JPH0612150A - コンピュータ・システム - Google Patents

コンピュータ・システム

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JPH0612150A
JPH0612150A JP5054311A JP5431193A JPH0612150A JP H0612150 A JPH0612150 A JP H0612150A JP 5054311 A JP5054311 A JP 5054311A JP 5431193 A JP5431193 A JP 5431193A JP H0612150 A JPH0612150 A JP H0612150A
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power
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リーオ・アルバート・グラッドステイン
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クリストファー・デーン・ジョーンズ
Kyriakos Leontiades
キリアコス・レオンティアデス
Paritosh D Patel
パリトッシュ・ディヌバーイ・パテル
Paul W Petroskey
ポール・ウィリアム・ペトロスキー
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    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/3644Constructional arrangements
    • G01R31/3648Constructional arrangements comprising digital calculation means, e.g. for performing an algorithm
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリの充電量を正確に測定し、バッテリ
・ゲージを維持する方法を改良すること。 【構成】 ディジタイザ・タブレット・コンピュータ
は、サービス・プロセッサ24に接続された主プロセッ
サ22を有し、サービス・プロセッサ24は、ディジタ
イザ制御装置26および電源サブシステム・マイクロコ
ントローラ28に接続されている。サービス・プロセッ
サ24は、バッテリに残っている電力の量と、現在の電
力消費率で電力が切れるまでの残り時間とを内容とす
る、バッテリ・ゲージを備えている。ゲージにおける残
り電力量は、消費された電力、付加された電力、および
非導通期間中に失われた電力の追跡によって求める。電
圧対時間放電曲線の2次導関数を使って、コンピュータ
が動作可能な残り時間を正確に見積もるための基準点を
求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型バッテリ作動式
コンピュータの分野に関する。さらに詳細に言うと、本
発明は、バッテリの充電量を正確に測定し、バッテリ・
ゲージを維持することにより、バッテリが切れそうにな
るまでコンピュータを操作し、かつバッテリが完全に切
れる前にデータをセーブするための情報をユーザに提供
する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、以下の出願に関連を有する。
【0003】(1)1991年10月18日出願の米国
意匠出願第779486号、"PEN BASED COMPUTER"
【0004】(2)米国特許出願第870124号、"A
SYSTEM FOR DISTRIBUTED POWER MANAGEMENT IN PORTAB
LE COMPUTERS"
【0005】(3)米国特許出願第869278号、"S
YSTEM TO SERVICE PROCESSOR INTERFACE FOR A TABLET
COMPUTER"
【0006】(4)米国特許出願第869411号、"B
ATTERY MONITOR AND CELL REVERSALPROTECTION CIRCUI
T"
【0007】一次電源として二次電池すなわち再充電可
能なバッテリを使用し、ユーザが様々な場所に持ち運ぶ
とともに様々なトランザクションを行うことができる、
ディジタイザ・タブレット・コンピュータが設計されて
いる。したがって、このような設計の主要な目的の1つ
は、上記の関連出願(2)で開示された電源管理技術を
使用し、バッテリの電力状態を正確に測定して、バッテ
リが完全に切れるまでどのくらい時間が残っているかを
ユーザに正確に示すことにより、バッテリの有効寿命を
できるだけ引き延ばすことであった。そのような情報の
表示が可能になれば、ユーザは、重大な現行データをセ
ーブできるのみならず、バッテリが完全に切れ、再充電
または交換が必要になるまで、できるだけ長くコンピュ
ータを使用することができる。
【0008】従来の技術には、さまざまな種類の装置に
使用される再充電可能バッテリの充電量を追跡する装置
の例が多数ある。米国特許第4724528号では、単
一のマイクロプロセッサでバッテリを監視し、新規の充
電量とすでに消費済みの放電量を共に累計する、"BATTE
RY CHARGE MONITOR IN A COMPUTER SYSTEM"が開示され
ている。このシステムは、分散処理を実行せず、特にデ
ィジタイザ・タブレット・コンピュータを使用しない、
比較的単純で低性能のシステムである。
【0009】米国特許第4965738号では、CPU
およびメモリを備えた、バッテリの充電状態を監視する
ためのパック電子回路に、複数の再充電可能セルからな
るバッテリ・パックが組み込まれている。この特許で
は、バッテリ・パラメータが記憶され、充電電流および
放電電流の測定により、充電量および放電量が追跡され
る。
【0010】米国特許第5047961号では、非常用
予備バッテリと共に使用する"AUTOMATIC BATTERY MONIT
ORING SYSTEM"が開示されている。このモニタは、バッ
テリの状態を追跡し、それを毎日プリントアウトする。
このシステムも、CPUおよびメモリと、LCDディス
プレイを備えている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のいずれ
の特許も、以下に詳述する本発明の方式、すなわちサー
ビス・プロセッサが電源サブシステム・マイクロコント
ローラの動作を制御して、再充電可能なバッテリを監視
し充電する、高性能分散処理システムを備えたバッテリ
作動式ディジタイザ・タブレット・コンピュータを開示
していない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の態様の1つによ
れば、ディジタイザ・タブレットは、ペンまたはスタイ
ラスを使って磁界を発生させ、その磁界をディジタイザ
で検知して、ペンの位置を表す信号を生成する。スタイ
ラスは、手書き入力を含む情報をコンピュータに入力す
るための一次入力装置として使用される。手書き入力の
分析には高精度ディジタイザが必要であるが、このよう
なディジタイザは、複数の座標データを生成するので、
信号処理負荷が重くなる。この負荷に応じるため、コン
ピュータは分散処理を実施し、ディジタイザ情報の初期
処理が主プロセッサからサービス・プロセッサに委ねら
れる。サービス・プロセッサは、電源サブシステムを制
御し、バッテリ・ゲージとして機能するためにも使用さ
れる。
【0013】本発明の別の態様によれば、コンピュータ
がオンのときバッテリ状態が繰り返し測定され、最新の
情報が揮発性メモリに一時的に記憶される。コンピュー
タは、遮断されると制御シーケンスでパワー・ダウンさ
れ、最新のバッテリ状態が、コンピュータを再始動する
ときに使用できるように、非揮発性RAMに記憶され
る。バッテリに残っている充電量またはエネルギーは、
コンピュータがバッテリで動作する場合には消費された
電力と、コンピュータを外部電源に接続する場合には付
加された充電量と、それ以外に自己放電で失われた放電
量も追跡することによって求められる。
【0014】別の態様によれば、本発明は、バッテリが
切れそうになると、コンピュータが、パワー・ダウンし
て非揮発性メモリに重大なデータをセーブするのに十分
な電荷だけを残して自動的に遮断されるまでの残り時間
がどれくらいかを正確に予測する。これを実行する一般
的な方法は、バッテリ電圧を時間の関数として測定する
ことである。バッテリが切れそうになると、バッテリ電
圧は可変の変化率で変化し、それから残り時間を求める
ための比較的正確な測定が得られる。時間に対する電圧
の2次導関数を使用すると、変曲点を観測して、バッテ
リの残り時間を正確に予測するための開始点を確立する
ことができる。
【0015】ディジタイザ・タブレットはまた、ニッケ
ル・カドミウム(ニッカド)バッテリを電源として使用
するようにも設計されている。これは、この種のバッテ
リには周知の利点が多数あるからである。しかし、時間
とともにバッテリに付加または除去される充電量を保持
するためのチップがバッテリ内に組み込まれていない限
り、ニッカド・バッテリの充電量を見積もるのは非常に
難しい。ニッカド・バッテリ・ゲージに関する別の問題
は、コンピュータにバッテリを挿入する際、バッテリが
完全に充電されていることもそうでないこともあること
である。バッテリが部分的にしか充電されていない場
合、「完全充電」の表示が出てから、「無充電」の表示
が出てシステムが遮断されるまでの時間がきわめて短く
なり、あるいは警告が全く出ない。したがって、別の態
様によれば、本発明は、内蔵バッテリ・チップなしでの
バッテリ充電量の追跡と、初期使用時に部分的しか充電
されていないバッテリの使用に関する問題を解決する。
部分的に充電されたバッテリの場合、本発明のバッテリ
・ゲージは、バッテリ放電曲線の「屈曲部」に達した時
点で残り時間を正確に予測することができる。このおか
げで、ユーザは、最初に部分的に充電されたバッテリの
場合でも、システム電源が切れる前に適切な警告(10
ないし20分)が出ると信頼して、ディジタイザ・タブ
レットを操作することができる。
【0016】本発明のさらに別の態様では、サービス・
プロセッサが、バッテリに残っている充電量の割合と、
コンピュータが遮断されバッテリが切れるまでの現在の
電力消費率での残り時間を示す情報を提供する、バッテ
リ・ゲージを維持する。主プロセッサ(ホスト)は、サ
ービス・プロセッサからそのような情報を読み取り、主
プロセッサで実行中のプログラムによって判定される形
でその情報をユーザに提供するように表示を制御する、
プログラムを実行する。
【0017】
【実施例】以下の説明は、複数の節に分かれており、最
初の節がディジタイザ・タブレット・コンピュータにつ
いての概説、次の節がサービス・プロセッサについての
概説、最後の節がバッテリ・ゲージおよび電源サブシス
テムの制御動作についての詳細な説明である。
【0018】ディジタイザ・タブレット・コンピュー
タ:図面を参照すると、まず図1には、コンピュータの
