JP3204091B2 - 充放電電流測定装置 - Google Patents

充放電電流測定装置

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JP3204091B2
JP3204091B2 JP12951996A JP12951996A JP3204091B2 JP 3204091 B2 JP3204091 B2 JP 3204091B2 JP 12951996 A JP12951996 A JP 12951996A JP 12951996 A JP12951996 A JP 12951996A JP 3204091 B2 JP3204091 B2 JP 3204091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池の充放電
電流の電流測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコン等の携帯用電子機
器の電源として、複数の二次電池を接続し、これらを筐
体内に収容した電池パックが広く用いられている。電池
パックは、電力を供給する機器の使用可能な時間の目安
を表示するために、電池容量を計測する機能を有してい
る。さらに最近、成長が著しいリチウムイオン二次電池
では、充放電状態を的確に制御するために、充放電電流
を正確に測定し、電池容量を計測する必要がある。通
常、充放電電流の測定は、機器に電力を供給する充放電
経路中に微抵抗値の抵抗を配設し、充電電流測定用と
放電電流測定用の微小電圧増幅手段をそれぞれ設け、前
記抵抗に流れる充放電電流を各微電圧増幅手段により
電流測定を行う方法が一般的である。
【0003】以下、従来の充放電電流測定装置について
図面を用いて説明する。図7は従来の充放電電流測定装
置の構成を示す図である。この図7において、1は二次
電池、2は電流検出抵抗であり、微小抵抗値の抵抗が二
次電池1の負極に接続されている。3は充電電流用微小
電圧増幅手段であり、電流検出抵抗2の両端に発生する
微小電圧を入力とする演算増幅器31とトランジスタ3
2、トランジスタ34、トランジスタ35、トランジス
タ36、抵抗33からなるカレントミラー回路と所定の
基準電源V1とで構成されている。4は放電電流用微小
電圧増幅手段であり、上記充電電流用微電圧増幅手段
3と同様に、電流検出抵抗2の両端に発生する微小電圧
を入力とする演算増幅器41とトランジスタ42、トラ
ンジスタ44、トランジスタ45、トランジスタ46、
抵抗43からなるカレントミラー回路と所定の基準電源
V1とで構成されている。は充放電状態検出手段で演
算増幅器31と演算増幅器41の出力部の抵抗33と抵
抗43の出力を比較する比較器51とプルアップ抵抗5
2と基準電源V1とで構成されている。6は出力手段で
ある。7と8は演算増幅器31および演算増幅器41の
入力抵抗である。
【0004】次に、上記構成を有する従来の充放電電流
測定装置について、その動作を説明する。まず二次電池
1に充電電流が流れることにより、充電電流は電流検出
抵抗2にて微小電圧に変換され、これを入力とする演算
増幅器31の負帰還動作により電流検出抵抗2と入力抵
抗8の比で決まる充電電流に比例した微小電流がトラン
ジスタ36のコレクタ電流として出力手段6に出力され
る。また充放電状態検出手段5で抵抗33と抵抗43の
出力の比較により、充電状態ではロー出力となる。以下
同様に二次電池1に放電電流が流れることにより、電流
検出抵抗2と入力抵抗7の比で決まる放電電流に比例し
た微小電流がトランジスタ46のコレクタ電流として出
力手段6に出力される。また充放電状態検出手段5で抵
抗33と抵抗43の出力の比較により、放電状態ではハ
イ出力となる。従って出力手段6の出力値にて電流値の
絶対値が求められ、充放電状態検出手段にてその電流
が充電電流かあるいは放電電流かを判別するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、充電電流と放電電流の測定用にそれぞれ微
小電圧増幅手段が必要であり、且つ各微電圧増幅手段
からの出力が充電電流か放電電流かを示す充放電状態検
出手段が必要となり、回路構成が大きくなるという問題
があった。さらに、充放電電流の測定精度は主に演算増
