JPH08221160A - バッテリ駆動携帯情報機器 - Google Patents

バッテリ駆動携帯情報機器

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JPH08221160A
JPH08221160A JP7029521A JP2952195A JPH08221160A JP H08221160 A JPH08221160 A JP H08221160A JP 7029521 A JP7029521 A JP 7029521A JP 2952195 A JP2952195 A JP 2952195A JP H08221160 A JPH08221160 A JP H08221160A
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JP
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battery
warning
voltage
remaining amount
power consumption
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JP7029521A
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English (en)
Inventor
Masahito Sato
雅人 佐藤
Yoshinori Mizutani
良則 水谷
Hidenobu Fukushima
秀信 福島
Hiroaki Ishikawa
博章 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体の消費電力の大小またはバッテリの種類
に応じてバッテリ残量警告を発する電圧を決定あるいは
環境条件に合わせてバッテリ残量警告の発生を禁止する
バッテリ駆動携帯情報機器を得る。 【構成】 キーボード34からの入力またはバッテリ電
圧監視マイコン20によって自動実測された本体10の
消費電力に基づいて、バッテリ残量警告時間からバッテ
リ残量警告電圧へ変換する変換テーブル131の内で最
適のものを選択する。次に、キーボード34から入力さ
れたバッテリ残量警告時間に基づいて本体10が変換テ
ーブル131のアドレスを生成し、レジスタ191に設
定する。次に、マイコン20は変換テーブル131から
のバッテリ残量警告電圧と、実測によって得られたバッ
テリの残量電圧とを比較して実測値が変換テーブル13
1からのバッテリ残量警告電圧と等しくなったらスピー
カ31などの警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばペン入力パソコ
ン等の携帯用情報端末に最適なバッテリ警告装置を持っ
たバッテリ駆動携帯情報機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノートパソコンやペン入力パソコ
ン等の携帯用情報機器において、電源として、NiCd
(ニッケルカドミウム)バッテリ、リチウムイオンバッ
テリ等のバッテリパック等が用いられている。この場
合、装着されたバッテリの出力電圧が低下して使用不可
能な状態になった時にバッテリを交換する必要があり、
その為のバッテリ残量電圧警告装置が設けられている。
このバッテリ残量電圧警告装置は、バッテリの電圧を常
時監視し、所定の電圧値以下になると、警告を行う。
【0003】図13は特開平05−37828に開示さ
れた従来のバッテリ警告処理の手順を示すフローチャー
トである。次に同図の動作について説明する。このプロ
グラムが起動されると、ステップ131でバッテリの種
類をチェックする。バッテリの種類がNiCd電池の場合に
はステップ132へ飛んでNiCd用検出電圧に設定した
後、ステップ133で警告回路を動作させ、アルカリ電
池の場合にはステップ134へ飛んでアルカリ用検出電
圧に設定した後、ステップ135で警告回路を動作さ
せ、ACアダプタの場合にはステップ136へ飛んでA
Cアダプタ用検出電圧に設定した後、ステップ137で
警告回路を動作させる。
【0004】以上のようにこの従来例では使用するバッ
テリの種類に応じて、バッテリ残量警告を発する電圧を
設定している。
【0005】また、図14は特開平05−67221に
開示された従来のバッテリ駆動携帯情報機器を示すブロ
ック図である。同図において、141は演算処理を行な
うMPU、142はMPU141が処理するマイクロプ
ログラムを内蔵するROM、143はデータを記憶する
RAM、144は警告を表示するためのLCD、145
はオペレータが入力を行なうためのキーボード、146
は警告音を発生するブザー、147は主電源用電池、1
48はバックアップ用電池、149は主電源用電池14
7とバックアップ用電池148の電圧が所定値以下に低
下しているときに検出信号を出力する電圧検出回路、1
4aは電源回路、14bは各装置のデータが乗り合うバ
スライン、14cはICカードインタフェースである。
【0006】次に図14の警告音発生の動作について説
明する。主電源用電池147とバックアップ用電池14
8の電圧が所定値以下に低下すると電圧検出回路149
から検出信号が出力される。この検出信号が出力されて
いるときに、オペレータによってキーボード145が押
されるたびに、MPU141はブザー146に警告音を
発生させて、誤動作しないようにオペレータの注意を喚
起する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のバッテリ監視方
式は以上のように構成されているので、以下の問題があ
った。即ち、図13のバッテリ監視方式ではシステムと
して使用する形態(消費電力の大小)に対応したバッテ
