JP2005034231A - 遊技機、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】移行抽選の当選に対する遊技者の期待感を高め、興趣に富む遊技機を遊技者に提供することを目的とする。
【解決手段】遊技領域4aの略中央に、抽選用図柄を変動表示するとともに、入賞ライン16a,16b,16c,16d上に抽選用図柄を停止表示する第1リール17及び第2リール18a,18b,18c,18dを、遊技盤4に設けた開口4b,4c,4d,4e,4fのそれぞれを通して視認できるように配設する。図柄制御装置40は、主制御装置20による移行抽選の抽選結果に応じて、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示することによって移行抽選の抽選結果を遊技者に報知する。
【選択図】 図2
【解決手段】遊技領域4aの略中央に、抽選用図柄を変動表示するとともに、入賞ライン16a,16b,16c,16d上に抽選用図柄を停止表示する第1リール17及び第2リール18a,18b,18c,18dを、遊技盤4に設けた開口4b,4c,4d,4e,4fのそれぞれを通して視認できるように配設する。図柄制御装置40は、主制御装置20による移行抽選の抽選結果に応じて、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示することによって移行抽選の抽選結果を遊技者に報知する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機、プログラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機の多くは、始動入賞口と呼ばれる特定入賞口に遊技球が入賞することを契機として、始動入賞口への1回の入賞毎に1回の移行抽選(例えば、乱数の抽出)を行い、この移行抽選に当選(例えば、定められた乱数との一致)した場合には、通常状態から遊技者に有利な状態に遊技状態が移行するようになっている。遊技者に有利な遊技状態には、「大当り」と呼ばれるものがあり、この遊技状態になるとアタッカと呼ばれる入賞口が断続的に所定期間開放される。アタッカは盤面上を流下していく遊技球が入賞し易い構造となっており、したがって「大当り」状態に移行された遊技者は多くの賞球を獲得することができる。また、移行抽選が1回行われる毎に所定の図柄表示装置に抽選用図柄を変動表示するとともに、該移行抽選の抽選結果に応じて抽選用図柄を入賞ライン上に特定の組み合わせで停止表示させることで、移行抽選の抽選結果を遊技者に報知するようにしている。
【0003】
抽選用図柄を変動表示する図柄表示装置としては、モータなどによって回転されるドラムを用いた機械式リールを複数並べたものや、液晶表示装置などを用いてリールの画像を複数並べて表示するものなどが良く知られている。これらの図柄表示装置の多くは遊技盤の遊技領域の略中央に設けられ、抽選用図柄の変動表示を様々な態様で行うことによって遊技者を飽きさせないようにするとともに、当選に対する遊技者の期待感を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような図柄表示装置の多くは、同一形状の機械式リールを並べたり、同一形状のリール画像を並べて表示するものであって、これらを用いた抽選用図柄の変動表示の態様は変化に乏しく、したがって当選に対する遊技者の期待感を高めるには限界があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、抽選用図柄の変動表示の態様を多彩とすることによって、当選に対する遊技者の期待感を高め、興趣に富む遊技機を遊技者に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段とが設けられたものであって、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールとを設け、前記抽選結果報知手段は、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知することを特徴とするものである。
【0007】
また、前記遊技機の遊技領域の略中央に、水平方向に平行となるように2本の入賞ラインと、該入賞ラインの間にX字状に交差するように2本の入賞ラインとを設け、前記第1リールは、それぞれの入賞ラインの中央に図柄を停止表示可能に配置され、前記第2リールは、前記第1リールの左右両側に2つずつ縦に並べられ、それぞれの入賞ラインの左右両端に図柄を停止表示可能に配置されていることが好適である。
【0008】
また、前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことが好適である。
【0009】
また、前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことが好適である。
【0010】
また、前記第1リール及び前記第2リールの前面側を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して前記第1リール及び前記第2リールを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置とが設けられることが好適である。
【0011】
また、前記照明装置は複数種類の色で点灯することができるものであり、前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて前記照明装置を所定の色で点灯することが好適である。
【0012】
また、前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記照明装置を所定の色で点灯することが好適である。
【0013】
また、用いるプログラムは、特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段と、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールと、移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知するものであって、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知する抽選結果報知手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
【0014】
また、使用する記憶媒体は、請求項8記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることのできるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2は、基体となる本体部材3に、遊技媒体である遊技球が遊技の際に流下する遊技領域4a(図2に図示)が設けられた遊技盤4が配設された構成となっている。遊技盤4に設けられた遊技領域4aの前方には、遊技者に遊技領域4aを視認させる開口(窓部)5aを有する前面扉(扉部材)5が回動可能に設けられ、開口5aは前面扉5の裏側に設けられたガラス板6によって塞がれている。この前面扉5は、遊技領域4aの前方に位置する閉じ位置(図1参照)と、遊技領域4を露呈する開き位置(図2参照)との間で回動する。この前面扉5を閉じ位置に回動させると、図示しないロック機構により前面扉5が閉じ位置に保持される。なお、前面扉5が閉じ位置にロックされて保持された場合には、遊技者や遊技場の作業者は、ガラス板6を介して遊技領域4aや、遊技領域4a上を流下する遊技球を視認することはできるが、本体部材3の内部に設けられた部品及び装置に接触できないようになっている。また、遊技盤4及び前面扉5の外面にはLEDなどの複数種類のランプ30(図3に図示)が設けられており、これを用いて、演出効果を持たせた点灯を行う。また、本体部材3の内部にはスピーカーなどの音声発生装置31(図3に図示)が設けられており、これを用いて、演出効果を持たせた音声を発生させる。
【0016】
前面扉5の下方には、遊技球をパチンコ機2に供給するための供給皿7、及び遊技球の打ち出し強さを調節するハンドル9が設けられている。遊技者が供給皿7に遊技球を投入すると、供給皿7に設けられた通路7aにより遊技球は発射装置へと誘導される。そして、ハンドル9を操作して遊技領域4aに遊技球を打ち出す。
【0017】
また、パチンコ機2は、後述する主制御装置20(図3に図示)によって行われる移行抽選に当選すると、通常状態から「大当り」状態へ遊技状態が移行するようになっている。
【0018】
図2は、前面扉5を開放した状態のパチンコ機2の外観を示している。遊技盤4上にはガイドレール10に囲まれた遊技領域4aが形成され、始動入賞口(特定入賞口)12、通常入賞口13、アタッカ14、アウト口15が配設されている。さらに、遊技領域4aの略中央には、抽選用図柄を変動表示するとともに、入賞ライン16a,16b,16c,16d(図4に図示)上に抽選用図柄を停止表示する第1リール17及び第2リール18a,18b,18c,18dが、遊技盤4に設けた開口4b,4c,4d,4e,4fのそれぞれを通して視認できるように配設されている。また、遊技領域4aには、図示を省略した、釘、風車なども設けられている。ガイドレール10に沿って打ち出された遊技球は、遊技領域4a上を流下し、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口15に入り、遊技盤4の裏側で回収される。また、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14のいずれかに遊技球が入賞したときには、賞球として遊技球払出装置32(図3に図示)から所定数の遊技球が遊技者に払い出される。なお、パチンコ機における釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0019】
