
(9)放電モード、(10)電池の端子電圧のアンバラ
ンス(0.5V以上)である。最後の4ビット((1
0)乃至(14))は予備で空いている。
【0055】第13バイトは充電回数、第14バイトは
モデルの番号、第15バイトは本電池の最低の電圧であ
る。第16バイトは電池251の端子電圧、第17バイ
トは電池252の端子電圧、第18バイトと第19バイ
トは拡張した場合の電池(図示せず)の端子電圧であ
る。第20バイトは電池251、252を流れる電流、
第21バイトは現在のパック内の温度、第22バイトは
仕様(バージョン)である。第23バイト乃至第30バ
イトは未定義とされている。第31バイトと第32バイ
トは終了ブロックコードである。尚、モデル番号、仕様
及び電圧電流の校正値などはROM32内に予め記憶さ
れているものとする。
【0056】図4は上記したCPU31の電子機器への
データ送信動作処理を示したフローチャートである。ま
ず、CPU31はステップ401において、電池25
1、252の電圧や放電電流或いは温度などのデータを
読み込んで収集すると共に、これらデータを使って、電
池251、252の残容量や充放電回数を重ねた後の電
池251、252の総容量等を算出するための計算を行
う。そして、その計算により得た送信データをRAM3
3内に保存した後、ステップ402に進んで、送信デー
タを通信インターフェース39から電子機器に送信して
からステップ403に進む。
【0057】CPU31はステップ403にてデータを
電子機器へ送信してから1秒の経過待ちを行い、1秒経
過すると、ステップ404に進んで、RAM33内の送
信データを通信インタフェース39に送り、この通信イ
ンタフェース39から本体にデータを送信した後、ステ
ップ405へ進む。ステップ405にて、CPU31は
前回データを読み込んで計算処理をしてから10秒経過
したかどうかを判定し、10秒経過していない場合はス
テップ403に戻す。10秒経過した場合はステップ4
06へ進み、電池251、252の電圧や放電電流或い
は温度などの各種データを読み込んで収集すると共に、
これらデータを使って上記と同様の計算を行ってからス
テップ403へ戻る。
【0058】このようなCPU31による通信処理によ
って、1秒おきにデータが電子機器に自動的に送信され
ると共に、送信データが10秒毎に更新される。尚、通
信インタフェース39により送信されるデータのフォー
マット及び送信データの種類は図3のところで説明した
とおりである。一方、電子機器側のCPUは電池パック
側から1秒置きに送信されて来るデータを10秒間に少
なくとも1回取り込めばよく、しかも、従来のようにデ
ータを送信させるための問い合わせを電池パック側にし
なくて済む。
【0059】次に、CPU31が電池251、252の
残容量を算出する際の計算方法について図5を参照して
説明する。図5は残容量を計算するために、1つの電池
の端子電圧と残容量(時間)の関係を温度をパラメータ
として示した特性図で、この複数のパラメータ(実施例
の場合、0.2C、0.5C、1C、2Cの4つのパラ
メータ(Cは公称容量))の特性図は参照テーブルとし
てROM32に予め記憶されている。このテーブルは実
験データに基づいて作成してあるもので、実用的に高精
度な値を有している。例えば、温度が0.5℃の時、電
池251の端子電圧がV4に下がった場合(点bの場
合)、残容量は10分であることが分かる。CPU31
はこのテーブルを参照して残容量を求め、本体側にこれ
を送信する。
【0060】ところで、上記したテーブルの特性線上に
ない例えばe点における残容量を求めたい場合、CPU
31は以下に述べる補間計算を行う。ここで、図中の各
点の間の長さ(以下、例えば点fと点eの間の長さをf
eと表す)を、fe:ec=1:4、ad:dk=2:
3とする。点a、点c、点bが同一直線上にあるものと
近似すると、ΔakbとΔcjbは相似であるため、k
b:jb=5:3の関係がある。また、kb=(18−
10)であるから、jb=(18−10)×3/5とな
る。従って、ph=jb+mh=(18−10)×3/
5+10=14.8となる。
【0061】ここで、点eにおける残容量であるonの
時間は、点fにおける残容量であるqgの時間(10
分)と、点cにおける残容量であるphの時間(14.
