JP4912676B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
このようなスロットマシンは、周囲に複数個の図柄が付されている3個の回転リールと、各回転リールの周囲に付されている複数個の図柄のうちの3個をそれぞれ表示するための図柄表示窓と、遊技者の操作により回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、遊技者の操作により回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチとを有している。そして、遊技者がスタートスイッチを操作すると、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)がおこなわれる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リールが回転を開始する。その後に、遊技者によりストップスイッチが操作されて回転リールの回転が停止され、所定の図柄配列が図柄表示窓に表示されると、遊技者に対して所定の利益が付与される。
さらに、役抽選に当選していることを条件に、自動的に停止したときに所定の図柄配列が図柄表示窓に表示されて遊技者に対して所定の利益が付与されるスロットマシンも考案されている(特許文献1参照)。
そこで、本発明は、自動停止前に回転リールの回転が自動停止することとなる旨を情報通知装置により遊技者に対して通知するとしかつ回転リールの回転が自動的に停止するときは抽選結果のいかんにかかわらず入賞図柄配列が揃わないようにした。
そのため、自動停止の作動が間近に迫っているということを遊技者が確実に認識することができかつ回転リールの回転が自動的に停止する前にストップスイッチの操作をおこなわなければ入賞を得ることができないので、ストップスイッチを操作する意欲を遊技者に対して喚起することができる。
また、本発明は、上記の目的に加えて、役抽選に応じたストップスイッチ操作の通知をおこなうので、遊技者が役抽選の結果を回転リールの回転が停止する前に、通知内容に基づいて推測することができる。これにより、遊技者の興趣が一層高まるスロットマシンを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、スロットマシン10に係るものであって、周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リール40と、各回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50と、各回転リール40の回転を停止させるためのものでありかつ各回転リール40にそれぞれ対応して設けられているストップスイッチ60と、スロットマシン10を制御するための制御装置100とを備え、制御装置100は、遊技を制御するための遊技制御手段と、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選をおこなうための役抽選手段120と、役抽選手段120の抽選結果と各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて各回転リール40の停止制御をおこなうための停止制御手段140と、すべての回転リール40の回転が停止した際における図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定をおこなうための入賞判定手段170とを備えるとともに、スタートスイッチ50が操作されてからストップスイッチ60が操作されるまでの所定時から計時を開始する第1計時手段150と、第1計時手段150とほぼ同時に計時を開始する第3計時手段210と、第1計時手段150による計時時間が、一定長の時間である第1規定時間に達したことを契機に、ストップスイッチ60が操作されなくても、回転リール40の停止制御をおこなうためのものであって、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段120の抽選結果のいかんにかかわらず、入賞判定手段170により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、回転リール40の停止制御をおこなうための自動停止制御手段160と、第3計時手段210による計時時間が、一定長の時間であって前記第1規定時間よりも短い第3規定時間に達したことを契機に、自動停止制御手段160が回転リール40の回転を停止させる前に、役抽選手段120の抽選結果に対応した入賞配列図柄配列がいずれかの有効な入賞ライン上に揃い得るように、n個(ただし、nは2以上の整数)の回転リール40のうち、いずれか1個の回転リール40については回転を停止させず、かつ、他の(n−1)個の回転リール40の停止制御をおこなう補助停止制御手段200とを備え、前記自動停止制御手段160は、前記補助停止制御手段200の作動後であっても作動することを特徴とする。
また、「スタートスイッチ50」は、各回転リール40の回転を開始させるための操作装置である。
また、「ストップスイッチ60」は、各回転リール40の回転を停止させるための操作装置であって、各回転リール40にそれぞれ対応して設けられるものである。例えば、左回転リール41、中回転リール42、及び右回転リール43の3個の回転リール40が備えられる場合にあっては、左回転リール41に対応して左回転リール用のストップスイッチ60が備えられ、また、中回転リール42に対応して中回転リール用のストップスイッチ60が備えられ、また、右回転リール43に対応して右回転リール用のストップスイッチ60が備えられる。そして、左回転リール41用のストップスイッチ60が操作されると、左回転リール41の回転が停止し、また、中回転リール用のストップスイッチ60が操作されると、中回転リール42の回転が停止し、また、右回転リール用のストップスイッチ60が操作されると、右回転リール43の回転が停止する。
また、「遊技」としては、例えば、一般的な遊技である一般遊技や、いずれかの役の入賞となる確率が一般遊技よりも高い遊技であるレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)や、RBゲームへの移行確率が一般遊技よりも高い遊技であるビッグボーナスゲーム(BBゲーム)などを定めることができる。
また、「第1計時手段150」は、スタートスイッチ50が操作されてからストップスイッチ60が操作されるまでの間の所定時からの時間を計時するためのものである。また、「スタートスイッチ50が操作されてからストップスイッチ60が操作されるまでの間の所定時」としては、例えば、スタートスイッチ50が操作された時としてもよいし、また、各回転リール40の回転が定常状態になった時としてもよいし、また、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時としてもよい。
なお、スロットマシン10では、スタートスイッチ60が操作されると、各回転リール40の回転が開始して、各回転リール40の回転速度が次第に加速されていく。また、各回転リール40の回転速度が次第に加速されて所定の速度に達すると、各回転リール40の加速処理は終了し、今度は、各回転リール40を一定の速度で回転させる定速処理が行われる。この定速処理により、各回転リール40の回転速度は一定に保たれる。そして、各回転リール40が一定の回転速度で回転している状態を「定常状態」という。また、定常状態では、各回転リール40は、例えば750msで1回転する。そして、各回転リール40の回転が定常状態になると、今度は、各ストップスイッチ60の操作が有効になる。そして、各ストップスイッチ60の操作が有効になった状態を「操作有効状態」という。また、操作有効状態にあるストップスイッチ60を操作すると、このストップスイッチ60についての操作有効状態は終了する。また、操作有効状態以外のときは、各ストップスイッチ60は「操作無効状態」となっている。操作有効状態のときにストップスイッチ60を操作すると、ストップ信号が出力されて、対応する回転リール40の回転が停止するが、操作無効状態のときにストップスイッチ60を操作しても、ストップ信号が出力されないか、あるいはストップ信号が出力されても無効とされ、これにより、対応する回転リール40の回転は停止しない。また、回転リール40が停止しているときに、対応するストップスイッチ60を操作しても、ストップ信号が出力されないか、あるいはストップ信号が出力されても無効とされ、もちろん回転リール40は停止したままである。
また、第1計時手段150は、例えば、計時開始時に、第1規定時間に相当する数値をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算することにより、第1規定時間を計時するものとすることができる。この場合、第1規定時間に相当する数値は、第1規定時間の設定時間と、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数との乗算により決定できる。具体的には、例えば、第1規定時間を60秒とする場合には、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数が4回であれば、第1規定時間に相当する数値は、60×4より、240となる。そして、第1計時手段150は、計時開始時に、数値240をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算する。これにより、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値は、1秒間に4ずつ減算されることになるので、60秒で0になる。そして、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値が0になった時点で、計時開始より60秒が経過したことになる。また、第1計時手段150は、具体的に、例えば、第1規定時間で規定された時間に達するかまたはすべてのストップスイッチ60が操作無効状態となったかのいずれかの条件を満たしたときに計時を終了するとすることができる。
また、第3計時手段210は、計時開始時に、第3規定時間に相当する数値をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算することにより、第3規定時間を計時する。具体的な処理は、第1計時手段150と同様である。
また、第3計時手段210は、経時時間が第3規定時間に達するか、又は経時時間が第3規定時間に達する前にすべてのストップスイッチ60が操作無効状態になると、計時を終了する。
ここで、「既にいずれかの入賞が確定している場合」とは、全ての回転リール40の回転が停止をする前に、いずれかの入賞となることが決まる場合をいう。つまり、既にいずれかの入賞が確定している場合とは、いまだ回転中の回転リール40があるにもかかわらず、いずれかの入賞となることが決まる場合をいう。