第1リール17は、様々な図柄が一定ピッチで外周に配列されており、リールが停止した状態では遊技領域4aに3個の図柄を縦に並べて停止表示する。第2リール18a〜18dは、様々な図柄が一定ピッチで外周に配列されており、リールが停止した状態では、遊技領域4a内にそれぞれ1個の図柄を停止表示する。
【0020】
図3に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に、主制御部19内に設けられた主制御装置20におけるマイクロコンピュータによって管制される。主制御装置20は、CPU20a及びROM20b及びRAM20cから構成されている。CPU20aは、ROM20bに記憶されている遊技制御プログラムに基づいてパチンコ機の遊技状態を制御する。ROM20bには、遊技制御プログラム及び乱数生成処理プログラム及び乱数テーブルなどが所定の領域に格納されており、これらはCPU20aなどによって適宜用いられる。RAM20cは、ワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0021】
始動入賞口12には、始動入賞口12に入賞した遊技球を検知する始動入賞球検知センサ21が設けられ、通常入賞口13には、通常入賞口13に入賞した遊技球を検知する通常入賞球検知センサ22が設けられ、アタッカ14には、アタッカ14内部に入賞した遊技球を検知するアタッカ入賞球検知センサ23が設けられている。
【0022】
主制御装置20には、始動入賞球検知センサ21及び通常入賞球検知センサ22及びアタッカ入賞球検知センサ23からの信号が入力される。また、図柄制御装置40及びランプ制御装置27及び音声制御装置28及び払出制御装置29に対して、主制御装置20にて制御処理された情報 (命令)信号が出力される。
【0023】
始動入賞球検知センサ21から、入賞があったことを知らせる信号が主制御装置20に入力されると、主制御装置20は、払出制御部29に対して入賞に応じた所定個数の賞球の払い出しを行うよう信号を出力するとともに、ROM20bに格納されている乱数生成処理プログラムと乱数テーブルを用いた電子抽選を行い、遊技状態を「大当り」状態へ移行させるか否かの移行抽選を行う。このとき、移行抽選の結果に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて変動表示及び停止表示する抽選用図柄と表示態様を、移行抽選と同様に抽選して決定する。決定された抽選用図柄と表示態様は情報信号として図柄制御装置40に出力される。このように、主制御装置20は移行抽選手段として機能する。
【0024】
図柄制御装置40は、主制御装置20から出力された、抽選用図柄の変動表示及び停止表示に関する情報信号に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dの駆動及び停止制御を行う。第1リール17はステッピングモータ41の駆動軸に固着され、第2リール18a〜18dのそれぞれは個別のステッピングモータ42a〜42dの駆動軸に固着されており、図柄制御装置40は、ステッピングモータ41,42a〜42dの駆動及び停止制御をすることによって第1リール17及び第2リール18a〜18dの駆動及び停止制御を行う。
【0025】
図柄制御装置40は、駆動パルスの供給個数を制御することでステッピングモータ41,42a〜42dの回転角を制御する。また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決める。また、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれには、その基準位置に反射信号部43,44a〜44dが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ45,46a〜46dがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ45,46a〜46dによる検知信号は、リール毎のリセット信号として図柄制御装置40に入力される。
【0026】
図柄制御装置40にはステッピングモータ41,42a〜42d毎にパルスカウンタが設けられ、ステッピングモータ41,42a〜42dに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ45,46a〜46dからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
【0027】
図柄制御装置40には絵柄テーブルが設けられており、絵柄テーブルには、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、それぞれのリールに一定ピッチで配列された図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dのパルスカウンタのカウント値を監視することによって遊技領域4aに変動表示及び停止表示する図柄を識別し、主制御装置20から出力された情報信号に基づいた抽選用図柄の変動表示及び停止表示を行う。このように、図柄制御装置40は抽選結果報知手段として機能する。
【0028】
ランプ制御装置27は、主制御装置20からの出力信号を受けて、前面扉5や遊技盤4などに設けられたランプ30の点灯の制御を行う。
【0029】
音声制御装置28は、主制御装置20からの出力信号を受けて、本体部材3内に設けられた音声発生装置31から発する音声の出力制御を行う。
【0030】
払出制御装置29は、主制御装置20からの出力信号を受けて、遊技球払出装置32による賞球の払い出しの制御を行う。
【0031】
発射制御装置33は、ハンドル9が回動された角度に応じて所定の打ち出し強さで遊技球を打ち出すよう、発射駆動装置34の制御を行う。
【0032】
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示する表示態様の例に基づき説明する。図4に示すように、第1リール17は、水平方向に平行となるように設けられた入賞ライン16a,16bと、入賞ライン16a,16bの間にX字状に交差するように設けられた入賞ライン16c,16dの、それぞれの中央に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。第2リール18a,18bは第1リール17の右側に縦に並んでおり、第2リール18aは、入賞ライン16a,16cの右端に抽選用図柄を停止表示可能に配置され、第2リール18bは、入賞ライン16b,16dの右端に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。第2リール18c,18dは第1リール17の左側に縦に並んでおり、第2リール18cは、入賞ライン16a,16dの左端に抽選用図柄を停止表示可能に配置され、第2リール18dは、入賞ライン16b,16cの左端に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。
【0033】
図柄制御装置40は、主制御装置20から出力された情報信号に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dを所定期間回転させ、遊技領域4aに抽選用図柄を変動表示する。そして、移行抽選が当選であったときには、図柄制御装置40は、図4に示すように入賞ライン16a〜16dの少なくとも1つの上に同一の抽選用図柄を3つ停止表示するように、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる。なお、所定条件の達成に応じて、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの特定のものとしたり、また、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの単一の場合と複数の場合とに区別するなどしても良い。このようにすることで、例えば、パチンコ機2に「大当り」する確率が所定期間において高くなる「確率変動状態」と呼ばれる遊技状態が設けられていて、遊技状態が該「確率変動状態」に移行するときにのみ、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの特定のものとしたり、また、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの複数のものとしたりすることによって、遊技状態が「確率変動状態」に移行することを遊技者に報知するすることができるようになる。
【0034】
