JP2001185233A - 電池電圧検出回路、電池パック及び電池電圧検出方法 - Google Patents
電池電圧検出回路、電池パック及び電池電圧検出方法Info
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Abstract
である。 【解決手段】測定した電池電圧と電池12の温度から常
温時の電圧に補正する(図2,S16)。補正した電圧
が常温のバッテリアラーム電圧以下か否かを判別する
(S17)。バッテリアラーム電圧以下であることが連
続してX回以上検出された場合には(S18,YE
S)、補正テーブルを参照して測定した電池電圧を常温
時の電池電圧に補正し、温度補正した電池電圧をシステ
ムソフトに通知する(S22)。システムソフトは、そ
の補正電圧に基づいて電池の残容量及び補正電圧を表示
する(S23)。
Description
る電池電圧検出回路、電池を内蔵する電池パック及び電
池電圧の検出方法に関する。
池を電源とする機器では、負荷に電流を供給することに
より電池が消耗し電池電圧が低下してくる。電池電圧が
低下して機器の動作に不都合が生じるのを防止するため
に、電池電圧が一定値以下となったことをユーザに知ら
せ、電池の充電、あるいは電池の交換時期をユーザに知
らせるようにしている。
圧検出回路で電池電圧を検出し、電池電圧が所定の電圧
以下となったならバッテリアラームを報知するようにし
ていた。電池の電圧は周囲温度により変化し、周囲温度
が低いときには、電池の残容量が十分あっても電池電圧
が低なる。従って、特定のバッテリアラーム電圧を基準
としてバッテリアラームを報知するようにすると、電池
の容量が残っているにもかかわらず、低温時にバッテリ
アラームが報知されてしまうという問題点があった。
きな電流が流れる場合があるが、このような場合、電池
の内部抵抗、保護回路のオン抵抗、ヒューズ等の過電流
保護素子の抵抗、端子部の接触抵抗等により電池の出力
電圧が低下し、その結果、バッテリアラームが報知され
てしまうという問題点もあった。
精度を向上させることである。他の課題は、一時的に大
電流が流れたときに、バッテリアラームが報知されない
ようにすることである。
電池の温度を検出する温度検出手段と、電池電圧を検出
する電圧検出手段と、温度検出手段により検出された温
度と電圧検出手段により検出された電圧とに基づいて、
検出された温度における電池の充電または交換時期を報
知する報知手段とを備える。
の温度に基づいて電池の充電あるいは交換時期を報知す
るようにすることで、低温時に電池の残容量が十分ある
にもかかわらず、電池の充電あるいは交換が必要である
と誤って報知されるのを防止できる。
する温度検出手段と、電池電圧を検出する電圧検出手段
と、温度検出手段により検出された温度と電圧検出手段
により検出された電圧とに基づいて、検出された温度に
おける電池電圧を基準温度における電池電圧に補正する
補正手段と、補正手段により補正された基準温度におけ
る電池電圧に基づいて電池の充電または交換時期を報知
する報知手段とを備える。
を基準温度における電池電圧に補正し、その補正した電
池電圧に基づいて電池の充電または交換時期を報知する
ことで、温度にかかわらず適正な電池の充電時期、ある
いは交換時期を報知できる。
検出する電流検出手段と、電池電圧を検出する電圧検出
手段と、電流検出手段により検出された出力電流値が第
1の所定値以上で、かつ電圧検出手段により検出された
電池電圧が第2の所定値以下のときには、電池電圧の低
下の報知を行わず、電流検出手段により検出された電池
の出力電流が第1の所定値未満で、かつ電池電圧が第2
の所定値以下のときには、電池電圧の低下の報知を行う
報知手段とを備える。
が一時的に増加した場合には、電池電圧の低下が検出さ
れてもバッテリアラーム等を報知しないようにできるの
で、適正な電池の充電時期、あるいは電池の交換時期を
知らせることができる。
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態
の携帯型コンピュータ(例えば、ハンディターミナル)
の回路ブロック図である。
