JP2001204885A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001204885A JP2000019778A JP2000019778A JP2001204885A JP 2001204885 A JP2001204885 A JP 2001204885A JP 2000019778 A JP2000019778 A JP 2000019778A JP 2000019778 A JP2000019778 A JP 2000019778A JP 2001204885 A JP2001204885 A JP 2001204885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンのそれまでの遊技実績を反映
させた演出を行うようにし、その演出によって、遊技者
に有益な情報を提供する。 【解決手段】 遊技者が遊技を進行するうえで入力操作
する入力操作手段と、遊技中において遊技者の前記入力
操作手段の入力操作に基づいて発現する所定の遊技実績
を記憶しておく遊技実績記憶手段71と、所定の条件を
満たしたときに出力する演出に係る演出パターンを複数
種類記憶した演出パターン記憶手段72と、演出パター
ン記憶手段72から演出パターンを抽選によって選択す
る演出パターン選択手段73と、演出パターン選択手段
73で選択された演出パターンに基づいて、演出を出力
する演出出力手段74とを備え、遊技実績記憶手段71
に記憶されている遊技実績が特定の条件を満たしたとき
に、演出出力手段74により演出を出力するように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中に所定の演
出を出力するようにしたスロットマシンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特別役の当選可能性
を、遊技者に対して告知するため、種々の方法で遊技中
に演出を行うことが知られている。その演出の方法とし
ては、例えばスロットマシンの筐体前面部に設けたラン
プ類を点灯させたり、リール内側に実装されたバックラ
ンプを点灯させたり、特定のサウンドを出力したりする
ものである。例えば特別役の当選可能性を告知演出する
場合は、遊技者は、その演出によって、特定役の当選可
能性をある程度推測することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術では、スロットマシンの演出は、当該遊技での特別
役の当選可能性を遊技者に与えるにすぎないという問題
があった。さらに、特別役が入賞して特別遊技に移行し
た後は、特別遊技中には、予め定められた演出が一律に
行われるにすぎないという問題があった。ここで、特別
遊技の終了後に、一定条件下で、遊技者にとって有利な
特典付き遊技に移行させるものが知られており、特別遊
技の終了時に特典付き遊技に移行するか否かを告知する
演出を行うものが知られている。しかし、この演出であ
っても、次遊技以降での遊技状態を演出するにすぎな
い。
【0004】これに対し、遊技者が、そのスロットマシ
ンの過去における遊技実績を知ることは、遊技を続行す
るうえで有益であるが、このような情報は、他の遊技者
から教えてもらう等しない限り、知り得ないものであっ
た。また、遊技者は、そのスロットマシンで遊技をした
間の遊技実績については、感覚的にある程度判断するこ
とはできるが、より正確な情報を把握しつつ遊技を行う
ことは、きわめて困難である。
【0005】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、スロットマシンのそれまでの遊技実績を反映させ
た演出を行うようにし、その演出によって、遊技者に有
益な情報を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。 (請求項1)請求項1の発明は、遊技者が遊技を進行す
るうえで入力操作する入力操作手段を備えるスロットマ
シンにおいて、遊技中において遊技者の前記入力操作手
段の入力操作に基づいて発現する所定の遊技実績を記憶
しておく遊技実績記憶手段と、所定の条件を満たしたと
きに出力する演出に係る演出パターンを複数種類記憶し
た演出パターン記憶手段と、前記演出パターン記憶手段
から演出パターンを抽選によって選択する演出パターン
選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択された演
出パターンに基づいて、演出を出力する演出出力手段と
を備え、前記遊技実績記憶手段に記憶されている遊技実
績が特定の条件を満たしたときに、前記演出出力手段に
より演出を出力するように制御することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明においては、遊技中に種々
発現する所定の遊技実績、例えば特別役の入賞回数は、
遊技実績記憶手段に記憶される。そして、遊技実績記憶
手段に記憶された遊技実績が所定の条件を満たしたと
き、例えば所定条件での所定回数の特別役の入賞があっ
たときは、演出出力手段は、所定の演出を出力する。こ
のときの演出に係る演出パターンは、演出パターン記憶
手段に予め記憶されている。そして、演出パターン選択
手段は、演出パターン記憶手段から演出パターンを抽選
によって選択する。この選択された演出パターンに基づ
き、演出出力手段による演出の出力が行われる。したが
って、それまでの遊技実績を反映させた演出を行うこと
ができる。
【0008】(請求項2)請求項2の発明は、請求項1
に記載のスロットマシンにおいて、前記演出パターン記
憶手段に記憶されている演出パターンは、スロットマシ
ンの特別遊技の発生確率に関する情報を遊技者に報知す
る演出に係るものであることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明においては、スロットマシ
ンにおける特別遊技の発生確率の予想等についての演出
が行われる。したがって、遊技者は、この演出を見るこ
とによって、そのスロットマシンの特別遊技の発生確率
をある程度推測することが可能となる。また、遊技者
は、このような演出を見たいと考えるのが通常であるの
で、演出が行われる所定の条件を満たすまで遊技を継続
し、演出を見ることにより、遊技を続行するか否かの目
安とすることもできる。
【0010】(請求項3)請求項3の発明は、遊技者が
遊技を進行するうえで入力操作する入力操作手段を備え
るスロットマシンにおいて、遊技中において遊技者の前
記入力操作手段の入力操作に基づいて発現する所定の遊
技実績を記憶しておく遊技実績記憶手段と、所定の条件
を満たしたときに出力する演出であって、遊技実績に関
する情報を遊技者に報知する演出に係る演出パターンを
複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、前記遊技実
績記憶手段に記憶されている遊技実績に基づいて、前記
演出パターン記憶手段から演出パターンを選択する演出
パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択
された演出パターンに基づいて、演出を出力する演出出
力手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明においては、遊技中に種々
発現する所定の遊技実績、例えば特別役の入賞までに要
したゲーム回数は、遊技実績記憶手段に記憶される。そ
して、所定の条件を満たしたときは、演出出力手段は、
所定の演出を出力する。このときの演出に係る演出パタ
ーンは、演出パターン記憶手段に予め記憶されている。
そして、演出パターン選択手段は、遊技実績記憶手段に
記憶されている遊技実績に基づいて、演出パターン記憶
手段から演出パターンを選択する。この選択された演出
パターンに基づき、演出出力手段による演出の出力が行
われる。したがって、それまでの遊技実績を反映させた
演出を行うことができる。
【0012】(請求項4)請求項4の発明は、請求項3