また、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる順番及び表示態様を所定条件の達成によって変化させるようにすることもできる。例えば、所定条件が達成されたときに、図柄制御装置40によって第1リール17を最初に停止させ、次に第2リール18c,18dを停止させ、次に第2リール18a,18bを停止させるようにすると、当選に対する遊技者の期待感を延長させることができる。さらに、このような順番で第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる場合において、入賞ライン16a〜16d上に同一の抽選用図柄が図5に示すように2つ停止表示されたときに、第2リール18a、18bの変動表示及び停止表示の表示態様を変化させることによって、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。この場合の、変動表示及び停止表示の表示態様の変化としては、例えば、第2リール18a〜18dの該当するものを通常と異なる速度で回転させたり、逆方向に回転させたり、回転している期間を通常より長くするなど、適宜の態様を用いて良い。なお、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる順番及び表示態様を変化させる条件は適宜のものを用いて良く、遊技領域4aに設けた通常入賞口13などの所定の入賞口に入賞があったときなどとしても良い。例えば、始動入賞口12に遊技球が入賞したときから、該入賞に応じて図柄制御装置40が抽選用図柄の変動表示を開始するまでの間に通常入賞口13のいずれかに入賞があったときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の順番及び表示態様で第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させるようにする。このようにすることで、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0035】
また、第1リール17や第2リール18a〜18dの外周に特定の抽選用図柄を設け、所定条件が達成されたときに該特定の抽選用図柄を停止表示するようにすることもできる。例えば、図6に示すように、第1リール17に抽選用図柄3個分の大きさの特別図柄を設け、移行抽選が当選であった可能性が高いことを遊技者に報知するときに該特別図柄を入賞ライン16a〜16d上に停止表示させる。このようにすることで、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。なお、該特別図柄が停止表示さることに応じて、第2リール18a〜18dの変動表示及び停止表示の表示態様を変化するようにすることもできる。
【0036】
また、上記実施形態の構成において、遊技盤4の裏側に、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設けることによって、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。なお、ハーフミラーは半透過性の鏡であり、アルミをガラスに蒸着させた物などを適宜用いれば良い。第1リール17の遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合の第1リール17及びハーフミラー及び照明装置の関係を図7に示し、第2リール18a,18bの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合の第2リール18a,18b及びハーフミラー及び照明装置の関係を図8に示す。なお、図7及び図8において、図中左側がパチンコ機2の前面側となっている。なお、第2リール18c,18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合は、図8に示す第2リール18a,18bの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合と同様であるので図示及び説明は省略する。
【0037】
図7に示すように、開口4bを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー50を第1リール17と開口4bとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置51を、ハーフミラー50の上方であって第1リール17に設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4bと第1リール17との間に設ける。さらに、第1リール17に照明装置51の他の光源からの光が当たらないようにするシールド52を第1リール17の周囲を覆うように設ける。そして、照明装置51が点灯しているときには、開口4bを通して第1リール17が視認可能であり、照明装置51が消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第1リール17が視認不可能となるように、ハーフミラー50の透過率を、照明装置51の光度や第1リール17の反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置51の構成及び位置は、第1リール17に設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0038】
図8に示すように、開口4cを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー53aを第2リール18aと開口4cとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置54aを、ハーフミラー53aの上方であって第2リール18aに設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4cと第2リール18aとの間に設ける。さらに、第2リール18aに照明装置54aの他の光源からの光が当たらないようにするシールド55aを第2リール18aの周囲を覆うように設ける。そして、照明装置54aが点灯しているときには、開口4cを通して第2リール18aが視認可能であり、照明装置54aが消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第2リール18aが視認不可能となるように、ハーフミラー53aの透過率を、照明装置54aの光度や第2リール18aの反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置54aの構成及び位置は、第2リール18aに設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0039】
また、図8に示すように、開口4dを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー53bを第2リール18bと開口4dとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置54bを、ハーフミラー53bの上方であって第2リール18bに設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4dと第2リール18bの間に設ける。さらに、第2リール18bに照明装置54bの他の光源からの光が当たらないようにするシールド55bを第2リール18bの周囲を覆うように設ける。そして、照明装置54bが点灯しているときには、開口4dを通して第2リール18bが視認可能であり、照明装置54bが消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第2リール18bが視認不可能となるように、ハーフミラー53bの透過率を、照明装置54bの光度や第2リール18bの反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置54bの構成及び位置は、第2リール18bに設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0040】
図7及び図8に示すように、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設けた構成のパチンコ機2の作用について、図9に示す第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示する表示態様の例に基づき説明する。通常状態では、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dのぞれぞれを照らすために設けられている照明装置を全て点灯させて、第1リール17及び第2リール18a〜18dを全て視認可能な状態とする。所定条件が達成されたときに、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示している最中に、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれを照らす照明装置のうち所定の照明装置を消灯させ、所定の第1リール17または第2リール18a〜18dを視認不可能な状態とする。図9は、第1リール17及び第2リール18a,18c,18dは抽選用図柄を停止表示し、第2リール18bは変動表示中であって照明装置54bが消灯している状態を示している。このとき、第2リール18bは遊技者から視認不可能となっている。そして、照明装置54bが点灯されて第2リール18bが再び視認可能となると同時に抽選用図柄を停止表示する。このようにすることによって、当選に対する遊技者の期待感が高められる。
