JP2007138790A - エンジンの冷却媒体循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンの冷却媒体による処理対象がより適切に作動し得るように、各処理対象に応じて冷却媒体の供給状態を適切に制御し得る、エンジンの冷却媒体循環装置を提供する。
【解決手段】 冷却水循環システム100は、冷却水がウォーターポンプ113からポンプ送出管114を介してシリンダヘッド111に向けて送出されるように構成されている。また、本システム100は、シリンダヘッド111からシリンダブロック112への冷却水の供給状態が、冷却水温に応じて、エンジンブロック冷却切換部170によって切り換え可能に構成されている。ポンプ送出管114から分岐するように設けられたEGRクーラ分岐管151は、EGRクーラ150と接続されている。EGRクーラ分岐管151には、水温センサ115の出力等の運転状態に応じて開閉されるEGRクーラ冷却切換弁153が介装されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの冷却媒体を循環し得るように構成された、エンジンの冷却媒体循環装置(以下、単に「循環装置」と称する。)に関する。
上述の循環装置として、従来、様々な構成のものが知られている。例えば、特開2001−140701号公報(特許文献1)、特開2002−147292号公報(特許文献2)、及び特開2002−227646号公報(特許文献3)においては、エンジンの冷却水循環経路から導入した冷却水をEGRクーラに循環させることで、当該冷却水とEGRガスとの熱交換により、EGRガスを冷却させる構成が開示されている。ここで、EGR(排気ガス再循環:exhaust gas recirculation)は、ディーゼルエンジン等の排気ガスを浄化する技術である。このEGRとは、当該排気ガス中のNOxの排出量を低減するために、当該排気ガスの一部を吸気に再循環することで、燃焼温度を低く抑えてNOxの生成を抑制する技術をいう。
特開2001−140701号公報 特開2002−147292号公報 特開2002−227646号公報
この種の循環装置においては、EGRクーラの他にも、エンジンの冷却媒体(クーラント)による様々な処理対象(冷却対象)が、当該冷却媒体の循環経路に介装されている。そして、当該冷却媒体が当該循環経路内を循環することで、上述の各種の処理対象にて当該冷却媒体との熱交換が生じる。
これにより、例えば、様々な処理対象において発生した熱が、当該冷却媒体との熱交換によって吸収され、当該処理対象が冷却される(シリンダヘッド、シリンダブロック、EGRクーラ等)。あるいは、当該処理対象が当該冷却媒体から熱を吸収することで、当該処理対象の温度が上昇するとともに、当該冷却媒体の温度が低下する(ラジエータ、ヒータ等)。
一方、上述の様々な処理対象(シリンダヘッド、シリンダブロック、EGRクーラ)において、適切に作動するための適切な温度がそれぞれ異なる場合がある。
例えば、シリンダブロックについては、潤滑オイルの温度をある程度の温度まで高めてフリクションを低減するという観点から、冷間始動の直後(特に寒冷時)にはむしろ冷却媒体をシリンダブロックに導入しない方が便宜な場合がある。一方、シリンダヘッドについては、燃焼室における燃料混合気の燃焼による発熱のため、始動直後から冷却媒体を導入して積極的にシリンダヘッドの冷却が行われる方が便宜である。さらに、EGRクーラについては、EGRガスを冷却することでNOxの生成を抑制したい一方で、EGRガスが冷却され過ぎると却ってHC等が発生してしまう。このような観点から、当該EGRクーラを適切な温度に維持するために、当該EGRクーラへの冷却媒体の導入状態を、運転状態に応じて適切に制御する必要がある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エンジンの冷却媒体による処理対象がより適切に作動し得るように、各処理対象に応じて冷却媒体の供給状態を適切に制御し得る、エンジンの冷却媒体循環装置を提供することにある。
(1)本発明の循環装置は、シリンダヘッドの冷却状態とシリンダブロックの冷却状態とを独立して制御し得る、いわゆる2系統冷却装置として構成されている。そして、具体的には、本発明の循環装置は、ヘッド内冷却媒体通路と、ブロック内冷却媒体通路と、ブロック冷却制限部と、EGRクーラと、EGR冷却制御部と、を備えている。
前記ヘッド内冷却媒体通路は、前記シリンダヘッド内に形成されている。前記ブロック内冷却媒体通路は、前記シリンダブロック内に形成されている。前記ブロック冷却制限部は、前記冷却媒体の温度に応じて、前記ブロック内冷却媒体通路における前記冷却媒体の通過を制限し得るように構成されている。
前記EGRクーラは、前記エンジンの排気通路から吸気通路へガスを導入し得るように構成されたEGR通路に介装されている。このEGRクーラは、前記ガスと前記冷却媒体との熱交換によって当該ガスを冷却し得るように構成されている。前記EGR冷却制御部は、前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給状態を制御し得るように構成されている。
かかる構成においては、前記冷却媒体が前記ヘッド内冷却媒体通路を通過することで、前記シリンダヘッドが冷却される。また、前記冷却媒体が前記ブロック内冷却媒体通路を通過することで、前記シリンダブロックが冷却される。ここで、前記冷却媒体の温度に応じて、前記ブロック冷却制限部によって、前記ブロック内冷却媒体通路における前記冷却媒体の通過が制限される。具体的には、例えば、前記冷却媒体の温度が低温である場合(冷間始動時)に、前記ブロック内冷却媒体通路における前記冷却媒体の通過が制限される。すなわち、当該場合に、前記冷却媒体による前記シリンダブロックの冷却が制限される。
さらに、前記EGR冷却制御部によって、前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給状態が制御される。