具体的には、自動停止制御手段160は、例えば、役抽選手段120の抽選結果がベル当選となったにもかかわらず、ベル当選に対応したベルの図柄が、いずれの有効な入賞ライン400上にも揃わないように、回転リール40の停止制御を行う。
また、自動停止制御手段160は、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間に達したときに、回転リール40が全て回転している場合、回転している回転リール40と回転していない回転リール40とが混在している場合のどちらにおいても、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段120の抽選結果のいかんにかかわらず、入賞判定手段170により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、回転リール40の停止制御をおこなう。
また、例えば、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間である60秒に達する前に、遊技者がストップスイッチ60を操作し、左回転リール41の回転が停止し、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間である60秒に達したときに、中回転リール42及び右回転リール43が回転を継続している場合には、自動停止制御手段160は、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段120の抽選結果のいかんにかかわらず、入賞判定手段170により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように中回転リール42及び右回転リール43の停止制御をおこなう。
また、例えば、左回転リール41、中回転リール42、及び右回転リール43の3個の回転リール40を備えたスロットマシン10において、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間に達したときに、左回転リール41は回転中だが、中回転リール42及び右回転リール43については遊技者によるストップスイッチ60の操作により既に回転停止している場合には、自動停止制御手段160は、役抽選手段120の抽選結果がハズレのときはもちろんのこと、役抽選手段120の抽選結果がBB当選やベル当選などのいずれかの当選となったときにおいても、入賞判定手段170によって入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、左回転リール41の回転を停止させる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、遊技者に対して所定の情報を通知可能に形成されている情報通知装置を備えるとともに、制御装置100は、第1計時手段150とほぼ同時に計時を開始する第2計時手段181と、第2計時手段181による計時時間が、一定長の時間であって前記第1規定時間よりも短く、かつ前記第3規定時間よりも長い第2規定時間に達したことを契機に、回転リール40の回転が自動停止することとなる旨を情報通知装置により遊技者に対して通知するための自動停止通知手段184と、複数の通知内容を記憶する自動停止通知記憶手段182と、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容の中から1の通知内容を役抽選手段120の抽選結果に基づいて選択するための自動停止通知選択手段183とを備え、自動停止通知手段184は、自動停止通知選択手段183により選択された通知内容を情報通知装置により遊技者に対して通知することを特徴とする。
また、「第2計時手段181」は、第1計時手段150とほぼ同時に計時を開始するものである。
また、「ほぼ同時」とは、第1計時手段150の計時開始と第2計時手段181の計時開始とが完全に一致する場合、第1計時手段150が計時を開始した後、制御装置100を構成するマイクロコンピュータのベースクロックの数倍程度の時間(数マイクロ秒〜数百マイクロ秒程度)遅れて、第2計時手段181が計時を開始する場合、及び第2計時手段181が計時を開始した後、制御装置100を構成するマイクロコンピュータのベースクロックの数倍程度の時間(数マイクロ秒〜数百マイクロ秒程度)遅れて、第1計時手段150が計時を開始する場合を含む趣旨である。第1計時手段150の計時開始と第2計時手段181の計時開始との間に数マイクロ秒〜数百マイクロ秒程度の時間差がある場合、厳密には同時ではないが、人間の通常の感覚からすれば、実質的には同時として扱うことができる。そして、「ほぼ同時」とは、このように実質的に同時として扱うことができる時間差を含む趣旨である。
また、「第2規定時間」は、第1規定時間よりも短く、かつ前記第3規定時間よりも長い。第1規定時間が例えば60秒であれば、第2規定時間は例えば30秒と定めることができ、また、第1規定時間が例えば30秒であれば、第2規定時間は例えば15秒と定めることができる。
また、第2計時手段181は、例えば、計時開始時に、第2規定時間に相当する数値をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算することにより、第2規定時間を計時するものとすることができる。具体的な処理は、第1計時手段150と同様である。
また、第2計時手段181は、具体的に、例えば、第2規定時間で規定された時間に達するかまたはすべてのストップスイッチ60が操作無効状態となったかのいずれかの条件を満たしたときに計時を終了するとすることができる。
また、「自動停止通知手段184」は、第2計時手段181による計時時間が、一定長の時間であって前記第1規定時間よりも短い第2規定時間に達したことを契機に、回転中の各回転リール40の回転が自動停止することとなる旨を情報通知装置により遊技者に対して通知するためのものである。具体的に、例えば、第1規定時間を60秒と規定し、第2規定時間を30秒と規定する。また、第1計時手段150は、ストップスイッチ60が操作有効状態となった時から計時を開始し、第2計時手段181は、第1計時手段150と完全に同時に計時を開始するとする。このとき、遊技者がスタートスイッチ50を操作し、回転リール40が回転を開始すると、ストップスイッチ60が操作有効状態となった時から第1計時手段150及び第2計時手段181の計時が開始され、第2計時手段181による計時時間が第2規定時間である30秒に達すると、自動停止通知手段184は、回転中の各回転リール40が自動停止することとなる旨を情報通知装置により遊技者に対して通知する。この通知の内容は、例えば、「あと、30秒で自動停止が作動します。」というメッセージを液晶ディスプレイ83などの情報通知装置に表示させるといったものでも良い。そして、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間である60秒に達すると、上述したように、自動停止制御手段160が、回転中の回転リール40の停止制御をおこなう。
また、第2計時手段181は、例えば第2計時手段181による計時時間が第2規定時間で規定された時間に達するかまたはすべてのストップスイッチ60が操作無効状態となったかのどちらかの条件を満たしたときに計時を終了するとする。このとき、第2計時手段181の計時が開始され、第2計時手段181による計時時間が30秒に達する前に遊技者がストップスイッチ60を操作し、すべてのストップスイッチ60が操作無効状態となったときは、第2計時手段181は計時を終了する為、第2計時手段181の計時時間が第2規定時間である30秒に達することはない。そのため、自動停止通知手段184は、通知を実行しない。
また、「自動停止通知記憶手段182」とは、複数の通知内容を記憶しているものである。具体的には、自動停止通知記憶手段182は、例えば、通知内容として、映像データや、音楽データなどを記憶することができる。また、映像データとしては、例えば、「自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」や、「当たり発生。自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」等のメッセージを液晶ディスプレイ83に表示させるための映像データを記憶させておくことができる。
また、「自動停止通知選択手段183」とは、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容から1の通知内容を役抽選手段120の抽選結果に基づいて選択するためのものである。具体的には、例えば、役抽選手段120の抽選結果がハズレであれば、自動停止通知選択手段183は、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容の中から、「自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」のメッセージの表示に係る映像データを選択し、一方、役抽選手段120の抽選結果がいずれかの当選役に当選していれば、自動停止通知選択手段183は、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容の中から、「当たり発生。自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」のメッセージの表示に係る映像データを選択するようにすることができる。
本発明によれば、上記の効果に加えて、役抽選に応じた通知内容を通知するので、遊技者が役抽選の結果を回転リールの回転が停止する前に、通知内容に基づいて推測することができる。これにより、遊技者の興趣が一層高まるスロットマシンを提供できる。
(図面の説明)
図1ないし図10は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10のブロック図、図2は、スロットマシン10の外観図、図3は、スロットマシン10の内部斜視図、図4は、リールユニット30の外観図、図5は、図柄表示窓26、出目及び入賞ライン400の概念図、図6は、各回転リール40の図柄配列の概念図、図7ないし図10は、スロットマシン10の動作の概略を示すフローチャートである。
本実施の形態では、「前面」とは、スロットマシン10において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシン10の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいう。また、「左側」とは、スロットマシン10の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
