JP2013050358A - 二次電池の残容量の算出方法、電池駆動装置、パック電池及び情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能な二次電池の残容量の算出方法、電池駆動装置、パック電池及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】FGIC5のCPU51は、パック電池101が装着されたことを検出して、パック電池101のEEPROM22から二次電池1の残容量算出用のテーブル(パラメータ)を読み出す要求を、通信部55を介してパック電池101の通信部21に送信し、パック電池101の通信部21からテーブルを受信し、受信したテーブルに基づいて二次電池1の残容量を算出する。一方のパック電池101の通信部21は、FGIC5の通信部55から残容量算出用のテーブルを読み出す要求を受信して、EEPROM22からテーブルを読み出し、読み出したテーブルをFGIC5の通信部55に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】FGIC5のCPU51は、パック電池101が装着されたことを検出して、パック電池101のEEPROM22から二次電池1の残容量算出用のテーブル(パラメータ)を読み出す要求を、通信部55を介してパック電池101の通信部21に送信し、パック電池101の通信部21からテーブルを受信し、受信したテーブルに基づいて二次電池1の残容量を算出する。一方のパック電池101の通信部21は、FGIC5の通信部55から残容量算出用のテーブルを読み出す要求を受信して、EEPROM22からテーブルを読み出し、読み出したテーブルをFGIC5の通信部55に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、二次電池の残容量を算出するパラメータを記憶するパック電池と通信可能及び切離し可能に接続された電気機器で前記二次電池の残容量を算出する方法、前記二次電池及び電気機器を備える電池駆動装置、パック電池、並びに前記電池駆動装置及び情報処理装置を備える情報処理システムに関する。
従来、小容量のパック電池が装着される携帯電話機、携帯情報端末等の小型の電気機器では、パック電池内の二次電池の残容量の算出が、電気機器の本体側の電池残量計測手段(マイコン又は残容量IC)にて行われている。例えば、特許文献1では、装置内にメモリ、二次電池及びマイコンを備えており、マイコンが二次電池の電圧に基づいて残量を検出する情報端末装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、残容量の検出に必要なパラメータを装置内のメモリに記憶することとなるため、二次電池の使用期間、電池の組成等の違いによってパラメータが異なるパック電池に差し替えられた場合は、算出された残容量に含まれる誤差の大きさが無視できないものとなる問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能な二次電池の残容量の算出方法、電池駆動装置、パック電池及び情報処理システムを提供することにある。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを備えるパック電池と通信可能及び切離し可能に接続されており、前記二次電池によって駆動される電気機器で前記二次電池の残容量を算出する方法であって、前記電気機器は、前記パック電池と接続されたか否かを検出し、接続を検出した場合、前記メモリから前記パラメータを読み出す要求を前記パック電池に送信し、前記パック電池は、前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して前記電気機器に送信し、前記電気機器は、前記パック電池から受信したパラメータに基づいて前記残容量を算出することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記電気機器は、記憶部を備えており、前記パック電池は、自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、前記電気機器は、前記パック電池との接続を検出する都度、前記メモリから前記識別情報を読み出す要求を前記パック電池に送信し、前記パック電池は、前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して前記電気機器に送信し、前記電気機器は、前記パック電池から受信した識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定すると共に、受信した識別情報を前記記憶部に記憶し、記憶されていると判定した場合、前記パラメータを読み出す要求の送信を抑止し、記憶されていないと判定した場合、前記パック電池から受信したパラメータを前記記憶部に記憶し、記憶したパラメータに基づいて前記残容量を算出することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記識別情報は、複数の情報を含み、前記パラメータは、複数のデータを含み前記電気機器は、識別情報のうちの一部の情報が前記記憶部に記憶されていないと判定した場合、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出す要求を前記パック電池に送信し、前記パック電池は、前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して前記電気機器に送信し、前記電気機器は、前記パック電池から受信したデータを、前記記憶部に記憶したパラメータに上書きし、上書きされたパラメータに基づいて前記残容量を算出することを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記電気機器は、前記記憶部に記憶したパラメータの一部又は全部のデータを更新し、更新したデータを、前記メモリに記憶されたパラメータに上書きする要求を前記パック電池に送信し、前記パック電池は、前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きすることを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記パック電池は、第2のメモリを備え、前記電気機器は、前記パラメータに上書きする要求に、上書きすべきデータの誤り検査コードを付加し、前記パック電池は、前記電気機器から受信した要求に従い、前記パラメータに上書きすべきデータを前記第2のメモリに記憶し、受信した要求に含まれる誤り検査コードに基づいて、上書きすべきデータの誤りの有無を検査し、誤りがない場合、前記第2のメモリに記憶したデータを、前記メモリに記憶したパラメータに上書きすることを特徴とする。
本発明に係る二次電池の残容量の算出方法は、前記第2のメモリのサイズは、前記記憶部に記憶されたパラメータのうち、更新されたデータのサイズより大きいことを特徴とする。
本発明に係る電池駆動装置は、二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを有するパック電池と、該パック電池と通信可能及び切離し可能に接続されており、前記二次電池によって駆動される電気機器とを備える電池駆動装置であって、前記電気機器は、前記パック電池と接続されたか否かを検出する手段と、該手段が接続を検出した場合、前記メモリから前記パラメータを読み出すパラメータ読出要求を前記パック電池に送信するパラメータ要求送信手段と、前記パック電池から受信したパラメータに基づいて前記残容量を算出する算出手段とを備え、前記パック電池は、前記電気機器から受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して前記電気機器に送信するパラメータ返送手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る電池駆動装置は、前記パック電池は、自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、前記電気機器は、記憶部と、前記パック電池との接続を検出する都度、前記メモリから前記識別情報を読み出す識別情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、前記パック電池から受信した識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定すると共に、受信した識別情報を前記記憶部に記憶する判定記憶手段と、該判定記憶手段が記憶されていると判定した場合、前記パラメータを読み出すパラメータ読出要求の送信を抑止する手段と、前記判定記憶手段が記憶されていないと判定した場合、前記パック電池から受信したパラメータを前記記憶部に記憶する手段とを備え、前記算出手段は、前記記憶部に記憶されたパラメータに基づいて前記残容量を算出するようにしてあり、前記パック電池は、前記電気機器から受信した識別情報読出要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して前記電気機器に送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る電池駆動装置は、前記識別情報は、複数の情報を含み、前記パラメータは、複数のデータを含み前記電気機器が備えるパラメータ要求送信手段は、前記判定記憶手段が識別情報のうちの一部の情報が記憶されていないと判定した場合、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出す要求を前記パック電池に送信するようにしてあり、前記電気機器は、前記パック電池から受信したデータを、前記記憶部に記憶したパラメータに上書きする手段を備え、前記算出手段は、前記記憶部で上書きされたパラメータに基づいて前記残容量を算出するようにしてあり、前記パック電池が備えるパラメータ返送手段は、前記電気機器から受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して前記電気機器に送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電池駆動装置は、前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る電池駆動装置は、前記電気機器は、前記記憶部に記憶したパラメータの一部又は全部のデータを更新する手段と、該手段が更新したデータを、前記メモリに記憶されたパラメータに上書きするパラメータ上書要求を前記パック電池に送信する手段とを備え、前記パック電池は、前記電気機器から受信したパラメータ上書要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きする手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを備え、前記二次電池に対して充放電する電気機器と通信可能及び切離し可能に接続されるべきパック電池であって、受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、受信した要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、前記識別情報は、複数の情報を含み、前記パラメータは、複数のデータを含み、前記パラメータ返送手段は、受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して送信するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、受信した要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きする手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、上述の電池駆動装置と、該電池駆動装置とネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置とを含む情報処理システムであって、前記電池駆動装置が備える電気機器は、該電気機器が有する記憶部に記憶した識別情報を前記情報処理装置に送信する識別情報送信手段を備え、前記情報処理装置は、前記電池駆動装置が備えるパック電池の識別情報に対応付けて、該パック電池の不具合の有無を示す不具合情報を記憶する不具合情報記憶手段と、前記電気機器から受信した識別情報に対応して前記不具合情報記憶手段に記憶されている不具合情報を前記電気機器に送信する手段とを備え、前記電気機器は、前記情報処理装置から受信した不具合情報を、前記パック電池が有するメモリに上書きする不具合情報上書要求を前記パック電池に送信する手段を備え、前記パック電池は、前記電気機器から受信した不具合情報上書要求に従い、要求された不具合情報を前記メモリに上書きする手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記パック電池は、自身のメモリに、前記二次電池の使用履歴情報を記憶するようにしてあり、前記電気機器は、前記メモリから前記使用履歴情報を読み出す使用履歴情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、前記パック電池から受信した使用履歴情報を前記記憶部に記憶する手段と、前記記憶部に記憶した使用履歴情報を更新する手段と、該手段が更新した使用履歴情報を、前記メモリに記憶する使用履歴情報記憶要求を前記パック電池に送信する手段とを備え、前記パック電池は、前記電気機器から受信した使用履歴情報読出要求に従い、前記メモリから前記使用履歴情報を読み出して前記電気機器に送信する手段と、前記電気機器から受信した使用履歴情報記憶要求に従い、要求された使用履歴情報を前記メモリに記憶する手段とを備え、前記電気機器の識別情報送信手段は、前記記憶部に記憶した識別情報及び使用履歴情報を前記情報処理装置に送信するようにしてあり、前記情報処理装置は、前記パック電池の識別情報に対応付けて前記二次電池の使用履歴情報を記憶する使用履歴情報記憶手段と、前記電気機器から受信した識別情報に対応して前記使用履歴情報記憶手段に記憶されている使用履歴情報を、前記電気機器から受信した使用履歴情報で更新する手段と、該手段が更新した使用履歴情報に基づいて、前記パック電池の不具合の有無を判定する手段と、該手段が不具合有と判定した場合、前記パック電池の不具合情報を前記電気機器に送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理システムは、前記電気機器は、前記メモリから前記不具合情報を読み出す不具合情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、前記パック電池から受信した不具合情報が不具合有を示すか否かを判定する手段と、該手段が不具合有を示すと判定した場合、所定の表示を行うと共に前記二次電池の充電を抑止する手段とを備え、前記パック電池は、前記電気機器から受信した不具合情報読出要求に従い、前記メモリから前記不具合情報を読み出して前記電気機器に送信する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、電気機器は、パック電池と接続されたことを検出して、パック電池のメモリから残容量を算出するためのパラメータを読み出す要求をパック電池に送信し、パック電池からパラメータを受信し、受信したパラメータに基づいて二次電池の残容量を算出する。一方のパック電池は、(電気機器からパラメータを読み出す)要求を受信して、メモリからパラメータを読み出し、読み出したパラメータを(電気機器に)送信する。
