JPH11344545A - バッテリーパックの電流測定方法及び装置 - Google Patents

バッテリーパックの電流測定方法及び装置

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JPH11344545A
JPH11344545A JP10154923A JP15492398A JPH11344545A JP H11344545 A JPH11344545 A JP H11344545A JP 10154923 A JP10154923 A JP 10154923A JP 15492398 A JP15492398 A JP 15492398A JP H11344545 A JPH11344545 A JP H11344545A
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JP
Japan
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current
voltage
count value
value
switch
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Application number
JP10154923A
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English (en)
Inventor
Shunichiro Doi
俊一郎 土居
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Celltec Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Celltec Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11344545A publication Critical patent/JPH11344545A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時変化や環境温度による電流測定装置のド
リフトを補正する。 【解決手段】 測定用抵抗に流れる電流はオペアンプで
電圧に変換される。Vーf変換器は、オペアンブの出力
電圧に応じた周波数のパルスを発生する。カウンタは、
パルスを一定時間だけカウントする。カウント値をCと
すると、電流演算式は、I=(CーDOS)/DGとな
る。DOSはドリフト補正時に求めたオフセット補正値
であり、DGはゲイン補正値である。基板検査時に、0
mAと3000mAの充電電流を実際に流したときのカ
ウント値と、0mAに相当した電圧と3000mAに相
当した電圧のカウント値を調べる。30秒毎にドリフト
補正を実行し、0mAに相当した電圧と3000mAに
相当した電圧のカウント値を調べる。これらのカウント
値からDOS,DGが求まる。30秒毎に求めた新しい
DOS,DGで電流演算式を更新し、220ms毎に電
流を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーパック
の電流測定方法及び装置に関し、更に詳しくは経時変化
や環境温度による測定値のドリフトを補正して、充放電
電流を正確に測定するための方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】携帯用電子機器の電源として、リチウム
イオン電池等の二次電池を内蔵したバッテリーパックが
広く用いられている。最近のバッテリーパックには、リ
チウムイオン電池の状態(電圧,電流,温度等)を監視
して充放電を制御する監視回路の他に、電池残容量演算
機能や通信機能を備え、電池残容量等の電池情報を電子
機器に送るようにしたものがある。電子機器では、バッ
テリーパックから送られてきた電池残容量を電池マーク
等によってディスプレイに表示するから、電池残容量が
少なくなってきたときに、電子機器の使用を止めたり、
あるいは事前にデータ保存をすることが可能となる。
【0003】充放電電流の大きさを測定したり、あるい
は電池残容量を演算するために、バッテリーパックには
電流測定装置が設けられている。電流測定装置は、例え
ば特開平7−99066号公報に記載されているよう
に、二次電池と直列に接続された測定用抵抗と、オペア
ンプとから構成されている。測定用抵抗に充放電電流が
流れると、この電流の大きさに比例した電圧降下が発生
する。
【0004】オペアンプは、二次電池の充電時又は放電
時に、測定用抵抗に流れる電流を電圧に変換し、この電
圧をマイクロコンピュータに送る。マイクロコンピュー
タは、電圧と測定用抵抗の抵抗値とから電流値を算出す
る。
【0005】充放電電流の測定を一定時間毎に行い、得