各種構成要素を収納するためのケーシング12を備えた
ディジタイザ・タブレット・コンピュータ(DTC)1
0が示されている。ディジタイザ・タブレット・コンピ
ュータ10は、ユーザが容易に様々な場所に持ち運びで
きるようなサイズおよび重量になっている。ハウジング
またはケーシング12は、上述の関連意匠出願(1)に
記載されているような外観をする。ディジタイザ・タブ
レット・コンピュータ10は、バックライト付き液晶デ
ィスプレイ(LCD)16の下に取り付けられたディジ
タイザ14と、ペンまたはスタイラス18を備えてい
る。ディジタイザ14と、ペンまたはスタイラス18
は、コンピュータに情報を入力し、コンピュータから情
報を取り出すための一次入出力手段を形成している。デ
ィジタイザ・タブレット・コンピュータ10は、他の入
出力装置と接続するのが好都合な場所で使用される接続
用手段も備えている。たとえば、オプションのキーボー
ド20は、家庭や事務所では使用できるが、現場では使
用できない。ディジタイザ・タブレット・コンピュータ
10は、SCSIディスケット・ポート、並列ポート、
RS232シリアル・ポート、およびRJ11コネクタ
付きデータ/ファクシミリ・モデムなどのシステム入出
力装置(図示せず)も備えることができる。
【0019】ペンまたはスタイラス18は、バッテリで
動作し、コードおよびインクが不要な一次入力装置であ
り、LCDの上部表面と接触するとスイッチを閉じる可
動先端を備えている(これらの要素は図示せず)。スタ
イラス18は磁界を発生させ、この磁界がディジタイザ
14によって検知され、ペンの位置を示すX、Y座標を
表す信号に変換される。磁界は、スイッチが開くと弱く
なり、スイッチが閉じると強くなるので、ディジタイザ
は、「接近(proximity)」座標と「ペン接地(pen dow
n)」座標を区別できる。次に、ディジタイザ・タブレ
ット・コンピュータ10が、以下で詳述するようにLC
Dを動作させて、ペン位置に近い画素を活動化し、その
結果、ユーザは実際にペンで書いている感じを得る。こ
の入力モードのため、このシステムをペン・コンピュー
タと呼ぶこともある。ディジタイザ14は、導電ループ
のグリッドを有する検知機構(図示せず)を備えてい
る。ループ電流はスタイラスの磁界によって励起され、
スタイラスの位置に応じて変化する。電流はアナログで
あり、ディジタイザ制御装置26によってディジタル値
に変換され、分析される。ディジタイザ制御装置26
は、ループ内での電流の分布に基づいてスタイラスの位
置を求める。ディジタイザ制御装置26は、スタイラス
座標を、さらに処理し主プロセッサ22に送るため、サ
ービス・プロセッサ内のルーチン104(後述)に送
る。
【0020】ディジタイザ・タブレット・コンピュータ
10は、以下に詳述するようにして各種の分散機能また
は操作を実行する、ホスト処理装置または主プロセッサ
22、サービス・プロセッサ(SP)24、ディジタイ
ザ制御装置26、および電源サブシステム・マイクロコ
ントローラ(PSM)28から成る4つの異なるプログ
ラマブル・ディジタル・マイクロプロセッサまたはマイ
クロコントローラを備えている。処理装置22、24、
26、28は、それぞれ市販のモジュール、インテル
(Intel)80386SXマイクロプロセッサ、ナショ
ナル・セミコンダクタ(National Semiconductor)HP
C 46064高性能マイクロコントローラ、NEC
78C10マイクロコントローラ、およびシグネティッ
クス(Signetics)87C752マイクロコントローラ
で実施することが好ましい。
【0021】主プロセッサ22は、ローカル・バス32
によって、主記憶装置34、読取り専用メモリ(RO
M)36、半導体メモリ・ファイル(SSF)38、お
よび非揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRA
M)40に接続されている。主記憶装置34は、動的ラ
ンダム・アクセス・メモリ(DRAM)として実施さ
れ、ペン・ベースのオペレーティング・システム(O
S)42やアプリケーション・プログラム(AP)44
などのプログラムが主プロセッサ22によって実行され
ている間、それらのプログラムの揮発性記憶域となる。
オペレーティング・システム42は、割込みハンドラ
(IH)43を含んでいる。アプリケーション・プログ
ラム44は、バッテリ・ゲージ情報を受け取って液晶デ
ィスプレイ16上に表示する、バッテリ・ゲージ表示プ
ログラム(BGDP)45を含んでいる。読取り専用メ
モリ36は、電源オン自己試験(POST)プログラム
46や基本入出力サービス(BIOS)48などのプロ
グラムを永久的に格納している。半導体メモリ・ファイ
ル38は、ハードディスクに比べて低い電力消費量で動
作し、通常ハード・ディスク上に格納されるタイプのフ
ァイル50を格納する。たとえば、オペレーティング・
システム42およびアプリケーション・プログラム44
も、半導体メモリ・ファイル38に格納され、主記憶装
置34から実行するため、半導体メモリ・ファイル38
から主記憶装置34にロードされる。非揮発性ランダム
・アクセス・メモリ40は、CMOS技術で実施でき、
リチウム・バッテリ(図示せず)を備えている。したが
って、バッテリ74を取り出すか、あるいはバッテリ7
4が完全に放電した場合でも、非揮発性ランダム・アク
セス・メモリ40に格納されたデータ52は失われな
い。データ52には、バッテリ・ゲージ・パラメータ
(BGP)が含まれる。
【0022】主プロセッサ22はまた、割込み制御機構
56を備えた市販の複数のサポート・チップ54に接続
されている。割込み制御機構56は、普通主プロセッサ
22に送られる他の割込みを処理する(詳細は、本発明
と特に関係がない)が、以下に詳述するように、本発明
に関連する2つの割込みを受け取る。これらの割込みと
は、PCUINTおよびLOWBATTであり、サービ
ス・プロセッサ24から割込み制御機構56に送られ
る。PCUINTは、サービス・プロセッサ24がオン
/オフ・ボタンの起動、高温条件、電源の変化(たとえ
ば、外部電源の追加や取外し)、充電障害やバッテリ故
障などを検出したときに生成される。LOWBATT
は、サービス・プロセッサ24が低バッテリ状態を検出
したときに生成される。
【0023】ローカル・バス32は、バッファまたはバ
ス・インタフェース58を介して、サービス・プロセッ
サ24の入出力ポート61に接続されたバス60、VG
Aグラフィクス・サポート62、および電源制御レジス
タ(REGS)66に接続されている。上記のバスおよ
びバッファが主プロセッサ22を上記の諸要素に接続し
ているので、主プロセッサ22は、液晶ディスプレイ1
6の動作と、電源制御レジスタ66の設定を介する電力
の分配とを制御し、サービス・プロセッサ24をスレー
ブ装置として動作させる。VGAグラフィクス・サポー
ト62は、線64で液晶ディスプレイ16に接続されて
いる。このようにしてスタイラス18による「手書き入
力」を含めて、液晶ディスプレイ16上に表示される各
種画面が、主プロセッサ22によって制御される。
【0024】電力分配システムは、電源スイッチ68に
接続されその開閉を制御する、電源制御レジスタ66を
備えている。電源スイッチ68は、電源サブシステム
(PS)72からバス78を介して電力を受け取り、そ
の電力をパワー・プレーン70に選択的に供給する。シ
ステムの各種の構成要素は、それぞれ異なるパワー・プ
レーン70に接続されている。電源サブシステム72
は、電源サブシステム・マイクロコントローラ(PS
M)28と、再充電可能なニッケル/カドミウム・バッ
テリ74を備えている。また、電源サブシステム72
は、アダプタ(図示せず)を受けるコネクタ76に接続
されている。このアダプタは、バッテリを充電しコンピ
ュータを作動させるため、外部電源からの直流電力を供
給する。アダプタをコネクタ76に挿入し、外部電源に
接続すると、ディジタイザ・タブレット・コンピュータ
10は外部電力によって作動し、必要に応じてバッテリ
74が充電される。電源制御レジスタ66がバス60に
接続されアドレス可能なので、主プロセッサ22は、ス
イッチ68を制御しあるいはスイッチ68をオン・オフ
するように選択的に電源制御レジスタ66を設定し、電
源管理動作のためのパワー・アップとパワー・ダウンの
シーケンスを実行することができる。
【0025】サービス・プロセッサ:サービス・プロセ
ッサ24は、キーボード20を任意選択でディジタイザ
・タブレット・コンピュータ10に接続しサービス・プ
ロセッサ24の制御下で作動させる、コネクタ80に接
続されている。サービス・プロセッサ24は、スピーカ
もしくはビーパ82、オン/オフ・スイッチ84、およ
びコントラスト/輝度増減スイッチ97にも接続されて
いる。ビーパ82は、サービス・プロセッサ24の制御
下で作動し、バッテリ74の充電量が低くなるとそれを
示す警告音を発する。オン/オフ・スイッチ84は、ユ
ーザが操作し、ディジタイザ・タブレット・コンピュー
タ10を選択的にオン/オフし、電源状態およびコンピ
ュータの状況に応じてさまざまな事象を発生させる手段
を提供する。ディジタイザ・タブレット・コンピュータ
10には、正常電源状態、遊休(idle)電源状態、休眠
(sleep)電源状態、ゼロ電源状態の4つの電源状態が
ある。オン/オフ・スイッチ84の動作は、ディジタイ
ザ・タブレット・コンピュータ10のバッテリ動作時間
を引き延ばすためにディジタイザ・タブレット・コンピ
ュータ10に組み込まれた、電源管理機構の一部であ
る。このような機構は、上述の関連出願(2)に詳しく
記載されており、クロック速度が変更でき、非活動状態
のときはシステム全体を休眠状態にして電力を節約し、
論理装置および入出力装置の各種セクションを非使用時
に電源オフ状態にできるように動作する。
【0026】サービス・プロセッサ24は、マイクロコ
ード90を格納するための読取り専用メモリ88と、マ
イクロコード・ルーチンがサービス・プロセッサ24に
よって実行される間に生成され使用されるバッテリ・ゲ
ージ変数(BGV)93を含めた変数94を格納するた
めのRAM92とを備えている。また、サービス・プロ
セッサ24には、ユーザが操作するコントラスト/輝度
増減スイッチ97の制御下で液晶ディスプレイ16の輝
度およびコントラストを制御するための、ポテンシオメ
ータ96とスイッチ97が接続されている。
【0027】サービス・プロセッサ24は、キーボード
20、ディジタイザ14、オン/オフ・スイッチ84と
ポテンシオメータ96とから成るシステム・ボタン、お
よび電源サブシステム72を制御する。サービス・プロ
セッサ24は、ディジタイザ14および電源サブシステ
ム72をサポートするがマウスはサポートしないように
修正された、標準のキーボード制御装置インタフェース
を介して、バス60上で主プロセッサとインタフェース
接続されている。サービス・プロセッサ24は、標準の
キーボード・インタフェースを介してキーボード20と
相互接続し、割込み駆動式シリアル・インタフェースを
介してディジタイザ14と相互接続し、キーボード・イ
ンタフェースに類似のポール・シリアル・インタフェー
スを介して電源サブシステム72と相互接続している。