リの残量の限度を示す警告電圧の設定を行うことが出来
なかった。その為、本体の単位時間あたりの消費電力が
異なると、バッテリの残量の限度を示す残量警告が発せ
られる時期が異なる。また、警告電圧と誤動作を発生す
る限界電圧とに裕度があるため、例えば消費電力が大き
い場合、誤動作発生の3分前に警告されるが、消費電力
が小さい場合は10分前になってしまうという問題があ
った。
【0008】また、図14では、例えばLEDとブザー
音のように複数の警告手段を持つ場合、それらの使用可
否と警告時期を独立に設定できる手段がなく、例えばブ
ザー音が望まれない環境ではLEDにより警告表示し、
ブザー音による警告発生を禁止することが出来ず、使用
者にとって不便であった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、バッテリの種類あるいは本体
の消費電力の大小に応じてバッテリ残量警告を発する電
圧を決定する装置を得ることを目的とする。また、環境
条件に応じて不要になったりあるいは使用できない警告
手段の出力を個別に禁止できることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバッテ
リ駆動携帯情報機器は、当該機器本体の消費電力を決定
する消費電力決定手段と、バッテリの残量警告発生から
上記当該機器本体が動作異常となるまでのバッテリ残量
警告時間を設定するバッテリ残量警告時間設定手段と、
上記バッテリ残量警告時間を記憶する記憶手段と、この
記憶手段からのバッテリ残量警告時間に基づいて上記当
該機器本体の消費電力の大小に応じてバッテリ残量警告
電圧を出力するバッテリ残量警告電圧変換手段と、バッ
テリの残量電圧を測定してこのバッテリの残量電圧が上
記バッテリ残量警告電圧以下であれば警告を行うバッテ
リ残量警告手段とを備えたものである。
【0011】第2の発明に係るバッテリ駆動携帯情報機
器は、当該機器本体の消費電力を決定する消費電力決定
手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該機器本体
が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間を設定す
るバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッテリ残量
警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段からのバ
ッテリ残量警告時間に基づいてバッテリの種類と上記当
該機器本体の消費電力の大小に応じてバッテリ残量警告
電圧を出力するバッテリ残量警告電圧変換手段と、バッ
テリの残量電圧を測定してこのバッテリの残量電圧が上
記バッテリ残量警告電圧以下であれば警告を行うバッテ
リ残量警告手段とを備えたものである。
【0012】第3の発明に係るバッテリ駆動携帯情報機
器は、バッテリ残量警告時間を外部から入力する入力手
段を備えたものである。第4の発明に係るバッテリ駆動
携帯情報機器は、外部から入力された当該機器本体の稼
働率に基づいて当該機器本体の平均消費電力の予測値を
計算する第1の消費電力算出手段を備えたものである。
第5の発明に係るバッテリ駆動携帯情報機器は、当該機
器本体の消費電流と電圧から電力を算出する第2の消費
電力算出手段を備えたものである。第6の発明に係るバ
ッテリ駆動携帯情報機器は、消費電力測定時に当該機器
本体の消費電流から電圧へ変換する電流電圧変換手段
と、消費電力測定時以外に上記電流電圧変換手段への通
電を禁止する為の切替手段とを備えたものである。
【0013】第7の発明に係るバッテリ駆動携帯情報機
器は、当該機器本体の消費電力を決定する消費電力決定
手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該機器本体
が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間を設定す
るバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッテリ残量
警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段からのバ
ッテリ残量警告時間に基づいてバッテリの種類と上記当
該機器本体の消費電力の大小に応じてバッテリ残量警告
電圧を出力するバッテリ残量警告電圧変換手段と、バッ
テリの残量が所定値以下であることを知らせる複数の警
告装置と、バッテリの残量電圧を測定してこのバッテリ
の残量電圧が上記バッテリ残量警告電圧以下であれば上
記警告装置への警告出力を行うバッテリ残量警告手段
と、上記複数の警告装置の内、或る警告装置の警報発生
を禁止する信号が上記当該機器本体に入力された場合
に、該当する警告装置の警告出力を禁止する警告禁止手
段とを備えたものである。
【0014】第8の発明に係るバッテリ駆動携帯情報機
器の警告禁止手段は、残量警告時間と警告装置の警告出
力の発生を禁止することを意味付けた所定の値とを対応
させて設定してあり、記憶手段から当該残量警告時間を
入力すると上記所定の値を出力する変換手段を備えたも
のである。
【0015】
【作用】第1の発明のバッテリ駆動携帯情報機器では、
消費電力決定手段が当該機器本体の消費電力を決定す
る。また、バッテリ残量警告時間設定手段がバッテリの
残量警告発生から上記当該機器本体が動作異常となるま
でのバッテリ残量警告時間を設定し、記憶手段は上記バ
ッテリ残量警告時間を記憶する。バッテリ残量警告電圧
変換手段はこの記憶手段からのバッテリ残量警告時間に
基づいて上記当該機器本体の消費電力の大小に応じてバ
ッテリ残量警告電圧を出力し、バッテリ残量警告手段は
バッテリの残量電圧を測定してこのバッテリの残量電圧
