JP6090138B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのシリンダヘッドのウォータジャケットとの間でウォータポンプからの冷却液を循環させるエンジンの冷却装置に関するものである。
エンジンとの間で冷却水を循環させるエンジン冷却装置が従来技術として知られている。
特許文献1のエンジン冷却装置では、暖機初期段階に、ウォータポンプが停止され、冷却水の流通が停止される一方、暖機中盤段階に、ウォータポンプが作動され、このウォータポンプからの冷却水がエキマニ上部を流通した後に、EGRクーラ及びヒータに流れ、暖機終了段階に、エンジン回転数及び空気充填率に基づいて、本体部に流れる冷却水の流量とエキマニ上部に流れる冷却水の流量が制御される。このエンジン冷却装置によれば、暖機初期段階に、冷却水の流通が停止され、暖機中盤段階に、ウォータポンプからの冷却水がエキマニ上部を流通するため、エンジンの燃焼室壁温の上昇が促進される。
また、特許文献2のエンジン冷却装置では、エンジンからの冷却水がEGRクーラを通過した後に、スロットルボディを流通してこのスロットルボディを加熱する。
特許第5223389号公報 特開平8−165925号公報
ところで、燃費等の点で、エンジン冷間時にエンジン燃焼が早期に安定化することが望ましい。これは特に、低負荷時に圧縮自己着火運転を行うエンジンにおいて顕著である。
しかしながら、上記エンジン冷却装置のいずれでも、エンジン燃焼の早期安定化を十分に図ることができないという課題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化を図ることにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、エンジン冷間時に、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分において冷却液の流通を抑制する一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときに、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分と吸気加熱装置との間で冷却液を循環させることを特徴とする。
具体的には、本発明は、エンジンのシリンダヘッドのウォータジャケットとの間でウォータポンプからの冷却液を循環させるエンジンの冷却装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記エンジンの吸気通路には、吸気加熱装置が設けられており、エンジン冷間時に、上記シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分において冷却液の流通を抑制する一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときに、上記シリンダヘッドのウォータジャケットにおける上記燃焼室の周囲の部分と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させる循環手段を備えており、上記シリンダヘッドのウォータジャケットは、上記燃焼室の周囲の部分としてのジャケット本体と、排気ポートの反燃焼室側に設けられた排気側ジャケットとを有しており、上記循環手段は、エンジン冷間時に、上記排気側ジャケットとの間で冷却液を循環させる第1循環手段と、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が上記所定温度以上になったときに、上記ジャケット本体と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させる第2循環手段とを有しており、上記第2循環手段は、上記ジャケット本体と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させるための第2冷却液回路と、該第2冷却液回路に上流側から順に設けられたEGRクーラ及び上記吸気加熱装置とを有していることを特徴とするものである。
これによれば、エンジン冷間時には、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分において冷却液の流通を抑制するので、エンジンの燃焼室壁温の早期上昇が促進される。一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときには、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分と吸気加熱装置との間で冷却液を循環させるので、吸気加熱装置においてシリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分を流通した比較的高温の冷却液が吸気を効果的に加熱する。以上により、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化を図ることができる
