JP2003092838A - 電気機器、コンピュータ装置、インテリジェント電池、電池診断方法、電池状態表示方法、およびプログラム - Google Patents

電気機器、コンピュータ装置、インテリジェント電池、電池診断方法、電池状態表示方法、およびプログラム

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JP2003092838A JP2001285881A JP2001285881A JP2003092838A JP 2003092838 A JP2003092838 A JP 2003092838A JP 2001285881 A JP2001285881 A JP 2001285881A JP 2001285881 A JP2001285881 A JP 2001285881A JP 2003092838 A JP2003092838 A JP 2003092838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電を行い本体側に対して電力を供給する
電池を備える機器にて、電池における故障の有無を的確
に判断する。 【解決手段】 充放電を行うインテリジェント電池52
を接続しこのインテリジェント電池52からシステム本
体に対して電力の供給を行うコンピュータ装置であっ
て、インテリジェント電池52は、電池電圧を測定する
電圧測定回路70と、充放電電流を測定する電流測定回
路63と、温度を測定する温度測定回路90とを備え、
電圧測定回路70により得られる電池電圧、電流測定回
路63により得られる充放電電流、温度測定回路90に
より得られる温度に基づいてインテリジェント電池52
の総容量(Full Charge Capacity)を把握するCPU62
とを備え、CPU62は、保証する容量のレベルを定め
た予測最低容量と把握された総容量とを比較し、比較結
果をシステム本体のエンベデッドコントローラ41に対
して通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充放電を繰り返し
て使用可能な電池を備えた電気機器等に係り、より詳し
くは、電池の故障状態の判別を可能とする電気機器等に
関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型パーソナルコンピュータ(ノー
トPC)に代表される情報端末機器や、PDA(Personal
Digital Assistant)、MD(Mini Disc)装置、ビデオカ
メラ等の各種電気機器では、商用電源から直接電力を供
給する場合の他、充放電を繰り返しながら何度も使用で
きる電池(蓄電池、2次電池、バッテリ)からの電力供給
が行われている。この電池としては、比較的容量も大き
く価格も安いニッケル水素電池やニッケルカドミウム電
池(ニッカド電池)が採用されている。また、ニッケルカ
ドミウム電池に比べて単位重量あたりのエネルギ密度の
高いリチウムイオン電池、液体の電解質を利用せずに固
体のポリマーを用いるリチウムポリマー電池などが存在
する。
【0003】このニッケル水素電池、ニッケルカドミウ
ム電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池等
に代表される電池では、電池の寿命に達すると動作時間
が短くなることから、この電池の寿命を正確に知りた
い、という顧客(ユーザ)からの要望が強い。このため
に、従来の電化製品では、電池の電圧、電流、容量(%)
などのデータを表示することにより、ユーザに電池の状
態を表示するように構成されたものが存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら行われている電池の電圧(V)、電流(A)、容量(%)等
の 表示は、あくまでも電池の基本データの表示に留ま
るものである。そのために、ユーザにとっては、この基
本データの表示だけから電池の故障の有無や電池が保証
期間内か否かを判断することができなかった。
【0005】また、ユーザが電池の動作時間が短くなっ
たと感じたとき、電池の故障によって動作時間が短くな
ったのか、故障ではなく、例えば保証期間を超えて使用
されたために動作時間が短くなったのか、を判断する手
立てがなかった。そのために、ユーザにとって、また、
ユーザからの問い合わせを受けた企業側にとって、正し
い措置を取ることが困難であった。
【0006】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであり、充放電を行い本体側に
対して電力を供給する電池を備える機器にて、電池にお
ける故障の有無を的確に判断することにある。また他の
目的は、電池が保証期間内か否かを判断し、適切な対応
を取ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的のもと、本発
明は、電力を消費する本体と、充放電により本体に対し
て電力を供給する電池とを備えた電気機器であって、電
池に対して想定される所定の使用態様における予測容量
を予め格納する予測容量格納手段と、電池における総容
量(Full Charge Capacity)を把握する総容量把握手段
と、この予測容量に対するこの総容量のレベルに基づい
て電池の診断を行う診断手段と、診断手段による診断結
果に基づいて電池の診断結果を表示する表示手段とを備
えたことを特徴としている。
【0008】ここで、この予測容量格納手段は、充放電
に関するサイクル数に応じて変化する予測容量を格納す
ることを特徴とすることができる。予測容量格納手段と
しては、電池に設けられるCPU(1チップマイコンな
どのメモリを内蔵したCPUであればCPU内部)が該
当する場合の他、CPUの外部に設けられるメモリ等、
また、電力を消費する本体側の各種メモリ等が該当する
場合がある。
【0009】また、本発明が適用される電気機器は、電
力を消費する本体と、充電および放電を行って本体に対
して電力を供給する電池とを備え、この電池は、あるサ
イクル数における総容量(Full Charge Capacity)の値が
このサイクル数の予測最低容量を下回る場合に、電池セ
ルに不具合が生じたものと判断することを特徴としてい
る。
【0010】一方、本発明が適用される電気機器にて、
本体は、電池の総容量(Full ChargeCapacity)から得ら
れる電池の診断情報を取得し、取得した電池の診断情報
に基づいて色を変えて電池の状態を表示することを特徴
とすることができる。この色は、ユーザに対して注意を
示すレベルに応じて、段階的に変えるように構成するこ
とができる。
【0011】ここで、電池をユーザが使い始めた日付に
関する情報を格納し、この本体は、電池に格納された日
付に関する情報に基づいて電池を使い始めた日付を表示
することを特徴とすれば、例えば保証期間が定められて
いるときに保証期間内なのか否かを確認することができ
る点で好ましい。但し、日付の格納は、本体側にてなさ
れても構わない。
【0012】更に他の観点から把えると、本発明は、充
放電を行う電池を接続しこの電池からシステム本体に対
して電力の供給を行うコンピュータ装置であって、この
電池は、自己の電池電圧を測定する電圧測定回路と、自
己の充放電電流を測定する電流測定回路と、この電圧測
定回路により測定される電池電圧、電流測定回路により
測定される充放電電流に基づいて電池の総容量(Full Ch
arge Capacity)を把握するCPUとを備え、このCPU
