JP2020095442A - 電子機器、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する際に、RTC回路への電力供給を長期間保持したいという要求とバッテリー駆動時間も長くしたいという要求とのいずれにも対応すること。【解決手段】電子機器は、少なくとも計時機能を有する計時回路と、計時回路以外の処理を実行する処理回路と、電池から少なくともDC/DCコンバータを介して計時回路及び処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して計時回路に電力を供給する第2の給電経路と、電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、第1の給電経路と第2の給電経路とを切替える給電経路切替部と、所定の閾値を、計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、制御方法、及びプログラムに関する。
RTC(Real Time Clock)回路用の電源として、コイン電池などのバックアップ用電池を用いる手法と、電子機器のシステム動作用のメインバッテリーからの電力の一部を利用する手法とがある。このRTC回路用の電源は、電子機器の時間設定や、ユーザ設定したシステム設定内容を保持するために必要な電源であり、この電源がOFFに至ると初期化されてしまう。例えば、特許文献1に記載の技術のように、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する手法では、バックアップ用電池が不要となるため、実装スペースの削減、重量削減、及び低コスト化等のメリットがある。
特開2002−222030号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術のように、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する手法の場合、システム動作時の電池容量を優先するとRTC回路への電力供給を保持できる保持時間が短くなり、RTC回路用への電力供給を保持できる保持時間を優先すると電子機器のバッテリー駆動時間が短くなってしまうという課題があった。例えば、使用される前に長期間にわたって保管される可能性がある保守用の電子機器などは、RTC回路への電力供給を長期間保持したいという要求があるとともに、使用の際にはバッテリー駆動時間も長くしたいという要求がある。そのため、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する手法を適用しにくい場合があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する際に、RTC回路への電力供給を長期間保持したいという要求とバッテリー駆動時間も長くしたいという要求とのいずれにも対応した電子機器、制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1態様に係る電子機器は、少なくとも計時機能を有する計時回路と、前記計時回路以外の処理を実行する処理回路と、電池から少なくともDC/DCコンバータを介して前記計時回路及び前記処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路と、前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替部と、前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定部と、を備える。
前記設定部は、前記電子機器が電源オフの状態では前記第1の閾値に設定し、前記電子機器が電源オンの状態では前記第2の閾値に設定してもよい。
前記設定部は、前記電源オンまたは前記電源オフの頻度または経過時間に基づいて、前記第1の閾値と前記第2の閾値とのいずれかに設定してもよい。
前記設定部は、BIOS設定に基づいて、前記所定の閾値を前記第1の閾値と前記第2の閾値とを切替える制御を行うか否かを決定してもよい。
前記設定部は、ユーザの選択操作に応じて、前記第1の閾値と前記第2の閾値とのいずれかに設定してもよい。
前記設定部は、出荷時の設定として、前記第1の閾値に設定してもよい。
前記第1の閾値は、前記第2の閾値より前記電池の蓄電量が多い値であってもよい。
また、本発明の第2態様に係る電池から少なくともDC/DCコンバータを介して少なくとも計時機能を有する計時回路及び前記計時回路以外の処理を実行する処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路とを備える電子機器における制御方法は、給電経路切替部が、前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替ステップと、設定部が、前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定ステップと、を有する。
