JP4874646B2 - 電池用制御装置、電動車両、及び二次電池の制御方法 - Google Patents

電池用制御装置、電動車両、及び二次電池の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池の入出力を制御する電池用制御装置、それを備えた電動車両、二次電池の制御方法に関する。
近年、二次電池は、燃料電池や太陽電池、更には発電機と組み合わされ、電源システムとして利用されることがある。発電機は、風力や水力といった自然による力や、内燃機関等の人工的な動力によって駆動される。このような二次電池を組み合わせた電源システムは、余剰な電力を二次電池によって蓄積しておくことによって、エネルギー効率の向上を図っている。
このようなシステムの一例としては、近年、動力源としてエンジンとモータとを搭載したハイブリッド自動車(「HEV」:Hybrid Electric Vehicle)が挙げられる。HEVは、走行に必要な動力に対してエンジンからの出力が大きい場合には、余剰の動力で発電機を駆動し、二次電池の充電を行なう。また、HEVは、車両の制動時や減速時には、車輪によってモータを駆動し、モータを発電機として利用することによっても、二次電池の充電を行なう。逆に、エンジンからの出力が小さい場合には、HEVは、不足の動力を補うため、二次電池を放電してモータを駆動する。
このように、HEVにおいては、従来の自動車では熱として大気中に放出されていたエネルギーを二次電池に蓄積できるため、従来の自動車に比べて、エネルギー効率を高めることができ、燃費の飛躍的な向上を図ることができる。
また、二次電池には、過放電や過充電が行われると、電池性能が劣化してしまうという問題がある。このため、HEVにおいては、電池用制御装置(以下「電池ECU:Electric Control Unit」という。)が、二次電池の電池残量(SOC:State of Charge)を算出し、得られたSOCに基づいて二次電池の充放電(入出力)を制御している。一般的には、電池ECUは、SOCが40%〜70%の範囲内に収まるように充放電を制御する。また、このとき、SOCを正確に算出することが重要となる。
従来からのSOCの算出方法としては、次の二つが知られている。一つの算出方法は、二次電池の充放電時の電流を積算してSOCを算出する方法である(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。この方法では、先ず、電池ECUは、充放電された電流の電流値を測定し(充電時をマイナス、放電時をプラスとする。)、測定された電流値が充電時の電流(−)の場合は充電効率を乗算する。次に、電池ECUは、得られた電流値(充電時の場合は乗算値)を設定された時間にわたって積算して、積算容量を算出する。次に、電池ECUは、得られた積算容量に基づいてSOCを算出する。
他の算出方法は、充放電履歴に基づいてSOCを算出する方法である(例えば、特許文献1参照。)。この方法では、先ず、電池ECUは、電池ブロック毎に、充放電された電流Iと、端子電圧Vとのペアデータを複数個取得し、これらを充放電履歴として記憶する。次に、電池ECUは、充放電履歴(ペアデータ)として記憶されたペアデータの中から、代表となる電池ブロックの平均的なペアデータを選択する。更に、電池ECUは、選択されたペアデータから、回帰分析法を用いて、1次の近似直線(電圧V−電流I近似直線)を求める。
次に、電池ECUは、電流値0(ゼロ)に対応する電圧値(電圧V−電流I近似直線の切片)を求め、これを代表となる電池ブロックの無負荷電圧OCVとする。更に、電池ECUは、積算容量の単位時間あたりの変化量△Qを求め、この変化量△Qに対して時間遅延処理及び平均化処理を行ない、これによって△Qの不要な高周波成分に相当する変動成分を除去して、△Q´を算出する。更に、電池ECUは、温度を縦軸(又は横軸)、△Q´を横軸(又は縦軸)とし、縦軸と横軸との交点に対応する分極電圧が記録された二次元マップに、算出した変化量△Q´と最低電池温度とを当てはめて分極電圧を特定する。
次いで、電池ECUは、代表となる無負荷電圧OCVから、推定した分極電圧を減算して、代表となる電池ブロックの起電力を算出する。更に、電池ECUは、温度を縦軸(又は横軸)、起電力を横軸(又は縦軸)とし、縦軸と横軸との交点に対応するSOCが記録された二次元マップに、算出された起電力と最低電池温度とを当てはめてSOCを特定する。
また、HEVにおいては、SOCの算出精度を高めるため、電池ECUは、上記した電流積算によるSOC算出方法と、上記した充放電履歴情報に基づくSOC算出方法との両方を実施している。この場合、電池ECUは、両者の結果を比較し、後者で得られた値に基づいて前者で得られた値を補正している(例えば、特許文献3参照。)。
特開2003−197275号公報 特開2004−47279号公報 特開2003−149307号公報
しかしながら、二つのSOC算出方法を実施した場合は、これらの算出結果の間に、大きなズレが生じることがある。例えば、修理のために二次電池を車両から取り外した場合や、新しい二次電池に乗せ替えた場合では、電池ECUの充放電履歴が初期化される。この場合、充放電履歴に基づくSOC算出方法の算出精度が低下し、上記したズレが生じてしまう。
更に、車両を長期間放置した場合は、実際の分極電圧と分極情報から求められた分極電圧との間に大きな差が生じるため、この場合も、充放電履歴に基づくSOC算出方法の算出精度が低下し、上記したズレが生じてしまう。
また、このようなズレが生じた場合は、図5に示すように、電池ECUが算出したSOCの算出値と、実際の二次電池のSOCの値との間には、誤差が生じてしまい、SOCの算出精度が低下してしまう。更に、従来の電池ECUは、充放電履歴から算出したSOCに基づいて補正を行うため、充放電履歴が正確でない場合は、ズレが次第に増加し、SOCの算出精度は大幅に低下してしまう。また、SOCの算出精度の低下は、二次電池の寿命の低下の原因となる。