なお、本循環装置は、前記エンジンの運転中において、前記冷却媒体が前記ヘッド内冷却媒体通路を常時通過するように構成されていることが好ましい。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、運転状態に応じて、前記シリンダブロック及び前記EGRクーラのそれぞれの冷却状態を、前記ブロック冷却制限部及び前記EGR冷却制御部によって適切に制御することができる。したがって、本構成によれば、前記冷却媒体による処理対象(前記シリンダヘッド、前記シリンダブロック、及び前記EGRクーラ)がより適切に作動し得るように、各処理対象に応じて前記冷却媒体の供給状態を適切に制御することができる。
(2)前記循環装置は、冷却媒体送出部と、冷却媒体送出管と、EGR冷却分岐管と、EGR冷却媒体排出管と、をさらに備えていて、前記EGR冷却制御部が、前記EGR冷却分岐管又は前記EGR冷却媒体排出管に介装されたEGR冷却調整弁を備えていてもよい。ここで、前記冷却媒体送出部は、前記冷却媒体を前記シリンダヘッド(前記ヘッド内冷却媒体通路)に向けて送出し得るように構成されている。前記冷却媒体送出管は、前記冷却媒体送出部と前記シリンダヘッド(前記ヘッド内冷却媒体通路)とを接続するように配置されている。前記EGR冷却分岐管は、前記冷却媒体送出管から分岐して形成されていて、前記EGRクーラと接続されている。前記EGR冷却媒体排出管は、前記EGRクーラからの前記冷却媒体の排出路を構成するものであって、前記EGRクーラと接続されている。
すなわち、本構成においては、前記EGRクーラに前記冷却媒体を供給するための前記EGR冷却分岐管が、前記冷却媒体送出管における、前記シリンダヘッド(前記ヘッド内冷却媒体通路)よりも手前から分岐している。
かかる構成においては、前記EGR冷却分岐管、又は前記EGR冷却媒体排出管に介装された前記EGR冷却調整弁によって、前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給状態が制御される。
すなわち、前記EGR冷却調整弁が開放されている場合、前記冷却媒体送出部から前記シリンダヘッドに向けて送出された前記冷却媒体の一部が、前記冷却媒体送出管から分岐した前記EGR冷却分岐管に流入し得る。このEGR冷却分岐管に流入した前記冷却媒体は、前記EGRクーラに供給された後、当該EGRクーラから前記EGR冷却媒体排出管に向けて排出される。このようにして、前記EGR冷却分岐管、前記EGRクーラ、及び前記EGR冷却媒体排出管からなるEGR冷却系統を前記冷却媒体が流れることで、当該EGRクーラが冷却される。
一方、前記EGR冷却調整弁が閉鎖されている場合、前記EGR冷却系統における前記冷却媒体の流れが、当該EGR冷却調整弁によって制限される。この場合、前記EGRクーラの冷却が制限される。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、前記シリンダヘッドにて発生した熱を吸収する前の、比較的低温の前記冷却媒体が、前記EGR冷却分岐管を介して前記EGRクーラに供給される。よって、本構成によれば、前記EGRクーラが効果的に冷却される。また、本構成によれば、前記EGR冷却調整弁の開放・閉鎖状態を制御することで、エンジンの運転状態に応じて、前記EGRクーラにおける冷却状態を容易に制御することができる。
(3)前記循環装置は、前記冷却媒体送出部よりも前記冷却媒体の流動方向における上流側に配置されたラジエータをさらに備えていて、前記EGR冷却分岐管は、前記ラジエータを経て前記冷却媒体送出部によって送出された前記冷却媒体が流入し得るように構成されていてもよい。
かかる構成においては、前記ラジエータによって外気との熱交換により冷却された前記冷却媒体が、当該ラジエータから前記冷却媒体送出部に送られる。そして、この冷却媒体が、前記冷却媒体送出部から前記シリンダヘッドに向けて送出され、その一部が、前記冷却媒体送出管から分岐した前記EGR冷却分岐管に流入する。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、前記ラジエータによって冷却された後であって、前記シリンダヘッドにて発生した熱を吸収する前の、比較的低温の前記冷却媒体が、前記EGR冷却分岐管を介して前記EGRクーラに供給される。よって、本構成によれば、前記EGRクーラがより効果的に冷却される。
(4)前記循環装置は、シリンダヘッド排出管と、シリンダブロック排出管と、ブロック間流路と、を備えていて、前記弁機構は、前記冷却媒体の温度に応じて、前記シリンダヘッド排出管及び前記シリンダブロック排出管と前記ラジエータとの間の、前記冷却媒体の流動状態を変更させ得るように構成された第一調整弁から構成されていてもよい。ここで、前記シリンダヘッド排出管は、前記シリンダヘッドから前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の通路を構成するものであって、前記ヘッド内冷却媒体通路と接続されている。前記シリンダブロック排出管は、前記シリンダブロックから前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の通路を構成するものであって、前記ブロック内冷却媒体通路と接続されている。前記ブロック間流路は、前記ヘッド内冷却媒体通路と前記ブロック内冷却媒体通路とを接続するように設けられている。
ここで、前記ブロック間流路は、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドの接合部の近傍に配置されている。なお、当該ブロック間流路は、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの接合体(エンジンブロック)の内部に形成されていてもよいし、当該接合体の外側に形成されていてもよい。
かかる構成においては、前記ヘッド内冷却媒体通路から前記シリンダヘッド排出管を介して前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の流動状態が、当該冷却媒体の温度に応じて、前記第一調整弁によって変更される。