は、保証する容量のレベルを定めた予測最低容量と把握
された総容量とを比較し、比較結果をシステム本体のコ
ントローラに対して通知することを特徴とすることがで
きる。
【0013】また、本発明が適用されるコンピュータ装
置は、電池の診断に用いられる最低保証容量に関する情
報を格納する格納手段と、電池の総容量(Full Charge C
apacity)を把握する総容量把握手段と、把握された前記
総容量と格納されている情報から得られる最低保証容量
とを比較して電池の診断を実行する電池診断手段と、電
池の診断結果に基づきユーザに対して電池の交換を促す
表示を行う表示手段とを備えたことを特徴とすることが
できる。
【0014】ここで、この電池の保存に起因する容量劣
化である保存劣化を把握する保存劣化把握手段と、電池
の充放電に起因する容量劣化であるサイクル劣化を把握
するサイクル劣化把握手段とを更に備え、総容量把握手
段は、保存劣化把握手段により把握された保存劣化とサ
イクル劣化把握手段により把握されたサイクル劣化に基
づいて電池の総容量を補正することを特徴とすれば、完
全放電を実施せずとも電池の総容量を的確に把握するこ
とができる点で好ましい。
【0015】一方、本発明は、電気機器に接続され、充
放電を行って当該電気機器に電力を供給するインテリジ
ェント電池であって、想定される所定の使用態様におけ
る予測容量を予め格納する予測容量格納手段と、自己の
総容量(Full Charge Capacity)を把握する総容量把握手
段と、格納された予測容量に対する把握された総容量の
レベルに基づいて自己の診断を行う診断手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0016】また、本発明が適用されるインテリジェン
ト電池は、自己の電池電圧を測定する電圧測定回路と、
自己の充放電電流を測定する電流測定回路と、測定され
る前記電池電圧、充放電電流に基づいて電池の総容量(F
ull Charge Capacity)を把握するCPUとを備え、この
CPUは、保証する容量のレベルが予め定められた予測
最低容量と把握された総容量とを比較し、比較結果を出
力することを特徴としている。
【0017】一方、本発明は、充放電を行い本体に対し
て電力を供給する電池の診断を行う電池診断方法として
把握することができる。この電池診断方法は、サイクル
数に対応して保証する容量のレベルを予め定めて格納
し、電池における所定サイクルの総容量(Full Charge C
apacity)を取得し、取得される総容量と格納される容量
のレベルとに基づいて電池を診断し、電池の診断結果を
出力することを特徴としている。この出力としては、電
池が内部にCPUを備えるインテリジェント電池である
場合には、このインテリジェント電池からシステム本体
のコントローラに、例えばSBS等のプロトコルを用い
て出力される場合が該当する。また、システム側にて、
ユーティリティプログラムを用いて表示出力される態様
も該当する。
【0018】また、本発明は、充放電を行い本体に対し
て電力を供給する電池の診断結果を表示する電池状態表
示方法であって、サイクル数に対応して保証される予測
最低容量レベルに対し、実際に把握される電池の総容量
(Full Charge Capacity)が下回る場合に、電池交換が必
要である旨の情報を表示し、この総容量が予測最低容量
レベルを上回る場合に電池正常である旨の情報を表示す
ることを特徴としている。より詳しく述べると、総容量
がこの予測最低容量レベルを上回るが、電池の設計容量
(初期の総容量と等しい場合がある)に対して所定の割合
を下回る場合に、電池交換時期である旨の情報を表示す
ることを特徴としている。また、この電池正常である旨
の情報の表示は、総容量が予測最低容量レベルを上回
り、且つ、設計容量に対する所定の割合を上回る場合に
なされることを特徴としている。
【0019】尚、これらの発明は、充放電により電力を
供給する電池を装着できるコンピュータにて実行される
プログラムとして特定することができる。このプログラ
ムとしては、コンピュータのメモリ等に格納され、上記
の各機能を実現させるものであれば足りる。このプログ
ラムの提供方法としては、例えばCD−ROM等の記憶
媒体に格納されたプログラムを、例えばCD−ROMド
ライブ等の記憶媒体の読取部で読み取る形態が考えられ
る。また、プログラム伝送装置からインターネット等の
ネットワークを介してコンピュータにインストールされ
る形態も考えられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本実施の
形態が適用されるコンピュータシステム10のハードウ
ェア構成を示した図である。このコンピュータシステム
10を備えるコンピュータ装置は、例えば、OADG(O
pen Architecture Developer's Group)仕様に準拠し
て、所定のOS(オペレーティングシステム)を搭載した
ノートブックPC(ノートブック型パーソナルコンピュ
ータ)として構成されている。
【0021】図1に示すコンピュータシステム10にお
いて、CPU11は、コンピュータシステム10全体の
頭脳として機能し、OSの制御下でユーティリティプロ
グラムの他、各種プログラムを実行している。CPU1
1は、システムバスであるFSB(Front Side Bus)1
2、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Peripheral
Component Interconnect)バス20、低速のI/O装置用
バスとしてのISA(Industry Standard Architecture)
バス40という3段階のバスを介して、各構成要素と相
互接続されている。このCPU11は、キャッシュメモ
リにプログラム・コードやデータを蓄えることで、処理
の高速化を図っている。近年では、CPU11の内部に
1次キャッシュとして128Kバイト程度のSRAMを
集積させているが、容量の不足を補うために、専用バス
であるBSB(Back Side Bus)13を介して、512K
〜2Mバイト程度の2次キャッシュ14を置いている。
尚、BSB13を省略し、FSB12に2次キャッシュ
14を接続して端子数の多いパッケージを避けること
で、コストを低く抑えることも可能である。
【0022】FSB12とPCIバス20は、メモリ/
PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ(ホスト−PC
Iブリッジ)15によって連絡されている。このCPU
ブリッジ15は、メインメモリ16へのアクセス動作を
制御するためのメモリコントローラ機能や、FSB12
とPCIバス20との間のデータ転送速度の差を吸収す
るためのデータバッファ等を含んだ構成となっている。
メインメモリ16は、CPU11の実行プログラムの読
み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理デー
タを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メ
モリである。例えば、複数個のDRAMチップで構成さ
れ、例えば64MBを標準装備し、320MBまで増設
することが可能である。この実行プログラムには、OS
や周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライ
バ、特定業務に向けられたアプリケーションプログラ
