JP2007135788A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転灯の使用効率を向上させるとともに、遊技者への報知態様を変化のあるものにする。
【解決手段】 ストックタイム機能を持つスロットマシンにおいて、貯留されたBB役を放出する放出抽選に当選したら、放出抽選時に使用する放出テーブルを変更する放出確率抽選を行う。BBモードから通常モードに移行したらゲーム数のカウントを開始する。そして、ゲーム数が60n回になる毎に、放出確率抽選で当選した放出テーブルと一対一に対応付けられた停止位置テーブルを使用して反射体の停止位置を決定する停止位置抽選を行い、当選した停止位置まで反射体を旋回させる。ゲーム数が1000回になった場合には、その時に設定されている放出テーブルと対応した停止位置まで反射体を旋回させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場で使用されるスロットマシン等の遊技機に関し、更に詳しくは、抽選に当選したか否かを遊技者に報知する遊技機に関する。
本明細書中ではスロットマシンを例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインやパチンコ球など他の媒体も含む。また、「メダル投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することのほかに、クレジットされたメダルをベットボタン等によりベットすることを含む。さらに、当選役を決定する抽選(以下、当選役抽選という。)により当選役に当たったことを当選、当選した当選役を構成する図柄を入賞有効ライン上に揃えた状態を入賞とする。
パチンコ店等の遊技場に設定して使用されるスロットマシン等の遊技機では、一定の価値が付与されたメダルを使用して遊技を行う。このようなスロットマシンは、遊技中にある一定の要件を満たしたときに、ランプの発光態様を変化させたり、スピーカから音声を出力する等して、遊技者の興趣を高めるような演出を行っている。ここで、ランプの発光態様を変化させる方法としては、一定の要件を満たした時にランプの点滅周期を変えたり、通常は消灯しているランプを点灯させることがある。
また、スロットマシンによっては、回転灯を備えたものもある。回転灯は、ランプと、ランプの周囲を旋回する反射体とを備えている。反射体は、ステッピングモータ等の駆動装置によって回転駆動するように構成されている。一般に、回転灯を構成するランプの点灯や反射体の回転動作はスロットマシンの制御部で制御されている。制御部は、遊技開始時に行われる内部抽選で所定の当選役(例えば、ビックボーナス(BB)役)に当選したことを遊技者に報知するために一瞬だけランプを点灯させたり、大量のメダルを獲得できるBB役等に入賞して遊技者が大量のメダルを獲得できるような遊技が行われている場合には、ランプの点灯及び反射体の回転を継続的に行わせて、遊技者の興趣を向上させるような演出をさらに効果的なものにしている(例えば、特許文献1〜3)。
回転灯は、遊技機以外の技術分野でも多数使用されている。そのため、遊技機以外の技術分野でも、従来から回転灯に関する技術が考案されている。例えば、回転灯が放射する光を水平方向のほかに垂直方向に導き、その上方に設置されている大型の反射板で垂直方向から水平方向に光を屈折させることにより、点灯していることを遠方からでも認識できるようにした回転灯や(例えば、特許文献4)、高電圧が印加される機器に配設し、高電圧印加部で発生する回転磁界を利用して回転発光するようにした回転灯(例えば、特許文献5)、光源にEL(Electro Luminescence)を使用して、LEDを光源に使用したものよりも小型・軽量化を図った回転灯(例えば、特許文献6)、回転灯と反射シートとを使用して、移動する方向を案内するようにした回転灯(例えば,特許文献7)が従来から考案されている。
特開2004−73324号公報 特開2004−73325号公報 特開2002―200320号公報 特開平7−110892号公報 特開平9−35148号公報 特開平11−85080号公報 特開2002−245556号公報
上述したように、従来の遊技機の場合には、遊技開始時に行われる当選役抽選に当選したり、当選役抽選に当選した後、その当選した役に対応する図柄が揃って入賞したような場合等、一定の要件を満たした場合にのみ回転灯が回転点灯するようになっている。ところが、遊技機が一定の要件を満たすのは限られた場合だけであるから、回転灯が回転点灯するのも僅かな時間だけになってしまう。したがって、遊技機が稼動している時間のほとんどは回転灯が使用されず、回転灯の使用効率が悪いという問題があった。また、回転灯を使用することによって遊技機の状態等についての情報を遊技者に報知することが可能であるものの、回転灯を点灯させるための要件を満たしていない場合に演出を行う時は、従来の遊技機は回転灯以外のランプを点灯若しくは点滅させたり、スピーカ等を使用して遊技機の状態等を遊技者に報知していたため、その報知態様が単調で飽きられやすいという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、回転灯の使用効率を向上させるとともに、遊技者に飽きられにくい態様で報知を行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
このような問題点を解決するにあたり、本発明の遊技機は、当たりか否かを決定する当たり抽選で前記当たりが決定された場合に、通常モードよりも遊技者に有利な特別モードに移行させ、前記当たり抽選で前記当たりが決定された時から前記特別モードでの遊技が終了するまでの期間に前記当たりの当選確率を決定する確率抽選を行うことによって、前記通常モードでの当たりの当選確率を決定する遊技機であって、発光体、及び前記発光体の周囲を旋回する反射体を有する回転灯と、前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記当たり抽選での当たりの当選確率に基づいた停止位置で前記反射体を停止させる停止制御手段とを備えたことを特徴とする。