られた各測定電流に測定間隔を乗算することで、所定時
間当たりの放電容量が求められる。そして、メモリに記
憶されている電池残容量から、放電容量を引くことで、
現在の電池残容量が算出される。この新しい電池残容量
は、電子機器に送られるとともに、更新データとしてメ
モリ内に書き込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電流測定装置は、使用
によって経時変化したり、あるいは測定時の環境温度の
影響を受けて、測定値にドリフトが発生するため、正し
い電流値を測定することができないという問題が発生す
る。したがって、例えば電池残容量の誤測定により、バ
ッテリーパックからの電池情報では給電が可能になって
いるにもかかわらず、電子機器の給電が停止して、デー
タ消失等が発生することがある。
【0007】本発明は、経時変化や環境温度によって発
生するドリフトを補正し、二次電池の電流を正しく測定
することができるようにしたバッテリーパックの電流測
定方法及び装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電流測定方法では、二次電池に直列
に接続された測定用抵抗と、この測定用抵抗に流れる電
流を電圧に変換する電圧変換部と、この電圧に応じた周
波数のパルスを発生するVーf変換器と、パルスを一定
時間カウントするカウンタと、このカウンタのカウント
値Cを用いて二次電池の電流値Iを算出する演算部とを
備えたバッテリーパックにおいて、演算部は次式から電
流値Iを算出する。
【0009】I=(CーDOS)/DG ここで、各記号は次の通りである。 DOS=DC0 ーIV0 ×DG DG=(DCC ーDC0 )/(IVC ーIV0 ) IV0 =(C0 ーCC0 )/G IVC =IC+(CC ーCCC )/G G =(CCC ーCC0 )/IC C0 :工場での検査時に、0mAに相当する電圧を電圧
変換部に入力したときのカウント値 CC :工場での検査時に、所定電流ICmAに相当する
電圧を電圧変換部に入力したときのカウント値 CC0 :工場での検査時に、測定用抵抗に0mAの充電
電流を流したときのカウント値 CCC :工場での検査時に、測定用抵抗にICmAの充
電電流を流したときのカウント値 DC0 :ドリフト補正時に、0mAに相当する電圧を電
圧変換部に入力したときのカウント値 DCC :ドリフト補正時に、ICmAに相当する電圧を
電圧変換部に入力したときのカウント値
【0010】請求項2記載の電流測定方法では、ドリフ
ト補正が所定時間T1毎に行われ、また電流測定が所定
時間T2(T2<T1)毎に行われる。次のドリフト補
正が行われるまでは、各電流測定に際して前回のドリフ
ト補正で求めたオフセット補正値DOS,ゲイン補正値
DGを用いて電流値Iを算出する。
【0011】請求項3記載の電流測定装置では、二次電
池に直列に接続された測定用抵抗と、この測定用抵抗の
電流を電圧に変換する電圧変換部と、電圧に応じた周波
数のパルスを発生するVーf変換器と、パルスを一定時
間カウントするカウンタと、このカウンタのカウント値
Cを用いて二次電池の電流値Iを算出する演算部と、O
Nしたときに電圧変換部の2つの入力端子に測定用抵抗
の両端を接続する第1のスイッチと、ONしたときに電
圧変換部の2つの入力端子を接地して、0mAに相当す
る電圧を入力するための第2のスイッチと、第2のスイ
ッチとともにONしたときに電圧変換部の一方の入力端
子に所定の電流(ICmA)に相当する電圧を入力する
第3のスイッチとが設けられている。
【0012】請求項4記載の電流測定装置では、マイク
ロコンピュータは、カウンタと演算部とを備え、工場で
の検査時に第1のスイッチだけをONさせて、検査器具
からの0mAとICmAの電流を測定用抵抗にそれぞれ
流してカウント値CC0 ,CCC を測定する。また、第
2のスイッチだけをONにしたときのカウント値C
0と、第2及び第3のスイッチだけをONしたときのカ
ウント値CC とを測定する。ドリフト補正時には、第2
のスイッチだけをONしたときのカウント値DC0と、
第2及び第3のスイッチをONしたときのカウント値D
C とを測定する。ドリフト補正後の電流測定時には、
第1のスイッチだけをONにしてカウント値Cを測定
し、演算部により次式を演算して電流値Iを算出する。
【0013】I=(CーDOS)/DG ここで、各記号は次の通りである。 DOS=DC0 ーIV0 ×DG DG=(DCC ーDC0 )/(IVC ーIV0 ) IV0 =(C0 ーCC0 )/G IVC =IC+(CC ーCCC )/G G=(CCC ーCC0 )/IC
【0014】
【発明の実施の形態】図1において、バッテリーパック
10には、プラス端子11,マイナス端子12,通信端
子13とが設けられている。このバッテリーパック10