これにより、電気機器と接続されたパック電池から読み出されたパラメータに基づいて、二次電池の残容量が算出される。
これにより、電気機器と接続されたパック電池から読み出されたパラメータに基づいて、二次電池の残容量が算出される。
本発明にあっては、電気機器は、パック電池と接続される都度、パック電池のメモリから識別情報を読み出す要求をパック電池に送信し、パック電池から識別情報を受信し、受信した識別情報が記憶部に記憶されているか否かを判定すると共に、受信した識別情報を新たに記憶部に記憶し、既に記憶部に識別情報が記憶されていた場合は、残容量を算出するためのパラメータを読み出す要求をパック電池に送信しないようにし、記憶したパラメータに基づいて残容量を算出する。一方のパック電池は、(電気機器から識別情報を読み出す)要求を受信して、メモリから識別情報を読み出し、読み出した識別情報を(電気機器に)送信する。
これにより、電気機器と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池とは異なる場合、又は電気機器とパック電池とが初めて接続された場合、パック電池から受信されたパラメータが、電気機器の記憶部に記憶される。また、電気機器と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池と同一である場合、記憶部に記憶されているパラメータに基づいて残容量が算出されるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
これにより、電気機器と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池とは異なる場合、又は電気機器とパック電池とが初めて接続された場合、パック電池から受信されたパラメータが、電気機器の記憶部に記憶される。また、電気機器と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池と同一である場合、記憶部に記憶されているパラメータに基づいて残容量が算出されるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
本発明にあっては、電気機器がパック電池から受信した識別情報のうちの一部のデータが記憶部に記憶されているものの、他のデータが記憶されていない場合、電気機器は、パック電池のメモリからパラメータの一部又は全部のデータを読み出す要求をパック電池に送信し、パック電池からデータを受信し、受信したデータを、記憶部に記憶してあるパラメータに上書きし、上書きされたパラメータに基づいて残容量を算出する。一方のパック電池は、(電気機器からパラメータの一部又は全部のデータを読み出す)要求を受信して、メモリからパラメータの一部又は全部のデータを読み出し、読み出したデータを(電気機器に)送信する。
これにより、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで一部の情報のみが一致する場合、一致しない情報が何であるかにより、パラメータの一部又は全部のデータがパック電池から読み出されて、記憶部のパラメータに上書きされるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
これにより、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで一部の情報のみが一致する場合、一致しない情報が何であるかにより、パラメータの一部又は全部のデータがパック電池から読み出されて、記憶部のパラメータに上書きされるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
本発明にあっては、パック電池を識別するための識別情報に、パック電池の型式情報及び二次電池の組成情報と、パック電池の製造番号情報とが含まれている。
これにより、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び/又は組成情報が一致しない場合、即ち、製造番号情報も一致しない場合、パック電池の種類そのものが前回と異なるため、パラメータのうちの全部のデータがパック電池から読み出される。一方、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び組成情報が一致して製造番号情報が一致しない場合であっても、パック電池の種類と組成が前回と同一と判定されて、パラメータのうちの一部のデータがパック電池から読み出されるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
これにより、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び/又は組成情報が一致しない場合、即ち、製造番号情報も一致しない場合、パック電池の種類そのものが前回と異なるため、パラメータのうちの全部のデータがパック電池から読み出される。一方、電気機器と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び組成情報が一致して製造番号情報が一致しない場合であっても、パック電池の種類と組成が前回と同一と判定されて、パラメータのうちの一部のデータがパック電池から読み出されるため、電気機器及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間が削減されて、電気機器が起動する時間が短縮される。
本発明にあっては、電気機器は、記憶部に記憶したパラメータの一部又は全部のデータを、例えば二次電池の残容量の算出の過程で更新し、更新したデータをパック電池のメモリに記憶されたパラメータに上書きする要求をパック電池に送信する。一方のパック電池は、(電気機器からパラメータを上書きする)要求を受信して、要求された上書きデータを、メモリに記憶したパラメータに上書きする。
これにより、二次電池の使用に伴う劣化に応じて、電気機器及びパック電池に記憶されているパラメータの一部又は全部が更新されるため、パック電池が交換又は脱着された場合であっても、二次電池の残容量の算出に際して二次電池の劣化が適切に反映される。
これにより、二次電池の使用に伴う劣化に応じて、電気機器及びパック電池に記憶されているパラメータの一部又は全部が更新されるため、パック電池が交換又は脱着された場合であっても、二次電池の残容量の算出に際して二次電池の劣化が適切に反映される。
本発明にあっては、電気機器は、更新したデータをパック電池のメモリに記憶されたパラメータに上書きする要求に、更新したデータの誤り検査コードを付加してパック電池に送信する。一方のパック電池は、(電気機器からパラメータを上書きする)要求を受信し、要求された上書きデータを第2のメモリに一旦記憶し、受信した要求に含まれる誤り検査コードに基づいて、上書きデータの誤りの有無を検査して誤りがない場合にのみ、第2のメモリに一旦記憶した上書きデータを、メモリに記憶したパラメータに上書きする。
これにより、電気機器からパック電池にパラメータの上書き要求が送信される間に、例えばパック電池の脱着等によって誤ったデータがパック電池に受信された場合であっても、パック電池のメモリに記憶されたパラメータのデータ破壊が防止される。
これにより、電気機器からパック電池にパラメータの上書き要求が送信される間に、例えばパック電池の脱着等によって誤ったデータがパック電池に受信された場合であっても、パック電池のメモリに記憶されたパラメータのデータ破壊が防止される。
本発明にあっては、電気機器の記憶部に記憶されたパラメータのうち、更新されたデータのサイズよりも、パック電池が有する第2のメモリのサイズの方が大きいことが担保されるようにしてある。
これにより、例えばパラメータの上書き要求が2つ以上の要求に分割されてパック電池に送信された場合であっても、全ての要求が誤りなくパック電池に受信された場合にのみ、パック電池のメモリに記憶されたパラメータが更新される。
これにより、例えばパラメータの上書き要求が2つ以上の要求に分割されてパック電池に送信された場合であっても、全ての要求が誤りなくパック電池に受信された場合にのみ、パック電池のメモリに記憶されたパラメータが更新される。
本発明にあっては、電池駆動装置における電気機器は、パック電池から受信して記憶部に記憶した識別情報を情報処理装置に送信し、パック電池の不具合の有無を示す不具合情報を情報処理装置から受信し、受信した不具合情報をパック電池のメモリに上書きする要求をパック電池に送信する。
電池駆動装置と通信可能に接続された情報処理装置は、識別情報に対応付けて不具合情報を記憶してあり、パック電池から受信した識別情報に対応する不具合情報を読み出して電気機器に送信する。
一方のパック電池は、電気機器から不具合情報を上書きする要求を受信し、要求された不具合情報をメモリに上書きする。
これにより、情報処理装置とネットワークを介して接続された電池駆動装置が有するパック電池の不具合状況が、情報処理装置にて一元的に管理されると共に、パック電池の不具合の有無がパック電池のメモリに記憶される。そして、例えば、電気機器の表示器に表示することにより、ユーザーに不具合が認識される。
電池駆動装置と通信可能に接続された情報処理装置は、識別情報に対応付けて不具合情報を記憶してあり、パック電池から受信した識別情報に対応する不具合情報を読み出して電気機器に送信する。
一方のパック電池は、電気機器から不具合情報を上書きする要求を受信し、要求された不具合情報をメモリに上書きする。
これにより、情報処理装置とネットワークを介して接続された電池駆動装置が有するパック電池の不具合状況が、情報処理装置にて一元的に管理されると共に、パック電池の不具合の有無がパック電池のメモリに記憶される。そして、例えば、電気機器の表示器に表示することにより、ユーザーに不具合が認識される。
本発明にあっては、電池駆動装置における電気機器は、パック電池から使用履歴情報を読み出す要求をパック電池に送信し、パック電池から受信して記憶した使用履歴情報を、例えば残容量の算出の過程で更新し、更新した使用履歴情報をパック電池のメモリに記憶する要求をパック電池に送信する。電気機器は、また、パック電池から受信して記憶した識別情報と、更新した使用履歴情報とを情報処理装置に送信する。
電池駆動装置と通信可能に接続された情報処理装置は、電気機器から受信した識別情報に対応付けて記憶してある使用履歴情報を、電気機器から受信した使用履歴情報で更新し、更新した使用履歴情報に基づいて、前記パック電池の不具合の有無を判定し、不具合有の場合、パック電池の不具合情報を電気機器に送信する。
一方のパック電池は、電気機器から使用履歴情報を読み出す要求を受信し、メモリから使用履歴情報を読み出し、読み出した使用履歴情報を電気機器に送信する。パック電池は、また、電気機器から使用履歴情報を記憶する要求を受信し、要求された使用履歴情報をメモリに記憶する。
これにより、例えばパック電池における過電流、過電圧及び異常高温等の使用履歴に基づく不具合発生の有無が情報処理装置にて判定され、新たに不具合発生有と判定された場合は、電気機器を介してパック電池に不具合情報が送信されて記憶される。
電池駆動装置と通信可能に接続された情報処理装置は、電気機器から受信した識別情報に対応付けて記憶してある使用履歴情報を、電気機器から受信した使用履歴情報で更新し、更新した使用履歴情報に基づいて、前記パック電池の不具合の有無を判定し、不具合有の場合、パック電池の不具合情報を電気機器に送信する。
一方のパック電池は、電気機器から使用履歴情報を読み出す要求を受信し、メモリから使用履歴情報を読み出し、読み出した使用履歴情報を電気機器に送信する。パック電池は、また、電気機器から使用履歴情報を記憶する要求を受信し、要求された使用履歴情報をメモリに記憶する。
これにより、例えばパック電池における過電流、過電圧及び異常高温等の使用履歴に基づく不具合発生の有無が情報処理装置にて判定され、新たに不具合発生有と判定された場合は、電気機器を介してパック電池に不具合情報が送信されて記憶される。
本発明にあっては、電池駆動装置における電気機器は、パック電池から不具合情報を読み出す要求をパック電池に送信し、パック電池から受信した不具合情報が不具合有を示す場合、所定の表示を行うと共に、パック電池の二次電池の充電を抑止する。
一方のパック電池は、電気機器から不具合情報を読み出す要求を受信し、メモリから不具合情報を読み出し、読み出した不具合情報を電気機器に送信する。
