JP2018097799A - 端末装置及びデバイス制御プログラム - Google Patents

端末装置及びデバイス制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018097799A
JP2018097799A JP2016244595A JP2016244595A JP2018097799A JP 2018097799 A JP2018097799 A JP 2018097799A JP 2016244595 A JP2016244595 A JP 2016244595A JP 2016244595 A JP2016244595 A JP 2016244595A JP 2018097799 A JP2018097799 A JP 2018097799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
initialization
terminal device
usage frequency
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016244595A
Other languages
English (en)
Inventor
勇樹 田村
Yuki Tamura
勇樹 田村
慶 廣吉
Kei Hiroyoshi
慶 廣吉
善博 岡本
Yoshihiro Okamoto
善博 岡本
杉本 浩一
Koichi Sugimoto
浩一 杉本
克典 政宗
Katsunori Masamune
克典 政宗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2016244595A priority Critical patent/JP2018097799A/ja
Publication of JP2018097799A publication Critical patent/JP2018097799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】各デバイスを初期化するよりも、起動時のBIOSの処理終了までの時間を短くすることを目的とする。【解決手段】所定のデバイスと接続される端末装置であって、前記デバイスの使用頻度を監視する監視部と、前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する制御部と、を有する端末装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、端末装置及びデバイス制御プログラムに関する。
PC(Personal Computer)の起動時、BIOS(Basic Input/Output System)はPOST(Power-On Self Test)を実行し、周辺機器(以下、「デバイス」という。)の初期化を実行する。デバイスの初期化処理が実行されると、そのデバイスは有効な状態となる。例えば、光ディスクドライブ(ODD:Optical Disk Drive)をデバイスの一例として挙げると、BIOSが、POSTにおいて光ディスクドライブの初期化処理を行うと、光ディスクドライブは有効な状態となり、書き込み及び読み出しが可能になる。
デバイスの初期化の一例としては、デバイスがPCに接続されていることを検出したとき、そのデバイスを初期化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−227076号公報 特開2000−298579号公報
しかしながら、PCに接続されているすべてのデバイスを初期化し、すべてのデバイスを有効な状態にすると、起動時のBIOSの処理が終了し、OSの起動が完了するまでに時間がかかる。
そこで、1つの側面では、本発明は、各デバイスを初期化するよりも、起動時のBIOSの処理終了までの時間を短くすることを目的とする。
1つの実施態様では、所定のデバイスと接続される端末装置であって、前記デバイスの使用頻度を監視する監視部と、前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する制御部と、を有する端末装置が提供される。
1つの側面では、本発明は、各デバイスを初期化するよりも、起動時のBIOSの処理終了までの時間を短くすることができる。
一実施形態に係る端末装置のハードウェア構成の一例を示す図。 一実施形態に係る端末装置の機能構成の一例を示す図。 一実施形態に係る使用頻度情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係るルール設定テーブルの一例を示す図。 一実施形態に係る初期化リストの一例を示す図。 一実施形態に係る使用状況監視処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る起動からシャットダウン処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る初期化処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係る初期化の割り込み処理の一例を示すフローチャート。 一実施形態に係るシステムの全体構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[装置のハードウェア構成]