なお、互いに当たりの当選確率が異なる複数の抽選テーブルと、前記当たり抽選で使用する抽選テーブルを前記確率抽選で決定する確率抽選手段と、複数の前記停止位置が予め定められており、各停止位置に割り振られた確率が互いに異なる複数の停止テーブルと、前記複数の停止テーブルのいずれかを使用して、前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記複数の停止位置のいずれかを決定する停止位置抽選を行う停止位置抽選手段と、前記当たり抽選で使用する抽選テーブルと対応した停止テーブルを選択する停止テーブル選択手段とを備え、前記停止制御手段は、前記通常モードで遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記停止位置抽選で決定された停止位置に前記反射体を停止させることが好ましい。
また、前記当たりの当選確率と一つの停止位置とが一対一に対応付けられており、前記停止制御手段は、前記遊技の回数が予め定められている遊技回数と一致した時に、前記当たりの当選確率に対応付けられた停止位置に前記反射体を停止させることが好ましい。
また、本発明の遊技機用のプログラムは、当たりか否かを決定する当たり抽選で当たりが決定された時から通常モードよりも遊技者に有利な特別モードでの遊技が終了するまでの期間に前記当たりの当選確率を決定する確率抽選で前記当たりの当選確率を決定し、前記特別モードでの遊技が終了した時に、前記確率抽選で決定された当選確率に基づいた停止位置で、回転灯に設けられた発光体の周囲を旋回する反射体を停止する停止制御を行う停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させることを特徴とする。
また、本発明の記録媒体は、通常モードよりも遊技者に有利な特別モードでの遊技が終了した時に、当たりか否かを決定する当たり抽選で当たりが決定された時から前記特別モードでの遊技が終了するまでの期間に前記当たりの当選確率を決定する確率抽選で決定された当選確率に基づいた停止位置で、回転灯に設けられた発光体の周囲を旋回する反射体を停止する停止制御を行う停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるプログラムを記録媒体にコンピュータ読み取り可能にしたことを特徴とする。
(請求項中の語句の説明)
当たり抽選とは、遊技機の内部で行われる当選役抽選を意味する。また、当選役を複数貯留する機能を持つ遊技機の場合には、上述した当選役抽選のほかに貯留した当選役を放出する放出抽選も含まれる。通常モードとは、遊技者がメダルやパチンコ球等の遊技媒体を大量に獲得しにくい遊技を行うモードを意味する。また、特別モードとは、遊技者が遊技媒体を大量に獲得することができる遊技を行うモードを意味する。特別モードには、例えばスロットマシンの場合には、当選役抽選でBB役に当選した後、「7−7−7」の図柄を入賞有効ライン上に揃えてBB入賞を得た時に通常モードから移行するBBモードや、当選役抽選でRB役に当選した後、「BAR−BAR−BAR」の図柄を入賞有効ライン上に揃えてRB入賞を得た時に通常モードから移行するRBモードが挙げられる。特別モードでの遊技が終了するとは、特別モードから通常モードに移行する前に行われる直近の遊技が終了することを意味する。なお、特別モードでの遊技が終了する時には、前述した直近の遊技が終了する時のほかに、特別モードから通常モードに移行する時も含む。なお、確率抽選によって当たり抽選の当選確率が予め設定されていない状態で遊技が開始した場合には、どの当選確率で当たり抽選を行うかが初期設定として予め設定されていることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、当たりか否かを決定する当たり抽選で前記当たりが決定された場合に、通常モードよりも遊技者に有利な特別モードに移行させ、前記当たり抽選で前記当たりが決定された時から前記特別モードでの遊技が終了するまでの期間に前記当たりの当選確率を決定する確率抽選を行うことによって、前記通常モードでの当たりの当選確率を決定する遊技機であって、発光体、及び前記発光体の周囲を旋回する反射体を有する回転灯と、前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記当たり抽選での当たりの当選確率に基づいた停止位置で前記反射体を停止させる停止制御手段とを備えたから、当たり抽選に当選した以降の遊技ではどの当選確率で遊技が行われるのかが回転灯を使用して遊技者に報知されるので、回転灯の使用効率を向上させることができる。また、遊技が当たり抽選に当選しやすい状態で行われるか否かを反射体の位置によって遊技者に知らせるので、遊技者に対して遊技機の状態を報知する際の報知態様を増加させることが可能になる。これにより、遊技者の興趣を高めることが可能になる。また、回転灯の使用効率を上げることによって、遊技中の演出にも変化を持たせることができるので、遊技者を飽きさせないようにすることができ、遊技機を継続的に使用させることが可能になる。
また、互いに当たりの当選確率が異なる複数の抽選テーブルと、前記当たり抽選で使用する抽選テーブルを前記確率抽選で決定する確率抽選手段と、複数の前記停止位置が予め定められており、各停止位置に割り振られた確率が互いに異なる複数の停止テーブルと、前記複数の停止テーブルのいずれかを使用して、前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記複数の停止位置のいずれかを決定する停止位置抽選を行う停止位置抽選手段と、前記当たり抽選で使用する抽選テーブルと対応した停止テーブルを選択する停止テーブル選択手段とを備え、前記停止制御手段は、前記通常モードで遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記停止位置抽選で決定された停止位置に前記反射体を停止させるから、停止テーブル選択手段が選択した停止テーブルを使用して、停止位置抽選手段が停止位置抽選を行って反射体の停止位置を決定する。したがって、反射体の停止位置が必ずしも設定されている当たりテーブルを示すとは限らないので、遊技の面白みを増加させ、遊技者の興趣を高めることが可能になる。
また、前記当たりの当選確率と一つの停止位置とが一対一に対応付けられており、前記停止制御手段は、前記遊技の回数が予め定められている遊技回数と一致した時に、前記当たりの当選確率に対応付けられた停止位置に前記反射体を停止させるから、このときは設定されている抽選テーブルが遊技者に報知される。このため、遊技者は使用されている抽選テーブルの抽選確率が高いか否かを反射体の停止位置によって知ることができる。したがって、継続して遊技を行うか、或いは他の遊技機で遊技をするか等の選択肢を遊技者に対して与えることができ、遊技者が過度な損害を受けることを防止することが可能になる。