図2に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の前面には、開口部を塞ぐ前扉21を備えている。また、前扉21の前面上部には、上パネル22が備えられ、また、前扉21の前面中央には、中パネル23が備えられ、また、前扉21の前面下部には、下パネル24が備えられている。また、上パネル22には、入賞となる図柄配列(入賞図柄配列)や、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数(配当)などが表示され、また、下パネル24には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、前扉21の前面における、中パネル23と下パネル24との間には、前方へ向けて突出する操作部25が設けられている。また、筐体20の内部には、3個の回転リール40を横並びに設けたリールユニット30が備えられている。また、3個の回転リール40のうち、左側に設けられているのが左回転リール41であり、また、中央に設けられているのが中回転リール42であり、また、右側に設けられているのが右回転リール43である。また、各回転リール40の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、中パネル23のほぼ中央には、各回転リール40の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を表示するための図柄表示窓26が設けられている。
具体的には、左回転リール41の周囲には合計21個の図柄が付されているが、左回転リール41の回転が停止した際には、21個の図柄のうちの3個が図柄表示窓26に表示される。すなわち、左回転リール41の回転が停止すると、図柄表示窓26の左側部分には、3個の図柄が縦並びに表示される。中回転リール42及び右回転リール43についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓26には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示される。また、図柄表示窓26に表示される縦3列横3行の図柄配列は、「出目」などと呼ばれる。
例えば、図5に示すように、3個の図柄が図柄表示窓26に対して適正な位置に表示されるときの各回転リール40の停止位置が、「適正停止位置」である。
すなわち、各回転リール40が「適正停止位置」で停止すると、図柄表示窓26には各回転リール毎に3個の図柄が正しく表示されることとなる。
また、本実施の形態では、図5に示すように、左回転リール41の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「左回転リール上図柄301」「左回転リール中図柄302」「左回転リール下図柄303」とし、また、中回転リール42の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「中回転リール上図柄304」「中回転リール中図柄305」「中回転リール下図柄306」とし、また、右回転リール43の回転がいずれかの適正停止位置で停止した際に図柄表示窓26に表示される3個の図柄を上から順にそれぞれ「右回転リール上図柄307」「右回転リール中図柄308」「右回転リール下図柄309」としている。
左回転リール中図柄302と中回転リール中図柄305と右回転リール中図柄308とを通るのが「第1入賞ライン401」であり、また、左回転リール上図柄301と中回転リール上図柄304と右回転リール上図柄307とを通るのが「第2入賞ライン402」であり、また、左回転リール下図柄303と中回転リール下図柄306と右回転リール下図柄309とを通るのが「第3入賞ライン403」であり、また、左回転リール下図柄303と中回転リール中図柄305と右回転リール上図柄307とを通るのが「第4入賞ライン404」であり、また、左回転リール上図柄301と中回転リール中図柄305と右回転リール下図柄309とを通るのが「第5入賞ライン405」である。
また、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間には、情報通知装置としての横長の液晶ディスプレイ83が設けられ、また、前扉21の上部には、演出に用いられる演出用ランプ81が設けられている。
また、前扉21の裏面における、メダル投入口85の裏側に相当する位置には、メダル投入口85に投入されたメダルを処理するためのメダル処理ユニットが備えられている。
また、筐体20の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置100や、メダルを払い出すためのホッパーユニット90や、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
リールユニット30は、図3に示すように、筐体20の内部に設けられており、フレーム31と、このフレーム31に横並びに固定された3つのリールスタンド32とを備えている。
また、図4に示すように、各リールスタンド32はそれぞれ、フレーム31に固定される支持板33と、支持板33の中心付近に固定されたステッピングモータ35と、支持板33の所定位置に固定されたフォトセンサ34と、ステッピングモータ35の出力軸に固定された回転リール40とを備えている。
また、図4に示すように、各回転リール40は、円筒状の円筒部45と、この円筒部45の所定位置から円筒部45の中心へ向けて延びる3本のスポーク46と、このスポーク46を支持し円筒部45の中心に位置するハブ47とを有している。また、ハブ47は、ステッピングモータ35の出力軸に固定されており、ステッピングモータ35が回転すると回転リール40も回転するようになっている。
また、各回転リール40の周囲には、図6に示すように、「7」「BAR」「ベル」「スイカ」「チェリー」「R」などの複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面左側に設けられている。また、スタートスイッチ50は、レバー式のスイッチを用いて構成されており、レバーの先端を押し下げると、スタート信号が出力されて、3個すべての回転リール40の回転が開始するようになっている。
ストップスイッチ60は、回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面中央に設けられている。また、ストップスイッチ60は、3個設けられており、また、各ストップスイッチ60は、各回転リール40にそれぞれ対応している。また、3個のストップスイッチ60は、操作部25の前面中央に横並びに設けられている。また、各ストップスイッチ60は、それぞれ、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、左側のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、左ストップ信号が出力されて、左回転リール41の回転が停止し、また、中央のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、中ストップ信号が出力されて、中回転リール42の回転が停止し、また、右側のストップスイッチ60が備えるボタンを押すと、右ストップ信号が出力されて、右回転リール43の回転が停止するようになっている。
ベットスイッチ70は、クレジットされているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのものであって、図2に示すように、操作部25の上面左側に設けられている。また、ベットスイッチ70としては、シングルベットスイッチ71と、マックスベットスイッチ72とが備えられている。また、図2に示すように、シングルベットスイッチ71及びマックスベットスイッチ72は、操作部25の上面左側に横並びに設けられている。左側に位置するのがシングルベットスイッチ71であり、右側に位置するのがマックスベットスイッチ72である。
(キャンセルスイッチ73)
キャンセルスイッチ73は、クレジットされているメダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、操作部25の前面右側に設けられている。また、キャンセルスイッチ73は、押しボタン式のスイッチを用いて構成されており、ボタンを押すと、キャンセル信号が出力されて、ホッパーユニット90の送出機構が駆動し、クレジットされているメダルがすべてメダル払出口86から払い出されるようになっている。
演出用ランプ81は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図2に示すように、前扉21の上部に設けられている。
(スピーカ82)
スピーカ82は、効果音などを鳴らすためのものであって、図2に示すように、メダル払出口86の左右両側にそれぞれ設けられている。
(液晶ディスプレイ83)
液晶ディスプレイ83は、演出に係る映像などを表示するためのものであって、図2に示すように、前扉21の前面における、上パネル22と中パネル23との間に設けられている。また、液晶ディスプレイ83は、遊技者に対して所定の情報を通知可能な情報通知装置としての機能を有する。
メダル投入口85は、メダルを投入するためのものであって、図2に示すように、操作部25の上面右側に設けられている。
(メダル払出口86)
メダル払出口86は、メダルを払い出すためのものであって、図2に示すように、前扉21の下部中央に設けられている。
(メダル受け皿87)
メダル受け皿87は、メダル払出口86から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、図2に示すように、メダル払出口86の下方に設けられている。
ホッパーユニット90は、メダルを払い出すためのものであって、筐体20の内部に設けられている。また、ホッパーユニット90は、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを送り出すための送出機構とを備えている。そして、送出機構によって送り出されたメダルは、メダル払出口86から払い出されるようになっている。
(メダル処理ユニット)
メダル処理ユニットは、メダル投入口85から投入されたメダルを処理するためのものであって、前扉21の裏面における、メダル投入口85の裏側に相当する位置に設けられている。また、メダル処理ユニットは、メダル投入口85に投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路と、メダル通路の途中から分岐するメダル返却通路と、メダル通路からメダル返却通路が分岐する分岐部に位置するメダルセレクターとを有している。また、メダル通路の途中であって、メダルセレクターよりも下流側には、メダル投入口85から投入されたメダルを検知するためのメダルセンサーが設けられている。また、メダル通路は、ホッパーユニット90のメダルタンクに連通し、また、メダル返却通路は、メダル払出口86に連通している。
電源ユニットは、スロットマシン10が備える各装置、具体的には、例えば、制御装置100や、リールユニット30や、ホッパーユニット90などに電力を供給するためのものである。また、電源ユニットは、筐体20の内部に備えられている。