に記載のスロットマシンにおいて、前記演出パターン記
憶手段に記憶されている演出パターンは、所定の遊技実
績についての良否の程度を遊技者に報知する演出に係る
ものであることを特徴とする。請求項4の発明において
は、演出により、遊技実績についての良否の程度が遊技
者に報知される。したがって、遊技者は、この演出によ
って、自己が得た利益が、過去の遊技実績と比較して良
いか否か等を知ることができるようになる。
【0013】(請求項5)請求項5の発明は、請求項1
から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記遊技実績には、遊技回数、メダルの差
枚数、又は特定図柄の組合せの出現回数のうち、少なく
とも1つを含むことを特徴とする。請求項5の発明にお
いては、遊技回数、メダルの差枚数、又は特定図柄の組
合せの出現回数のうち、少なくとも1つは、遊技実績と
して遊技実績記憶手段に記憶される。したがって、これ
らの遊技実績、例えばそれまでの遊技回数を反映させた
演出を行うことができるようになる。
【0014】(請求項6)請求項6の発明は、請求項1
から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記遊技実績には、遊技中にスロットマシ
ン内部で行われた所定の抽選結果を含むことを特徴とす
る。請求項6の発明においては、スロットマシン内部で
行われた何らかの抽選結果が遊技実績として遊技実績記
憶手段に記憶される。したがって、例えば役の抽選結果
を反映させた演出、具体的には役の当選可能性等の演出
を行うことができる。
【0015】(請求項7)請求項7の発明は、請求項1
若しくは請求項2又は請求項1を引用する請求項5若し
くは請求項6に記載のスロットマシンにおいて、前記遊
技実績記憶手段に記憶されている遊技実績を、遊技者が
認識可能に表示する遊技実績表示手段を備えることを特
徴とする。
【0016】請求項7の発明においては、遊技実績表示
手段により遊技実績記憶手段に記憶されている所定の遊
技実績が表示され、遊技者は、これによって遊技実績を
知ることができる。したがって、遊技実績が所定の条件
を満たして演出が行われる前であっても、今後、どの程
度の遊技実績が発現すれば演出が行われるかを知ること
ができる。これにより、そのスロットマシンで遊技を行
うか否か、あるいは遊技を続行するか否かの判断に用い
ることができる。
【0017】(請求項8)請求項8の発明は、請求項1
から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、前記演出出力手段による演出の出力中に、
遊技者による特定の前記入力操作手段の入力操作を検知
したときは、その演出の出力を中止する演出出力中止手
段を備えることを特徴とする。
【0018】請求項8の発明においては、演出出力手段
による演出の出力中に、遊技者による特定の入力操作手
段の入力操作があったときは、演出出力中止手段は、演
出が途中であっても、その演出を中止するように制御す
る。したがって、演出の出力中は遊技は進行しないもの
であるが、遊技者は、演出の出力より遊技の進行を希望
するときは、特定の入力操作手段の入力操作をすれば、
演出が中止され、これによって遊技の進行が可能にな
る。よって、その遊技者の意向に沿った遊技の進行をす
ることができる。
【0019】(請求項9)請求項9の発明は、請求項1
から請求項8までのいずれか1項に記載のスロットマシ
ンにおいて、遊技の進行に関する制御を行う遊技用制御
手段と、遊技中の演出に関する制御を行う演出用制御手
段とを別体で備え、前記演出用制御手段は、前記遊技実
績記憶手段、前記演出パターン記憶手段、前記演出パタ
ーン選択手段、及び前記演出出力手段を有することを特
徴とする。
【0020】請求項9の発明においては、遊技の進行に
関する制御を行う遊技用制御手段と、遊技中の演出に関
する制御を行う演出用制御手段とは、別体で、例えばメ
イン制御基板とサブ制御基板とから構成される。したが
って、遊技の進行を制御する部分と遊技中の演出を制御
する部分とを分けることで、演出用のメモリ等の記憶容
量が大きくなっても、遊技の進行用のメモリ等の記憶容
量を圧迫すること等がないので、遊技の進行用のメモリ
等の記憶容量に余裕を持たせることができる。
【0021】(請求項10)請求項10の発明は、請求
項9に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技用制御
手段は、遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入
力操作に基づいて発現する遊技実績を、前記演出用制御
手段に送信する遊技実績送信手段を備え、前記演出用制
御手段は、前記遊技実績送信手段により送信されてきた
遊技実績を受信する遊技実績受信手段と、前記遊技実績
受信手段で受信した遊技実績のうち、前記遊技実績記憶
手段に記憶しておくべき遊技実績を選別する遊技実績選
別手段とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項10の発明においては、遊技用制御
手段は、遊技中に種々発現する遊技実績を、順次、演出
用制御手段に送信するだけで良い。したがって、遊技用
制御手段の処理の負担を軽くすることができる。また、
遊技用制御手段は、任意の時点で、遊技実績を演出用制
御手段に送信することができるようになる。
【0023】(請求項11)請求項11の発明は、請求
項9に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技用制御
手段は、遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入
力操作に基づいて発現する遊技実績のうち、前記遊技実
績記憶手段に記憶しておくべき遊技実績を選別する遊技
実績選別手段と、前記遊技実績選別手段で選定された遊
技実績を、前記演出用制御手段に送信する遊技実績送信
手段とを備え、前記演出用制御手段は、前記遊技実績送
信手段により送信されてきた遊技実績を受信する遊技実
績受信手段を備えことを特徴とする。
【0024】請求項11の発明においては、遊技用制御
手段は、遊技実績記憶手段に記憶すべき遊技実績のみ
を、演出用制御手段に送信する。したがって、遊技用制
御手段による演出用制御手段への割り込み回数が少なく
なり、演出用制御手段の負担軽減を図ることができる。
また、送信する遊技実績を少なくすることができる。
【0025】(請求項12)請求項12の発明は、請求
項9から請求項11までのいずれか1項に記載のスロッ
トマシンにおいて、前記演出出力手段は、演出の出力要
求信号を受信したときに、演出の出力を開始することを
特徴とする。
【0026】請求項12の発明においては、例えば、出
力すべき演出に係る演出パターンが演出パターン選択手
段によって選択された場合であっても、直ちにその演出
パターンに基づいて演出を出力するのではなく、演出を
開始すべき時期になったときに、演出を出力するように
制御する。これにより、演出を出力することが決定され
たときに演出パターンを選択することができ、出力要求
信号を受信するまで待機しているので、適性な時に演出
を出力することができる。
【0027】(請求項13)請求項13の発明は、請求
項9から請求項11までのいずれか1項に記載のスロッ
トマシンにおいて、前記演出用制御手段は、前記遊技用
制御手段から送信されてくる遊技実績を含む情報に基づ
いて、前記演出出力手段による演出の出力時期を決定す
る演出出力時期制御手段を備えることを特徴とする。
【0028】請求項13の発明においては、演出出力時
期制御手段は、遊技用制御手段から送信される情報に基
づいて、演出の出力時期を決定する。したがって、遊技
用制御手段から演出用制御手段に対して、演出の出力時
期に関する情報を送信する必要がなくなる。よって、遊
技用制御手段の処理の負担を軽減することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明によるスロットマシン
