JP2003345551A - マルチファンクションシステムおよびその制御方法 - Google Patents

マルチファンクションシステムおよびその制御方法

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JP2003345551A
JP2003345551A JP2002156395A JP2002156395A JP2003345551A JP 2003345551 A JP2003345551 A JP 2003345551A JP 2002156395 A JP2002156395 A JP 2002156395A JP 2002156395 A JP2002156395 A JP 2002156395A JP 2003345551 A JP2003345551 A JP 2003345551A
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Noriyuki Kobayashi
紀幸 小林
Katsuaki Sakata
勝亮 坂田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジョブが競合している場合と競合していない場
合でそれぞれに最適な制御を行い、システムの性能を最
大限に引き出す制御方法を提供する。 【解決手段】 ジョブマネージャは、操作部からユーザ
によって動作開始が指定された時に、PDLプリントを
含む複数のジョブが競合しているか否かを自動的に検知
し、ジョブが競合していない場合はメインコントローラ
部に相当するJBIG部2040を使用し、ジョブが競
合している場合にはサブコントローラ部に相当するJB
IG部2061を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPDL(ページ記述
言語)プリントが可能なデジタル複写機等を含むマルチ
ファンクションシステムおよびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からPDLプリントが可能なマルチ
ファンクションシステムでは、メインCPU(中央演算
処理装置)を含むメインコントローラ部とサブCPUを
含むサブコントローラ部を使用して、それらメインコン
トローラ部とサブコントローラ部間の通信によりPDL
プリントを実現することが行われてきた。また、CPU
の高速化に伴って製品コストあるいは開発費を削減する
ため、PDLの展開作業はハードウエアによる専用回路
ではなく、ソフトウエアにより実現されるような傾向も
見られる。
【0003】しかし、多数のジョブを同時に制御するシ
ステムにおいては、CPUの処理の負担も重いため、メ
インCPUのみでPDLの展開作業を行うのではなく、
サブCPUを用いてPDL展開処理を全て任せてしまう
か、あるいはメインCPUとサブCPUの共同で作業を
行う形態も存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な形態
の場合には、メインコントローラ部とサブコントローラ
部間のデータのやり取りが頻繁に行われることになるた
め、そのデータ転送等の制御を適確に行わないと、装置
の性能を十分に発揮することが困難となり、効果も薄れ
てしまう。例えば、サブCPUで処理されたデータをメ
インCPUに転送する際に、バスに負担を掛けすぎる
と、他のジョブで生じるデータ転送との間に競合が発生
して、十分にバスのスループットが得られずに必要以上
に処理時間が掛かってしまう。
【0005】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたもので、その目的は、ジョブが競合してい
る場合と競合していない場合で、メインコントローラ部
とサブコントローラ部の分担を自動的に変えることで、
それぞれに最適な制御を行い、システムの性能を最大限
に引き出すことを可能にしたマルチファンクションシス
テムおよびその制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のマルチファンクションシステムは、メイン
CPUを含むメインコントローラ部とサブCPUを含む
サブコントローラ部間の通信によりPDLプリントを実
現することが可能なマルチファンクションシステムにお
いて、PDLプリントを含む複数のジョブが競合してい
るか否かを自動的に検知する検知手段と、前記検知手段
の検知結果に基づき前記PDLプリントを含む複数のジ
ョブが競合している場合と競合していない場合とで、前
記メインコントローラ部と前記サブコントローラ部の処
理の分担を自動的に変えるジョブ制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0007】ここで、好ましくは、前記メインコントロ
ーラ部及び前記サブコントローラ部は、それぞれPDL
を展開した後の画像データを圧縮することが可能な画像
圧縮手段を有する。
【0008】また、好ましくは、前記メインコントロー
ラ部及び前記サブコントローラ部は、それぞれ前記画像
圧縮手段により圧縮された画像を伸長することが可能な
画像伸長手段を有する。
【0009】また、好ましくは、前記ジョブ制御手段
は、複数のジョブが競合しているか否かに応じて、画像
圧縮を前記メインコントローラ部の前記画像圧縮手段で
行うか、あるいは前記サブコントローラ部の前記画像圧
縮手段で行うかのいずれかに決定する手段を含む。
【0010】また、好ましくは、前記ジョブ制御手段
は、複数のジョブが競合しているか否かに応じて、画像
伸張を前記メインコントローラ部の前記画像伸張手段で
行うか、あるいは前記サブコントローラ部の前記画像伸
張手段で行うかのいずれかに決定する手段を含む。
【0011】また、PDLデータの展開が、前記メイン
コントローラ部あるいは前記サブコントローラ部のいず
れか一方の処理で実現可能なことを特徴とすることがで
きる。
【0012】また、PDLデータの展開が、前記メイン
コントローラ部及び前記サブコントローラ部の両方の処
理で実現可能なことを特徴とすることができる。
【0013】また、複数のジョブが競合しているか否か
に応じて、前記メインコントローラ部と前記サブコント
ローラ部の処理の分担を自動的に変えることは、PDL
プリントの1部目の処理に関してであることを特徴とす
ることができる。
【0014】また、好ましくは、前記メインコントロー
ラ部と前記サブコントローラ部間の通信は、PCIバス
上で行われる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明のマルチ
ファンクションシステムの制御方法は、メインCPUを
含むメインコントローラ部とサブCPUを含むサブコン
トローラ部間の通信によりPDLプリントを実現するこ
とが可能なマルチファンクションシステムにおいて、P
DLプリントを含む複数のジョブが競合しているか否か
を自動的に検知し、前記PDLプリントを含む複数のジ
ョブが競合している場合と競合していない場合とで、前
記メインコントローラ部と前記サブコントローラ部の処
理の分担を自動的に変えることを特徴とする。
【0016】ここで、好ましくは、前記メインコントロ
ーラ部及び前記サブコントローラ部は、それぞれPDL
を展開した後の画像データを圧縮することが可能な画像
圧縮手段を有し、複数のジョブが競合しているか否かに
応じて、画像圧縮を前記メインコントローラ部の前記画
像圧縮手段で行うか、あるいは前記サブコントローラ部
の前記画像圧縮手段で行うかのいずれかに決定する。
【0017】また、好ましくは、前記メインコントロー
ラ部及び前記サブコントローラ部は、それぞれ前記画像
圧縮手段により圧縮された画像を伸長することが可能な
画像伸長手段を有し、複数のジョブが競合しているか否
かに応じて、画像伸張を前記メインコントローラ部の前
記画像伸張手段で行うか、あるいは前記サブコントロー
ラ部の前記画像伸張手段で行うかのいずれかに決定す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態の装置及びその動作について詳細に説明する。 (ハードウェア) [全体構成]本発明の一実施形態の制御装置の全体構成
を図3に示す。制御装置2000は、画像入力デバイス
であるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリ
ンタ2095と接続し、一方ではLAN(ラン:ローカ
ルエリアネットワーク)2011や公衆回線(WAN:
広域ネットワーク)2051接続することで、画像情報
やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラであ
る。CPU(中央演算処理装置)2001はシステム全
体を制御するコントローラである。RAM(ランダムア
クセスメモリ)2002はCPU2001が動作するた
めのシステムワークメモリであり、画像データを一時記
憶するための画像メモリでもある。また、ROM(リー
ドオンリメモリ)2003はブートROMであり、シス
テムのブートプログラムが格納されている。HDD(ハ
ードディスクドライブ)2004はシステムソフトウェ
ア、画像データを格納する。
【0019】CPU2001はJBIG(Joint Bi-lev
el Image Experts)部2040を内蔵しており、RAM
2002に展開された画像データを入力として、算術符
号化である画像のJBIG圧縮を行い、コードデータを
RAM2002に書き込むことができる。RAM200
2に書き込まれたコードデータはCPU2001内蔵の
DMA(Direct Memory Access:ダイレクトメモリアク
セス)回路により、HDD2004に転送され画像の格
納が行われる。また、HDD2004に格納されている
JBIGコードデータはCPU2001内蔵のDMA回
路によりRAM2002に展開され、展開された画像デ
ータを入力としてJBIG部2040で画像のJBIG
伸張を行い、伸張されたラスタデータをRAM2002
に書き込むことができる。
【0020】操作部I/F(インタフェース)2006
は操作部(UI:ユーザインタフェース)2012とイ
ンターフェース部で、操作部2012に表示する画像デ
ータを操作部2012に対して出力する。また、操作部
I/F2006は、操作部2012から本システムの使
用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割を
する。ネットワークI/F2010はLAN2011に
接続して、情報の入出力を行う。モデム2050は公衆
回線2051に接続して、情報の入出力を行う。以上の
デバイスがシステムバス2007上に配置される。
【0021】イメージバスI/F2005はシステムバ
ス2007と画像データを高速で転送する画像バス20
08を接続し、データ構造を変換するバスブリッジであ
る。画像バス2008は、PCI(Peripheral Compone
nt Interconnect)バスまたはIEEE1394(高速
バス規格)で構成される。画像バス2008上には以下
のデバイスが配置される。
【0022】ラスターイメージプロセッサ(RIP)2
060はPDL(ページ記述言語)展開用のサブCPU
で、ソフトウエアによりPDLコードをビットマップイ
メージに展開する。RAM2062はRIP2060が
動作するためのシステムワークメモリであり、画像デー
タを一時記憶するための画像メモリでもある。RIP2
060はCPU2001と同様にJBIG部2061を
内蔵しており、RAM2062に展開された画像データ
を入力として、算術符号化である画像のJBIG圧縮を
行い、コードデータをRAM2062に書き込むことが
できる。RAM2062に書き込まれたコードデータは
RIP2060内蔵のDMA回路により、HDD200
4に転送され画像の格納が行われる。また、HDD20
04に格納されているJBIGコードデータは、RIP
2060内蔵のDMA回路によりRAM2062に展開
され、展開された画像データを入力としてJBIG部2
