JP2007236526A - スロットマシン - Google Patents

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宏範 竹本
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Abstract

【課題】所定時に図柄表示窓15に遊技者自身の顔が写るスロットマシン10を提供する。
【解決手段】回転リール40と、回転リール40の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15と、図柄表示窓15を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するように設けたハーフミラー17と、ハーフミラー17の後方に設けられかつ回転リール40を前方から照明可能なリール照明19と、スロットマシン10を制御するための制御装置20とを備える。制御装置20は、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、またはハーフミラー17が鏡として機能するように、リール照明19を制御可能な照明制御手段130を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、各回転リールの前方にハーフミラーを設けるとともに、ハーフミラーの後方には各回転リールを前方から照らすリール照明を設け、このリール照明を点灯または消灯させることにより、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようにしたり、ハーフミラーが鏡になったりするスロットマシンに関するものである。
回転リールによる演出を効果的に行い、遊技の興趣を高めることを目的として、下記のスロットマシンが提案されている。
表面にハーフミラー加工が施され、裏面に図柄が描かれたリールテープを、円筒状の回転リールの周面に捲装する。回転リールの裏面側からランプを点灯して図柄を表示させ、また投影部がリールの鏡面に映像を投影することで反射映像を演出表示する。また、回転リールの背後に背景映像を表示する映像表示部を設ける。ゲームの進行に応じて、かかる図柄と反射映像を切り換えて表示することで、遊技者の視覚に訴える演出を効果的に行う。
特開2005−124739号公報
上述したように、遊技の興趣を高めることを目的として、回転リールにハーフミラーを用いて演出を行うスロットマシンも提案されているが、例えば大当たりした瞬間の表情を遊技者自身に見せるようなスロットマシンはなかった。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、各回転リールの前方にハーフミラーを設けるとともに、ハーフミラーの後方には各回転リールを前方から照らすリール照明を設け、このリール照明を点灯または消灯させることにより、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようにしたり、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写るようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加えて、特定の役に当選すると、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写るようにするとともに、特定の役の当選から所定時間が経過すると、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようになるようにし、これにより、特定の役に当選したことを単に遊技者に知らせるだけでなく、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行い、さらには、回転リールの回転を停止させるにあたってハーフミラーが障害にならないようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の目的に加えて、特定の役に入賞すると、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写るようにするとともに、特定の役の入賞から所定時間が経過すると、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようになるようにし、これにより、特定の役に入賞したことを単に遊技者に知らせるだけでなく、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行い、さらには、それ以降の遊技を行うにあたってハーフミラーが障害にならないようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、スロットマシン10に係るものであって、前面に開口部を有する箱型の筐体11と、筐体11の前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉12と、筐体11の内部に設けられかつ周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リール40と、前扉12における各回転リール40の前方に相当する位置に設けられかつ各回転リール40の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15と、図柄表示窓15を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するように設けられているハーフミラー17と、ハーフミラー17の後方に設けられかつ各回転リール40を前方から照明可能に形成されているリール照明19と、スロットマシン10を制御するための制御装置20とを備え、制御装置20は、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、またはハーフミラー17が鏡として機能するように、リール照明19を制御可能な照明制御手段130を備えていることを特徴とする。
ここで、「筐体11」は、前面に開口部を有する箱型に形成されるものである。
また、「前扉12」は、筐体11の前面の開口部を開閉可能に塞ぐものである。
また、「回転リール40」は、筐体11の内部に設けられるものである。また、回転リール40としては、例えば、遊技者から見て左側に位置する左リール41、同中央に位置する中リール42、及び同右側に位置する右リール43の3個を設けることができる。また、各回転リール40の周囲には、それぞれ、例えば、21個の図柄を付することができる。
また、「図柄表示窓15」は、前扉12に設けられるものである。また、図柄表示窓15が設けられる位置は、各回転リール40の前方に相当する位置である。また、図柄表示窓15としては、例えば、各回転リール40の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるように形成することができる。つまり、遊技者が図柄表示窓15を介して、例えば、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を見ることができるようにすることができる。
また、「ハーフミラー17」は、入射光の一部を反射し、一部を透過するものである。また、ハーフミラー17は、図柄表示窓15を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するように設けられるものである。また、ハーフミラー17は、図柄表示窓15を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するように設けられればよい。つまり、ハーフミラー17は、遊技者の目と回転リール40との間に設けられればよい。このため、例えば、図柄表示窓15のすぐ内側に、図柄表示窓15に沿うようにして、図柄表示窓15の全面にわたるパネル状のハーフミラー17を設置することができる。また、例えば、図柄表示窓15の裏面全面にわたってシート状のハーフミラー17を貼り付けてもよく、また、図柄表示窓15の表面全面にわたってシート状のハーフミラー17を貼り付けてもよい。また、例えば、図柄表示窓15の裏面全面にわたって金属を蒸着させて金属薄膜を形成し、この金属薄膜をハーフミラー17としてもよい。
