JP2003345567A - マルチファンクションシステムおよびその制御方法 - Google Patents

マルチファンクションシステムおよびその制御方法

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JP2003345567A JP2002156397A JP2002156397A JP2003345567A JP 2003345567 A JP2003345567 A JP 2003345567A JP 2002156397 A JP2002156397 A JP 2002156397A JP 2002156397 A JP2002156397 A JP 2002156397A JP 2003345567 A JP2003345567 A JP 2003345567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準内の消費電力でPDLパフォーマンス
(CPUのコア周波数)と他のジョブとの同時動作のい
ずれに重点を置くかを自動的に制御することができるよ
うにする。 【解決手段】 PDLデータ量あるいはPDLデータの
アプリケーションの種別の識別結果(S1)からPDL
展開処理負荷を予測し、PDL展開時間が長いと判断さ
れるデータの場合には(S2,S4)、PLLの逓倍を
上げることで(S5、S8)、CPUコアクロックの周
波数を大きくしてPDL展開処理能力を上げ、同時に、
消費電力の増加を考慮して、他のジョブの同時動作を禁
止するように制御し(S6,S7,S9,S10)、ま
た、PDL展開時間が短いと判断されるデータの場合に
は、PLLの逓倍を上げずに、CPUコアクロックは低
速のままにし(S3)、他のジョブの同時動作は受け付
けるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にPDL(ペー
ジ記述言語)プリント及び複数ジョブ(ジョブ)の同時
動作が可能なネットワーク機器、デジタル複写機等から
なるマルチファンクションシステムおよびその制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PDLプリント及び複数ジョ
ブの同時動作が可能な複合機やネットワーク対応機器等
は既に製品化されている。また、CPU(中央演算処理
装置)の高速化に伴って製品コストあるいは開発費削減
ため、PDLの展開作業はハードウエアによる専用回路
ではなく、ソフトウエアにより実現される様な動きも見
られる。
【0003】近年では、PDLプリントを行なうアプリ
ケーションも多様化され、アプリケーションの種類によ
ってはCPUの処理の負担も重いため、スペックの向上
のために、CPUを高速化なものに置き換える例が増え
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スペックの向
上のためにCPUを高速化する一方でシステムの省エネ
ルキー化が規格の取得等の理由で必要とされている。省
エネルギー化はCPUのスペック向上と相反する条件な
ためこれを実現することは困難である。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、基準内の消費電力でPDLパフォーマ
ンス(CPUのコア周波数)と他のジョブとの同時動作
のいずれに重点を置くかを自動的に制御することができ
るマルチファンクションシステムおよびその制御方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、PDLプリントが可能なマルチ
ファンクションシステムにおいて、ソフトウエアにより
PDLデータの展開を行うPDL展開手段と、前記PD
Lデータを基に前記PDL展開手段によるPDL展開処
理負荷を予測するPDL展開処理負荷予測手段と、前記
PDL展開処理負荷予測手段により予測された前記PD
L展開処理負荷に応じて前記PDL展開手段のCPUコ
アの周波数を調整するCPUコア周波数調整手段とを有
することを特徴とする。
【0007】ここで、好ましくは、前記CPUコア周波
数調整手段の前記調整は、PLLを用いてシステムクロ
ックに対する逓倍数を変えることにより行われる。
【0008】また、好ましくは、前記PDL展開処理負
荷予測手段により予測された前記PDL展開処理負荷を
基に、PDLプリントと同時に動作可能な他の動作モー
ドをPDLプリントと同時に行なうか否かを制御する制
御手段をさらに有する。
【0009】また、好ましくは、前記制御手段の前記制
御は、前記CPUコア周波数調整手段による前記CPU
コアの周波数の調整と連動して行われる。
【0010】また、好ましくは、前記制御手段の前記制
御は、システムの消費電力に基づいて行われる。
【0011】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
CPUコア周波数調整手段により前記CPUコアの周波
数が高速に設定された場合に、前記他の動作モードをP
DLプリントと同時に行なわないように制御する。
【0012】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
他の動作動作モードを同時に行なわないと判断した場合
は、ユーザが操作可能な操作部上で前記他の動作モード
を選択できないように制御する。
【0013】また、好ましくは、スプールされたPDL
データのデータ量をカウントするカウント手段を更に有
し、前記PDL展開処理負荷予測手段は、該カウント手
段のカウント値に基づいて前記PDL展開処理負荷予測
を行う。
【0014】また、好ましくは、スプールされたPDL
データのアプリケーションの種別を認識するアプリケー
ション認識手段を更に有し、前記PDL展開処理負荷予
測手段は、該アプリケーション認識手段の認識結果に基
づいて前記PDL展開処理負荷予測を行う。
【0015】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムにおいて、スプールされたPDLデータのデータ
量をカウントするカウント手段と、前記カウント手段の
カウント値と所定の閾値とを比較してPDL展開手段に
よるPDL展開時間が所定時間よりも長いか否かを判断
する判断手段と、前記判断手段によりPDL展開時間が
長いと判断されるPDLデータの場合には、PLLの逓
倍を上げることで、CPUコアクロックの周波数を大き
くしてPDL展開処理能力を上げるCPUコア周波数調
整手段と、前記判断手段によりPDL展開時間が長いと
判断されるPDLデータの場合には、消費電力の増加を
考慮して、他のジョブの同時動作を禁止するように制御
する制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムにおいて、スプールされたPDLデータの種別を
識別する識別手段と、前記識別手段で識別されたPDL
データの種別に基づいてPDL展開手段によるPDL展
開時間が所定時間よりも長いか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断さ
れるPDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げるこ
とで、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL
展開処理能力を上げるCPUコア周波数調整手段と、前
記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断されるP
DLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、他
のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御手段
とを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御方法において、PDLデータの展開を行う
PDL展開ステップと、前記PDLデータを基に前記P
DL展開ステップでのPDL展開処理負荷を予測するP
DL展開処理負荷予測ステップと、前記PDL展開処理
負荷予測ステップで予測された前記PDL展開処理負荷
に応じて前記PDL展開を実行するCPUコアの周波数
を調整するCPUコア周波数調整ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項21の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御方法において、スプールされたPDLデー
タのデータ量をカウントするカウントステップと、前記
カウントステップのカウント値と所定の閾値とを比較し
てPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時間よ
りも長いか否かを判断する判断ステップと、前記判断ス
テップでPDL展開時間が長いと判断されるPDLデー
タの場合には、PLLの逓倍を上げることで、CPUコ
アクロックの周波数を大きくしてPDL展開処理能力を
上げるCPUコア周波数調整ステップと、前記判断ステ
ップでPDL展開時間が長いと判断されるPDLデータ
の場合には、消費電力の増加を考慮して、他のジョブの
同時動作を禁止するように制御する制御ステップとを有
することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項22の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御方法において、スプールされたPDLデー
タの種別を識別する識別ステップと、前記識別ステップ
で識別されたPDLデータの種別に基づいてPDL展開
ステップでのPDL展開時間が所定時間よりも長いか否
かを判断する判断ステップと、前記判断ステップでPD
L展開時間が長いと判断されるPDLデータの場合に
は、PLLの逓倍を上げることで、CPUコアクロック
の周波数を大きくしてPDL展開処理能力を上げるCP
Uコア周波数調整ステップと、前記判断ステップでPD
L展開時間が長いと判断されるPDLデータの場合に
は、消費電力の増加を考慮して、他のジョブの同時動作
を禁止するように制御する制御ステップとを有すること
を特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項23の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御プログラムを記憶した、コンピュータによ
り読み出し可能な記憶媒体であって、前記制御プログラ
ムは、PDLデータの展開を行うPDL展開ステップ
と、前記PDLデータを基に前記PDL展開ステップで
のPDL展開処理負荷を予測するPDL展開処理負荷予
測ステップと、前記PDL展開処理負荷予測ステップで
予測された前記PDL展開処理負荷に応じて前記PDL
展開を実行するCPUコアの周波数を調整するCPUコ
ア周波数調整ステップと、前記PDL展開処理負荷予測
ステップで予測された前記PDL展開処理負荷を基に、
PDLプリントと同時に動作可能な他の動作モードをP
DLプリントと同時に行なうか否かを制御する制御ステ
ップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項24の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御プログラムを記憶した、コンピュータによ
り読み出し可能な記憶媒体であって、前記制御プログラ
ムは、スプールされたPDLデータのデータ量をカウン
トするカウントステップと、前記カウントステップのカ
ウント値と所定の閾値とを比較してPDL展開ステップ
でのPDL展開時間が所定時間よりも長いか否かを判断
する判断ステップと、前記判断ステップでPDL展開時
間が長いと判断されるPDLデータの場合には、PLL
の逓倍を上げることで、CPUコアクロックの周波数を
大きくしてPDL展開処理能力を上げるCPUコア周波
数調整ステップと、前記判断ステップでPDL展開時間
が長いと判断されるPDLデータの場合には、消費電力
の増加を考慮して、他のジョブの同時動作を禁止するよ
うに制御する制御ステップとをコンピュータに実行させ
ることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項25の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムの制御プログラムを記憶した、コンピュータによ
り読み出し可能な記憶媒体であって、前記制御プログラ
ムは、スプールされたPDLデータの種別を識別する識
別ステップと、前記識別ステップで識別されたPDLデ
ータの種別に基づいてPDL展開ステップでのPDL展
開時間が所定時間よりも長いか否かを判断する判断ステ
ップと、前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判
断されるPDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げ
ることで、CPUコアクロックの周波数を大きくしてP
DL展開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステッ
プと、前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断
されるPDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮
して、他のジョブの同時動作を禁止するように制御する
制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項26の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムをコンピュータにより制御するための制御プログ
ラムであって、前記制御プログラムは、PDLデータの
展開を行うPDL展開ステップと、前記PDLデータを
基に前記PDL展開ステップでのPDL展開処理負荷を
予測するPDL展開処理負荷予測ステップと、前記PD
L展開処理負荷予測ステップで予測された前記PDL展
開処理負荷に応じて前記PDL展開を実行するCPUコ
アの周波数を調整するCPUコア周波数調整ステップ
