JP2009034363A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2009034363A
JP2009034363A JP2007201542A JP2007201542A JP2009034363A JP 2009034363 A JP2009034363 A JP 2009034363A JP 2007201542 A JP2007201542 A JP 2007201542A JP 2007201542 A JP2007201542 A JP 2007201542A JP 2009034363 A JP2009034363 A JP 2009034363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation mode
time
load amount
total load
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007201542A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Katayama
和也 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007201542A priority Critical patent/JP2009034363A/ja
Publication of JP2009034363A publication Critical patent/JP2009034363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】表示装置(回転灯装置)の作動履歴に基づき演出等の表示態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示を可能とし、かつ、表示装置(回転灯装置)の使用寿命を延ばすことが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機に、表示装置26(回転灯装置50)と、表示装置26を制御するための制御装置20とを設け、制御装置20に、表示装置制御手段240と、表示装置26の作動ごとに作動データを記憶する作動履歴記憶手段260と、作動データに基づき、総負荷量を導出する総負荷量導出手段270と、総負荷量の値が基準値に達しているかを判定する総負荷量判定手段280と、一の作動態様に基づき表示装置26が作動する際に、総負荷量が基準値に達しているとき、単位負荷量が、一の作動態様の単位負荷量以下の作動態様に切り換える作動態様切換手段290とを設ける。
【選択図】図9

Description

この発明は、遊技機に関し、詳しくは、所定の作動態様で作動することにより、報知等の演出を行うための表示装置を備えた遊技機に関するものである。
また、この発明は、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、詳しくは、所定の作動態様で作動することにより、報知等の演出を行うための表示手段を制御するための遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンやパチンコ機においては、遊技を盛り上げたり、所定の抽選により当選した旨を遊技者に報知したりすべく、光や音の発生、役物の作動等、種々の態様により演出を行うための表示装置を備えたものが知られている。
この種の表示装置としては、たとえば、下記の特許文献1や特許文献2に開示されているように、光を発するランプなどの発光装置、及び、発光装置の周囲を旋回可能であってかつ発光装置からの光を反射する回転反射板を備え、発光装置からの光を周囲に旋回させるように形成された回転灯装置が知られている。
また、近年、スロットマシンやパチンコ機においても、資源の有効利用を促進する気運が高まっている。具体的には、いわゆるホールにおいて新しい機種の導入を行う際、それまで設置されていたスロットマシンやパチンコ機は、下取りとしてメーカーによる引取り等が行われているが、これら中古の遊技機に備えられていた電子装置や電子部品はできる限り再利用を図るようにしている。
ここで、上述のような中古の遊技機における電子装置や電子部品のリサイクルを行うためには、これらが再利用可能であるか否か、すなわち、今後の使用に耐えうる性能を失っていないか否かを適確に判断する必要がある。そこで、下記の特許文献3に開示されているように、遊技機において特定の機能を発揮するユニットの作動履歴を記憶し、この作動履歴に基づいて、再利用可能であるか否かを判断することが可能な遊技機が提供されている。
特開2003−199875号公報 特開平11−345507号公報 特開2004−33257号公報
ここで、上述のような表示装置による演出は、遊技中の種々の場面で行われるものであるため、この表示装置の使用頻度は非常に高いものとなっている。したがって、表示装置は、頻繁に作動と停止とを繰り返し、その都度、表示装置に対して大きな電流が流れたり、表示装置を構成する各種部品が物理的に所定の動作を行ったりするため、表示装置にかかる作動負荷は大きいものとなっている。特に、表示装置として上述のような回転灯装置が用いられる場合、演出中は、駆動モーター等の旋回装置が、回転反射板を一定の回転速度で旋回させ続けるため、旋回装置にかかる負荷は非常に大きなものとなる。
したがって、ホールに設置されていたスロットマシンやパチンコ機が取り外された際に、これらの遊技機における表示装置が再利用可能であるか否かを判断した場合、再利用不可能と判断されるものが比較的多く、結局、再利用することができないという問題が生じていた。
また、作動負荷が大きいことから、ホールにスロットマシンやパチンコ機が設置されている期間中に、故障が生ずる表示装置や使用寿命となってしまう表示装置も多い。そのため、前記表示装置を備えた遊技機については、ランニングコストがかさみ、経済的でないという問題も生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の目的に加え、回転灯装置の作動の履歴に基づいて表示の態様を変更可能とすることで、回転灯装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項3、4又は5)
すなわち、請求項3、4又は5記載の発明は、上記請求項2記載の発明の目的に加え、回転灯装置の使用寿命を延ばすことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項6、7又は8)
すなわち、請求項6、7又は8記載の発明は、上記請求項3、4又は5記載の発明の目的に加え、より適確に回転灯装置の使用耐用状況を把握可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項9)
すなわち、請求項9記載の発明は、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機用プログラムを提供することを目的とする。
(請求項10)
すなわち、請求項10記載の発明は、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示装置26(回転灯装置50)と、表示装置26を制御するための制御装置20と、を少なくとも備え、前記制御装置20は、所定の作動態様に基づき、表示装置26の作動を制御するための表示装置制御手段240と、表示装置26が作動するごとに、当該作動に係る表示装置26の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段260と、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づき、表示装置26に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段270と、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段280と、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示装置26の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置26が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段290と、を備えたことを特徴とする遊技機である。
ここで、遊技機としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンや、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
また、本発明に係る遊技機がスロットマシンやパロット(登録商標)の場合には、周囲に複数の図柄46を表示した回転リール40、回転リール40の回転を開始するためのスタートスイッチ18、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ19、遊技媒体を払い出すための遊技媒体払い出し装置(ホッパーユニット35)などを設けることもできる。また、遊技機がパチンコ機の場合には、液晶や回転リールを備えメインの遊技を行うための遊技表示装置などを設けることもできる。なお、遊技機に設けられる装置はこれらに限定されるものではない。
前記表示装置26は、所定の態様で作動することにより所定の表示を行う装置である。