の第1実施形態の外観を示す正面図である。 (スロットマシン)図1において、スロットマシン10
の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられ、
このフロントパネル20内には、3つの透明な表示窓2
1が設けられている。一方、筐体内部であって表示窓2
1の後方には、各表示窓21に対応して3つのリール3
1が配置されている。なお、各リール31には、(ステ
ッピング)モータ32(後述する図2参照)が連結され
ており、このモータ32の駆動により、リール31が回
転される。
【0030】リール31は、リング状体であり、このリ
ング状体の外周面に、役を構成する複数種類の図柄を印
刷したリールテープを貼り付けたものである。そして、
1つの表示窓21内から、リール31の上下に連続する
3図柄が見えるようになっている。したがって、3つの
表示窓21から合計9個の図柄が見えるようになってい
る。
【0031】なお、役としては、例えばビックボーナス
(BB)等の特別役、複数種類の小役、及び再遊技役
(以下、リプレイという。)が挙げられる。特別役と
は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊
技)に移行させる役である。また、小役とは、予め定め
た枚数のメダルの払出しを行う役である。さらにまた、
リプレイとは、当該遊技での賭数(メダルのベット枚
数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
【0032】以上の各種の役に対応する、リール31の
図柄の組合せが予め定められている。そして、全てのリ
ール31の停止時に、有効ライン22(後述)に停止し
た図柄の組合せが予め定められた役の図柄の組合せと一
致するときは、その役の入賞となり、メダルの払出し
等、成立役に応じた利益が遊技者に与えられる。ここ
で、本実施形態では、特別役を構成する図柄の組合せ
は、複数設けられている。例えば、「7」−「7」−
「7」図柄の組合せと、「BIG」−「BIG」−「B
IG」図柄の組合せである。
【0033】フロントパネル20の表示窓21を含む部
分には、5本の有効ライン22(図1中、1点鎖線)が
設定されている。この有効ライン22は、水平方向の上
段、中段及び下段の3本と、右下がり及び左下がりの斜
め方向の2本とから構成されている。そして、各表示窓
21から見える上下に連続する3図柄は、水平方向の上
段、中段及び下段の3本の有効ライン22上に位置して
いる。
【0034】有効ライン22は、投入されたメダル枚数
に応じて有効化される。投入されたメダルが1枚のとき
は水平方向中段の1つの有効ライン22、2枚のときは
水平方向の3本の有効ライン22、3枚のときは5本の
全ての有効ライン22が有効化される。
【0035】また、スロットマシン10の前面部には、
遊技者が遊技を進行するうえで入力操作する、以下の入
力操作手段を備えている。メダル投入口23は、フロン
トパネル20の右下側に設けられ、遊技者が遊技のため
のメダルを投入する部分である。なお、図示しないが、
クレジットがある場合において、クレジットの範囲内で
メダルを投入(メダルのベット枚数を入力)するときに
操作するベットスイッチも設けられている。スタートス
イッチ41は、リール31の回転をスタートさせるとき
に遊技者が操作するスイッチである。ストップスイッチ
42は、各リール31ごとに独立して3つ並設され、遊
技者がそれぞれのリール31の回転を停止するときに操
作するスイッチである。
【0036】さらに、表示窓21の図中、左側には、特
別遊技実績表示部33(本発明における遊技実績表示手
段に相当するもの)が設けられている。特別遊技実績表
示部33は、上下に並設する5つのランプを有するもの
であり、スロットマシン10の遊技実績のうち、特定の
特別役の入賞実績に関して、遊技者に対して目視可能に
表示するものである。
【0037】スピーカ34は、遊技中に各種の演出を行
うべく、それぞれ特定条件を満たしたときに、特定のサ
ウンドを出力するものである。また、フロントパネル2
0の表示窓21の上側には、カラー画像を表示する液晶
ディスプレイ等からなる画像表示装置35が遊技者に対
して目視可能に設けられている。画像表示装置35は、
遊技中の演出を行うときに、各種の画像表示を行うもの
である。
【0038】通常遊技においては、遊技者は、メダル投
入口23からメダルを投入して有効ライン22を有効化
し、スタートスイッチ41をオンする。これにより、各
リール31が始動される。そして、遊技者はストップス
イッチ42を押すことでリール31の回転を停止する。
そして、有効ライン22上に停止したリール31の図柄
の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと
一致するときは入賞となり、成立役に応じてメダルの払
出し等が行われる。
【0039】また、各遊技中には、種々の演出、例えば
ランプ類の点灯や、画像表示装置35による画像表示等
が行われる。さらに、演出の中には、役の当選可能性の
告知演出が含まれる。さらにまた、本実施形態では、遊
技者の入力操作手段の入力操作に基づいて発現する遊技
実績を反映させた演出も行われるが、この点については
後述する。
【0040】次に、スロットマシン10のシステム構成
について説明する。図2は、本実施形態のスロットマシ
ン10の制御の概略を示すブロック図である。スロット
マシン10の制御手段50は、スロットマシン10の遊
技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括
制御する手段である。制御手段50は、演算等を行うC
PUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデ
ータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を
行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶してお
くRAM等とを備える。
【0041】制御手段50の入力側(図中、左側)に
は、上述したスタートスイッチ41等の周辺機器が電気
的に接続されている。ここで、制御手段50の入力側に
は、電源供給部43が接続されている。電源供給部43
は、制御手段50に電源を供給する電源基板を含むもの
である。また、制御手段50の出力側(図中、右側)に
は、上述したモータ32等の周辺機器が電気的に接続さ
れている。
【0042】制御手段50は、遊技用制御手段60と、
演出用制御手段70とを備える。 (遊技用制御手段)遊技用制御手段60は、遊技の進行
に直接関係する制御を行うものであり、以下の役抽選手
段61等を備える。なお、遊技用制御手段60は、以下
に示すものに限定されるものではない。
【0043】(役抽選手段)役抽選手段61は、役(ビ
ックボーナス等の特別役、小役又はリプレイ)の抽選を
行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用
の乱数発生手段(ハード乱数等)と、この乱数発生手段
が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手
段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当
選役を判定する判定手段とを備えている。
【0044】役抽選手段61の乱数発生手段は、所定の
領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生
させる。乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生し
た乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタ
ートスイッチ41がオンされた時に抽出する。判定手段
は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を抽選テーブ
ルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対
応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がビック
ボーナス当選領域に属する場合は、ビックボーナスの当
選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定
する。
【0045】(リール停止制御手段)リール停止制御手
段62は、遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態等)
と、役抽選手段61の抽選結果と、ストップスイッチ4
2がオンされたときのタイミング等とから、リール31
の停止位置を決定するとともに、その決定された位置に
リール31を停止制御するものである。リール停止制御
手段62には停止位置決定用テーブルが設けられてい
る。この停止位置決定用テーブルは、役抽選手段61の
抽選結果、及び遊技状態等に対応して設けられ、ストッ
プスイッチ42の操作タイミングに基づいたリール31
の停止位置を定めたものである。
【0046】リール停止制御手段62は、役抽選手段6
1の抽選結果等に対応する所定の停止位置決定用テーブ
ルを選択し、ストップスイッチ42がオンされたとき
に、そのタイミングに基づいて停止位置決定用テーブル
を参照してリール31の停止位置を決定する。そして、
リール停止制御手段62は、モータ32を駆動制御し
て、リール31が所定位置に停止するように制御する。
なお、役抽選手段61で何らかの役が当選したときは、
その当選役に対応するリール31の図柄の組合せができ
る限り有効ライン22に停止するように制御される。ま
た、役抽選手段61の抽選で非当選のときは、何らかの
役の図柄の組合せが有効ライン22に停止しないように
リール31が停止制御される。
【0047】(払出し手段)払出し手段63は、リール
31の停止時に、有効ライン22に停止した図柄の組合
せが何らかの役の図柄の組合せであり、役の入賞となっ
たときに、成立役に応じた所定枚数のメダルをホッパー
から遊技者に対して払い出すか、又はクレジットに加算
するように制御するものである。なお、上述したリプレ
イが入賞したときは、メダルを払い出すことなく、当該
遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御
する。
【0048】(演出用制御手段)一方、演出用制御手段
70は、スロットマシン10の制御のうち、特に演出に
関する制御を行うものであり、以下の遊技実績記憶手段
71等を備える。なお、演出用制御手段70は、以下に
示すものに限定されるものではない。
【0049】(遊技実績記憶手段)遊技実績記憶手段7
1は、遊技中において遊技者の入力操作手段の入力操作
に基づいて発現する所定の遊技実績を記憶しておくため
のものであり、RAM等からなるものである。ここで、
遊技実績としては、例えば以下のものが挙げられる。し
かし、これらに限定されるものではない。
【0050】(1)過去における特別役の入賞回数。こ
こで、特別役の入賞態様が複数あるときは、それぞれの
態様ごとに記憶するようにしても良い。 (2)過去における特別遊技中の遊技者の獲得メダル枚
数。 (3)電源投入後からの累積ゲーム回数。 (4)前回の特別遊技の終了後から、今回の特別役が入
賞したときまでのゲーム回数。さらには、前々回の特別
遊技の終了後から前回の特別役が入賞したときまでのゲ
ーム回数との差。 (5)過去の出玉率(メダルの差枚数)の推移。
【0051】(6)特別遊技の終了後に一定条件下で遊
技者に有利な特典付き遊技を行わせる場合に、その特典
付き遊技中のゲーム回数や、獲得メダル枚数等。 (7)高確率で特定役が当選する遊技が続く集中役が設
けられている場合に、その集中役が継続したゲーム回
数。 (8)各種の役の当選回数及び入賞回数。さらには、小
役の当選に対する入賞比率(小役の当選時にどの程度の
割合で入賞させることができたか)。 (9)リール31の停止時に、特定の図柄の組合せが出
現したか否か、及びその出現回数。 (10)単位時間当たりの遊技速度(単位時間当たりの
消化ゲーム回数)。 (11)役の抽選、演出パターンの抽選、所定のデータ
テーブルの抽選、リールの停止制御パターンの抽選等、
スロットマシン10内部で行われる何らかの抽選の結
果。
【0052】(演出パターン記憶手段)演出パターン記
憶手段72は、所定の条件を満たしたときに出力する演
出に係る演出パターンを複数種類記憶したものである。
本実施形態では、所定の条件を満たしたときに出力する
演出として、3種類設けられており(第1の演出〜第3
の演出)、これに対応して3種類の演出パターンデータ
テーブル72a、72b及び72cが設けられている。
これらの演出に関する詳細は後述する。
【0053】(演出パターン選択手段)演出パターン選
択手段73は、演出パターン記憶手段72のうち、所定
の演出パターンデータテーブル72a等から演出パター
ンを選択するものである。選択方法としては、抽選によ
る場合と、遊技実績に基づいて選択する場合とがある。
先ず、抽選による場合は、所定の乱数発生手段(ソフト
乱数等)を用いる。そして、予め定められた演出パター
ンの選択確率に従って、いずれかの演出パターンを選択
する。具体的な方法としては、上述の役抽選手段61と
同等の手法が用いられる。
【0054】また、遊技実績に基づいて選択する場合
は、演出パターンの選択時に、遊技実績記憶手段71に
記憶されている遊技実績を参照し、この遊技実績に対応
する演出パターンを特定し、その演出パターンを選択す
る。
【0055】(演出出力手段)演出出力手段74は、演
出パターン選択手段73で選択された演出パターンに基
づいて、演出を出力するものである。この演出を出力す
るための周辺機器には、スピーカ34及び画像表示装置
35等が用いられる。
【0056】(演出出力中止手段)演出出力中止手段7
5は、演出出力手段74による演出の出力中に、遊技者
により、特定の入力操作手段の入力操作を検知したとき
は、その演出の出力を中止するものである。例えば、特
別役の入賞時には、特定の演出を出力するが、この演出
の出力中に、遊技者が、メダル投入口23からのメダル
の投入や、ベットスイッチの操作等を行ったときは、特
別役の入賞時の演出を中止し、特別遊技に移行させる。
このようにするのは、遊技者が特別遊技にできるだけ早
く移行したい旨の意思表示を行ったときは、演出を中止
して、すぐに特別遊技に移行させた方が、遊技者の意向
に沿うからである。
【0057】次に、スロットマシン10において、遊技
者の入力操作手段の入力操作に基づいて発現する遊技実
績を反映した3つ演出の流れについて説明する。 (第1の演出)第1の演出は、遊技実績記憶手段71に
記憶されている遊技実績が特定の条件を満たしたときに
行われる演出である。本実施形態では、特別役の図柄の
組合せである「7」−「7」−「7」図柄の組合せ、及
び「BIG」−「BIG」−「BIG」図柄の組合せの
うち、前者を特定図柄の組合せとしている。そして、特
別役が特定図柄の組合せで5回入賞した場合に、演出を
行うようにするものである。演出は、スロットマシン1
0の特別遊技の発生確率に関する情報、具体的には、出
玉の設計値の予想を遊技者に対して報知するものであ
る。
【0058】特別役が入賞するごとに、それが遊技実績
として遊技実績記憶手段71に記憶される。また、演出
用制御手段70は、特別役の入賞のうち、特定図柄の組
合せによる特別役の入賞があったごとに、特別遊技実績
表示部33の5つのランプを1つづつ点灯させていく。
【0059】特定図柄の組合せによる特別役の5回目の
入賞があったときは、演出用制御手段70は、抽選によ
って、所定の演出パターンを選択させるように制御す
る。すなわち、演出パターン選択手段73は、第1演出
パターンデータテーブル72aから、いずれかの演出パ
ターンを選択する。演出パターンデータテーブル72a
には、このときの演出パターンが複数設けられている。