また、本発明の第3態様に係るプログラムは、電池から少なくともDC/DCコンバータを介して少なくとも計時機能を有する計時回路及び前記計時回路以外の処理を実行する処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路とを備える電子機器としてのコンピュータに、前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替ステップと、前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定ステップと、を実行させる。
本発明の上記態様によれば、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する際に、RTC回路への電力供給を長期間保持したいという要求とバッテリー駆動時間も長くしたいという要求とのいずれにも対応することができる。
実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図。 実施形態に係るSW_OFF閾値の設定例を説明する図。 実施形態に係る給電経路切替え処理の一例を示すフローチャート。 実施形態に係るSW_OFF閾値設定処理の第一例を示すフローチャート。 実施形態に係るSW_OFF閾値設定処理の第二例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
本実施形態に係る電子機器は、バッテリーを内蔵し、バッテリーからの電力により電子機器のシステム全体を動作させるとともに、RTC(Real Time Clock)回路に対してもバッテリーからの電力の一部を供給する。つまり、本実施形態に係る電子機器は、コイン電池などのバックアップ用電池を備えずに、システム全体を動作させるためのメインバッテリーからの電力の一部を利用して、RTC回路による時間設定や、ユーザ設定したシステム設定内容等を保持する。
ここで、メインバッテリーからの電力の一部をRTC回路用の電源として利用する手法の場合、システム動作時のバッテリー駆動時間を優先するとRTC回路への電力供給を持続できる保持時間が短くなり、RTC回路への電力供給を持続できる保持時間を優先すると電子機器のバッテリー駆動時間が短くなってしまう。そこで、本実施形態に係る電子機器は、システム動作時のバッテリー駆動時間を優先するモード(以下「システム動作優先モード」という)と、RTC回路用への電力供給を持続できる保持時間を優先するモード(以下「長期保管モード」という)とを備え、電子機器の動作状態(システムの動作状態)等に応じて各モードを切替えるように構成した。これにより、バッテリー駆動時間への影響を抑えつつ、RTC回路への電力供給の長期間保持を実現させるようにした。以下、本実施形態に係る電子機器の構成について詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る電子機器の構成例を示すブロック図である。図示する電子機器10は、例えば、ラップトップ型またはタブレット型のパーソナルコンピュータ、スマートフォン等の多機能携帯電話などのような携帯型電子機器である。ACアダプタ11は、商用電源(AC電源)から入力されたAC電力(交流電力)を、電子機器10へ供給するDC電力(直流電力)へ変換する。電子機器10は、ACアダプタ11が接続されている場合には、ACアダプタ11から入力される電力を用いて動作する。
電子機器10は、電源系に関する構成として、電池部100と、充電部110と、Selector113と、DC/DCコンバータ111、114、115、116、117、118と、LDO112と、ダイオードD1、D2とを備えている。また、電子機器10は、システム系に関する構成として、EC(Embedded Controller)131と、チップセット132と、チップセット132内に備えられたRTC133(RTC回路)と、CPU(Central Processing Unit)134と、メインメモリ136と、BIOS(Basic Input Output System)メモリ137と、GPU(Graphics Processing Unit)135と、HDD(Hard Disk Drive)138とを備えている。
ACアダプタ11が接続されている場合、ACアダプタ11から入力される電力は、ACアダプタ11とバッテリー101からの給電を選択するSelector113を介して、各デバイスに対する給電系統に接続されるDC/DCコンバータ111、114、115、116、117、118と、電池部100へ充電を制御する充電部110とに供給される。充電部110は、ACアダプタ11が接続されている場合、電池部100からの充電要求に応じて、ACアダプタ11から入力される電力から電池部100へ充電する充電電流を生成して出力する。
電池部100は、組み込み式のバッテリーシステムであり、バッテリー101と、過放電検出部102と、SW103と、LDO104と、BMU(Battery Management Unit)105とを備えている。バッテリー101は、電子機器10を動作させるためのメインバッテリーであり、直列に接続された複数(例えば、3つ)の電池セルを含んで構成されている。なお、電池セルは並列に接続されてもよい。例えば、バッテリー101は、電子機器10の筐体内部に収納されており、一般ユーザが容易に取り外しできないように構成されている。この場合、バッテリー101は、基本的には一般ユーザが交換することが出来ない構成であり、RTC133へ供給するバックアップ電源としての利用に適している。