【0041】
また、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設ける場合に、該照明装置を複数種類の色で点灯することができるものとすることで、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いた変動表示及び停止表示の表示態様をさらに変化に富んだものとすることができる。例えば、所定条件が達成されたときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の色で照明装置が点灯されるようにすることで、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。また、照明装置の点灯する色に応じて視認のし易さが異なる抽選用図柄を第1リール17や第2リール18a〜18dに設けることで、抽選用図柄の変動表示及び停止表示に変化を持たせることができ、興趣に富む遊技機を遊技者に提供できる。さらに、照明装置が所定の色で点灯される条件を、遊技領域4aに設けた通常入賞口13などの所定の入賞口に入賞があったときとなどとしても良い。例えば、始動入賞口12に遊技球が入賞したときから、該入賞に応じて図柄制御装置40が抽選用図柄の変動表示を開始するまでの間に通常入賞口13のいずれかに入賞があったときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の色で照明装置が点灯されるようにする。このようにすることで、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0042】
図10は記憶媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をパチンコ機61にインストールする例を示しており、上記の実施形態を、CPU62とメモリ63とを含むパチンコ機61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば移行抽選手段、抽選結果報知手段、第1リール、第2リールをパチンコ機61で実現するためのプログラムを記憶媒体60に記憶する。そして、この記憶媒体60を読み取り装置64に装填して、プログラムをパチンコ機61にインストールする。
【0043】
また、上記プログラムを、記憶媒体を利用してインストールする代わりに、インターネットを利用して、パチンコ機に配信させることができる。また、上記プログラムに、パチンコ機の基本動作を実行させるプログラムを追加することで、パソコンにインストールし、モニタ上でパチンコ遊技を行うことができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、遊技領域4aに3個の抽選用図柄を停止表示可能な第1リール17と、遊技領域4aに1個の抽選用図柄を停止表示可能な第2リール18a〜18dが、入賞ライン16a〜16dに抽選用図柄を停止表示可能に配置されていたが、入賞ラインの本数や態様は上記のものに限られず適宜のものとして良く、また、入賞ラインの本数や態様に応じて、第1リール及び第2リールのそのぞれの個数及び態様は適宜のものとして良い。
【0045】
上記実施形態では、遊技領域4aに始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14が設けられていたが、遊技領域4aの構成は上記のものに限られず、例えば他の入賞口を設けるなど、適宜の態様として良い。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールとを設け、移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知するものであって、移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、第1リールを用いて停止表示する図柄と、第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知する抽選結果報知手段を設けたことによって、抽選用図柄の変動表示の態様を多彩とすることによって、当選に対する遊技者の期待感を高め、興趣に富む遊技機を遊技者に提供することができる。
【0047】
また、遊技機の遊技領域の略中央に、水平方向に平行となるように2本の入賞ラインと、該入賞ラインの間にX字状に交差するように2本の入賞ラインとを設け、第1リールは、それぞれの入賞ラインの中央に図柄を停止表示可能に配置され、第2リールは、第1リールの左右両側に2つずつ縦に並べられ、それぞれの入賞ラインの左右両端に図柄を停止表示可能に配置されていることによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様に変化を持たせることが容易となる。
【0048】
また、抽選結果報知手段が、所定条件が達成されることに応じて、第1リール及び第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことによって、当選に対する遊技者の期待感を延長させることができる。
【0049】
また、抽選結果報知手段が、遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、第1リール及び第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことによって、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0050】
また、第1リール及び第2リールの前面側を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール及び第2リールを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置とが設けられることによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。
【0051】
また、照明装置は複数種類の色で点灯することができるものとし、抽選結果報知手段が、所定条件が達成されることに応じて照明装置を所定の色で点灯することによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。
【0052】
また、抽選結果報知手段が、遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、照明装置を所定の色で点灯することによって、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の前面扉を開放した状態の外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示したパチンコ機内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図4】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図5】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図6】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図7】第1リール及びハーフミラー及び照明装置の関係を示す関係図である。
【図8】第2リール及びハーフミラー及び照明装置の関係を示す関係図である。
【図9】第1リール及び第2リール及びハーフミラー及び照明装置を用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図10】プログラムが格納された記憶媒体を、パチンコ機にインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
2,61 パチンコ機
4 遊技盤
4a 遊技領域
12 始動入賞口
13 通常入賞口
16a〜16d 入賞ライン
17 第1リール
18a〜18d 第2リール
20 主制御装置
40 図柄制御装置
50,53a, 53b ハーフミラー
51,54a, 54b 照明装置
60 記憶媒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機、プログラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機の多くは、始動入賞口と呼ばれる特定入賞口に遊技球が入賞することを契機として、始動入賞口への1回の入賞毎に1回の移行抽選(例えば、乱数の抽出)を行い、この移行抽選に当選(例えば、定められた乱数との一致)した場合には、通常状態から遊技者に有利な状態に遊技状態が移行するようになっている。遊技者に有利な遊技状態には、「大当り」と呼ばれるものがあり、この遊技状態になるとアタッカと呼ばれる入賞口が断続的に所定期間開放される。アタッカは盤面上を流下していく遊技球が入賞し易い構造となっており、したがって「大当り」状態に移行された遊技者は多くの賞球を獲得することができる。また、移行抽選が1回行われる毎に所定の図柄表示装置に抽選用図柄を変動表示するとともに、該移行抽選の抽選結果に応じて抽選用図柄を入賞ライン上に特定の組み合わせで停止表示させることで、移行抽選の抽選結果を遊技者に報知するようにしている。