まず、本発明の一実施形態に係る端末装置100のハードウェア構成の一例について、図1を参照しながら説明する。端末装置100は、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯情報端末、ウェアラブルコンピュータ等であってもよい。
端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)1、チップセット2、メモリ3、フラッシュROM(Read Only Memory)4、ディスクコントローラ5、電源(電源マイコンを含む)7、グラフィックスコントローラ8、入出力コントローラ10、USB(Universal Serial Bus)ホストコントローラ12を有する。
ディスクコントローラ5には、ハードディスク6が接続されている。グラフィックスコントローラ8には、ディスプレイ9が接続されている。入出力コントローラ10には、キーボード11が接続されている。USBホストコントローラ12には、USBポート13を介してUSBデバイス14が接続されている。
チップセット2は、端末装置100の全体を制御する。チップセット2は、CPU1と接続されている。また、チップセット2は、バスBを介して、メモリ3、フラッシュROM4、ディスクコントローラ5、電源7、グラフィックスコントローラ8、入出力コントローラ10及びUSBホストコントローラ12と接続されている。更に、バスBには、例えばPCI Express又はPCI等の拡張スロット15が接続されている。
フラッシュROM4には、BIOS41が実装される。BIOS41は、電源7がオンされた起動時にPOST(自己診断テスト)を実行し、デバイスの初期化を行う。
フラッシュROM4にはNVRAM Variableと呼ばれる不揮発性の記録領域(以下、「Variable42」という。)が確保されている。Variable42は、外部からアクセスすることはできないため、Variable42に記録される情報のセキュリティは高い。Variable42には、デバイス毎に初期化すべきか否かの情報が保持された初期化リストを記録してもよい。
ディスクコントローラ5は、チップセット2を介してCPU1からの指示に従ってHDD6を制御し、種々のプログラムや種々のデータの入出力を実行する。HDD6には、OS61が実装される。また、HDD6にはデバイスの使用頻度を監視する監視アプリケーション(以下、「監視アプリ」という。)が格納されている。
グラフィックスコントローラ8は、チップセット2を介してCPU1からの指示に従ってディスプレイ9を制御し、種々の画面表示を実行する。入出力コントローラ10は、チップセット2を介してCPU1からの指示に従ってキーボード11を制御し、キーボード11からの入力を実行する。
USBホストコントローラ12は、チップセット2を介してCPU1からの指示に従ってUSBポート13を制御し、USBポート13に接続されたUSBデバイス14についての入出力を実行する。USBポート13には、例えばマウス、プリンタ、送受信装置等のUSBデバイス14が接続される。
端末装置100の電源7が投入されると、フラッシュROM4に格納されたBIOS41は、POSTを開始する。POSTには、デバイスの初期化が含まれる。図1の例では、端末装置100に接続され、初期化の対象となるデバイスは、USBデバイス14、キーボード11、ディスプレイ9、PCI Expressなどのバス・インターフェースに接続された内蔵デバイスである。端末装置100に接続され、初期化の対象となるデバイスの他の例としては、オーディオ(Audio)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wireless LAN)、タッチパネル(Touch Panel)、光ディスクドライブ(ODD)、指紋センサ等が挙げられる。
BIOS41は、POSTが完了すると、HDD6からOS61を読み出して、メモリ3上に常駐させ、OS61を起動する。
CPU1は、メモリ3上のアプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションプログラムは、例えば、CD−ROMやDVD等の記録媒体に格納され、記録媒体からCD−ROMドライブやDVDドライブ等を介してHDD6に入力され、HDD6からメモリ3にロードされる。例えば、CPU1は、HDD6に記憶されたデバイスの使用頻度を監視するための監視アプリ62をメモリ3にロードし、デバイス毎の使用頻度を監視する。
[装置の機能構成]
次に、一実施形態に係る端末装置100の機能構成の一例について、図2を参照しながら説明する。端末装置100は、BIOS処理部21、オン・オフ制御部22、OS処理部23、監視部24及び記憶部25を有する。オン・オフ制御部22は、BIOS処理部21の一機能である。監視部24は、OS処理部23の一機能である。
記憶部25は、使用頻度情報テーブル26、ルール設定テーブル27、初期化リスト28及びデバイス制御プログラム29を記憶する。