また、「リール照明19」は、ハーフミラー17の後方に設けられ、かつ、各回転リール40を前方から照明可能に形成されるものである。また、例えば、1個のリール照明19ですべての回転リール40を照明するようにしてもよい。また、例えば、各回転リール40にそれぞれ対応してリール照明19を設けてもよい。具体的には、例えば、回転リール40として、左リール41、中リール42、および右リール43の3個が設けられる場合にあっては、リール照明19として、左リール41を前方から照明可能な第1リール照明19a、中リール42を前方から照明可能な第2リール照明19b、および右リール43を前方から照明可能な第3リール照明19cの3個を設けることができる。
また、「照明制御手段130」は、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、またはハーフミラー17が鏡として機能するように、リール照明19を制御可能なものである。ここで、リール照明19を比較的明るく点灯させると、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようになる。一方、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させると、ハーフミラー17が鏡として機能するようになる。つまり、照明制御手段130は、リール照明19を比較的明るく点灯させたり、比較的暗く点灯させたり、あるいは消灯させることにより、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにしたり、ハーフミラー17が鏡として機能するようにするものである。
また、例えば、各回転リール40それぞれに対応してリール照明19が設けられる場合にあっては、照明制御手段130は、各リール照明19をそれぞれ個別に制御可能に形成してもよく、また、すべてのリール照明19を同じように制御するように形成してもよい。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、制御装置20は、複数の役のいずれかに当選したかまたはハズレかの抽選を行うための当選抽選手段110と、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となったときに計時を開始するための第1計時手段140とを備え、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第1計時手段140の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御することを特徴とする。
ここで、「当選抽選手段110」は、複数の役のいずれかに当選したかまたはハズレかの抽選を行うためのものである。
また、「第1計時手段140」は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となったときに計時を開始するためのものである。つまり、第1計時手段140は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となってからの時間を計るためのものである。
また、本発明では、「照明制御手段130」は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第1計時手段140の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御する。
具体的には、第1計時手段140は、例えば、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、計時を開始するようにすることができる。また、照明制御手段130は、例えば、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させ、これにより、ハーフミラー17が鏡として機能するようにするとともに、第1計時手段140の計時時間が1秒に達すると、リール照明19を比較的明るく点灯させ、これにより、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにすることができる。つまり、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となってから1秒間は、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させて、ハーフミラー17を鏡として機能させ、それ以外は、リール照明19を比較的明るく点灯させて、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにすることができる。
そうすると、特定の役に当選したことを遊技者に知らせることができる上に、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うことができ、さらには、回転リール40の回転を停止させるにあたってハーフミラー17が障害にならないようにすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明を限定したものであって、制御装置20は、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列に基いて複数の役のいずれかに入賞したかまたは入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120と、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となったときに計時を開始するための第2計時手段150とを備え、照明制御手段130は、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第2計時手段150の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御することを特徴とする。
ここで、「入賞判定手段120」は、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列に基いて、複数の役のいずれかに入賞したかまたは入賞なしかの判定を行うためのものである。
また、「第2計時手段150」は、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となったときに計時を開始するためのものである。
また、本発明では、「照明制御手段130」は、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第2計時手段150の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御する。