8分)との間にあり、しかも、この間の残容量の増加分
は横軸方向にほぼ比例すると考えられる。点fから点c
までの残容量の増加分は(14.8−10)分であり、
点eは点fからの距離が点cまでの距離の1/5の位置
にあるため、点eでの残容量の増加分は(14.8−1
0)×1/5となる。従って、この点eのトータルの残
容量としてのonの時間は、10+(14.8−10)
×1/5=10.96となる。
【0062】図5に示すような特性のテーブルが、温度
毎に設けられており、温度についての補正も、この温度
毎のテーブルを用いて同様の方法で行なわれる。
【0063】更にCPU31は直近から過去3回の放電
時の最大負荷をRAM33に記憶しておき、上記のよう
にして実測電圧に基づいて求めた残容量を前記放電時の
最大負荷で補正することにより、最小残容量を分単位で
求め、この分単位で求めた最大負荷での残容量(使用出
来る最短時間)を本体に送信する。
【0064】また、CPU31が電池251、252の
充電回数を重ねた後の総容量を算出する際の計算方法に
ついて図6を参照して説明する。電池251、252に
充電/放電を繰り返し行うと、電池が劣化し、その総容
量(充電直後から使用できる時間)は次第に減少してい
く。換言すれば、充電特性のカーブが、図6のカーブが
AからカーブBのように立ってきて、充電が早く完了し
てしまう。そこで、電池の状態を知る上で、充放電回数
を重ねた後の総容量を求める必要が出てくる。CPU3
1は、例えば電池251の充電時の端子電圧のある範囲
の所定値までの上昇を監視し、この範囲で端子電圧が所
定値まで上昇するのに要した時間とその時の充電電流値
とから、この間に充電された容量(mAh)を求め、こ
れを同様のことを最初に行って得た初期容量値と比較
し、この比較値を用いて、現在の総容量を求める。
【0065】図6に示すように前記端子電圧の上昇を監
視する電圧範囲を3.7Vから3.9V(所定値)の範
囲とする。まず、3.7Vから3.9Vまでの電池25
1の初期充電容量X0を充電電流毎にROM32に保存
しておくと共に、この電池251の初期の総容量W0も
保存しておく。ここで、充電回数がn回目の時の前記充
電電流をinとし、充電容量をXn、充電時間をtnと
すると、Xn=in×tnとなる。また、前記充電電流
inの時の初期充電容量X0をROM32から読み出
す。充電回数がn回目の時の総容量WnはWn=W0×
Xn/X0となり、CPU31はこの総容量Wnを充電
回数が更新される度に算出して、電子機器本体側にこれ
を送信する。
【0066】また、CPU31が電池251、252に
対する過電圧(過充電)を検出するための、基準電圧が
V0であったとすると、(V0−閾値電圧)の値V1、
即ち前記基準電圧V0よりも所定の閾値電圧(例えば
0.5V)だけ低い値V1をROM32に予め保存して
おく。CPU12はこのROM32から読みだした基準
電圧V1に0.5Vを加算した値、即ちV0VをRAM
33に保存しておき、このRAM33内の基準電圧V0
を用いて通常の過充電検出を行う。
【0067】ところで、マイクロコンピュータ51を正
常に動作させるには、最低限の電圧を供給する必要があ
り、電池の電圧がそれより低下すると、マイクロコンピ
ュータ51の動作は不安定になる。万一CPU31が低
電圧でリセットされた場合、RAM33内の前記基準電
圧V0もクリアされてしまう。しかしながら、前記リセ
ットが行われたとき、即ち、RAM33内の前記基準電
圧V0がクリアされたとき、以後、CPU31は前記R
OM32内の0.5V低い基準電圧V1に基づいて前記
電池251、252の過充電検出を行う。このため、こ
の0.5Vだけ低い分、過充電検出が早期に働き、基準
電圧V0に達する前に図2のブレーカ駆動インタフェー
ス40を介してブレーカ55のヒューズが溶断され、充
電電流が遮断される。即ち、電池パック内の全動作が安
全サイドで停止される(過充電により電池が損傷する前
に充電が停止される)。
【0068】ここで上記とは異なり、RAM33には閾
値電圧(0.5V)を記憶させておくこともできる。こ
の場合、CPU31は、通常時、ROM32に記憶され
ている基準電圧V1にRAM33に記憶されている前記
閾値電圧(0.5V)を加算して得られる基準電圧V0
を用いて前記電池251、252の端子電圧の過電圧を
検出して、これら電池に対する過充電保護制御を行う。
しかしながら、前記電池251、252の低電圧で、R
AM33の記憶が消去された場合には、以後、CPU3
1はROM32に記憶されている基準電圧V1を用い
