JP2007197685A - オキシチタニウムフタロシアニン組成物とその製造方法、電子写真感光体、および該感光体を用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシアン組成物の製造方法であって、原料としてフタロニトリルと四塩化チタンを使用し、反応溶媒としてアリール基がアルキリデン基により連結された構造を有するジアリールアルカン溶媒を用いて、機械的磨砕処理により製造することを特徴とする、オキシチタニウムフタロシアニン組成物の製造方法。
【選択図】なし
Description
本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物は、原料としてフタロニトリルと四塩化チタンを用いるものであって、反応溶媒としてアリール基がアルキリデン基により連結された構造を有するジアリールアルカン溶媒を用いてジクロロチタニウムフタロシアニンを合成した後、該ジクロロチタニウムフタロシアニンを加水分解し、精製することにより、オキシチタニウムフタロシアニン中間体を製造し、得られたオキシチタニウムフタロシアニン中間体を非晶質化して得られた非晶質化オキシチタニウムフタロシアニンを溶媒中で結晶化することにより製造することができる。
マススペクトルによる塩素化オキシチタニウムフタロシアニンの無置換オキシチタニウムフタロシアニンに対するスペクトル強度比は例えば以下の方法により測定することができる。
オキシチタニウムフタロシアニン組成物0.50gをガラスビーズ(粒径φ1.0mm〜φ1.4mm)30g、シクロヘキサノン10gと共に50mlガラス容器に入れ、ペイントシェーカーで3時間振とうし、オキシチタニウムフタロシアニン分散液を作製する。この分散液1μlを10mlサンプルびんに採取し、クロロホルム5mlを加えて1時間超音波発振装置にて分散し、測定用の10ppm分散液を調製する。
マススペクトルの測定装置には、JEOL製 JMS−700を使用し、イオン化モード:DCI(−),反応ガス:イソブタン(イオン化室圧力1×10−5Torr),昇温条件:0→0.95A(1A/min),加速電圧:8.0KV,質量分析能:2000,スキャン法:MF−Linear,スキャン質量範囲:500〜680,全質量範囲スキャン時間:0.8秒,くり返し時間:0.5秒(スキャン時間0.05秒、待ち時間0.45秒)の測定条件で測定する。
測定用分散液1μlをDCIプローブのフィラメントに塗布し、マススペクトル測定を上記条件で実施した。得られたマススペクトルにおいて塩素化オキシチタニウムフタロシアニンの分子イオンに相当するm/Z:610および無置換オキシチタニウムフタロシアニンの分子イオンに相当するm/Z:576のイオンクロマトから得られるピーク面積の比([610]ピーク面積/[576]ピーク面積)をスペクトル強度比として算出する。
オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線に対する粉末回折スペクトルは、通常固体の粉末X線回折測定に用いられる方法に従って測定することができる。得られた本発明のオキシチタニウムフタロシアニン組成物はCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいてブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折スペクトルを示す。これらの中でもブラッグ角(2θ±0.2°)26.3°には強い回折ピークを有さないものが好ましい。
無反射カバーガラスに10μm以上の膜厚となるよう感光層形成用塗布液を塗布し乾燥する。
測定装置としては、人工多層膜ミラーにて単色平行化したCuKα線を線源とした薄膜試料用の回折計(株式会社リガク製 自動X線回折装置 RINT2000)、を用いた。測定条件は、X線出力50kV,250mA、固定入射角(θ)1.0°、走査範囲(2θ)3〜40°、スキャンステップ幅0.05°、入射ソーラースリット5.0°、入射スリット0.1mm、受光ソーラースリット0.1°で回折スペクトルを測定する。
ピーク強度とは、得られたスペクトルのチャート上のピークの高さを表す。オキシチタニウムフタロシアニンの結晶構造解析によれば、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピークはc軸方向に重なり合ったオキシチタニウムフタロシアニンのスタッキング距離を示し、この強度比が大きいほどc軸配向性が高いことが示唆されている。したがって、いわゆるD型オキシチタニウムフタロシアニンはc軸配向性を有する結晶と推定できる。しかしながら、従来知られたD型オキシチタニウムフタロシアニンは、層中に分散処理されると9.0゜〜9.8°中のピークが最大ピークとなり、感光層中では等方的な配列を示すものであった。これに対し、本発明のオキシチタニウムフタロシアニン組成物は、層中に分散された後も27.3゜のピークが最大であって、微細化処理してもc軸配向性が保たれる。そのため、従来のフタロシアニンより高感度を示すものと考えられる。
本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物の産業上の利用可能性として、電子写真感光体への適用がある。本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に、本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物を含有する感光層を設けたものであれば、その詳細な構成は制限されない。以下、代表的な構成について説明する。
本発明で用いる導電性支持体としては、周知の電子写真感光体に採用されているものがいずれも使用できる。具体的には例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料からなるドラム、シートあるいはこれらの金属箔のラミネート物、蒸着物、あるいは表面にアルミニウム、銅、パラジウム、酸化すず、酸化インジウム等の導電性層を設けたポリエステルフィルム、紙等の絶縁性支持体が挙げられる。更に、金属粉末、カーボンブラック、ヨウ化銅、高分子電解質等の導電性物質を適当なバインダーとともに塗布して導電処理したプラスチックフィルム、プラスチックドラム、紙、紙管等が挙げられる。また、金属粉末、カーボンブラック、炭素繊維等の導電性物質を含有し、導電性となったプラスチックのシートやドラムが挙げられる。そして、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性金属酸化物で導電処理したプラスチックフィルムやベルトが挙げられる。
