JP2009261820A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技履歴に基づいて、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの時間を変化させ、遊技の進行速度を調整可能とした遊技機を提供する。
【解決手段】始動時ウエイト時間設定手段150、始動時ウエイト時間計時手段155、始動時ウエイト時間の消化を契機に回転リール45の回転を開始させる回転開始手段160、加速パターン設定手段165、設定された加速パターンに従って各回転リール45の加速制御を行う加速制御手段170、定常回転の判定を行う定常判定手段175、定常後ウエイト時間設定手段180、定常後ウエイト時間計時手段185、定常後ウエイト時間の消化を契機に各回転リール45を停止可能とする停止可能化手段190、始動時ウエイト時間、加速パターンおよび定常後ウエイト時間のうち少なくとも1つを遊技履歴に基づいて決定する総ウエイト時間設定手段200を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関し、さらに詳しくは、スタートスイッチの操作から各ストップスイッチの操作有効・各回転リールの停止可能までの時間が遊技履歴に基づいて変化する遊技機に関する。
下記の特許文献1には、回転リールの回転開始からストップスイッチの操作有効までの時間が抽選結果に基づいて変化する遊技機が開示されている。
また、下記の特許文献2には、回転リールの定常回転からストップスイッチの操作有効までの時間が抽選結果に基づいて変化する遊技機が開示されている。
また、下記の特許文献3には、回転リールの回転開始から定常回転までの間で回転リールの変動状態が抽選結果に基づいて変化する遊技機が開示されている。
また、下記の特許文献4には、スタートスイッチの操作から回転リールの回転開始までの時間が移行後の遊技状態に基づいて変化する遊技機が開示されている。
また、下記の特許文献5には、回転リールの回転開始から定常回転までの加速度が抽選結果に基づいて変化する遊技機が開示されている。
また、下記の特許文献6には、回転リールの回転開始のタイミングが抽選結果に基づいて変化する遊技機が開示されている。
特開2001−190739号公報 特開2002−253731号公報 特開2003−169892号公報 特開2005−103095号公報 特開2007−222394号公報 特許第4034174号公報
しかし、上述した従来の遊技機は、いずれも、抽選結果等に基づいて、回転リールの回転開始からストップスイッチの操作有効までの時間等を変化させることにより、遊技者に対して抽選結果等を告知する演出を行うものであった。
また、遊技履歴に基づいて、スタートスイッチの操作から各ストップスイッチの操作有効・各回転リールの停止可能までの時間を変化させるような遊技機は、従来はなかった。
そこで、本発明は、遊技履歴に基づいて、スタートスイッチの操作から各回転リールの停止可能までの時間を変化させることにより、遊技履歴に応じて、遊技の進行速度・遊技の間隔を調整可能とした遊技機を提供することを目的とする。
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技機に係るものであって、周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リール45と、各回転リール45の回転開始に係るスタートスイッチ33と、各回転リール45の回転停止に係るものでありかつ各回転リール45にそれぞれ対応して設けられているストップスイッチ34と、スタートスイッチ33の操作を契機に複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段110と、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の回転開始までの時間である始動時ウエイト時間を設定するための始動時ウエイト時間設定手段150と、スタートスイッチ33の操作を契機に計時を開始する始動時ウエイト時間計時手段155と、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間に達したことを契機に各回転リール45の回転を開始させるための回転開始手段160と、各回転リール45の回転開始から定常回転に至るまでの加速パターンを設定するための加速パターン設定手段165と、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御を行うための加速制御手段170と、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判定を行うための定常判定手段175と、各回転リール45が定常回転に至ってから停止可能とされるまでの時間である定常後ウエイト時間を設定するための定常後ウエイト時間設定手段180と、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に計時を開始する定常後ウエイト時間計時手段185と、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したことを契機に各ストップスイッチ34の操作を有効にして各回転リール45を停止可能とするための停止可能化手段190と、停止可能化手段190によって各回転リール45が停止可能とされていることを条件に役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34が操作されたときの対応する回転リール45の回転位置とに基づいて各回転リール45の回転停止に係る制御を行うための停止制御手段130と、すべての回転リール45の回転が停止した際における図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段120と、始動時ウエイト時間設定手段150が設定する始動時ウエイト時間、加速パターン設定手段165が設定する加速パターン、および定常後ウエイト時間設定手段180が設定する定常後ウエイト時間のうち、少なくとも1つを、遊技履歴に基づいて決定するための総ウエイト時間設定手段200と、を備えていることを特徴とする。
ここで、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの時間を「総ウエイト時間」とすると、本発明は、遊技履歴に基づいて、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」のうちの少なくとも1つを変化させることにより、「総ウエイト時間」を変化させ、ひいては「遊技の進行速度」「遊技の間隔」を調整可能としたものである。
また、本発明は、スロットマシン10やパロットなどの遊技機に係るものである。
また、「回転リール45」は、周囲に複数個の図柄が付されているものであり、複数個(例えば3個)備えられるものである。
また、「スタートスイッチ33」は、各回転リール45の回転開始に係るスイッチである。
また、「ストップスイッチ34」は、各回転リール45の回転停止に係るスイッチであり、各回転リール45にそれぞれ対応して設けられるものである。
また、「役抽選手段110」は、スタートスイッチ33の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うためのものである。
また、「始動時ウエイト時間」とは、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の回転開始までの時間をいう。
また、「始動時ウエイト時間設定手段150」は、始動時ウエイト時間を設定するためのものである。
また、始動時ウエイト時間としては、例えば、「0秒」「0.5秒」「1.0秒」あるいは「1.5秒」など、種々の時間を採用できる。
また、「始動時ウエイト時間計時手段155」は、スタートスイッチ33の操作を契機に、計時を開始するタイマーである。
例えば、始動時ウエイト時間として、「1.0秒」が設定されているとする。この場合、始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に計時を開始し、計時時間が1.0秒に達したところで計時を終了するようにしてもよく、その後の所定の契機で計時を終了するようにしてもよい。
また、「回転開始手段160」は、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間に達したことを契機に、各回転リール45の回転を開始させるためのものである。
例えば、始動時ウエイト時間として、「1.0秒」が設定されているとする。この場合、回転開始手段160は、始動時ウエイト時間計時手段155の計時時間が「1.0秒」に達すると、これを契機に、各回転リール45の回転を開始させる。
また、「加速パターン」とは、回転開始から定常回転に至るまでの、各回転リール45の加速のパターンをいう。
また、「加速パターン設定手段165」は、各回転リール45の回転開始から定常回転に至るまでの加速パターンを設定するためのものである。
例えば、各回転リール45は、ステッピングモータで回転するものとする。つまり、各回転リール45の回転軸に、それぞれ、ステッピングモータの出力軸が固定され、ステッピングモータが駆動すると、対応する回転リール45が回転軸を中心に回転するものとする。この場合、ステッピングモータへ送るパルス信号のパターンによって、ステッピングモータの駆動・加速・減速のパターンが決まり、ひいては回転リール45の回転・加速・減速のパターンが決まる。このため、加速パターン設定手段165は、ステッピングモータへ送るパルス信号のパターンを設定することにより、ステッピングモータの駆動・加速パターンを設定し、ひいては各回転リール45の回転開始から定常回転に至るまでの回転・加速パターンを設定するものとすることができる。
また、パルス信号のパターンとしては、例えば、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御するものや、回転開始から定常回転に至るまでに「1.5秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御するものや、あるいは回転開始から定常回転に至るまでに「2.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御するものなど、種々のパターンを採用できる。
また、「加速制御手段170」は、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って、定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御を行うためのものである。
例えば、加速パターンとして、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されているとする。この場合、加速制御手段170は、設定されたパルス信号のパターンに従って、ステッピングモータへパルス信号を送ることにより、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータを駆動・加速させ、ひいては回転リール45を回転・加速させる。
また、「定常判定手段175」は、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判定を行うためのものである。
例えば、各回転リール45の所定位置に、それぞれ、インデックスを設ける。また、各インデックスは、それぞれ、各回転リール45の回転に伴って移動するものとする。また、各インデックスの通過を検出するための通過検出センサーをそれぞれ設ける。また、各通過検出センサーは、対応するインデックスの通過を検出すると、通過検出信号を出力するものとする。この場合、定常判定手段175は、各通過検出センサーが出力する通過検出信号の間隔に基づいて、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判定を行うようにすることができる。
また、例えば、加速パターンとして、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されているとする。この場合、各回転リール45は、回転開始から「1.0秒」が経過すると、定常回転に至ると期待できる。このため、定常判定手段175は、各回転リール45の回転開始から「1.0秒」が経過すると、これを契機に、期待通りに定常回転に至っていると推定して、各回転リール45が定常回転に至ったとの判定を行うようにすることもできる。
また、「定常後ウエイト時間」とは、各回転リール45が定常回転に至ってから停止可能とされるまでの時間をいう。
また、「定常後ウエイト時間設定手段180」は、定常後ウエイト時間を設定するためのものである。
また、定常後ウエイト時間としては、例えば、「0秒」「0.5秒」「1.0秒」あるいは「1.5秒」など、種々の時間を採用できる。
また、「定常後ウエイト時間計時手段185」は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に、計時を開始するタイマーである。
例えば、定常後ウエイト時間として、「1.0秒」が設定されているとする。この場合、定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に計時を開始し、計時時間が1.0秒に達したところで計時を終了するようにしてもよく、その後の所定の契機で計時を終了するようにしてもよい。
また、「停止可能化手段190」は、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したことを契機に、各ストップスイッチ34の操作を有効にして各回転リール45を停止可能とするためのものである。
例えば、定常後ウエイト時間として、「1.0秒」が設定されているとする。この場合、停止可能化手段190は、定常後ウエイト時間計時手段185の計時時間が「1.0秒」に達すると、これを契機に、各ストップスイッチ34の操作を有効にして、各回転リール45を停止可能とする。
また、「停止制御手段130」は、停止可能化手段190によって各回転リール45が停止可能とされていることを条件に、役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34が操作されたときの対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、各回転リール45の回転停止に係る制御を行うためのものである。
また、「入賞判定手段120」は、すべての回転リール45の回転が停止した際における図柄の配列に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