幅器のオフセット電圧及び電流検出抵抗と入力抵抗の比
で決定される。電流検出抵抗及び上記微小電圧増幅手段
を構成する演算増幅器の各回路素子の許容ばらつきが電
流測定の精度に影響を及ぼすという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、充放電電流を簡易な構成で測定し、且つ電流測定精
度の良い充放電電流測定装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の充放電電流測定装置は、充放電電流に比例し
た微小電圧を発生させる電流検出抵抗と、電流検出抵抗
で発生した微小電圧を増幅する微小電圧増幅手段と、予
め前記微小電圧増幅手段の入力のかさ上げを行う入力か
さ上げ手段と、前記電流検出抵抗の出力をショートする
第一のスイッチおよび前記微小電圧増幅手段に規定電流
相当の入力を入力する第二のスイッチを備えた補正手段
と、微小電圧増幅手段の出力信号を出力する出力手段
と、前記出力手段の出力を記憶する記憶手段とから構成
されたものである。
【0008】本発明の充放電電流測定装置は、微小電圧
増幅手段の入力のかさ上げを行うことにより、充電電流
及び放電電流の測定が一つの演算増幅器で行うことが可
能となる。さらに、演算増幅器の出力の値により充電電
流か放電電流かを判別でき、充放電状態検出手段が不要
となり、充放電電流を簡易な構成で測定できる。
【0009】また、微小電圧増幅手段に2種類以上の規
定電流相当の入力を入力させたときの出力を記憶し、こ
れらの出力を結ぶ直線補正にて微小電圧増幅手段の出力
に対応する充放電電流の値を決定することにより精度良
く充放電電流の測定を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0011】(実施の形態1) 図1は本発明の充放電電流測定装置の第一の実施形態を
示す回路図である。図1において、1は二次電池、2は
電流検出抵抗で微小抵抗値の抵抗が二次電池1の負極に
接続されている。3は微小電圧増幅手段で電流検出抵抗
2の両端に発生する微小電圧を入力とする演算増幅器3
1と演算増幅器31の入力抵抗32、抵抗33とトラン
ジスタ34、トランジスタ36、トランジスタ37、ト
ランジスタ38、抵抗35からなるカレントミラー回路
と所定の基準電源V1とで構成されている。4は入力か
さ上げ手段で電流検出抵抗2に電流が流れていなくても
演算増幅器31の出力がなされるよう演算増幅器31へ
の入力電圧のかさ上げを行うための定電流源41と基準
電源V1とで構成されている。5は補正手段であり、ス
イッチ51、スイッチ52、スイッチ53と抵抗54、
抵抗55で分圧される所定の基準電圧V1とからなる。
6は出力手段であり、抵抗負荷で構成されている。7は
出力手段6の出力を記憶する記憶手段である。
【0012】以上のように構成された充放電電流測定装
置について、その動作を説明する。二次電池1に充電電
流あるいは放電電流が流れていないときでも、演算増幅
器31の非反転入力端子に入力された定電流源41によ
り、演算増幅器31の非反転入力端子の電位が上昇し、
トランジスタ34を動作させ、演算増幅器31の負帰還
動作により微小電圧増幅手段3のカレントミラー回路を
通して出力手段6に出力されている。
【0013】ここで充電電流が流れることにより、演算
増幅器31の非反転入力端子の電位が減少し、充放電電
流が流れていないときより出力手段6の出力量は減少す
る。また、逆に放電電流が流れることにより、充放電電
流が流れていないときより出力手段6の出力量は増加す
る。このとき、充放電電流の測定での補正手段5はスイ
ッチ51をオン、スイッチ52をオフ、スイッチ53を
オフしておく。このように充放電電流が流れていないと
きの出力手段6の規定量の出力を基準量として、充電電
流に比例した分だけ、前記基準量より減少した量が出力
手段6より出力され、放電電流に比例した分だけ、前記
基準量より増加した量が出力手段6より出力される。
【0014】さらにここで、補正手段5のスイッチ51
をオフ、スイッチ52をオン、スイッチ53をオフする
ことにより、電流検出抵抗2の微小抵抗に発生する電圧
をショートすることになり、演算増幅器31には充放電