なお、図5は、従来からの電池ECUを備えた二次電池におけるSOCの変動を示す図である。図5において、縦軸はSOC[%]及びSOC誤差[%]示し、横軸は時間[s]を示す。また、図5において、「SOC算出値」は、充放電履歴から得られたSOCに基づいて、電流積算から得られたSOCを補正することによって、算出されたSOCを示している。「SOC真値」は実測によって得られたSOCを示している。「SOC誤差」は、SOC真値に対するSOC算出値の誤差を示している。
本発明の目的は、上記問題を解消し、SOCの算出精度の低下を抑制し得る電池用制御装置、電動車両及び二次電池の制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における第1の電池用制御装置は、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明における第2の電池用制御装置は、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明における第1の電動車両は、動力源としてモータを備える電動車両であって、二次電池と、SOCが第1の変動幅内に収まるように前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、前記電池用制御装置は、第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加するように前記モータを駆動することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明における第2の電動車両は、動力源としてモータを備える電動車両であって、二次電池と、SOCが第1の変動幅内に収まるように前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、前記電池用制御装置は、判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加するように前記モータを駆動することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明における第1の制御方法は、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、(a)前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出する工程と、(b)前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出する工程と、(c)前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較する工程と、(d)前記(c)の工程における比較の結果、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明における第2の制御方法は、発明における第2の制御方法は、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、(a)前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定する工程と、(b)前記(a)の工程における判定の結果、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明における第1のプログラムは、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、(a)前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出するステップと、(b)前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出するステップと、(c)前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較するステップと、(d)前記(c)のステップにおける比較の結果、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明における第2のプログラムは、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、(a)前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定するステップと、(b)前記(a)のステップにおける判定の結果、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、二次電池のSOCの算出精度が低下した場合は、SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池を使用する機器において、二次電池のSOCの変動幅が、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加するように二次電池が使用される。この場合、充放電履歴として記憶されているペアデータの分布がそれまでよりも広がるため、分極電圧の算出精度が向上し、結果、充放電履歴からのSOCの算出精度も向上する。このため、二次電池の充放電時の電流を積算して算出されたSOC(第1の推定SOC)と、二次電池の充放電履歴に基づいて算出されたSOC(第2の推定SOC)との間のズレは、小さくなる。よって、SOC算出値(第2の推定SOCに基づいて補正された第1の推定SOCの値)のSOC真値に対する誤差は、0(ゼロ)へと収束する。本発明によれば、SOCの算出精度の低下を抑制することができる。
また、このことから、本発明を、HEV等のモータを動力源として備えた車両に適用すれば、二次電池が乗せ替えられた場合や車両が長期間放置された場合であっても、SOCの算出精度の低下を抑制できる。
