JPH10275036A - 電源制御装置およびコンピュータシステム - Google Patents

電源制御装置およびコンピュータシステム

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Publication number
JPH10275036A
JPH10275036A JP9078253A JP7825397A JPH10275036A JP H10275036 A JPH10275036 A JP H10275036A JP 9078253 A JP9078253 A JP 9078253A JP 7825397 A JP7825397 A JP 7825397A JP H10275036 A JPH10275036 A JP H10275036A
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JP
Japan
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battery
discharge
power supply
value
voltage
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Application number
JP9078253A
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English (en)
Inventor
Hirohito Motomiya
裕仁 本宮
Katsuo Ozawa
克雄 小沢
Shizuo Morioka
静夫 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】充放電サイクルを重ねる度に累積される実力容
量値および残存容量値の算出誤差のゼロクリアできるよ
うにして、現在のバッテリ状態を正しく管理する。 【解決手段】バッテリパック19の二次電池がローバッ
テリ状態になったことがローバッテリ検出部204によ
って検知されると、二次電池の放電がディスク装置のみ
に切り替えられる。これにより、コンピュータのパワー
オフまたはACアダプタ電源20への切替が行われて
も、二次電池の放電はその放電終止電圧まで継続して行
われる。放電終止電圧値まで放電されると、そのときの
放電容量を用いてEEPROM191の実力容量値が更
新される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はバッテリによって
駆動可能なポータブルコンピュータや携帯情報端末など
のシステムで使用される電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートブック型パーソナルコンピ
ュータやPDAなどの携帯可能な電子機器が種々開発さ
れている。この種の電子機器は、通常、AC商用電源を
使用できない携帯時の使用と、オフィスなどにおける屋
内での使用とを考慮し、バッテリとACアダプタ電源の
どちらでも駆動できるように構成されている。バッテリ
としては、通常、ニッケル水素電池やリチウムイオン電
池などの充電可能な二次電池が用いられる。ユーザによ
って電子機器にACアダプタ電源が接続された時には、
電子機器の電源供給元はバッテリからACアダプタ電源
に切り換えられ、そしてそのACアダプタ電源によって
バッテリの充電が自動的に行われる。
【0003】バッテリ駆動可能な電子機器に搭載される
電源制御装置の多くは、バッテリ制御のための機能とし
て、ローバッテリ検出機能およびバッテリ状態管理機能
などを有している。
【0004】ローバッテリ検出機能は、バッテリの消耗
がある一定値以上進んだときにそのことを検知して利用
者に通知するための機能であり、このローバッテリ検出
機能は図10に示されているような二次電池の放電特性
を利用して実現されている。すなわち、二次電池は、そ
の放電が進むにつれて出力電圧が低下する特性を有して
いる。この場合、二次電池の電圧がある一定電圧以下に
低下するとその二次電池の性能劣化が起こる可能性があ
るため、通常、二次電池においては、その放電可能な限
界電圧値として放電終始電圧(VEND)が規定されて
いる。二次電池の放電が進んでその電圧値が放電終始電
圧(VEND)間近になると、電池切れによる電子機器
上のデータ消失などを防ぐために、ACアダプタ電源へ
の切り換えや、データセーブなどの処理を行うことが必
要となる。このため、ローバッテリ検出機能は、二次電
池の電圧が放電終始電圧に達する前に、ACアダプタ電
源への切り換えあるいはデータセーブ処理を行うための
十分な時間を残してローバッテリ状態であることを利用
者に警告する必要がある。したがって、ローバッテリ状
態の検出に用いられるローバッテリ検知電圧(VLB)
の値は、図示のように放電終始電圧(VEND)に達す
る所定時間前の電圧値に設定される。この場合、放電終
始電圧(VEND)に達する所定時間前の電圧値は、そ
の二次電池の放電特性から求められる。
【0005】バッテリ状態管理機能は、バッテリに設け
られた記憶装置に記録されているバッテリ情報を用いて
そのバッテリの現在の状態を管理する。記憶装置に記録
されるバッテリ情報には、そのバッテリの実力容量値お
よび残存容量値などが含まれている。実力容量値はバッ
テリ性能を表すパラメタであり、バッテリを満充電状態
に充電した状態から放電終始電圧(VEND)まで放電
したときにそのバッテリから放電可能な最大放電容量の
値を示す。
【0006】バッテリ状態管理機能は、バッテリの充電
または放電が終了する度、そのときの充放電容量値と、
バッテリに設けられた記憶装置に格納されている充放電
開始前の実力容量値または残存容量値との間で容量の収
支を計算することによって最新の実力容量値または残存
容量値を求めて、電源情報を最新の値に更新する。この
様子を図11に示す。
【0007】図11においては、満充電状態の新しいバ
ッテリ(劣化してないバッテリ)が電子機器本体に装着
されてから、そのバッテリを電源として使用することに
よるバッテリ放電と、ACアダプタ電源によるバッテリ
の充電とが繰り返し行われた場合が示されている。
【0008】充放電サイクル1:満充電状態の新しいバ
ッテリが電子機器本体に装着された状態で電子機器の電
源スイッチがオンされると、まず、そのバッテリの記憶
装置から実力容量値と残存容量値が読みとられる。この
場合、実力容量値と残存容量値の値は等しい。読みとら
れた残存容量値は、そのバッテリによる電子機器の残り
使用時間の算出などに用いられる。算出された残り使用
時間は、電子機器のディスプレイなどを通して利用者に
提示される。
【0009】バッテリによる電子機器の駆動中はバッテ
リは放電される。利用者が電子機器の電源をオフする