電流が流れていないときの状態が入力され、このときの
出力手段6の出力を記憶手段7により記憶する。また、
補正手段5のスイッチ51をオフ、スイッチ52をオ
フ、スイッチ53をオンすることにより、抵抗54、抵
抗55、基準電源V1で構成される予め定められた規定
放電電流に相当する電圧が演算増幅器31に入力され
る。
【0015】例えば、ある規定放電電流を4A、電流検
出抵抗2を20mΩとすると、80mVを抵抗54、抵
抗55、基準電源V1で構成する。このときの出力手段
6の出力を記憶手段7により記憶する。このように補正
手段5と記憶手段7により補正手段5のスイッチ52を
オンして充放電電流が流れていないときの出力手段6の
出力を記憶手段7で記憶し、さらに補正手段5のスイッ
チ53をオンしてある規定放電電流が流れたときの出力
手段6の出力を記憶手段7で記憶する。この2点を結ぶ
直線にて出力手段6の出力に対応する充放電電流の値を
決めることにより演算増幅器31のオフセット電圧及び
電流検出抵抗の微小抵抗や入力抵抗などの素子ばらつき
の影響をなくすことができる。そして、この補正を周期
的に行えば、温度変化に対する素子の温度特性の影響も
なくすことができ精度の良い電流測定ができる。
【0016】図2は、出力手段6の出力に対応する充放
電電流の値を示したものである。補正手段5において、
スイッチ52をオンした電流ゼロでの出力手段6の出力
が2V、スイッチ53をオンした放電電流4Aでの出力
手段6の出力が4Vを記憶手段7で記憶し、この2点を
結ぶ直線が図2のように求まる。ここでスイッチ51が
オンでの出力手段6の出力が3Vであると、図2の直線
より放電電流が2A流れていると求められる。
【0017】以上のように本実施の形態に示された充放
電電流測定装置によれば、充放電電流を微小電圧に変換
する電流検出抵抗2と、電流検出抵抗2の両端に発生す
る微小電圧を入力とする演算増幅器31と演算増幅器3
1の入力抵抗32、抵抗33とトランジスタ34、トラ
ンジスタ36、トランジスタ37、トランジスタ38、
抵抗35からなるカレントミラー回路と所定の基準電源
V1とからなる微小電圧増幅手段3と、電流検出抵抗2
に電流が流れていなくても出力がされるよう定電流源4
1と所定の基準電源V1からなる入力かさ上げ手段4
と、スイッチ51、スイッチ52、スイッチ53と抵抗
54、抵抗55で分圧される所定の基準電圧V1とから
なる補正手段5と、出力手段6と、出力手段6の出力を
記憶する記憶手段7を設けることにより、充電電流及び
放電電流の測定が一つの演算増幅器で構成でき、且つ演
算増幅器の出力の値により充電電流か放電電流かを判別
できる。さらに、充放電状態検出手段が不要となり、充
放電電流を簡易な構成で測定可能となり、また定期的に
補正を行うことで電流測定精度の良い装置となる。
【0018】(実施の形態2) 以下、本発明による充放電電流測定装置についての第二
の実施形態について図面を用いて説明する。図3は第二
の実施形態を示す回路図である。図3において、5は補
正手段であり、スイッチ51、スイッチ53、スイッチ
56、スイッチ57と抵抗54、抵抗55及び抵抗5
8、抵抗59で分圧される所定の基準電圧V1とから構
成されている。その他の構成については、図1と同じで
あるので同一部には同一番号を付与し、その詳細な説明
は省略する。
【0019】以上のように構成された第二の実施形態の
動作について説明する。前記第一の実施の形態での補正
手段5の補正において、電流が流れていないときの出力
を記憶手段7で記憶する代わりに充電電流側のポイント
として補正手段5のスイッチ51をオフ、スイッチ53
をオフ、スイッチ56をオフ、スイッチ57をオンする
ことにより、例えばある規定充電電流を3A、電流検出
手段2の抵抗20mΩとすると60mVが抵抗58、抵
抗59、基準電源V1で構成される規定充電電流相当の
電圧として入力され、このときの出力手段6の出力を記
憶手段7により記憶する。従ってスイッチ53をオンし
たときの出力とスイッチ57をオンしたときの出力の2
点を結ぶ直線にて出力手段6の出力に対応する充放電電
流の値を決める。図4は出力手段6の出力に対応する充
放電電流の値を示したものである。図4で補正手段5に
おいてスイッチ53をオンした放電電流4Aでの出力手
