JPH1144742A - 電池寿命推定装置及び自動通報装置 - Google Patents

電池寿命推定装置及び自動通報装置

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JPH1144742A
JPH1144742A JP9200047A JP20004797A JPH1144742A JP H1144742 A JPH1144742 A JP H1144742A JP 9200047 A JP9200047 A JP 9200047A JP 20004797 A JP20004797 A JP 20004797A JP H1144742 A JPH1144742 A JP H1144742A
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JP
Japan
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battery
data
voltage
battery life
timing
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JP9200047A
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English (en)
Inventor
Yonekazu Imura
米和 井村
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH1144742A publication Critical patent/JPH1144742A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の電池残量の正確な推定に基づいて電池
切れが発生する直前に警報通報を行う通報回数を積算し
て警報通報及び精密な電池切れ警告通報動作の運用を行
うこと。 【解決手段】 電池電圧を測定し電池電圧の測定履歴と
電池の軽負荷放電特性と比較して電池寿命判定データ1
4aを生成する電池寿命推定装置10と、通報タイミン
グデータ24aを予め保持する第1記録手段24と電池
切れ通報タイミングデータ25aを予め保持する電池切
れ通報タイミング記録手段25と通報タイミングデータ
24a及び電池寿命判定データ14aに基づいて、第2
判定データ21aを生成する第2判定手段21と第2判
定データ21aを読み込んだ際に通報電文データ22a
を生成する通報電文作成手段と通報電文データ22aを
回線上に送信する通報手段23とを設けた自動通報装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の電力供給能
力(起電力)が規定以下に低下してしまう電池切れ状態
を意味する電池寿命の時期を推定するための電池寿命推
定装置に関し、特に、各種の装置に電源に代えて内蔵さ
れている電池の電力供給能力が規定以下に低下してしま
う電池切れ状態を意味する電池寿命の時期を推定するた
めの電池寿命推定装置に関する。
【0002】また本発明は、水漏れやガス漏れ等を検知
してガス漏れ警報を発する自動通報装置に関し、特に、
LPガスのガス漏れを検知してガス漏れ警報を電話回線
等の通信回線を介して集中管理センターに発する自動通
報装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図4は、定格と同じ電池容量を有する電
池の放電特性を説明するためのグラフである。
【0004】従来の電池寿命推定装置において、電池の
動作電圧・電流下限(電池電圧E1)を意味する電池切
れのタイミングQ1(放電回数t1)までの電池容量の合
計が電池における運用可能な電池容量AT3(斜線部)
及び図4に示す電池の放電特性に基づいて決定されてい
た。
【0005】図5は、図4の電池の放電特性から電池寿
命を予測する従来の手法を説明するためのグラフであ
る。
【0006】一方従来の電池寿命推定装置において、図
5に示すように、1回当たりの電池容量ATuを基準単
位として運用可能な電池容量AT3を割り算して放電可
能回数nT(=AT3/ATu)が算出されていた。
【0007】また従来の電池寿命推定装置は、t2回目
の放電動作を行う場合のタイミングQ2を電池容量E2に
基づいて決定し、t3回目(タイミングQ3よりもα回数
だけ早い放電回数)の放電動作を行う場合のタイミング
Q2を電池容量E3に基づいて決定していた。
【0008】従来の電池寿命推定装置は放電可能回数n
Tから放電回数αを減算する評価式(通報回数=nT−
α)を用いて通報回数を判定する電池切れ予測方法を用
いていた。
【0009】この様にして生成するされた電池切れ予測
結果に基づいて、従来の自動通報装置は、その判定結果
に基づいて電池切れのタイミングの放電回数αだけ前に
警報通報を発していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】供給電圧不足や供給電
流不足等の電力供給能力(起電力)の不足状態(電池切
れ状態)の原因としては、電池容量の経年消耗、放電に
よる電極周囲の不活性物質密度の一時的増加、温度等の
電気化学的環境条件の一時的悪化等が一般的に考えられ
る。
【0011】しかしながら、従来の電池寿命推定装置及
び自動通報装置は、電流や電圧の測定において、放電に
よる電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する
電力供給能力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の
電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能
力(起電力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と
判定してしまうという問題点があった。
【0012】図6は、定格より小さい電池容量を有する
電池を運用する上での問題点を説明するためのグラフで
ある。図7は、定格より大きい電池容量を有する電池を
運用する上での問題点を説明するためのグラフである。
【0013】また、従来の電池寿命推定装置及び自動通
報装置は、通報回数の積算において、電池容量が定格容
量以上の場合(図6参照)に予測した(nT−α)回通
報前に既に電池切れとなってしまうという問題点があっ
た。
【0014】また、従来の電池寿命推定装置及び自動通
報装置は、通報回数の積算において、電池容量が定格容
量以下の場合(図7参照)に、タイミングQ5とタイミ
ングQ6で決定される網線部β分だけの電池容量を残し
たままで電池切れになったと誤って判定してしまうた
め、β分だけの電池容量が使用されずに無駄になってし
まう可能性があった。
【0015】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、第1に、電池電圧を測定
し、電池電圧の測定履歴と電池の軽負荷放電特性と比較
して電池電圧が電池切れ電圧に達したか否かを判定し判
定結果にかかる電池寿命判定データを生成するように構
成され、電池の動作温度を測定して温度検出データを生
成する温度検出手段と、電池電圧を測定し測定した電池
電圧が警戒電圧に達した際に警戒電圧検出データを生成
する警戒電圧検出手段と、電池寿命を測定するための基
準時間である時間測定データを生成するための時間測定
手段と、温度検出データ及び時間測定データ及び警戒電
圧検出データに基づいて電池電圧が電池切れ電圧に達し
たか否かを判定し判定結果にかかる電池寿命判定データ
を生成する第1判定手段とを設けることにより、安定条
件で測定した電池電圧を用いて実際の電池残量を推定す
ることができ、直接的な測定が難しい電池の起電力を、
電池電圧と通報回数の組み合わせで精度良く推定するこ
とができる電池寿命推定装置を提供することを課題とし
ている。
【0016】また第2に、電池寿命推定装置と、電池寿
命電圧検出後の通報回数を通報タイミングデータとして
予め保持するための第1記録手段と、電池寿命電圧検出
後の電池切れ警告情報を送信すべき通報回数にかかる電
池切れ通報タイミングデータを予め保持する電池切れ通
報タイミング記録手段と、警戒電圧検出データを読み込
んだ後に通報回数を積算し、通報回数と電池切れ通報タ
イミングデータとを比較すると共に、通報タイミングデ
ータ及び電池寿命判定データに基づいて電池寿命にかか
る電池切れ警告情報を生成すべきか否かを判定し判定結
果にかかる第2判定データを生成する第2判定手段と、
第2判定データを読み込んだ際に読み込んだ第2判定デ
ータの内容に基づいて通報電文データを生成する通報電
文作成手段と、通報電文データを回線上に送信する通報
手段とを設けることにより、実際の電池残量の正確な推
定に基づいて、電池切れが発生する直前に警報通報を行
う通報回数を積算して警報通報を行うことができ、精密
な電池切れ警告通報動作の運用が可能となる自動通報装
置を提供することを課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電池電圧を測定し、当該電池電圧の測定履歴と電池
の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電池切れ電圧V
2に達したか否かを判定し当該判定結果にかかる電池寿
命判定データ14aを生成するように構成されている。
【0018】請求項1に記載の発明に依れば、安定条件
で測定した電池電圧を用いて実際の電池残量を推定する
ことができ、直接的な測定が難しい電池の起電力を、電
池電圧と通報回数の組み合わせで精度良く推定すること
ができるようになる。すなわち、安定条件としての電池
の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電池切れ電圧V
2に達したか否かを判定しているので、放電による電極
周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給
能力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の電気化学
的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電
力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と判定する
ことを電池寿命判定データ14aに基づいて、回避で
き、放電による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加
に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温
度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力の一時的不足状態の影響を排除して電池容量の
消耗に起因する電池切れ状態を電池寿命判定データ14
aに基づいて、精度良く推定できるようになるといった
効果を奏する。
【0019】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避でき、また、通報回数の積算において、電池容量が
定格容量以下の場合に、前述したように電池容量を残し
たままで電池切れになったと誤って判定してしまう可能
性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、回避で
き、その結果、電池容量が使用されずに無駄になってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになるといった効果を奏する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電池寿命推定装置10において、電池の動作温度を測
定して温度検出データ11aを生成する温度検出手段1
1と、電池電圧を測定し当該測定した電池電圧が警戒電
圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12aを生成す
る警戒電圧検出手段12と、電池寿命を測定するための
基準時間である時間測定データ13aを生成するための
時間測定手段13と、前記温度検出データ11a及び前
記時間測定データ13a及び前記警戒電圧検出データ1
2aに基づいて電池電圧が電池切れ電圧V2に達したか
否かを判定し当該判定結果にかかる前記電池寿命判定デ
ータ14aを生成する第1判定手段14とを有してい
る。
【0021】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、温度検出手段11が電池の動作
温度を測定して温度検出データ11aを生成し時間測定
手段13が電池寿命を測定するための基準時間である時
間測定データ13aを生成し警戒電圧検出手段12が電
池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧V1に達した際に
警戒電圧検出データ12aを生成し第1判定手段14が
温度検出データ11a及び時間測定データ13a及び警
戒電圧検出データ12aに基づいて電池が安定条件にあ
るか否かを判断できるようになり、このような安定条件
としての電池の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電
池切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池寿命判定
データ14aを生成できるようになるので、直接的な測
定が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回数の組み
合わせで精度良く推定することができるようになる。す
なわち、放電による電極周囲の不活性物質密度の一時的
増加に起因する電力供給能力(起電力)の一時的な不足
状態や温度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因
する電力供給能力(起電力)の一時的不足状態を誤って
電池切れ状態と判定することを電池寿命判定データ14
aに基づいて、回避できるようになり、放電による電極
周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給
能力の一時的な不足状態の影響や温度等の電気化学的環
境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的不
足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因する電池
切れ状態を電池寿命判定データ14aに基づいて、精度
良く推定できるようになるといった効果を奏する。
【0022】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになり、また、通報回数の積算におい
て、電池容量が定格容量以下の場合に、前述したように
電池容量を残したままで電池切れになったと誤って判定
してしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量が使
用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電池寿命推定装置10において、前記警戒電圧検出手
段12は、電池の大負荷放電時に当該大負荷放電から所
定時間だけ遅延したタイミングで電池電圧を測定するよ
うに構成されている。
【0024】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、温度検出手段11が電池の動作
温度を測定して温度検出データ11aを生成し時間測定
手段13が電池寿命を測定するための基準時間である時
間測定データ13aを生成し警戒電圧検出手段12が電
池の大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅延し