内には、複数の二次電池、例えば3個のリチウムイオン
電池14〜16が収納されており、これらは直列に接続
されている。
【0015】前記リチウムイオン電池14のプラス極
と、プラス端子11との間には、放電停止用FET1
8,充電停止用FET19が直列に接続されている。こ
れらのFET18,19は、Pチャンネルであり、ゲー
トに「L」の信号が入力されるとONし、そして「H」
の信号が入力されるとOFFする。また、リチウムイオ
ン電池16のマイナス極と、マイナス端子12との間に
は、抵抗値が小さい電流測定用の抵抗20が接続されて
いる。なお、リチウムイオン電池16のマイナス極は接
地されている。
【0016】放電停止用FET18は、バッテリーパッ
ク10の放電を強制的に停止させて、電子機器やバッテ
リーパックが危険な状態に陥るのを防止したり、故障や
短寿命化を防止する。この放電が強制的に停止されるケ
ースとしては、3個のリチウムイオン電池14〜16の
いずれか1つが放電停止電圧(例えば2.2V)まで低
下したとき、又は放電中に過電流値(例えば8A)を越
える電流(過電流)が流れたときである。
【0017】同様に、充電停止用FET19は、バッテ
リーパック10の充電を強制的に停止させて、バッテリ
ーパック10が危険な状態に陥るのを防止したり、故障
や短寿命化を防止する。この充電が強制的に停止される
ケースとしては、3個のリチウムイオン電池14〜16
のいずれか1つが充電停止電圧(例えば4.2V)に達
したとき、又は充電中に過電流が流れたときである。
【0018】各リチウムイオン電池14〜16のプラス
極とマイナス電極は、電圧測定回路23にそれぞれ接続
されている。この電圧測定回路23は、2つの電圧の差
を求める少なくとも3個のオペアンプから構成され、3
個のリチウムイオン電池14〜16の電圧VH,VM,
VLをそれぞれ測定する。
【0019】マイクロコンピュータ24は、放電中には
各電圧VH,VM,VLが放電停止電圧まで低下したか
どうかを判定する。もし、リチウムイオン電池14〜1
6のいずれか1つが放電停止電圧まで低下すると、マイ
クロコンピュータ24は「H」の信号を放電停止用FE
T18に与えて、これをOFFにして放電を停止させ
る。
【0020】また、マイクロコンピュータ24は、充電
中には各電圧VH,VM,VLが充電停止電圧まで昇圧
したかどうかを判定する。もし、リチウムイオン電池1
4〜16のいずれか1つが、充電停止電圧まで低下する
と、マイクロコンピュータ24は「H」の信号を充電停
止用FET19に与え、これをOFFにして充電を停止
させる。
【0021】放電時又は充電時に、測定用抵抗20に電
流が流れると電圧降下が発生し、この電圧降下の大きさ
は電流に比例する。この測定用抵抗20の両端に過電流
検出回路25が接続されている。この過電流検出回路2
5は、コンパレータから構成され、充電電流又は放電電
流が過電流値を越えたときに、過電流状態を表す「L」
の信号を発生する。マイクロコンピュータ24は、
「L」の信号を受け取ると、放電中には放電停止用FE
T18をOFFにし、充電中には充電停止用FET19
をOFFにする。
【0022】また、バッテリーパック10の電流を測定
するために、測定用抵抗20の両端がオペアンプ27に
接続されている。このオペアンプ27は、測定用抵抗2
0に流れる電流を電圧に変換する。この電圧は、Vーf
変換器28に送られ、電圧に応じた周波数のパルスに変
換される。このパルスは,マイクロコンピュータ24の
カウンタ29に送られる。
【0023】カウンタ29は、一定時間毎にリセットさ
れることで、カウント動作を周期的に繰り返す。このカ
ウント動作は、バッテリーパック10の放電又は充電に
関係なく行われ、Vーf変換器28からのパルスをカウ
ントする。各カウント動作で求めたカウント値は、測定
用抵抗20に流れる電流値に対応している。これらの測
定用抵抗20,オペアンプ27,Vーf変換器28,マ
イクロコンピュータ24によって、電流測定装置が構成
される。
【0024】オペアンプ27やVーf変換器28等は、
経時変化したり、環境温度によって出力が変動する。こ
の出力の変動はドリフトと呼ばれている。そこで、演算
部30は、予めメモリ31に書き込んでおいたバラメー
タを用いて、ドリフト補正して正しい電流値を算出す
る。
【0025】ドリフト補正に用いられるバラメータは、
電流測定装置を用いて測定したデータから設定される。
この測定には、工場での基板検査時にする測定と、ドリ
フト補正時にする測定とがある。基板検査時の測定デー
タから求めたパラメータは、そのまま使われる。ドリフ
ト補正は一定時間例えば30秒毎に行われ、前回の測定
で設定した古いパラメータは、新しいものと更新され
る。なお、カウンタ29のリセットは220mS毎に行
われ、したがって220mS間隔で電流測定が行われる
ことになる。
【0026】ドリフト補正の測定において、オペアンプ