ーミスタ13とからなる。サーミスタ13は電池12の
電極の近傍に設けられている。電池パック11は携帯型
コンピュータ14に着脱可能に取り付けられる。
池12の出力電圧を高精度の抵抗15で分圧して得られ
るアナログ電圧を読み取りデジタルデータに変換する。
また、サーミスタ13の抵抗値の変化による電圧変化を
読み取りデジタルデータに変換する。さらに、電流セン
サ17で検出される電池12の出力電流をデジタルデー
タに変換する。
たデジタルデータとクロック等のタイミング信号をLS
I18に出力する。LSI18は、入出力回路の制御、
割り込み制御等を行う回路であり、MPU19とバスを
介して接続されている。MPU19は、携帯型コンピュ
ータの全体の動作を制御するものであり、各種のアプリ
ケーションプログラムを実行する。表示部20は、電池
電圧、電池12の残容量、バッテリアラーム等を表示す
る。
作を図2及び図3のフローチャートを参照して説明す
る。最初に、MPU19の図示しないメモリに格納され
ているプログラム(システムソフト)がデバイスドライ
バに対して電圧の読み込みを指示する(図2,S1
1)。デバイスドライバは、電池12の出力電流が所定
値(第1の所定値)以上で大電流ステータスがオンか否
かを判別する(S12)。大電流ステータスとは、電流
センサ17により検出される電流値が所定値以上のと
き、MPU19によりオンに設定され、電流値が所定値
未満のときオフに設定されるステータス情報である。
2,NO)、今回読み込んだ電池電圧を測定値として採
用する(S13)。他方、大電流ステータスがオンのと
き、つまり電池12の出力電流が所定値以上のときには
(S12,YES)、今回読み込んだ電池電圧を測定値
として採用せず、前回読み込んだ電池電圧を測定値とし
て採用する。大電流ステータがオンのときに前回測定さ
れた電池電圧を、測定値(後述する疑似常温電圧を算出
するための電圧)として採用しているのは以下の理由か
らである。
池12の状態を判断する基準となる電圧として、電池1
2の電圧が低下したことを警告するバッテリアラーム電
圧と、回路をサスペンデッド状態にするパワーアラーム
電圧と、電池12を回路から切り離す”MBAT DE
AD”電圧と、過放電状態を検出するための過放電検出
電圧がそれぞれ設定されている。具体的な値としては、
バッテリアラーム電圧として3.5V、パワーアラーム
電圧として3.1V、”MBAT DEAD”電圧とし
て2.6V、過放電検出電圧として2.3Vが設定され
ている。
°C)で電池電圧が約3.7Vのときに、負荷が増大し
て大電流が流れると電池電圧は約3.2Vまで低下す
る。そのときの電圧3,2Vはバッテリアラーム電圧の
3.5V以下であるので、従来の電池電圧の検出方法で
あれば、電池電圧が3.2V以下となった時点でバッテ
リアラームが報知されてしまう。
に、大電流が流れ電池電圧が約3.0Vまで低下する
と、そのときの電圧はパワーアラーム電圧の3.1V以
下となるのでパワーアラームが報知されてしまう。
が検出された場合には、そのときの電池電圧の測定値を
マスクし、つまりそのとき測定された電池電圧ではな
く、大電流が検出される前に測定された電池電圧を測定
値として採用し、その電圧から常温時の電池電圧を算出
するようにしている。従って、負荷電流が一時的に増大
した場合でも、電池電圧が低下したものと判断されてア
ラームが報知されるのを防止できる。
を読み込み、サーミスタ13の抵抗値の変化から電池1
2の温度を算出する(S15)。そして、測定した電池
電圧と電池12の温度から、そのときの温度における電
池電圧を常温における電圧である疑似常温電圧に補正す
る(S16)。疑似常温電圧とは、電池12の放電特性
が周囲温度により変化することから、それぞれの温度に
おける電池電圧を常温時の電圧に補正した値を意味す
る。
電圧に補正する処理について図4のフローチャート及び
図5の補正テーブル21を参照して説明する。大電流ス
テータスがオフのときには、図2のステップS13で取
得した今回測定した電池電圧が、あるいは大電流ステー
タスがオンのときには、ステップS14で取得した前回
測定した電池電圧が、図5の補正テーブル21のどの行
の電圧範囲に入るかを決定する(図3.S31)。次