また、「総ウエイト時間設定手段200」は、始動時ウエイト時間設定手段150が設定する始動時ウエイト時間、加速パターン設定手段165が設定する加速パターン、および定常後ウエイト時間設定手段180が設定する定常後ウエイト時間のうち、少なくとも1つを、遊技履歴に基づいて決定するためのものである。
総ウエイト時間設定手段200が始動時ウエイト時間を決定すると、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が加速パターンを決定すると、この決定に従って、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。
つまり、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴に基づいて、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」のうちの少なくとも1つを決定するものであり、この決定に従って「始動時ウエイト時間」や「加速パターン」や「定常後ウエイト時間」を変化させることにより、「総ウエイト時間」を変化させ、ひいては「遊技の進行速度」あるいは「遊技の間隔」を調整するものである。
また、総ウエイト時間設定手段200は、始動時ウエイト時間、加速パターン、および定常後ウエイト時間のうち、「少なくとも1つ」を、遊技履歴に基づいて決定するものである。従って、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴に基づいて、始動時ウエイト時間のみを決定するようにしてもよく、また、加速パターンのみを決定するようにしてもよく、また、定常後ウエイト時間のみを決定するようにしてもよく、また、始動時ウエイト時間および加速パターンの2つを決定するようにしてもよく、また、始動時ウエイト時間および定常後ウエイト時間の2つを決定するようにしてもよく、また、加速パターンおよび定常後ウエイト時間の2つを決定するようにしてもよく、また、始動時ウエイト時間、加速パターンおよび定常後ウエイト時間の3つすべてを決定するようにしてもよい。
また、「遊技履歴」としては、例えば、「差枚数」「BB当選回数」「小役当選回数」「遊技時間」あるいは「遊技回数」など、種々の情報を採用できる。
また、「差枚数」とは、払い出された遊技媒体(例えば「メダル」)の数から投入した遊技媒体の数を差し引いて求められる数を意味し、また、「BB当選回数」とは、役抽選手段110の抽選結果がBB当選となった回数を意味し、また、「小役当選回数」とは、役抽選手段110の抽選結果が小役当選となった回数を意味するものである。
より具体的には、例えば、始動時ウエイト時間としては、常時、「0秒」が設定されるものとし、また、加速パターンとしては、常時、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されるものとする。そして、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」以下のときには、定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定し、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定し、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、定常後ウエイト時間を「0秒」と決定するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。そうすると、差枚数が「−1000枚」以下のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、総ウエイト時間が「1.0秒」となる。このため、差枚数が大きくなればなるほど、総ウエイト時間が短くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の獲得数の増加に伴って遊技の進行速度が速くなるので、従来の遊技機にはなかった遊技性を体感できる。一方、差枚数が小さくなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の喪失数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、冷静になる機会が与えられることとなる。
また、上述した場合と同じように、始動時ウエイト時間としては、常時、「0秒」が設定されるものとし、また、加速パターンとしては、常時、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されるものとする。そして、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」以下のときには、定常後ウエイト時間を「0秒」と決定し、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」よりも多く「20回」未満のときには、定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定し、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「20回」以上のときには、定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。そうすると、BB当選回数が「10回」以下のときには、総ウエイト時間が「1.0秒」となり、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」よりも多く「20回」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「20回」以上のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となる。このため、BB当選回数が多くなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技店からすれば、BB当選回数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、損失の拡大を抑制することができる。一方、BB当選回数が少ないと、総ウエイト時間が短くなり、これにより、単位時間あたりの遊技回数を増加させることができ、ひいては単位時間あたりの役抽選手段110の抽選回数を増やすことができるので、早期にBB当選を引き当てたい遊技者の要求に応えることができる。
また、「総ウエイト時間」を一定に保ちつつ、「始動時ウエイト時間」と「加速パターン」と「定常後ウエイト時間」との組み合わせを変化させることにより、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の動作パターンを変化させることも可能である。
例えば、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「始動時ウエイト時間」を「0.5秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「A1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0.5秒」とする「A2セット」と、「始動時ウエイト時間」を「1.0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「B1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「1.0秒」とする「B2セット」と、「始動時ウエイト時間」を「1.0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「C1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「1.0秒」とする「C2セット」とを設ける。
また、「A1セット」および「A2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「1.5秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「A1セット」および「A2セット」を含むグループを、「Aグループ」とする。
また、「B1セット」および「B2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「2.0秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「B1セット」および「B2セット」を含むグループを、「Bグループ」とする。
また、「C1セット」および「C2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「3.0秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「C1セット」および「C2セット」を含むグループを、「Cグループ」とする。
また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」以下のときには、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを「Cグループ」から選択し、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを「Bグループ」から選択し、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを「Aグループ」から選択するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
さらに、A〜Cの各グループの中から1つのセットを選択するに際し、役抽選手段110の抽選結果が「BB当選」のときには、「A1セット」「B1セット」「C1セット」を選択し、それ以外のときには、「A2セット」「B2セット」「C2セット」を選択するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
つまり、「総ウエイト時間」が同一であるものの「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせが異なる「セット」を複数種類設け、このような「セット」の集合を「グループ」とする。さらに、「総ウエイト時間」が異なる「グループ」を複数種類設ける。そして、「遊技履歴」に基づいて、いずれか1の「グループ」を選択するとともに、この選択した「グループ」の中から、「役抽選手段110の抽選結果」に基づいて、いずれか1の「セット」を選択するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
そうすると、差枚数が「−1000枚」以下のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、総ウエイト時間が「1.5秒」となる。しかも、役抽選手段110の抽選結果がBB当選か否かによって、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせが異なる。
このため、差枚数が大きくなればなるほど、総ウエイト時間が短くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の獲得数の増加に伴って遊技の進行速度が速くなるので、従来の遊技機にはなかった遊技性を体感できる上に、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の挙動の違いによって、役抽選手段110の抽選結果を予測できる。一方、差枚数が小さくなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の喪失数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、冷静になる機会が与えられることとなる上に、この場合も同じく、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の挙動の違いによって、役抽選手段110の抽選結果を予測できる。
また、例えば、始動時ウエイト時間としては、「デフォルト」で「0秒」が設定されるものとし、また、加速パターンとしては、「デフォルト」で「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」が設定されるものとし、また、定常後ウエイト時間としては、「デフォルト」で「0秒」が設定されるものとする。
そして、遊技履歴に基づいて、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」のうちの少なくとも1つをデフォルト設定から変更するように、総ウエイト時間設定手段200を形成してもよい。
具体的には、例えば、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」以下のときには、(X1)始動ウエイト時間および加速パターンをデフォルト設定のまま、定常後ウエイト時間を「2.0秒」に変更するか、(X2)始動ウエイト時間および定常後ウエイト時間をデフォルト設定のまま、加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『3.0秒』を要する加速パターン」に変更するか、(X3)加速パターンおよび定常後ウエイト時間をデフォルト設定のまま、始動ウエイト時間を「2.0秒」に変更するか、あるいは(X4)加速パターンをデフォルト設定のまま、始動ウエイト時間および定常後ウエイト時間をそれぞれ「1.0秒」に変更するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
また、(X1)から(X4)のいずれを選択するかについては、例えば、役抽選手段110の抽選結果に従うようにしてもよく、また、役抽選手段110とは別の抽選手段(例えば、動作パターンを決定するための動作パターン抽選手段)を設け、この抽選手段の抽選結果に従うようにしてもよい。
また、例えば、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、(Y1)始動ウエイト時間および加速パターンをデフォルト設定のまま、定常後ウエイト時間を「1.0秒」に変更するか、(Y2)始動ウエイト時間および定常後ウエイト時間をデフォルト設定のまま、加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要する加速パターン」に変更するか、(Y3)加速パターンおよび定常後ウエイト時間をデフォルト設定のまま、始動ウエイト時間を「1.0秒」に変更するか、あるいは(Y4)加速パターンをデフォルト設定のまま、始動ウエイト時間および定常後ウエイト時間をそれぞれ「0.5秒」に変更するように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