【0003】
抽選用図柄を変動表示する図柄表示装置としては、モータなどによって回転されるドラムを用いた機械式リールを複数並べたものや、液晶表示装置などを用いてリールの画像を複数並べて表示するものなどが良く知られている。これらの図柄表示装置の多くは遊技盤の遊技領域の略中央に設けられ、抽選用図柄の変動表示を様々な態様で行うことによって遊技者を飽きさせないようにするとともに、当選に対する遊技者の期待感を高めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような図柄表示装置の多くは、同一形状の機械式リールを並べたり、同一形状のリール画像を並べて表示するものであって、これらを用いた抽選用図柄の変動表示の態様は変化に乏しく、したがって当選に対する遊技者の期待感を高めるには限界があった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、抽選用図柄の変動表示の態様を多彩とすることによって、当選に対する遊技者の期待感を高め、興趣に富む遊技機を遊技者に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段とが設けられたものであって、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールとを設け、前記抽選結果報知手段は、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知することを特徴とするものである。
【0007】
また、前記遊技機の遊技領域の略中央に、水平方向に平行となるように2本の入賞ラインと、該入賞ラインの間にX字状に交差するように2本の入賞ラインとを設け、前記第1リールは、それぞれの入賞ラインの中央に図柄を停止表示可能に配置され、前記第2リールは、前記第1リールの左右両側に2つずつ縦に並べられ、それぞれの入賞ラインの左右両端に図柄を停止表示可能に配置されていることが好適である。
【0008】
また、前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことが好適である。
【0009】
また、前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことが好適である。
【0010】
また、前記第1リール及び前記第2リールの前面側を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して前記第1リール及び前記第2リールを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置とが設けられることが好適である。
【0011】
また、前記照明装置は複数種類の色で点灯することができるものであり、前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて前記照明装置を所定の色で点灯することが好適である。
【0012】
また、前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記照明装置を所定の色で点灯することが好適である。
【0013】
また、用いるプログラムは、特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段と、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールと、移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知するものであって、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知する抽選結果報知手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのものである。
【0014】
また、使用する記憶媒体は、請求項8記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることのできるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を用いたパチンコ機の外観を示す。パチンコ機2は、基体となる本体部材3に、遊技媒体である遊技球が遊技の際に流下する遊技領域4a(図2に図示)が設けられた遊技盤4が配設された構成となっている。遊技盤4に設けられた遊技領域4aの前方には、遊技者に遊技領域4aを視認させる開口(窓部)5aを有する前面扉(扉部材)5が回動可能に設けられ、開口5aは前面扉5の裏側に設けられたガラス板6によって塞がれている。この前面扉5は、遊技領域4aの前方に位置する閉じ位置(図1参照)と、遊技領域4を露呈する開き位置(図2参照)との間で回動する。この前面扉5を閉じ位置に回動させると、図示しないロック機構により前面扉5が閉じ位置に保持される。なお、前面扉5が閉じ位置にロックされて保持された場合には、遊技者や遊技場の作業者は、ガラス板6を介して遊技領域4aや、遊技領域4a上を流下する遊技球を視認することはできるが、本体部材3の内部に設けられた部品及び装置に接触できないようになっている。また、遊技盤4及び前面扉5の外面にはLEDなどの複数種類のランプ30(図3に図示)が設けられており、これを用いて、演出効果を持たせた点灯を行う。また、本体部材3の内部にはスピーカーなどの音声発生装置31(図3に図示)が設けられており、これを用いて、演出効果を持たせた音声を発生させる。
【0016】
前面扉5の下方には、遊技球をパチンコ機2に供給するための供給皿7、及び遊技球の打ち出し強さを調節するハンドル9が設けられている。遊技者が供給皿7に遊技球を投入すると、供給皿7に設けられた通路7aにより遊技球は発射装置へと誘導される。そして、ハンドル9を操作して遊技領域4aに遊技球を打ち出す。
【0017】
また、パチンコ機2は、後述する主制御装置20(図3に図示)によって行われる移行抽選に当選すると、通常状態から「大当り」状態へ遊技状態が移行するようになっている。
【0018】
図2は、前面扉5を開放した状態のパチンコ機2の外観を示している。遊技盤4上にはガイドレール10に囲まれた遊技領域4aが形成され、始動入賞口(特定入賞口)12、通常入賞口13、アタッカ14、アウト口15が配設されている。さらに、遊技領域4aの略中央には、抽選用図柄を変動表示するとともに、入賞ライン16a,16b,16c,16d(図4に図示)上に抽選用図柄を停止表示する第1リール17及び第2リール18a,18b,18c,18dが、遊技盤4に設けた開口4b,4c,4d,4e,4fのそれぞれを通して視認できるように配設されている。また、遊技領域4aには、図示を省略した、釘、風車なども設けられている。ガイドレール10に沿って打ち出された遊技球は、遊技領域4a上を流下し、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口15に入り、遊技盤4の裏側で回収される。また、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14のいずれかに遊技球が入賞したときには、賞球として遊技球払出装置32(図3に図示)から所定数の遊技球が遊技者に払い出される。なお、パチンコ機における釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0019】
第1リール17は、様々な図柄が一定ピッチで外周に配列されており、リールが停止した状態では遊技領域4aに3個の図柄を縦に並べて停止表示する。第2リール18a〜18dは、様々な図柄が一定ピッチで外周に配列されており、リールが停止した状態では、遊技領域4a内にそれぞれ1個の図柄を停止表示する。
【0020】
図3に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に、主制御部19内に設けられた主制御装置20におけるマイクロコンピュータによって管制される。主制御装置20は、CPU20a及びROM20b及びRAM20cから構成されている。CPU20aは、ROM20bに記憶されている遊技制御プログラムに基づいてパチンコ機の遊技状態を制御する。ROM20bには、遊技制御プログラム及び乱数生成処理プログラム及び乱数テーブルなどが所定の領域に格納されており、これらはCPU20aなどによって適宜用いられる。RAM20cは、ワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
【0021】
始動入賞口12には、始動入賞口12に入賞した遊技球を検知する始動入賞球検知センサ21が設けられ、通常入賞口13には、通常入賞口13に入賞した遊技球を検知する通常入賞球検知センサ22が設けられ、アタッカ14には、アタッカ14内部に入賞した遊技球を検知するアタッカ入賞球検知センサ23が設けられている。
【0022】
主制御装置20には、始動入賞球検知センサ21及び通常入賞球検知センサ22及びアタッカ入賞球検知センサ23からの信号が入力される。また、図柄制御装置40及びランプ制御装置27及び音声制御装置28及び払出制御装置29に対して、主制御装置20にて制御処理された情報 (命令)信号が出力される。