また、エンジン冷間時には、排気側ジャケットとの間で冷却液を循環させるので、シリンダブロックのウォータジャケットのうち殆ど排気側ジャケットのみを冷却液が流通し、シリンダヘッドのウォータジャケットのジャケット本体において冷却液の流通が抑制される。このため、エンジンの燃焼室壁温の早期上昇が効果的に促進される。このため、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化をより一層図ることができる
また、第2冷却液回路には、EGRクーラ及び吸気加熱装置が上流側から順に設けられているので、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときには、吸気加熱装置においてEGRクーラを流通したより一層高温の冷却液が吸気を効果的に加熱する。このため、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化をより一層図ることができる。
の発明は、上記第の発明において、上記第1循環手段は、上記排気側ジャケットとの間で冷却液を循環させるための第1冷却液回路と、該第1冷却液回路に設けられたヒータ用熱交換器とを有していて、エンジン冷間時であって、暖房要求時に、上記第1冷却液回路において冷却液を循環させるように構成されていることを特徴とするものである。
これによれば、第1冷却液回路には、ヒータ用熱交換器が設けられているので、エンジン冷間時であって、暖房要求時には、ヒータ用熱交換器において第1冷却液回路を流通する冷却液が車内の空気を加熱する。このため、エンジン冷間時に、暖房性能を確保しながらエンジン燃焼の早期安定化を図ることができる。
の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記エンジンは、低負荷時に圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時に火花着火運転を行う火花着火式エンジンであることを特徴とするものである。
これによれば、エンジンが、低負荷時に圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時に火花着火運転を行う火花着火式エンジンであるので、エンジン冷間時に圧縮自己着火燃焼の早期安定化が図れる。このため、圧縮自己着火燃焼による低負荷運転領域を拡大することができ、燃費向上を図ることができる
本発明によれば、エンジン冷間時には、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分において冷却液の流通を抑制するので、エンジンの燃焼室壁温の早期上昇が促進される一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときには、シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分と吸気加熱装置との間で冷却液を循環させるので、吸気加熱装置においてシリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分を流通した比較的高温の冷却液が吸気を効果的に加熱し、以上により、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン冷却装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、エンジンのシリンダヘッドの概略構成を示す断面図である。 図3は、シリンダヘッドのウォータジャケットを示す斜視図である。 図4は、エンジンコントロールユニットの構成を示すブロック図である。 図5は、電動ウォータポンプが作動するとともに、流調弁が第2〜第4冷却水通路を閉じて、流路切換弁が第1冷却水通路を開いているときの冷却水の流れを示す模式図である。 図6は、電動ウォータポンプの作動が停止するとともに、流調弁が第3冷却水通路を開き且つ第2及び第4冷却水通路を閉じて、流路切換弁が分岐通路を開いているときの冷却水の流れを示す模式図である。 図7は、電動ウォータポンプの作動が停止するとともに、流調弁が第2及び第3冷却水通路を開き且つ第4冷却水通路を閉じて、流路切換弁が分岐通路を開いているときの冷却水の流れを示す模式図である。 図8は、電動ウォータポンプの作動が停止するとともに、流調弁が第2〜第4冷却水通路を開いて、流路切換弁が分岐通路を開いているときの冷却水の流れを示す模式図である。 図9は、冷却水の状態を示すタイムチャート図であり、(a)は冷却水の温度状態、(b)は冷却水の流量状態を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジン冷却装置1の構成を模式的に示す。