て、前記電池の過電圧検出を行うことにより、ブレーカ
55のヒューズを溶断して、上記と同様に、電池パック
内の全動作を自己も含めて安全サイドで停止させる。
【0069】図7は本電池パックの外形とその外形面に
設けられているLCDで形成された表示部54を示した
平面図である。図7(A)と(B)は電池パックの平面
図と側面図で、図7(C)は表示部の拡大図である。電
池パックの表面には、ユーザがメモを通常の筆記具で書
き込めるような書き込み部71が設けられ、その隣に、
表示部54が設けられている。
【0070】CPU31は表示制御部34を通して表示
部54の図7(C)に示した表示部351に容量を表示
する。即ち、容量がフルの場合はこの複数の表示部35
1全てが点灯され、容量がなくなってくると右側から順
番に消灯されるように表示される。この表示部351は
その1つが、例えば10分といった所定の時間に対応さ
れる。また、充電中には表示部352を点滅させて、充
電中であることを表示する。また、総容量が初期値の6
0%になると、表示部353を点灯表示して、電池寿命
が尽きたことを知らせる。また、充電回数が10回を越
える毎に複数の表示部354を左から順番に点灯表示し
て、充電回数がどのくらいであるかを表示する。
【0071】本実施の形態によれば、電池パックのCP
U31は1秒置きにデータを本体側に送り、且つこのデ
ータを10秒に1度更新するだけで良く、その上、高速
処理を行う本体側のCPUからの問い合わせに送信デー
タを用意して待機する必要もないため、その動作クロッ
クを従来の4MHzから38.4kHzに低下させて
も、前記通信動作を十分果たすことができる。このよう
なCPU31としては安価なものを使用でき、電池パッ
クのコストを低下させることができる。また、CPU3
1の動作クロックを低下させた分、CPUに供給する電
流を従来必要であった4mA乃至7mAから30μAで
済ませることができ、消費電力を著しく削減することが
できる。また、本体側のCPUは電池パック側から1秒
置きに送信されて来るデータを10秒間に少なくとも1
回取り込めばよく、しかも、従来のようにデータを送信
させるための問い合わせを電池パック側にしなくて済む
ため、前記データを取り込む処理に負担が掛からず、こ
の分、他の処理を効率的に行うことができる。
【0072】また、電池251、252の残容量計算
を、電池の端子電圧と残容量(時間)の関係を、複数の
公称容量と温度をパラメータとして特性図化する実測値
テーブルを用いて行うことにより、また前記実測テーブ
ル中にない端子電圧からの残容量は補間計算をして得る
ことにより、計算過程での補正を1回にするか、又は全
く回避しているため、電池251、252の残容量を簡
単且つ精度良く求めることができる。更に、こうして求
めた残容量を過去3回の放電回数中の最大の負荷で補正
した最大負荷での残容量を時間単位(分)で求め、これ
を本体側に送信して本体で表示するか、又は電池パック
の表示部54に表示するため、ユーザは直観的に電池2
51、252が最悪の場合でもどのくらい持つかを把握
することができる。
【0073】更に、充電を繰り返した後の電池251、
252の総容量を、充電中の例えば電池251の端子電
圧が所定電圧上昇する際に充電された容量と初期値の容
量とを比較し、この比較結果により初期値の総容量を校
正して、現在の総容量を求めることにより、電池25
1、252の残容量を従来のΔV方式に比べて精度良く
求めることができる。
【0074】また、ROM32に過電圧を検出する基準
電圧を0.5V低く保存し、これを0.5V高く補正し
てRAM33に保存することで通常の過電圧検出を行う
ようにすることにより、CPU31が低電圧でリセット
して、RAM33がクリアされた後、CPU31はRO
M32の基準電圧で過電圧を検出することによって、過
電圧検出を早めて、安全サイドで電池パックの全充電動
作を停止することができる。
【0075】更に、CPU31は電池容量、充電中の表
示、電池の寿命などの電池の状態に関わる各種データを
表示部54に常に且つ自動的に表示することにより、こ
れらデータをユーザに負担を掛けることなく常に提供す
ることができる。また、電池パックを本体や充電器に装
着しなくとも前記データを表示することができる。尚、
このように表示部54に前記データを常時表示しても、
CPU32の消費電力が削減され、しかも表示部54も
LCD等の消費電力が少ないもので構成されているた
め、表示で電力を消費しても電池251、252の常時