本発明を適用したスロットマシンについて説明する。図1に示すように、本実施形態のスロットマシン11には、通常モード及びBBモード(特別モード)が設けられている。通常モードの遊技で行われる当選役抽選でBB役に当選した場合はBB役が貯留され、ストックタイムモードに移行する。ストックタイムモードでは、リプレイの当選確率が通常モードよりも高くなり、BBが入賞しなくなるようにリールの停止制御が行われる。また、ストックタイムモード下の遊技において当選役抽選でBB役に当選すると、そのBB役は貯留される。ストックタイムモードでは、チェリー等のような予め定められた図柄が入賞有効ライン上に揃うと、貯留されているBBを入賞可能にするか否かを決定する放出抽選(当たり抽選)が行われる。放出抽選に当選すると、スロットマシン11のモードはストックタイムモードからRT(リプレイタイム)モードに移行する。RTモードの遊技では、リプレイ図柄が入賞しやすい状態で行われるようになっており、RTモードでの遊技が終了すると、RTモードから通常モードに移行する。この通常モードの遊技では、当選役抽選でBB役が当選した状態となり、BB役が入賞可能となるようにリールの停止制御が行われる。BB役が入賞すると、スロットマシン11のモードは通常モードからBBモードに移行する。
スロットマシン(遊技機)11は、前面が開口する収納箱12に、上扉13及び下扉14からなる前面扉15が開閉自在に取り付けられている。上扉13には表示窓16が設けられており、その奥側には第1リール17、第2リール18及び第3リール19が回転自在に組み込まれている。周知のように、リールが停止した状態では表示窓16を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本設定される。遊技の開始に先立ってメダル投入口20から1枚のメダルを投入したときには横1本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルを2枚投入すると横3本、メダルを3枚投入すると更に斜め2本を加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することができる。クレジットされるメダルの枚数は、クレジット枚数表示器21に表示される。スタートレバー22によって遊技の開始操作が行われると、第1〜第3リール17〜19が一斉に回転を開始する。第1〜第3リール17〜19の回転が所定速度に達した後に第1ストップボタン23、第2ストップボタン24及び第3ストップボタン25を押圧操作すると、各ストップボタンに対応した第1〜第3リール17〜19が個別に停止する。
また、上扉13には複数のランプカバー26〜28が設けられている。ランプカバー26,27は、それぞれ上扉13の右上側及び左上側に、ランプカバー28はランプカバー26,27の間に設けられている。ランプカバー28は、側方から見た時の形状が台形状をしており、後述するランプ31を取り付けるベース板28a(図2参照)が内部に設けられている。また、このランプカバー28は、正面側の面の中央に開口28bが形成されている。この開口28bからは、回転灯29が下方に向けて延出するように設けられている。
図2に示すように、回転灯29は、ランプ(発光体)31、ソケット32、反射体33、ランプカバー34及びステッピングモータ35から構成されている。これらの各部品は、ランプカバー28の内部に設けられたベース板28aに取り付けられている。ランプ31はドライバ36から給電された電力により点灯する。また、ランプ31はベース板28aから延出し、ドライバ36と接続するソケット32に取り付けられている。ソケット32は、一端がベース板28aに取り付けられている。また、ソケット32の他端には電極が形成されている。電極は、ランプ31が螺合できるように形成されており、ランプ31の電極と接続できるように形成されている。
反射体33は、ランプ31の周囲を旋回するように取り付けられている。この反射体33は、ランプ31が放射した光を反射する反射部33a、ギア33b、筒状部材33c及び蓋33dから構成されている。反射部33aは凹面状になるように形成されている。また、反射部33aは、ランプ31が放出する光が反射するように、ランプ31と対向する面が磨かれている。このように形成された反射部33aは、ランプ31の周囲を旋回できるような位置に位置付けられている。ギア33bは、ベース板28aと近接するように位置付けられている。このギア33bは後述するステッピングモータ35に設けられているギア35bと噛み合っている。筒状部材33cは、一端に反射部33a、他端にギア33bが取り付けられている。また、筒状部材33cの外周側面の一部には、インデックス33eが設けられている。筒状部材33cが回転動作を開始すると、インデックス33eも回転動作する。また、反射体33には、インデックス33eの通過を検知するフォトセンサ33fが設けられている。フォトセンサ33fは、インデックス33eが通過したことを検知すると、検知信号を制御部41aに出力する。蓋33dは、ギア33cを覆うように形成されている。この蓋33dは、ギア33cを保護するのみならず、ベース板28aより下方にランプ31が位置するよう回転灯29が取り付けられた時に、ランプ31が下方に落ちないようにする位置決め部材としての役割も果たしている。なお、この蓋33dは、ギア35bも覆うように形成されており、ギア33c及びギア35bの噛み合う部分が外部から視認できないようになっている。また、蓋33dは、ネジ33gによってベース板28aにネジ止めされている。
ランプカバー34は、透光性を有し、赤色に着色された樹脂等によって成形されている。また、ランプカバー34は、一端がベース板28aにネジ止めされ、他端側が半球状になるように形成されている。このランプカバー34は、内部に反射体33及びランプ31が収納できる大きさに形成されている。