図3は、一実施形態に係る使用頻度情報テーブル26の一例を示す。使用頻度情報テーブル26は、デバイス毎の使用頻度情報を記憶する。図3では、使用頻度情報テーブル26は、デバイス26a毎のオン時間の割合26dを記憶する。オン時間の割合26dは、オン時間26bとオフ時間26cに記憶された時間の合計に対するオン時間の割合である。図3では、使用頻度情報テーブル26には、オーディオ(Audio)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wireless LAN)、タッチパネル(Touch Panel)、光ディスクドライブ(ODD)、指紋センサの各デバイス26aについて、デバイス毎にオン時間26b、オフ時間26c、オン時間の割合26dが記憶されている。
図2に戻り、監視部24は、デバイスの使用頻度を監視する。つまり、使用頻度情報テーブル26の各デバイスのオン時間26b、オフ時間26c及びオン時間の割合26dは、監視部24によって更新される。例えば、デバイスがオーディオの場合、監視部24は、オーディオがミュートの時間をオフ時間26cに加算し、音量出力時間をオン時間26bに加算する。
OS処理部23は、HDD61に記憶された監視アプリ62等のアプリケーションを実行する。OS処理部23は、例えばOS61により実現可能である。監視部24は、例えばOS61上にて監視アプリ62を起動させることにより実行可能である。
BIOS処理部21は、端末装置100起動時のPOST処理やOSを起動させるための処理を行う。BIOS処理部21は、例えばBIOS41により実現可能である。オン・オフ制御部22は、デバイス毎の使用頻度情報に基づき各デバイスの初期化を制御する。オン・オフ制御部22によりデバイスが初期化された場合、そのデバイスは有効化された状態になる。オン・オフ制御部22によりデバイスが初期化されなかった場合には、そのデバイスは無効化された状態になる。
具体的には、オン・オフ制御部22は、デバイス毎の使用頻度情報から有効化すべきかをデバイス毎に判定した初期化リスト28に基づき各デバイスの初期化を制御する。
初期化リスト28は、使用頻度情報テーブル26とルール設定テーブル27に設定された閾値に基づき作成される。オン・オフ制御部22は、次回の端末装置100の起動時に初期化リスト28を参照して、各デバイスが有効化すべきかを判断し、有効化すべきデバイスのみ初期化する。初期化されなかったデバイスは、無効になる。これにより、起動時に各デバイスの有効又は無効の切り替えが行われる。
図4は、一実施形態に係るルール設定テーブル27の一例を示す。図5は、一実施形態に係る初期化リスト28の一例を示す。ルール設定テーブル27は、デバイスの監視方法や閾値を保持する。図4の例では、ルール設定テーブル27は、デバイス27a、監視方法27b、閾値27c、ルール27dの各情報を有する。
図4の例では、デバイス27aがオーディオの場合、監視方法27bは音量であり、閾値27cは50%であり、ルール27dは「音量出力時間が起動時間の50%以上であれば初期化する」ことを示す。つまり、音量出力時間が起動時間の50%未満であればオーディオの使用頻度が低いと判定し、そのオーディオを初期化しない。
デバイス27aがLANの場合、監視方法27bはケーブル接続であり、閾値27cは50%であり、ルール27dは「接続時間が起動時間の50%以上であれば初期化する」ことを示す。つまり、接続時間が起動時間の50%未満であればLANの使用頻度が低いと判定し、そのオーディオを初期化しない。
また、例えば、デバイス27aがタッチパネルの場合、非操作時はサスペンド(休止)の状態に遷移する。この遷移時間について端末装置100がノートPCの場合には、タブレット型コンピュータと異なり使用頻度が低いため、サスペンドステートである時間が長い。そこでデバイス27aがタッチパネルの場合には、タッチパネルのデバイスステート(D0/D1/D2/D3)が監視され、監視部24は、D0であればアクティブステートと判断してオン時間に加算し、D1〜D3であればサスペンドステートと判断してオフ時間に加算してもよい。なお、デバイスステートは、ACPIの規定に遵守したものである。
例えば、デバイス27aが指紋センサの場合、監視部24は、D0であればアクティブステートであるため、オン時間に加算し、D1〜D3であればサスペンドステートであるため、オフ時間に加算してもよい。これにより、監視部24は、監視対象のステートがオン(アクティブ)またはそれに準じるものと、オフ(アイドル)またはそれに準じるもので区別して、オン時間及びオフ時間を監視し、記録する。なお、使用頻度の閾値27cは、ユーザがOS61上で動作する監視アプリ62から設定してもよい。
図5の例では、初期化リスト28は、使用頻度情報テーブル26及びルール設定テーブル27に基づき、デバイス毎に「初期化をする」また「初期化をしない」のいずれかが記憶される。例えば、デバイス26aがオーディオの場合、図3の使用頻度情報テーブル26を参照すると、オン時間の割合26dは「50%」である。図4のルール設定テーブル27を参照すると、デバイス27aがオーディオの場合、ルール27dには「音量出力時間が起動時間の50%以上であれば初期化する」が設定されている。
よって、例えば、オン・オフ制御部22は、デバイス26aがオーディオの場合のオン時間の割合26dに記憶された「50%」を、ルール27dの「音量出力時間が起動時間の50%以上であれば初期化する」に当て嵌める。