か、あるいはACアダプタ電源を接続することによって
バッテリからACアダプタへの電源切替が行われたと
き、バッテリの放電は停止される。このとき、それまで
にバッテリから放電された放電容量値が実力容量値から
減算され(実力容量−放電容量)、その減算結果が最新
の残存容量値としてバッテリの記憶装置に書き込まれ
る。
【0010】充放電サイクル2(充放電サイクル3も同
じ):電気機器にACアダプタ電源が接続されることな
どによってバッテリの充電が開始されそのバッテリが満
充電状態になると、今度は、それまでの充電容量の値
と、バッテリの記憶装置に書き込まれている充電開始前
の残存容量値とが加算され、その加算結果が最新の実力
容量値としてバッテリの記憶装置に書き込まれる。そし
て、再び、そのバッテリを使用した電子機器の駆動がな
されると、バッテリの放電が開始される。このバッテリ
の放電が進みローバッテリ状態であることがローバッテ
リ検出機能によって利用者に警告されると、電子機器が
電源オフまたはバッテリからACアダプタへの電源切替
が行われ、これによってバッテリの放電が停止される。
このとき、バッテリの記憶装置に格納されている放電開
始前の実力容量値からそれまでの放電容量値が減算さ
れ、その減算結果が最新の残存容量値としてバッテリの
記憶装置に書き込まれる。
【0011】このように、従来では、ローバッテリ状態
の検出以前であるか以降であるかに関わらず、バッテリ
駆動中に電子機器の電源オフやACアダプタ電源への切
替が行われると、バッテリ放電が即座に停止され、最新
の残存容量値(=実力容量値―放電容量値)が算出され
て記憶装置に書き込まれる。そして、バッテリの充電終
了時には、記憶装置に書き込まれた残存容量値に満充電
までの充電容量の値が加算されて、最新の実力容量値が
算出される。
【0012】ところで、バッテリとして用いられる二次
電池の性能は、その充放電サイクルの繰り返しによって
劣化することが知られている。すなわち、バッテリは、
その充放電サイクルを重ねると、その実際の実力容量の
値が徐々に低下されるという特性を持つ。
【0013】このため、バッテリが満充電状態からある
残存容量まで放電されるまでの放電容量値と、その状態
からバッテリが満充電状態に充電されるまでの充電容量
値とは必ずしも一致しない。つまり、充放電サイクルが
何度も繰り返されると、バッテリの実際の実力容量値
は、記憶装置に書き込まれた充電開始前の残存容量値と
満充電までの充電容量値を加えた値よりも小さくなる。
【0014】従って、従来のように記憶装置に記憶され
ている充放電前の情報と充放電容量との収支計算によっ
て最新の実力容量値および残存容量値を算出するという
方法では、算出された実力容量値および残存容量値と実
際の実力容量値および残存容量値との間に誤差が生じる
事になる。この誤差は、実行される充放電サイクルの数
が少ない場合には比較的少ないが、充放電サイクルを重
ねる度に積算されていき大きくなる。この場合、バッテ
リによる電子機器の残り使用時間などの算出が正確に行
えなくなるなどの不具合が生じる。
【0015】また、図10で説明したバッテリの放電特
性もそのバッテリの充放電サイクルを重ねると変化す
る。このため、前述したローバッテリ検知電圧(VL
B)の値もその放電特性の変化に合わせて動的に更新す
る必要があるが、従来では、ローバッテリ検知電圧(V
LB)の値は常に一定であった。このため、実際にはバ
ッテリがローバッテリ状態になる前にローバッテリ状態
であることが検知されてしまったり、逆に、既にバッテ
リがローバッテリ状態になっていてもそれが検知されな
いといった問題が生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、充放電サイクルの繰り返しによって実力容量値が
徐々に低下するというバッテリの特性を考慮したバッテ
リ状態の管理がなされておらず、充放電サイクルを重ね
る度に、算出された実力容量値および残存容量値と実際
の実力容量値および残存容量値との間の誤差が大きくな
る。このため、バッテリによる電子機器の残り使用時間
などの算出が正確に行えないという問題があった。
【0017】また、バッテリの放電特性の変化にかかわ
らず常に一定値のローバッテリ検知電圧が用いられてい
るため、ローバッテリ状態を正しく検知できないという
問題もあった。
【0018】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、充放電サイクルを重ねる度に蓄積されてい
く実力容量値および残存容量値の算出誤差を定期的にゼ
ロクリアできるようにして、現在のバッテリ状態を常に
正しく管理することが可能な電源制御装置およびコンピ
ュータシステムを提供することを目的とする。
【0019】また、この発明は、バッテリの放電特性の
変化に応じて動的にローバッテリ検知電圧の値を変更す
ることにより、常に最適なローバッテリ検知電圧を用い
たローバッテリ状態の検出を行うことができる電源制御
装置およびコンピュータシステムを提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、バッテリに
よって駆動可能なコンピュータシステムで使用される電
源制御装置であって、前記バッテリに設けられた記憶装
置には、その特性を示すバッテリ情報として、前記バッ
テリを満充電状態に充電した状態から所定の放電終止電
圧値まで放電させたときに前記バッテリから放電される
最大放電容量を表す実力容量値および前記バッテリの残
り容量を表す残存容量値が格納されており、前記バッテ
リの充放電が終了する度に、そのときの充放電容量の値
と、前記記憶装置に格納されている充放電開始前の前記
実力容量値または残存容量値との間の収支計算により、
前記バッテリ情報の更新および前記バッテリの最新特性
の管理を行う電源制御装置において、満充電状態時から
放電停止時までに前記バッテリから放電される放電容量
値を検出する放電容量検出手段と、前記バッテリの電圧
値に基づいて前記バッテリがローバッテリ状態であるこ
とを検出するローバッテリ検出手段と、このローバッテ
リ検出手段によって前記バッテリがローバッテリ状態で
あることが検出された後において前記コンピュータシス
テムが電源オフあるいは前記コンピュータシステムへの
電源供給元が前記バッテリからACアダプタ電源に切り
換えられたとき、前記コンピュータシステム内のディス
クドライブ装置に対する電源供給のみを前記バッテリで
継続することにより、前記バッテリの放電を前記放電終
止電圧値まで継続して実行させる放電継続手段と、前記
バッテリが放電終止電圧まで放電されたとき、前記放電
継続手段による前記バッテリの放電を停止し、前記放電
容量検出手段によって検出された前記バッテリからの放
電容量値が最新の実力容量値となるように前記記憶装置
のバッテリ情報を更新する手段とを具備することを特徴