に、図2のステップS15で読み込んだ温度が補正テー
ブル21のどの行の温度範囲に入るかを決定する(S3
2)。補正テーブル21の該当する行及び列が決定した
なら、その行及び列に対応する補正値を取得する(S3
3)。さらに、その補正値から疑似常温電圧を求める
(S34)。
電池電圧の範囲を縦の行に設定し、行と列に対応させて
常温時の電池電圧に補正するための補正値(16進数:
HEX)を対応づけた補正テーブル21を示している。
池12の電極近傍の温度が得られたなら、それらの電圧
及び温度が、図5の補正テーブル21のどの行及び列に
該当するかを判断し、該当する行及び列の補正値を取得
する。そして、その補正値から疑似常温電圧を求める。
例えば、補正テーブル21から得られる補正値を最大値
のFFF(HEX)で割った値に6.6Vを乗算して疑
似常温電圧を求める。従って、電池電圧とそのときの電
池の近傍の温度が分かれば、図5の補正テーブル21か
ら、その温度における電池電圧を疑似常温電圧に補正す
ることができる。
を示したものであり、使用可能な電圧範囲である、約
3.1V〜4.15Vの範囲の補正値が補正テーブル2
1に設定されている。
12の放電特性を示す図である。図6に示すように、周
囲温度20°Cにおける電池12の放電特性から、一定
の負荷条件で放電させたときに電池電圧が急激に低下し
始める変化点の電圧をバッテリアラーム電圧として設定
した場合、バッテリアラーム電圧は約3.6Vとなる。
従って、電池電圧が4.2V弱の状態からバッテリアラ
ームの警告が行われる約3.6Vに低下するまでの運用
可能時間は約8時間となる。
常温時の変化点の電圧である3.6V、あるいはその近
傍の値をバッテリアラーム電圧として設定しているの
で、低温時には、電池12の残容量があってもバッテリ
アラームの警告が行われてします。
の検出方法における各温度でバッテリアラームが報知さ
れる電圧を示し、黒丸印は実施の形態のバッテリアラー
ムの検出方法において、各温度でバッテリアラームが報
知される電圧を示している。
施の形態のバッテリアラームの検出方法とを、図6を参
照して比較すると、従来の検出方法では常温時のバッテ
リアラーム電圧を基準にしてバッテリアラームを報知し
ているので電池電圧が低下してバッテリアラームが報知
されるまでの時間、つまり電池12の運用可能時間が周
囲温度により変化してしまう。従来の検出方法では、例
えば、−5°Cのときは運用可能時間が約3時間、−1
0°Cのときには約2時間、−20°Cのときには約1
時間となる。
は、例えば、−5°Cにおける電池電圧を20°Cの電
圧(疑似常温電圧)に補正するので、バッテリアラーム
が報知される電圧を、20°Cにおけるバッテリアラー
ム電圧である3.6Vに設定したのと同じ条件となる。
これは、バッテリアラームが報知される電圧を、図6の
−5°Cの放電カーブ上の黒丸印a1の電圧に設定した
ことを意味している。
温時の電池電圧に補正することにより、−5°Cにおけ
る電池12の正確な残容量を求めることができる。これ
により、−5°Cにおけるバッテリアラーム電圧(図5
の黒丸印a1に示す電圧)まで電池電圧が低下したと
き、つまり−5°Cにおいて電池12の残容量が殆どな
くなったときにバッテリアラームを報知することができ
る。また、この場合の電池12の運用時間は電池電圧が
図6の黒丸印a1に低下するまでの約7時間となるの
で、従来の方法に比べて運用時間を大幅に延ばすことが
できる。
バッテリアラームが報知される電圧を20°Cの電圧に
補正することにより、−10°Cにおける電池電圧が、
図5の黒丸印a2で示す電圧に低下したときにバッテリ
アラームが報知されることになる。従って、電池電圧が
図5の黒丸印a2で示す電圧に低下するまでの約6時電
池12を使用することができる。
黒丸印a3で示す電圧に低下するまでの約5時間電池1
2を使用することができる。なお、電池12の放電特性
は、負荷によって変化するので、予め機器の負荷量が分
かっている場合には、それぞれの負荷条件における各温
度の放電特性を測定しておいて、それぞれの放電特性か
ら補正テーブル21を作成しても良い。
の算出方法について図7及び図8を参照して説明する。