(制御装置100)
制御装置100は、スロットマシン10を制御するためのものである。
図1に示すように、本実施の形態では、制御装置100は、主として遊技の制御を行うためのメイン遊技制御装置110と、メイン遊技制御装置110からの信号を受信して主として演出の制御を行うためのサブ遊技制御装置180とを備えている。
メイン遊技制御装置110は、遊技として、一般遊技と、特別遊技とを実行可能に形成され、また、特別遊技として、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)と、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)とを実行可能に形成されている。また、一般遊技とは、一般的な遊技をいい、また、特別遊技とは、遊技者にとって一般遊技よりも有利な遊技をいい、また、RBゲームとは、いずれかの役の入賞となる確率が一般遊技よりも高い特定の遊技をいい、また、BBゲームとは、RB入賞となる確率が一般遊技よりも高い特定の遊技をいう。
また、図1に示すように、サブ遊技制御装置180は、第2計時手段181、自動停止通知記憶手段182、自動停止通知選択手段183、及び自動停止通知手段184などを備えている。サブCPUが、サブ遊技制御装置180上のROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、サブ遊技制御装置180を構成するマイクロコンピュータが、第2計時手段181、自動停止通知選択手段183、及び自動停止通知手段184などとして機能するのである。また、自動停止通知記憶手段182は、プログラムなどとともに、ROMに記憶されているものである。
また、制御装置100の出力手段としては、図1に示すように、リールユニット30、演出用ランプ81、スピーカ82、液晶ディスプレイ83、及びホッパーユニット90などが接続されている。
以下、制御装置100が備える各手段について詳述する。
(一般遊技制御手段111)
一般遊技制御手段111は、一般遊技を制御するためのものである。
以下、本実施の形態における一般遊技について説明する。
メダルを投入すると、メダルの投入枚数に応じた本数の入賞ライン400が有効になる。具体的には、1回の遊技につき投入可能なメダルの枚数は、最大で3枚とされている。また、メダルの投入には、メダル投入口85からのメダルの投入と、ベットスイッチ70(シングルベットスイッチ71又はマックスベットスイッチ72)の操作によるクレジットメダルの投入とがある。そして、メダルの投入枚数が1枚のときには、第1入賞ライン401のみが有効になり、また、メダルの投入枚数が2枚のときには、第1から第3までの3本の入賞ライン400が有効になり、また、メダルの投入枚数が3枚のときには、第1から第5までの5本すべての入賞ライン400が有効になる。また、メダルの投入を条件に、スタートスイッチ50を操作すると、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、3個すべての回転リール40の回転が開始する。その後に、3個のストップスイッチ60のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ60の操作を終えると、3個すべての回転リール40の回転が停止する。このとき、いずれかの有効な入賞ライン400上にいずれかの入賞図柄配列が揃うと、当該入賞図柄配列に対応した役の入賞となり、入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。また、メダルの払い出しには、メダル払出口86からのメダルの払い出しと、クレジットによるメダルの払い出しとがある。また、メダルの払い出しに代えて、あるいはメダルの払い出しとともに、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。
また、役抽選の結果には、ビッグボーナス入賞(BB入賞)の引き当てに係るビッグボーナス当選(BB当選)と、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)の引き当てに係るレギュラーボーナス当選(RB当選)と、ベル入賞の引き当てに係るベル当選と、スイカ入賞の引き当てに係るスイカ当選と、チェリー入賞の引き当てに係るチェリー当選と、リプレイ入賞の引き当てに係るリプレイ当選と、ハズレとがある。
また、いずれかの有効な入賞ライン400上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄配列が揃うと、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)となり、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)へ移行する。つまり、「BAR」「BAR」「BAR」の図柄配列は、レギュラーボーナス入賞(RB入賞)となる入賞図柄配列である。
また、いずれかの有効な入賞ライン400上に「スイカ」「スイカ」「スイカ」の図柄配列が揃うと、スイカ入賞となり、所定枚数(例えば8枚)のメダルが払い出される。つまり、「スイカ」「スイカ」「スイカ」の図柄配列は、スイカ入賞となる入賞図柄配列である。
また、いずれかの有効な入賞ライン400上に「チェリー」「ANY」「ANY」の図柄配列が揃うと、チェリー入賞となり、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される。つまり、「チェリー」「ANY」「ANY」の図柄配列は、チェリー入賞となる入賞図柄配列である。「ANY」とは、いずれの図柄でもよいことを意味する。左回転リール41に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン400上に停止すると、中回転リール42及び右回転リール43に付されている図柄の停止位置にかかわらず、チェリー入賞となり、2枚のメダルが払い出される。このため、本実施の形態では、左回転リール41に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン400上に停止した時点で、チェリー入賞が確定することとなる。具体的には、例えば、最初に左回転リール41の回転を停止させ、このときの左回転リール41に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン400上に停止すると、中回転リール42及び右回転リール43がまだ回転中であるにもかかわらず、チェリー入賞が確定することとなる。なお、メダルの投入枚数が3枚であり、かつ、「チェリー」の図柄の停止位置が図柄表示窓26の上段及び下段であれば、4枚のメダルが払い出される。
また、いずれの有効な入賞ライン400上にも、いずれの入賞図柄配列も揃わないと、入賞なしとなる。
(レギュラーボーナス制御手段112/RB制御手段112)
RBゲームとは、いずれかの役の入賞となる確率が一般遊技よりも高い遊技をいう。また、RB制御手段112は、RBゲームを制御するためのものである。
役抽選手段120の抽選結果がRB当選となると、RB内部フラグがセットされて、RB内部当たり状態となるとともに、停止制御手段140により、RB入賞を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。つまり、役抽選手段120の抽選結果がRB当選になると、停止制御手段140は、RB入賞に対応した停止テーブル130を選択し、この停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効な入賞ライン400上に「BAR」「BAR」「BAR」の入賞図柄配列が揃い得るようになるとともに、「BAR」「BAR」「BAR」以外の入賞図柄配列については、いずれの有効な入賞ライン400上にも揃わなくなる。そして、3個すべての回転リール40の回転を停止させたときに、いずれかの有効な入賞ライン400上に「BAR」「BAR」「BAR」の入賞図柄配列が揃うと、RB入賞となりRBゲームフラグがセットされて、RBゲームへ移行する。つまり、RBゲームの開始条件は、いずれかの有効な入賞ライン400上に「BAR」「BAR」「BAR」の入賞図柄配列が揃うことである。また、RB入賞が引き当てられると、RB内部フラグがクリアされて、RB内部当たり状態は終了する。一方、3個すべての回転リール40の回転を停止させたときに、いずれの有効な入賞ライン400上にも「BAR」「BAR」「BAR」の入賞図柄配列が揃わないと、入賞なしとなるものの、RB内部フラグはクリアされず、RB内部当たり状態は継続する。RB内部フラグは、RB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる。つまり、RB内部当たり状態は、RB入賞が引き当てられるまで継続する。ここで、「RB内部当たり状態の継続中」を略して「RB内部中」とする。
また、RBゲーム中は、遊技を最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。また、RBゲーム中に、遊技が12回行われるか、あるいは入賞が8回あると、RBゲームフラグがクリアされて、RBゲームは終了する。つまり、RBゲームの終了条件は、RBゲーム中に、遊技が12回行われたこと、又は入賞が8回あったことである。
BBゲームとは、RB入賞となる確率が一般遊技よりも高く、これにより、RBゲームへの移行確率が一般遊技よりも高い遊技をいう。また、BB制御手段113は、BBゲームを制御するためのものである。
以下、本実施の形態におけるBBゲームについて説明する。
役抽選手段120の抽選結果がBB当選となると、BB内部フラグがセットされて、BB内部当たり状態となるとともに、停止制御手段140により、BB入賞を引き当て得るように、各回転リール40の停止制御が行われる。つまり、役抽選手段120の抽選結果がBB当選になると、停止制御手段140は、BB入賞に対応した停止テーブル130を選択し、この停止テーブル130に基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。このとき、いずれかの有効な入賞ライン400上に「7」「7」「7」の入賞図柄配列が揃い得るようになるとともに、「7」「7」「7」以外の入賞図柄配列については、いずれの有効な入賞ライン400上にも揃わなくなる。そして、3個すべての回転リール40の回転を停止させたときに、いずれかの有効な入賞ライン400上に「7」「7」「7」の入賞図柄配列が揃うと、BB入賞となり、所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出されるとともに、BBゲームフラグがセットされて、BBゲームへ移行する。つまり、BBゲームの開始条件は、いずれかの有効な入賞ライン400上に「7」「7」「7」の入賞図柄配列が揃うことである。また、BB入賞が引き当てられると、BB内部フラグがクリアされて、BB内部当たり状態は終了する。一方、3個すべての回転リール40の回転を停止させたときに、いずれの有効な入賞ライン400上にも「7」「7」「7」の入賞図柄配列が揃わないと、入賞なしとなるものの、BB内部フラグはクリアされず、BB内部当たり状態は継続する。BB内部フラグは、BB入賞が引き当てられるまで、クリアされずにセットされたままとなる。つまり、BB内部当たり状態は、BB入賞が引き当てられるまで継続する。ここで、「BB内部当たり状態の継続中」を略して「BB内部中」とする。