具体的には、第2計時手段150は、例えば、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)となると、計時を開始するようにすることができる。また、照明制御手段130は、例えば、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)となると、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させ、これにより、ハーフミラー17が鏡として機能するようにするとともに、第2計時手段150の計時時間が3秒に達すると、リール照明19を比較的明るく点灯させ、これにより、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにすることができる。つまり、照明制御手段130は、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)となってから3秒間は、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させて、ハーフミラー17を鏡として機能させ、それ以外は、リール照明19を比較的明るく点灯させて、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにすることができる。
そうすると、特定の役に入賞したことを遊技者に知らせることができる上に、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うことができ、さらには、それ以降の遊技を行うにあたってハーフミラー17が障害にならないようにすることができる。
さらに、照明制御手段130は、例えば、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となってから1秒間、および入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)となってから3秒間は、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させて、ハーフミラー17を鏡として機能させ、それ以外は、リール照明19を比較的明るく点灯させて、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにすることができる。
そうすると、特定の役に当選したこと、および特定の役に入賞したことを遊技者に知らせることができる上に、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うことができ、さらには、回転リール40の回転を停止させたりそれ以降の遊技を行うにあたってハーフミラー17が障害にならないようにすることができる。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えたり、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写ったりするスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、特定の役に当選すると、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写るとともに、特定の役の当選から所定時間が経過すると、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようになり、これにより、特定の役に当選したことを単に遊技者に知らせるだけでなく、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うことができ、さらには、回転リールの回転を停止させるにあたってハーフミラーが障害にならないスロットマシンを提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、特定の役に入賞すると、ハーフミラーが鏡になってそこに遊技者自身の顔が写るとともに、特定の役の入賞から所定時間が経過すると、各回転リール上の図柄がハーフミラーを透過して見えるようになり、これにより、特定の役に入賞したことを単に遊技者に知らせるだけでなく、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うことができ、さらには、それ以降の遊技を行うにあたってハーフミラーが障害にならないスロットマシンを提供することができる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図8は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3はスロットマシンの側断面図、図4はスロットマシンの要部拡大図、図5ないし図8はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
本実施の形態では、「前面」とは、スロットマシン10において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシン10の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいう。また、「左側」とは、スロットマシン10の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(スロットマシン10)
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備えている。また、筐体11の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット60が備えられている。また、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12が備えられている。また、前扉12の上部には、上パネル13が備えられ、また、前扉12の下部には、下パネル14が備えられている。また、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16が設けられている。また、下パネル14には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール40の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。本実施の形態では、図柄表示窓15は、上パネル13に設けられ、また、上パネル13は、前扉12を構成するものである。つまり、図柄表示窓15は、前扉12に設けられている。また、図柄表示窓15が設けられる位置は、各回転リール40の前方に相当する位置である。また、図柄表示窓15は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。つまり、3個すべての回転リール40の回転が停止した際には、遊技者は、図柄表示窓15を通して、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を見ることができる。
また、図2ないし図4に示すように、本実施の形態では、各回転リール40と図柄表示窓15との間に、ハーフミラー17が設けられている。また、ハーフミラー17は、パネル状に形成されており、図柄表示窓15のすぐ内側に、図柄表示窓15に沿うようにして設けられている。また、ハーフミラー17の上端は、図柄表示窓15の上端よりも上側まで至り、また、ハーフミラー17の下端は、図柄表示窓15の下端よりも下側まで至り、また、ハーフミラー17の右端は、図柄表示窓15の右端よりも右側まで至り、また、ハーフミラー17の左端は、図柄表示窓15の左端よりも左側まで至るようにしてある。つまり、ハーフミラー17は、図柄表示窓15の全面にわたるようにしてある。このようにして、本実施の形態では、ハーフミラー17は、図柄表示窓15を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するようにしてある。遊技者は、図柄表示窓15およびハーフミラー17を通して、各回転リール40の周囲に付されている図柄を視認する。