主プロセッサ22は、キーボード・インタフェース、デ
ィジタイザ・インタフェース、および電源サブシステム
・インタフェースを管理するのに必要な入出力中心の処
理の大半を、サービス・プロセッサ24に委ねる。サー
ビス・プロセッサ24はまた、電源管理で主プロセッサ
を支援し、主プロセッサが休眠状態の間システムを監視
する。
【0028】図2は、マイクロコード90で定義される
サービス・プロセッサ・ルーチンと、バッテリ・ゲージ
の主論理を実施した関連ハードウェアを示している。ル
ーチンは一様な線幅の枠で示してあり、ハードウェアは
影付きの枠で示してある。このようなルーチンには、初
期設定/診断ルーチン100、コマンド・インタープリ
タ/POSTルーチン102、UART割込み(IN
T)ハンドラ104、ならびに主ループ・ルーチン10
6が含まれる。ここで、各種ルーチンの一般的動作につ
いて説明する。初期設定/診断ルーチン100は、コン
ピュータが最初にゼロ電源状態からオンになるとき実行
される。このルーチンは、各種構成要素を初期設定し、
電源オン診断を実行する。このルーチンが首尾よく完了
すると、ディジタイザ・タブレット・コンピュータ10
は正常電源状態に設定され、完全な動作が実行できる。
コマンド・インタプリンタ/POSTルーチン102
は、ホスト・コマンドを受け取って解釈し実行し、キー
ボードに送る必要があるホスト・データを処理し、サー
ビス・プロセッサ24と主プロセッサ22間でデータの
伝送または記入を行う。そのようなデータには、HBU
FFER112からのディジタイザ・データ、構成レジ
スタ113からの構成データ、レジスタ122からのレ
ジスタ・キーボード状態データ、および126からの電
源状態データが含まれる。
【0029】UART割込みハンドラ104は、ディジ
タイザ制御装置26から情報(X、Y座標またはコマン
ド応答)を受け取り、UBUFFER114に格納し
て、後で主ループ・ルーチン106のディジタイザ・デ
ータの処理ルーチン116で処理できるようにする。主
ループ・ルーチン106は、背景処理を実行し、一連の
ルーチン116、118、120、124、128をル
ープする。ルーチン116は、ディジタイザ座標をフォ
ーマットしてフィルタし、その結果を、ホスト・コンピ
ュータに送るためにHBUFFER112に格納してお
く。ルーチン118は、ディジタイザの状態に基づいて
各種ディジタイザ・コマンドを発行し、かつ主プロセッ
サ22からのコマンドを発行する。ルーチン128は、
遊休モードの開始時および終了時に、状態間の切換えに
必要な状態遷移処理を実行する。ルーチン120は、キ
ーボード・ポーリング・ループであり、キーボード・イ
ンタフェース・クロック(図示せず)をモニタし、走査
コードとコマンド応答データとを含むキーボード・デー
タを受け取る。最後に、ルーチン124は、電力ポーリ
ング・ループであり、電力インタフェース機構クロック
(図示せず)をモニタし、以下に詳述する電力パケット
を含むデータなどの電源サブシステム・データをシリア
ル・リンクを介して受け取る。ルーチン124は、約4
分の1秒ごとに実行され、電源サブシステム・マイクロ
コントローラ28で生成される電源クロックを使用して
データを転送またはクロック・インする。また、ルーチ
ン124は、バッテリ74に残っているエネルギーの量
と、バッテリが切れるまでの残り時間とを示すバッテリ
・ゲージの一部として機能する。バッテリ・ゲージの動
作の詳細については後で説明する。
【0030】サービス・プロセッサ24は、以下の変数
およびフラグをRAM92に格納する。すべての時間単
位は2秒である。したがって、時間変数の値が5の場合
は、10秒を意味する。充電量(エネルギー)単位は、
別段の指定がないかぎり、ワット2秒(2ワット秒)で
ある。したがって、充電量変数の値が5の場合は、10
ワット秒を意味する。
【0031】"v_avg" 10秒間のバッテリ電圧平
均値。直前の10秒間の平均バッテリ電圧を表す。単位
は0.117Vである。したがって、値が145の場
合、17Vを表す。この単位は、測定バッテリ電圧の分
解能に該当する。
【0032】"same_v_T"または"svt" この
カウンタは、バッテリ電圧が同じ値のままである時間を
カウントする。2秒ごとに増分され、v_avgが変化
すると0に初期設定される。バッテリ電圧の降下率を測
定し、放電曲線が屈曲部領域に達したときの残り時間を
計算するのに使用される。基本的に、サービス・プロセ
ッサから見た、時間対電圧の放電曲線は下り階段状にな
り、svtは各ステップの幅、つまり電圧が同じステッ
プすなわち電圧レベルにとどまる時間を表す。バッテリ
電圧の現変化率は、(0.117)×2 /svtV/
秒である(2を掛けるのは、svtが2秒単位だからで
ある)。
【0033】"old_svt" 前の同一電圧ステップ
にある時間。単位は2秒である。電圧降下率の変化を計
算するのに使用される(時間に対する電圧の第2導関
数)。電圧降下率の変化と現降下率(svt)は、バッ
テリ放電曲線の屈曲部に達した後のバッテリの残り時間
を計算するのに使用される。この率の変化は、R=sv
t/old_svtで表される。これは、電圧が現レベ
ルにとどまる時間の、電圧が前のレベルにとどまった時
間に対する比である。残り時間TRは、複数[(svt
*R**1)+(svt*R**2)+...+(sv
t*R**n)]の合計である。ここで、**は累乗を
示し、nは現電圧Cvとバッテリ警告電圧Wvの間の電
圧ステップの数である(図3参照)。
【0034】"min_svt_load" 現svtス
テップ中の最小負荷。
【0035】"max_svt_load" 現svtス
テップ中の最大負荷。
【0036】"max_svt" 現最大同一電圧時間。
これは、放電曲線の変曲点における勾配の測度である。
初期バッテリ充電量を示す。max_svtが65より
小さい場合、サービス・プロセッサ24は、電源サブシ
ステム・マイクロコントローラ28から発行されたバッ
テリ警告を検出すると低バッテリ警告を発行する(PS
バッテリ警告)。
【0037】"knee_doneフラグ" 少なくとも
1回「曲線の屈曲部」補正が行われた場合、1に設定さ
れる。
【0038】"l_avg" 10秒間のバッテリ負荷平
均値。直前の10秒間の平均を表す。単位は0.148
Wである。したがって、値が80の場合、11.8Wを
表す。
【0039】"wc" 警告充電量。これは、電源サブシ
ステムから第1のバッテリ警告が発行されたときバッテ
リに残っている充電量である。単位はワット分である。
【0040】"save_charge" ホスト(主プ
ロセッサ)がシステム状態をセーブするのに必要な充電
量。単位はワット分である。これによって、サービス・
プロセッサ24がPSバッテリ警告を受け取った後いつ
ホストに警告を発行するかが決まる。サービス・プロセ
ッサ24は、ホスト警告の発行を遅延させて、バッテリ
の寿命を延ばす。
【0041】"pf_time" 電力変動タイマ。直前
の電力変動が最近起こったものでない場合、値は0であ
る。サービス・プロセッサ24は、大きな電力変動(l
_avgの6%を超える)を検知するたびに、このカウ
ンタを1分に初期設定し、カウント・ダウンを開始す
る。このカウンタが非0の間、残り時間の「曲線の屈曲
部」の見積りは行われない。なぜなら、この見積りは電
圧レベルに依存するが、電力変動がバッテリ電圧の降下
率を乱すからである。
【0042】"fc1" 完全に充電されたバッテリの公
称完全充電量の割合。省略時の値は94%である。公称
完全充電量は38880×2ワット秒(21.6W時に
相当する)である。
【0043】"fc2" オプションのハーフ・バッテリ
の公称完全充電量の割合。省略時の値は45%である。
【0044】"cc" 未調整の消費済み放電量。調整す
るには"cf"を掛け、100で割る。単位はワット2秒
(2ワット秒)である。
【0045】"ac" 付加された充電量。単位はワット
2秒である。
【0046】"cf" 消費済み放電率。初期設定時に1
00になり、ホストで修正されないかぎり100のまま
である。ホストは、この放電率と、fc1およびfc2
とを修正することにより、古くなったバッテリ、または
以前より容量の大きいもしくは小さい新しいバッテリに
対するバッテリ・ゲージ93の動作を調整できる。
【0047】変数"fcl"、"ac"、および"cc"が、
主なバッテリ・ゲージ変数(BGV)93であり、それ
から所与の時にバッテリに残っている充電量が(fcl×38
880+ac−cc)として計算できることに留意されたい。残
っている充電量の割合は、(残っている充電量×100
/公称充電量)として計算できる。ここで、公称充電量
は38880に等しい。
【0048】主プロセッサ(ホスト)22は、いくつか
のコマンドを使用して、バッテリ・ゲージ情報をユーザ
に表示するため、サービス・プロセッサから読み取り、
非揮発性ランダム・アクセス・メモリ40にバッテリ・
ゲージ・パラメータ53をセーブし、それから復元す
る。以下に、これらのコマンドについて説明する。バッ
テリ・ゲージ動作には、これらのコマンドのパラメータ
の一部だけを使用する。
【0049】xB000 Read power_st
ate(電源状態読取り)"power_state"
は、サービス・プロセッサ24がPCUINT割込みま
たはLOWBATT割込みの理由を保持するための変数
であると共に、バッテリが存在するかどうかをシステム
に知らせるフラグでもある。サービス・プロセッサ24
は、このコマンドを受け取ると、ホスト(ポートx6
0)にpower_stateを返し、ホストがLOW
BATT割込み事象またはPCU割込み事象の理由を判
定できるようにする。power_stateの情報が
関係するのは、^no battery(バッテリな
し)^ビット以外は、PCUINTの後だけである。
【0050】power_stateバイトでは、次の
とおり、複数の状態が報告できる。
【0051】ビット0〜1 バッテリ状態 00−バッテリ正常、または外部電源が接続されてい
る。
【0052】10−低バッテリ警告(ビット0=0、ビ
ット1=1)。サービス・プロセッサ24は、この値を
セットする前に、ホスト割込みを発生させるLOWBA
TT信号をアサートしておく。xB000の発行によ
り、ホストは割込みの理由を判定できる。LOWBAT
Tがアサートされている間、ホストがFULLPDNを
アサートするまで、サービス・プロセッサ24は一定速
度でスピーカのビープ音をオン/オフにする。FULL
PPNがアサートされた時点でLOWBATTの発行は
停止し、サービス・プロセッサ24は遊休状態になる。
サービス・プロセッサは、遊休状態になるまで、キーボ
ード・データ、ディジタイザ・データ、およびホスト・
コマンドを正常に処理し続ける。
【0053】通常、システムは、低バッテリ警告を受け
取った後は、ユーザ入力を無視し、ただちにユーザのデ
ータを半導体メモリ・ファイル(SSF)38にセーブ
し、休眠状態(FULLPDN活動状態)に入る。サー
ビス・プロセッサ24がビープ音を定期的に発する場合
は、この自動データ・セーブが実行されていることを示
すので、ユーザは(たとえば、完全に充電された予備品