たタイミングを安定条件として電池電圧を測定して電池
電圧が警戒電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ1
2aを生成し第1判定手段14が温度検出データ11a
及び時間測定データ13a及び警戒電圧検出データ12
aに基づいて電池が安定条件にあるか否かを判断できる
ようになり、電池の大負荷放電時に大負荷放電から所定
時間だけ遅延したタイミングを安定条件としての電池の
軽負荷放電特性と電池電圧の測定履歴とを比較して電池
電圧が電池切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池
寿命判定データ14aを生成できるようになるので、直
接的な測定が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回
数の組み合わせを用いて、大負荷放電動作後であっても
精度良く推定することができるようになる。すなわち、
放電による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起
因する電力供給能力(起電力)の一時的な不足状態や温
度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力(起電力)の一時的不足状態を誤って電池切れ
状態と判定することを大負荷放電動作後であっても電池
寿命判定データ14aに基づいて、回避できるようにな
り、放電による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加
に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温
度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力の一時的不足状態の影響を排除して電池容量の
消耗に起因する電池切れ状態を大負荷放電動作後であっ
ても電池寿命判定データ14aに基づいて、精度良く推
定できるようになるといった効果を奏する。
【0025】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後であっても、回避できるようになり、
また、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以
下の場合に、前述したように電池容量を残したままで電
池切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池
寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後で
あっても、回避できるようになり、その結果、電池容量
が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命
判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後であっ
ても、回避できるようになるといった効果を奏する。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の電池寿命推定装置10において、前記警戒電圧検出手
段12は、電池の大負荷放電時に当該大負荷放電から所
定時間だけ遅延したタイミングにおける軽負荷小電流時
の電池電圧を測定するように構成されている。
【0027】請求項4に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、温度検出手段11が電池の動作
温度を測定して温度検出データ11aを生成し時間測定
手段13が電池寿命を測定するための基準時間である時
間測定データ13aを生成し警戒電圧検出手段12が電
池の大負荷放電時に当該大負荷放電から所定時間だけ遅
延したタイミングを安定条件とする軽負荷小電流時の電
池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧V1に達した際に
警戒電圧検出データ12aを生成し第1判定手段14が
温度検出データ11a及び時間測定データ13a及び警
戒電圧検出データ12aに基づいて電池が安定条件にあ
るか否かを判断できるようになり、電池の大負荷放電時
に当該大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイミング
を安定条件としての電池の軽負荷放電特性と電池電圧の
測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電圧V2に達
したか否かを判定して電池寿命判定データ14aを生成
できるようになるので、直接的な測定が難しい電池の起
電力を、電池電圧と通報回数の組み合わせを用いて、大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても精度良く推
定することができるようになる。すなわち、大負荷放電
動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ
14aに基づいて、放電による電極周囲の不活性物質密
度の一時的増加に起因する電力供給能力(起電力)の一
時的な不足状態や温度等の電気化学的環境条件の一時的
悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一時的不足状
態を誤って電池切れ状態と判定することを回避できるよ
うになり、放電による電極周囲の不活性物質密度の一時
的増加に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影
響や温度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因す
る電力供給能力の一時的不足状態の影響を排除して電池
容量の消耗に起因する電池切れ状態を、大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ14
aに基づいて、精度良く推定できるようになるといった
効果を奏する。
【0028】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避で
きるようになり、また、通報回数の積算において、電池
容量が定格容量以下の場合に、前述したように電池容量
を残したままで電池切れになったと誤って判定してしま
う可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避でき
るようになり、その結果、電池容量が使用されずに無駄
になってしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに
基づいて、大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であって
も、回避できるようになるといった効果を奏する。
【0029】請求項5に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の電池寿命推定装置10において、前記警戒電圧
検出手段12における遅延タイミングは、電池内におけ
る不活性物質密度の一時的増加に起因する電池の供給電
力不足の影響を回避する程度の遅延時間に設定されてい
る。
【0030】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
又は4に記載の効果に加えて、温度検出手段11が電池
の動作温度を測定して温度検出データ11aを生成し時
間測定手段13が電池寿命を測定するための基準時間で
ある時間測定データ13aを生成し警戒電圧検出手段1
2が前述したようなタイミングを安定条件とする軽負荷
小電流時の電池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧V1
に達した際に警戒電圧検出データ12aを生成し第1判
定手段14が温度検出データ11a及び時間測定データ
13a及び警戒電圧検出データ12aに基づいて電池が
安定条件にあるか否かを判断できるようになり、前述し
たようなタイミングを安定条件としての電池の軽負荷放
電特性と電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電
池切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池寿命判定
データ14aを生成できるようになるので、直接的な測
定が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回数の組み
合わせを用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動
作後の軽負荷小電流時であっても精度良く推定すること
ができるようになる。すなわち、放電による電極周囲の
不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力
(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池切れ状態と
判定することを大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ14
aに基づいて、回避できるようになり、放電による電極
周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給
能力の一時的な不足状態の影響を排除して電池容量の消
耗に起因する電池切れ状態を大負荷放電動作後または大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判
定データ14aに基づいて、精度良く推定できるように
なるといった効果を奏する。
【0031】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても、回避できるようになり、また、通報回
数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合に、
前述したように電池容量を残したままで電池切れになっ
たと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避できるよう
になり、その結果、電池容量が使用されずに無駄になっ
てしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づい
て、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになるといった効
果を奏する。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれか一項に記載の電池寿命推定装置10におい
て、前記警戒電圧検出手段12における遅延タイミング
は、電池内における電気化学的環境条件の一時的悪化に
起因する電池の供給電力不足の影響を回避する程度の遅
延時間に設定されている。
【0033】請求項6に記載の発明に依れば、請求項3
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、温度検出
手段11が電池の動作温度を測定して温度検出データ1
1aを生成し時間測定手段13が電池寿命を測定するた
めの基準時間である時間測定データ13aを生成し警戒
電圧検出手段12が前述したようなタイミングを安定条
件とする軽負荷小電流時の電池電圧を測定して電池電圧
が警戒電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12a
を生成し第1判定手段14が温度検出データ11a及び
時間測定データ13a及び警戒電圧検出データ12aに
基づいて電池が安定条件にあるか否かを判断できるよう
になり、前述したようなタイミングを安定条件としての
電池の軽負荷放電特性と電池電圧の測定履歴とを比較し
て電池電圧が電池切れ電圧V2に達したか否かを判定し
て電池寿命判定データ14aを生成できるようになるの
で、直接的な測定が難しい電池の起電力を、電池電圧と
通報回数の組み合わせを用いて、大負荷放電動作後また
は大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても精度良
く推定することができるようになる。すなわち、電池内
における電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電
力供給能力(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池
切れ状態と判定することを大負荷放電動作後または大負
荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになり、電池
内における電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する
電力供給能力の一時的な不足状態の影響を排除して電池
容量の消耗に起因する電池切れ状態を大負荷放電動作後
または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電
池寿命判定データ14aに基づいて、精度良く推定でき
るようになるといった効果を奏する。
【0034】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても、回避できるようになり、また、通報回
数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合に、
前述したように電池容量を残したままで電池切れになっ
たと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避できるよう
になり、その結果、電池容量が使用されずに無駄になっ
てしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づい
て、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになるといった効
果を奏する。
【0035】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至6
のいずれか一項に記載の電池寿命推定装置10におい
て、前記警戒電圧検出手段12は、電池の大負荷放電時
に当該大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイミング
での電池電圧の定期的な測定を繰り返して前記警戒電圧
検出データ12aを生成するように構成されている。
【0036】請求項7に記載の発明に依れば、請求項3
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、温度検出
手段11が電池の動作温度を測定して温度検出データ1
1aを生成し時間測定手段13が電池寿命を測定するた
めの基準時間である時間測定データ13aを生成し警戒
電圧検出手段12が前述したようなタイミングを安定条
件とする軽負荷小電流時の電池電圧を測定して電池電圧
が警戒電圧V1に達した際に定期的な測定を繰り返して
作成した電池電圧の測定履歴に基づく警戒電圧検出デー
タ12aを生成し第1判定手段14が温度検出データ1
1a及び時間測定データ13a及び定期的な測定を繰り
返して作成した電池電圧の測定履歴に基づく警戒電圧検
出データ12aに基づいて電池が安定条件にあるか否か
を判断できるようになり、前述したようなタイミングを
安定条件としての電池の軽負荷放電特性と繰り返して作
成した電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電池
切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池寿命判定デ