このエンジン冷却装置1は、エンジン2の本体部20を構成するシリンダブロック21及びシリンダヘッド22にそれぞれ形成されたウォータジャケット23,24と、冷却水(冷却液)によって車内を暖房する(車内の空気を加熱する)ために図示しないダッシュボードの内部等に配設された空調ユニットのヒータコア30(循環手段、第1循環手段、ヒータ用熱交換器)と、オイルを冷却水と熱交換するためのオイルクーラ31と、冷却水によって図示しないトランスミッションフルードを加熱又は冷却するためのATFウォーマ32と、冷却水によって図示しないEGR通路を流通する排気を冷却するためにEGR通路に配設されたEGRクーラ33(循環手段、第2循環手段)と、EGR通路を流通する排気流量を調整するためにEGR通路に配設されたコールド用の第1EGRバルブ34と、冷却水によって吸気を加熱するために図示しないインテークマニホールド(吸気通路)に配設されたインテークウォーマ35(吸気加熱装置、循環手段、第2循環手段)と、EGR通路を流通する排気流量を調整するためにEGR通路に配設されたホット用の第2EGRバルブ36と、外気によって冷却水を冷却するために車両の前部等に配設されたラジエータ37と、ヒータコア30とシリンダヘッド22のウォータジャケット23の後述のヒータ用ジャケット24bとの間で冷却水を循環させるための第1冷却水通路(ヒータ独立通路)40と、オイルクーラ31及びATFウォーマ32とエンジン本体部20との間で冷却水を循環させるための第2冷却水通路41と、EGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35及び第2EGRバルブ36とエンジン本体部20との間で冷却水を循環させるための第3冷却水通路42と、ラジエータ37とエンジン本体部20との間で冷却水を循環させるための第4冷却水通路43と、ヒータコア30に冷却水を送給する電動ウォータポンプ(循環手段。以下、電動ポンプという)50と、シリンダブロック21のウォータジャケット24に冷却水を送給する機械式ウォータポンプ(循環手段。以下、機械式ポンプという)51とを備えている。
エンジン2は、低負荷時に圧縮自己着火運転(CI運転)を行う一方、エンジンのCI運転の燃焼不安定時や高負荷時に火花着火運転(SI運転)を行う火花着火式エンジンである。エンジン2は、例えば、直列4気筒エンジンである。
シリンダブロック21のウォータジャケット23は、4つのシリンダ25の外周を囲むようにしてシリンダブロック21の長手方向(シリンダ列方向であり、以下、エンジン前後方向ともいう)全体に亘って形成され、その前端部に開口する図示しない導入路を介して機械式ポンプ51の吐出側に連通している。また、シリンダブロック21のウォータジャケット23は、シリンダブロック21の前端側のトップデッキに形成された主要な孔部と、シリンダヘッド22の前端側のボトムデッキに形成された主要な孔部とを介して、シリンダヘッド22のウォータジャケット24にも連通しており、これにより、シリンダブロック21のウォータジャケット23を流れる冷却水は、順次、シリンダヘッド22のウォータジャケット24に流通するようになっている。
シリンダヘッド22のウォータジャケット24は、図2及び図3にも示すように、各シリンダ25の燃焼室26の周囲に設けられたジャケット本体24a(シリンダヘッド22のウォータジャケット24における燃焼室26の周囲の部分)と、各シリンダ25の排気ポート22bの反燃焼室側に設けられたヒータ用ジャケット24b(排気側ジャケット)とを有している。
ジャケット本体24aは、各シリンダ25の燃焼室26の周囲近傍において各シリンダ25の吸排気ポート22a,22bやプラグホールの外周を包み込むようにしてシリンダヘッド22の長手方向全体に亘って形成され、その後端部に開口する導出路44に連通している。また、ジャケット本体24aは、長手方向両端部に形成された孔部を介して、ヒータ用ジャケット24bの長手方向両端部にも連通しており、これにより、ジャケット本体24aを流れる冷却水は、順次、ヒータ用ジャケット24bに流通するようになっている。
ヒータ用ジャケット24bは、各シリンダ25の排気ポート22bの上側近傍においてシリンダヘッド22の長手方向全体に亘って形成されている。ヒータ用ジャケット24bのうち吸気側とは反対側(短手方向外側)の端部及び後端部は、他の部分よりも肉厚である(以下、この肉厚の部分を肉厚部24cという)。
以上のように、シリンダヘッド22のウォータジャケット24は、排気ポート22b側において、下側にジャケット本体24aを、上側にヒータ用ジャケット24bを配設した上下二段構造となっている。
導出路44には、冷却水の温度を検出するための第1水温センサ70が配設されている。導出路44には、第2〜第4冷却水通路41〜43が連通している。
導出路44と第2〜第4冷却水通路41〜43との連通部には、導出路44からの冷却水が流通する通路を切り換える流調弁60が設けられている。すなわち、流調弁60が第3冷却水通路42を開き且つ第2及び第4冷却水通路41,43を閉じているときには、導出路44からの冷却水は、第3冷却水通路42を流通する一方、流調弁60が第2及び第3冷却水通路41,42を開き且つ第4冷却水通路43を閉じているときには、第2及び第3冷却水通路41,42を流通し、流調弁60が第2〜第4冷却水通路41〜43を開けば、導出路44からの冷却水は、第2〜第4冷却水通路41〜43を流通するようになっている。