また、(Y1)から(Y4)のいずれを選択するかについては、上述した、(X1)から(X4)のいずれを選択するかについてと同様である。
また、例えば、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、始動ウエイト時間、加速パターンおよび定常後ウエイト時間の3つすべてをデフォルト設定のままとするように、総ウエイト時間設定手段200を形成する。
このようにしても、差枚数が「−1000枚」以下のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、総ウエイト時間が「1.0秒」となる。このため、差枚数が大きくなればなるほど、総ウエイト時間が短くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の獲得数の増加に伴って遊技の進行速度が速くなるので、従来の遊技機にはなかった遊技性を体感できる。一方、差枚数が小さくなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の喪失数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、冷静になる機会が与えられることとなる。
なお、「デフォルト」とは、「初期設定値」あるいは「標準値」などを意味する。
本発明によれば、遊技履歴に基づいて、スタートスイッチの操作から各回転リールの停止可能までの時間を変化させることができ、ひいては、遊技履歴に応じて、遊技の進行速度・遊技の間隔を調整可能な遊技機を提供できる。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図6は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3は、始動時ウエイト時間、加速パターンおよび定常後ウエイト時間の組み合わせパターンを示すテーブル、図4ないし図6はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシン10は、メダルを遊技媒体として遊技を行うものであって、図2に示すように、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備えている。また、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに設けたリールユニット40が備えられている。また、3個の回転リール45のうち、左側に設けられているのが左リール46であり、また、中央に設けられているのが中リール47であり、また、右側に設けられているのが右リール48である。また、各回転リール45の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12が備えられている。また、前扉12の上部には、上パネル13が備えられ、また、前扉12の下部には、下パネル14が備えられている。また、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16が設けられている。また、下パネル14には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。また、図柄表示窓15が設けられる位置は、各回転リール45の前方に相当する位置である。また、図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際に、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。つまり、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、遊技者は、図柄表示窓15を通して、縦3列、横3行に配置した合計9個の図柄を見ることができる。また、上パネル13における、図柄表示窓15の下側には、クレジットされているメダルの枚数を表示するためのクレジット数表示器56が設けられている。
また、操作部16の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口36が設けられ、また、操作部16の上面左側には、クレジットされているメダルをベットするためのベットスイッチ32が設けられ、また、操作部16の上面左端付近には、クレジットされているメダルを返却するための精算スイッチ35が設けられ、また、操作部16の前面左側には、回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33が設けられ、また、操作部16の前面中央には、回転リール45の回転を停止させるための3個のストップスイッチ34が横並びに設けられている。
また、前扉12の上部には、演出に用いられる表示装置55としての演出用ランプが設けられている。また、前扉12上部の左右両側には、効果音などを鳴らすための表示装置55としてのスピーカがそれぞれ設けられている。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、また、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。
また、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置には、メダル投入口36に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体11の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、メダルを払い出すためのホッパーユニット50や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(リールユニット40)
リールユニット40は、フレームと、このフレームに横並びに固定した3個のステッピングモータと、各ステッピングモータの出力軸に固定した3個の回転リール45とを備えている。上述したように、3個の回転リール45のうち、左側に設けられているのが左リール46であり、また、中央に設けられているのが中リール47であり、また、右側に設けられているのが右リール48である。そして、ステッピングモータについても、左リール46用のものと、中リール47用のものと、右リール48用のものとが、それぞれ別個に設けられている。
また、フレームは、リールユニット40の骨格となるものであって、3個のステッピングモータを支持するためのものである。
また、各ステッピングモータの出力軸には、それぞれ、対応する回転リール45の回転軸が固定されている。また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって駆動・加速・減速のパターンが決まるものである。そして、ステッピングモータが駆動すると、対応する回転リール45が回転軸を中心に回転する。
また、各回転リール45の所定位置には、それぞれ、インデックスが設けられている。つまり、左リール46にも中リール47にも右リール48にも、それぞれ、インデックスが設けられている。また、インデックスは、各回転リール45の回転に伴って移動する。
また、フレームの所定位置には、各インデックスの通過をそれぞれ検出するための3個の通過検出センサーが設けられている。つまり、フレームの所定位置には、左リール46に設けられたインデックスの通過を検出するための通過検出センサーと、中リール47に設けられたインデックスの通過を検出するための通過検出センサーと、右リール48に設けられたインデックスの通過を検出するための通過検出センサーとが、別個に設けられている。また、各通過検出センサーは、対応するインデックスの通過を検出すると、通過検出信号を出力する。そして、この通過検出信号によって、各回転リール45が定常回転に至ったかなどを判定できる。
また、各回転リール45は、それぞれ、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されているテープ状のリールテープとを備えている。また、リールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(スタートスイッチ33)
スタートスイッチ33は、回転リール45の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ33は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されて、3個すべての回転リール45の回転が開始するようになっている。
(ストップスイッチ34)
ストップスイッチ34は、回転リール45の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部16の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ34は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ34は、各回転リール45にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ34は、操作部16の前面中央に横並びに設けられている。また、左側のストップスイッチ34は、左リール46に対応し、また、中央のストップスイッチ34は、中リール47に対応し、また、右側のストップスイッチ34は、右リール48に対応している。また、各ストップスイッチ34は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左リール46用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、左リール46用のストップ信号が出力されて、左リール46の回転が停止し、また、中リール47用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、中リール47用のストップ信号が出力されて、中リール47の回転が停止し、また、右リール48用のストップスイッチ34が備えるボタンを押すと、右リール48用のストップ信号が出力されて、右リール48の回転が停止するようになっている。
(ベットスイッチ32)
ベットスイッチ32は、クレジットされている遊技媒体としてのメダルをベットするためのものである。
図2に示すように、本実施の形態では、ベットスイッチ32は、操作部16の上面左側に設けられている。また、ベットスイッチ32としては、シングルベットスイッチ32aと、マックスベットスイッチ32bとが備えられている。また、図2に示すように、シングルベットスイッチ32aおよびマックスベットスイッチ32bは、操作部16の上面左側に横並びに設けられている。右側に位置するのがシングルベットスイッチ32aであり、左側に位置するのがマックスベットスイッチ32bである。
また、シングルベットスイッチ32aは、1回の操作で最小ベット数の遊技媒体をベット可能なスイッチである。本実施の形態では、シングルベットスイッチ32aは、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを1回押すと、クレジットされているメダルが1枚ベットされるようになっている。
また、マックスベットスイッチ32bは、1回の操作で最大ベット数の遊技媒体をベット可能なスイッチである。本実施の形態では、マックスベットスイッチ32bは、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを1回押すと、通常は、クレジットされているメダルが3枚ベットされるようになっている。
(精算スイッチ35)
精算スイッチ35は、クレジットされているメダルを返却するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面左端付近に設けられている。また、精算スイッチ35は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、ホッパーユニット50の送出機構が駆動し、クレジットされているメダルと同数のメダルがメダル払出口37から払い出されるとともに、クレジットされているメダルが0になる。すなわち、クレジットカウンタ151の数値が0になる。
(メダル投入口36)
メダル投入口36は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部16の上面右側に設けられている。
(メダル払出口37)
メダル払出口37は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉12の下部中央に設けられている。
(メダル受け皿38)
メダル受け皿38は、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口37の下方に設けられている。
(ホッパーユニット50)
ホッパーユニット50は、メダルを払い出すためのものであって、筐体11の内部に設けられている。また、ホッパーユニット50は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口37から払い出されるようになっている。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、メダル投入口36から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉12の裏面における、メダル投入口36の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、メダル投入口36に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、メダル投入口36から投入されたメダルを検知するためのメダル検出センサー31が設けられている。また、メダル通路は、ホッパーユニット50のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、メダル払出口37に連通している。
また、メダル検出センサー31は、メダル投入口36から投入されたメダルを検出するためのものであって、図示しないが、フォトセンサーを用いて構成されている。メダル通路を流下するメダルは、フォトセンサーの発光部と受光部との間を通るようになっている。発光部から発せられた光は、常態では、受光部まで到達するようになっているが、メダル通路を流下するメダルがフォトセンサーの発光部と受光部との間を通過するときには、受光部まで届かなくなる。そして、フォトセンサーの受光部に光が届かなくなると、メダル検出信号が出力されて、メダルが1枚投入されたものと判定されるようになっている。