バッテリー101の出力は、DC/DCコンバータ111を介してシステム全体に対する給電をON/OFFするSW103と、RTC133のみへ給電を行うLDO104とに接続されている。SW103は、FET(Field effect transistor)などを含んで構成され、ON状態(FET_SW ON)では導通状態となり、バッテリー101からの電力をDC/DCコンバータ111へ供給する。また、SW103は、OFF状態(FET_SW OFF)では遮断状態となり、バッテリー101からDC/DCコンバータ111への給電を停止する。
DC/DCコンバータ111、114,115,116,117,118は、PWM制御によるスイッチングレギュレータを含んで構成されており、ACアダプタ11又はバッテリー101から供給される電力の電圧をシステム系へ供給する電圧(例えば、3.3V)に変換して出力する。DC/DCコンバータ111,114,115,116,117,118から出力される電源は、EC131、チップセット132、CPU134、GPU135、メインメモリ136、BIOSメモリ137、HDD138などに接続されている。
また、DC/DCコンバータ111から出力される電源は、RTC133への給電経路としてLDO112とダイオードD1とを介してRTC133にも接続されている。LDO112は、低損失型(LDO:Low Dropout)のリニアレギュレータであり、DC/DCコンバータ111から出力されシステム系へ供給する電圧(例えば、3.3V)をRTC133に供給する電圧(例えば、3.1V)に変換する。
また、RTC133には、DC/DCコンバータ111を介さない給電経路として、バッテリー101からの出力がLDO104とダイオードD2とを介して接続されている。LDO104は、バッテリー101から出力される電力の電圧をRTC133に供給する電圧(例えば、3.0V)に変換する。過放電検出部102は、バッテリー101の各電池セルの電圧を監視し、各電池セルの電圧が所定の電圧値以下になった場合、LDO104の出力をOFFに制御し、バッテリー101が過放電状態になることを防止する。なお、過放電検出部102は、バッテリー101の各電池セルの電圧が所定の電圧値以下になっていない状態では、LDO104の出力をONに制御する。
このように、RTC133には、DC/DCコンバータ111からの給電経路(以下、「第1の給電経路」ともいう)と、DC/DCコンバータ111を介さずに少なくともLDO104を介して給電する給電経路(以下、「第2の給電経路」ともいう)とが接続されている。そして、SW103がON状態(FET_SW ON)でバッテリー101からの電力がDC/DCコンバータ111へ供給されている状態では第1の給電経路からダイオードD1を介してRTC133へ給電が行われる。一方、SW103がOFF状態(FET_SW OFF)では第1の給電経路からの給電が停止されるため、第2の給電経路からダイオードD2を介してRTC133へ給電が行われる。
BMU105は、バッテリー101の状態を監視し、バッテリー101の蓄電量(電池残量)の検出、充電電圧及び充電電流の検出、SW103のON/OFF制御などを行う。例えば、BMU105は、内部に設定されているバッテリー101の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、SW103のON/OFFを制御することにより、第1の給電経路と第2の給電経路とを切替える。ここで、バッテリー101の蓄電量に基づく値とは、例えば、バッテリー101の出力電圧の値である。また、所定の閾値は、SW103をON状態からOFF状態に制御するための閾値(以下では、「SW_OFF閾値」ともいう)であり、BMU105の内部に設定されている。例えば、BMU105は、所定の周期でバッテリー101の出力電圧を検出し、検出電圧がSW_OFF閾値を超えている場合にはSW103をONに制御し、検出電圧がSW_OFF閾値以下になった場合にSW103をOFFに制御する。つまり、BMU105は、バッテリー101の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいてSW103のON/OFFを制御することにより、RTC133への給電経路を第1の給電経路と第2の給電経路とのいずれかに切替える。
EC131は、CPU134の処理に関わらず、各種デバイス(周辺装置やセンサ等)の監視及び制御するマイクロコンピュータが組み込まれた組み込みコントローラである。EC131は、不図示のCPU、ROM、RAM、複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、およびデジタル入出力端子を備え、バッテリーの管理、電源管理、キーボードコントローラなどの機能を有する。例えば、EC131は、BMU105と定期的に通信を行い、所定の条件に応じてSW_OFF閾値をBMU105に設定する。具体的には、EC131は、電子機器10の動作状態(システムの動作状態)に応じてSW_OFF閾値を設定する。例えば、EC131は、電子機器10が電源オン(ON)の状態では、システム動作時のバッテリー駆動時間を優先(即ち、システム全体の処理回路への電力供給を持続させることを優先)するシステム動作優先モード時の閾値VLに設定する。一方、EC131は、電子機器10が電源オフ(OFF)の状態では、RTC133への電力供給を持続させることを優先する長期保管モードの閾値VHに設定する。例えば、閾値VHは、閾値VLより高い電圧(即ち、蓄電量が多い値)として設定される。