その結果、オン・オフ制御部22は、オーディオの使用頻度がルールを満たしていると判定し、デバイス28aがオーディオの、初期化リスト28の初期化情報28bに「初期化する」を記憶する。オン・オフ制御部22は、すべてのデバイスについて、使用頻度情報テーブル26に記憶された各デバイスの使用頻度(オン時間の割合26d)がルール27dを満足するか否かを判定する。そして、満足する場合には、オン・オフ制御部22は、使用頻度が高いため、そのデバイスを有効化すべきと判定し、初期化リスト28の初期化情報28bに「初期化する」を記憶する。また、オン・オフ制御部22は、各デバイスの使用頻度がルール27dを満足しない場合には、初期化リスト28の初期化情報28bに「初期化しない」を記憶する。
これにより、次の起動時に、オン・オフ制御部22は、初期化リスト28に応じて有効化すべきデバイスのみ初期化処理を実行する。これにより、不要なデバイスの初期化をスキップでき、起動時のBIOS41の処理終了までの時間を短くすることができる。また、起動時に初期化しないデバイスを増やすことによって、初期化されなかったデバイスを無効化することで消費電力を下げることができる。
また、各デバイスの使用頻度に基づき初期化するか否かを決定することで、ユーザによる使用頻度が低いデバイスについてはユーザが意識することなく自動で無効にできる。なお、初期化リスト28の初期化情報28bの設定は、監視部24が、ユーザのデバイスの復帰要求に応じてOS61上の監視アプリ62を用いて行うことができる。
ただし、使用頻度は低いが、起動時等に必ず必要な機能を実行するデバイスについては、ルール設定テーブル27に設定された閾値27cを下げることで、初期化されずに無効化され、デバイスへ電源が供給されないことを回避できる。
つまり、ルール設定テーブル27の閾値27cをデバイス毎に設定することで、各デバイスの有効化及び無効化を閾値の高低で制御することができる。例えば、使用頻度は低いが動作上必要なデバイスに対してはルール設定テーブル27の閾値27cを低く設定することでそのデバイスの無効化を回避できる。例えば、ログインのときだけに使用される指紋センサは、使用頻度は低いが動作上必要なデバイスである。この場合、閾値27cを低く設定することで、指紋センサが初期化の対象とならずに無効化されることを防止できる。
なお、使用頻度情報テーブル26、ルール設定テーブル27及び初期化リスト28に記憶された各情報は、メモリ3又はHDD6に記憶されてもよい。ルール設定テーブル27及び初期化リスト28に記憶された各情報は、ネットワークを介して端末装置100に接続されるクラウド上のサーバ等に格納され得る。初期化リスト28は、Variable42に記憶されてもよい。
[使用状況監視処理]
次に、本実施形態に係る使用状況監視処理の一例について図6を参照して説明する。図6は、一実施形態に係る使用状況監視処理の一例を示したフローチャートである。本処理は、本処理は、監視部24が監視アプリ62を動作させて実行する。
本処理が開始されると、監視部24は、ルール設定テーブル27の監視方法27bに基づき、各デバイスのステート等の使用状況を確認する(ステップS30)。次に、監視部24は、デバイスがオン時間であるかオフ時間であるかを判定する(ステップS32)。具体的には、監視部24は、デバイスがオン(アクティブ)又はそれに準じる状態である場合、オン時間と判定し、デバイスがオフ(アイドル)又はそれに準じる状態である場合、オフ時間と判定する。
監視部24は、デバイスがオン時間であると判定した場合、使用頻度情報テーブル26のオン時間26bにそのデバイスのオンしている時間を加算する(ステップS34)。他方、監視部24は、監視対象のデバイスがオフ時間であると判定した場合、使用頻度情報テーブル26のオフ時間26cにそのデバイスのオフしている時間を加算する(ステップS36)。
次に、監視部24は、一定時間が経過したかを判定し(ステップS38)、一定時間が経過したら、ステップS30に戻り、ステップS30以降の処理を実行する。監視部24は、OS61にシャットダウン命令が出されるまで、ステップS30〜S38の処理を繰り返し、各デバイスの監視を続ける。
[起動/シャットダウン処理]
次に、本実施形態に係る起動からシャットダウンまでの処理の一例について図7を参照して説明する。図7は、一実施形態に係る端末装置100の起動からシャットダウンまでの処理の一例を示したフローチャートである。本処理は、オン・オフ制御部22を含むBIOS処理部21及び監視部24を含むOS処理部23により実行される。
電源7がオンされると(ステップS10)、BIOS処理部21は、POST(自己診断テスト)を開始する(ステップS12)。具体的には、BIOS処理部21は、POSTにおいて、メモリの初期化、ボード上の各種コントローラのコンフィグレーションを実行し、デバイスの検出、初期化及び設定を行う(ステップS14)。このとき、デバイスの初期化は、オン・オフ制御部22によって実行される。
オン・オフ制御部22がデバイスを初期化すると、そのデバイスは有効化される。つまり、起動時にデバイスが初期化されると、OS61がデバイスにアクセスするためのメモリの領域やその他の必要なリソースがデバイスに割り当てられた状態、つまり、そのデバイスは有効化された状態となる。言い換えれば、起動時にデバイスが初期化されないと、そのデバイスを使用する準備が整っていないため、そのデバイスは無効化された状態となる。
端末装置100に搭載されたデバイスの初期化後、BIOS処理部21は、OS61を起動するための各種処理を行い(ステップS16)、これにより、HDD6にインストールされているOS61が起動される(ステップS18)。