061で画像のJBIG伸張を行い、伸張されたラスタ
データをRAM2062に書き込むことができる。
【0023】デバイスI/F部2020は、画像入出力
デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と
コントローラ2000とを接続し、画像データの同期系
/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080
は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プ
リンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データ
に対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像
回転部2030は画像データの回転を行う。
【0024】[画像入出力部]本実施形態の画像入出力
デバイスの外観を図4に示す。画像入力デバイスである
スキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明
し、CCD(電荷結合素子)ラインセンサ(図示せず)
を走査することで、ラスターイメージデータとして電気
信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のト
レイ2073にセットされ、装置使用者が図3の操作部
2012から読み取り起動指示することにより、図3の
コントローラCPU2001がスキャナ2070に指示
を与え、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィー
ド(給送)して原稿画像の読み取り動作を行う。
【0025】画像出力デバイスであるプリンタ2095
は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分であり、そのプリント方式は感光体ドラムや感光体
ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからイ
ンクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェ
ット方式等があるが、どのプリント方式でも構わない。
プリント動作の起動は、コントローラCPU2001か
らの指示によって開始する。プリンタ2095は、異な
る用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように
複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット21
01、2102、2103、2104がある。また、排
紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるもので
ある。
【0026】[操作部]図5に操作部2012の外観を
示す。同図に示すように、操作部2012のLCD(液
晶表示素子)表示部2013には、液晶画面上にタッチ
入力用のタッチパネルシートが貼られており、これによ
りシステムの操作画面を表示するとともに、それに表示
してあるキー(ソフトキー)が押されると、その位置情
報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキ
ー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時など
に用いる。スタートキー2014の中央部には、緑と赤
の2色LED(発光ダイオード)2018があり、その
発光色によって、スタートキー2014が使える状態に
あるか否かを示す。例えば、緑色の発光の時にスタート
キー2014が使えるように設定されている。ストップ
キー2015は稼働中の動作を止める働きをする。ID
(識別子、識別番号)キー2016は、使用者のユーザ
ーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は
操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0027】[スキャナ画像処理部]スキャナ画像処理
部2080の詳細構成を図6に示す。フィルタ処理部2
082は、空間フィルタによりコンボリューション演算
(畳み込み演算)を行う。編集部2083は、例えば入
力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識
して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網
掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理
部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラ
スターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡
大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読
み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変え
ることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度デ
ータである画像データを濃度データに変換するためのテ
ーブル変換を行うルックアップテーブルである。2値化
部2086は、多値のグレースケール画像データを、誤
差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
【0028】[プリンタ画像処理部]プリンタ画像処理
部2090の詳細構成を図7に示す。解像度変換部20
92は、LAN2011あるいは公衆回線2051から
伝送された画像データを、プリンタ2095の解像度に
変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部
2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜
め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らか
にする処理を行う。
【0029】[画像回転処理部]画像回転処理部203
0の詳細構成を図8に示す。画像バスI/Fコントロー
ラ2031は、画像バス2008と接続して、そのバス
シーケンスの制御と、画像回転部2032にモード等を
設定する制御と、画像回転部2032に画像データを転
送するためのタイミング制御とを行う。以下に画像回転
処理部2030の処理手順を説明する。
【0030】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2031は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(例えば、画像サイズや回転方向
・角度等の設定)を行う。画像回転に必要な設定を行っ
た後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコント
ローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。
この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031
はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバ
イスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは、
32bitをその画像データのサイズとして回転を行う
画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス
2008上に画像データを転送させる際に32bitを
単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値
を想定する)。
【0031】上記のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図9を参照)。
【0032】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90
度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bi
tの画像データを、図10に示すように、Y方向に書き
込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画
像が回転される。
【0033】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上記の読み出し方法で画像デ
ータを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031
に画像を転送する。回転処理された画像データを受け取
った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アド
レッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス2
008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一
連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなる
まで(必要なページ数の処理が終わったとき)、繰り返
される。
【0034】[デバイスI/F部]デバイスI/F部2
020の詳細構成を図11に示す。画像バスI/Fコン
トローラ2021は、画像バス2008と接続し、その
バスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI
/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを
発生させる。また、画像バスI/Fコントローラ202
1は、画像切換え部2026への制御信号を発生させ
る。
【0035】スキャンバッファ2022は、画像切換え
部2026から送られてくる画像データを一時保存し、
画像バス2008に同期させて画像データを出力する。
シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023
は、スキャンバッファ2022に保存された画像データ
を順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008
に転送できる画像データのデータ幅に変換する。
【0036】パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024は、画像バス2008から転送された画像デ
ータを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッ
ファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換
する。プリントバッファ2025は、画像バス2008
から送られてくる画像データを一時保存し、画像切換え
部2026からの転送要求に応じてプリンタ2095に
画像データを出力する。
【0037】次に、画像スキャン時の処理手順を説明す
る。スキャナ2070から送られてくる画像データをス
キャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期
させて、画像切換え部2026に送る。画像切換え部2
026ではスキャナ2070から受け取った画像をCP
U2001からの設定に応じて選択された転送先へ画像
を送る。通常はスキャナ2070から受け取った画像は
スキャナ画像処理部2080へ送られ、所定の画像処理