これにより、例えば、不具合が発生したパック電池の交換を促すメッセージが電気機器に表示されると共に、パック電池の充電が抑止される。
一方のパック電池は、電気機器から不具合情報を読み出す要求を受信し、メモリから不具合情報を読み出し、読み出した不具合情報を電気機器に送信する。
これにより、例えば、不具合が発生したパック電池の交換を促すメッセージが電気機器に表示されると共に、パック電池の充電が抑止される。
本発明によれば、電気機器と接続されたパック電池から読み出されたパラメータに基づいて、二次電池の残容量が算出される。
従って、残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能となる。
従って、残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯情報端末の構成例を示すブロック図である。図中100は携帯情報端末(電池駆動装置)であり、携帯情報端末100は、端末本体102と、該端末本体102に着脱可能に装着されるパック電池101とからなる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯情報端末の構成例を示すブロック図である。図中100は携帯情報端末(電池駆動装置)であり、携帯情報端末100は、端末本体102と、該端末本体102に着脱可能に装着されるパック電池101とからなる。
パック電池101は、例えばリチウムイオン電池からなる二次電池1と、TI(Texas Instruments )社が提唱するHDQ通信機能を有するメモリIC2とを備える。HDQは1線式のシリアル通信インタフェースであるが、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter )等による他の通信インタフェースを用いてもよい。二次電池1の正極端子はプラス(+)端子11に接続されており、負極端子は放電用のMOSFET41のソース電極に接続されている。MOSFET41のドレイン電極は、充電用のMOSFET42のドレイン電極及びソース電極を介してマイナス(−)端子12に接続されている。二次電池1の正極端子及び負極端子間には、該二次電池1が過電圧状態となったときにMOSFET41,42のゲート電極に対してL(ロウ)レベルのオフ信号を与える保護IC3が接続されている。
メモリIC2は、4kビット(512バイト)の容量を有するEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM )22と、該EEPROM22に対して読み書きするデータを、HDQ通信によって端末本体102との間で授受する通信部21とを有する。通信部21は、通信端子20を介して端末本体102と接続される。
端末本体102は、パック電池101が装着された場合に、該パック電池101のプラス端子11,マイナス端子12及び通信端子20の夫々と接続されるプラス端子61、マイナス端子62及び通信端子50を備える。端末本体102は、また、二次電池1の残容量を算出するFGIC(Fuel Gauge Integrated Circuit )5、及び該FGIC5と通信可能に接続されたマイコンを有する本体部6とを備える。プラス端子61及びマイナス端子62間には、電流検出抵抗7を介して電源部8が接続されており、該電源部8が供給する電源電圧(VSSに対するVCC)がFGIC5及び本体部6に与えられる。本体部6は、例えば携帯電話としての機能を実現する本体であり、図示しない操作部及び表示部と、アンテナを含む無線部とを有する。
FGIC5は、CPU51を有し、CPU51は、プログラム等の情報を記憶するROM52、一時的に発生した情報を記憶するRAM53、各種時間を計時するタイマ54、及び通信端子50を介して通信部21との間でHDQ通信を行う通信部55と互いにバス接続されている。CPU51には、また、プラス端子61を介して二次電池1の電圧を検出する電圧検出部56と、電流検出抵抗7に生じる電圧降下によって二次電池1の充放電電流を検出する電流検出部57と、本体部6との間で2線式(SDA及びSCL)のシリアル通信インタフェースによる通信を行う本体部I/F58とがバス接続されている。本体部I/F58から本体部6に対しては、割り込み信号(INT)が与えられる。
次に、HDQ通信について説明する。FGIC5及びメモリIC2間では、通信部55,21の夫々がHDQ通信のホスト及びスレーブとなり、ホストからスレーブに対してコマンドが送信される。
図2は、HDQ通信のコマンド及びデータの構成を示す説明図である。通信部55,21間を接続する通信線上では、コマンド及びデータが下位ビット(LSB)から先に伝送される。HDQ通信が行われていないときは、図示しない抵抗器によって通信線がプルアップされてH(ハイ)レベルとなっている。HDQ通信では、コマンド中の下位6ビットのデータによって指定されるスレーブのレジスタ又はメモリに対して、書き込み及び読み出しが行われる。
図2は、HDQ通信のコマンド及びデータの構成を示す説明図である。通信部55,21間を接続する通信線上では、コマンド及びデータが下位ビット(LSB)から先に伝送される。HDQ通信が行われていないときは、図示しない抵抗器によって通信線がプルアップされてH(ハイ)レベルとなっている。HDQ通信では、コマンド中の下位6ビットのデータによって指定されるスレーブのレジスタ又はメモリに対して、書き込み及び読み出しが行われる。
ホストがコマンドの送信を開始する場合、最初に通信線を一定時間L(ロウ)レベルに保持してブレーク信号とし、これに続けて6ビットのアドレスを送信し、最上位(MSB)のR/Wビットを最後に送信する。このR/Wビットが1(Hレベル)の場合は、後続する8ビットの書き込みデータがホストからスレーブに対して送信される。また、R/Wビットが0(Lレベル)の場合は、R/Wビットの送信タイミングに続く所定のタイミングで8ビットの読み出しデータがスレーブからホストに対して送信され、ホストにて受信される。ホストからスレーブに対して送信される6ビットのアドレスは、上述したスレーブのレジスタ又はメモリを指定するものである。
次に、メモリIC2のEEPROM22に対するデータの書き込み及び読み出し方法について説明する。
図3は、EEPROM22に対するメモリアクセス方法を示す説明図である。EEPROM22の記憶領域は、8ページに分割されており、各ページ内の記憶アドレスが、8通りの行番号と8通りの列番号とによって指定されるようになっている。アクセス対象のページは、通信部21内のページレジスタ211によって指定され、ページレジスタ211に保持されるページ番号は、メモリアクセス前にホストからコマンドを用いて書き込まれる。但し、以下では、メモリアクセス前のページレジスタ211への書き込みを省略して説明する。各ページ内の記憶アドレスは、コマンドの下位6ビットのアドレス(2の6乗=8×8)によって指定される。
図3は、EEPROM22に対するメモリアクセス方法を示す説明図である。EEPROM22の記憶領域は、8ページに分割されており、各ページ内の記憶アドレスが、8通りの行番号と8通りの列番号とによって指定されるようになっている。アクセス対象のページは、通信部21内のページレジスタ211によって指定され、ページレジスタ211に保持されるページ番号は、メモリアクセス前にホストからコマンドを用いて書き込まれる。但し、以下では、メモリアクセス前のページレジスタ211への書き込みを省略して説明する。各ページ内の記憶アドレスは、コマンドの下位6ビットのアドレス(2の6乗=8×8)によって指定される。
コマンドによって指定された記憶アドレスに対するデータの書き込み及び読み出しは、8バイトのバッファ212を介して行われる。バッファ212は、8通りの行番号に対応してバッファ(0)〜バッファ(7)(図ではBF0〜BF7)に8分割されている。例えば、EEPROM22に対して1バイトの単一データが書き込み及び読み出しされる場合、コマンドの下位6ビットのアドレスのうちの上位3ビットで指定される行番号が先に保持される。その後、保持された行番号で指定される記憶アドレスのデータ(8バイト)が、一度にバッファ212にプリフェッチ(事前読み込み)され、書き込み及び読み出し対象のデータが、コマンドの下位6ビットのアドレスのうちの下位3ビットで指定されるバッファに対して書き込み及び読み出しされる。
2バイトから8バイトまでの連続したデータの書き込み及び読み出しに際しては、1バイト目のデータの書き込み及び読み出し時にプリフェッチされたバッファ212内のデータに対して書き込み及び読み出しが行われる。特に、EEPROM22に対して書き込みが行われる場合、1バイトの単一データ、及び2バイトから8バイトまでの連続したデータの書き込み終了後に、ホストから誤り検出コードとしてCRC(Cyclic Redundancy Check )コードが送信される。スレーブの通信部21は、受信したCRCコードと、バッファ212へのデータ書き込み毎に演算したCRCコードとを比較し、一致した場合にのみ、バッファ212全体の内容を、保持されていた行番号で指定される8バイト分の記憶アドレスに対して書き込む。これにより、EEPROM22に連続した8バイトまでのデータが書き込まれる場合、全てのデータが通信部21まで誤り無く送信されたときにのみ、実際の書き込みが行われるため、連続するデータの一部又は全部が書き込み誤りとなったり、一部が書き込み漏れとなったりすることが防止される。
以下では、EEPROM22に書き込まれるデータについて説明する。パック電池101及び二次電池1に関する情報としてEEPROM22に保存されるデータには、以下のようなものがある。
(a)パック電池101の識別情報、即ち、パック電池101の型式(ID)情報、二次電池1の組成を示す組成情報、及びパック電池101の製造番号情報(以下、製番情報という)
(b)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する内部抵抗を示すパラメータのうち、二次電池1の劣化によって変動するもの(以下、内抵テーブル1という)
(c)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する内部抵抗を示すパラメータのうち、個々の二次電池1の温度によって変動するもの(以下、内抵テーブル2という)
(d)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する開放端子電圧を示すもの(以下、OCVテーブルという)
(e)パック電池101の不具合内容を示す情報(以下、不具合情報という)
(f)二次電池1の使用履歴に係る情報(以下、使用履歴情報という)として、例えば、二次電池1で発生した過電流及び過電圧の情報、並びに、二次電池1の温度(高温)情報
(g)その他の情報として、充放電サイクル数
(a)パック電池101の識別情報、即ち、パック電池101の型式(ID)情報、二次電池1の組成を示す組成情報、及びパック電池101の製造番号情報(以下、製番情報という)
(b)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する内部抵抗を示すパラメータのうち、二次電池1の劣化によって変動するもの(以下、内抵テーブル1という)
(c)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する内部抵抗を示すパラメータのうち、個々の二次電池1の温度によって変動するもの(以下、内抵テーブル2という)
(d)二次電池1の残容量算出用パラメータ(テーブル値)であって、二次電池1の残容量比に対する開放端子電圧を示すもの(以下、OCVテーブルという)
(e)パック電池101の不具合内容を示す情報(以下、不具合情報という)
(f)二次電池1の使用履歴に係る情報(以下、使用履歴情報という)として、例えば、二次電池1で発生した過電流及び過電圧の情報、並びに、二次電池1の温度(高温)情報
(g)その他の情報として、充放電サイクル数
上述した情報のうち、内抵テーブル1、内抵テーブル2及びOCVテーブルに関連する二次電池1の特性について説明する。
図4は、二次電池1の残容量比及び電池温度に対する内部抵抗の依存性を例示する特性図であり、図5は、二次電池1の開放端子電圧と残容量比との関係を例示する特性図である。各図の横軸は残容量比(即ちRSOC)(%)を表し、図4及び図5の縦軸は、夫々内部抵抗(Ω)及び開放端子電圧(即ちOCV)(V)を表す。
図4は、二次電池1の残容量比及び電池温度に対する内部抵抗の依存性を例示する特性図であり、図5は、二次電池1の開放端子電圧と残容量比との関係を例示する特性図である。各図の横軸は残容量比(即ちRSOC)(%)を表し、図4及び図5の縦軸は、夫々内部抵抗(Ω)及び開放端子電圧(即ちOCV)(V)を表す。
図4において、二次電池1の内部抵抗は、残容量比が小さい領域で極大値を有しており、残容量比が約10%から100%に上昇するに連れて、大小に変動しながらやや右上がりに増大する。また、内部抵抗は、常温より高温時に低下する傾向があるのと、図示は省略するが、充放電サイクル数を重ねて劣化が進むに連れて増大する傾向がある。
一方、図5に示されている残容量比に対する開放端子電圧の特性については、二次電池1の劣化度に殆ど影響されることがない。
一方、図5に示されている残容量比に対する開放端子電圧の特性については、二次電池1の劣化度に殆ど影響されることがない。
次に、上述した各情報がパック電池101のEEPROM22から読み出されるタイミングを中心に説明する。
(a)の識別情報は、パック電池101が端末本体102に装着される都度、端末本体102のFGIC5からの要求(コマンド)によってパック電池101から読み出される。FGIC5は、前回装着されていたパック電池101から受信した識別情報と、新たに装着されたパック電池101から受信した識別情報とを比較し、これら全ての識別情報が一致した場合は、前回と同一のパック電池101が装着されたと判定する。
