JP2005330863A - Egr装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】EGRクーラにエア抜きラインを備えてもエンジンの暖機性能やヒータの効きを良好に保ち得るようにする。
【解決手段】エンジン1上側に水冷式のEGRクーラ2を搭載し、該EGRクーラ2の水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータ5に導くエア抜きライン8を備え、該エア抜きライン8の途中に冷却水の流通を抑制する絞り部10を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】エンジン1上側に水冷式のEGRクーラ2を搭載し、該EGRクーラ2の水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータ5に導くエア抜きライン8を備え、該エア抜きライン8の途中に冷却水の流通を抑制する絞り部10を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、エンジン側から給排される冷却水を冷却媒体として使用するEGR装置に関するものである。
従来より、大型トラック等の大型車両のエンジンでは、排気側から排気ガスの一部を抜き出して吸気側へと戻し、その吸気側に戻された排気ガスでエンジン内での燃料の燃焼を抑制させて燃焼温度を下げることによりNOx(窒素酸化物)の発生を低減するようにした、いわゆる排気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)が行われている。
一般的に、この種の排気ガス再循環を行う場合には、排気マニホールドから排気管に亘る排気通路の適宜位置と、吸気管から吸気マニホールドに亘る吸気通路の適宜位置との間をEGRパイプにより接続し、該EGRパイプを通して排気ガスを再循環するようにしている。
また、エンジンに再循環する排気ガスをEGRパイプの途中で冷却すると、排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくなることにより、エンジンの出力を余り低下させずに燃焼温度を低下して効果的にNOxの発生を低減させることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するEGRパイプの途中に水冷式のEGRクーラを装備したものもある(例えば、下記の特許文献1や特許文献2を参照)。
特開2003−184658号公報
特開2001−3816号公報
図3は従来におけるEGR装置の一例を示すもので、図中1はエンジン、2は該エンジン1の上側に搭載されたEGRクーラを示し、該EGRクーラ2に対しエンジン1に導入されたばかりの比較的温度の低い冷却水3の一部を導いて冷却に利用し、該EGRクーラ2で排気ガスと熱交換されて昇温した冷却水3を、前記エンジン1を経由して昇温した冷却水3と合流させてサーモスタット4を介しラジエータ5に導くようにしてある。
そして、ラジエータ5にて空冷された冷却水3は、クーラントポンプ6を介して再びエンジン1に戻されるが、その一部は車室内の暖房用の熱源としてヒータ7を経由してからエンジン1に戻されるようになっている。
ただし、エンジン1の始動直後における冷却水3の温度が低い時には、図4に示す如く、サーモスタット4の作動でエンジン1からラジエータ5に向かう水路が閉じ且つエンジン1からの冷却水3をクーラントポンプ6へ導く水路が開くことにより、冷却水3をラジエータ5を経由させずにクーラントポンプ6へ直接送り込んでエンジン1の暖機を優先するようになっている。
ここで、エンジン1に対し後付けで組み付けられるEGRクーラ2には、エンジン1の片側の排気系統から反対側の吸気系統へと車幅方向に亘るEGRパイプを接続しなければならないが、エンジン1の前側にサーモスタット4やクーラントポンプ6が配置され且つエンジン1の後側にトランスミッションが連結されているという構造的な制約下にあっては、EGRパイプをエンジン1の上側で車幅方向に亘らせざるを得ないケースが多い。
そのような場合、EGRクーラ2も必然的にエンジン1の上側にレイアウトされることになり、この結果、EGRクーラ2が水冷系統のうちの最上位置となって該EGRクーラ2の水冷領域における完全なエア抜きが難しくなって、EGRクーラ2内の水冷領域に残存した空気溜まりにより局所的な過熱部分(排気ガスと冷却水3との熱交換不良部)が生じて応力集中が惹起されかねない。
そこで、このようにEGRクーラ2がエンジン1の上側に搭載されるケースでは、EGRクーラ2の水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータ5に導くエア抜きライン8を備え、EGRクーラ2の水冷領域が常に満水状態に保たれるようにしてあり、ラジエータ5に抜き出された混入エアは、ラジエータ5上部の図示しないエア抜きホースからヘッダタンクへと送り出されるようにしてある。
しかしながら、斯かるエア抜きライン8を備えたEGR装置にあっては、先の図4のようにしてエンジン1の暖機を行う場合に、いくらサーモスタット4でエンジン1からラジエータ5に向かう水路が閉じられていても、エア抜きライン8を介しサーモスタット4を迂回した冷却水3がラジエータ5に流れ込んでしまうため、エンジン1の暖機性能が悪くなり、また、始動直後の冷たい車室内を暖めたい時にヒータ7の効きが悪くなるといった問題があった。
また、以上に述べた例では、エア抜きライン8をEGRクーラ2とラジエータ5との間に設けた例を示しているが、図5に示す如く、EGRクーラ2からヘッダタンク9へエア抜きライン8を繋げてエア抜きを行うようにしたものもあり、このようにした例では、エンジン1の暖機時にヘッダタンク9内の冷えた冷却水3がエア抜きライン8を介しEGRクーラ2側へ逆流し、該EGRクーラ2から冷たい冷却水3がエンジン1へと循環されてしまうため、やはりエンジン1の暖機性能やヒータ7の効きが悪くなるという同様の問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、EGRクーラにエア抜きラインを備えてもエンジンの暖機性能やヒータの効きを良好に保ち得るようにすることを目的としている。
本発明の請求項1に記載の発明は、エンジン上側に水冷式のEGRクーラを搭載し、該EGRクーラの水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータに導くエア抜きラインを備え、該エア抜きラインの途中に冷却水の流通を抑制する絞り部を形成したことを特徴とするEGR装置、に係るものである。