とする。
【0021】この電源制御装置においては、バッテリの
ローバッテリ状態が検出された場合には、その後に利用
者がコンピュータシステムを電源オフ、あるいは利用者
がコンピュータシステムにACアダプタ電源を接続する
ことになどよってコンピュータシステムへの電源供給元
がバッテリからACアダプタ電源に切り換えられても、
バッテリの放電は即座には停止されず、HDDやCD−
ROMドライブなどのディスクドライブ装置に対する電
源供給についてはバッテリによってその電圧が放電終止
電圧値になるまで継続される。例えば、コンピュータシ
ステムが電源オフされた場合は、バッテリによってディ
スクドライブ装置のモータだけが回し続けられる。そし
て、満充電状態時から放電終止電圧になるまでの期間に
バッテリから放電された放電容量値が検出され、その放
電容量値が最新の実力容量として記憶装置に書き込まれ
る。また、このときには、残存容量値はゼロに設定され
る。このようにバッテリを一旦放電終止電圧値まで放電
させて、そのときの放電容量を用いて記憶装置の実力容
量値を更新することにより、それまでの収支計算により
誤差が蓄積されている実力容量の値を、現在のバッテリ
状態に適合する値に修正することができる。また、コン
ピュータシステム内のディスクドライブ装置を用いてバ
ッテリ放電を継続させているので、専用の放電器などを
設ける場合に比し、装置規模の増大を防止できる。
【0022】また、このような放電終止電圧値までの強
制放電はローバッテリ状態が検出された場合にのみ実行
される。したがって、バッテリを無駄に放電することな
く、充放電サイクルを重ねる度に蓄積されていく実力容
量値および残存容量値の算出誤差をローバッテリ状態が
検知される度にゼロクリアできるようになり、現在のバ
ッテリ状態を常に正しく管理することが可能となる。
【0023】また、バッテリの記憶装置に格納されるバ
ッテリ情報の中に、前記バッテリのローバッテリ状態を
検出するためのローバッテリ検知電圧値が含まれている
場合には、前記バッテリの電圧値および放電電流値を監
視して前記バッテリの放電特性を検出する放電特性検出
手段と、前記放電継続手段によって前記バッテリが放電
終止電圧値まで放電されたとき、前記放電検出手段によ
って検出された放電終止電圧までの放電特性に基づいて
最新のローバッテリ検知電圧を算出し、前記記憶装置の
ローバッテリ検知電圧を更新する手段とをさらに具備す
ることが好ましい。これにより、バッテリの放電特性の
変化に応じて動的にローバッテリ検知電圧の値を変更で
きるようになり、常に最適なローバッテリ検知電圧を用
いたローバッテリ検出を行うことが可能となる。
【0024】また、ACアダプタ電源が接続された場合
においては、放電終止電圧までのバッテリの放電は、そ
のバッテリをディスクドライブ装置に接続するのではな
く、バッテリによるコンピュータシステムの駆動を継続
させることによっても実現し得る。これにより、さらに
バッテリからの無駄な放電を防ぐことができる。
【0025】また、コンピュータシステムにACアダプ
タ電源を接続することによってバッテリは満充電状態に
充電されるので、バッテリの放電は満充電状態から開始
されるのが通常であるが、バッテリが満充電状態に充電
される前にACアダプタ電源が取り外された場合には、
その時の充電状態からバッテリの放電が開始されること
になる。この場合、放電終止電圧までバッテリが放電さ
れたときに行われるバッテリ情報更新処理では、実力容
量の更新は行わず、残存容量値のみの更新を行って、そ
の値をゼロに設定すればよい。このようにしても残存容
量値に蓄積された誤差を一旦ゼロクリアすることができ
るので、その後のバッテリ充電によってバッテリが満充
電されたならば、放電終止電圧から満充電状態になるま
での充電容量の値を最新の実力容量値として算出するこ
とが可能となる。
【0026】また、残存容量値のみによって現在のバッ
テリ状態を管理するようにしても良く、この場合にも、
放電終止電圧までバッテリが放電されたときに行われる
バッテリ情報更新処理では、残存容量値のみの更新を行
ってその値をゼロに設定すればよい。すなわち、書き換
え可能な記憶装置を内蔵する二次電池の充放電を制御す
るコンピュータシステムにおいて、前記二次電池の放電
電流と電圧とを測定する手段と、前記測定手段の測定結
果に基づき、前記二次電池がローバッテリー状態である
場合、前記二次電池の電圧が所定の放電電圧になるまで
前記二次電池による前記コンピュータシステム内のディ
スクドライブ装置に対する電源供給を継続する手段と、
前記二次電池の電圧が放電電圧になったとき、前記記憶
装置に放電容量を書き込む手段とを具備することによっ
て実現できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の一実施形態
に係る電源制御装置を用いたコンピュータシステムの構
成が示されている。このコンピュータシステムは、バッ
テリ駆動可能なノートブックタイプまたはラップトップ
タイプのパーソナルコンピュータであり、その本体内に
は、図示のように、プロセッサバス1、PCIバス2、
ISAバス3、I2Cバス4、CPU11、ホスト−P
CIブリッジ装置12、システムメモリ13、ディスプ
レイコントローラ14、PCI−ISAブリッジ装置1
5、I/Oコントロールゲートアレイ17、電源コント
ローラ18、バッテリパック19、BIOS ROM3
1、キーボードコントローラ(KBC)32、HDD3
3などが設けられている。
【0028】CPU11は、例えば、米インテル社によ
って製造販売されているマイクロプロセッサ“Pent
ium”などによって実現されている。このCPU11
の入出力ピンに直結されているプロセッサバス1は、6
4ビット幅のデータバスを有している。
【0029】システムメモリ13は主記憶として用いら
れるものであり、オペレーティングシステム、デバイス
ドライバ、実行対象のアプリケーションプログラム、お
よび処理データなどを格納する。このシステムメモリ1
3は、32ビット幅または64ビット幅のデータバスを
有する専用のメモリバスを介してホスト−PCIブリッ
ジ装置12に接続されている。メモリバスのデータバス
としてはプロセッサバス1のデータバスを利用すること
もできる。この場合、メモリバスは、アドレスバスと各
種メモリ制御信号線とから構成される。
【0030】ホスト/PCIブリッジ装置12は、プロ
セッサバス1と内部PCIバス2との間を繋ぐブリッジ
LSIであり、PCIバス2のバスマスタの1つとして
機能する。このホスト/PCIブリッジ装置12は、プ
ロセッサバス1とPCIバス2との間で、データおよび
アドレスを含むバスサイクルを双方向で変換する機能、
およびメモリバスを介してシステムメモリ13のアクセ
ス制御する機能などを有している。
【0031】内部PCIバス2はクロック同期型の入出
