JP2012226410A - バッテリ制御システム、バッテリモジュール、及び電子機器 - Google Patents

バッテリ制御システム、バッテリモジュール、及び電子機器 Download PDF

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一夫 千葉
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Abstract

【課題】バッテリ駆動の利便性の低下させることなく、且つバッテリの延命を図る。
【解決手段】バッテリ制御システム(1)は、バッテリ(BAT)の残量管理のための制御情報(301〜304)を格納するための記憶部(101)を有し、前記バッテリの充電容量を第1の容量値(3032)になるように制御するとともに、前記記憶部に格納された第1の制御情報(3021、3041)が示す第1の時刻に充電容量を前記第1の容量値から前記第1の容量値より大きい第2の容量値(3031、3042)に変更する第1の処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリの劣化を防止するための技術に関し、特にバッテリの充電のため制御機能を備えるバッテリ制御システム、バッテリモジュール、及び電子機器に適用して有効な技術に関する。
ノート型のパーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC(Personal computer)」とも称する。)やタブレットコンピュータ等の携帯可能な電子機器は、予め商用電源からバッテリを充電しておくことで外出先等においてバッテリ駆動により利用されるが、オフィスや自宅等においてACアダプタからの給電により利用される場合も多い。従来、このようなACアダプタが接続された状態では、バッテリの容量が満充電の状態まで充電されていることが多かった。
一方、近年ノートPC等のバッテリとして、リチウムイオン2次電池が多く利用されるようになっている。リチウムイオン2次電池は、満充電に近い状態で長期保存すると充電容量の劣化が促進され、逆に充電容量が低く過放電の状態で保存しても劣化が促進される傾向がある。そのため、上記のようにノートPC等がACアダプタに接続された状態で使用されると、その間バッテリが満充電の状態に保持されることになり、また、ノートPC等の電源をオフした後も満充電に近い状態でバッテリが保持されることになるから、リチウムイオン2次電池の劣化が早まる虞がある。
リチウムイオン2次電池の劣化を防止するための従来方法として、特許文献1に開示がある。特許文献1に記載の技術は、ノートPCを利用するユーザが電池保存モードを設定することにより、電池制御装置が電池を長期に亘って保存するのに適した保存用電圧になるように電池電圧を制御する技術である。
特開2008−92710号公報
しかしながら、特許文献1の技術では電池保存モードをユーザが解除しない限りリチウムイオン2次電池が満充電の状態にならないため、例えばノートPCをオフィスで使用した後に外出先でバッテリ駆動させて使用する場合には十分な充電がなされていないため駆動時間が短くなり、携帯端末としての利便性が失われてしまう。
本発明の目的は、バッテリ駆動の利便性の低下させることなく、且つバッテリの延命を図ることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、バッテリ制御システムは、バッテリの残量管理のための制御情報を格納するための記憶部を有し、前記バッテリの充電容量を第1の容量値になるように制御するとともに、前記記憶部に格納された第1の制御情報が示す第1の時刻に充電容量を前記第1の容量値から前記第1の容量値より大きい第2の容量値に変更する第1の処理を行う。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本バッテリ制御システムによれば、バッテリ駆動の利便性を低下させることなく、且つバッテリの延命を図ることができる。
図1は、実施の形態1に係るバッテリモジュールを搭載したノートPCの一例を示すブロック図である。 図2は、バッテリモジュール1の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、管理情報格納部1011に格納される管理情報の一例を示す説明図である。 図4は、バッテリ延命制御の一例を示す説明図である。 図5は、バッテリ延命制御の別の一例を示す説明図である。 図6は、バッテリ延命制御における管理情報の設定方法の一例を示す説明図である。 図7は、バッテリ延命制御のために追加するコマンドの一例を示す説明図である。 図8は、実施の形態2に係るバッテリモジュールの構成の一例を示すブロック図である。 図9は、履歴情報に基づくバッテリ延命制御の一例を示す説明図である。 図10は、実施の形態2に係る管理情報の設定方法の一例を示す説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕(2次電池の容量の劣化を防止するために、時刻に応じて保管容量からバッテリ駆動時容量に変更可能なバッテリ制御システム)
本発明の代表的な実施の形態に係るバッテリ制御システム(10)は、バッテリの充放電のための制御を行うデータ処理制御部(102)と、前記バッテリの残量管理のための制御情報を格納するための記憶部(101、1011)を有する。前記データ処理制御部は前記バッテリの充電容量を第1の容量値(3032)になるように制御し、前記記憶部に格納された第1の制御情報(3021、3041)が示す第1の時刻に、前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値から前記第1の容量値より大きい第2の容量値(3031、3042)に変更する第1の処理を行う。
例えば、ACアダプタ又はバッテリからの給電により動作するノートPCに前記バッテリ制御システムを適用する場合を考える。この場合において、例えば、ノートPCの電源がオフしているときは、バッテリの充電容量をバッテリの保存に適した容量値(例えば、バッテリの特性劣化への影響度が大きくなる過放電状態よりも高い容量値)に設定し、ノートPCの電源がオンしているときは、例えば満充電の状態よりも低い容量値であって、急なバッテリ駆動が必要となったときでも対応可能な充電容量値に設定しておく。このように、前記バッテリ制御システムによれば、バッテリの充電容量を必要なときに必要な容量値にしておくことができるから、バッテリ駆動の利便性を損なわず、且つバッテリの延命に資する。