27と測定用抵抗20との接続を切り離すために、スイ
ッチ32,33が設けられている。また、オペアンプ2
7に、接地電圧(0mA相当の電圧)を入力するため
に、一対のスイッチ34,35が設けられている。更
に、オペアンプ27に、3000mA相当の電圧を入力
するためのスイッチ36が設けられている。これらのス
イッチ32〜36としては、マイクロコンピュータ24
によってON・OFFが制御されるスイッチング素子、
例えばFETが用いられる。
【0027】レギュレータ37は、リチウムイオン電池
14〜16の直列電圧を、所定の電圧に変換して出力す
る。このレギュレータ37は、電圧測定回路23,マイ
クロコンピュータ24,過電流検出回路25等を給電す
る。また、レギュレータ37は、充電電流が0mAの場
合、スイッチ32,33がOFFしている場合に、オペ
アンプ27の+入力端子側に給電する。
【0028】オペアンプ27の+入力端子のオフセット
電圧を調整するために、抵抗38〜40が直列に接続さ
れている。また、抵抗39と40との接続点41には、
抵抗42が接続されている。この抵抗42には、スイッ
チ36を介して抵抗43が並列に接続されている。これ
らの抵抗は、充電電流が0mAのときに、カウンタ29
の最大カウント値のほぼ半分となるように、その抵抗値
が決められている。
【0029】図1では、検査器具45が示されている
が、この検査器具45にもプラス端子46,マイナス端
子47,通信端子48が設けられている。バッテリーパ
ック10の各端子11〜13と、検査器具45の各端子
46〜48とは、バッテリーパック10が検査機器45
に正常に装填されたときに、対応するもの同志が接続さ
れるように配置されている。検査器具45には、充電電
流の大きさを設定したり、検査モードの種類を指定した
りするためのスイッチ49が設けられている。
【0030】次に、バッテリーパック10の作用につい
て説明する。電池工場では、電池製造後に、各リチウム
イオン電池を満充電のほぼ半分程度に充電する。充電済
みの各リチウムイオン電池は、電池検査を受けてから、
バッテリーパック組立てラインに送られる。この組立て
ラインでは、まず、リチウムイオン電池14〜16の電
極に、金属板の接続端子がスポット溶接される。
【0031】リチウムイオン電池14〜15の取付け後
に、接続端子をプリント基板に半田付けする。このプリ
ント基板には、図1に示す電流測定装置や保護回路等が
予め実装されており、また各部が正常に動作するかの検
査工程を経ている。リチウムイオン電池14〜16を保
持したプリント基板は、ほぼ四角形をしたプラスチック
製のケース(図示せず)に収納され、バッテリーパック
10が完成する。このケースは、バッテリーパック10
の装填ミスをなくすために、左右・上下が非対称な形状
をしている。
【0032】個々の電流測定装置は、オペアンプ27の
入出力特性のバラツキ,各抵抗の抵抗値のバラツキ等に
よって、所期の測定特性から僅かであるがずれている。
この測定特性のずれはドリフトに呼ばれており、このド
リフトによって測定誤差が発生する。このずれは、バッ
テリーパック毎に異なっているため、検査器具を用いた
基板検査を行って、個々の電流測定装置の測定特性を調
べる。そして、測定特性に応じて電流演算式のパラメー
タを修正することで、ドリフト補正をする。
【0033】検査器具45にバッテリーパック10を装
填してから、検査器具45のスイッチ49を操作して、
バッテリーパック10に供給する充電電流を0mAにセ
ットする。この場合に、検査器具45は、充電停止と同
じ状態となるから、バッテリーパック10には充電電流
が流れない。
【0034】他方、検査器具45は、通信端子48を介
して、CC0 の測定モードであることを、バッテリーパ
ック10のマイクロコンピュータ24に通信する。この
カウント値CC0 は、充電電流が0mAのときのカウン
タ29のカウント値である。マイクロコンピュータ24
は、CC0 の測定モードでは、スイッチ32,33だけ
をONにし、スイッチ34〜36をOFFにする。ま
た、放電停止用FET18,充電停止用FET19とを
ONさせる。
【0035】レギュレータ37は、一定の電圧を出力し
ているため、抵抗42を通った電流は、接続点41で抵
抗40に流れる電流と、抵抗39に流れる電流とに分流
される。抵抗39を流れた電流は、抵抗38,測定用抵
抗20を通り、リチウムイオン電池16のマイナス極に
流れる。オペアンプ27は、抵抗38と39との接続点
44の電圧を増幅してから、Vーf変換器28に送る。
このVーf変換器28は、オペアンプ27の出力電圧に
応じた周波数のパルスを発生する。マイクロコンピュー
タ24のカウンタ29は、これらのパルスをカウントす
る。
【0036】マイクロコンピュータ24は、カウンタ2
9のリセット後に、一定時間だけカウンタ29のカウン