力バスであり、内部PCIバス2上の全てのサイクルは
PCIバスクロックに同期して行なわれる。PCIバス
クロックの周波数は最大33MHzである。PCIバス
2は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有
している。このアドレス/データバスは、32ビット幅
である。
【0032】PCIバス2上のデータ転送サイクルは、
アドレスフェーズとそれに後続する1以上のデータフェ
ーズとから構成される。アドレスフェーズにおいてはア
ドレスおよび転送タイプが出力され、データフェーズで
は8ビット、16ビット、24ビットまたは32ビット
のデータが出力される。
【0033】ディスプレイコントローラ14は、ホスト
/PCIブリッジ装置12と同様にPCIバス2のバス
マスタの1つであり、ビデオメモリ(VRAM)142
の画像データをLCD141や外部のCRTディプレイ
143に表示する。
【0034】PCI−ISAブリッジ装置15は、PC
Iバス2とISAバス3との間を繋ぐブリッジLSIで
ある。ISAバス3には、BIOS ROM31、キー
ボードコントローラ32、HDD33、I/Oコントロ
ールゲートアレイ17が接続れている。I/Oコントロ
ールゲートアレイ17は、ISAバス3とI2Cバス4
とを繋ぐブリッジLSIであり、CPU11によってリ
ード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。
これらレジスタ群を使用することにより、CPU11と
電源コントローラ18との間の通信が可能となる。
【0035】バッテリパック19はニッケル水素電池や
リチウムイオン電池などの充電可能な二次電池を内蔵し
ており、コンピュータ本体に取り外し自在に装着できる
ように構成されている。また、このバッテリパック19
には、EEPROM191も内蔵されている。このEE
PROM191には、バッテリパック19の2次電池の
種類、その二次電池の実力容量、残存容量、およびロー
バッテリ検知電圧などを示すバッテリ情報が格納されて
いる。このバッテリ情報は電源コントローラ18によっ
て読み取られ、バッテリの充電制御やシステムの電源管
理に利用される。
【0036】ここで、実力容量とは、前述したように、
その二次電池の性能を示すパラメタであり、その二次電
池を満充電状態に充電した状態から放電終止電圧値まで
放電させたときに放電し得る最大放電容量の値を示す。
この実力容量の値は、二次電池の現在の残存容量を算出
するためなどに用いられる。また、二次電池の残存容量
は、バッテリ駆動時におけるこのコンピュータの残り使
用時間の算出などに用いられる。
【0037】電源コントローラ18は、電源スイッチ2
1の操作に応じてこのシステムの電源オン/オフを制御
するためのものであり、バッテリパック19、またはA
Cアダプタ20を介して供給される外部電源を用いてシ
ステム内部の各ユニットに動作電源を供給する。この電
源コントローラ18は、バッテリパック19の2次電池
の充放電制御機能を初め、ローバッテリ検出機能、およ
びバッテリ状態管理機能などを有している。
【0038】ローバッテリ検出機能は、前述したよう
に、バッテリの消耗がある一定値以上進んだときにその
ことを検知して利用者に通知するための機能であり、こ
のローバッテリ検出機能はバッテリパック19の二次電
池の放電特性を利用して実現されている。すなわち、二
次電池は、その放電が進むにつれて出力電圧が低下する
特性を有している。この場合、二次電池の電圧がある一
定電圧以下に低下するとその二次電池の性能劣化が起こ
る可能性があるため、通常、二次電池においては、その
放電可能な限界電圧値として放電終始電圧(VEND)
が規定されている。二次電池の放電が進んでその電圧値
が放電終始電圧(VEND)間近になると、電池切れに
よるコンピュータ上の作業データの消失などを防ぐため
に、ACアダプタ20を用いた外部電源(ACアダプタ
電源)への切り換えや、HDD33へのデータセーブな
どの処理を行うことが必要となる。このため、ローバッ
テリ検出機能は、EEPROM191に格納されたロー
バッテリ検知電圧(VLB)を用いてバッテリパック1
9のローバッテリ状態を検知する。これにより、二次電
池の電圧が放電終始電圧に達する前に、ACアダプタ電
源への切り換えあるいはデータセーブ処理を行うための
十分な時間を残してローバッテリ状態であることを利用
者に警告することができる。この警告は、コンピュータ
本体に設けられたLEDランプ22の点灯などによって
行われる。EEPROM191に記憶されているローバ
ッテリ検知電圧(VLB)の値は、バッテリパック19
の二次電池の放電特性に基づいてその放電終始電圧(V
END)に達する所定時間前の電圧値に予め設定されて
いる。
【0039】バッテリ状態管理機能は、バッテリパック
19のEEPROM191に記録されているバッテリ情
報を用いてそのバッテリの現在の状態を管理する。すな
わち、バッテリ状態管理機能は、バッテリパック19の
充電または放電が終了する度、そのときの充放電容量値
と、EEPROM191に格納されている充放電開始前
の実力容量値または残存容量値との間で容量の収支を計
算することによって最新の実力容量値または残存容量値
を算出し、EEPROM191のバッテリ情報を更新す
る。また、算出された最新の残存容量値は、I/Oコン
トロールゲートアレイ17のレジスタにセットされる。
このレジスタ値は必要に応じてCPU11によって読み
とられ、残り使用時間の算出などに用いられる。
【0040】また、バッテリ状態管理機能には、充放電
容量の収支計算によって算出された実力容量値および残
存容量値についての算出誤差の累積をゼロクリアするた
めの補正機能が含まれている。この補正機能は、ローバ
ッテリ状態が一旦検知された場合には、その後にたとえ
コンピュータがパワーオフされたりACアダプタ電源へ
の切り換えが行われてもバッテリからの放電を放電終止
電圧(VEND)まで継続実行することによって実現さ
れている。
【0041】次に、図2を参照して、電源コントローラ
18の具体的な構成について説明する。電源コントロー
ラ18は、図示のように、電源マイコン181と、その
周辺の電源制御回路群、すなわち、スイッチ回路30
1、電流計302、電圧計303、電源スイッチ回路3
04、HDD電源切り替えスイッチ305、およ充電回
路306とから構成されている。
【0042】電源マイコン181には、前述のローバッ
テリ検出機能およびバッテリ状態管理機能を実現するた
めに、スイッチ制御部201、容量算出部202、ロー
バッテリ警告部203、ローバッテリ検出部204、お
よび計時部205が設けられている。これらスイッチ制
御部201、容量算出部202、ローバッテリ警告部2
03、ローバッテリ検出部204、および計時部205