ム、後述するフラッシュROM44に格納されたBIO
S(Basic Input/Output System:基本入出力システム)
等のファームウェアが含まれる。
【0023】ビデオサブシステム17は、ビデオに関連
する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオ
コントローラを含んでいる。このビデオコントローラ
は、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画
情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリか
らこの描画情報を読み出して、液晶ディスプレイ(LC
D)18に描画データとして出力している。
【0024】PCIバス20は、比較的高速なデータ転
送が可能なバスであり、データバス幅を32ビットまた
は64ビット、最大動作周波数を33MHz、66MH
z、最大データ転送速度を132MB/秒、528MB/
秒とする仕様によって規格化されている。このPCIバ
ス20には、I/Oブリッジ21、カードバスコントロ
ーラ22、オーディオサブシステム25、ドッキングス
テーションインターフェース(Dock I/F)26、miniP
CIコネクタ27が夫々接続されている。
【0025】カードバスコントローラ22は、PCIバ
ス20のバスシグナルをカードバススロット23のイン
ターフェースコネクタ(カードバス)に直結させるための
専用コントローラであり、このカードバススロット23
には、PCカード24を装填することが可能である。ド
ッキングステーションインターフェース26は、コンピ
ュータシステム10の機能拡張装置であるドッキングス
テーション(図示せず)を接続するためのハードウェアで
ある。ドッキングステーションにノートPCがセットさ
れると、ドッキングステーションの内部バスに接続され
た各種のハードウェア要素が、ドッキングステーション
インターフェース26を介してPCIバス20に接続さ
れる。また、miniPCIコネクタ27には、ミニPCI
(miniPCI)カード28が接続される。
【0026】I/Oブリッジ21は、PCIバス20と
ISAバス40とのブリッジ機能を備えている。また、
DMAコントローラ機能、プログラマブル割り込みコン
トローラ(PIC)機能、プログラマブル・インターバル
・タイマ(PIT)機能、IDE(Integrated Device Ele
ctronics)インターフェース機能、USB(UniversalSer
ial Bus)機能、SMB(System Management Bus)インタ
ーフェース機能を備えると共に、リアルタイムクロック
(RTC)を内蔵している。
【0027】DMAコントローラ機能は、FDD等の周
辺機器とメインメモリ16との間のデータ転送をCPU
11の介在なしに実行するための機能である。PIC機
能は、周辺機器からの割り込み要求(IRQ)に応答し
て、所定のプログラム(割り込みハンドラ)を実行させる
機能である。PIT機能は、タイマ信号を所定周期で発
生させる機能である。また、IDEインターフェース機
能によって実現されるインターフェースは、IDEハー
ドディスクドライブ(HDD)31が接続される他、CD
−ROMドライブ32がATAPI(AT Attachment Pac
ket Interface)接続される。このCD−ROMドライブ
32の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)ドラ
イブのような、他のタイプのIDE装置が接続されても
構わない。HDD31やCD−ROMドライブ32等の
外部記憶装置は、例えば、ノートPC本体内の「メディ
アベイ」または「デバイスベイ」と呼ばれる収納場所に
格納される。これらの標準装備された外部記憶装置は、
FDDや電池パックのような他の機器類と交換可能かつ
排他的に取り付けられる場合もある。
【0028】また、I/Oブリッジ21にはUSBポー
トが設けられており、このUSBポートは、例えばノー
トPC本体の壁面等に設けられたUSBコネクタ30と
接続されている。更に、I/Oブリッジ21には、SM
バスを介してEEPROM33が接続されている。この
EEPROM33は、ユーザによって登録されたパスワ
ードやスーパーバイザーパスワード、製品シリアル番号
等の情報を保持するためのメモリであり、不揮発性で記
憶内容を電気的に書き換え可能とされている。
【0029】更にまた、I/Oブリッジ21は、電源回
路50に接続されている。電源回路50は、例えばAC
100Vの商用電源に接続されてAC/DC変換を行う
ACアダプタ51、バッテリ(2次電池)としてのインテ
リジェント電池52、このインテリジェント電池52を
充電すると共にACアダプタ51やインテリジェント電
池52からの電力供給経路を切り換えるバッテリ切換回
路54、およびコンピュータシステム10で使用される
+15V、+5V、+3.3V等の直流定電圧を生成す
るDC/DCコンバータ(DC/DC)55等の回路を備え
ている。
【0030】一方、I/Oブリッジ21を構成するコア
チップの内部には、コンピュータシステム10の電源状
態を管理するための内部レジスタと、この内部レジスタ
の操作を含むコンピュータシステム10の電源状態の管
理を行うロジック(ステートマシン)が設けられている。
このロジックは、電源回路50との間で各種の信号を送
受し、この信号の送受により、電源回路50からコンピ
ュータシステム10への実際の給電状態を認識する。電
源回路50は、このロジックからの指示に応じて、コン
ピュータシステム10への電力供給を制御している。
【0031】ISAバス40は、PCIバス20よりも
データ転送速度が低いバスである(例えば、バス幅16
ビット、最大データ転送速度4MB/秒)。このISAバ
ス40には、ゲートアレイロジック42に接続されたエ
ンベデッドコントローラ41、CMOS43、フラッシ
ュROM44、SuperI/Oコントローラ45が接続され
ている。更に、キーボード/マウスコントローラのよう
な比較的低速で動作する周辺機器類を接続するためにも
用いられる。このSuperI/Oコントローラ45にはI/
Oポート46が接続されており、FDDの駆動やパラレ
ルポートを介したパラレルデータの入出力(PIO)、シ
リアルポートを介したシリアルデータの入出力(SIO)
を制御している。
【0032】エンベデッドコントローラ41は、図示し
ないキーボードのコントロールを行うと共に、電源回路
50に接続されて、内蔵されたパワー・マネージメント
・コントローラ(PMC:Power Management Controlle
r)によってゲートアレイロジック42と共に電源管理機
能の一部を担っている。
【0033】次に、本実施の形態の特徴的な構成である
電源供給システムについて説明する。図2は、この電源
供給システムの回路構成を示した図である。この電源供
給システムは、図1に示した電源回路50にエンベデッ
ドコントローラ41やACアダプタ電力停止回路80等
を加えてシステムを構成している。
【0034】この図2に示す電源供給システムでは、商
用電源に接続される電源供給装置であるACアダプタ5
1、例えば充放電を繰り返して使用されるリチウムイオ
ン電池等からなる2次電池でSBS(Smart Battery Sys
tem)に準拠したインテリジェント電池52が含まれてい
る。このACアダプタ51およびインテリジェント電池
52からの電力は、図1に示したDC/DCコンバータ