段6の出力が4V、スイッチ52をオンした充電電流3
Aでの出力手段6の出力が0.5Vを記憶手段7で記憶
し、この2点を結ぶ直線が図4のように求まる。ここで
スイッチ51がオンでの出力手段6の出力が1Vである
と、図4の直線より充電電流が2A流れていると求めら
れる。
【0020】以上のように補正手段5をスイッチ51、
スイッチ53、スイッチ56、スイッチ57と抵抗5
4、抵抗55及び抵抗58、抵抗59で分圧される所定
の基準電圧V1で構成し、放電電流側のある規定ポイン
トの出力と充電電流側のある規定ポイントの出力とを記
憶することでも、充放電電流を簡易な構成で測定できる
装置となる。
【0021】(実施の形態3) 以下本発明の第三の実施形態について図面を用いて説明
する。図5は本発明の第三の実施形態を示す回路図であ
る。図5において、3は微小電圧増幅手段で電流検出抵
抗2の両端に発生する微小電圧を入力とする演算増幅器
31と演算増幅器31の入力抵抗32、抵抗33とトラ
ンジスタ34、トランジスタ36、トランジスタ37、
トランジスタ38、トランジスタ39、抵抗35からな
るカレントミラー回路と所定の基準電源V1とで構成さ
れている。5は補正手段でスイッチ51、スイッチ5
2、スイッチ53、スイッチ56、スイッチ57と抵抗
54、抵抗55及び抵抗58、抵抗59で分圧される所
定の基準電圧V1とからなる。6は出力手段で比較器6
1と比較器61の入力で微小電圧増幅手段3の出力電流
を充電するコンデンサ62とコンデンサ62を放電する
ためのトランジスタ67、トランジスタ68からなるカ
レントミラー回路と比較器61の基準電圧で抵抗63、
抵抗64、抵抗65、所定の基準電源V1と比較器61
の出力に応じて比較器61の基準電圧を変えるトランジ
スタ66と比較器61の出力に応じてコンデンサ62の
充電あるいは放電を切り替えると69及びインバーター
610からなる。その他の構成は基本的に図1と同じで
あるので同一部には同一番号を付与し、その詳細な説明
は省略する。
【0022】以上のように構成された充放電電流測定装
置の動作について説明する。前記第一および第二の実施
形態での出力手段6の出力において、抵抗負荷の替わり
に発振回路としパルス周波数の値により充放電電流値を
決定するものである。充放電電流に比例した微小電流が
微小電圧増幅手段3のトランジスタ39のコレクタ電流
としてコンデンサ62を充電する。コンデンサ62の電
圧が抵抗63と抵抗64及び抵抗65の合成抵抗での分
圧電圧より大きくなると比較器61の出力が反転し、ト
ランジスタ66をオンし、トランジスタ69をオフす
る。このときトランジスタ67、トランジスタ68から
なるカレントミラー回路よりトランジスタ39のコレク
タ電流の2倍の電流がトランジスタ68のコレクタ電流
として流れることにより、コンデンサ62は充電電流と
同じ大きさで放電される。そしてコンデンサ62の電圧
が抵抗63と抵抗64の分圧電圧より小さくなると比較
器61の出力が再度反転し、トランジスタ66をオフ、
トランジスタ69をオンし、再びコンデンサ62は充電
される。以降同様の動作を繰り返し、充放電電流の値に
応じたパルス周波数を出力する。
【0023】出力手段としてのパルス周波数方式は、抵
抗負荷に比べてパルス周波数を上げれば充放電電流の測
定分解能が上がるが、比較器61は入力が逆転したのち
に出力が反転するまでの遅延時間が発生する動作特性を
もつ。この遅延時間はパルス周波数によらず一定の値と
なるので、パルス周波数が高くなるほどパルス周波数に
対応する充放電電流の値の関係において直線性が悪くな
る。そこで第一及び第二の実施形態での補正手段5の2
点での補正に対して、3点を結ぶ直線にて出力手段6の
出力に対応する充放電電流の値を決める。
【0024】まず、補正手段5のスイッチ51をオフ、
スイッチ52をオン、スイッチ53をオフ、スイッチ5
6をオン、スイッチ57をオフすることにより、電流検
出抵抗2の微小抵抗に発生する電圧をショートすること
になり、充放電電流が流れていないときの出力が出力手
段6よりパルス周波数として出力され、この周波数を記
憶手段7で記憶する。次に、補正手段5のスイッチ51
をオフ、スイッチ52をオフ、スイッチ53をオン、ス
イッチ56をオン、スイッチ57をオフすることによ