を行った後、画像切換え部2026を介してスキャンバ
ッファ2022に保存される。そして、画像バス200
8がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが
32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出
しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パ
ラレルシリアル変換部2023に送り、32ビットの画
像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ202
1を通して画像バス2008上に転送する。また、画像
バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ
内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリア
ルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、
シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントロ
ーラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0038】次に、画像プリント時の処理手順を説明す
る。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バ
スから送られてくる32ビットの画像データを、画像バ
スI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレルシ
リアル・シリアルパラレル変換2024に送り、ここで
プリンタ2095の入力データビット数の画像データに
分解し、それをプリントバッファ2025に保存する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合に
は、画像バスから送られてくるシリアル画像データを画
像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレ
ルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、こ
こでプリンタ2095の入力データビット数の画像デー
タに変換し、それをプリントバッファ2025に保存す
る。画像データはプリントバッファ2025から画像切
換え部2026を介してプリンタ画像処理部2090に
送られる。そして、プリンタ画像処理部2090所定の
画像処理を行った後、再び画像切換え部2026を介し
て、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号
に同期させて、プリントバッファ2025内の画像デー
タを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0039】(ソフトウェア) [システム全体]本発明の一実施形態におけるネットワ
ークシステムの全体構成を図1に示す。同図において、
1001は複合機または多機能複写装置などと呼ばれる
本発明を適用した装置であって、前述のスキャナとプリ
ンタとを含み、スキャナから読み込んだ画像をローカル
エリアネットワーク(以下、LANと称する)1010
に流したり、LANから受信した画像をプリンタにより
プリントアウトできる。また、本発明の装置1001は
スキャナから読んだ画像をFAX送信手段(図示しな
い)により、PSTN(公衆電話網)またはISDN
(統合サービスデジタル網)1030に送信したり、P
STNまたはISDNから受信した画像をプリンタによ
りプリントアウトできる。
【0040】1002はデータベースサーバであって、
本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多
値画像をデータベースとして管理する。1003はデー
タベースサーバ1002のデータベースクライアントで
あって、データベース1002に保存されている画像デ
ータを閲覧/検索等できる。1004は電子メールサー
バであって、本発明の装置1001により読み取った画
像を電子メールの添付として受け取ることができる。1
005は電子メールのクライアントであって、電子メー
ルサーバ1004が受け取ったメールを受信して閲覧し
たり、電子メールを送信したりすることができる。10
06はHTML(Hypertext Markup Language)文書を
LANに提供するWWW(Word Wide Web)サーバであ
って、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供
されるHTML文書をプリントアウトすることができ
る。1007はルータ1011を介して、LAN101
0をインターネット/イントラネット1012と連結す
るためのサーバである。
【0041】上述の本発明の装置1001、データベー
スサーバ1002、WWWサーバ1006、および電子
メールサーバ1004と同様の装置である、1020、
1021、1022、1023が、それぞれインターネ
ット/イントラネット1012に連結している。一方、
本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN10
30を介して、FAX(ファクシミリ)装置1031と
送受信可能になっている。また、LAN1010上にプ
リンタ1040も連結されており、本発明の装置100
1により読み取った画像を外部のプリンタ1040でプ
リントアウト可能なように構成されている。
【0042】[ソフトウェアブロック全体構成]図2は
本発明を実施した複合機(図1の1001あるいは10
20)のソフトウエアの構成を示す。同図において、1
501はUI(ユーザインターフェイス)を司るもので
あり、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う
際、機器との仲介を行うモジュールである。本UIモジ
ュール1501は、オペレータの操作に従い、後述の各
種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデ
ータの設定等を行う。
【0043】1502はアドレスブック即ち、データの
送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールで
ある。アドレスブックの内容は、UIモジュール150
1からの操作によりデータの追加、削除、取得が行わ
れ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデー
タの送付・通信先情報を与えるものとして使用される。
【0044】1503はウェッブサーバモジュール(ウ
エッブサーバデバイスマネージャアカンティング)であ
り、図外のウェッブクライアントからの要求により、本
複合機の管理情報を通知するために使用される。この管
理情報は、後述のコントロール−API(Application
Program Interface)1518を介して読み取られ、後
述のHTTP(Hypertext Transport Protocol)151
2、TCP/IP(Transmission Control Protocol /
Internet Protocol )1516、ネットワーク−ドライ
バ1517を介してウェッブクライアントに通知され
る。
【0045】1504はユニバーサル・センド(Univer
sal-Send)即ち、データの配信を司るモジュールであ
り、UIモジュール1501によりオペレータに指示さ
れたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布
する。また、このモジュール1504は、オペレータに
より、本複合機のスキャナ機能を使用してその配布デー
タの生成を行うことが指示された場合には、後述のコン
トロール−API1518を介して機器を動作させて、
データの生成を行う。1505はユニバーサル・センド
1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行さ
れるモジュール(P550モジュール)である。150
6はユニバーサル・センド1504内で通信先にEメー
ル(E-mail)アドレスが指定された際に実行されるモジ
ュール(Eメールモジュール)である。1507はユニ
バーサル・センド1504内で出力先にデータベースが
指定された際に実行されるモジュール(DBモジュー
ル)である。1508はユニバーサル・センド1504
内で出力先に本複合機と同様の複合機が指定された際に
実行されるモジュール(DP(Data Processing)モジュ
ール)である。
【0046】1509はリモートコピースキャン(Remo
te- Copy -Scan)モジュールであり、本複合機のスキャ
ナ機能を使用し、ネットワーク等により接続された他の
複合機を出力先とし、本複合機単体で実現しているコピ
ー機能と同等のスキャン処理を行うモジュールである。
1510はリモートコピープリント(Remote- Copy -Pr
int)モジュールであり、本複合機のプリンタ機能を使
用して、ネットワーク等により接続された他の複合機を
入力先とし、本複合機単体で実現しているコピー機能と
同等のプリント処理を行うモジュールである。
【0047】1511はウェッブプルプリント(Web-Pu
ll-Print)、即ちインターネットまたはイントラネット
(図1の1012)上の各種ホームページの情報を読み
出し、印刷するモジュールである。
【0048】1512は本複合機がHTTPにより通信
する際に使用されるモジュール(HTTPモジュール)
であり、後述のTCP/IP1516モジュールによ
り、上述のウェッブサーバモジュール1503、ウェッ
ブプルプリントモジュール1511に通信を提供するも
のである。1513はlpr(Line Printer:プリン
トコマンド)モジュールであり、後述のTCP/IP1
516モジュールにより、上述のユニバーサル・センド
1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供
するものである。1514はSMTP(Simple Mail Tr
ansfer Protocol)モジュールであり、後述のTCP/
IP1516モジュールにより、上述のユニバーサル・
センド1504内のEメールモジュール1506に通信
を提供するものである。1515はSLM(Salutation
-Manager:サリューションマネージャ)モジュールであ
り、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上
述のユニバーサル・センド1504内のデータベースモ
ジュール1517、DP(Data Processing)モジュー
ル1518、及びリモートコピースキャンモジュール1
509、リモートコピープリントモジュール1510に
通信を提供するものである。
【0049】1516はTCP/IP通信モジュールで
あり、後述のネットワーク−ドライバ1517により、
上述の各種モジュールにネットワーク通信を提供するも
のである。1517はネットワークドライバであり、ネ
ットワーク(図1の1010、1012、1030)に
物理的に接続される部分を制御するものである。
【0050】1518はコントロール−APIであっ
て、ユニバーサル・センド1504等の上流モジュール
に対し、後述のジョブマネージャ(Job-Manager)15
19等の下流モジュールとのインターフェイスを提供す
るものであり、上流及び下流のモジュール間の依存関係
を軽減し、それぞれの流用性を高めるものである。
【0051】1519はジョブマネージャであり、上述
の各種モジュールからコントロールAPI1518を介
して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指