〔2〕(バッテリ駆動を必要としないときに充電容量を小さくする)
項1のバッテリ制御システムにおいて、前記データ処理制御部は、前記記憶部に格納された第2の制御情報(3022)が示す第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値に変更する第2の処理を行う。
これによれば、例えば予定されている外出時に備えてバッテリを前記第2の容量値まで充電した場合であっても、バッテリ駆動が不要となる時刻を指定して充電容量を下げておくという制御を容易に行うことができる。
〔3〕(バッテリ駆動を必要とするときに充電容量を更に大きくする(満充電))
項1又は2のバッテリ制御システムにおいて、前記データ処理制御部は、前記記憶部に格納された第3の制御情報(3041)が示す第3の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第2の容量値より大きい第3の容量値(3042)に変更する第3の処理を行う。
項3のバッテリ制御システムによれば、前記バッテリの充電容量を3段階に変更可能とされるから、より利便性が増す。例えば、前述のように前記バッテリ制御システムをノートPCに適用する場合を考える。この場合において、前記第1の容量値をノートPCの電源がオフしているときの容量値とし、前記第2の容量値をノートPCがACアダプタからの給電によって動作するときの容量値として設定しておいて、更に前記第3の容量値を外出時等のバッテリ駆動をさせるときの容量値として設定しておく。これによれば、ACアダプタを接続した状態でノートPCを利用しているときにおいて、急な外出等のバッテリ駆動が必要な状況にも対応できるように備えつつ、外出予定がわかっているときには、予め指定時刻にバッテリ駆動に必要な容量、例えば満充電状態の充電容量にしておくことが可能となる。
〔4〕(制御情報はPCから与えられる)
項1乃至3のいずれかのバッテリ制御システムにおいて、外部電源(3)又は前記バッテリから電力が供給される電子機器(3)とデータの送受信を行うための通信端子(SCL、SDA)を更に有し、前記制御情報は、前記通信端子から入力される。
これによれば、例えばノートPCからの制御により、バッテリの充電容量の管理を行うことができる。
〔5〕(スケジュール管理ソフトと連動)
項4のバッテリ制御システムにおいて、前記制御情報は、前記電子機器において実行されるスケジュール管理用プログラムで指定された時間の情報を含む。
これによれば、例えばノートPC上で実行されるスケジュール管理用プログラムに連動して、バッテリの充電容量の管理を行うことが可能となる。
〔6〕(バッテリマイコンを搭載したモジュール)
本発明の代表的な実施の形態に係るバッテリモジュール(1)は、項1乃至5のいずれかのバッテリ制御システムと前記バッテリを搭載する。
これによれば、例えばスマートバッテリ(Smart Battery)規格に準拠したバッテリモジュールにおいて、上記のバッテリ制御システムと同様の作用効果を奏する。
〔7〕(充電制御マイコンを搭載したPC)
本発明の代表的な実施の形態に係る電子機器は、項1乃至5のいずれかのバッテリ制御システムを搭載し、前記バッテリ又は外部電源から電力が供給される。
これによれば、前記電子機器に内蔵される充電器等において、上記のバッテリ制御システムと同様の作用効果を奏する。
〔8〕(PC使用状況の学習機能)
本発明の代表的な実施の形態に係るバッテリ制御システム(20)は、バッテリ(BAT)の充放電のための制御を行うとともに、外部電源又は前記バッテリから電力が供給される電子機器の駆動状態を監視するデータ処理制御部(102)と、バッテリの残量管理のための制御情報(301〜304)と、監視された一定期間の駆動状態の履歴情報を格納するための記憶部(201、1011、1012)と、を有する。また、前記履歴情報は、前記電子機器が起動された時刻を示す起動時刻の情報と、前記電子機器の動作が停止された時刻を示す終了時刻の情報を含む。更に、前記データ処理制御部は、前記起動時刻の情報に基づいて第1の時刻を示す第1の時間情報(3021、3041)を生成し、前記終了時刻の情報に基づいて第2の時刻を示す第2の時間情報(3022)を生成するとともに、前記第1の時間情報に基づいて前記第1の時刻に前記バッテリの充電容量を第1の容量値(3031、3042)に変更する処理を行い、前記第2の時間情報に基づいて前記第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値よりも小さい第2の容量値(3032)に変更する処理を行う。
これによれば、前記バッテリ制御システム自らが、前記電子機器の使用状況の履歴に基づいてバッテリの充電容量を制御するから、ユーザがバッテリの残量管理を意識することなく、バッテリの延命に資する。
〔9〕(一週間分の履歴)
項8のバッテリ制御システムにおいて、前記一定期間の駆動状態の履歴情報は、一週間分の前記電子機器の駆動状態の履歴を示す情報である。
これによれば、例えば業務用のノートPCにおいて、当該週の前一週間の業務におけるノートPCの使用状況に基づいて当該週の曜日毎のノートPCの使用予定時間を設定し、それに合わせたバッテリの充電容量の管理を行うことができる。
〔10〕(2次電池の容量の劣化を防止するために、指定された時刻に所望の充電容量になるように制御するバッテリ制御システム)
本発明の代表的な実施の形態に係るバッテリ制御システム(10)は、バッテリの充放電のための制御を行うデータ処理制御部(102)と、残量管理のための制御情報(301〜304)を格納するための記憶部(101、1011)と、を有する。また、前記制御情報は、充電容量を示す容量情報(3031、3032、3042)と、時刻を示す時間情報(301、3021、3022、3041)とを含む。更に、前記データ処理制御部は、前記時間情報によって指定された時刻に前記バッテリの充電容量を前記容量情報で指定された充電容量になるように制御する。
これによれば、バッテリの充電容量を必要な時刻に必要な容量値にすることができるから、バッテリ駆動の利便性を損なわず、且つバッテリを延命させることができる。
〔11〕(保管時は充電容量を小さくし、起動時(バッテリ駆動時)は充電容量を大きくする)