更に、本発明は、車両以外の、燃料電池、太陽電池、及び発電機といった独立型電源に二次電池を組み合わせて構成した電源システムにも適用できる。これらの電源システムにおいて、二次電池の乗せ替えや長期間の放置が行われた場合も、SOCの算出精度の低下を抑制できる。
本発明における第1の電池用制御装置は、二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示することを特徴とする。
上記本発明における第1の電池用制御装置においては、前記判定部が、更に、前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合にも、前記機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示する態様とすることができる。
本発明における第2の電池用制御装置は、二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示することを特徴とする。
本発明における第1の電動車両は、動力源としてモータを備える電動車両であって、二次電池と、前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、前記電池用制御装置は、第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が増加するように前記モータを駆動することを特徴とする。
上記本発明における第1の電動車両においては、前記判定部が、前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合にも、前記車両用制御装置に対して信号を出力する態様とすることができる。
また、本発明における第2の電動車両は、動力源としてモータを備える電動車両であって、二次電池と、前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、前記電池用制御装置は、判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が増加するように前記モータを駆動することを特徴とする。
本発明における第1の制御方法は、二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、(a)前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出する工程と、(b)前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出する工程と、(c)前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較する工程と、(d)前記(c)の工程における比較の結果、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする。
また、上記本発明における第1の制御方法においては、前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示する工程を更に有する態様とすることができる。
また、本発明における第2の制御方法は、二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、(a)前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定する工程と、(b)前記(a)の工程における判定の結果、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を増加させる前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする。
また、本発明は、上記の本発明における第1の制御方法または第2の制御方法を具現化するためのプログラムであっても良い。このプログラムをコンピュータにインストールして実行することにより、本発明における第1の制御方法または第2の制御方法が実行される。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における電池用制御装置、電動車両、及び二次電池の制御方法について、図1〜図4を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態における電動車両の構成について図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における電動車両の概略構成を示す図である。本実施の形態における電動車両は、HEVである。図1に示すように、電動車両は、前輪28に動力を伝達する動力源として、エンジン24と、モータ26とを備え、又モータ26への電力供給源として二次電池10を備えている。
エンジン24は、トランスミッション25、減速機27及びドライブシャフト30を介して前輪28に動力を伝達している。また、モータ26は、減速機27及びドライブシャフト30を介して前輪28に動力を伝達している。また、二次電池10に充電が必要な場合は、エンジン24の動力の一部が、トランスミッション25を介して、発電機23にも伝達される。なお、29は後輪であり、31は左右の後輪29を接続するシャフト31である。
発電機23によって発生した電力は、パワーユニット22を介して二次電池10に供給され、充電に利用される。また、電動車両の減速時や制動時においては、モータ26が発電機として利用される。モータ26によって発生した電力も、パワーユニット22を介して二次電池10に供給され、充電に利用される。
また、電動車両は、制御装置として、二次電池10の入出力(充放電)を制御する電池用制御装置(電池ECU)1と、モータ26の駆動を制御する車両用制御装置(車両ECU)20と、エンジンの点火時期や燃料噴射量等を制御するエンジン用制御装置(エンジンECU)21とを備えている。このうち、電池ECU1については、図2を用いて後述する。