流調弁60は、例えば従来周知の流量調整バルブやサーモスタットであり、その作動が、エンジンコントロールユニット(循環手段。以下、ECUという。図4を参照)7の流調弁制御部7aによって制御されるようになっている。
以上により、シリンダヘッド22のウォータジャケット24を流通した比較的高温の冷却水は、導出路44から第2〜第4冷却水通路41〜43に流出するようになる。
第1冷却水通路40の上流端部は、ヒータ用ジャケット24bの肉厚部24cの前端部に連通する一方、その下流端部は、その肉厚部24cの後端部に導出路44及び流調弁60を介して連通している。尚、流調弁60は、第1冷却水通路40を開閉しないようになっている。第1冷却水通路40には、ヒータコア30と冷却水の温度を検出するための第2水温センサ71と電動ポンプ50とが上流側から順に設けられている。第1冷却水通路40を流通する冷却水は、ヒータコア30において車内の空気と熱交換してこの空気を加熱した後に、電動ポンプ50に流入する。
電動ポンプ50は、例えばインペラの回転によって冷却水を送り出す従来周知の遠心式のものであり、そのインペラのシャフトに接続された電動モータの作動が、ECU7のポンプ制御部7bによって制御されるようになっている。
第1冷却水通路40の電動ポンプ50の下流側には、第1冷却水通路40から分岐する分岐通路45が設けられている。分岐通路45の下流端部は、第2及び第4冷却水通路41,43の合流部の下流側で第4冷却水通路43に合流している。
第1冷却水通路40と分岐通路45との分岐部には、電動ポンプ50からの冷却水が流通する通路を切り換える流路切換弁61が設けられている。すなわち、流路切換弁61が第1冷却水通路40を開き且つ分岐通路45を閉じているときには、電動ポンプ50からの冷却水は、第1冷却水通路40を流通した後に、流調弁60及び導出路44を介してシリンダヘッド22のウォータジャケット24のヒータ用ジャケット24bに流入する一方、流路切換弁61が分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じれば、電動ポンプ50からの冷却水は、分岐通路45を流通した後に、第2〜第4冷却水通路41〜43に流出するようになっている。
流路切換弁61は、例えば従来周知の切換弁であり、その作動が、ECU7の切換弁制御部7cによって制御されるようになっている。
第2冷却水通路41は、ラジエータ37の下流側で第4冷却水通路43に合流している。第2冷却水通路41の下流端部は、機械式ポンプ51の吸入側に連通している。第2冷却水通路41における第4冷却水通路43との合流部の上流側には、オイルクーラ31とATFウォーマ32とが上流側から順に設けられている。第2冷却水通路41を流通する比較的高温の冷却水は、オイルクーラ31においてオイルと熱交換した後に、ATFウォーマ32においてATFと熱交換して、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。
第3冷却水通路42は、ラジエータ37の下流側で且つ第2及び第4冷却水通路41,43の合流部の上流側で第4冷却水通路43に合流している。第3冷却水通路42の下流端部は、機械式ポンプ51の吸入側に連通している。第3冷却水通路42における第4冷却水通路43との合流部の上流側には、EGRクーラ33及び第1EGRバルブ34とインテークウォーマ35及び第2EGRバルブ36とが上流側から順に設けられている。EGRクーラ33と第1EGRバルブ34とは、第3冷却水通路42において並列に設けられている。インテークウォーマ35と第2EGRバルブ36とは、第3冷却水通路42において並列に設けられている。第3冷却水通路42を流通する比較的高温の冷却水は、EGRクーラ33において排気と熱交換してこの排気を冷却し且つ第1EGRバルブ34において第1EGRバルブ34と熱交換した後に、インテークウォーマ35において吸気と熱交換してこの吸気を加熱し且つ第2EGRバルブ36において第2EGRバルブ36と熱交換して、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。
第4冷却水通路43の下流端部は、機械式ポンプ51の吸入側に連通している。第4冷却水通路43には、ラジエータ37が設けられている。第4冷却水通路43を流通する比較的高温の冷却水は、ラジエータ37において外気と熱交換して冷却された後に、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。
機械式ポンプ51は、例えばインペラの回転によって冷却水を送り出す従来周知の遠心式のものであり、そのインペラのシャフトがエンジン本体部20のクランク軸の回転によって駆動されるようになっている。
