JP4109903B2 - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

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  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にPDL(ページ記述言語)プリント及び複数ジョブ(ジョブ)の同時動作が可能なネットワーク機器、デジタル複写機等からなるプリント装置およびプリント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、PDLプリント及び複数ジョブの同時動作が可能な複合機やネットワーク対応機器等は既に製品化されている。また、CPU(中央演算処理装置)の高速化に伴って製品コストあるいは開発費削減ため、PDLの展開作業はハードウエアによる専用回路ではなく、ソフトウエアにより実現される様な動きも見られる。
【0003】
近年では、PDLプリントを行なうアプリケーションも多様化され、アプリケーションの種類によってはCPUの処理の負担も重いため、スペックの向上のために、CPUを高速化なものに置き換える例が増えてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、スペックの向上のためにCPUを高速化する一方でシステムの省エネルキー化が規格の取得等の理由で必要とされている。省エネルギー化はCPUのスペック向上と相反する条件なためこれを実現することは困難である。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は、基準内の消費電力でPDLパフォーマンス(CPUのコア周波数)と他のジョブとの同時動作のいずれに重点を置くかを自動的に制御することができるプリント装置およびプリント方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1のプリント装置の発明は、外部装置からページ記述言語にて記述されたPDLデータを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したPDLデータを展開処理してプリントデータを生成する展開手段であって、前記展開処理を実行するためのCPUを有する展開手段と、 前記受信手段が受信したPDLデータに基づいて、前記CPUを動作させるクロックの周波数を設定する設定手段と、 前記展開手段が生成したプリントデータに基づいてプリント処理を実行するプリント手段と、前記設定手段が設定する周波数に基づいて、前記展開処理と他の動作を同時に行なうか否かを制御する制御手段と、 を有することを特徴とする。
【0007】
ここで、好ましくは、前記設定手段による前記周波数の設定は、PLLを用いてシステムクロックに対する逓倍数を変えることにより行われる。
【0012】
また、好ましくは、前記制御手段は、前記展開処理と前記他の動作を同時に行なわない場合に前記プリント装置のユーザが操作可能な操作部上で前記他の動作の実行を指示できないように制御する。
【0013】
また、好ましくは、前記設定手段は、前記受信手段が受信したPDLデータのデータ量に基づいて前記周波数を設定する
【0014】
また、好ましくは、前記受信手段が受信したPDLデータの種別を認識する認識手段を有し、前記設定手段は、前記認識手段の認識結果に基づいて前記周波数を設定する
【0015】
また、好ましくは、原稿画像を読み取ってプリントデータを入力する入力手段を有し、前記他の動作は、前記入力手段が前記プリントデータを入力する動作である
【0016】
上記目的を達成するため、請求項の発明は、プリント装置におけるプリント方法であって、 外部装置からページ記述言語にて記述されたPDLデータを受信する受信ステップと、 前記受信ステップが受信したPDLデータを展開処理してプリントデータを生成する展開ステップであって、前記展開処理をCPUにより実行する展開ステップと、 前記受信ステップが受信したPDLデータに基づいて、前記CPUを動作させるクロックの周波数を設定する設定ステップと、 前記展開ステップが生成したプリントデータに基づいてプリント処理を実行するプリントステップと、前記設定ステップが設定する周波数に基づいて、前記展開処理と他の動作を同時に行なうか否かを制御する制御ステップと、を有することを特徴とする。
【0017】
ここで、好ましくは、前記設定ステップによる前記周波数の設定は、PLLを用いてシステムクロックに対する逓倍数を変えることにより行われる。
【0022】
また、好ましくは、前記制御ステップは前記展開処理と前記他の動作を同時に行なわない場合に前記プリント装置のユーザが操作可能な操作部上で前記他の動作の実行を指示できないように制御する。
【0023】
また、好ましくは、前記受信ステップが受信したPDLデータのデータ量に基づいて前記周波数を設定する
【0024】
また、好ましくは、前記受信ステップが受信したPDLデータの種別を認識する認識ステップを有し、前記設定ステップは、記認識ステップの認識結果に基づいて前記周波数を設定する
【0025】
また、好ましくは、原稿画像を読み取ってプリントデータを入力する入力ステップを有し、前記他の動作は、前記入力ステップが前記プリントデータを入力する動作である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施形態の装置及びその動作について詳細に説明する。
(ハードウェア)
[全体構成]
本発明の一実施形態の制御装置の全体構成を図3に示す。制御装置2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095と接続し、一方ではLAN(ラン:ローカルエリアネットワーク)2011や公衆回線(WAN:広域ネットワーク)2051と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。CPU(中央演算処理装置)2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM(ランダムアクセスメモリ)2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM(リードオンリメモリ)2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD(ハードディスクドライブ)2004はシステムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F(インターフェース)2006は操作部(UI:ユーザインターフェース)2012とのインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部I/F2006は、操作部2012から本発明を適用したネットワークシステム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。ネットワークI/F2010はLAN2011に接続して、情報の入出力を行う。モデム2050は公衆回線2051に接続して、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
【0027】
CPU2001はシステムバス2007との間で画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジを内蔵している。画像バス2008は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスまたは高速バス規格のIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDL(ページ記述言語)コードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と制御装置2000とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対して補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転処理部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮処理部2040は、多値画像データはJPEG(Joint Photographic Experts Group)の圧縮伸張処理、2値画像画像データはJBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)、あるいはMMR(modified modified READ)、あるいはMH(Modified Huffman)の圧縮伸張処理を行う。
【0028】
[画像入出力部]
本実施形態の画像入出力デバイスの外観を図4に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCD(電荷結合素子)ラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットされ、装置使用者が図3の操作部2012から読み取り起動指示することにより、図3のコントローラCPU2001がスキャナ2070に指示を与え、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィード(給送)して原稿画像の読み取り動作を行う。
【0029】
画像出力デバイスであるプリンタ2095は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、そのプリント方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どのプリント方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示によって開始する。プリンタ2095は、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0030】
[操作部]