導電性基体と感光層との間には、通常使用されるような公知のブロッキング層が設けられていてもよい。ブロッキング層としては、例えばアルミニウムの陽極酸化被膜、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム等の無機層、ポリビニルメチルエーテル、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチルセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン、ポリエステル、フェノール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹脂、ポリビニルピリジン、ポリウレタン、ポリグルタミン酸、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、セルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタン、ポリイミド、ポリアミド等の有機層が使用される。有機層をブロッキング層として用いる場合には、単独あるいはチタニア、アルミナ、シリカ、酸化ジルコニウム等の金属酸化物あるいは銅、銀、アルミニウム等の金属微粉末を分散させてもよい。
電子写真感光体の感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質およびバインダー樹脂を単一の層に含むような単層構造(以下、単層型感光体ということがある)でもよいし、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を積層した積層構造(以下、積層型感光体ということがある)でも構わない。該感光層は、本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物を、他の電荷発生物質、電荷輸送物質、バインダー樹脂、溶媒等の他の原料とともに、サンドグラインドミル、ボールミル、アトライター、超音波発信装置等の分散機で分散させる等の公知の分散方法により得られた感光層形成用塗布液を、導電性支持体上に塗布し乾燥することによって形成することができる。特に、オキシチタニウムフタロシアニンとバインダー樹脂を含有する液を、サンドグラインドミル、および/または超音波発振装置により処理することにより得られる前記塗布液を導電性支持体上に塗布し乾燥することによって感光層を形成するのが好ましい。
電荷発生物質としては、本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物を用いるが、本発明に係るオキシチタニウムフタロシアニン組成物とは異なる、公知の他の電荷発生物質を併用しても構わない。併用する電荷発生物質としては、例えば、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料、スクワリウム顔料などの各種光導電性材料が挙げられる。
電荷輸送物質としては、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリグリシジルカルバゾール、ポリアセナフチレン等の高分子化合物、またはインドール誘導体、イミダゾール誘導体、ピラゾール誘導体、ピラゾリン誘導体、オキサジアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、チアジアゾール誘導体等の複素環化合物、アニリン誘導体、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体、アリールアミン誘導体等の低分子化合物、もしくはこれらが複数結合されたものが使用でき、これらの中でも、ヒドラゾン誘導体、カルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体、アリールアミン誘導体、もしくはこれらが複数結合されたものが好適に用いられる。これらの電荷輸送物質は、単独でも、いくつかを混合して用いてもよい。
積層型感光体の電荷発生層に用いられるバインダー樹脂に制限はなく、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビニルアルコール、エチルビニルエーテル等のビニル化合物の重合体または共重合体、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、セルロースエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。バインダー樹脂は、これらの樹脂の中の1種だけを用いても良いし、2種類以上の混合物であっても構わない。これらの樹脂の中でも、ポリビニルアセタール樹脂、フェノキシ樹脂が好適に用いられる。
単層型感光体の場合には、感光材料がバインダーに分散してなる公知のものが使用される。例えば、電荷発生物質を主成分として、バインダー樹脂に分散させたもの、電荷発生物質および電荷輸送物質を主成分として、バインダー樹脂に分散させたものが用いられる。これらの場合、電荷発生物質、電荷輸送物質およびバインダー樹脂には、積層型感光層で使用可能な公知のものが使用でき、中でもポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂が好適に用いられる。
感光層の上に、機械的特性の向上およびオゾン,NOx等の耐ガス特性向上のために、オーバーコート層を用いても良い。更に必要に応じて、接着層、中間層、透明絶縁層等を有していてもよい。更に、ブロッキング層と感光層の間に更に中間層を設けても良い。
ブロッキング層および感光層は、塗布液をスプレー法、スパイラル法、リング法、浸漬法等により導電性支持体上に塗布して形成させる。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
窒素雰囲気下、フタロニトリル66.6gをジフェニルメタン353ml中に懸濁し、40℃で四塩化チタン15.0gとジフェニルメタン25mlの混合液を添加した。約1時間かけて205〜210℃まで昇温後、四塩化チタン10.0gとジフェニルメタン16mlの混合液を滴下し、205〜210℃で5時間反応させた。生成物を130〜140℃で熱濾過後、N−メチルピロリドン(以下、NMPということがある)、n−ブタノールで順次洗浄した。次いで、n−ブタノール600ml中にて加熱還流した後、NMP、水、メタノール懸洗を行い、乾燥してB型オキシチタニウムフタロシアニン47.0gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを、ガラスビーズ(φ1.0mm〜φ1.4mm)120mlと共にペイントシェーカーにて25時間振とうし、メタノールでオキシチタニウムフタロシアニンを洗い出し、濾過して無定型のオキシチタニウムフタロシアニンを得た。このオキシチタニウムフタロシアニンを水210mlに懸濁させた後、更にトルエン40mlを添加して60℃にて1時間撹拌し、水をデカンテーションにて廃棄後、メタノール懸洗を行い、濾過、乾燥する結晶変換操作により、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物19.0gを得た。