また、本構成においては、前記ブロック内冷却媒体通路から前記シリンダブロック排出管を介して前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の流動状態が、当該冷却媒体の温度に応じて、前記第一調整弁によって変更される。すなわち、前記冷却媒体の温度に応じて、前記ヘッド内冷却媒体通路から前記ブロック間流路を通って前記ブロック内冷却媒体通路に達し、前記シリンダブロックから発生した熱を吸収し、前記シリンダブロック排出管を通って前記ラジエータに至る、前記冷却媒体の流路が形成される。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、前記冷却媒体の温度に応じて(すなわち前記エンジンの運転状態に応じて)、前記ラジエータによる前記冷却媒体の冷却状態が変更される。よって、本構成によれば、簡略な装置構成により、前記シリンダヘッド、前記シリンダブロック、及び前記EGRクーラの冷却状態を適切に制御することができる。
(5)前記循環装置は、ラジエータ排出管と、バイパス管と、第二調整弁と、を備えていてもよい。ここで、前記ラジエータ排出管は、前記ラジエータと前記冷却媒体送出部とを接続するように設けられている。前記バイパス管は、前記シリンダヘッド排出管と前記ラジエータ排出管とを接続するように設けられている。前記第二調整弁は、前記冷却媒体の温度に応じて、前記バイパス管における前記冷却媒体の流動状態を変更させ得るように構成されている。
かかる構成においては、前記バイパス管を通る(前記ラジエータをバイパスして前記シリンダヘッド排出管から前記ラジエータ排出管に流れる)前記冷却媒体の流動状態が、前記第二調整弁によって変更される。すなわち、前記シリンダヘッド排出管を介して前記ヘッド内冷却媒体通路から排出された前記冷却媒体が、前記ラジエータを通って外気との熱交換により冷却されるか否かが、前記第二調整弁によって変更される。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、前記冷却媒体の温度に応じて(すなわち前記エンジンの運転状態に応じて)、前記ラジエータによる前記冷却媒体の冷却状態が変更される。よって、本構成によれば、簡略な装置構成により、前記シリンダヘッド、前記シリンダブロック、及び前記EGRクーラの冷却状態を適切に制御することが可能になる。
(6)前記EGR冷却制御部は、前記エンジンの暖機運転中に前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給を制限し、前記暖機運転の終了後に前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給の制限を解除するように構成されていてもよい。
かかる構成においては、前記エンジンの暖機運転中においては、前記EGR冷却制御部により、前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給が制限される。また、前記暖機運転の終了後においては、前記EGR冷却制御部により、前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給の制限が解除される。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、暖機運転中における、EGRガスの過度の冷却が防止され得る。また、暖機運転の終了後においては、EGRガスを効果的に冷却してNOxの発生等を効果的に抑制することができる。
(7)前記循環装置が、冷間始動の際に、昇温された前記冷却媒体を前記EGRクーラに供給し得るように構成された高温クーラント供給部をさらに備えていてもよい。
ここで、「昇温された」前記冷却媒体とは、通常の冷間始動の際の前記冷却媒体の温度(略外気温程度)よりも高い温度に設定された前記冷却媒体をいうものとする。例えば、前回のエンジン運転中(暖機運転終了後)に充分高温になった後に断熱状態で貯留された前記冷却媒体が該当し得る。あるいは、ヒータや潜熱蓄熱装置等の所定の加熱手段によって加熱された前記冷却媒体が該当し得る。
かかる構成においては、冷間始動の際に、前記高温クーラント供給部から、昇温された前記冷却媒体が前記EGRクーラに供給される。ここで、「冷間始動の際」には、冷間始動の直前、冷間始動と同時、及び冷間始動直後、が含まれ得る。
本構成による効果は以下の通りである。本構成によれば、極低温始動の際に、前記EGRクーラに供給される前記冷却媒体が昇温されることで、EGRガスの過度の冷却が防止される。これにより、低温のEGRガスが燃焼室に導入されることによるエミッションの悪化が、簡略な装置構成により効果的に防止され得る。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について図面を参照しつつ説明する。
<冷却水循環システムの概略構成>
図1は、本発明の一実施形態である冷却水循環システム100の構成を説明するための概略図である。
この冷却水循環システム100は、エンジンブロック110と、ヒータ120と、ターボチャージャー130と、オイルクーラ140と、EGRクーラ150と、ラジエータ160と、エンジンブロック冷却切換部170と、を備えている。
エンジンブロック110は、シリンダヘッド111と、シリンダブロック112とからなる。シリンダブロック112の側方における下部には、当該冷却水循環システム100内における冷却水の循環の流れを生じさせるためのウォーターポンプ113が設けられている。このウォーターポンプ113における冷却水の送出口は、ポンプ送出管114の一端部と接続されている。このポンプ送出管114の他端部は、シリンダヘッド111と接続されている。すなわち、ウォーターポンプ113は、冷却水をシリンダヘッド111に向けて送出するように構成されている。
シリンダヘッド111には、水温センサ115が装着されている。この水温センサ115は、シリンダヘッド111内の冷却水温に応じた出力信号を発生するように構成されている。