項10のバッテリ制御システムにおいて、前記容量情報は、第1の容量値を示す情報(3031、3042)と、前記第1の容量値より小さい第2の容量値(3032)を示す情報を含み、前記時間情報は、第1の時刻を示す情報(3021、3041)と、第2の時刻を示す情報(3022)を含む。また、前記データ処理制御部は、前記第1の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値に変更する第1の処理を行い、前記第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第2の容量値に変更する第2の処理を行う。
これによれば、例えば予定されている外出時に備えてバッテリを充電しておき、バッテリ駆動が不要となるときには充電容量を下げておくという制御を容易に行うことができる。
〔12〕(外出時はより大きな充電容量に設定可能とする)
項11のバッテリ制御システムにおいて、前記容量情報は更に、前記第1の容量値より大きい第3の容量値を示す情報(3042)を含み、前記時間情報は更に、第3の時刻を示す情報(3041)を含む。また、前記データ処理制御部は、前記第3の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第3の容量値に変更する第3の処理を行う。
これによれば、項3と同様に、急な外出等のバッテリ駆動が必要な状況にも対応することが可能となる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
≪実施の形態1≫
図1は、実施の形態1に係るバッテリモジュールを搭載したノートPCの一例を示すブロック図である。
同図に示されるバッテリモジュール1は、例えばノートPC用のバッテリモジュールであり、スマートバッテリシステム(SBS(Smart Battery System))に対応される。バッテリモジュール1は、電源端子V+、V−、及びデータの送受信のための通信端子SCL、SDAを介して、ノートPC本体2と接続される。具体的には、バッテリモジュール1とノートPC本体2は、通信端子SCL、SDAを介してSMBus(System Management Bus)4で結ばれ、スマートバッテリ規格での通信が行われる。また、ACアダプタからノートPC本体2の充電器21に供給された電力が、電源端子V+、V−を介してバッテリモジュール1に供給されることによりバッテリBATが充電され、電源端子V+、V−を介してバッテリBATからノートPC本体2に電力が供給されることにより、ノートPC本体2がバッテリ駆動される。
ノートPC本体2のCPU201は、図示されないメモリやその他の周辺回路とともに基板20上に設置され、インターフェース部202を介して、後述するバッテリモジュール1の電池制御部10との間でバッテリ管理のための情報のやり取りを行う。インターフェース部202は、例えばチップセットやキーボードコントローラ(KBC)等である。また、ノートPC本体2は内部に充電器21を備える。充電器21は、例えば充電制御用IC(Integrated Circuit)210と、電力供給切り替え用のスイッチ素子SW3、SW4等から構成され、充電制御ICの制御により、商用電源からACアダプタ3を介して充電器21に供給された電力をバッテリモジュール1やノートPC本体内部に供給する。具体的には、充電制御IC210は、スイッチ素子SW3、SW4等を制御することにより、バッテリBATの電圧が所定の電圧になるまで定電流で充電し、前記所定の電圧まで上昇したらバッテリBATの端子電圧が一定の電圧になるように制御する、CCCV(Constant Current/Constant Voltage)充電制御を行う。
バッテリモジュール1は、電池制御部10、バッテリBAT(B0〜B3)、放電制御用FET(SW1)、充電制御用FET(SW2)、電流検出用素子RS、及びヒューズFuse等を備える。
バッテリBATは、例えばリチウムイオン2次電池である。特に制限されないが、図1ではリチウムイオン2次電池B0〜B3の4セルを直列に接続した場合が例示される。電流検出用素子RSは、バッテリBATの充電電流及び放電電流を検出するための素子であり、例えばシャント抵抗である。
放電制御用FET(SW1)は、電池制御部10により制御され、バッテリBATからの放電を制御する。放電制御用FET(SW1)は、例えばPチャネル(またはNチャネル)MOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)であり、SW1がオンしたときにバッテリBATからの放電が許可され、オフしたときにバッテリBATからの放電が遮断される。
充電制御用FET(SW2)は、電池制御部10により制御され、バッテリBATの充電を制御する。充電制御用FET(SW2)は、例えばPチャネル(またはNチャネル)MOSFETであり、SW2がオンしたときにバッテリBATへの充電が許可され、オフしたときにバッテリBATへの充電が遮断される。
電池制御部10は、例えばマイクロコンピュータである。電池制御部10は、例えばSMbusに対応され、スマートバッテリ規格に基づいたバッテリ管理のための制御を行う。具体的に電池制御部10は、バッテリBATの安全制御とバッテリBATの残量検知を行うとともに、バッテリBATの延命のための制御(以下、「バッテリ延命制御」とも称する。)を行う。
図2は、電池制御部10の構成の一例を示すブロック図である。同図に示される電池制御部10は、記憶部101、データ処理制御部102、電圧検出部103、電流検出部105、及びタイマ部104等から構成される。
電圧検出部103は、バッテリBATの各セルB0〜B3の端子電圧を検出し、検出結果をデータ処理制御部102に与える。
電流検出部105は、電流検出用素子RSの両端の電圧に基づいてバッテリBATの充放電電流を検出し、検出結果をデータ処理制御部102に与える。充放電電流は、例えば充電方向がプラスの電流値、放電方向がマイナスの電流値として取得されるようになっている。
タイマ部104は、計時を行う回路であり、例えばRTC(Real Time Clock)回路である。タイマ部104によって計測された時刻の情報は、例えばSMbus4を介してノートPC本体2から与えられる補正情報により補正可能とされる。
記憶部101は、バッテリの容量管理のための情報(以下、単に「管理情報」とも称する。)が格納される管理情報格納部1011を有する。管理情報格納部1011は不揮発性の記憶領域を有し、例えばフラッシュメモリにより構成される。また、図示されないが、記憶部101は、データを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)やプログラム等を格納するROM(Read Only Memory)等も有する。