この表示装置26は、所定の表示を行うことができるものであれば特に限定されるものではなく、視覚的な表示を行うものや聴覚的な表示を行うものが含まれる。
視覚的な表示を行うものとしては、たとえば、マトリクス状に配置された複数のランプから構成され、前記ランプが点灯や消灯することで、文字や図柄などの表示を行うドットマトリクス表示装置が挙げられる。また、所定の液晶を備え、所定の画像データに基づいて前記液晶が発光することで、静止画や動画などの表示を行う液晶表示装置34などが挙げられる。また、人形などの電気的に動く役物を備え、前記役物が電動したり、停止したりすることで、種々の表示を行う役物表示装置が挙げられる。また、ランプなどの発光装置55、及び、この発光装置55の周囲を旋回可能な回転反射板54を備え、前記発光装置55が発光、消灯することで、又は、所定の旋回装置56が前記回転反射板54を旋回、停止させることで、種々の表示を行う回転灯装置50が挙げられる。
また、聴覚的な表示を行うものとしては、たとえば、効果音やBGMなどを出力することで、種々の音声表示を行うスピーカー33等が挙げられる。なお、表示装置26はこれらに限定されるものではない。
前記制御装置20は、表示装置26を制御するためのものである。具体的には、制御装置20は、たとえば、表示装置26を所定の作動態様で作動させるための作動信号を出力したり、作動態様を変更するための作動態様変更信号を出力したりするものである。なお、表示装置26に関する制御はこれらに限定されるものではない。
また、この制御装置20は、表示装置26を制御するのみならず、遊技機を構成する各種装置を制御すると共に、遊技や演出に関する各種制御を行うように形成することができる。
また、この制御装置20は、制御基板などによって構成することができる。また、制御装置20は、遊技に関する制御及び遊技以外の他の制御(たとえば、演出に関する制御)の双方を行うことが可能な1つの装置から構成することもできるし、または、それぞれ別個の装置、すなわち、主として遊技に関する制御を行うための遊技制御装置21と、主として遊技以外の他の制御を行うための演出制御装置22とから構成することもできる。
前記表示装置制御手段240は、所定の作動態様に基づき、表示装置26の作動を制御するためのものである。
ここで、「作動態様」とは表示装置26の作動のパターンである。すなわち、作動態様は、表示装置26がどのように作動するかを定めたものであり、換言すれば、表示装置26の作動条件を定めたものである。
また、この作動態様は、所定の場合(たとえば、所定の当選役に当選した場合、所定の遊技状態に移行した場合など)に実行される演出の演出パターンとして用いることもできる。すなわち、所定の場合に所定の作動態様を決定し、この作動態様に基づいて表示装置26を作動させることで、所定の表示内容の演出を実行することができる。
この作動態様としては、たとえば、表示装置26が前記液晶表示装置34である場合には、液晶の発光輝度(たとえば、100カンデラ/cm、50カンデラ/cmなど)、また、液晶の発光時間(たとえば、30秒、15秒など)等を定めたものが挙げられる。また、表示装置26が前記回転灯装置50である場合には、回転灯装置50における発光装置55の発光時間(たとえば、5秒、2秒など)、また、回転灯装置50における回転反射板54の旋回時間(たとえば、30秒、15秒など)、また、回転反射板54の旋回速度(たとえば、120回転/分、60回転/分など)等を定めたものが挙げられる。なお、作動態様を定めるための条件はこれらに限定されるものではない。
また、表示装置制御手段240が表示装置26の作動に用いる作動態様を決定する方法については、特に限定されるものではない。たとえば、所定の表示装置26の作動に用いる作動態様として、予め特定態様を定めておき、表示装置制御手段240が前記表示装置26の作動を制御する場合には、前記特定態様を、前記表示装置26の作動に用いる作動態様として決定してもよい。また、作動態様を複数記憶した作動態様テーブル(作動態様記憶手段220)を設け、表示装置制御手段240が表示装置26の作動を行う場合に、前記作動態様テーブルから一の作動態様を決定し、この決定された作動態様を、前記表示装置26の作動に用いる作動態様としてもよい。
前記作動履歴記憶手段260は、表示装置26が作動するごとに、当該作動に係る表示装置26の作動内容に関するデータ(作動データ)を記憶するためのものである。
また、前記「作動データ」としては、たとえば、表示装置26が液晶表示装置34である場合には、液晶が実際に発光していた発光時間や、液晶の発光輝度などのデータが挙げられる。また、たとえば、表示装置26が回転灯装置50である場合には、発光装置55が実際に発光していた発光時間、回転反射板54の旋回時間(すなわち、回転反射板54を旋回させるための旋回装置56の作動時間)、回転反射板54の旋回速度などのデータが挙げられる。なお、作動データはこれらに限定されるものではない。
前記総負荷量導出手段270は、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づき、表示装置26に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するためのものである。
ここで、「総負荷量」とは、表示装置26に蓄積された負荷の量を示すものであり、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づいて導出される値である。すなわち、作動履歴記憶手段260は、上述の如く、作動が行われるごとに作動データを記憶するため、総負荷量導出手段270は、行われた全作動の作動データに基づいて、前記総負荷量を導出する。
具体的には、たとえば、表示装置26が液晶表示装置34である場合には、作動データにおける液晶の発光時間(すなわち、所定の画像等を表示している時間)を合計した値を「総負荷量」として定めることができる。
また、表示装置26が回転灯装置50である場合には、発光装置55については、作動データにおける発光装置55の発光時間を合計した値を「総負荷量」として定めることができる。また、旋回装置56については、旋回装置56の作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)を合計した値を「総負荷量」として定めることができる。また、回転反射板54の旋回速度に対応させた所定の係数(たとえば、「120回転/分」→「2」、「60回転/分」→「1」など)を予め定めておき、1回の作動ごとのデータにおける、旋回速度に対応する係数と旋回時間との積を、全作動について合計した値を「総負荷量」として定めることもできる。
なお、「総負荷量」の定め方はこれらに限定されるものではなく、他の作動条件を加味して導出することもできる。
前記総負荷量判定手段280は、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するためのものである。
ここで、「基準値」は特に限定されるものではなく、各表示装置26が使用寿命となると推定される値(以下、使用寿命値とする。)に基づいて、任意に定めることができるものである。
たとえば、表示装置26が液晶表示装置34であり、この液晶表示装置34における液晶は、所定の発光輝度(たとえば、100カンデラ/cm)で1000時間発光すると使用寿命となるものとする。そして、この場合において、液晶の発光時間の合計値により「総負荷量」を定めるときには、使用寿命値を「1000」と設定するとともに、前記基準値を、たとえば「700」などと設定することができる。
また、表示装置26が回転灯装置50であり、この回転灯装置50における発光装置55は、700時間発光すると使用寿命となるものとする。そして、この場合において、発光装置55の発光時間の合計値により「総負荷量」を定めるときには、発光装置55の使用寿命値を「700」と設定するとともに、前記基準値を、たとえば「500」などと設定することができる。
また、前記回転灯装置50における旋回装置56は、回転反射板54を120回転/分で500時間旋回させると使用寿命となるものとする。そして、この場合において、旋回装置56の作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)の合計値により「総負荷量」を定めるときには、旋回装置56の使用寿命値を「500」と設定するとともに、前記基準値を、たとえば「300」などと設定することができる。また、前記場合において、回転反射板54の旋回速度に対応する係数と作動時間との積の合計値により「総負荷量」を定めるときには、旋回装置56の使用寿命値を「1000(=2×500)」と設定するとともに、前記基準値を、たとえば「700」などと設定することができる。
前記作動態様切換手段290は、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示装置26の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置26が一定時間作動した場合における負荷量(単位負荷量)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるためのものである。
ここで、「単位負荷量」とは、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置26が一定時間(たとえば、60秒など)作動した場合における負荷量を示す値であり、すなわち、この単位負荷量の値が、作動態様に基づく表示装置26の作動における負荷の大小を示すものとなる。具体的には、前記単位負荷量は、作動態様に係る作動の条件(発光装置55であれば一定時間あたりの発光時間、旋回装置56であれば一定時間あたりの旋回時間、旋回速度など)に基づいて、作動態様ごとに定められる値である。