本実施の形態では、電池12の残容量により複数のステ
ージに分類し、各ステージ毎に放電特性カーブの近似式
を求め、その近似式から各温度の電池電圧を20°Cに
おける電池電圧に補正するための補正値を算出してい
る。
ジに分類した場合の残容量とステージとの関係を示す残
容量テーブル31を示す図である。図8に示すように残
容量0%以上、12.5%未満をステージ1、残容量1
2.5%以上、25.0%未満をステージ2、残容量2
5.0%以上、27.0%未満をステージ3、残容量2
7.5%以上、50.0%未満をステージ4,残容量5
0.0%以上、62.5%未満をステージ5,残容量6
2.5%以上、75.0%未満をステージ6,残容量7
5.0%以上、87.5%未満をステージ7,残容量が
87.5%以上、100%をステージ8と定義してい
る。
時間を求める。そして、各ステージ毎に同一の負荷条件
の元での運用時間Xと電池電圧Yの実測値から、電池電
圧Yを時間Xの関数で表したときの近似式を求める。例
えば、電池電圧Yを、Y=aX2+bX+cで表したと
きの電池電圧Yと時間Xの実測値から二次関数の係数
a、b、cを求める。
上、0〜5°C、−6°C〜−15°C、−16°Cの
各温度範囲で行い、それぞれの温度における係数a、
b、cを求める。さらに、各ステージの同一負荷条件で
の電池電圧Yの実測値と放電時間Xとからa、b、cの
値を求める。
たとき、最小残容量のステージ1と、最大残容量のステ
ージ8における上記の二次関数で求めた電池電圧の誤差
が大きい場合には、1つのステージを細分化し、係数の
異なる複数の近似式を用いるようにしても良い。
放電特性を示す近似式の係数テーブル31を示す図であ
る。上記のようにして、それぞれのステージ、それぞれ
の温度範囲での近似式の係数a、b、cを求めたなら係
数テーブル31にそれらの値を設定する。
記の係数テーブル31を参照して各温度、各ステージの
近似式からそれぞれの温度における電池電圧Ytを求め
る。さらに、それぞれの温度における電池電圧Ytと基
準温度におけるおける電池電圧との比を補正値αとして
求める。この補正値αに基づいて前述した補正テーブル
21を作成する。
ル21が作成される。この補正テーブル21は予めRO
M等に格納されている。電池12の放電特性は負荷条件
により異なるので、この実施の形態では、図9に示すよ
うな高負荷時と低負荷時の2つの放電カーブから補正テ
ーブル21を作成している。
では放電カーブが異なる。低負荷時には、放電を開始し
てから30分後でも電池電圧がほとんど変化しないのに
対して、高負荷時は3.7Vから3.6Vに約1V低下
している。
性に基づいて複数の補正テーブル21を作成しておい
て、実際に測定した電池電圧から放電カーブを求め、類
似する放電カーブから作成された補正テーブル21を選
択し、あるいは複数の補正テーブル21の補正値を補間
して得られる値から常温時の電池電圧に補正すること
で、電池12の残容量を正確に把握し、残容量が殆ど無
くなったときにバッテリアラームを報知するようにでき
る。
の変化から放電カーブの傾きの類似性を判断している
が、電圧の測定間隔を短くしてより短い時間で傾きを判
断できるようにしても良い。
圧を算出したなら、ステップS17に進み算出した疑似
常温電圧が予め設定されているバッテリアラーム電圧以
下か否かを判別する。
リアラーム電圧以下の場合には(S17,YES)、ス
テップS18に進みX回連続してバッテリアラーム電圧
以下の電圧が検出されたか否かを判別する。
てX回検出された場合には(S18,YES)、ステッ
プS19に進みバッテリアラーム電圧以下となった電池
電圧の検出回数をカウントする連続カウンタをリセット
し、算出した疑似常温電圧を保持する。
がX回未満の場合には(S18,NO)、ステップS2
0に進み算出した疑似常温電圧を保持する。ステップS
17において、算出した疑似常温電圧がバッテリアラー
ム電圧より高い場合には(S17,NO)、ステップS
21に進み連続カウンタをリセットする。そして、温度
補正した電池電圧をシステムソフトに通知する(S2
2)。システムソフトは温度補正された電池電圧及び電
池12の残容量を表示部に表示する。