40℃で四塩化チタン18.8gとジフェニルメタン31mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下量を四塩化チタン6.2gとジフェニルメタン10mlの混合液にした以外は製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン46.8gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを製造例1と同様の結晶変換操作によって、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物17.6gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを得たところ、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルにおいて、m/Z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピーク強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピーク強度比を5回測定したところ、0.039〜0.043の範囲であった。
40℃で四塩化チタン12.5gとジフェニルメタン21mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下量を四塩化チタン12.5gとジフェニルメタン21mlの混合液にした以外は、製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン44.6gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを、製造例1と同様の結晶変換操作によって、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物16.1gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを得たところ、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルにおいて、m/z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は、5回測定したところ、0.020〜0.022の範囲であった。
40℃で四塩化チタン22.5gとジフェニルメタン37mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下量を四塩化チタン2.5gとジフェニルメタン4mlの混合液にした以外は、製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン48.2gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを、製造例1と同様の結晶変換操作によって、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物18.3gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを得たところ、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルにおいて、m/z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は、5回測定したところ、0.049〜0.053の範囲であった。
40℃で四塩化チタン7.5gとジフェニルメタン12mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下量を四塩化チタン17.5gとジフェニルメタン29mlの混合液にした以外は製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン42.7gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを、製造例1と同様の結晶変換操作により処理し、オキシチタニウムフタロシアニン組成物18.2gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを得たところ、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察されたが、26.2°のピークが27.3°のピークに対してピーク強度で11.4%存在した。また、得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルにおいて、m/z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は、5回測定したところ、0.012〜0.014の範囲であった。
40℃で四塩化チタン2.5gとジフェニルメタン4mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下量を四塩化チタン22.5gとジフェニルメタン37mlの混合液にした以外は製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン33.5gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン15.0gを製造例1と同様の結晶変換操作により処理し、オキシチタニウムフタロシアニン組成物12.8gを得た。製造例1と同様の方法により得た、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを図4に示す。このX線スペクトルでは、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察されたが、26.2°のピークも同時に存在した。このオキシチタニウムフタロシアニン組成物の粉末X線回折スペクトルでは、26.2°のピークが27.3°のピークに対してピーク強度で14.2%存在した。また、得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルを図5に示す。このマススペクトルでの、m/z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は、5回測定したところ、0.0071〜0.0085の範囲であった。
40℃で四塩化チタン25.0gとジフェニルメタン41mlの混合液を添加し、205〜210℃での滴下を行わない以外は製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン43.7gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを製造例1と同様の結晶変換操作によって、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物18.9gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを図6に示す。このX線回折スペクトルではブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルを図7に示すが、m/Z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピーク強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピーク強度比は、5回測定したところ、0.059〜0.061の範囲であった。