(a)の識別情報は、パック電池101が端末本体102に装着される都度、端末本体102のFGIC5からの要求(コマンド)によってパック電池101から読み出される。FGIC5は、前回装着されていたパック電池101から受信した識別情報と、新たに装着されたパック電池101から受信した識別情報とを比較し、これら全ての識別情報が一致した場合は、前回と同一のパック電池101が装着されたと判定する。
(b)の内抵テーブル1は、識別情報と同様に、パック電池101が端末本体102に装着される都度、FGIC5からの要求(コマンド)によってパック電池101から読み出される。これは、識別情報によって前回と同一のパック電池101が装着されたと判定される場合であっても、パック電池101が端末本体102から離脱していた間に他の電気機器で使用されていた場合は、その間に二次電池1の劣化が進行しているためである。
(c)の内抵テーブル2は、二次電池1の劣化によっては変動しないパラメータであるが、個々の二次電池1によって変動するパラメータであるため、パック電池101が端末本体102に装着されたときに読み出された識別情報のうち、製番情報が一致しない限り、FGIC5からの要求によってパック電池101から読み出される。
尚、内抵テーブル2のパラメータを用いて二次電池1の内部抵抗を算出する際に必要となる二次電池1の温度情報は、FGIC5からのコマンドにより、メモリIC2に内蔵される温度測定回路(図示せず)の出力信号からAD変換された温度情報が書き込まれている通信部21内のレジスタから読み出される。
尚、内抵テーブル2のパラメータを用いて二次電池1の内部抵抗を算出する際に必要となる二次電池1の温度情報は、FGIC5からのコマンドにより、メモリIC2に内蔵される温度測定回路(図示せず)の出力信号からAD変換された温度情報が書き込まれている通信部21内のレジスタから読み出される。
(d)のOCVテーブルは、二次電池1の組成が同一である限り、二次電池1の劣化及び温度によっては変動しないパラメータであるため、パック電池101が端末本体102に装着されたときに読み出された識別情報のうち、型式情報及び組成情報が一致した場合は、製番情報が異なる場合であっても、FGIC5からのコマンドによる読み出しが省略される。具体的には、同一型式で同一組成の予備バッテリが新たに装着された場合が当てはまる。
(e)の不具合情報、及び(f)の使用履歴情報は、共にFGIC5から書き込み及び読み出しされる情報であるが、本実施の形態1では用いない。
(g)の充放電サイクル数は、FGIC5からのコマンドにより適宜読み出されてRAM53に記憶され、二次電池1からの放電容量の累積積算値が二次電池1の初期容量又は設計容量に達する毎に、RAM53の記憶内容が1サイクルだけカウントアップされて、EEPROM22に書き戻される。本携帯情報端末100が、充電器としての機能を備えている場合は、充電容量の累積積算値が初期容量又は設計容量を超える毎に1サイクルだけカウントアップされるようにしてもよい。
以下では、上述した端末本体102及びパック電池101の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は、端末本体102側についてはFGIC5のROM52に予め格納された制御プログラムに従ってCPU51により実行され、パック電池101側については、通信部21が備える図示しないCPUによって実行される。これにより、マスタの通信部55及びスレーブの通信部21間でHDQ通信が行われる。
図6及び図7は、本発明の実施の形態1に係る携帯情報端末100におけるパック電池101装着時のCPU51及び通信部21の処理手順を示すフローチャートである。図6,7の処理のうち、端末本体102側の処理は、パック電池101が端末本体102から離脱したときに起動され、パック電池101側の処理は、メモリIC2に最初に通電されたときから起動されている。なお、フローチャート中では、各種要求の送信を単に「要求」と表示して、「〜の送信」の記載を省略してある。
端末本体102側で図6の処理が起動された場合、CPU51は、パック電池101が装着されたか否かを判定し(S10)、装着されるまで待機する(S10:NO)。CPU51は、電圧検出部56を用いてプラス端子61及びマイナス端子62間に二次電池1の電圧が印加されたことを検出したときにパック電池101が装着されたと判定し、パック電池101との接続を検出する。この判定方法としては、後述する型式情報の読み出しをパック電池101に要求し続ける間に、型式情報をパック電池101から受信したときに、パック電池101が装着されたと判定するようにしてもよい。
パック電池101が装着されたと判定した場合(S10:YES)、CPU51は、パック電池101の識別情報の1つである型式情報の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S11)。本実施の形態1では、型式情報の読出要求は、型式情報が記憶されているEEPROM22の記憶領域のアドレスを指定するHDQ通信のコマンドである(以下、他の読出要求についても同様)。
一方の通信部21は、各種読出要求を受信したか否かを判定して(S100)受信するまで待機しており(S100:NO)、読出要求を受信した場合(S100:YES)、受信した要求が型式情報の読出要求であるか否かを判定する(S101)。受信した読出要求が型式情報の読出要求であるか否かを判定して、後述するように型式情報を読み出す処理は、例えば、上述したページレジスタ211とHDQ通信のコマンドとによってアドレスが指定されるEEPROM22の記憶領域からデータを読み出すことで足りる(以下、他の読出要求についても同様)。
受信した要求が型式情報の読出要求である場合(S101:YES)、通信部21は、パック電池101の型式情報をEEPROM22から読み出し(S102)、読み出した型式情報を通信部55に送信した(S103)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
尚、読出要求の送信、及び読み出された情報の受信が、夫々図2に示す1つのコマンドで完結しない場合は、複数のコマンドを用いるようにすればよい(以下、上書要求及び記憶要求についても同様)。
尚、読出要求の送信、及び読み出された情報の受信が、夫々図2に示す1つのコマンドで完結しない場合は、複数のコマンドを用いるようにすればよい(以下、上書要求及び記憶要求についても同様)。
以下同様にして、通信部21は、通信部55から要求された読出要求に応動し、指定された情報をEEPROM22から読み出して通信部55に返送する(以下、場合分けして詳細に説明する)。
他方のCPU51は、通信部55を用いて型式情報を受信し(S12)、受信した型式情報をRAM53に記憶する(S13)。その後、CPU51は、パック電池101の識別情報の1つである二次電池1の組成情報の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S14)。
一方の通信部21は、受信した要求が型式情報の読出要求ではない場合(S101:NO)、受信した要求が組成情報の読出要求であるか否かを判定する(S104)。組成情報の読出要求である場合(S104:YES)、通信部21は、二次電池1の組成情報をEEPROM22から読み出し(S105)、読み出した組成情報を通信部55に送信した(S106)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
他方のCPU51は、通信部55を用いて組成情報を受信し(S15)、受信した組成情報をRAM53に記憶する(S16)。その後、CPU51は、パック電池101の識別情報の1つである二次電池1の製番情報の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S17)。
一方の通信部21は、受信した要求が組成情報の読出要求ではない場合(S104:NO)、受信した要求が製番情報の読出要求であるか否かを判定する(S107)。製番情報の読出要求である場合(S107:YES)、通信部21は、二次電池1の製番情報をEEPROM22から読み出し(S108)、読み出した製番情報を通信部55に送信した(S109)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
他方のCPU51は、通信部55を用いて製番情報を受信し(S18)、受信した製番情報をRAM53に記憶する(S19)。
次に図7に移って、CPU51は、二次電池1の残容量算出用パラメータの1つである内抵テーブル1の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S21)。
次に図7に移って、CPU51は、二次電池1の残容量算出用パラメータの1つである内抵テーブル1の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S21)。
一方の通信部21は、受信した要求が製番情報の読出要求ではない場合(S107:NO)、図7に移って、受信した要求が内抵テーブル1の読出要求であるか否かを判定する(S110)。内抵テーブル1の読出要求である場合(S110:YES)、通信部21は、二次電池1の内抵テーブル1をEEPROM22から読み出し(S111)、読み出した内抵テーブル1を通信部55に送信した(S112)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
他方のCPU51は、通信部55を用いて内抵テーブル1を受信し(S22)、受信した内抵テーブル1をRAM53に記憶する(S23)。ここでの記憶は、常に上書きである(その他のテーブルについても、以下同様)。その後、CPU51は、二次電池1の残容量算出用パラメータの1つである内抵テーブル2の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S24)。
一方の通信部21は、受信した要求が内抵テーブル1の読出要求ではない場合(S110:NO)、受信した要求が内抵テーブル2の読出要求であるか否かを判定する(S113)。内抵テーブル2の読出要求である場合(S113:YES)、通信部21は、二次電池1の内抵テーブル2をEEPROM22から読み出し(S114)、読み出した内抵テーブル2を通信部55に送信した(S115)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
他方のCPU51は、通信部55を用いて内抵テーブル2を受信し(S25)、受信した内抵テーブル2をRAM53に記憶する(S26)。その後、CPU51は、二次電池1の残容量算出用パラメータの1つであるOCVテーブルの読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S27)。
一方の通信部21は、受信した要求が内抵テーブル2の読出要求ではない場合(S113:NO)、受信した要求がOCVテーブルの読出要求であるか否かを判定する(S116)。OCVテーブルの読出要求ではない場合(S116:NO)、通信部21は、ステップS100に処理を移す。受信した要求がOCVテーブルの読出要求である場合(S116:YES)、通信部21は、二次電池1のOCVテーブルをEEPROM22から読み出し(S117)、読み出したOCVテーブルを通信部55に送信した(S118)後、次の読出要求の受信を待ち受けるために、ステップS100に処理を移す。
他方のCPU51は、通信部55を用いてOCVテーブルを受信し(S28)、受信したOCVテーブルBをRAM53に記憶した(S29)後に、図6及び図7の処理を終了する。
次に、端末本体102のFGIC5が行う初期化処理について説明する。
図8は、二次電池1のOCVを測定して初期化完了を本体部6に通知するCPU51の処理手順を示すフローチャートである。図8の処理は、パック電池101の装着が検出されたときに起動される。
図8は、二次電池1のOCVを測定して初期化完了を本体部6に通知するCPU51の処理手順を示すフローチャートである。図8の処理は、パック電池101の装着が検出されたときに起動される。
図8の処理が起動された場合、CPU51は、本体部I/F58を介して本体部6からコマンドを受信したか否かを判定し(S31)、受信するまで待機する(S31:NO)。コマンドを受信した場合(S31:YES)、CPU51は、受信したコマンドがOCV測定コマンドであるか否かを判定し(S32)、OCV測定コマンドではない場合(S32:NO)、その他のコマンド受信処理を行った(S33)後に、処理をステップS31に戻す。
受信したコマンドがOCV測定コマンドの場合(S32:YES)、CPU51は、電圧検出部56を用いて二次電池1のOCVを測定する(S34)。この場合、OCVを正確に測定するために、端末本体102全体の消費電流を可能な限り低減させることが好ましい。次いで、CPU51は、本体部6に対してINT線を用いて測定完了割込を発生させた(S35)後に、図6,7の処理で受信されるOCVテーブルの受信が完了したか否かを判定し(S36)、完了するまで待機する(S36:NO)。
OCVテーブルの受信が完了した場合(S36:YES)、CPU51は、本体部6に対してINT線を用いて初期化完了割込を発生させた(S37)後に、図8の処理を終了する。初期化完了割込により、FGIC5における全ての初期化処理が完了したことが、本体部6に対して通知される。
図6,7の処理によって、二次電池1の残容量算出パラメータをRAM53に記憶し、図8に示す初期化処理を終えたFGIC5のCPU51は、初期化処理で測定した二次電池1のOCVを、RAM53に記憶したOCVテーブルに適用して二次電池1の残容量比(RSOC)を算出する。その後、CPU51は、電流検出部57を用いて検出した二次電池1の充放電電流を時系列的に積算して残容量比を更新し続け、測定完了割込が通知された本体部6からのコマンドに応動して、残容量のデータを本体部6に送信する。