OS61が起動されると、OS処理部23は、監視アプリ62を起動する(ステップS20)。これにより、監視部24が動作可能な状態になる。監視部24は、各デバイスの使用状況を監視し、随時、デバイス毎の使用頻度情報を使用頻度情報テーブル26に記録する(ステップS22)。デバイスの使用頻度情報の一例としては、デバイスのオン時間、オフ時間、デバイスの動作回数や、デバイスのアクティブステート(例えばD0)の時間、デバイスの非アクティブステート(例えばD2〜D4)の時間が挙げられる。
シャットダウンが指示されると(ステップS24)、オン・オフ制御部22は、使用頻度情報テーブル26に記憶されたデバイス26a毎のオン時間26b及びオフ時間26cに基づきオン時間の割合26dを算出する。例えば、OS起動からシャットダウンまでが1時間だったとき、LANの接続時間が20分であれば1時間に対するオン時間の割合は33%と算出される。この場合、オン・オフ制御部22は、図4に示すルール設定テーブル27のルール27dに基づき、LANを初期化しないと判定し、図5の初期化リスト28のデバイス28aが「LAN」に対応する初期化情報28bに「初期化しない」の情報を記憶する。
図7に戻り、監視部24は、シャットダウン時には、初期化リスト28をVariable42(フラッシュROM4内の特定の領域に設定された不揮発な領域)に記憶した後(ステップS26)、電源がオフされる(ステップS28)。
Variable42に格納された初期化リスト28は、次の起動時にPOST時にオン・オフ制御部22により参照される。
このようにVariable42に書き込む初期化リスト28は、使用頻度情報テーブル26やルール設定テーブル27から抽出された情報のみを持つ、簡易化されたリストであってもよい。これはVariable42の領域が限られているほか、BIOS41でのデバイスの初期化の判定には閾値や監視方法といった情報は不要であることによる。このVariable42へのアクセスは、OS61が標準で保持しているアクセス用関数を使用してもよいし、より安全に行うためにBIOS通信用インタフェース経由で行ってもよい。
[デバイスの初期化処理]
図7のステップS14において実行されるデバイスの初期化処理の詳細について、図8を参照して説明する。デバイスの初期化処理は、BIOSの処理においてオン・オフ制御部22により実行される。電源7がオンされ、POSTが開始されると(ステップS12)、オン・オフ制御部22は、前回のシャットダウン時に、Variable42に保存された初期化リスト28を読み込む(ステップS100)。
次に、オン・オフ制御部22は、初期化リスト28に記憶されているデバイスが端末装置100に搭載されているかを判定する(ステップS102)。オン・オフ制御部22は、初期化リスト28に記憶されているデバイスが搭載されていないと判定した場合、ステップS108に進む。
一方、オン・オフ制御部22は、初期化リスト28に記憶されているデバイスが搭載されていると判定した場合、デバイスを初期化するか否かを判定する(ステップS104)。
オン・オフ制御部22は、初期化リスト28の該当デバイス28aに対応する初期化情報28bを参照して、デバイスを初期化すると判定した場合、該当デバイスの初期化処理を実行し(ステップS106)、ステップS108に進む。
ステップS104において、オン・オフ制御部22は、初期化リスト28を参照して、デバイスを初期化しないと判定した場合、該当デバイスの初期化処理をスキップし(ステップS107)、ステップS108に進む。
ステップS108において、オン・オフ制御部22は、初期化リスト28に記憶されたデバイスのうち、判定していないデバイスがあるかを判定する。オン・オフ制御部22は、判定していないデバイスがあると判定した場合、ステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を繰り返す。これを初期化リスト28に記憶されたすべてのデバイスについて実行する。ステップS108において、オン・オフ制御部22が、判定していないデバイスはないと判定すると、OS起動処理を行う(ステップS18)。
[割り込み発行によるデバイスの初期化処理]
本実施形態に係る端末装置100では、上記に説明した起動時のデバイスの初期化以外に、ユーザのデバイスの復帰要求に応じてユーザが求めるデバイスの初期化を行うことができる。これは、例えば、図9に示すように、OS61上で起動する監視アプリ62によるSMI(割り込み)の発行によって行われる。
例えば、ユーザが無効化されているオーディオの復帰を要求する場合、監視部24は、ユーザによるデバイス復帰要求の入力操作を受け付け(ステップS40)、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)経由でSMI(System management interrupts)を発行し、OS61に出力する(ステップS42)。
OS61は、SMIからデバイスを初期化するためのBIOS制御関数の呼び出しを実行する(ステップS44)。BIOS41は、BIOS制御関数の呼び出しに応じて、ユーザが復帰させたい特定のデバイスの初期化処理を実行する(ステップS46)。