における電池電圧を基準温度における電池電圧に補正
し、さらに温度補正した電池電圧から電池の残容量を求
めることにより、温度の影響を除去した正確な電池電
圧、あるいは電池12の残容量を知ることができる。ま
た、温度補正した電圧、あるいは電池12の残容量に基
づいて電池12の充電を促すバッテリアラームを報知す
ることで、バッテリアラームの検出精度を向上させ、そ
れぞれの温度における適正な電池12の充電時期、ある
いは非充電型の電池であれればその交換時期を報知する
ことができる。これにより、電池電圧が実際に充電、あ
るいは交換が必要な電圧に低下するまで電池12を使用
することができるので、電池パック11の運用時間を大
幅に延ばすことができる。
で測定した電池電圧を基準温度(実施の形態では20°
C)の電圧に補正しているので、MPU19が実行する
アプリケーションプログラムは、電池電圧の測定値を温
度に依存しないデータとして処理でき、アプリケーショ
ンプログラム側の処理を簡単にできるという効果も得ら
れる。
電池電圧を基準温度における電池電圧に補正するための
補正テーブル21を予め記憶しておくようにしたが、各
温度の電池の放電特性を記憶しておいて、該当する温度
の放電特性カーブから補正値をその都度算出するように
しても良い。
た電池電圧を20°Cの疑似常温電圧に補正している
が、基準となる温度は20°Cに限らず任意の温度で良
い。また、電池12の電極の温度、あるいは電池12の
近傍の温度を検出するためにサーミスタを電池パック1
1の内部に設けているが、電池パック11とは別に機器
側に温度センサを設けても良い。また、温度センサは、
サーミスタに限らず、熱電対型センサ、抵抗式センサ、
放射型センサ等の非接触型の温度センサなどでも良い。
以外の電池電圧を常温時の電圧に補正しているが、予め
各温度における放電特性を測定し、電池電圧が急激に低
下する点の電圧をそれぞれの温度におけるバッテリアラ
ーム電圧として設定しておいて、それぞれの温度で測定
した電池電圧と該当する温度のバッテリアラーム電圧と
を比較して電池の充電時期または交換時期を報知するよ
うにしても良い。この場合も、上述した実施の形態と同
様に電池12の残容量を正確に求めることができるの
で、電池パック11の運用時間を大幅に延ばすことがで
きる。
度検出回路を電池パック11内に設け、検出した電圧を
外部に出力するようにしても良い。なお、上述した実施
の形態は、本発明をハンディターミナル等の携帯型のコ
ンピュータに適用した場合であるが、携帯型に限らず、
充電式、あるいは非充電式の電源で駆動される機器であ
ればどのようなものでも良い。
池の残容量を正確に把握できるので、電池の残容量があ
るのに電池の充電、あるいは交換の必要があると誤って
報知されることを防止できる。また、それぞれの温度に
おいて、適正な電池の充電、あるいは交換時期が報知さ
れるので、電池の運用時間を延ばすことができる。ま
た、一時的に大電流が流れたときに、電池電圧が低下し
たものとして誤って報知されるのを防止できる。
ク図である。
ある。
である。
ある。
を示す図である。
図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】電池の温度を検出する温度検出手段と、 電池電圧を検出する電圧検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度と前記電圧検出
手段により検出された電圧とに基づいて、検出された温
度における電池の充電または交換時期を報知する報知手
段を備えることを特徴とする電池電圧検出回路。 - 【請求項2】電池の温度を検出する温度検出手段と、 電池電圧を検出する電圧検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度と前記電圧検出
手段により検出された電圧とに基づいて、検出された温
度における電池電圧を基準温度における電池電圧に補正
する補正手段と、 前記補正手段により補正された基準温度における電池電
圧に基づいて電池の充電または交換時期を報知する報知