以上のように本実施の形態1によれば、端末本体(のFGICのCPU)は、パック電池が装着されたことを検出して、パック電池のEEPROM(メモリ)から二次電池の残容量算出用のテーブル(パラメータ)を読み出す要求を、パック電池の通信部に送信し、パック電池の通信部からテーブルを受信し、受信したテーブルに基づいて二次電池の残容量を算出する。より具体的な残容量の算出方法としては、二次電池1の電池電圧及び充放電電流をFGIC5内で検出し、検出した充放電電流の絶対値と内部抵抗を掛け算した値を、充電時には電池電圧に加算し、放電時には電池電圧から減算して、開放端子電圧(OCV)を算出し、算出したOCVをOCVテーブルに適用して残容量比を算出する。
一方のパック電池の通信部は、端末本体のFGICの通信部から残容量算出用のテーブルを読み出す要求を受信して、EEPROMからテーブルを読み出し、読み出したテーブルをFGICの通信部に送信する。
これにより、端末本体と接続されたパック電池から読み出されたテーブルに基づいて、二次電池の残容量が算出される。
従って、残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能となる。
一方のパック電池の通信部は、端末本体のFGICの通信部から残容量算出用のテーブルを読み出す要求を受信して、EEPROMからテーブルを読み出し、読み出したテーブルをFGICの通信部に送信する。
これにより、端末本体と接続されたパック電池から読み出されたテーブルに基づいて、二次電池の残容量が算出される。
従って、残容量を算出するためのパラメータが異なる二次電池を有するパック電池に差し替えられた場合であっても、残容量の誤差を低減して算出することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1が、パック電池101の装着を検出する都度、パック電池101から全ての残容量算出用パラメータを読み出す形態であるのに対し、実施の形態2は、パック電池101の装着を検出する都度、パック電池101から新たに受信した識別情報と記憶している識別情報とが一致するか否かに応じて、パック電池101の残容量算出用のパラメータの一部又は全部を読み出す形態である。
実施の形態1が、パック電池101の装着を検出する都度、パック電池101から全ての残容量算出用パラメータを読み出す形態であるのに対し、実施の形態2は、パック電池101の装着を検出する都度、パック電池101から新たに受信した識別情報と記憶している識別情報とが一致するか否かに応じて、パック電池101の残容量算出用のパラメータの一部又は全部を読み出す形態である。
図9は、本発明の実施の形態2に係る携帯情報端末100におけるパック電池101装着時のCPU51及び通信部21の処理手順を示すフローチャートの一部である。パック電池101側の処理については、実施の形態1の図6,7の処理と同一であり、端末本体102側の処理については、図6に示すステップS19までの処理が共通であるので、同一又は共通の処理を図示せずに省略してある。
尚、図6のステップS13,16,19に対応する処理では、型式情報、組成情報及び製番情報の各識別情報を記憶するためのRAM53の領域を、今回受信した各識別情報用及び前回受信した各識別情報用に2面分準備しておき、新たにパック電池101の装着を検出する都度、前記2面を切り替えるものとする。但し、後述する処理において、今回及び前回受信した各識別情報の一致判定を行った後に、夫々の識別情報を上書きして記憶する場合は、各識別情報のための記憶領域が1面分で足りる。
図9の処理に先立つステップS19の処理を終えた場合、CPU51は、ステップS13,16で今回記憶した型式情報及び組成情報と、前回受信した夫々の情報とを比較し(S41)、型式情報及び組成情報の何れの情報も一致するか否かを判定する(S42)。少なくとも一方の情報が一致しない場合(S42:NO)、CPU51は、図7に示すステップS21に処理を移す。何れの情報も一致する場合(S42:YES)、CPU51は、今回ステップS19で新たに記億した製番情報と、前回ステップS19で記憶した製番情報とを比較する(S43)。
今回及び前回の製番情報が一致する場合(S44:YES)、CPU51は、内抵テーブル1の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S46)。図9のステップS47及びS48で内抵テーブル1を受信及び記憶する処理は、送受信の相手先も含めて、実施の形態1の図6のステップS22及びS23に示す処理と同様であるので、説明を省略する。その後、CPU51は、内抵テーブル2及びOCVテーブル夫々の読出要求を通信部21に送信することなく、図9の処理を終了する。
ステップS44で今回及び前回の製番情報が一致しない場合(S44:NO)、CPU51は、内抵テーブル1の読出要求を、通信部55を介して通信部21に送信する(S51)。図9のステップS52からS56で、内抵テーブル1を受信してから内抵テーブル2を記憶するまでの処理は、送受信の相手先も含めて、実施の形態1の図7のステップS22からS26に示す処理と同様であるので、説明を省略する。その後、CPU51は、OCVテーブルの読出要求を通信部21に送信することなく、図9の処理を終了する。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本実施の形態2によれば、端末本体(のFGICのCPU)は、パック電池と接続される都度、パック電池のEEPROMから識別情報を読み出す要求をパック電池の通信部に送信し、パック電池の通信部から識別情報を受信し、受信した識別情報をRAM(記憶部)に記憶すると共に、受信した識別情報がRAMに記憶されているか否かを判定し、既にRAMに全ての識別情報が記憶されていた場合は、残容量算出用のテーブル(パラメータ)のうち、二次電池の劣化に依存しない内抵テーブル2及びOCVテーブルを読み出す要求をパック電池の通信部に送信しないようにし、その都度受信して記憶する内抵テーブル1と、記憶した内抵テーブル2及びOCVテーブルとに基づいて残容量を算出する。一方のパック電池の通信部は、(端末本体から識別情報を読み出す)要求を受信して、EEPROMから識別情報を読み出し、読み出した識別情報を(端末本体に)送信する。
これにより、端末本体と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池とは異なる場合、又は端末本体とパック電池とが初めて接続された場合、パック電池の通信部から受信されたパラメータ(内抵テーブル1,2及びOCVテーブル)が、端末本体のRAMに記憶される。また、端末本体と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池と同一である場合、その都度受信及び記憶されるパラメータ(内抵テーブル1)とRAMに記憶されているパラメータ(内抵テーブル2及びOCVテーブル)とに基づいて残容量が算出される。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
これにより、端末本体と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池とは異なる場合、又は端末本体とパック電池とが初めて接続された場合、パック電池の通信部から受信されたパラメータ(内抵テーブル1,2及びOCVテーブル)が、端末本体のRAMに記憶される。また、端末本体と接続されたパック電池が、前回接続されていたパック電池と同一である場合、その都度受信及び記憶されるパラメータ(内抵テーブル1)とRAMに記憶されているパラメータ(内抵テーブル2及びOCVテーブル)とに基づいて残容量が算出される。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
また、端末本体(のFGICのCPU)がパック電池の通信部から受信した識別情報のうちの一部の情報がRAMに記憶されているものの、他の情報が記憶されていない場合、端末本体は、パック電池のEEPROMから残容量算出用のパラメータ(二次電池の劣化に依存しない複数テーブル)の一部又は全部のテーブルを読み出す要求をパック電池の通信部に送信し、パック電池の通信部からテーブルを受信し、受信したテーブルを、RAMに記憶してあるテーブルに上書きし、その都度受信されるテーブル及びRAMに上書きされたテーブルに基づいて残容量を算出する。一方のパック電池の通信部は、(端末本体から複数テーブルの一部又は全部のテーブルを読み出す)要求を受信して、EEPROMから複数テーブルの一部又は全部のテーブルを読み出し、読み出したテーブルを(端末本体に)送信する。
これにより、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで一部の情報のみが一致する場合、一致しない情報が何であるかにより、二次電池の劣化に依存しないパラメータの一部又は全部のデータがパック電池から読み出されて、RAMに記憶したパラメータに上書きされる。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
これにより、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで一部の情報のみが一致する場合、一致しない情報が何であるかにより、二次電池の劣化に依存しないパラメータの一部又は全部のデータがパック電池から読み出されて、RAMに記憶したパラメータに上書きされる。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
更にまた、パック電池を識別するための識別情報に、パック電池の型式情報及び二次電池の組成情報と、パック電池の製番情報とが含まれている。
これにより、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び/又は組成情報が一致しない場合、即ち、製造番号情報も一致しない場合、パック電池の種類そのものが前回と異なるため、パラメータ(二次電池の劣化に依存しない2つのテーブル)のうちの全部のデータ(内抵テーブル2及びOCVテーブル)がパック電池から読み出される。一方、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び組成情報が一致して製番情報が一致しない場合であっても、パック電池の種類と組成が前回と同一と判定されるため、パラメータ(二次電池の劣化に依存しない2つのテーブル)のうちの一部のデータ(内抵テーブル2)がパック電池から読み出される。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
これにより、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び/又は組成情報が一致しない場合、即ち、製造番号情報も一致しない場合、パック電池の種類そのものが前回と異なるため、パラメータ(二次電池の劣化に依存しない2つのテーブル)のうちの全部のデータ(内抵テーブル2及びOCVテーブル)がパック電池から読み出される。一方、端末本体と接続されたパック電池の識別情報と、前回接続されていたパック電池の識別情報とで、型式情報及び組成情報が一致して製番情報が一致しない場合であっても、パック電池の種類と組成が前回と同一と判定されるため、パラメータ(二次電池の劣化に依存しない2つのテーブル)のうちの一部のデータ(内抵テーブル2)がパック電池から読み出される。
従って、電気機器(端末本体)及びパック電池間でパラメータの授受に要する時間を削減して、端末本体が起動する時間を短縮することが可能となる。
尚、本実施の形態2にあっては、端末本体102に装着されたパック電池101が、前回装着されていたパック電池101と同一である場合、二次電池1の劣化に依存しない内抵テーブル2及びOCVテーブルを読み出す要求をパック電池101に送信しないようにしたが、内抵テーブル1も二次電池1の劣化に依存しない場合は、残容量算出用の全てのテーブルを読み出す要求をパック電池101に送信しないようにすればよい。
(実施の形態3)
実施の形態1及び2が、内抵テーブル1を特に更新しない形態であるのに対し、実施の形態3は、二次電池1の充放電サイクルをカウントアップする都度、内抵テーブル1を更新して、パック電池101のEEPROM22に上書きする形態である。また、本実施の形態では、図2に示す複数(ここでは8以下)のコマンドを用いて内抵テーブル1の上書要求を行う。このため、上書要求のコマンドには、上書きされるべきデータが一旦書き込まれるべきバッファ212(図3参照)のうち、バッファ(0)〜バッファ(7)の何れか1つを指定するアドレスが含まれている。
実施の形態1及び2が、内抵テーブル1を特に更新しない形態であるのに対し、実施の形態3は、二次電池1の充放電サイクルをカウントアップする都度、内抵テーブル1を更新して、パック電池101のEEPROM22に上書きする形態である。また、本実施の形態では、図2に示す複数(ここでは8以下)のコマンドを用いて内抵テーブル1の上書要求を行う。このため、上書要求のコマンドには、上書きされるべきデータが一旦書き込まれるべきバッファ212(図3参照)のうち、バッファ(0)〜バッファ(7)の何れか1つを指定するアドレスが含まれている。
図10は、本発明の実施の形態3に係る携帯情報端末100における二次電池1の残容量算出時のCPU51及び通信部21の処理手順を示すフローチャートである。図10の端末本体102側の処理は、例えば250ms周期で起動されるが、これに限定されるものではない。一方のパック電池101側の処理は、メモリIC2に最初に通電されたときから起動されている。
端末本体102側で図10の処理が起動された場合、CPU51は、電流検出部57を用いて検出した二次電池1の充放電電流を時系列的に積算して残容量を算出し(S61)、残容量比(RSOC)のデータを更新する。CPU51は、また、二次電池1の放電容量を積算し(S62)、積算した放電容量が二次電池1の初期容量又は設計容量に達したか否か、即ち、充放電サイクルを1サイクル更新したか否かを判定し(S63)、更新しない場合(S63:NO)、そのまま図10の処理を終了する。