と、前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された
前記PDL展開処理負荷を基に、PDLプリントと同時
に動作可能な他の動作モードをPDLプリントと同時に
行なうか否かを制御する制御ステップとをコンピュータ
に実行させることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項27の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムをコンピュータにより制御するための制御プログ
ラムであって、前記制御プログラムは、スプールされた
PDLデータのデータ量をカウントするカウントステッ
プと、前記カウントステップのカウント値と所定の閾値
とを比較してPDL展開ステップでのPDL展開時間が
所定時間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、
前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
【0025】上記目的を達成するため、請求項28の発
明は、PDLプリントが可能なマルチファンクションシ
ステムをコンピュータにより制御するための制御プログ
ラムであって、前記制御プログラムは、スプールされた
PDLデータの種別を識別する識別ステップと、前記識
別ステップで識別されたPDLデータの種別に基づいて
PDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時間より
も長いか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステ
ップでPDL展開時間が長いと判断されるPDLデータ
の場合には、PLLの逓倍を上げることで、CPUコア
クロックの周波数を大きくしてPDL展開処理能力を上
げるCPUコア周波数調整ステップと、前記判断ステッ
プでPDL展開時間が長いと判断されるPDLデータの
場合には、消費電力の増加を考慮して、他のジョブの同
時動作を禁止するように制御する制御ステップとをコン
ピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態の装置及びその動作について詳細に説明する。 (ハードウェア) [全体構成]本発明の一実施形態の制御装置の全体構成
を図3に示す。制御装置2000は、画像入力デバイス
であるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリ
ンタ2095と接続し、一方ではLAN(ラン:ローカ
ルエリアネットワーク)2011や公衆回線(WAN:
広域ネットワーク)2051と接続することで、画像情
報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラであ
る。CPU(中央演算処理装置)2001はシステム全
体を制御するコントローラである。RAM(ランダムア
クセスメモリ)2002はCPU2001が動作するた
めのシステムワークメモリであり、画像データを一時記
憶するための画像メモリでもある。ROM(リードオン
リメモリ)2003はブートROMであり、システムの
ブートプログラムが格納されている。HDD(ハードデ
ィスクドライブ)2004はシステムソフトウェア、画
像データを格納する。操作部I/F(インターフェー
ス)2006は操作部(UI:ユーザインターフェー
ス)2012とのインターフェース部で、操作部201
2に表示する画像データを操作部2012に対して出力
する。また、操作部I/F2006は、操作部2012
から本発明を適用したネットワークシステム使用者が入
力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。ネ
ットワークI/F2010はLAN2011に接続し
て、情報の入出力を行う。モデム2050は公衆回線2
051に接続して、情報の入出力を行う。以上のデバイ
スがシステムバス2007上に配置される。
【0027】CPU2001はシステムバス2007と
の間で画像データを高速で転送する画像バス2008を
接続し、データ構造を変換するバスブリッジを内蔵して
いる。画像バス2008は、PCI(Peripheral Compo
nent Interconnect)バスまたは高速バス規格のIEE
E1394で構成される。画像バス2008上には以下
のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ
(RIP)2060はPDL(ページ記述言語)コード
をビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部
2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ207
0やプリンタ2095と制御装置2000とを接続し、
画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ
画像処理部2080は、入力画像データに対して補正、
加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プ
リント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像
度変換等を行う。画像回転処理部2030は画像データ
の回転を行う。画像圧縮処理部2040は、多値画像デ
ータはJPEG(Joint Photographic Experts Group)
の圧縮伸張処理、2値画像画像データはJBIG(Join
t Bi-level Image Experts Group)、あるいはMMR
(modified modifiedREAD)、あるいはMH(Modified
Huffman)の圧縮伸張処理を行う。
【0028】[画像入出力部]本実施形態の画像入出力
デバイスの外観を図4に示す。画像入力デバイスである
スキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明
し、CCD(電荷結合素子)ラインセンサ(図示せず)
を走査することで、ラスターイメージデータとして電気
信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のト
レイ2073にセットされ、装置使用者が図3の操作部
2012から読み取り起動指示することにより、図3の
コントローラCPU2001がスキャナ2070に指示
を与え、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィー
ド(給送)して原稿画像の読み取り動作を行う。
【0029】画像出力デバイスであるプリンタ2095
は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分であり、そのプリント方式は感光体ドラムや感光体
ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからイ
ンクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェ
ット方式等があるが、どのプリント方式でも構わない。
プリント動作の起動は、コントローラCPU2001か
らの指示によって開始する。プリンタ2095は、異な
る用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように
複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット21
01、2102、2103、2104がある。また、排
紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるもので
ある。
【0030】[操作部]図5に操作部2012の外観を
示す。同図に示すように、操作部2012のLCD(液
晶素子)表示部2013には、液晶画面上にタッチ入力
用のタッチパネルシートが貼られており、これによりシ
ステムの操作画面を表示するとともに、それに表示して
あるキー(ソフトキー)が押されると、その位置情報を
コントローラCPU2001に伝える。スタートキー2
014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用
いる。スタートキー2014の中央部には、緑と赤の2
色LED(発光ダイオード)2018があり、その発光
色によって、スタートキー2014が使える状態にある
か否かを示す。例えば、緑色の発光の時にスタートキー
2014が使えるように設定されている。ストップキー
2015は稼働中の動作を止める働きをする。ID(識
別子、識別番号)キー2016は、使用者のユーザーI
Dを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作
部からの設定を初期化する時に用いる。
【0031】[スキャナ画像処理部]スキャナ画像処理
部2080の詳細構成を図6に示す。フィルタ処理部2
082は、空間フィルタによりコンボリューション演算
(畳み込み演算)を行う。編集部2083は、例えば入
力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識
して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網
掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理
部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラ
スターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡
大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読
み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変え
ることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度デ
ータである画像データを濃度データに変換するためのテ
ーブル変換を行うルックアップテーブルである。2値化
部2086は、多値のグレースケール画像データを、誤
差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
【0032】[プリンタ画像処理部]プリンタ画像処理
部2090の詳細構成を図7に示す。解像度変換部20
92は、LAN2011あるいは公衆回線2051から
伝送された画像データを、プリンタ2095の解像度に
変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部
2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜
め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らか
にする処理を行う。
【0033】[画像圧縮処理部]画像圧縮処理部204
0の詳細構成を図8に示す。入力バッファ2042は受
け取った画像データを一時格納し、画像データ要求に応
じて一定のスピードで画像を転送する。RAM2044
は画像圧縮部2043が受け取った画像データを一旦格
納する。出力バッファ2045は画像圧縮部2043で
画像圧縮を施された画像データを一次格納してから画像
バスI/Fコントローラ2041に転送する。
【0034】次に、画像圧縮処理部2040の詳細な動
作を説明する。画像バス2008を介して、CPU20
01から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧
縮制御のための設定を行う。この設定により画像バスI
/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対し
て画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBI
G伸長等の設定)を行う。画像圧縮に必要な設定を行っ
た後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコント
ローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。
この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041
はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバ
イスから画像切換え部2062を介して画像データの転
送を開始する。受け取った画像データは入力バッファ2
042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像デー
タ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この
際、入力バッファ2042は画像バスI/Fコントロー
ラ2041と、画像圧縮部2043の両者の間で、画像
データを転送できるか否かを判断し、画像バス2008
からの画像データの読み込み及び、画像圧縮部2043
への画像の書き込みが不可能である場合には、データの
転送を行わないような制御を行う(以後このような制御
をハンドシェークと称する)。
【0035】画像圧縮部2043は受け取った画像デー
タを、一旦RAM2044に格納する。これは画像圧縮
を行う際には、実行する画像圧縮処理の種類によって、
数ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライ
ン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用
意してからでないと、画像圧縮が行えないためである。
画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2
045に送られる。出力バッファ2045では、画像切
換え部2062及び画像圧縮部2043とのハンドシェ
ークを行い、画像切換え部2062を介して画像データ
を画像バスI/Fコントローラ2021に転送する。画