データ処理制御部102は、ROM等に格納されたプログラムに従って演算処理を実行する。データ処理制御部102は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。そして、データ処理制御部102はプログラムを実行することにより、制御部1021、安全制御部1022、及び残量計算部1023として機能する。
残量計算部1023は、電流検出部105によって検出された充放電電流を所定時間毎に積算することにより、バッテリBATの充放電量を算出する。具体的には、残量計算部1023は、バッテリBATの満充電状態と完全放電状態をバッテリBATの各セルB0〜B3の端子電圧に基づいて把握する。ここで、満充電状態とは、例えば2次電池の特性によって定まる電池電圧の最大電圧に基づいて定義される上限電圧になるときの充電容量の状態であり、この状態が容量100%とされる。また、完全放電状態とは、例えばノートPC全体のシステムが動作可能な最低電圧に基づいて定義される下限電圧となるときの充電容量の状態であり、この状態が容量0%とされる。残量計算部1023は、例えば、満充電状態又は完全放電状態を基準とし、その基準に対し前記充放電電流を積算することにより、バッテリBATの充電容量を算出する。算出結果は残量情報として制御部1021に与えられる。
安全制御部1022は、電圧検出部103によって検出されたバッテリBATの各セルB0〜B3の端子電圧に基づいてバッテリBATの過電圧状態及び過放電状態を監視し、異常状態を検出した場合には、制御部1021に通知する。また安全制御部102は、図示されないバッテリBATの温度を測定するための温度センサによる測定結果を入力することで、バッテリBATの温度状態を監視し、異常温度になった場合には制御部1021に通知する。
制御部1021は、電池制御部10内の各機能部と充電制御用FET(SW2)及び放電制御用FET(SW1)を制御することにより、バッテリ管理のための統括的な制御を行う。具体的には、残量算出部104を制御することにより算出させたバッテリBATの残量情報を取得し、SMbus4を介してノートPC本体2に与える。また安全制御部1022によって異常状態が検出された場合には、ノートPC本体2に通知するとともに、充電制御用FET(SW2)及び放電制御用FET(SW1)を制御することにより、バッテリBATの充放電を制御する。例えば過電圧状態が検出された場合には、制御部1021は充電制御用FET(SW2)を制御することによりバッテリBATへの充電を停止させ、過放電状態が検出された場合には、制御部1021は放電制御用FET(SW1)を制御することによりバッテリBATからの放電を停止させる。なお、バッテリBATからの放電は、前記放電制御用FETがオンすることにより、バッテリBATからノートPC本体2に電力が供給されることにより行われる。
更に制御部1021は、前記バッテリ延命制御を実行する。以下、バッテリ延命制御について詳細に説明する。前述したように、リチウムイオン2次電池は満充電に近い状態で長期間保存されると充電容量の劣化が促進され、過放電の状態で保存されても劣化が促進される傾向がある。そこで、制御部1021は、管理情報格納部1011に格納された前記管理情報に基づいて、指定された時刻に指定された充電容量になるようにバッテリBATの充放電を制御する。
図3は、管理情報格納部1011に格納される前記管理情報の一例を示す説明図である。前記管理情報には、カレンダ情報301、使用予定情報302、充電容量設定情報303、及び外出設定情報304等が含まれる。これらの情報は、例えばホスト側のノートPC本体2からSMbus4を介して与えられ、管理情報格納部1011に格納される。
カレンダ情報301は、例えば1年単位、月単位、又は週単位のカレンダの情報である。この情報により、電池制御部102(制御部1021)は、現在の年月日や曜日等を把握することができる。
使用予定情報302としては、ノートPC本体2が起動される予定日時を示す開始予定情報3021と、ノートPC本体2の電源が切られる予定日時を示す終了予定情報3022がある。これらの情報により、制御部1021は、ノートPC本体が起動する予定日時と電源停止される予定日時を把握することができる。
容量設定情報303としては、ノートPC本体2がACアダプタ3に接続されて起動しているときのバッテリBATの充電量容量値を示す起動時容量値3031と、ノートPC本体2が起動していないときのバッテリBATの充電容量値を示す保管容量値3032がある。保管容量値3032は、例えばバッテリBATの保存に適した容量値とされ、具体的には、バッテリの特性劣化の影響度が大きくなる過放電状態の容量値よりも高く、バッテリの満充電の容量値よりも小さい容量値とされる。当該容量値は、例えばバッテリBATの電池の種類や特性等に基づいて決定され、本実施の形態では、例えば満充電状態の容量値(100%)に対して半分となる容量値(50%)とする。起動時容量値3031は、ACアダプタ3からの給電によりノートPC本体2の駆動が可能な状態でのバッテリBATの充電容量値であるので、保管容量値3032と同じ容量値としてもよいし、急な外出等によるノートPCのバッテリ駆動に備えて、保管容量値3032よりも大きい容量値としてもよい。これらの情報に基づいて、制御部1021はバッテリBATの充電容量を制御する。
外出設定情報304には、外出先等でノートPCのバッテリ駆動を開始する予定日時を示す外出予定情報3041と、その予定日時に充電されるべき充電容量値を示す外出時容量値3042が含まれる。制御部1021は、これらの情報に基づいて、バッテリ駆動が開始される予定時刻に、外出時容量値3042に示される充電容量となるようにバッテリBATの充電を制御する。
バッテリ延命制御の具体的な制御方法について、ノートPCが会社等の業務で使用される場合を一例として、図4を用いて詳細に説明する。
図4は、バッテリ延命制御の一例を示す説明図である。同図では、外出時を除いてノートPCはACアダプタ3に接続され、外出時にはノートPCはバッテリBATからの給電により駆動されるものとする。
図4の(A)には、1日(0時から24時まで)におけるノートPCの使用状況が示され、同図の(B)にはバッテリBATの充電容量が同図の(A)に対応されて示され、同図の(C)にはバッテリBATの充放電状況が同図の(A)に対応されて示される。また同図では、使用開始の予定時刻を9時とする開始予定情報3021と、終了の予定時刻を18時とする終了予定情報3022と、容量値を50%とする起動時容量値3031と、容量値を50%とする保管容量値3032と、外出予定時刻を15時とする外出予定情報と、容量値を100%とする外出時容量値3042と、が管理情報格納部1011に格納される場合が例示される。