(表示装置55)
本実施の形態では、表示装置55として、演出用ランプとスピーカとが備えられている。
また、演出用ランプは、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉12の上部に設けられている。
また、スピーカは、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、前扉12上部の左右両側にそれぞれ設けられている。
(クレジット数表示器56)
クレジット数表示器56は、クレジットされているメダルの枚数を表示するためのものであって、図2に示すように、上パネル13における、図柄表示窓15の下側に設けられている。また、クレジット数表示器56は、7セグメントLEDを用いて構成されている。
(電源ユニット)
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置20や、リールユニット40や、ホッパーユニット50などに電力を供給するためのものである。また、電源ユニットは、筐体11の内部に備えられている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
また、本実施の形態では、制御装置20を、主制御装置(メイン基板)と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置(サブ基板)とから構成し、主制御装置を遊技制御装置21として機能させるとともに、副制御装置を演出制御装置22として機能させるようにしている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置を別個に構成することにより、演出制御に当てられるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することもできるようにしている。
(入力段)
制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)メダル検出センサー31
(2)シングルベットスイッチ32a(32)
(3)マックスベットスイッチ32b(32)
(4)スタートスイッチ33
(5)ストップスイッチ34
(6)精算スイッチ35
なお、入力段としては、上記(1)ないし(6)のパーツに限定されるものではない。
(出力段)
制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット40
(2)ホッパーユニット50
(3)クレジット数表示器56
(4)表示装置55(演出表示部、ランプ及びスピーカ)
なお、出力段としては、上記(1)ないし(4)のパーツに限定されるものではない。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、演出用ランプやスピーカ等の表示装置55、およびリール照明19を制御するためのものである。また、演出制御装置22は、遊技制御装置21からの信号を受信して作動するものである。
(遊技制御装置21)
次に、遊技制御装置21について詳述する。
遊技制御装置21は、スタートスイッチ33及びストップスイッチ34の操作により、回転リール45の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、図1に示すように、次の(1)ないし(16)の手段として機能する。
(1)遊技制御手段60
(2)役抽選手段110
(3)入賞判定手段120
(4)停止制御手段130
(5)払出制御手段140
(6)始動時ウエイト時間設定手段150
(7)始動時ウエイト時間計時手段155
(8)回転開始手段160
(9)加速パターン設定手段165
(10)加速制御手段170
(11)定常判定手段175
(12)定常後ウエイト時間設定手段180
(13)定常後ウエイト時間計時手段185
(14)停止可能化手段190
(15)遊技履歴記憶手段195
(16)総ウエイト時間設定手段200
なお、遊技制御装置21としては、上記(1)ないし(16)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(遊技制御手段60)
遊技制御手段60は、通常遊技制御手段70と、特別遊技制御手段80とを備え、また、特別遊技制御手段80は、特定導入遊技制御手段90と、特定遊技制御手段100とを備えている。また、通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるために通常遊技に関する制御を行うものであり、また、特別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊技に関する制御を行うものである。また、特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものであり、また、特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。以下さらに、通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80、特定導入遊技制御手段90、および特定遊技制御手段100について説明する。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
メダルをベットすると、メダルのベット枚数に応じた本数の入賞ラインが有効になる。具体的には、1回の遊技につきベット可能なメダルの枚数は、最小で1枚、最大で3枚とされている。また、メダルのベットには、メダル投入口36からメダルを投入することによるベットと、ベットスイッチ32(シングルベットスイッチ32aまたはマックスベットスイッチ32b)を操作することによるクレジットされているメダルのベットとがある。また、「再遊技(Replay)」のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルを獲得できるとともに、この獲得したメダルが自動的にベットされるようになっている。そして、メダルのベット枚数が1枚のときには、1本の入賞ラインが有効になり、また、メダルのベット枚数が2枚のときには、3本の入賞ラインが有効になり、また、メダルのベット枚数が3枚のときには、5本の入賞ラインが有効になる。また、メダルのベットを条件に、スタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選したかまたはハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、スタートスイッチ33を操作すると、3個すべての回転リール45の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、いずれかの有効な入賞ライン上に、当選した役に対応する図柄が揃うと、当該役に入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルを獲得できる。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジットされているメダルの枚数が所定の上限値に達しているときには、メダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、あるいはメダルの獲得とともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とがある。そして、役抽選の結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、リールユニット40の回転リール45の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、有効な入賞ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール45の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄を有効な入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール45の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ34のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ34を操作した後、190ms以内に回転リール45が停止するように設定されているため、ストップスイッチ34を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール45の円周上の引き込み可能図柄、例えば停止図柄から連続する4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール45は有効な入賞ライン上にその当選図柄を引き込んで停止する。一方、かかる4個の引き込み可能図柄の中に、対応する当選図柄が含まれていないような場合には、有効な入賞ライン上にその当選図柄を引き込んで停止することができない。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、役抽選手段110の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム/BBゲーム)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム/RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技(RBゲーム)は、特定導入遊技(BBゲーム)中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、特定当選遊技(JACゲーム)は、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段(BBゲーム制御手段)90
(2)特定遊技制御手段(RBゲーム制御手段)100
(特定導入遊技制御手段90)
特定導入遊技制御手段90は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、役抽選手段110の抽選結果が特定導入遊技当選(ビッグボーナス当選/BB当選)となり、このときビッグボーナス(BB)に対応する図柄(例えば「7」)が有効な入賞ライン上に3個揃うと、特定導入遊技入賞(ビッグボーナス入賞/BB入賞)となり、ホッパーユニット50を介して所定枚数(例えば「15枚」)のメダルが払い出され、その後に、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に、最小で1枚、最大で3枚のメダルのベットによって開始され、3つの回転リール45の回転を各々停止させた際に、有効な入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が有効な入賞ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームは、予め設定された一定枚数のメダル払い出しの終了により、終了するものである。
(特定遊技制御手段100)
特定遊技制御手段100は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、役抽選手段110の抽選結果が特定遊技当選(レギュラーボーナス当選/RB当選)となり、このときレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄(例えば「BAR」)が有効な入賞ライン上に3個揃うと、特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)となり、ホッパーユニット50を介して所定枚数(例えば「15枚」)のメダルが払い出され、その後に、RBゲームが開始される。
RBゲームに移行すると、メダルが1枚ベットとなり、回転リール45の所定の図柄が図柄表示窓15のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(役抽選手段110)
役抽選手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うためのものである。
また、役抽選手段110による抽選の結果、所定の役に当選である場合に、当選フラグが成立する。そして、この当選フラグ成立中に、回転リール45の停止図柄の組み合わせが、当選した役に対応する図柄と一致すると、その役に入賞となり、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与される。
役抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段111
(2)乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル113
(4)判定手段114
なお、役抽選手段110としては、上記(1)ないし(4)に限定されるものではない。
(乱数発生手段111)
乱数発生手段111は、当選抽選用の乱数を所定の範囲内(例えば10進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段112)
乱数抽出手段112は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル113)
当選判定テーブル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
上述したように、本実施の形態では、当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」当選とがある。
更に、特別当選には、特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)に係る特定遊技当選(レギュラーボーナス当選/RB当選)と、特定導入遊技入賞(ビッグボーナス入賞/BB入賞)に係る特定導入遊技当選(ビッグボーナス当選/BB当選)とがある。
(判定手段114)
判定手段114は、乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(入賞判定手段120)