BIOS41は、特定のデバイスの初期化に成功したか否かを判定する(ステップS48)。成功しなかった場合、エラーを表示し(ステップS50)、本処理を終了する。
一方、成功した場合、デバイスの有効又は無効の切り替えが完了したことを表示し(ステップS52)、本処理を終了する。なお、デバイスの有効又は無効の切り替えについては、ユーザによるユーティリティを使った復帰操作に応じてデバイスの電源をオンすることで実際の切り替えが可能とする。
[変形例]
変形例として、図10に示すシステムについて簡単に説明する。図10は、一実施形態に係るシステムの全体構成の一例を示す。システムは、端末装置100とサーバ200とを有する。
本実施形態に係るシステムでは、端末装置100は、図1に示した各機能に加えてネットワークコントローラ16の機能を有する。ネットワークコントローラ16は、ネットワークを介してサーバ200に接続されている。
上記実施形態に係る端末装置100にて、HDD6に格納されていたルール設定テーブル27及び初期化リスト28は、本変形例ではサーバ200に格納され、サーバ200にて管理される。端末装置100は、サーバ200からルール設定テーブル27及び初期化リスト28をダウンロードし、HDD6内に格納する。つまり、本変形例では、ルール設定テーブル27及び初期化リスト28に記憶された各情報をサーバ200経由で入手することができる。なお、使用頻度情報テーブル26を使用した端末装置100によるデバイスの初期化制御については、上述した通りであるので、ここでは説明を省略する。
以上に説明したように、本実施形態に係る端末装置100及びデバイス制御方法によれば、使用頻度に応じて初期化するデバイスを制限することで、デバイスの初期化処理を短縮することができる。これにより、すべてのデバイスを初期化するよりも起動時のBIOS41の処理終了までの時間を短くすることができる。また、使用頻度が低いデバイスを初期化しないことにより、使用頻度が低いデバイスには電源が供給されないため、省電力を図ることができる。また、本実施形態に係る端末装置100及びデバイス制御方法によれば、ユーザがそのデバイスを手動で初期化する必要がないため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、デバイス毎の使用頻度に応じて設定された初期化リスト28を不揮発性メモリであるVariable42に格納することで、端末装置100がシャットダウンされ、次に端末装置100が起動されたときに実行されるBIOS処理おいて、初期化リスト28を用いてデバイス毎に初期化すべきか否かの判定を行うことができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
所定のデバイスと接続される端末装置であって、
前記デバイスの使用頻度を監視する監視部と、
前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する制御部と、
を有する端末装置。
(付記2)
前記端末装置のシャットダウン時に、前記監視部は、前記記憶部に記憶したデバイス毎の使用頻度情報からデバイス毎の初期化の有無を示す初期化リストを更新し、
前記制御部は、シャットダウン後の次の前記端末装置の起動時に、更新した前記初期化リストを使用して有効化すべきとしたデバイスを初期化する、
付記1に記載の端末装置。
(付記3)
前記監視部は、前記有効化されていないデバイスの復帰要求を受け付け、
前記制御部は、前記復帰要求を受け付けたデバイスを初期化する、
付記1又は2に記載の端末装置。
(付記4)
端末装置のデバイスの使用頻度を監視する処理と、
前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する処理と、
をコンピュータに実行させるためのデバイス制御プログラム。
(付記5)
前記端末装置のシャットダウン時に、前記記憶部に記憶したデバイス毎の使用頻度情報からデバイス毎の初期化の有無を示す初期化リストを更新し、
シャットダウン後の次の前記端末装置の起動時に、更新した前記初期化リストを使用して有効化すべきとしたデバイスを初期化する、
付記4に記載のデバイス制御プログラム。
(付記6)
前記有効化されていないデバイスの復帰要求を受け付け、
前記復帰要求を受け付けたデバイスを初期化する、
付記4又は5に記載のデバイス制御プログラム。
1 CPU
2 チップセット
3 メモリ
4 フラッシュROM
5 ディスクコントローラ
6 ハードディスク
7 電源
8 グラフィックスコントローラ
9 ディスプレイ
10 入出力コントローラ
11 キーボード
12 USBホストコントローラ
13 USBポート
14 USBデバイス
15 拡張スロット
16 ネットワークコントローラ
21 BIOS処理部
22 オン・オフ制御部
23 OS処理部
24 監視部
25 記憶部
26 使用頻度情報テーブル
27 ルール設定テーブル
28 初期化リスト
29 デバイス制御プログラム
41 BIOS
42 BIOSのVariable領域
61 OS
62 監視アプリ
100 端末装置
200 サーバ

Claims (4)

  1. 所定のデバイスと接続される端末装置であって、
    前記デバイスの使用頻度を監視する監視部と、
    前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する制御部と、