同図に示されるように、0時から9時の始業まではノートPCの電源はオフ状態であり、ノートPC本体2はACアダプタ3に接続されている。この期間において制御部1021は、保管容量値3032に基づいてバッテリBATの充電容量を50%になるように制御する。次に、開始予定情報3021によれば始業時刻の9時にノートPCが起動される予定であるため、制御部1021は、9時に起動時容量値3031に示される容量値になるように充電制御を行うが、本例の場合、起動時容量値3031と保管容量値3032が同一の容量値(50%)であるため、引き続き、バッテリBATの容量値が50%を維持するように制御する。その後制御部103は、外出予定情報3041と外出時容量値3042に基づいて、バッテリBATが15時に満充電状態(100%)になるように充電開始時刻を算出し、その時刻になったらバッテリBATの充電を開始させる。これにより、外出予定時刻の15時にはバッテリBATの容量は満充電状態(100%)にされる。その後外出先でノートPCがバッテリ駆動されると、バッテリBATが放電され、充電容量が低下する。そして外出先から帰社した後は、ノートPCはACアダプタ3に再度接続され、ACアダプタからの給電により動作可能とされる。しかしながら、終了予定情報3022によれば、終業時刻の18時にノートPCの電源をオフする予定となっているため、制御部103は、バッテリBATが18時に保管容量値3032が示す容量値(50%)になるように放電開始時刻を算出し、その時刻になったらバッテリBATの放電を開始させる。なお同図には、外出から帰社後すぐに放電が開始される場合が示されている。これにより、バッテリBATは保管容量値3032が示す容量値(50%)にされ、その後は、当該容量値を維持するように制御される。
図5は、バッテリ延命制御の別の一例を示す説明図である。図5は、前記管理情報の設定が図4と異なる。
図5では、使用開始の予定時刻を9時とする開始予定情報3021と、終了の予定時刻を19時とする終了予定情報3022と、充電量容量値を75%とする起動時容量値3031と、充電容量値を50%とする保管容量値3032と、外出予定時刻を15時とする外出予定情報3041と、充電容量を100%とする外出時容量値3042と、が管理情報格納部1011に格納される場合が例示される。
同図に示されるように、0時から9時の始業まではノートPCの電源はオフ状態であり、ノートPC本体2はACアダプタ3に接続されている。この期間において制御部1021は、保管容量値3032に基づいてバッテリBATの充電容量を50%になるように制御する。次に開始予定情報3021によれば、始業時刻の9時にノートPCが起動される予定であるため、制御部1021は、開始予定情報3021が示す予定時刻(9時)において、バッテリBATが起動時容量値3031の示す容量値(75%)になるように充電制御を行う。具体的には、制御部103は、バッテリBATが9時に起動時容量値3031の示す容量値(75%)になるように充電開始時刻を逆算し、その時刻になったらバッテリBATの充電を開始させる。これにより、ノートPCの起動予定時刻の9時にバッテリBATの充電容量が75%にされる。その後、制御部103は、外出予定情報3041と外出時容量値3042に基づいて、バッテリBATが15時に満充電状態(100%)になるように充電開始時刻を算出し、その時刻になったらバッテリBATの充電を開始させる。これにより、外出予定時刻の15時には、バッテリBATの容量は満充電状態(100%)にされる。その後、外出先でノートPCがバッテリ駆動されると、バッテリBATが放電され、充電容量が低下する。そして、外出先から帰社した後ノートPCはACアダプタ3に再度接続され、制御部1021はバッテリBATの容量を起動時容量3031の示す容量値(75%)になるように制御する。その後、終了予定情報3022によれば、終業時刻の19時にノートPCの電源をオフする予定となっているため、制御部103は、バッテリBATが19時に保管容量値3032の示す容量値(50%)になるように放電開始時刻を算出し、その時刻になったらバッテリBATの放電を開始させる。これにより、バッテリBATの容量は50%とされ、その後は当該容量値を維持するように制御される。
図6は、バッテリ延命制御における管理情報の設定方法の一例を示す説明図である。
同図には、バッテリ延命制御の設定画面の一例が示される。同図に示されるように、ノートPCのユーザが設定画面を通じて前記管理情報の各パラメータを変更することが可能とされる。
同図の参照符号401に示される部分は、充電容量値の設定欄であり、例えば起動時容量値3031が設定される。同図では、起動時容量値3031の入力欄4012だけでなく、充電を開始する条件(充電開始容量)の入力欄4011も示される。入力欄4011に充電開始容量値を入力することで、ノートPC起動時にバッテリBATの容量が前記起動時容量値を下回った場合であっても、充電開始容量になるまでは充電を行わないように設定することができる。同図の場合、例えばバッテリBATは容量値90%になるように充電されるが、容量90%を下回っても容量が80%になるまで充電されない。これにより、自己放電等でバッテリBATの充電容量が低下した場合等であっても頻繁に充電することを防止することできる。
同図の参照符号402に示される部分は、ノートPCの電源停止時(保管時)の設定欄であり、例えば、保管容量値3032、開始予定情報3021、及び終了予定情報3022が設定される。参照符号4021の入力欄は保管容量値3032の入力欄である。また、参照符号4022の入力欄にチェックを入れることにより、曜日毎にノートPCの使用開始時刻(起動時刻)4023と終了時刻(電源停止時刻)4024を設定することができる。使用開始時刻(起動時刻)4023の値は、開始予定情報3021として設定され、終了時刻4024の値は、終了予定情報3022として設定される。