車両ECU20は、車両に搭載されたモータ26の駆動制御の他、エアコンや各種計器類の制御等も行なっている。また、車両ECU20には、電池ECU1から、二次電池10の放電電力の上限値(出力制限値)を特定する信号や、電池ECU1が算出した二次電池10のSOCを特定する信号が入力される。車両ECU20は、出力制限値を超えない範囲で、又SOCが設定された範囲内に収まるように、電池ECU1に出力を要求する。
パワーユニット22は、二次電池10からの直流をモータ駆動用の交流に変換するインバータ(図示せず)や、12Vに変換するDC/DCコンバータを備えている。また、パワーユニット22は、その他、昇圧回路も備えている。
次に、本実施の形態における電池用制御装置の構成について図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態における電池用制御装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、電池ECU1(電池用制御装置)は、主に、制御部2と、記憶部6と、電圧測定部7と、電流測定部8と、温度測定部9とを備えている。
本実施の形態1において、二次電池10は、電池ブロックB1〜B20を直列に接続して構成されている。電池ブロックB1〜B20は、電池ケース12に収容されている。また、電池ブロックB1〜B20それぞれは、2個の電池モジュールを電気的に直列に接続して構成されており、更に、各電池モジュールは、6個の単電池11を電気的に直列に接続して構成されている。各単電池11としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等を用いることができる。なお、電池ブロック、電池モジュール、単電池11の数は特に限定されるものではない。二次電池10の構成も上記した例に限定されるものではない。
また、電池ケース12内には、二次電池10の温度を測定するため、複数の温度センサ13が配置されている。複数の温度センサ13の配置は、比較的温度が近い複数の電池ブロックを1つのグループとして、或いはいずれの電池ブロックとも比較的温度差がある1つの電池ブロックを1つのグループとして、グループ毎に1つの温度センサ13を配置することによって行なわれている。また、グループ分けは、事前の実験等によって、各電池ブロックの温度を計測することによって行なわれている。
電圧測定部7は、二次電池10の端子電圧の測定を行なっている。本実施の形態では、電圧測定部7は、電池ブロックB1〜B20それぞれの端子電圧Vu1〜Vu20を測定する。また、電圧測定部3は、端子電圧Vu1〜Vu20を特定する電圧データを生成し、これを制御部2に出力している。
電圧データが出力されると、制御部2は、電圧データを記憶部6に格納すると共に、電池ブロック毎の端子電圧Vuの中から、最も低い端子電圧(最低端子電圧)Vu_minを特定する。電圧測定部7による制御部2への電圧データの出力は、予め設定された周期で行われる。
電流測定部8は、二次電池10が充電時及び放電時に出力する電流Iを測定する。本実施の形態では、電流測定部8は、電流センサ(図示せず)が出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。更に、電流測定部8は、このデジタル信号に基づいて、充電時に二次電池10に入力された電流の電流値Iと、放電時に二次電池10から出力された電流の電流値Iとを特定する電流データを生成し、これを制御部2に出力する。
また、電流測定部8は、充電時をマイナス、放電時をプラスとして電流データを生成する。電流測定部8による制御部2への電流データの出力も、予め設定された周期で行われている。電流データが出力されると、制御部2は、電流データを記憶部6に格納する。
温度測定部9は、二次電池10の温度の測定を行なっている。本実施の形態では、温度測定部9は、電池ケース12内に配置された複数個の温度センサ13が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換し、これに基づいて二次電池10の電池温度を特定する温度データを生成し、これを制御部2に出力する。
温度データが出力されると、制御部2は、温度データを記憶部6に格納すると共に、グループ毎の電池温度の中から、最も低い電池温度(最低電池温度)を特定する。温度測定部9による制御部2への温度データの出力も、予め設定された周期で行われている。
制御部2は、第1のSOC算出部3と、第2のSOC算出部4と、判定部5とを備えている。第1のSOC算出部3は、電流測定部8が測定した電流Iを積算することによって、二次電池10の第1の推定SOCを算出する。また、第2のSOC算出部4は、二次電池10の充放電履歴に基づいて第2の推定SOCを算出する。
具体的には、第1のSOC算出部3は、先ず、記憶部6に格納された電流データを読み出して電流値Iを取得し、取得された電流値Iが充電時の電流(−)の場合は充電効率を乗算する。次に、第1のSOC算出部3は、得られた電流値I(充電時の場合は乗算値)を設定された時間にわたって積算して、積算容量Qを算出する。次に、第1のSOC算出部3は、予め実験によって求められている満充電時の容量と積算容量Qとの差を求め、次いで、満充電時の容量に対する差の比を求め、求めた比(%)を第1のSOC(第1の推定SOC)として推定する。
また、第2のSOC算出部4は、先ず、設定期間内において、電圧測定部7から出力された電圧データと、電流測定部8から出力された電流データとから、電池ブロック毎に、端子電圧の電圧値と充放電時の電流の電流値Iとのペアデータを複数個取得する。取得されたペアデータは、充放電履歴として、記憶部6に格納される。
次に、第2のSOC算出部4は、記憶部6に格納された電池ブロック毎のペアデータの中から、代表となる電池ブロックの平均的なペアデータを選択する。更に、第2のSOC算出部4は、選択されたペアデータから、回帰分析法を用いて、1次の近似直線(V−I近似直線)を求める。次に、第2のSOC算出部4は、V−I近似直線のV切片を無負荷電圧OCVとして求め、これを代表となる電池ブロックの無負荷電圧OCVとする。