図5に操作部2012の外観を示す。同図に示すように、操作部2012のLCD(液晶素子)表示部2013には、液晶画面上にタッチ入力用のタッチパネルシートが貼られており、これによりシステムの操作画面を表示するとともに、それに表示してあるキー(ソフトキー)が押されると、その位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色LED(発光ダイオード)2018があり、その発光色によって、スタートキー2014が使える状態にあるか否かを示す。例えば、緑色の発光の時にスタートキー2014が使えるように設定されている。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。ID(識別子、識別番号)キー2016は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0031】
[スキャナ画像処理部]
スキャナ画像処理部2080の詳細構成を図6に示す。フィルタ処理部2082は、空間フィルタによりコンボリューション演算(畳み込み演算)を行う。編集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するためのテーブル変換を行うルックアップテーブルである。2値化部2086は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
【0032】
[プリンタ画像処理部]
プリンタ画像処理部2090の詳細構成を図7に示す。解像度変換部2092は、LAN2011あるいは公衆回線2051から伝送された画像データを、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0033】
[画像圧縮処理部]
画像圧縮処理部2040の詳細構成を図8に示す。入力バッファ2042は受け取った画像データを一時格納し、画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。RAM2044は画像圧縮部2043が受け取った画像データを一旦格納する。出力バッファ2045は画像圧縮部2043で画像圧縮を施された画像データを一次格納してから画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。
【0034】
次に、画像圧縮処理部2040の詳細な動作を説明する。画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG伸長等の設定)を行う。画像圧縮に必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像切換え部2062を介して画像データの転送を開始する。受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、入力バッファ2042は画像バスI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部2043の両者の間で、画像データを転送できるか否かを判断し、画像バス2008からの画像データの読み込み及び、画像圧縮部2043への画像の書き込みが不可能である場合には、データの転送を行わないような制御を行う(以後このような制御をハンドシェークと称する)。
【0035】
画像圧縮部2043は受け取った画像データを、一旦RAM2044に格納する。これは画像圧縮を行う際には、実行する画像圧縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してからでないと、画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送られる。出力バッファ2045では、画像切換え部2062及び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像切換え部2062を介して画像データを画像バスI/Fコントローラ2021に転送する。画像バスI/Fコントローラ2041では転送された圧縮(もしくは伸長)された画像データをRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。
【0036】
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部2043から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)、繰り返される。
【0037】
[画像回転処理部]
画像回転処理部2030の詳細構成を図9に示す。画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続して、そのバスシーケンスの制御と、画像回転部2032にモード等を設定する制御と、画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミング制御とを行う。以下に画像回転処理部2030の処理手順を説明する。
【0038】
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2031は画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(例えば、画像サイズや回転方向・角度等の設定)を行う。画像回転に必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは、32bitをその画像データのサイズとして回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。
【0039】
上記のように、32×32(bit)の画像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある(図10を参照)。
【0040】
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bitの画像データを、図11に示すように、Y方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
【0041】
32×32(bit)の画像回転(RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032はRAM2033から上記の読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像を転送する。回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。
【0042】
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、繰り返される。
【0043】
[デバイスI/F部]
デバイスI/F部2020の詳細構成を図12に示す。画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、画像バスI/Fコントローラ2021は、画像切換え部2062への制御信号を発生させる。
【0044】
スキャンバッファ2022は、画像切換え部2062から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。
【0045】
パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、画像切換え部2062からの転送要求に応じてプリンタ2095に画像データを出力する。
【0046】
次に、画像スキャン時の処理手順を説明する。スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、画像切換え部2062に送る。画像切換え部2062ではスキャナ2070から受け取った画像をCPU2001からの設定に応じて選択された転送先へ画像を送る。通常はスキャナ2070から受け取った画像はスキャナ画像処理部2080へ送られ、所定の画像処理を行った後、画像切換え部2062を介してスキャンバッファ2022に保存される。そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0047】
次に、画像プリント時の処理手順を説明する。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを、画像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、ここでプリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、それをプリントバッファ2025に保存する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、ここでプリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、それをプリントバッファ2025に保存する。画像データはプリントバッファ2025から画像切換え部2062を介してプリンタ画像処理部2090に送られる。そして、プリンタ画像処理部2090所定の画像処理を行った後、再び画像切換え部2062を介して、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、プリントバッファ2025内の画像データを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0048】
(ソフトウェア)
[システム全体]
本発明の一実施形態におけるネットワークシステムの全体構成を図1に示す。同図において、1001は複合機または多機能複写装置などと呼ばれる本発明を適用した装置であって、前述のスキャナとプリンタとを含み、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク(以下、LANと称する)1010に流したり、LANから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。また、本発明の装置1001はスキャナから読んだ画像をFAX送信手段(図示しない)により、PSTN(公衆電話網)またはISDN(統合サービスデジタル網)1030に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。
【0049】