ステッピングモータ35は回転軸35aの先端にギア35bを備えている。このギア35bは反射体33のギア33bと噛み合うように構成されている。また、ステッピングモータ35は、ドライバ37に接続されている。後述する制御部41aからドライバ37に駆動制御信号が出力されると、ドライバ37はステッピングモータ35に駆動信号を出力する。駆動信号を受けている間、ステッピングモータ35は回転駆動する。なお、前述したように、ステッピングモータ35のギア35bと反射体33のギア33bとが噛み合っているので、ステッピングモータ35が回転駆動すると、それに伴って反射体33も回転する。
図3に示すように、スロットマシン11の作動は基本的に制御装置40によって管制される。制御装置40はスロットマシンの動作を制御する制御部(停止制御手段)41aを有するCPU41を備えている。制御部41aには、メダルセンサ42、スタート信号センサ43、第1〜第3ストップボタンセンサ44〜46等の各種センサが入力端に、リール駆動コントローラ48及びドライバ36,37が出力端に接続されている。また、制御部41aは、CPU41の内部に設けられている電子抽選部49、当選役決定部50、当選役貯留部51、放出抽選部52、放出確率抽選部53、停止位置抽選部54及びゲーム数カウンタ55や、制御部41aに接続されているROM56に格納された各種テーブル、及びRAM57に一時的に記憶したデータ等を使用しながらスロットマシン11の制御を行う。
メダルセンサ42は、メダル投入口20から投入された適正なメダルを検知し、メダル検知信号を制御部41aに出力する。制御部41aは、投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダル検知信号に基づいて計数し、入賞有効ラインを有効化する本数を決定する。
スタート信号センサ43は、スタートレバー22が押下されたことを検知する。スタートレバー22の押下が検知されると、遊技スタート信号がスタート信号センサ43から制御部41aに出力される。制御部41aは、遊技スタート信号に応答して第1〜第3リール17〜19を回転させ、ROM56に格納された遊技制御プログラムにしたがって遊技の処理を開始する。
第1〜第3ストップボタンセンサ44〜46は、第1〜第3ストップボタン23〜25が押圧操作されたときにストップ信号を制御部41aに出力する。制御部41aは、第1〜第3リール17〜19の回転が開始され、第1〜第3リール17〜19の回転速度が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン23〜25の操作を有効化する。第1〜第3ストップボタン23〜25が押圧操作されてストップ信号が入力されると、制御部41aとリール駆動コントローラ48は、押圧操作されたストップボタンに対応するリールの停止制御を開始する。スタート信号センサ43から遊技スタート信号が出力されると、制御部41aは電子抽選部49を作動させる。
リール駆動コントローラ48は、第1〜第3リール17〜19の駆動及び停止制御を行う。各リールは個別のステッピングモータ61a〜61cの駆動軸に取り付けられており、各ステッピングモータの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ61a〜61cは、制御部41aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、制御部41aから供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール17〜19の回転角を制御することができ、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置にインデックス62a〜62cが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ63a〜63cがそれぞれのインデックス62a〜62cの通過を光電検出する。フォトセンサ63a〜63cによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号として制御部41aに出力される。
制御部41aには、各ステッピングモータに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部41aは、フォトセンサ63a〜63cからリセット信号が出力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタでは、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次更新されている。
ドライバ36は、制御部41aから出力される発光制御信号に基づいて、回転灯29に設けられているランプ31の点灯及び消灯の制御を行う。制御部41aは、BBに入賞してBBモードに移行する時に、ドライバ36に点灯制御信号を出力する。ドライバ36は、点灯制御信号を受けるとランプ31に給電を開始し、ランプ31を点灯させる。また、制御部41aは、例えば入賞した後の遊技、例えばBBモード下での遊技が終了した場合には、ドライバ36に消灯制御信号を出力する。ドライバ36は、消灯制御信号を受けるとランプ31への給電を停止し、ランプ31を消灯させる。
ドライバ37は、制御部41aから出力される駆動制御信号に基づいて、回転灯29に設けられているステッピングモータ35の駆動及び停止制御を行う。前述したように、ステッピングモータ35の回転軸には、反射体33のギア33bと噛み合うギア33bが先端に取り付けられている。このステッピングモータ35の駆動を制御することにより、反射体33の回転及び停止制御が行われる。ステッピングモータ35は、制御部41aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。制御部41aは、供給する駆動パルスの個数を制御することによって反射体33の回転角を制御することができ、駆動パルスの供給を絶つことにより反射体33の停止位置を決めることができる。前述したように、反射体33にはインデックス33eが形成されている。フォトセンサ33fは、インデックス33eの通過を光電検出すると、検知信号を制御部41aに出力する。また、制御部41aにはステッピングモータ35に供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられている。制御部41aは、フォトセンサ33fから検知信号が出力されたときに、パルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、パルスカウンタでは、反射体33の1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次更新されている。
