JP2006171297A - 複合型画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 稼動履歴をプリンター・スキャナー・FAX・コピー毎に記録し、スリープ中にユーザー自身がスリープから復帰させた時、使用頻度に応じて、プリンター部・スキャナー部等の必要部分のみを起動することで、電力制御をよりきめ細かく行うことが可能となり、消費電力の削減が可能となる。
【解決手段】 複数種類のデバイスを有し、前記複数種類のデバイスを動作させることで、複数の画像処理機能を有する複合型画像処理装置において、現在時刻を取得する計時手段と、前記計時手段を用いて一定時間ごとに各機能の稼動履歴を記録する稼動履歴記録手段と、機能ごとに前記複数種類のデバイスを関連付けるデバイス関連付け手段と、各デバイスのスリープ状態を判断するスリープ判断手段を持ち、スリープ中にユーザーが復帰させた場合に、前記稼動履歴記録手段により記録された稼動履歴に基づき、復帰させるデバイスを決定することを特徴とする複合型画像処理装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明はネットワークスキャンやPDLプリントが可能なデジタル複写機等を含む複合型画像処理装置に関する。
従来から、プリンター・FAX・スキャナー等、複数種類のデバイスを有し、コピー・データ配信・FAX等、複数種類の機能を有する複合型画像処理装置において、一定時間使用されないデバイスについては、給電を停止、あるいは消費電力の少ない状態(スリープ)へ移行することで、省エネ制御を行っている。より消費電力を抑えると共に、ユーザーの利便性を向上させるために、使用履歴に基づいて、スリープへ移行するまでの時間や、スリープから復帰するまでの時間を決定したり、FAX機能の中でも、受信機能と送信機能で使用されるデバイスが異なることから、機能ごとにスリープ制御が行われたりしている(例えば特許文献1)。
具体的には、装置の使用が終了したときから次に使用が開始されるまでの時間間隔のデータを蓄積することで、装置の使用間隔を予測し、これに基づいてスリープへ移行した場合の消費電力と移行しない場合の消費電力の予測結果に基づき、スリープへ移行するかどうかを決定する。また、使用履歴に基づき、スリープ時間を決定することで、ユーザーが使いたい時にはスリープから復帰しているような制御をすることで、ユーザービリティを確保している。
特開2003−345469号公報
しかし、デバイスの使用間隔のデータの蓄積量が増え、スリープ移行、及び復帰制御精度が向上したとしても、スリープ中にユーザーがジョブを割り込ませ、スリープを復帰させる機会は残る。この時、例えば、スリープ中に、ユーザーがスキャナーを用いたデータ配信を行う際、例えば操作部にあるスリープ復帰ボタンを押し、スキャナーを操作することでスキャナーデバイスが立ち上がるが、同時に、この場合には不要なプリンターも立ち上がってしまい、消費電力の増大につながる。不要なデバイスがスリープから復帰することを防ぐ必要がある。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので省エネルギー制御を可能にする複合型画像処理装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明では前記課題を解決するために、複数種類のデバイスを有し、前記複数種類のデバイスを動作させることで、複数の画像処理機能を有する複合型画像処理装置において、現在時刻を取得する計時手段と、前記計時手段を用いて一定時間ごとに各機能の稼動履歴を記録する稼動履歴記録手段と、機能ごとに前記複数種類のデバイスを関連付けるデバイス関連付け手段と、各デバイスのスリープ状態を判断するスリープ判断手段を持ち、スリープ中にユーザーが復帰させた場合に、前記稼動履歴記録手段により記録された稼動履歴に基づき、復帰させるデバイスを決定することを特徴とする省エネルギー制御方法を備えた複合型画像処理装置を提案する。
本発明の手法により、複数種類のデバイスを有し、前記複数種類のデバイスを動作させることで、複数の画像処理機能を有する複合型画像処理装置において、現在時刻を取得する計時手段と、前記計時手段を用いて一定時間ごとに各機能の稼動履歴を記録する稼動履歴記録手段と、機能ごとに前記複数種類のデバイスを関連付けるデバイス関連付け手段と、各デバイスのスリープ状態を判断するスリープ判断手段を持ち、スリープ中にユーザーが復帰させた場合に、前記稼動履歴記録手段により記録された稼動履歴に基づき、復帰させるデバイスを決定することを特徴とする複合型画像処理装置より、不要なデバイスがスリープから復帰することを防ぐことで、省エネルギー制御を可能にした。
以下で本発明の実施例について説明する。
[システム全体]
本発明のネットワークシステム全体の構成図を図1に示す。
1050は本発明の装置で、後述するPDLコントローラーユニットから構成され、ローカルエリアネットワーク1010(以下LAN)からPDLデータを受け取り、処理した後、ラスターデータとして再びLANに流し、これを複合機1001やプリンター1040がLANを通して受信し、プリント出力する。
また、複合機1001は、スキャナーから読んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(1030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンターによりプリントアウトしたりできる。
1002は、データベースサーバーで、複合機1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003は、データベースサーバー1002のデータベースクライアントで、データベース1002に保存されている画像データを閲覧/検索等できる。1004は、電子メールサーバーで、複合機1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は、電子メールのクライアントで、電子メールサーバー1004の受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したり、可能である。
1006がHTML文書をLANに提供するWWWサーバーで、本発明の装置1050においてPDL処理をした後、複合機1001やプリンター1040により、WWWサーバーで提供されるHTML文書をプリントアウトできる。1007は、ルータでLAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネットに、前述したデータベースサーバー(1002)、WWWサーバー(1006)、電子メールサーバー(1004)、複合機(1001)と同様の装置が、それぞれ1020、1021、1022、1023として連結している。
[ハードウェア]
(コントローラー構成)
全体構成図を図2に示す。