り、ある規定放電電流が流れたときの出力手段6の出力
が出力手段6よりパルス周波数として出力され、この周
波数を記憶手段7で記憶する。
【0025】さらに、補正手段5のスイッチ51をオ
ン、スイッチ52をオフ、スイッチ53をオフ、スイッ
チ56をオフ、スイッチ57をオンすることにより、あ
る規定充電電流が流れたときの出力手段6の出力が出力
手段6よりパルス周波数として出力され、この周波数を
記憶手段7で記憶する。従ってスイッチ52あるいはス
イッチ53あるいはスイッチ57をオンしたときの出力
手段6の出力の3点を結ぶ直線にて出力手段6の出力周
波数に対応する充放電電流の値を決めることで出力手段
としてパルス周波数に変換する方式のように比較器の遅
延時間の影響による入力に対する出力の直線性が悪くて
も測定精度の良い充放電電流が測定できる装置となる。
このとき充放電電流の測定での補正手段5はスイッチ5
1をオン、スイッチ52をオフ、スイッチ53をオフ、
スイッチ56をオン、スイッチ57をオフしておく。
【0026】図6は出力手段6の出力周波数に対応する
充放電電流の値を示したものである。図6で補正手段5
においてスイッチ52をオンした充放電電流ゼロでの出
力手段6の出力周波数が50Hz、スイッチ53をオン
した放電電流4Aでの出力手段6の出力周波数が90H
z、スイッチ57をオンした充電電流3Aでの出力手段
6の出力周波数が10Hzを記憶手段7で記憶し、これ
ら3点を結ぶ直線が図6のように求まる。ここでスイッ
チ51がオン、スイッチ56がオンでの出力手段6の出
力周波数が60Hzであると、図6の直線より放電電流
が1A流れていると求められる。
【0027】以上のように出力手段として発振回路とし
パルス周波数の値により放電電流値を決定するもので
も、補正手段5をスイッチ51、スイッチ52、スイッ
チ53、スイッチ56、スイッチ57と抵抗54、抵抗
55及び抵抗58、抵抗59で分圧される基準電圧V1
で構成し、充放電電流側がゼロポイントの出力周波数と
放電電流側のある規定ポイントの出力周波数と充電電流
側のある規定ポイントの出力周波数とを記憶し、これら
3点を結ぶ直線にて出力手段6の出力周波数に対応する
充放電電流の値を決めることにより、出力手段がパルス
周波数に変換する方式でも測定精度の良い充放電電流が
測定できる装置となる。
【0028】なお、本実施の形態において充電電流の増
加に応じて微小電圧増幅手段の出力を小さくし、放電電
流の増加に応じて微小電圧増幅手段の出力を大きくする
よう動作させているが、演算増幅器の入力端子の構成を
反転させて、充電電流の増加に応じて電流増幅手段の出
力を大きくし、放電電流の増加に応じて電流増幅手段の
出力を小さくするよう動作させてもよい。また、第三の
実施形態において電流が流れていないポイントでの出力
と充電電流のある規定ポイントでの出力と放電電流のあ
る規定ポイントでの出力の3点を結ぶ直線にて出力に対
応する充放電電流の値を決めているが、補正手段の複数
点での出力を結ぶ直線にて出力に対応する充放電電流の
値を決めてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の充放電電流測定装
置は、充放電電流を簡易な構成で測定し、且つ電流測定
精度の良い装置を実現できるものである。また、測定精
度の良い充放電電流が測定できる装置を実現できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す回路図
【図2】同回路における出力手段の出力に対応する充放
電電流の値を示す図
【図3】本発明の第二の実施形態を示す回路図
【図4】同回路における出力手段の出力に対応する充放
電電流の値を示す図
【図5】本発明の第三の実施形態を示す回路図
【図6】同回路における出力手段の出力に対応する充放
電電流の値を示す図
【図7】従来例を示す回路図
【符号の説明】
1 二次電池 2 電流検出抵抗 3 微小電圧増幅手段 4 入力かさ上げ手段 5 補正手段 6 出力手段 7 記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−66250(JP,A) 特開 平4−42075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 G01R 31/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の充放電経路に位置し、充放電電流