は、電源マイコン181のMPUによって実行される制
御プログラムを用いて実現されている。
【0043】スイッチ制御部201は、スイッチ回路3
01を制御して、バッテリパック19の二次電池とAC
アダプタ電源20との間でコンピュータ本体へのメイン
電力供給源の切り換えを行う。また、スイッチ制御部2
01は、HDD電源切り替えスイッチ305を用いて、
スイッチ回路301で選択されたメイン電力供給源とバ
ッテリパック19の二次電池の一方を、HDD33に対
する電源として選択する。また、図2においては、HD
D33以外の他のコンピュータ本体内の各モジュールは
負荷401として示されている。
【0044】容量算出部202は、バッテリパック19
の二次電池の充放電容量とEEPROM191のバッテ
リ情報との間の収支計算を行って最新の実力容量および
残存容量を算出する。二次電池の放電開始から放電停止
までの期間中に放電された放電容量については、バッテ
リ放電中に電流計302および計時部205によって観
測される放電電流および放電時間に基づいて逐次算出さ
れる(放電時間X放電電流)。また、充電容量について
も同様にして充電制御回路306を介して二次電池に流
れる充電電流と充電時間などに基づいて算出される(充
電時間X充電電流)。
【0045】ローバッテリ検出部204は、二次電池の
電池電圧とEEPROM191のローバッテリ検知電圧
VLBとに基づいてローバッテリ状態を検出する。ここ
で、放電電流がIBATの時のローバッテリ検知電圧が
VLBであるとすると、ローバッテリ検出部204は、
バッテリ放電中に電流計302および電圧計303から
送られる放電電流および電池電圧を逐次観測し、放電電
流がIBATであるときの電池電圧VBATがローバッ
テリ検知電圧VLB以下になったとき、ローバッテリ状
態であることを検知する。
【0046】ローバッテリ警告部203は、ローバッテ
リ検出部204によってローバッテリ状態であることが
検知されたとき、アラーム音の発生やLED22の点灯
によって利用者に警告(ローバッテリアラーム)を発す
る。
【0047】次に、図3のフローチャートを参照して、
この実施形態における電源制御処理の手順について説明
する。バッテリパック19がコンピュータ本体に装着さ
れた状態でコンピュータシステムがパワーオンされる
と、電源マイコン181は、EEPROM191から実
力容量を読みとる(ステップS301)。そして、電源
スイッチ21の操作によってコンピュータがパワーオン
されると、スイッチ回路301が二次電池側に接続さ
れ、スイッチ回路304が負荷401側に接続されるこ
とにより、二次電池によるコンピュータの駆動、つまり
二次電池の放電が開始される(ステップS302)。二
次電池の放電中においては、放電容量の算出とローバッ
テリ状態か否かチェックが継続的に行われる(ステップ
S304、S305)。
【0048】ローバッテリ状態が検出される前に、電源
スイッチ21の操作によってコンピュータがパワーオフ
されるかあるいはACアダプタ電源が接続されると(ス
テップS303)、処理#5に移行し、そこで、スイッ
チ回路304がオフされるか、あるいはスイッチ回路3
01の接続切替によりコンピュータの電力供給源が二次
電池からACアダプタ電源に切り換えられ、これによっ
て二次電池の放電は停止される(ステップS318)。
この後、電源マイコン181は、EEPROM191か
ら読みとった実力容量値から、容量算出部202で算出
されたそれまでの放電容量値を減算することにより二次
電池の現在の残存容量値を算出し、それをEEPROM
191に書き込む(ステップS319,S320)。ま
た、コンピュータの電力供給源が二次電池からACアダ
プタ電源に切り換えられた場合においては、充電回路3
06を介してACアダプタ電源から二次電池への充電が
開始され、ACアダプタ電源が接続されている間は二次
電池が満充電状態になるまで続けられる。
【0049】一方、二次電池の放電中においてローバッ
テリ状態が検知されると(ステップS305)、その旨
がローバッテリ警告部203によって利用者に通知され
る(ステップS306)。この状態で利用者がACアダ
プタ20を接続することなどによってACアダプタ電源
への切替が可能な状態になると、処理#2に移行する。
【0050】処理#2では、まず、ローバッテリ警告部
203による警告が停止される(ステップS309)。
この後、スイッチ回路301,305の接続切替によ
り、コンピュータの電力供給源が二次電池からACアダ
プタ電源に切り換えられると共に、二次電池がHDD3
3に接続されその放電が継続される(ステップS31
0)。
【0051】この後、処理#4に移行し、そこで、放電
容量の算出と、電池電圧VBATが放電終止電圧VEN
Dか否かのチェックが行われる(ステップS313,S
314)。電池電圧VBATが放電終止電圧VEND以
下になると、スイッチ回路305の接続切替によりHD
D33の接続先が二次電池からメイン電源出力に切り替
えられ、二次電池の放電が停止される(ステップS31
5)。そして、放電開始時から放電停止時まで、つまり
満充電状態時から放電終止電圧VENDまでに二次電池
から放電された放電容量が最新の実力容量値として算出
され、また最新の残存容量値はゼロとして算出され、こ
れら実力容量値および残存容量値がEEPROM191
に書き込まれる(ステップS316,S317)。
【0052】また、ローバッテリ状態が検知された後に
電源スイッチ21の操作によってコンピュータがパワー
オフされた場合には、処理#3に進み、そこで、スイッ
チ304がオフされた後、スイッチ回路305によって
二次電池がHDD33に接続され(ステップS311,
S312)、その後、前述の処理#4が実行される。こ
こでは、コンピュータシステムはオフ状態であるため、
二次電池によってHDD33のモータだけを回転させる
ようにしてもよい。
【0053】図4には、このような電源制御処理を行っ
た場合における充放電サイクルとバッテリ情報の更新と
の関係が示されている。図4においては、満充電状態の
二次電池を電源として使用することによるバッテリ放電
と、ACアダプタ電源による二次電池の充電とが繰り返
し行われた場合が示されている。
【0054】充放電サイクル1:このサイクルは、ロー
バッテリ状態が検出される前にコンピュータがパワーオ
フされるか、あるいはACアダプタ電源が接続されて二
次電池の放電が停止された場合に対応する。二次電池の
放電停止時には残存容量値(=実力容量値−放電容量
値)が算出され、それがEEPROM191に書き込ま
れる。
【0055】充放電サイクル2:コンピュータにACア
ダプタ電源が接続されて二次電池の充電が開始されそれ
が満充電状態になると、今度は、実力容量値(=残存容
量値+充電容量値)が算出され、それがEEPROM1
91に書き込まれる。ここまでは、図11で説明した従