示を与えるものである。また、本モジュール1519
は、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理
するものであり、ジョブが競合するか否かの判断をす
る。
【0052】1520はCODEC(符号器/復号器)
マネージャ(CODEC-Manager)であり、ジョブマネージ
ャ1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸
長を管理・制御するものである。1521はFBEエン
コーダ(FBE -Encoder)であり、ジョブマネージャ15
19、スキャンマネージャ1524により実行されるス
キャン処理により読み込まれたデータをFBE(First
Binary Encoding)フォーマットにより圧縮するもので
ある。1522はJPEG−CODECであり、ジョブ
マネージャ1519、スキャンマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのJPEG(Joint Photographic Experts Gro
up)圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うもの
である。1523はMMR−CODECであり、ジョブ
マネージャ1519、スキャンマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのMMR(modified modified READ)圧縮及び
印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0053】1524はスキャンマネージャ(Scan-Man
ager)であり、ジョブマネージャ1519が指示するス
キャン処理を管理・制御するものである。1525はS
CSI(小型コンピュータインタフェース)ドライバで
あり、スキャンマネージャ1524と本複合機が内部的
に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
【0054】1526はプリントマネージャ(Print-Ma
nager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する
印刷処理を管理・制御するものである。1527はエン
ジンI/Fドライバであり、プリントマネージャ152
6と印刷部とのI/Fを提供するものである。
【0055】1528はパラレルポートドライバであ
り、ウェッブプルプリント(Web-Pull-Print)モジュー
ル1511がパラレルポートを介して図外の出力機器に
データを出力する際のI/Fを提供するものである。
【0056】[アプリケーション]次に、本発明の複合
機に組込まれる、組み込みアプリケーションの実施形態
について説明する。
【0057】図12は本発明を適用した配信に関する組
み込みアプリケーションの構成を表す。同図において、
4050は本発明の操作部アプリケーション(図2の1
501)を示すブロックである。4100はリモートコ
ピーアプリケーション(図2の1509、1510)の
送信側を示すブロックである。4150は同報配信の送
信側を示すブロックである。4200はウェッブプルプ
リントモジュール(図2の1511)を示すブロックで
ある。4250はウェッブサーバモジュール(図2の1
503)を示すブロックである。
【0058】4300はリモートコピーの受信側(プリ
ント側)を示すブロックである。4350は同報配信で
送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリ
ントするブロックである。4400はリモートプリント
の受信側(プリント側)を示すブロックである。
【0059】4450は同報配信で送信されてきたイメ
ージを公知のノートサーバで受信・格納するブロックで
ある。4500は同報配信で送信されてきた2値のイメ
ージを受信・格納するブロックである。4550は同報
配信で送信されてきたイメージを公知のメールサーバで
受信・格納するブロックである。4600は同報配信で
送信されてきた多値のイメージを受信・格納するブロッ
クである。
【0060】4650は情報コンテンツを含んだ、公知
のウェッブサーバである。4700は本発明のウェッブ
サーバなどにアクセスする、公知のウェッブブラウザ
(Web-Browser)である。
【0061】以下、それぞれのブロックに照らし合わせ
ながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。[ユ
ーザインターフェース(User Interface)アプリケーシ
ョン]ブロック4050で示すユーザインターフェース
(以下、UI)の詳細は、前述したとおりであるが、こ
こでは、ブロック4051のアドレスブック(Address
Book)について説明する。このアドレスブックは、本発
明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハ
ードディスクなど)に保存されており、この中には、ネ
ットワークに接続された機器の特徴が記載されている。
例えば、アドレスブックには、以下に列挙するようなも
のが含まれている。 (a)機器の正式名やエイリアス名 (b)機器のネットワークアドレス (c)機器の処理可能なネットワークプロトコル (d)機器の処理可能なドキュメントフォーマット (e)機器の処理可能な圧縮タイプ (f)機器の処理可能なイメージ解像度 (g)プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙
段情報 (h)サーバー(コンピュータ)機器の場合のドキュメ
ントを格納可能なフォルダ名
【0062】以下に説明する各アプリケーションは、上
記のアドレスブック4051に記載された情報により配
信先の特徴を判別することが可能となる。また、このア
ドレスブックは、編集可能であると共に、ネットワーク
内のサーバーコンピュータなどに保存されているものを
ダウンロードして使用するか、または、直接参照するこ
とも可能である。
【0063】[リモートコピーアプリケーション]リモ
ートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機
器の処理可能な解像度情報を上記のアドレスブック40
51から判別し、その解像度情報に従い、スキャナによ
り読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮
し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Forma
t)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上の
プリンタ機器に送信する。SLM4103は公知のサリ
ューションマネージャ(Salutation Manager)(また
は、Smart Link Manager:スマートリンクマネージャ)
と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロ
トコルの一種である。
【0064】[同報配信アプリケーション]同報配信ア
プリケーションは、上記のリモートコピーアプリケーシ
ョンと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を
送信することが可能である。また、配信先もプリンタ機
器にとどまらず、いわゆるサーバーコンピュータにも直
接配信可能である。以下、配信先に従って順に説明す
る。
【0065】配信先の機器が、公知のネットワークプリ
ンタプロトコルであるLPD(Lineprinter Daemon)、
およびプリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処
理可能であるとアドレスブック4051から判別した場
合には、同様にアドレスブック4051から判別した画
像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は本実
施形態では、公知のFBE(First Binary Encoding)
を用いて圧縮し、さらにLIPS(LBP(Laser Beam Pri
nter) Image Processing System)コード化して、公知
のネットワークプリンタプロトコルであるlprにより
相手機器に送信する。
【0066】配信先の機器が、上記のSLMで通信可能
なサーバー機器の場合には、アドレスブック4051か
ら、サーバーアドレス、サーバー内のフォルダの指定を
判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、ス
キャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を
用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged ImageFi
le Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上の
サーバー機器の特定のフォルダに格納することができ
る。
【0067】また、本実施形態の機器では、相手機器で
あるサーバーが、公知のJPEG圧縮された多値画像を
処理可能であると判別した場合には、上記の2値画像と
同様に、多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を
用いて、やはり公知のJFIF(JPEG File Interchang
e Format:カラー静止画方式)化し、SLMを通して、
ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納
することが可能である。
【0068】配信先の機器が公知のEメールサーバーで
ある場合には、アドレスブック4051に記載されたメ
ールアドレスを判別して、スキャナにより読みとった画
像の2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、その
圧縮画像を公知のTIFF(Tagged Image File Forma
t)化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Prot
ocol)4153を使用して、Eメールサーバーに送信す
る。その後の配信は、メールサーバ4550に従って実
行される。
【0069】[ウェッブプルプリントアプリケーショ
ン]ウェッブプルプリントアプリケーションは、本実施
形態と直接関係しないので、その説明は省略する。
【0070】[ウェッブサーバアプリケーション]ウェ
ッブサーバアプリケーションは、本実施形態と直接関係
しないので、その説明は省略する。
【0071】[デバイスインフォメーションサービス]
ウェッブコントローラ内において、ジョブに対する設定
値、デバイス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステ
ータス、課金情報等をコントロール APIに準拠した
データ形態で保持するデータベースと、そのデータベー
スとのI/Fをデバイスインフォメーションサービス
(以下、DISと称する)として定義している。図13
に、そのDIS7102、ジョブマネージャ7101、
及びスキャンドキュメントマネージャ7103、プリン
トキュメントマネージャ7104との間の情報のやり取
りを示す。
【0072】基本的に、ジョブの開始命令などの動的な
情報は、ジョブマネージャ7101から各ドキュメント
マネージャに直接指示され、デバイスの機能やジョブの
内容など静的な情報はジョブマネージャ7101がDI
S7102を参照する。各ドキュメントマネージャ71
03、7104からの静的、動的情報、イベント(事
象)はDIS7102を介してジョブマネージャ710
1に伝えられる。
【0073】各ドキュメントマネージャ7103、71
04からDIS7102のデータベース(図示しない)