55を経由してコンピュータシステム10の本体システ
ム回路へ出力される。
【0035】また、図2に示す電源供給システムでは、
本体システム側として、インテリジェント電池52とコ
ミュニケーションライン74を介して通信を行うエンベ
デッドコントローラ41の他、過放電時に電圧を測定し
てエンベデッドコントローラ41に通知する電圧測定回
路75、過放電時にインテリジェント電池52が接続さ
れたか否かを確認する電池接続確認端子76が備えられ
ている。更に、インテリジェント電池52のリフレッシ
ュを行うためのACアダプタ電力停止回路80、ACア
ダプタ51からの電源供給とインテリジェント電池52
からの電源供給とが衝突しないように整流するための第
1ダイオード(D1)77、および第2ダイオード(D2)
78を備えている。
【0036】尚、電源供給装置であるACアダプタ51
は、例えばノートPC等の電気機器では、本体(内部)シ
ステムであるコンピュータシステム10を内蔵する機器
の外部に設けられるのが一般的であるが、電気機器の筐
体内部に設けられる場合もある。本体システムとして
は、例えばケーブルのコネクタを挿脱着可能なACイン
レットやDCインレットが設けられる構成が考えられ
る。このACインレットやDCインレットは、例えばA
Cアダプタ51が外部にある場合にはACアダプタ51
に接続されたケーブルから出るコネクタを挿脱着可能に
構成され、例えばACアダプタ51が本体システムの内
部にある場合には、商用電源から直接接続されるコネク
タを挿脱着可能に構成される。また、インテリジェント
電池52は、電池パックとして本体システムに対して取
り外しが自由であるものの他、電気機器の筐体内部に設
けられる場合もある。
【0037】次に、インテリジェント電池52の内部構
成について説明する。図2に示すように、インテリジェ
ント電池52は、充放電が行われる電池として複数の単
セルからなるセル61、インテリジェント電池52を制
御すると共にエンベデッドコントローラ41とコミュニ
ケーションライン74を介して通信を行うCPU62、
インテリジェント電池52から充放電される電流値を求
める電流測定回路63、セル61の電圧を求める電圧測
定回路70、およびセル61の温度を測定する温度測定
回路90を備えている。セル61は、例えば2並列3直
列(1.8Ah/セル)の6セルで構成されるリチウムイオ
ン組電池である。
【0038】このインテリジェント電池52の内部に搭
載されたCPU62は、電流測定回路63、電圧測定回
路70から入力された測定結果であるアナログ信号を、
その内部でA/D(Analog to Digital)変換し、例えば電
池の容量等、電池に関わる情報を把握している。把握さ
れた電池に関わる情報は、通信経路であるコミュニケー
ションライン74を介し、例えばSBSのプロトコルに
よってシステム側のエンベデッドコントローラ41に送
信している。
【0039】電流測定回路63では、まず、セル61か
ら流れる電流Iによって、抵抗(RS)64の両端に電圧
I×RSの電位差が発生する。この電圧は、オペアンプ
(AMP1)65によって差動増幅される。また、オペア
ンプ(AMP2)66とトランジスタ68によって、オペ
アンプ(AMP1)65の出力電圧に比例する電流I1が
抵抗(R1)67を流れる。最終的にインテリジェント電
池52の電流Iの値は、抵抗(R2)69に発生する電圧
I1×R2に変換することができる。この電圧(I1×
R2)はCPU62のA/D#2ポートに出力され、CP
U62にてA/D変換される。
【0040】また、電圧測定回路70では、インテリジ
ェント電池52の電圧が測定される。具体的には、イン
テリジェント電池52におけるセル61の電圧がオペア
ンプ(AMP3)71によって差動増幅して変換され、一
旦、低い電圧に落とされた後にCPU62のA/D#1
ポートに渡され、CPU62にてA/D変換される。
【0041】温度測定回路90では、図2に示すよう
に、レジスタで分圧されたサーミスタ(サーマルセンサ)
91をセル61の近傍に配置し、サーミスタ91に発生
する電圧がCPU62のA/D#3ポートに渡される。
このように、サーミスタ91からの電圧がCPU62に
よって読み込まれ、CPU62にてA/D変換されて温
度が測定される。これにより、インテリジェント電池5
2では、電池内部の温度情報を把握することができる。
【0042】CPU62では、このようにして、電流測
定回路63により測定される充放電電流、電圧測定回路
70により測定される電池電圧、温度測定回路90から
得られる温度情報が読み込まれ、インテリジェント電池
52(セル61)の容量等が管理される。また、CPU6
2は、通信機能を使用し、コミュニケーションライン7
4を介してエンベデッドコントローラ41へ電池に関わ
るデータを送信している。エンベデッドコントローラ4
1では、把握された電池の状態に基づいて、ACアダプ
タ電力停止回路80によりACアダプタ51からの電力
供給を停止する等の制御が実行される。
【0043】ここで、電池容量は、電流積算(AH)、ま
たは電力積算(WH)を行うことによって管理することが
できる。AH単位で管理する場合には、基本的に電流測
定回路63により測定される電流値だけで電池の容量を
管理することが可能である。一方、WH単位で管理する
場合には、電流測定回路63により測定される電流値だ
けではなく、電圧測定回路70により測定される電池電
圧も用いて電池容量が管理される。電流測定回路63に
より測定される電流値としては、インテリジェント電池
52(セル61)からの放電電流および充電電流が使用さ
れる。
【0044】尚、図2では、例えば電池パックの内部に
CPU62を備えるインテリジェント電池52にて、こ
のインテリジェント電池52のCPU62によって電池
容量等が把握されるように構成されている。しかしなが
ら、このインテリジェント電池52の代わりに、内部に
CPU62を有していないダム電池を用いることもでき
る。かかる場合には、本体のシステム側(システム内部)
に、ダム電池の充放電電流を測定する電流測定回路や、
ダム電池の電圧を測定する電圧測定回路を設け、エンベ
デッドコントローラ41によって電池容量等のダム電池
の状態を把握するように構成すれば良い。
【0045】次に、ACアダプタ電力停止回路80につ
いて説明する。このACアダプタ電力停止回路80は、
ACアダプタ51から供給される電源を停止する機能を
備えている。本体システムであるコンピュータシステム
10では、第1ダイオード77および第2ダイオード7
8によって、ACアダプタ51と2次電池であるインテ
リジェント電池52との間で電圧値の高い方から本体回
路側に電力が供給できるように構成されている。ACア
ダプタ51が接続されている場合には、通常、ACアダ
プタ51側の電圧値の方がインテリジェント電池52側
の電圧よりも高いことから、第1ダイオード77を経由
してACアダプタ51側から本体回路に対して電源が供
給される。
【0046】ここでは、2次電池であるインテリジェン
ト電池52にてメモリ効果が生じた場合等に、接続され
ているACアダプタ51側からの電源供給をACアダプ
タ電力停止回路80によって停止させて、インテリジェ
ント電池52による完全放電を可能としている。即ち、
2次電池であるインテリジェント電池52の完全放電を
実行したい場合には、エンベデッドコントローラ41か
らハイ(High)の信号がACアダプタ電力停止回路8
0に供給される。ACアダプタ電力停止回路80の第1
トランジスタ(TR1)82は、ハイの信号を受けてオン
