JP2007051577A - 水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーモスタットが「開」の場合やラジエータ冷却水不足の場合でもトラブルのない水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置。
【解決手段】EGRガスの水冷冷却装置において、冷却水wは、ラジエータ1から取り、電動ポンプ31、EGRクーラ32を経てラジエータ1に戻す構造とする。その冷却水の取入れ口33をエンジン11への冷却水取出口12と同じ側のラジエータ1の下部位置3とし、冷却水の戻し口14をエンジン11からの冷却水戻し口14と同じ側のラジエータ中部位置5とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置に関するものである。
車両用のエンジンでは、排気ガス中に含まれているNOx(窒素酸化物)の量を低減させるために、EGR(Exhaust Gas Recirculation (排気再循環))を行っているものがある。
EGRは、エンジンの排気マニホールドから排気ガスの一部を取り出して吸気マニホールドへ還流させることにより、シリンダ内の燃焼ガス温度を低下させて、NOxの生成を抑制するものである。EGRによりNOxの生成が抑制される理由として、シリンダ内の空気の一部が排気中のCO2 や、H2 Oなどと置換されることにより、気体の熱容量が増大し、これにより燃焼ガスの温度上昇が抑えられること、及び空気過剰率が低下する、即ち、吸気中の酸素濃度が低下することにより、NOxの生成が抑制されることなどを挙げることができる。
また、EGRによるNOxの低減効果を高めるために、再循環される排気ガスをラジエータで冷却された冷却水を用いて冷却し、排気ガスの充填率を高める技術がある。以下、それらについて説明する。
(1)図4の水冷式エンジン104は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用バイパスライン40とを有している。また、この水冷式エンジン104は、上部タンク2と下部タンク3とコア4により構成されたラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の左端にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の右端にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用バイパスライン40は、インホース13から電動ポンプ31a及水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てアウトホース15に至るようになっている。なお、符号Xは、冷却水wの水流方向を示している。
(2)図5の水冷式エンジン105は、図4の水冷式エンジン104の変形例であり、電動ポンプ31bを用いてバイパスライン40の水流方向が矢印Yの方向になるようにしたものである。その他の部品については、図4の水冷式エンジン104と変わりがないので、同じ部品に同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
(3)図6の水冷式エンジン106は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用循環路30とを有している。また、この水冷式エンジン106は、上部タンク2と下部タンク3とコア4により構成されたラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の左端にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の右端にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用循環路30は、ラジエータ1から電動ポンプ31a及び水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てラジエータ1に至るようになっている。
その上、還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33をラジエータの下部タンク3の左端に接続している。また、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34をラジエータの上部タンク2の右端に接続させている。なお、還流ガス冷却用冷却水循環路30の水流方向はX方向となっている。
(4)図7の水冷式エンジン107は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用循環路30とを有している。また、この水冷式エンジン107は、上部タンク2と下部タンク3とコア4により構成されたラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の左端にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の右端にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用循環路30は、ラジエータ1から電動ポンプ31b及び水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てラジエータ1に至るようになっている。
その上、還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33をラジエータの上部タンク2の右端に接続している。また、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34をラジエータの下部タンク3の左端に接続させている。なお、還流ガス冷却用冷却水循環路30の水流方向はY方向となっている。
(5)また、従来、EGRクーラへ冷却水を供給する送り管路の入り口をラジエータの下部タンクに接続させたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開2004−132180号公報 特開2004−293385号公報
ところで、上記水冷式エンジン104〜107は、サーモスタット17が「閉」、又はラジエータ1の冷却水量に異常がない場合には、EGRクーラ32の冷却水の系統に何ら問題がないが、エンジン11内の冷却水が高温となってサーモスタット17が「開」となった場合、或いはラジエータ1の冷却水が不足する場合には、次のような問題が発生する。