充放電サイクルを1サイクル更新した場合(S63:YES)、CPU51は、更新した充放電サイクル数に応じて増大する二次電池1の内部抵抗に基づいて、内抵テーブル1を更新する(S64)。その後、CPU51は、内抵テーブル1の上書要求を、通信部55を介して通信部21に送信し(S65)、送信した上書きデータについてCRC演算を行い(S66)、内抵テーブル1の全データの上書要求済みであるか否かを判定する(S67)。本実施の形態3では、内抵テーブル1の上書要求は、内抵テーブル1が記憶されているEEPROM22の記憶領域のアドレスを指定するHDQ通信のコマンドである(以下、他の上書要求及び記憶要求についても同様)。
まだ上書要求していないデータがある場合(S67:NO)、CPU51は、次の上書要求を送信するために、ステップS65に処理を移す。全データの上書要求済みである場合(S67:YES)、CPU51は、演算したCRCデータの書込要求を、通信部55を介して通信部21に送信し(S68)、図10の処理を終了する。本実施の形態3では、CRCデータの書込要求は、CRCデータが書き込まれるべき通信部21のレジスタのアドレスを指定するHDQ通信のコマンドであり、コマンドに付随するデータが、上記レジスタに書き込まれるべきCRCデータである。
一方のパック電池側では、通信部21が、書込要求を受信したか否かを判定して(S121)受信するまで待機しており(S121:NO)、書込要求を受信した場合(S121:YES)、受信した書込要求が内抵テーブル1の上書要求であるか否かを判定する(S122)。内抵テーブル1の上書要求である場合(S122:YES)、通信部21は、上書要求で指定されたバッファ(0)〜バッファ(7)の何れか1つに受信データを書き込み(S123)、書き込んだデータについてCRC演算を行って(S124)、ステップS121に処理を戻す。
尚、受信した書込要求が内抵テーブル1の上書要求であるか否かを判定して、指定されたバッファ()に受信データを書き込む処理は、前述したページレジスタ211とHDQ通信のコマンドのアドレスとによって指定されるEEPROM22の記憶領域のページ番号と行番号(図3参照)とを保持しておいて、HDQ通信のコマンドのアドレスによって指定されるバッファ()に、受信データを書き込むことで実現される(以下、他の上書要求及び記憶要求についても同様)。
ステップS122で、受信した書込要求が内抵テーブル1の上書要求ではない場合(S122:NO)、通信部21は、受信した書込要求がCRCデータの書込要求であるか否かを判定し(S125)、CRCデータの書込要求でもない場合(S125:NO)、ステップS121に処理を戻す。受信した書込要求がCRCデータの書込要求である場合(S125:YES)、通信部21は、演算したCRCデータと、受信してレジスタに書き込んだCRCデータとを比較し(S126)、比較結果が一致するか否かを判定する(S127)。上記CRCデータの書込要求の判定に係る処理は、HDQ通信のコマンドのアドレスによって指定されるレジスタ(CRCレジスタ)に、受信データ(CRCデータ)を書き込むことで実現される。
CRCデータの比較結果が一致しなかった場合(S127:NO)、通信部21は、バッファ212からEEPROM22への書き込みを行うことなく、ステップS121に処理を戻す。一方、CRCデータの比較結果が一致した場合(S127:YES)、通信部21は、保持されている行番号で指定されるEEPROM22の4バイト分の記憶アドレスに対して、バッファ212全体の内容を書き込み(S128)、ステップS121に処理を戻す
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本実施の形態3によれば、端末本体は、RAMに記憶した残容量算出用のテーブルの一部である内抵テーブル1を、二次電池の充放電サイクルカウントのカウントアップ時に更新し、更新した内抵テーブル1をパック電池のEEPROMに記憶された内抵テーブル1に上書きする要求をパック電池の通信部に送信する。一方のパック電池の通信部は、(端末本体から内抵テーブル1を上書きする)要求を受信して、要求された上書きデータを、EEPROMに記憶した内抵テーブル1に上書きする。
従って、二次電池の使用に伴う劣化に応じて、電気機器(端末本体)及びパック電池に記憶されているパラメータの一部(内抵テーブル1)が更新されるため、パック電池が交換又は脱着された場合であっても、二次電池の残容量の算出に際して二次電池の劣化を適切に反映させることが可能となる。
従って、二次電池の使用に伴う劣化に応じて、電気機器(端末本体)及びパック電池に記憶されているパラメータの一部(内抵テーブル1)が更新されるため、パック電池が交換又は脱着された場合であっても、二次電池の残容量の算出に際して二次電池の劣化を適切に反映させることが可能となる。
また、端末本体は、更新した内抵テーブル1をパック電池のEEPROMに記憶された内抵テーブル1に上書きする要求に、更新したデータのCRC演算結果のデータを付加してパック電池の通信部に送信する。一方のパック電池の通信部は、(電気機器から内抵テーブル1を上書きする)要求を受信し、要求された上書きデータをバッファ(第2のメモリ)に一旦記憶すると共にCRC演算し、演算結果のCRCデータと、受信した要求に含まれるCRCデータとの比較結果が一致した場合にのみ、バッファに一旦記憶した内抵テーブル1の上書きデータを、EEPROMに記憶した内抵テーブル1に上書きする。
従って、電気機器(端末本体)からパック電池にパラメータ(内抵テーブル1)の上書き要求が送信される間に、例えばパック電池の脱着等によって誤ったデータがパック電池に受信された場合であっても、パック電池のメモリ(EEPROM)に記憶されたパラメータのデータ破壊を防止することが可能となる。
従って、電気機器(端末本体)からパック電池にパラメータ(内抵テーブル1)の上書き要求が送信される間に、例えばパック電池の脱着等によって誤ったデータがパック電池に受信された場合であっても、パック電池のメモリ(EEPROM)に記憶されたパラメータのデータ破壊を防止することが可能となる。
更にまた、端末本体のRAMに記憶された残容量算出用のテーブルのうち、更新された内抵テーブル1のサイズよりも、パック電池の通信部が有するバッファ(第2のメモリ)のサイズの方が小さくないことが担保されている。
従って、パラメータ(内抵テーブル1)の上書き要求が2つ以上の要求(コマンド)に分割されてパック電池(の通信部)に送信された場合であっても、全ての要求が誤りなくパック電池(の通信部)に受信された場合にのみ、パック電池のメモリ(EEPROM)に記憶されたパラメータを更新することが可能となる。
従って、パラメータ(内抵テーブル1)の上書き要求が2つ以上の要求(コマンド)に分割されてパック電池(の通信部)に送信された場合であっても、全ての要求が誤りなくパック電池(の通信部)に受信された場合にのみ、パック電池のメモリ(EEPROM)に記憶されたパラメータを更新することが可能となる。
尚、本実施の形態3にあっては、内抵テーブル1の上書要求にCRCデータを付加する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば一般的にコマンド全般に対してCRCデータを付加するようにしてもよい。それにより、メモリIC2が誤ったコマンドを受信してEEPROM22の内容を書き替えることが防止される。
(実施の形態4)
実施の形態1が、携帯情報端末100に本発明を適用する形態であるのに対し、実施の形態4は、携帯情報端末100が収容された情報処理システムに本発明を適用する形態である。
実施の形態1が、携帯情報端末100に本発明を適用する形態であるのに対し、実施の形態4は、携帯情報端末100が収容された情報処理システムに本発明を適用する形態である。
図11は、本発明の実施の形態4に係る情報処理システムの構成を模式的に示す説明図である。図中9は情報処理システムであり、情報処理システム9は、本発明の実施の形態1から3に係る携帯情報端末100,100・・100と、携帯電話網等のネットワーク90に接続された汎用のサーバ装置からなる情報処理装置91とを含んで構成される。携帯情報端末100,100・・100の夫々は、本体部6に含まれる表示部61を有しており、アクセスポイント92及び基地局93を介してネットワーク90に収容されている。
情報処理装置91は、図示しないCPUとHDD(Hard Disk Drive )からなる外部記憶装置とを備え、該外部記憶装置には、携帯情報端末100,100・・100の不具合に係る不具合情報を記憶する不具合情報データベースが記録されている。情報処理装置91は、各携帯情報端末100から定期的に又は不定期的に送信されたパック電池101の識別情報を受信し、受信した識別情報に対応して前記不具合情報データベースに記憶されている不具合情報を、受信した識別情報の送信元の携帯情報端末100に送信する。携帯情報端末100では、端末本体102が情報処理装置91から受信した不具合情報が、パック電池101に送信されてEEPROM22に記憶される。
図12は、不具合情報データベースの内容を例示する説明図である。不具合情報データベースには、識別情報のうちの型式情報及び製番情報と、8項目の不具合の有無がビット毎の1/0によって示される8ビットの不具合情報とを対応付けて記憶してある。図12の例では、型式情報として「型式1、型式2、・・・・型式x」が記憶されており、「型式1」の型式情報を有するパック電池101の製番情報として「製番11、製番12、・・製番1m」が記憶されている。同様に「型式2」の型式情報を有するパック電池101の製番情報として「製番21、製番22、・・製番2n」が記憶されており、「型式x」の型式情報を有するパック電池101の製番情報として「製番x1、製番x2、・・製番xy」が記憶されている。不具合情報データベースの構成は、図12に示すものに限定されない。
以下では、上述した情報処理システム9の動作を、それを示すフローチャートを用いて説明する。以下に示す処理は、情報処理装置91では、図示しないCPUによって実行され、パック電池101では、通信部21(が備える図示しないCPU)によって実行される。端末本体102側の処理は、本体部6の図示しないCPUが実行し、FGIC5を介してパック電池101と信号を授受するものとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、端末本体102側の処理をFGIC5のCPU51が実行し、情報処理装置91に対しては本体部6を介して信号を授受するようにしてもよい。
図13は、本発明の実施の形態4に係る情報処理システム9における情報処理装置91、端末本体102及びパック電池101の処理手順を示すフローチャートである。図13の処理のうち、情報処理装置91側及び端末本体102側の処理は、夫々適時起動される。また、パック電池101側の処理は、本来ならば実施の形態1の図6及び図7に示す処理に付加されるべき処理であるが、簡単のために、メモリIC2に最初に通電されたときから独立して起動された処理であるものとして説明する。
尚、端末本体102に保持されている識別情報は、パック電池101の装着時にパック電池101のEEPROM22から読み出されて、FGIC5のRAM53に記憶されている識別情報である。
尚、端末本体102に保持されている識別情報は、パック電池101の装着時にパック電池101のEEPROM22から読み出されて、FGIC5のRAM53に記憶されている識別情報である。
端末本体102側で図13の処理が起動された場合、本体部6のCPUは、識別情報としてパック電池101の型式情報及び製番情報を情報処理装置91に送信した(S71)後、情報処理装置91側の処理結果として不具合情報を受信したか否かを判定して(S72)、受信するまで待機する(S72:NO)。ここで、例えば不具合情報に不具合有のビットが立っている場合にのみ、情報処理装置91から不具合情報が送信される場合は、端末本体102にて所定時間内に不具合情報が受信されなかったとき(S72:NO)に、図13の処理を終了すればよい。
一方の情報処理装置91のCPUは、図13の処理の起動後、端末本体102から識別情報を受信したか否かを判定して(S201)、受信するまで待機している(S201:NO)。識別情報を受信した場合(S201:YES)、情報処理装置91のCPUは、受信した識別情報(型式情報及び製番情報)に対応して図12に示す不具合情報データベースに記憶されている不具合情報を読み出し(S202)、読み出した不具合情報を、識別情報の送信元の端末本体102に送信して(S203)図13の処理を終了する。
他方の端末本体102では、不具合情報を受信した場合(S72:YES)、本体部6のCPUは、受信した不具合情報の上書要求を(通信部55を介して)パック電池101の通信部21に送信し(S73)、図13の処理を終了する。
もう一方のパック電池101では、通信部21が、端末本体102から上書要求を受信したか否かを判定して(S131)、受信するまで待機しており(S131:NO)、上書要求を受信した場合(S131:YES)、受信した不具合情報をEEPROM22に上書きした(S132)後、ステップS131に処理を戻す。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
尚、本実施の形態4では、携帯情報端末100の端末本体102から情報処理装置91にアクセスして不具合情報を個別に受信する例を示したが、情報処理装置91から不具合情報データベースに記憶された不具合情報を一斉送信し、これを受信した携帯情報端末100の端末本体102が情報処理装置91に応答を返信するようにしてもよい。
尚、本実施の形態4では、携帯情報端末100の端末本体102から情報処理装置91にアクセスして不具合情報を個別に受信する例を示したが、情報処理装置91から不具合情報データベースに記憶された不具合情報を一斉送信し、これを受信した携帯情報端末100の端末本体102が情報処理装置91に応答を返信するようにしてもよい。
以上のように本実施の形態4によれば、携帯情報端末(電池駆動装置)における端末本体の本体部は、パック電池から受信されてFGICのRAM(記憶部)に記憶された識別情報を情報処理装置に送信し、パック電池の不具合の有無を示す不具合情報を情報処理装置から受信し、受信した不具合情報をパック電池のEEPROM(メモリ)に上書きする上書要求をパック電池の通信部に送信する。