(ON)される。この第1トランジスタ82のオンにより
第2トランジスタ(TR2)83がオフ(OFF)となり、
FET(FET1)81がオフとなる。これによって、A
Cアダプタ51からの供給が停止され、第1ダイオード
77への電力供給が停止されて、第2ダイオード78を
経由するインテリジェント電池52側から本体回路に対
して電力を供給することが可能となる。
【0047】次に、本実施の形態における電池の故障診
断について説明する。ここでは、インテリジェント電池
52のセル61に関わる不具合により電池の容量が予測
最低容量よりも少ない場合に、システム本体側のLCD
18にてエラーを表示することで、電池の故障診断を実
行している。
【0048】図3は、本実施の形態に用いられる電池の
予測最低容量の例を示した図である。ここで示す予測最
低容量は、電池に最も負担のかかるノートPCの使用態
様を想定したときの予測容量である。例えばノートPC
においては、これ以上、電池に負荷のかかる使用は考え
られないので、あるサイクル数における総容量(FC
C:Full Charge Capacity)が予測最低容量を下回る場
合にはインテリジェント電池52のセル61自身の不具
合が考えられるとしている。尚、図3の横軸は充放電に
関するサイクル数を示し、縦軸は、設計上の容量(D
C:Design Capacity)に対するFull Charge Capacityの
容量率(%)を示している。尚、サイクル数のカウント
(サイクルカウント)は、例えば、充電量のみを積算し、
100%充電量になったら1カウントと見なしてサイク
ルカウントを1増やしている。
【0049】本実施の形態では、この図3に示す予測最
低容量に対応して、予測最低容量値のテーブルまたは計
算式をインテリジェント電池52の内部に保持し、Full
Charge Capacityとの比較が行われる。この予測最低容
量の値や計算式の情報は、例えば、CPU62が1チッ
プマイコンなどのメモリを内蔵したものであれば、この
CPU62の内部に格納され、CPU62が外部にメモ
リを持つ形態の場合は、CPU62の外部のメモリに格
納される。このようなテーブルや計算式に基づき、電池
内部で故障診断を行い、SBSプロトコルを用いてシス
テム側であるエンベデッドコントローラ41に通知をす
れば、システム側にて故障診断状態を把握することが可
能となる。
【0050】但し、図3に示す予測最低容量に対応した
テーブルや計算式をシステム側にて備え、電池側の状態
をシステム側にて把握するように構成することも可能で
ある。前述のようにインテリジェント電池52の内部に
テーブルや計算式を保持する態様によれば、システム側
では電池の種類、メーカの違いなど、電池による違いを
識別する必要がない点で優れている。
【0051】図4(a),(b)は、最も電池を劣化させる
想定使用パターンを示した図である。この図4(a),
(b)に示される想定使用パターンに基づいて、図3に示
す電池の予測最低容量が決定される。図4(a)は1日の
時間に対する電池容量を示しており、縦軸は電池容量
(%)、横軸は1日の時間を示している。図4(b)は1日
の時間に対する温度プロファイルを示しており、縦軸は
温度(℃)、横軸は1日の時間を示している。
【0052】この図4(a),(b)に示される想定使用パ
ターンでは、ノートPCにおいて、1日にDVDの再生
を10時間実行している。そのうち、電池(インテリジ
ェント電池52)でプログラムを実行するのが約1.7時
間(101分)、ACアダプタ51で実行するのが8.3
時間としている。また、DVD再生中のシステム本体の
消費電力としては20Wを前提としており、電池(イン
テリジェント電池52)で1.7時間再生したらACアダ
プタ51を接続して8.3時間再生する想定である。
【0053】図4(a)に示すように、インテリジェント
電池52は、電池駆動(Battery operation)である10
1分の放電により、容量が100%から15%に減る。
その後、ACアダプタ51を接続すると、システム本体
ではDVD再生中であることから、1Aで187分充電
を行って容量が100%になる。図4(b)に示すよう
に、この操作を実行したときの温度上昇は、一旦、37
℃から47℃まで上昇している。このような操作を行っ
たときのインテリジェント電池52の容量変化データと
温度上昇データとに基づいて、図3に示す予測最低容量
が決定される。
【0054】尚、通常のユーザにおける実使用モデルで
は、例えば、10W程度の消費が10時間実行され、イ
ンテリジェント電池52でのプログラム実行が約3.3
時間程度、ACアダプタ51で実行するのが6.7時間
程度と想定されている。この場合、容量の変化は100
%から75%程度であり、温度は13℃から最高33℃
程度までの上昇が見込まれている。
【0055】図5(a),(b)は、電池の故障診断の処理
を示した図であり、図5(a)は処理の流れを示したフロ
ーチャートであり、図5(b)は図5(a)の説明を補助す
るための説明図である。まず、本実施の形態における電
池の故障診断では、インテリジェント電池52のCPU
62にて電池のFull Charge Capacity(総容量:FCC)
が取得される(ステップ101)。尚、Full Charge Capa
cityの取得方法については、後に詳述する。
【0056】次に、CPU62では、取得されたFull C
harge Capacityが図3に示した予測最低容量よりも大き
いか否かが判断される(ステップ102)。大きくない場
合には、電池の健康状態を示す「Battery Health」の情
報を「赤」とし、「電池要交換」のメッセージを表示し
て(ステップ103)、処理が終了する。この表示は、後
述するように、例えばシステム側の表示手段であるLC
D18にて実行される。図5(b)では、図3に示す予測
最低容量と同等の曲線が示されており、ステップ102
での判断は、この予測最低容量を示す曲線よりも上にあ
るか下にあるかを判断している。このステップ103に
おける「赤」の表示は、予測最低容量を示す曲線の下側
の場合に該当する。
【0057】ステップ102にて、Full Charge Capaci
tyが図3に示した予測最低容量よりも高い場合には、Fu
ll Charge Capacityが設計上の容量(DC:Design Capa
city)の50%よりも大きいか否かが判断される(ステッ
プ104)。大きくない場合には、「Battery Health」
の情報を「黄」とし、「電池交換時期」のメッセージを
表示して(ステップ105)、処理が終了する。ステップ
104での判断は、図5(b)に示す容量50%よりも高
いか低いかの判断であり、ステップ105における
「黄」の表示は、図5(b)に示す予測最低容量の曲線よ
りも上側で、かつ、容量50%の線よりも下側の場合に
該当する。
【0058】ステップ104にて設計上の容量(DC)の
50%よりも大きいと判断される場合には、「Battery
Health」の情報を「緑」とし、「電池正常」のメッセー
ジを表示して(ステップ106)、処理が終了する。この
表示は、図5(b)に示す予測最低容量の曲線よりも上側
で、かつ、容量50%の線よりも上側の場合に該当す
る。
【0059】図6は、電池診断の表示例を示した図であ
る。このような表示例は、システム側のCPU11にて
実行されるユーティリティプログラムによって、LCD
18に表示される。ここでは、電池の健康状態を示す
「Battery Health」にて、色表示201によって直感的