ータ14aを生成できるようになるので、直接的な測定
が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回数の組み合
わせを用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても精度良く推定することが
できるようになる。すなわち、電池内における電気化学
的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電
力)の一時的な不足状態を誤って電池切れ状態と判定す
ることを大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽
負荷小電流時であっても電池電圧の測定履歴に基づく電
池寿命判定データ14aに基づいて、回避できるように
なり、電池内における電気化学的環境条件の一時的悪化
に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影響を排
除して電池容量の消耗に起因する電池切れ状態を大負荷
放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時で
あっても電池寿命判定データ14aに基づいて、精度良
く推定できるようになるといった効果を奏する。
【0037】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池電圧の測定履歴に基づく電池寿命判
定データ14aに基づいて、回避できるようになり、ま
た、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以下
の場合に、前述したように電池容量を残したままで電池
切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿
命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後また
は大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池電
圧の測定履歴に基づく電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量が使
用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命判定
データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負
荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池電圧の測
定履歴に基づく電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになるといった効果を奏する。
【0038】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれか一項に記載の電池寿命推定装置10を用いた
自動通報装置20において、前記電池寿命推定装置10
と、電池寿命電圧検出後の通報回数を通報タイミングデ
ータ24aとして予め保持するための第1記録手段24
と、電池寿命電圧検出後の電池切れ警告情報を送信すべ
き通報回数にかかる電池切れ通報タイミングデータ25
aを予め保持する電池切れ通報タイミング記録手段25
と、前記警戒電圧検出データ12aを読み込んだ後に通
報回数を積算し、当該通報回数と前記電池切れ通報タイ
ミングデータ25aとを比較すると共に、前記通報タイ
ミングデータ24a及び前記電池寿命判定データ14a
に基づいて、電池寿命にかかる電池切れ警告情報を生成
すべきか否かを判定し当該判定結果にかかる第2判定デ
ータ21aを生成する第2判定手段21と、前記第2判
定データ21aを読み込んだ際に当該読み込んだ第2判
定データ21aの内容に基づく通報電文データ22aを
生成する通報電文作成手段22と、前記通報電文データ
22aを回線上に送信する通報手段23とを有する。
【0039】請求項8に記載の発明に依れば、請求項1
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、電池内に
おける電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池切
れ状態と判定することを大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づい
て、回避できるようになり、電池内における電気化学的
環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的
な不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因する
電池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ14
aに基づいて、精度良く推定できるようになり、その結
果、電池切れが発生する直前に警報通報を行う通報回数
を積算して警報通報を行うことができ、精密な電池切れ
警告通報動作の運用ができるようになるといった効果を
奏する。
【0040】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池寿命推定装置10が生成する電池寿
命判定データ14aに基づいて、回避できるようにな
り、また、通報回数の積算において、電池容量が定格容
量以下の場合に、前述したように電池容量を残したまま
で電池切れになったと誤って判定してしまう可能性を、
電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作
後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても
電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定データ1
4aに基づいて、回避できるようになり、その結果、電
池容量が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電
池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後
または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電
池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定データ14
aに基づいて、回避できるようになるといった効果を奏
する。
【0041】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の自動通報装置20において、前記第2判定手段21
は、前記警戒電圧検出データ12aを受信した時の通報
回数から前記電池切れ通報タイミングデータ25aにか
かる通報回数αを減算したタイミングP1で前記電池切
れ警告情報を生成すべきと判定し当該判定結果にかかる
前記第2判定データ21aを生成するように構成されて
いる。
【0042】請求項9に記載の発明に依れば、請求項8
に記載の効果に加えて、電池切れが発生する直前に警報
通報を行う通報回数を積算して警戒電圧検出データ12
aを受信した時の通報回数から電池切れ通報タイミング
データ25aにかかる通報回数αを減算したタイミング
P1で警報通報を行うことができ、精密な電池切れ警告
通報動作の運用ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0043】更に、警戒電圧検出データ12aを受信し
た時の通報回数から電池切れ通報タイミングデータ25
aにかかる通報回数αを減算したタイミングP1で警報
通報を行うので、電池容量が定格容量以上の場合に予測
した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってしま
う可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大
負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流
時であっても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命
判定データ14aに基づいて、回避できるようになる。
また、警戒電圧検出データ12aを受信した時の通報回
数から電池切れ通報タイミングデータ25aにかかる通
報回数αを減算したタイミングP1で警報通報を行うの
で、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以下
の場合に、前述したように電池容量を残したままで電池
切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿
命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後また
は大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿
命推定装置10が生成する電池寿命判定データ14aに
基づいて、回避できるようになり、その結果、電池容量
が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命
判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または
大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命
推定装置10が生成する電池寿命判定データ14aに基
づいて、回避できるようになるといった効果を奏する。
【0044】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載の自動通報装置20において、前記電池切れ通
報タイミングデータ25aは、前記警戒電圧検出データ
12aが生成されたタイミングP0にかかる通報回数t0
と電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2にかかる
通報回数t2との差の回数(t0−t2)に基づいて設定
されている。
【0045】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
8又は9に記載の効果に加えて、警戒電圧検出データ1
2aが生成されたタイミングP0にかかる通報回数t0と
電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2にかかる通
報回数t2との差の回数(t0−t2)に基づいて設定さ
れている電池切れ通報タイミングデータ25aに基づい
て電池切れについての警報通報を行うことができ、精密
な電池切れ警告通報動作の運用ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0046】更に、警戒電圧検出データ12aが生成さ
れたタイミングP0にかかる通報回数t0と電池切れ電圧
V2が検出されたタイミングP2にかかる通報回数t2と
の差の回数(t0−t2)に基づいて設定されている電池
切れ通報タイミングデータ25aに基づいて電池切れに
ついての警報通報を行うので、電池容量が定格容量以上
の場合に予測した(nT−α)回通報前に既に電池切れ
となってしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに
基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の
軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が生成
する電池寿命判定データ14aに基づいて、回避できる
ようになる。また、警戒電圧検出データ12aが生成さ
れたタイミングP0にかかる通報回数t0と電池切れ電圧
V2が検出されたタイミングP2にかかる通報回数t2と
の差の回数(t0−t2)に基づいて設定されている電池
切れ通報タイミングデータ25aに基づいて電池切れに
ついての警報通報を行うので、通報回数の積算におい
て、電池容量が定格容量以下の場合に、前述したように
電池容量を残したままで電池切れになったと誤って判定
してしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づ
いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負
荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が生成する
電池寿命判定データ14aに基づいて、回避できるよう
になり、その結果、電池容量が使用されずに無駄になっ
てしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づい
て、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても電池寿命推定装置10が生成する電
池寿命判定データ14aに基づいて、回避できるように
なるといった効果を奏する。
【0047】請求項11に記載の発明は、請求項8乃至
10のいずれか一項に記載の自動通報装置20におい
て、前記電池切れ警告情報を生成すべきと判定される前
記第2判定データ21aは、前記警戒電圧検出データ1
2aが生成されたタイミングP0にかかる通報回数t0か
ら電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2にかかる
通報回数t2と前記電池切れ通報タイミングデータ25
aにかかる通報回数αとを差し引いて求めた通報回数
((t0−t2)−α)に基づいて設定されている。
【0048】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
8乃至10のいずれか一項に記載の効果に加えて、警戒
電圧検出データ12aが生成されたタイミングP0にか
かる通報回数t0から電池切れ電圧V2が検出されたタイ
ミングP2にかかる通報回数t2と前記電池切れ通報タイ
ミングデータ25aにかかる通報回数αとを差し引いて
求めた通報回数((t0−t2)−α)に基づいて設定さ
れている電池切れ通報タイミングデータ25aに基づい
て電池切れについての警報通報を行うことができ、精密
な電池切れ警告通報動作の運用ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0049】更に、警戒電圧検出データ12aが生成さ
れたタイミングP0にかかる通報回数t0から電池切れ電
圧V2が検出されたタイミングP2にかかる通報回数t2
と前記電池切れ通報タイミングデータ25aにかかる通
報回数αとを差し引いて求めた通報回数((t0−t2)
−α)に基づいて設定されている電池切れ通報タイミン
グデータ25aに基づいて電池切れについての警報通報
を行うので、電池容量が定格容量以上の場合に予測した
(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってしまう可
能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷
放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時で
あっても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになる。ま
た、警戒電圧検出データ12aが生成されたタイミング
P0にかかる通報回数t0から電池切れ電圧V2が検出さ
れたタイミングP2にかかる通報回数t2と前記電池切れ
通報タイミングデータ25aにかかる通報回数αとを差