と交換するために)バッテリを取り外そうとしてはなら
ない。ユーザは、このとき外部電源の接続を選択でき
る。接続された時点で、サービス・プロセッサはビープ
音を止める。このときオン/オフ・スイッチ84を押し
てもビープ音が止まり、(電源LEDを除き)システム
がオフになるが、システムは半導体メモリ・ファイル3
8にユーザ・データをセーブし続ける。システムがFU
LLPDNを活動化した後、サービス・プロセッサ24
は、ビープ音を止め、遊休状態になる。
【0054】01−バッテリ不良またはバッテリ切れ
(ビット0=1、ビット1=0)。この値は、サービス
・プロセッサ24が、バッテリ切れを検出した後にセッ
トする。これは、ユーザ・データをセーブする時間がた
ぶんないことをシステムに知らせる信号である。サービ
ス・プロセッサ24は、低バッテリの場合と同様にスピ
ーカから定期的にビープ音を発する。数秒以内に外部電
源を接続しないかぎり、システム・マシン状態は失われ
る。
【0055】サービス・プロセッサ24は、次の3つの
場合に^Dead Battery(バッテリ切れ)^を
報告する。
【0056】1:パワー・アップ時に、サービス・プロ
セッサ24のバッテリ切れテストで、バッテリが切れそ
うであることが示された場合。
【0057】2:正常動作中に、電源サブシステムが^
Battery not OK(バッテリ不良)^を報
告した場合。
【0058】3.正常動作中に、ユーザが外部電源を切
断し、かつサービス・プロセッサ24が、バッテリが切
れそうであることを発見した場合。サービス・プロセッ
サ24は、外部電源の切断を、バッテリ切れ検出時のパ
ワー・アップ(電源投入)とまったく同様に処理する。
【0059】上記のすべての場合に、サービス・プロセ
ッサ24はLOWBATTを発行し、これによってシス
テム割込みが発生する。
【0060】11−バッテリ切れテスト。サービス・プ
ロセッサ24は、バッテリが切れていないかどうかのテ
スト中にこの値をセットする。これが発生するのは、パ
ワー・アップ時と、外部電源を取り外した直後である。
省略時のバッテリ・テスト時間は20秒である。
【0061】残りのビット2〜7は、本発明に関係のな
い目的に使用されるので、説明を簡単にするため省略す
る。
【0062】xB00A Read % batter
y charge left(残っているバッテリ充電
量の割合の読取り):サービス・プロセッサ24は、こ
のコマンドを受け取ると、上述の計算式に従って、残っ
ているバッテリ充電量を計算する。次にサービス・プロ
セッサ24は、主プロセッサ22に、残っているバッテ
リ・エネルギーの割合を表すバイトを返す。xFFとい
う値は、サービス・プロセッサ24が、新たに挿入され
たバッテリのバッテリ電圧からバッテリ充電量を見積り
中であることを意味する。外部電源を取り外してから、
新たに挿入されたバッテリの初期バッテリ充電量の見積
りが出るまでに約20秒(バッテリ切れテスト時間と等
しい)かかる。
【0063】サービス・プロセッサ24は、バッテリ・
ゲージ変数93を維持して、残っているバッテリ・エネ
ルギーを追跡する。サービス・プロセッサ24は、電源
サブシステム(PS)72を定期的にポーリングし、エ
ネルギー消費量と、外部電源によるバッテリへのエネル
ギー付加とを追跡する。また、バッテリの取外しおよび
挿入を追跡し、非揮発性ランダム・アクセス・メモリ4
0を使って、PSパラメータであるバッテリ・ゲージ・
パラメータ53を格納する。バッテリ・ゲージ・パラメ
ータ53は、システムがオフになったときのバッテリの
状態を表す。これらのパラメータには、内蔵充電器によ
ってバッテリに付加された充電量、システムによって消
費された充電量などが含まれる。
【0064】パワー・アップ(電源投入)時に、サービ
ス・プロセッサ24がバッテリ・ゲージを維持できるよ
うに、システム電源オン・コードが、サービス・プロセ
ッサ24にバッテリ・ゲージ・パラメータ53を与えな
ければならない。コマンドxBB40〜xBB5Fは、
システムがシステム・パワー・ダウン時に、PSパラメ
ータを読み取り、非揮発性ランダム・アクセス・メモリ
40にセーブするために使用する。コマンドxBB60
〜xBB7Fは、システムがシステム・パワー・アップ
時に、PSパラメータをサービス・プロセッサ24に送
付し、バッテリ・ゲージ変数93の一部としてRAM9
2に記憶するために使用する(図1)。
【0065】システムがパワー・アップ時にPSパラメ
ータを渡さない場合、または新規バッテリが挿入された
場合、サービス・プロセッサ24は、バッテリ電圧を読
み取ることにより、バッテリの充電状態を見積もろうと
する。バッテリ放電曲線(電圧対時間)は長時間にわた
ってかなり平坦になるので、この方法による充電量の見
積りは確実ではない。また、均等に充電されたバッテリ
でも、その電圧のレベルは、バッテリごとに異なる。ユ
ーザが、交換した新規バッテリのバッテリ・ゲージを読
み取る前に外部電源を切断し、バッテリ切れテストが完
了するまで約20秒間待たなければならないことに留意
されたい。
【0066】サービス・プロセッサ24は、バッテリ電
圧からバッテリ充電量を見積もらなければならない場
合、完全に充電されたバッテリであると判断する傾向が
ある。したがって、ユーザが完全に充電されたバッテリ
を挿入しないかぎり、放電曲線が屈曲部に達するまでバ
ッテリ・ゲージの読取り値は高すぎるままであり、屈曲
部に達した時点で、サービス・プロセッサ24は、電圧
降下率を使って残りの充電量を見積もる別のアルゴリズ
ムに切り換えてしまう。これを避けるため、ユーザは、
内蔵充電器または外部充電器を使って、不確定な充電状
況の新規バッテリを完全に充電する必要がある。
【0067】ユーザが内蔵充電器を使用して、放電した
または部分的に充電された、新たに挿入したバッテリを
充電し、充電が完了しないうちに外部電源を取り外した
場合、バッテリ・ゲージの読取り値は^full ch
arge^を示す。
【0068】ユーザが完全に充電された全セル・バッテ
リを挿入し、または内蔵充電器および外部電源を使って
全セル・バッテリを完全に充電し、あるいはその両方を
行う場合、バッテリ・ゲージは平均で完全充電量の1%
〜10%以内の正確な値を示すと予想される。たいてい
の場合、バッテリ・ゲージが不正確になるのは、バッテ
リの老朽化などのバッテリ自身の変化が原因であると思
われる。
【0069】新規のニッカド・バッテリを内蔵電源サブ
システムで定格容量(全セル・バッテリでは21.6ワ
ット時)まで充電するには、完全充電−完全放電サイク
ルを2ないし3回繰り返さねばならない。サービス・プ
ロセッサ24にはバッテリが新しいか古いかを知るすべ
はないので、初期充電−放電サイクル中のバッテリ・ゲ
ージ読取り値はそれほど正確ではない。
【0070】xB00B Read battery
charge time remaining(バッテ
リ残り時間読取り):サービス・プロセッサ24は、こ
のコマンドを受け取ると、将来の動作が現電力レベルで
行われると推定して、バッテリ警告割込みが生じるまで
の残り時間を算出する。次にサービス・プロセッサ24
は、現電力レベルで残りの動作秒数を表す2つのバイト
を返す。まず低次バイトが返され、次に高次バイトが返
される。分解能は2秒である。
【0071】xFFFFの値は、サービス・プロセッサ
24が、新たに挿入されたバッテリのバッテリ電圧から
バッテリ充電量を見積もり中であり、残り時間の見積り
は利用できないことを意味している。
【0072】残り時間は、電源サブシステムの負荷検出
回路で測定される、システムの瞬間電力消費量に応じて
変わる。たとえば、バッテリ・ゲージ計算時に、バック
ライトがオンであり、システムが半導体メモリ・ファイ
ル38に書込みを実行している場合の残り時間は、バッ
クライトがオフであり、半導体メモリ・ファイル38へ
の書込みが実行されていない場合よりかなり短くなる。
負荷検出回路におけるノイズおよび量子化誤差のため
に、同じ実システム負荷に対して、読取り値が最高で1
分(±30秒)変わることがある。
【0073】外部電源が存在し、バッテリを充電中のと
き、サービス・プロセッサ24に利用可能な負荷値に
は、バッテリの充電に使用される負荷が含まれる。した
がって、「残り時間」は、外部電源を取り外したときよ
りもかなり短くなる。正確な時間の読取り値を得るに
は、まず外部電源を切断して、数秒間待たねばならな
い。ただし、充電量の割合の読取り値は正確になる(こ
の場合も、ユーザが最初に完全に充電されたバッテリを
使用することが条件である)。
【0074】XBB40−XBB5F Read PS
parameters bytes x00 to
x1F(PSパラメータ・バイトx00〜x1Fの読取
り):サービス・プロセッサ24は、要求された電源サ
ブシステム(PS)パラメータ・バイトを返す。この場
合、x40がパラメータ・バイト0に対応し、x41が
バイト1に対応し、以下同様である。サービス・プロセ
ッサ24は、これらのバイトを使って、バッテリ切れ検
出、温度上昇の検知、およびバッテリ・ゲージを実施す
る。システムがパワー・アップ時にパラメータを渡さな
い場合、サービス・プロセッサ24は内部省略時値を使
用する。しかし、内部省略時値を使用すると、バッテリ
・ゲージの動作が不正確になる場合がある。システム処
理装置によって格納されるPSパラメータ(バッテリ・
ゲージ・パラメータ53)には、定数と変数の2種類が
ある。定数パラメータはx00〜x0Fである。変数パ
ラメータはx10〜x1Fである。
【0075】定数バッテリ・ゲージ・パラメータは、サ
ービス・プロセッサ24で修正されない。これらの値
は、システムによって決定される。通常、システムは、
パワー・アップ時に定数パラメータを書き込むだけでよ
い。パワー・アップ時、システムは、自己試験コマンド
(xAA)の直後に、これらのパラメータをサービス・
プロセッサ24に渡す。定数バッテリ・ゲージ・パラメ
ータには、高温バッテリ警告限界、バッテリ切れテスト
・パラメータ、バッテリのエネルギー容量などのパラメ
ータがある。サービス・プロセッサ24は、これらのパ
ラメータすべての内部省略時値を有しており、システム
がパワー・アップ時にこれらのパラメータを渡さない場
合、あるいは渡された値が0の場合、これらの省略時値
を使用する。システムがこれらのパラメータを変更でき
るようにすれば、柔軟性が得られる。たとえば、サービ
ス・プロセッサ(SP)マイクロコードを更新しなくて
も、容量の大きな新しいバッテリが導入できるようにな
る。
【0076】変数バッテリ・ゲージ・パラメータは、サ
ービス・プロセッサ24が動作中にその値を修正できる
パラメータまたは変数である。通常、システムは、パワ
ー・ダウン時にサービス・プロセッサ24から変数パラ
メータを読み取り、パワー・アップ時にそれらのパラメ
ータをサービス・プロセッサ24に書き込む。これらの
パラメータは、非揮発性ランダム・アクセス・メモリ4
0に保持され、パワー・アップ時に自己試験コマンド
(XAA)の直後にサービス・プロセッサ24に渡され
る。システムは、パワー・ダウンの直前にこれらの変数
を読み取り、非揮発性ランダム・アクセス・メモリ40