ト動作を行わせて、カウント値CC0 を得る。実際に
は、精度良い測定をするために、1回だけのカウントで
はなく、複数回のカウントを行い、その平均値を用い
る。例えば、マイクロコンピュータ24は、220mS
毎にカウンタ29をリセットし、そして各リセットの直
前のカウント値を取り込む。例えば5個のカウント値を
用い、その最大値と最小値となるものを除いた残りのカ
ウント値の平均値を用いる。
【0037】次に、検査器具45のスイッチ49を操作
して、バッテリーパック10に供給する充電電流を30
00mAにセットする。この検査器具45は、通信端子
48を介して、カウント値CCC の測定モードであるこ
とを、バッテリーパック10のマイクロコンピュータ2
4に通信する。このカウント値CCC は、バッテリーパ
ック10に3000mAの充電電流を流したときのカウ
ンタ29のカウント値である。マイクロコンピュータ2
4は、CCC の測定モードでは、スイッチ32,33だ
けをONにし、スイッチ34〜36をOFFにする。ま
た、放電停止用FET18,充電停止用FET19とを
ONさせる。
【0038】検査器具45は、3000mAの充電電流
をバッテリーパック10に供給する。この充電電流は、
プラス端子11,充電停止用FET19,放電停止用F
ET18を介してリチウムイオン電池14〜16に流
れ、これらのリチウムイオン電池14〜16を充電す
る。この充電時に、3000mAの電流が測定用抵抗2
0に流れる。この電流の一部は、抵抗38,39,40
を流れる。接続点44の電圧は、オペアンプ27で増幅
されてから、Vーf変換器28でパルスに変換される。
マイクロコンピュータ24は、Vーf変換器28のパル
スを一定時間だけカウントしてカウント値CCC を得
る。
【0039】次に、検査器具45のスイッチ49を操作
して、カウント値C0 の測定モードであることを、マイ
クロコンピュータ24に通信する。カウント値C0 は、
0mAに相当する電圧をオペアンプ27に入力したとき
のカウント値であり、測定用抵抗20に0mAの充電電
流を流した場合とほぼ同じ状態にしたときのカウント値
である。なお、これらの測定のときには、検査器具45
は充電をしないから、マイクロコンピュータ24に測定
モードを直接に指示すれば、バッテリーパック10を検
査器具45から外して測定することができる。
【0040】カウント値C0 の測定モードでは、マイク
ロコンピュータ24は、スイッチ34,35をONに
し、スイッチ32,33,36をOFFにする。このと
きには、レギュレータ37からの電流が抵抗42を通っ
てから、接続点41で抵抗40を通る電流と、抵抗3
9,38,スイッチ35を通る電流に分流される。この
ときに、接続点44には、測定用抵抗20に0mAの充
電電流を流したときに相当した電圧が発生し、この電圧
に応じた周波数のパルスが発生する。このパルスをカウ
ントすることでカウント値C0 が得られる。
【0041】カウント値C0 の測定後に,検査器具45
のスイッチ49を操作して、カウント値CC の測定モー
ドにセットする。このカウント値CC は、3000mA
に相当する電圧をオペアンプ27に入力したときのカウ
ント値である。マイクロコンピュータ24は、スイッチ
34,35,36をONにし、スイッチ32,33をO
FFにする。スイッチ36のONにより、抵抗43が抵
抗42に並列に接続されるから、カウント値C0 の測定
モードに比べて、接続点44の電圧が高くなり、300
0mAに相当する電圧が発生する。この電圧に応じた周
波数のパルスを一定時間カウントすることでカウント値
C が得られる。
【0042】以上の測定によって、カウント値CC0
CCC ,C0 ,CC が得られる。図2は、縦軸をカウン
ト値とし、横軸を電流値としたグラフである。符号55
は、カウント値CC0 ,CCC を通る直線であり、基板
検査時における電流測定装置の測定特性を示す。
【0043】各カウント値の測定後に、マイクロコンピ
ュータ24の演算部30は、パラメータG,IV0 ,I
C を算出する。パラメータGは、基板検査時の電流変
換係数(カウント値/mA)である。これは、いわゆる
ゲイン補正値に相当しており、次式(1)から求められ
る。 G=(CCC ーCC0 )/3000 ・・・(1) パラメータIV0 は、0mAに対する基板検査時の電流
換算値(mA)である。これは、0mAに相当した電圧
を電流値に変換すると何mAになるかを表すものであ
り、次式(2)から求められる。 IV0 =(C0 ーCC0 )/G ・・・(2) パラメータIVC は、3000mAに対する基板検査時
の電流換算値(mA)である。これは、3000mAに
相当した電圧を電流値に変換すると何mAになるかを表
すものであり、次式(3)から求められる。 IVC = 3000+(CC ーCCC )/G ・・・(3)