またここで、「一の作動態様を、単位負荷量が前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換える」とは、一の作動態様を、一の作動態様における単位負荷量よりも小さい単位負荷量となる作動態様に切り換えること、若しくは、一の作動態様を、一の作動態様における単位負荷量と等しい単位負荷量となる作動態様に切り換えることを意味するものである。なお、「一の作動態様を、一の作動態様における単位負荷量と等しい単位負荷量となる作動態様に切り換える」とは、一の作動態様を切り換えないことも含むものである。
すなわち、作動態様切換手段290は、一の作動態様における単位負荷量よりも小さい単位負荷量の作動態様(小作動態様)を有している場合には、一の作動態様を前記小作動態様に切り換える一方、小作動態様を有していない場合には、一の作動態様を切り換えないように制御可能なものである。
具体的には、たとえば、表示装置26が液晶表示装置34であって、作動態様として、液晶が所定の単位時間(たとえば、60秒)あたりに「30秒」発光する態様(以下、長発光態様とする。)と、液晶が前記単位時間あたりに「15秒」発光する態様(以下、短発光態様とする。)とを備えている場合には、短発光態様の方が長発光態様に比べて単位負荷量が小さいため、長発光態様に基づいて液晶表示装置34が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、前記長発光態様を短発光態様に切り換えるように形成することができる。一方、短発光態様に基づいて液晶表示装置34が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、短発光態様に比べて単位負荷量が小さい作動態様は無いため、作動態様切換手段290は、短発光態様を切り換えないように形成することができる。
また、たとえば、表示装置26が回転灯装置50であって、発光装置55の作動態様として、発光装置55が所定の単位時間(たとえば、10秒)あたりに「5秒」発光する態様(以下、長発光態様とする。)と、発光装置55が前記単位時間あたりに「2秒」発光する態様(以下、短発光態様とする。)とを備えている場合には、短発光態様の方が長発光態様に比べて単位負荷量が小さいため、長発光態様に基づいて発光装置55が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、前記長発光態様を短発光態様に切り換えるように形成することができる。一方、短発光態様に基づいて発光装置55が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、短発光態様に比べて単位負荷量が小さい作動態様は無いため、作動態様切換手段290は、短発光態様を切り換えないように形成することができる。
また、旋回装置56の作動態様として、旋回装置56が所定の単位時間(たとえば、10秒)あたりに「5秒」回転反射板54を旋回させる態様(以下、長旋回態様とする。)と、旋回装置56が前記単位時間あたりに「2秒」回転反射板54を旋回させる態様(以下、短旋回態様とする。)とを備えている場合には、短旋回態様の方が長旋回態様に比べて単位負荷量が小さいため、長旋回態様に基づいて旋回装置56が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、前記長旋回態様を短旋回態様に切り換えるように形成することができる。一方、短旋回態様に基づいて旋回装置56が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、短旋回態様に比べて単位負荷量が小さい作動態様は無いため、作動態様切換手段290は、短旋回態様を切り換えないように形成することができる。
また、旋回装置56の作動態様として、旋回装置56が回転反射板54を「120回転/分」で旋回させる態様(以下、高速旋回態様とする。)と、旋回装置56が回転反射板54を「60回転/分」で旋回させる態様(以下、低速旋回態様とする。)とを備えている場合には、低速旋回態様の方が高速旋回態様に比べて単位負荷量が小さいため、高速旋回態様に基づいて旋回装置56が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、高速旋回態様を低速旋回態様に切り換えるように形成することができる。一方、低速旋回態様に基づいて旋回装置56が作動する際、総負荷量が基準値に達しているときは、低速旋回態様に比べて単位負荷量が小さい作動態様は無いため、作動態様切換手段290は、低速旋回態様を切り換えないように形成することができる。
なお、作動態様切換手段290により表示装置26の作動態様が切り換えられた際は、表示装置制御手段240は、切り換えられた後の作動態様に基づいて、表示装置26の作動を制御するものとなっている。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、表示装置26が作動するごとに、この作動に係る表示装置26の作動データが、作動履歴記憶手段260により記憶される。また、前記作動データに基づいて、表示装置26に蓄積された負荷の量(総負荷量)が、総負荷量導出手段270により導出される。また、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かが、総負荷量判定手段280により判定される。
そして、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示装置26の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、作動態様切換手段290により、前記一の作動態様が、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置26が一定時間作動した場合における負荷量(単位負荷量)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えられる。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、前記作動履歴記憶手段260により表示装置26の作動の履歴が記憶され、この履歴の内容に基づいて、前記作動態様切換手段290により、表示装置26による所定の演出等の表示態様を変更することができることとなる。
したがって、表示装置26の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示を行うことができることとなる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴に加え、前記表示装置26(回転灯装置50)は、発光装置55、発光装置55が発する光を反射可能でかつ発光装置55の周囲を旋回可能に形成された回転反射板54、及び、回転反射板54を旋回させるための旋回装置56、を備えるとともに、旋回装置56が回転反射板54を旋回させることにより発光装置55が発する光を周囲に照射可能に形成され、前記制御装置20は、表示装置26の作動態様を複数記憶するための作動態様記憶手段220と、作動態様記憶手段220に記憶された複数の作動態様から、いずれか一の作動態様を決定するための作動態様決定手段230と、を備え、前記表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、表示装置26の作動を制御するように形成されていることを特徴とする。
本請求項に係る表示装置26は、いわゆる回転灯装置50である。
前記発光装置55は、発光又は消灯を行うものであり、たとえば、ランプやLED等が挙げられる。なお、発光装置55はこれらに限定されるものではない。
前記回転反射板54は、発光装置55が発する光を反射可能でかつ発光装置55の周囲を旋回可能に形成されたものである。
前記旋回装置56は、回転反射板54を旋回させるためのものであり、たとえば、駆動モーターが挙げられる。
前記作動態様記憶手段220は、表示装置26(回転灯装置50)の作動態様を複数記憶するためのものであり、たとえば、作動態様テーブルとして形成することができる。なお、上述の如く、作動態様は演出における演出パターンとしても用いることができるため、この作動態様記憶手段220は、演出パターンデータ記憶手段として機能させることもできる。
たとえば、作動態様記憶手段220は、回転灯装置50における発光装置55の作動態様として、単位時間あたりの発光時間が異なる作動態様(たとえば、上述の長発光態様、短発光態様等)を備えることができる。また、作動態様記憶手段220は、回転灯装置50における旋回装置55の作動態様として、単位時間あたりの作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)が異なる作動態様(たとえば、上述の長旋回態様、短旋回態様等)や、回転反射板54の旋回速度が異なる作動態様(たとえば、上述の高速旋回態様、低速旋回態様等)を備えることができる。また、作動態様記憶手段220は、発光装置55の作動態様と旋回装置55の作動態様を組み合わせた態様を記憶することもできる。
前記作動態様決定手段230は、作動態様記憶手段220に記憶された複数の作動態様から、いずれか一の作動態様を決定するためのものである。