参照符号4025に示される入力欄は、ノートPC上で実行されるスケジュール管理用のアプリケーションプログラム(以下、「スケジュール管理ソフト」とも称する。)と連動させて、バッテリ延命制御を行うか否かを設定する欄である。具体的には、ノートPCにおいてユーザが利用しているスケジュール管理ソフトのスケジューリング情報、例えば出張予定、休暇予定、及び出勤予定等の情報に基づいて、開始予定情報3021、終了予定情報3022、及び外出予定情報3041等が設定される。例えば、参照符号4025の欄がチェックされることにより、スケジュール管理ソフトの1週間分のスケジュール情報が前記記憶部101に格納され、バッテリモジュール1の制御部1021が、記憶部101に格納されたスケジュール情報に基づいて、開始予定情報3021、終了予定情報3022、及び外出予定情報3041を設定する。これによれば、バッテリモジュール1がスケジュール管理ソフトのスケジュール情報に応じてバッテリ延命制御を行うから、ユーザが別途バッテリ延命制御のために日時等の設定を行う必要がない。また、参照符号4026、4027に示される入力欄を設けておくことで、出張前に満充電状態まで充電するか否か、休日に満充電状態まで充電するか否か等の設定をすることも可能となる。
参照符号403に示される部分は、外出(ノートPCのバッテリ駆動)時の設定欄であり、例えば、外出予定情報3041と外出時容量値3042が設定される。参照符号4031の入力欄は外出予定情報3041の設定欄であり、参照符号4032の入力欄は外出時容量値3042の設定欄である。これらの入力欄は、例えば、前述したスケジュール管理ソフトと連動しない場合や別途外出予定を設定する場合等に利用される。なお、同図では外出予定日時として3日分の入力欄を設けているが、入力欄の数に制限はない。
参照符号404に示される部分は、上記の各設定を初期設定値に戻す場合の入力欄である。予め、上記の各パラメータの初期値を設定しておけば、ユーザが特に設定しなくとも、初期設定値に応じたバッテリ延命制御が行われる。
バッテリモジュール1への前記管理情報の設定は、例えばノートPC本体2のCPU201が、図6の設定内容に応じて、SMbus4を介して電池制御部10にコマンドを発行することにより行われる。上記コマンドは、例えばスマートバッテリ規格に対応したコマンドであるが、スマートバッテリデータの仕様には、時刻や日付の情報をバッテリモジュール1に送信するコマンドが存在しない。そのため、バッテリ延命制御を実現するために、既存のスマートバッテリ規格のコマンドに加えて新たなコマンドを定義する。
図7は、バッテリ延命制御のために追加するコマンドの一例を示す説明図である。同図において、フォーマットを示す欄における、“Write Block”はブロック単位(1〜32byte)での書き込みを表し、“Read Block”はブロック単位での読み出しを表し、“Write Byte”はバイト単位での書き込みを表す。なお、同図では、説明を容易にするため、スレーブアドレスとコマンドアドレスは省略している。
参照符号501に示されるコマンドは、現在日時の情報を送信するコマンドである。例えば、タイマ部104における発振回路の周波数の精度が悪く、測定時刻のずれが大きい場合等に、当該コマンドによりノートPC本体2から現在日時の情報を与えることで、バッテリモジュール1内の現在日時の情報を補正する。
参照符号502に示されるコマンドは、前記使用予定情報302をバッテリモジュール1の記憶部101に書き込むコマンドであり、参照符号503に示されるコマンドは、バッテリモジュール1の記憶部101に書き込まれた前記使用予定情報302等を読み出すコマンドである。
参照符号504に示されるコマンドは、保管容量値3032を指定するコマンドである。
参照符号505に示されるコマンドは、後述する履歴情報の自動検出のためのコマンドである。
その他、図示はしないが、必要に応じてコマンドを追加する。上記の各種コマンドを新たに追加することで、バッテリモジュール1においてバッテリ延命制御を行うことができる。
以上のように、実施の形態1に係るバッテリモジュール1によれば、ノートPCが起動されていないときやACアダプタで駆動されるときには、バッテリBATの充電容量を保存に適した充電容量になるように制御するから、バッテリBATの延命を図ることができる。また、外出時等のバッテリ駆動が必要な場合には、指定時刻に必要な分だけバッテリBATを充電することができるから、ノートPC本体2の携帯端末としての利便性を損なうことがない。
≪実施の形態2≫
実施の形態1に係るバッテリモジュール1は、図6のようにユーザからの設定内容に応じて生成された前記管理情報に基づいてバッテリ延命制御を行ったが、実施の形態2に係るバッテリモジュールは、ノートPCの使用状況の履歴を取得し、その履歴に基づいて前記管理情報を生成してインテリジェントにバッテリ延命制御を行う。
図8は、実施の形態2に係るバッテリモジュール6の一例を示すブロック図である。同図において、実施の形態1に係るバッテリモジュール1と同様の構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
同図に示されるバッテリモジュール6における電池制御部60は、記憶部601に前記管理情報格納部1011に加え、履歴情報格納部1012を更に備える。履歴情報格納部1012は、一定期間におけるノートPC本体2の使用状況の履歴を示す履歴情報が格納される。具体的には、制御部1021は、一定期間におけるノートPC本体2の稼働状況を示す情報を前記履歴情報として生成し、履歴情報格納部1012に格納する。前記一定期間は、例えば、24時間、1週間、1カ月間、又は1年間等の期間であり、ここでは、1週間分の前記履歴情報が格納されるものとして説明する。
制御部1021は、1週間分のノートPCの稼働状況に基づいて前記履歴情報を生成する。例えば、制御部1021は、ノートPCの稼働時間を示すビット情報を前記履歴情報として生成する。例えばノートPCがオンしている状態を“1”で表し、ノートPCがオフしている状態を“0”として表すこととする。この場合に15分を1単位とすると、1時間におけるノートPCの稼働状況は4ビットで表されるから、1日のノートPCの稼働状況は96ビットで表され、1週間分のノートPCの稼働状況の履歴情報は、672ビット(84バイト)で表される。これよりも時間を細かく記録したい場合には、例えば5分を1単位とすればよく、この場合には1時間は12ビットで表され、1日のノートPCの稼働状況は288ビットで表される。また、上記の方法で前記履歴情報を生成する場合、ビット情報は“0”から“1”に切り替わるタイミングと“1”から“0”に切り替わるタイミングを検出する必要がある。すなわち、ノートPC本体2が起動したときの時刻とノートPC本体2の電源が切られたときの時刻を検出する必要がある。ノートPCの起動/停止の時刻の検出は例えば以下の方法で行う。例えばノートPC本体2の電源がオン・オフされたときに、その状態を示すフラグ情報がノートPC本体2からSMbus4を介して通知されるようにしておき、そのフラグ情報に基づいて制御部1021が起動/停止の検出を行う。その他の方法として、ノートPC本体2がオン/オフしたときのSCL端子やSDA端子等の電圧のHigh/Lowの状態により検出を行う方法でもよいし、ノートPC本体2の電源がオン・オフされたときに電流検出素子RSに流れる電流により検出する方法でもよい。以上のいずれかの方法で生成された前記履歴情報は履歴情報格納部1012に格納される。