Printer Controller Unit 2020は、画像入力デバイスであるスキャナー2034や画像出力デバイスであるプリンター2035と接続し、一方では、LAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、が像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラーである。CPU2021はシステム全体を制御するコントローラーである。RAM2022はCPU2021が動作する為のシステムワークメモリーであり、画像データを一時記憶する為の画像メモリーでもある。また、ROM2023はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2024はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。
CPU2021はJBIG部2032を内蔵しており、RAM2022に展開された画像データを入力として、算術符号化である画像のJBIG圧縮を行い、コードデータをRAM2022に書き込むことができる。RAM2022に書き込まれたコードデータはCPU2021内蔵のDMA回路により、HDD2024に転送され画像の格納が行われる。
また、HDD2024に格納されているJBIGコードデータはCPU2021内蔵のDMA回路によりRAM2022に展開され、展開された画像データを入力としてJBIG部2032で画像のJBIG伸張を行い、伸張されたラスターデータをRAM2022に書き込むことができる。また、ソフトウェアによりPDL処理を行うことが可能で、ディスプレイリストの作成やレンダリング処理を行う。
操作部I/F2026は操作部(UI)2031とインターフェース部で、操作部2031に表示する画像データを操作部2031に対して出力する。また、操作部2031から本システム使用者が入力した情報を、CPU2021に伝える役割をする。Network2038はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2029は公衆回線2013に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2027上に配置される。
Image Bus I/F2025はシステムバス2027と画像データを高速で転送する画像バス2028を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2028は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。デバイスI/F部2033は、画像入出力デバイスであるスキャナー2036やプリンター2037とコントローラー2020を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナー画像処理部2034は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンター画像処理部2035は、プリント出力画像データに対して、プリンターの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。
(画像入出力部)
画像入出力デバイスを図3に示す。
画像入力デバイスであるスキャナー部2036は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラーCPU2001がスキャナー2070に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンターデバイスであるプリンター部2037は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
プリント動作の起動は、コントローラーCPU2021からの指示によって開始する。プリンター部2037には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101・2102・2103・2104がある。また、排紙トレイ2105は印字し終わった用紙を受けるものである。
(操作部)
操作部2026の構成を図4に示す。
LCD表示部2010は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラーCPU2021に伝える。スタートキー2111は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2111中央部には、緑と赤の2色LED2115があり、その色によってスタートキー2011が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2112は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2113は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2114は操作部からの設定を初期化する時に用いる。また、スリープON/OFFキー2115は、ユーザーが任意にスリープモードへ移行、あるいはスリープモードから復帰させる時に用いる。
(スキャナー画像処理部)
スキャナー画像処理部2034の構成を図5に示す。
フィルタ処理部2116は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2117は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。
変倍処理部2118は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル2119は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換する為に、行うテーブル変換である。2値化2120は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
(プリンター画像処理部)
プリンター画像処理部2035の構成を図6に示す。
解像度変換部2121は、Network2011あるいは公衆回線2051から来た画像データを、プリンター2037の解像度に変換する為の解像度変換を行う。スムージング処理部2122は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
(画像回転部)
画像回転部2030の構成を図7に示す。
画像バスI/Fコントローラー2123は、画像バス2028と接続し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2124にモード等を設定する制御及び、画像回転部2124に画像データを転送する為のタイミング制御を行う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
画像バス2008を介して、CPU2021から画像バスI/Fコントローラー2123に画像回転制御の為の設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラー2123は画像回転部2124に対して画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2021から画像バスI/Fコントローラー2123に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラー2123はRAM2022もしくは画像バス2028上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