また、この作動態様決定手段230による作動態様の決定方法は、特に限定されるものではなく、たとえば、所定の抽選手段による抽選により一の作動態様を決定することができる。また、回転灯装置50の作動を開始させる際の諸条件(たとえば、当選役の種類、遊技状態の種類など)に対応して予め一の作動態様を定めておき、この条件に基づいて一の作動態様を決定することもできる。
(作用)
本発明に係る遊技機において、表示装置26は、いわゆる回転灯装置50となっている。また、この回転灯装置50の作動態様は、作動態様記憶手段220により記憶される。また、作動態様決定手段230により、作動態様記憶手段220に記憶された複数の作動態様から一の作動態様が決定される。
そして、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づいて、表示装置26の作動を制御する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、作動履歴記憶手段260により回転灯装置50の作動の履歴が記憶され、この履歴の内容に基づいて、前記作動態様切換手段290により、回転灯装置50による所定の演出等の表示態様を変更することができることとなる。
したがって、回転灯装置50の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示を行うことができることとなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の特徴に加え、前記作動態様記憶手段220は、回転反射板54が旋回する際の旋回速度が異なる作動態様を複数記憶しており、前記表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)は、作動態様決定手段230により決定された作動態様における旋回速度で回転反射板54が旋回するように、旋回装置56を作動させ、前記作動態様切換手段290は、総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた旋回速度よりも低速の旋回速度が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「回転反射板54が旋回する際の旋回速度が異なる作動態様」とは、たとえば、回転反射板54が120回転/分で旋回する態様(すなわち、旋回装置56が回転反射板54を120回転/分で旋回させる態様(高速旋回態様))、及び、回転反射板54が60回転/分で旋回する態様(すなわち、旋回装置56が回転反射板54を60回転/分で旋回させる態様(低速旋回態様))などが挙げられる。なお、前記作動態様はこれらに限定されるものではなく、他の旋回速度の作動態様を備えることもできる。
また、作動態様切換手段290は、たとえば、作動態様決定手段230により前記高速旋回態様(すなわち、120回転/分での旋回)が決定された際に、総負荷量が基準値に達していたときは、前記高速旋回態様を、これよりも低速の旋回速度が定められた低速旋回態様(すなわち、60回転/分での旋回)に切り換えることができる。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、回転反射板54の旋回速度が異なる複数の作動態様が、作動態様記憶手段220により記憶される。そして、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)が旋回装置56を作動させる際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、この作動態様に定められた旋回速度よりも低速の旋回速度が定められた作動態様に切り換えることができる。そして、表示装置制御手段240は、この切り換えられた後の作動態様に基づいて、旋回装置56の作動を制御する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、総負荷量が基準値に達した場合には、作動態様切換手段290が、この時点における作動態様を、回転反射板54の旋回速度がより低速となる作動態様に切り換えることができる。
これにより、総負荷量が基準値に達した場合には、旋回装置56が回転反射板54を旋回させる際の負荷を軽減することができることとなるため、回転灯装置50の使用寿命、特に旋回装置56の使用寿命を延ばすことができることとなる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記請求項2記載の発明の特徴に加え、前記作動態様記憶手段220は、予め定められた単位時間中における回転反射板54の旋回時間が異なる作動態様を複数記憶しており、前記表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)は、前記単位時間中に、作動態様決定手段230により決定された作動態様における旋回時間、回転反射板54が旋回するように、旋回装置56を作動させ、前記作動態様切換手段290は、総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた作動時間よりも短い作動時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「予め定められた単位時間中における回転反射板54の旋回時間が異なる作動態様」とは、たとえば、所定の単位時間(たとえば、10秒)中において回転反射板54が5秒間旋回する態様(すなわち、旋回装置56が回転反射板54を10秒の単位時間中に5秒間旋回させる態様(長旋回態様))、及び、前記単位時間(10秒)中において回転反射板54が2秒間旋回する態様(すなわち、旋回装置56が回転反射板54を10秒の単位時間中に2秒間旋回させる態様(短旋回態様))などが挙げられる。なお、前記作動態様はこれらに限定されるものではなく、他の旋回時間の作動態様を備えることもできる。
また、作動態様切換手段290は、たとえば、作動態様決定手段230により前記長旋回態様(すなわち、10秒の単位時間中に5秒間旋回)が決定された際に、総負荷量が基準値に達していたときは、前記長旋回態様を、これよりも短い旋回時間が定められた短旋回態様(すなわち、10秒の単位時間中に2秒間旋回)に切り換えることができる。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、回転反射板54における、単位時間あたりの旋回時間が異なる複数の作動態様が、作動態様記憶手段220により記憶される。そして、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)が旋回装置56を作動させる際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、この作動態様に定められた単位時間あたりの旋回時間よりも短い旋回時間が定められた作動態様に切り換えることができる。そして、表示装置制御手段240は、この切り換えられた後の作動態様に基づいて、旋回装置56の作動を制御する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、総負荷量が基準値に達した場合には、作動態様切換手段290が、この時点における作動態様を、単位時間あたりの回転反射板54の旋回時間がより短い作動態様に切り換えることができる。
これにより、総負荷量が基準値に達した場合には、旋回装置56が回転反射板54を旋回させる際の負荷を軽減することができることとなるため、回転灯装置50の使用寿命、特に旋回装置56の使用寿命を延ばすことができることとなる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明の特徴に加え、前記作動態様記憶手段220は、予め定められた単位時間中における発光装置55の発光時間が異なる作動態様を複数記憶しており、前記表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)は、前記単位時間中に、作動態様決定手段230により決定された作動態様における発光時間、発光装置55が発光するように、発光装置55を作動させ、前記作動態様切換手段290は、総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた発光時間よりも短い発光時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「予め定められた単位時間中における発光装置55の発光時間が異なる作動態様」とは、たとえば、所定の単位時間(たとえば、10秒)中において発光装置55が8秒間発光する態様(長発光態様)、及び、前記単位時間(10秒)中において発光装置55が3秒間発光する態様(短発光態様)などが挙げられる。なお、前記作動態様はこれらに限定されるものではなく、他の発光時間の作動態様を備えることもできる。