に健康状態をユーザに表示し、メッセージ表示202に
よって必要な動作をユーザに促す表示がなされる。図6
に示す例では、色表示201にてバッテリ故障と判断さ
れた旨の「赤(Red)」色が表示され、メッセージ表示
202では、バッテリの交換が必要である旨を示す「Th
e Battery needsto be replaced.」のメッセージが表示
される。尚、正常の電池だが電池の総容量(Full Charge
Capacity)がある規定値(例えばDCの50%)よりも小
さいとき、「黄」色の表示とともに、そろそろ電池の交
換時期である旨を表示する。また、正常の電池でかつ電
池の総容量も十分に大きいとき、「緑」色の表示ととも
に電池を交換する必要がない旨表示する。
【0060】また、図6に示す例では、総容量(Full Ch
arge Capacity)、設計容量(DesignCapacity)、サイクル
数(Cycle Count)として、各々具体的な値が表示され
る。更に、本実施の形態では、所定の日付表示203が
なされている。図6に示す日付表示203では、ユーザ
がインテリジェント電池52を使い始めた最初の日付
「First Used Date」と、最も近日にリフレッシュがな
された日付「Last RefreshOperation」が表示されてい
る。インテリジェント電池52では、ユーザがインテリ
ジェント電池52を使い始めた日付をインテリジェント
電池52の内部に保存し、必要に応じてシステム(エン
ベデッドコントローラ41)がこの日付を読み出すこと
ができる。この読み出された日付は、図6に示すような
日付表示203として表示される場合の他、システム側
にて、電池が保証期間内か否かを検知し、ユーザに通知
するために用いることも可能である。尚、この日付の情
報を、システム側の所定のメモリに格納するように構成
することができる。かかる場合には、電池の識別情報と
共に日付の情報が格納されることが好ましい。
【0061】図7は、電池診断の他の表示例を示した図
である。この図7に示す例では、各項目ごとに必要なデ
ータ量が示される。ここで、総容量(Full Charge Capac
ity)の値は、セル61の異常状態(エラー、不具合、故
障)には赤色文字で表示され、正常であれば緑色文字で
表示され、そろそろ電池の交換時期であるときは黄色文
字で示される。このように色分けして表示することで、
単なる数値の表示だけではなく、ユーザに直感として電
池の状態を認識させることが可能となる。
【0062】次に、総容量(Full Charge Capacity)の取
得方法について説明する。「現在の電池の総容量」であ
るFull Charge Capacityは、電池の劣化等によって「電
池の初期状態の総容量」である設計上の容量(Design Ca
pacity)とは異なった値となる。そのために、定期的に
更新(学習)を行う必要がある。一般に、Full ChargeCap
acityは、容量がほぼ0%程度(例えば3%)になるまで
完全放電が行われた場合に更新される。本実施の形態で
は、完全放電を実施しない場合であっても、Full Charg
e Capacityの自動補正が実施できるように構成してい
る。即ち、完全放電による容量学習に加え、サイクル劣
化の処理と、保存劣化の処理を加え、これらによるFull
Charge Capacityの自動更新機能を備えている。
【0063】ここで、まず、サイクル劣化の処理につい
て説明する。図8は、サイクル劣化を補正する処理を示
したフローチャートである。インテリジェント電池52
のCPU62では、まず、インテリジェント電池52に
記憶されている充電量の初期化がなされ、充電量のサイ
クルカウンタがイニシャライズされる(ステップ11
1)。その後、充電があったか否かが判断され(ステップ
112)、充電がなければ充電を待ち、充電があれば充
電量が積算される(ステップ113)。
【0064】次に、積算した充電量の全体がFull Charg
e Capacityに達したか否か(FCC以上か否か)が判断さ
れる(ステップ114)。Full Charge Capacityに達して
いない場合には、ステップ112に戻る。積算した充電
量がFull Charge Capacity(100%充電量)に達した場
合には、サイクルカウントを1増やし(ステップ11
5)、新たなFull Charge Capacityとして、 Full Charge Capacity−Design Capacity×0.5/50
0 が導入されて(ステップ116)、ステップ111に戻
る。
【0065】このステップ116における式は、所定の
温度環境(例えば25℃環境と45℃環境)にて充放電を
500回繰り返した場合に、電池の容量にして約50%
の容量劣化が発生することを意味している。これは、発
明者等による測定により、容量劣化がサイクル数にほぼ
比例して大きくなること、および、環境温度による差異
が殆どないことが判明しており、これらの結果から、環
境温度に関わらずサイクル毎に劣化する容量が下記の式
に基づくことによる。 劣化容量=Design Capacity×0.5/500 [mAh o
r mWh]
【0066】このように、本実施の形態におけるサイク
ル劣化を補正する処理では、サイクル数のカウントは充
電量のみを積算し、100%の充電量になったら1カウ
ントと見なし、サイクルカウントを1増やすと同時に、
上式によって求められる劣化容量をFull Charge Capaci
tyから減算している。
【0067】次に、保存劣化の処理について説明する。
図9は、リチウムイオン電池の保存劣化特性を示した図
である。ここでは、横軸に保存時間(ヶ月:month)を、
縦軸に劣化度(%)を示し、環境温度40℃において、各
容量における電池の保存劣化度を示している。ここで
は、各容量として、20%おきに、0%〜100%まで
の6通りのデータが示されている。図9に示されるよう
に、電池の保存劣化度は、各電池の残容量に依存してい
ることが解る。実際には、この図9に示すような保存劣
化特性図を環境温度ごとに用意することになる。この図
9から理解できるように、温度、残容量が決定すると単
位時間あたりの劣化量はほぼ固定することができる。
【0068】図10は、保存劣化を補正する処理を示し
たフローチャートである。インテリジェント電池52の
CPU62では、まず、保存劣化カウンタの初期化がな
される(ステップ121)。そして、単位時間として、例
えば1時間が経過したか否かが判断される(ステップ1
22)。次に、電流測定回路63からの充放電電流、電
圧測定回路70からの出力電圧等に基づいて電池容量が
取得され(ステップ123)、また、温度測定回路90か
ら電池温度が取得される(ステップ124)。この取得さ
れた電池容量と電池温度を用いて、例えば図9に示した
ような保存劣化特性を数値で示した保存劣化テーブルか
ら保存劣化量が取得される(ステップ125)。
【0069】この保存劣化量が取得されると、CPU6
2では、保存劣化カウンタの更新がなされる(ステップ
126)。その後、サイクル数が増加したか否かが判断
され(ステップ127)、サイクル数が増加していない場
合には、ステップ122に戻り、サイクル数が増加した
場合には、現状のFull Charge Capacityに取得された保
存劣化量を差し引いたものを新たなFull Charge Capaci
tyとして処理が終了し(ステップ128)、ステップ12
1に戻る。即ち、保存劣化量を積算していき、サイクル
カウントが1増えた時点で、減算している。尚、ステッ