が上記バッテリ残量警告電圧以下であれば警告を行う。
【0016】第2の発明のバッテリ駆動携帯情報機器で
は、消費電力決定手段は当該機器本体の消費電力を決定
する。また、バッテリ残量警告時間設定手段はバッテリ
の残量警告発生から上記当該機器本体が動作異常となる
までのバッテリ残量警告時間を設定し、記憶手段は上記
バッテリ残量警告時間を記憶する。バッテリ残量警告電
圧変換手段は、この記憶手段からのバッテリ残量警告時
間に基づいてバッテリの種類と上記当該機器本体の消費
電力の大小に応じてバッテリ残量警告電圧を出力し、バ
ッテリ残量警告手段はバッテリの残量電圧を測定してこ
のバッテリの残量電圧が上記バッテリ残量警告電圧以下
であれば警告を行う。
【0017】第3の発明のバッテリ駆動携帯情報機器で
は、外部からバッテリ残量警告時間を入力する。第4の
発明のバッテリ駆動携帯情報機器では、第1の消費電力
算出手段は外部から入力された当該機器本体の稼働率に
基づいて当該機器本体の平均消費電力の予測値を計算す
る。第5の発明のバッテリ駆動携帯情報機器では、第2
の消費電力算出手段は当該機器本体の消費電流と電圧か
ら電力を算出する。第6の発明のバッテリ駆動携帯情報
機器では、電流電圧変換手段は消費電力測定時に当該機
器本体の消費電流から電圧へ変換し、切替手段は消費電
力測定時以外に上記電流電圧変換手段への通電を禁止す
る。
【0018】第7の発明のバッテリ駆動携帯情報機器で
は、消費電力決定手段は当該機器本体の消費電力を決定
する。また、バッテリ残量警告時間設定手段はバッテリ
の残量警告発生から上記当該機器本体が動作異常となる
までのバッテリ残量警告時間を設定し、記憶手段は上記
バッテリ残量警告時間を記憶する。バッテリ残量警告電
圧変換手段はこの記憶手段からのバッテリ残量警告時間
に基づいてバッテリの種類と上記当該機器本体の消費電
力の大小に応じてバッテリ残量警告電圧を出力し、複数
の警告装置はバッテリの残量が所定値以下であることを
知らせる。また、バッテリ残量警告手段はバッテリの残
量電圧を測定してこのバッテリの残量電圧が上記バッテ
リ残量警告電圧以下であれば上記警告装置への警告出力
を行い、警告禁止手段は上記複数の警告装置の内、或る
警告装置の警報発生を禁止する信号が上記当該機器本体
に入力された場合に該当する警告装置の警告出力を禁止
する。
【0019】第8の発明のバッテリ駆動携帯情報機器で
は、警告禁止手段の変換手段は、残量警告時間と警告装
置の警告出力の発生を禁止することを意味付けた所定の
値とを対応させて設定してあり、記憶手段から当該残量
警告時間を入力すると上記所定の値を出力する。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例を示すバッテリ駆動
携帯情報機器のハードウェア構成図である。同図におい
て、10はバッテリ駆動携帯情報機器本体(以後本体と
呼ぶ)、20は本体10と後述の警告装置との間に介在
し、両者のインターフェースを行なうと共にバッテリの
残量を監視するマイクロコンピュ−タ(以後マイコンと
呼ぶ)、30は本体10の消費電力をマイコン20が測
定するための消費電力サンプル回路、31は警告装置の
1つであるスピーカ、32は警告装置の1つであるLE
D、33は警告装置の1つであるLCDバックライト、
34はキーボード、35はCRTまたはLCD等の表示
装置である。
【0021】次に、本体10の構成について説明する。
11は演算処理を行なうCPU、12は各種のデータを
記憶するメインメモリ、13はメモリバスとIOバス上
に乗り合うデータの制御を行なうシステムコントロー
ラ、14はLCDバックライト等の表示出力を制御する
表示コントローラ、15はマイコン20との通信を制御
するゲートアレイ、16は本体ファームウェアを格納し
たROM1、17はフレキシブルデイスクを制御するF
DC、18は固定デイスクを制御するHDC、19はキ
ーボード34の入出力制御を行なうKBCである。ま
た、191はゲ−トアレイ15に設けられ、本体10の
バッテリ残量警告を発する為の残量時間(以後バッテリ
残量警告時間と呼ぶ)に相当する値を記憶するレジスタ
である。尚、残量時間とは、バッテリ残量警告を発生後
に本体10を使用し続けると、本体10のバッテリの電
圧低下により誤動作を発生することが予想されるまでの
時間をいう。
【0022】次にマイコン20の構成について説明す
る。21はマイコン20を構成する各回路を制御する制
御回路、22は各種のデータを記憶するメモリ、23は
各種テーブル類及びマイクロプログラムを格納するRO
M2、24は本体10のゲートアレイ15との間で通信
を行なう通信インタフェース、25は外部の警告装置と
のインタフェースを行なう外部制御回路、26はアナロ
グ信号からディジタル信号へ変換するA/Dコンバー
タ、27は消費電力サンプル回路30が測定した電圧を
受け取るI/Oポートである。131は23で示される
ROM2に設けられ、レジスタ191からのバッテリ残
量警告時間相当の値とバッテリ残量警告を行なう電圧
(バッテリ残量警告電圧)との対応が記録された変換テー
ブル(以後変換テーブルと呼ぶ)である。
【0023】ここで、レジスタ191と変換テーブル1
31とによりバッテリ残量警告時間からバッテリ残量警
告電圧を出力する動作について具体的に示す。図2は、
変換テーブル131によってバッテリ残量警告時間から
バッテリ残量電圧へ変換する具体例を示す図である。ま
た、図2(a1)は本体10の消費電力が5Wの場合のバ
ッテリ残量時間とバッテリ残量電圧との関係をグラフに
表した図であり、図2(a1)において、横軸はバッテリ
残量時間を分単位で示し、縦軸はバッテリ残量電圧を示
す。同図において、6.5Vをバッテリ動作不能電圧と
した場合、15分前は残量電圧が7.5V,10分前は
残量電圧が7.3V,5分前は残量電圧が7.0V,0