また、図2ないし図4に示すように、本実施の形態では、各回転リール40の間にそれぞれ仕切板18が設けられている。具体的には、本実施の形態では、仕切板18として、左リール41と中リール42との間に位置する第1仕切板18aと、中リール42と右リール43との間に位置する第2仕切板18bとが設けられている。また、各仕切板18は、前後方向については、図柄表示窓15の裏面からリールユニット60の前面まで至るように形成され、また、上下方向については、図柄表示窓15の上端よりも上側から図柄表示窓15の下端よりも下側まで至るように形成されている。つまり、各仕切板18の前端は、図柄表示窓15の裏面まで至り、また、各仕切板18の後端は、リールユニット60の前面まで至り、また、各仕切板18の上端は、図柄表示窓15の上端よりも上側まで至り、また、各仕切板18の下端は、図柄表示窓15の下端よりも下側まで至るようにしてある。また、本実施の形態では、各仕切板18は、それぞれ前扉12の裏面に固定されている。
また、図2ないし図4に示すように、本実施の形態では、各回転リール40を前方から照明可能に形成されているリール照明19が設けられている。また、各リール照明19は、ハーフミラー17の後方に設けられている。具体的には、本実施の形態では、リール照明19として、左リール41を前方から照明可能に形成されている第1リール照明19aと、中リール42を前方から照明可能に形成されている第2リール照明19bと、右リール43を前方から照明可能に形成されている第3リール照明19cとが設けられている。つまり、第1リール照明19aは、ハーフミラー17の後方に設けられており、左リール41を前方から照明可能に形成されている。また、第2リール照明19bは、ハーフミラー17の後方に設けられており、中リール42を前方から照明可能に形成されている。また、第3リール照明19cは、ハーフミラー17の後方に設けられており、右リール43を前方から照明可能に形成されている。また、上述したように、本実施の形態では、各回転リール40の間にそれぞれ仕切板18が設けられている。このため、第1リール照明19aが発した光は、左リール41には至るものの、中リール42や右リール43には至らないようになっている。同様に、第2リール照明19bが発した光は、中リール42には至るものの、左リール41や右リール43には至らず、また、第3リール照明19cが発した光は、右リール43には至るものの、中リール42や左リール41には至らないようになっている。
また、操作部16の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口36が設けられ、また、操作部16の上面左側には、貯留に係るメダルを投入するためのベットスイッチ32が設けられ、また、操作部16の上面左端付近には、貯留に係るメダルを払い出すための精算スイッチ35が設けられ、また、操作部16の前面左側には、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ33が設けられ、また、操作部16の前面中央には、回転リール40の回転を停止させるための3個のストップスイッチ34が横並びに設けられている。
また、前扉12の上部には、演出に用いられる表示装置66としての演出用ランプが設けられている。また、前扉12上部の左右両側には、効果音などを鳴らすための表示装置66としてのスピーカがそれぞれ設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、また、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。
また、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置には、メダル投入口36に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体11の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、メダルを払い出すためのホッパーユニット65や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(リールユニット60)
リールユニット60は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール40とを備えている。上述したように、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左リール41であり、また、中央に設けられているのが中リール42であり、また、右側に設けられているのが右リール43である。また、各回転リール40は、それぞれ、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されているテープ状のリールテープとを備えている。また、リールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(スタートスイッチ33)
スタートスイッチ33は、回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ33は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されて、3個すべての回転リール40の回転が開始するようになっている。
(ストップスイッチ34)
ストップスイッチ34は、回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ34は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ34は、各回転リール40にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ34は、操作部16の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ34は、左リール41に対応し、また、中央のストップスイッチ34は、中リール42に対応し、また、右側のストップスイッチ34は、右リール43に対応している。また、各ストップスイッチ34は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左リール41用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、左リール41用のストップ信号が出力されて、左リール41の回転が停止し、また、中リール42用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、中リール42用のストップ信号が出力されて、中リール42の回転が停止し、また、右リール43用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、右リール43用のストップ信号が出力されて、右リール43の回転が停止するようになっている。
(ベットスイッチ32)
ベットスイッチ32は、ベット信号を出力するためのものである。また、「ベット信号」とは、メダルの投入に係る信号をいう。また、ベットスイッチ32を操作すると、ベット信号が出力されて、貯留装置に貯留されているメダルが投入される。また、「貯留装置」とは、メダル投入口36から投入されたメダル及び遊技により獲得されたメダルを貯留することにより、遊技者が新たにメダル投入口36からメダルを投入することなく、ベットスイッチ32の操作により、当該貯留に係るメダルの中からあらかじめ定められた数のメダルを順次投入することができることとなる装置で、メダル投入口36から投入されたメダル及び遊技により獲得されたメダルの総数から、ベットスイッチ32の操作により投入されたメダルの総数を減じた数を、電磁的方法により記録することができるものをいう。
本実施の形態では、ベットスイッチ32は、図2に示すように、操作部16の上面左側に設けられている。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ32は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、ベット信号が出力され、貯留装置に貯留されているメダルの総数が3つ減じられて、3枚のメダルが投入されるようになっている。