【0023】
始動入賞球検知センサ21から、入賞があったことを知らせる信号が主制御装置20に入力されると、主制御装置20は、払出制御部29に対して入賞に応じた所定個数の賞球の払い出しを行うよう信号を出力するとともに、ROM20bに格納されている乱数生成処理プログラムと乱数テーブルを用いた電子抽選を行い、遊技状態を「大当り」状態へ移行させるか否かの移行抽選を行う。このとき、移行抽選の結果に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて変動表示及び停止表示する抽選用図柄と表示態様を、移行抽選と同様に抽選して決定する。決定された抽選用図柄と表示態様は情報信号として図柄制御装置40に出力される。このように、主制御装置20は移行抽選手段として機能する。
【0024】
図柄制御装置40は、主制御装置20から出力された、抽選用図柄の変動表示及び停止表示に関する情報信号に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dの駆動及び停止制御を行う。第1リール17はステッピングモータ41の駆動軸に固着され、第2リール18a〜18dのそれぞれは個別のステッピングモータ42a〜42dの駆動軸に固着されており、図柄制御装置40は、ステッピングモータ41,42a〜42dの駆動及び停止制御をすることによって第1リール17及び第2リール18a〜18dの駆動及び停止制御を行う。
【0025】
図柄制御装置40は、駆動パルスの供給個数を制御することでステッピングモータ41,42a〜42dの回転角を制御する。また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決める。また、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれには、その基準位置に反射信号部43,44a〜44dが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ45,46a〜46dがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ45,46a〜46dによる検知信号は、リール毎のリセット信号として図柄制御装置40に入力される。
【0026】
図柄制御装置40にはステッピングモータ41,42a〜42d毎にパルスカウンタが設けられ、ステッピングモータ41,42a〜42dに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ45,46a〜46dからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
【0027】
図柄制御装置40には絵柄テーブルが設けられており、絵柄テーブルには、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、それぞれのリールに一定ピッチで配列された図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dのパルスカウンタのカウント値を監視することによって遊技領域4aに変動表示及び停止表示する図柄を識別し、主制御装置20から出力された情報信号に基づいた抽選用図柄の変動表示及び停止表示を行う。このように、図柄制御装置40は抽選結果報知手段として機能する。
【0028】
ランプ制御装置27は、主制御装置20からの出力信号を受けて、前面扉5や遊技盤4などに設けられたランプ30の点灯の制御を行う。
【0029】
音声制御装置28は、主制御装置20からの出力信号を受けて、本体部材3内に設けられた音声発生装置31から発する音声の出力制御を行う。
【0030】
払出制御装置29は、主制御装置20からの出力信号を受けて、遊技球払出装置32による賞球の払い出しの制御を行う。
【0031】
発射制御装置33は、ハンドル9が回動された角度に応じて所定の打ち出し強さで遊技球を打ち出すよう、発射駆動装置34の制御を行う。
【0032】
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示する表示態様の例に基づき説明する。図4に示すように、第1リール17は、水平方向に平行となるように設けられた入賞ライン16a,16bと、入賞ライン16a,16bの間にX字状に交差するように設けられた入賞ライン16c,16dの、それぞれの中央に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。第2リール18a,18bは第1リール17の右側に縦に並んでおり、第2リール18aは、入賞ライン16a,16cの右端に抽選用図柄を停止表示可能に配置され、第2リール18bは、入賞ライン16b,16dの右端に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。第2リール18c,18dは第1リール17の左側に縦に並んでおり、第2リール18cは、入賞ライン16a,16dの左端に抽選用図柄を停止表示可能に配置され、第2リール18dは、入賞ライン16b,16cの左端に抽選用図柄を停止表示可能に配置されている。
【0033】
図柄制御装置40は、主制御装置20から出力された情報信号に基づいて第1リール17及び第2リール18a〜18dを所定期間回転させ、遊技領域4aに抽選用図柄を変動表示する。そして、移行抽選が当選であったときには、図柄制御装置40は、図4に示すように入賞ライン16a〜16dの少なくとも1つの上に同一の抽選用図柄を3つ停止表示するように、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる。なお、所定条件の達成に応じて、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの特定のものとしたり、また、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの単一の場合と複数の場合とに区別するなどしても良い。このようにすることで、例えば、パチンコ機2に「大当り」する確率が所定期間において高くなる「確率変動状態」と呼ばれる遊技状態が設けられていて、遊技状態が該「確率変動状態」に移行するときにのみ、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの特定のものとしたり、また、同一の抽選用図柄を3つ停止表示する入賞ラインを入賞ライン16a〜16dのうちの複数のものとしたりすることによって、遊技状態が「確率変動状態」に移行することを遊技者に報知するすることができるようになる。
【0034】
また、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる順番及び表示態様を所定条件の達成によって変化させるようにすることもできる。例えば、所定条件が達成されたときに、図柄制御装置40によって第1リール17を最初に停止させ、次に第2リール18c,18dを停止させ、次に第2リール18a,18bを停止させるようにすると、当選に対する遊技者の期待感を延長させることができる。さらに、このような順番で第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる場合において、入賞ライン16a〜16d上に同一の抽選用図柄が図5に示すように2つ停止表示されたときに、第2リール18a、18bの変動表示及び停止表示の表示態様を変化させることによって、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。この場合の、変動表示及び停止表示の表示態様の変化としては、例えば、第2リール18a〜18dの該当するものを通常と異なる速度で回転させたり、逆方向に回転させたり、回転している期間を通常より長くするなど、適宜の態様を用いて良い。なお、第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させる順番及び表示態様を変化させる条件は適宜のものを用いて良く、遊技領域4aに設けた通常入賞口13などの所定の入賞口に入賞があったときなどとしても良い。例えば、始動入賞口12に遊技球が入賞したときから、該入賞に応じて図柄制御装置40が抽選用図柄の変動表示を開始するまでの間に通常入賞口13のいずれかに入賞があったときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の順番及び表示態様で第1リール17及び第2リール18a〜18dを停止させるようにする。このようにすることで、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0035】
また、第1リール17や第2リール18a〜18dの外周に特定の抽選用図柄を設け、所定条件が達成されたときに該特定の抽選用図柄を停止表示するようにすることもできる。例えば、図6に示すように、第1リール17に抽選用図柄3個分の大きさの特別図柄を設け、移行抽選が当選であった可能性が高いことを遊技者に報知するときに該特別図柄を入賞ライン16a〜16d上に停止表示させる。このようにすることで、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。なお、該特別図柄が停止表示さることに応じて、第2リール18a〜18dの変動表示及び停止表示の表示態様を変化するようにすることもできる。