尚、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のヒータ用ジャケット24b、第1冷却水通路40及び導出路44が第1冷却液回路(循環手段、第1循環手段)を構成している。また、導入路、シリンダブロック21のウォータジャケット23、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24a、導出路44及び第3冷却水通路42が第2冷却液回路(循環手段、第2循環手段)を構成している。
ECU7は、周知の如くCPUやメモリ、I/Oインターフェース回路、ドライバ回路等を備えて、エンジン2の運転制御のために各シリンダ25毎の燃料噴射制御や点火時期制御を行うものであるが、これに加えて、エンジン2の燃焼室壁温や暖房運転の状態等に応じて、電動ポンプ50や流調弁60、流路切換弁61の作動を制御するようになっている。
すなわち、ECU7は、図4に示すように、少なくとも、エンジン2の負荷状態を検出するための負荷状態センサ72(例えば車両のアクセル開度センサやエアフローセンサ等である)からの信号を入力して、これによりエンジン2の負荷状態を判定し、低負荷時にはエンジン2の圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時にはエンジン2の火花着火運転を行うようになっている。
また、ECU7は、少なくとも、第1水温センサ70からの信号と、暖房運転の状態を検出するための暖房運転状態センサ73(例えば暖房スイッチのオン・オフ状態を検出するセンサ等である)からの信号を入力して、これによりエンジン2の燃焼室壁温と暖房運転の状態を判定し、これに応じて電動ポンプ50や流調弁60、流路切換弁61の作動を制御するようになっている。
以上のように構成されたエンジン冷却装置1における冷却水の全体的な流れは、図1に模式的に示すようになる。同図は、電動ポンプ50の作動が停止するとともに、流調弁60が第2〜第4冷却水通路41〜43を閉じて、流路切換弁61が第1冷却水通路40を開き且つ分岐通路45を閉じているときの流れを示し、エンジン本体部20内のウォータジャケット23,24において冷却水の流れは殆ど起きず、対流による流れを除いて冷却水は略停止することになる。
一方、電動ポンプ50が作動するとともに、流調弁60が第2〜第4冷却水通路41〜43を閉じて、流路切換弁61が第1冷却水通路40を開き且つ分岐通路45を閉じているときには、図5に示すように、電動ポンプ50によってシリンダヘッド22のウォータジャケット24のヒータ用ジャケット24bに送られた冷却水は、そのヒータ用ジャケット24bのうち主に肉厚部24cを後端側から前端側に流通した後に、第1冷却水通路40を流通して、電動ポンプ50の吸入側に戻される。すなわち、電動ポンプ50によってシリンダヘッド22のウォータジャケット24に送られた冷却水は、そのウォータジャケット23のうち殆どヒータ用ジャケット24bのみを流通する。このとき、ヒータコア30との間で冷却水は流れる。さらに、シリンダブロック21のウォータジャケット23及びシリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aにおいて冷却水の流れは殆ど起きず、対流による流れを除いて冷却水は略停止することになる。
また、電動ポンプ50の作動が停止するとともに、流調弁60が第3冷却水通路42を開き且つ第2及び第4冷却水通路41,43を閉じて、流路切換弁61が分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じているときには、図6に示すように、機械式ポンプ51によってシリンダブロック21のウォータジャケット23に送られた冷却水は、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aに流れ、ジャケット本体24aを前端側から後端側に流通した後に、第3冷却水通路42を流通して、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。このとき、EGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35及び第2EGRバルブ36との間で冷却水は流れる一方、オイルクーラ31、ATFウォーマ32及びラジエータ37との間では冷却水は流れない。さらに、ジャケット本体24aを流通した冷却水の一部は、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のヒータ用ジャケット24bに流れ、その一部が、ヒータ用ジャケット24bの前端部を流通した後に、第1冷却水通路40及び分岐通路45を流通して、第3冷却水通路42の下流側に流入する。このとき、ヒータコア30との間で冷却水は流れる。