来のバッテリ情報管理と同じである。
【0056】そして、再び、二次電池を使用したコンピ
ュータの駆動が開始されて、ローバッテリ状態であるこ
とが検出されると、利用者によってコンピュータのパワ
ーオフまたは二次電池からACアダプタ電源への切替が
行われるが、二次電池の放電は放電終止電圧VENDま
で継続して実行される。二次電池の電池電圧VBATが
放電終止電圧VENDになったとき、実力容量値(=放
電容量値)、および残存容量値(=0)が算出され、そ
れがEEPROM191に書き込まれる。
【0057】充放電サイクル3:放電終止電圧VEND
にまで放電された二次電池がACアダプタ電源によって
再び満充電状態にまで充電されると、今度は、残存容量
値(=実力容量値)が算出され、それがEEPROM1
91に書き込まれる。
【0058】このように二次電池を一旦放電終止電圧値
VENDまで放電させて、そのときの放電容量を用いて
実力容量値を更新することにより、それまでの収支計算
により誤差が蓄積されている実力容量の値を、現在のバ
ッテリ状態に適合する値に修正することができる。
【0059】また、このような放電終止電圧値VEND
までの強制放電はローバッテリ状態が検出された場合に
のみ実行される。したがって、バッテリを無駄に放電す
ることなく、充放電サイクルを重ねる度に蓄積されてい
く実力容量値および残存容量値の算出誤差をローバッテ
リ状態が検知される度にゼロクリアできるようになり、
現在のバッテリ状態を常に正しく管理することが可能と
なる。
【0060】なお、ここでは二次電池の放電が満充電状
態から開始された場合を例にとって説明したが、二次電
池が満充電状態に充電される前にACアダプタ電源が取
り外されてコンピュータがパワーオンされた場合には、
その時の充電状態から二次電池の放電が開始されること
になる。この場合、放電終止電圧VENDまで二次電池
を強制放電したときに行われるバッテリ情報更新処理で
は、実力容量値の更新は行わず、残存容量値のみの更新
を行って、その値をゼロに設定すればよい。このように
しても残存容量値に蓄積された誤差を一旦ゼロクリアす
ることができるので、その後の二次電池の充電によって
二次電池が満充電にされたときに、放電終止電圧VEN
Dから満充電状態になるまでの充電容量の値を最新の実
力容量値として算出することが可能となる。
【0061】また、残存容量値のみによって現在のバッ
テリ状態を管理するようにしても良く、この場合にも、
放電終止電圧VENDまでバッテリを強制放電されたと
きに行われるバッテリ情報更新処理では、残存容量値の
みの更新を行ってその値をゼロに設定すればよい。
【0062】次に、図5のフローチャートを参照して、
図3で説明した電源制御処理の他の例について説明す
る。ここでは、ACアダプタ電源が接続された場合にお
ける放電終止電圧VENDまでの二次電池の強制放電
は、HDD33だけでなく、コンピュータ全体の駆動を
二次電池で継続させることによって実現されている。
【0063】すなわち、ローバッテリ状態が検知された
後にACアダプタ電源への切替が可能な状態になると、
処理#2でローバッテリの警告を停止した後に、処理#
6に移行する。処理#6では、放電容量の算出と、電池
電圧VBATが放電終止電圧VENDか否かのチェック
が行われる(ステップS321,S322)。電池電圧
VBATが放電終止電圧VEND以下になると、スイッ
チ回路301の接続切替により、コンピュータの電力供
給源が二次電池からACアダプタ電源に切り換えられ、
二次電池の放電が停止される(ステップS323)。こ
の後、前述した処理#4のステップS316,S317
が実行される。
【0064】以上の処理により、二次電池を無駄に放電
させることなく、実量容量値および残存容量値の算出誤
差をゼロクリアすることができる。図6には、電源コン
トローラ18の第2の構成例が示されている。
【0065】この図6においては、電源マイコン181
の機能だけが異なり、他の構成は図2と同じである。す
なわち、電源マイコン181においては、容量算出部2
02の代わりに、放電特性記録部501および放電容量
・ローバッテリ電圧算出部502が設けられており、放
電終止電圧VENDにまで強制放電したときの放電特性
に基づいて、実量容量値および残存容量値の算出だけな
く、ローバッテリ検知電圧VLBの修正も行うように構
成されている。
【0066】放電特性記録部501は、二次電池の放電
特性を検出するためのものであり、二次電池の放電中に
電流計302、計時部205、電圧計303によって計
測される放電電流、放電時間、電池電圧を逐次記録し
て、二次電池の放電特性を示す情報を収集する。放電容
量・ローバッテリ電圧算出部502は、放電終止電圧V
ENDにまで強制放電したときの放電特性に基づいて、
実量容量値および残存容量値の算出と、ローバッテリ検
知電圧VLBの算出を行う。
【0067】図6の電源マイコン181による電源制御
処理の流れを図7に示す。バッテリパック19がコンピ
ュータ本体に装着されると、電源マイコン181は、E
EPROM191から実力容量とローバッテリ検知電圧
VLBを読みとる(ステップS401)。そして、電源
スイッチ21の操作によってコンピュータがパワーオン
されると、スイッチ回路304が負荷401側に接続さ
れることにより、二次電池によるコンピュータの駆動、
つまり二次電池の放電が開始される(ステップS40
2)。二次電池の放電中においては、ローバッテリ状態
か否かチェックが継続的に行われる(ステップS40
4)。
【0068】ローバッテリ状態が検出される前に、電源
スイッチ21の操作によってコンピュータがパワーオフ
されるかあるいはACアダプタ電源が接続されると(ス
テップS403)、処理#5に移行し、そこで、スイッ
チ回路304がオフされるか、あるいはスイッチ回路3
01の接続切替によりコンピュータの電力供給源が二次
電池からACアダプタ電源に切り換えられ、これによっ
て二次電池の放電は停止される(ステップS417)。
この後、電源マイコン181は、放電特性記録部501
によって記録されたそれまでの放電特性から放電容量を
算出し、EEPROM191から読みとった実力容量値
からその放電容量値を減算することにより二次電池の現
在の残存容量値を求め、それをEEPROM191に書
き込む(ステップS418,S419,S420)。ま
た、コンピュータの電力供給源が二次電池からACアダ
プタ電源に切り換えられると、充電回路306を介して
ACアダプタ電源から二次電池への充電が開始され、A
Cアダプタ電源が接続されている間は二次電池が満充電
状態になるまで続けられる。
【0069】一方、二次電池の放電中においてローバッ
テリ状態が検知されると(ステップS404)、その旨
がローバッテリ警告部203によって利用者に通知され
る(ステップS405)。この状態で利用者がACアダ