し引いて求めた通報回数((t0−t2)−α)に基づい
て設定されている電池切れ通報タイミングデータ25a
に基づいて電池切れについての警報通報を行うので、通
報回数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合
に、前述したように電池容量を残したままで電池切れに
なったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定
データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負
荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定
装置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づい
て、回避できるようになり、その結果、電池容量が使用
されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命判定デ
ータ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づい
て、回避できるようになるといった効果を奏する。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を説明する。図1は、本発明の電池寿命推定装置1
0及びこれを用いた自動通報装置20を説明するための
機能ブロック図である。初めに、図面に基づき、電池寿
命推定装置の実施形態を説明する。
【0051】図1に示す電池寿命推定装置10は、携帯
端末装置、警報装置又はマイコンガスメータ等の装置に
主電源やバックアップ電源等の電源として内蔵されてい
る電池(以下の説明では、電池をバッテリーパックで代
表することにする)の電力供給能力が規定以下に低下し
てしまう電池切れ状態を意味する電池寿命の時期を推定
する装置であって、電池電圧を測定し、電池電圧の測定
履歴とバッテリーパックの軽負荷放電特性と比較して電
池電圧が電池切れ電圧V2に達したか否かを判定し判定
結果にかかる電池寿命判定データ14aを生成する機能
を有し、温度検出手段11と警戒電圧検出手段12と時
間測定手段13と第1判定手段14とをを中心にして構
成されている。
【0052】図1に示す温度検出手段11は、バッテリ
ーパックの動作温度(単位は[℃])を測定して温度検
出データ11aを生成する機能を有し、バッテリーパッ
クの動作温度を測定する温度センサ、温度センサをディ
ジタル信号に変換するA/Dコンバータ、A/Dコンバ
ータの出力を第1判定手段(マイクロコンピュータ)1
4に送信するためのインタフェース等を中心にして構成
されていることが望ましい。
【0053】図1に示す警戒電圧検出手段12は、電池
電圧(単位は[V])を測定し、測定した電池電圧が警
戒電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12aを生
成する機能を有し、バッテリーパックの電池電圧を測定
してディジタル信号に変換するA/Dコンバータ、A/
Dコンバータの出力を第1判定手段(マイクロコンピュ
ータ)14に送信するためのインタフェース等を中心に
して構成されていることが望ましい。
【0054】また警戒電圧検出手段12は、バッテリー
パックの大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅
延したタイミングで電池電圧を測定する機能を有してい
る。
【0055】このような機能を設けることに依り、温度
検出手段11がバッテリーパックの動作温度を測定して
温度検出データ11aを生成し時間測定手段13が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データ1
3aを生成し警戒電圧検出手段12がバッテリーパック
の大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅延した
タイミングを安定条件として電池電圧を測定して電池電
圧が警戒電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12
aを生成し第1判定手段14が温度検出データ11a及
び時間測定データ13a及び警戒電圧検出データ12a
に基づいてバッテリーパックが安定条件にあるか否かを
判断できるようになり、バッテリーパックの大負荷放電
時に大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイミングを
安定条件としてのバッテリーパックの軽負荷放電特性と
電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電
圧V2に達したか否かを判定して電池寿命判定データ1
4aを生成できるようになるので、直接的な測定が難し
いバッテリーパックの起電力を電池電圧と通報回数の組
み合わせを用いて、大負荷放電動作後であっても精度良
く推定することができるようになる。すなわち、放電に
よる電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する
電力供給能力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の
電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能
力(起電力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と
判定することを大負荷放電動作後であっても電池寿命判
定データ14aに基づいて、回避できるようになり、放
電による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因
する電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温度等の
電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能
力の一時的不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に
起因する電池切れ状態を大負荷放電動作後であっても電
池寿命判定データ14aに基づいて、精度良く推定でき
るようになる。
【0056】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後であっても、回避できるようになり、
また、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以
下の場合に、前述したように電池容量を残したままで電
池切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池
寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後で
あっても、回避できるようになり、その結果、電池容量
が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命
判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後であっ
ても、回避できるようになる。
【0057】更に警戒電圧検出手段12は、バッテリー
パックの大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅
延したタイミングにおける軽負荷小電流時の電池電圧を
測定する機能を有している。
【0058】このような機能を設けることに依り、温度
検出手段11がバッテリーパックの動作温度を測定して
温度検出データ11aを生成し時間測定手段13が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データ1
3aを生成し警戒電圧検出手段12がバッテリーパック
の大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅延した
タイミングを安定条件とする軽負荷小電流時の電池電圧
を測定して電池電圧が警戒電圧V1に達した際に警戒電
圧検出データ12aを生成し第1判定手段14が温度検
出データ11a及び時間測定データ13a及び警戒電圧
検出データ12aに基づいてバッテリーパックが安定条
件にあるか否かを判断できるようになり、バッテリーパ
ックの大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だけ遅延
したタイミングを安定条件としてのバッテリーパックの
軽負荷放電特性と電池電圧の測定履歴とを比較して電池
電圧が電池切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池
寿命判定データ14aを生成できるようになるので、直
接的な測定が難しいバッテリーパックの起電力を電池電
圧と通報回数の組み合わせを用いて、大負荷放電動作後
の軽負荷小電流時であっても精度良く推定することがで
きるようになる。すなわち、放電による電極周囲の不活
性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力(起電
力)の一時的な不足状態や温度等の電気化学的環境条件
の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一時
的不足状態を誤って電池切れ状態と判定することを、大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判
定データ14aに基づいて、回避できるようになり、放
電による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因
する電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温度等の
電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能
力の一時的不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に
起因する電池切れ状態を、大負荷放電動作後の軽負荷小
電流時であっても電池寿命判定データ14aに基づい
て、精度良く推定できるようになる。
【0059】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避で
きるようになり、また、通報回数の積算において、電池
容量が定格容量以下の場合に、前述したように電池容量
を残したままで電池切れになったと誤って判定してしま
う可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避でき
るようになり、その結果、電池容量が使用されずに無駄
になってしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに
基づいて、大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であって
も、回避できるようになる。
【0060】この場合の遅延タイミングは、バッテリー
パック内における不活性物質密度の一時的増加に起因す
るバッテリーパックの供給電力不足の影響を回避する程
度の遅延時間に設定されている。
【0061】これに依り、温度検出手段11がバッテリ
ーパックの動作温度を測定して温度検出データ11aを
生成し時間測定手段13が電池寿命を測定するための基
準時間である時間測定データ13aを生成し警戒電圧検
出手段12が前述したようなタイミングを安定条件とす
る軽負荷小電流時の電池電圧を測定して電池電圧が警戒
電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12aを生成
し第1判定手段14が温度検出データ11a及び時間測
定データ13a及び警戒電圧検出データ12aに基づい
てバッテリーパックが安定条件にあるか否かを判断でき
るようになり、前述したようなタイミングを安定条件と
してのバッテリーパックの軽負荷放電特性と電池電圧の
測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電圧V2に達
したか否かを判定して電池寿命判定データ14aを生成
できるようになるので、直接的な測定が難しいバッテリ
ーパックの起電力を電池電圧と通報回数の組み合わせを
用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽
負荷小電流時であっても精度良く推定することができる
ようになる。すなわち、放電による電極周囲の不活性物
質密度の一時的増加に起因する電力供給能力(起電力)
の一時的な不足状態を誤って電池切れ状態と判定するこ
とを大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても電池寿命判定データ14aに基づい
て、回避できるようになり、放電による電極周囲の不活
性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力の一時
的な不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因す
る電池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷放電動
作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ1
4aに基づいて、精度良く推定できるようになる。
【0062】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても、回避できるようになり、また、通報回
数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合に、
前述したように電池容量を残したままで電池切れになっ
たと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避できるよう
になり、その結果、電池容量が使用されずに無駄になっ
てしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づい
て、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになる。
【0063】また警戒電圧検出手段12における遅延タ
イミングは、バッテリーパック内における電気化学的環
境条件の一時的悪化に起因するバッテリーパックの供給
電力不足の影響を回避する程度の遅延時間に設定されて
いる。
【0064】これに依り、温度検出手段11がバッテリ
ーパックの動作温度を測定して温度検出データ11aを
生成し時間測定手段13が電池寿命を測定するための基
準時間である時間測定データ13aを生成し警戒電圧検
出手段12が前述したようなタイミングを安定条件とす
る軽負荷小電流時の電池電圧を測定して電池電圧が警戒
電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12aを生成
し第1判定手段14が温度検出データ11a及び時間測
定データ13a及び警戒電圧検出データ12aに基づい
てバッテリーパックが安定条件にあるか否かを判断でき
るようになり、前述したようなタイミングを安定条件と
してのバッテリーパックの軽負荷放電特性と電池電圧の
測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電圧V2に達
したか否かを判定して電池寿命判定データ14aを生成
できるようになるので、直接的な測定が難しいバッテリ
ーパックの起電力を電池電圧と通報回数の組み合わせを