(精算スイッチ35)
精算スイッチ35は、貯留装置に貯留されているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面左端付近に設けられている。また、精算スイッチ35は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、精算信号が出力されて、ホッパーユニット65の送出機構が駆動し、貯留装置に貯留されているメダルの総数と同数のメダルがメダル払出口37から払い出されるとともに、貯留装置に貯留されているメダルの総数が0になる。
(表示装置66)
本実施の形態では、表示装置66として、演出用ランプとスピーカとが備えられている。
また、演出用ランプは、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉12の上部に設けられている。
また、スピーカは、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、前扉12上部の左右両側にそれぞれ設けられている。
(メダル投入口36)
メダル投入口36は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面右側に設けられている。
(メダル払出口37)
メダル払出口37は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉12の下部中央に設けられている。
(メダル受け皿38)
メダル受け皿38は、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口37の下方に設けられている。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、メダルを払い出すためのものであって、筐体11の内部に設けられている。また、ホッパーユニット65は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口37から払い出されるようになっている。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、メダル投入口36から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、メダル投入口36に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、メダル投入口36から投入されたメダルを検知するためのメダルセンサー31が設けられている。また、メダル通路は、ホッパーユニット65のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、メダル払出口37に連通している。
また、メダルセンサー31は、メダル投入口36から投入されたメダルを検出するためのものであって、図示しないが、フォトセンサーを用いて構成されている。メダル通路を流下するメダルは、フォトセンサーの発光部と受光部との間を通るようになっている。発光部から発せられた光は、常態では、受光部まで到達するようになっているが、メダル通路を流下するメダルがフォトセンサーの発光部と受光部との間を通過するときには、受光部まで届かなくなる。そして、フォトセンサーの受光部に光が届かなくなると、メダル検出信号が出力されて、メダルが1枚投入されたものと判定されるようになっている。
(電源ユニット)
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置20や、リールユニット60や、ホッパーユニット65などに電力を供給するためのものである。また、電源ユニットは、筐体11の内部に備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33及びストップスイッチ34の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置66を制御するためのものである。
ここで、制御装置20を、主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、遊技制御装置21を主制御装置に、演出制御装置22を副制御装置に配置することができる。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に形成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができると共に、演出のみを変更することもできる。
(入力段)
制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)メダルセンサー31
(2)ベットスイッチ32
(3)精算スイッチ35
(4)スタートスイッチ33
(5)ストップスイッチ34
なお、入力段としては、上記(1)ないし(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力段)
制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット60
(2)ホッパーユニット65
(3)表示装置66(演出表示部及びランプ及びスピーカ)
(4)リール照明19
なお、出力段としては、上記(1)ないし(4)のパーツに限定されるものではない。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33及びストップスイッチ34の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)ないし(4)の手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段70
(2)特別遊技制御手段80
(3)当選抽選手段110
(4)入賞判定手段120
なお、通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。
また、遊技制御装置21としては、上記(1)ないし(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ32の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ33を操作すると、リールユニット60が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ34の1個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ34を3個全て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓15の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ34のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ34を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ34を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技(RBゲーム)は、特定導入遊技(BBゲーム)中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、特定当選遊技(JACゲーム)は、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段(BBゲーム制御手段)90