    を有する端末装置。
  2. 前記端末装置のシャットダウン時に、前記監視部は、前記記憶部に記憶したデバイス毎の使用頻度情報からデバイス毎の初期化の有無を示す初期化リストを更新し、
    前記制御部は、シャットダウン後の次の前記端末装置の起動時に、更新した前記初期化リストを使用して有効化すべきとしたデバイスを初期化する、
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記監視部は、前記有効化されていないデバイスの復帰要求を受け付け、
    前記制御部は、前記復帰要求を受け付けたデバイスを初期化する、
    請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 端末装置のデバイスの使用頻度を監視する処理と、
    前記端末装置の起動時に、前記監視したデバイス毎の使用頻度を示す使用頻度情報を記憶する記憶部を参照して、前記使用頻度情報から有効化すべきとしたデバイスを初期化する処理と、
    をコンピュータに実行させるためのデバイス制御プログラム。
JP2016244595A 2016-12-16 2016-12-16 端末装置及びデバイス制御プログラム Pending JP2018097799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244595A JP2018097799A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 端末装置及びデバイス制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016244595A JP2018097799A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 端末装置及びデバイス制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018097799A true JP2018097799A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62632296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016244595A Pending JP2018097799A (ja) 2016-12-16 2016-12-16 端末装置及びデバイス制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018097799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144565A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び起動シーケンス生成プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08221160A (ja) * 1995-02-17 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp バッテリ駆動携帯情報機器
JP2002091783A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2004164545A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピューターシステムのアプリケーションの即時ブート、切り換えのシステムと方法
JP2006171297A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Canon Inc 複合型画像処理装置
JP2006252329A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toshiba Corp 情報処理装置および起動制御方法
JP2012234539A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Lenovo Singapore Pte Ltd ブート・パフォーマンスを向上させたシステム及び方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08221160A (ja) * 1995-02-17 1996-08-30 Mitsubishi Electric Corp バッテリ駆動携帯情報機器
JP2002091783A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2004164545A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Shinki Kagi Kofun Yugenkoshi コンピューターシステムのアプリケーションの即時ブート、切り換えのシステムと方法
JP2006171297A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Canon Inc 複合型画像処理装置