<エンジンブロックの構成>
図2は、図1に示されているエンジンブロック110の断面図である。
シリンダヘッド111内には、冷却水の流路であるシリンダヘッド内ウォータージャケット111aが形成されている。また、シリンダヘッド111には、吸気通路111bと、排気通路111cとが形成されている。これらの吸気通路111bと排気通路111cとは、EGR通路111dによって接続されている。このEGR通路111dは、排気通路111cを通過する排気ガスの一部を吸気通路111bに導入し得るように構成されている。
シリンダブロック112内には、シリンダブロック内ウォータージャケット112aが形成されている。このシリンダブロック内ウォータージャケット112aは、シリンダブロック112内に形成された冷却水の流路であって、シリンダボア112bを囲むように形成されている。
シリンダヘッド111とシリンダブロック112とは、ガスケット116を介して接合されている。このガスケット116には、貫通孔116aが形成されている。この貫通孔116aは、シリンダヘッド内ウォータージャケット111aとシリンダブロック内ウォータージャケット112aとを接続するように形成されている。すなわち、シリンダヘッド111とシリンダブロック112との接合部に設けられた貫通孔116aは、シリンダヘッド内ウォータージャケット111aからシリンダブロック内ウォータージャケット112aへ冷却水が流出し得るように形成されている。
<エンジンブロックと周辺機器との接続構成>
再び図1を参照すると、シリンダヘッド111とヒータ120とは、ヒータ供給管121を介して接続されている。ヒータ120とウォーターポンプ113における冷却水の吸入口とは、ヒータ排出管122を介して接続されている。すなわち、ヒータ供給管121は、シリンダヘッド111から冷却水をヒータ120に供給し得るように構成されている。また、ヒータ排出管122は、ヒータ120から排出された冷却水をウォーターポンプ113に還流させ得るように構成されている。そして、ウォーターポンプ113、ポンプ送出管114、シリンダヘッド111、ヒータ供給管121、ヒータ120、及びヒータ排出管122によって構成された、ヒータ系冷却水循環経路は、エンジン運転中に常時冷却水が流されるように構成されている。
ターボチャージャー130とシリンダヘッド111とは、ターボ供給管131及びターボ排出管132を介して互いに接続されている。ターボ供給管131は、ヒータ供給管121から分岐するように設けられている。すなわち、ターボ供給管131は、冷却水をシリンダヘッド111からターボチャージャー130に向けて供給し得るように構成されている。また、ターボ排出管132は、ターボチャージャー130を経た冷却水を再度シリンダヘッド111に還流させ得るように構成されている。そして、シリンダヘッド111、ターボ供給管131、ターボチャージャー130、及びターボ排出管132からなるターボ系冷却水循環経路は、エンジン運転中に常時冷却水が流されるように構成されている。
オイルクーラ140とシリンダブロック112とは、オイルクーラ供給管141及びオイルクーラ排出管142を介して接続されている。オイルクーラ供給管141は、シリンダブロック112から冷却水をオイルクーラ140に供給し得るように構成されている。また、オイルクーラ排出管142は、オイルクーラ140を経た冷却水を再びシリンダブロック112に還流させ得るように構成されている。そして、シリンダブロック112、オイルクーラ供給管141、オイルクーラ140、及びオイルクーラ排出管142からなるオイルクーラ系冷却水循環経路は、シリンダブロック112に冷却水が流されている場合に常時冷却水が流されるように構成されている。
<<EGRクーラとエンジンブロックとの接続構成>>
EGRクーラ150は、EGR通路111d(図2参照)を通過するEGRガスを冷却し得るように構成されている。
このEGRクーラ150は、ポンプ送出管114から分岐するように形成されたEGRクーラ分岐管151と接続されている。すなわち、ウォーターポンプ113から送出された冷却水がEGRクーラ分岐管151を介してEGRクーラ150に供給されるように、当該EGRクーラ分岐管151が構成されている。また、EGRクーラ150とシリンダヘッド111とは、EGRクーラ排出管152を介して互いに接続されている。このEGRクーラ排出管152は、EGRクーラ150からの冷却水の排出路を構成するものであって、当該EGRクーラ150を経た冷却水がシリンダヘッド111に流入するように構成されている。
このEGRクーラ分岐管151には、電磁弁からなるEGRクーラ冷却切換弁153が介装されている。このEGRクーラ冷却切換弁153は、シリンダヘッド111内の冷却水温(水温センサ115の出力)等のエンジン運転状態に応じて開閉されることで、EGRクーラ150への冷却水の供給を許可したり遮断したりし得るように構成されている。
例えば、EGRクーラ冷却切換弁153が、暖機運転中に閉鎖され、暖機運転の終了後に開放されるように、当該冷却水循環システム100が構成されている。また、暖機運転中であっても、エンジン負荷が高い場合等、必要に応じてEGRクーラ冷却切換弁153が開放されるように、当該冷却水循環システム100が構成されている。
<<ラジエータとエンジンブロックとの接続構成>>
ラジエータ160には、ラジエータ供給管161とラジエータ排出管162とが接続されている。
ラジエータ供給管161は、シリンダヘッド111及びシリンダブロック112から排出された冷却水をラジエータ160に供給(導入)し得るように構成されている。
ラジエータ排出管162は、ラジエータ160とウォーターポンプ113とを接続するように設けられている。このラジエータ排出管162は、ラジエータ160にて外気との熱交換によって冷却された冷却水をウォーターポンプ113に向けて送出(排出)し得るように構成されている。