電子抽選部49は、乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備えている。スタート信号センサ43から遊技スタート信号が出力されると、制御部41aは電子抽選部49を作動させる。作動した電子抽選部49は、遊技が開始される毎に1つの乱数値を抽選する。そして、抽選した乱数値を当選役決定部50に出力する。
当選役決定部50は、当選役抽選テーブルを備えている。当選役抽選テーブルでは、乱数発生器で発生する全乱数値を予め設定された数値範囲ごとにグループ化した複数の乱数値グループが設定されている。乱数値グループのそれぞれには、BB役、RB役、小役、リプレイ役の当選役及び図柄が割り当てられている。当選役決定部50では、乱数値サンプリング回路でサンプリングされた乱数値が当選役抽選テーブルと比較され、比較した乱数値が何れの乱数値グループに属する値であるかが判定される。これにより当選役及びハズレの何れかが決定される。
当選役貯留部51は、ストックタイムモード下で用いられる。当選役決定部50から制御部41aにBB当選信号が入力すると、制御部41aは、貯留実行信号をBB当選役貯留部51に出力する。貯留実行信号が入力されると、BB当選役貯留部51は、当選役抽選でBB当選したゲームの次のゲーム以降の当選役抽選でBB役が当選した数をカウントする。
放出抽選部52は、ストックタイムモード下において、当選役貯留部51に貯留したBB当選を放出するか否かを抽選する放出抽選(当たり抽選)を行う。放出抽選部52は乱数発生器及び乱数サンプリング回路を備えており、乱数発生器では一定の周期で乱数を更新している。放出抽選を行うタイミングは、放出抽選を行う契機となる放出抽選信号が制御部41aから出力されたか否かによって決定される。例えば、当選役決定部50から制御部41aに「チェリー」が当選した旨の当選信号が入力すると、制御部41aは放出抽選信号を放出抽選部52に出力する。乱数サンプリング回路は、放出抽選信号を受けると、放出抽選信号を受けた時点における乱数をサンプリングする。そして、後述するROM56に格納されている第1〜第3放出テーブル65〜67の中から、予め設定されている放出テーブル(例えば、第1放出テーブル65)を読み出して、その乱数値が放出抽選に当選しているか否かを判定する。この判定の結果は、放出抽選判定信号として、放出抽選部52から制御部41aに出力される。
第1〜第3放出テーブル65〜67は、放出抽選の当選確率がそれぞれ異なるように設定されている。これら第1〜第3放出テーブル65〜67には、放出抽選部52の乱数発生器で発生する全乱数値を予め設定された数値範囲ごとにグループ化した乱数値グループが設定されている。乱数値グループには、それぞれ「当たり」と「ハズレ」が割り当てられている。ここで、第1放出テーブル65は、「当たり」に対応する数値が「ハズレ」に対応する数値よりも多くなるように設定されている。また、第2放出テーブル66は、「当たり」及び「ハズレ」に対応する数値がそれぞれ均等になるように設定されている。また、第3放出テーブル67は、「ハズレ」に対応する数値が「当たり」に対応する数値よりも多くなるように設定されている。すなわち、第2放出テーブル66の放出抽選の当選確率に対して、第1放出テーブル65の当選確率は高くなるように、第3放出テーブル67の当選確率は低くなるように設定されている。
放出確率抽選部(確率抽選手段)53は、放出抽選部52の放出抽選に当選した時に放出確率抽選(確率抽選)を行う。放出確率抽選では、次の放出抽選に当選するまでの間、放出抽選部52が使用する放出テーブルを第1〜第3放出テーブル65〜67の中から抽選する。放出確率抽選部53は乱数発生器及び乱数サンプリング回路を備えており、乱数発生器では一定の周期で乱数を更新している。放出確率抽選を行うタイミングは、放出確率抽選を行う契機となる放出確率抽選信号が制御部41aから出力されたか否かによって決定される。放出抽選に当選した旨の放出抽選判定信号が放出抽選部52から制御部41aに出力されると、制御部41aは、放出確率抽選信号を放出確率抽選部53に出力する。乱数サンプリング回路は、放出確率抽選信号を受けると、当該信号を受けた時点における乱数をサンプリングする。そして、後述するROM56に格納されている放出確率抽選テーブル68を読み出して、その乱数値が第1〜第3放出テーブル65〜67のどれに対応する値かを判定する。この判定の結果は放出テーブル判定信号として放出確率抽選部53から制御部41aに出力される。制御部41aは、放出テーブル判定信号を受けると、放出確率抽選部53の抽選結果に応じた放出テーブル(例えば、第2放出テーブル66)を次の放出抽選に当選するまで放出抽選部52が使用するように設定し、その設定した結果をRAM57に記録する。なお、制御部41aは、設定した放出テーブルがRAM57に記録されていない場合には、第2放出テーブル66を使用して放出抽選を行うように設定されている。このため、スロットマシン11の電源が投入されて、初期設定でRAM57の内容がクリアされた時等には、スロットマシン11は第2放出テーブル66を使用して放出抽選を行う。
停止位置抽選部(停止位置抽選手段)54は、第1〜第3停止位置抽選テーブル(停止テーブル)69〜71のいずれかを使用して、反射体33の停止位置を抽選する停止位置抽選を行う。停止位置抽選部54は乱数発生器及び乱数サンプリング回路を備えており、乱数発生器では一定の周期で乱数を更新している。停止位置抽選を行うタイミングは、停止位置抽選を行う契機となる停止位置抽選信号が制御部41aから出力されたか否かによって決定される。制御部41aは、ゲーム数カウンタ55から60カウント信号を受ける毎に停止位置抽選信号を停止位置抽選部54に出力する。乱数サンプリング回路は、停止位置抽選信号を受けると、当該信号を受けた時点における乱数をサンプリングする。そして、当該信号を受けた時点において第1〜第3放出テーブル(抽選テーブル)65〜67の何れを使用するように設定されているかを停止位置抽選信号から識別する。
ここで、第1〜第3停止位置抽選テーブル69〜71の何れを使用するかは、どの放出テーブルが設定されているかで決定される。すなわち、停止位置抽選部54は、放出抽選時に第1放出テーブル65を使用する時には第1停止位置抽選テーブル69、第2放出テーブル66を使用する時には第2停止位置抽選テーブル70、第3放出テーブル67を使用する時には第3停止位置抽選テーブル71を使用して停止位置抽選を行うように設定されている。