尚、ここでは32bitをそのサイズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス2028上に画像データを転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。
上述のように、32×32(bit)の画像を得る為には、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある(図8参照)。
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2125に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bitの画像データを、図9のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
32×32(bit)の画像回転(RAM2125への書き込み)が完了した後、画像回転部2124はRAM2125から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラー2123に画像を転送する。
回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラー2031は、連続アドレッシングを以て、RAM2022もしくは画像バス2028上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、CPU2021からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
(デバイスI/F部)
デバイスI/F部2033の構成を図10に示す。
画像バスI/Fコントローラー2126は、画像バス2028と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2033内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、画像切換え部への制御信号を発生させる。スキャンバッファー2128は、画像切換え部から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2028に同期させて画像データを出力する。
シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2127は、スキャンバッファー2128に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2028に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2127は、画像バス2028から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファー2130に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファー2130は、画像バス2028から送られてくる画像データを一時保存し、画像切換え部からの転送要求に応じて画像データを出力する。
画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
スキャナー2036から送られてくる画像データをスキャナー2036から送られてくるタイミング信号に同期させて、画像切換え部に送る。画像切換え部ではスキャナー2036から受け取った画像をCPU2021からの設定に応じて選択された転送先へ画像を送る。通常はスキャナー2036から受け取った画像はスキャナー画像処理部2034へ送られ、所定の画像処理を行った後、画像切換え部を介してスキャンバッファー2128に保存される。
そして、画像バス2028がPCIバスの場合には、バッファー内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファーからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2127に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラー2126を通して画像バス2028上に転送する。
また、画像バス2028がIEEE1394の場合には、バッファー内の画像データを先入れ先出しで、バッファーからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2129に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラー2126を通して画像バス2028上に転送する。
画像プリント時の処理手順を以下に示す。画像バス2028がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラーで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2129に送り、プリンター2037の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファー2130に保存する。
また、画像バス2028がIEEE1394の場合には、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラーで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2129に送り、プリンター2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファー2025に保存する。画像データはプリントバッファー2025から画像切換え部2026を介してプリンター画像処理部2037に送られる。
そして所定の画像処理を行った後、画像切換え部を介し、プリンター2037から送られてくるタイミング信号に同期させて、バッファー内の画像データを先入れ先出しで、プリンター2037に送る。
[ソフトウェア]
(ソフトウェアブロック全体構成)
図11は、複合機1001のソフトウェアブロック図である。
2201はUI即ちユーザーインターフェースを司るものであり、オペレーターが本複合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。本モジュールは、オペレーターの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
2202はAddress−Book即ちデータの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。Address−Bookの内容は、UI2201からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレーターの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用されるものである。