また、電動ポンプ50の作動が停止するとともに、流調弁60が第2及び第3冷却水通路41,42を開き且つ第4冷却水通路43を閉じて、流路切換弁61が分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じているときには、図7に示すように、機械式ポンプ51によってシリンダブロック21のウォータジャケット23に送られた冷却水は、上述と同様にシリンダヘッド22のウォータジャケット24に流れ、第2及び第3冷却水通路41,42を流通した後に、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。このとき、EGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35、第2EGRバルブ36、オイルクーラ31及びATFウォーマ32との間で冷却水は流れる一方、ラジエータ37との間では冷却水は流れない。さらに、上述と同様にヒータコア30との間で冷却水は流れる。
また、電動ポンプ50の作動が停止するとともに、流調弁60が第2〜第4冷却水通路41〜43を開いて、流路切換弁61が分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じているときには、図8に示すように、機械式ポンプ51によってシリンダブロック21のウォータジャケット23に送られた冷却水は、上述と同様にシリンダヘッド22のウォータジャケット24に流れ、第2〜第4冷却水通路41〜43を流通した後に、機械式ポンプ51の吸入側に戻される。このとき、オイルクーラ31、ATFウォーマ32、EGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35、第2EGRバルブ36及びラジエータ37との間で冷却水は流れる。さらに、上述と同様にヒータコア30との間で冷却水は流れる。
以上のように、流調弁60は、冷却水の温度上昇に従って、第3冷却水通路42、第2冷却水通路41、第4冷却水通路43の順に開くようになっている。
−電動ポンプ、流調弁及び流路切換弁の作動制御−
次に、エンジン始動後におけるECU7の流調弁制御部7a、ポンプ制御部7b及び切換弁制御部7cによるエンジン2、電動ポンプ50、流調弁60及び流路切換弁61の作動制御について説明する。
エンジン冷間時(エンジン暖機中)で且つ冷却水温度が第1目標水温(例えば80℃)未満であって、暖房運転の停止時(暖房要求がないとき)には、図1に示すように、エンジン2の火花着火運転を行うとともに、電動ポンプ50の作動を停止させ、流調弁60を、第2〜第4冷却水通路41〜43を閉じるように作動させて、流路切換弁61を、第1冷却水通路40を開き且つ分岐通路45を閉じるように作動させる。こうすると、エンジン本体部20内のウォータジャケット23,24における冷却水の流通は殆ど停止に近い状態になり、エンジン2の燃焼室壁温の早期上昇が促進される。
一方、エンジン冷間時で且つ冷却水温度が第1目標水温未満であって、暖房運転時(暖房要求時)には、図5に示すように、エンジン2の火花着火運転を行うとともに、電動ポンプ50を作動させ、流調弁60を、第2〜第4冷却水通路41〜43を閉じるように作動させて、流路切換弁61を、第1冷却水通路40を開き且つ分岐通路45を閉じるように作動させる。こうすると、シリンダブロック21のウォータジャケット23のうち殆どヒータ用ジャケット24bのみを冷却水は流通し、シリンダブロック21のウォータジャケット23及びシリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aにおける冷却水の流通は殆ど停止に近い状態になり、エンジン2の燃焼室壁温の早期上昇が促進される。さらに、ヒータコア30との間で冷却水は流通し、車内が暖房される。
また、エンジン冷間時であって、冷却水温度が第1目標水温以上になったときには、エンジン2の燃焼室壁温が目標壁温(所定温度)以上になったとして、図6に示すように、エンジン2の運転状態を火花着火運転から圧縮自己着火運転に切り替えるとともに、電動ポンプ50の作動を停止させ、流調弁60を、第3冷却水通路42を開き且つ第2及び第4冷却水通路41,43を閉じるように作動させて、流路切換弁61を、分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じるように作動させる。こうすると、エンジン本体部20内のウォータジャケット23,24において冷却水は流通する。さらに、EGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35及び第2EGRバルブ36との間で冷却水は流通し、EGRクーラ33において排気と熱交換してこの排気を冷却し且つ第1EGRバルブ34において第1EGRバルブ34と熱交換した後に、インテークウォーマ35において吸気と熱交換してこの吸気を加熱し且つ第2EGRバルブ36において第2EGRバルブ36と熱交換する。その上、ヒータコア30との間で冷却水は流通し、暖房運転時には車内が暖房される。