次いで、第2のSOC算出部4は、積算容量Qの単位時間あたりの変化量△Qに基づいて、二次電池10の分極電圧Vpを算出する。具体的には、第2のSOC算出部4は、変化量△Qに対して時間遅延処理及び平均化処理を行ない、これによって△Qの不要な高周波成分に相当する変動成分を除去して、△Q´を算出する。更に、第2のSOC算出部4は、温度を縦軸(又は横軸)、△Q´を横軸(又は縦軸)とし、縦軸と横軸との交点に対応する分極電圧が記録された二次元マップに、算出した変化量△Q´と最低電池温度とを当てはめて分極電圧を特定する。第2のSOC算出部4は、この特定した分極電圧を二次電池10の分極電圧Vpとして推定する。なお、この二次元マップは記憶部6に格納されている。
次いで、第2のSOC算出部4は、代表となる無負荷電圧OCVから、推定した分極電圧Vpを減算して、代表となる電池ブロックの起電力を算出する。更に、第2のSOC算出部4は、温度を縦軸(又は横軸)、起電力を横軸(又は縦軸)とし、縦軸と横軸との交点に対応するSOCが記録された二次元マップに、算出された起電力と最低電池温度とを当てはめてSOCを特定し、これを第2のSOC(第2の推定SOC)として推定する。なお、この二次元マップも記憶部6に格納されている。
判定部5は、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの差が基準値αより小さいかどうかの判定を行う。判定部5は、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの差が基準値αより小さい場合は、第2の推定SOCに基づいて第1の推定SOCを補正し、補正後の第1の推定SOCを二次電池10のSOCとする。この場合、判定部5は、得られたSOCを車両ECU20に通知する。
また、第1の推定SOCの補正は、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの差に応じて、補正係数を第1の推定SOCに乗算することによって、又は所定値を第1のSOCに加算することによって行うことができる。なお、上記の補正係数及び上記の所定値は、予め充放電実験等を行うことによって求めることができる。
一方、判定部5は、第1のSOC算出部3が算出した第1の推定SOCと、第2のSOC算出部4が算出した第2の推定SOCとの差が、基準値αより大きい場合は、この状態を改善するため、車両ECU20(図1参照)に指示を行う。具体的には、判定部5は、車両ECU20に指示信号を送信し、SOCの変動幅が通常の場合よりも増加するようにモータ26を駆動させる。この場合、車両ECU20は、判定部5の指示に応じて、モータ26を駆動する。
また、本実施の形態では、基準値αは、二次電池10の使用年数といった電池の状態を表す指数と、二次電池10の総セル数や温度バラつきといった電池パックの状態を表す指数とに基づいて適宜設定される。具体的には、基準値αは10%〜30%に設定される。
更に、本実施の形態においては、判定部5は、第2の推定SOCの算出に使用される充放電履歴が初期化されたかどうかの判定も行っている。具体的には、本実施の形態では、車両の修理時等に充放電履歴が初期化されたり、電池ECU1が二次電池10と共に取り替えられたりすると、車両ECU20がそのことを記憶し、起動時に電池ECU1に初期化信号を入力する。判定部5は、車両ECU20からの初期化信号に基づいて、初期化されたかどうかの判定を行なっている。判定部5は、充放電履歴が初期化されている場合も、車両ECUに対して、SOCの変動幅を通常の場合よりも増加させるモータ26の駆動を指示する。
また、本実施の形態において「SOCの変動幅」とは、設定された時間内でのSOCの最大値と最小値との差をいう。この時間は、例えば、5分以内に設定するのが好ましい。また、「通常の場合」とは、SOCが制御中心(例えば50%)に対して±10%前後で変動するように、車両ECU20がモータ26の駆動を制御している状態をいう。具体的には、SOCが40%〜60%の範囲で変動するように、車両ECU20がモータ26を駆動している状態をいう。
また、判定部5による指示後のSOCの変動幅の増加量は、特に限定されるものではない。但し、例えば、通常のSOCの変動幅が45%〜55%に設定されているのであれば、判定部5による指示後のSOCの変動幅は、43%〜57%、特には35%〜75%に設定されているのが好ましい。
次に、本発明の実施の形態における二次電池の制御方法について図3及び図4を用いて説明する。本実施の形態における二次電池の制御法は、図2に示した本実施の形態における電池ECU(電池用制御装置)1を動作させることによって実施される。よって、以下においては、適宜図2を参酌しながら、図2に示す電池ECU1の動作に基づいて説明する。
図3は、本発明の実施の形態における二次電池の制御方法を示す流れ図である。図4は、本発明の実施の形態における二次電池のSOCの変動を示す図である。図4において、縦軸はSOC[%]及びSOC誤差[%]示し、横軸は時間[s]を示す。また、図4において、「SOC算出値」は、第2の推定SOCに基づいて補正された第1の推定SOCを示している。「SOC真値」は実測によって得られたSOCを示している。「SOC誤差」は、SOC真値に対するSOC算出値の誤差を示している。
図3に示すように、最初に、判定部5は、記憶部6に格納された充放電履歴について初期化処理が行われたかどうか判定する。初期化処理が行われた場合は、判定部5は、後述するステップS6を実行する。
初期化処理が行われていない場合は、判定部5は、第1のSOC算出部3に第1の推定SOC(SOC(I))の算出を行わせ(ステップS2)、第2のSOC算出部4に第2の推定SOC(SOC(V))の算出を行わせる(ステップS3)。