用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽
負荷小電流時であっても精度良く推定することができる
ようになる。すなわち、バッテリーパック内における電
気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力
(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池切れ状態と
判定することを大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ14
aに基づいて、回避できるようになり、バッテリーパッ
ク内における電気化学的環境条件の一時的悪化に起因す
る電力供給能力の一時的な不足状態の影響を排除して電
池容量の消耗に起因する電池切れ状態を大負荷放電動作
後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても
電池寿命判定データ14aに基づいて、精度良く推定で
きるようになる。
【0065】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても、回避できるようになり、また、通報回
数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合に、
前述したように電池容量を残したままで電池切れになっ
たと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避できるよう
になり、その結果、電池容量が使用されずに無駄になっ
てしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づい
て、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになる。
【0066】遅延機能が設けられている場合、警戒電圧
検出手段12は、バッテリーパックの大負荷放電時に大
負荷放電から所定時間だけ遅延したタイミングでの電池
電圧の定期的な測定を繰り返して警戒電圧検出データ1
2aを生成することができる。
【0067】このような機能を設けることに依り、温度
検出手段11がバッテリーパックの動作温度を測定して
温度検出データ11aを生成し時間測定手段13が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データ1
3aを生成し警戒電圧検出手段12が前述したようなタ
イミングを安定条件とする軽負荷小電流時の電池電圧を
測定して電池電圧が警戒電圧V1に達した際に定期的な
測定を繰り返して作成した電池電圧の測定履歴に基づく
警戒電圧検出データ12aを生成し第1判定手段14が
温度検出データ11a及び時間測定データ13a及び定
期的な測定を繰り返して作成した電池電圧の測定履歴に
基づく警戒電圧検出データ12aに基づいてバッテリー
パックが安定条件にあるか否かを判断できるようにな
り、前述したようなタイミングを安定条件としてのバッ
テリーパックの軽負荷放電特性と繰り返して作成した電
池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電圧
V2に達したか否かを判定して電池寿命判定データ14
aを生成できるようになるので、直接的な測定が難しい
バッテリーパックの起電力を電池電圧と通報回数の組み
合わせを用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動
作後の軽負荷小電流時であっても精度良く推定すること
ができるようになる。すなわち、バッテリーパック内に
おける電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池切
れ状態と判定することを大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池電圧の測定
履歴に基づく電池寿命判定データ14aに基づいて、回
避できるようになり、バッテリーパック内における電気
化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の
一時的な不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起
因する電池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、精度良く推定できるようになる。
【0068】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池電圧の測定履歴に基づく電池寿命判
定データ14aに基づいて、回避できるようになり、ま
た、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以下
の場合に、前述したように電池容量を残したままで電池
切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿
命判定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後また
は大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池電
圧の測定履歴に基づく電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量が使
用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命判定
データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負
荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池電圧の測
定履歴に基づく電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになる。
【0069】図1に示す時間測定手段13は、電池寿命
を測定するための基準時間である時間測定データ13a
を生成する機能を有し、タイマー(時計IC)、タイマ
ーの出力を第1判定手段(ランダムロジック・シフトレ
ジスタ)14に送信するためのインタフェース等を中心
にして構成されていることが望ましい。
【0070】図1に示す第1判定手段14は、温度検出
データ11a及び時間測定データ13a及び警戒電圧検
出データ12aに基づいて電池電圧が電池切れ電圧V2
に達したか否かを判定し判定結果にかかる電池寿命判定
データ14aを生成する機能を有し、ランダムロジック
・シフトレジスタを中心にして構成されていることが望
ましい。
【0071】この様な装置構成により、温度検出手段1
1がバッテリーパックの動作温度を測定して温度検出デ
ータ11aを生成し時間測定手段13が電池寿命を測定
するための基準時間である時間測定データ13aを生成
し警戒電圧検出手段12が電池電圧を測定して電池電圧
が警戒電圧V1に達した際に警戒電圧検出データ12a
を生成し第1判定手段14が温度検出データ11a及び
時間測定データ13a及び警戒電圧検出データ12aに
基づいてバッテリーパックが安定条件にあるか否かを判
断できるようになり、このような安定条件としてのバッ
テリーパックの軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電
池切れ電圧V2に達したか否かを判定して電池寿命判定
データ14aを生成できるようになるので、直接的な測
定が難しいバッテリーパックの起電力を電池電圧と通報
回数の組み合わせで精度良く推定することができるよう
になる。すなわち、放電による電極周囲の不活性物質密
度の一時的増加に起因する電力供給能力(起電力)の一
時的な不足状態や温度等の電気化学的環境条件の一時的
悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一時的不足状
態を誤って電池切れ状態と判定することを電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになり、放電
による電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因す
る電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温度等の電
気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力
の一時的不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起
因する電池切れ状態を電池寿命判定データ14aに基づ
いて、精度良く推定できるようになる。
【0072】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになり、また、通報回数の積算におい
て、電池容量が定格容量以下の場合に、前述したように
電池容量を残したままで電池切れになったと誤って判定
してしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量が使
用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになる。
【0073】以上説明したように、電池寿命推定装置1
0に依れば、安定条件で測定した電池電圧を用いて実際
の電池残量を推定することができ、直接的な測定が難し
いバッテリーパックの起電力を電池電圧と通報回数の組
み合わせで精度良く推定することができるようになる。
すなわち、安定条件としてのバッテリーパックの軽負荷
放電特性と比較して電池電圧が電池切れ電圧V2に達し
たか否かを判定しているので、放電による電極周囲の不
活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力(起
電力)の一時的な不足状態や温度等の電気化学的環境条
件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一
時的不足状態を誤って電池切れ状態と判定することを電
池寿命判定データ14aに基づいて、回避でき、放電に
よる電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する
電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温度等の電気
化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の
一時的不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因
する電池切れ状態を電池寿命判定データ14aに基づい
て、精度良く推定できるようになる。
【0074】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避でき、また、通報回数の積算において、電池容量が
定格容量以下の場合に、前述したように電池容量を残し
たままで電池切れになったと誤って判定してしまう可能
性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、回避で
き、その結果、電池容量が使用されずに無駄になってし
まう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、
回避できるようになる。
【0075】次に、図面に基づき、自動通報装置の実施
形態を説明する。
【0076】図1に示す自動通報装置20は、水道等の
水漏れやLPガスのガス漏れを検知してガス漏れ警報を
電話回線等の通信回線を介して集中管理センターに発す
る機能を有し、前述の電池寿命推定装置10と電池切れ
通報タイミング記録手段25と第1記録手段24と通報
電文作成手段22と第2判定手段21と通報手段23と
を中心にして構成されている。
【0077】図1に示す第1記録手段24は、電池寿命
電圧検出後の通報回数を通報タイミングデータ24aと
して予め保持する機能を有し、マイクロコンピュータを
中心にして構成されていることが望ましい。
【0078】図1に示す電池切れ通報タイミング記録手
段25は、電池寿命電圧検出後の電池切れ警告情報を送
信すべき通報回数を指定する電池切れ通報タイミングデ
ータ25aを予め保持する機能を有し、ROM等の不揮
発性半導体記憶素子を中心にして構成されていることが
望ましい。
【0079】図2は、定格と同じ電池容量を有するバッ
テリーパックを用いた場合の図1の電池寿命推定装置1
0及び自動通報装置20の動作を説明するためのグラフ
である。
【0080】警戒電圧検出データ12aが生成されたタ
イミングP0(図2参照)よりも小さい電池電圧におい
ては、温度等の電気化学的環境条件等の環境条件に電池
特性が大きく影響されることが知られている。
【0081】バッテリーパックの動作電圧・電流下限P
2(電池電圧V2、放電回数t2)を意味する電池切れのタ
イミングP2(放電回数t2)までの電池容量の合計が、
電池における運用可能な電池容量AT1(斜線部)及び
図2に示すバッテリーパックの放電特性に基づいて決定
される。
【0082】ここで、電池切れ通報タイミングデータ2
5aは、警戒電圧検出データ12aが生成されたタイミ
ングP0を指定する通報回数t0(図2参照)と電池切れ
電圧V2(図2参照)が検出されたタイミングP2(図2
参照)を指定する通報回数t2(図2参照)との差の回
数(t0−t2)に基づいて設定されている。
【0083】図3は、定格と異なる電池容量を有するバ
ッテリーパックを用いた場合の図1の電池寿命推定装置
10及び自動通報装置20の動作を説明するためのグラ
フである。
【0084】また電池寿命推定装置10において、図3
に示すように、1回当たりの電池容量ATuを基準単位
として運用可能な電池容量AT1を割り算して放電可能
回数nT(=AT1/ATu)が算出される。
【0085】また電池寿命推定装置10は、t5回目の
放電動作を行う場合のタイミングP5を電池容量V5に基
づいて決定し、t4回目(タイミングP5よりもα回数だ
け早い放電回数)の放電動作を行う場合のタイミングP
4を電池容量V4に基づいて決定していた。
【0086】この様にして生成するされた電池切れ予測
結果に基づいて、従来の自動通報装置20は、その判定
結果に基づいて電池切れのタイミングの放電回数αだけ
前に警報通報を発することができる。
【0087】このような設定に依り、警戒電圧検出デー
タ12aが生成されたタイミングP0を指定する通報回
数t0と電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2を
指定する通報回数t2との差の回数(t0−t2)に基づ
いて設定されている電池切れ通報タイミングデータ25
aに基づいて電池切れについての警報通報を行うことが
でき、精密な電池切れ警告通報動作の運用ができるよう
になる。
【0088】更に、警戒電圧検出データ12aが生成さ
れたタイミングP0を指定する通報回数t0と電池切れ電
圧V2が検出されたタイミングP2を指定する通報回数t
2との差の回数(t0−t2)に基づいて設定されている
電池切れ通報タイミングデータ25aに基づいて電池切
れについての警報通報を行うので、運用可能な電池容量
AT1(図2の斜線部)、AT2(図3の斜線部)が定格
容量以上の場合に予測した(nT−α)回通報前に既に
電池切れとなってしまう可能性を、電池寿命判定データ
14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放電
動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置1
0が生成する電池寿命判定データ14aに基づいて、回
避できるようになる。また、警戒電圧検出データ12a