(2)特定遊技制御手段(RBゲーム制御手段)100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームは、予め設定された一定枚数のメダル払い出しの終了により、終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄が図柄表示窓15のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば10進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
上述したように、本実施の形態では、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」当選とがある。更に、特別当選には、特定遊技入賞(RB入賞)の引き当てに係る特定遊技当選(RB当選)と、特定導入遊技入賞(BB入賞)の引き当てに係る特定導入遊技当選(BB当選)とがある。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(入賞判定手段120)
入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に、いずれかの入賞図柄配列が揃うと、当該入賞図柄配列に対応した役に入賞したと判定する。
具体的には、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「7」「7」「7」の図柄配列が揃うと、「特定導入遊技入賞(BB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄配列が揃うと、「特定遊技入賞(RB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「ベル」「ベル」「ベル」の図柄配列が揃うと、「小役入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に「R」「R」「R」の図柄配列が揃うと、「再遊技(Replay)入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの入賞有効ライン上に、いずれの入賞図柄配列も揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(演出制御装置22)
次に、演出制御装置22について詳述する。
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置66、およびリール照明19を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受信して作動するものである。そして、この演出制御装置22は、次の(1)ないし(3)の手段として機能する。
(1)照明制御手段130
(2)第1計時手段140
(3)第2計時手段150
また、演出制御装置22としては、上記(1)ないし(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(照明制御手段130)
照明制御手段130は、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、またはハーフミラー17が鏡として機能するように、リール照明19を制御可能なものである。
ここで、リール照明19を比較的明るく点灯させると、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようになる。一方、リール照明19を比較的暗く点灯させたり、あるいはリール照明19を消灯させると、ハーフミラー17が鏡として機能するようになる。つまり、照明制御手段130は、リール照明19を比較的明るく点灯させたり、比較的暗く点灯させたり、あるいは消灯させることにより、各回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにしたり、ハーフミラー17が鏡として機能するようにするものである。
本実施の形態では、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第1計時手段140の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御する。
また、本実施の形態では、照明制御手段130は、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となると、ハーフミラー17が鏡として機能するように、かつ、第2計時手段150の計時時間が所定の時間に達すると、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるように、リール照明19を制御する。
具体的には、本実施の形態では、照明制御手段130は、常態では、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを比較的明るく点灯させるように形成されている。これにより、本実施の形態では、常態では、遊技者は、図柄表示窓15およびハーフミラー17を通して各回転リール40の周囲に付されている図柄を見ることができるようになっている。
また、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となると、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを消灯させる。これにより、ハーフミラー17が鏡として機能するようにする。更に、後で詳しく説明するが、本実施の形態では、第1計時手段140は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となると、計時を開始する。そして、照明制御手段130は、この第1計時手段140の計時時間が1秒に達すると、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを比較的明るく点灯させる。これにより、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにする。つまり、本実施の形態では、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となってから1秒間は、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを消灯させて、ハーフミラー17を鏡として機能させるように形成されている。このようにして、本実施の形態では、特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)に当選したことを遊技者に知らせるとともに、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うようにしている。
更に、照明制御手段130は、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となると、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを消灯させる。これにより、ハーフミラー17が鏡として機能するようにする。更に、後で詳しく説明するが、本実施の形態では、第2計時手段150は、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となると、計時を開始する。そして、照明制御手段130は、この第2計時手段150の計時時間が3秒に達すると、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを比較的明るく点灯させる。これにより、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにする。つまり、本実施の形態では、照明制御手段130は、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となってから3秒間は、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを消灯させて、ハーフミラー17を鏡として機能させるように形成されている。このようにして、本実施の形態では、特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)を引き当てたことを遊技者に知らせるとともに、その瞬間の歓喜の表情を遊技者自身に見せるという意外性に富んだ演出を行うようにしている。