窒素雰囲気下、フタロニトリル66.6gを1−クロロナフタレン436ml中に溶解し、200℃で四塩化チタン25.0gと1−クロロナフタレン21mlの混合液を滴下した。205〜210℃で5時間反応させた後、生成物を130〜140℃で熱濾過した。次いで、n−ブタノール580ml中にて加熱還流した後、水、NMP、メタノール懸洗を行い、乾燥してB型オキシチタニウムフタロシアニン48.7gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン30.0gをガラスビーズ(φ1.0mm〜φ1.4mm)200mlと共にペイントシェーカーにて20時間振とうし、メタノールでオキシチタニウムフタロシアニンを洗い出し、濾過して無定型のオキシチタニウムフタロシアニンを得た。このオキシチタニウムフタロシアニンを水625mlに懸濁させた後、更にオルトジクロロベンゼン48mlを添加して室温にて1時間撹拌し、水をデカンテーションにて廃棄後、メタノール懸洗を行い、濾過、乾燥する結晶変換操作により、目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物29.0gを得た。製造例1と同様の方法により得た、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを図8に示す。このX線回折スペクトルでは、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。このオキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルを図9に示すが、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルにおいて、m/z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は、5回測定したところ、0.055〜0.057の範囲であった。
窒素雰囲気下、フタロジニトリル66.6gをメチルナフタレン353ml中に懸濁し、室温で四塩化チタン12.5gとメチルナフタレン20mlの混合液を滴下し、205〜210℃で四塩化チタン12.5gとメチルナフタレン20mlの混合液を滴下した以外は製造例1と同様に行い、B型オキシチタニウムフタロシアニン45.7gを得た。このB型オキシチタニウムフタロシアニン20.0gを製造例1と同様の結晶変換操作によって、目的のオキシチタニウムフタロシアニン19.2gを得た。製造例1と同様の方法により得た、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを図10に示す。このX線回折スペクトルでは、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物のマススペクトルを図11に示すが、m/Z:576の無置換オキシチタニウムフタロシアニンのピーク強度に対する、m/z:610の塩素化オキシチタニウムフタロシアニンのピークの強度比は5回測定したところ、0.001〜0.004の範囲であり、塩素化オキシチタニウムフタロシアニン量は非常に少なかった。
製造例1と同様にして合成したB型オキシチタニウムフタロシアニン25.0gを−5℃以下に冷却した95重量%硫酸625g中にゆっくり添加し、撹拌溶解した。添加終了後、−5℃以下で2時間撹拌し、グラスフィルターで濾過して不溶物を濾別した。この硫酸溶液を氷水6250g中に放出し、結晶を析出させた。1時間撹拌後、結晶を濾過し、次いで洗浄液が中性になるまで水洗を繰り返し、無定型のオキシチタニウムフタロシアニンのウエットケーキを得た。このウエットケーキを水260mlに懸濁させた後、更にトルエン50mlを添加して60℃にて1時間撹拌し、水をデカンテーションにて廃棄後、メタノール懸洗を行い、濾過、乾燥して目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物22.0gを得た。製造例1と同様の方法により得た、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを図17に示す。このX線回折スペクトルでは、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。
比較製造例3と同様にして合成した無定型のオキシチタニウムフタロシアニンのウエットケーキに、1,2−ジクロロエタン625mlを添加して室温にて2時間撹拌後、更にメタノール1000mlを添加し、室温にて1時間撹拌後、濾過した。これをメタノール懸洗し、濾過、乾燥して目的のオキシチタニウムフタロシアニン組成物22.4gを得た。製造例1と同様の方法により、該オキシチタニウムフタロシアニン組成物のCuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルを得たところ、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークが観察された。
窒素雰囲気下、フタロジニトリル66.6gをジフェニルエーテル353ml中に懸濁し、40℃で四塩化チタン25.0gを滴下し、205〜210℃で5時間反応させた。生成物を130〜140℃で熱濾過したところ、この粗ジクロロチタニウムフタロシアニンの時点で22.6g、ジフェニルメタン溶媒の半量以下しかなく低収率であった。
窒素雰囲気下、フタロジニトリル66.6gをスルホラン353ml中に懸濁し、40℃で四塩化チタン25.0gを滴下し、205〜210℃で5時間反応させた。生成物を130〜140℃で熱濾過したところ、この粗ジクロロチタニウムフタロシアニンの時点で22.0g、ジフェニルメタン溶媒の半量以下しかなく低収率であった。
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着層(厚み70nm)を形成した導電性支持体を用い、その支持体のアルミニウム蒸着層上に、下記の下引き層用分散液をバーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μmとなるように塗布し、乾燥させて下引き層を形成した。
電荷発生物質として、製造例2で得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様にして電荷発生層用塗布液を作製した。この電荷発生層用塗布液を無反射カバーガラスに乾燥後の膜厚が10μm以上となるよう塗布し、室温にて乾燥させて、感光層のX線回折スペクトル測定用サンプルを作製して、実施例1と同様にしてX線回折スペクトルを測定した。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して56%大きかった。 さらに該電荷発生層用塗布液を用いた他は、実施例1と同様の操作を行い、感光体2Aを作製した。