の消費により電池251、252の容量が従来に比べて
減ることはない。
【0076】
【発明の効果】以上の如く、請求項1、2、3、4の発
明によれば、2次電池の状態及び充放電に関わるデータ
を電子機器からの制御とは独立に且つ一方向性で送信す
るため、低速処理の安価なマイクロコンピュータを用い
て且つ省電力で前記送信動作を行うことができる。
【0077】請求項5、7の発明によれば、前記2次電
池の残りの容量を時間を単位とした実測データを用いて
求めているため、前記求められた前記2次電池の時間を
単位とした残りの容量の精度を向上させることができ
る。
【0078】請求項6の発明によれば、前記2次電池の
残りの容量を前記データと1回の補間計算により求めて
いるため、前記求められた前記2次電池の時間を単位と
した残りの容量の精度を向上させることができる。
【0079】請求項8、9の発明によれば、時間を単位
として求められた前記2次電池の残りの容量を、過去n
回の放電の繰り返し回数の中での最大負荷で補正して、
最大負荷での前記2次電池の残りの容量を求めているた
め、ユーザはこの最大負荷での2次電池の容量を直観的
に把握することができる。
【0080】請求項10、11の発明によれば、前記2
次電池の充電時にその端子電圧が所定範囲の電圧だけ上
昇する間に前記2次電池に充電される実測容量より、前
記2次電池の現在の総容量を求めているため、総容量を
求める計算を容易にすると共にその精度を向上させるこ
とができる。
【0081】請求項12、13、14、15、16の発
明によれば、前記2次電池の低電圧のため、揮発性の記
憶が揮発した後は、通常よりも低い基準電圧を用いて前
記2次電池の過電圧の検出を行うため、このような場合
の2次電池の過充電制御を安全サイドで確実に行うこと
ができる。
【0082】請求項17、18の発明によれば、2次電
池の状態及び充放電に関わるデータを電池パックに常時
自動的に表示することにより、電池パックを電子機器に
装着しなくてもユーザは負担なく、前記データを見るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池パックの一実施の形態の構成を示
した機能ブロック図である。
【図2】図1に示したマイクロコンピュータの詳細構成
例を示した機能ブロック図である。
【図3】図2に示した通信インターフェースで作成され
る送信データの構成例を示した模式図である。
【図4】図2に示したCPUの通信処理の手順を示した
フローチャートである。
【図5】図1に示したROM内に保存された残容量を求
めるためのテーブル値を説明する特性図である。
【図6】図2に示したCPUが充電回数を重ねた後の電
池の総容量を求めるための計算方法を説明する特性図で
ある。
【図7】図1に示した電池パックの外形とその表面に設
けられている表示部を示した図である。
【図8】従来の電池パックと本体との関係を説明する機
能ブロック図である。
【符号の説明】
31 CPU, 32 ROM, 33 RAM, 3
4 表示制御部, 36 充放電電流検出インターフェ
ース, 37 電池電圧検出インターフェース, 38
温度検出インターフェース, 39 通信インターフ
ェース, 40ブレーカ制御インターフェース, 51
マイクロコンピュータ, 52 電池制御回路, 5
3 端子電圧検出回路, 54 表示部, 55 ブレ
ーカ,56 スイッチ回路, 57 アンプ, 58,
60 バッテリ端子, 59データ出力端子, 61
初期校正値読込処理実行端子, 62 サーミスタ,
251,252 電池

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に電力を供給する2次電池と、 前記2次電池の状態及び充放電に関わるデータを収集す
    るデータ収集手段と、 前記データ収集手段により収集されたデータを、前記2
    次電池を電源として動作する前記電子機器に対してその
    電子機器からの制御とは独立に一方向性で送信する送信
    手段とを備えることを特徴とする電池パック。
  2. 【請求項2】 前記データ収集手段は前記データを第1
    の所定時間毎に収集して更新し、 前記送信手段は前記データ収集手段により収集されたデ
    ータを前記第1の所定時間より短い第2の所定時間おき
    に前記電子機器へ送信することを特徴とする請求項1記
    載の電池パック。
  3. 【請求項3】 前記データ収集手段は収集したデータを
    用いて演算を行い、前記演算の結果得られたデータをも