またここで、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となってから1秒間、および入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となってから3秒間を、「特別演出期間」とすると、照明制御手段130は、特別演出期間以外については、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを比較的明るく点灯させる。そして、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えるようにする。このようにして、本実施の形態では、回転リール40の回転を停止させるにあたってハーフミラー17が障害にならないようにしている。
なお、照明制御手段130は、例えば、第1から第3までの各リール照明19a〜19cをそれぞれ個別に制御可能に形成してもよい。具体的には、例えば、照明制御手段130は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)となると、第1から第3までのすべてのリール照明19a〜19cを消灯させ、また、当選抽選手段110の抽選結果が特定遊技当選(RB当選)となると、第1リール照明19aおよび第3リール照明19cを点灯させたまま、第2リール照明19bのみを消灯させるようにすることができる。そうすると、特定導入遊技当選(BB当選)に当選したときには、ハーフミラー17の全面が鏡として機能するが、特定遊技当選(RB当選)に当選したときには、ハーフミラー17の中央部分(中リール42の前方)のみが鏡として機能するようになる。これにより、当選した役の種別を知らせるようにすることもできる。
また、照明制御手段130は、例えば、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となると、ハーフミラー演出を行うか否かの抽選を行い、この抽選結果がハーフミラー演出を行う旨となると、リール照明19を消灯させるようにすることもできる。この場合、照明制御手段130は、ハーフミラー演出を行うか否かの抽選を行うための演出抽選手段を備える。そうすると、特定導入遊技当選(BB当選)や特定遊技当選(RB当選)に当選したからといって必ずしもハーフミラー演出が行われるとは限らなくなり、演出の単調さが回避できるのである。
(第1計時手段140)
第1計時手段140は、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となったときに計時を開始するためのものである。
本実施の形態では、第1計時手段140は、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となると、計時を開始するように形成されている。
具体的には、本実施の形態では、第1計時手段140は、計時開始時に、RAM上の数値格納領域に所定の数値を記憶させ、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶させた数値を1ずつ減算する。所定の数値は、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数に基づいて決定する。例えば、n秒の計時を行う場合、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数がm回であれば、所定の数値は、n×mとなる。第1計時手段140は、計時開始時に、RAM上の数値格納領域に数値n×mを記憶させ、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶させた数値を1ずつ減算する。そうすると、RAM上の数値格納領域に記憶させた数値は、1/m秒毎に1ずつ減算され、1秒毎にmずつ減算され、n秒で0になる。そして、RAM上の数値格納領域に記憶させた数値が0になった時点で、計時開始よりn秒経過となる。このようにして、第1計時手段140は、n秒の計時を行う。
本実施の形態では、n=1である。つまり、本実施の形態では、第1計時手段140は、1秒の計時を行う。そして、1秒の計時を終えると、第1計時手段140による計時処理は終了する。
(第2計時手段150)
第2計時手段150は、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となったときに計時を開始するためのものである。
本実施の形態では、第2計時手段150は、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となると、計時を開始するように形成されている。
第2計時手段150の構成および動作は、第1計時手段140と同様である。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図5ないし図8に示したフローを用いて説明する。
先ず、図5に示すステップ100において、スタートスイッチ33が操作されることにより、スタートスイッチ33がONとなる。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ34が操作されることにより、ストップスイッチ34がONとなる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われたと判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ106において、入賞判定手段120により、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ107に進む。
ステップ107において、当選図柄に相当するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ105において、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ34の操作が行われていないと判定された場合、ステップ103に戻る。
前記ステップ106において、入賞していないと判定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ101の抽選処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ104の回転リール40の回転停止処理について、図7を用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ34の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ34を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
次に、図8に示すフローに基づいて、照明制御手段130によるリール照明19の制御(ハーフミラー演出処理)について説明する。
ステップ400において、照明制御手段130により、リール照明19の点灯が行われる。そして、ステップ401に進む。