2203はWeb−Serverモジュールであり、図外のWebクライアントからの要求により、本複合機の管理情報を通知する為に使用される。管理情報は、後述のControl−API2218を介して読み取られ、後述のHTTP2212、TCP/IP2216、Network−Driver2217を介してWebクライアントに通知される。
2204はUniversal−Send即ち、データの配信を司るモジュールであり、UI2201によりオペレーターに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレーターにより、本機器のスキャナー機能を使用し配布データの生成が指示された場合は、後述のControl−API2218を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
2205はUniversal−Send2204内で出力先にプリンターが指定された際に実行されるモジュールである。
2206はUniversal−Send2204内で通信先にE−mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。
2207はUniversal−Send2204内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。
2208はUniversal−Send2204内で出力先に本機器と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュールである。
2209はRemote−Copy−Scanモジュールであり、本複合機のスキャナー機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。
2210はRemote−Copy−Printモジュールであり、本複合機のプリンター機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。
2211はWeb−Pull−Print即ちインターネットまたはイントラネット上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。
2212は本複合機がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/IP2216モジュールにより前述のWeb−Server2203、Web−Pull−Print2211モジュールに通信を提供するものである。
2213はlprモジュールであり、後述のTCP/IP2216モジュールにより前述のUniversal−Send2204内のプリンターモジュール2205に通信を提供するものである。
2214はSMTPモジュールであり、後述のTCP/IP2216モジュールにより前述のUniversal−Send2204内のE−mailモジュール2206に通信を提供するものである。
2215はSLM即ちSalutation−Managerモジュールであり、後述のTCP/IP2216モジュールにより前述のUniversal−Send2204内のデータベースモジュール2217、DPモジュール2218、及びRemote−Copy−Scan2209モジュール、Remote−Copy−Print2210モジュールに通信を提供するものである。
2216はTCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに後述のNetwork−Driverによりネットワーク通信を提供するものである。
2217はネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。
2218はControl−APIであり、Universal−Send2204等の上流モジュールに対し、後述のJOB Manager2219等の下流モジュールとのインターフェースを提供するものであり、上流、及び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。
2219はJOB Managerであり、前述の各種モジュールよりControll−API2218を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュールは、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理するものであり、本発明の請求項の記述にあるようなJOBが競合するかどうかの判断する手段を行う。
2220はCODEC−Managerであり、JOB Manager2219が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。2221はFBE−Encoderであり、JOB Manager2219、Scan Manager2224により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するものである。
2222はJPEG−CODECであり、JOB Manager2219、Scan Manager2224により実行されるスキャン処理、及びPrint Manager2226により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。
2223はMMR−CODECであり、JOB Manager2219、Scan Manager2224により実行されるスキャン処理、及びPrint Manager2226により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
2224はScan Managerであり、JOB Manager2219が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。
2225はSCSIドライバであり、Scan Manager2224と本複合機が内部的に接続しているスキャナー部との通信を行うものである。
2226はPrint Managerであり、JOB Manager2219が指示する印刷処理を管理・制御するものである。
2227はEngine−I/Fドライバであり、Print Manager2226と印刷部とのI/Fを提供するものである。
2228はパラレルポートドライバであり、Web−Pull−Print2211がパラレルポートを介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供するものである。
(アプリケーション)
以下、本発明の組み込みアプリケーションの実施の形態について図面を用いて説明する。
図12は、本発明の配信に関する組み込みアプリケーションブロックを表すものである。
4050は、前記3000で説明した本発明の操作部アプリケーションを示すブロックである。
4100は、リモートコピーアプリケーションの送信側を示すブロック図である。
4150は、同報配信の送信側を示すブロック図である。
4200は、Web Pull Printモジュールを示すブロック図である。
4250は、Web Serverモジュールを示すブロック図である。
4300は、リモートコピーの受信側(プリント側)を示すブロック図である。
4350は、同報配信で送信されてきたイメージを汎用のプリンターで受信・プリントするブロック図である。