像バスI/Fコントローラ2041では転送された圧縮
(もしくは伸長)された画像データをRAM2002も
しくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送
する。
【0036】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部2043から
停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時
等)、繰り返される。
【0037】[画像回転処理部]画像回転処理部203
0の詳細構成を図9に示す。画像バスI/Fコントロー
ラ2031は、画像バス2008と接続して、そのバス
シーケンスの制御と、画像回転部2032にモード等を
設定する制御と、画像回転部2032に画像データを転
送するためのタイミング制御とを行う。以下に画像回転
処理部2030の処理手順を説明する。
【0038】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2031は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(例えば、画像サイズや回転方向
・角度等の設定)を行う。画像回転に必要な設定を行っ
た後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコント
ローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。
この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031
はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバ
イスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは、
32bitをその画像データのサイズとして回転を行う
画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス
2008上に画像データを転送させる際に32bitを
単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値
を想定する)。
【0039】上記のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図10を参照)。
【0040】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90
度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bi
tの画像データを、図11に示すように、Y方向に書き
込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画
像が回転される。
【0041】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上記の読み出し方法で画像デ
ータを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031
に画像を転送する。回転処理された画像データを受け取
った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アド
レッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス2
008上の各デバイスにデータを転送する。
【0042】こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)、繰り返される。
【0043】[デバイスI/F部]デバイスI/F部2
020の詳細構成を図12に示す。画像バスI/Fコン
トローラ2021は、画像バス2008と接続し、その
バスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI
/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを
発生させる。また、画像バスI/Fコントローラ202
1は、画像切換え部2062への制御信号を発生させ
る。
【0044】スキャンバッファ2022は、画像切換え
部2062から送られてくる画像データを一時保存し、
画像バス2008に同期させて画像データを出力する。
シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023
は、スキャンバッファ2022に保存された画像データ
を順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008
に転送できる画像データのデータ幅に変換する。
【0045】パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
部2024は、画像バス2008から転送された画像デ
ータを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッ
ファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換
する。プリントバッファ2025は、画像バス2008
から送られてくる画像データを一時保存し、画像切換え
部2062からの転送要求に応じてプリンタ2095に
画像データを出力する。
【0046】次に、画像スキャン時の処理手順を説明す
る。スキャナ2070から送られてくる画像データをス
キャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期
させて、画像切換え部2062に送る。画像切換え部2
062ではスキャナ2070から受け取った画像をCP
U2001からの設定に応じて選択された転送先へ画像
を送る。通常はスキャナ2070から受け取った画像は
スキャナ画像処理部2080へ送られ、所定の画像処理
を行った後、画像切換え部2062を介してスキャンバ
ッファ2022に保存される。そして、画像バス200
8がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが
32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出
しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パ
ラレルシリアル変換部2023に送り、32ビットの画
像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ202
1を通して画像バス2008上に転送する。また、画像
バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ
内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリア
ルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、
シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントロ
ーラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0047】次に、画像プリント時の処理手順を説明す
る。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バ
スから送られてくる32ビットの画像データを、画像バ
スI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレルシ
リアル・シリアルパラレル変換2024に送り、ここで
プリンタ2095の入力データビット数の画像データに
分解し、それをプリントバッファ2025に保存する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合に
は、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを
画像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パラ
レルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、
ここでプリンタ2095の入力データビット数の画像デ
ータに変換し、それをプリントバッファ2025に保存
する。画像データはプリントバッファ2025から画像
切換え部2062を介してプリンタ画像処理部2090
に送られる。そして、プリンタ画像処理部2090所定
の画像処理を行った後、再び画像切換え部2062を介
して、プリンタ2095から送られてくるタイミング信
号に同期させて、プリントバッファ2025内の画像デ
ータを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0048】(ソフトウェア) [システム全体]本発明の一実施形態におけるネットワ
ークシステムの全体構成を図1に示す。同図において、
1001は複合機または多機能複写装置などと呼ばれる
本発明を適用した装置であって、前述のスキャナとプリ
ンタとを含み、スキャナから読み込んだ画像をローカル
エリアネットワーク(以下、LANと称する)1010
に流したり、LANから受信した画像をプリンタにより
プリントアウトできる。また、本発明の装置1001は
スキャナから読んだ画像をFAX送信手段(図示しな
い)により、PSTN(公衆電話網)またはISDN
(統合サービスデジタル網)1030に送信したり、P
STNまたはISDNから受信した画像をプリンタによ
りプリントアウトできる。
【0049】1002はデータベースサーバであって、
本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多
値画像をデータベースとして管理する。1003はデー
タベースサーバ1002のデータベースクライアントで
あって、データベース1002に保存されている画像デ
ータを閲覧/検索等できる。1004は電子メールサー
バであって、本発明の装置1001により読み取った画
像を電子メールの添付として受け取ることができる。1
005は電子メールのクライアントであって、電子メー
ルサーバ1004が受け取ったメールを受信して閲覧し
たり、電子メールを送信したりすることができる。10
06はHTML(Hypertext Markup Language)文書を
LANに提供するWWW(Word Wide Web)サーバであ
って、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供
されるHTML文書をプリントアウトすることができ
る。1007はルータ1011を介して、LAN101
0をインターネット/イントラネット1012と連結す
るためのサーバである。
【0050】上述の本発明の装置1001、データベー
スサーバ1002、WWWサーバ1006、および電子
メールサーバ1004と同様の装置である、1020、
1021、1022、1023が、それぞれインターネ
ット/イントラネット1012に連結している。一方、
本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN10
30を介して、FAX(ファクシミリ)装置1031と
送受信可能になっている。また、LAN1010上にプ
リンタ1040も連結されており、本発明の装置100
1により読み取った画像を外部のプリンタ1040でプ
リントアウト可能なように構成されている。
【0051】[ソフトウェアブロック全体構成]図2は
本発明を実施した複合機(図1の1001あるいは10
20)のソフトウエアの構成を示す。同図において、1
501はUI(ユーザインターフェイス)を司るもので
あり、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う
際、機器との仲介を行うモジュールである。本UIモジ
ュール1501は、オペレータの操作に従い、後述の各
種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデ
ータの設定等を行う。
【0052】1502はアドレスブック即ち、データの
送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールで
ある。アドレスブックの内容は、UIモジュール150
1からの操作によりデータの追加、削除、取得が行わ
れ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデー
タの送付・通信先情報を与えるものとして使用される。
【0053】1503はウェッブサーバモジュール(ウ
エッブサーバデバイスマネージャアカンティング)であ
り、図外のウェッブクライアントからの要求により、本
複合機の管理情報を通知するために使用される。この管
理情報は、後述のコントロール−API(Application
Program Interface)1518を介して読み取られ、後
述のHTTP(Hypertext Transport Protocol)151
2、TCP/IP(Transmission Control Protocol /
Internet Protocol )1516、ネットワーク−ドライ
バ1517を介してウェッブクライアントに通知され
る。
【0054】1504はユニバーサル・センド(Univer
sal-Send)即ち、データの配信を司るモジュールであ
り、UIモジュール1501によりオペレータに指示さ
れたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布
する。また、このモジュール1504は、オペレータに
より、本複合機のスキャナ機能を使用してその配布デー
タの生成を行うことが指示された場合には、後述のコン
トロール−API1518を介して機器を動作させて、
データの生成を行う。1505はユニバーサル・センド
1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行さ