にデータの設定、取得を行う場合には、DIS7102
の内部のデータ形式がコントロールAPI準拠であるこ
とから、コントロールAPIに準拠したデータ形式と、
各ドキュメントマネージャ7103、7104が理解で
きるデータ形式との相互の変換処理を、ジョブマネージ
ャ7101で行う。例えば、各ドキュメントマネージャ
7103、7104からステータスデータの設定を行う
場合には、ジョブマネージャ7101は、デバイス固有
のデータを解釈し、この固有のデータをコントロールA
PIで定義される対応するデータに変換し、この変換し
たデータをDIS7102のデータベースに書き込む動
作を行う。
【0074】ジョブマネージャ7101からDIS71
02のデータベースにデータの設定、取得を行う場合に
は、ジョブマネージャ7101とDIS7102との間
でデータの変換は生じない。また、DIS7102に
は、ドキュメントマネージャ7101から通知される各
種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行わ
れる。
【0075】図14に、上記のDIS7102の内部に
保持される各種データベース(以下、DBと称する)を
示し、以下にそれぞれのDBについて説明する。図14
の図中の丸角長方形は個々のDBを表している。同図に
おいて、まず、7201はスーパバイザ(Supervisor)
DBであって、機器全体についてのステータスやユーザ
情報を保持する。一方、ユーザIDやパスワード等の、
バックアップが必要な情報はHD(ハードディスク)装
置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発性の記憶
装置に保持される。
【0076】7202はスキャンコンポーネントDB、
7203はプリントコンポーネントDBであり、これら
コンポーネントDBは存在するコンポーネント(compon
ent)毎に対応して保持される。例えば、プリンタのみ
からなる機器の場合はプリントコンポーネントDBのみ
が存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合はF
AXコンポーネントDBが保持される。各コンポーネン
トDBには初期化時に、それぞれ対応するドキュメント
マネージャがコンポーネントの機能やステータスを設定
する。
【0077】7204はスキャンジョブサービスDB、
7205はプリントジョブサービスDBであり、これら
のジョブサービスDBもコンポーネントDB同様に、初
期化時にそれぞれ対応するドキュメントマネージャが機
器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定す
る。
【0078】次に、ジョブDB、ドキュメントDBにつ
いて説明する。7206はスキャンジョブDB、720
7はプリントジョブDBの各ジョブDB、7208はス
キャンドキュメントDB、7209はプリントドキュメ
ントDBである。
【0079】ジョブDB7206、7207、およびド
キュメントDB7208、7209は、ジョブとそれに
付随するドキュメントが生成される度に、ジョブマネー
ジャ7101により動的に確保され、初期化が行われ、
必要な項目の設定が行われる。各ドキュメントマネージ
ャ7103、7104は、ジョブの処理開始前にジョブ
DB7206、7207およびドキュメントDB720
8、7209から処理に必要な項目を読み出し、ジョブ
を開始する。その後、ジョブが終了すると、これらのジ
ョブ、及びそれに付随していたドキュメントのDBは解
放される。ジョブは1つ以上のドキュメントを持つの
で、あるジョブに対して複数のドキュメントDBが確保
される場合がある。
【0080】7211は各ドキュメントマネージャ71
03、7104から通知されるイベント情報を保持する
データベース(イベントテーブル)であり、7210は
装置のスキャン回数、プリント回数を記録するためのカ
ウンタテーブル(ソフトカウンタ)である。ドキュメン
トマネージャ7103、7104から通知されるイベン
トには、スキャンドキュメントマネージャ7103から
のコンポーネントの状態遷移、スキャン処理動作完了や
各種のエラー、またプリントドキュメントマネージャ7
104からのコンポーネントの状態遷移、プリント処理
動作完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあ
り、それぞれのイベントを識別するためのイベントID
が予め定められている。
【0081】ドキュメントマネージャ7103、710
4からイベントが発行された場合、DIS7102はイ
ベントデータベース7211に発行されたイベントID
と、必要ならそのイベントに付随する詳細データとを登
録する。また、DIS7102は、ドキュメントマネー
ジャ7103、7104からイベントの解除が通知され
た場合には、解除指定されたイベントデータをイベント
データベース7211から削除する。
【0082】ジョブマネージャ7101によりイベント
のポーリングが行われた場合には、DIS7102は、
イベントデータベース7211を参照して、現在発生し
ているイベントIDと、必要ならばイベントに付随する
詳細データとをジョブマネージャ7101へ返信し、現
在イベントが発生していなければその旨をジョブマネー
ジャ7101へ返信する。
【0083】また、スキャン処理動作完了、あるいはプ
リント処理動作完了のイベントが通知された場合には、
DIS7102は、ソフトカウンタ7210内のスキャ
ン、プリントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。
このソフトウエアによるカウンタ7210は不慮の電源
遮断などでその値が失われないように、バックアップさ
れたメモリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置にその値
が更新されるたびに書き戻す。
【0084】(スキャン動作)次に、本発明の一実施形
態における複合機のスキャン動作の詳細について説明す
る。図15はこのスキャン動作に関連する制御系の構成
部分を示す。PCIバス8105に対して、CPU81
01、メモリ8102、画像の圧縮・伸長ボード(CO
DEC)8104、スキャナ8107、及びこのシステ
ムを接続するためのI/Fを提供するSCSI・I/F
回路(SCSIコントローラ)8103が接続されてい
る。SCSI・I/F回路8103とスキャナ(または
複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニット)81
07は、SCSIインターフェースケーブル8106で
接続されている。
【0085】また、PCIバス8105には、IDE
(Integrated Device Electronics:接続インタフェー
ス)コントローラ8108が接続されており、IDEケ
ーブル8109を介してIDEハードディスク8110
に接続されている。
【0086】図16は本発明の一実施形態における複合
機のスキャン動作に関するソフトウェア構造を示す。ジ
ョブマネージャ8201はアプリケーションレベルの要
求を分類、保存する機能を持つ。DIS8202はアプ
リケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメ
ータを保存する。アプリケーションからの要求はメモリ
8102に保存される。スキャン動作管理部8203は
ジョブマネージャ8201とDIS8202とからスキ
ャンを行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作管
理部8203はジョブマネージャ8201から図17に
示すジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ8
301を受け取り、ジョブ番号、ドキュメント番号のテ
ーブルデータ8301を基に、DIS8202からスキ
ャンパラメータ8302を受け取る。これにより、アプ
リケーションから要求されているスキャン条件に応じた
スキャンを行うことができる。
【0087】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ8302をドキュ
メント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡
す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャン
シーケンス制御部8204はスキャン画像属性8308
の内容に従ってSCSI制御部8207をコントロール
する。これにより、図15のPCI8105に接続され
たSCSIコントローラ8103を動作させることによ
り、SCSIケーブル8106を介してスキャナ810
7に、SCSI制御コマンドを送ることによりスキャン
が実行される。
【0088】スキャナ8107でスキャンした画像はS
CSIケーブル8106を介してSCSIコントローラ
8103にわたり、さらにPCI8105を介してメモ
リ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8
204はスキャンが終了し、PCI8105を介してメ
モリ8102に画像が格納された時点で、スキャンパラ
メータ8302のスキャン画像圧縮形式8309の内容
にしたがって、メモリ8102に格納されているスキャ
ン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に
対して要求を出す。この要求を受け取った圧縮・伸長制
御部8205はPCI8105に接続されているCOD
EC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部82
04からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮
を行う。圧縮・伸長制御部8205は圧縮された画像を
PCI8105を介してメモリ8102に格納する。
【0089】スキャンシーケンス制御部8204は圧縮
・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309
で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ81
02に格納した時点で、スキャンパラメータ8302の
画像ファイルタイプ8307に従ってメモリ8102に
格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化す
る。
【0090】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206に対して、スキャンパラメータ8
302の画像ファイルタイプ8307で指定されたファ
イル形式でファイル化することを要求する。ファイルシ
ステム8206はスキャンシーケンス制御部8204か
らの画像ファイルタイプ8307に従って、メモリ81
02に格納されている圧縮された画像をファイル化し、
これをPCI8105を介してIDEコントローラ81
08に転送し、IDEケーブル8109を介してIDE
ハードディスク8110に転送することにより、スキャ
ンされた圧縮画像をファイル化する。
【0091】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206がIDEハードディスク8110
にファイル化された画像を格納した時点で、スキャナ8
107上の一枚の現行の処理が終了したとして、スキャ
ン動作管理部8203にスキャン終了通知を送り返す。
【0092】この時点で、スキャナ8107上にまだス
キャンが行われていない原稿が存在し、ジョブマネージ
ャ8201からスキャン要求が存在する場合には、スキ
ャン動作管理部8203は、再度、DIS8202に格
納されているスキャンパラメータ8302を用いてスキ
ャンシーケンス制御部8204にスキャン動作を要求す
る。
【0093】スキャナ8107上にスキャンされていな