【0044】前記パラメータIV0 は、直線55上にお
いて、カウント値C0 に相当する電流値である。また、
パラメータIVC は、直線55上においてカウント値C
C に相当する電流値である。これらのパラメータは、図
2に示してある。なお、ΔIV0 は、0mAとIV0
Aとの差であり、またΔIVC は3000mAとIV C
mAとの差である。これらのパラメータG,IV0 ,I
C と、カウント値CC0 とはメモリ31に書き込まれ
る。
【0045】バッテリーパック10は、前述した基板検
査後に検査器具45から外されて、電子機器の製造工場
や電池販売店に向けて出荷される。また、バッテリーパ
ック10は、基板検査後から電流測定を開始する。この
電流測定では、マイクロコンピュータ24は、スイッチ
32,33をONにし、スイッチ34〜36をOFFに
する。マイクロコンピュータ24は、カウンタ29を一
定時間例えば220mS毎にリセットし、各リセット時
のカウント値Cから電流値を算出する。
【0046】220mS間隔の電流測定において、カウ
ント値Cから電流値I(mA)を求めるには、単位mA
当たりのカウント数を表す電流変換係数Gで、測定した
カウント値Cを割ればよい。しかし、図2に示すよう
に、0mAのときのカウント値がCC0 であるから、測
定したカウント値CからCC0 を引いたものを電流変換
係数Gで割ることが必要である。このカウント値CC0
は、基板検査時のオフセット補正値に相当する。なお、
電流変換係数Gは、基板検査時のゲイン補正値に相当す
る。
【0047】そこで、各電流測定では、演算部30は、
メモリ31から読み出したパラメータG及びCC0 と、
測定したカウント値Cとを用い、次の電流演算式(4)
から電流値I(mA)を算出する。 I=(CーCC0 )/G ・・・(4)
【0048】図3は、電流測定装置における測定特性の
ドリフトを表すものであり、直線55は図2に示す基板
検査時の測定特性を示し、直線56は現在の測定特性を
示す。このドリフトは、電流測定装置の経時変化や環境
温度等によって発生する。したがって、現在の測定特性
は基板検査時の測定特性から変動しているから、基板検
査時に作成した電流演算式(4)をそのまま用いると、
測定誤差が発生する。
【0049】測定特性のドリフトを是正して電流値Iを
正しく測定するには、基板検査時の測定特性から求めた
電流演算式(4)を、現在の測定特性に基づいて書き換
えることが必要である。そこで、マイクロコンピュータ
24は、一定時間例えば30秒毎に割り込み処理を実行
してドリフト補正をする。
【0050】このドリフト補正は、バッテリーパック1
0が単体のまま保管されている場合,充電器に装填され
て充電状態にある場合,あるいは電子機器に装填されて
放電状態にある場合等に行われる。したがって、基板検
査時のように、所定の充電電流を流すことができないた
め、基板検査時に求めたパラメータIV0 ,IVC と、
ドリフト補正時に測定したカウント値DC0 ,DCC
を用いて、測定特性の変動による測定誤差を吸収するよ
うに、電流演算式(4)を書き換える。
【0051】カウント値DC0 は、0mAに相当する電
圧をオペアンプ27に入力したときのカウント値であ
り、この測定に際してマイクロコンピュータ24は、ス
イッチ34,35だけをONにし、スイッチ32,3
3,36をOFFにする。この状態で、Vーf変換器2
8からのパルスをカウンタ29で測定してカウント値D
0 を求める。
【0052】次に、マイクロコンピュータ24は、スイ
ッチ34〜36をONにし、スイッチ32,33をOF
Fにする。この状態で、Vーf変換器28からのパルス
をカウンタ29で測定してカウント値DCC を求める。
このカウント値DCC は、3000mAに相当する電圧
をオペアンプ27に入力したときのカウント値である。
なお、実際には、カウント値DC0 ,DCC としては、
連続して複数回の測定をし、その平均値が用いられる。
【0053】カウント値DC0 ,DCC の測定後に,演
算部30は、ドリフト補正時の電流変換係数(ゲイン補
正値)DGを次式(5)から算出し、またドリフト補正
時のオフセット補正値DOSを次式(6)から算出し、
これらをメモリ31に書き込む。 DG=(DCC ーDC0 )/(IVC ーIV0 ) ・・・(5) DOS=DC0 ーIV0 ×DG ・・・(6)
【0054】電流演算式(4)において、基板検査時の
オフセット補正値CC0 を、ドリフト補正時のオフセッ
ト補正値DOSに置き換え、基板検査時の電流変換係数
Gをドリフト補正時の電流変換係数DGに置き換えれ
ば、現在の測定特性を考慮した電流演算式(7)が得ら
れる。 I=(CーDOS)/DG ・・・(7)
【0055】以上のように、基板検査後は、電流演算式
(4)を用いて、220mS毎に電流を測定する。各測
定で得られた電流値Iに、測定間隔(220mS=0.