制御部1021は、履歴情報格納部1012に格納された前記履歴情報に基づいて前記管理情報を生成する。そして、制御部1021は実施の形態1と同様の方法により、生成した前記管理情報に基づいてバッテリBATの充電を開始する時刻と放電を開始する時刻を算出し、算出した時刻に所望の充電容量になるようにバッテリBATの充放電を制御する。前記履歴情報に基づくバッテリ延命制御の方法について、図9を用いて詳細に説明する。
図9は、前記履歴情報に基づくバッテリ延命制御の一例を示す説明図である。
同図の(A)には当該週の前々週(先々週)のノートPCの稼働時間が示され、同図の(B)には当該週の前週(先週)のノートPCの稼働時間が示され、同図の(C)には当該週(今週)の充電容量の予定が示され、同図の(D)には(C)に対応されるバッテリBATの充放電状況が示される。また同図では、前記起動時容量値3031として80%が設定され、前記保管容量値3032として50%が設定された場合が示される。更に履歴情報格納部1012には、同図の(A)に示される先々週の稼働状況を示す履歴情報と、同図の(B)に示される先週の稼働状況を示す履歴情報が記録されているものとする。
制御部1021は、例えば同図の(B)の曜日毎の前記履歴情報を参照し、対応する曜日のバッテリBATの充電を制御する。一例として、今週の月曜日のバッテリBATの充電容量を制御する場合を考える。この場合、制御部1021は先ず、先週の月曜日の前記履歴情報を参照し、最初にビット情報が“1”となる時刻をノートPC本体2が起動される予定時刻とする開始予定情報3021を生成する。そして、その予定時刻に充電を完了させるための充電開始時刻を算出する。例えば図9の場合、先週の月曜日の8時にノートPCが稼働していることから、今週の月曜日は8時に充電が完了するように、制御部1021は充電開始時刻を算出する。そして、算出した時刻にバッテリBATの充電を開始することで、今週の月曜日は8時に充電容量が80%になるように制御される。また、制御部1021は、先週の月曜日の前記履歴情報を参照し、最初にビット情報が“0”となる時刻をノートPC本体2の電源が切られる予定時刻とする終了予定情報3022を生成する。そして、その予定時刻に放電が完了するための放電開始時刻を算出する。例えば図9の場合、先週の月曜日の20時にノートPCの稼働が停止していることから、今週の月曜日は20時に放電が完了するように、制御部1021は放電開始時刻を算出する。そして、前記算出した時刻にバッテリBATの放電を開始することで、今週の月曜日は20時に充電容量が50%になるように制御される。他の曜日においても、上記と同様の方法によりバッテリBATの充電容量が制御される。
図10は、実施の形態2に係る前記管理情報の設定方法の一例を示す説明図である。同図に示される設定画面では、前述した図6の設定項目に加えて、参照符号404に示される自動検出の有無の入力欄が設けられる。当該入力欄にチェックを入れることにより、前述した方法により、バッテリモジュール6がノートPCの稼働状況の履歴を取得してバッテリ延命制御を自動的に実行する。なお、この自動検出の設定に係るコマンドも、既存のスマートバッテリ規格のコマンドに加えて新たに追加される。追加されるコマンドは、例えば、前述の図7の参照符号505に示されるコマンドである。
以上、実施の形態2に係るバッテリモジュール6によれば、バッテリモジュール1がノートPCの稼働状況を前記履歴情報として記憶し、前記履歴情報に基づいて、自ら前記管理情報を生成してバッテリ延命制御を行うから、ユーザがバッテリ延命制御のための時刻等の設定を行う必要がなく、且つ実施の形態1の同様の作用効果を奏する。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施の形態2において、ノートPCの稼働状況を前記履歴情報として記憶し、その情報に基づいて充電開始時刻と放電開始時刻を算出する方法を一例として示したが、これに限られない。例えば、ノートPCの起動時刻を示す情報と終了時刻を示す情報を前記履歴情報として曜日毎に記憶しておき、その時刻の情報に基づいて充電開始時刻と放電開始時刻を算出する方法でもよい。また、図9では、前週の曜日毎の前記履歴情報に基づいて当該週のバッテリBATの充電開始時刻と放電開始時刻を算出する方法を示したが、これに限られず、先々週と先週の前記履歴情報に基づいて算出する方法でもよい。例えば、当該週の月曜日の充電開始時刻を算出する場合、前々週の月曜日と前週の月曜日の起動時刻の平均の時刻を算出し、その時刻に充電を開始するようにしてもよい。その他にも、バッテリ延命制御を行う該当日の前数日分の起動時刻の移動平均により求めた平均時刻に基づいて充電開始時刻を算出する方法も適用可能である。放電開始時刻の算出についても同様である。
また、実施の形態2において、前記履歴情報として外出先等でのバッテリ駆動の履歴も記録するようにしてもよい。例えば、毎週決まった日時に外出等がある場合には、その予定時刻にバッテリが満充電の状態になるように制御することも可能である。バッテリ駆動の履歴を記録する際には、例えば、ACアダプタの接続の有無の情報(AC−Presence)をノートPC本体から取得することにより、バッテリ駆動であるか否かを判別して記録すればよい。
実施の形態1及び2では、バッテリモジュール1の電池制御部10にバッテリ延命制御のための機能を持たせたが、これに限られず、ノートPC本体2の充電器21に内蔵される充電制御IC210又は充電制御が可能なキーボートコントローラ用のマイクロコンピュータ等がバッテリ延命制御を行ってもよい。例えば充電制御IC210がバッテリ延命制御を行う場合、充電器21又はノートPC本体2の内部に前記管理情報等を格納するための記憶部を設け、充電制御IC210が前記記憶部に格納された前記管理情報に基づいてSW3及びSW4を制御することでバッテリ延命制御を行う。この場合充電制御IC210は、バッテリモジュール1の電池制御部10から残量情報をもらって制御してもよいし、充電制御IC210がバッテリBATの残量管理の機能を持っている場合には、自ら算出した残量情報に基づいて制御してもよい。その他、非接触型のマルチ充電装置のような、残量管理や安全管理を含むバッテリの充電制御を一括して行うことができる装置に前記管理情報を持たせることで、上記と同様の方法で前記バッテリ延命制御を行うことができる。