放出テーブル信号を受けた停止位置抽選部54は、設定されている放出テーブルに対応する停止位置テーブル(例えば、第1放出テーブル65が設定された時は第1停止位置抽選テーブル69)をROM56から読み出す。そして、停止位置抽選信号を受ける毎に乱数を抽出する。乱数を抽出すると、停止位置抽選部54は、ROM56から読み出した停止位置テーブルと抽出した乱数とを比較し、乱数値がどの停止位置のグループに属する値であるかを判定する。停止位置抽選部54は、停止位置を判定すると、停止位置判定信号を制御部41aに出力する。制御部41aは、停止位置判定信号と対応する方向に反射部33aが向くように反射体33を回転させる。
第1〜第3停止位置抽選テーブル69〜71は、反射体33が停止する位置とその位置に停止する確率とを対応付けるようにして設定されている。反射体33が停止する位置は、反射部33aが、それぞれ正面、背面、左側及び右側を向いた状態になる位置に限定されており、これらのうちどの位置に反射体33を停止させるかは、表1に示すような確率に設定されている。
Figure 2007135788
表1に示すように、第1停止位置抽選テーブル69では、反射部33aが正面を向くように反射体33を停止させる確率が最も高く、反射部33aが左側及び右側の何れかを向くように反射体33を停止させる確率が最も低くなるように設定されている。同様に、第2停止位置抽選テーブル70では、反射部33aが左側を向くように反射体33を停止させる確率が最も高く、反射部33aがその他の方向に向くように反射体33を停止させる確率、特に反射部33aが右側を向くように反射体33を停止させる確率が最も低くなるように設定されている。さらに、第3停止位置抽選テーブル71では、反射部33aが右側を向くように反射体33を停止させる確率が最も高く、反射部33aがその他の方向を向くように反射体33を停止させる確率、特に反射部33aが左側を向くように反射体33を停止させる確率が最も低くなるように設定されている。
ゲーム数カウンタ55は、通常モード下で行われるゲーム数をカウントする。制御部41aは、遊技スタート信号がスタート信号センサ43から出力されると、ゲーム数カウンタ55に計数信号を出力する。ゲーム数カウンタ55は、計数信号を受けるとカウント値を1ずつインクリメントする。ゲーム数カウンタ55は、カウント値が60n(nは整数)に達すると、60カウント信号を制御部41aに出力する。また、ゲーム数カウンタ55は、カウント値が1000に達すると1000カウント信号を制御部41aに出力する。なお、制御部41aは、通常モードからBBモードに移行するとリセット信号を出力する。ゲーム数カウンタ55は、リセット信号を受けるとカウント値を0にする。
ROM56は、遊技を行う際に使用される遊技制御プログラムのほかに、第1〜第3放出テーブル65〜67、放出確率抽選テーブル68、第1〜第3停止位置抽選テーブル69〜71、及び停止位置テーブル72を格納している。また、RAM57は、遊技中に一時的に保存するデータ等を記憶する。
停止位置テーブル72は、第1〜第3放出テーブル65〜67と反射体33の停止位置とが一対一に対応するように設定されている。停止位置テーブル72は表2に示すように設定されており、第1放出テーブル65が放出抽選部51に設定されている時は反射部33aが正面を向くように、第2放出テーブル66が放出抽選部51に設定されている時は反射部33aが左側を向くように、第3放出テーブル67が放出抽選部51に設定されている時は反射部33aが右側を向くように設定されている。この停止位置テーブル72は、ゲーム数カウンタ55から1000カウント信号を制御部41aが受けたときに読み出される。制御部41aは、1000カウント信号を受けると、放出抽選部52が放出抽選時に使用するように設定されている放出テーブルを判別し、その設定されている放出テーブル(例えば、第1放出テーブル65)に対応する反射部33aの停止位置を停止位置テーブル72と対比して判定する。そして、設定されている放出テーブルと対応付けられた停止位置(例えば、正面向き)に停止するように、ドライバ37に駆動信号を出力する。
Figure 2007135788
次に、反射部33aの向きを決定する際の処理の流れについて説明する。スロットマシン11の電源が投入されて初期設定が行われると、制御部41aはRAM57のデータをクリアし、放出抽選部52が第2放出テーブル66を使用して放出抽選を行うように設定する。制御部41aは、遊技が行われている時に、放出抽選に当選した旨の判定信号を受けると、放出確率抽選部53を作動して放出確率抽選を行う。そして、制御部41aは、放出確率抽選で選択した放出テーブルを設定する。放出テーブルの設定後、制御部41aはゲーム数カウンタ55のカウント値をリセットする。以上の処理を行った後、制御部41aは、BBモード下での遊技が終了するまで待機する。
BBモード下での遊技が終了すると、制御部41aは、ゲーム数カウンタ55のカウント値が60nと等しいか否かを判定する。制御部41aは、カウント値が60nと等しいと判定した場合には、この判定を行った時点で設定されている放出テーブルが第1放出テーブル65か否かを判定する。設定されている放出テーブルが第1放出テーブル65である場合には、制御部41aは、ROM56から第1停止位置抽選テーブル69を読み出す。また、制御部41aは、第1放出テーブル65が設定されていない場合には、この判定を行った時点で設定されている放出テーブルが第2放出テーブル66か否かを判定する。設定されている放出テーブルが第2放出テーブル66である場合には、制御部41aは、ROM56から第2停止位置抽選テーブル70を読み出す。また、設定されている放出テーブルが第1及び第2放出テーブル66のどちらでもない場合には、制御部41aは、ROM56から第3停止位置抽選テーブル71を読み出す。
次に、制御部41aは、ROM56から読み出した第1〜第3停止位置抽選テーブル69〜71の何れかを使用して、停止位置抽選部54に停止位置抽選を行わせる。停止位置抽選部54から抽選結果を受けると、制御部41aは、停止位置抽選により決定された停止位置に反射体33を回転させる。このとき、制御部41aは、ランプ31を消灯させた状態で反射体33を回転させる。