い原稿が存在しない場合、またはジョブマネージャ82
01からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャ
ン動作管理部8203は、スキャン動作が終了したもの
としてジョブマネージャ8201に対してスキャン終了
通知を発行する。
【0094】(プリント動作)次に、本発明の一実施形
態における複合機のプリント動作について詳細に説明す
る。図18はこのプリント動作に関連する制御系の構成
部分を示す。PCIバス9005に対して、CPU90
01、メモリ9002、画像の圧縮・伸張ボード900
4、プリンタ9007、及びこのシステムを接続するた
めのI/Fを提供するエンジンI/Fボード9003が
接続されている。エンジンI/Fボード9003とプリ
ンタ(または複合機能を有する複写機のプリンタ機能ユ
ニット)9007はエンジンインターフェースケーブル
9006で接続されている。
【0095】エンジンI/Fボード9003は内部にD
PRAM(Dual Port RAM)を持ち、このDPRAMを
介してプリンタ9007へのパラメータ設定、及びプリ
ンタ9007の状態読み出しと、プリントの制御コマン
ドのやりとりを行う。またこのボード9003はビデオ
コントローラを有し、プリンタ9007からエンジンイ
ンターフェースケーブル9006経由で与えられるVC
LK(ビデオクロック:垂直同期信号)とHSYNC
(水平同期信号)に合わせて、PCI上に展開されてい
るイメージデータをエンジンインターフェースケーブル
9006を介してプリンタ9007に送信する。この送
信のタイミングを図で表すと図19の様になる。
【0096】図19に示すように、上記のVCLK信号
は常に出続け、上記のHSYNC信号がプリンタ900
7の1ラインの開始に同期して与えられる。エンジンI
/Fボード9003のビデオコントローラは、設定され
た画像幅(WIDTH)分のデータを、設定されたPC
I上のメモリ(SOURCE)9002から読み出し
て、ビデオ信号としてエンジンインターフェースケーブ
ル9006に出力する。これを指定ライン分(LINE
S)繰り返した後、ビデオコントローラは、IMAGE
_END割り込み信号を発生する。
【0097】先に説明したとおり、CPU9001上の
アプリケーションプログラムから図2のコントロールA
PI1518にプリントジョブの指示が渡されると、コ
ントロールAPI1518はこれをコントローラレベル
のジョブマネージャ1519(図13の7101)にジ
ョブとして渡す。さらにこのジョブマネージャ1519
はジョブの設定をDIS(図13の7102)に格納
し、プリントマネージャ1526(図13の7104)
にジョブの開始を指示する。プリントマネージャ152
6(図13の7104)はジョブを受け付けるとDIS
(図13の7102)からジョブ実行に必要な情報を読
み出し、これを図18のエンジンI/Fボード9003
及びDPRAM(図示しない)を介してプリンタ900
7に設定する。
【0098】エンジンI/Fボード9003の設定項目
を図20に示し、プリンタのDPRAMを介した設定項
目及び制御コマンド、状態コマンドを図21に示す。
【0099】説明を簡潔にするため、プリント対象のジ
ョブを、非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズの
2値画像で、2ページ、1部プリントとし、かつ実行す
るプリンタが600dpi(ドット/インチ)の性能を
持つものと仮定して、以下に具体的にそのプリント動作
を説明する。
【0100】まず、このジョブを受けると、プリントマ
ネージャ1526(図13の7104)はこの画像の幅
(この場合8.5”の側とする)の画像バイト数を算出
する。
【0101】WIDTH = 8.5 × 600 ÷
8 ≒ 630(Bytes) 次にライン数を演算する。 LINES = 11 × 600 = 6600
(行)
【0102】これらの算出した値と、与えられた1ペー
ジ目の画像が格納されているSOURCEアドレスと
を、図20に示すWIDTH,LINES,SOURC
Eのメモリ領域にそれぞれ設定する。この時点で、エン
ジンI/Fボード9003は画像出力の用意が完了して
いるが、プリンタ9007からまだHSYNC信号が来
ていないため(VCLKは来ている)、画像データを出
力していない。
【0103】次に、プリントマネージャ1526(図1
3の7104)は図21に示すDPRAMの所定のアド
レス(Book No.)に出力部数である1を書き込
む。その後、プリントマネージャは、1ページ目に対す
る出力用紙の給紙要求の信号(FEED_REQ)を出
力し、プリンタ9007から画像要求信号であるIMA
GE_REQの入力を待つ。プリンタ9007からIM
AGE_REQの信号が来たら、プリントマネージャ
は、画像開始信号であるIMAGE_STARTの信号
を出す。
【0104】このIMAGE_STARTの信号を受け
て、プリンタ9007はHSYNC信号を出し始め、H
SYNC信号待ちであったエンジンI/Fボード900
3は画像を出力する。プリンタ9007は出力用紙の後
端を検出すると、画像終了信号であるIMAGE_EN
Dの信号を出力し、出力用紙が排出されると排出完了信
号であるSHEET_OUTの信号を出力する。
【0105】プリントマネージャ1526(図13の7
104)は1ページ目のIMAGE_END信号を受け
て、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURC
EのデータをエンジンI/Fボード9003に設定し、
FEED_REQ信号を出して、IMAGE_REQ信
号を待つ。2ページ目のIMAGE_REQ信号が来て
からの動作は、1ページ目と同様である。
【0106】[PDLプリント時の画像転送経路]この
項では、ネットワーク経由で送られたPDLデータを展
開、圧縮、HD(ハードディスク)格納を行うと同時に
1部目の画像がプリントされるまでの転送経路について
説明する。
【0107】図22はPDL展開後のラスタデータの圧
縮をJBIG部2040で行う場合の画像データの転送
経路を太い矢印で示している。ネットワーク経由で送ら
れたPDLデータはRIP2060で展開され、そのラ
スタデータがバス2008を経由してJBIG部204
0で画像のJBIG圧縮が行われる。JBIG圧縮され
たコードデータは、HDD2004へ格納される。ま
た、この場合は、RAM2002上には上記JBIG圧
縮のためにラスタデータが格納されているため、上記J
BIG圧縮、HD格納を行うと同時に、図23の太い矢
印で示す様な経路でRAM2002上のラスタデータが
ダイレクトにプリンタ2095に転送されてプリント出
力される。
【0108】一方、図24はPDL展開後のラスタデー
タの圧縮をJBIG部2061で行う場合の画像データ
の転送経路を太い矢印で示している。ネットワーク経由
で送られたPDLデータはRIP2060で展開された
後、JBIG部2061で画像のJBIG圧縮が行わ
れ、コードデータがバス2008を経由して、HDD2
004へ格納される。しかし、この場合は、バス200
8上の負荷は軽減されるが、RAM2002上には上記
JBIG圧縮のためにラスタデータが格納されていない
ため、RAM2002からのダイレクトなプリントはで
きず、図25に太い矢印で示す様に、JBIG部204
0で画像の伸張をおこなった後に、プリンタ2095で
プリントを行わなければならない。
【0109】[ジョブの競合と画像転送経路]ソフトウ
エアの説明部分で記載した図2のジョブマネージャ15
19は、図3の操作部2012からユーザによって動作
開始が指定された時には、既に処理中のジョブが存在し
ているか否かを判断する。既に処理中のジョブが存在し
ている場合は、ジョブマネージャ1519は、ユーザか
ら新たに指定されているジョブとの間に競合が発生する
ものと判断して、競合モードとして制御を行う。また、
既に処理中のジョブが存在していない場合には、ジョブ
マネージャ1519は、ユーザから新たに指定されてい
るジョブとの間に競合が発生しないものと判断して、非
競合モードとして制御を行う。
【0110】以下に競合が発生している場合と競合が発
生していない場合のPDLプリント1部目の処理時間に
ついて、図22、図23に示すようにJBIG圧縮にJ
BIG部2040を使用した場合のケースと、図24、
図25に示すようにJBIG圧縮にJBIG部2061
を使用した場合のケースとを比較する。
【0111】― 競合が発生していない場合 − 図26は競合が発生していないときのJBIG部204
0を使用した場合における処理時間のタイミングを示す
タイミングチャートである。図26の上段からCPU2
001の処理、バス2008上のデータ転送、RIP2
060の処理の状況を示している。図26の横軸は時間
軸である。この場合、前述の転送経路の説明のように、
RAM2002にはラスタデータが存在するため、プリ
ント時はラスタデータをプリンタ2095でプリント出
力することが可能である。また、JBIG圧縮部204
0の圧縮処理中に次ページのPDL展開(レンダリン
グ)をRIP2060で同時に進められるため、1サイ
クルの処理時間は PDL展開時間+ラスタデータ転送時間 となる。
【0112】これに対し、図27は競合が発生していな
いときのJBIG部2061を使用した場合における処
理時間のタイミングを示すタイミングチャートである。
図27の上段からCPU2001の処理、バス2008
上のデータ転送、RIP2060の処理の状況を示して
いる。図27の横軸は時間軸である。この場合、RIP
2060でPDL展開した後、内部のJBIG部206
1でJBIG圧縮も行われ、少量になったデータがバス
2008上で転送される。しかし、前述の転送経路の説
明のように、RAM2002にはラスタデータが存在し
ないため、プリント時はダイレクトにプリントできず、
JBIG部2040によるJBIG伸張が必要である。
また、JBIG部2040によるJBIG伸張を行って
いる間、次ページのRIP2060によるPDL展開を
同時に進められるために、1サイクルの処理時間は、 PDL展開時間+JBIG圧縮時間+コードデータ転送
時間 となる。(但し、JBIGはアルゴルの特性上、圧縮と
伸張に掛かる時間は同等であるという前提である。) 以上から、図24、図25のバス2008がPCIバス
のように高速な場合は一般に JBIG圧縮時間>ラスタデータ転送時間 であるため、JBIG部2040を使用した場合の方が
1部目プリントのための処理を高速に行うことができ
る。
【0113】― 競合が発生している場合 − 図28は競合が発生しているときのJBIG部2040
を使用した場合における処理時間のタイミングを示すタ
イミングチャートである。図28の上段からCPU20
01の処理、バス2008上のデータ転送、RIP20
60の処理の状況を示している。図28の横軸は時間軸
である。本タイミングチャートは、図30で太い矢印で
示す様に、スキャナ2070でスキャンした画像(写
真)をJBIG部2040でJBIG圧縮し、圧縮され
たデータをHDD2004に格納するジョブが競合した
場合を示している。
【0114】スキャンした画像は一般的にPDLデータ
を展開した画像に比べて圧縮率が低い場合が多いため、
JBIG部2040で圧縮されたデータ量もかなり大き
なものとなる。特に、写真画像をスキャンした場合は、
圧縮後のデータはラスタデータと同等になってしまう。
また、前述のように、バス2008上にはラスタデータ
が転送されるため、バス2008上では低圧縮率データ
とラスタデータとが競合し、バス上の混雑が転送レート
の大きな低下原因となる。また、前述のように、RAM
2002にはラスタデータが存在するため、プリント時
はダイレクトにプリントすることが可能であり、JBI
G圧縮部2040の圧縮処理中に次ページのPDL展開
(レンダリング)をRIP2060で同時に進められ
る。
【0115】従って、1サイクルの処理時間は、 PDL展開時間+ラスタデータ転送時間+低圧縮率デー