プタ20を接続することなどによってACアダプタ電源
への切替が可能な状態になると、処理#2に移行する。
【0070】処理#2では、まず、ローバッテリ警告部
203による警告が停止される(ステップS408)。
この後、スイッチ回路301の接続切替により、コンピ
ュータの電力供給源が二次電池からACアダプタ電源に
切り換えられると共に、スイッチ回路305によって二
次電池がHDD33に接続されて二次電池の放電が継続
される(ステップS409)。
【0071】この後、処理#4に移行し、そこで、電池
電圧VBATが放電終止電圧VENDか否かのチェック
が行われる(ステップS412)。電池電圧VBATが
放電終止電圧VEND以下になると、スイッチ回路30
5の接続切替によりHDD33の電源供給元が二次電池
からメイン電源出力に切り替えられて、二次電池がHD
D33から分離され、その放電が停止される(ステップ
S413)。そして、満充電状態時から放電終止電圧V
ENDまでの二次電池の放電特性に基づいて、満充電状
態時から放電終止電圧VENDまでに二次電池から放電
された放電容量と、ローバッテリ検知電圧VLBが算出
される(ステップS414)。このローバッテリ検知電
圧VLBとしては、図8に示されているように、二次電
池の残存容量がたとえば実力容量の5%前後の所定の割
合になるときの電池電圧に決定される。したがって、放
電特性の変化(x,y,z)に応じてローバッテリ検知
電圧VLBの値をVLBx,VLBy,VLBzという
ように動的に変更することが可能となる。
【0072】次に、算出された放電容量が最新の実力容
量として算出され、また最新の残存容量値はゼロとして
算出され、これら実力容量値および残存容量値がEEP
ROM191に書き込まれる(ステップS415,S4
16)。
【0073】また、ローバッテリ状態が検知された後に
電源スイッチ21の操作によってコンピュータがパワー
オフされた場合には、処理#3に進み、そこで、スイッ
チ回路304がオフされた後、スイッチ回路305によ
って二次電池がHDD33に接続され(ステップS41
0,S411)、そして前述の処理#4が実行される。
【0074】なお、ここでは二次電池の放電が満充電状
態から開始された場合を例にとって説明したが、二次電
池が満充電状態に充電される前にACアダプタ電源が取
り外されてコンピュータがパワーオンされた場合には、
その時の充電状態から二次電池の放電が開始されること
になる。この場合、放電終止電圧VENDまで二次電池
を強制放電したときに行われるバッテリ情報更新処理で
は、実力容量値の更新は行わず、残存容量値のみの更新
を行って、その値をゼロに設定すればよい。このように
しても残存容量値に蓄積された誤差を一旦ゼロクリアす
ることができるので、その後の二次電池の充電によって
二次電池が満充電にされたときに、放電終止電圧VEN
Dから満充電状態になるまでの充電容量の値を最新の実
力容量値として算出することが可能となる。
【0075】また、残存容量値のみによって現在のバッ
テリ状態を管理するようにしても良く、この場合にも、
放電終止電圧VENDまでバッテリを強制放電されたと
きに行われるバッテリ情報更新処理では、残存容量値の
みの更新を行ってその値をゼロに設定すればよい。
【0076】次に、図9のフローチャートを参照して、
図7で説明した電源制御処理の他の例について説明す
る。ここでは、ACアダプタ電源接続時における放電終
止電圧VENDまでの二次電池の強制放電は、HDD3
3のみならず、コンピュータシステム内のすべてのユニ
ットの駆動を二次電池で継続して行うことによって実現
されている。
【0077】すなわち、ローバッテリ状態が検知された
後にACアダプタ電源への切替が可能な状態になると、
処理#2でローバッテリの警告を停止した後に、処理#
6に移行する。処理#6では、電池電圧VBATが放電
終止電圧VENDか否かのチェックが行われる(ステッ
プS421)。電池電圧VBATが放電終止電圧VEN
D以下になると、スイッチ回路301の接続切替によ
り、コンピュータの電力供給源が二次電池からACアダ
プタ電源に切り換えられ、二次電池の放電が停止される
(ステップS422)。この後、前述した処理#4のス
テップS414,S415,S416が実行される。
【0078】以上の処理により、放電器305によって
二次電池を無駄に放電させることなく、実量容量値およ
び残存容量値の算出誤差をゼロクリアすることができ
る。なお、コンピュータシステムがパワーオフされた場
合における二次電池の強制放電は、二次電池によってそ
れが放電終止電圧になるまでHDD33のモータを回転
させ続けることによっても実現できる。また、HDD3
3の代わりに、CD−ROMドライブなどを二次電池に
よって独立動作(モータの回転など)させてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、充放電サイクルを重ねる度に蓄積されていく実力容
量値および残存容量値の算出誤差を定期的にゼロクリア
できるようになり、現在のバッテリ状態を常に正しく管
理することが可能となる。特に、ディスクドライブ装置
を二次電池で独立動作させてることによってその二次電
池の放電を継続させることにより、専用の放電器を設け
る必要が無くなり、装置規模の低減を図ることができ
る。
【0080】また、バッテリの放電特性の変化に応じて
動的にローバッテリ検知電圧の値を変更することによ
り、常に最適なローバッテリ検知電圧を用いたローバッ
テリ状態の検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電源制御装置を用
いたコンピュータシステムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態の電源制御装置の具体的な構成の一
例を示す図。
【図3】図2の電源制御装置を用いたコンピュータの電
源制御処理の手順を示すフローチャート。
【図4】図3の電源制御処理を用いた場合における充放
電サイクルとバッテリ情報の更新処理との関係を示す
図。
【図5】図2の電源制御装置を用いたコンピュータの電
源制御処理の他の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態の電源制御装置の具体的な構成の第
2の例を示す図。
【図7】図6の電源制御装置を用いたコンピュータの電
源制御処理の手順を示すフローチャート。
【図8】図7の電源制御処理を用いた場合におけるロー
バッテリ検知電圧の修正動作を説明するための図。
【図9】図6の電源制御装置を用いたコンピュータの電
源制御処理の他の手順を示すフローチャート。
【図10】二次電池の典型的な放電特性を示す図。
【図11】従来の電源制御装置を用いた場合における充
放電サイクルとバッテリ情報の更新処理との関係を示す