本実施形態の演出パターンは、5種類設けられており、
それぞれ「大吉」、「中吉」、「小吉」、「吉」及び
「末吉」の表示を、遊技者に報知するものである。そし
て、「大吉」と予想されたときほど、スロットマシン1
0の出玉の設計値(出玉率)が高い傾向にあり、「末
吉」と予想されたときほど、スロットマシン10の出玉
の設計値が低い傾向にあることを意味するものとなる。
【0060】演出パターンデータテーブル72aの演出
パターンの選択確率は、スロットマシン10の出玉の設
計値ごとに、予め定められている。例えば、スロットマ
シン10の出玉の設計値を、設定1〜設定6と定め、大
きい値である方が出玉率が高いものとする。これによ
り、設定6の場合(最も出玉率が高い場合)は、「大
吉」を表示する演出パターンの選択確率が最も高く設定
されている。これに対し、設定1の場合は、「末吉」を
表示する演出パターンの選択確率が最も高く設定されて
いる。演出パターンの選択は、例えば、8ビットのソフ
ト乱数を用いて行う。
【0061】特定図柄の組合せによる特別役の入賞が5
回目であるときの特別遊技が終了すると、演出出力手段
74は、演出の出力を開始する。例えば「大吉」の演出
パターンが選択されたときは、スピーカ34から所定の
サウンドを出力するとともに、画像表示装置35に「大
吉」の表示を行う。遊技者は、一つのスロットマシン1
0で1日遊技をした場合は、複数回、この演出表示を見
ることが可能となる。そして、その予想結果から、ある
程度、スロットマシン10の出玉の設計値を推測するこ
とが可能となる。
【0062】また、特別遊技実績表示部33の4つのラ
ンプが既に点灯していれば、あと1回、特定図柄の組合
せで特別役が入賞すれば、スロットマシン10の出玉の
設計値の予想の演出を見ることができる。よって、遊技
者が、遊技を行うスロットマシン10を選定する際の判
断材料とすることもでき、また、既に遊技している遊技
者が遊技を中止する場合の判断材料にすることもでき
る。
【0063】なお、上記の演出が終了すると、演出用制
御手段70は、特別遊技実績表示部33のランプの点灯
を全消灯させる。そして、次に、特定図柄の組合せで再
び特別役が入賞したら、再度、1つづつランプを点灯さ
せていく。
【0064】また、以下の第2の演出及び第3の演出
は、遊技実績に関する情報を遊技者に報知する演出であ
る。特に、所定の遊技実績についての良否の程度を遊技
者に報知する演出に係るものである。 (第2の演出)第2の演出は、前回の特別遊技の終了後
から、今回の特別役の入賞時までのゲーム回数を反映さ
せた演出であり、特別役の入賞時に行う演出である。本
実施形態では、特別遊技の終了後、次に特別役が入賞す
るまでのゲーム回数をカウントしており、このゲーム回
数を遊技実績として遊技実績記憶手段71に記憶してい
る。さらには、特別役の当選から、その特別役が入賞す
るまでのゲーム回数についてもカウントし、それを記憶
している。
【0065】そして、特別役の入賞時は、演出用制御手
段70は、遊技実績記憶手段71に記憶されているゲー
ム回数を判別する。演出パターン選択手段73は、この
ゲーム回数に応じた演出パターンを選択する。演出パタ
ーンデータテーブル72bには、このときに選択される
複数種類の演出パターンが設けられているとともに、以
下の種類に分けられている。
【0066】先ず、演出パターンは、特別役の当選から
入賞までのゲーム回数が、例えば5ゲーム以内であった
ときと、6ゲーム以上であったときとに分けられてい
る。さらには、それぞれの場合において、前回の特別遊
技の終了時から今回の特別役の入賞時までのゲーム回
数、例えば、1〜200ゲーム、201〜400ゲー
ム、401〜600ゲーム、及び601ゲーム以上、の
ように4つに分けられている。
【0067】そして、演出出力手段74は、選択された
演出パターンに基づいて、特別役の入賞時に、画像表示
装置35による画像表示、及びスピーカ34によるサウ
ンドの出力を行う。画像表示装置35には、例えば、ゲ
ーム回数に応じて登場キャラクターが喜怒哀楽を表現す
る画像を表示する。具体的には、少ないゲーム回数で特
別役が入賞したときは、幸運であった旨を表現する画像
を表示する。また、ゲーム回数が多かったときは、不運
であった旨を表現する画像を表示する。
【0068】遊技実績記憶手段71には、スロットマシ
ン10の過去の所定回の特別役の入賞までに要したゲー
ム回数が記憶されている。そして、そのゲーム回数が、
過去の遊技実績の中で最小回数であるときは、特別な演
出パターンを選択するようにする。以上により、遊技者
は、この演出を見ることによって、特別役の入賞時に、
特別役の入賞までに要したゲーム回数がどの程度であっ
たか、及び前回の特別役の入賞までに要したゲーム回数
と今回の特別役の入賞までに要したゲーム回数との差は
どの程度であったかを知ることができるので、有益な情
報を得ることができる。
【0069】(第3の演出)第3の演出は、特別遊技で
のメダル獲得枚数を反映させた演出であり、特別遊技の
終了時に行う演出である。本実施形態では、特別遊技中
の遊技者が獲得したメダル枚数をカウントしており、遊
技実績として、これを遊技実績記憶手段71に記憶して
いる。さらには、その特別遊技での獲得メダル枚数と、
前回の特別遊技での獲得メダル枚数との差を演算し、そ
の差と、獲得メダル枚数とに応じた演出を行うようにす
る。
【0070】演出パターン選択手段73は、特別遊技の
終了時に、遊技実績記憶手段71に記憶されているその
特別遊技での獲得メダル枚数と、前回との差とを判別
し、その値に応じた演出パターンを選択する。演出パタ
ーンデータテーブル72cには、このときに選択される
演出パターンが複数種類設けられているとともに、以下
の種類に分けられている。先ず、特別遊技での獲得メダ
ル枚数が、例えば450枚以下の場合と、451枚以上
とに分けられている。さらに、それぞれの場合におい
て、前回と今回との差が、例えば+31枚以上、+30
〜+11枚、・・、−31枚以上、のように分けられて
いる。
【0071】前回の獲得メダル枚数より今回の方が多い
ときの演出パターンとしては、例えば、登場キャラクタ
ーが感心しているような画像表示を行うものである。こ
れに対し、前回の獲得メダル枚数より今回の方が少ない
ときの演出パターンとしては、例えば、登場キャラクタ
ーが落胆しているような画像表示を行うものである。そ
して、演出出力手段74は、特別遊技の終了時に、選択
された演出パターンに基づいて、画像表示装置35によ
る画像表示、及びスピーカ34によるサウンドの出力を
行う。
【0072】なお、第3の演出においても、第2の演出
と同様に、遊技実績記憶手段71には、スロットマシン
10の過去の所定回の特別遊技時における獲得メダル枚
数が記憶されている。そして、その獲得メダル枚数が過
去の遊技実績の中で最大枚数であるときは、特別な演出
パターンを選択するようにする。以上により、遊技者
は、この演出を見ることによって、その特別遊技では、
どの程度のメダル枚数が獲得できたか、及び前回との差
はどの程度であったかを知ることができる。
【0073】続いて、上記の第1〜第3の演出の流れ
を、図3及び図4のフローチャートに基づいて説明す
る。図3は、上記演出の流れを示すフローチャートであ
り、図4は、上記演出、特に第1の演出の流れを示すフ
ローチャートであって図3に続くものである。先ず、図
3のステップS1において、遊技用制御手段60は、メ
ダル投入口23内にあるメダルセンサ又はベットスイッ
チからの入力信号を検知し続ける。そしてこれらのいず
れかの信号を検知したときは、メダルが投入されたと判
断し、ステップS2に進む。なお、ここでメダルの投入
を検知すると、投入されたメダル枚数の情報は、遊技実
績として、遊技実績記憶手段71に記憶される。
【0074】ステップS2では、遊技用制御手段60
は、スタートスイッチ41がオンされたか否かを検知し
続け、オンが検知されたときは、次のステップS3に進
み、役抽選手段61による役の抽選を行う。
【0075】次にステップS4に進み、遊技用制御手段
60は、通常役、すなわち特別役以外の役が当選したか