すなわち、ラジエータ160は、ウォーターポンプ113よりも、当該冷却水循環システム100内の冷却水の流動方向における上流側に配置されている。そして、当該ラジエータ160を経て冷却された冷却水が、ウォーターポンプ113から送出されて、ポンプ送出管114やEGRクーラ分岐管151に流入し、シリンダヘッド111やEGRクーラ150に供給され得るようになっている。
<<<エンジンブロック冷却切換部の構成>>>
エンジンブロック冷却切換部170は、エンジンブロック110とラジエータ160との間に介装されている。このエンジンブロック冷却切換部170は、シリンダヘッド排出管171と、シリンダブロック排出管172と、第一サーモスタット173と、第二サーモスタット174と、バイパス管175と、から構成されている。このエンジンブロック冷却切換部170は、エンジン運転中に冷却水をシリンダヘッド111(図2におけるシリンダヘッド内ウォータージャケット111a)に流すように構成されている。また、このエンジンブロック冷却切換部170は、冷却水温に応じて、シリンダブロック112(図2におけるシリンダブロック内ウォータージャケット112a)における冷却水の通過を制限し得るように構成されている。当該エンジンブロック冷却切換部170の詳細な構成は、以下の通りである。
シリンダヘッド排出管171は、シリンダヘッド111からラジエータ160に向かう冷却水の通路を構成するものであって、その一端部は、シリンダヘッド111(図2におけるシリンダヘッド内ウォータージャケット111a)と接続されている。シリンダヘッド排出管171の他端部は、第一サーモスタット173と接続されている。
シリンダブロック排出管172は、シリンダブロック112からラジエータ160に向かう冷却水の通路を構成するものであって、その一端部は、シリンダブロック112(図2におけるシリンダブロック内ウォータージャケット112a)と接続されている。シリンダブロック排出管172の他端部は、第一サーモスタット173と接続されている。
第一サーモスタット173とラジエータ160とは、上述のラジエータ供給管161を介して接続されている。この第一サーモスタット173は、冷却水温に応じて、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161との連通状態を変更させ得るように構成されている。
すなわち、第一サーモスタット173は、冷却水温が第一の開弁温度よりも低い場合に、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161との連通を遮断するように構成されている。また、第一サーモスタット173は、冷却水温が第一の開弁温度以上であって第二の開弁温度よりも低い場合に、シリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161との連通の遮断を維持しつつ、シリンダヘッド排出管171とラジエータ供給管161とを連通させるように構成されている。さらに、第一サーモスタット173は、冷却水温が第二の開弁温度以上である場合に、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161とを連通させるように構成されている。
ラジエータ排出管162とウォーターポンプ113との間には、第二サーモスタット174が介装されている。第二サーモスタット174とシリンダヘッド排出管171とは、バイパス管175によって互いに接続されている。すなわち、バイパス管175は、シリンダヘッド排出管171とラジエータ排出管162とを接続することで、ラジエータ160をバイパスする冷却水の流路を形成するように設けられている。
第二サーモスタット174は、冷却水の温度に応じて、バイパス管175における冷却水の流動状態を変更させ得るように構成されている。すなわち、第二サーモスタット174は、冷却水温が所定のバイパス温度よりも低い場合に、シリンダヘッド排出管171からバイパス管175を介してウォーターポンプ113に達するバイパス流路を形成するように構成されている。また、第二サーモスタット174は、冷却水温が前記バイパス温度以上である場合に、上述のバイパス流路を閉鎖するように構成されている。
ここで、前記バイパス温度と前記第一の開弁温度とが略等しくなるように、第一サーモスタット173及び第二サーモスタット174が構成されている。
<実施形態の冷却水循環システムの動作>
次に、上述の構成を有する本実施形態の冷却水循環システム100の動作について、図1ないし図4を参照しつつ説明する。
(A)先ず、暖機運転中であって、冷却水温が前記バイパス温度よりも低い場合、第一サーモスタット173により、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161との連通が遮断される。また、第二サーモスタット174により、シリンダヘッド排出管171からバイパス管175を介してウォーターポンプ113に達するバイパス流路が形成される。
これにより、図1において矢印で示されているような、冷却水の流れが形成される。すなわち、冷却水が、ウォーターポンプ113からポンプ送出管114に向けて送出される。このポンプ送出管114に向けて送出された冷却水は、シリンダヘッド111(図2におけるシリンダヘッド内ウォータージャケット111a)に流入する。
シリンダヘッド111に流入した冷却水は、当該シリンダヘッド111を冷却した後、ヒータ供給管121を介して排出される。このヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の一部は、ターボ供給管131を介してターボチャージャー130に供給され、ターボ排出管132を介してシリンダヘッド111に還流する。また、ヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の残部は、ヒータ120に供給され、ヒータ排出管122を介してウォーターポンプ113に還流する。