1002はデータベースサーバであって、本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003はデータベースサーバ1002のデータベースクライアントであって、データベース1002に保存されている画像データを閲覧/検索等できる。1004は電子メールサーバであって、本発明の装置1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は電子メールのクライアントであって、電子メールサーバ1004が受け取ったメールを受信して閲覧したり、電子メールを送信したりすることができる。1006はHTML(Hypertext Markup Language)文書をLANに提供するWWW(Word Wide Web)サーバであって、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトすることができる。1007はルータ1011を介して、LAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結するためのサーバである。
【0050】
上述の本発明の装置1001、データベースサーバ1002、WWWサーバ1006、および電子メールサーバ1004と同様の装置である、1020、1021、1022、1023が、それぞれインターネット/イントラネット1012に連結している。一方、本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN1030を介して、FAX(ファクシミリ)装置1031と送受信可能になっている。また、LAN1010上にプリンタ1040も連結されており、本発明の装置1001により読み取った画像を外部のプリンタ1040でプリントアウト可能なように構成されている。
【0051】
[ソフトウェアブロック全体構成]
図2は本発明を実施した複合機(図1の1001あるいは1020)のソフトウエアの構成を示す。同図において、1501はUI(ユーザインターフェイス)を司るものであり、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。本UIモジュール1501は、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
【0052】
1502はアドレスブック即ち、データの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。アドレスブックの内容は、UIモジュール1501からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用される。
【0053】
1503はウェッブサーバモジュール(ウエッブサーバデバイスマネージャアカンティング)であり、図外のウェッブクライアントからの要求により、本複合機の管理情報を通知するために使用される。この管理情報は、後述のコントロール−API(Application Program Interface)1518を介して読み取られ、後述のHTTP(Hypertext Transport Protocol)1512、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol )1516、ネットワーク−ドライバ1517を介してウェッブクライアントに通知される。
【0054】
1504はユニバーサル・センド(Universal-Send)即ち、データの配信を司るモジュールであり、UIモジュール1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布する。また、このモジュール1504は、オペレータにより、本複合機のスキャナ機能を使用してその配布データの生成を行うことが指示された場合には、後述のコントロール−API1518を介して機器を動作させて、データの生成を行う。1505はユニバーサル・センド1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュール(P550モジュール)である。1506はユニバーサル・センド1504内で通信先にEメール(E-mail)アドレスが指定された際に実行されるモジュール(Eメールモジュール)である。1507はユニバーサル・センド1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュール(DBモジュール)である。1508はユニバーサル・センド1504内で出力先に本複合機と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュール(DP(Data Processing)モジュール)である。
【0055】
1509はリモートコピースキャン(Remote- Copy -Scan)モジュールであり、本複合機のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等により接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体で実現しているコピー機能と同等のスキャン処理を行うモジュールである。1510はリモートコピープリント(Remote- Copy -Print)モジュールであり、本複合機のプリンタ機能を使用して、ネットワーク等により接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単体で実現しているコピー機能と同等のプリント処理を行うモジュールである。
【0056】
1511はウェッブプルプリント(Web-Pull-Print)、即ちインターネットまたはイントラネット(図1の1012)上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。
【0057】
1512は本複合機がHTTPにより通信する際に使用されるモジュール(HTTPモジュール)であり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上述のウェッブサーバモジュール1503、ウェッブプルプリントモジュール1511に通信を提供するものである。1513はlpr(Line Printer:プリントコマンド)モジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上述のユニバーサル・センド1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。1514はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)モジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上述のユニバーサル・センド1504内のEメールモジュール1506に通信を提供するものである。1515はSLM(Salutation-Manager:サリューションマネージャ)モジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上述のユニバーサル・センド1504内のデータベースモジュール1517、DP(Data Processing)モジュール1518、及びリモートコピースキャンモジュール1509、リモートコピープリントモジュール1510に通信を提供するものである。
【0058】
1516はTCP/IP通信モジュールであり、後述のネットワーク−ドライバ1517により、上述の各種モジュールにネットワーク通信を提供するものである。1517はネットワークドライバであり、ネットワーク(図1の1010、1012、1030)に物理的に接続される部分を制御するものである。
【0059】
1518はコントロール−APIであって、ユニバーサル・センド1504等の上流モジュールに対し、後述のジョブマネージャ(Job-Manager)1519等の下流モジュールとのインターフェイスを提供するものであり、上流及び下流のモジュール間の依存関係を軽減し、それぞれの流用性を高めるものである。
【0060】
1519はジョブマネージャであり、上述の各種モジュールからコントロールAPI1518を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュール1519は、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
【0061】
1520はCODEC(符号器/復号器)マネージャ(CODEC-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。1521はFBEエンコーダ(FBE -Encoder)であり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBE(First Binary Encoding)フォーマットにより圧縮するものである。1522はJPEG−CODECであり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。1523はMMR−CODECであり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR(modified modified READ)圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0062】
1524はスキャンマネージャ(Scan-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。1525はSCSI(小型コンピュータインタフェース)ドライバであり、スキャンマネージャ1524と本複合機が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
【0063】
1526はプリントマネージャ(Print-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する印刷処理を管理・制御するものである。1527はエンジンI/Fドライバであり、プリントマネージャ1526と印刷部とのI/Fを提供するものである。
【0064】