プ127におけるサイクル数が増加したか否かの判断の
代わりに、ある時点から所定のタイミングに基づいて保
存劣化量を取得するように構成することができる。
【0070】次に、完全放電に基づく容量学習によるFu
ll Charge Capacity更新の処理について説明する。図1
1は、容量学習によるFull Charge Capacity更新のフロ
ーを示した図である。まず、100%充電がなされたか
否かが判断され(ステップ131)、100%充電がなさ
れていなければ待機し、なされた場合には放電量の初期
化がなされる(ステップ132)。その後、放電の有無が
判断され(ステップ133)、放電である場合にはステッ
プ135へ移行し、放電でない場合には充電の有無が判
断される(ステップ134)。充電である場合には、ステ
ップ131に戻って100%充電の有無が判断され、充
電でない場合には、ステップ135へ移行する。
【0071】ステップ135では、放電量の積算がなさ
れ、積算される放電量により容量が0%になったか否か
が判断される(ステップ136)。この判断では、必ずし
も完全に容量が0%になったか否かではなく、ほぼ0%
程度(例えば3%)として、その作用効果から完全放電と
見なせる状態か否かで判断される。ステップ136で容
量0%である場合にはステップ133に戻り、容量0%
である場合には、ステップ135で算出された積算放電
量をFull Charge Capacityとし(ステップ137)、ステ
ップ131に戻る。
【0072】このように、本実施の形態では、図11に
示したような完全放電の実施に伴う更新に加えて、図8
を用いて説明したサイクル劣化の補正、図9および図1
0を用いて説明した保存劣化による補正をFull Charge
Capacityに適用し、サイクルカウントが増すごとにFull
Charge Capacityの更新を行うように構成した。この結
果、完全放電を実施しない場合であってもインテリジェ
ント電池52は常に高精度のFull Charge Capacityの値
を保持することができ、このFull Charge Capacityの値
に基づいてインテリジェント電池52の故障診断を行う
ことが可能となる。
【0073】以上、詳述したように、本実施の形態によ
れば、電池(インテリジェント電池52)のセル61に関
わる不具合により電池の容量が予測最低容量よりも少な
い場合にエラーを表示することができる。即ち、電池に
最も負担のかかる使用を想定したときの予測最低容量を
予め定め、この予測最低容量を下回ったか否かでエラー
表示を行っている。この構成によって、例えばユーザが
電池の動作時間が短くなったと感じたとき、電池の故障
の有無、電池が保証期間内か否かを判別することが可能
となる。
【0074】また、このエラーが表示された場合、ユー
ザは、例えばヘルプセンターに連絡をとってこの旨を伝
えると、保証期間内であれば、ヘルプセンターから新し
い交換用の電池が無償でユーザに送られる。電池の使い
始めた日付を保存する機能を備えることで、保証期間内
の電池の故障か、保証機関外の電池の故障か、を判別す
ることが可能となり、ヘルプセンターにとっても、契約
上等の正しい判断にて、電池の無償交換の有無等を判断
することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充放電を行い本体側に対して電力を供給する電池を備え
る機器にて、電池における故障の有無を的確に判断する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用されるコンピュータシス
テムのハードウェア構成を示した図である。
【図2】 電源供給システムの回路構成を示した図であ
る。
【図3】 電池の予測最低容量の例を示した図である。
【図4】 (a),(b)は、最も電池を劣化させる想定使
用パターンを示した図である。
【図5】 (a),(b)は、電池の故障診断の処理を示し
た図である。
【図6】 電池診断の表示例を示した図である。
【図7】 電池診断の他の表示例を示した図である。
【図8】 サイクル劣化を補正する処理を示したフロー
チャートである。
【図9】 リチウムイオン電池の保存劣化特性を示した
図である。
【図10】 保存劣化を補正する処理を示したフローチ
ャートである。
【図11】 容量学習によるFull Charge Capacity更新
のフローを示した図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム、11…CPU、18…液
晶ディスプレイ(LCD)、41…エンベデッドコントロ
ーラ、50…電源回路、51…ACアダプタ、52…イ
ンテリジェント電池、61…セル、62…CPU、63
…電流測定回路、70…電圧測定回路、74…コミュニ
ケーションライン、75…電圧測定回路、76…電池接
続確認端子、80…ACアダプタ電力停止回路、90…
温度測定回路、91…サーミスタ(サーマルセンサ)
フロントページの続き (72)発明者 織田大原 重文 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 小林 正樹 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 松本 健 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 2G016 CB01 CB05 CB12 CB21 CB31 CC01 CC03 CC04 CC06 CC07 CC10 CC13 CC16 CC21 CC23 CC27 CC28 CD02 CD04 CD09 CD14 CE03 CE05 CE31 CF06 5G003 AA01 BA01 CA01 CA11 CB01 EA05 EA08 GC05 5H030 AS11 FF41 FF42 FF43 FF68

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力を消費する本体と、充放電により当
    該本体に対して電力を供給する電池とを備えた電気機器
    であって、 前記電池に対して想定される所定の使用態様における予
    測容量を予め格納する予測容量格納手段と、 前記電池における総容量(Full Charge Capacity)を把握
    する総容量把握手段と、 前記予測容量格納手段に格納された予測容量に対する前
    記総容量把握手段により把握された総容量のレベルに基
    づいて前記電池の診断を行う診断手段とを備えたことを
    特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 前記予測容量格納手段は、充放電に関す
    るサイクル数に応じて変化する予測容量を格納すること
    を特徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 【請求項3】 前記診断手段は、前記総容量把握手段に
    より把握された総容量が前記予測容量格納手段に格納さ
    れた予測容量を下回った場合に、前記電池の故障と診断
    することを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  4. 【請求項4】 前記診断手段による診断結果に基づいて
    前記電池の診断結果を表示する表示手段を更に備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 電力を消費する本体と、 充電および放電を行って前記本体に対して電力を供給す