れるモジュール(P550モジュール)である。150
6はユニバーサル・センド1504内で通信先にEメー
ル(E-mail)アドレスが指定された際に実行されるモジ
ュール(Eメールモジュール)である。1507はユニ
バーサル・センド1504内で出力先にデータベースが
指定された際に実行されるモジュール(DBモジュー
ル)である。1508はユニバーサル・センド1504
内で出力先に本複合機と同様の複合機が指定された際に
実行されるモジュール(DP(Data Processing)モジュ
ール)である。
【0055】1509はリモートコピースキャン(Remo
te- Copy -Scan)モジュールであり、本複合機のスキャ
ナ機能を使用し、ネットワーク等により接続された他の
複合機を出力先とし、本複合機単体で実現しているコピ
ー機能と同等のスキャン処理を行うモジュールである。
1510はリモートコピープリント(Remote- Copy -Pr
int)モジュールであり、本複合機のプリンタ機能を使
用して、ネットワーク等により接続された他の複合機を
入力先とし、本複合機単体で実現しているコピー機能と
同等のプリント処理を行うモジュールである。
【0056】1511はウェッブプルプリント(Web-Pu
ll-Print)、即ちインターネットまたはイントラネット
(図1の1012)上の各種ホームページの情報を読み
出し、印刷するモジュールである。
【0057】1512は本複合機がHTTPにより通信
する際に使用されるモジュール(HTTPモジュール)
であり、後述のTCP/IP1516モジュールによ
り、上述のウェッブサーバモジュール1503、ウェッ
ブプルプリントモジュール1511に通信を提供するも
のである。1513はlpr(Line Printer:プリン
トコマンド)モジュールであり、後述のTCP/IP1
516モジュールにより、上述のユニバーサル・センド
1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供
するものである。1514はSMTP(Simple Mail Tr
ansfer Protocol)モジュールであり、後述のTCP/
IP1516モジュールにより、上述のユニバーサル・
センド1504内のEメールモジュール1506に通信
を提供するものである。1515はSLM(Salutation
-Manager:サリューションマネージャ)モジュールであ
り、後述のTCP/IP1516モジュールにより、上
述のユニバーサル・センド1504内のデータベースモ
ジュール1517、DP(Data Processing)モジュー
ル1518、及びリモートコピースキャンモジュール1
509、リモートコピープリントモジュール1510に
通信を提供するものである。
【0058】1516はTCP/IP通信モジュールで
あり、後述のネットワーク−ドライバ1517により、
上述の各種モジュールにネットワーク通信を提供するも
のである。1517はネットワークドライバであり、ネ
ットワーク(図1の1010、1012、1030)に
物理的に接続される部分を制御するものである。
【0059】1518はコントロール−APIであっ
て、ユニバーサル・センド1504等の上流モジュール
に対し、後述のジョブマネージャ(Job-Manager)15
19等の下流モジュールとのインターフェイスを提供す
るものであり、上流及び下流のモジュール間の依存関係
を軽減し、それぞれの流用性を高めるものである。
【0060】1519はジョブマネージャであり、上述
の各種モジュールからコントロールAPI1518を介
して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指
示を与えるものである。また、本モジュール1519
は、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理
するものである。
【0061】1520はCODEC(符号器/復号器)
マネージャ(CODEC-Manager)であり、ジョブマネージ
ャ1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸
長を管理・制御するものである。1521はFBEエン
コーダ(FBE -Encoder)であり、ジョブマネージャ15
19、スキャンマネージャ1524により実行されるス
キャン処理により読み込まれたデータをFBE(First
Binary Encoding)フォーマットにより圧縮するもので
ある。1522はJPEG−CODECであり、ジョブ
マネージャ1519、スキャンマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのJPEG(Joint Photographic Experts Gro
up)圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うもの
である。1523はMMR−CODECであり、ジョブ
マネージャ1519、スキャンマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのMMR(modified modified READ)圧縮及び
印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0062】1524はスキャンマネージャ(Scan-Man
ager)であり、ジョブマネージャ1519が指示するス
キャン処理を管理・制御するものである。1525はS
CSI(小型コンピュータインタフェース)ドライバで
あり、スキャンマネージャ1524と本複合機が内部的
に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
【0063】1526はプリントマネージャ(Print-Ma
nager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する
印刷処理を管理・制御するものである。1527はエン
ジンI/Fドライバであり、プリントマネージャ152
6と印刷部とのI/Fを提供するものである。
【0064】1528はパラレルポートドライバであ
り、ウェッブプルプリント(Web-Pull-Print)モジュー
ル1511がパラレルポートを介して図外の出力機器に
データを出力する際のI/Fを提供するものである。
【0065】[アプリケーション]次に、本発明の複合
機に組込まれる、組み込みアプリケーションの実施形態
について説明する。
【0066】図13は本発明を適用した配信に関する組
み込みアプリケーションの構成を表す。同図において、
4050は本発明の操作部アプリケーション(図2の1
501)を示すブロックである。4100はリモートコ
ピーアプリケーション(図2の1509、1510)の
送信側を示すブロックである。4150は同報配信の送
信側を示すブロックである。4200はウェッブプルプ
リントモジュール(図2の1511)を示すブロックで
ある。4250はウェッブサーバモジュール(図2の1
503)を示すブロックである。
【0067】4300はリモートコピーの受信側(プリ
ント側)を示すブロックである。4350は同報配信で
送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリ
ントするブロックである。4400はリモートプリント
の受信側(プリント側)を示すブロックである。
【0068】4450は同報配信で送信されてきたイメ
ージを公知のノートサーバで受信・格納するブロックで
ある。4500は同報配信で送信されてきた2値のイメ
ージを受信・格納するブロックである。4550は同報
配信で送信されてきたイメージを公知のメールサーバで
受信・格納するブロックである。4600は同報配信で
送信されてきた多値のイメージを受信・格納するブロッ
クである。
【0069】4650は情報コンテンツを含んだ、公知
のウェッブサーバである。4700は本発明のウェッブ
サーバなどにアクセスする、公知のウェッブブラウザ
(Web-Browser)である。
【0070】以下、それぞれのブロックに照らし合わせ
ながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。 [ユーザインターフェース(User Interface)アプリケ
ーション]ブロック4050で示すユーザインターフェ
ース(以下、UI)の詳細は、前述したとおりである
が、ここでは、ブロック4051のアドレスブック(Ad
dress Book)について説明する。このアドレスブック
は、本発明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メ
モリやハードディスクなど)に保存されており、この中
には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載され
ている。例えば、アドレスブックには、以下に列挙する
ようなものが含まれている。 (a)機器の正式名やエイリアス名 (b)機器のネットワークアドレス (c)機器の処理可能なネットワークプロトコル (d)機器の処理可能なドキュメントフォーマット (e)機器の処理可能な圧縮タイプ (f)機器の処理可能なイメージ解像度 (g)プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙
段情報 (h)サーバー(コンピュータ)機器の場合のドキュメ
ントを格納可能なフォルダ名
【0071】以下に説明する各アプリケーションは、上
記のアドレスブック4051に記載された情報により配
信先の特徴を判別することが可能となる。また、このア
ドレスブックは、編集可能であると共に、ネットワーク
内のサーバーコンピュータなどに保存されているものを
ダウンロードして使用するか、または、直接参照するこ
とも可能である。
【0072】[リモートコピーアプリケーション]リモ
ートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機
器の処理可能な解像度情報を上記のアドレスブック40
51から判別し、その解像度情報に従い、スキャナによ
り読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮
し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Forma
t)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上の
プリンタ機器に送信する。SLM4103は公知のサリ
ューションマネージャ(Salutation Manager)(また
は、Smart Link Manager:スマートリンクマネージャ)
と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロ
トコルの一種である。
【0073】[同報配信アプリケーション]同報配信ア
プリケーションは、上記のリモートコピーアプリケーシ
ョンと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を
送信することが可能である。また、配信先もプリンタ機
器にとどまらず、いわゆるサーバーコンピュータにも直
接配信可能である。以下、配信先に従って順に説明す
る。
【0074】配信先の機器が、公知のネットワークプリ
ンタプロトコルであるLPD(Lineprinter Daemon)、
およびプリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処
理可能であるとアドレスブック4051から判別した場
合には、同様にアドレスブック4051から判別した画
像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は本実
施形態では、公知のFBE(First Binary Encoding)
を用いて圧縮し、さらにLIPS(LBP(Laser Beam Pri
nter) Image Processing System)コード化して、公知
のネットワークプリンタプロトコルであるlprにより
相手機器に送信する。
【0075】配信先の機器が、上記のSLMで通信可能
なサーバー機器の場合には、アドレスブック4051か
ら、サーバーアドレス、サーバー内のフォルダの指定を
判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、ス
キャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を
用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged ImageFi
le Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上の
サーバー機器の特定のフォルダに格納することができ
る。
【0076】また、本実施形態の機器では、相手機器で
あるサーバーが、公知のJPEG圧縮された多値画像を
処理可能であると判別した場合には、上記の2値画像と
同様に、多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を
用いて、やはり公知のJFIF(JPEG File Interchang
e Format:カラー静止画方式)化し、SLMを通して、
ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納
することが可能である。
【0077】配信先の機器が公知のEメールサーバーで
ある場合には、アドレスブック4051に記載されたメ
ールアドレスを判別して、スキャナにより読みとった画
像の2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、その
圧縮画像を公知のTIFF(Tagged Image File Forma
t)化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Prot
ocol)4153を使用して、Eメールサーバーに送信す
る。その後の配信は、メールサーバ4550に従って実
行される。
【0078】[ウェッブプルプリントアプリケーショ
ン]ウェッブプルプリントアプリケーションは、本実施
形態と直接関係しないので、その説明は省略する。