否かを判別する。当選していないと判別されたときはス
テップS5に進み、当選したと判別されたときはステッ
プS6に進む。
【0076】ステップS6では、遊技用制御手段60
は、当選役のフラグをセットする。これにより、リール
停止制御手段62は、その当選役に応じた停止位置決定
用テーブルを選択し、ストップスイッチ42がオンされ
たときのタイミングに基づいてこの停止位置決定用テー
ブルを参照して、リール31の停止位置を決定し、モー
タ32を駆動制御して、リール31が所定位置に停止す
るように制御する。そして、ステップS9に進む。
【0077】一方、ステップS5に進んだときは、遊技
用制御手段60は、特別役が当選したか否かを判別す
る。当選していないと判別されたときはステップS9に
進み、当選したと判別されたときはステップS7に進
む。ステップS7では、ステップS6と同様に、遊技用
制御手段60は、特別役の当選のフラグをセットする。
これにより、リール停止制御手段62は、特別役の当選
時用の停止位置決定用テーブルを選択し、ストップスイ
ッチ42がオンされたときのタイミングに基づいてこの
停止位置決定用テーブルを参照して、リール31の停止
位置を決定し、モータ32を駆動制御して、リール31
が所定位置に停止するように制御する。
【0078】さらに、次のステップS8では、遊技用制
御手段60は、所定の記憶手段にこの特別役の当選のフ
ラグ(特別役が当選したこと)を格納する。これは、通
常役が当選した権利は、当該遊技でのみ有効となるもの
であるが、特別役が当選した権利は、特別役が入賞する
までの遊技で継続して有効となるため、この遊技で特別
役が入賞しなかったときでも、次遊技以降で特別役の当
選を有効にするためである。この後、ステップS9に進
む。
【0079】ステップS9では、遊技者によりストップ
スイッチ42がオンされることで、全てのリール31の
回転が停止したか否かを、モータ32からの駆動信号等
により検知し続ける。そして、全リール31が停止した
ことを検知したときは、ステップS10に進む。ステッ
プS10では、通常役が入賞したか否か、すなわち通常
役を構成する図柄の組合せが有効ライン22上に停止し
たか否かの判別を行う。通常役が入賞していないと判別
されたときはステップS11に進む。また、通常役を構
成する図柄の組合せが有効ライン22上に停止したとき
は、通常役の入賞となり、ステップS12に進む。
【0080】ステップS12では、入賞した通常役に応
じた払出し等の処理、すなわち小役の入賞時は所定枚数
のメダルの払出し等の処理を行い、リプレイの入賞時は
前遊技で投入したメダル枚数を自動投入する処理を行
う。そして、ステップS13に進む。なお、ここで、払
い出されたメダル枚数の情報は、遊技実績として、遊技
実績記憶手段71に記憶される。
【0081】ステップS11では、特別役が入賞したか
否か、すなわち特別役を構成する図柄の組合せが有効ラ
イン22上に停止したか否かの判別を行う。特別役を構
成する図柄の組合せが有効ライン22上に停止したとき
は、特別役の入賞となり、図4のステップS21以降の
処理に進む。これに対し、特別役が入賞しなかったと
き、すなわちいずれの役の入賞もなかったときは、ステ
ップS13に進む。ステップS13では、ゲーム回数に
1を加算して、ステップS1に戻る。なお、このゲーム
回数の情報は、遊技実績として、遊技実績記憶手段71
に記憶される。
【0082】ステップS11から図4のステップS21
に進むと、遊技用制御手段60は、その特別役の入賞が
特定図柄の組合せであるか否かを判別する。特定図柄の
組合せであると判別されたときはステップS22に進
む。ステップS22では、遊技実績記憶手段71に記憶
している遊技実績中、特定図柄の組合せで特別役が入賞
した回数を示すカウント値に1を加算する。また、この
ときは、演出用制御手段70は、特別遊技実績表示部3
3のランプの点灯を1つ追加する。そして、ステップS
23に進む。一方、ステップS21で、特別役の入賞が
特定図柄の組合せでないと判別されたときは、ステップ
S22の処理を行うことなくステップS23に進む。
【0083】ステップS23では、先ず、演出用制御手
段70は、遊技実績記憶手段71に記憶されているゲー
ム回数等を判別する。演出パターン選択手段73は、こ
のゲーム回数等に応じた演出パターンを、演出パターン
データテーブル72bから選択する。そして、次のステ
ップS24で、演出出力手段74は、選択した演出パタ
ーンに基づく演出、すなわち上述した第2の演出を、画
像表示装置35及びスピーカ34によって出力するよう
にする。次に、ステップS25に進み、遊技用制御手段
60は、特別遊技に移行させる。この特別遊技は、例え
ば小役の入賞を狙う遊技である特別遊技中の一般遊技
と、特定役の当選が高確率で発生するボーナスゲームと
を、所定の終了条件を満たすまで行うものである。
【0084】次のステップS26では、遊技用制御手段
60は、特別遊技の終了条件を満たしたか否かを判別し
続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときは、
ステップS27に進む。ステップS27では、演出用制
御手段70は、遊技実績記憶手段71に記憶されている
特別遊技中のメダル獲得枚数等を判別する。演出パター
ン選択手段73は、このメダル獲得枚数等に応じた演出
パターンを、演出パターンデータテーブル72cから選
択する。そして、次のステップS28で、演出出力手段
74は、選択した演出パターンに基づく演出、すなわち
上述した第3の演出を、画像表示装置35及びスピーカ
34によって出力するようにする。
【0085】次に、ステップS29に進み、演出用制御
手段70は、遊技実績記憶手段71に記憶されている遊
技実績中、特定図柄の組合せで特別役が入賞した回数を
示すカウント値が5回になったか否かを判別する。5回
になったと判別されたときは、ステップS30に進む。
5回でないと判別したときは、図3のステップS1に戻
る。
【0086】ステップS30では、演出パターン選択手
段73は、スロットマシン10の出玉の設計値に基づい
て、演出パターンデータテーブル72aから演出パター
ンを抽選によって選択する。そして、ステップS31
で、選択した演出パターンに基づき、演出出力手段74
は、上述した第1の演出(スロットマシン10の出玉の
設計値の予想に係る演出)を、画像表示装置35及びス
ピーカ34によって出力するようにする。次に、ステッ
プS32に進み、演出用制御手段70は、遊技実績記憶
手段71に記憶されているカウンタ値をクリアにし、図
3のステップS1に戻る。なお、このときは、演出用制
御手段70は、特別遊技実績表示部33のランプを全て
消灯させる。
【0087】(第2実施形態)続いて、本発明の第2実
施形態について説明する。第1実施形態では、図2で示
したように、1つの制御手段50の中に遊技用制御手段
60と演出用制御手段70とを設けた。しかし、第2実
施形態では、図示しないが、遊技用制御手段60と演出
用制御手段70とを別体で備えるようにしたものであ
る。すなわち、遊技用制御手段60を有するメイン制御
基板と、演出用制御手段70を有するサブ制御基板とに
分けて構成し、両基板を情報の授受可能に電気的に接続
したものである。このとき、各基板には、それぞれCP
U、ROM及びRAM等が設けられる。なお、第2実施
形態のスロットマシンの外観は、第1実施形態と同じで
ある。
【0088】このようにすることで、メイン制御基板側
の記憶容量の負担を軽減することができる。すなわち、
1つの基板の記憶容量には一定の限界があるので、画像
表示装置35等から出力する演出のデータやプログラム
等をサブ制御基板側に持たせることで、メイン制御基板
側の記憶容量に余裕を持たせることができる。特に、画
像表示装置35により画像表示を行う場合は、大きな容
量の画像データが必要になるが、この画像データによっ
てメイン制御基板側の記憶容量を圧迫することを防止で
きる。
【0089】また、遊技用制御手段60には、遊技中に
おいて発現する遊技実績を、演出用制御手段70に送信