図2は、本実施形態に係る長期保管モードとシステム動作優先モードのSW_OFF閾値の設定例を説明する図である。この図は、バッテリー101の蓄電量とSW_OFF閾値の関係を示している。図示で左端(V1)が蓄電量の最大(100%)であり、右へ行くほど蓄電量が減少し、LDO OFF閾値(V6)以下では過放電状態になることを示している。0%(V2、V4)は、システム動作を行える蓄電量の下限を示しており、0%より若干低い値にSW_OFF閾値(V3、V5)が設定されている。SW_OFF閾値より左側(SW103がON状態)は、バッテリー電力がシステム動作に用いられる領域であり、RTC133への給電にはシステム系への給電と同様に第1の給電経路が用いられる。一方、SW_OFF閾値より右側(SW103がOFF状態)では、第2の給電経路を用いてRTC133のみに給電が行われ、バッテリー電力がRTC用のみに使用される。図示する例では、SW_OFF閾値は、システム動作優先モードでは閾値VL(V5)に設定され、長期保管モードでは閾値VLより高い閾値VH(V3)に設定されている(V3>V5)。つまり、蓄電量が減少するにつれて、システム動作優先モードより長期保管モードでの方が先に(蓄電量がより残っている状態で)、SW103がON状態からOFF状態に切替わりRTC133への給電経路が第1の給電経路から第2の給電経路に切替わる。
例えば、システム動作優先モードの閾値VL(V5)はバッテリー101の蓄電量が数%程度に相当する値に設定される。これに対し、長期保管モードの閾値VH(V3)はバッテリー101の蓄電量が数十%程度に相当する値に設定される。これにより、システム動作優先モードに対して長期保管モードではRTC133への給電保持時間が10倍以上に伸びる。例えば、システム動作優先モードで100日程度の保持時間であったものが長期保管モードでは5年程度になる。
EC131は、電子機器10が電源オン(ON)の状態では、システム動作優先モード時の閾値VLにSW_OFF閾値を設定することにより、SW_OFF閾値を長期保管モードよりも低い値に設定し、バッテリー電力をシステム動作に用いることに優先させる(即ち、システム動作時のバッテリー駆動時間を優先)。一方、EC131は、電子機器10が電源オフ(OFF)の状態では、長期保管モード時の閾値VHにSW_OFF閾値を設定することにより、SW_OFF閾値をシステム動作優先モードよりも高い値に設定し、RTC133への電力供給を持続させることを優先させる。軽負荷時は、DC/DCコンバータ111に比べてLDO104の方が電圧変換効率が高い。そのため、電源オフの状態では、SW_OFF閾値を高くして第2の給電経路を用いた給電を優先させることで、RTC133への電力供給を持続させることを優先させる効果がある。
これにより、電子機器10は、バッテリー101からの電力の一部をRTC133用の電源として利用する際に、電源オンの状態では、バッテリー駆動時間を優先しながら、電源オフの状態で長期保管される場合には、RTC133への電力供給を長期間保持させることができる。
チップセット132は、USB、シリアルATA(AT Attachment)、SPI(Serial Peripheral Interface)バス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI−Expressバス、およびLPC(Low Pin Count)バスなどのコントローラを備える。チップセット132は、EC131、CPU134、GPU135、メインメモリ136、BIOSメモリ137、HDD138などと接続されており、CPU134と他の各部との間の通信を管理する。また、チップセット132は、RTC133を備えている。
RTC133は、水晶発振子及び発信回路を含んで構成されており、システムが使用する時刻を計時する計時機能を有している。計時した時刻は、ファイルのタイムスタンプやスケジュール管理などに利用される。また、RTC133は、計時した時刻、BIOSやOSなどで設定された設定情報、パスワードなどを記憶する揮発性メモリを備えている。RTC133には、前述したように電源オフの状態でも第1の給電経路または第2の給電経路から給電される。これにより、電源オフの状態でも計時機能、及び計時した時刻や設定情報などが保持される。なお、バッテリー101の蓄電量が減っていき、図2に示すLDO OFF閾値以下になると、RTC133への給電が断たれ、計時機能、及び計時した時刻や設定情報などが保持されなくなる。
CPU134は、例えばメインメモリ136に格納されたプログラムを実行することで、種々の演算処理を実行し、電子機器10の各部を制御する。例えば、メインメモリ136は、複数個のDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップを含んで構成されている。メインメモリ136は、CPU134により実行されるプログラムの読み込み領域として機能する。また、メインメモリ136は、CPU134により実行されるプログラムの処理データを書き込む作業領域として機能する。CPU134により実行されるプログラムには、例えば、OS(Operating System)、周辺機器をハードウェア操作するための各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム等が含まれる。