タ(バス上で競合) となる。
【0116】これに対し、図29は競合が発生している
ときのJBIG部2061を使用した場合における処理
時間のタイミングを示すタイミングチャートである。図
29の上段からCPU2001の処理、バス2008上
のデータ転送、RIP2060の処理の状況を示してい
る。図29の横軸は時間軸である。このタイミングチャ
ートは、画像をRIP2060で展開し、内部のJBI
G部2061でJBIG圧縮も行われ、少量になったデ
ータがバス2008上で転送される場合を示している。
この場合は、図30の太い矢印で示す様にジョブが競合
した場合も、バス2008上における競合の影響はほと
んどない。また、前述のようにRAM2002にはラス
タデータが存在しないため、プリント時はダイレクトに
プリントできず、JBIG部2040によるJBIG伸
張が必要である。また、JBIG部2040によるJB
IG伸張を行っている間、次ページのRIP2060に
よるPDL展開を同時に進められる。
【0117】従って、1サイクルの処理時間は、 PDL展開時間+JBIG圧縮時間+コードデータ転送
時間 となり、競合なしの場合と同等になる。
【0118】以上の説明から、バス2008の競合によ
る影響が大きく著しくバスの転送効率が減少する場合に
は、JBIG部2061を使用した場合の方が、1部目
プリントのための処理を高速に行うことができること
が、明らかである。
【0119】従って、ジョブマネージャ1519は、操
作部2012からユーザによって動作開始が指定された
時に、PDLプリントを含む複数のジョブが競合してい
るか否かを自動的に検知し、ジョブが競合していない場
合はメインCPUを含むメインコントローラ部に相当す
るJBIG部2040を使用し、ジョブが競合している
場合にはサブCPUを含むサブコントローラ部に相当す
るJBIG部2061を使用するように、処理分担方法
を自動的に変える制御を行う。これにより、1部目プリ
ントのための処理をできるだけ高速に行うことが得られ
る。
【0120】(他の実施の形態)以上、本発明の実施形
態を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置
に適用してもよい。
【0121】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウエアのプログラムを、システム或い
は装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータがその供給されたプログラムを読
み出して実行することによっても達成される場合を含
む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態
は、プログラムである必要はない。
【0122】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、そのコンピュータにインストールさ
れるプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0123】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OS(オペレーティングシステム)に供
給するスクリップトデータ等、プログラムの形態を問わ
ない。
【0124】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−
ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード(ICメモリカード)、ROM、DVD
(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0125】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのプラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、このホームページから
本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧
縮され自動インストール機能を含むファイルをハードデ
ィスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても
供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプロ
グラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのフ
ァイルを異なるホームページからダウンロードすること
によっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理
をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを
ユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本
発明のクレームに含まれるものである。
【0126】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて本発明を実現することも可能である。
【0127】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した本発明の実施形
態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した本発明の実施形態の機能が実現され得る。
【0128】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よっても前述した本発明の実施形態の機能が実現され
る。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PDLプリントを実現することが可能なマルチファンク
ションシステムにおいて、PDLプリントを含む複数の
ジョブが競合しているか否かを自動的に検知し、ジョブ
が競合している場合とジョブが競合していない場合と
で、メインコントローラ部とサブコントローラ部の処理
の分担方法を自動的に変えるようにしたので、ジョブが
競合している場合と競合していない場合でそれぞれに最
適な制御を行い、システムの性能を最大限に引き出すこ
とが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)を含むネットワークシステムの全体構成を
示す回線図である。
【図2】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)のソフトウェアの全体構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)のスキャナ部、プリンタ部、及び操作部の
外観を示す正面図である。
【図5】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)の操作部の配置構成を示す平面図である。
【図6】図3のスキャナ画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図3のプリンタ画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図3の画像回転処理部の構成を示すブロック図
である。
【図9】図8の画像バスI/Fコントローラの画像デー
タの転送の方法を説明する概念図である。
【図10】図8の画像回転部の画像回転処理の方法を説
明する概念図である。
【図11】図3のデバイスI/F部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)の組み込みアプリケーションを説明する
ブロック図である。
【図13】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のDIS(DeviceInformation Servic
e)、ジョブマネージャ、プリントマネージャ、スキャ
ンマネージャ間の情報のやり取りを示すブロック図であ
る。
【図14】図13のDISの内部のデータベース、及び
カウンタを示す模式図である。
【図15】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のスキャンに関するハードウェア制御系
の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のスキャンにおけるソフトウェア制御の
情報の流れを示す流れ図である。
【図17】図16のスキャン動作管理部のパラメータテ
ーブルの概略を示す概念図である。
【図18】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のプリントに関するハードウェア制御系
の構成を示すブロック図である。
【図19】図18のプリントに関するハードウェア制御
系で行われるプリントイメージデータの転送タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図20】図18のエンジンI/Fボード内のプリント
パラメータレジスタのテーブルを示すアドレスマップ図
である。
【図21】図18のプリンタとエンジンI/Fボードと
の通信コマンドのテーブルを示すアドレスマップ図であ
る。
【図22】PDL展開後のラスタデータの圧縮をJBI
G部2040で行った場合の画像データの転送経路を太
い矢印で示すブロック図である。
【図23】PDL展開後のラスタデータの圧縮をJBI
G部2040で行った場合のプリント画像の転送経路を
太い矢印で示すブロック図である。
【図24】PDL展開後のラスタデータの圧縮をJBI
G部2061で行った場合の画像データの転送経路を太
い矢印で示すブロック図である。
【図25】PDL展開後のラスタデータの圧縮をJBI
G部2061で行った場合のプリントデータの転送経路
を太い矢印で示すブロック図である。
【図26】競合が発生していないときのJBIG部20
40を使用した場合における処理時間のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図27】競合が発生していないときのJBIG部20
61を使用した場合における処理時間のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図28】競合が発生しているときのJBIG部204
0を使用した場合における処理時間のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図29】競合が発生しているときのJBIG部206
1を使用した場合における処理時間のタイミングを示す
タイミングチャートである。
【図30】競合ジョブの発生例を太い矢印で示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1001、1020 複合機 1002、1021 データベースサーバ 1003 データベースクライアント 1004 電子メールサーバ 1005 電子メールのクライアント 1006、1023 HTML文書をLANに提供する
WWWサーバ 1007 インターネット/イントラネット連結用サー
バ 1010 ローカルエリアネットワーク(LAN) 1011 ルータ 1012 インターネット/イントラネット 1030 PSTN(公衆電話網)またはISDN(統合サービス
デジタル網) 1501 UI(ユーザインターフェイス)を司るモジ
ュール 1502 データベースモジュール 1503 ウェッブサーバモジュール 1504 ユニバーサル・センドを司るモジュール 1505 出力先にプリンタが指定された際に実行され
るモジュール 1506 通信先にEメールアドレスが指定された際に
実行されるモジュール 1507 出力先にデータベースが指定された際に実行
されるモジュール 1508 本複合機と同様の複合機が指定された際に実