また、第一サーモスタット173により、シリンダブロック排出管172における冷却水の流れ、すなわち、シリンダブロック112から排出される冷却水の流れが、遮断されている。よって、当該シリンダブロック112内(図2におけるシリンダブロック内ウォータージャケット内)には、冷却水が滞留している。これにより、シリンダブロック112における速やかな昇温が達成される。すなわち、速やかな暖機運転の進行が達成される。よって、当該シリンダブロック112におけるフリクションが早期に低減される。
ここで、当該冷却水温においては、通常は、EGRクーラ冷却切換弁153は閉鎖されている。よって、この場合、EGRクーラ150への冷却水の供給は停止される。もっとも、エンジン負荷が高い場合等、必要に応じて、EGRクーラ冷却切換弁153が開放されることで、EGRクーラ120とシリンダヘッド111との間の冷却水の交流が行われる(図中破線で描かれた矢印参照)。
(B)次に、冷却水温が前記バイパス温度及び前記第一の開弁温度以上であって、第二の開弁温度よりも低い場合、第二サーモスタット174により、上述のバイパス流路が閉鎖される。また、第一サーモスタット173により、シリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161との連通の遮断が維持されつつ、シリンダヘッド排出管171とラジエータ供給管161とが連通される。
これにより、図3において矢印で示されているような、冷却水の流れが形成される。すなわち、ウォーターポンプ113からポンプ送出管114を介してシリンダヘッド111に流入した冷却水は、当該シリンダヘッド111を冷却した後、ヒータ供給管121を介して排出される。このヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の一部は、ターボ供給管131を介してターボチャージャー130に供給され、ターボ排出管132を介してシリンダヘッド111に還流する。また、ヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の残部は、ヒータ120に供給され、ヒータ排出管122を介してウォーターポンプ113に還流する。
その後、冷却水が、シリンダヘッド排出管171を介してシリンダヘッド111から排出され、当該シリンダヘッド排出管171及びラジエータ供給管161を介してラジエータ160に流入する。このラジエータ160において冷却された冷却水は、ラジエータ排出管162を介してウォーターポンプ113に還流する。
ここで、当該冷却水温においては、暖機運転中であるので、上述の(A)の場合と同様に、通常は、EGRクーラ冷却切換弁153は閉鎖され、必要に応じて、EGRクーラ冷却切換弁153が開放される(図中破線で描かれた矢印参照)。
(C)次に、冷却水温が前記第二の開弁温度以上である場合、第一サーモスタット173により、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172とラジエータ供給管161とが連通される。
これにより、図4において矢印で示されているような、冷却水の流れが形成される。すなわち、ウォーターポンプ113からポンプ送出管114を介してシリンダヘッド111に流入した冷却水は、当該シリンダヘッド111を冷却した後、ヒータ供給管121を介して排出される。このヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の一部は、ターボ供給管131を介してターボチャージャー130に供給され、ターボ排出管132を介してシリンダヘッド111に還流する。また、ヒータ供給管121に向けて送出された冷却水の残部は、ヒータ120に供給され、ヒータ排出管122を介してウォーターポンプ113に還流する。
また、シリンダヘッド111から、貫通孔116a(図2参照)を介して、冷却水がシリンダブロック112側に流入する。これにより、シリンダブロック112が冷却される。また、シリンダブロック112に流入した冷却水は、オイルクーラ供給管141を介してオイルクーラ140に供給され、オイルクーラ排出管142を介してシリンダブロック112に還流する。
その後、冷却水が、シリンダヘッド排出管171及びシリンダブロック排出管172を介して、シリンダヘッド111及びシリンダブロック112から排出され、ラジエータ供給管161を介してラジエータ160に流入する。このラジエータ160において冷却された冷却水は、ラジエータ排出管162を介してウォーターポンプ113に還流する。
ここで、当該冷却水温においては、EGRクーラ冷却切換弁153が開放される。よって、この場合、EGRクーラ120への冷却水の供給が行われる。これにより、EGRクーラ120が冷却される。
<実施形態の構成による効果>
以下、本実施形態の構成による作用・効果を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の構成によれば、図1、図3、及び図4に示されているように、シリンダヘッド111における冷却性能を確保しつつ、シリンダブロック112及びEGRクーラ150の冷却状態を、運転状態に応じてそれぞれ個別に制御することができる。すなわち、本構成によれば、運転状態に応じて、シリンダヘッド111、シリンダブロック112及びEGRクーラ150のそれぞれの冷却状態を適切に制御することができる。したがって、本構成によれば、シリンダヘッド111、シリンダブロック112及びEGRクーラ150がより適切に作動し得るように、冷却水の供給状態を適切に制御することができる。
本実施形態の構成によれば、ラジエータ160によって冷却された後であって、シリンダヘッド111にて発生した熱を吸収する前の、比較的低温の冷却水が、EGRクーラ分岐管151を介してEGRクーラ150に供給される。よって、本構成によれば、EGRクーラ150が効果的に冷却される。
本実施形態の構成においては、エンジンの暖機運転中はEGRクーラ150への冷却水の供給が停止され、暖機運転の終了後はEGRクーラ150への冷却水の供給の停止が解除される。よって、本構成によれば、暖機運転中における、EGRガスの過度の冷却が防止され得る。また、暖機運転の終了後においては、EGRガスを効果的に冷却してNOxの発生等を効果的に抑制することができる。