次に、判定部5は、SOC(I)とSOC(V)との差の絶対値が基準値αより小さいかどうかを判定する(ステップS4)。判定の結果、SOC(I)とSOC(V)との差の絶対値が基準値αより小さい場合は、判定部5は、SOC(V)に基づいてSOC(I)を補正し、補正後の値を二次電池10のSOCとして記憶部6に格納する。その後、判定部5は、格納したSOCを車両ECU20(図1参照)に通知して処理を終了する。
一方、判定の結果、SOC(I)とSOC(V)との差の絶対値が基準値αより大きい場合は、判定部5は、ステップS6を実行する。ステップS6においては、判定部5は、車両ECU20に対して、指示信号を送信し、SOCの変動幅を通常の場合よりも増加させる。
その後、判定部5は、再度、第1のSOC算出部3にSOC(I)の算出を行わせ(ステップS7)、第2のSOC算出部4にSOC(V)の算出を行わせ(ステップS8)、再度、ステップS4を実行させる。
このようなステップS1〜S8の実行により、SOC(I)とSOC(V)との差は、次第に基準値αに近づくため、図4に示すように、SOC算出値のSOC真値に対するSOC誤差は、0(ゼロ)へと収束する。
以上のように本実施の形態においては、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの間に大きなズレが生じて、二次電池10の算出精度が低下しそうな状況となると、車両ECU20において、SOCを大きく変動させるモータの駆動が行われる。また、充放電履歴が初期化された場合も、車両ECU20において同様のモータの駆動が行われる。このため、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの間のズレが解消され、二次電池10の算出精度の低下が抑制される。
また、本実施の形態における電池用制御装置(電池ECU)は、マイクロコンピュータに、図3に示す各種処理を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、実現することができる。この場合、マイクロコンピュータのCPU(central processing unit)が制御部2として機能する。また、電圧センサの接続回路とCPUとが電圧測定部7として機能し、電流センサの接続回路とCPUとが電流測定部8として機能し、更に、温度センサ9の接続回路とCPUとが温度測定部5として機能する。更に、マイクロコンピュータが備える各種メモリが記憶部6として機能する。
更に、HEVの分野においては、車両ECUが電池ECUとしても機能する態様が考えられる。この態様においては、本実施の形態における電池用制御装置1は、車両ECU20を構成するマイクロコンピュータに、図3に示す各種処理を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、実現することができる。
また、上記の実施の形態においては、電池用制御装置1の判定部5は、第1の推定SOCと第2の推定SOCとの差の大小、及び初期化処理の有無について判定を行っているが、本発明はこの態様に限定されるものではない。本発明は、例えば、判定部5が、上記二つの判定のうちの一方のみを行う態様であっても良い。
また、上記の実施の形態は、本発明の二次電池用の制御装置及び二次電池の出力制限方法をHEVに適用した例について説明しているが、本発明はこの例に限定されるものではない。本発明の二次電池用の制御装置及び二次電池の出力制限方法は、燃料電池や、太陽電池、更には、自動車のエンジン以外の人工的な動力や、風力及び水力といった自然の力によって駆動される発電機と、二次電池とを組み合わせた電源システムにも適用することもできる。
本発明における電池用制御装置及び二次電池の制御方法は、モータを動力源として備えた車両、更には、燃料電池、太陽電池又は発電機といった独立型電源と、二次電池とを組み合わせた電源システムにも有効である。また、本発明における電動車両は、HEVに有効である。本発明における電池用制御装置、電動車両、及び二次電池の制御方法は、産業上の利用可能性を有するものである。
本発明の実施の形態における電動車両の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態における電池用制御装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態における二次電池の制御方法を示す流れ図である。 本発明の実施の形態における二次電池のSOCの変動を示す図である。 従来からの電池ECUを備えた二次電池におけるSOCの変動を示す図である。
符号の説明
1 電池ECU(電池用制御装置)
2 制御部
3 第1のSOC算出部
4 第2のSOC算出部
5 判定部
6 記憶部
7 電圧測定部
8 電流測定部
9 温度測定部
10 二次電池
11 単電池
12 電池ケース
13 温度センサ
20 車両ECU(車両用制御装置)
21 エンジンECU(エンジン用制御装置)
22 パワーユニット
23 発電機
24 エンジン
25 トランスミッション
26 モータ
27 減速機
28 前輪
29 後輪
30 ドライブシャフト
31 シャフト

Claims (12)

  1. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、
    第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、
    前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、
    前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、
    前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示することを特徴とする電池用制御装置。
  2. 前記判定部が、更に、前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合にも、前記機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する請求項1に記載の電池用制御装置。