が生成されたタイミングP0を指定する通報回数t0と電
池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2を指定する通
報回数t2との差の回数(t0−t2)に基づいて設定さ
れている電池切れ通報タイミングデータ25aに基づい
て電池切れについての警報通報を行うので、通報回数の
積算において、電池容量AT1(AT2)が定格容量以下
の場合に、前述したように電池容量AT1(AT2)を残
したままで電池切れになったと誤って判定してしまう可
能性を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷
放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時で
あっても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定
データ14aに基づいて、回避できるようになり、その
結果、電池容量AT1(AT2)が使用されずに無駄にな
ってしまう可能性を、電池寿命判定データ14aに基づ
いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負
荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が生成する
電池寿命判定データ14aに基づいて、回避できるよう
になる。
【0089】図1に示す第2判定手段21は、警戒電圧
検出データ12aを第1判定手段(ランダムロジック・
シフトレジスタ)14を介して読み込んだ後に通報回数
を積算し、通報回数と電池切れ通報タイミングデータ2
5aとを比較すると同時に、通報タイミングデータ24
a及び電池寿命判定データ14aに基づいて、電池寿命
を知らせる電池切れ警告情報を生成すべきか否かを判定
し、判定結果を特定する第2判定データ21aを生成す
る機能を有し、マイクロコンピュータを中心にして構成
されていることが望ましい。
【0090】ここで、電池切れ警告情報を生成すべきと
判定される第2判定データ21aは、警戒電圧検出デー
タ12aが生成されたタイミングP0を指定する通報回
数t0から電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP2
を指定する通報回数t2と電池切れ通報タイミングデー
タ25aを指定する通報回数αとを差し引いて求めた通
報回数((t0−t2)−α)に基づいて設定されてい
る。
【0091】このような設定に依れば、警戒電圧検出デ
ータ12aが生成されたタイミングP0を指定する通報
回数t0から電池切れ電圧V2が検出されたタイミングP
2を指定する通報回数t2と電池切れ通報タイミングデー
タ25aを指定する通報回数αとを差し引いて求めた通
報回数((t0−t2)−α)に基づいて設定されている
電池切れ通報タイミングデータ25aに基づいて電池切
れについての警報通報を行うことができ、精密な電池切
れ警告通報動作の運用ができるようになる。
【0092】更に、警戒電圧検出データ12aが生成さ
れたタイミングP0を指定する通報回数t0から電池切れ
電圧V2が検出されたタイミングP2を指定する通報回数
t2と電池切れ通報タイミングデータ25aを指定する
通報回数αとを差し引いて求めた通報回数((t0−t
2)−α)に基づいて設定されている電池切れ通報タイ
ミングデータ25aに基づいて電池切れについての警報
通報を行うので、電池容量AT1(AT2)が定格容量以
上の場合に予測した(nT−α)回通報前に既に電池切
れとなってしまう可能性を、電池寿命判定データ14a
に基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作後
の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が生
成する電池寿命判定データ14aに基づいて、回避でき
るようになる。また、警戒電圧検出データ12aが生成
されたタイミングP0を指定する通報回数t0から電池切
れ電圧V2が検出されたタイミングP2を指定する通報回
数t2と電池切れ通報タイミングデータ25aを指定す
る通報回数αとを差し引いて求めた通報回数((t0−
t2)−α)に基づいて設定されている電池切れ通報タ
イミングデータ25aに基づいて電池切れについての警
報通報を行うので、通報回数の積算において、電池容量
AT1(AT2)が定格容量以下の場合に、前述したよう
に電池容量AT1(AT2)を残したままで電池切れにな
ったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定デ
ータ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づい
て、回避できるようになり、その結果、電池容量AT1
(AT2)が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電
動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっ
ても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、回避できるようになる。
【0093】また第2判定手段21は、警戒電圧検出デ
ータ12aを受信した時の通報回数から電池切れ通報タ
イミングデータ25aを指定する通報回数αを減算した
タイミングP1(図2参照)で電池切れ警告情報を生成
すべきと判定し判定結果を特定する第2判定データ21
aを生成する機能を有している。
【0094】このような機能を設けることに依り、電池
切れが発生する直前に警報通報を行う通報回数を積算し
て警戒電圧検出データ12aを受信した時の通報回数か
ら電池切れ通報タイミングデータ25aを指定する通報
回数αを減算したタイミングP1で警報通報を行うこと
ができ、精密な電池切れ警告通報動作の運用ができるよ
うになる。
【0095】更に、警戒電圧検出データ12aを受信し
た時の通報回数から電池切れ通報タイミングデータ25
aを指定する通報回数αを減算したタイミングP1で警
報通報を行うので、電池容量AT1(AT2)が定格容量
以上の場合に予測した(nT−α)回通報前に既に電池
切れとなってしまう可能性を、電池寿命判定データ14
aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が
生成する電池寿命判定データ14aに基づいて、回避で
きるようになる。また、警戒電圧検出データ12aを受
信した時の通報回数から電池切れ通報タイミングデータ
25aを指定する通報回数αを減算したタイミングP1
で警報通報を行うので、通報回数の積算において、電池
容量AT1(AT2)が定格容量以下の場合に、前述した
ように電池容量AT1(AT2)を残したままで電池切れ
になったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判
定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推
定装置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量AT
1(AT2)が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電
動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっ
ても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、回避できるようになる。
【0096】図1に示す通報電文作成手段22は、第2
判定データ21aを読み込んだ際に受信した第2判定デ
ータ21aの内容に基づく通報電文データ22aを生成
する機能を有し、マイクロコンピュータを中心にして構
成されていることが望ましい。
【0097】図1に示す通報手段23は、通報電文デー
タ22aを通信回線上に送信する機能を有し、NCU等
のモデム装置を中心にして構成されていることが望まし
い。
【0098】以上説明したように、自動通報装置20に
依れば、バッテリーパック内における電気化学的環境条
件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一
時的な不足状態を誤って電池切れ状態と判定することを
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池寿命推定装置10が生成する電池寿
命判定データ14aに基づいて、回避できるようにな
り、バッテリーパック内における電気化学的環境条件の
一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的な不足状態
の影響を排除して電池容量AT1(AT2)の消耗に起因
する電池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷放電
動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データ
14aに基づいて、精度良く推定できるようになり、そ
の結果、電池切れが発生する直前に警報通報を行う通報
回数を積算して警報通報を行うことができ、精密な電池
切れ警告通報動作の運用ができるようになる。
【0099】更に、電池容量AT1(AT2)が定格容量
以上の場合に予測した(nT−α)回通報前に既に電池
切れとなってしまう可能性を、電池寿命判定データ14
aに基づいて、大負荷放電動作後または大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置10が
生成する電池寿命判定データ14aに基づいて、回避で
きるようになり、また、通報回数の積算において、電池
容量AT1(AT2)が定格容量以下の場合に、前述した
ように電池容量AT1(AT2)を残したままで電池切れ
になったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判
定データ14aに基づいて、大負荷放電動作後または大
負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推
定装置10が生成する電池寿命判定データ14aに基づ
いて、回避できるようになり、その結果、電池容量AT
1(AT2)が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データ14aに基づいて、大負荷放電
動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっ
ても電池寿命推定装置10が生成する電池寿命判定デー
タ14aに基づいて、回避できるようになる。
【0100】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、安定条
件で測定した電池電圧を用いて実際の電池残量を推定す
ることができ、直接的な測定が難しい電池の起電力を、
電池電圧と通報回数の組み合わせで精度良く推定するこ
とができるようになる。すなわち、安定条件としての電
池の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電池切れ電圧
に達したか否かを判定しているので、放電による電極周
囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能
力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の電気化学的
環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電
力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と判定する
ことを電池寿命判定データに基づいて回避でき、放電に
よる電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する
電力供給能力の一時的な不足状態の影響や温度等の電気
化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の
一時的不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因
する電池切れ状態を電池寿命判定データに基づいて精度
良く推定できるようになるといった効果を奏する。
【0101】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて回避で
き、また、通報回数の積算において、電池容量が定格容
量以下の場合に、前述したように電池容量を残したまま
で電池切れになったと誤って判定してしまう可能性を、
電池寿命判定データに基づいて回避でき、その結果、電
池容量が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電
池寿命判定データに基づいて回避できるようになるとい
った効果を奏する。
【0102】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、温度検出手段が電池の動作温度
を測定して温度検出データを生成し時間測定手段が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データを
生成し警戒電圧検出手段が電池電圧を測定して電池電圧
が警戒電圧に達した際に警戒電圧検出データを生成し第
1判定手段が温度検出データ及び時間測定データ及び警
戒電圧検出データに基づいて電池が安定条件にあるか否
かを判断できるようになり、このような安定条件として
の電池の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電池切れ
電圧に達したか否かを判定して電池寿命判定データを生
成できるようになるので、直接的な測定が難しい電池の
起電力を、電池電圧と通報回数の組み合わせで精度良く
推定することができるようになる。すなわち、放電によ
る電極周囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電
力供給能力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の電
気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力
(起電力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と判
定することを電池寿命判定データに基づいて回避できる
ようになり、放電による電極周囲の不活性物質密度の一
時的増加に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の
影響や温度等の電気化学的環境条件の一時的悪化に起因
する電力供給能力の一時的不足状態の影響を排除して電
池容量の消耗に起因する電池切れ状態を電池寿命判定デ
ータに基づいて精度良く推定できるようになるといった
効果を奏する。
【0103】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて回避でき
るようになり、また、通報回数の積算において、電池容
量が定格容量以下の場合に、前述したように電池容量を
残したままで電池切れになったと誤って判定してしまう
可能性を、電池寿命判定データに基づいて回避できるよ
うになり、その結果、電池容量が使用されずに無駄にな
ってしまう可能性を、電池寿命判定データに基づいて回
避できるようになるといった効果を奏する。
【0104】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、温度検出手段が電池の動作温度