分は6.5Vを示す。
【0024】図2(a2)は図2(a1)に示されたバッテ
リ残量時間とバッテリ残量電圧との関係を設定した変換
テーブル131の動作を表したものである。同図におい
て、191及び131は図1の同一符号のものと同じで
ある。また、図2(b1)は本体10の消費電力が1Wの
場合のバッテリ残量時間とバッテリ残量電圧との関係を
表した図であり、図2(b2)は図2(b1)に示された変
換テーブル131の動作を表したものである。以下図2
(b1)及び図2(b2)の動作は図2(a1)及び図2(a
2)の動作と同様であるので説明を省略する。
【0025】次に、図2(a2)の変換テーブルの動作
について説明する。まず、本体10の消費電力が5Wの
場合には、バッテリ動作不能電圧を6.5Vとすると、
その時から5分前、10分前、15分前の場合、バッテ
リの残量電圧は図2(a1)より夫々7.0V、7.3
V、7.5Vとなるので、マイコン20の制御回路21
はこのバッテリに対応してアドレス0から3に夫々、
6.5、7.0、7.3、7.5を設定した変換テーブ
ル131を選択する。また、バッテリ残量警告を行わな
い場合にはその旨を示す値、例えばFを警告しない装置
に該当するアドレスに設定した変換テーブル131を選
択する。
【0026】ここで、CPU11がキーボード34より
受け取ったバッテリ残量警告時間がバッテリ動作不能時
間から10分前である場合、CPU11はこの10分を
2h(hは16進数の意味である)に変換した後、レジス
タ191に設定する。レジスタ191に設定されたデー
タ2hはマイコン20へ送られ変換テーブル131のア
ドレス情報となり、変換テーブル131よりアドレス2
に対応したデータ7.3Vがバッテリ残量警告電圧とし
て出力される。
【0027】同様に、本体10での消費電力が小さい
(例えば1W)場合は、バッテリ動作不能電圧を6.5V
とすると、その時間から5分前、10分前、15分前の
場合、夫々6.7V、6.9V、7.1Vとなるので、
マイコン20の制御回路21はこのバッテリに対応して
アドレス0から3に夫々、6.5、6.7、6.9、
7.1を設定した変換テーブル131を選択する。ま
た、バッテリ残量警告を行わない場合にはその旨を示す
値、例えばFを警告しない装置に該当するアドレスに設
定した変換テーブル131を選択する。
【0028】ここで、メインメモリ12に設定されたバ
ッテリ残量警告時間がバッテリ動作不能時間から15分
前である場合、CPU11はこの15分を3hに変換し
た後、レジスタ191に設定する。レジスタ191に設
定されたデータ3hはマイコン20へ送られ、変換テー
ブル131のアドレス情報となり、変換テーブル131
よりアドレス3に対応したデータ7.1Vがバッテリ残
量警告電圧として出力される。上記の変換テーブル13
1より出力されたバッテリ残量警告電圧は後述するよう
にバッテリ残量警告を行う為の基準電圧となる。
【0029】次に、携帯情報機器に組み込むべきバッテ
リの種類の決定方法について説明する。これは従来と同
じ方法で行なう。すなわち、携帯情報機器に組み込むべ
きバッテリの種類は3〜5種類であり、利用者は本体1
0の単位時間当たりの使用電力と使用時間に基づいて消
費電力を計算した上で、上記の複数種類のバッテリ内か
ら計算で求めた消費電力に適する1種類のバッテリを決
定する。
【0030】利用者によって種類が決定されたバッテリ
が携帯情報機器に組み込まれると、このバッテリの種類
はマイコン20で自動的に検出される。即ち、各バッテ
リにはバッテリの種類を示すためのバッテリ種類識別用
端子(図示せず)が複数(通常2〜3個)設けられており、
マイコン20はこのバッテリ種類識別用端子に現れる信
号によってバッテリの種類を自動的に決定する。例え
ば、バッテリ種類識別用端子の数が2つ設けられている
場合、この端子に現れる信号が(Low,Low)なら
ばマイコン20はNiCd電池と決定し、(Low、H
igh)ならばアルカリ電池と決定する。
【0031】また、図3は本発明の一実施例における利
用者の作業フローを示したフローチャートである。次
に、図3に示す消費電力設定の作業フローについて説明
する。準備段階として、利用者はステップ31において
本体使用時の消費電力の設定を自動/手動のいずれで行
なうのか、バッテリ残量警告時間の設定を自動/手動の
いずれで行なうのかを利用者が選択してキーボード34
からその旨を予め入力しておく。この選択情報は図1に
示すメインメモリ12に記憶される。以上が準備段階で
ある。
【0032】次に、ステップ32において本体使用時の
消費電力で手動設定を選択したならば、ステップ33へ
飛ぶ。利用者はステップ33において本体使用時の各デ
バイスの稼働率をキーボード34等の外部入力装置を用
いて設定する。この場合、本体10を構成するCPU、
CRT、FDD等の各デバイスの稼働率の初期値が表示
装置35の図4(a)に示されたメニュー画面に表示され
るので、利用者はこの初期値をキーボード34からの入
力により適宜変更する。
【0033】また、ステップ32において、本体使用時
の消費電力の設定で自動を選択した場合には図3のステ
ップ33の設定作業は不要となるので直接ステップ34
へ飛ぶ。従ってこの分、作業の省力化が図れる。
【0034】次に、ステップ34においてバッテリ残量
警告時間の設定で手動設定を選択したならば、ステップ
35へ飛ぶ。ステップ35において図4(b)に示すバッ
テリ残量警告時間設定メニューがバッテリ残量警告時間
の初期値(レジスタ191に設定されている初期値)と共
に表示装置35の画面に表示されるので、変更が必要な
場合は利用者はバッテリ残量警告時間をたとえば10分
前という形でキーボード34から変更する。この場合、
利用者は初期値がキーボード34からの入力データに変