入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際における図柄の配列に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、入賞判定手段120は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に、当選した役に対応する図柄が揃うと、当該役に入賞したと判定し、一方、いずれの有効な入賞ライン上にも、当選した役に対応する図柄が揃わないと、入賞なしと判定する。
具体的には、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「7」「7」「7」の図柄が揃うと、「特定導入遊技入賞(ビッグボーナス入賞/BB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、例えば、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄が揃うと、「特定遊技入賞(レギュラーボーナス入賞/RB入賞)」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「ベル」「ベル」「ベル」の図柄が揃うと、「小役入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン上に「R」「R」「R」の図柄が揃うと、「再遊技(Replay)入賞」と判定する。
また、入賞判定手段120は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、いずれの有効な入賞ライン上にも、当選した役に対応する図柄が揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(停止制御手段130)
停止制御手段130は、後述する停止可能化手段190によって各回転リール45が停止可能とされていることを条件に、役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34が操作されたときの対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、各回転リール45の回転停止に係る制御を行うためのものである。
本実施の形態では、停止制御手段130は、インデックスの通過の検出を契機に通過検出センサーから出力される通過検出信号と、ステッピングモータへ送られたパルス信号のパルス数とに基づいて、各回転リール45上の図柄の現在位置を認識しつつ、役抽選手段110の抽選結果と各ストップスイッチ34の操作タイミングとに基づいて、各回転リール45の停止を制御するためのものである。
役抽選手段110の抽選結果がハズレの場合には、停止制御手段130は、3個すべての回転リール45の回転を停止させるにあたり、いずれの有効な入賞ライン上にも、いずれの当選に対応する図柄も揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
一方、役抽選手段110の抽選結果がいずれかの役に当選の場合には、停止制御手段130は、3個すべての回転リール45の回転を停止させるにあたり、当選した役に対応する図柄が、いずれかの有効な入賞ライン上に極力揃うよに、かつ、当選した役以外の役に対応する図柄については、いずれの有効な入賞ライン上にも揃わないように、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を行う。
(払出制御手段140)
払出制御手段140は、入賞判定手段120からのメダル払い出し信号や、精算スイッチ17の操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を作動させるためのものである。
(始動時ウエイト時間設定手段150)
始動時ウエイト時間とは、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の回転開始までの時間をいう。
また、始動時ウエイト時間設定手段150は、始動時ウエイト時間を設定するためのものである。
本実施の形態では、始動時ウエイト時間設定手段150は、始動時ウエイト時間として、「0秒」「0.5秒」または「1.0秒」のいずれかを設定する。また、いずれを設定するかは、後述する総ウエイト時間設定手段200により決定される。
(始動時ウエイト時間計時手段155)
始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に、計時を開始するタイマーである。
本実施の形態では、始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に、計時を開始し、計時時間が始動時ウエイト時間設定手段150に設定されている時間に達したところで、計時を終了する。
具体的には、始動時ウエイト時間として「1.0秒」が設定されている場合には、始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に計時を開始し、計時時間が1.0秒に達したところで計時を終了する。
また、始動時ウエイト時間として「0.5秒」が設定されている場合には、始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に計時を開始し、計時時間が0.5秒に達したところで計時を終了する。
また、始動時ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、始動時ウエイト時間計時手段155は、スタートスイッチ33の操作を契機に計時を開始するものの、直ちに計時を終了する。
なお、始動時ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、計時を行わないように、始動時ウエイト時間計時手段155を形成してもよい。
(回転開始手段160)
回転開始手段160は、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間に達したことを契機に、各回転リール45の回転を開始させるためのものである。
具体的には、始動時ウエイト時間として「1.0秒」が設定されている場合には、回転開始手段160は、始動時ウエイト時間計時手段155の計時時間が「1.0秒」に達すると、これを契機に、各回転リール45の回転を開始させる。
また、始動時ウエイト時間として「0.5秒」が設定されている場合には、回転開始手段160は、始動時ウエイト時間計時手段155の計時時間が「0.5秒」に達すると、これを契機に、各回転リール45の回転を開始させる。
また、始動時ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、回転開始手段160は、始動時ウエイト時間計時手段155の計時時間が「0秒」に達すると、つまり、スタートスイッチ33が操作されると直ちに、各回転リール45の回転を開始させる。
(加速パターン設定手段165)
加速パターンとは、回転開始から定常回転に至るまでの、各回転リール45の加速のパターンをいう。
また、加速パターン設定手段165は、各回転リール45の回転開始から定常回転に至るまでの加速パターンを設定するためのものである。
上述したように、本実施の形態では、各回転リール45は、ステッピングモータで回転する。つまり、各回転リール45の回転軸に、それぞれ、ステッピングモータの出力軸が固定され、ステッピングモータが駆動すると、対応する回転リール45が回転軸を中心に回転するようになっている。このため、ステッピングモータへ送るパルス信号のパターンによって、ステッピングモータの駆動・加速・減速のパターンが決まり、ひいては回転リール45の回転・加速・減速のパターンが決まる。
そして、本実施の形態では、加速パターン設定手段165は、ステッピングモータへ送るパルス信号のパターンを設定することにより、ステッピングモータの駆動・加速パターンを設定し、ひいては各回転リール45の回転開始から定常回転に至るまでの回転・加速パターンを設定する。
また、本実施の形態では、加速パターン設定手段165は、加速パターンとして、「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」または「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」のいずれかを設定する。また、いずれを設定するかは、後述する総ウエイト時間設定手段200により決定される。
(加速制御手段170)
加速制御手段170は、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って、定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御を行うためのものである。
具体的には、加速パターンとして、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されている場合には、加速制御手段170は、設定されたパルス信号のパターンに従って、ステッピングモータへパルス信号を送ることにより、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータを駆動・加速させ、ひいては回転リール45を回転・加速させる。
また、加速パターンとして、回転開始から定常回転に至るまでに「2.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されている場合には、加速制御手段170は、設定されたパルス信号のパターンに従って、ステッピングモータへパルス信号を送ることにより、回転開始から定常回転に至るまでに「2.0秒」を要するように、ステッピングモータを駆動・加速させ、ひいては回転リール45を回転・加速させる。
(定常判定手段175)
定常判定手段175は、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判定を行うためのものである。
上述したように、本実施の形態では、各回転リール45の所定位置に、それぞれ、インデックスが設けられているとともに、フレームの所定位置には、各インデックスの通過を検出するための通過検出センサーがそれぞれ設けられている。また、各通過検出センサーは、対応するインデックスの通過を検出すると、通過検出信号を出力する。
そして、本実施の形態では、定常判定手段175は、各通過検出センサーが出力する通過検出信号の間隔に基づいて、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判定を行う。つまり、定常判定手段175は、左リール46に対応する通過検出センサーが出力する通過検出信号の間隔に基づいて、左リール46が定常回転に至ったか否かの判定を行い、また、中リール47に対応する通過検出センサーが出力する通過検出信号の間隔に基づいて、中リール47が定常回転に至ったか否かの判定を行い、また、右リール48に対応する通過検出センサーが出力する通過検出信号の間隔に基づいて、右リール48が定常回転に至ったか否かの判定を行う。
なお、加速パターンとして、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定されている場合には、各回転リール45は、回転開始から「1.0秒」経過すると、定常回転に至ると期待できる。このため、各回転リール45の回転開始から「1.0秒」経過すると、これを契機に、期待通りに定常回転に至っていると推定して、各回転リール45が定常回転に至ったとの判定を行うように、定常判定手段175を形成することもできる。
(定常後ウエイト時間設定手段180)
定常後ウエイト時間とは、各回転リール45が定常回転に至ってから停止可能とされるまでの時間をいう。
また、定常後ウエイト時間設定手段180は、定常後ウエイト時間を設定するためのものである。
本実施の形態では、定常後ウエイト時間設定手段180は、定常後ウエイト時間として、「0秒」「0.5秒」または「1.0秒」のいずれかを設定する。また、いずれを設定するかは、後述する総ウエイト時間設定手段200により決定される。
(定常後ウエイト時間計時手段185)
定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に、計時を開始するタイマーである。
本実施の形態では、定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に、計時を開始し、計時時間が定常後ウエイト時間設定手段180に設定されている時間に達したところで、計時を終了する。
具体的には、定常後ウエイト時間として「1.0秒」が設定されている場合には、定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に計時を開始し、計時時間が1.0秒に達したところで計時を終了する。
また、定常後ウエイト時間として「0.5秒」が設定されている場合には、定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に計時を開始し、計時時間が0.5秒に達したところで計時を終了する。
また、定常後ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、定常後ウエイト時間計時手段185は、各回転リール45が定常回転に至ったと定常判定手段175によって判定されたことを契機に計時を開始するものの、直ちに計時を終了する。
なお、定常後ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、計時を行わないように、定常後ウエイト時間計時手段175を形成してもよい。
(停止可能化手段190)
停止可能化手段190は、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したことを契機に、各ストップスイッチ34の操作を有効にして各回転リール45を停止可能とするためのものである。
具体的には、定常後ウエイト時間として「1.0秒」が設定されている場合には、停止可能化手段190は、定常後ウエイト時間計時手段185の計時時間が「1.0秒」に達すると、これを契機に、各ストップスイッチ34の操作を有効にして、各回転リール45を停止可能とする。
また、定常後ウエイト時間として「0.5秒」が設定されている場合には、停止可能化手段190は、定常後ウエイト時間計時手段185の計時時間が「0.5秒」に達すると、これを契機に、各ストップスイッチ34の操作を有効にして、各回転リール45を停止可能とする。
また、定常後ウエイト時間として「0秒」が設定されている場合には、停止可能化手段190は、定常後ウエイト時間計時手段185の計時時間が「0秒」に達すると、つまり、各回転リール45が定常回転に至ると直ちに、各ストップスイッチ34の操作を有効にして、各回転リール45を停止可能とする。
(遊技履歴記憶手段195)
遊技履歴記憶手段195は、遊技履歴を記憶するためのものである。