「BB中一般遊技」では、一般遊技と同様に、最大3枚のメダルを投入することが可能であり、また、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が毎回行われ、また、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン400上にいずれかの入賞図柄配列が揃うか否かによって、入賞か否かの判定が行われる。
また、「BB中一般遊技」では、RB入賞となる確率が一般遊技よりも高くなる。そして、「BB中一般遊技」では、いずれかの有効な入賞ライン400上に「R」「R」「R」の図柄配列が揃うと、RB入賞となり、「BB中一般遊技」からBBゲーム中のRBゲームへ移行する。
「BB中RBゲーム」では、RBゲームと同様に、役抽選手段120の抽選の結果いずれかの役の当選となる確率が一般遊技よりも高くなり、そして、有効な入賞ライン400上に役抽選手段120の抽選結果に対応した所定の図柄配列が揃うと入賞となる遊技が行われる。
また、「BB中RBゲーム」中は、遊技を最大12回行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。また、「BB中RBゲーム」中に、遊技が12回行われるか、あるいは入賞が8回あると、「BB中RBゲーム」は終了する。
具体的には、一般遊技からBBゲームへ移行すると、まず、1回目の「BB中一般遊技」が行われる。また、1回目の「BB中一般遊技」でRB入賞となると、1回目の「BB中一般遊技」から1回目の「BB中RBゲーム」へ移行する。そして、1回目の「BB中RBゲーム」が終了すると、1回目の「BB中RBゲーム」から2回目の「BB中一般遊技」へ移行する。また、2回目の「BB中一般遊技」でRB入賞となると、2回目の「BB中一般遊技」から2回目の「BB中RBゲーム」へ移行する。そして、2回目の「BB中RBゲーム」が終了すると、2回目の「BB中RBゲーム」から3回目の「BB中一般遊技」へ移行する。また、3回目の「BB中一般遊技」でRB入賞となると、3回目の「BB中一般遊技」から3回目の「BB中RBゲーム」へ移行する。そして、3回目の「BB中RBゲーム」が終了すると、BBゲームも同時に終了する。
また、1回目及び2回目の「BB中一般遊技」で合計30回の遊技が行われても、BBゲームは終了する。
また、1回目、2回目及び3回目の「BB中一般遊技」で合計30回の遊技が行われても、BBゲームは終了する。
(役抽選手段120)
役抽選手段120は、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。
また、役抽選用乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(例えば、10進数で0〜16383)で発生させるためのものである。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、発振回路と、この発振回路が発生させたクロック信号をカウントするカウンタ回路とによって構成できる(いわゆるハード乱数)。
また、役抽選用乱数発生手段は、例えば、平均採中法で乱数を発生させる手段や、あるいは素数の加算によって乱数を発生させる手段によって構成することもできる。また、これらの手段は、例えば、CPUに所定のプログラムを実行させることによって構成できる(いわゆるソフト乱数)。
なお、役抽選用乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、役抽選用乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ50が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、役抽選用乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、役抽選用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選させるか又はハズレかをあらかじめ定めたものである。
また、一般役抽選テーブルは、役抽選用乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、BB当選にするか、RB当選にするか、ベル当選にするか、スイカ当選にするか、チェリー当選にするか、リプレイ当選にするか、あるいはハズレにするかを、あらかじめ定めている。
また、RB中用役抽選テーブルは、ベル当選と、スイカ当選と、チェリー当選とを、それぞれ所定の割合で定めている。
また、テーブル選択手段は、複数の役抽選テーブルの中から1の役抽選テーブルを選択するためのものである。テーブル選択手段は、一般遊技中であってBB内部中でもRB内部中でもないときには、一般役抽選テーブルを選択し、また、RBゲーム中には、RB中用役抽選テーブルを選択し、また、BB中一般遊技中には、BB中用役抽選テーブルを選択する。
また、役抽選判定手段は、役抽選用乱数抽出手段が抽出した乱数と、テーブル選択手段が選択した役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの判定を行うためのものである。
(RBゲーム中であれば、ベル当選か、スイカ当選か、あるいはチェリー当選かの判定を行い、また、BB中一般遊技中であれば、RB当選か、ベル当選か、スイカ当選か、チェリー当選か、あるいはハズレかの判定を行う)。
(停止テーブル130)
停止テーブル130は、各回転リール40の停止位置を決定するためのものであって、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置に応じて、各回転リール40の滑りコマ数をあらかじめ定めたものである。
例えば、ストップスイッチ60の操作後における最初の適正停止位置で対応する回転リール40の回転が停止した場合、ストップスイッチ60の操作から対応する回転リール40の回転が停止するまでの間に通過した適正停止位置の数は「0」であるから、滑りコマ数は「0」である。
また、ストップスイッチ60の操作後における最初の適正停止位置を通過し、その次の適正停止位置で対応する回転リール40の回転が停止した場合、ストップスイッチ60の操作から対応する回転リール40の回転が停止するまでの間に通過した適正停止位置の数は「1」であるから、滑りコマ数は「1」である。
また、本実施の形態では、各停止テーブル130は、0以上4以下の範囲内で、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
また、いずれかの役に対応した停止テーブル130は、その役に対応した入賞図柄配列がいずれかの有効な入賞ライン400上に揃い得るように、かつ、その役以外の入賞図柄配列についてはいずれの有効な入賞ライン400上にも揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
また、「入賞なし」に対応した停止テーブル130は、いずれの有効な入賞ライン400上にも、いずれの入賞図柄配列も揃わないように、各回転リール40の滑りコマ数を定めている。
停止制御手段140は、各回転リール40の停止制御を行うためのものである。
また、停止制御手段140は、役抽選手段120の抽選結果と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とに基づいて、各回転リール40の停止制御を行う。
また、各回転リール40の停止制御は、以下に示すようにして行われる。
まず、役抽選手段120の抽選結果等に基づいて、複数の停止テーブル130の中から一の停止テーブル130が選択される。
次に、この選択された一の停止テーブル130と、各ストップスイッチ60が操作されたときの対応する回転リール40の回転位置とから、各回転リール40の滑りコマ数が決定される。
ここで、滑りコマ数が「0」と決定されると、ストップスイッチ60の操作後における最初の適正停止位置で、対応する回転リール40の回転が停止する。このとき、ストップスイッチ60の操作時に図柄表示窓26の上段の直前に位置していた図柄は、ストップスイッチ60の操作後ほとんど移動せずに、図柄表示窓26の上段に停止するように見える。
また、滑りコマ数が「2」と決定されると、ストップスイッチ60の操作後における最初の適正停止位置と、その次の適正停止位置とを通過し、3番目の適正停止位置で、対応する回転リール40の回転が停止する。このとき、ストップスイッチ60の操作時に図柄表示窓26の上段の直前に位置していた図柄は、ストップスイッチ60の操作後に回転リール40の回転方向に2コマ滑るようにして移動して、図柄表示窓26の下段に停止するように見える。
(第1計時手段150)
第1計時手段150は、スタートスイッチ50が操作されてからストップスイッチ60が操作されるまでの所定時からの時間を計時するためのものである。
本実施の形態では、第1計時手段150は、メイン遊技制御装置110に設けられている。
また、本実施の形態では、第1計時手段150は、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時に、計時を開始する。
自動停止制御手段160は、第1計時手段150による計時時間が一定長の時間である第1規定時間に達したとき、ストップスイッチ60が操作されなくても、回転リール40の停止制御をおこなうためのものであって、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段120の抽選結果のいかんにかかわらず、入賞判定手段170により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、回転リール40の停止制御をおこなうためのものである。
また、本実施の形態では、上述したように、役抽選手段120の抽選結果には、BB当選と、RB当選と、ベル当選と、スイカ当選と、チェリー当選と、リプレイ当選と、ハズレとがある。自動停止制御手段160は、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段120の抽選結果がハズレの場合はもちろんのこと、役抽選手段120の抽選結果がBB当選と、RB当選と、ベル当選と、スイカ当選と、チェリー当選と、リプレイ当選のいずれかとなった場合においても、入賞判定手段170により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、回転リール40の停止制御をおこなう。