1528はパラレルポートドライバであり、ウェッブプルプリント(Web-Pull-Print)モジュール1511がパラレルポートを介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供するものである。
【0065】
[アプリケーション]
次に、本発明の複合機に組込まれる、組み込みアプリケーションの実施形態について説明する。
【0066】
図13は本発明を適用した配信に関する組み込みアプリケーションの構成を表す。同図において、4050は本発明の操作部アプリケーション(図2の1501)を示すブロックである。4100はリモートコピーアプリケーション(図2の1509、1510)の送信側を示すブロックである。4150は同報配信の送信側を示すブロックである。4200はウェッブプルプリントモジュール(図2の1511)を示すブロックである。4250はウェッブサーバモジュール(図2の1503)を示すブロックである。
【0067】
4300はリモートコピーの受信側(プリント側)を示すブロックである。4350は同報配信で送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリントするブロックである。4400はリモートプリントの受信側(プリント側)を示すブロックである。
【0068】
4450は同報配信で送信されてきたイメージを公知のノートサーバで受信・格納するブロックである。4500は同報配信で送信されてきた2値のイメージを受信・格納するブロックである。4550は同報配信で送信されてきたイメージを公知のメールサーバで受信・格納するブロックである。4600は同報配信で送信されてきた多値のイメージを受信・格納するブロックである。
【0069】
4650は情報コンテンツを含んだ、公知のウェッブサーバである。4700は本発明のウェッブサーバなどにアクセスする、公知のウェッブブラウザ(Web -Browser)である。
【0070】
以下、それぞれのブロックに照らし合わせながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
[ユーザインターフェース(User Interface)アプリケーション]
ブロック4050で示すユーザインターフェース(以下、UI)の詳細は、前述したとおりであるが、ここでは、ブロック4051のアドレスブック(Address Book)について説明する。このアドレスブックは、本発明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードディスクなど)に保存されており、この中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載されている。例えば、アドレスブックには、以下に列挙するようなものが含まれている。
(a)機器の正式名やエイリアス名
(b)機器のネットワークアドレス
(c)機器の処理可能なネットワークプロトコル
(d)機器の処理可能なドキュメントフォーマット
(e)機器の処理可能な圧縮タイプ
(f)機器の処理可能なイメージ解像度
(g)プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報
(h)サーバー(コンピュータ)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名
【0071】
以下に説明する各アプリケーションは、上記のアドレスブック4051に記載された情報により配信先の特徴を判別することが可能となる。また、このアドレスブックは、編集可能であると共に、ネットワーク内のサーバーコンピュータなどに保存されているものをダウンロードして使用するか、または、直接参照することも可能である。
【0072】
[リモートコピーアプリケーション]
リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報を上記のアドレスブック4051から判別し、その解像度情報に従い、スキャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信する。SLM4103は公知のサリューションマネージャ(Salutation Manager)(または、Smart Link Manager:スマートリンクマネージャ)と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロトコルの一種である。
【0073】
[同報配信アプリケーション]
同報配信アプリケーションは、上記のリモートコピーアプリケーションと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信することが可能である。また、配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサーバーコンピュータにも直接配信可能である。以下、配信先に従って順に説明する。
【0074】
配信先の機器が、公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPD(Line printer Daemon)、およびプリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処理可能であるとアドレスブック4051から判別した場合には、同様にアドレスブック4051から判別した画像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は本実施形態では、公知のFBE(First Binary Encoding)を用いて圧縮し、さらにLIPS(LBP(Laser Beam Printer) Image Processing System)コード化して、公知のネットワークプリンタプロトコルであるlprにより相手機器に送信する。
【0075】
配信先の機器が、上記のSLMで通信可能なサーバー機器の場合には、アドレスブック4051から、サーバーアドレス、サーバー内のフォルダの指定を判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納することができる。
【0076】
また、本実施形態の機器では、相手機器であるサーバーが、公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能であると判別した場合には、上記の2値画像と同様に、多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知のJFIF(JPEG File Interchange Format:カラー静止画方式)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納することが可能である。
【0077】
配信先の機器が公知のEメールサーバーである場合には、アドレスブック4051に記載されたメールアドレスを判別して、スキャナにより読みとった画像の2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、その圧縮画像を公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)4153を使用して、Eメールサーバーに送信する。その後の配信は、メールサーバ4550に従って実行される。
【0078】
[ウェッブプルプリントアプリケーション]
ウェッブプルプリントアプリケーションは、本実施形態と直接関係しないので、その説明は省略する。
【0079】
[ウェッブサーバアプリケーション]
ウェッブサーバアプリケーションは、本実施形態と直接関係しないので、その説明は省略する。
【0080】
[デバイスインフォメーションサービス]
ウェッブコントローラ内において、ジョブに対する設定値、デバイス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステータス、課金情報等をコントロール APIに準拠したデータ形態で保持するデータベースと、そのデータベースとのI/Fをデバイスインフォメーションサービス(以下、DISと称する)として定義している。図14に、そのDIS7102、ジョブマネージャ7101、及びスキャンドキュメントマネージャ7103、プリントキュメントマネージャ7104との間の情報のやり取りを示す。
【0081】
基本的に、ジョブの開始命令などの動的な情報は、ジョブマネージャ7101から各ドキュメントマネージャに直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容など静的な情報はジョブマネージャ7101がDIS7102を参照する。各ドキュメントマネージャ7103、7104からの静的、動的情報、イベント(事象)はDIS7102を介してジョブマネージャ7101に伝えられる。
【0082】
各ドキュメントマネージャ7103、7104からDIS7102のデータベース(図示しない)にデータの設定、取得を行う場合には、DIS7102の内部のデータ形式がコントロールAPI準拠であることから、コントロールAPIに準拠したデータ形式と、各ドキュメントマネージャ7103、7104が理解できるデータ形式との相互の変換処理を、ジョブマネージャ7101で行う。例えば、各ドキュメントマネージャ7103、7104からステータスデータの設定を行う場合には、ジョブマネージャ7101は、デバイス固有のデータを解釈し、この固有のデータをコントロールAPIで定義される対応するデータに変換し、この変換したデータをDIS7102のデータベースに書き込む動作を行う。
【0083】
ジョブマネージャ7101からDIS7102のデータベースにデータの設定、取得を行う場合には、ジョブマネージャ7101とDIS7102との間でデータの変換は生じない。また、DIS7102には、ドキュメントマネージャ7101から通知される各種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行われる。
【0084】
図15に、上記のDIS7102の内部に保持される各種データベース(以下、DBと称する)を示し、以下にそれぞれのDBについて説明する。図15の図中の丸角長方形は個々のDBを表している。同図において、まず、7201はスーパバイザ(Supervisor)DBであって、機器全体についてのステータスやユーザ情報を保持する。一方、ユーザIDやパスワード等の、バックアップが必要な情報はHD(ハードディスク)装置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発性の記憶装置に保持される。