BIOSメモリ137は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを含んで構成されている。BIOSメモリ137は、パラメータ、BIOSおよびEC131などを制御するためのシステムファームウェアなどを記憶する。
GPU135は、グラフィックコントローラとビデオメモリと含んで構成され、CPU134からの描画命令に応じて、画面に表示する映像を描画するための描画処理を行う。HDD138は、不揮発性記憶装置の一例である。HDD138は、OS、各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム、及び各種データを記憶する。
次に、図3を参照して、RTC133への給電経路の切替え処理の動作を説明する。
図3は、本実施形態に係る給電経路切替え処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS101)BMU105は、バッテリー101の出力電圧を検出し、ステップS103の処理に進む。
(ステップS103)BMU105は、検出したバッテリー101の出力電圧がSW_OFF閾値以下であるか否かを判定する。BMU105は、バッテリー101の出力電圧がSW_OFF閾値より高いと判定した場合(NO)、ステップS105の処理に進む。一方、BMU105は、バッテリー101の出力電圧がSW_OFF閾値以下であると判定した場合(YES)、ステップS107の処理に進む。
(ステップS105)BMU105は、SW103をONに制御し、第1の給電経路からRTC133へ電力を供給させ、処理を終了する。
(ステップS107)BMU105は、SW103をOFFに制御し、第2の給電経路からRTC133へ電力を供給させる。そして、ステップS109の処理に進む。
(ステップS109)過放電検出部102は、バッテリー101の出力電圧がLDO_OFF閾値以下であるか否かを判定する。過放電検出部102は、バッテリー101の出力電圧がLDO_OFF閾値より高いと判定した場合(NO)、処理を終了する。一方、過放電検出部102は、バッテリー101の出力電圧がLDO_OFF閾値以下であると判定した場合(YES)、ステップS111の処理に進む。
(ステップS111)過放電検出部102は、LDO104をOFFに制御し、第2の給電経路からRTC133への給電を停止させ、処理を終了する。
次に、図4を参照して、RTC133への給電経路の切替え判定に用いるSW_OFF閾値を設定する設定処理の動作を説明する。
図4は、本実施形態に係るSW_OFF閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS201)EC131は、電子機器10の動作状態(システムの動作状態)が電源ONの状態であるか否かを判定する。EC131は、電源オンの状態であると判定した場合(YES)、ステップS203の処理に進む。一方、EC131は、電源オフの状態であると判定した場合(NO)、ステップS205の処理に進む。
(ステップS203)EC131は、電源オンの状態では、SW_OFF閾値をシステム動作モードの閾値VL(図2参照)に設定する。
(ステップS205)EC131は、電源オフの状態では、SW_OFF閾値を長期保管モードの閾値VH(図2参照)に設定する。
なお、電子機器10の動作状態(システムの動作状態)によってSW_OFF閾値を切替える否かをBIOSで設定できるようにしてもよい。例えば、BIOS設定の項目の一つに、長期保管モードのON/OFF設定を設けてもよい。この場合、EC131は、BIOS設定の長期保管モードがONに設定されている場合には電子機器10の動作状態(システムの動作状態)によってSW_OFF閾値を切替える制御を行い、BIOS設定の長期保管モードがOFFに設定されている場合には電子機器10の動作状態(システムの動作状態)によらずSW_OFF閾値を一定の閾値(例えば、システム動作モードの閾値VL)に固定してもよい。
図5は、BIOS設定を追加した場合のSW_OFF閾値設定処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS301)EC131は、BIOS設定の長期保管モードがONに設定されているか否かを判定する。EC131は、長期保管モードがONに設定されていると判定した場合(YES)、ステップS303の処理に進む。一方、EC131は、長期保管モードがOFFに設定されていると判定した場合(NO)、ステップS305の処理に進む。
(ステップS303)EC131は、電子機器10の動作状態(システムの動作状態)が電源ONの状態であるか否かを判定する。EC131は、電源オンの状態であると判定した場合(YES)、ステップS305の処理に進む。一方、EC131は、電源オフの状態であると判定した場合(NO)、ステップS307の処理に進む。
(ステップS305)EC131は、長期保管モードがOFFに設定されている場合、又は長期保管モードがONに設定されていて電源オンの状態では、SW_OFF閾値をシステム動作モードの閾値VL(図2参照)に設定する。
(ステップS307)EC131は、長期保管モードがONに設定されていて電源オフの状態では、SW_OFF閾値を長期保管モードの閾値VH(図2参照)に設定する。