にセーブしなければならない。変数バッテリ・ゲージ・
パラメータの例は、消費済み充電量、付加充電量、バッ
テリ警告電圧などである。バッテリ警告電圧などその一
部は、サービス・プロセッサ24に内部省略時値がある
パラメータなので、システムがパワー・アップ時にこれ
らのパラメータを渡さない場合でも、サービス・プロセ
ッサ24は動作できる。また、サービス・プロセッサ2
4は、動作中に、実マシン・ハードウェアをよりよく反
映するようにこれらのパラメータを修正することができ
る。たとえば、バッテリ警告電圧は、マシンごとに公称
(省略時)値と異なる可能性がある。サービス・プロセ
ッサ24は、これを計算し、特定のマシンの実バッテリ
警告電圧を求めることができる。消費済み放電量など他
のパラメータは変数であり、システムがパワー・アップ
時にサービス・プロセッサ24にこれを渡しパワー・ダ
ウン時にセーブしないかぎり、バッテリ・ゲージ動作な
ど、一部のSP動作が正常に行われなくなる。
【0077】以下の省略時値は、^x^が先頭に付かない
かぎり10進数である。定数PSパラメータの諸バイト
は次のとおりである。
【0078】x00−高周囲温度警告限界のA/D値。
省略時値は23であり、60℃に相当する。
【0079】x01−高バッテリ温度警告限界のA/D
値。省略時値は34であり、42℃に相当する。
【0080】x02−250ms単位のバッテリ切れテ
スト時間。省略時値は80であり、約20秒に相当す
る。
【0081】x03−オプション・フラグ。これを使っ
て、ホストはバッテリ・ゲージ動作用の各種オプション
を設定できる。以下に例を示す。
【0082】ビット0〜3 予約済み。
【0083】ビット4 半セル。 1にセットされる
と、バッテリが半セル・バッテリであると見なすように
とサービス・プロセッサ24に知らせる。省略時値は0
である(全セル・バッテリ)。
【0084】ビット5 予約済み。
【0085】ビット6 屈曲部コード活動化。 1にセ
ットされると、放電曲線の屈曲部を検出し、電圧降下変
化率を使ってバッテリ切れの時間を予測する、SPコー
ドが活動化される。省略時値は1である。
【0086】ビット7 電圧テーブル。 0にセットさ
れると、完全に充電されたバッテリに対して重みをつけ
た電圧テーブルが使用される。1にセットされると、部
分的に充電されたバッテリに対して重みをつけたテーブ
ルが使用される。省略時値は0である。
【0087】以上に基づき、このバイトの省略時値は2
である。
【0088】x04−第1電圧限界。 バッテリ切れテ
スト中にバッテリ電圧がこれより低い値まで降下した場
合、バッテリ切れが無条件で宣言される。省略時値は1
47である。
【0089】x05−警告充電量。 これは、PSバッ
テリ警告がアサートされたときバッテリに残っている、
ワット分単位の充電量である。省略時値は50である。
【0090】x06−セーブ充電量。 これは、ホスト
がシステム電源オフの前にシステム状態をセーブするの
に必要な、ワット分単位の充電量である。電源をオンに
したとき、システムが電源オフ時に終了した状態から開
始するように、システム状態をセーブしておく必要があ
る。省略時値は28である。
【0091】x07−予約済み。
【0092】x08−フル・バッテリ率。 ユーザに表
示されるバッテリ完全充電状態からバッテリ警告状態ま
でのバッテリ充電量における、公称フル・バッテリ充電
量の割合。省略時値は94である。
【0093】x09−ハーフ・バッテリ率。 ユーザに
表示されるバッテリ完全充電状態からバッテリ警告状態
までのバッテリ充電量における、公称ハーフ・バッテリ
充電量の割合。省略時値は45である。
【0094】x0A〜x0F 予約済み。
【0095】変数PSパラメータの各バイトは次のとお
りである。
【0096】x10−消費済み放電量低次バイト。 こ
れは、2ワット秒単位の、消費済み放電量の低次バイト
である。消費済み放電量とは、システムで消費される累
積バッテリ・エネルギーである。省略時値は0である。
【0097】x11−消費済み放電量高次バイト。 こ
れは、2ワット秒単位の、消費済み放電量の高次バイト
である。省略時値は0である。
【0098】x12−付加充電量低次バイト。 これ
は、2ワット秒単位の、付加充電量の低次バイトであ
る。付加充電量とは、外部電源を接続したときにバッテ
リに付加された累積エネルギーである。省略時値は0で
ある。
【0099】x13−付加充電量高次バイト。 これ
は、2ワット秒単位の、付加充電量の高次バイトであ
る。省略時値は0である。
【0100】x14−電圧警告。 電源サブシステム7
2が、低バッテリ警告を発生し、それがサービス・プロ
セッサ24で検出された時点でのバッテリ電圧を表すA
/D値。省略時値は146である。
【0101】x15−見積り割合。 このバッテリの初
期見積り割合。省略時値は0である。
【0102】x16−純消費済み放電量低次バイト。
純消費済み放電量の低次バイト。省略時値は0である。
【0103】x17−純消費済み放電量高次バイト。
純消費済み放電量の高次バイト。省略時値は0である。
【0104】x18−消費済み放電量率。 消費済み放
電量を調整するための%率。省略時値は100である。
【0105】x19−PSフラグ。 これは、以下の意
味を持つフラグのバイトである。
【0106】ビット0〜6−予約済みであり、サービス
・プロセッサ24が使用する。省略時値は0である。
【0107】ビット7−非揮発性ランダム・アクセス・
メモリ初期設定済み。 ホストがこのビットをセットす
る場合、変数バッテリ・ゲージ・パラメータがその省略
時値に初期設定されたことを意味する。システムは、パ
ワー・アップ時にサービス・プロセッサ24に書き込む
変数バッテリ・ゲージ・パラメータが、直前のパワー・
ダウン時に読み取って非揮発性ランダム・アクセス・メ
モリ40に格納したパラメータと同じでない場合、この
ビットをセットしなければならない。たとえば、システ
ムCMOSバックアップ・バッテリを取り外す場合にこ
の状況が発生することがある。この場合、ホストはバッ
テリ・ゲージ・パラメータ53の省略時値を送らなけれ
ばならない。このビットは、ホストがサービス・プロセ
ッサ24に送った後、サービス・プロセッサ24がクリ
アするので、次回にホストが読み取ってセーブするとき
は0になる。
【0108】これは、ホストが行う、変数バッテリ・ゲ
ージ・パラメータに対する唯一の修正である。
【0109】x1A−自己放電量低次バイト。 バッテ
リ自己放電量の低次バイト。ホストは、直前のパワー・
ダウンからの経過時間に17を掛けて、このパラメータ
を計算しなければならない。パワー・ダウン時にホスト
がこのパラメータを読み取ったとき、サービス・プロセ
ッサ24は0を返す。パワー・ダウン時間は、非揮発性
システム・タイマから求められる。
【0110】X1B−自己放電量高次バイト。 バッテ
リ自己放電量の高次バイト。
【0111】x1C〜x1F 予約済み。
【0112】パラメータ0はXBB40が読み取り、パ
ラメータ1はxBB41が読み取り、以下同様である。
ホストは、任意の順序でパラメータを読み取ることがで
きる。しかし、ホストは低次バイトから高次バイトへと
いう順序でパラメータを書き込まなければならない(以
下を参照)。予約済みパラメータの場合、サービス・プ
ロセッサ24は0を返す。
【0113】xBB60PP〜xBB7FPP Wri
te PS parametersx00 to x1
F(バッテリ・ゲージ・パラメータx00〜x1Fの書
込み) PPは、該当するパラメータの値を表すバイトである。
サービス・プロセッサ24は、この値を内部に格納し、
バッテリ切れ検出、温度上昇制御、またはバッテリ・ゲ
ージ・アルゴリズムでこれを使用する。システムがパワ
ー・アップ時に特定のパラメータを渡さない場合、ある
いは0を渡す場合、サービス・プロセッサ24は内部省
略時値を使用する。パラメータの定義については、XB
B40〜XBB5Fを参照されたい。
【0114】ホストは、システム・パワー・アップから
2秒以内に、自己試験コマンド(XAA)の直後に、こ
れらのコマンドを送らなければならない。コマンドは、
XBB60PP、xBB61PP、、、xBB79PP
という順序である必要がある。ホストは、予約済みパラ
メータをスキップすることも、それらの任意の値を送る
こともできる。サービス・プロセッサ24は、予約済み
パラメータの値を無視する。コマンドxBB7BPPを
受け取ると、必要なパラメータがすべて受取り済みであ
るため、サービス・プロセッサ24は、電源サブシステ
ム動作が開始できることを認識する。これが必要なの
は、電源サブシステムの初期設定および制御を正常に行
うのにこれらのパラメータが不可欠だからである。ホス
トがXAAの直後以外の時にこれらのコマンドを送る
と、バッテリ・ゲージが正常に動作しないことがある。
【0115】バッテリ・ゲージ動作:バッテリ・ゲージ
の機能は、ディジタイザ・タブレット・コンピュータ1
0全体に分散されている。ゲージは、主としてサービス
・プロセッサ24で実施され、電源サブシステム・マイ
クロコントローラ28がかなり関与し、また主プロセッ
サ(ホスト)22も少し関与する。システム電力が印加
された後、主プロセッサ22は、バッテリ・ゲージの作
動に必要なパラメータ(BGP53)をサービス・プロ
セッサ24に送る。これらのパラメータには、直前のシ
ステム・パワー・ダウン中に非揮発性ランダム・アクセ
ス・メモリ40にセーブされた、バッテリの純充電量
(エネルギー含有量)が含まれる。パラメータの1つ
は、主プロセッサ22で、パワー・ダウン時間に1時間
あたりのバッテリ自己放電率を掛けて計算される自己放
電量である。サービス・プロセッサ24は、これらのパ
ラメータを使って、バッテリ充電量の現状態を計算する
(ただし、マシンがオフの間にバッテリを交換していな
いものとする)。電源サブシステム・マイクロコントロ
ーラ28は、システムがオフの間にバッテリが交換され
たかどうかを検出することができ、そのような事象があ
ればサービス・プロセッサ24に通知する。そうする
と、サービス・プロセッサ24は電源サブシステム・マ
イクロコントローラ28のポーリングを始め、電源サブ
システム・マイクロコントローラ28から電圧および負
荷の定期的(4分の1秒ごと)報告の受取りを開始す
る。
【0116】図3は、平均電圧"v_avg"を放電時間
に対してプロットしたニッカド放電曲線の一般形状を示
している。"cv"は、現在の電圧、すなわち、時間t1
で測定される最新レベルを表す。拡大挿入図の電圧曲線
は、v_avgの測定間隔または分解能に相当する一定
量の電圧降下に対して変化する時間をプロットした、一
連のステップである。"old_svt"は、電圧が一定
であった、t3とt4の間の時間である。"svt"は、
電圧がt4とt5の間でやはり一定、つまり同一の値の
ままである、old_svtの直後のステップの時間で
ある。曲線の「屈曲部(knee)」は、バッテリが切れる
前の電圧が比較的急激に降下する際に発生し、おおざっ
ぱに言うと、時間t1とt2の間の領域で生じる。屈曲
部において、曲線の2次導関数から変曲点が求められ
る。変曲点は、警告電圧に達してコンピュータが遮断さ