JP2006252329A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toshiba Corp 情報処理装置および起動制御方法
JP2012234539A (ja) * 2011-04-29 2012-11-29 Lenovo Singapore Pte Ltd ブート・パフォーマンスを向上させたシステム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020144565A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び起動シーケンス生成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9501291B2 (en) Method and system for providing hybrid-shutdown and fast startup processes
CN105929925B (zh) 电子装置以及用于在电子装置中管理功率的方法
US7822964B2 (en) Booting apparatus for booting a computer and method therefor and computer with a booting apparatus
US20080288766A1 (en) Information processing apparatus and method for abortting legacy emulation process
US20140149644A1 (en) Electronic apparatus, method of updating firmware, and computer-readable recording medium
KR20120083130A (ko) 컴퓨터시스템 및 그 프로그램 업데이트 방법
US20160378509A1 (en) Systems and methods for reducing bios reboots
TWI707274B (zh) 用於更新系統之rom編碼之電腦實施方法、電腦系統以及電腦可讀取媒體
CN107135462B (zh) Uefi固件的蓝牙配对方法及其计算系统
CN113703799A (zh) 计算设备及其bios更新方法和介质
US20060031716A1 (en) Method of providing a real time solution to error occurred when computer is turned on
US9411602B2 (en) Techniques for booting an information processing system
US20050223209A1 (en) Apparatus for fast booting computer and method for the same
US11467849B2 (en) Systems and methods for collecting deep operating system (OS) telemetry
US20070214345A1 (en) System and method for porting an operating system
EP2418560A2 (en) Computer and power control method thereof
US11340882B2 (en) Systems and methods for enforcing update policies while applying updates from bootable image file
JP2018097799A (ja) 端末装置及びデバイス制御プログラム
EP2653965A2 (en) Electronic apparatus, method of controlling the same, and computer-readable recording medium
JP2013101710A (ja) 情報処理装置及び起動制御方法
US20230030973A1 (en) Change of firmware settings
JP2022136411A (ja) 情報処理装置、及び制御方法
US11023217B2 (en) Systems and methods for support of selective processor microcode updates
KR20220013746A (ko) 운영체제 원격 자동 설치를 위한 컴퓨터 시스템 및 방법
CN113646745A (zh) 禁用软件持久性

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180706

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180717

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190325

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190531

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210119