    に比例した微小電圧を発生させる電流検出抵抗と、前記
    電流検出抵抗で発生した微小電圧を増幅する微小電圧増
    幅手段と出力手段とを備えた充放電電流測定装置であっ
    て、 前記微小電圧増幅手段は、前記電流検出抵抗により発生
    した微小電圧を予めかさ上げすると共に、充電電流の増
    加に応じて前記微小電圧を増幅した出力電圧を小さく
    し、放電電流の増加に応じて出力電圧を大きくするよう
    動作し、 さらに前記充放電電流測定装置は、前記電流検出抵抗で
    発生した微小電圧をショートする第一のスイッチと、前
    記微小電圧増幅手段に予め定められた規定電流に相当す
    る入力電圧を入力する第二のスイッチを有する補正手段
    と、前記微小電圧増幅手段の出力を記憶する記憶手段と
    を有し、 前記記憶手段は、第一のスイッチをオンさせた時の前記
    微小電圧増幅手段の出力と、前記第二のスイッチをオン
    させた時の前記微小電圧増幅手段の出力とを記憶し、記
    憶した二つの出力により直線的に前記微小電圧増幅手段
    の出力に対応する充放電電流の値を決定する ことを特徴
    とする充放電電流測定装置。
  2. 【請求項2】 電池の充放電経路に位置し、充放電電流
    に比例した微小電圧を発生させる電流検出抵抗と、前記
    電流検出抵抗で発生した微小電圧を増幅する微小電圧増
    幅手段と出力手段とを備えた充放電電流測定装置であっ
    て、 前記微小電圧増幅手段は、前記電流検出抵抗により発生
    した微小電圧を予めかさ上げすると共に、充電電流の増
    加に応じて前記微小電圧を増幅した出力電圧を小さく
    し、放電電流の増加に応じて出力電圧を大きくするよう
    動作し、 さらに前記充放電電流測定装置は、前記微小電圧増幅手
    段に予め定められた規定電流に相当する入力電圧を入力
    する補正手段と、前記微小電圧増幅手段の出力を記憶す
    る記憶手段とを有し、 前記補正手段は、前記微小電圧増幅手段に異なる二種類
    の前記規定電流に相当する入力電圧を入力する第三のス
    イッチ及び第四のスイッチを備え、第三のスイッチをオ
    ンさせた時の前記微小電圧増幅手段の出力と、第四のス
    イッチをオンさせた時の前記微小電圧増幅手段の出力と
    を記憶し、記憶した二つの出力により、直線的に前記微
    小電圧増幅手段の出力に対応する充放電電流の値を決定
    する ことを特徴とする充放電電流測定装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、微小電圧増幅手段に予
    め定められた異なる規定電流に相当する入力電圧を入力
    する複数個のスイッチを備え、前記第一のスイッチをオ
    ンさせた時の前記微小電圧増幅手段の出力と、前記複数
    個のスイッチを順次オンさせた時の前記微小電圧増幅手
    段のそれぞれの出力とを記憶し、これら複数点の出力を
    結ぶ直線にて前記微小電圧増幅手段の出力に対応する充
    放電電流の値を決定することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の充放電電流測定装置。
  4. 【請求項4】 前記微小電圧増幅手段の出力手段とし
    て、抵抗負荷に発生する電圧とし、前記電圧に対応する
    充放電電流の値を決定することを特徴とする請求項1乃
    至3いずれかに記載の充放電電流測定装置。
  5. 【請求項5】 前記微小電圧増幅手段の出力手段とし
    て、電流検出抵抗で発生した微小電圧を周波数に変換
    し、前記周波数に対応する充放電電流の値を決定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の充放電
    電流測定装置。
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