また、作動態様切換手段290は、たとえば、作動態様決定手段230により前記長発光態様(すなわち、10秒の単位時間中に8秒間発光)が決定された際に、総負荷量が基準値に達していたときは、前記長発光態様を、これよりも短い発光時間が定められた短発光態様(すなわち、10秒の単位時間中に3秒間発光)に切り換えることができる。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、発光装置55における、単位時間あたりの発光時間が異なる複数の作動態様が、作動態様記憶手段220により記憶される。そして、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)が発光装置55を作動させる際、総負荷量が基準値に達しているときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、この作動態様に定められた単位時間あたりの発光時間よりも短い発光時間が定められた作動態様に切り換えることができる。そして、表示装置制御手段240は、この切り換えられた後の作動態様に基づいて、発光装置55の発光を制御する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、総負荷量が基準値に達した場合には、作動態様切換手段290が、この時点における作動態様を、単位時間あたりの発光装置55の発光時間がより短い作動態様に切り換えることができる。
これにより、総負荷量が基準値に達した場合には、発光装置55が発光する際の負荷を軽減することができることとなるため、回転灯装置50の使用寿命、特に発光装置55の使用寿命を延ばすことができることとなる。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、上記請求項3記載の発明の特徴に加え、前記制御装置20は、所定の時間の計測を行うための時間計測手段250を備え、前記時間計測手段250は、旋回装置56の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回装置56の作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、前記作動履歴記憶手段260は、旋回装置56が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、前記作動中における回転反射板54の旋回速度、及び、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成され、前記総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする。
前記時間計測手段250は、所定の時間の計測を行うためのものであり、たとえば、所定の内部タイマーやソフトウェアタイマーなどが挙げられる。
また、この時間計測手段250は、旋回装置56の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回装置56の作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成されている。換言すれば、この時間計測手段250は、旋回装置56の作動時間を計測するものである。
また、本請求項に係る作動履歴記憶手段260は、旋回装置56の作動ごとに、当該作動の終了を契機として、前記作動中における回転反射板54の旋回速度、及び、前記作動中において時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成されている。換言すれば、この作動履歴記憶手段260は、作動データとして、旋回装置56の作動ごとの、回転反射板54の旋回速度(たとえば、120回転/分など)、及び、旋回装置56の作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)を記憶するものである。
また、本請求項に係る総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
たとえば、回転反射板54の旋回速度「120回転/分」に対応して所定の係数「2」が定められ、旋回速度「60回転/分」に対応して所定の係数「1」が定められており、作動履歴記憶手段260に、旋回装置56の作動データとして、旋回速度「120回転/分」で作動時間「0.5分」、旋回速度「120回転/分」で作動時間「1分」、及び、旋回速度「60回転/分」で作動時間「0.5分」の3データが記憶されているものとする。この場合には、前記総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの係数及び時間の積として、「1(=2×0.5)」、「2(=2×1)」、「0.5(=1×0.5)」を算出し、総負荷量として、「3.5(=1+2+0.5)」を導出することとなる。
なお、総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの作動時間を、全作動について合計することにより総負荷量を導出するように形成してもよい。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、旋回装置56の作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)が、時間計測手段250により計測される。また、旋回装置56が作動するごとに、作動中における回転反射板54の旋回速度、及び、旋回装置56の作動時間が、作動履歴記憶手段260により記憶される。そして、総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、旋回装置56の作動ごとの、旋回速度、および、旋回装置56の作動時間に基づいて、総負荷量を導出することができるため、より適確に回転灯装置50の使用耐用状況、特に、旋回装置56の使用耐用状況を把握することができることとなる。
したがって、作動態様切換手段290により作動態様が切り換えられるタイミングがより適確となり、回転灯装置50の使用寿命、特に旋回装置56の使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、上記請求項4記載の発明の特徴に加え、前記制御装置20は、所定の時間の計測を行うための時間計測手段250を備え、前記時間計測手段250は、旋回装置56の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回装置56の作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、前記作動履歴記憶手段260は、旋回装置56が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成され、前記総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする。
本請求項に係る総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの、前記時間を全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
たとえば、作動履歴記憶手段260に、旋回装置56の作動データとして、作動時間「2分」、作動時間「1.5分」、及び、作動時間「5分」の3データが記憶されているものとする。この場合には、前記総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの旋回時間の合計、すなわち、総負荷量として、「8.5=(2+1.5+5)」を導出することとなる。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、旋回装置56の作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)が、時間計測手段250により計測される。また、旋回装置56が作動するごとに、作動中における回転反射板54の作動時間が、作動履歴記憶手段260により記憶される。そして、総負荷量導出手段270は、旋回装置56の作動ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、旋回装置56の作動ごとにおける旋回装置56の作動時間に基づいて、総負荷量を導出することができるため、より適確に回転灯装置50の使用耐用状況、特に、旋回装置56の使用耐用状況を把握することができることとなる。
したがって、作動態様切換手段290により作動態様が切り換えられるタイミングがより適確となり、回転灯装置50の使用寿命、特に旋回装置56の使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、上記請求項5記載の発明の特徴に加え、前記制御装置20は、所定の時間の計測を行うための時間計測手段250を備え、前記時間計測手段250は、発光装置55による発光の開始を契機に時間の計測を開始し、発光装置55による発光の終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、前記作動履歴記憶手段260は、発光装置55による発光が行われるごとに、当該発光の終了を契機として、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成され、前記総負荷量導出手段270は、発光装置55による発光ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする。
本請求項に係る時間計測手段250は、発光装置55による発光の開始を契機に時間の計測を開始し、発光装置55による発光の終了を契機に時間の計測を終了するように形成されている。換言すれば、この時間計測手段250は、発光装置55による発光時間を計測するものである。