【0085】
7202はスキャンコンポーネントDB、7203はプリントコンポーネントDBであり、これらコンポーネントDBは存在するコンポーネント毎に対応して保持される。例えば、プリンタのみからなる機器の場合はプリントコンポーネントDBのみが存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合はFAXコンポーネントDBが保持される。各コンポーネントDBには初期化時に、それぞれ対応するドキュメントマネージャがコンポーネントの機能やステータスを設定する。
【0086】
7204はスキャンジョブサービスDB、7205はプリントジョブサービスDBであり、これらのジョブサービスDBもコンポーネントDB同様に、初期化時にそれぞれ対応するドキュメントマネージャが機器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定する。
【0087】
次に、ジョブDB、ドキュメントDBについて説明する。7206はスキャンジョブDB、7207はプリントジョブDBの各ジョブDB、7208はスキャンドキュメントDB、7209はプリントドキュメントDBである。
【0088】
ジョブDB7206、7207、およびドキュメントDB7208、7209は、ジョブとそれに付随するドキュメントが生成される度に、ジョブマネージャ7101により動的に確保され、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。各ドキュメントマネージャ7103、7104は、ジョブの処理開始前にジョブDB7206、7207およびドキュメントDB7208、7209から処理に必要な項目を読み出し、ジョブを開始する。その後、ジョブが終了すると、これらのジョブ、及びそれに付随していたドキュメントのDBは解放される。ジョブは1つ以上のドキュメントを持つので、あるジョブに対して複数のドキュメントDBが確保される場合がある。
【0089】
7211は各ドキュメントマネージャ7103、7104から通知されるイベント情報を保持するデータベース(イベントテーブル)であり、7210は装置のスキャン回数、プリント回数を記録するためのカウンタテーブル(ソフトカウンタ)である。ドキュメントマネージャ7103、7104から通知されるイベントには、スキャンドキュメントマネージャ7103からのコンポーネントの状態遷移、スキャン処理動作完了や各種のエラー、またプリントドキュメントマネージャ7104からのコンポーネントの状態遷移、プリント処理動作完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあり、それぞれのイベントを識別するためのイベントIDが予め定められている。
【0090】
ドキュメントマネージャ7103、7104からイベントが発行された場合、DIS7102はイベントデータベース7211に発行されたイベントIDと、必要ならそのイベントに付随する詳細データとを登録する。また、DIS7102は、ドキュメントマネージャ7103、7104からイベントの解除が通知された場合には、解除指定されたイベントデータをイベントデータベース7211から削除する。
【0091】
ジョブマネージャ7101によりイベントのポーリングが行われた場合には、DIS7102は、イベントデータベース7211を参照して、現在発生しているイベントIDと、必要ならばイベントに付随する詳細データとをジョブマネージャ7101へ返信し、現在イベントが発生していなければその旨をジョブマネージャ7101へ返信する。
【0092】
また、スキャン処理動作完了、あるいはプリント処理動作完了のイベントが通知された場合には、DIS7102は、ソフトカウンタ7210内のスキャン、プリントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。このソフトウエアによるカウンタ7210は不慮の電源遮断などでその値が失われないように、バックアップされたメモリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置にその値が更新されるたびに書き戻す。
【0093】
(スキャン動作)
次に、本発明の一実施形態における複合機のスキャン動作の詳細について説明する。図16はこのスキャン動作に関連する制御系の構成部分を示す。PCIバス8105に対して、CPU8101、メモリ8102、画像の圧縮・伸長ボード(CODEC)8104、スキャナ8107、及びこのシステムを接続するためのI/Fを提供するSCSI・I/F回路(SCSIコントローラ)8103が接続されている。SCSI・I/F回路8103とスキャナ(または複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニット)8107は、SCSIインターフェースケーブル8106で接続されている。
【0094】
また、PCIバス8105には、IDE(Integrated Device Electronics :接続インタフェース)コントローラ8108が接続されており、IDEケーブル8109を介してIDEハードディスク8110に接続されている。
【0095】
図17は本発明の一実施形態における複合機のスキャン動作に関するソフトウェア構造を示す。ジョブマネージャ8201はアプリケーションレベルの要求を分類、保存する機能を持つ。DIS8202はアプリケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメータを保存する。アプリケーションからの要求はメモリ8102に保存される。スキャン動作管理部8203はジョブマネージャ8201とDIS8202とからスキャンを行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作管理部8203はジョブマネージャ8201から図18に示すジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ8301を受け取り、ジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ8301を基に、DIS8202からスキャンパラメータ8302を受け取る。これにより、アプリケーションから要求されているスキャン条件に応じたスキャンを行うことができる。
【0096】
スキャン動作管理部8203はDIS8202から取得したスキャンパラメータ8302をドキュメント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャンシーケンス制御部8204はスキャン画像属性8308の内容に従ってSCSI制御部8207をコントロールする。これにより、図16のPCI8105に接続されたSCSIコントローラ8103を動作させることにより、SCSIケーブル8106を介してスキャナ8107に、SCSI制御コマンドを送ることによりスキャンが実行される。
【0097】
スキャナ8107でスキャンした画像はSCSIケーブル8106を介してSCSIコントローラ8103にわたり、さらにPCI8105を介してメモリ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8204はスキャンが終了し、PCI8105を介してメモリ8102に画像が格納された時点で、スキャンパラメータ8302のスキャン画像圧縮形式8309の内容にしたがって、メモリ8102に格納されているスキャン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に対して要求を出す。この要求を受け取った圧縮・伸長制御部8205はPCI8105に接続されているCODEC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部8204からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮を行う。
【0098】
圧縮・伸長制御部8205は圧縮された画像をPCI8105を介してメモリ8102に格納する。
【0099】
スキャンシーケンス制御部8204は圧縮・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ8102に格納した時点で、スキャンパラメータ8302の画像ファイルタイプ8307に従ってメモリ8102に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化する。
【0100】
スキャンシーケンス制御部8204はファイルシステム8206に対して、スキャンパラメータ8302の画像ファイルタイプ8307で指定されたファイル形式でファイル化することを要求する。ファイルシステム8206はスキャンシーケンス制御部8204からの画像ファイルタイプ8307に従って、メモリ8102に格納されている圧縮された画像をファイル化し、これをPCI8105を介してIDEコントローラ8108に転送し、IDEケーブル8109を介してIDEハードディスク8110に転送することにより、スキャンされた圧縮画像をファイル化する。
【0101】
スキャンシーケンス制御部8204はファイルシステム8206がIDEハードディスク8110にファイル化された画像を格納した時点で、スキャナ8107上の一枚の現行の処理が終了したとして、スキャン動作管理部8203にスキャン終了通知を送り返す。
【0102】
この時点で、スキャナ8107上にまだスキャンが行われていない原稿が存在し、ジョブマネージャ8201からスキャン要求が存在する場合には、スキャン動作管理部8203は、再度、DIS8202に格納されているスキャンパラメータ8302を用いてスキャンシーケンス制御部8204にスキャン動作を要求する。
【0103】
スキャナ8107上にスキャンされていない原稿が存在しない場合、またはジョブマネージャ8201からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャン動作管理部8203は、スキャン動作が終了したものとしてジョブマネージャ8201に対してスキャン終了通知を発行する。