すなわち、
(A)水冷式エンジン104の場合は、次のような問題がある。
(a)サーモスタットが「開」の場合:エンジン11内の冷却水が高温となってサーモスタット17が「開」になると、エンジン11からアウトホース15内に流入する冷却水w’によってアウトホース4内の冷却水圧が異常に高くなる。
このため、電動ポンプ31aによってバイパスライン40からアウトホース15にEGRクーラ32の冷却水を戻そうとしても、アウトホース15内の高圧の冷却水w’によって遮られることから、バイパスライン40の水流がEGRクーラ32側に逆流を起こしたり、或いは、EGRクーラ32の水流停止が起こる。
この場合、電動ポンプ31aのパワーをアップすることも考えられるが、その場合には、燃料の消費量が増加するために、燃費が悪化するという新たな問題が起こる。
(B)水冷式エンジン105の場合は、次のような問題がある。
(a)サーモスタットが「開」の場合:この水冷式エンジン105は、冷却水がバイパスライン40内を矢印Y方向に流れるようになっていることから、サーモスタット17が「開」になると、ラジエータ1を通過しない高温のエンジン冷却水w’がアウトホース15からバイパスライン40を経てインホース13に流入する。このため、ラジエータ1からエンジン11に供給される冷却水の冷却能力が低下するという問題がある。
(b)ラジエータの冷却水が不足する場合:他方、ラジエータ1の冷却水が不足する場合には、アウトホース15がラジエータ1の上部タンク2に接続しているため、電動ポンプ31bがラジエータ1の上部タンク2内のエアを噛み込み易くなり、EGRクーラ用の冷却水が循環しなくなるという問題がある。
(C)水冷式エンジン106の場合は、次のような問題がある。
(a)サーモスタットが「開」の場合:ラジエータ1の上部タンク2の圧力が高く、電動ポンプ31aによって循環させるEGRクーラ用の冷却水の流れを遮るために、EGRクーラ32の水流不足、或いは停止が起こる。
(D)水冷式エンジン107の場合は、次のような問題がある。
(a)ラジエータの冷却水が不足する場合:ラジエータ1の冷却水が不足する場合は、ラジエータ1の上部タンク1aがエンジンルームの上部にあるために、電動ポンプ31bが上部タンク1a内のエアを噛み込み、EGRクーラ用の冷却水が循環しなくなるという問題がある。
(E)また、特許文献1及び特許文献2の場合は、EGRクーラへ冷却水を供給する送り管路の入り口がラジエータの下部タンクに接続されているが、その出口がインラインに接続されているために、EGRガス冷却後の高温水がインラインの冷却水に混入するという問題がある。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、サーモスタットが「開」の場合や、ラジエータ冷却水不足の場合でも従来のような問題を発生しない水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、次のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
前記ラジエータを、上部タンクと下部タンクとを接続するコアの中位に中間タンクを有する構造とし、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータ下部タンクの位置に接続し、更に、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側の中間タンクの位置に接続することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの戻し口と同じ側の下部タンクの位置に接続することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側の下部タンクの位置に接続することを特徴としている。
請求項1に記載の発明は、上記のように、前記ラジエータを、上部タンクと下部タンクとを接続するコアの中位に中間タンクを有する構造とし、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータ下部タンクの位置に接続し、更に、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側の中間タンクの位置に接続させたので、エンジンのサーモスタットが「開」になった場合でも、アウトホースからラジエータの上部タンクに戻る高圧の冷却水圧に遮られることなく、電動ポンプによって水冷式還流ガス冷却器(EGRクーラ)の冷却水をラジエータの中部タンクに戻すことができる。このため、EGRクーラの水量が減少したり、或いは逆流を起こしたりすることがない。
他方、ラジエータの冷却水が不足する場合でも、電動ポンプによるエアの噛み込みがなくなることから,EGRクーラの冷却水が循環しなくなるという問題もない。
請求項2に記載の発明は、上記のように、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの戻し口と同じ側の下部タンクの位置に接続させたので、エンジンのサーモスタットが「開」になった場合でも、アウトホースからラジエータの上部タンクに戻る高圧の冷却水圧に遮られることなく、電動ポンプによって水冷式還流ガス冷却器(EGRクーラ)の冷却水をラジエータの下部タンクに戻すことができる。このため、EGRクーラの水量が減少したり、或いは逆流を起こしたりすることがない。
他方、ラジエータの冷却水が不足する場合でも、電動ポンプによるエアの噛み込みがなくなることから,EGRクーラの冷却水が循環しなくなるという問題もない。但し、ラジエータの冷却効果が請求項1に記載の発明よりも若干劣ることがある。
請求項3に記載の発明は、上記のように、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側の下部タンクの位置に接続させたので、エンジンのサーモスタットが「開」になった場合でも、アウトホースからラジエータの上部タンクに戻る高圧の冷却水圧に遮られることなく、電動ポンプによって水冷式還流ガス冷却器(EGRクーラ)の冷却水をラジエータの下部タンクに戻すことができる。このため、EGRクーラの水量が減少したり、或いは逆流を起こしたりすることがない。
他方、ラジエータの冷却水が不足する場合でも、電動ポンプによるエアの噛み込みがなくなることから,EGRクーラの冷却水が循環しなくなるという問題もない。但し、ラジエータの冷却効果が請求項1に記載の発明よりも若干劣ることがある。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(1)実施形態1