003666H)を乗算することで電気容量(mAH)
が求まる。電流値Iの符号は、プラスのときには充電で
あり、マイナスのときには放電となる。メモリ31から
読み出した電池残容量(mAH)に、今回の測定で求め
た電気容量(mAH)を加算することで、現在の電池残
容量が求まる。この新しい電池残容量で、メモリ31内
にある電池残容量がデータ更新される。これを繰り返す
ことで、電池残容量のデータが220mS毎に更新され
てゆく。
【0056】基板検査後から30秒が経過すると、マイ
クロコンピュータ24は、割り込み処理によって前述し
たドリフト補正を実行し、パラメータを書き換えた電流
演算式(7)を算出する。この第1回目のドリフト補正
後は、220mS毎にカウント値Cを測定し、これを演
算式(7)に代入して電流値Iを求め、更に電池残容量
を算出する。第1回目のドリフト補正から30秒が経過
すると、第2回目のドリフト補正を実行し、新しいパラ
メータで演算式(7)を書き換える。こうして、一定時
間毎にドリフト補正を実行し、経時変化や環境温度に起
因する測定誤差のない電流測定をする。
【0057】次に、保護回路の作用について簡単に説明
する。バッテリーパック10は、ノートパソコン,カム
コーダ等の携帯型電子機器に装填され、その電源装置と
して用いられる。各リチウムイオン電池14〜16の電
圧VH,VM,VLが充放電可能電圧範囲内にあるとき
には、マイクロコンピュータ24は2つのFET18,
19をONにする。各リチウムイオン電池14〜16か
らの放電電流は、矢線で示すように、FET18,19
を通り、プラス端子11を介して電子機器に流れる。
【0058】電子機器の給電中に、バッテリーパック1
0は、通信端子13を介して電子機器との間で、各種の
通信を行う。例えば、電子機器から電池情報の提供が要
求されると、算出した電池残容量,電池電圧(VH+V
M+VL),放電電流値等を電子機器に送る。
【0059】電圧測定回路23は、各リチウムイオン電
池14〜16の電圧VH,VM,VLを測定してマイク
ロコンピュータ24に送る。各リチウムイオン電池14
〜16のいずれか1つが放電停止電圧まで低下すると、
マイクロコンピュータ24は、「H」の信号を放電停止
用FET18のゲートに送る。この放電停止用FET1
8は、ONからOFFに反転して、電子機器への給電を
停止する。
【0060】また、過電流検出回路25は、測定用抵抗
20の両端の電圧から放電電流を測定し、この放電電流
が過電流値(例えば8A)になると,過電流状態を表す
信号をマイクロコンピュータ24に送る。マイクロコン
ピュータ24は、放電停止用FET18をOFFにし
て、電子機器への給電を停止する。
【0061】バッテリーパック10の電池残容量が少な
くなると、充電器によってバッテリーパック10が充電
される。各リチウムイオン電池14〜16の電圧VH,
VM,VLが充放電可能電圧範囲内にあるときは、マイ
クロコンピュータ24は、2つのFET18,19をO
Nにするから、充電器からの充電電流がプラス端子1
1,FET19,FET18を通って各リチウムイオン
電池14〜16に流れる。
【0062】リチウムイオン電池14〜16のいずれか
1つが放電停止電圧以下になっている場合は、マイクロ
コンピュータ24は放電停止用FET18をOFFにし
ている。この放電停止用FET18には、ドレインとソ
ース間に寄生ダイオードが存在するから、これを通って
比較的に小さな充電電流が流れる。そして、各リチウム
イオン電池14〜16が充電され、全てが充放電可能電
圧範囲内になると、放電停止用FET18がONするか
ら、比較的に大きな充電電流が流れ、充電が迅速に進行
する。
【0063】バッテリーパック10の充電が進行して、
リチウムイオン電池14〜16のいずれか1つが充電停
止電圧になると、マイクロコンピュータ24は充電停止
用FET19をOFFにして充電を停止させる。また、
バッテリーパック10の充電中に、過電流検出回路25
が過電流状態を検出すると、マイクロコンピュータ24
は充電停止用FET19をOFFにする。
【0064】前述した例では、ドリフト補正が30秒毎
に行われ、電流測定が220mS間隔で行われるが、こ
れらの期間は適当に変更することができる。また、ドリ
フト補正のために3000mAの電流を測定している
が、例えば2000mAであっても、4000mA等で
あってもよい。専用のカウンタを設け、このカウント値
をマイクロコンピュータ24に入力してもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明は、経時変化や環境温度に起因す
る電流測定装置のドリフトを補正するから、二次電池の
電流を正しく測定することができる。また、ドリフト補
正を一定時間毎に行うから、現在の電流測定装置の測定
特性を考慮した最適なドリフト補正を行うことができ
る。更に、高価な電気部品を使用して回路的にドリフト
補正を行うものに比べて、装置のコストを安くすること