而して、このようにすれば、エア抜きラインの途中に絞り部を形成したことにより、混入エアの抜き出しに支障を及ぼすことなく冷却水の通過抵抗を高めて該冷却水の流通を抑制することが可能となり、エンジンの始動直後にサーモスタットの作動によりラジエータを経由しない冷却水の循環が行われる際に、冷却水がサーモスタットを迂回してエア抜きラインからラジエータに流れ込む現象が起こり難くなる。
本発明の請求項2に記載の発明は、エンジン上側に水冷式のEGRクーラを搭載し、該EGRクーラの水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してヘッダタンクに導くエア抜きラインを備え、該エア抜きラインの途中に冷却水の流通を抑制する絞り部を形成したことを特徴とするEGR装置、に係るものである。
而して、このようにすれば、エア抜きラインの途中に絞り部を形成したことにより、混入エアの抜き出しに支障を及ぼすことなく冷却水の通過抵抗を高めて該冷却水の流通を抑制することが可能となり、エンジンの始動直後にサーモスタットの作動によりラジエータを経由しない冷却水の循環が行われる際に、ヘッダタンク内の冷えた冷却水がエア抜きラインを介しEGRクーラ側へ逆流する現象が起こり難くなる。
上記した本発明のEGR装置によれば、混入エアの抜き出しに支障を及ぼすことなく冷却水の通過抵抗を絞り部により高め、これによりエア抜きラインにおける冷却水の流通を抑制することができるので、EGRクーラにエア抜きラインを備えてもエンジンの暖機性能やヒータの効きを良好に保つことができるという優れた効果を奏し得る。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第一の形態例を示すもので、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
本形態例においては、先の図4の場合と略同様に、EGRクーラ2の水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータ5に導くエア抜きライン8を備えたEGR装置に関し、エア抜きライン8の途中に冷却水3の流通を抑制する絞り部10を形成している。
而して、このようにエア抜きライン8の途中に絞り部10を形成すれば、混入エアの抜き出しに支障を及ぼすことなく冷却水3の通過抵抗を高めて該冷却水3の流通を抑制することが可能となり、エンジン1の始動直後にサーモスタット4の作動によりラジエータ5を経由しない冷却水3の循環が行われる際に、冷却水3がサーモスタット4を迂回してエア抜きライン8からラジエータ5に流れ込む現象が起こり難くなる。
従って、本形態例によれば、冷却水3がサーモスタット4を迂回してエア抜きライン8からラジエータ5に流れ込む現象を起こり難くすることができるので、ラジエータ5で空冷された冷却水3がエンジン1に循環される虞れを極力回避することができ、これによって、エンジン1の暖機性能やヒータ7の効きを良好に保つことができる。
図2は本発明の第二の形態例を示すもので、先の図1の場合と略同様に、EGRクーラ2の水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してヘッダタンク9に導くエア抜きライン8を備えたEGR装置に関し、エア抜きライン8の途中に冷却水3の流通を抑制する絞り部10を形成している。
而して、このようにすれば、前述した第一の形態例の場合と同様に、エア抜きライン8の途中に絞り部10を形成しているので、混入エアの抜き出しに支障を及ぼすことなく冷却水3の通過抵抗を高めて該冷却水3の流通を抑制することが可能となり、エンジン1の始動直後にサーモスタット4の作動によりラジエータ5を経由しない冷却水3の循環が行われる際に、ヘッダタンク9内の冷えた冷却水3がエア抜きライン8を介しEGRクーラ2側へ逆流する現象が起こり難くなる。
従って、本形態例によれば、ヘッダタンク9内の冷えた冷却水3がエア抜きライン8を介しEGRクーラ2側へ逆流する現象を起こり難くすることができるので、EGRクーラ2から冷たい冷却水3がエンジン1に循環される虞れを極力回避することができ、これによって、エンジン1の暖機性能やヒータ7の効きを良好に保つことができる。
尚、本発明のEGR装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 エンジン
2 EGRクーラ
3 冷却水
5 ラジエータ
7 ヒータ
8 エア抜きライン
9 ヘッダタンク
10 絞り部
2 EGRクーラ
3 冷却水
5 ラジエータ
7 ヒータ
8 エア抜きライン
9 ヘッダタンク
10 絞り部
Claims (2)
- エンジン上側に水冷式のEGRクーラを搭載し、該EGRクーラの水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してラジエータに導くエア抜きラインを備え、該エア抜きラインの途中に冷却水の流通を抑制する絞り部を形成したことを特徴とするEGR装置。
- エンジン上側に水冷式のEGRクーラを搭載し、該EGRクーラの水冷領域の最上レベルから混入エアを抜き出してヘッダタンクに導くエア抜きラインを備え、該エア抜きラインの途中に冷却水の流通を抑制する絞り部を形成したことを特徴とするEGR装置。
Priority Applications (1)
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JP2004148889A JP2005330863A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | Egr装置 |
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JP2004148889A JP2005330863A (ja) | 2004-05-19 | 2004-05-19 | Egr装置 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007255257A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Isuzu Motors Ltd | Egr装置 |
WO2013093997A1 (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | トヨタ自動車株式会社 | 冷却システムの制御装置 |
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2004
- 2004-05-19 JP JP2004148889A patent/JP2005330863A/ja active Pending
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