また、本実施の形態では、いずれかの有効な入賞ライン400上に、「チェリー」「ANY」「ANY」の図柄配列が揃うと、チェリー入賞となる。つまり、本実施の形態では、左回転リール41に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン400上に停止した時点で、チェリー入賞が確定する。このため、例えば、最初に左回転リール41の回転を停止させ、このとき左回転リール41に付されている「チェリー」の図柄がいずれかの有効な入賞ライン400上に停止すると、中回転リール42及び右回転リール43がまだ回転中であるにもかかわらず、チェリー入賞が確定する。本実施の形態では、このようなケースが、「既にいずれかの入賞が確定している場合」に該当する。そして、既にチェリー入賞が確定している場合には、自動停止制御手段160は、チェリー入賞以外の入賞となる図柄の配列が出現しないように、各回転リール40の停止制御を行う。
具体的には、自動停止制御手段160は、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間である60秒に達したときに、全ての回転リール40が回転しているとすると、役抽選手段120の抽選結果に係らず、「入賞なし」に対応した停止テーブル130を選択し、テーブル制御により回転リール40の停止制御をする。
また、第1計時手段150による計時時間が第1規定時間である60秒に達したときに、回転中の回転リール40と回転を停止している回転リール40とが混在しているとすると、役抽選手段120の抽選結果がハズレ以外であれば、コントロール制御により回転リール40の停止制御をする。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際における各入賞ライン400上の図柄の配列に基づいて、複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定を行うためのものである。
具体的には、入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン400上に「7」「7」「7」の図柄配列が揃うと、「BB入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン400上に「BAR」「BAR」「BAR」の図柄配列が揃うと、「RB入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン400上に「スイカ」「スイカ」「スイカ」の図柄配列が揃うと、「スイカ入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれかの有効な入賞ライン400上に「チェリー」「ANY」「ANY」の図柄配列が揃うと、「チェリー入賞」と判定する。
また、入賞判定手段170は、すべての回転リール40の回転が停止した際に、いずれの有効な入賞ライン400上にも、いずれの入賞図柄配列も揃わないと、「入賞なし」と判定する。
(第2計時手段181)
第2計時手段181は、第1計時手段150とほぼ同時に計時を開始する計時手段である。
また、第2計時手段181の計時の終了は、第1計時手段150と同様である。
(自動停止通知記憶手段182)
自動停止通知記憶手段182は、複数の通知内容を記憶しているものである。
具体的には、自動停止通知記憶手段182は、通知内容として、映像データを記憶している。また、映像データとしては、「自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」や、「当たり発生。自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」および「大当たり。自動停止がまもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」等のメッセージを液晶ディスプレイ83に表示させるための映像データを記憶している。
自動停止通知選択手段183は、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容の中から1の通知内容を役抽選手段120の抽選結果に基づいて選択するためのものである。具体的には、役抽選手段120の役抽選結果がハズレまたはチェリー当選もしくはリプレイ当選であれば、自動停止通知選択手段183は、自動停止通知記憶手段182に記憶されている複数の通知内容の中から、「自動停止が、まもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」のメッセージの表示に係る映像データを選択する。また、役抽選手段120の役抽選結果がベル当選またはスイカ当選であれば、「当たり発生。自動停止がまもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」のメッセージの表示に係る映像データを選択する。また、役抽選手段120の役抽選結果がBB当選またはRB当選であれば、「大当たり。自動停止がまもなく作動します。ストップスイッチを操作して下さい。」のメッセージの表示に係る映像データを選択する。
自動停止通知選択手段183が自動停止通知記憶手段182に記憶されている映像データを選択すると、自動停止通知手段184は、自動停止通知選択手段183により選択された映像データを情報通知装置としての液晶ディスプレイ83に表示させる。
自動停止通知手段184は、第2計時手段181により計時された時間が第1規定時間より短い時間(例えば30秒)である第2規定時間に達したとき、自動停止通知選択手段183により選択された通知内容を情報通知装置である液晶ディスプレイ83により遊技者に対して通知するものである。ここで第2規定時間は、第1規定時間よりも短い時間を設定する。本実施の形態では、第1規定時間を60秒、第2規定時間を30秒とする。第2規定時間を第1規定時間より短く設定するのは、自動停止通知手段184による報知を自動停止制御手段160の動作開始前に実施可能とするためである。
(スロットマシン10の動作)
以下、図7ないし図10に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
まず、図7に示すフローチャートに基づいて、スロットマシン10の動作について概説する。
ステップ110において、役抽選手段120により抽選が行われる。そしてステップ120に進む。
ステップ120において、メイン遊技制御装置110により回転リール40の回転が開始される。そして、ステップ130に進む。
ステップ130では、ストップスイッチ60が操作有効状態となったか否かの判断がおこなわれる。そして、ストップスイッチ60が操作有効状態であると判断されると、ステップ140へ進む。一方、ストップスイッチ60が操作有効状態ではないと判断されると、再度、ステップ130の処理をおこなう。
ステップ150では、第1計時手段150が第1規定時間に相当する数値を第1記憶領域に記憶する。そして、ステップ160へ進む。
ステップ160では、ストップスイッチ60が操作されたか否かをメイン遊技制御装置110が判断する。ここで、ストップスイッチ60の操作されたとメイン遊技制御装置110が判断すると、ステップ175に進む。一方、ストップスイッチ60の操作がされていないとメイン遊技制御装置110が判断すると、ステップ170に進む。
ステップ175では、停止制御手段140が操作されたストップスイッチ60に対応した回転リール40の回転を停止する。そして、ステップ180へ進む。
ステップ190では、メイン遊技制御装置110がストップスイッチ60を操作無効状態にする。そしてステップ200に進む。
ステップ200では、メイン遊技制御装置110がサブ遊技制御装置180へストップスイッチ操作無効信号を送信する。そして、ステップ210に進む。
ステップ220では、入賞判定手段170が全ての回転リール40の回転が停止した際における有効ライン300上の回転リール40の図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定をおこなう。そして、ステップ230へ進む。
ステップ230では、ステップ220の入賞判定でいずれかの役に入賞していると判定されたときには、メイン遊技制御装置110が入賞役に対応した所定枚数のメダルを払い出す。また、ステップ220の入賞判定で入賞なしと判定された場合には、メイン遊技制御装置110は、メダルの払出し処理をしない。そして、スロットマシン10の1回の遊技が終了する。
ステップ300では、メイン遊技制御装置110から送信されるストップスイッチ操作有効信号の受信待ち処理をサブ遊技制御装置180がおこなう。そして、サブ遊技制御装置180がストップスイッチ操作有効信号を受信した場合は、ステップ310に進む。
ステップ310では、第2規定時間に相当する数値を第2記憶領域に記憶する処理をおこなう。そして、ステップ320へ進む。
ステップ320では、ステップ310で設定した第2記憶領域に記憶された数値が0なっているか否かの判断を第2計時手段181がおこなう。すなわち、第2計時手段181の計時時間が第2規定時間である30秒に達したか否かの判断がおこなわれる。ここで、第2記憶領域に記憶された数値が0になっていると判断されると、ステップ330へ進む。一方、第2記憶領域に記憶された数値の値が0になっていると判断されると、再度、ステップ320の処理をおこなう。
ステップ360では、自動停止通知手段184が、通知を終了する処理をおこなう。具体的には、情報通知装置である液晶ディスプレイ83の表示を消す。
次に、図9のフローチャートに基づいて、自動停止制御の処理を説明する。
ステップ410では、メイン遊技制御装置110が停止済の回転リール40があるか否かの判断をおこなう。ここで、すでに停止済の回転リール40が1個でもあれば、ステップ420に進む。一方、全ての回転リール40が回転している場合は、ステップ440に進む。
ステップ430では、自動停止制御手段160が停止テーブル使用フラグをクリアする。そして、ステップ450に進む。
ステップ450では、自動停止制御手段160が左回転リール41を停止する処理をおこなう。なお、各回転リール40の停止動作については、後述する。そして、ステップ460に進む。
ステップ460では、自動停止制御手段160が中回転リール42を停止する処理をおこなう。そして、ステップ470に進む。
ステップ470では、自動停止制御手段160が右回転リール43を停止する処理をおこなう。そして、自動停止処理が終了する。
ステップ600では、本処理にて停止させようとする回転リール40が回転中か否かを自動停止制御手段160が判断する。そして、回転リール40が回転中である場合には、ステップ610に進む。一方、既に回転リール40が回転を停止しているときには、回転停止処理をおこなう必要がないので、処理を終了する。