を測定して温度検出データを生成し時間測定手段が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データを
生成し警戒電圧検出手段が電池の大負荷放電時に大負荷
放電から所定時間だけ遅延したタイミングを安定条件と
して電池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧に達した際
に警戒電圧検出データを生成し第1判定手段が温度検出
データ及び時間測定データ及び警戒電圧検出データに基
づいて電池が安定条件にあるか否かを判断できるように
なり、電池の大負荷放電時に大負荷放電から所定時間だ
け遅延したタイミングを安定条件としての電池の軽負荷
放電特性と電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が
電池切れ電圧に達したか否かを判定して電池寿命判定デ
ータを生成できるようになるので、直接的な測定が難し
い電池の起電力を、電池電圧と通報回数の組み合わせを
用いて、大負荷放電動作後であっても精度良く推定する
ことができるようになる。すなわち、放電による電極周
囲の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能
力(起電力)の一時的な不足状態や温度等の電気化学的
環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起電
力)の一時的不足状態を誤って電池切れ状態と判定する
ことを大負荷放電動作後であっても電池寿命判定データ
に基づいて回避できるようになり、放電による電極周囲
の不活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力
の一時的な不足状態の影響や温度等の電気化学的環境条
件の一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的不足状
態の影響を排除して電池容量の消耗に起因する電池切れ
状態を大負荷放電動作後であっても電池寿命判定データ
に基づいて精度良く推定できるようになるといった効果
を奏する。
【0105】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後であっても、回避できるようになり、また、通
報回数の積算において、電池容量が定格容量以下の場合
に、前述したように電池容量を残したままで電池切れに
なったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿命判定
データに基づいて大負荷放電動作後であっても、回避で
きるようになり、その結果、電池容量が使用されずに無
駄になってしまう可能性を、電池寿命判定データに基づ
いて大負荷放電動作後であっても、回避できるようにな
るといった効果を奏する。
【0106】請求項4に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、温度検出手段が電池の動作温度
を測定して温度検出データを生成し時間測定手段が電池
寿命を測定するための基準時間である時間測定データを
生成し警戒電圧検出手段が電池の大負荷放電時に大負荷
放電から所定時間だけ遅延したタイミングを安定条件と
する軽負荷小電流時の電池電圧を測定して電池電圧が警
戒電圧に達した際に警戒電圧検出データを生成し第1判
定手段が温度検出データ及び時間測定データ及び警戒電
圧検出データに基づいて電池が安定条件にあるか否かを
判断できるようになり、電池の大負荷放電時に大負荷放
電から所定時間だけ遅延したタイミングを安定条件とし
ての電池の軽負荷放電特性と電池電圧の測定履歴とを比
較して電池電圧が電池切れ電圧に達したか否かを判定し
て電池寿命判定データを生成できるようになるので、直
接的な測定が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回
数の組み合わせを用いて、大負荷放電動作後の軽負荷小
電流時であっても精度良く推定することができるように
なる。すなわち、放電による電極周囲の不活性物質密度
の一時的増加に起因する電力供給能力(起電力)の一時
的な不足状態や温度等の電気化学的環境条件の一時的悪
化に起因する電力供給能力(起電力)の一時的不足状態
を誤って電池切れ状態と判定することを大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データに基
づいて回避できるようになり、放電による電極周囲の不
活性物質密度の一時的増加に起因する電力供給能力の一
時的な不足状態の影響や温度等の電気化学的環境条件の
一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的不足状態の
影響を排除して電池容量の消耗に起因する電池切れ状態
を大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿
命判定データに基づいて精度良く推定できるようになる
といった効果を奏する。
【0107】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後の軽負荷小電流時であっても、回避できるよう
になり、また、通報回数の積算において、電池容量が定
格容量以下の場合に、前述したように電池容量を残した
ままで電池切れになったと誤って判定してしまう可能性
を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後の
軽負荷小電流時であっても、回避できるようになり、そ
の結果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可
能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作
後の軽負荷小電流時であっても、回避できるようになる
といった効果を奏する。
【0108】請求項5に記載の発明に依れば、請求項3
又は4に記載の効果に加えて、温度検出手段が電池の動
作温度を測定して温度検出データを生成し時間測定手段
が電池寿命を測定するための基準時間である時間測定デ
ータを生成し警戒電圧検出手段が前述したようなタイミ
ングを安定条件とする軽負荷小電流時の電池電圧を測定
して電池電圧が警戒電圧に達した際に警戒電圧検出デー
タを生成し第1判定手段が温度検出データ及び時間測定
データ及び警戒電圧検出データに基づいて電池が安定条
件にあるか否かを判断できるようになり、前述したよう
なタイミングを安定条件としての電池の軽負荷放電特性
と電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ
電圧に達したか否かを判定して電池寿命判定データを生
成できるようになるので、直接的な測定が難しい電池の
起電力を、電池電圧と通報回数の組み合わせを用いて、
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても精度良く推定することができるようにな
る。すなわち、放電による電極周囲の不活性物質密度の
一時的増加に起因する電力供給能力(起電力)の一時的
な不足状態を誤って電池切れ状態と判定することを大負
荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時
であっても電池寿命判定データに基づいて回避できるよ
うになり、放電による電極周囲の不活性物質密度の一時
的増加に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影
響を排除して電池容量の消耗に起因する電池切れ状態を
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池寿命判定データに基づいて精度良く
推定できるようになるといった効果を奏する。
【0109】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であ
っても、回避できるようになり、また、通報回数の積算
において、電池容量が定格容量以下の場合に、前述した
ように電池容量を残したままで電池切れになったと誤っ
て判定してしまう可能性を、電池寿命判定データに基づ
いて大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになり、その結
果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後ま
たは大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回
避できるようになるといった効果を奏する。
【0110】請求項6に記載の発明に依れば、請求項3
乃至5のいずれか一項に記載の効果に加えて、温度検出
手段が電池の動作温度を測定して温度検出データを生成
し時間測定手段が電池寿命を測定するための基準時間で
ある時間測定データを生成し警戒電圧検出手段が前述し
たようなタイミングを安定条件とする軽負荷小電流時の
電池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧に達した際に警
戒電圧検出データを生成し第1判定手段が温度検出デー
タ及び時間測定データ及び警戒電圧検出データに基づい
て電池が安定条件にあるか否かを判断できるようにな
り、前述したようなタイミングを安定条件としての電池
の軽負荷放電特性と電池電圧の測定履歴とを比較して電
池電圧が電池切れ電圧に達したか否かを判定して電池寿
命判定データを生成できるようになるので、直接的な測
定が難しい電池の起電力を、電池電圧と通報回数の組み
合わせを用いて、大負荷放電動作後または大負荷放電動
作後の軽負荷小電流時であっても精度良く推定すること
ができるようになる。すなわち、電池内における電気化
学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力(起
電力)の一時的な不足状態を誤って電池切れ状態と判定
することを大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の
軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データに基づい
て回避できるようになり、電池内における電気化学的環
境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力の一時的な
不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に起因する電
池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷放電動作後
の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定データに基づ
いて精度良く推定できるようになるといった効果を奏す
る。
【0111】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であ
っても、回避できるようになり、また、通報回数の積算
において、電池容量が定格容量以下の場合に、前述した
ように電池容量を残したままで電池切れになったと誤っ
て判定してしまう可能性を、電池寿命判定データに基づ
いて大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても、回避できるようになり、その結
果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後ま
たは大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても、回
避できるようになるといった効果を奏する。
【0112】請求項7に記載の発明に依れば、請求項3
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、温度検出
手段が電池の動作温度を測定して温度検出データを生成
し時間測定手段が電池寿命を測定するための基準時間で
ある時間測定データを生成し警戒電圧検出手段が前述し
たようなタイミングを安定条件とする軽負荷小電流時の
電池電圧を測定して電池電圧が警戒電圧に達した際に定
期的な測定を繰り返して作成した電池電圧の測定履歴に
基づく警戒電圧検出データを生成し第1判定手段が温度
検出データ及び時間測定データ及び定期的な測定を繰り
返して作成した電池電圧の測定履歴に基づく警戒電圧検
出データに基づいて電池が安定条件にあるか否かを判断
できるようになり、前述したようなタイミングを安定条
件としての電池の軽負荷放電特性と繰り返して作成した
電池電圧の測定履歴とを比較して電池電圧が電池切れ電
圧に達したか否かを判定して電池寿命判定データを生成
できるようになるので、直接的な測定が難しい電池の起
電力を、電池電圧と通報回数の組み合わせを用いて、大
負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流
時であっても精度良く推定することができるようにな
る。すなわち、電池内における電気化学的環境条件の一
時的悪化に起因する電力供給能力(起電力)の一時的な
不足状態を誤って電池切れ状態と判定することを大負荷
放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時で
あっても電池電圧の測定履歴に基づく電池寿命判定デー
タに基づいて回避できるようになり、電池内における電
気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力供給能力
の一時的な不足状態の影響を排除して電池容量の消耗に
起因する電池切れ状態を大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命判定デ
ータに基づいて精度良く推定できるようになるといった
効果を奏する。
【0113】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であ
っても電池電圧の測定履歴に基づく電池寿命判定データ
に基づいて回避できるようになり、また、通報回数の積
算において、電池容量が定格容量以下の場合に、前述し
たように電池容量を残したままで電池切れになったと誤
って判定してしまう可能性を、電池寿命判定データに基
づいて大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負
荷小電流時であっても電池電圧の測定履歴に基づく電池
寿命判定データに基づいて回避できるようになり、その
結果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可能
性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後
または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電
池電圧の測定履歴に基づく電池寿命判定データに基づい
て回避できるようになるといった効果を奏する。
【0114】請求項8に記載の発明に依れば、請求項1
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、電池内に
おける電気化学的環境条件の一時的悪化に起因する電力
供給能力(起電力)の一時的な不足状態を誤って電池切
れ状態と判定することを大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置が生成する電池寿命判定データに基づいて回避できる
ようになり、電池内における電気化学的環境条件の一時
的悪化に起因する電力供給能力の一時的な不足状態の影
響を排除して電池容量の消耗に起因する電池切れ状態を
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池寿命判定データに基づいて精度良く