更されるのを画面で確認した上で変更実行キーを押す。
【0035】また、バッテリ残量警告時間の設定で自動
設定を選択したならば、ステップ35のバッテリ残量警
告時間の設定作業は不要である。従ってこの分、作業の
省略化が図れる。なお、この場合、バッテリ残量警告時
間はレジスタ191に設定されている初期値が利用され
る。
【0036】また、図5は本発明の一実施例を示すバッ
テリ駆動携帯機器の本体10及びマイコン20の概略処
理を示すフローチャートである。次に、図5のフローチ
ャートについて説明する。まず、ステップ51において
本体10及びマイコン20はステップ33で利用者が設
定した各デバイスの稼働率に基づいてあるいは自動計測
によって本体使用時の消費電力を決定する。次に、ステ
ップ52において本体10はステップ35で利用者が設
定したバッテリ残量警告時間に基づいてあるいは自動的
にバッテリ残量警告時間を決定する。次に、ステップ5
3において、本体10及びマイコン20はステップ52
で決定したバッテリ残量警告時間より変換テーブル13
1を用いてバッテリ残量警告電圧を決定する。次に、ス
テップ54において、マイコン20はステップ53で決
定したバッテリ残量警告電圧に基づいてバッテリ残量監
視及び警告を行う。
【0037】次に、図5のフローチャートの個々のステ
ップについて詳細に説明する。図6は図5に示すステッ
プ51における手動選択の場合の詳細を示すフローチャ
ートである。図3に示すステップ31において本体使用
時の消費電力設定で手動設定が選択された場合、図6に
示すステップ61において、本体10のCPU11はメ
インメモリ12に格納されている各デバイスの稼働率の
初期値を読み取り、この値を表示装置35により図4
(a)に示すメニュー画面に表示する。次に、利用者によ
って変更された各デバイスの稼働率データをキーボード
34から読みとって図1のメインメモリ12の稼働率の
初期値を更新する。
【0038】次に、ステップ62において、CPU11
はステップ61で得られた各デバイスの稼働率から各デ
バイスの消費電力を算出する。さらにこの各デバイスの
消費電力のデータを集計することにより本体10の消費
電力を得る。
【0039】次に、この消費電力はゲートアレイ15を
介してマイコン20へ送信され、マイコン20ではこの
消費電力を通信インタフェース24を介して制御回路2
1が受け取る。
【0040】次に、本体使用時の消費電力の設定におい
て自動が選択された場合の本体10の動作について説明
する。ステップ31において本体使用時の消費電力設定
で自動設定が選択された場合、本体10はマイコン20
を起動し、マイコン20は現在の本体10の消費電流を
消費電力サンプル回路30によって実測してこの消費電
流に基づいて本体10の消費電力を得る。
【0041】図7は消費電力サンプル回路の構成を示し
たブロック図である。同図において、図1の符号と同一
のものは同一または相当部分を示す。72は電力を供給
するバッテリ、74は本体10の消費電力を測定するた
めの電力サンプル用抵抗、75は本体10の消費電力を
測定する際に後述のFETのゲート端子にトリガをかけ
るための消費電力トリガ、76は本体10の電圧測定回
路用FET、77は測定を行なわない時に電力サンプル
用抵抗での無駄な電力消費を防止するための短絡用FE
Tである。
【0042】また、図8は図5に示すステップ51にお
ける自動設定の場合の詳細を示すフローチャートであ
る。次に、図8に示す動作フローを図7を利用して説明
する。図3に示すステップ31において、本体使用時の
消費電力設定で自動設定が選択された場合、ステップ8
1においてマイコン20は本体10の消費電力を数回サ
ンプルする。
【0043】このサンプル動作を図7により説明する。
まず、マイコン20からの電力監視トリガ信号75で電
圧測定用FET76をオンし、短絡用FET77をオフ
する。このとき、電力サンプル用抵抗74にかかる電圧
をマイコン20のI/Oポート27によりサンプルす
る。このサンプルした電圧値をマイコン20のA/Dコ
ンバータ26でA/D変換後、マイコン20の制御回路
21が電力サンプル用抵抗74の抵抗値を用いて演算
し、本体の消費電力を出力する。これに基づいてバッテ
リ残量警告時間の設定値が消費電力に応じて決められ
る。消費電力をサンプルしない時は、電力監視トリガ信
号75で電圧測定用FET76をオフし、短絡用FET
77をオンすることにより、電力サンプル用抵抗74で
の電力消費をカットする。
【0044】なお、短絡用FET77をオンすることに
より抵抗74とマイコン20とを接続するラインは接地
されるが、本体10の図示しない内部抵抗により本体か
らの電圧がショートされないことはいうまでもない。こ
のようにして、消費電力の設定が自動化できる。
【0045】次に、図8のステップ82において、マイ
コン20の制御回路21は測定で得られた本体10の消
費電力をサンプル回数分集計した後、サンプル回数で割
り算して平均消費電力を得る。
【0046】次に、図5の本体動作の概略フローのステ
ップ52において、バッテリ警告時間を決定する。バッ
テリ警告時間の設定条件の選択が手動設定の場合、ステ
ップ35で利用者によって手動設定されたバッテリ残量
警告時間は一旦CPU11に読み取られる。
【0047】次に、ステップ53において、バッテリ残
量警告時間に基づいて変換テーブル131を用いてバッ
テリ残量警告電圧の決定がなされる。図9は図5に示す
ステップ53の詳細を示すフローチャートである。次
に、図9の詳細フローについて説明する。ステップ91
において、マイコン20の制御回路21はバッテリの種
類の数だけ用意されている変換テーブル131群の内か
ら、ハードウェアで検出したバッテリの種類に対応する
1群の変換テーブル131を選択する。次に、この1群
の変換テーブの内から本体10の消費電力に近い変換テ