また、本請求項に係る作動履歴記憶手段260は、発光装置55による発光が行われるごとに、当該発光の終了を契機として、前記発光中において時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成されている。換言すれば、この作動履歴記憶手段260は、作動データとして、発光装置55により行われる発光ごとの発光時間を記憶するものである。
また、本請求項に係る総負荷量導出手段270は、発光装置55の作動ごとの、前記時間を全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
たとえば、作動履歴記憶手段260に、発光装置55の作動データとして、発光時間「2分」、発光時間「1分」、及び、発光時間「0.5分」の3データが記憶されているものとする。この場合には、前記総負荷量導出手段270は、発光装置55による発光ごとの発光時間の合計、すなわち、総負荷量として、「3.5=(2+1+0.5)」を導出することとなる。
(作用)
本発明に係る遊技機においては、発光装置55による発光時間が、時間計測手段250により計測される。また、発光装置55による発光が行われるごとに、発光中における発光装置55の発光時間が、作動履歴記憶手段260により記憶される。そして、総負荷量導出手段270は、発光装置55の発光ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
すなわち、本発明に係る遊技機によれば、発光装置55の発光ごとにおける発光装置55の発光時間に基づいて、総負荷量を導出することができるため、より適確に回転灯装置50の使用耐用状況、特に、発光装置55の使用耐用状況を把握することができることとなる。
したがって、作動態様切換手段290により作動態様が切り換えられるタイミングがより適確となり、回転灯装置50の使用寿命、特に発光装置55の使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、遊技機を、所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示手段、表示手段を制御するための制御手段、として機能させ、前記制御手段を、所定の作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するための表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)、表示手段が作動するごとに、当該作動に係る表示手段の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段260、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づき、表示手段に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段270、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段280、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段290、として機能させるための遊技機用プログラムである。
ここで、遊技機としては、スロットマシンなどの現実の遊技機でもよく、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機であってもよい。
また、表示手段を、ドットマトリクス表示装置、液晶表示装置34、回転灯装置50などとし、これらの作動を制御するように形成することができる。また、前記表示手段を、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な表示手段として形成してもよい。
また、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機を制御しようとする場合には、ドットマトリクス表示装置、液晶表示装置34、回転灯装置50などを作動させて、遊技者に対して所定の表示を行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、擬似的なドットマトリクス表示装置に所定の図柄等が表示されるような画像や、擬似的な液晶表示装置34に所定の動画等が表示されるような画像や、擬似的な回転灯装置50において擬似的な発光装置55が発光したり、擬似的な旋回装置56が擬似的な回転反射板54を旋回させたりするような画像を、表示可能に形成することができる。
このように、本発明は、現実の遊技機を制御するためのプログラムと、業務用、家庭用のテレビゲーム機やパソコン等に組み込まれることによりそれらを遊技機として機能させるためのプログラムと、のいずれも含むものである。
(作用)
本発明に係る遊技機用プログラムによれば、表示手段が作動するごとに、この作動に係る表示手段の作動データが、作動履歴記憶手段260により記憶される。また、前記作動データに基づいて、表示手段に蓄積された負荷の量(総負荷量)が、総負荷量導出手段270により導出される。また、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かが、総負荷量判定手段280により判定される。
そして、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、作動態様切換手段290により、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(単位負荷量)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えられる。
すなわち、本発明に係る遊技機用プログラムによれば、前記作動履歴記憶手段260により表示手段の作動の履歴が記憶され、この履歴の内容に基づいて、前記作動態様切換手段290により、表示手段による所定の演出等の表示態様を変更することができることとなる。
したがって、表示手段の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示を行うことができることとなる。
ところで、前記遊技機用プログラムによれば、表示手段を、発光手段、発光手段が発する光を反射可能で発光手段の周囲に旋回可能な回転反射手段、及び、回転反射手段を旋回させるための旋回手段を備えるとともに、旋回手段が回転反射手段を旋回させることにより発光手段が発する光を周囲に照射可能となるような回転灯手段として機能させ、制御手段を、表示手段の作動態様を複数記憶するための作動態様記憶手段220、作動態様記憶手段220に記憶された複数の作動態様から、いずれか一の作動態様を決定するための作動態様決定手段230、として機能させ、前記表示装置制御手段240を、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、作動態様記憶手段220を、回転反射板54が旋回する際の旋回速度が異なる作動態様を複数記憶するように機能させ、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)を、作動態様決定手段230により決定された作動態様における旋回速度で回転反射手段を旋回させるような、旋回手段の作動制御手段として機能させ、作動態様切換手段290を、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたときに、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた旋回速度よりも低速の旋回速度が定められた作動態様に切り換えるように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、作動態様記憶手段220を、予め定められた単位時間中における回転反射手段の旋回時間が異なる作動態様を複数記憶するように機能させ、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)を、前記単位時間中に、作動態様決定手段230により決定された作動態様における旋回時間、回転反射手段を旋回させるような、旋回手段の作動制御手段として機能させ、作動態様切換手段290を、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたときに、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた作動時間よりも短い作動時間が定められた作動態様に、切り換えるように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、作動態様記憶手段220を、予め定められた単位時間中における発光装置55の発光時間が異なる作動態様を複数記憶するように機能させ、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)を、前記単位時間中に、作動態様決定手段230により決定された作動態様における発光時間、発光装置55を発光させるような発光装置55の作動制御手段として機能させ、作動態様切換手段290を、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたときに、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた発光時間よりも短い発光時間が定められた作動態様に、切り換えるように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、制御手段を、所定の時間の計測を行うための時間計測手段250として機能させ、時間計測手段250を、旋回手段の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回手段の作動終了を契機に時間の計測を終了するように機能させ、作動履歴記憶手段260を、旋回手段が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、前記作動中における回転反射手段の旋回速度、及び、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように機能させ、総負荷量導出手段270を、旋回手段の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、時間計測手段250を、旋回手段の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回手段の作動終了を契機に時間の計測を終了するように機能させ、作動履歴記憶手段260を、旋回手段が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように機能させ、総負荷量導出手段270を、旋回手段の作動ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように機能させることもできる。