4400は、リモートプリントの受信側(プリント側)を示すブロック図である。
4450は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のNotes Serverで受信・格納するブロック図である。
4500は、同報配信で送信されてきたイメージを2値のイメージを受信・格納するブロック図である。
4550は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のMail Serverで受信・格納するブロック図である。
4600は、同報配信で送信されてきたイメージを多値のイメージを受信・格納するブロック図である。
4650は、情報コンテンツを含んだ、公知のWeb Serverを示す図である。
4700は、本発明のWeb Serverなどにアクセスする公知のWeb Browserを示す図である。
以下、それぞれのブロックに照らし合わせながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
(User Interface アプリケーション)
4050ブロックに示したUser Interface(以下、UI)の詳細は、前記したとおりであるが、ここでは、4051のAddress Bookについて説明する。このAddress Bookは、本発明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリーやハードディスクなど)に保存されており、この中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載されている。例えば、以下に列挙するようなものが含まれている。
機器の正式名やエイリアス名
機器のネットワークアドレス
機器の処理可能なネットワークプロトコル
機器の処理可能なドキュメントフォーマット
機器の処理可能な圧縮タイプ
機器の処理可能なイメージ解像度
プリンター機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報
サーバー(コンピューター)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名
以下に説明する各アプリケーションは、上記Address Book4051に記載された情報により配信先の特徴を判別することが可能となる。
また、このAddress Bookは、編集可能であると共に、ネットワーク内のサーバーコンピューターなどに保存されているものをダウンロードして使用する、または、直接参照することも可能である。
(リモートコピーアプリケーション)
リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報を前記Address Book4051より判別し、それに従い、スキャナーにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリンター機器に送信する。SLM4103とは、詳細には説明しないが、公知のSalutation Manager(または、Smart Link Manager)と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロトコルの一種である。
(同報配信アプリケーション)
同報配信アプリケーションは、前記リモートコピーアプリケーションと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信する事が可能である。また、配信先もプリンター機器にとどまらず、いわゆるサーバーコンピューターにも直接配信可能である。
以下、配信先に従って純に説明する。
配信先の機器が公知のネットワークプリンタープロトコルであるLPD(Line Printer Daemon)、プリンター制御コマンドとして公知のLIPSを処理可能だとAddress Book4051より判別した場合、同様にAddress Book4051より判別した画像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は、本実施例では、公知のFBE(First Binary Encoding)を用いて圧縮し、さらにLIPSコード化して、公知のネットワークプリンタープロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
配信先の機器が前記SLMで通信可能で、サーバー機器の場合、Address Book4051より、サーバードレス、サーバー内のフォルダの指定を判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキャナーにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
また、本実施例の機器では、相手機器であるサーバーが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能だと判別した場合、前記の2値画像と同様に多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知のJFIF化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
配信先の機器が公知のE−Mailサーバーである場合、Address Book4051に記載され為ルアドレスを判別し、スキャナーにより読み取った画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)4153を使用して、E−Mailサーバーに送信する。その後の配信は、Mail Server4550に従って実行される。
(Web Pull Print アプリケーション)
Web Pull Printアプリケーションは、本実施例と直接関係しないので、説明は省略する。
(Web Server アプリケーション)
Web Serverアプリケーションは、本実施例と直接関係しないので、説明は省略する。
(Device Information Service (DIS))
コントローラー内でジョブに対する設定値、デバイス(スキャナー、プリンターなど)の機能、ステータス、課金情報等をControl APIに準拠したデータ形態で保持するデータベースと、そのデータベースとのI/FをDevice Information Service(以下、DISと呼称する)として定義している。図13にDIS 5102とJOB Manager 5101、及びScan、Printの各Document Manager5103、5104とのやり取りを示す。
基本的に、JOBの開始命令など動的な情報はJOB Manager 5101から各Document Managerに直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容など静的な情報はDIS 5102を参照する。各Document Managerからの静的、動的情報、イベントはDIS 5102を介してJOB Manager 5101に伝えられる。