ーブル131を1つ選択する。
【0048】次に、ステップ92において、ステップ3
1のバッテリ残量警告時間の設定で手動が選択されてい
る場合、ステップ35でCPU11に読み込まれたバッ
テリ残量警告時間はCPU11によって相当する簡単な
値に変換され、ゲートアレイ15に設けられたレジスタ
191に設定される。従って、レジスタ191の初期値
はこの時点で更新される。
【0049】また、ステップ31のバッテリ残量警告時
間の設定で自動が選択された場合、上記レジスタへの設
定動作は行なわない。従って、レジスタ191に予め設
定されている初期値がそのまま利用される。
【0050】次に、ステップ93において、レジスタ1
91に設定された値はマイコン20へ送信され、マイコ
ン20ではこの値をアドレスとして変換テーブル131
から該当するバッテリ残量警告電圧を出力する。
【0051】尚、上記の実施例においては本体10が複
数種類のバッテリを装填できる場合について説明した
が、1種類のバッテリしか装填できない場合についても
同じことがいえることはいうまでもない。
【0052】図10は、図5に示すステップ54の詳細
を示すフローチャートである。次に、図10の動作につ
いて説明する。ステップ101において、マイコン20
は、測定したバッテリ残量電圧をA/Dコンバータ26
によってA/D変換して検出する。次に、ステップ10
2において、マイコン20の制御回路21本体10の変
換テーブル131から得られたバッテリ残量警告電圧を
基準電圧として、測定で得られたバッテリ残量電圧と比
較し、測定したバッテリ残量電圧がバッテリ残量警告電
圧(基準電圧)より高い場合は警告を行わずにステップ1
01へ戻る。
【0053】また、測定で得られたバッテリ残量電圧が
バッテリ残量警告電圧(基準電圧)以下になった場合は、
ステップ103へ飛んでバッテリ残量警告電圧の値が0
V(Fは上記した通りバッテリ残量警告を行わないこと
を意味する)か否かを調べる。バッテリ残量警告電圧の
値が0Vであれば警告を行わずにステップ101へ戻
る。また、バッテリ残量警告電圧の値が0V以外ならば
ステップ104へ飛んでバッテリ残量警告を行なった上
でステップ101へ戻る。
【0054】次に、バッテリ警告手段が複数個ある場合
について説明する。図11はバッテリ警告手段が複数個
ある場合の一例について示したイメージ図である。同図
において、図1の符号と同一のものは同一又は相当する
部分を示す。
【0055】次に、図11の動作について説明する。レ
ジスタ191はスピーカ用、LED用、LCDバックラ
イト用の3種類のレジスタを有する。また、本体10の
消費電力が例えば1Wであった場合、図2(b2)のテー
ブル131が選択されるが、スピーカ31の残量検出時
間を5分前、LED32の残量検出時間を10分前、L
CD用バックライト33は残量警告しないものとする
と、アドレスFhに0が設定されている変換テーブルが
用いられる。また、スピーカ用レジスタ、LED用レジ
スタ、LCDバックライト用レジスタには初期値とし
て、あるいはCPU11によって夫々、1h、2h、F
hが設定される。この場合、変換テーブル131のアド
レスFから出力禁止の信号が出力され、アドレス1から
6.7Vが基準電圧として出力され、アドレス2から
6.9Vが基準電圧として出力される。
【0056】変換テーブルから上記の出力がされている
場合に、マイコン20で測定されたバッテリの残量電圧
は変換テーブル131からの基準電圧と比較され、バッ
テリ残量電圧が6.9Vに下がるとLEDの警告条件が
満足されるので、マイコン20からLED表示信号が出
力される。これによってLED32が点灯する。バッテ
リ残量電圧がさらに6.7Vに下がるとスピーカの警告
条件が満足されるので、マイコン20からスピーカ出力
信号が発せられる。これによってスピーカ31が鳴動す
る。LCDバックライトの出力は禁止されているのでL
CDは点灯しない。
【0057】なお、図11に示されたマイコン20に出
力禁止機能や比較機能が図示されているが、これらの機
能は制御回路21がROM2内のマイクロプログラムを
実行することにより達成される。このように、レジスタ
191に記憶されたバッテリ残量警告手段に対応する残
量時間に警告の発生を禁止することを意味付けした数値
を設定しておき、この数値を変換テーブル131のデー
タと対応させることにより、複数のバッテリ残量警告手
段に対して環境条件に応じて個別に警告の発生を禁止す
ることが可能であり、また環境条件に応じて適当なバッ
テリ残量警告時間を設定することが可能になる。
【0058】図12は、上記の構成によるバッテリ消費
プロフィールを示す図である。ここではバッテリ警告時
間を5分前に設定した場合、本体10の消費電力が大き
い場合にはバッテリ残量警告電圧V1が設定され、本体
10の消費電力が小さい場合にはバッテリ残量警告電圧
V2が設定される。即ち、本体10の消費電力に応じて
適切なバッテリ残量警告電圧が設定されることになる。
【0059】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載した効果を奏する。第1の発
明では、当該機器本体の消費電力を決定する消費電力決
定手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該機器本
体が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間を設定
するバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッテリ残
量警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段からの
バッテリ残量警告時間に基づいて上記当該機器本体の消