本実施の形態では、遊技履歴記憶手段195は、払い出された遊技媒体の数を記憶するための払出数カウンタと、投入された遊技媒体の数を記憶するための投入数カウンタと、払出数カウンタのカウント値から投入数カウンタのカウント値を差し引いて差枚数を算出するための差枚数算出手段とを備えている。
また、「差枚数」とは、払い出された遊技媒体の数から、投入された遊技媒体の数を差し引いて求められる数を意味するものである。
本実施の形態では、遊技媒体として、メダルが用いられる。したがって、本実施の形態では、「差枚数」は、払い出されたメダルの枚数から、投入されたメダルの枚数を差し引いた数となる。
なお、遊技履歴記憶手段195は、遊技履歴として、例えば、「BB当選回数」や「小役当選回数」や「遊技時間」や「遊技回数」などを記憶するように形成してもよい。また、「BB当選回数」とは、役抽選手段110の抽選結果がBB当選となった回数を意味し、また、「小役当選回数」とは、役抽選手段110の抽選結果が小役当選となった回数を意味するものである。
(総ウエイト時間設定手段200)
総ウエイト時間設定手段200は、始動時ウエイト時間設定手段150が設定する始動時ウエイト時間、加速パターン設定手段165が設定する加速パターン、および定常後ウエイト時間設定手段180が設定する定常後ウエイト時間のうち、少なくとも1つを、遊技履歴に基づいて決定するためのものである。
本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の3つすべてを、遊技履歴記憶手段195に記憶されている遊技履歴に基づいて決定する。
そして、総ウエイト時間設定手段200が始動時ウエイト時間を決定すると、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が加速パターンを決定すると、この決定に従って、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。
つまり、本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴に基づいて「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の3つを決定するものであり、この決定に従って「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の3つを変化させることにより、「総ウエイト時間」を変化させ、ひいては「遊技の進行速度」あるいは「遊技の間隔」を調整するものである。
また、本実施の形態では、「総ウエイト時間」を一定に保ちつつ、役抽選手段110の抽選結果に基づいて、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の3つの組み合わせを変化させることにより、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の動作パターンを変化させるようにもしている。
具体的には、本実施の形態では、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「始動時ウエイト時間」を「0.5秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「A1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0.5秒」とする「A2セット」と、「始動時ウエイト時間」を「1.0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「B1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「1.0秒」とする「B2セット」と、「始動時ウエイト時間」を「1.0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「0秒」とする「C1セット」と、「始動時ウエイト時間」を「0秒」とし、「加速パターン」を「回転開始から定常回転に至るまでに『2.0秒』を要する加速パターン」とし、「定常後ウエイト時間」を「1.0秒」とする「C2セット」とを設けている。
また、「A1セット」および「A2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「1.5秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「A1セット」および「A2セット」をひと括りにして「Aグループ」としている。
また、「B1セット」および「B2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「2.0秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「B1セット」および「B2セット」をひと括りにして「Bグループ」としている。
また、「C1セット」および「C2セット」は、いずれも、「総ウエイト時間」が「3.0秒」となるように、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」を組み合わせたものである。そして、「C1セット」および「C2セット」をひと括りにして「Cグループ」としている。
これらをまとめると、図3に示すようになる。
また、本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」以下のときには、「Cグループ」の中から、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを1つ選択し、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、「Bグループ」の中から、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを1つ選択し、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、「Aグループ」の中から、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせを1つ選択する。
さらに、本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、A〜Cの各グループの中から1つのセットを選択するに際し、役抽選手段110の抽選結果が「BB当選」のときには、「A1セット」「B1セット」または「C1セット」を選択し、それ以外のときには、「A2セット」「B2セット」または「C2セット」を選択する。
つまり、本実施の形態では、「総ウエイト時間」が同一であるものの「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせが異なる「セット」を複数種類設け、このような「セット」をひと括りにして「グループ」としている。さらに、本実施の形態では、「総ウエイト時間」が異なる「グループ」を複数種類設けている。そして、本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴に基づいて、いずれか1の「グループ」を選択するとともに、この選択した「グループ」の中から、役抽選手段110の抽選結果に基づいて、いずれか1の「セット」を選択する。
このため、本実施の形態では、差枚数が「−1000枚」以下のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、総ウエイト時間が「1.5秒」となる。しかも、役抽選手段110の抽選結果がBB当選か否かによって、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせが異なる。
このため、差枚数が大きくなればなるほど、総ウエイト時間が短くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体としてのメダルの獲得数の増加に伴って遊技の進行速度が速くなるので、従来の遊技機にはなかった遊技性を体感できる上に、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の挙動の違いによって、役抽選手段110の抽選結果を予測できる。
一方、差枚数が小さくなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体としてのメダルの喪失数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、冷静になる機会が与えられることとなる上に、この場合も同じく、スタートスイッチ33の操作から各回転リール45の停止可能までの各回転リール45の挙動の違いによって、役抽選手段110の抽選結果を予測できる。
(スロットマシン10の動作)
次に、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を、図4ないし図6に示したフローに基づいて説明する。
先ず、図4に示すステップ101において、スタートスイッチ33が操作されると、次のステップ102に進む。
ステップ102において、役抽選手段110により、役抽選処理が行われる。また、役抽選処理については、後で詳しく説明する。そして、役抽選処理が終了すると、次のステップ103に進む。
ステップ103において、総ウエイト時間設定手段200により、差枚数が「−1000枚」以下か否かの判断が行われる。ここで、差枚数が「−1000枚」以下であると判断されると、次のステップ104に進む。一方、差枚数が「−1000枚」以下ではないと判断されると、すなわち、差枚数が「−1000枚」よりは多いと判断されると、ステップ107に進む。
ステップ104において、総ウエイト時間設定手段200により、役抽選手段110の抽選結果がBB当選か否かの判断が行われる。ここで、役抽選手段110の抽選結果がBB当選であると判断されると、次のステップ105に進む。一方、役抽選手段110の抽選結果がBB当選ではないと判断されると、ステップ106に進む。
ステップ105において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「C1セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ106において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「C2セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ107において、総ウエイト時間設定手段200により、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満か否かの判断が行われる。ここで、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満であると判断されると、次のステップ108に進む。一方、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満ではないと判断されると、すなわち、差枚数が「2000枚」以上であると判断されると、ステップ111に進む。
ステップ108において、総ウエイト時間設定手段200により、役抽選手段110の抽選結果がBB当選か否かの判断が行われる。ここで、役抽選手段110の抽選結果がBB当選であると判断されると、次のステップ109に進む。一方、役抽選手段110の抽選結果がBB当選ではないと判断されると、ステップ110に進む。
ステップ109において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「B1セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ110において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「B2セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ111において、総ウエイト時間設定手段200により、役抽選手段110の抽選結果がBB当選か否かの判断が行われる。ここで、役抽選手段110の抽選結果がBB当選であると判断されると、次のステップ112に進む。一方、役抽選手段110の抽選結果がBB当選ではないと判断されると、ステップ113に進む。
ステップ112において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「A1セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ113において、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」「加速パターン」および「定常後ウエイト時間」の組み合わせとして、「A2セット」が選択される。そして、この選択に従って、始動時ウエイト時間設定手段150が始動時ウエイト時間を設定し、また、加速パターン設定手段165が加速パターンを設定し、また、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を設定する。そして、ステップ114に進む。
ステップ114において、始動時ウエイト時間計時手段155により、始動時ウエイト時間の計時が開始される。そして、ステップ115に進む。
ステップ115において、回転開始手段160により、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が、始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間に達したか否かの判断が行われる。ここで、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が、始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間に達したと判断されると、次のステップ116に進む。一方、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が、始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間にはまだ達していないと判断されると、再びステップ115となる。
ステップ116において、回転開始手段160により、各回転リール45の回転が開始される。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、加速制御手段170により、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って、定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御が行われる。そして、次のステップ118に進む。