れるまでの残り時間をそれから見積もるための正確な点
として使用できる。
【0117】前述のように、サービス・プロセッサ(S
P)24は、ルーチン124の一部として電源サブシス
テム72に定期的にポーリングし(図2)、これから参
照する図4および図5に示す動作を実行する。サービス
・プロセッサ24は、ステップ140で電源サブシステ
ム(PS)72にポーリングし、それに応じてステップ
142で、電源サブシステム72からデータ・パケット
形式のPSデータまたは情報を受け取る。ポーリング
は、約250ミリ秒ごとに繰り返し行われる。各データ
・パケットは、長さ8バイトである。システム・パワー
・アップ後の第1回のポーリングに応じて、データ・パ
ケットには次の情報が入っている。
【0118】"Battery changed while the machine was
off(マシンがオフの間にバッテリが交換された)"−
電源サブシステム・マイクロコントローラ28は、外部
電源が存在する場合、マシンがオフの間も正常に動作す
る。しかしマシンがオフの間にバッテリを交換すること
がある。電源サブシステム・マイクロコントローラ28
は、バッテリが取り外されたことを検知すると、この事
象を記憶し、最初の機会(つまり、次に電源をオンにす
るとき)にサービス・プロセッサ24に通知する。外部
電源はないがバッテリが存在する場合、電源サブシステ
ム・マイクロコントローラ28は「停止」状態になる。
この状態では、電源サブシステム・マイクロコントロー
ラ28のRAMの内容が保存され、RAMの特別の「シ
グナチャ(signature)」領域が、バッテリ電力がある
かぎり影響を受けずに残る独特のパターンでセットアッ
プされる。バッテリを取り外すと(外部電源がない場
合)、シグナチャ・パターンが破壊されるので、次回に
電力が印加され、電源サブシステム・マイクロコントロ
ーラ28が電源オン手順を実施するとき、電源サブシス
テム・マイクロコントローラ28は、「電力が途絶し
た」、つまり電力が存在しない状態にマシンが遭ったと
判断することができる。したがって、電源サブシステム
・マイクロコントローラ28は、マシンがオフの間にバ
ッテリが交換されたと判断し、パワー・アップ時にこの
情報をサービス・プロセッサ24に送る。
【0119】"Cumulative charge added to the batter
y while the machine was off(マシンがオフの間にバ
ッテリに累積充電量が付加された)" 電源サブシステ
ム・マイクロコントローラ28は、外部電源が存在しな
い場合にバッテリを充電する、充電器を制御する。電源
サブシステム・マイクロコントローラ28は付加された
充電量を累計し、最初の機会にこの充電量をサービス・
プロセッサ24に送る。マシンがオフの間に充電が行わ
れると、電源サブシステム72からサービス・プロセッ
サ24への最初の伝送時に、付加された充電量がサービ
ス・プロセッサ24に与えられる。マシンがオンであ
り、外部電源が存在するときにも充電を行うことができ
る。この場合、電源サブシステム72からサービス・プ
ロセッサ24への定期的情報伝送の一環として、付加さ
れた充電量がサービス・プロセッサ24に報告される。
【0120】コンピュータ10がオンの間、電源サブシ
ステム・マイクロコントローラ28はサービス・プロセ
ッサ24に定期的情報パケットを送る。各パケットに
は、バッテリ・ゲージに関する次の情報が入っている。
【0121】「バッテリ電圧」 電源サブシステム・マ
イクロコントローラ28は、バッテリ電圧を測定し、ボ
ードA/D変換器上で8ビットを使って測定値をディジ
タル値に変換し、この値をサービス・プロセッサ24に
送る。電圧測定値の分解能は約0.117mVである。
【0122】「バッテリ負荷」 電源サブシステム・マ
イクロコントローラ28は、バッテリ負荷を測定し、ボ
ードA/D変換器上で8ビットを使って測定値をディジ
タル値に変換し、この値をサービス・プロセッサ24に
送る。負荷測定値の分解能は約0.15Wである。
【0123】「PSフラグ」 電源サブシステム・マイ
クロコントローラ28は、^Batteryfully charged(バ
ッテリ完全充電済み)^フラグを設定することにより、
バッテリを完全に充電したことをサービス・プロセッサ
24に通知する。
【0124】「付加充電量」 電源サブシステム・マイ
クロコントローラ28は、バッテリの充電中に付加され
たバッテリ充電量を測定する。電源サブシステム・マイ
クロコントローラ28は、この情報をサービス・プロセ
ッサ24に送る。付加された充電量の分解能は約2ワッ
ト秒である。
【0125】ステップ142の後、ステップ144で、
バッテリが存在するかどうか判定する。存在しない場合
は、ステップ152で、「見積り保留(estimate pendi
ng)」状態をセットしてバッテリ・ゲージ・レベルの見
積りの準備をし、次にステップ150にスキップする。
バッテリが存在する場合は、ステップ145で、保留さ
れている見積りがあるかどうか調べる。それがある場合
は、ステップ147で、電圧テーブルからバッテリ・ゲ
ージ・レベルを見積もる。保留中の見積りがない場合
は、ステップ147の完了後、ステップ146で、デー
タ・パケットで受け取った電圧から新規の電圧平均"v
_avg"を算出する。次に、ステップ148で、新規
の電圧が直前の電圧と異なるかどうか判定する。同じで
ある場合は、ステップ150を実行する。ステップ14
8で、新規にまたは最近に算出された"v_avg"が直
前の"v_avg"と異なると判定された場合は、ステッ
プ154で、新規の電圧が直前の電圧より下がってい
る、つまりステップ・ダウンであるかどうか判定する。
そうでなく、したがってステップ・アップである場合
は、ステップ156からステップ150に進み、電圧の
ステップ・アップを無視する。ステップ・ダウンしてい
る場合は、ステップ158で、"svt"が"old_s
vt"より下がっているかどうか判定し、下がっている
場合は、ステップ160で、最初に、電圧対時間曲線の
屈曲部が見つかったことを示すフラグをセットし、以後
は単に次のステップにスキップする。ステップ162
で、充電量の降下率を算出し、ステップ164で、後述
の公式を使って、バッテリ警告電圧レベルに達するまで
の残り時間を算出する。
【0126】次にステップ166で、残り時間に基づい
てバッテリ・ゲージ・レベルを見積もり、ステップ16
8で、見積もられたバッテリ・ゲージ・レベルが現ゲー
ジ・レベルと大幅に異なるかどうか判定する。違いが2
5%を上回る場合、ステップ170で、現バッテリ・ゲ
ージ・レベルを見積もられたバッテリ・ゲージ・レベル
で置き換える。ステップ166、168、170の目的
は、完全に充電されていないバッテリをシステムに接続
すると生じる可能性がある不正確さを補正することであ
る。最初の部分的充電量を使い切らないうちに屈曲部に
達すると、残り充電量が正確にリセットでき、したがっ
て、以後の充電−放電サイクルにより、そのレベルを正
確に維持することができる。
【0127】ステップ158または168でNOと判定
された場合、あるいはステップ170が完了した後、ス
テップ172で、"old_svt"を最新の"svt"で
置き換え、ステップ174で、現"svt"を0にセット
して、次の時間間隔を開始する。ステップ176で、現
時間間隔の最大"svt負荷"および最小"svt負荷"を
共に現負荷に設定することにより初期設定する。次に、
ステップ150で、直前の値と現負荷を比較して、現s
vt期間の最大"svt負荷"および最小"svt負荷"を
更新する。次に、ステップ178で、新規の負荷平均を
算出する。さらに、ステップ180で、データ・パケッ
トのフラグを使用して、バッテリが完全に充電されてい
ると電源サブシステムが報告したかどうか判定する。報
告している場合は、ステップ196で、バッテリ・ゲー
ジ・レベル"full"をセットし、リターン・ステップ
192に進む。
【0128】バッテリが完全に充電されていると報告さ
れていない、すなわち^battery full^フラグがセットさ
れていない場合は、ステップ182で、最初に提供され
たパケット情報から、バッテリが交換されたかどうか判
定する。交換されている場合は、ステップ198で、現
バッテリ電圧に基づいて初期バッテリ・ゲージ設定を算
出し、結果に応じてゲージを設定した後、リターン・ス
テップ192を介して戻る。ステップ198が実行され
るのはパワー・アップ時だけであり、それ以降はステッ
プ198は迂回してステップ180からステップ184
に進む。バッテリが交換されていない場合、および図の
ルーチンをそれ以降通過する際は、ステップ184で、
充電量が付加されたかどうか判定する。最初の通過時に
は、コンピュータがオフの間に付加された充電量がそれ
に含まれる。それ以降の通過時には、外部電源に接続中
に付加された充電量が含まれる。どちらかの方法で充電
量が付加された場合、ステップ200で、バッテリ・ゲ
ージのレベルにその値を加える。ステップ184または
ステップ200の後、ステップ186で、消費済み放電
量を10秒ごとに算出する。消費済み放電量と付加充電
量を組み合わせて、バッテリ・ゲージのレベルを決定す
る。電圧v_avgが一定のままであるとき、その期間
中に消費された充電量に従って、10秒ごとにバッテリ
・ゲージ・レベルが決定されることに留意されたい。ス
テップ160以後に曲線の屈曲部に達し、あるいはそれ
が見つかったときは、電圧降下があるたびに、160以
後のステップでバッテリ・ゲージ・レベルが調整され
る。したがって、屈曲部に達した後にバッテリ・ゲージ
・レベルを求める方法は2つある。
【0129】ステップ188で、ハードウェア・バッテ
リ警告時に残っているユーザ充電量を算出する。バッテ
リ警告は、上記の関連出願(4)に詳しく記載されてい
るようにバッテリ・モニタによって生成され、バッテリ
電圧が所定の値より下がると発生する。バッテリ警告が
発生すると、電源サブシステム・マイクロコントローラ
28からサービス・プロセッサ24に定期的に送られる
電源状況バイトのバッテリ警告ビットがセットされる。
ステップ190で、ハードウェア・バッテリ警告があっ
たかどうか判定する。なかった場合は、ステップ194
で、バッテリ・ゲージを、ステップ188で算出した新
規のユーザ充電量に設定する。
【0130】電源サブシステム:次のバイトは、電源サ
ブシステム・マイクロコントローラ28がバッテリ・ゲ
ージ・サポートのために使用する。
【0131】DCHGCNTL 既存のバッテリに付加
された充電量を表す2バイト変数の低次バイト。この2
つのバイトは、可能なときサービス・プロセッサ24に
送られ、伝送後にクリアされる。このデータの単位は2
ワット秒である。
【0132】DCHGCNTH 既存のバッテリに付加
された充電量の高次バイト。
【0133】DCHGRATE このバイトは、既存の
バッテリに2秒ごとに付加される充電量を表す。このバ
イトの単位は2ワット秒である。このバイトは、2秒ご
とに累計充電量(DCHGCNTL、DCHGCNT
H)に付加される。このバイトはまた、「充電率」とみ
なされ、電源サブシステム72が異なる率で充電すると
き変更される。