    送信データとすることを特徴とする請求項1記載の電池
    パック。
  4. 【請求項4】 電子機器に電力を供給する2次電池と、 前記2次電池の状態及び充放電時に関わるデータを前記
    2次電池を電源とする前記電子機器に送信する際の通信
    方法において、 前記データを第1の所定時間単位で収集し、収集したデ
    ータを、前記第1の所定時間より短い第2の所定時間お
    きに、前記電子機器に対してその電子機器からの制御と
    は独立に一方向性で前記電子機器へ送信することを特徴
    とする通信方法。
  5. 【請求項5】 電子機器に電力を供給する2次電池と、 前記2次電池の端子電圧から残りの電池容量を時間を単
    位として求めるためのデータを収容したテーブルを記憶
    する記憶手段と、 前記2次電池の端子電圧を測定する測定手段と、 前記測定手段により測定された前記端子電圧から前記記
    憶手段内のテーブルのデータを参照して前記2次電池の
    残りの容量を時間を単位として求める残容量算出手段と
    を備えたことを特徴とする電池パック。
  6. 【請求項6】 前記残容量計算手段は前記テーブルに収
    容されていない前記測定手段により測定された前記2次
    電池の端子電圧に対しては、前記テーブルに収容されて
    いるデータを補間することにより前記2次電池の残りの
    容量を求めることを特徴とする請求項5記載の電池パッ
    ク。
  7. 【請求項7】 2次電池の端子電圧から残りの電池容量
    を求める残容量計算方法において、 前記2次電池の端子電圧を測定し、 前記2次電池の端子電圧から残りの電池容量を時間を単
    位として求めるデータを収容したテーブルを参照するこ
    とにより、前記2次電池の残りの容量を時間を単位とし
    て求めることを特徴とする残容量計算方法。
  8. 【請求項8】 電子機器に電力を供給する2次電池と、 前記2次電池の端子電圧を測定する測定手段と、 前記2次電池の端子電圧から残りの電池容量を求める残
    容量算出手段と、 過去n回の放電の繰り返し回数の中での最大負荷を記憶
    する記憶手段と、 前記残容量算出手段により求められた残りの電池容量を
    前記記憶手段に記憶した最大負荷で補正して、最大負荷
    での前記2次電池の残りの容量を求める補正手段とを備
    えたことを特徴とする電池パック。
  9. 【請求項9】 2次電池の残りの容量を求める残容量計
    算方法において、 前記2次電池の端子電圧を測定し、 前記端子電圧から残りの電池容量を求めた後、前記残り
    の電池容量を過去n回の放電の繰り返し回数の中での最
    大負荷で補正して、最大負荷での前記2次電池の残りの
    容量を求めることを特徴とする残容量計算方法。
  10. 【請求項10】 電子機器に電力を供給する2次電池
    と、 前記2次電池の初期の充電時に、第1の基準電圧E1V
    から第2の基準電圧E2Vまでその端子電圧が上昇する
    間に前記2次電池に充電された容量としての初期容量、
    及び前記2次電池の初期の充電時における総容量として
    の初期総容量を記憶する記憶手段と、 前記2次電池の充電時に、前記第1の基準電圧E1Vか
    ら第2の基準電圧E2Vまでその端子電圧が上昇する間
    に前記2次電池に充電される容量を求める容量取得手段
    と、 前記容量取得手段により求められた前記容量並びに前記
    記憶手段に記憶されている前記初期容量及び前記初期総
    容量から、現在の前記2次電池の総容量を演算する演算
    手段とを備えることを特徴とする電池パック。
  11. 【請求項11】 2次電池の現時点の総容量を求める総
    容量計算方法において、 前記2次電池の初期の充電時に、第1の基準電圧E1V
    から第2の基準電圧E2Vまでその端子電圧が上昇する
    間に前記2次電池に充電された容量としての初期容量、
    及び前記2次電池の初期の充電時における総容量として
    の初期総容量を予め記憶した後、前記2次電池の充電時
    に、前記第1の基準電圧E1Vから第2の基準電圧E2
    Vまでその端子電圧が上昇する間に前記2次電池に充電
    される容量を求め、前記求められた容量並びに前記予め
    記憶した初期容量及び前記初期総容量から、現在の前記
    2次電池の総容量を算出することを特徴とする総容量計
    算方法。
  12. 【請求項12】 電子機器に電力を供給する2次電池