【0079】[ウェッブサーバアプリケーション]ウェ
ッブサーバアプリケーションは、本実施形態と直接関係
しないので、その説明は省略する。
【0080】[デバイスインフォメーションサービス]
ウェッブコントローラ内において、ジョブに対する設定
値、デバイス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステ
ータス、課金情報等をコントロール APIに準拠した
データ形態で保持するデータベースと、そのデータベー
スとのI/Fをデバイスインフォメーションサービス
(以下、DISと称する)として定義している。図14
に、そのDIS7102、ジョブマネージャ7101、
及びスキャンドキュメントマネージャ7103、プリン
トキュメントマネージャ7104との間の情報のやり取
りを示す。
【0081】基本的に、ジョブの開始命令などの動的な
情報は、ジョブマネージャ7101から各ドキュメント
マネージャに直接指示され、デバイスの機能やジョブの
内容など静的な情報はジョブマネージャ7101がDI
S7102を参照する。各ドキュメントマネージャ71
03、7104からの静的、動的情報、イベント(事
象)はDIS7102を介してジョブマネージャ710
1に伝えられる。
【0082】各ドキュメントマネージャ7103、71
04からDIS7102のデータベース(図示しない)
にデータの設定、取得を行う場合には、DIS7102
の内部のデータ形式がコントロールAPI準拠であるこ
とから、コントロールAPIに準拠したデータ形式と、
各ドキュメントマネージャ7103、7104が理解で
きるデータ形式との相互の変換処理を、ジョブマネージ
ャ7101で行う。例えば、各ドキュメントマネージャ
7103、7104からステータスデータの設定を行う
場合には、ジョブマネージャ7101は、デバイス固有
のデータを解釈し、この固有のデータをコントロールA
PIで定義される対応するデータに変換し、この変換し
たデータをDIS7102のデータベースに書き込む動
作を行う。
【0083】ジョブマネージャ7101からDIS71
02のデータベースにデータの設定、取得を行う場合に
は、ジョブマネージャ7101とDIS7102との間
でデータの変換は生じない。また、DIS7102に
は、ドキュメントマネージャ7101から通知される各
種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行わ
れる。
【0084】図15に、上記のDIS7102の内部に
保持される各種データベース(以下、DBと称する)を
示し、以下にそれぞれのDBについて説明する。図15
の図中の丸角長方形は個々のDBを表している。同図に
おいて、まず、7201はスーパバイザ(Supervisor)
DBであって、機器全体についてのステータスやユーザ
情報を保持する。一方、ユーザIDやパスワード等の、
バックアップが必要な情報はHD(ハードディスク)装
置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発性の記憶
装置に保持される。
【0085】7202はスキャンコンポーネントDB、
7203はプリントコンポーネントDBであり、これら
コンポーネントDBは存在するコンポーネント毎に対応
して保持される。例えば、プリンタのみからなる機器の
場合はプリントコンポーネントDBのみが存在し、また
例えば、FAXを備えた機器の場合はFAXコンポーネ
ントDBが保持される。各コンポーネントDBには初期
化時に、それぞれ対応するドキュメントマネージャがコ
ンポーネントの機能やステータスを設定する。
【0086】7204はスキャンジョブサービスDB、
7205はプリントジョブサービスDBであり、これら
のジョブサービスDBもコンポーネントDB同様に、初
期化時にそれぞれ対応するドキュメントマネージャが機
器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定す
る。
【0087】次に、ジョブDB、ドキュメントDBにつ
いて説明する。7206はスキャンジョブDB、720
7はプリントジョブDBの各ジョブDB、7208はス
キャンドキュメントDB、7209はプリントドキュメ
ントDBである。
【0088】ジョブDB7206、7207、およびド
キュメントDB7208、7209は、ジョブとそれに
付随するドキュメントが生成される度に、ジョブマネー
ジャ7101により動的に確保され、初期化が行われ、
必要な項目の設定が行われる。各ドキュメントマネージ
ャ7103、7104は、ジョブの処理開始前にジョブ
DB7206、7207およびドキュメントDB720
8、7209から処理に必要な項目を読み出し、ジョブ
を開始する。その後、ジョブが終了すると、これらのジ
ョブ、及びそれに付随していたドキュメントのDBは解
放される。ジョブは1つ以上のドキュメントを持つの
で、あるジョブに対して複数のドキュメントDBが確保
される場合がある。
【0089】7211は各ドキュメントマネージャ71
03、7104から通知されるイベント情報を保持する
データベース(イベントテーブル)であり、7210は
装置のスキャン回数、プリント回数を記録するためのカ
ウンタテーブル(ソフトカウンタ)である。ドキュメン
トマネージャ7103、7104から通知されるイベン
トには、スキャンドキュメントマネージャ7103から
のコンポーネントの状態遷移、スキャン処理動作完了や
各種のエラー、またプリントドキュメントマネージャ7
104からのコンポーネントの状態遷移、プリント処理
動作完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあ
り、それぞれのイベントを識別するためのイベントID
が予め定められている。
【0090】ドキュメントマネージャ7103、710
4からイベントが発行された場合、DIS7102はイ
ベントデータベース7211に発行されたイベントID
と、必要ならそのイベントに付随する詳細データとを登
録する。また、DIS7102は、ドキュメントマネー
ジャ7103、7104からイベントの解除が通知され
た場合には、解除指定されたイベントデータをイベント
データベース7211から削除する。
【0091】ジョブマネージャ7101によりイベント
のポーリングが行われた場合には、DIS7102は、
イベントデータベース7211を参照して、現在発生し
ているイベントIDと、必要ならばイベントに付随する
詳細データとをジョブマネージャ7101へ返信し、現
在イベントが発生していなければその旨をジョブマネー
ジャ7101へ返信する。
【0092】また、スキャン処理動作完了、あるいはプ
リント処理動作完了のイベントが通知された場合には、
DIS7102は、ソフトカウンタ7210内のスキャ
ン、プリントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。
このソフトウエアによるカウンタ7210は不慮の電源
遮断などでその値が失われないように、バックアップさ
れたメモリ装置やHD装置の不揮発性記憶装置にその値
が更新されるたびに書き戻す。
【0093】(スキャン動作)次に、本発明の一実施形
態における複合機のスキャン動作の詳細について説明す
る。図16はこのスキャン動作に関連する制御系の構成
部分を示す。PCIバス8105に対して、CPU81
01、メモリ8102、画像の圧縮・伸長ボード(CO
DEC)8104、スキャナ8107、及びこのシステ
ムを接続するためのI/Fを提供するSCSI・I/F
回路(SCSIコントローラ)8103が接続されてい
る。SCSI・I/F回路8103とスキャナ(または
複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニット)81
07は、SCSIインターフェースケーブル8106で
接続されている。
【0094】また、PCIバス8105には、IDE
(Integrated Device Electronics:接続インタフェー
ス)コントローラ8108が接続されており、IDEケ
ーブル8109を介してIDEハードディスク8110
に接続されている。
【0095】図17は本発明の一実施形態における複合
機のスキャン動作に関するソフトウェア構造を示す。ジ
ョブマネージャ8201はアプリケーションレベルの要
求を分類、保存する機能を持つ。DIS8202はアプ
リケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメ
ータを保存する。アプリケーションからの要求はメモリ
8102に保存される。スキャン動作管理部8203は
ジョブマネージャ8201とDIS8202とからスキ
ャンを行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作管
理部8203はジョブマネージャ8201から図18に
示すジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデータ8
301を受け取り、ジョブ番号、ドキュメント番号のテ
ーブルデータ8301を基に、DIS8202からスキ
ャンパラメータ8302を受け取る。これにより、アプ
リケーションから要求されているスキャン条件に応じた
スキャンを行うことができる。
【0096】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ8302をドキュ
メント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡
す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャン
シーケンス制御部8204はスキャン画像属性8308
の内容に従ってSCSI制御部8207をコントロール
する。これにより、図16のPCI8105に接続され
たSCSIコントローラ8103を動作させることによ
り、SCSIケーブル8106を介してスキャナ810
7に、SCSI制御コマンドを送ることによりスキャン
が実行される。
【0097】スキャナ8107でスキャンした画像はS
CSIケーブル8106を介してSCSIコントローラ
8103にわたり、さらにPCI8105を介してメモ
リ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8
204はスキャンが終了し、PCI8105を介してメ
モリ8102に画像が格納された時点で、スキャンパラ
メータ8302のスキャン画像圧縮形式8309の内容
にしたがって、メモリ8102に格納されているスキャ
ン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に
対して要求を出す。この要求を受け取った圧縮・伸長制
御部8205はPCI8105に接続されているCOD
EC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部82
04からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮
を行う。
【0098】圧縮・伸長制御部8205は圧縮された画
像をPCI8105を介してメモリ8102に格納す
る。
【0099】スキャンシーケンス制御部8204は圧縮
・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309
で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ81
02に格納した時点で、スキャンパラメータ8302の
画像ファイルタイプ8307に従ってメモリ8102に
格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化す
る。
【0100】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206に対して、スキャンパラメータ8
302の画像ファイルタイプ8307で指定されたファ
イル形式でファイル化することを要求する。ファイルシ
ステム8206はスキャンシーケンス制御部8204か
らの画像ファイルタイプ8307に従って、メモリ81
02に格納されている圧縮された画像をファイル化し、
これをPCI8105を介してIDEコントローラ81
08に転送し、IDEケーブル8109を介してIDE
ハードディスク8110に転送することにより、スキャ
ンされた圧縮画像をファイル化する。
【0101】スキャンシーケンス制御部8204はファ
イルシステム8206がIDEハードディスク8110
にファイル化された画像を格納した時点で、スキャナ8
107上の一枚の現行の処理が終了したとして、スキャ
ン動作管理部8203にスキャン終了通知を送り返す。
【0102】この時点で、スキャナ8107上にまだス
キャンが行われていない原稿が存在し、ジョブマネージ
ャ8201からスキャン要求が存在する場合には、スキ
ャン動作管理部8203は、再度、DIS8202に格
納されているスキャンパラメータ8302を用いてスキ
ャンシーケンス制御部8204にスキャン動作を要求す
る。
【0103】スキャナ8107上にスキャンされていな
い原稿が存在しない場合、またはジョブマネージャ82
01からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャ
ン動作管理部8203は、スキャン動作が終了したもの
としてジョブマネージャ8201に対してスキャン終了
通知を発行する。
【0104】(プリント動作)次に、本発明の一実施形
態における複合機のプリント動作について詳細に説明す
る。図19はこのプリント動作に関連する制御系の構成
部分を示す。PCIバス9005に対して、CPU90
01、メモリ9002、画像の圧縮・伸張ボード900
4、プリンタ9007、及びこのシステムを接続するた
めのI/Fを提供するエンジンI/Fボード9003が
接続されている。エンジンI/Fボード9003とプリ
ンタ(または複合機能を有する複写機のプリンタ機能ユ
ニット)9007はエンジンインターフェースケーブル
9006で接続されている。
【0105】エンジンI/Fボード9003は内部にD
PRAM(Dual Port RAM)を持ち、このDPRAMを
介してプリンタ9007へのパラメータ設定、及びプリ
ンタ9007の状態読み出しと、プリントの制御コマン