一方、ゲーム数カウンタ55のカウント値が60nと等しくないと判定した場合には、制御部41aは、次にゲーム数カウンタ55のカウント値が1000になっているか否かを判定する。この判定の結果、カウント値が1000になっていない場合には、カウント値を1インクリメントして、遊技が開始されたことを検知すると再度カウント値が60nと等しくなっているか否かを判定する。
また、制御部41aは、カウント値が1000であると判定した場合には、第1〜第3放出テーブル65〜67のうち、カウント値が1000であると判定した時点にどの放出テーブルが設定されているか否かを判定する。そして、ROM56から停止位置テーブル72を読み出して、その設定されている放出テーブルと一対一に対応する反射体33の停止位置を判定する。制御部41aは、この停止位置の判定の結果、カウント値が1000であると判定した時点に設定されている放出テーブルが第1放出テーブル65の場合には反射部33aが正面向きに、第2放出テーブル66の場合には反射部33aが左向きに、第3放出テーブル67の場合には反射部33aが右向きになるまで反射体33を回転させる。なお、反射部33aの向く方向が回転前と回転後とで同じである場合には、制御部41aは反射体33を一回転させる。
図5は、記録媒体81(CD、フレキシブルディスク、ICメモリ、MO等)をスロットマシン11にインストールする例を示している。記録媒体81には図4のフローチャートで示すような手段をCPU41とROM56及びRAM57からなるメモリ82とを含むコンピュータ83で実現するために、次のような処理を行うプログラムが格納されている。すなわち、スロットマシン11の電源が投入された時には、初期設定を行うときにRAM57のデータをクリアし、第2放出テーブル66を使用して放出抽選部52が放出抽選を行うように設定する。そして、ストックタイムモード下において放出抽選に当選し、放出確率抽選が行われた後、BBモードから通常モードに移行した後のゲーム数カウンタ55のカウント値が60nになる毎に第1〜第3放出テーブル65〜67を使用するか判定し、これらの放出テーブルと対応した停止位置テーブルを使用して停止位置抽選を行う。停止位置抽選を行った後は、停止位置抽選によって決定された停止位置に反射体33を停止する。また、ゲーム数カウンタ55のカウント値が1000になった時は、設定されている放出テーブルと対応した停止位置に反射体33を停止させる。
記録媒体81には、反射体33の停止位置を制御する停止制御手段としてコンピュータ83を機能させるために作成されたプログラムが記録されている。そして、この記録媒体81を読み取り装置84に装填して、プログラムをスロットマシン11にインストールする。なお、このプログラムは、記録媒体81を介してインストールする代わりにインターネットを利用してスロットマシンに配信することができる。
このように、本実施形態のスロットマシン11は、どの放出テーブルが設定されている確率が高いかを反射体33が停止した時の反射部33aの向きによって遊技者に報知することができるので、従来は当選役抽選でBB役等の所定の当選役に当選した場合や、BBモード下における遊技のような特定の遊技が行われている間だけ使用されていた回転灯29の使用効率を高くすることができる。また、第1〜第3放出テーブル65〜67のうち、第1放出テーブル65は放出抽選の当選確率が最も高く、第3放出テーブル67は放出抽選の当選確率が最も低くなるように設定されており、反射部33aが正面を向いた状態で反射体33が停止しているときは第1放出テーブル65、反射部33aが左側を向いた状態で反射体33が停止しているときは第2放出テーブル66、反射部33aが右側を向いた状態で反射体33が停止しているときは第3放出テーブル67が設定されている確率が高いことを予め遊技者に知らせておけば、遊技者は反射体33が停止している時の反射部33aの向きを見て、どの放出テーブルが設定されている確率が高いのかを知ることが出来る。
これにより、例えば、反射部33aが正面を向いて停止している時には、遊技者は、第1放出テーブル65が設定されている確率が高いことを知ることができる。このため、「もう少し遊技を継続すれば放出抽選に当選するかもしれない」という期待感を遊技者に抱かせながら遊技を行なわせることができる。また、反射部33aが左側を向いて停止している時には、遊技者は、第2放出テーブル66が設定されている確率が高いことを知ることができる。このため、「放出抽選で当選する確率はさほど高くはないものの、このまま遊技を継続すれば放出抽選に当選できるかもしれない」という期待感を遊技者に抱かせながら遊技を行わせることができる。したがって、遊技者の興趣を向上させて遊技を継続的に行わせることができ、スロットマシン11の使用効率を向上させ、遊技店の利益を増加させることも可能になる。
また、反射部33aが右側を向いて停止している時には、遊技者は、第3放出テーブル67が設定されている確率が高く、放出抽選に当選する確率が低いことを知ることができる。このため、どの放出テーブルが設定されているかを知らずに遊技を継続して行うことにより、遊技者が過度な損害を受けることを防止することができる。一方、反射部33aの停止位置は抽選によって決定されているので、遊技者に対して「リスクはあるものの、実際に設定されているのは第3放出テーブル67ではないかもしれない」という期待感を抱かせることもできる。したがって、反射部33aが右側を向いて停止している時は、継続して遊技を行うか、或いは他のスロットマシン11で遊技を行うか等の選択肢を遊技者に与えることが可能になる。
また、反射部33aが背面向きの場合は、第1〜第3放出テーブル65〜67が設定される確率が均等に割り振られているので、遊技者はどの放出テーブルが設定されている確率が高いのかを認識することができない。この場合には、遊技者は、遊技の進行状況等を見ながら、どの放出テーブルが設定されているのかを推定しながら遊技を行うことになる。したがって、遊技者に対して緊張感を持たせて遊技を行わせることが可能になる。
また、BBモード下での遊技は一回行ったものの、その後全くBB入賞を得られないような場合には、1000ゲームに達すると、その時点で設定されている放出テーブルが反射体33の停止位置によって遊技者に報知される。したがって、その設定されている放出テーブルによって、遊技を継続して行うか、或いは他のスロットマシン11で遊技を行うか等の選択肢を遊技者に与えることが可能になる。