ステップ610では、停止テーブル使用フラグがセットされているのか否かを自動停止制御手段160が判断する。そして、停止テーブル使用フラグがセットされていれば、ステップ630に進む。一方、停止テーブル使用フラグがクリアされていれば、ステップ620に進む。
ステップ630では、役抽選手段120の抽選結果にかかわらず、自動停止制御手段160が入賞なしに対応した停止テーブル130を選択する。そして、ステップ650に進む。
ステップ640では、回転リール40が停止可能であるか否かの判定を自動停止制御手段160がおこなう。具体的には、回転リール40の停止前に、仮に回転リール40が停止したとするといずれかの有効な入賞ライン400上にいずれかの入賞図柄配列が揃うか否かを判定し、いずれの入賞図柄も揃わないと判定したときには、ステップ690へ進む。一方、いずれかの入賞図柄が揃うと判定されたときは、ステップ660へ進む。
ステップ660では、自動停止制御手段160が第1入賞ライン301のコマ番号を取得する。そして、ステップ670に進む。
ステップ670では、回転リール40が1コマ進んだか否かを自動停止制御手段160が判定する。回転リール40が1コマ進んだと自動停止制御手段160が判定すれば、ステップ680へ進む。一方、回転リール40が1コマ進んでいないと自動停止制御手段160が判定すれば、ステップ660へ戻る。
次にステップ670では、自動停止制御手段160が、回転リール40の回転を停止させる。
以上のような回転リール40の停止処理を、左回転リール41、中回転リール42、右回転リール43の各回転リール40毎に実行する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態では、自動停止制御手段160が回転リール40の回転を停止させる前に回転リール40の回転が自動停止することとなる旨を情報通知装置である液晶ディスプレイ83により遊技者に対して通知するとしかつ自動停止制御手段160が回転40リールの回転を停止するときは役抽選手段120の抽選結果のいかんにかかわらず入賞図柄配列が揃わないようにした。そのため、自動停止の作動が間近に迫っているいうことを遊技者が確実に認識することができかつ自動停止制御手段160が回転リール40の回転を自動的に停止する前にストップスイッチ60の操作をおこなわなければ入賞を得ることができないので、ストップスイッチ60を操作する意欲を遊技者に対して喚起することができる。本実施の形態に係るスロットマシン10は、遊技者の興趣を一層高めることができるものである。
(第2の実施の形態)
(図面の説明)
図11は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
図11は、自動停止報知の動作の概略を示すものである。
なお、本実施の形態に係るスロットマシン10は、第1の実施の形態と同様のハードウェア構成である。
(検知手段185)
検知手段185は、回転中の回転リール40の個数が1個のみの状態である、回転リール1個のみ回転中状態か否かの検知を行うためのものである。本実施の形態では、検知手段185は、回転中の回転リール40の個数を計測することによって、3個の回転リール40のうち、いずれか2個の回転リール40の回転が停止し、かつ、いずれか1個の回転リール40のみ回転中の状態、すなわち、回転リール1個のみ回転中状態の検知をおこなう。
各ストップスイッチ60が操作されて操作無効状態になると、これを契機に、メイン遊技制御装置110からサブ遊技制御装置180へ、ストップスイッチ操作無効信号が送信される。具体的には、左側のストップスイッチ60が操作されて操作無効状態になると、これを契機に、メイン遊技制御装置110からサブ遊技制御装置180へ、左側のストップスイッチ60についてのストップスイッチ操作無効信号が送信される。中央及び右側のストップスイッチ60についても同様である。サブ遊技制御装置180がストップスイッチ操作無効信号を受信すると、これを契機に、検知手段185が、回転中回転リール数記憶領域に記憶されている数値から「1」を減算する。
(自動停止通知手段184)
本実施の形態に係る自動停止通知手段184は、第2計時手段181による計時時間が、第2規定時間に達しかつ検知手段185が回転リール1個のみ回転中状態であると検知しているときに、通知を実行する。また、自動停止通知手段184は、第2計時手段181による計時時間が、第2規定時間に達しかつ検知手段185が回転リール1個のみ回転中状態であると検知していないときには、通知を実行しない。つまり、第2計時手段181による計時時間が、第2規定時間に達しても、回転リール40が2個以上回転している場合には、自動停止通知手段184は、通知を実行しない。
図12のフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の自動停止報知の動作を説明する。
ステップ710では、メイン遊技制御装置110から送信されるストップスイッチ操作有効信号の受信待ち処理をサブ遊技制御装置180がおこなう。そして、サブ遊技制御装置180がストップスイッチ操作有効信号を受信した場合は、ステップ720に進む。
ステップ720では、第2規定時間に相当する数値を第2記憶領域に記憶する処理をおこなう。そして、ステップ730へ進む。
ステップ740では、検知手段185が回転リール1個のみ回転中状態であると検知すると、自動停止通知手段184は、ステップ750へ進み、検知手段185が回転中回転リール1個のみ状態であると検知していなければ、ステップ740へ戻る。
ステップ770では、メイン遊技制御装置110から送信されるストップスイッチ操作無効信号の受信待ち処理をサブ遊技制御装置180がおこなう。そして、ストップスイッチ操作無効信号を受信すると、ステップ780へ進む。
ステップ780では、自動停止通知手段184が、通知を終了する処理をおこなう。具体的には、情報通知装置である液晶ディスプレイ83の表示を消す。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態では、第1の実施形態での作用・効果に加えて、自動停止通知手段184が、回転中の回転リール40の個数を参照し、回転中の回転リール40の個数が1個のみの状態、つまり回転リール1個のみ回転中状態のときしか通知をおこなわないので、遊技者に対して通知が煩雑になり過ぎずかつ自動停止作動のときが近づいていることを遊技者が確実に認識することができる。
(第3の実施の形態)
(図面の説明)
図13ないし図15は、本発明の第3の実施の形態を示すものである。
図13は、スロットマシン10のブロック図、図14ないし図15は、スロットマシン10の動作の概略を示すフローチャートである。
本実施の形態では、第2の実施の形態のソフトウェア構成に加えて、補助停止制御手段200を備え、自動停止制御手段160が回転リール40の回転を停止させる前に、役抽選手段120の抽選結果に対応した入賞配列図柄配列がいずれかの有効な入賞ライン上に揃い得るように、補助停止制御手段200が回転リール40の停止制御をおこなう。
(第3計時手段210)
第3計時手段210は、第1計時手段150とほぼ同時に計時を開始する計時手段である。
本実施の形態では、第3計時手段210は、第1計時手段150と同様に、メイン遊技制御装置110に設けられている。各ストップスイッチ60が操作有効状態になると、これを契機に、第1計時手段150が計時を開始する。そして、メイン制御装置110を構成するマイクロコンピュータは、第1計時手段150の計時処理を開始した後に第3計時手段210の計時処理を開始する。このため、第1計時手段150が計時を開始すると、第3計時手段210は、メイン制御装置110を構成するマイクロコンピュータのベースクロックの数倍程度の時間(数マイクロ秒〜数百マイクロ秒程度)遅れて、計時を開始することになる。
本実施の形態では、第3計時手段210は、計時開始時に、第3規定時間に相当する数値をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に格納されている数値を1ずつ減算することにより、第3規定時間を計時する。具体的な処理は、第1計時手段150と同様である。
また、本実施の形態では、第3計時手段210は、計時時間が第3規定時間に達するか、又は計時時間が第3規定時間に達する前にすべてのストップスイッチ60が操作無効状態になると、計時を終了する。具体的には、第3計時手段210は、計時時間が第3規定時間である20秒に達すると、計時を終了する。また、第3計時手段210の計時時間が第3規定時間である20秒に達する前に、遊技者が各ストップスイッチ60を操作することにより、左側のストップスイッチ60、中央のストップスイッチ60及び右側のストップスイッチ60のすべてのストップスイッチ60が操作無効状態になると、これを契機に、第1計時手段150は、計時を終了する。そして、メイン制御装置110を構成するマイクロコンピュータは、第1計時手段150の計時処理を終了した後に第3計時手段210の計時処理を終了する。
回転リール40の個数をn個とすると、補助停止制御手段200は、第3計時手段210による計時時間が、一定長の時間であって前記第2規定時間よりも短い第3規定時間に達したことを契機に、ストップスイッチ60が操作されなくても、回転リール40の停止制御をおこなうためのものであって、役抽選手段120の抽選結果に基づいて、n個の回転リール40のうち、いずれか1個の回転リール40については回転を停止させず、かつ、他の(n−1)個の回転リール40の停止制御をおこなうためのものである。ここで、nは2以上の整数とする。
より具体的には、第3計時手段210による計時時間が、第3規定時間である20秒に達すると、これを契機に、補助停止制御手段200が、「左回転リール41」→「中回転リール42」の順に回転を停止させる。本実施の形態では、第3計時手段210による計時時間が第3規定時間である20秒に達した直後に、補助停止制御手段200が左回転リール41の停止制御を実行し、また、左回転リール41の回転停止を確認すると、中回転リール42の停止制御を実行する。また、補助停止制御手段200は、右回転リール43については停止制御を実行しない。
また、例えば、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時から20秒が経過する前に、遊技者が右側のストップスイッチ60を操作して、右回転リール43を停止させたとする。このとき、右回転リール43の停止制御は、停止制御手段140によっておこなわれる。そして、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時から20秒が経過した時点で、右回転リール43の回転が既に停止しているとする。