ドのやりとりを行う。またこのボード9003はビデオ
コントローラを有し、プリンタ9007からエンジンイ
ンターフェースケーブル9006経由で与えられるVC
LK(ビデオクロック:垂直同期信号)とHSYNC
(水平同期信号)に合わせて、PCI上に展開されてい
るイメージデータをエンジンインターフェースケーブル
9006を介してプリンタ9007に送信する。この送
信のタイミングを図で表すと図20の様になる。
【0106】図20に示すように、上記のVCLK信号
は常に出続け、上記のHSYNC信号がプリンタ900
7の1ラインの開始に同期して与えられる。エンジンI
/Fボード9003のビデオコントローラは、設定され
た画像幅(WIDTH)分のデータを、設定されたPC
I上のメモリ(SOURCE)9002から読み出し
て、ビデオ信号としてエンジンインターフェースケーブ
ル9006に出力する。これを指定ライン分(LINE
S)繰り返した後、ビデオコントローラは、IMAGE
_END割り込み信号を発生する。
【0107】先に説明したとおり、CPU9001上の
アプリケーションプログラムから図2のコントロールA
PI1518にプリントジョブの指示が渡されると、コ
ントロールAPI1518はこれをコントローラレベル
のジョブマネージャ1519(図14の7101)にジ
ョブとして渡す。さらにこのジョブマネージャ1519
はジョブの設定をDIS(図14の7102)に格納
し、プリントマネージャ1526(図14の7104)
にジョブの開始を指示する。プリントマネージャ152
6(図14の7104)はジョブを受け付けるとDIS
(図14の7102)からジョブ実行に必要な情報を読
み出し、これを図19のエンジンI/Fボード9003
及びDPRAM(図示しない)を介してプリンタ900
7に設定する。
【0108】エンジンI/Fボード9003の設定項目
を図21に示し、プリンタのDPRAMを介した設定項
目及び制御コマンド、状態コマンドを図22に示す。
【0109】説明を簡潔にするため、プリント対象のジ
ョブを、非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズの
2値画像で、2ページ、1部プリントとし、かつ実行す
るプリンタが600dpi(ドット/インチ)の性能を
持つものと仮定して、以下に具体的にそのプリント動作
を説明する。
【0110】まず、このジョブを受けると、プリントマ
ネージャ1526(図14の7104)はこの画像の幅
(この場合8.5”の側とする)の画像バイト数を算出
する。 WIDTH = 8.5 × 600 ÷ 8 ≒ 6
30(Bytes) 次にライン数を演算する。 LINES = 11 × 600 = 6600
(行) これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が
格納されているSOURCEアドレスとを、図21に示
すWIDTH,LINES,SOURCEのメモリ領域
にそれぞれ設定する。この時点で、エンジンI/Fボー
ド9003は画像出力の用意が完了しているが、プリン
タ9007からまだHSYNC信号が来ていないため
(VCLKは来ている)、画像データを出力していな
い。
【0111】次に、プリントマネージャ1526(図1
4の7104)は図22に示すDPRAMの所定のアド
レス(Book No.)に出力部数である1を書き込
む。その後、プリントマネージャは、1ページ目に対す
る出力用紙の給紙要求の信号(FEED_REQ)を出
力し、プリンタ9007から画像要求信号であるIMA
GE_REQの入力を待つ。プリンタ9007からIM
AGE_REQの信号が来たら、プリントマネージャ
は、画像開始信号であるIMAGE_STARTの信号
を出す。
【0112】このIMAGE_STARTの信号を受け
て、プリンタ9007はHSYNC信号を出し始め、H
SYNC信号待ちであったエンジンI/Fボード900
3は画像を出力する。プリンタ9007は出力用紙の後
端を検出すると、画像終了信号であるIMAGE_EN
Dの信号を出力し、出力用紙が排出されると排出完了信
号であるSHEET_OUTの信号を出力する。
【0113】プリントマネージャ1526(図14の7
104)は1ページ目のIMAGE_END信号を受け
て、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURC
EのデータをエンジンI/Fボード9003に設定し、
FEED_REQ信号を出して、IMAGE_REQ信
号を待つ。2ページ目のIMAGE_REQ信号が来て
からの動作は、1ページ目と同様である。
【0114】[PDLの展開処理]本実施形態のマルチ
ファンクションシステムでは、図3において、ネットワ
ークI/F部2010から入力されたPDLデータは、
画像バス2008を経由して、HDI/F部2005を
介してHDD2004に格納される。ここで、HDI/
F部2005では、HDD2004に格納されるPDL
のデータ量をカウントし、そのサイズ(カウント値)に
よりPDLデータの種別を振り分ける。一般的にPDL
データ量は、図23に示すようなテキストの場合は少な
く、図24に示すような図形データの場合は大きくな
る。
【0115】また、PDLデータは、CPU2001
で、ソフトウエアによりインタープリタ処理によるディ
スプレーリスト作成及びレンダリング処理を行い、ビッ
トマップデータを生成する。これらのPDL展開処理に
掛かる時間は、図23に示すようなテキストを出力する
場合は、プリンタ2095で出力されるエンジン処理間
隔よりも短いことが多い。図25の(a)のタイミング
チャートはこの時のPDL展開処理とVSYNC(プリ
ント垂直同期信号)の関係を示している。この場合、P
DL展開処理は短く、VSYNCよりも先行して処理が
行なわれ、PDL展開処理されたページはRAM200
2に格納されていく。そのため、プリンタ2095はV
SYNCに同期して画像を出力するタイミングで、常に
プリントすべきビットマップデータがRAM2002に
存在することになり、このためエンジンのプリント間隔
に影響を及ぼすことなく、プリント出力を実現すること
が出来る。
【0116】一方、図24に示すような図形データを出
力する場合には、PDL展開処理に掛かる時間が、プリ
ンタ2095で出力されるエンジン処理間隔よりも長い
ことが多い。図25の(b)のタイミングチャートはこ
の時のPDL展開処理とVSYNC(プリント垂直同期
信号)の関係を示している。この場合、PDL展開処理
は長く、VSYNCのタイミングに処理が間に合わな
い。そのため、プリンタ2095は、VSYNCに同期
して画像を出力するタイミングで、プリントすべきビッ
トマップデータがRAM2002に存在しないため、エ
ンジンのプリント間隔に影響を及ぼし、プリント出力の
間隔が長くなってしまう。この状態を図中の矢印で示し
ている。
【0117】[CPUコアの周波数]図26は図3のC
PU2001の本発明に係わる部分の構成を示す。CP
U2001は図26に示すように、CPUコア300
1、メモリコントローラ部3004、バスブリッジ30
07を含んでいる。CPUコア3001は、システムク
ロックを逓倍して高速なCPUコア動作クロックを作り
出すためのPLL(位相ロック・ループ)部3003
と、キャッシュ3002(命令キャッシュ、データキャ
ッシュ)を含んでいる。また、CPUコア3001とバ
スブリッジ3007はフロントサイドバス3005で結
ばれ、メモリコントローラ部3004とバスブリッジ3
007はメモリバス3006で結ばれている。メモリコ
ントローラ部3004はRAM2002への読み書きの
制御を行う。また、バスブリッジ3007はシステムバ
ス2007や画像バス2008を介して他のデバイスと
の接続を可能にしている。
【0118】前述のPDL処理時間はCPUコア300
1を駆動するクロックの周波数が大きくなれば短縮する
ことができる。図27はCPUコア3001の周波数と
PDLの処理時間の関係を示したものである。PLL部
3003の逓倍率を1から2、3に上げることにより、
CPUコア3001のクロックの周波数はシステムクロ
ックに対して2倍、3倍となり、その周波数が増大す
る。CPUコア3001の周波数が増大するに連れて、
PDL展開に必要な演算命令を行なう周期が1/2、1
/3と短縮されるため、トータルのPDL展開時間が短
くなる。
【0119】従って、上記の図25の(b)の様な制御
になっている場合に、CPUコア3001のクロックの
周波数を増大させることで、CPU処理能力の向上が得
られその結果、図25の(a)の様な制御に近づけるこ
とが可能となる。
【0120】しかし、その反面、CPUコア3001の
周波数を増大させることによって、CPU2001の消
費電力が増大する。図28はCPUコア3001の周波
数とCPU2001の関係を示したものである。PLL
部3003の逓倍率を1から2、3に上げることによ
り、CPU2001の消費電力はそれに連れて増大して
いく。
【0121】[消費電力と同時動作の制御]上記の様に
PDLの処理時間の短縮とCPU2001の消費電力の
節減はトレードオフの関係にある。本実施形態では、こ
のトレードオフに対処するために、図29に示す様なフ
ローで制御を行っている。
【0122】図29の例は、規格等によってトータルの
消費電力が制限されていることを前提に、PDLデータ
の種別に対応するデータ量に応じて、CPUコア300
1の周波数の調整をするとともに、PDLプリントと同
時に動作可能な他の動作モードを実施させるか否かの制
御を行なうものである。
【0123】前述の様に、HDI/F部2005にはH
DD2004に格納されるPDLデータ量をカウントす
る機構が存在する(ステップS1)。まず、上記カウント
機構によりカウントされたPDLデータのカウント値
(以下、PDLカウント値と称する)と、あらかじめ定
義された第1の閾値(小)とを比較して(ステップS
2)、PDLカウント値がその第1の閾値よりも小さい
と判断した場合には、図23に示す様な軽いPDLデー
タと見なし、PLL部3003の逓倍率を1に設定する
(ステップS3)。この場合は、CPU2001の消費
電力が小さいため(図28参照)、その他の動作モード
の制御は通常通りであって、PDL展開中もスキャン等
の他のジョブを受け付け同時動作が可能とする。
【0124】次に、PDLカウント値が第1の閾値より
も大きいと判断した場合には、PDLカウント値とあら
かじめ定義された第2の閾値(大)とを比較して(ステ
ップS4)、PDLカウント値が第2の閾値よりも大き
いと判断した場合には、図24に示す様な重いPDLデ
ータと見なして、PLL部3003の逓倍率を3に設定
する(ステップS5)。
【0125】この場合は、CPU2001の消費電力が
大きいため(図28参照)、全体の消費電力の制限から
UI(操作部)の表示をOFFし、操作を不許可にする
ことで他のジョブとの同時動作を行なわない様に制御す
る(ステップS6)。さらに、PDL動作に無関係なス
キャナ画像処置部2090は電源をOFFし、CLK
(クロック)の供給も止めて省電力化を図り、消費電力
をCPU2001につぎ込む制御を行なう(ステップS
7)。
【0126】一方、上記のステップS4において,PD
Lカウント値が第2の閾値よりも小さいと判断された場
合は、図23に示す様な軽いPDLデータと、図24に
示す様な重いPDLデータの中間レベルの重さのデータ
と見なして、PLL部3003の逓倍率を2に設定する
(ステップS8)。この場合は、CPU2001の消費
電力が中レベルであるため(図28参照)、全体の消費
電力の制限からUI(操作部)上でスキャン系の動作を
行なうための操作を不許可にし、スキャン系のジョブと
の同時動作のみを禁止する様に制御する(ステップS
9)。スキャナ画像処置部2090は電源をOFFし、
CLKの供給も止めて省電力化を図り、消費電力をCP
U2001につぎ込む制御を行なう(ステップS1
0)。
【0127】(他の実施の形態)以上、本発明の実施形
態を詳述したが、図29の本発明の実施形態では、スプ
ールされたPDLデータのサイズ(データ量)からPD
L展開処理負荷を予測しているが、スプールされたPD
Lデータのアプリケーション(データの種類)の識別結
果からPDL展開処理負荷を予測してもよく、同様な効
果が期待できる。
【0128】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても良いし、1つの機器からなる装
置に適用してもよい。
【0129】また、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウエアのプログラム(本実施形態で
は、図29に示すフローチャートに対応したプログラ
ム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給
し、そのシステム或いは装置のコンピュータがその供給
されたプログラムを読み出して実行することによっても
達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を
有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
【0130】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、そのコンピュータにインストールさ
れるプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0131】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OS(オペレーティングシステム)に供
給するスクリップトデータ等、プログラムの形態を問わ
ない。
【0132】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−
ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード(ICメモリカード)、ROM、DVD
(DVD−ROM、DVD−R)などがある。
【0133】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのプラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、このホームページから