携帯情報端末と通信可能に接続された情報処理装置が備える外部記憶装置に記録された不具合情報データベースには、識別情報に対応付けて不具合情報を記憶してある。情報処理装置は、パック電池から受信した識別情報に対応する不具合情報を読み出して端末本体の本体部に送信する。
一方のパック電池の通信部は、端末本体の本体部から(FGICを介して)不具合情報を上書きする要求を受信し、要求された不具合情報をEEPROMに上書きする。
従って、情報処理装置とネットワークを介して接続された電池駆動装置が備えるパック電池の不具合状況を、情報処理装置にて一元的に管理することが可能となり、更に、パック電池の不具合の有無をパック電池のメモリに記憶することが可能となる。このような不具合情報により、パック電池の充電又は放電を禁止したり、端末本体の本体部が有する表示部に、パック電池に不具合がある旨の表示をしたりすることも可能となる。
携帯情報端末と通信可能に接続された情報処理装置が備える外部記憶装置に記録された不具合情報データベースには、識別情報に対応付けて不具合情報を記憶してある。情報処理装置は、パック電池から受信した識別情報に対応する不具合情報を読み出して端末本体の本体部に送信する。
一方のパック電池の通信部は、端末本体の本体部から(FGICを介して)不具合情報を上書きする要求を受信し、要求された不具合情報をEEPROMに上書きする。
従って、情報処理装置とネットワークを介して接続された電池駆動装置が備えるパック電池の不具合状況を、情報処理装置にて一元的に管理することが可能となり、更に、パック電池の不具合の有無をパック電池のメモリに記憶することが可能となる。このような不具合情報により、パック電池の充電又は放電を禁止したり、端末本体の本体部が有する表示部に、パック電池に不具合がある旨の表示をしたりすることも可能となる。
(実施の形態5)
実施の形態4が、情報処理装置91の不具合情報データベースに記憶された不具合情報が携帯情報端末100に送信される形態であるのに対し、実施の形態5は、情報処理装置91が、携帯情報端末100から受信した使用履歴情報(実施の形態1で前述のとおり、二次電池1で発生した過電流及び過電圧の情報(例えば過電圧となった回数、又はその電圧値)、並びに、二次電池1の温度情報(例えば所定温度以上の高温となった回数、又はその温度))に基づいて、使用履歴情報データベースを更新し、不具合有と判定される場合に、不具合情報を携帯情報端末100に送信する形態である。
実施の形態4が、情報処理装置91の不具合情報データベースに記憶された不具合情報が携帯情報端末100に送信される形態であるのに対し、実施の形態5は、情報処理装置91が、携帯情報端末100から受信した使用履歴情報(実施の形態1で前述のとおり、二次電池1で発生した過電流及び過電圧の情報(例えば過電圧となった回数、又はその電圧値)、並びに、二次電池1の温度情報(例えば所定温度以上の高温となった回数、又はその温度))に基づいて、使用履歴情報データベースを更新し、不具合有と判定される場合に、不具合情報を携帯情報端末100に送信する形態である。
本実施の形態5では、パック電池101のEEPROM22に記憶された二次電池1の使用履歴情報が端末本体102から読み出されて適宜更新され、更新された使用履歴情報がパック電池101のEEPROMに書き戻されて、識別情報と共に情報処理装置91に送信される。情報処理装置91では、識別情報に対応付けられた使用履歴情報データベースが外部記憶装置に記録されており、受信された識別情報及び使用履歴情報に基づいて、使用履歴情報データベースが更新され、更新結果からパック電池101に不具合有と判定される場合に、不具合情報が端末本体102を介してパック電池101のEEPROM22に上書きされる。
図14は、本発明の実施の形態5に係る情報処理システム9における情報処理装置91、端末本体102及びパック電池101の処理手順を示すフローチャートである。図14の処理のうち、情報処理装置91側及び端末本体102側の処理は、夫々適時起動される。また、パック電池101側の処理は、簡単のために、メモリIC2に最初に通電されたときから独立して起動された処理であるものとして説明する。
端末本体102側で図14の処理が起動された場合、本体部6のCPUは、パック電池101のEEPROM22に記憶されている使用履歴情報の読出要求をパック電池101の通信部21に送信する(S81)。
一方のパック電池101では、通信部21は、端末本体102から読出要求を受信したか否かを判定し(S141)、読出要求を受信した場合(S141:YES)、EEPROM22から使用履歴情報を読み出して(S142)端末本体102に送信した(S143)後、ステップS141に処理を戻す。
他方の端末本体102では、本体部6のCPUは、通信部21から送信された使用履歴情報を受信して図示しないメモリに記憶し(S82)、記憶した使用履歴情報を、パック電池101の使用に応じて適宜(例えば残容量の算出の過程で)更新する(S83)。その後、本体部6のCPUは、更新した使用履歴情報の記憶要求をパック電池101の通信部21に送信する(S84)と共に、情報処理装置91に対しては、識別情報を送信(S85)した後に、更新した使用履歴情報を送信する(S86)。
一方のパック電池101では、読出要求を受信しなかった場合(S141:NO)、通信部21は、端末本体102から記憶要求を受信したか否かを判定し(S144)、記憶要求を受信した場合(S144:YES)、記憶を要求された使用履歴情報をEEPROM22に記憶した(S145)後、ステップS141に処理を戻す。
もう一方の情報処理装置91では、CPUは、端末本体102から識別情報を受信したか否かを判定して(S211)、受信するまで待機しており(S211:NO)、識別情報を受信した場合(S211:YES)、これに続けて使用履歴情報を受信したか否かを判定し(S212)、受信するまで待機する(S212:NO)。使用履歴情報を受信した場合(S212:YES)、情報処理装置91のCPUは、受信した使用履歴情報に基づいて、先に受信した識別情報に対応する使用履歴情報データベース(DB)を更新する(S213)と共に、更新結果から不具合の有無を精査し(S214)、不具合が有るか否かを判定する(S215)。その後、情報処理装置91のCPUは、不具合が無い場合(S215:NO)、図14の処理を終了し、不具合が有る場合(S215:YES)、識別情報及び使用履歴情報の送信元の端末本体102に不具合情報を送信して(S216)、図14の処理を終了する。
他方の端末本体102では、本体部6のCPUは、情報処理装置91から所定時間内に不具合情報を受信したか否かを判定しており(S87)、受信しなかった場合(S87:NO)、図14の処理を終了する。所定時間内に不具合情報を受信した場合(S87:YES)、端末本体102は、受信した不具合情報の上書要求をパック電池101の通信部21に送信した(S88)後、図14の処理を終了する。
一方のパック電池101では、記憶要求を受信しなかった場合(S144:NO)、通信部21は、端末本体102から上書要求を受信したか否かを判定する(S146)。上書要求を受信した場合(S146:YES)、通信部21は、上書きを要求された不具合情報をEEPROM22に上書きした(S147)後、ステップS141に処理を戻す。また、上書要求を受信しなかった場合(S146:NO)、通信部21は、ステップS141に処理を戻す。
その他、実施の形態1及び4に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本実施の形態5によれば、携帯情報端末(電池駆動装置)における端末本体の本体部は、パック電池から使用履歴情報を読み出す要求をパック電池の通信部に送信し、パック電池の通信部から受信してメモリに記憶した使用履歴情報を、例えば残容量の算出の過程で更新し、更新した使用履歴情報をパック電池のEEPROMに記憶する要求をパック電池の通信部に送信する。電気機器は、また、パック電池の通信部から受信して記憶した識別情報と、更新した使用履歴情報とを情報処理装置に送信する。
携帯情報端末と通信可能に接続された情報処理装置は、端末本体の本体部から受信した識別情報に対応付けて記憶してある使用履歴情報データベースを、端末本体の本体部から受信した使用履歴情報に基づいて更新し、更新結果に不具合有と判定される場合(例えば、過電圧となった回数が多い傾向があるとき、又は新たに発見されたパック電池の問題点が使用履歴情報の温度情報(高温となった回数)と関連性が高いとき)には、不具合情報を端末本体の本体部に送信する。
一方のパック電池は、端末本体の本体部から使用履歴情報を読み出す要求を受信し、EEPROMから使用履歴情報を読み出し、読み出した使用履歴情報を端末本体の本体部に送信する。パック電池は、また、端末本体の本体部から使用履歴情報を記憶する要求を受信し、要求された使用履歴情報をEEPROMに記憶する。
従って、例えばパック電池における過電流、過電圧及び異常高温等の使用履歴に基づく不具合発生の有無を情報処理装置にて判定し、新たに不具合発生有と判定した場合は、電気機器を介してパック電池に不具合情報を送信して記憶させることが可能となる。
携帯情報端末と通信可能に接続された情報処理装置は、端末本体の本体部から受信した識別情報に対応付けて記憶してある使用履歴情報データベースを、端末本体の本体部から受信した使用履歴情報に基づいて更新し、更新結果に不具合有と判定される場合(例えば、過電圧となった回数が多い傾向があるとき、又は新たに発見されたパック電池の問題点が使用履歴情報の温度情報(高温となった回数)と関連性が高いとき)には、不具合情報を端末本体の本体部に送信する。
一方のパック電池は、端末本体の本体部から使用履歴情報を読み出す要求を受信し、EEPROMから使用履歴情報を読み出し、読み出した使用履歴情報を端末本体の本体部に送信する。パック電池は、また、端末本体の本体部から使用履歴情報を記憶する要求を受信し、要求された使用履歴情報をEEPROMに記憶する。
従って、例えばパック電池における過電流、過電圧及び異常高温等の使用履歴に基づく不具合発生の有無を情報処理装置にて判定し、新たに不具合発生有と判定した場合は、電気機器を介してパック電池に不具合情報を送信して記憶させることが可能となる。
(実施の形態6)
実施の形態5が、端末本体102にて、パック電池101の不具合情報の内容を関知しない形態であるのに対し、実施の形態6は、端末本体102にて不具合情報に基づく判定と表示とを行う形態である。実施の形態6では、パック電池101のEEPROM22に記憶された不具合情報が端末本体102から読み出されて不具合の有無が判定され、不具合有りと判定される場合は、その旨が表示される。
実施の形態5が、端末本体102にて、パック電池101の不具合情報の内容を関知しない形態であるのに対し、実施の形態6は、端末本体102にて不具合情報に基づく判定と表示とを行う形態である。実施の形態6では、パック電池101のEEPROM22に記憶された不具合情報が端末本体102から読み出されて不具合の有無が判定され、不具合有りと判定される場合は、その旨が表示される。
図15は、本発明の実施の形態6に係る情報処理システム9における端末本体102及びパック電池101の処理手順を示すフローチャートである。図15の処理のうち、端末本体102側の処理は適時起動される。また、パック電池101側の処理は、簡単のために、メモリIC2に最初に通電されたときから独立して起動された処理であるものとして説明する。
端末本体102側で図15の処理が起動された場合、本体部6のCPUは、パック電池101のEEPROM22に記憶されている不具合情報の読出要求をパック電池101の通信部21に送信する(S91)。
一方のパック電池101では、通信部21は、読出要求を受信したか否かを判定して(S151)受信するまで待機しており(S151:NO)、読出要求を受信した場合(S151:YES)、受信した要求が不具合情報の読出要求であるか否かを判定する(S152)。不具合情報の読出要求ではない場合(S152:NO)、通信部21は、ステップS151に処理を戻す。受信した要求が不具合情報の読出要求である場合(S152:YES)、通信部21は、不具合情報をEEPROM22から読み出し(S153)、読み出した不具合情報を端末本体102に送信した(S154)後、ステップS151に処理を戻す。
他方の端末本体102では、本体部6のCPUは、通信部21から送信された不具合情報を受信し(S92)、受信した不具合情報が不具合有りを示すか否かを判定する(S93)。不具合有りを示していない場合(S93:NO)、本体部6のCPUは、そのまま図15の処理を終了する。受信した不具合情報が不具合有りを示す場合(S93:YES)、本体部6のCPUは、表示部61に、例えばパック電池101の交換を促すアラーム表示を行った(S94)後、図15の処理を終了する。
尚、端末本体102が、パック電池101の充電器としての機能を備える場合は、ステップS94で行うアラーム表示に加えて、パック電池101の充電を抑止する措置を講じるようにしてもよい。
その他、実施の形態1及び4に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以上のように本実施の形態6によれば、携帯情報端末(電池駆動装置)における端末本体(電気機器)の本体部は、パック電池から不具合情報を読み出す要求をパック電池の通信部に送信し、パック電池の通信部から受信した不具合情報が不具合有を示す場合、表示部に所定の表示を行うと共に、パック電池の二次電池の充電を抑止する措置を講じる。
一方のパック電池は、端末本体の本体部から不具合情報を読み出す要求を受信し、EEPROMから不具合情報を読み出し、読み出した不具合情報を端末本体の本体部に送信する。
従って、不具合が発生したパック電池の交換を促すメッセージを電気機器に表示することが可能になると共に、パック電池の充電を抑止することが可能となる。
一方のパック電池は、端末本体の本体部から不具合情報を読み出す要求を受信し、EEPROMから不具合情報を読み出し、読み出した不具合情報を端末本体の本体部に送信する。