推定できるようになり、その結果、電池切れが発生する
直前に警報通報を行う通報回数を積算して警報通報を行
うことができ、精密な電池切れ警告通報動作の運用がで
きるようになるといった効果を奏する。
【0115】更に、電池容量が定格容量以上の場合に予
測した(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってし
まう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放
電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であ
っても電池寿命推定装置が生成する電池寿命判定データ
に基づいて回避できるようになり、また、通報回数の積
算において、電池容量が定格容量以下の場合に、前述し
たように電池容量を残したままで電池切れになったと誤
って判定してしまう可能性を、電池寿命判定データに基
づいて大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負
荷小電流時であっても電池寿命推定装置が生成する電池
寿命判定データに基づいて回避できるようになり、その
結果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可能
性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後
または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電
池寿命推定装置が生成する電池寿命判定データに基づい
て回避できるようになるといった効果を奏する。
【0116】請求項9に記載の発明に依れば、請求項8
に記載の効果に加えて、電池切れが発生する直前に警報
通報を行う通報回数を積算して警戒電圧検出データを受
信した時の通報回数から電池切れ通報タイミングデータ
にかかる通報回数αを減算したタイミングで警報通報を
行うことができ、精密な電池切れ警告通報動作の運用が
できるようになるといった効果を奏する。
【0117】更に、警戒電圧検出データを受信した時の
通報回数から電池切れ通報タイミングデータにかかる通
報回数αを減算したタイミングで警報通報を行うので、
電池容量が定格容量以上の場合に予測した(nT−α)
回通報前に既に電池切れとなってしまう可能性を、電池
寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後または大負
荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定
装置が生成する電池寿命判定データに基づいて回避でき
るようになる。また、警戒電圧検出データを受信した時
の通報回数から電池切れ通報タイミングデータにかかる
通報回数αを減算したタイミングで警報通報を行うの
で、通報回数の積算において、電池容量が定格容量以下
の場合に、前述したように電池容量を残したままで電池
切れになったと誤って判定してしまう可能性を、電池寿
命判定データに基づいて大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置が生成する電池寿命判定データに基づいて回避できる
ようになり、その結果、電池容量が使用されずに無駄に
なってしまう可能性を、電池寿命判定データに基づいて
大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電
流時であっても電池寿命推定装置が生成する電池寿命判
定データに基づいて回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0118】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
8又は9に記載の効果に加えて、警戒電圧検出データが
生成されたタイミングにかかる通報回数と電池切れ電圧
が検出されたタイミングにかかる通報回数との差の回数
に基づいて予め設定されている電池切れ通報タイミング
データに基づいて電池切れについての警報通報を行うこ
とができ、精密な電池切れ警告通報動作の運用ができる
ようになるといった効果を奏する。
【0119】更に、警戒電圧検出データが生成されたタ
イミングにかかる通報回数と電池切れ電圧が検出された
タイミングにかかる通報回数との差の回数に基づいて予
め設定されている電池切れ通報タイミングデータに基づ
いて電池切れについての警報通報を行うので、電池容量
が定格容量以上の場合に予測した(nT−α)回通報前
に既に電池切れとなってしまう可能性を、電池寿命判定
データに基づいて大負荷放電動作後または大負荷放電動
作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装置が生
成する電池寿命判定データに基づいて回避できるように
なる。また、警戒電圧検出データが生成されたタイミン
グにかかる通報回数と電池切れ電圧が検出されたタイミ
ングにかかる通報回数との差の回数に基づいて予め設定
されている電池切れ通報タイミングデータに基づいて電
池切れについての警報通報を行うので、通報回数の積算
において、電池容量が定格容量以下の場合に、前述した
ように電池容量を残したままで電池切れになったと誤っ
て判定してしまう可能性を、電池寿命判定データに基づ
いて大負荷放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷
小電流時であっても電池寿命推定装置が生成する電池寿
命判定データに基づいて回避できるようになり、その結
果、電池容量が使用されずに無駄になってしまう可能性
を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作後ま
たは大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池
寿命推定装置が生成する電池寿命判定データに基づいて
回避できるようになるといった効果を奏する。
【0120】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
8乃至10のいずれか一項に記載の効果に加えて、警戒
電圧検出データが生成されたタイミングにかかる通報回
数から電池切れ電圧が検出されたタイミングにかかる通
報回数と電池切れ通報タイミングデータにかかる通報回
数αとを差し引いて求めた通報回数(−α)に基づいて
設定されている電池切れ通報タイミングデータに基づい
て電池切れについての警報通報を行うことができ、精密
な電池切れ警告通報動作の運用ができるようになるとい
った効果を奏する。
【0121】更に、警戒電圧検出データが生成されたタ
イミングにかかる通報回数から電池切れ電圧が検出され
たタイミングにかかる通報回数と電池切れ通報タイミン
グデータにかかる通報回数αとを差し引いて求めた通報
回数(−α)に基づいて設定されている電池切れ通報タ
イミングデータに基づいて電池切れについての警報通報
を行うので、電池容量が定格容量以上の場合に予測した
(nT−α)回通報前に既に電池切れとなってしまう可
能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷放電動作
後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時であっても
電池寿命推定装置が生成する電池寿命判定データに基づ
いて回避できるようになる。また、警戒電圧検出データ
が生成されたタイミングにかかる通報回数から電池切れ
電圧が検出されたタイミングにかかる通報回数と電池切
れ通報タイミングデータにかかる通報回数αとを差し引
いて求めた通報回数(−α)に基づいて設定されている
電池切れ通報タイミングデータに基づいて電池切れにつ
いての警報通報を行うので、通報回数の積算において、
電池容量が定格容量以下の場合に、前述したように電池
容量を残したままで電池切れになったと誤って判定して
しまう可能性を、電池寿命判定データに基づいて大負荷
放電動作後または大負荷放電動作後の軽負荷小電流時で
あっても電池寿命推定装置が生成する電池寿命判定デー
タに基づいて回避できるようになり、その結果、電池容
量が使用されずに無駄になってしまう可能性を、電池寿
命判定データに基づいて大負荷放電動作後または大負荷
放電動作後の軽負荷小電流時であっても電池寿命推定装
置が生成する電池寿命判定データに基づいて回避できる
ようになるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池寿命推定装置及びこれを用いた自
動通報装置を説明するための機能ブロック図である。
【図2】定格と同じ電池容量を有する電池を用いた場合
の図1の電池寿命推定装置及び自動通報装置の動作を説
明するためのグラフである。
【図3】定格と異なる電池容量を有する電池を用いた場
合の図1の電池寿命推定装置及び自動通報装置の動作を
説明するためのグラフである。
【図4】定格と同じ電池容量を有する電池の放電特性を
説明するためのグラフである。
【図5】図4の電池の放電特性から電池寿命を予測する
従来の手法を説明するためのグラフである。
【図6】定格より小さい電池容量を有する電池を運用す
る上での問題点を説明するためのグラフである。
【図7】定格より大きい電池容量を有する電池を運用す
る上での問題点を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
10…電池寿命推定装置 10a…電池寿命推定装置 11…温度検出手段 11a…温度検出データ 12…警戒電圧検出手段 12a…警戒電圧検出データ 13…時間測定手段(タイマー) 13a…時間測定データ 14…第1判定手段(ランダムロジック・シフトレジス
タ)14 14a…電池寿命判定データ 20…自動通報装置 21…第2判定手段(マイクロコンピュータ) 21a…第2判定データ 22…通報電文作成手段 22a…通報電文データ 23…通報手段(NCU) 24…第1記録手段(RAM) 24a…通報タイミングデータ 25…電池切れ通報タイミング記録手段(ROM) 25a…電池切れ通報タイミングデータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池電圧を測定し、当該電池電圧の測定
    履歴と電池の軽負荷放電特性と比較して電池電圧が電池
    切れ電圧に達したか否かを判定し当該判定結果にかかる
    電池寿命判定データを生成するように構成されているこ
    とを特徴とする電池寿命推定装置。
  2. 【請求項2】 電池の動作温度を測定して温度検出デー
    タを生成する温度検出手段と、 電池電圧を測定し当該測定した電池電圧が警戒電圧に達
    した際に警戒電圧検出データを生成する警戒電圧検出手
    段と、 電池寿命を測定するための基準時間である時間測定デー
    タを生成するための時間測定手段と、 前記温度検出データ及び前記時間測定データ及び前記警
    戒電圧検出データに基づいて電池電圧が電池切れ電圧に
    達したか否かを判定し当該判定結果にかかる前記電池寿
    命判定データを生成する第1判定手段とを有することを
    特徴とする請求項2に記載の電池寿命推定装置。
  3. 【請求項3】 前記警戒電圧検出手段は、電池の大負荷
    放電時に当該大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイ
    ミングで電池電圧を測定するように構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の電池寿命推定装置。
  4. 【請求項4】 前記警戒電圧検出手段は、電池の大負荷
    放電時に当該大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイ
    ミングにおける軽負荷小電流時の電池電圧を測定するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    電池寿命推定装置。
  5. 【請求項5】 前記警戒電圧検出手段における遅延タイ
    ミングは、電池内における不活性物質密度の一時的増加
    に起因する電池の供給電力不足の影響を回避する程度の
    遅延時間に設定されていることを特徴とする請求項3又
    は4に記載の電池寿命推定装置。
  6. 【請求項6】 前記警戒電圧検出手段における遅延タイ
    ミングは、電池内における電気化学的環境条件の一時的
    悪化に起因する電池の供給電力不足の影響を回避する程
    度の遅延時間に設定されていることを特徴とする請求項
    3乃至5のいずれか一項に記載の電池寿命推定装置。
  7. 【請求項7】 前記警戒電圧検出手段は、電池の大負荷
    放電時に当該大負荷放電から所定時間だけ遅延したタイ
    ミングでの電池電圧の定期的な測定を繰り返して前記警
    戒電圧検出データを生成するように構成されていること
    を特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の電
    池寿命推定装置。
  8. 【請求項8】 前記電池寿命推定装置と、 電池寿命電圧検出後の通報回数を通報タイミングデータ
    として予め保持するための第1記録手段と、 電池寿命電圧検出後の電池切れ警告情報を送信すべき通
    報回数にかかる電池切れ通報タイミングデータを予め保
    持する電池切れ通報タイミング記録手段と、 前記警戒電圧検出データを読み込んだ後に通報回数を積
    算し、当該通報回数と前記電池切れ通報タイミングデー
    タとを比較すると共に、前記通報タイミングデータ及び
    前記電池寿命判定データに基づいて電池寿命にかかる電
    池切れ警告情報を生成すべきか否かを判定し当該判定結
    果にかかる第2判定データを生成する第2判定手段と、 前記第2判定データを読み込んだ際に当該読み込んだ第
    2判定データの内容に基づいて通報電文データを生成す
    る通報電文作成手段と、 前記通報電文データを回線上に送信する通報手段とを有
    することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に
    記載の電池寿命推定装置を用いた自動通報装置。
  9. 【請求項9】 前記第2判定手段は、前記警戒電圧検出
    データを受信した時の通報回数から前記電池切れ通報タ
    イミングデータにかかる通報回数を減算したタイミング
    で前記電池切れ警告情報を生成すべきと判定し当該判定
    結果にかかる前記第2判定データを生成するように構成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の自動通報
    装置。
  10. 【請求項10】 前記電池切れ通報タイミングデータ
    は、前記警戒電圧検出データが生成されたタイミングに
    かかる通報回数と電池切れ電圧が検出されたタイミング
    にかかる通報回数との差の回数に基づいて予め設定され
    ていることを特徴とする請求項8又は9に記載の自動通
    報装置。
  11. 【請求項11】 前記電池切れ警告情報を生成すべきと
    判定される前記第2判定データは、前記警戒電圧検出デ
    ータが生成されたタイミングにかかる通報回数から電池
    切れ電圧が検出されたタイミングにかかる通報回数と前
    記電池切れ通報タイミングデータにかかる通報回数とを
    差し引いて求めた通報回数に基づいて設定されているこ
    とを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載
    の自動通報装置。
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