費電力の大小に応じてバッテリ残量警告電圧を出力する
バッテリ残量警告電圧変換手段と、バッテリの残量電圧
を測定してこのバッテリの残量電圧が上記バッテリ残量
警告電圧以下であれば警告を行うバッテリ残量警告手段
とを備えたので、消費電力の大小に対応したバッテリ残
量警告を行なうことができるという効果を奏する。
【0060】また、第2の発明では、当該機器本体の消
費電力を決定する消費電力決定手段と、バッテリの残量
警告発生から上記当該機器本体が動作異常となるまでの
バッテリ残量警告時間を設定するバッテリ残量警告時間
設定手段と、上記バッテリ残量警告時間を記憶する記憶
手段と、この記憶手段からのバッテリ残量警告時間に基
づいてバッテリの種類と上記当該機器本体の消費電力の
大小に応じてバッテリ残量警告電圧を出力するバッテリ
残量警告電圧変換手段と、バッテリの残量電圧を測定し
てこのバッテリの残量電圧が上記バッテリ残量警告電圧
以下であれば警告を行うバッテリ残量警告手段とを備え
たので、バッテリの種類に応じたバッテリ残量警告を行
なうことができるという効果を奏する。
【0061】第3の発明では、バッテリ残量警告時間設
定手段は、バッテリ残量警告時間を外部から入力する入
力手段を備えたので、環境条件に応じて個別にバッテリ
残量警告時間を設定することができるという効果を奏す
る。第4の発明では、消費電力決定手段は、外部から入
力された当該機器本体の稼働率に基づいて当該機器本体
の平均消費電力の予測値を計算する第1の消費電力算出
手段を備えたので、本体の消費電力の計算を自動化する
ことができるという効果を奏する。第5の発明では、消
費電力決定手段は、当該機器本体の消費電流と電圧から
電力を算出する第2の消費電力算出手段を備えたので、
本体の消費電力の計算をさらに自動化することができる
という効果を奏する。
【0062】第6の発明では、消費電力決定手段は、消
費電力測定時に当該機器本体の消費電流から電圧へ変換
する電流電圧変換手段と、消費電力測定時以外に上記電
流電圧変換手段への通電を禁止する為の切替手段とを備
えたので、電圧変換手段での電力の無駄な消費を防止で
きるという効果を奏する
【0063】第7の発明では、当該機器本体の消費電力
を決定する消費電力決定手段と、バッテリの残量警告発
生から上記当該機器本体が動作異常となるまでのバッテ
リ残量警告時間を設定するバッテリ残量警告時間設定手
段と、上記バッテリ残量警告時間を記憶する記憶手段
と、この記憶手段からのバッテリ残量警告時間に基づい
てバッテリの種類と上記当該機器本体の消費電力の大小
に応じてバッテリ残量警告電圧を出力するバッテリ残量
警告電圧変換手段と、バッテリの残量が所定値以下であ
ることを知らせる複数の警告装置と、バッテリの残量電
圧を測定してこのバッテリの残量電圧が上記バッテリ残
量警告電圧以下であれば上記警告装置への警告出力を行
うバッテリ残量警告手段と、上記複数の警告装置の内、
或る警告装置の警報発生を禁止する信号が上記当該機器
本体に入力された場合に、該当する警告装置の警告出力
を禁止する警告禁止手段とを備えたので、環境条件に応
じてバッテリ残量警告の出力を個別に禁止することがで
きるという効果を奏する。
【0064】第8の発明では、警告禁止手段は、残量警
告時間と警告装置の警告出力の発生を禁止することを意
味付けた所定の値とを対応させて設定してあり、記憶手
段から当該残量警告時間を入力すると上記所定の値を出
力する変換手段を備えたので、環境条件に応じてバッテ
リ残量警告の出力を個別に自在に禁止することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すバッテリ駆動携帯情
報機器のハードウェア構成図である。
【図2】 変換テーブル131によってバッテリ残量警
告時間からバッテリ残量電圧へ変換する具体例を示す図
である。
【図3】 本発明の一実施例における利用者の作業フロ
ーを示したフローチャートである。
【図4】 端末のメニュー画面を示した図である。
【図5】 本発明の一実施例を示すバッテリ駆動携帯機
器の本体及びマイコンの概略処理を示す概略フローチャ
ートである。
【図6】 図5のフローチャートのステップ51におけ
る手動選択の場合の詳細を示すフローチャートである。
【図7】 消費電力サンプル回路の構成を示したブロッ
ク図である。
【図8】 図5のフローチャートのステップ51におけ
る自動設定の場合の詳細を示すフローチャートである。
【図9】 図5のフローチャートのステップ53の詳細
を示すフローチャートである。
【図10】 図5のフローチャートのステップ54の詳
細を示すフローチャートである。
【図11】 バッテリ警告手段が複数個ある場合の一例
について示したイメージ図である。
【図12】 バッテリ消費プロフィールを示す図であ
る。
【図13】 従来のバッテリ警告処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 従来のバッテリ駆動形携帯報機器の一実施
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 バッテリ携帯駆動機器本体 11 CPU 12 メインメモリ 13 システムコントローラ 14 表示コントローラ 15 ゲートアレイ 16 ROM1 17 FDC 18 HDC 19 KBC 20 バッテリ残量監視用マイクロコンピュータ 21 制御回路 22 メモリ 23 ROM2 24 通信I/F 25 外部制御回路 26 A/Dコンバータ 27 I/Oポート 30 消費電力サンプル回路 31 スピーカ 32 LED 33 LCDバックライト 34 キーボード 35 表示装置 72 バッテリ 74 電力サンプル用抵抗 75 消費電力トリガ 76 電圧測定回路用FET 77 短絡用FET 131 バッテリ残量警告時間/バッテリ残量警告電圧