従って、不具合が発生したパック電池の交換を促すメッセージを電気機器に表示することが可能になると共に、パック電池の充電を抑止することが可能となる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 二次電池
100 携帯情報端末(電池駆動装置)
101 パック電池
102 端末本体(電気機器)
2 メモリIC
22 EEPROM(メモリ)
212 バッファ(第2のメモリ)
5 FGIC
51 CPU
52 ROM
53 RAM(記憶部)
61 表示部
9 情報処理システム
90 ネットワーク
91 情報処理装置
100 携帯情報端末(電池駆動装置)
101 パック電池
102 端末本体(電気機器)
2 メモリIC
22 EEPROM(メモリ)
212 バッファ(第2のメモリ)
5 FGIC
51 CPU
52 ROM
53 RAM(記憶部)
61 表示部
9 情報処理システム
90 ネットワーク
91 情報処理装置
Claims (20)
- 二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを備えるパック電池と通信可能及び切離し可能に接続されており、前記二次電池によって駆動される電気機器で前記二次電池の残容量を算出する方法であって、
前記電気機器は、
前記パック電池と接続されたか否かを検出し、
接続を検出した場合、前記メモリから前記パラメータを読み出す要求を前記パック電池に送信し、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して前記電気機器に送信し、
前記電気機器は、
前記パック電池から受信したパラメータに基づいて前記残容量を算出すること
を特徴とする二次電池の残容量の算出方法。 - 前記電気機器は、
記憶部を備えており、
前記パック電池は、
自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、
前記電気機器は、
前記パック電池との接続を検出する都度、前記メモリから前記識別情報を読み出す要求を前記パック電池に送信し、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して前記電気機器に送信し、
前記電気機器は、
前記パック電池から受信した識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定すると共に、受信した識別情報を前記記憶部に記憶し、
記憶されていると判定した場合、前記パラメータを読み出す要求の送信を抑止し、
記憶されていないと判定した場合、前記パック電池から受信したパラメータを前記記憶部に記憶し、
記憶したパラメータに基づいて前記残容量を算出すること
を特徴とする請求項1に記載の二次電池の残容量の算出方法。 - 前記識別情報は、複数の情報を含み、
前記パラメータは、複数のデータを含み
前記電気機器は、
識別情報のうちの一部の情報が前記記憶部に記憶されていないと判定した場合、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出す要求を前記パック電池に送信し、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して前記電気機器に送信し、
前記電気機器は、
前記パック電池から受信したデータを、前記記憶部に記憶したパラメータに上書きし、
上書きされたパラメータに基づいて前記残容量を算出すること
を特徴とする請求項2に記載の二次電池の残容量の算出方法。 - 前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の二次電池の残容量の算出方法。
- 前記電気機器は、
前記記憶部に記憶したパラメータの一部又は全部のデータを更新し、
更新したデータを、前記メモリに記憶されたパラメータに上書きする要求を前記パック電池に送信し、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きすること
を特徴とする請求項3又は4に記載の二次電池の残容量の算出方法。 - 前記パック電池は、
第2のメモリを備え、
前記電気機器は、
前記パラメータに上書きする要求に、上書きすべきデータの誤り検査コードを付加し、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した要求に従い、前記パラメータに上書きすべきデータを前記第2のメモリに記憶し、
受信した要求に含まれる誤り検査コードに基づいて、上書きすべきデータの誤りの有無を検査し、
誤りがない場合、前記第2のメモリに記憶したデータを、前記メモリに記憶したパラメータに上書きすること
を特徴とする請求項5に記載の二次電池の残容量の算出方法。 - 前記第2のメモリのサイズは、前記記憶部に記憶されたパラメータのうち、更新されたデータのサイズより大きいことを特徴とする請求項6に記載の二次電池の残容量の算出方法。
- 二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを有するパック電池と、該パック電池と通信可能及び切離し可能に接続されており、前記二次電池によって駆動される電気機器とを備える電池駆動装置であって、
前記電気機器は、
前記パック電池と接続されたか否かを検出する手段と、
該手段が接続を検出した場合、前記メモリから前記パラメータを読み出すパラメータ読出要求を前記パック電池に送信するパラメータ要求送信手段と、
前記パック電池から受信したパラメータに基づいて前記残容量を算出する算出手段とを備え、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して前記電気機器に送信するパラメータ返送手段を備えること
を特徴とする電池駆動装置。 - 前記パック電池は、
自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、
前記電気機器は、
記憶部と、
前記パック電池との接続を検出する都度、前記メモリから前記識別情報を読み出す識別情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、
前記パック電池から受信した識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定すると共に、受信した識別情報を前記記憶部に記憶する判定記憶手段と、
該判定記憶手段が記憶されていると判定した場合、前記パラメータを読み出すパラメータ読出要求の送信を抑止する手段と、
前記判定記憶手段が記憶されていないと判定した場合、前記パック電池から受信したパラメータを前記記憶部に記憶する手段とを備え、
前記算出手段は、前記記憶部に記憶されたパラメータに基づいて前記残容量を算出するようにしてあり、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した識別情報読出要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して前記電気機器に送信する手段を備えること
を特徴とする請求項8に記載の電池駆動装置。 - 前記識別情報は、複数の情報を含み、
前記パラメータは、複数のデータを含み
前記電気機器が備えるパラメータ要求送信手段は、
前記判定記憶手段が識別情報のうちの一部の情報が記憶されていないと判定した場合、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出す要求を前記パック電池に送信するようにしてあり、
前記電気機器は、
前記パック電池から受信したデータを、前記記憶部に記憶したパラメータに上書きする手段を備え、
前記算出手段は、前記記憶部で上書きされたパラメータに基づいて前記残容量を算出するようにしてあり、
前記パック電池が備えるパラメータ返送手段は、
前記電気機器から受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して前記電気機器に送信するようにしてあること
を特徴とする請求項9に記載の電池駆動装置。 - 前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする請求項10に記載の電池駆動装置。
- 前記電気機器は、
前記記憶部に記憶したパラメータの一部又は全部のデータを更新する手段と、
該手段が更新したデータを、前記メモリに記憶されたパラメータに上書きするパラメータ上書要求を前記パック電池に送信する手段とを備え、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信したパラメータ上書要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きする手段を備えること
を特徴とする請求項10又は11に記載の電池駆動装置。 - 二次電池及び該二次電池の残容量を算出するためのパラメータを記憶するメモリを備え、前記二次電池に対して充放電する電気機器と通信可能及び切離し可能に接続されるべきパック電池であって、
受信した要求に従い、前記メモリから前記パラメータを読み出して送信する手段を備えることを特徴とするパック電池。 - 自身を識別するための識別情報を前記メモリに記憶してあり、
受信した要求に従い、前記メモリから前記識別情報を読み出して送信する手段を備えることを特徴とする請求項13に記載のパック電池。 - 前記識別情報は、複数の情報を含み、
前記パラメータは、複数のデータを含み、
前記パラメータ返送手段は、受信したパラメータ読出要求に従い、前記メモリから前記パラメータのうちの一部又は全部のデータを読み出して送信するようにしてあること
を特徴とする請求項14に記載のパック電池。 - 前記識別情報は、前記パック電池の型式情報、前記二次電池の組成を示す組成情報、及び前記パック電池の製造番号情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のパック電池。
- 受信した要求に従い、前記メモリに記憶したパラメータに、要求されたデータを上書きする手段を備えることを特徴とする請求項15又は16に記載のパック電池。
- 請求項9から13の何れか1項に記載の電池駆動装置と、該電池駆動装置とネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
前記電池駆動装置が備える電気機器は、
該電気機器が有する記憶部に記憶した識別情報を前記情報処理装置に送信する識別情報送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
前記電池駆動装置が備えるパック電池の識別情報に対応付けて、該パック電池の不具合の有無を示す不具合情報を記憶する不具合情報記憶手段と、
前記電気機器から受信した識別情報に対応して前記不具合情報記憶手段に記憶されている不具合情報を前記電気機器に送信する手段とを備え、
前記電気機器は、
前記情報処理装置から受信した不具合情報を、前記パック電池が有するメモリに上書きする不具合情報上書要求を前記パック電池に送信する手段を備え、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した不具合情報上書要求に従い、要求された不具合情報を前記メモリに上書きする手段を備えること
を特徴とする情報処理システム。 - 前記パック電池は、
自身のメモリに、前記二次電池の使用履歴情報を記憶するようにしてあり、
前記電気機器は、
前記メモリから前記使用履歴情報を読み出す使用履歴情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、
前記パック電池から受信した使用履歴情報を前記記憶部に記憶する手段と、
前記記憶部に記憶した使用履歴情報を更新する手段と、
該手段が更新した使用履歴情報を、前記メモリに記憶する使用履歴情報記憶要求を前記パック電池に送信する手段とを備え、
前記パック電池は、
前記電気機器から受信した使用履歴情報読出要求に従い、前記メモリから前記使用履歴情報を読み出して前記電気機器に送信する手段と、
前記電気機器から受信した使用履歴情報記憶要求に従い、要求された使用履歴情報を前記メモリに記憶する手段とを備え、
前記電気機器の識別情報送信手段は、前記記憶部に記憶した識別情報及び使用履歴情報を前記情報処理装置に送信するようにしてあり、
前記情報処理装置は、
前記パック電池の識別情報に対応付けて前記二次電池の使用履歴情報を記憶する使用履歴情報記憶手段と、
前記電気機器から受信した識別情報に対応して前記使用履歴情報記憶手段に記憶されている使用履歴情報を、前記電気機器から受信した使用履歴情報で更新する手段と、
該手段が更新した使用履歴情報に基づいて、前記パック電池の不具合の有無を判定する手段と、
該手段が不具合有と判定した場合、前記パック電池の不具合情報を前記電気機器に送信する手段とを備えること
を特徴とする請求項18に記載の情報処理システム。 - 前記電気機器は、
前記メモリから前記不具合情報を読み出す不具合情報読出要求を前記パック電池に送信する手段と、
前記パック電池から受信した不具合情報が不具合有を示すか否かを判定する手段と、
該手段が不具合有を示すと判定した場合、所定の表示を行うと共に前記二次電池の充電を抑止する手段と
を備え、
前記パック電池は、前記電気機器から受信した不具合情報読出要求に従い、前記メモリから前記不具合情報を読み出して前記電気機器に送信する手段を備えること
を特徴とする請求項18又は19に記載の情報処理システム。
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JP2011187880A JP2013050358A (ja) | 2011-08-30 | 2011-08-30 | 二次電池の残容量の算出方法、電池駆動装置、パック電池及び情報処理システム |
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-
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141104 |