行されるモジュール 1509 リモートコピースキャンモジュール 1510 リモートコピープリントモジュール 1511 ウェッブプルプリントモジュール 1512 HTTP通信用モジュール 1513 lprモジュール 1514 SMTPモジュール 1515 SLMモジュール 1516 TCP/IPモジュール 1518 コントロール−APIモジュール 1519 ジョブマネージャ 1520 CODECマネージャ 1521 FBEエンコーダ 1522 JPEG−CODEC 1523 MMR−CODEC 1524 スキャンマネージャ 1525 SCSIマネージャ 1526 プリントマネージャ 1527 エンジンI/F マネージャ 1528 パラレルポートドライバ 2000 制御装置 2001 CPU(中央演算処理装置) 2002 RAM(ランダムアクセスメモリ) 2003 ROM(リードオンリメモリ) 2004 HDD(ハードディスクドライブ) 2005 イメージバスI/F 2006 操作部I/F(インターフェース) 2007 システムバス 2008 画像バス 2010 ネットワークI/F 2011 LAN(ラン:ローカルエリアネットワー
ク) 2012 操作部(UI:ユーザインターフェース) 2014 スタートキー 2015 ストップキー 2016 ID(識別子、識別番号)キー 2017 リセットキー 2018 2色LED(発光ダイオード) 2020 デバイスI/F部 2021 画像バスI/Fコントローラ 2023 シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部 2022 スキャンバッファ 2024 パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部 2026 画像切換え部 2030 画像回転処理部 2031 画像バスI/Fコントローラ 2032 画像回転部 2033 RAM 2040 JBIG部 2050 モデム 2051 公衆回線(WAN:広域ネットワーク) 2060 ラスターイメージプロセッサ(RIP) 2061 JBIG部 2062 RAM 2072 原稿フィーダ 2070 スキャナ 2073 トレイ 2080 スキャナ画像処理部 2082 フィルタ処理部 2083 編集部 2084 変倍処理部 2085 テーブル 2086 2値化部 2090 プリンタ画像処理部 2092 解像度変換部 2093 スムージング処理部 2094 レジスタ 2095 プリンタ 2096 REQスイッチ 2097 GNTスイッチ 2098 アービタ部 2099 バス権制御部 2101、2102、2103、2104 用紙カセッ
ト 2111 排紙トレイ 4050 操作部アプリケーション 4051 アドレスブック 4100 リモートコピーアプリケーションの送信側 4103 SLM 4150 同報配信の送信側 4153 SMTP 4200 ウェッブプルプリントモジュール 4250 ウェッブサーバモジュール 4300 リモートコピーの受信側(プリント側) 4350 同報配信のイメージを受信・プリントするメ
ールサーバ 4400 リモートプリントの受信側(プリント側) 4450 同報配信のイメージを受信・格納するメール
サーバ 4500 同報配信での2値のイメージを受信・格納す
るメールサーバ 4550 同報配信のイメージを受信・格納するメール
サーバ 4600 同報配信での多値のイメージを受信・格納す
るメールサーバ 4650 情報コンテンツを含んだ、公知のウェッブサ
ーバ 4700 ウェッブサーバなどにアクセスする、ウェッ
ブブラウザ 7102 デバイスインフォメーションサービス(DI
S) 7101 ジョブマネージャ 7103 スキャンドキュメントマネージャ 7102 デバイスインフォメーションサービス(DI
S) 7104 プリントキュメントマネージャ 7201 スーパバイザDB 7202 スキャンコンポーネントDB 7203 プリントコンポーネントDB 7204 スキャンジョブサービスDB 7205 プリントジョブサービスDB 7206 スキャンジョブDB 7207 プリントジョブDBの各ジョブDB 7208 スキャンドキュメントDB 7209 プリントドキュメントDB 7210 ソフトカウンタ 7211 イベントテーブル 8101 CPU 8102 メモリ 8103 SCSI・I/F回路(SCSIコントロー
ラ) 8104 画像の圧縮・伸長ボード(CODEC) 8105 PCIバス 8106 SCSIインターフェースケーブル 8107 スキャナ(または複写機のスキャナ機能ユニ
ット) 8108 IDEコントローラ 8109 IDEケーブル 8110 IDEハードディスク 8201 ジョブマネージャ 8202 DIS 8203 スキャン動作管理部 8204 スキャンシーケンス制御部 8205 圧縮・伸長制御部 8206 ファイルシステム 8207 SCSI制御部 8301 ジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデ
ータ 8302 スキャンパラメータ 8303 ジョブ番号 8304 ドキュメント番号 8305 ジョブ番号 8306 ドキュメント番号 8307 画像ファイルタイプ 8308 スキャン画像属性 8309 スキャン画像圧縮形式 9001 CPU 9002 メモリ 9003 エンジンI/Fボード 9004 画像の圧縮・伸張ボード 9005 PCIバス 9006 エンジンインターフェースケーブル 9007 プリンタ(または複写機のプリンタ機能ユニ
ット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AP07 HQ23 2C187 AD04 AD14 BG03 CC08 DB31 DD03 GB08 GC06 5B021 AA05 AA19 BB01 BB04 BB10 CC05 EE04 5B045 AA01 GG02 GG09 5B098 AA08 AA10 GA01 GC01 GC08 GD02 GD14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインCPUを含むメインコントローラ
    部とサブCPUを含むサブコントローラ部間の通信によ
    りPDLプリントを実現することが可能なマルチファン
    クションシステムにおいて、 PDLプリントを含む複数のジョブが競合しているか否
    かを自動的に検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づき前記PDLプリントを
    含む複数のジョブが競合している場合と競合していない
    場合とで、前記メインコントローラ部と前記サブコント
    ローラ部の処理の分担を自動的に変えるジョブ制御手段
    とを有することを特徴とするマルチファンクションシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記メインコントローラ部及び前記サブ
    コントローラ部は、それぞれPDLを展開した後の画像
    データを圧縮することが可能な画像圧縮手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマルチファンクション
    システム。
  3. 【請求項3】 前記メインコントローラ部及び前記サブ
    コントローラ部は、それぞれ前記画像圧縮手段により圧
    縮された画像を伸長することが可能な画像伸長手段を有
    することを特徴とする請求項2に記載のマルチファンク
    ションシステム。
  4. 【請求項4】 前記ジョブ制御手段は、複数のジョブが
    競合しているか否かに応じて、画像圧縮を前記メインコ
    ントローラ部の前記画像圧縮手段で行うか、あるいは前
    記サブコントローラ部の前記画像圧縮手段で行うかのい
    ずれかに決定する手段を含むことを特徴とする請求項2
    に記載のマルチファンクションシステム。
  5. 【請求項5】 前記ジョブ制御手段は、複数のジョブが
    競合しているか否かに応じて、画像伸張を前記メインコ
    ントローラ部の前記画像伸張手段で行うか、あるいは前
    記サブコントローラ部の前記画像伸張手段で行うかのい
    ずれかに決定する手段を含むことを特徴とする請求項3
    に記載のマルチファンクションシステム。
  6. 【請求項6】 PDLデータの展開が、前記メインコン
    トローラ部あるいは前記サブコントローラ部のいずれか
    一方の処理で実現可能なことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載のマルチファンクションシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 PDLデータの展開が、前記メインコン
    トローラ部及び前記サブコントローラ部の両方の処理で
    実現可能なことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載のマルチファンクションシステム。
  8. 【請求項8】 複数のジョブが競合しているか否かに応
    じて、前記メインコントローラ部と前記サブコントロー
    ラ部の処理の分担を自動的に変えることは、PDLプリ
    ントの1部目の処理に関してであることを特徴とする請
    求項1ないし7のいずれかに記載のマルチファンクショ
    ンシステム。
  9. 【請求項9】 前記メインコントローラ部と前記サブコ
    ントローラ部間の通信は、PCIバス上で行われること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のマル
    チファンクションシステム。
  10. 【請求項10】 メインCPUを含むメインコントロー
    ラ部とサブCPUを含むサブコントローラ部間の通信に
    よりPDLプリントを実現することが可能なマルチファ
    ンクションシステムにおいて、 PDLプリントを含む複数のジョブが競合しているか否
    かを自動的に検知し、 前記PDLプリントを含む複数のジョブが競合している
    場合と競合していない場合とで、前記メインコントロー
    ラ部と前記サブコントローラ部の処理の分担を自動的に
    変えることを特徴とするマルチファンクションシステム
    の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記メインコントローラ部及び前記サ
    ブコントローラ部は、それぞれPDLを展開した後の画
    像データを圧縮することが可能な画像圧縮手段を有し、 複数のジョブが競合しているか否かに応じて、画像圧縮
    を前記メインコントローラ部の前記画像圧縮手段で行う
    か、あるいは前記サブコントローラ部の前記画像圧縮手
    段で行うかのいずれかに決定することを特徴とする請求
    項10に記載のマルチファンクションシステムの制御方
    法。
  12. 【請求項12】 前記メインコントローラ部及び前記サ
    ブコントローラ部は、それぞれ前記画像圧縮手段により
    圧縮された画像を伸長することが可能な画像伸長手段を
    有し、 複数のジョブが競合しているか否かに応じて、画像伸張
    を前記メインコントローラ部の前記画像伸張手段で行う
    か、あるいは前記サブコントローラ部の前記画像伸張手
    段で行うかのいずれかに決定することを特徴とする請求
    項11に記載のマルチファンクションシステムの制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3742234A1 (en) * 2019-05-23 2020-11-25 KYOCERA Document Solutions Inc. Image forming apparatus

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