する遊技実績送信手段を備えている。さらに、演出用制
御手段70には、遊技実績送信手段により送信されてき
た遊技実績を受信する遊技実績受信手段と、この遊技実
績受信手段で受信した遊技実績のうち、遊技実績記憶手
段71に記憶しておくべき遊技実績を選別する遊技実績
選別手段とを備えている。
【0090】さらにまた、演出出力手段74は、演出の
出力要求信号を受信したときに、演出の出力を開始す
る。例えば、出力すべき演出に係る演出パターンが演出
パターン選択手段73によって選択された場合であって
も、直ちにその演出パターンに基づいて演出を出力する
のではなく、演出を開始すべき時期になったときに、演
出を出力するように制御する。これにより、演出パター
ンの選択時期と、演出の出力開始時期とが時期的にずれ
ていても、演出パターンの選択は、演出の出力開始時期
にかかわらず行うことができるようになる。
【0091】ここで、演出の出力要求信号は、メイン制
御基板側からサブ制御基板側に送信するようにしても良
い。あるいは、演出用制御手段70に、遊技用制御手段
60から送信されてくる遊技実績を含む情報に基づい
て、演出出力手段74による演出の出力時期を決定する
演出出力時期制御手段を設けても良い。演出用制御手段
70に演出出力時期制御手段を設ければ、メイン制御基
板側から、演出の出力時期に関する情報をサブ制御基板
側に送信する必要がなくなるので、メイン制御基板側の
制御の負担が少なくなる。
【0092】以上のように構成すれば、遊技用制御手段
60は、遊技中に種々発現する遊技実績を、順次、演出
用制御手段70に送信するだけで良い。よって、遊技用
制御手段60の制御負担を軽くすることができる。ま
た、遊技用制御手段60は、任意の時点で、遊技実績を
送信することができるようになる。
【0093】また、上記の構成に代えて、以下のように
することも可能である。先ず、遊技用制御手段60は、
遊技中において発現する遊技実績のうち、遊技実績記憶
手段71に記憶しておくべき遊技実績を選別する遊技実
績選別手段と、この遊技実績選別手段で選定された遊技
実績を、演出用制御手段70に送信する遊技実績送信手
段とを備えるようにする。
【0094】また、演出用制御手段70は、遊技実績送
信手段により送信されてきた遊技実績を受信する遊技実
績受信手段を備えるようにする。このようにすれば、メ
イン制御基板側の遊技用制御手段60で、遊技実績記憶
手段71に記憶すべき遊技実績のみを、サブ制御基板の
演出用制御手段70に送信することとなる。よって、メ
イン制御基板によるサブ制御基板への割り込み回数が少
なくなり、サブ制御基板側の負担軽減を図ることができ
る。また、送信する遊技実績を少なくすることができ
る。
【0095】なお、以上のようにメイン制御基板とサブ
制御基板とを別体で構成した場合であっても、電源供給
部43は1つである。すなわち、メイン制御基板とサブ
制御基板との電源の供給源は、共通である。
【0096】そして、電源切断時には、メイン制御基板
の遊技用制御手段60は、その時点での遊技情報(遊技
実績を含む)を所定のメモリにバックアップする。同時
に、サブ制御基板の演出用制御手段70は、その時点で
の演出に関する情報(遊技実績を含む)を所定のメモリ
にバックアップする。このようにすれば、メイン制御基
板側で、演出に関する情報や、一旦、サブ制御基板に送
信した遊技実績等をバックアップする必要がないので、
メイン制御基板側のバックアップ容量の負担を大幅に低
減することができる。
【0097】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)第1の演出は、特別役の入賞のうち、特定図柄の
組合せに係るものが5回入賞したことを条件として行う
ようにした。しかし、これに限ることなく、遊技中に何
らかの特定条件を満たしたときに演出を行うようにすれ
ば良い。例えば、電源投入後からの累積遊技回数をカウ
ントし、所定のゲーム回数に到達したときごとに(例え
ば500ゲームごとに)演出を行うようにしても良い。
また、演出内容やその信頼度は、実施形態のものに限定
されるものではなく、例えばスロットマシンの出玉の設
計値(設定1〜設定6)自体を、信頼度70%程度で報
知するようにしても良い。さらにまた、特別役の入賞に
限らず、入賞しにくい小役が入賞したとき、または出現
しにくい図柄の組合せが出現したときに、演出を行うよ
うにしても良い。
【0098】(2)遊技実績を反映させた演出は、実施
形態で説明したものに限定されるものではない。実施形
態中、遊技実績を例示したが、これらのいずれかの遊技
実績を、遊技者に対して遊技情報として提供するような
演出であっても良い。
【0099】
【発明の効果】(請求項1、請求項3)請求項1又は請
求項3の発明によれば、それまでの遊技実績を反映させ
た演出を行うことができる。これにより、遊技者は、そ
のスロットマシンで遊技を行うか否か、あるいは遊技を
続行するか否かを判断する際の参考となる有益な情報を
得ることができる。
【0100】(請求項2)請求項2の発明によれば、遊
技者は、演出を見ることによって、そのスロットマシン
の特別遊技の発生確率をある程度推測することが可能と
なる。また、遊技者は、このような演出を見たいと考え
るのが通常であるので、演出が行われる所定の条件を満
たすまで遊技を継続し、演出を見ることにより、遊技を
続行するか否かの目安とすることもできる。
【0101】(請求項4)請求項4の発明によれば、遊
技者は、この演出によって、自己が得た利益が、過去の
遊技実績と比較して良いか否か等を知ることができるよ
うになる。(請求項5)請求項5の発明によれば、例え
ばそれまでの遊技回数を反映させた演出を行うことがで
きるようになる。
【0102】(請求項6)請求項6の発明によれば、例
えば役の抽選結果を反映させた演出、具体的には役の当
選可能性等の演出を行うことができる。
【0103】(請求項7)請求項7の発明によれば、遊
技実績が所定の条件を満たして演出が行われる前であっ
ても、今後、どの程度の遊技実績が発現すれば演出が行
われるかを知ることができる。これにより、そのスロッ
トマシンで遊技を行うか否か、あるいは遊技を続行する
か否かの判断に用いることができる。
【0104】(請求項8)請求項8の発明によれば、遊
技者は、演出の出力より遊技の進行を希望するときは、
特定の入力操作手段の入力操作をすれば、演出が中止さ
れ、これによって遊技の進行が可能になる。よって、そ
の遊技者の意向に沿った遊技の進行をすることができ
る。
【0105】(請求項9)請求項9の発明によれば、遊
技の進行を制御する部分と遊技中の演出を制御する部分
とを分けることで、演出用のメモリ等の記憶容量が大き
くなっても、遊技の進行用のメモリ等の記憶容量を圧迫
すること等がないので、遊技の進行用のメモリ等の記憶
容量に余裕を持たせることができる。
【0106】(請求項10)請求項10の発明によれ
ば、遊技用制御手段は、遊技中に種々発現する遊技実績
を、順次、演出用制御手段に送信するだけで良いので、
遊技用制御手段の処理の負担を軽くすることができる。
また、遊技用制御手段は、任意の時点で、遊技実績を演
出用制御手段に送信することができるようになる。
【0107】(請求項11)請求項11の発明によれ
ば、遊技用制御手段による演出用制御手段への割り込み
回数が少なくなり、演出用制御手段の負担軽減を図るこ
とができる。また、送信する遊技実績を少なくすること
ができる。
【0108】(請求項12)請求項12の発明によれ
ば、演出を出力することが決定されたときに演出パター
ンを選択することができ、出力要求信号を受信するまで
待機しているので、適性な時に演出を出力することがで
きる。
【0109】(請求項13)請求項13の発明によれ
ば、遊技用制御手段から演出用制御手段に対して、演出
の出力時期に関する情報を送信する必要がなくなる。よ
って、遊技用制御手段の処理の負担を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスロットマシンの第1実施形態の
外観を示す正面図である。