【0134】フラグ−次のフラグは、電源サブシステム
・マイクロコントローラ28がバッテリ・ゲージ・サポ
ートのために使用する。
【0135】IWCHANGED−このフラグは、バッ
テリが取り外されたことを電源サブシステム72が検出
したときセットされ、サービス・プロセッサ24に送ら
れたときクリアされる。
【0136】IWFILLED−このフラグは、バッテ
リが完全に充電されたことを電源サブシステム・マイク
ロコントローラ28が検出したときセットされ、サービ
ス・プロセッサ24に送られたときクリアされる。
【0137】充電量レベルの分からないバッテリをディ
ジタイザ・タブレット・コンピュータ10に挿入する
と、電源サブシステム・マイクロコントローラ28は、
バッテリの充電を開始し、バッテリ温度が3分間1.5
℃以上上昇したとき、バッテリ電圧がDC28Vを超え
たとき、あるいはバッテリに36ワット時より多くのエ
ネルギーが入ったとき、バッテリが充電されたと宣言す
る。
【0138】図6を参照すると、電源サブシステム72
は、前述のとおり、電源サブシステム・マイクロコント
ローラ28およびバッテリ74を備えている。電源サブ
システム72はさらに、バッテリ・モニタ202、電源
制御論理機構204、バッテリ変換器アセンブリ20
6、および始動制御機構208を備えている。ユーザが
オン/オフ・スイッチ84(図1)を押すと、STAR
T信号が線209を介して始動制御機構208に送ら
れ、始動制御機構208はSTARTMと−LRONの
2つの信号を発生する。STARTMは、ユーザがオン
/オフ・スイッチ84を押し、電源(バッテリまたは外
部)が存在するとき生成される。−LRONは、オン/
オフ・スイッチ84を押すか、外部電源(DCIN)を
導入するか、あるいはディジタイザ・タブレット・コン
ピュータ10に新規のバッテリを挿入するとき生成され
る。−LRONは、電源サブシステム・マイクロコント
ローラ28およびバッテリ・モニタ202に送られる、
RESET信号を生成する。電源サブシステム・マイク
ロコントローラ28は、始動制御機構208に送られ
る、LATCHPOW信号を生成する。このおかげで、
オン/オフ・スイッチ84を放した後も−LRONは引
き続き活動状態となる。−LRONはまた、始動制御機
構208から低電力線形(LPL)調整器210にも送
られ、LPL調整器212の出力に接続されたスイッチ
213にも制御信号を提供する。DCIN信号およびB
ATT信号はそれぞれ、その出力がLPL調整器210
および212に接続されている、2つのダイオードD1
およびD2に送られる。これらの調整器は、スイッチ2
11に送られ、あるいはコネクタCを介して変換器22
8に送られる、12V信号を生成する。スイッチ211
は、電源サブシステム・マイクロコントローラ28から
のCHGOFF信号によって制御され、充電器を閉じ
る。スイッチ211が閉じると、LPL調整器210の
出力がコネクタDを介して充電器230に送られる。L
PL調整器212の出力は、スイッチ213に直接送ら
れ、あるいはコネクタAを介してバッテリ・モニタ20
2に送られる。スイッチ213は、コネクタBを介して
センサ229に接続されており、センサ229に電力を
供給する。
【0139】バッテリ74は、直列接続された15個の
ニッカド・セルを備えている。セルは、2つの中央タッ
プによって、それぞれ5つのセルから成る3つのグルー
プ74A、74B、74Cに分けられている。中央タッ
プは、バッテリ・モニタ202に接続され、バッテリ・
モニタ202にグループ74Aから電圧BATT5を供
給し、グループ74Bから電圧BATT10を供給す
る。また、接地信号GNDと、グループ74Cからの電
圧信号BATTもバッテリ・モニタ202に送られる。
また、バッテリ74は、その抵抗がバッテリ温度に比例
する、サーミスタ74Tを備えている。バッテリ・モニ
タ202は、バッテリ・エネルギーの使用拡張、および
上述の関連出願(4)に詳しく記載されているセル・リ
バーサル保護という2つの目的で、5つのバッテリ・セ
ルからなるバンクまたはグループ3つをモニタする。バ
ッテリ・モニタ202は、2本の線214および215
で電源サブシステム・マイクロコントローラ28に接続
されており、これらの線を介してバッテリ電圧およびバ
ッテリ温度を表す信号を送る。バッテリ温度は、サーミ
スタ74Tの抵抗を測定し、それを温度値に変換するこ
とによって求められる。これらの信号は、アナログ−デ
ィジタル(A/D)ポートを介して電源サブシステム・
マイクロコントローラ28に入力され、RAM 218
に格納される。また、バッテリ・モニタ202は、直流
5.50Vよりも降下したバンクがあることを検出した
とき、バッテリ警告信号WARNNOTを発生し、その
信号を線216を介して電源サブシステム・マイクロコ
ントローラ28に送る。この信号は電源サブシステム・
マイクロコントローラ28に割り込み、そうすると電源
サブシステム・マイクロコントローラ28はサービス・
プロセッサ24に通知を行う。バッテリ・モニタ202
はまた、バッテリ・バンク74A、74B、または74
Cからの電圧が直流5.0Vよりも降下したとき、非常
遮断信号である−EM信号を発生させる。この信号は、
218を介して電源制御論理機構204に送られ、また
線電源サブシステム・マイクロコントローラ28に送ら
れて、バッテリを変換器から切断させる。
【0140】バッテリ変換器アセンブリ206は、電源
制御機構223、DC/DC変換器228、およびバッ
テリ充電器230を備えている。電源制御機構223
は、線220を介してバッテリ74に接続され、線22
2を介して外部電源コネクタ76に接続されており、ど
の電源がコンピュータを作動させるかを選択する。外部
電源コネクタ76が外部電源に接続されると、DCIN
電力が供給される。モニタ224は、外部電源が利用で
きるかどうかを検出し、電源制御論理機構204に信号
を送る。電源制御論理機構204は、その信号を受け取
ると、線226上に信号MAINGATEを発生し、電
源制御機構223に、DC/DC変換器228を外部電
源に接続させる。外部電源が存在しないとき、電源制御
機構223は変換器をバッテリに作動可能に接続する。
【0141】DC/DC変換器228は、線78上に+
5V、+12V、および−28Vを供給する。DC/D
C変換器228はまた、コンピュータに全電力を出力し
ているとき、信号FULLPWRを発行する。この信号
は、そのような条件をモニタするため、電源サブシステ
ム・マイクロコントローラ28に入力される。DC/D
C変換器228はまた、システムで使用または消費され
る電力負荷を求めるために電源サブシステム・マイクロ
コントローラ28のA/Dポートに送られる、アナログ
負荷信号VCOMPを出力する。DC/DC変換器22
8は、電源サブシステム・マイクロコントローラ28か
らの信号PSENによってオン・オフされる。DC/D
C変換器228は、+5V線上の過電流もしくは過電
圧、または+12V線上の短絡によって遮断される。セ
ンサ229は、DC/DC変換器223の動作中、過熱
条件から保護し、そのような条件をモニタするために、
電源サブシステム・マイクロコントローラ28に温度信
号TSENSEを入力する。
【0142】電源サブシステム・マイクロコントローラ
28は、線250〜252を介して電源制御論理機構2
04に接続されており、電源サブシステム・マイクロコ
ントローラ28と電源制御論理機構204の間で、それ
ぞれWAKE信号、電源オンPCON信号、および外部
電源への接続を示すEXTSRC信号を送る。電源サブ
システム・マイクロコントローラ28はまた、充電障害
が起こったとき、バッテリ充電器230からFAULT
信号を受け取る。電源サブシステム・マイクロコントロ
ーラ28はさらに、電源管理信号−FULLPDNおよ
びSIGWAKEUPを受け取る。−FULLPDN
は、コンピュータが中断状態になり、低電力を引き出す
ようになることを示す。この信号は、電源サブシステム
・マイクロコントローラ28が、低電力状態に入ったと
きに使用する。SIGWAKEUP信号は、通信を行う
ために電源サブシステム・マイクロコントローラ28を
休眠状態から覚醒させるときに使用される。PWRCL
K信号およびPWRDATA信号はクロック信号および
データ信号であり、サービス・プロセッサ24に送られ
る。
【0143】変換器228は、米国特許第490295
7号に記載されている回路と類似の回路を使用してい
る。図7を参照すると、統合制御機構231は、DC/
DC変換器228とバッテリ充電器230の両方に使用
される。変換器が使用する状態を図7に示し、充電器が
使用する状態を図8に示す。統合制御機構231は、ラ
ッチ232からの信号によってオン・オフされる電界効
果トランジスタである、電源装置Q1を備えている。制
御論理機構234および比較機構235はそれぞれ、ラ
ッチ232のセットおよびリセットを制御する。
【0144】電源装置Q1がオンになると、インダクタ
L1中を流れる入力電流およびインダクタL2中を流れ
る出力電流が電源装置Q1中を流れる。インダクタL1
とインダクタL2は、LCフィルタ・ネットワークの一
部である。電源装置Q1は、比較機構235への電流が
基準電流Irefiと等しくなるとオフに切り換えられ
る。Irefi電流は、エラー増幅器238および電圧
−電流変換器236を使って生成される。信号VCOM
Pは、電源スイッチQ1におけるピーク電流をプログラ
ミングし、したがってシステムがバッテリで作動してい
るとき、各測定間隔での負荷を決定するための信号を形
成する。信号VCOMPは、PSM制御装置のA/Dチ
ャネルに供給される。各種バッテリ電圧のVCOMPと
バッテリ電源との関係は、システムに格納され、バッテ
リが供給する平均電力を判定し、それに応じた残り燃料
レベルを調整するのに使用される。
【0145】外部電源が接続されると、イネーブル信号
CUPSENによって、充電器230がオンになり、あ
るいは制御される。コンピュータがオンかオフのいずれ
かに切り替わり、バッテリが完全に充電されていないと
きは、充電が行われる。バッテリ充電器230は、線2
20でバッテリに接続されており、この線を介して、バ
ッテリを充電するための電力を供給する。
【0146】電源サブシステム・マイクロコントローラ
28は、バッテリ74の充電に、図8に示すハードウェ
アを使用する。この設計のコアは、米国特許第4902
957号に記載のDC/DC変換器回路を使用してい
る。しかし、変換器は、エラー増幅器238および基準
電圧を使って一定の出力電圧を生成する構成ではなく、
固定電源装置電流を持つ可変出力電圧変換器として構成
されている。こうする必要があるのは、ニッカド・バッ
テリの電圧が充電中一定でないからである。
【0147】電源装置Q1がオンになると、L1中を流
れる入力電流およびL2中を流れる出力電流が電源装置
中を流れる。比較機構235への電流が基準電流Ire
fiと等しくなると、電源装置Q1はオフになる。Ir
efiは、RATE信号にのこぎり波状電圧を加えて生
成される。RATE信号は電源サブシステム・マイクロ
コントローラ28で制御される。ソフトウェアで制御可