<変形例の示唆>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の実施形態を単に例示したものにすぎないのであって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において種々の変形を施すことができることは当然である。
以下、先願主義の下で本願の出願の際に追記し得る程度で、変形例について幾つか例示するが、変形例とてこれらに限定されるものではないことはいうまでもない。本願発明を、上述の実施形態・実施例、及び下記変形例の記載に基づき限定解釈することは、先願主義の下で出願を急ぐ出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、発明の保護及び利用を目的とする特許法の目的に反し、許されない。
また、技術的に矛盾しない範囲において、下記の各変形例のうちの複数のものが適宜組み合わされ得る。
(i)本発明の構成は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の、エンジンの種類を問わず適用可能である。
(ii)ウォーターポンプ113は、エンジンのサイクル運動によって発生する回転駆動力によって駆動される、メカニカルポンプから構成されていてもよい。あるいは、ウォーターポンプ113は、電動ポンプから構成されていてもよい。
さらに、ウォーターポンプ113は、ポンプ送出管114への送出流量を可変とした、いわゆる可変式ウォーターポンプから構成されていてもよい。かかる構成によれば、例えば、運転状態に応じてウォーターポンプ113の送出流量を上げることで、シリンダヘッド111やEGRクーラ150の冷却性を向上させることが可能になる。
(iii)ターボチャージャー130やオイルクーラ140は省略可能である。また、ターボ供給管131は、直接にシリンダヘッド111と接続されていてもよい。さらに、ターボチャージャー130に代えて、他の種類の加給器を用いることも可能である。
(iv)EGRクーラ冷却切換弁153は、EGRクーラ排出管152に介装されていてもよい。
(v)EGRクーラ冷却切換弁153は、サーモスタットでもよい。
(vi)エンジンブロック冷却切換部170の構成も、上述の実施形態の構成に限定されない。例えば、第一サーモスタット173や第二サーモスタット174に代えて、電磁弁やメカニカル弁等の、外部信号により作動する弁機構が用いられてもよい。
(vii)図5に示されているように、蓄熱部180が設けられていてもよい。この蓄熱部180は、断熱容器内に冷却水を収容することで、当該冷却水を所定期間保温しつつ貯留し得るように構成されている。
この蓄熱部180は、蓄熱水導入管181の一端部と接続されている。この蓄熱水導入管181の他端部は、蓄熱部180に貯留された冷却水(蓄熱水)をシリンダヘッド111に導入し得るように、当該シリンダヘッド111と接続されている。
また、蓄熱部180は、蓄熱部供給管182の一端部と接続されている。この蓄熱部供給管182の他端部は、シリンダヘッド111内の冷却水を蓄熱部180に供給し得るように、当該シリンダヘッド111と接続されている。
さらに、蓄熱水導入管181には、蓄熱水導入ポンプ183が介装されている。この蓄熱水導入ポンプ183は、蓄熱部180内に貯留された冷却水をシリンダヘッド111に導入するとともに、シリンダヘッド111内の冷却水を蓄熱部180に供給し得るように構成されている。
すなわち、蓄熱部180、蓄熱水導入管181、蓄熱部供給管182、及び蓄熱水導入ポンプ183は、冷間始動の際に、昇温された冷却水をシリンダヘッド111及びEGRクーラ150に供給し得るように構成されている。
かかる構成においては、暖機運転終了後であって冷却水が所定の高温(例えば80℃)に達した場合に、蓄熱水導入ポンプ183が駆動される。これにより、高温の冷却水が、蓄熱部供給管182を介して蓄熱部180に供給される。その後、エンジンが一旦停止されると、蓄熱部180は高温の冷却水を断熱状態で貯留する。そして、エンジンが冷間始動される際に、蓄熱水導入ポンプ183が駆動される。
このとき、図5にて矢印で示されているように、EGRクーラ冷却切換弁153が開放される。これにより、冷間始動の際に、蓄熱状態の冷却水(蓄熱水)がシリンダヘッド111及びEGRクーラ150に供給され、当該シリンダヘッド111及びEGRクーラ150が暖められる。よって、本構成によれば、エンジンの暖機運転が促進されるとともに、EGRガスの過度の冷却が防止される。したがって、本構成によれば、低温のEGRガスが燃焼室に導入されることによるエミッションの悪化が、簡略な装置構成により効果的に防止され得る。
ここで、蓄熱水導入ポンプ183は、蓄熱部供給管182に介装されていてもよい。
また、蓄熱水導入管181は、EGRクーラ150に直接に接続されていてもよい。
また、蓄熱部180は、冷間始動時に冷却水を加熱し得るように構成されたヒータや潜熱蓄熱装置を備えていてもよい。
(viii)その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の範囲内に含まれることは当然である。例えば、上述の各実施形態の説明において、一体に形成されていた構成要素は、継ぎ目なく一体成形されていてもよいし、複数の別体のパーツを接着・溶着・ネジ止め等により接合することによって形成されていてもよいことは当然である。
(ix)また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
本発明の一実施形態である冷却水循環システムの概略図である。 図2は、図1に示されているエンジンブロックの断面図である。 図1に示されている冷却水循環システムの動作状態を示す図である。 図1に示されている冷却水循環システムの動作状態を示す図である。 図1に示されている冷却水循環システムの変形例の概略構成を示す図である。
符号の説明