    る電池とを備え、 前記電池は、 あるサイクル数における総容量(Full Charge Capacity)
    の値が当該サイクル数の予測最低容量を下回る場合に、
    電池セルに不具合が生じたものと判断することを特徴と
    する電気機器。
  6. 【請求項6】 前記予測最低容量は、前記電池に最も負
    担のかかる使用態様を想定したときの予測容量であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の電気機器。
  7. 【請求項7】 電力を消費する本体と、 充電および放電を行って前記本体に対して電力を供給す
    る電池とを備え、 前記本体は、 前記電池の総容量(Full Charge Capacity)から得られる
    当該電池の診断情報を取得し、取得した当該電池の診断
    情報に基づいて、色を変えて当該電池の状態を表示する
    ことを特徴とする電気機器。
  8. 【請求項8】 前記電池は、当該電池をユーザが使い始
    めた日付に関する情報を格納し、 前記本体は、前記電池に格納された前記情報に基づいて
    当該電池を使い始めた日付を表示することを特徴とする
    請求項7記載の電気機器。
  9. 【請求項9】 充放電を行う電池を接続し当該電池から
    システム本体に対して電力の供給を行うコンピュータ装
    置であって、 前記電池は、 自己の電池電圧を測定する電圧測定回路と、 自己の充放電電流を測定する電流測定回路と、 前記電圧測定回路により測定される前記電池電圧、前記
    電流測定回路により測定される前記充放電電流に基づい
    て当該電池の総容量(Full Charge Capacity)を把握する
    CPUとを備え、 前記CPUは、保証する容量のレベルを定めた予測最低
    容量と把握された前記総容量とを比較し、比較結果を前
    記システム本体のコントローラに対して通知することを
    特徴とするコンピュータ装置。
  10. 【請求項10】 前記システム本体は、前記コントロー
    ラが受信した前記比較結果に基づいて、ディスプレイに
    対して所定の表示を行うことを特徴とする請求項9記載
    のコンピュータ装置。
  11. 【請求項11】 充放電を行う電池を接続し当該電池か
    らシステム本体に対して電力の供給を行うコンピュータ
    装置であって、 前記電池の診断に用いられる最低保証容量に関する情報
    を格納する格納手段と、 前記電池の総容量(Full Charge Capacity)を把握する総
    容量把握手段と、 前記総容量把握手段により把握された前記総容量と前記
    格納手段に格納されている前記情報から得られる前記最
    低保証容量とを比較して前記電池の診断を実行する電池
    診断手段と、 前記電池診断手段による前記電池の診断結果に基づき、
    ユーザに対して当該電池の交換を促す表示を行う表示手
    段とを備えたことを特徴とするコンピュータ装置。
  12. 【請求項12】 前記電池の保存に起因する容量劣化で
    ある保存劣化を把握する保存劣化把握手段と、 前記電池の充放電に起因する容量劣化であるサイクル劣
    化を把握するサイクル劣化把握手段とを更に備え、 前記総容量把握手段は、前記保存劣化把握手段により把
    握された保存劣化、および前記サイクル劣化把握手段に
    より把握されたサイクル劣化に基づいて電池の総容量を
    補正することを特徴とする請求項11記載のコンピュー
    タ装置。
  13. 【請求項13】 電気機器に接続され、充放電を行って
    当該電気機器に電力を供給するインテリジェント電池で
    あって、 想定される所定の使用態様における予測容量を予め格納
    する予測容量格納手段と、 自己の総容量(Full Charge Capacity)を把握する総容量
    把握手段と、 前記予測容量格納手段に格納された予測容量に対する前
    記総容量把握手段により把握された総容量のレベルに基
    づいて自己の診断を行う診断手段とを備えたことを特徴
    とするインテリジェント電池。
  14. 【請求項14】 前記診断手段は、所定のサイクル下に
    おいて前記予測容量に対して前記総容量が下回った場合
    に故障であると判断することを特徴とする請求項13記
    載のインテリジェント電池。
  15. 【請求項15】 電気機器に取り付けられ、充放電を行
    って当該電気機器に電力を供給するインテリジェント電
    池であって、 自己の電池電圧を測定する電圧測定回路と、 自己の充放電電流を測定する電流測定回路と、 前記電圧測定回路により測定される前記電池電圧、前記
    電流測定回路により測定される前記充放電電流に基づい
    て電池の総容量(Full Charge Capacity)を把握するCP
    Uとを備え、 前記CPUは、保証する容量のレベルが予め定められた
    予測最低容量と把握された前記総容量とを比較し、比較
    結果を出力することを特徴とするインテリジェント電
    池。
  16. 【請求項16】 充放電を行い本体に対して電力を供給
    する電池の診断を行う電池診断方法であって、 サイクル数に対応して保証する容量のレベルを予め定め
    て格納し、 前記電池における所定サイクルの総容量(Full Charge C
    apacity)を取得し、 取得される前記総容量と格納される前記容量のレベルと
    に基づいて前記電池を診断し、 前記電池の診断結果を出力することを特徴とする電池診
    断方法。
  17. 【請求項17】 充放電を行い本体に対して電力を供給
    する電池の診断結果を表示する電池状態表示方法であっ
    て、 サイクル数に対応して保証される予測最低容量レベルに
    対し、実際に把握される電池の総容量(Full Charge Cap
    acity)が下回る場合に、電池交換が必要である旨の情報
    を表示し、 前記総容量が前記予測最低容量レベルを上回る場合に電
    池正常である旨の情報を表示することを特徴とする電池
    状態表示方法。
  18. 【請求項18】 前記総容量が前記予測最低容量レベル
    を上回るが、電池の設計容量に対して所定の割合を下回
    る場合に、電池交換時期である旨の情報を表示すること
    を特徴とする請求項17記載の電池状態表示方法。
  19. 【請求項19】 前記電池正常である旨の情報の表示
    は、前記総容量が前記予測最低容量レベルを上回り、且
    つ、前記設計容量に対する前記所定の割合を上回る場合
    になされることを特徴とする請求項18記載の電池状態
    表示方法。
  20. 【請求項20】 充放電を行い本体に対して電力を供給
    する電池を備えたコンピュータに、 サイクル数に対応して保証される予測最低容量レベルに
    対し、実際に把握される電池の総容量(Full Charge Cap
    acity)が下回る場合に、電池交換が必要である旨の情報
    を表示する機能と、 前記総容量が前記予測最低容量レベルを上回る場合に電
    池正常である旨の情報を表示する機能とを実現させるた
    めのプログラム。
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