手段とを備えることを特徴とする電池電圧検出回路。 - 【請求項3】電池の温度を検出する温度検出手段と、 電池電圧を検出する電圧検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度と前記電圧検出
手段により検出された電池電圧とに基づいて、検出され
た温度における電池電圧を基準温度における電池電圧に
補正する補正手段と、 前記補正手段により補正された基準温度における電池電
圧から電池の残容量を算出し、算出した電池の残容量を
報知する報知手段とを備えることを特徴とする請求項2
記載の電池電圧検出回路。 - 【請求項4】前記報知手段は、電池の残容量が所定値以
下となったとき、電池の充電または交換時期となったこ
とを報知することを特徴とする請求項3記載の電池電圧
検出回路。 - 【請求項5】電池の出力電流を検出する電流検出手段
と、 電池電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電流検出手段により検出された出力電流値が第1の
所定値以上で、かつ前記電圧検出手段により検出された
電池電圧が第2の所定値以下のときには、電池電圧の低
下の報知を行わず、前記電流検出手段により検出された
電池の出力電流が第1の所定値未満で、かつ電池電圧が
第2の所定値以下のときには、電池電圧の低下の報知を
行う報知手段とを備えることを特徴とする電池電圧検出
回路。 - 【請求項6】電池の出力電流を検出する電流検出手段
と、 電池電圧を検出する電圧検出手段と、 電池の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度と前記電圧検出
手段により検出された電池電圧とに基づいて、検出され
た温度における電池電圧を基準温度における電池電圧に
補正する補正手段と、 前記電流検出手段により検出された出力電流値が第1の
所定値以上で、かつ前記補正手段により補正された基準
温度における電池電圧が第2の所定値以下のときには、
電池電圧の低下の報知を行わず、検出された電池の出力
電流が第1の所定値未満で、かつ基準温度における電池
電圧が前記第2の所定値以下のときには、電池電圧の低
下の報知を行う報知手段とを備えることを特徴とする電
池電圧検出回路。 - 【請求項7】電池と、 電池電圧を温度補正するために、前記電池の近傍または
周囲の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段の検出データを出力する出力手段とを
備えることを特徴とする電池パック。 - 【請求項8】電池電圧を検出する電圧検出手段を有し、 前記出力手段は、前記電圧検出手段により検出された電
池電圧と前記温度検出手段により検出された電池の温度
とを外部に出力することを特徴とする請求項7記載の電
池パック。 - 【請求項9】電池の近傍または周囲の温度を検出し、 電池電圧を検出し、 検出された温度と電池電圧とに基づいて、検出された温
度における電池の充電または交換時期を報知することを
特徴とする電池電圧検出方法。 - 【請求項10】電池の近傍または周囲の温度を検出し、 電池電圧を検出し、 検出された温度における電池電圧を基準温度における電
池電圧に補正し、 基準温度における電池電圧または前記電池電圧から求め
た電池の残容量に基づいて電池の充電または交換時期を
報知することを特徴とする電池電圧検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36954599A JP4523099B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 電池電圧検出回路及び電池電圧検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36954599A JP4523099B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 電池電圧検出回路及び電池電圧検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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