変換テーブル 141 MPU 142 ROM 143 RAM 144 LCD 145 キーボード 146 ブザー 147 主電源用電池 148 バックアップ用電池 149 電圧検出回路 14a 電源回路 14b バスライン 14c ICカードI/F 191 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 博章 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社パーソナル情報機器開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該機器本体の消費電力を決定する消費
    電力決定手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該
    機器本体が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間
    を設定するバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッ
    テリ残量警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段
    からのバッテリ残量警告時間に基づいて上記当該機器本
    体の消費電力の大小に応じてバッテリ残量警告電圧を出
    力するバッテリ残量警告電圧変換手段と、バッテリの残
    量電圧を測定してこのバッテリの残量電圧が上記バッテ
    リ残量警告電圧以下であれば警告を行うバッテリ残量警
    告手段とを備えたことを特徴とするバッテリ駆動携帯情
    報機器。
  2. 【請求項2】 当該機器本体の消費電力を決定する消費
    電力決定手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該
    機器本体が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間
    を設定するバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッ
    テリ残量警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段
    からのバッテリ残量警告時間に基づいてバッテリの種類
    と上記当該機器本体の消費電力の大小に応じてバッテリ
    残量警告電圧を出力するバッテリ残量警告電圧変換手段
    と、バッテリの残量電圧を測定してこのバッテリの残量
    電圧が上記バッテリ残量警告電圧以下であれば警告を行
    うバッテリ残量警告手段とを備えたことを特徴とするバ
    ッテリ駆動携帯情報機器。
  3. 【請求項3】 バッテリ残量警告時間設定手段は、バッ
    テリ残量警告時間を外部から入力する入力手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のバッテリ駆動
    携帯情報機器。
  4. 【請求項4】 消費電力決定手段は、外部から入力され
    た当該機器本体の稼働率に基づいて当該機器本体の平均
    消費電力の予測値を計算する第1の消費電力算出手段を
    備えたことを特徴とする請求項1または2記載のバッテ
    リ駆動型携帯情報機器。
  5. 【請求項5】 消費電力決定手段は、当該機器本体の消
    費電流と電圧から電力を算出する第2の消費電力算出手
    段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のバ
    ッテリ駆動携帯情報機器。
  6. 【請求項6】 消費電力決定手段は、消費電力測定時に
    当該機器本体の消費電流から電圧へ変換する電流電圧変
    換手段と、消費電力測定時以外に上記電流電圧変換手段
    への通電を禁止する為の切替手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1または2記載のバッテリ駆動携帯情報機
    器。
  7. 【請求項7】 当該機器本体の消費電力を決定する消費
    電力決定手段と、バッテリの残量警告発生から上記当該
    機器本体が動作異常となるまでのバッテリ残量警告時間
    を設定するバッテリ残量警告時間設定手段と、上記バッ
    テリ残量警告時間を記憶する記憶手段と、この記憶手段
    からのバッテリ残量警告時間に基づいてバッテリの種類
    と上記当該機器本体の消費電力の大小に応じてバッテリ
    残量警告電圧を出力するバッテリ残量警告電圧変換手段
    と、バッテリの残量が所定値以下であることを知らせる
    複数の警告装置と、バッテリの残量電圧を測定してこの
    バッテリの残量電圧が上記バッテリ残量警告電圧以下で
    あれば上記警告装置への警告出力を行うバッテリ残量警
    告手段と、上記複数の警告装置の内、或る警告装置の警
    報発生を禁止する信号が上記当該機器本体に入力された
    場合に、該当する警告装置の警告出力を禁止する警告禁
    止手段とを備えたことを特徴とするバッテリ駆動携帯情
    報機器。
  8. 【請求項8】 警告禁止手段は、残量警告時間と警告装
    置の警告出力の発生を禁止することを意味付けた所定の
    値とを対応させて設定してあり、記憶手段から当該残量
    警告時間を入力すると上記所定の値を出力する変換手段
    を備えたことを特徴とする請求項7記載のバッテリ駆動
    携帯情報機器。
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