    と、 前記2次電池の端子電圧を検出する検出手段と、 前記2次電池の端子電圧が過電圧になったとき、前記2
    次電池への充電電流を遮断する遮断手段と、 前記2次電池の過電圧を検出するための第1の基準電圧
    を記憶する不揮発性の第1の記憶手段と、 前記2次電池の過電圧を検出するための集2の基準電圧
    を記憶する揮発性の第2の記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記2次電池の端子電圧
    の過電圧を、通常時、少なくとも、前記第2の記憶手段
    に記憶されている前記第2の基準電圧を用いて判定し、
    前記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記憶手段の記
    憶が消去されたとき、前記第1の記憶手段に記憶されて
    いる前記第1の基準電圧を用いて判定し、その判定結果
    に対応して前記遮断手段を制御し、前記2次電池の充電
    電流を遮断させる制御手段とを備えたことを特徴とする
    電池パック。
  13. 【請求項13】 前記第1の基準電圧は、通常時、前記
    2次電池の過電圧を検出する基準電圧より、所定の閾値
    電圧だけ実質的に低いことを特徴とする請求項12記載
    の電池パック。
  14. 【請求項14】 前記第2の基準電圧は、前記閾値電圧
    であり、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記2
    次電池の端子電圧の過電圧を、通常時、前記第1の記憶
    手段に記憶されている前記第1の基準電圧と、前記第2
    の記憶手段に記憶されている前記閾値電圧の和と比較し
    て判定し、前記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記
    憶手段の記憶が消去されたとき、前記第1の記憶手段に
    記憶されている前記第1の基準電圧と比較して判定する
    ことを特徴とする請求項13記載の電池パック。
  15. 【請求項15】 前記第2の基準電圧は、前記第1の基
    準電圧と前記閾値電圧の和に等しく、 前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記2
    次電池の端子電圧の過電圧を、通常時、前記第2の記憶
    手段に記憶されている前記第2の基準電圧と比較して判
    定し、前記2次電池の電圧が低下し、前記第2の記偉手
    段の記憶が消去されたとき、前記第1の記憶手段に記憶
    されている前記第1の基準電圧と比較して判定すること
    を特徴とする請求項13記載の電池パック。
  16. 【請求項16】 電子機器に電力を供給する2次電池
    と、 前記2次電池の端子電圧が過電圧になったとき、前記2
    次電池への充電電流を遮断する遮断部とを備えた電池パ
    ックを過充電から保護する過充電保護方法において、 前記2次電池の過充電を検出するための第1の基準電圧
    を不揮発性の記憶部に記憶し、 前記2次電池の過充電を検出するための第2の基準電圧
    を揮発性の記憶部に記憶し、 前記2次電池の過充電を、通常時、少なくとも、前記第
    2の基準電圧を用いて判定し、前記2次電池の電圧が低
    下し、揮発性の前記記憶部に記憶されている前記第2の
    基準電圧が消去されたとき、不揮発牲の前記記憶部に記
    憶されている前記第1の基準電圧を用いて判定し、その
    判定結果に対応して前記遮断部を制御し、前記2次電池
    の充電電流を遮断させることを特徴とする過充電保護方
    法。
  17. 【請求項17】 電子機器に電力を供給する2次電池
    と、 前記2次電池の状態を検出する状態検出手段と、 前記状態検出手段の検出結果に対応して、前記2次電池
    に関する情報を表示する表示手段とを備えたことを特徴
    とする電池パック。
  18. 【請求項18】 電子機器に電力を供給する2次電池
    と、 前記2次電池の状態を検出する状態検出手段とを備えた
    電池パックの情報表示方法において、 前記電池パックに設けた表示部に、前記状態検出手段の
    検出結果に対応して、前記2次電池に関する情報を表示
    することを特徴とする電池パックの情報表示方法。
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