更に、バッテリモジュール1がスマートバッテリ規格に対応されたバッテリ管理機能の一つである満充電容量値の学習機能を備える場合、電池制御部10が満充電容量を学習するタイミングをノートPC本体2に通知することも可能である。具体的には、電池制御部10が、前記管理情報に含まれるカレンダ情報301に基づいて所定のタイミング(1月毎等)でバッテリの完全放電からの再充電を要求する。これによれば、月毎など所定のスケジュールに従って満充電容量値の学習を行うことができる。
1、6 バッテリモジュール
2 ノートPC本体
3 ACアダプタ
4 SMbus
21 充電器
210 充電制御IC
SW3、SW4 制御用スイッチ
20 基板
201 CPU
202 インターフェース部
RS 電流検出用素子
BAT バッテリ
B0〜B3 バッテリ(1セル)
SW1 放電制御用FET
SW2 充電制御用FET
Fuse ヒューズ
V+ 電源端子(正側)
V− 電源端子(負側)
SCL、SDA 通信端子
10、60 電池制御部
101、601 記憶部
1011 管理情報格納部
1012 履歴情報格納部
102 データ処理制御部
1021 制御部
1022 安全管理部
1023 残量計算部
103 電圧検出部
104 タイマ部
105 電流検出部
301 カレンダ情報
302 使用予定情報
3021 開始予定情報
3022 終了予定情報
303 容量設定情報
3031 起動時容量値
3032 保管容量値
304 外出設定情報
3041 外出予定情報
3042 外出時容量値
40 設定画面
401 ノートPC起動時の充電設定
402 保管時の充電設定
403 外出時の充電設定
404 初期設定
4011〜4012、4021〜4027、4031〜4032 入力欄
501〜505 コマンド
405 入力欄

Claims (12)

  1. バッテリの充放電のための制御を行うデータ処理制御部と、
    前記バッテリの残量管理のための制御情報を格納するための記憶部と、を有するバッテリ制御システムであって、
    前記データ処理制御部は、前記バッテリの充電容量を第1の容量値になるように制御し、前記記憶部に格納された第1の制御情報が示す第1の時刻に、前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値から前記第1の容量値より大きい第2の容量値に変更する第1の処理を行う、バッテリ制御システム。
  2. 前記データ処理制御部は、前記記憶部に格納された第2の制御情報が示す第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値に変更する第2の処理を行う、請求項1記載のバッテリ制御システム。
  3. 前記データ処理制御部は、前記記憶部に格納された第3の制御情報が示す第3の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第2の容量値より大きい第3の容量値に変更する第3の処理を行う、請求項2記載のバッテリ制御システム。
  4. 外部電源又は前記バッテリから電力が供給される電子機器とデータの送受信を行うための通信端子を更に有し、
    前記制御情報は、前記通信端子から入力される、請求項3記載のバッテリ制御システム。
  5. 前記制御情報は、前記電子機器において実行されるスケジュール管理用プログラムで指定された時間の情報を含む、請求項4記載のバッテリ制御システム。
  6. 請求項1記載のバッテリ制御システムと前記バッテリを搭載したバッテリモジュール。
  7. 請求項1記載のバッテリ制御システムを搭載し、前記バッテリ又は外部電源から電力が供給される電子機器。
  8. バッテリの充放電のための制御を行うとともに、外部電源又は前記バッテリから電力が供給される電子機器の駆動状態を監視するデータ処理制御部と、
    バッテリの残量管理のための制御情報と、監視された一定期間の駆動状態の履歴情報を格納するための記憶部と、を有するバッテリ制御システムであって、
    前記履歴情報は、前記電子機器が起動された時刻を示す起動時刻の情報と、前記電子機器の動作が停止された時刻を示す終了時刻の情報を含み、
    前記データ処理制御部は、前記起動時刻の情報に基づいて第1の時刻を示す第1の時間情報を生成し、前記終了時刻の情報に基づいて第2の時刻を示す第2の時間情報を生成するとともに、前記第1の時間情報に基づいて前記第1の時刻に前記バッテリの充電容量を第1の容量値に変更する処理を行い、前記第2の時間情報に基づいて前記第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値よりも小さい第2の容量値に変更する処理を行う、バッテリ制御システム。
  9. 前記一定期間の駆動状態の履歴情報は、一週間分の前記電子機器の駆動状態の履歴を示す情報である、請求項8記載のバッテリ制御システム。
  10. バッテリの充放電のための制御を行うデータ処理制御部と、
    残量管理のための制御情報を格納するための記憶部と、を有するバッテリ制御システムであって、
    前記制御情報は、充電容量を示す容量情報と、時刻を示す時間情報とを含み、
    前記データ処理制御部は、前記時間情報によって指定された時刻に前記バッテリの充電容量を前記容量情報で指定された充電容量になるように制御する、バッテリ制御システム。
  11. 前記容量情報は、第1の容量値を示す情報と、前記第1の容量値より小さい第2の容量値を示す情報を含み、
    前記時間情報は、第1の時刻を示す情報と、第2の時刻を示す情報を含み、
    前記データ処理制御部は、前記第1の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第1の容量値に変更する第1の処理を行い、前記第2の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第2の容量値に変更する第2の処理を行う、請求項10記載のバッテリ制御システム。
  12. 前記容量情報は更に、前記第1の容量値より大きい第3の容量値を示す情報を含み、
    前記時間情報は更に、第3の時刻を示す情報を含み、
    前記データ処理制御部は、前記第3の時刻に前記バッテリの充電容量を前記第3の容量値に変更する第3の処理を行う、請求項11記載のバッテリ制御システム。
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