【0036】
また、上記実施形態の構成において、遊技盤4の裏側に、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設けることによって、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。なお、ハーフミラーは半透過性の鏡であり、アルミをガラスに蒸着させた物などを適宜用いれば良い。第1リール17の遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合の第1リール17及びハーフミラー及び照明装置の関係を図7に示し、第2リール18a,18bの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合の第2リール18a,18b及びハーフミラー及び照明装置の関係を図8に示す。なお、図7及び図8において、図中左側がパチンコ機2の前面側となっている。なお、第2リール18c,18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合は、図8に示す第2リール18a,18bの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーを設けた場合と同様であるので図示及び説明は省略する。
【0037】
図7に示すように、開口4bを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー50を第1リール17と開口4bとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置51を、ハーフミラー50の上方であって第1リール17に設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4bと第1リール17との間に設ける。さらに、第1リール17に照明装置51の他の光源からの光が当たらないようにするシールド52を第1リール17の周囲を覆うように設ける。そして、照明装置51が点灯しているときには、開口4bを通して第1リール17が視認可能であり、照明装置51が消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第1リール17が視認不可能となるように、ハーフミラー50の透過率を、照明装置51の光度や第1リール17の反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置51の構成及び位置は、第1リール17に設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0038】
図8に示すように、開口4cを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー53aを第2リール18aと開口4cとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置54aを、ハーフミラー53aの上方であって第2リール18aに設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4cと第2リール18aとの間に設ける。さらに、第2リール18aに照明装置54aの他の光源からの光が当たらないようにするシールド55aを第2リール18aの周囲を覆うように設ける。そして、照明装置54aが点灯しているときには、開口4cを通して第2リール18aが視認可能であり、照明装置54aが消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第2リール18aが視認不可能となるように、ハーフミラー53aの透過率を、照明装置54aの光度や第2リール18aの反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置54aの構成及び位置は、第2リール18aに設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0039】
また、図8に示すように、開口4dを遊技盤4の裏側から覆うようにハーフミラー53bを第2リール18bと開口4dとの間に設け、図柄制御装置40によって点灯/消灯を切り替えることができる照明装置54bを、ハーフミラー53bの上方であって第2リール18bに設けられた抽選用図柄を照らすことができるよう、開口4dと第2リール18bの間に設ける。さらに、第2リール18bに照明装置54bの他の光源からの光が当たらないようにするシールド55bを第2リール18bの周囲を覆うように設ける。そして、照明装置54bが点灯しているときには、開口4dを通して第2リール18bが視認可能であり、照明装置54bが消灯しているときには、パチンコ機2の前面側からの外光を反射することによって第2リール18bが視認不可能となるように、ハーフミラー53bの透過率を、照明装置54bの光度や第2リール18bの反射率などを考慮して、適宜の値とする。なお、照明装置54bの構成及び位置は、第2リール18bに設けられた抽選用図柄を照らすことができれば良く、例えば白色LEDなど適宜の構成とし、また、ハーフミラーの上方に限らず適宜の位置として良い。
【0040】
図7及び図8に示すように、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設けた構成のパチンコ機2の作用について、図9に示す第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示及び停止表示する表示態様の例に基づき説明する。通常状態では、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dのぞれぞれを照らすために設けられている照明装置を全て点灯させて、第1リール17及び第2リール18a〜18dを全て視認可能な状態とする。所定条件が達成されたときに、図柄制御装置40は、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いて抽選用図柄を変動表示している最中に、第1リール17及び第2リール18a〜18dのそれぞれを照らす照明装置のうち所定の照明装置を消灯させ、所定の第1リール17または第2リール18a〜18dを視認不可能な状態とする。図9は、第1リール17及び第2リール18a,18c,18dは抽選用図柄を停止表示し、第2リール18bは変動表示中であって照明装置54bが消灯している状態を示している。このとき、第2リール18bは遊技者から視認不可能となっている。そして、照明装置54bが点灯されて第2リール18bが再び視認可能となると同時に抽選用図柄を停止表示する。このようにすることによって、当選に対する遊技者の期待感が高められる。
【0041】
また、第1リール17及び第2リール18a〜18dの遊技者から視認できる部分を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール17及び第2リール18a〜18dを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置を設ける場合に、該照明装置を複数種類の色で点灯することができるものとすることで、第1リール17及び第2リール18a〜18dを用いた変動表示及び停止表示の表示態様をさらに変化に富んだものとすることができる。例えば、所定条件が達成されたときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の色で照明装置が点灯されるようにすることで、当選に対する遊技者の期待感を高めることができる。また、照明装置の点灯する色に応じて視認のし易さが異なる抽選用図柄を第1リール17や第2リール18a〜18dに設けることで、抽選用図柄の変動表示及び停止表示に変化を持たせることができ、興趣に富む遊技機を遊技者に提供できる。さらに、照明装置が所定の色で点灯される条件を、遊技領域4aに設けた通常入賞口13などの所定の入賞口に入賞があったときとなどとしても良い。例えば、始動入賞口12に遊技球が入賞したときから、該入賞に応じて図柄制御装置40が抽選用図柄の変動表示を開始するまでの間に通常入賞口13のいずれかに入賞があったときに、移行抽選が当選である可能性の高さに応じた所定の色で照明装置が点灯されるようにする。このようにすることで、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0042】
図10は記憶媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)60をパチンコ機61にインストールする例を示しており、上記の実施形態を、CPU62とメモリ63とを含むパチンコ機61で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えば移行抽選手段、抽選結果報知手段、第1リール、第2リールをパチンコ機61で実現するためのプログラムを記憶媒体60に記憶する。そして、この記憶媒体60を読み取り装置64に装填して、プログラムをパチンコ機61にインストールする。
【0043】
また、上記プログラムを、記憶媒体を利用してインストールする代わりに、インターネットを利用して、パチンコ機に配信させることができる。また、上記プログラムに、パチンコ機の基本動作を実行させるプログラムを追加することで、パソコンにインストールし、モニタ上でパチンコ遊技を行うことができる。