なお、EC131は、長期保管モードがOFFに設定されている場合には、SW_OFF閾値をシステム動作モードの閾値VLと長期保管モードの閾値VHとの間の値に設定してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る電子機器10は、少なくとも計時機能を有するRTC133(計時回路の一例)と、BMU105(給電経路切替部の一例)と、EC131(設定部の一例)とを備えている。BMU105は、バッテリー101の蓄電量に基づく値とSW_OFF閾値(所定の閾値の一例)とに基づいて第1の給電経路と第2の給電経路とを切替える。ここで、第1の給電経路は、バッテリー101から少なくともDC/DCコンバータ111を介してRTC133及びRTC133以外の処理回路に電力を供給する給電経路である。また、第2の給電経路は、バッテリー101からDC/DCコンバータ111を介さずに、少なくともLDO104を介してRTC133に電力を供給する給電経路である。そして、EC131は、SW_OFF閾値を、RTC133への電力供給を持続させることを優先する長期保管モードの閾値VH(第1の閾値の一例)と、上記処理回路への電力供給を持続させることを優先するシステム動作優先モードの閾値VL(第2の閾値の一例)とのいずれかに設定する。
これにより、電子機器10は、メインバッテリーであるバッテリー101からの電力の一部をRTC133用の電源として利用する際に、RTC133への電力供給を長期間保持したいという要求とバッテリー駆動時間も長くしたいという要求とのいずれにも対応することができる。
例えば、EC131は、電子機器10が電源オフの状態では長期保管モードの閾値VHに設定し、電子機器10が電源オンの状態ではシステム動作優先モードの閾値VLに設定する。
これにより、電子機器10は、電源オンの状態でのバッテリー駆動時間を犠牲にすることなく、電源オフの状態ではRTC133への電力供給の長期間保持を実現させることができる。
具体的には、長期保管モードの閾値VHは、システム動作優先モードの閾値VLより前記電池の蓄電量が多い値である。
これにより、電子機器10は、システム動作優先モードでは第1の給電経路から第2の給電経路に切り替える閾値を下げることで、システム動作できる領域を優先してバッテリー駆動時間を長くし、長期保管モードでは第1の給電経路から第2の給電経路に切り替える閾値を上げることでRTC133への電力供給を長期間保持できるようにすることができる。
また、EC131は、BIOS設定に基づいて、所定の閾値を長期保管モードの閾値VHとシステム動作優先モードの閾値VLとを切替える制御を行うか否かを決定してもよい。例えば、BIOS設定の項目の一つに、長期保管モードのON/OFF設定を設け、EC131は、BIOS設定の長期保管モードがONに設定されている場合には電子機器10の動作状態(システムの動作状態)によってSW_OFF閾値を切替える制御を行い、BIOS設定の長期保管モードがOFFに設定されている場合には電子機器10の動作状態(システムの動作状態)によらずSW_OFF閾値を一定の閾値(例えば、システム動作モードの閾値VL)に固定してもよい。
これにより、電子機器10は、BIOSの設定を変更することにより、長期保管モードとシステム動作優先モードとの切り替え制御を行うか否かをユーザが選択できる。
なお、EC131は、ユーザの選択操作に応じて、長期保管モードの閾値VHとシステム動作優先モードの閾値VLとのいずれかに設定してもよい。例えば、BIOS設定の項目の一つに、長期保管モードにするかシステム動作優先モードにするかのモード設定を設けてもよい。この場合、EC131は、電源オンの状態又は電源オフの状態に関わらず、長期保管モードとシステム動作優先モードとのうち設定されたモードの閾値にSW_OFF閾値を設定する。
これにより、電子機器10は、BIOSの設定を変更することにより、長期保管モードとシステム動作優先モードとのいずれかをユーザが選択できる。なお、長期保管モードとシステム動作優先モードとの選択方法は、BIOS設定に限られるものではない。例えば、長期保管モードとシステム動作優先モードとの選択をOSの機能の一つとしてもよいし、専用のアプリケーションプログラムの機能としてもよい。
また、EC131は、出荷時の設定として、長期保管モードの閾値VHに設定してもよい。
これにより、電子機器10は、製品出荷後にそのまま電源オフの状態で長期保管された場合でも、SW_OFF閾値を長期保管モードの閾値VHに設定することができ、RTC133への電力供給を長期間行うことができる。
なお、EC131は、電子機器10の電源オンまたは電源オフの頻度または経過時間に基づいて、長期保管モードの閾値VHとシステム動作優先モードの閾値VLとのいずれかに設定してもよい。例えば、電源オンの頻度が所定の閾値以上の場合には、長期保管される可能性が低いため、EC131は、SW_OFF閾値をシステム動作優先モードの閾値VLに設定してもよい。また、電源オンの頻度が所定の閾値未満の場合には、長期保管される可能性が高いため、EC131は、SW_OFF閾値を長期保管モードの閾値VHに設定してもよい。また、EC131は、電源オフの経過時間が所定の閾値以上の場合には長期保管モードの閾値VHに設定し、電源オフの経過時間が所定の閾値未満の場合にはシステム動作優先モードの閾値VLに設定してもよい。