本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧
縮され自動インストール機能を含むファイルをハードデ
ィスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても
供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプロ
グラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのフ
ァイルを異なるホームページからダウンロードすること
によっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理
をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを
ユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本
発明のクレームに含まれるものである。
【0134】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて本発明を実現することも可能である。
【0135】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した本発明の実施形
態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した本発明の実施形態の機能が実現され得る。
【0136】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よっても前述した本発明の実施形態の機能が実現され
る。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PDLデータ量あるいはPDLデータのアプリケーショ
ンの種別の識別結果からPDL展開処理負荷を予測し、
PDL展開時間が長いと判断されるデータの場合にはP
LLの逓倍を上げることで、CPUコアクロックの周波
数を大きくしてPDL展開処理能力を上げ、同時に、消
費電力の増加を考慮して、他のジョブの同時動作を禁止
するように制御し、また、PDL展開時間が短いと判断
されるデータの場合には、PLLの逓倍を上げずに、C
PUコアクロックは低速のままにし、他のジョブの同時
動作は受け付けるように制御するようにしたので、基準
内の消費電力でPDLパフォーマンス(CPUのコア周
波数)と他のジョブとの同時動作のいずれに重点を置く
かを自動的に制御することができる。
【0138】従って、本発明によれば、システムの消費
電力に上限が存在する場合に、CPUコア周波数が高速
である必要性が存在する時には、他の動作モードを同時
に行なわない等により、省エネルギー化とスペックの両
立が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)を含むネットワークシステムの全体構成を
示す回線図である。
【図2】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)のソフトウェアの全体構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)のスキャナ部、プリンタ部、及び操作部の
外観を示す正面図である。
【図5】本発明を適用したマルチファンクションシステ
ム(複合機)の操作部の配置構成を示す平面図である。
【図6】図3のスキャナ画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図3のプリンタ画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図3の画像圧縮処理部の構成を示すブロック図
である。
【図9】図3の画像回転処理部の構成を示すブロック図
である。
【図10】図9の画像バスI/Fコントローラの画像デ
ータの転送の方法を説明する概念図である。
【図11】図9の画像回転部の画像回転処理の方法を説
明する概念図である。
【図12】図3のデバイスI/F部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)の組み込みアプリケーションを説明する
ブロック図である。
【図14】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のDIS(DeviceInformation Servic
e)、ジョブマネージャ、プリントマネージャ、スキャ
ンマネージャ間の情報のやり取りを示すブロック図であ
る。
【図15】図14のDISの内部のデータベース、及び
カウンタを示す模式図である。
【図16】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のスキャンに関するハードウェア制御系
の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のスキャンにおけるソフトウェア制御の
情報の流れを示す流れ図である。
【図18】図17のスキャン動作管理部のパラメータテ
ーブルの概略を示す概念図である。
【図19】本発明を適用したマルチファンクションシス
テム(複合機)のプリントに関するハードウェア制御系
の構成を示すブロック図である。
【図20】図19のプリントに関するハードウェア制御
系で行われるプリントイメージデータの転送タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図21】図19のエンジンI/Fボード内のプリント
パラメータレジスタのテーブルを示すアドレスマップ図
である。
【図22】図19のプリンタとエンジンI/Fボードと
の通信コマンドのテーブルを示すアドレスマップ図であ
る。
【図23】PDLデータ量が少ないデータの例を示した
図である。
【図24】PDLデータ量が大きいデータの例を示した
図である。
【図25】本発明の一実施形態におけるPDL処理とプ
リントのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図26】図3のCPUの構成を示すブロック図であ
る。
【図27】図26のCPUコアのクロック周波数とPD
L展開時間の関係を示すグラフである。
【図28】図26のCPUコアのクロック周波数と消費
電力の関係を示すグラフである。
【図29】図26のCPUコアのクロック周波数逓倍と
同時動作の可、不可を判断するための処理手順の流れを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1001、1020 複合機 1002、1021 データベースサーバ 1003 データベースクライアント 1004 電子メールサーバ 1005 電子メールのクライアント 1006、1023 HTML文書をLANに提供する
WWWサーバ 1007 インターネット/イントラネット連結用サー
バ 1010 ローカルエリアネットワーク(LAN) 1011 ルータ 1012 インターネット/イントラネット 1030 PSTN(公衆電話網)またはISDN(統合サービス
デジタル網) 1501 UI(ユーザインターフェイス)を司るモジ
ュール 1502 データベースモジュール 1503 ウェッブサーバモジュール 1504 ユニバーサル・センドを司るモジュール 1505 出力先にプリンタが指定された際に実行され
るモジュール 1506 通信先にEメールアドレスが指定された際に
実行されるモジュール 1507 出力先にデータベースが指定された際に実行
されるモジュール 1508 本複合機と同様の複合機が指定された際に実
行されるモジュール 1509 リモートコピースキャンモジュール 1510 リモートコピープリントモジュール 1511 ウェッブプルプリントモジュール 1512 HTTP通信用モジュール 1513 lprモジュール 1514 SMTPモジュール 1515 SLMモジュール 1516 TCP/IPモジュール 1518 コントロール−APIモジュール 1519 ジョブマネージャ 1520 CODECマネージャ 1521 FBEエンコーダ 1522 JPEG−CODEC 1523 MMR−CODEC 1524 スキャンマネージャ 1525 SCSIマネージャ 1526 プリントマネージャ 1527 エンジンI/F マネージャ 1528 パラレルポートドライバ 2000 制御装置 2001 CPU(中央演算処理装置) 2002 RAM(ランダムアクセスメモリ) 2003 ROM(リードオンリメモリ) 2004 HDD(ハードディスクドライブ) 2006 操作部I/F(インターフェース) 2007 システムバス 2008 画像バス 2010 ネットワークI/F 2011 LAN(ラン:ローカルエリアネットワー
ク) 2012 操作部(UI:ユーザインターフェース) 2014 スタートキー 2015 ストップキー 2016 ID(識別子、識別番号)キー 2017 リセットキー 2018 2色LED(発光ダイオード) 2020 デバイスI/F部 2021 画像バスI/Fコントローラ 2023 シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部 2022 スキャンバッファ 2024 パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部 2030 画像回転処理部 2031 画像バスI/Fコントローラ 2032 画像回転部 2033 RAM 2040 画像圧縮処理部 2041 画像バスI/Fコントローラ 2042 入力バッファ 2043 画像圧縮部 2044 RAM 2045 出力バッファ 2050 モデム 2051 公衆回線(WAN:広域ネットワーク) 2060 ラスターイメージプロセッサ(RIP) 2062 画像切換え部 2072 原稿フィーダ 2070 スキャナ 2073 トレイ 2080 スキャナ画像処理部 2082 フィルタ処理部 2083 編集部 2084 変倍処理部 2085 テーブル 2086 2値化部 2090 プリンタ画像処理部 2092 解像度変換部 2093 スムージング処理部 2095 プリンタ 2101、2102、2103、2104 用紙カセッ
ト 2111 排紙トレイ 3001 CPUコア 3002 キャッシュ(命令キャッシュ、データキャッ
シュ) 3003 PLL(位相ロック・ループ)部 3004 メモリコントローラ部 3005 フロントサイドバス 3006 メモリバス 3007 バスブリッジ 4050 操作部アプリケーション 4051 アドレスブック 4100 リモートコピーアプリケーションの送信側 4103 SLM 4150 同報配信の送信側 4153 SMTP 4200 ウェッブプルプリントモジュール 4250 ウェッブサーバモジュール 4300 リモートコピーの受信側(プリント側) 4350 同報配信のイメージを受信・プリントするメ
ールサーバ 4400 リモートプリントの受信側(プリント側) 4450 同報配信のイメージを受信・格納するメール
サーバ 4500 同報配信での2値のイメージを受信・格納す
るメールサーバ 4550 同報配信のイメージを受信・格納するメール
サーバ 4600 同報配信での多値のイメージを受信・格納す
るメールサーバ 4650 情報コンテンツを含んだ、公知のウェッブサ
ーバ 4700 ウェッブサーバなどにアクセスする、ウェッ
ブブラウザ 7102 デバイスインフォメーションサービス(DI
S) 7101 ジョブマネージャ 7103 スキャンドキュメントマネージャ 7102 デバイスインフォメーションサービス(DI
S) 7104 プリントキュメントマネージャ 7201 スーパバイザDB 7202 スキャンコンポーネントDB 7203 プリントコンポーネントDB 7204 スキャンジョブサービスDB 7205 プリントジョブサービスDB 7206 スキャンジョブDB 7207 プリントジョブDBの各ジョブDB 7208 スキャンドキュメントDB 7209 プリントドキュメントDB 7210 ソフトカウンタ 7211 イベントテーブル 8101 CPU 8102 メモリ 8103 SCSI・I/F回路(SCSIコントロー
ラ) 8104 画像の圧縮・伸長ボード(CODEC) 8105 PCIバス 8106 SCSIインターフェースケーブル 8107 スキャナ(または複写機のスキャナ機能ユニ
ット) 8108 IDEコントローラ 8109 IDEケーブル 8110 IDEハードディスク 8201 ジョブマネージャ 8202 DIS 8203 スキャン動作管理部 8204 スキャンシーケンス制御部 8205 圧縮・伸長制御部 8206 ファイルシステム 8207 SCSI制御部 8301 ジョブ番号、ドキュメント番号のテーブルデ
ータ 8302 スキャンパラメータ 8303 ジョブ番号 8304 ドキュメント番号 8305 ジョブ番号 8306 ドキュメント番号 8307 画像ファイルタイプ 8308 スキャン画像属性 8309 スキャン画像圧縮形式 9001 CPU 9002 メモリ 9003 エンジンI/Fボード 9004 画像の圧縮・伸張ボード 9005 PCIバス 9006 エンジンインターフェースケーブル 9007 プリンタ(または複写機のプリンタ機能ユニ
ット)

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PDLプリントが可能なマルチファンク
    ションシステムにおいて、 ソフトウエアによりPDLデータの展開を行うPDL展
    開手段と、 前記PDLデータを基に前記PDL展開手段によるPD
    L展開処理負荷を予測するPDL展開処理負荷予測手段
    と、 前記PDL展開処理負荷予測手段により予測された前記
    PDL展開処理負荷に応じて前記PDL展開手段のCP
    Uコアの周波数を調整するCPUコア周波数調整手段と
    を有することを特徴とするマルチファンクションシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記CPUコア周波数調整手段の前記調
    整は、PLLを用いてシステムクロックに対する逓倍数
    を変えることにより行われることを特徴とする請求項1
    に記載のマルチファンクションシステム。