ステップ401において、照明制御手段130により、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となったか否かの判断が行われる。具体的には、当選抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(BB当選)または特定遊技当選(RB当選)となったか否かの判断が行われる。ここで、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選となったと判断されると、ステップ402に進む。一方、当選抽選手段110の抽選結果が特定の役の当選ではないと判断されると、ステップ406に進む。
ステップ402において、照明制御手段130により、リール照明19の消灯が行われる。そして、ステップ403に進む。
ステップ403において、第1計時手段140による計時が開始される。そして、ステップ404に進む。
ステップ404において、照明制御手段130により、第1計時手段140の計時時間が1秒に達したか否かの判断が行われる。ここで、第1計時手段140の計時時間が1秒に達したと判断されると、ステップ405に進む。一方、第1計時手段140の計時時間が1秒に達していないと判断されると、再度ステップ404となる。
ステップ405において、照明制御手段130により、リール照明19の点灯が行われる。そして、ステップ406に進む。
ステップ406において、照明制御手段130により、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となったか否かの判断が行われる。具体的には、入賞判定手段120の判定結果が特定導入遊技入賞(BB入賞)または特定遊技入賞(RB入賞)となったか否かの判断が行われる。ここで、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞となったと判断されると、ステップ407に進む。一方、入賞判定手段120の判定結果が特定の役の入賞ではないと判断されると、ハーフミラー演出処理は終了する。
ステップ407において、照明制御手段130により、リール照明19の消灯が行われる。そして、ステップ408に進む。
ステップ408において、第2計時手段150による計時が開始される。そして、ステップ409に進む。
ステップ409において、照明制御手段130により、第2計時手段150の計時時間が3秒に達したか否かの判断が行われる。ここで、第2計時手段150の計時時間が3秒に達したと判断されると、ステップ410に進む。一方、第2計時手段150の計時時間が3秒に達していないと判断されると、再度ステップ409となる。
ステップ410において、照明制御手段130により、リール照明19の点灯が行われる。そして、ハーフミラー演出処理は終了する。
(他の実施の形態)
上記した第1の実施の形態では、各回転リール40の間にそれぞれ仕切板18を設けるとともに、リール照明19として、左リール41を前方から照明可能な第1リール照明19aと、中リール42を前方から照明可能な第2リール照明19bと、右リール43を前方から照明可能な第3リール照明19cとを設けたが、例えば、図9に示すように、回転リール40の間には仕切板を設けず、かつ、3個すべての回転リール40を前方から照明可能なリール照明19を1個だけ設けてもよい。このようなリール照明19としては、例えば、左リール41の上方に相当する位置から右リール43の上方に相当する位置まで至る横長棒状の蛍光ランプを用いることができる。そして、照明制御手段130は、第1の実施の形態で示したものと同様の条件に基づいて、この1個のリール照明19を比較的明るく点灯させたり、比較的暗く点灯させたり、消灯させるものとする。このようにしても、回転リール40の周囲に付されている図柄がハーフミラー17を透過して見えたり、ハーフミラー17が鏡として機能したりするのである。
本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの外観図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの側断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの図柄表示窓付近を示す要部拡大図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の他の実施の形態に係るスロットマシンの図柄表示窓付近を示す要部拡大図。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 前扉 13 上パネル
14 下パネル 15 図柄表示窓
16 操作部 17 ハーフミラー
18 仕切板 18a 第1仕切板
18b 第2仕切板 19 リール照明
19a 第1リール照明 19b 第2リール照明
19c 第3リール照明 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
31 メダルセンサー 32 ベットスイッチ
33 スタートスイッチ 34 ストップスイッチ
35 精算スイッチ 36 メダル投入口
37 メダル払出口 38 メダル受け皿
40 回転リール 41 左リール
42 中リール 43 右リール
60 リールユニット 65 ホッパーユニット
66 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル 114 判定手段
120 入賞判定手段 130 照明制御手段
140 第1計時手段 150 第2計時手段

Claims (3)

  1. 前面に開口部を有する箱型の筐体と、
    筐体の前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉と、
    筐体の内部に設けられかつ周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    前扉における各回転リールの前方に相当する位置に設けられかつ各回転リールの周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓と、
    図柄表示窓を介して遊技者に見せる図柄の前方に位置するように設けられているハーフミラーと、
    ハーフミラーの後方に設けられかつ各回転リールを前方から照明可能に形成されているリール照明と、
    スロットマシンを制御するための制御装置とを備え、
    制御装置は、各回転リールの周囲に付されている図柄がハーフミラーを透過して見えるように、またはハーフミラーが鏡として機能するように、リール照明を制御可能な照明制御手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 制御装置は、
    複数の役のいずれかに当選したかまたはハズレかの抽選を行うための当選抽選手段と、
    当選抽選手段の抽選結果が特定の役の当選となったときに計時を開始するための第1計時手段とを備え、
    照明制御手段は、当選抽選手段の抽選結果が特定の役の当選となると、ハーフミラーが鏡として機能するように、かつ、第1計時手段の計時時間が所定の時間に達すると、回転リールの周囲に付されている図柄がハーフミラーを透過して見えるように、リール照明を制御することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 制御装置は、
    すべての回転リールの回転が停止した際における図柄の配列に基いて複数の役のいずれかに入賞したかまたは入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    入賞判定手段の判定結果が特定の役の入賞となったときに計時を開始するための第2計時手段とを備え、
    照明制御手段は、入賞判定手段の判定結果が特定の役の入賞となると、ハーフミラーが鏡として機能するように、かつ、第2計時手段の計時時間が所定の時間に達すると、回転リールの周囲に付されている図柄がハーフミラーを透過して見えるように、リール照明を制御することを特徴とする請求項1または2記載のスロットマシン。
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