また、例えば、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時から20秒が経過する前に、遊技者が左側のストップスイッチ60及び中央のストップスイッチ60を操作して、左回転リール41及び中回転リール42の回転を停止させたとする。このとき、左回転リール41及び中回転リール42の停止制御は、停止制御手段140によっておこなわれる。そして、各ストップスイッチ60が操作有効状態になった時から20秒が経過した時点で、左回転リール41及び中回転リール42の回転が既に停止しているとする。
(スロットマシン10の動作)
以下、図14に示すフローチャートに基づいて、スロットマシン10の動作について概説する。
ステップ900において、スタートスイッチ50が操作されると、ステップ910に進む。
ステップ910において、役抽選手段120により抽選が行われる。そしてステップ920に進む。
ステップ930では、ストップスイッチ60が操作有効状態となったか否かの判断がおこなわれる。そして、ストップスイッチ60が操作有効状態であると判断されると、ステップ940へ進む。一方、ストップスイッチ60が操作有効状態ではないと判断されると、再度、ステップ930の処理をおこなう。
ステップ940では、メイン遊技制御装置110がサブ遊技制御装置180へストップスイッチ操作有効信号を送信する。そして、ステップ950に進む。
ステップ960では、第3計時手段210が、第3規定時間に相当する数値を第3記憶領域に記憶する処理をおこなう。そして、ステップ970へ進む。
ステップ970では、ストップスイッチ60が操作されたか否かをメイン遊技制御装置110が判断する。ここで、ストップスイッチ60の操作されたとメイン遊技制御装置110が判断すると、ステップ975に進む。一方、ストップスイッチ60の操作がされていないとメイン遊技制御装置110が判断すると、ステップ980に進む。
ステップ980では、ステップ960で設定した第3記憶領域に記憶された数値が0になっているか否かを第3計時手段210が判断する。すなわち、第3計時手段210の計時時間が第3規定時間である20秒に達したか否かの判断がおこなわれる。ここで、第3記憶領域に記憶された数値が0になっていると第3計時手段210が判断すると、ステップ990へ進む。一方、第3記憶領域に記憶された数値が0になっていないと第3計時手段210が判断すると、ステップ970へ戻る。
ステップ1000では、補助停止手段200が回転リール40の停止制御をおこなう。補助停止手段200の停止制御については、詳細を後述する。そして、ステップ1010へ進む。
ステップ1010では、ステップ950で設定した第1記憶領域に記憶された数値が0になっているか否かを第1計時手段150が判断する。すなわち、第1計時手段150の計時時間が第1規定時間である60秒に達したか否かの判断がおこなわれる。第1記憶領域に記憶された数値が0になっていると第1計時手段150が判断すると、ステップ1020へ進む。一方、第1記憶領域に記憶された数値が0になっていないと第1計時手段150が判断すると、ステップ970へ戻る。
ステップ1030では、メイン遊技制御装置110がサブ遊技制御装置180へストップスイッチ操作無効信号を送信する。そして、ステップ1040に進む。
ステップ1040では、自動停止制御手段160が自動停止処理をおこなう。そして、ステップ1050に進む。なお、自動停止処理の具体的処理については、第1の実施の形態における処理と同様である。
ステップ1050では、入賞判定手段170が全ての回転リール40の回転が停止した際における有効ライン300上の回転リール40の図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定をおこなう。そして、ステップ1060へ進む。
(補助停止制御の動作)
図15に示すフローチャートに基づいて、補助停止制御の動作について概説する。
ステップ1200では、左回転リール41が回転しているか否かを補助停止制御手段200が判断する。左回転リール41が回転していると補助停止制御手段200が判断すると、ステップ1210へ進み、左回転リール41が回転していないと補助停止制御手段200が判断すると、ステップ1230へ進む。
ステップ1215では、補助停止制御手段200が左回転リール41の停止制御を実行する。そして、ステップ1220へ進む
ステップ1220では、補助停止制御手段200が左回転リール41の回転を停止する。そして、ステップ1230へ進む。
ステップ1230では、中回転リール42が回転しているか否かを補助停止制御手段200が判断する。中回転リール42が回転していると補助停止制御手段200が判断すると、ステップ1240へ進み、中回転リール42が回転していないと補助停止制御手段200が判断すると、補助停止制御の動作は終了する。
ステップ1245では、補助停止制御手段200が中回転リール42の停止制御を実行する。そして、ステップ1250へ進む
ステップ1250では、補助停止制御手段200が中回転リール42の回転を停止する。そして、補助停止制御の動作は終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、第2の実施形態における効果に加えて、本実施の形態では、左回転リール41と中回転リール42の回転を補助停止制御手段200が停止させるので、遊技者が最小限のストップスイッチ60の操作で、遊技を楽しむことができる。
上記の実施形態として、メイン遊技制御装置110とサブ遊技制御装置180とを別々に構成したが、メイン遊技制御装置110とサブ遊技制御装置180とを同一のハードウェア上に構成しても良い。
また、上記の実施形態では、検知手段185をサブ遊技制御装置180に備えたが、メイン遊技制御装置110に備えてもよい。その場合、メイン遊技制御装置110がサブ遊技制御装置180へ通知信号を送信し、サブ遊技制御手段180は、この通知信号を受信すると、回転リール1個のみ回転中状態であるということを検知し、第2計時手段181による計時時間が第2規定時間に達していれば、自動停止通知手段184が通知を実行するとしても良い。
第1計時手段150と第2計時手段181とを兼用しても良い。
また、上記の実施形態では、第1計時手段150と第3計時手段210とを別に構成したが、
第1計時手段150と第3計時手段210とを兼用しても良い。
21 前扉 22 上パネル
23 中パネル 24 下パネル
25 操作部 26 図柄表示窓
30 リールユニット 31 フレーム
32 リールスタンド 33 支持板
34 フォトセンサ 35 ステッピングモータ
40 回転リール 41 左回転リール
42 中回転リール 43 右回転リール
45 円筒部 46 スポーク
47 ハブ 48 インデックス
50 スタートスイッチ
60 ストップスイッチ 70 ベットスイッチ
71 シングルベットスイッチ 72 マックスベットスイッチ
73 キャンセルスイッチ 81 演出用ランプ
82 スピーカ 83 液晶ディスプレイ
85 メダル投入口 86 メダル払出口
87 メダル受け皿 90 ホッパーユニット
100 制御装置 110 メイン遊技制御装置
111 一般遊技制御手段 112 レギュラーボーナス制御手段
113 ビッグボーナス制御手段 120 役抽選手段
130 停止テーブル 140 停止制御手段
150 第1計時手段 160 自動停止制御手段
170 入賞判定手段 180 サブ遊技制御装置
181 第2計時手段 182 自動停止通知記憶手段
183 自動停止通知選択手段 184 自動停止通知手段
200 補助停止制御手段 210 第3計時手段
301 左回転リール上図柄 302 左回転リール中図柄
303 左回転リール下図柄 304 中回転リール上図柄
305 中回転リール中図柄 306 中回転リール下図柄
307 右回転リール上図柄 308 右回転リール中図柄
309 右回転リール下図柄
400 入賞ライン 401 第1入賞ライン
402 第2入賞ライン 403 第3入賞ライン
404 第4入賞ライン 405 第5入賞ライン
Claims (2)
- 周囲に複数個の図柄が付されている複数個の回転リールと、
各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
各回転リールの回転を停止させるためのものでありかつ各回転リールにそれぞれ対応して設けられているストップスイッチと、
スロットマシンを制御するための制御装置とを備え、
制御装置は、
遊技を制御するための遊技制御手段と、
複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選をおこなうための役抽選手段と、
役抽選手段の抽選結果と各ストップスイッチが操作されたときの対応する回転リールの回転位置とに基づいて各回転リールの停止制御をおこなうための停止制御手段と、
すべての回転リールの回転が停止した際における図柄の配列に基づいて複数の役のいずれかに入賞したか又は入賞なしかの判定をおこなうための入賞判定手段とを備えるとともに、
スタートスイッチが操作されてからストップスイッチが操作されるまでの所定時から計時を開始する第1計時手段と、
第1計時手段とほぼ同時に計時を開始する第3計時手段と、
第1計時手段による計時時間が、一定長の時間である第1規定時間に達したことを契機に、ストップスイッチが操作されなくても、回転リールの停止制御をおこなうためのものであって、既にいずれかの入賞が確定している場合を除き、役抽選手段の抽選結果のいかんにかかわらず、入賞判定手段により入賞なしと判定される図柄の配列が出現するように、回転リールの停止制御をおこなうための自動停止制御手段と、
第3計時手段による計時時間が、一定長の時間であって前記第1規定時間よりも短い第3規定時間に達したことを契機に、自動停止制御手段が回転リールの回転を停止させる前に、役抽選手段の抽選結果に対応した入賞配列図柄配列がいずれかの有効な入賞ライン上に揃い得るように、n個(ただし、nは2以上の整数)の回転リールのうち、いずれか1個の回転リールについては回転を停止させず、かつ、他の(n−1)個の回転リールの停止制御をおこなう補助停止制御手段とを備え、
前記自動停止制御手段は、前記補助停止制御手段の作動後であっても作動することを特徴とするスロットマシン。 - 遊技者に対して所定の情報を通知可能に形成されている情報通知装置を備えるとともに、
制御装置は、
第1計時手段とほぼ同時に計時を開始する第2計時手段と、
第2計時手段による計時時間が、一定長の時間であって前記第1規定時間よりも短く、かつ前記第3規定時間よりも長い第2規定時間に達したことを契機に、回転リールの回転が自動停止することとなる旨を情報通知装置により遊技者に対して通知するための自動停止通知手段と、
複数の通知内容を記憶する自動停止通知記憶手段と、
自動停止通知記憶手段に記憶されている複数の通知内容の中から1の通知内容を役抽選手段の抽選結果に基づいて選択するための自動停止通知選択手段とを備え、
自動停止通知手段は、自動停止通知選択手段により選択された通知内容を情報通知装置により遊技者に対して通知することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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