【0104】
(プリント動作)
次に、本発明の一実施形態における複合機のプリント動作について詳細に説明する。図19はこのプリント動作に関連する制御系の構成部分を示す。PCIバス9005に対して、CPU9001、メモリ9002、画像の圧縮・伸張ボード9004、プリンタ9007、及びこのシステムを接続するためのI/Fを提供するエンジンI/Fボード9003が接続されている。エンジンI/Fボード9003とプリンタ(または複合機能を有する複写機のプリンタ機能ユニット)9007はエンジンインターフェースケーブル9006で接続されている。
【0105】
エンジンI/Fボード9003は内部にDPRAM(Dual Port RAM)を持ち、このDPRAMを介してプリンタ9007へのパラメータ設定、及びプリンタ9007の状態読み出しと、プリントの制御コマンドのやりとりを行う。またこのボード9003はビデオコントローラを有し、プリンタ9007からエンジンインターフェースケーブル9006経由で与えられるVCLK(ビデオクロック:垂直同期信号)とHSYNC(水平同期信号)に合わせて、PCI上に展開されているイメージデータをエンジンインターフェースケーブル9006を介してプリンタ9007に送信する。この送信のタイミングを図で表すと図20の様になる。
【0106】
図20に示すように、上記のVCLK信号は常に出続け、上記のHSYNC信号がプリンタ9007の1ラインの開始に同期して与えられる。エンジンI/Fボード9003のビデオコントローラは、設定された画像幅(WIDTH)分のデータを、設定されたPCI上のメモリ(SOURCE)9002から読み出して、ビデオ信号としてエンジンインターフェースケーブル9006に出力する。これを指定ライン分(LINES)繰り返した後、ビデオコントローラは、IMAGE_END割り込み信号を発生する。
【0107】
先に説明したとおり、CPU9001上のアプリケーションプログラムから図2のコントロールAPI1518にプリントジョブの指示が渡されると、コントロールAPI1518はこれをコントローラレベルのジョブマネージャ1519(図14の7101)にジョブとして渡す。さらにこのジョブマネージャ1519はジョブの設定をDIS(図14の7102)に格納し、プリントマネージャ1526(図14の7104)にジョブの開始を指示する。プリントマネージャ1526(図14の7104)はジョブを受け付けるとDIS(図14の7102)からジョブ実行に必要な情報を読み出し、これを図19のエンジンI/Fボード9003及びDPRAM(図示しない)を介してプリンタ9007に設定する。
【0108】
エンジンI/Fボード9003の設定項目を図21に示し、プリンタのDPRAMを介した設定項目及び制御コマンド、状態コマンドを図22に示す。
【0109】
説明を簡潔にするため、プリント対象のジョブを、非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズの2値画像で、2ページ、1部プリントとし、かつ実行するプリンタが600dpi(ドット/インチ)の性能を持つものと仮定して、以下に具体的にそのプリント動作を説明する。
【0110】
まず、このジョブを受けると、プリントマネージャ1526(図14の7104)はこの画像の幅(この場合8.5”の側とする)の画像バイト数を算出する。
WIDTH = 8.5 × 600 ÷ 8 ≒ 630(Bytes)
次にライン数を演算する。
LINES = 11 × 600 = 6600(行)
これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が格納されているSOURCEアドレスとを、図21に示すWIDTH,LINES,SOURCEのメモリ領域にそれぞれ設定する。この時点で、エンジンI/Fボード9003は画像出力の用意が完了しているが、プリンタ9007からまだHSYNC信号が来ていないため(VCLKは来ている)、画像データを出力していない。
【0111】
次に、プリントマネージャ1526(図14の7104)は図22に示すDPRAMの所定のアドレス(Book No.)に出力部数である1を書き込む。その後、プリントマネージャは、1ページ目に対する出力用紙の給紙要求の信号(FEED_REQ)を出力し、プリンタ9007から画像要求信号であるIMAGE_REQの入力を待つ。プリンタ9007からIMAGE_REQの信号が来たら、プリントマネージャは、画像開始信号であるIMAGE_STARTの信号を出す。
【0112】
このIMAGE_STARTの信号を受けて、プリンタ9007はHSYNC信号を出し始め、HSYNC信号待ちであったエンジンI/Fボード9003は画像を出力する。プリンタ9007は出力用紙の後端を検出すると、画像終了信号であるIMAGE_ENDの信号を出力し、出力用紙が排出されると排出完了信号であるSHEET_OUTの信号を出力する。
【0113】
プリントマネージャ1526(図14の7104)は1ページ目のIMAGE_END信号を受けて、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURCEのデータをエンジンI/Fボード9003に設定し、FEED_REQ信号を出して、IMAGE_REQ信号を待つ。2ページ目のIMAGE_REQ信号が来てからの動作は、1ページ目と同様である。
【0114】
[PDLの展開処理]
本実施形態のマルチファンクションシステムでは、図3において、ネットワークI/F部2010から入力されたPDLデータは、画像バス2008を経由して、HDI/F部2005を介してHDD2004に格納される。ここで、HDI/F部2005では、HDD2004に格納されるPDLのデータ量をカウントし、そのサイズ(カウント値)によりPDLデータの種別を振り分ける。一般的にPDLデータ量は、図23に示すようなテキストの場合は少なく、図24に示すような図形データの場合は大きくなる。
【0115】
また、PDLデータは、CPU2001で、ソフトウエアによりインタープリタ処理によるディスプレーリスト作成及びレンダリング処理を行い、ビットマップデータを生成する。これらのPDL展開処理に掛かる時間は、図23に示すようなテキストを出力する場合は、プリンタ2095で出力されるエンジン処理間隔よりも短いことが多い。図25の(a)のタイミングチャートはこの時のPDL展開処理とVSYNC(プリント垂直同期信号)の関係を示している。この場合、PDL展開処理は短く、VSYNCよりも先行して処理が行なわれ、PDL展開処理されたページはRAM2002に格納されていく。そのため、プリンタ2095はVSYNCに同期して画像を出力するタイミングで、常にプリントすべきビットマップデータがRAM2002に存在することになり、このためエンジンのプリント間隔に影響を及ぼすことなく、プリント出力を実現することが出来る。
【0116】
一方、図24に示すような図形データを出力する場合には、PDL展開処理に掛かる時間が、プリンタ2095で出力されるエンジン処理間隔よりも長いことが多い。図25の(b)のタイミングチャートはこの時のPDL展開処理とVSYNC(プリント垂直同期信号)の関係を示している。この場合、PDL展開処理は長く、VSYNCのタイミングに処理が間に合わない。そのため、プリンタ2095は、VSYNCに同期して画像を出力するタイミングで、プリントすべきビットマップデータがRAM2002に存在しないため、エンジンのプリント間隔に影響を及ぼし、プリント出力の間隔が長くなってしまう。この状態を図中の矢印で示している。
【0117】
[CPUコアの周波数]
図26は図3のCPU2001の本発明に係わる部分の構成を示す。CPU2001は図26に示すように、CPUコア3001、メモリコントローラ部3004、バスブリッジ3007を含んでいる。CPUコア3001は、システムクロックを逓倍して高速なCPUコア動作クロックを作り出すためのPLL(位相ロック・ループ)部3003と、キャッシュ3002(命令キャッシュ、データキャッシュ)を含んでいる。また、CPUコア3001とバスブリッジ3007はフロントサイドバス3005で結ばれ、メモリコントローラ部3004とバスブリッジ3007はメモリバス3006で結ばれている。メモリコントローラ部3004はRAM2002への読み書きの制御を行う。また、バスブリッジ3007はシステムバス2007や画像バス2008を介して他のデバイスとの接続を可能にしている。
【0118】
前述のPDL処理時間はCPUコア3001を駆動するクロックの周波数が大きくなれば短縮することができる。図27はCPUコア3001の周波数とPDLの処理時間の関係を示したものである。PLL部3003の逓倍率を1から2、3に上げることにより、CPUコア3001のクロックの周波数はシステムクロックに対して2倍、3倍となり、その周波数が増大する。CPUコア3001の周波数が増大するに連れて、PDL展開に必要な演算命令を行なう周期が1/2、1/3と短縮されるため、トータルのPDL展開時間が短くなる。
【0119】
従って、上記の図25の(b)の様な制御になっている場合に、CPUコア3001のクロックの周波数を増大させることで、CPU処理能力の向上が得られその結果、図25の(a)の様な制御に近づけることが可能となる。
【0120】
しかし、その反面、CPUコア3001の周波数を増大させることによって、CPU2001の消費電力が増大する。図28はCPUコア3001の周波数とCPU2001の関係を示したものである。PLL部3003の逓倍率を1から2、3に上げることにより、CPU2001の消費電力はそれに連れて増大していく。
【0121】
[消費電力と同時動作の制御]
上記の様にPDLの処理時間の短縮とCPU2001の消費電力の節減はトレードオフの関係にある。本実施形態では、このトレードオフに対処するために、図29に示す様なフローで制御を行っている。
【0122】
図29の例は、規格等によってトータルの消費電力が制限されていることを前提に、PDLデータの種別に対応するデータ量に応じて、CPUコア3001の周波数の調整をするとともに、PDLプリントと同時に動作可能な他の動作モードを実施させるか否かの制御を行なうものである。
【0123】
前述の様に、HDI/F部2005にはHDD2004に格納されるPDLデータ量をカウントする機構が存在する(ステップS1)。