図1の水冷式エンジン101は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用循環路30とを有している。また、この水冷式エンジン101は、上部タンク2と下部タンク3とを接続するコア4の中位に中間タンク5を有するラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、左端。)にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の他の一方の端(例えば、右端。)にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用循環路30は、ラジエータ1から電動ポンプ31a及び排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てラジエータ1に至るようになっている。
その上、還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33を、下部タンク3の冷却水出口12と同様に、ラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、左端。)に接続している。また、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を、アウトホース15の冷却水戻し口14と同様に、ラジエータの中間タンク5の他の一方の端(例えば、右端。)に接続させている。
次に、この水冷式エンジン101の作用について説明する。
この水冷式エンジン101によれば、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、インホース13を経てエンジン11内に供給され、エンジン11内で加熱された冷却水w’は、アウトホース15を経てラジエータ1に還流される。
他方、エンジン11の排気マニホルド21から排出された排気ガスgは、その一部が排気再循環路20を経て吸気マニホルド22に還流される。その際、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gは、ラジエータ1の冷却水wを用いたEGRクーラ32によって冷却される。
また、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、ラジエータ1の下部タンク3の左端に接続している還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33及び電動ポンプ31aを経て矢印Xのようにクーラ32へ供給され、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する。排気ガス冷却後の冷却水w”は、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を経て中間タンク5の右端に戻される。
(2)実施形態2
図2の水冷式エンジン102は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用循環路30とを有している。また、この水冷式エンジン102は、上部タンク2と下部タンク3とコア4により構成されたラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、左端。)にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の他の一方の端(例えば、右端。)にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用循環路30は、ラジエータ1から電動ポンプ31a及び排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てラジエータ1に至るようになっている。
その上、還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33を、下部タンク3の冷却水出口12と同様に、ラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、左端。)に接続している。また、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を、アウトホース15の冷却水戻し口14と同様に、ラジエータの下部タンク3の他の一方の端(例えば、右端。)に接続させている。
次に、この水冷式エンジン102の作用について説明する。
この水冷式エンジン102によれば、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、インホース13を経てエンジン11内に供給され、エンジン11内で加熱された冷却水w’は、アウトホース15を経てラジエータ1に還流される。
他方、エンジン11の排気マニホルド21から排出された排気ガスgは、その一部が排気再循環路20を経て吸気マニホルド22に還流される。その際、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gは、ラジエータ1の冷却水wを用いたEGRクーラ32によって冷却される。
また、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、ラジエータ1の下部タンク3の左端に接続している還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33及び電動ポンプ31aを経て矢印XのようにEGRクーラ32へ供給され、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する。排気ガス冷却後の冷却水w”は、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を経て下部タンク3の右端に戻される。
(3)実施形態3
図3の水冷式エンジン103は、エンジン冷却用循環路10と、排気再循環路20と、還流ガス冷却用循環路30とを有している。また、この水冷式エンジン103は、上部タンク2と下部タンク3とコア4により構成されたラジエータ1を有している。
エンジン冷却用循環路10は、エンジン11とラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、左端。)にある冷却水出口12とを接続するインホース13と、エンジン11とラジエータの上部タンク2の他の一方の端(例えば、右端。)にある冷却水戻し口14とを接続するアウトホース15と、該アウトホースの入り口16に位置するサーモスタット17により構成されている。