電荷発生物質として、製造例3で得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部と、1,2−ジメトキシエタン280重量部を混合し、超音波発振装置(BRANSON社製SH1216−40−18、動作周波数40kHz、超音波出力750W)を用いて1時間分散処理して分散液を作製した。該分散液と、10重量部のポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名「デンカブチラール」#6000C)、253重量部の1,2−ジメトキシエタン、85重量部の4−メチル−4−メトキシ−2−ペンタノンを混合し、さらに1,2−ジメトキシエタン527重量部で希釈し、得られた液を超音波発振装置で1時間分散して電荷発生層用塗布液を調製した。この電荷発生層用塗布液を無反射カバーガラスに乾燥後の膜厚が10μm以上となるよう塗布し、室温にて乾燥させて、感光層のX線回折スペクトル測定用サンプルを作製して、実施例1と同様にしてX線回折スペクトルを測定した。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して100%大きかった。また、該電荷発生層用塗布液を用いて実施例1と同様の操作を行い、感光体3Aを作製した。
電荷発生物質として、製造例4で得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様にして感光層のX線回折スペクトルを測定し、感光体4Aを作製した。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して32%大きかった。
電荷発生物質として、製造例5で得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様にして感光層のX線回折スペクトルを測定し、感光体5Aを作製した。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して55%大きかった。26.2°のピーク強度は製造時の粉末X線回折スペクトルと比較すると大きくなった。
電荷発生物質として、製造例6で得られた図4に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様にして感光層のX線回折スペクトルを測定し、感光体6Aを作製した。このX線回折スペクトルを図13に示す。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して52%大きかった。26.2°のピーク強度は製造時の粉末X線回折スペクトル図4と比較すると大きくなった。
電荷発生物質として、製造例7で得られた図5に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様にして感光層のX線回折スペクトルを測定し、感光体7Aを作製した。このX線回折スペクトルを図14に示す。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.6°のピーク強度に対して27%大きかった。
電荷発生物質として、比較製造例1で得られた図8に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様の操作を行った。この感光層のX線回折スペクトルを図15に示す。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.3°のピーク強度より小さくなり85%しかなかった。さらに実施例1と同様の操作を行い、感光体1Bを作製した。
電荷発生物質として、比較製造例2で得られた図10に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様の操作を行った。この感光層のX線回折スペクトルを図16に示す。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.3°のピーク強度より小さくなり66%しかなかった。さらに実施例1と同様の操作を行い、感光体2Bを作製した。
電荷発生物質として、比較製造例3で得られた図17に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様の操作を行った。この感光層のX線回折スペクトルを図18に示す。このX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.3°のピーク強度より小さくなり63%しかなかった。さらに実施例1と同様の操作を行い、感光体3Bを作製した。
電荷発生物質として、比較製造例4で得られたオキシチタニウムフタロシアニン組成物20重量部を用いた他は実施例1と同様の操作を行った。この感光層のX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°のピーク強度は9.3°のピーク強度より小さくなり60%しかなかった。さらに実施例1と同様の操作を行い、感光体4Bを作製した。
得られた感光体1A〜7Aおよび感光体1B〜3Bを電子写真学会測定標準に従って作製された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)に装着し、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性の評価を行った。
2 帯電装置(帯電ローラ)
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙
Claims (4)
- CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシアン組成物の製造方法において、原料としてフタロニトリルと四塩化チタンを使用し、反応溶媒としてアリール基がアルキリデン基により連結された構造を有するジアリールアルカン溶媒を用いて、機械的磨砕処理により製造することを特徴とする、オキシチタニウムフタロシアニン組成物の製造方法。
- CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2°)27.3°に最大回折ピークを示すオキシチタニウムフタロシアニンであって、原料としてフタロニトリルと四塩化チタンを使用し、反応溶媒としてアリール基がアルキリデン基により連結された構造を有するジアリールアルカン溶媒を用いて、機械的磨砕処理により製造されたことを特徴とする、オキシチタニウムフタロシアン組成物。
- 導電性支持体上に、感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が請求項2に記載のオキシチタニウムフタロシアニン組成物を含有することを特徴とする、電子写真感光体。
- 請求項3に記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置と、帯電した該電子写真感光体を露光させ静電潜像を形成する露光装置と、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置とを備えることを特徴とする、画像形成装置。
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