また、前記遊技機用プログラムによれば、時間計測手段250を、発光手段による発光の開始を契機に時間の計測を開始し、発光手段による発光の終了を契機に時間の計測を終了するように機能させ、作動履歴記憶手段260を、発光手段による発光が行われるごとに、当該発光の終了を契機として、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように機能させ、総負荷量導出手段270を、発光手段による発光ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように機能させることもできる。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、遊技機を、所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示手段、表示手段を制御するための制御手段、として機能させ、前記制御手段を、所定の作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するための表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)、表示手段が作動するごとに、当該作動に係る表示手段の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段260、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づき、表示手段に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段270、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段280、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段290、として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
(作用)
本発明によれば、上記した請求項9記載の発明と同様の作用・効果を得ることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明によれば、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2)
すなわち、請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加え、回転灯装置の作動の履歴に基づいて表示の態様を変更可能とすることで、回転灯装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機を提供することができる。
(請求項3、4又は5)
すなわち、請求項3、4又は5記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加え、回転灯装置の使用寿命を延ばすことが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項6、7又は8)
すなわち、請求項6、7又は8記載の発明によれば、上記請求項3、4又は5記載の発明の効果に加え、より適確に回転灯装置の使用耐用状況を把握可能な遊技機を提供することができる。
(請求項9)
すなわち、請求項9記載の発明によれば、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機用プログラムを提供することができる。
(請求項10)
すなわち、請求項10記載の発明によれば、表示装置の作動の履歴に基づいて演出等の表示の態様を変更可能とすることで、表示装置の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示が可能な遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
(1)本発明の第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図12までは、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10の制御装置20の入力及び出力の概略を示すブロック図である。図2は、演出制御装置22の概略、及び、表示装置制御手段240の概略を示すブロック図である。図3は、スロットマシン10を示す外観正面図である。図4は、回転灯装置50を示す側断面図である。図5は、作動態様記憶手段220、及び、作動履歴記憶手段260の具体例を示す図である。図6から図12までは、スロットマシン10の動作の概略を示すフローである。
また、図13は、本発明の第1の実施の形態の変形例であって、作動態様記憶手段220、作動態様の抽選テーブル、及び、作動履歴記憶手段260の具体例を示す図である。
(スロットマシン10)
本実施の形態に係る遊技機は、メダル遊技機であるスロットマシン10であって、遊技媒体として円板状の遊技メダルを使用するものである。
スロットマシン10は、図3に示すように、箱状の筐体11を有する。この筐体11の中央部には、遊技者に向かって臨む表示窓12が形成されており、さらに表示窓12には、筐体11の内部に設けられた3個の回転リール40の図柄46を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
また、スロットマシン10の略中央右部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口14が設けられている。
また、スロットマシン10の筐体11の上部には、演出表示を行うべく、後述する種々の表示装置26を一体に取り付けた表示ユニット27が設けられている。この表示ユニット27は、中空箱型の取り付けベース(特に図示しておらず)を備え、この取り付けベースに、演出ランプ32、スピーカー33、液晶表示装置34、及び、回転灯装置50が固定されている。具体的には、取り付けベースをスロットマシン10の筐体11の上部に取り付けた際の、取り付けベースの背面に液晶表示装置34が固定され、また、取り付けベースの正面上部の左右にそれぞれ演出ランプ32が固定され、また、取り付けベースの正面下部の左右にそれぞれスピーカー33が固定され、また、取り付けベースの正面上部に回転灯装置50が吊り下げられた状態で固定されている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、遊技メダルを貯留するとともに、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すホッパーユニット35が設けられている。
また、スロットマシン10の正面側の下部には、入賞の結果、前記ホッパーユニット35から遊技者に向かって遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口47が形成されている。
また、このスロットマシン10は、1回の遊技につき、最大3枚の遊技メダルをベットすることができる。この遊技メダルのベットは、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入することにより、又は、後述するベットスイッチ16の操作により、行うことができる。
さらに、このスロットマシン10は、予め定めた規定上限数(50枚)を限度として、遊技メダルを遊技機の内部に電子的に貯留、すなわち、クレジット可能に形成されている。
また、このスロットマシン10は、遊技メダルをメダル投入口14から直接投入することで遊技メダルをベットして遊技を実行することもできるし、ベットスイッチ16を操作することで遊技機内部にクレジットされた遊技メダルの現在の枚数(現クレジット枚数)から所定の遊技メダルの枚数を減じて遊技メダルのベットに代えて遊技を実行することもできる。