また、エンジン2の暖機完了後であって、冷却水温度が第1目標水温よりも高い第2目標水温(例えば90℃)未満のときには、図7に示すように、電動ポンプ50の作動を停止させるとともに、流調弁60を、第2及び第3冷却水通路41,42を開き且つ第4冷却水通路43を閉じるように作動させて、流路切換弁61を、分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じるように作動させる。こうすると、上述と同様にエンジン本体部20内のウォータジャケット23,24において冷却水は流通する。さらに、上述と同様にEGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35及び第2EGRバルブ36との間で冷却水は流通する。その上、オイルクーラ31及びATFウォーマ32との間で冷却水は流通し、オイルクーラ31においてオイルと熱交換した後に、ATFウォーマ32においてATFと熱交換する。加えて、上述と同様にヒータコア30との間で冷却水は流通する。
また、エンジン2の暖機完了後であって、冷却水温度が第2目標水温以上になったときには、エンジン2からの放熱要求があるとして、図8に示すように、電動ポンプ50の作動を停止させるとともに、流調弁60を、第2〜第4冷却水通路41〜43を開くように作動させて、流路切換弁61を、分岐通路45を開き且つ第1冷却水通路40を閉じるように作動させる。こうすると、上述と同様にエンジン本体部20内のウォータジャケット23,24において冷却水は流通する。さらに、上述と同様にEGRクーラ33、第1EGRバルブ34、インテークウォーマ35、第2EGRバルブ36、オイルクーラ31及びATFウォーマ32との間で冷却水は流通する。その上、ラジエータ37との間で冷却水は流通し、ラジエータ37において冷却水が外気と熱交換して冷却される。加えて、上述と同様にヒータコア30との間で冷却水は流通する。
図9は、エンジン始動後における冷却水の状態を示すタイムチャート図であり、(a)は冷却水の温度状態、(b)は冷却水の流量状態を示す。同図の実線は、暖房要求がない場合、その破線は、エンジン暖機中に暖房要求があった場合を示す。
図9(a)に示すように、暖房要求がない場合、エンジン暖機中に暖房要求があった場合よりも早く、冷却水温度は第1及び第2目標水温に到達する。同図(b)に示すように、暖房要求がない場合、冷却水温度が第1目標水温に到達するまで冷却水水量は略0である。また、同図(b)に示すように、暖房要求がない場合、エンジン暖機中に暖房要求があった場合よりも冷却水流量は少ない。
−効果−
以上より、本実施形態によれば、エンジン冷間時には、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aにおいて冷却水の流通を抑制するので、エンジン2の燃焼室壁温の早期上昇が促進される。一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が目標壁温以上になったときには、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aとインテークウォーマ35との間で冷却水を循環させるので、インテークウォーマ35においてシリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aを流通した比較的高温の冷却水が吸気を効果的に加熱する。以上により、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化を図ることができる。
また、エンジン冷間時には、ヒータ用ジャケット24bとの間で冷却水を循環させるので、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のうち殆どヒータ用ジャケット24bのみを冷却水が流通し、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aにおいて冷却水の流通が抑制される。このため、エンジン2の燃焼室壁温の早期上昇が効果的に促進される。このため、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化をより一層図ることができる。
また、第3冷却水通路42には、EGRクーラ33及びインテークウォーマ35が上流側から順に設けられているので、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が目標壁温以上になったときには、インテークウォーマ35においてEGRクーラ33を流通したより一層高温の冷却水が吸気を効果的に加熱する。このため、エンジン冷間時にエンジン燃焼の早期安定化をより一層図ることができる。
また、第1冷却水通路40には、ヒータコア30が設けられているので、エンジン冷間時であって、暖房要求時には、ヒータコア30において第1冷却水通路40を流通する冷却水が車内の空気を加熱する。このため、エンジン冷間時に、暖房性能を確保しながらエンジン燃焼の早期安定化を図ることができる。