【0044】
なお、上記実施形態では、遊技領域4aに3個の抽選用図柄を停止表示可能な第1リール17と、遊技領域4aに1個の抽選用図柄を停止表示可能な第2リール18a〜18dが、入賞ライン16a〜16dに抽選用図柄を停止表示可能に配置されていたが、入賞ラインの本数や態様は上記のものに限られず適宜のものとして良く、また、入賞ラインの本数や態様に応じて、第1リール及び第2リールのそのぞれの個数及び態様は適宜のものとして良い。
【0045】
上記実施形態では、遊技領域4aに始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14が設けられていたが、遊技領域4aの構成は上記のものに限られず、例えば他の入賞口を設けるなど、適宜の態様として良い。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールとを設け、移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知するものであって、移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、第1リールを用いて停止表示する図柄と、第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知する抽選結果報知手段を設けたことによって、抽選用図柄の変動表示の態様を多彩とすることによって、当選に対する遊技者の期待感を高め、興趣に富む遊技機を遊技者に提供することができる。
【0047】
また、遊技機の遊技領域の略中央に、水平方向に平行となるように2本の入賞ラインと、該入賞ラインの間にX字状に交差するように2本の入賞ラインとを設け、第1リールは、それぞれの入賞ラインの中央に図柄を停止表示可能に配置され、第2リールは、第1リールの左右両側に2つずつ縦に並べられ、それぞれの入賞ラインの左右両端に図柄を停止表示可能に配置されていることによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様に変化を持たせることが容易となる。
【0048】
また、抽選結果報知手段が、所定条件が達成されることに応じて、第1リール及び第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことによって、当選に対する遊技者の期待感を延長させることができる。
【0049】
また、抽選結果報知手段が、遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、第1リール及び第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことによって、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【0050】
また、第1リール及び第2リールの前面側を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して第1リール及び第2リールを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置とが設けられることによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。
【0051】
また、照明装置は複数種類の色で点灯することができるものとし、抽選結果報知手段が、所定条件が達成されることに応じて照明装置を所定の色で点灯することによって、第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様を変化に富んだものとすることができる。
【0052】
また、抽選結果報知手段が、遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、照明装置を所定の色で点灯することによって、所定の入賞口に遊技球を入賞させられるか否かという興趣を遊技者に与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の前面扉を開放した状態の外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示したパチンコ機内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。
【図4】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図5】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図6】第1リール及び第2リールを用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図7】第1リール及びハーフミラー及び照明装置の関係を示す関係図である。
【図8】第2リール及びハーフミラー及び照明装置の関係を示す関係図である。
【図9】第1リール及び第2リール及びハーフミラー及び照明装置を用いた変動表示及び停止表示の表示態様の例を示す説明図である。
【図10】プログラムが格納された記憶媒体を、パチンコ機にインストールする場合の説明図である。
【符号の説明】
2,61 パチンコ機
4 遊技盤
4a 遊技領域
12 始動入賞口
13 通常入賞口
16a〜16d 入賞ライン
17 第1リール
18a〜18d 第2リール
20 主制御装置
40 図柄制御装置
50,53a, 53b ハーフミラー
51,54a, 54b 照明装置
60 記憶媒体
Claims (9)
- 特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段とが設けられた遊技機において、
図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、
図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールとを設け、
前記抽選結果報知手段は、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知することを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機の遊技領域の略中央に、水平方向に平行となるように2本の入賞ラインと、該入賞ラインの間にX字状に交差するように2本の入賞ラインとを設け、前記第1リールは、それぞれの入賞ラインの中央に図柄を停止表示可能に配置され、前記第2リールは、前記第1リールの左右両側に2つずつ縦に並べられ、それぞれの入賞ラインの左右両端に図柄を停止表示可能に配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
- 前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記第1リール及び前記第2リールを用いて図柄を停止表示することを所定の順序で行うことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
- 前記第1リール及び前記第2リールの前面側を覆うハーフミラーと、該ハーフミラーを通して前記第1リール及び前記第2リールを視認可能な状態と視認不可能な状態とのいずれかに、点灯/消灯によって切り替える照明装置とが設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の遊技機。
- 前記照明装置は複数種類の色で点灯することができるものであり、前記抽選結果報知手段は、所定条件が達成されることに応じて前記照明装置を所定の色で点灯することを特徴とする請求項5記載の遊技機。
- 前記抽選結果報知手段は、前記遊技機の遊技領域に設けられた所定の入賞口への入賞があったときに、前記照明装置を所定の色で点灯することを特徴とする請求項6記載の遊技機。
- 特定入賞口への入賞を契機として、遊技状態を遊技者に有利な状態へ移行させるか否かを決定する移行抽選を行う移行抽選手段と、該移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知する抽選結果報知手段と、図柄を変動表示させるとともに、遊技機に設けられた全ての入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第1リールと、図柄を変動表示させるとともに、一部の入賞ライン上に図柄を停止表示可能な第2リールと、移行抽選の抽選結果に応じて少なくとも1つの入賞ライン上に特定の組み合わせとなる図柄を停止表示して該抽選結果を遊技者に報知するものであって、前記移行抽選手段による移行抽選の抽選結果が当選であったときに、前記第1リールを用いて停止表示する図柄と、前記第2リールを用いて停止表示する図柄とを、少なくとも1つの入賞ライン上において特定の組み合わせとすることによって該抽選結果が当選であることを遊技者に報知する抽選結果報知手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項8記載のプログラムが記憶されるとともに、そのプログラムをコンピュータで読み取ることのできる記憶媒体。
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