ステップ118において、定常判定手段175により、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判断が行われる。ここで、各回転リール45が定常回転に至ったと判断されると、次のステップ119に進む。一方、各回転リール45がまだ定常回転には至っていないと判断されると、再びステップ118となる。
ステップ119において、定常後ウエイト時間計時手段185により、定常後ウエイト時間の計時が開始される。そして、次のステップ120に進む。
ステップ120において、停止可能化手段190により、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したか否かの判断が行われる。ここで、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したと判断されると、次のステップ121に進む。一方、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間にはまだ達していないと判断されると、再びステップ120となる。
ステップ121において、停止可能化手段190により、各ストップスイッチ34の操作が有効にされて、各回転リール45が停止可能にされる。そして、次のステップ122に進む。
ステップ122において、ストップスイッチ34が操作されると、次のステップ123に進む。
ステップ123において、回転リール45の回転停止処理が行われる。また、回転リール45の回転停止処理については、後で詳しく説明する。そして、回転リール45の回転停止処理が終了すると、次のステップ124に進む。
ステップ124において、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かの判断が行われる。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、次のステップ125に進む。一方、3個すべての回転リール45の回転がまだ停止していないと判断されると、すなわち、まだ回転中の回転リール45が1個以上あると判断されると、ステップ122に戻る。
ステップ125において、入賞判定手段120により、いずれかの役に入賞したか否か、具体的には、いずれかの役に対応する当選フラグ成立中に、その役に対応する図柄が有効な入賞ライン上に揃ったか否かの判断が行われる。ここで、いずれかの役に入賞したと判断されると、次のステップ126に進む。一方、いずれの役にも入賞していないと判断されると、次のステップ126をスキップして、遊技が終了する。
ステップ126において、入賞した役に対応する枚数分だけメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
上述したステップ102の役抽選処理について、図5のフローを用いて説明する。
ステップ200において、役抽選手段110の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了する。
上述したステップ123の各回転リール45の回転停止処理について、図6のフローを用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リール45を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール45を回転させた当該図柄の数がストップスイッチ34の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール45を回転させてずらした図柄の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール45の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール45の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ304に進む。
ステップ304において、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定されていると判定された場合、次のステップ305に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ303に進む。
前記ステップ304において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
前記ステップ305において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
前記ステップ302において、ストップスイッチ34を操作した後、1図柄ずつ回転リール45を回転させてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
なお、上述した実施の形態において、回転リール45の停止処理に関してステップ301〜ステップ305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御としても良い。更には、例えば、ストップスイッチ34を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール45の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
なお、テーブル停止制御においても、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄が有効な入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効な入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
また、本発明は、スロットマシン10以外の遊技機、例えばパロットにも応用できる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るスロットマシン10は、始動時ウエイト時間として、常時、「0秒」が設定され、また、加速パターンとして、常時、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定される。
また、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」以下のときには、定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定し、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定し、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、定常後ウエイト時間を「0秒」と決定する。
そして、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「2.0秒」に設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「1.0秒」に設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「0秒」に設定する。
このため、差枚数が「−1000枚」以下のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「−1000枚」よりも多く「2000枚」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としての差枚数が「2000枚」以上のときには、総ウエイト時間が「1.0秒」となる。
これにより、差枚数が大きくなればなるほど、総ウエイト時間が短くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の獲得数の増加に伴って遊技の進行速度が速くなるので、従来の遊技機にはなかった遊技性を体感できる。
一方、差枚数が小さくなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技者からすれば、遊技媒体の喪失数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、冷静になる機会が与えられることとなる。
(スロットマシン10の動作)
次に、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を、図7に示したフローに基づいて説明する。
先ず、図7に示すステップ401において、スタートスイッチ33が操作されると、次のステップ402に進む。
ステップ402において、役抽選手段110により、役抽選処理が行われる。また、役抽選処理については、第1の実施の形態と同様である。そして、役抽選処理が終了すると、次のステップ403に進む。
ステップ403において、総ウエイト時間設定手段200により、差枚数が「−1000枚」以下か否かの判断が行われる。ここで、差枚数が「−1000枚」以下であると判断されると、次のステップ404に進む。一方、差枚数が「−1000枚」以下ではないと判断されると、すなわち、差枚数が「−1000枚」よりは多いと判断されると、ステップ405に進む。
ステップ404において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「2.0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「2.0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ408に進む。
ステップ405において、総ウエイト時間設定手段200により、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満か否かの判断が行われる。ここで、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満であると判断されると、次のステップ406に進む。一方、差枚数が「−1000枚」よりも多くかつ「2000枚」未満ではないと判断されると、すなわち、差枚数が「2000枚」以上であると判断されると、ステップ407に進む。
ステップ406において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「1.0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「1.0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ408に進む。
ステップ407において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ408に進む。
ステップ408において、始動時ウエイト時間計時手段155により、始動時ウエイト時間の計時が開始されるものの、始動時ウエイト時間として「0秒」が設定されていることから、計時動作は直ちに終了する。また、回転開始手段160により、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が、始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間「0秒」に達したと判断されて、各回転リール45の回転が開始される。そして、加速制御手段170により、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って、定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御が行われて、次のステップ409に進む。
ステップ409において、定常判定手段175により、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判断が行われる。ここで、各回転リール45が定常回転に至ったと判断されると、次のステップ410に進む。一方、各回転リール45がまだ定常回転には至っていないと判断されると、再びステップ409となる。
ステップ410において、定常後ウエイト時間計時手段185により、定常後ウエイト時間の計時が開始される。そして、次のステップ411に進む。
ステップ411において、停止可能化手段190により、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したか否かの判断が行われる。ここで、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したと判断されると、次のステップ412に進む。一方、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間にはまだ達していないと判断されると、再びステップ411となる。
ステップ412において、停止可能化手段190により、各ストップスイッチ34の操作が有効にされて、各回転リール45が停止可能にされる。そして、次のステップ413に進む。
ステップ413において、ストップスイッチ34が操作されると、次のステップ414に進む。
ステップ414において、回転リール45の回転停止処理が行われる。また、回転リール45の回転停止処理については、第1の実施の形態と同様である。そして、回転リール45の回転停止処理が終了すると、次のステップ415に進む。
ステップ415において、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かの判断が行われる。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、次のステップ416に進む。一方、3個すべての回転リール45の回転がまだ停止していないと判断されると、すなわち、まだ回転中の回転リール45が1個以上あると判断されると、ステップ413に戻る。
ステップ416において、入賞判定手段120により、いずれかの役に入賞したか否か、具体的には、いずれかの役に対応する当選フラグ成立中に、その役に対応する図柄が有効な入賞ライン上に揃ったか否かの判断が行われる。ここで、いずれかの役に入賞したと判断されると、次のステップ417に進む。一方、いずれの役にも入賞していないと判断されると、次のステップ417をスキップして、遊技が終了する。