  3. 【請求項3】 前記PDL展開処理負荷予測手段により
    予測された前記PDL展開処理負荷を基に、PDLプリ
    ントと同時に動作可能な他の動作モードをPDLプリン
    トと同時に行なうか否かを制御する制御手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチ
    ファンクションシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段の前記制御は、前記CPU
    コア周波数調整手段による前記CPUコアの周波数の調
    整と連動して行われることを特徴とする請求項3に記載
    のマルチファンクションシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段の前記制御は、システムの
    消費電力に基づいて行われることを特徴とする請求項3
    または4に記載のマルチファンクションシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記CPUコア周波数
    調整手段により前記CPUコアの周波数が高速に設定さ
    れた場合に、前記他の動作モードをPDLプリントと同
    時に行なわないように制御することを特徴とする請求項
    3ないし5のいずれかに記載のマルチファンクションシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記他の動作動作モー
    ドを同時に行なわないと判断した場合は、ユーザが操作
    可能な操作部上で前記他の動作モードを選択できないよ
    うに制御することを特徴とする請求項6に記載のマルチ
    ファンクションシステム。
  8. 【請求項8】 スプールされたPDLデータのデータ量
    をカウントするカウント手段を更に有し、前記PDL展
    開処理負荷予測手段は、該カウント手段のカウント値に
    基づいて前記PDL展開処理負荷予測を行うことを特徴
    とする請求項1ないし7のいずれかに記載のマルチファ
    ンクションシステム。
  9. 【請求項9】 スプールされたPDLデータのアプリケ
    ーションの種別を認識するアプリケーション認識手段を
    更に有し、前記PDL展開処理負荷予測手段は、該アプ
    リケーション認識手段の認識結果に基づいて前記PDL
    展開処理負荷予測を行うことを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載のマルチファンクションシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムにおいて、 スプールされたPDLデータのデータ量をカウントする
    カウント手段と、 前記カウント手段のカウント値と所定の閾値とを比較し
    てPDL展開手段によるPDL展開時間が所定時間より
    も長いか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整手段と、 前記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御手
    段とを有することを特徴とするマルチファンクションシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムにおいて、 スプールされたPDLデータの種別を識別する識別手段
    と、 前記識別手段で識別されたPDLデータの種別に基づい
    てPDL展開手段によるPDL展開時間が所定時間より
    も長いか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整手段と、 前記判断手段によりPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御手
    段とを有することを特徴とするマルチファンクションシ
    ステム。
  12. 【請求項12】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムの制御方法において、 PDLデータの展開を行うPDL展開ステップと、 前記PDLデータを基に前記PDL展開ステップでのP
    DL展開処理負荷を予測するPDL展開処理負荷予測ス
    テップと、 前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された前記
    PDL展開処理負荷に応じて前記PDL展開を実行する
    CPUコアの周波数を調整するCPUコア周波数調整ス
    テップとを有することを特徴とするマルチファンクショ
    ンシステムの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記CPUコア周波数調整ステップで
    の前記調整は、PLLを用いてシステムクロックに対す
    る逓倍数を変えることにより行われることを特徴とする
    請求項12に記載のマルチファンクションシステムの制
    御方法。
  14. 【請求項14】 前記PDL展開処理負荷予測ステップ
    で予測された前記PDL展開処理負荷を基に、PDLプ
    リントと同時に動作可能な他の動作モードをPDLプリ
    ントと同時に行なうか否かを制御する制御ステップをさ
    らに有することを特徴とする請求項12または13に記
    載のマルチファンクションシステムの制御方法。
  15. 【請求項15】 前記制御ステップでの前記制御は、前
    記CPUコア周波数調整ステップでの前記CPUコアの
    周波数の調整と連動して行われることを特徴とする請求
    項14に記載のマルチファンクションシステムの制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップでの前記制御は、シ
    ステムの消費電力に基づいて行われることを特徴とする
    請求項14または15に記載のマルチファンクションシ
    ステムの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御ステップでは、前記CPUコ
    ア周波数調整ステップで前記CPUコアの周波数が高速
    に設定された場合に、前記他の動作モードをPDLプリ
    ントと同時に行なわないように制御することを特徴とす
    る請求項14ないし16のいずれかに記載のマルチファ
    ンクションシステムの制御方法。
  18. 【請求項18】 前記制御ステップでは、前記他の動作
    動作モードを同時に行なわないと判断した場合は、ユー
    ザが操作可能な操作部上で前記他の動作モードを選択で
    きないように制御することを特徴とする請求項17に記
    載のマルチファンクションシステムの制御方法。
  19. 【請求項19】 スプールされたPDLデータのデータ
    量をカウントするカウントステップを更に有し、前記P
    DL展開処理負荷予測ステップでは、該カウントステッ
    プのカウント値に基づいて前記PDL展開処理負荷予測
    を行うことを特徴とする請求項12ないし18のいずれ
    かに記載のマルチファンクションシステムの制御方法。
  20. 【請求項20】 スプールされたPDLデータのアプリ
    ケーションの種別を認識するアプリケーション認識ステ
    ップを更に有し、前記PDL展開処理負荷予測ステップ
    では、該アプリケーション認識ステップの認識結果に基
    づいて前記PDL展開処理負荷予測を行うことを特徴と
    する請求項12ないし18のいずれかに記載のマルチフ
    ァンクションシステムの制御方法。
  21. 【請求項21】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムの制御方法において、 スプールされたPDLデータのデータ量をカウントする
    カウントステップと、 前記カウントステップのカウント値と所定の閾値とを比
    較してPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとを有することを特徴とするマルチファンクショ
    ンシステムの制御方法。
  22. 【請求項22】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムの制御方法において、 スプールされたPDLデータの種別を識別する識別ステ
    ップと、 前記識別ステップで識別されたPDLデータの種別に基
    づいてPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとを有することを特徴とするマルチファンクショ
    ンシステムの制御方法。
  23. 【請求項23】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムの制御プログラムを記憶した、コンピ
    ュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 PDLデータの展開を行うPDL展開ステップと、 前記PDLデータを基に前記PDL展開ステップでのP
    DL展開処理負荷を予測するPDL展開処理負荷予測ス
    テップと、 前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された前記
    PDL展開処理負荷に応じて前記PDL展開を実行する
    CPUコアの周波数を調整するCPUコア周波数調整ス
    テップと、 前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された前記
    PDL展開処理負荷を基に、PDLプリントと同時に動
    作可能な他の動作モードをPDLプリントと同時に行な
    うか否かを制御する制御ステップとをコンピュータに実
    行させることを特徴とする、制御プログラムを記憶した
    記憶媒体。
  24. 【請求項24】 マルチファンクションシステムの制御
    プログラムを記憶した、コンピュータにより読み出し可
    能な記憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 スプールされたPDLデータのデータ量をカウントする
    カウントステップと、 前記カウントステップのカウント値と所定の閾値とを比
    較してPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
    る、制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  25. 【請求項25】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムの制御プログラムを記憶した、コンピ
    ュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記制御プログラムは、 スプールされたPDLデータの種別を識別する識別ステ
    ップと、 前記識別ステップで識別されたPDLデータの種別に基
    づいてPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
    る、制御プログラムを記憶した記憶媒体。
  26. 【請求項26】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムをコンピュータにより制御するための
    制御プログラムであって、 前記制御プログラムは、 PDLデータの展開を行うPDL展開ステップと、 前記PDLデータを基に前記PDL展開ステップでのP
    DL展開処理負荷を予測するPDL展開処理負荷予測ス
    テップと、 前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された前記
    PDL展開処理負荷に応じて前記PDL展開を実行する
    CPUコアの周波数を調整するCPUコア周波数調整ス
    テップと、 前記PDL展開処理負荷予測ステップで予測された前記
    PDL展開処理負荷を基に、PDLプリントと同時に動
    作可能な他の動作モードをPDLプリントと同時に行な
    うか否かを制御する制御ステップとをコンピュータに実
    行させることを特徴とする、制御プログラム。
  27. 【請求項27】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムをコンピュータにより制御するための
    制御プログラムであって、 前記制御プログラムは、 スプールされたPDLデータのデータ量をカウントする
    カウントステップと、 前記カウントステップのカウント値と所定の閾値とを比
    較してPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
    る、制御プログラム。
  28. 【請求項28】 PDLプリントが可能なマルチファン
    クションシステムをコンピュータにより制御するための
    制御プログラムであって、 前記制御プログラムは、 スプールされたPDLデータの種別を識別する識別ステ
    ップと、 前記識別ステップで識別されたPDLデータの種別に基
    づいてPDL展開ステップでのPDL展開時間が所定時
    間よりも長いか否かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、PLLの逓倍を上げること
    で、CPUコアクロックの周波数を大きくしてPDL展
    開処理能力を上げるCPUコア周波数調整ステップと、 前記判断ステップでPDL展開時間が長いと判断される
    PDLデータの場合には、消費電力の増加を考慮して、
    他のジョブの同時動作を禁止するように制御する制御ス
    テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
    る、制御プログラム。
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