なお、本実施形態のスロットマシン11では、ストックタイムモード下の遊技において放出抽選に当選した時に放出確率抽選を行うようにしているが、放出確率抽選を行うタイミングはこの時点に限定されるものではなく、放出抽選に当選した時からその直後に行われるBBモード下での遊技が終了するまでの間であればどの時点で抽選を行ってもよい。また、ストックタイムモードを有しないスロットマシン11の場合には、例えば当選役抽選に当選した時から遊技者に有利な特別モード下での遊技が終了するまでの間に行えばよい。
また、本実施形態のスロットマシン11では、ゲーム数カウンタから制御部に60カウント信号が出力された時に停止位置抽選を行い、ゲーム数カウンタから制御部に1000カウント信号が出力された時に停止位置を報知するようにしているが、これらのカウント値はこれ以外の数値でもよい。また、これらの数値は、初期設定時に設定された後は変更できないようにしても良いし、遊技店側の操作によって任意に設定変更できるようにしてもよい。この時の設定変更操作は、遊技店のホールコンピュータで行ってもよいし、スロットマシン11毎に操作部を設けてもよい。
また、本実施形態のスロットマシン11では、通常モード下での遊技が行われている時にはランプ31を消灯させた状態で反射体33を回転させるようにしているが、反射体33を回転させている時にランプ31を点灯或いは点滅させてもよい。また、反射体33を回転させている時に効果音や音声等を出力してもよい。
また、第1〜第3放出テーブル65〜67、放出抽選確率テーブル及び第1〜第3停止位置抽選テーブル69〜71の当選確率、並びに反射体33の停止時における反射部33aの向きは、本明細書中で説明したものに限定されず、適宜設定してよい。また、放出テーブル及び停止位置抽選テーブルの数も3つに限定されるものではなく、適宜設定してよい。
また、反射部33aの回転駆動は、ステッピングモータ以外のものを適宜使用してもよい。また、回転灯29も、本明細書で用いたものとは別の構造であってもよい。
また、本実施形態では、本発明をスロットマシン11に適用した場合について説明したが、本発明はスロットマシン11に限定されるものではなく、パチンコ機等のような他の遊技機にも適用することが可能である。また、スロットマシン11に適用する場合には、遊技媒体としてメダルを使用するものに限定されるものではなく、パチンコ球のような他の遊技媒体を使用するものであってもよい。
本発明を適用したスロットマシンの外観を表した外観斜視図である。 スロットマシンの回転灯の構成を表した部分拡大図である。 スロットマシンの電気的構成を表した電気ブロック図である。 反射体の停止位置を抽選する際における処理の流れを表したフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、スロットマシンにインストールする場合の説明図である。
符号の説明
11 スロットマシン(遊技機)
29 回転灯
31 ランプ(発光体)
33 反射体
33a 反射部
40 制御装置
41 CPU
41a 制御部(停止制御手段)
50 当選役決定部
52 放出抽選部
53 放出確率抽選部(確率抽選手段)
54 停止位置抽選部(停止位置抽選手段、停止テーブル選択手段)
55 ゲーム数カウンタ
65 第1放出テーブル(抽選テーブル)
66 第2放出テーブル(抽選テーブル)
67 第3放出テーブル(抽選テーブル)
68 放出確率抽選テーブル
69 第1停止位置抽選テーブル(停止テーブル)
70 第2停止位置抽選テーブル(停止テーブル)
71 第3停止位置抽選テーブル(停止テーブル)
72 停止位置テーブル
81 記録媒体
84 読み取り装置

Claims (5)

  1. 当たりか否かを決定する当たり抽選で前記当たりが決定された場合に、通常モードよりも遊技者に有利な特別モードに移行させ、前記当たり抽選で前記当たりが決定された時から前記特別モードでの遊技が終了するまでの期間に前記当たりの当選確率を決定する確率抽選を行うことによって、前記通常モードでの当たりの当選確率を決定する遊技機であって、
    発光体、及び前記発光体の周囲を旋回する反射体を有する回転灯と、
    前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記当たり抽選での当たりの当選確率に基づいた停止位置で前記反射体を停止させる停止制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 互いに当たりの当選確率が異なる複数の抽選テーブルと、
    前記当たり抽選で使用する抽選テーブルを前記確率抽選で決定する確率抽選手段と、
    複数の前記停止位置が予め定められており、各停止位置に割り振られた確率が互いに異なる複数の停止テーブルと、
    前記複数の停止テーブルのいずれかを使用して、前記通常モードでの遊技が所定回数行われる毎に前記複数の停止位置のいずれかを決定する停止位置抽選を行う停止位置抽選手段と、
    前記当たり抽選で使用する抽選テーブルと対応した停止テーブルを選択する停止テーブル選択手段とを備え、
    前記停止制御手段は、前記通常モードで遊技が所定回数行われる毎に前記反射体を旋回させ、前記停止位置抽選で決定された停止位置に前記反射体を停止させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記当たりの当選確率と一つの停止位置とが一対一に対応付けられており、
    前記停止制御手段は、前記遊技の回数が予め定められている遊技回数と一致した時に、前記当たりの当選確率に対応付けられた停止位置に前記反射体を停止させることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 当たりか否かを決定する当たり抽選で当たりが決定された時から通常モードよりも遊技者に有利な特別モードでの遊技が終了するまでの期間に、前記当たりの当選確率を決定する確率抽選で前記当たりの当選確率を決定し、前記特別モードでの遊技が終了した時に、前記確率抽選で決定された当選確率に基づいた停止位置で、回転灯に設けられた発光体の周囲を旋回する反射体を停止する停止制御を行う停止制御手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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