ステップ417において、入賞した役に対応する枚数分だけメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係るスロットマシン10は、始動時ウエイト時間として、常時、「0秒」が設定され、また、加速パターンとして、常時、回転開始から定常回転に至るまでに「1.0秒」を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターンが設定される。
また、本実施の形態では、遊技履歴記憶手段195は、遊技履歴として、BB当選の回数を記憶する。また、BB当選の回数をカウントする区間は、適宜定めることができる。例えば、電源を入れてから落とすまで(電源をONにしてからOFFにするまで)の間のBB当選の回数をカウントするように、遊技履歴記憶手段195を形成してもよく、また、一旦リセットされてからその次にリセットされるまでの間のBB当選の回数をカウントするように、遊技履歴記憶手段195を形成してもよい。
また、本実施の形態では、総ウエイト時間設定手段200は、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」以下のときには、定常後ウエイト時間を「0秒」と決定し、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」よりも多く「20回」未満のときには、定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定し、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「20回」以上のときには、定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定する。
そして、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「0秒」に設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「1.0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「1.0秒」に設定し、また、総ウエイト時間設定手段200が定常後ウエイト時間を「2.0秒」と決定すると、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「2.0秒」に設定する。
このため、BB当選回数が「10回」以下のときには、総ウエイト時間が「1.0秒」となり、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「10回」よりも多く「20回」未満のときには、総ウエイト時間が「2.0秒」となり、また、遊技履歴としてのBB当選回数が「20回」以上のときには、総ウエイト時間が「3.0秒」となる。
これにより、BB当選回数が多くなればなるほど、総ウエイト時間が長くなり、これにより、遊技店からすれば、BB当選回数の増加に伴って遊技の進行速度が遅くなるので、損失の拡大を抑制することができる。
一方、BB当選回数が少ないと、総ウエイト時間が短くなり、これにより、単位時間あたりの遊技回数を増加させることができ、ひいては単位時間あたりの役抽選手段の抽選回数を増やすことができるので、早期にBB当選を引き当てたい遊技者の要求に応えることができる。
(スロットマシン10の動作)
次に、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を、図8に示したフローに基づいて説明する。
先ず、図8に示すステップ501において、スタートスイッチ33が操作されると、次のステップ502に進む。
ステップ502において、役抽選手段110により、役抽選処理が行われる。また、役抽選処理については、第1の実施の形態と同様である。そして、役抽選処理が終了すると、次のステップ503に進む。
ステップ503において、総ウエイト時間設定手段200により、遊技履歴記憶手段195に記憶されているBB当選の回数が「10」以下か否かの判断が行われる。ここで、BB当選の回数が「10回」以下であると判断されると、次のステップ504に進む。一方、BB当選の回数が「10回」以下ではないと判断されると、すなわち、BB当選の回数が「10回」よりは多いと判断されると、ステップ505に進む。
ステップ504において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ508に進む。
ステップ505において、総ウエイト時間設定手段200により、遊技履歴記憶手段195に記憶されているBB当選の回数が「10回」よりも多くかつ「20回」未満か否かの判断が行われる。ここで、BB当選の回数が「10回」よりも多くかつ「20回」未満であると判断されると、次のステップ506に進む。一方、BB当選の回数が「10回」よりも多くかつ「20回」未満ではないと判断されると、すなわち、BB当選の回数が「20回」以上であると判断されると、ステップ507に進む。
ステップ506において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「1.0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「1.0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ508に進む。
ステップ507において、総ウエイト時間設定手段200により、「定常後ウエイト時間」が「2.0秒」と決定される。そして、この決定に従って、定常後ウエイト時間設定手段180が定常後ウエイト時間を「2.0秒」に設定する。同時に、総ウエイト時間設定手段200により、「始動時ウエイト時間」が「0秒」と決定されるとともに、「加速パターン」が「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」と決定される。そして、この決定に従って、始動時ウエイト時間設定手段155が始動時ウエイト時間を「0秒」に設定するとともに、加速パターン設定手段165が加速パターンを「回転開始から定常回転に至るまでに『1.0秒』を要するように、ステッピングモータの駆動・加速を制御する、パルス信号のパターン」に設定する。そして、ステップ508に進む。
ステップ508において、始動時ウエイト時間計時手段155により、始動時ウエイト時間の計時が開始されるものの、始動時ウエイト時間として「0秒」が設定されていることから、計時動作は直ちに終了する。また、回転開始手段160により、始動時ウエイト時間計時手段155による計時時間が、始動時ウエイト時間設定手段150によって設定された始動時ウエイト時間「0秒」に達したと判断されて、各回転リール45の回転が開始される。そして、加速制御手段170により、加速パターン設定手段165によって設定された加速パターンに従って、定常回転に至るまでの各回転リール45の加速制御が行われて、次のステップ509に進む。
ステップ509において、定常判定手段175により、各回転リール45が定常回転に至ったか否かの判断が行われる。ここで、各回転リール45が定常回転に至ったと判断されると、次のステップ510に進む。一方、各回転リール45がまだ定常回転には至っていないと判断されると、再びステップ509となる。
ステップ510において、定常後ウエイト時間計時手段185により、定常後ウエイト時間の計時が開始される。そして、次のステップ511に進む。
ステップ511において、停止可能化手段190により、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したか否かの判断が行われる。ここで、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間に達したと判断されると、次のステップ512に進む。一方、定常後ウエイト時間計時手段185による計時時間が、定常後ウエイト時間設定手段180によって設定された定常後ウエイト時間にはまだ達していないと判断されると、再びステップ511となる。
ステップ512において、停止可能化手段190により、各ストップスイッチ34の操作が有効にされて、各回転リール45が停止可能にされる。そして、次のステップ513に進む。
ステップ513において、ストップスイッチ34が操作されると、次のステップ514に進む。
ステップ514において、回転リール45の回転停止処理が行われる。また、回転リール45の回転停止処理については、第1の実施の形態と同様である。そして、回転リール45の回転停止処理が終了すると、次のステップ515に進む。
ステップ515において、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かの判断が行われる。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、次のステップ516に進む。一方、3個すべての回転リール45の回転がまだ停止していないと判断されると、すなわち、まだ回転中の回転リール45が1個以上あると判断されると、ステップ513に戻る。
ステップ516において、入賞判定手段120により、いずれかの役に入賞したか否か、具体的には、いずれかの役に対応する当選フラグ成立中に、その役に対応する図柄が有効な入賞ライン上に揃ったか否かの判断が行われる。ここで、いずれかの役に入賞したと判断されると、次のステップ517に進む。一方、いずれの役にも入賞していないと判断されると、次のステップ517をスキップして、遊技が終了する。
ステップ517において、入賞した役に対応する枚数分だけメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの外観図。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの始動時ウエイト時間、加速パターンおよび定常後ウエイト時間の組み合わせパターンを示すテーブル。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第2の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。 本発明の第3の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフロー。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 前扉 13 上パネル
14 下パネル 15 図柄表示窓
16 操作部 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
31 メダル検出センサー 32 ベットスイッチ
32a シングルベットスイッチ 32b マックスベットスイッチ
33 スタートスイッチ 34 ストップスイッチ
35 精算スイッチ 36 メダル投入口
37 メダル払出口 38 メダル受け皿
40 リールユニット 45 回転リール
46 左リール 47 中リール
48 右リール 50 ホッパーユニット
55 表示装置 56 クレジット数表示器
60 遊技制御手段 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 特定導入遊技制御手段
100 特定遊技制御手段 110 役抽選手段
111 乱数発生手段 112 乱数抽出手段
113 当選判定テーブル 114 判定手段
120 入賞判定手段 130 停止制御手段
140 払出制御手段 150 始動時ウエイト時間設定手段
155 始動時ウエイト時間計時手段 160 回転開始手段
165 加速パターン設定手段 170 加速制御手段
175 定常判定手段 180 定常後ウエイト時間設定手段
185 定常後ウエイト時間計時手段 190 停止可能化手段
195 遊技履歴記憶手段 200 総ウエイト時間設定手段

Claims (1)

  1. 周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
    各回転リールの回転開始に係るスタートスイッチと、
    各回転リールの回転停止に係るものでありかつ各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
    スタートスイッチの操作を契機に複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選を行うための役抽選手段と、
    スタートスイッチの操作から各回転リールの回転開始までの時間である始動時ウエイト時間を設定するための始動時ウエイト時間設定手段と、
    スタートスイッチの操作を契機に計時を開始する始動時ウエイト時間計時手段と、
    始動時ウエイト時間計時手段による計時時間が始動時ウエイト時間設定手段によって設定された始動時ウエイト時間に達したことを契機に各回転リールの回転を開始させるための回転開始手段と、
    各回転リールの回転開始から定常回転に至るまでの加速パターンを設定するための加速パターン設定手段と、
    加速パターン設定手段によって設定された加速パターンに従って定常回転に至るまでの各回転リールの加速制御を行うための加速制御手段と、
    各回転リールが定常回転に至ったか否かの判定を行うための定常判定手段と、
    各回転リールが定常回転に至ってから停止可能とされるまでの時間である定常後ウエイト時間を設定するための定常後ウエイト時間設定手段と、
    各回転リールが定常回転に至ったと定常判定手段によって判定されたことを契機に計時を開始する定常後ウエイト時間計時手段と、
    定常後ウエイト時間計時手段による計時時間が定常後ウエイト時間設定手段によって設定された定常後ウエイト時間に達したことを契機に各ストップスイッチの操作を有効にして各回転リールを停止可能とするための停止可能化手段と、
    停止可能化手段によって各回転リールが停止可能とされていることを条件に役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの回転停止に係る制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールの回転が停止した際における図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うための入賞判定手段と、
    始動時ウエイト時間設定手段が設定する始動時ウエイト時間、加速パターン設定手段が設定する加速パターン、および定常後ウエイト時間設定手段が設定する定常後ウエイト時間のうち、少なくとも1つを、遊技履歴に基づいて決定するための総ウエイト時間設定手段と、
    を備えていることを特徴とする遊技機。
JP2008118089A 2008-04-30 2008-04-30 遊技機 Pending JP2009261820A (ja)

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