各Document ManagerからDISのデータベースにデータの設定、取得を行う場合、DISの内部データ形式がControl API準拠であることから、Control APIに準拠したデータ形式と各Document Managerが理解できるデータ形式との相互の変換処理を行う。例えば、各Document Managerからステータスデータの設定を行う場合、デバイス固有のデータを解釈し、Control APIで定義される対応するデータに変換し、DISのデータベースへ書き込みを行う。
JOB ManagerからDISのデータベースにデータの設定、取得を行う場合には、JOB ManagerとDISの間でデータの変換は生じない。
またDISには、Document Managerから通知される各種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行われる。
図14にDIS内部に保持される各種データベース(以下、DBと呼称する)を示し、それぞれのDBについて説明する。図14中の丸角長方形は個々のDBを表している。
5201はSupervisor DBであり、機器全体についてのステータスやユーザー情報を保持しているDBであり、ユーザーIDやパスワード等、バックアップが必要な情報はHD装置、あるいはバックアップメモリーなどの不揮発性の記憶装置に保持される。
5202はScan Component DB、5203はPrint Component DBであり、これらComponent DBは存在するComponent毎に対応して保持される。例えば、プリンターのみからなる機器の場合はPrint Component DBのみが存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合はFAX Component DBが保持される。各Component DBには初期化時に、それぞれ対応するDocument ManagerがComponentの機能やステータスを設定する。
5204はScan JOB Service DB、5205はPrint JOB Service DBであり、これらのJOB Service DBもComponent DB同様、初期化時にそれぞれ対応するDocument Managerが機器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定する。
次にJOBDB・Document DBについて説明する。5206はScan JOB DB、5207はPrint JOB DBの各JOBDB、5208はScan Document DB、5209はPrint Document DBである。
JOBDB、Document DBはJOBとそれに付随するDocumentが生成される度にJOB Managerにより動的に確保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。各Document ManagerはJOBの処理開始前にJOBDB、およびDocument DBから処理に必要な項目を読み出し、JOBを開始する。その後、JOBが終了するとこれらのJOB、及びそれに付随していたDocumentのDBは解放される。JOBは1つ以上のDocumentを持つので、あるJOBに対して複数のDocument DBが確保される場合がある。
5210は各Document Managerから通知されるイベント情報を保持するデータベース、5211は装置のScan回数、Print回数を記録する為のカウンタテーブルである。
Document Managerから通知されるイベントには、Scan Document ManagerからのComponentの状態遷移、Scan処理動作完了や各種のエラー、またPrint Document ManagerからのComponentの状態遷移、Print処理動作完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあり、それぞれのイベントを識別する為のイベントIDが予め定められている。
Document Managerからイベントが発行された場合、DISはイベントデータベース5211に発行されたイベントIDと必要なら該イベントに付随する詳細データを登録する。また、Document Managerからイベントの解除が通知された場合、解除指定されたイベントデータをイベントデータベース5211から削除する。
JOB Managerよりイベントのポーリングが行われた場合、DISはイベントデータベース5210を参照し、現在発生しているイベントIDと必要ならイベントに付随する詳細データをJOB Managerへ返信し、現在イベントが発生していなければその旨を返信する。
また、Scan処理動作完了、Print処理動作完了のイベントが通知された場合はScan、Printを行ったユーザーのカウンタ値を更新する。このソフトウェアによるカウンタは不慮の電源遮断などでその値が失われないように、バックアップされ為モリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置にその値が更新されるたびに書き戻す。
(スキャン動作)
以下にスキャン動作の詳細について説明する。図15はスキャン動作に関するブロックの概念図である。
PCIバス5305にCPU5301とメモリー5302、画像の圧縮・伸長ボード5304、及びスキャナー5307と、このシステムを接続する為のI/Fを提供するSCSI I/F回路5303が接続されている。SCSI I/F回路5303とスキャナー(または複合機能を有する複写機のスキャナー機能ユニット)5307はSCSIインターフェースケーブル5306で接続されている。
またPCIバス5305にはIDE Controller5308が接続されており、IDE Cable5309を介してIDE Hard Disk5310と接続されている。
図16はスキャン動作に関するソフトウェア構造を示したものである。
JOB Manager5401はアプリケーションレベルの要求を分類、保存する機能を持つ。DIS5402はアプリケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメータを保存する。アプリケーションからの要求はメモリー5302に保存される。スキャン動作管理部5403はJOB Manager5401とDIS5402からスキャンを行うのに必要な情報を取得する。
スキャン動作管理部5403はJOB Manager5401から図17のジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ5501を受け取り、ジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ5501を元に、DIS5402よりスキャンパラメータ5502をうけとる。これによりアプリケーションから要求されているスキャン条件を元にスキャンを行う。
スキャン動作管理部5403はDIS5402から取得したスキャンパラメータ5502をドキュメント番号順にスキャンシーケンス制御部5404に渡す。スキャンパラメータ5502を受け取ったスキャンシーケンス制御部5404はスキャン画像属性5508の内容に従ってSCSI制御部5407をコントロールする。