図。
【符号の説明】
18…電源コントローラ、19…バッテリパック、20
…ACアダプタ、181…電源マイコン、201…スイ
ッチ制御部、202…容量算出部、203…ローバッテ
リ警告部、204…ローバッテリ検出部、205…計時
部。
フロントページの続き (72)発明者 小沢 克雄 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森岡 静夫 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリによって駆動可能なコンピュー
    タシステムで使用される電源制御装置であって、前記バ
    ッテリに設けられた記憶装置には、その特性を示すバッ
    テリ情報として、前記バッテリを満充電状態に充電した
    状態から所定の放電終止電圧値まで放電させたときに前
    記バッテリから放電される最大放電容量を表す実力容量
    値および前記バッテリの残り容量を表す残存容量値が格
    納されており、前記バッテリの充放電が終了する度に、
    そのときの充放電容量の値と、前記記憶装置に格納され
    ている充放電開始前の前記実力容量値または残存容量値
    との間の収支計算により、前記バッテリ情報の更新およ
    び前記バッテリの最新特性の管理を行う電源制御装置に
    おいて、 満充電状態時から放電停止時までに前記バッテリから放
    電される放電容量値を検出する放電容量検出手段と、 前記バッテリの電圧値に基づいて前記バッテリがローバ
    ッテリ状態であることを検出するローバッテリ検出手段
    と、 このローバッテリ検出手段によって前記バッテリがロー
    バッテリ状態であることが検出された後において前記コ
    ンピュータシステムが電源オフあるいは前記コンピュー
    タシステムへの電源供給元が前記バッテリからACアダ
    プタ電源に切り換えられたとき、前記コンピュータシス
    テム内のディスクドライブ装置に対する電源供給のみを
    前記バッテリで継続することにより、前記バッテリの放
    電を前記放電終止電圧値まで継続して実行させる放電継
    続手段と、 前記バッテリが放電終止電圧まで放電されたとき、前記
    放電継続手段による前記バッテリの放電を停止し、前記
    放電容量検出手段によって検出された前記バッテリから
    の放電容量値が最新の実力容量値となるように前記記憶
    装置のバッテリ情報を更新する手段とを具備することを
    特徴とする電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリの記憶装置に格納されたバ
    ッテリ情報には、前記バッテリのローバッテリ状態を検
    出するためのローバッテリ検知電圧値が含まれており、 前記バッテリの電圧値および放電電流値を監視して前記
    バッテリの放電特性を検出する放電特性検出手段と、 前記放電継続手段によって前記バッテリが放電終止電圧
    値まで放電されたとき、前記放電検出手段によって検出
    された放電終止電圧までの放電特性に基づいて最新のロ
    ーバッテリ検知電圧を算出し、前記記憶装置のローバッ
    テリ検知電圧を更新する手段とをさらに具備し、 前記ローバッテリ検出手段は、 前記バッテリの電圧値が前記記憶装置に格納されたロー
    バッテリ検知電圧以下になったとき、前記バッテリがロ
    ーバッテリ状態であることを検出することを特徴とする
    請求項1記載の電源制御装置。
  3. 【請求項3】 バッテリによって駆動可能なコンピュー
    タシステムで使用される電源制御装置であって、前記バ
    ッテリに設けられた記憶装置には、前記バッテリの残り
    容量を表す残存容量値が格納されており、前記バッテリ
    の充放電が終了する度に、そのときの充放電容量の値
    と、前記記憶装置に格納されている充放電開始前の残存
    容量値との間の収支計算により、前記記憶装置の残存容
    量値を更新する電源制御装置において、 前記バッテリの電圧値に基づいて前記バッテリがローバ
    ッテリ状態であることを検出するローバッテリ検出手段
    と、 このローバッテリ検出手段によって前記バッテリがロー
    バッテリ状態であることが検出された後において前記コ
    ンピュータシステムが電源オフあるいは前記コンピュー
    タシステムへの電源供給元が前記バッテリからACアダ
    プタ電源に切り換えられたとき、前記コンピュータシス
    テム内のディスクドライブ装置に対する電源供給のみを
    前記バッテリで継続することにより、前記バッテリの放
    電を前記放電終止電圧値まで継続して実行させる放電継
    続手段と、 前記バッテリが放電終止電圧まで放電されたとき、前記
    放電継続手段による前記バッテリの放電を停止し、前記
    記憶装置の残存容量値をゼロにリセットする手段とを具
    備することを特徴とする電源制御装置。
  4. 【請求項4】 書き換え可能な記憶装置を内蔵する二次
    電池の充放電を制御するコンピュータシステムにおい
    て、 前記二次電池の放電電流と電圧とを測定する手段と、 前記測定手段の測定結果に基づいて前記二次電池がロー
    バッテリー状態であることが検出されたとき、前記二次
    電池による前記コンピュータシステム内のディスクドラ
    イブ装置に対する電源供給を、前記二次電池の電圧が所
    定の放電電圧になるまで継続する手段と、 前記二次電池の電圧が放電電圧になったとき、前記記憶
    装置に放電容量を書き込む手段とを具備したことを特徴
    とするコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータシステム本体に電源を
    供給する外部電源と、 前記二次電池が所定の放電電圧になった時、前記コンピ
    ュータシステム本体に供給する電源を前記外部電源に変
    更する手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    4記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】 前記コンピュータシステム本体に電源を
    供給する外部電源と、 前記二次電池がローバッテリ状態である場合、前記コン
    ピュータシステム本体への電源供給元を前記二次電池か
    ら前記外部電源に切り換える手段とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項4記載のコンピュータシステム。
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