100…冷却水循環システム、110…エンジンブロック、111…シリンダヘッド、
111a…シリンダヘッド内ウォータージャケット、 111b…吸気通路、
111c…排気通路、 111d…EGR通路、 112…シリンダブロック、
112a…シリンダブロック内ウォータージャケット、 113…ウォーターポンプ、
115…水温センサ、 116…ガスケット、 116a…貫通孔、
150…EGRクーラ、 151…EGRクーラ分岐管、
152…EGRクーラ排出管、153…EGRクーラ冷却切換弁、
160…ラジエータ、 161…ラジエータ供給管、162…ラジエータ排出管、
170…エンジンブロック冷却切換部、 171…シリンダヘッド排出管、
172…シリンダブロック排出管、 173…第一サーモスタット、
174…第二サーモスタット、175…バイパス管、 180…蓄熱部、
181…蓄熱水導入管、 182…蓄熱部供給管、 183…蓄熱水導入ポンプ

Claims (7)

  1. エンジンの冷却媒体を循環し得るように構成された、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    シリンダヘッド内に形成されたヘッド内冷却媒体通路と、
    シリンダブロック内に形成されたブロック内冷却媒体通路と、
    前記冷却媒体の温度に応じて、前記ブロック内冷却媒体通路における前記冷却媒体の通過を制限し得るように構成されたブロック冷却制限部と、
    前記エンジンの排気通路から吸気通路へガスを導入し得るように構成されたEGR通路に介装されていて、前記ガスと前記冷却媒体との熱交換によって当該ガスを冷却し得るように構成されたEGRクーラと、
    前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給状態を制御し得るように構成されたEGR冷却制御部と、
    を備えたことを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  2. 請求項1に記載の、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    前記冷却媒体を前記ヘッド内冷却媒体通路に向けて送出し得るように構成された冷却媒体送出部と、
    前記冷却媒体送出部と前記ヘッド内冷却媒体通路とを接続するように配置された冷却媒体送出管と、
    前記冷却媒体送出管から分岐して形成されていて、前記EGRクーラと接続されたEGR冷却分岐管と、
    前記EGRクーラと接続されていて、当該EGRクーラからの前記冷却媒体の排出路を構成するEGR冷却媒体排出管と、
    をさらに備えていて、
    前記EGR冷却制御部は、前記EGR冷却分岐管、又は前記EGR冷却媒体排出管に介装されたEGR冷却調整弁を備えていることを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  3. 請求項2に記載の、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    前記冷却媒体送出部よりも前記冷却媒体の流動方向における上流側に配置されたラジエータをさらに備えていて、
    前記EGR冷却分岐管は、前記ラジエータを経て前記冷却媒体送出部によって送出された前記冷却媒体が流入し得るように構成されていることを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  4. 請求項3に記載の、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    前記ヘッド内冷却媒体通路と接続されていて、前記シリンダヘッドから前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の通路を構成するシリンダヘッド排出管と、
    前記ブロック内冷却媒体通路と接続されていて、前記シリンダブロックから前記ラジエータに向かう前記冷却媒体の通路を構成するシリンダブロック排出管と、
    前記ヘッド内冷却媒体通路と前記ブロック内冷却媒体通路とを接続するように設けられたブロック間流路と、
    を備え、
    前記EGR冷却調整弁は、前記冷却媒体の温度に応じて、前記シリンダヘッド排出管及び前記シリンダブロック排出管と前記ラジエータとの間の、前記冷却媒体の流動状態を変更させ得るように構成された第一調整弁からなることを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  5. 請求項4に記載の、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    前記ラジエータと前記冷却媒体送出部とを接続するラジエータ排出管と、
    前記シリンダヘッド排出管と前記ラジエータ排出管とを接続するバイパス管と、
    前記冷却媒体の温度に応じて、前記バイパス管における前記冷却媒体の流動状態を変更させ得るように構成された第二調整弁と、
    をさらに備えたことを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の、エンジンの冷却媒体循環装置であって、
    前記EGR冷却制御部は、前記エンジンの暖機運転中に前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給を制限し、前記暖機運転の終了後に前記EGRクーラへの前記冷却媒体の供給の制限を解除するように構成されていることを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の、エンジンの冷却媒体循環装置において、
    冷間始動の際に、昇温された前記冷却媒体を前記EGRクーラに供給し得るように構成された高温クーラント供給部をさらに備えたことを特徴とする、エンジンの冷却媒体循環装置。
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