ができる。ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッテリーパックの一例を示す回路図
である。
【図2】基板検査時の電流測定装置の測定特性を示すグ
ラフである。
【図3】ドリフト補正時の電流測定装置の測定特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
10 バッテリーパック 14〜16 リチウムイオン電池 18 放電停止用FET 19 充電停止用FET 20 測定用抵抗 27 オペアンプ 28 Vーf変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池に直列に接続された測定用抵抗
    と、この測定用抵抗に流れる電流を電圧に変換する電圧
    変換部と、この電圧に応じた周波数のパルスを発生する
    Vーf変換器と、パルスを一定時間カウントするカウン
    タと、このカウンタのカウント値Cを用いて二次電池の
    電流値Iを算出する演算部とを備えたバッテリーパック
    において、 前記演算部は次式から電流値Iを算出することを特徴と
    する電流測定方法。 I=(CーDOS)/DG ここで、各記号は次の通りである。 DOS=DC0 ーIV0 ×DG DG=(DCC ーDC0 )/(IVC ーIV0 ) IV0 =(C0 ーCC0 )/G IVC =IC+(CC ーCCC )/G G =(CCC ーCC0 )/IC C0 :工場での検査時に、0mAに相当する電圧を電圧
    変換部に入力したときのカウント値 CC :工場での検査時に、所定電流ICmAに相当する
    電圧を電圧変換部に入力したときのカウント値 CC0 :工場での検査時に、測定用抵抗に0mAの充電
    電流を流したときのカウント値 CCC :工場での検査時に、測定用抵抗にICmAの充
    電電流を流したときのカウント値 DC0 :ドリフト補正時に、0mAに相当する電圧を電
    圧変換部に入力したときのカウント値 DCC :ドリフト補正時に、ICmAに相当する電圧を
    電圧変換部に入力したときのカウント値
  2. 【請求項2】 前記ドリフト補正は所定時間T1毎に行
    われ、また電流測定は所定時間T2(T2<T1)毎に
    行われ、次のドリフト補正が行われるまでは、各電流測
    定に際して前回のドリフト補正で求めたDOS,DGを
    用いて、電流値Iを算出することを特徴とする請求項1
    記載の電流測定方法。
  3. 【請求項3】 充放電可能な少なくとも1個の二次電池
    を有するバッテリーパックにおいて、 前記二次電池に直列に接続された測定用抵抗と、 前記測定用抵抗に流れる電流を電圧に変換する電圧変換
    部と、 前記電圧に応じた周波数のパルスを発生するVーf変換
    器と、 前記パルスを一定時間カウントするカウンタと、 前記カウンタのカウント値Cを用いて、二次電池の電流
    値Iを算出する演算部と、 ONしたときに電圧変換部の2つの入力端子を測定用抵
    抗の両端に接続する第1のスイッチと、 ONしたときに電圧変換部の2つの入力端子を接地し
    て、0mAに相当する電圧を入力するための第2のスイ
    ッチと、 第2のスイッチとともにONしたときに、電圧変換部の
    一方の入力端子に所定電流(ICmA)に相当する電圧
    を入力する第3のスイッチとを設けたことを特徴とする
    電流測定装置。
  4. 【請求項4】 前記カウンタと演算部とを有し、第1な
    いし第3のスイッチをON・OFFさせるためのマイク
    ロコンピュータを備え、 工場での検査時に、第1のスイッチだけをONさせた状
    態で、検査器具からの0mAとICmAの電流を測定用
    抵抗にそれぞれ流してカウント値CC0 ,CC C を測定
    し、また第2のスイッチだけをONにしたときのカウン
    ト値C0 と、第2及び第3のスイッチだけをONしたと
    きのカウント値CC とを測定し、 ドリフト補正時に、第2のスイッチだけをONしたとき
    のカウント値DC0 と、第2及び第3のスイッチだけを
    ONしたときのカウント値DCC とをそれぞれ測定し、 電流測定時に、第1のスイッチだけをONにしてカウン
    ト値Cを測定し、 前記演算部は、カウント値Cを含む次式を演算して電流
    値Iを算出することを特徴とする請求項3記載の電流測
    定装置。 I=(CーDOS)/DG ここで、各記号は次の通りである。 DOS=DC0 ーIV0 ×DG DG=(DCC ーDC0 )/(IVC ーIV0 ) IV0 =(C0 ーCC0 )/G IVC =IC+(CC ーCCC )/G G=(CCC ーCC0 )/IC
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