  3. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御する電池用制御装置であって、
    判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示することを特徴とする電池用制御装置。
  4. 動力源としてモータを備える電動車両であって、
    二次電池と、SOCが第1の変動幅内に収まるように前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、
    前記電池用制御装置は、第1のSOC算出部と、第2のSOC算出部と、判定部とを備え、
    前記第1のSOC算出部は、前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出し、
    前記第2のSOC算出部は、前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出し、
    前記判定部は、前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較し、これらの差が基準値より大きい場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、
    前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加するように前記モータを駆動することを特徴とする電動車両。
  5. 前記判定部が、前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合にも、前記車両用制御装置に対して信号を出力する請求項4に記載の電動車両。
  6. 動力源としてモータを備える電動車両であって、
    二次電池と、SOCが第1の変動幅内に収まるように前記二次電池の入出力を制御する電池用制御装置と、前記モータの駆動を制御する車両用制御装置とを備え、
    前記電池用制御装置は、判定部を備え、前記判定部は、前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記車両用制御装置に対して信号を出力し、
    前記車両用制御装置は、前記判定部が前記信号を出力すると、前記二次電池のSOCの変動幅が、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加するように前記モータを駆動することを特徴とする電動車両。
  7. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、
    (a)前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出する工程と、
    (b)前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出する工程と、
    (c)前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較する工程と、
    (d)前記(c)の工程における比較の結果、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする二次電池の制御方法。
  8. 前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する工程を更に有する請求項7に記載の二次電池の制御方法。
  9. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力を制御するための制御方法であって、
    (a)前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定する工程と、
    (b)前記(a)の工程における判定の結果、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示する工程とを少なくとも有することを特徴とする二次電池の制御方法。
  10. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、
    (a)前記二次電池の充放電時の電流を積算して、前記二次電池の第1の推定SOCを算出するステップと、
    (b)前記二次電池の充放電履歴に基づいて、前記二次電池の第2の推定SOCを算出するステップと、
    (c)前記第1の推定SOCと、前記第2の推定SOCとを比較するステップと、
    (d)前記(c)のステップにおける比較の結果、これらの差が基準値より大きい場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記充放電履歴が初期化されたかどうか判定し、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示するステップを更に有する請求項10に記載のプログラム。
  12. SOCが第1の変動幅内に収まるように二次電池の入出力制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、
    (a)前記二次電池のSOCの算出に用いられる充放電履歴が初期化されたかどうか判定するステップと、
    (b)前記(a)のステップにおける判定の結果、前記充放電履歴が初期化された場合に、前記二次電池を使用する機器に対して、前記二次電池のSOCの変動幅を、設定された期間内において前記第1の変動幅よりも増加させるように前記二次電池の使用を指示するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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