これにより図15のPCI5305に接続されたSCSI Controller5303を動作させることにより、SCSIケーブル5306を介してScanner5307にSCSI制御コマンドを送ることによりスキャンが実行される。スキャンした画像はSCSI Cable5306を介してSCSI Controller5303にわたり、さらにPCI5305を介してMemory5302に格納される。スキャンシーケンス制御部5404はスキャンが終了し、PCI5305を介してMemory5302に画像が格納された時点で、スキャンパラメータ5502のスキャン画像圧縮形式5509の内容にしたがって、Memory5302に格納されているスキャン画像を圧縮する為に、圧縮・伸長制御部5405に対して要求を出す。
要求を受け取った圧縮・伸長制御部5405はPCI5305に接続されているCODEC5304を用いて、スキャンシーケンス制御部5404からのスキャン画像圧縮形式5509の指定で圧縮を行う。圧縮・伸長制御部5405はPCI5305を介して、圧縮された画像をMemory5302に格納する。
スキャンシーケンス制御部5404は圧縮・伸長制御部5405がスキャン画像圧縮形式5509で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、Memory5302に格納した時点で、スキャンパラメータ5502の画像ファイルタイプ5507にしたがってMemory5302に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化する。スキャンシーケンス制御部5404はファイルシステム5406に対して、スキャンパラメータ5502の画像ファイルタイプ5507で指定されたファイル形式でファイル化することを要求する。
ファイルシステム5406はスキャンシーケンス制御部5404からの画像ファイルタイプ5507にしたがって、Memory5302に格納されている圧縮された画像をファイル化し、PCI5305を介してIDE Controller5308に転送し、IDE Cable5309を介してIDE Hard Disk5310に転送することによりスキャンされた圧縮画像をファイル化する。
スキャンシーケンス制御部5404はファイルシステム5406がIDE Hard Disk5310にファイル化された画像を格納した時点で、Scanner5307上の一枚の現行の処理が終了したとして、スキャン動作管理部5403にスキャン終了通知を送り返す。
この時点でScanner5307上にまだスキャンが行われていない原稿が存在し、JOB Manager5401からスキャン要求が存在する場合には再度、DIS5402に格納されているスキャンパラメータ5502を用いてスキャンシーケンス制御部にスキャン動作を要求する。
Scanner5307上にスキャンされていない原稿が存在しない場合、またはJOB Manager5401からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャン動作が終了したものとしてJOB Manager5401に対してスキャン終了通知を発行する。
(プリント動作)
以下でプリント動作について詳細に説明する。
図18はプリント動作に関するブロックの概念図である。
PCIバス6005にCPU6001とメモリー6002、画像の圧縮・伸張ボード6004、及びプリンター6007と、このシステムを接続する為のI/Fを提供するEngine I/Fボード6003が接続されている。Engine I/Fボード6003とプリンター(または複合機能を有する複写機のプリンター機能ユニット)6007はエンジンインターフェースケーブル6006で接続されている。
Engine I/Fボードは内部にDPRAMを持ち、このDPRAMを介してプリンターへのパラメータ設定及びプリンターの状態読み出しと、プリントの制御コマンドのやりとりを行う。またこのボードはVideoコントローラーを持ち、プリンターからエンジンインターフェースケーブル経由で与えられるVCLK(Video Clock)とHSYNCに合わせて、PCI上に展開されているイメージデータはエンジンインターフェースケーブルを介してプリンターに送信される。
この送信のタイミングを図で表すと図19の様になる。VCLKは常に出続け、HSYNCがプリンターの1ラインの開始に同期して与えられる。Videoコントローラーは設定された画像幅(WIDTH)分のデータを、設定されたPCI上のメモリー(SOURCE)から読み出して、Video信号としてエンジンインターフェースケーブルに出力する。これを指定ライン分(LINES)繰り返した後、IMAGE_END割り込みを発生する。
先に説明したとおり、CPU上のアプリケーションプログラムからControl−APIにプリントジョブの指示が渡されると、Control−APIはこれをコントローラーレベルのJOB Managerにジョブとして渡す。さらにこのJOB Managerはジョブの設定をDISに格納し、Print Managerにジョブの開始を指示する。Print Managerはジョブを受け付けるとDISからジョブ実行に必要な情報を読み出し、Engine I/Fボード及び、DPRAMを介してプリンターに設定する。
Engine I/Fボードの設定項目を図20に、プリンターのDPRAMを介した設定項目及び制御コマンド、状態コマンドを図21に示す。
簡単の為にこのジョブを非圧縮、レター(11″x8.5″)サイズ2値画像の、2ページ1部プリント、プリンターが600dpiの性能を持つものとして、具体的に動作を説明する。
まず、このジョブを受けるとPrint Managerはこの画像の幅(この場合8.5″の側とする)の画像バイト数を算出する。
WIDTH=8.5×600÷8≒630(Bytes)
次にライン数を演算する。
LINES=11×600=6600(Lines)
これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が格納されているSOURCEアドレスとを図20に示したWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。この時点でEngineer/Fボードは画像出力の用意が完了しているが、プリンターからのHSYNC信号が来ていない為(VCLKは来ている)画像データを出力していない。
次にPrint Managerは図21に示したDPRAMの所定のアドレス(Book No)に出力部数である1を書き込む。その後、1ページ目に対する出力用紙の給紙要求(FEED_REQ)を出し、プリンターからのIMAGE_REQを待つ。プリンターからIMAGE_REQが来たら、IMAGE_STARTを出す。これを受けてプリンターはHSYNCを出し始め、HSYNC待ちであったEngine I/Fボードは画像を出力する。プリンターは出力用紙の後端を検出すると、IMAGE_ENDを出力し、出力用紙が排出されるとSHEET_OUTを出力する。
Print Managerは1ページ目のIMAGE_ENDを受けて、2ページ目のWIDTH, LINES, SOURCEをEngine I/Fボードに設定し、FEED_REQを出して、IMAGE_REQを待つ。2ページ目のIMAGE_REQが来てからの動作は、1ページ目と同様である。