まず、上記カウント機構によりカウントされたPDLデータのカウント値(以下、PDLカウント値と称する)と、あらかじめ定義された第1の閾値(小)とを比較して(ステップS2)、PDLカウント値がその第1の閾値よりも小さいと判断した場合には、図23に示す様な軽いPDLデータと見なし、PLL部3003の逓倍率を1に設定する(ステップS3)。この場合は、CPU2001の消費電力が小さいため(図28参照)、その他の動作モードの制御は通常通りであって、PDL展開中もスキャン等の他のジョブを受け付け同時動作が可能とする。
【0124】
次に、PDLカウント値が第1の閾値よりも大きいと判断した場合には、PDLカウント値とあらかじめ定義された第2の閾値(大)とを比較して(ステップS4)、PDLカウント値が第2の閾値よりも大きいと判断した場合には、図24に示す様な重いPDLデータと見なして、PLL部3003の逓倍率を3に設定する(ステップS5)。
【0125】
この場合は、CPU2001の消費電力が大きいため(図28参照)、全体の消費電力の制限からUI(操作部)の表示をOFFし、操作を不許可にすることで他のジョブとの同時動作を行なわない様に制御する(ステップS6)。さらに、PDL動作に無関係なスキャナ画像処置部2090は電源をOFFし、CLK(クロック)の供給も止めて省電力化を図り、消費電力をCPU2001につぎ込む制御を行なう(ステップS7)。
【0126】
一方、上記のステップS4において,PDLカウント値が第2の閾値よりも小さいと判断された場合は、図23に示す様な軽いPDLデータと、図24に示す様な重いPDLデータの中間レベルの重さのデータと見なして、PLL部3003の逓倍率を2に設定する(ステップS8)。この場合は、CPU2001の消費電力が中レベルであるため(図28参照)、全体の消費電力の制限からUI(操作部)上でスキャン系の動作を行なうための操作を不許可にし、スキャン系のジョブとの同時動作のみを禁止する様に制御する(ステップS9)。スキャナ画像処置部2090は電源をOFFし、CLKの供給も止めて省電力化を図り、消費電力をCPU2001につぎ込む制御を行なう(ステップS10)。
【0127】
(他の実施の形態)
以上、本発明の実施形態を詳述したが、図29の本発明の実施形態では、スプールされたPDLデータのサイズ(データ量)からPDL展開処理負荷を予測しているが、スプールされたPDLデータのアプリケーション(データの種類)の識別結果からPDL展開処理負荷を予測してもよく、同様な効果が期待できる。
【0128】
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0129】
また、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラム(本実施形態では、図29に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータがその供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0130】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、そのコンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0131】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OS(オペレーティングシステム)に供給するスクリップトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0132】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカード)、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0133】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのプラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、このホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルをユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
【0134】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて本発明を実現することも可能である。
【0135】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した本発明の実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した本発明の実施形態の機能が実現され得る。
【0136】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した本発明の実施形態の機能が実現される。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、PDLデータに応じた適切な周波数で、PDLデータの展開処理を実行するCPUを動作させるとともに、展開処理と他の動作を同時に行うか否かを適切に制御するプリント装置及びプリント方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)を含むネットワークシステムの全体構成を示す回線図である。
【図2】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のソフトウェアの全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のスキャナ部、プリンタ部、及び操作部の外観を示す正面図である。
【図5】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)の操作部の配置構成を示す平面図である。
【図6】図3のスキャナ画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図7】図3のプリンタ画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図8】図3の画像圧縮処理部の構成を示すブロック図である。
【図9】図3の画像回転処理部の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の画像バスI/Fコントローラの画像データの転送の方法を説明する概念図である。
【図11】図9の画像回転部の画像回転処理の方法を説明する概念図である。
【図12】図3のデバイスI/F部の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)の組み込みアプリケーションを説明するブロック図である。
【図14】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のDIS(Device Information Service)、ジョブマネージャ、プリントマネージャ、スキャンマネージャ間の情報のやり取りを示すブロック図である。
【図15】図14のDISの内部のデータベース、及びカウンタを示す模式図である。
【図16】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のスキャンに関するハードウェア制御系の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のスキャンにおけるソフトウェア制御の情報の流れを示す流れ図である。
【図18】図17のスキャン動作管理部のパラメータテーブルの概略を示す概念図である。
【図19】本発明を適用したマルチファンクションシステム(複合機)のプリントに関するハードウェア制御系の構成を示すブロック図である。
【図20】図19のプリントに関するハードウェア制御系で行われるプリントイメージデータの転送タイミングを示すタイミングチャートである。
【図21】図19のエンジンI/Fボード内のプリントパラメータレジスタのテーブルを示すアドレスマップ図である。
【図22】図19のプリンタとエンジンI/Fボードとの通信コマンドのテーブルを示すアドレスマップ図である。
【図23】PDLデータ量が少ないデータの例を示した図である。
【図24】PDLデータ量が大きいデータの例を示した図である。
【図25】本発明の一実施形態におけるPDL処理とプリントのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図26】図3のCPUの構成を示すブロック図である。
【図27】図26のCPUコアのクロック周波数とPDL展開時間の関係を示すグラフである。
【図28】図26のCPUコアのクロック周波数と消費電力の関係を示すグラフである。
【図29】図26のCPUコアのクロック周波数逓倍と同時動作の可、不可を判断するための処理手順の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1001、1020 複合機
1002、1021 データベースサーバ
1003 データベースクライアント
1004 電子メールサーバ
1005 電子メールのクライアント
1006、1023 HTML文書をLANに提供するWWWサーバ
1007 インターネット/イントラネット連結用サーバ
1010 ローカルエリアネットワーク(LAN)
1011 ルータ
1012 インターネット/イントラネット
1030 PSTN(公衆電話網)またはISDN(統合サービスデジタル網)
1501 UI(ユーザインターフェイス)を司るモジュール
1502 データベースモジュール
1503 ウェッブサーバモジュール
1504 ユニバーサル・センドを司るモジュール
1505 出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュール
1506 通信先にEメールアドレスが指定された際に実行されるモジュール
1507 出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュール
1508 本複合機と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュール
1509 リモートコピースキャンモジュール
1510 リモートコピープリントモジュール
1511 ウェッブプルプリントモジュール
1512 HTTP通信用モジュール
1513 lprモジュール
1514 SMTPモジュール
1515 SLMモジュール
1516 TCP/IPモジュール
1518 コントロール−APIモジュール
1519 ジョブマネージャ
1520 CODECマネージャ
1521 FBEエンコーダ
1522 JPEG−CODEC
1523 MMR−CODEC
1524 スキャンマネージャ
1525 SCSIマネージャ
1526 プリントマネージャ
1527 エンジンI/F マネージャ
1528 パラレルポートドライバ
2000 制御装置
2001 CPU(中央演算処理装置)
2002 RAM(ランダムアクセスメモリ)
2003 ROM(リードオンリメモリ)
2004 HDD(ハードディスクドライブ)
2006 操作部I/F(インターフェース)
2007 システムバス
2008 画像バス
2010 ネットワークI/F
2011 LAN(ラン:ローカルエリアネットワーク)
2012 操作部(UI:ユーザインターフェース)
2014 スタートキー
2015 ストップキー
2016 ID(識別子、識別番号)キー
2017 リセットキー
2018 2色LED(発光ダイオード)
2020 デバイスI/F部
2021 画像バスI/Fコントローラ
2023 シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部
2022 スキャンバッファ
2024 パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部
2030 画像回転処理部
2031 画像バスI/Fコントローラ
2032 画像回転部
2033 RAM
2040 画像圧縮処理部
2041 画像バスI/Fコントローラ
2042 入力バッファ
2043 画像圧縮部
2044 RAM
2045 出力バッファ
2050 モデム
2051 公衆回線(WAN:広域ネットワーク)
2060 ラスターイメージプロセッサ(RIP)
2062 画像切換え部
2072 原稿フィーダ
2070 スキャナ
2073 トレイ
2080 スキャナ画像処理部
2082 フィルタ処理部
2083 編集部
2084 変倍処理部
2085 テーブル
2086 2値化部
2090 プリンタ画像処理部
2092 解像度変換部
2093 スムージング処理部
2095 プリンタ
2101、2102、2103、2104 用紙カセット
2111 排紙トレイ
3001 CPUコア
3002 キャッシュ(命令キャッシュ、データキャッシュ)
3003 PLL(位相ロック・ループ)部
3004 メモリコントローラ部
3005 フロントサイドバス
3006 メモリバス
3007 バスブリッジ
4050 操作部アプリケーション
4051 アドレスブック
4100 リモートコピーアプリケーションの送信側
4103 SLM
4150 同報配信の送信側
4153 SMTP
4200 ウェッブプルプリントモジュール
4250 ウェッブサーバモジュール
4300 リモートコピーの受信側(プリント側)
4350 同報配信のイメージを受信・プリントするメールサーバ
4400 リモートプリントの受信側(プリント側)
4450 同報配信のイメージを受信・格納するメールサーバ
4500 同報配信での2値のイメージを受信・格納するメールサーバ
4550 同報配信のイメージを受信・格納するメールサーバ
4600 同報配信での多値のイメージを受信・格納するメールサーバ
4650 情報コンテンツを含んだ、公知のウェッブサーバ
4700 ウェッブサーバなどにアクセスする、ウェッブブラウザ
7102 デバイスインフォメーションサービス(DIS)
7101 ジョブマネージャ
7103 スキャンドキュメントマネージャ
7102 デバイスインフォメーションサービス(DIS)
7104 プリントキュメントマネージャ
7201 スーパバイザDB
7202 スキャンコンポーネントDB
7203 プリントコンポーネントDB
7204 スキャンジョブサービスDB
7205 プリントジョブサービスDB
7206 スキャンジョブDB
7207 プリントジョブDBの各ジョブDB
7208 スキャンドキュメントDB
7209 プリントドキュメントDB
7210 ソフトカウンタ
7211 イベントテーブル
8101 CPU
8102 メモリ
8103 SCSI・I/F回路(SCSIコントローラ)
8104 画像の圧縮・伸長ボード(CODEC)
8105 PCIバス
8106 SCSIインターフェースケーブル
8107 スキャナ(または複写機のスキャナ機能ユニット)
8108 IDEコントローラ
8109 IDEケーブル
8110 IDEハードディスク
8201 ジョブマネージャ
8202 DIS
8203 スキャン動作管理部
8204 スキャンシーケンス制御部
8205 圧縮・伸長制御部
8206 ファイルシステム
8207 SCSI制御部
8301 ジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ
8302 スキャンパラメータ
8303 ジョブ番号
8304 ドキュメント番号
8305 ジョブ番号
8306 ドキュメント番号
8307 画像ファイルタイプ
8308 スキャン画像属性
8309 スキャン画像圧縮形式
9001 CPU
9002 メモリ
9003 エンジンI/Fボード
9004 画像の圧縮・伸張ボード
9005 PCIバス
9006 エンジンインターフェースケーブル
9007 プリンタ(または複写機のプリンタ機能ユニット)

Claims (12)

  1. 外部装置からページ記述言語にて記述されたPDLデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信したPDLデータを展開処理してプリントデータを生成する展開手段であって、前記展開処理を実行するためのCPUを有する展開手段と、
    前記受信手段が受信したPDLデータに基づいて、前記CPUを動作させるクロックの周波数を設定する設定手段と、
    前記展開手段が生成したプリントデータに基づいてプリント処理を実行するプリント手段と、
    前記設定手段が設定する周波数に基づいて、前記展開処理と他の動作を同時に行なうか否かを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするプリント装置。
  2. 前記設定手段による前記周波数の設定は、PLLを用いてシステムクロックに対する逓倍数を変えることにより行われることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記制御手段は、前記展開処理と前記他の動作を同時に行なわない場合に、前記プリント装置のユーザが操作可能な操作部上で前記他の動作の実行を指示できないように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のプリント装置。
  4. 前記設定手段は、前記受信手段が受信したPDLデータのデータ量に基づいて前記周波数を設定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプリント装置。
  5. 前記受信手段が受信したPDLデータの種別を認識する認識手段を有し、
    前記設定手段は、前記認識手段の認識結果に基づいて前記周波数を設定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のプリント装置。
  6. 原稿画像を読み取ってプリントデータを入力する入力手段を有し、
    前記他の動作は、前記入力手段が前記プリントデータを入力する動作であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリント装置。
  7. プリント装置におけるプリント方法であって、
    外部装置からページ記述言語にて記述されたPDLデータを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信したPDLデータを展開処理してプリントデータを生成する展開ステップであって、前記展開処理をCPUにより実行する展開ステップと、
    前記受信ステップが受信したPDLデータに基づいて、前記CPUを動作させるクロックの周波数を設定する設定ステップと、
    前記展開ステップが生成したプリントデータに基づいてプリント処理を実行するプリントステップと、
    前記設定ステップが設定する周波数に基づいて、前記展開処理と他の動作を同時に行なうか否かを制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とするプリント方法。
  8. 前記設定ステップによる前記周波数の設定は、PLLを用いてシステムクロックに対する逓倍数を変えることにより行われることを特徴とする請求項に記載のプリント方法。
  9. 前記制御ステップは、前記展開処理と前記他の動作を同時に行なわない場合に、前記プリント装置のユーザが操作可能な操作部上で前記他の動作の実行を指示できないように制御することを特徴とする請求項7又は8に記載のプリント方法。
  10. 前記受信ステップが受信したPDLデータのデータ量に基づいて前記周波数を設定することを特徴とする請求項ないしのいずれか1項に記載のプリント方法。
  11. 前記受信ステップが受信したPDLデータの種別を認識する認識ステップを有し、
    前記設定ステップは、前記認識ステップの認識結果に基づいて前記周波数を設定することを特徴とする請求項ないし10のいずれか1項に記載のプリント方法。
  12. 原稿画像を読み取ってプリントデータを入力する入力ステップを有し、
    前記他の動作は、前記入力ステップが前記プリントデータを入力する動作であることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1項に記載のプリント方法。
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