また、エンジン2が、低負荷時に圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時に火花着火運転を行う火花着火式エンジンであるので、エンジン冷間時に圧縮自己着火燃焼の早期安定化が図れる。このため、圧縮自己着火燃焼による低負荷運転領域を拡大することができ、燃費向上を図ることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、エンジン2を、低負荷時に圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時に火花着火運転を行う火花着火式エンジンで構成したが、これ以外のエンジンで構成してもよい。
また、上記実施形態では、シリンダブロック21のウォータジャケット23とシリンダヘッド22のウォータジャケット24とを互いに連通させたが、これらを連通させず、それぞれ独立して別々に設けてもよい。
また、上記実施形態では、エンジン冷間時に、シリンダヘッド22のウォータジャケット24のジャケット本体24aにおいて冷却水を殆ど流通させていないが、冷却水を極く僅かながら流通させてもよい。
また、上記実施形態では、流調弁60が、冷却水の温度上昇に従って、第3冷却水通路42、第2冷却水通路41の順に開くが、これに限らず、例えば、これらを同時に開いてもよい。さらに、流調弁60が、冷却水の温度情報に加えてエンジンの負荷情報も取り込んで各冷却水通路を切換えるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係るエンジンの冷却装置は、エンジン燃焼の早期安定化を図ることが必要な用途等に適用することができる。
1 エンジン冷却装置
2 エンジン
21 シリンダブロック
22 シリンダヘッド
22b 排気ポート
23 シリンダブロックのウォータジャケット(第2冷却液回路、循環手段、第2循環手段)
24 シリンダヘッドのウォータジャケット
24a ジャケット本体(シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分、第2冷却液回路、循環手段、第2循環手段)
24b ヒータ用ジャケット(排気側ジャケット、第1冷却液回路、循環手段、第1循環手段)
26 燃焼室
30 ヒータコア(循環手段、第1循環手段、ヒータ用熱交換器)
33 EGRクーラ(循環手段、第2循環手段)
35 インマニウォーマ(吸気加熱装置、循環手段、第2循環手段)
40 第1冷却水通路(第1冷却液回路、循環手段、第1循環手段)
42 第3冷却水通路(第2冷却液回路、循環手段、第2循環手段)
44 導出路(第1冷却液回路、第2冷却液回路、循環手段、第1循環手段、第2循環手段)

Claims (3)

  1. エンジンのシリンダヘッドのウォータジャケットとの間でウォータポンプからの冷却液を循環させるエンジンの冷却装置であって、
    上記エンジンの吸気通路には、吸気加熱装置が設けられており、
    エンジン冷間時に、上記シリンダヘッドのウォータジャケットにおける燃焼室の周囲の部分において冷却液の流通を抑制する一方、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が所定温度以上になったときに、上記シリンダヘッドのウォータジャケットにおける上記燃焼室の周囲の部分と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させる循環手段を備えており、
    上記シリンダヘッドのウォータジャケットは、上記燃焼室の周囲の部分としてのジャケット本体と、排気ポートの反燃焼室側に設けられた排気側ジャケットとを有しており、
    上記循環手段は、エンジン冷間時に、上記排気側ジャケットとの間で冷却液を循環させる第1循環手段と、エンジン冷間時であって、燃焼室壁温が上記所定温度以上になったときに、上記ジャケット本体と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させる第2循環手段とを有しており、
    上記第2循環手段は、上記ジャケット本体と上記吸気加熱装置との間で冷却液を循環させるための第2冷却液回路と、該第2冷却液回路に上流側から順に設けられたEGRクーラ及び上記吸気加熱装置とを有していることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 請求項記載のエンジンの冷却装置において、
    上記第1循環手段は、上記排気側ジャケットとの間で冷却液を循環させるための第1冷却液回路と、該第1冷却液回路に設けられたヒータ用熱交換器とを有していて、エンジン冷間時であって、暖房要求時に、上記第1冷却液回路において冷却液を循環させるように構成されていることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  3. 請求項1又は2記載のエンジンの冷却装置において、
    上記エンジンは、低負荷時に圧縮自己着火運転を行う一方、高負荷時に火花着火運転を行う火花着火式エンジンであることを特徴とするエンジンの冷却装置。
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