【図2】本実施形態のスロットマシンの制御の概略を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
である。
【図4】本実施形態の演出の流れを示すフローチャート
であって、図3に続くものである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 フロントパネル 21 表示窓 22 有効ライン 23 メダル投入口 31 リール 32 モータ 33 特別遊技実績表示部 34 スピーカ 35 画像表示装置 41 スタートスイッチ 42 ストップスイッチ 43 電源供給部 50 制御手段 60 遊技用制御手段 61 役抽選手段 62 リール停止制御手段 63 払出し手段 70 演出用制御手段 71 遊技実績記憶手段 72 演出パターン記憶手段 72a、72b、72c 演出パターンデータテーブル 73 演出パターン選択手段 74 演出出力手段 75 演出出力中止手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が遊技を進行するうえで入力操作
    する入力操作手段を備えるスロットマシンにおいて、 遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入力操作に
    基づいて発現する所定の遊技実績を記憶しておく遊技実
    績記憶手段と、 所定の条件を満たしたときに出力する演出に係る演出パ
    ターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、 前記演出パターン記憶手段から演出パターンを抽選によ
    って選択する演出パターン選択手段と、 前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに
    基づいて、演出を出力する演出出力手段とを備え、 前記遊技実績記憶手段に記憶されている遊技実績が特定
    の条件を満たしたときに、前記演出出力手段により演出
    を出力するように制御することを特徴とするスロットマ
    シン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスロットマシンにおい
    て、 前記演出パターン記憶手段に記憶されている演出パター
    ンは、スロットマシンの特別遊技の発生確率に関する情
    報を遊技者に報知する演出に係るものであることを特徴
    とするスロットマシン。
  3. 【請求項3】 遊技者が遊技を進行するうえで入力操作
    する入力操作手段を備えるスロットマシンにおいて、 遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入力操作に
    基づいて発現する所定の遊技実績を記憶しておく遊技実
    績記憶手段と、 所定の条件を満たしたときに出力する演出であって、遊
    技実績に関する情報を遊技者に報知する演出に係る演出
    パターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、 前記遊技実績記憶手段に記憶されている遊技実績に基づ
    いて、前記演出パターン記憶手段から演出パターンを選
    択する演出パターン選択手段と、 前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに
    基づいて、演出を出力する演出出力手段と を備えることを特徴とするスロットマシン。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のスロットマシンにおい
    て、 前記演出パターン記憶手段に記憶されている演出パター
    ンは、所定の遊技実績についての良否の程度を遊技者に
    報知する演出に係るものであることを特徴とするスロッ
    トマシン。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記遊技実績には、遊技回数、メダルの差枚数、又は特
    定図柄の組合せの出現回数のうち、少なくとも1つを含
    むことを特徴とするスロットマシン。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記遊技実績には、遊技中にスロットマシン内部で行わ
    れた所定の抽選結果を含むことを特徴とするスロットマ
    シン。
  7. 【請求項7】 請求項1若しくは請求項2又は請求項1
    を引用する請求項5若しくは請求項6に記載のスロット
    マシンにおいて、 前記遊技実績記憶手段に記憶されている遊技実績を、遊
    技者が認識可能に表示する遊技実績表示手段を備えるこ
    とを特徴とするスロットマシン。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出出力手段による演出の出力中に、遊技者による
    特定の前記入力操作手段の入力操作を検知したときは、
    その演出の出力を中止する演出出力中止手段を備えるこ
    とを特徴とするスロットマシン。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれか1
    項に記載のスロットマシンにおいて、 遊技の進行に関する制御を行う遊技用制御手段と、遊技
    中の演出に関する制御を行う演出用制御手段とを別体で
    備え、 前記演出用制御手段は、前記遊技実績記憶手段、前記演
    出パターン記憶手段、前記演出パターン選択手段、及び
    前記演出出力手段を有することを特徴とするスロットマ
    シン。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のスロットマシンにお
    いて、 前記遊技用制御手段は、 遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入力操作に
    基づいて発現する遊技実績を、前記演出用制御手段に送
    信する遊技実績送信手段を備え、 前記演出用制御手段は、 前記遊技実績送信手段により送信されてきた遊技実績を
    受信する遊技実績受信手段と、 前記遊技実績受信手段で受信した遊技実績のうち、前記
    遊技実績記憶手段に記憶しておくべき遊技実績を選別す
    る遊技実績選別手段とを備えることを特徴とするスロッ
    トマシン。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のスロットマシンにお
    いて、 前記遊技用制御手段は、 遊技中において遊技者の前記入力操作手段の入力操作に
    基づいて発現する遊技実績のうち、前記遊技実績記憶手
    段に記憶しておくべき遊技実績を選別する遊技実績選別
    手段と、 前記遊技実績選別手段で選定された遊技実績を、前記演
    出用制御手段に送信する遊技実績送信手段とを備え、 前記演出用制御手段は、 前記遊技実績送信手段により送信されてきた遊技実績を
    受信する遊技実績受信手段を備えることを特徴とするス
    ロットマシン。
  12. 【請求項12】 請求項9から請求項11までのいずれ
    か1項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出出力手段は、演出の出力要求信号を受信したと
    きに、演出の出力を開始することを特徴とするスロット
    マシン。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項11までのいずれ
    か1項に記載のスロットマシンにおいて、 前記演出用制御手段は、前記遊技用制御手段から送信さ
    れてくる遊技実績を含む情報に基づいて、前記演出出力
    手段による演出の出力時期を決定する演出出力時期制御
    手段を備えることを特徴とするスロットマシン。
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