能なPWM信号は、高周波フィルタ242でフィルタリ
ングされた後、演算増幅器244で緩衝される。
【0148】固定DCIN電圧の場合、バッテリへの電
流は、バッテリ電圧とRATE電圧の関数である。この
関係を図に示す。電源サブシステム・マイクロコントロ
ーラ28は、バッテリ電圧、システム必要電力量、バッ
テリ温度、および周囲温度をモニタし、充電中2秒ごと
にRATE信号を調整する。そのような各間隔中、RA
TE信号は付加された充電量に正比例し、電源サブシス
テム・マイクロコントローラ28はそれに応じて、RA
TE信号に基づいてデータ・パケットに入れてサービス
・プロセッサ24に送られる付加充電量情報を形成す
る。電源サブシステム・マイクロコントローラ28はま
た、バッテリへの充電電流の量に従ってFILL RA
TEバイトを調整する。
【0149】表1は、充電率を示す。
【表1】
【0150】表2は、3つの充電率での充電特性を示
す。欄(A)は、DCボルト単位のバッテリ電圧、
(B)はアンペア単位の最小電流、(C)はアンペア単
位の最大電流、(D)はアンペア単位の、バッテリに流
入する平均電流、(E)はワット単位の、バッテリに流
入する平均電力、(F)は2ワット秒単位の充電率であ
る。
【表2】
【0151】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したディジタイザ・タブレット・
コンピュータの概略図である。
【図2】図1に示すサービス・プロセッサ24における
ハードウェアとマイクロコード・ルーチンの相互作用を
示す概略図である。
【図3】本発明のある態様を説明するのに使用される用
語の定義に役立つ、バッテリ電圧と時間の関係を示すグ
ラフである。
【図4】バッテリ・ゲージ動作の主論理のフロー・チャ
ートである(A−Aで図4と図5は結合される)。
【図5】バッテリ・ゲージ動作の主論理のフロー・チャ
ートである(A−Aで図4と図5は結合される)。
【図6】図1に示す電源サブシステムをさらに詳細に示
すブロック図である。
【図7】図6に示す直流−直流変換器の動作を示すブロ
ック図である。
【図8】図6に示すバッテリ充電器の動作を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 ディジタイザ・タブレット・コンピュータ 14 ディジタイザ 18 ペンまたはスタイラス 20 キーボード 22 主プロセッサ 24 サービス・プロセッサ 26 ディジタイザ制御装置 28 電源サブシステム・マイクロコントローラ 34 主記憶装置 36 読取り専用メモリ 40 非揮発性ランダム・アクセス・メモリ 66 電源制御レジスタ 72 電源サブシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー・デーン・ジョーンズ アメリカ合衆国40324、ケンタッキー州ジ ョージタウン、ショーニー・トレール203 (72)発明者 キリアコス・レオンティアデス アメリカ合衆国33431、フロリダ州ボカ・ ラトン、22番ストリート、ノース・ウエス ト353 (72)発明者 パリトッシュ・ディヌバーイ・パテル アメリカ合衆国33442、フロリダ州ディア フィールド・ビーチ、パラディアン・サー クル3503 (72)発明者 ポール・ウィリアム・ペトロスキー アメリカ合衆国33487、フロリダ州ボカ・ ラトン、ナッサウ・ドライブ5600

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリで作動するコンピュータ・システ
    ムにおいて、 前記コンピュータ・システムを作動させるための電気エ
    ネルギーを供給するバッテリと、 前記バッテリに接続され、前記コンピュータ・システム
    が消費している充電量を示す第1の信号を発生する手段
    を備えた変換器と、 前記バッテリに接続され、制御信号に応答して選択的に
    動作し、該制御信号に対応する充電量を外部電源から前
    記バッテリに付加する充電器と、 前記変換器および前記充電器に接続され、前記第1の信
    号を定期的に読み取り、前記バッテリから消費された充
    電量の情報を含む情報パケットを形成する電源サブシス
    テム・コントローラであって、前記充電器を制御し、充
    電期間中に前記バッテリに付加された充電量を前記制御
    信号から求めるように動作し、かつ前記の付加された充
    電量の表示を前記パケットに含めるように動作する、電
    源サブシステム・コントローラとを備えた電源サブシス
    テムと、 前記バッテリに接続され、該バッテリに含まれる充電量
    を示すバッテリ情報を格納するためのメモリを備え、前
    記電源サブシステムを定期的にポーリングして、該電源
    サブシステムから前記情報パケットを受け取るように動
    作し、該情報パケットが示す付加された充電量および消
    費された充電量に従って該バッテリ情報を修正するよう
    に動作する、サービス・プロセッサとを含むコンピュー
    タ・システム。
  2. 【請求項2】ディスプレイを含むビデオ・システムと、 前記ディスプレイおよび前記サービス・プロセッサ接続
    され、該サービス・プロセッサから前記バッテリ情報を
    読み取り、該ディスプレイ上に該バッテリ情報を選択的
    に表示するように動作する主プロセッサとを備える、請
    求項1に記載のコンピュータ・システム。
  3. 【請求項3】表示される前記バッテリ情報が、前記バッ
    テリ中に残っている相対充電量または前記バッテリが切
    れるまでの残り時間、あるいはその両方を含む、請求項
    2に記載のコンピュータ・システム。
  4. 【請求項4】前記ディスプレイに結合されたディジタイ
    ザと、ユーザによって操作され、前記コンピュータ・シ
    ステムにユーザ情報を入力するために該ディジタイザに
    対して異なる相対位置の間で移動可能なスタイラスと、
    前記ディジタイザと前記サービス・プロセッサの間に接
    続され、前記スタイラスの前記ディジタイザに対する相
    対位置をスタイラスの位置を示すディジタル座標に変換
    することができ、前記サービス・プロセッサに該ディジ
    タル座標を送るように動作するディジタイザ制御装置と
    を備えた、前記サービス・プロセッサに接続されて動作
    可能なディジタイジング・サブシステムを備え、 前記サービス・プロセッサが、前記ディジタル座標を処
    理し、座標情報を、前記ディスプレイ上で表示するため
    に前記主プロセッサに送るように動作する、 請求項3に記載のコンピュータ・システム。
  5. 【請求項5】前記サービス・プロセッサが前記電源サブ
    システムを定期的にポーリングして、前記情報パケット
    を受け取り、 前記ディジタイザ制御装置が、前記サービス・プロセッ
    サに割り込んで、前記サービス・プロセッサに前記ディ
    ジタル座標を伝送し、 前記サービス・プロセッサが、前記主プロセッサに割り
    込んで、該主プロセッサに前記座標情報を送る、 請求項4に記載のコンピュータ・システム。
  6. 【請求項6】前記サービス・プロセッサが、前記主プロ
    セッサからのコマンドを実行するスレーブ装置として該
    主プロセッサと通信し、該コマンドが、前記サービス・
    プロセッサからの前記バッテリ情報を読み取るためのコ
    マンドを少なくとも1つ含む、請求項2に記載のコンピ
    ュータ・システム。
  7. 【請求項7】前記コマンドが、前記バッテリが切れるま
    での残り時間の表示を読み取るためのコマンドを少なく
    とも1つ含み、 前記サービス・プロセッサが、前記残り時間の表示を読
    み取るためのコマンドを受け取ると、該残り時間の長さ
    を算出し、前記主プロセッサにその表示を送る、 請求項6に記載のコンピュータ・システム。
  8. 【請求項8】前記サービス・プロセッサが、電圧降下の
    変化率と、現バッテリ電圧及び所定の警告電圧レベルの
    間に残っている固定サイズの電圧降下時間間隔の数とに
    従って、前記残り時間の長さを算出する、請求項7に記
    載のコンピュータ・システム。
  9. 【請求項9】非揮発性メモリ(NVM)と、 前記NVMおよび前記サービス・プロセッサに接続さ
    れ、前記コンピュータ・システムがパワー・ダウンする
    際に、該サービス・プロセッサから前記バッテリ情報を
    読み取って前記NVMに格納し、前記コンピュータ・シ
    ステムがパワー・アップする際に、該NVMから前記バ
    ッテリ情報を読み取って前記サービス・プロセッサに格
    納し、前記バッテリが前記コンピュータ・システムから
    取り外されるまでは、前記サービス・プロセッサが前記
    バッテリ情報を正確に維持する、電源管理手段とを備え
    る、請求項2に記載のコンピュータ・システム。
  10. 【請求項10】前記電源サブシステム・コントローラ内
    にあり、前記バッテリが取り外されたことを示し、前記
    コンピュータ・システムがパワー・アップする際に、前
    記サービス・プロセッサに、前記バッテリが取り外され
    たとの表示を送る手段を備える、請求項9に記載のコン
    ピュータ・システム。
  11. 【請求項11】前記主プロセッサ内にあり、前記コンピ
    ュータ・システムがパワー・ダウンしている時間の長さ
    を測定し、該時間中にバッテリの自己放電によって消費
    された充電量を算出するための手段と、 前記主プロセッサ内にあり、前記コンピュータ・システ
    ムがパワー・アップする際に、前記サービス・プロセッ
    サに前記算出された充電量を伝送し、前記自己放電によ
    って消費された充電量に従って前記バッテリ情報を調整
    するための手段とを備える、請求項10に記載のコンピ
    ュータ・システム。
  12. 【請求項12】前記バッテリおよび前記電源サブシステ
    ム・コントローラに接続され、バッテリ電圧を測定して
    電圧信号を生成するバッテリ・モニタを備え、 前記電源サブシステム・コントローラが、前記情報パケ
    ットに前記バッテリ電圧を表す電圧値を含めるように動
    作し、 前記サービス・プロセッサが、所定の期間中、前記情報
    パケット中で受け取った前記電圧値から平均電圧"v_
    avg"を求め、そのような"v_avg"が一定のまま
    である時間の長さを求めるように動作する、 請求項2に記載のコンピュータ・システム。
  13. 【請求項13】前記サービス・プロセッサが、 前記"v_avg"が一定である期間中に消費された充電
    量を求め、前記バッテリ情報を調整する第1の調整手段
    と、 前記"v_avg"の降下に応答して、電圧変化率を比較
    し、所定の警告レベルに達するまでの動作時間の見積り
    に従って前記バッテリ情報を調整する第2の調整手段と
    を備える、請求項12に記載のコンピュータ・システ
    ム。
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