(スリープマネージャー)
図22は、本発明の複合型画像処理装置において省エネ制御を行うスリープマネージャーの概念を示す図である。
スリープマネージャー7009には、起動情報7010・ジョブ開始情報7011・ジョブ終了情報7012が送信される。図中の機能1(7001)・機能2(7002)・機能3(7003)は、例えばコピー機能・プリンター機能・スキャナーを用いたUniversal−SEND(以下SEND)機能に対応する。
起動情報とは、複合型画像処理装置が消費電力の少ない状態(スリープ状態)にあった時に、ユーザーがプリントジョブを投入したり、スリープ復帰ボタンを押したり、スキャナーカバーを持ち上げたりすることで、送信される情報である。
ジョブ開始情報とは、各機能の稼動開始を通知するものである。また、ジョブ終了情報とは、各機能の稼動終了を通知するものである。
スリープマネージャーには、集計機能が備わっており、複合型画像処理装置に搭載された計時装置から、ジョブ開始情報、及びジョブ終了情報と共に現在時刻を取得することで、各機能の稼動時間を、一定の時間帯ごとに集計することが可能である。また、スリープマネージャーは、各機能と各デバイスとの関連情報を保持しており、例えば、機能1がコピー機能で、これにはデバイス1のプリンター、デバイス2のスキャナーなどが関連付けられている。
図23は、スリープマネージャー7009に備わっている集計機能を用いて、1時間ごとにコピー・PDLプリント・FAX送信・FAX受信・SENDのそれぞれの機能ごとの稼働率を集計した結果の例である。
欄外のプリンター使用率は、プリンターデバイスに着目し、プリンターデバイスの稼働率を集計したものである。この集計には、スリープマネージャーによる機能とデバイスとの関連付けにより行う。ここでは、プリンターデバイスを必要とする機能は、コピー機能とPDLプリント機能・FAX受信機能である。これらの稼働率を合計したものがプリンターデバイス稼働率となる。ここでは稼動率を例として挙げたが、それぞれのデバイスの稼働時間や起動回数なども集計することが可能である。
この集計結果を用いた省エネ制御について、図24のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS7201において、複合型画像処理装置がスリープ中であるかどうかを判断する。スリープ中でなければ、ステップS7201をスリープに移行するまで繰り返す。スリープ中であれば、ユーザーによるジョブ投入などによる復帰があるかどうかをステップS7202において判断する。この復帰の判断は、図22の起動情報7010がスリープマネージャーに送信されることで行う。もし、スリープマネージャーが、起動情報を受信した場合には、複合型画像処理装置に備え付けられている計時手段により、現在時刻の取得をステップS7203で行う。ユーザーによる復帰がなければステップS7201へ戻る。
現在時刻に基づき、スリープマネージャーに蓄積されている稼働率データ図23を参照する。ここでは、例としてプリンターデバイスに着目する。ステップS7203で取得した現在時刻が9時台であれば、プリンターの使用率は5%であるとステップS7204において、スリープマネージャーが認識する。あらかじめ、スリープマネージャーには、起動情報の受信により、稼働率がどの値を超えたら該当のデバイスを復帰させるかが設定されており、この設定は、例えば図4に示した操作部などから任意に設定可能である。ここでは、稼働率が50%超えていれば、起動情報の受信により復帰させるものとする。
9時台は、プリンター稼働率が5%であるので、ユーザーがスリープON/OFFキー2115を押し、スキャナーを操作することで、起動情報がスリープマネージャーに送られた場合においても、スキャナーは復帰させるが、プリンターは復帰させない(ステップS7205)。機能別の集計によると、SENDの使用率が高いことから、スキャナーを操作することで、SEND機能が使用されると判断する。スリープマネージャーに稼働率ではなく、稼働時間や稼動回数によって集計されている場合は、それぞれの情報に基づき、復帰デバイスを決定する。復帰デバイスを決定後、ステップS7201へ戻り、同様のステップを繰り返す。
本発明におけるネットワークシステムの全体構成図 本システムのコントローラーブロック図 スキャナー部・プリンター部、及び操作部の外形図 操作部の図 スキャナー画像処理部のブロック図 プリンター画像処理部のブロック図 画像回転部のブロック図 画像回転処理の説明図 画像回転処理の説明図 デバイスI/F部のブロック図 本システムのソフトウェアの全体構成図 組み込みアプリケーション説明のブロック図 DISとJOB Manager、Print Manager、Scan Managerとのやり取りを示す図 DIS内部のデータベース、及びカウンタを示す図 スキャンに関するハードウェア制御のブロック図 スキャンにおけるソフトウェア制御のブロック図 スキャンにおけるパラメータテーブルの概略図 プリントに関するブロック図 プリントイメージデータの転送タイミング図 Engine I/Fボード内のプリントパラメータレジスタ表 プリンターとEngine I/Fボードとの通信コマンド表 スリープマネージャーの図 機能ごとの各時間における稼働率の表 本発明の省エネ制御のSフローチャート
符号の説明
1001 複合機
1002 データベースサーバー
1003 データベースクライアント
1004 電子メールサーバー
1005 電子メールクライアント
1006 WWWサーバー
1007 DNSサーバー
1010 ローカルエリアネットワーク
1012 インターネット/イントラネット
1021 データベースサーバー
1022 WWWサーバー
1023 電子メールサーバー
1030 PSTN又はISDN
1040 プリンター
1050 PDLコントローラー

Claims (3)

  1. 複数種類のデバイスを有し、前記複数種類のデバイスを動作させることで、複数の画像処理機能を有する複合型画像処理装置において、現在時刻を取得する計時手段と、前記計時手段を用いて一定時間ごとに各機能の稼動履歴を記録する稼動履歴記録手段と、機能ごとに前記複数種類のデバイスを関連付けるデバイス関連付け手段と、各デバイスのスリープ状態を判断するスリープ判断手段と、前記複数種類のデバイスがスリープ中にユーザーが任意にスリープから復帰させるスリープ復帰手段を持ち、前記スリープ復帰手段によりスリープ中にユーザーが復帰させた場合に、前記稼動履歴記録手段により記録された稼動履歴に基づき、復帰させるデバイスを決定することを特徴とする複合型画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の複合型画像処理装置において、前記複数種類のデバイスは、スキャナーデバイス・プリンターデバイスを含んでいることを特徴とする複合型画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の複合型画像処理装置において、前記複数の画像処理機能は、コピー機能・スキャン機能・データ配信機能・FAX機能・PDLプリント機能の少なくとも2つを含んでいることを特徴とする複合型画像処理装置。
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