排気再循環路20は、上記エンジン11の排気マニホルド21から吸気マニホルド22に排気ガスgの一部を還流させるようになっている。
還流ガス冷却用循環路30は、ラジエータ1から電動ポンプ31b及び排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する水冷式還流ガス冷却器(以下、EGRクーラという。)32を経てラジエータ1に至るようになっている。
その上、還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33を、アウトホース15の冷却水戻し口14と同様に、ラジエータの下部タンク3の一方の端(例えば、右端。)に接続している。また、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を、下部タンク3の冷却水出口12と同様に、ラジエータの下部タンク3の他の一方の端(例えば、左端。)に接続させている。
次に、この水冷式エンジン103の作用について説明する。
この水冷式エンジン103によれば、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、インホース13を経てエンジン11内に供給され、エンジン11内で加熱された冷却水w’は、アウトホース15を経てラジエータ1に還流される。
他方、エンジン11の排気マニホルド21から排出された排気ガスgは、その一部が排気再循環路20を経て吸気マニホルド22に還流される。その際、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gは、ラジエータ1の冷却水wを用いたEGRクーラ32によって冷却される。
また、ラジエータ1で冷却された冷却水wは、ラジエータ1の下部タンク3の右端に接続している還流ガス冷却用循環路30の冷却水取入れ口33及び電動ポンプ31bを経て矢印YのようにEGRクーラ32へ供給され、排気再循環路20内の排気ガス(還流ガス)gを冷却する。排気ガス冷却後の冷却水w”は、還流ガス冷却用循環路30の冷却水戻し口34を経て下部タンク3の左端に戻される。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲のものを包含するものである。
本発明に係る水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明に係る水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第2実施形態の概略構成図である。 本発明に係る水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第3実施形態の概略構成図である。 従来の水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第1の実施形態の概略構成図である。 従来の水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第2の実施形態の概略構成図である。 従来の水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第3の実施形態の概略構成図である。 従来の水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置の第4の実施形態の概略構成図である。
符号の説明
1 ラジエータ 2 上部タンク
3 下部タンク 4 コア
5 中間タンク 10 エンジン冷却用循環路
11 エンジン 12 冷却水出口
13 インホース 14 冷却水戻し口
15 アウトホース 16 アウトホースの入り口
17 サーモスタット 20 排気再循環路
21 排気マニホルド 22 吸気マニホルド
30 還流ガス冷却用循環路 31a,31b 電動ポンプ
32 水冷式還流ガス冷却器
33 還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口
34 還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口
g 排気ガス

Claims (3)

  1. エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
    前記ラジエータを、上部タンクと下部タンクとを接続するコアの中位に中間タンクを有する構造とし、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータ下部タンクの位置に接続し、更に、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側の中間タンクの位置に接続することを特徴とする水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置。
  2. エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
    前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記アウトホースの戻し口と同じ側の下部タンクの位置に接続することを特徴とする水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置。
  3. エンジンとラジエータの下部タンクの一方の端にある冷却水出口とを接続するインホースと、前記エンジンとラジエータの上部タンクの他の一方の端にある冷却水戻し口とを接続するアウトホースと、該アウトホースの入り口に位置するサーモスタットとを含むエンジン冷却用循環路と、前記エンジンの排気マニホルドから吸気マニホルドに排気ガスの一部を還流させる排気再循環路と、前記ラジエータから電動ポンプ及び水冷式還流ガス冷却器を経て前記ラジエータに至る還流ガス冷却用循環路とを有する水冷式エンジンであって、
    前記還流ガス冷却用循環路の冷却水取入れ口を、前記アウトホースの冷却水戻し口と同じ側のラジエータの下部タンクの位置に接続し、かつ、前記還流ガス冷却用循環路の冷却水戻し口を、前記下部タンクの冷却水出口と同じ側の下部タンクの位置に接続することを特徴とする水冷式エンジンの水冷式還流ガス冷却装置。
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