これにより、電子機器10は、ユーザの使用状態に応じて、通常の使用状態ではシステム動作できる領域を優先してバッテリー駆動時間を長くし、長期保管される可能性が高い場合にRTC133への電力供給を長期間保持できるようにすることができる。
なお、上述した電子機器10は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した電子機器10が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した電子機器10が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に電子機器10が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した実施形態における電子機器10が備える各機能の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
10 電子機器、11 ACアダプタ、100 電池部、101 バッテリー、102過放電検出部、103 SW、104 LDO、105 BMU、110 充電部、113 Selector、111,114,115,116,117,118 DC/DCコンバータ、112 LDO、D1,D2 ダイオード、131 EC、132 チップセット、133 RTC、134 CPU、135 GPU、136 メインメモリ、137 BIOSメモリ、138 HDD

Claims (9)

  1. 少なくとも計時機能を有する計時回路と、
    前記計時回路以外の処理を実行する処理回路と、
    電池から少なくともDC/DCコンバータを介して前記計時回路及び前記処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、
    前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路と、
    前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替部と、
    前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記設定部は、
    前記電子機器が電源オフの状態では前記第1の閾値に設定し、前記電子機器が電源オンの状態では前記第2の閾値に設定する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記設定部は、
    前記電子機器の電源オンまたは電源オフの頻度または経過時間に基づいて、前記第1の閾値と前記第2の閾値とのいずれかに設定する、
    を備える請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記設定部は、
    BIOS設定に基づいて、前記所定の閾値を前記第1の閾値と前記第2の閾値とを切替える制御を行うか否かを決定する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記設定部は、
    ユーザの選択操作に応じて、前記第1の閾値と前記第2の閾値とのいずれかに設定する、
    請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記設定部は、
    出荷時の設定として、前記第1の閾値に設定する、
    を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記第1の閾値は、前記第2の閾値より前記電池の蓄電量が多い値である、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 電池から少なくともDC/DCコンバータを介して少なくとも計時機能を有する計時回路及び前記計時回路以外の処理を実行する処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路とを備える電子機器における制御方法であって、
    給電経路切替部が、前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替ステップと、
    設定部が、前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定ステップと、
    を有する制御方法。
  9. 電池から少なくともDC/DCコンバータを介して少なくとも計時機能を有する計時回路及び前記計時回路以外の処理を実行する処理回路に電力を供給する第1の給電経路と、前記電池からDC/DCコンバータを介さずに、少なくともリニアレギュレータを介して前記計時回路に電力を供給する第2の給電経路とを備える電子機器としてのコンピュータに、
    前記電池の蓄電量に基づく値と所定の閾値とに基づいて、前記第1の給電経路と前記第2の給電経路とを切替える給電経路切替ステップと、
    前記所定の閾値を、前記計時回路への電力供給を持続させることを優先する第1の閾値と、前記処理回路への電力供給を持続させることを優先する第2の閾値とのいずれかに設定する設定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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