なお、メダル投入口14から遊技メダルを投入する場合、ベットされている遊技メダルの枚数が、1回の遊技の開始に必要な遊技メダルの枚数(遊技開始最大メダル枚数)である3枚に到達していないときは、メダル投入口14からの遊技メダルを、ベットのためのメダルとして受け付け、当該遊技メダルがベットされる。なお、遊技開始最大メダル枚数の3枚を超えて、遊技メダルがメダル投入口14から投入された場合は、当該遊技メダルはクレジットされる。すなわち、現クレジット枚数に加算されるものとなる。そして、現クレジット枚数が、既定上限数である50枚に到達するまでは、遊技メダルの直接投入により、現クレジット枚数に加算され、既定上限数である50枚を超えて、遊技メダルを直接投入すると、当該遊技メダルはメダル払い出し口47から、遊技者に返却されるように形成されている。
また、筐体11の内部であって、かつ、メダル投入口14の下部には、特に図示していないが、メダル投入口14から投入された遊技メダルの正偽を判断するためのメダルセレクターが設けられている。
また、スロットマシン10の筐体11の内部には、リールユニット30が設けられている。このリールユニット30は、前記回転リール40を備えている。具体的には、このリールユニット30は、特に図示していないが、複数のステッピングモーターを有しており、各ステッピングモーターの回転軸に、各々、表面に複数の図柄46が表示された前記回転リール40が固定されている。また、前記回転リール40は、図3の向かって左側に位置する左リール43と、図3の向かって右側に位置する右リール45と、この左リール43及び右リール45の間に位置する中リール44とからなるものである。そして、スロットマシン10の前面側には、特に図示していないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向にニ本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。具体的には、遊技メダルの投入枚数が1枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が2枚の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
また、筐体11の内部には、特に図示していないが、電源ユニットが設けられている。この電源ユニットは、特に図示していないが、電源装置が内装されていると共に、スロットマシン10の主電源を入れるための電源スイッチを備えている。さらに、筐体11の内部には、特に図示していないが、スロットマシン10のメインの遊技に係る各種装置(たとえば、リールユニット30、スタートスイッチ19など)を制御し、また、演出に係る表示装置26を制御し、また、スロットマシン10の遊技及び演出における各種制御を行うための制御装置20が備えられている。
(制御装置20)
上記制御装置20は、特に図示していないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、及び、I/O等を備えている。ここで、CPUは、1個に限定されず、2個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM、及び、I/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
(1)遊技制御装置21
(2)演出制御装置22
遊技制御装置21は、スタートスイッチ18、及び、ストップスイッチ19の操作により、前記回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21の詳細については後述する。
演出制御装置22は、上記表示ユニット27に固定された演出ランプ32、スピーカー33、液晶表示装置34、及び、回転灯装置50等の表示装置26を制御するためのものである。この演出制御装置22の詳細については後述する。
ここで、制御装置20を主制御装置と、主制御装置からの信号を受信して作動する副制御装置とから構成し、前記遊技制御装置21を主制御装置に、前記演出制御装置22を副制御装置として形成することができる。このように、遊技全般の処理を行う制御装置と、演出を行う制御装置を別個に形成することで、演出制御に割り当てられるメモリを大幅に増やすことができ、かつ、演出のみを変更することも可能である。
(入力段)
上記制御装置20の入力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ18
(5)ストップスイッチ19
なお、入力段としては、上記した(1)から(5)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図3に示すように、スロットマシン10の内部であって、かつ、前記メダル投入口14の下方に設けられたスイッチであって、このメダル投入口14から投入され、かつ、メダルセレクター(図示しておらず)により適正なものとして判断された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図3に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央左部に設けられたスイッチであって、貯留メダル数を減じて遊技メダルのベットに代えるためのものである。
ここで、スロットマシン10は、上述の如く、1回の遊技につき、最大3枚のメダルをベットすることができるが、投入メダルは、所定枚数、たとえば50枚まで、あらかじめ遊技機内部に電子的に貯留しておくことができ、貯留メダル数は、後述する数値表示部31に表示されるようになっている。そして、この数値表示部31に貯留メダル数が表示されている場合には、メダル投入口14から遊技メダルを投入する代わりに、ベットスイッチ16を操作することによりベットすることができる。すなわち、後述するスタートスイッチ18が操作可能状態となり、遊技を開始させることができる。
また、ベットスイッチ16としては、1回の操作により、数値表示部31の表示が「3」減算され、遊技メダルを3枚ベットしたものとして扱うためのマックスベットスイッチ16a、及び、1回の操作により、数値表示部31の表示が「1」減算され、遊技メダルを1枚ベットしたものとして扱うためのシングルベットスイッチ16bを備えることができる(図3参照)。また、ベットスイッチ16はこれに限定されるものではなく、遊技メダルを2枚ベットしたものとして扱うスイッチを備えることもできる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、図3に示すように、前記マックスベットスイッチ16aの左方に設けられたスイッチであって、クレジットされている投入メダルを払い出すために用いられる。
(スタートスイッチ18)
スタートスイッチ18は、図3に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に設けられたレバーである。このスタートスイッチ18は、遊技メダルのベット、若しくは、ベットスイッチ16の操作を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット30の駆動を開始させるためのものである。
なお、ここで、「再遊技(Replay)」とは、後述する当選抽選手段80の抽選により、「再遊技(Replay)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄が、入賞となるための所定の位置である入賞有効ライン上に揃うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ19)
ストップスイッチ19は、図3に示すように、図柄表示窓13の下方であって、スロットマシン10の略中央部に設けられているスイッチであって、リールユニット30の駆動を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ19は、図3に示すように、各回転リール40に対応した3個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられているものである。そして、回転リール40に対応したストップスイッチ19の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
なお、ストップスイッチ50は、回転リール40が回転を開始してから、その回転速度が一定速度に達した状態である定常回転状態になると操作可能となるように形成されている。
(出力段)
前記制御装置20の出力段には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(1)リールユニット30
(2)ホッパーユニット35
(3)数値表示部31
(4)表示装置26
なお、出力段としては、上記した(1)から(4)までのパーツに限定されるものではない。
(リールユニット30)
リールユニット30は、特に図示していないが、枠体に固定、又は、支持された3個のステッピングモーターと、各々のステッピングモーターの出力軸に固定された3個の回転リール40とから構成されている。そして、特に図示していないが、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(たとえば、21個)の図柄46が表示されている。
そして、回転リール40の一部に、特に図示していないが、いわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、ステッピングモーターによる回転を開始した後、前記スタートインデックスを検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われる。
(ホッパーユニット35)
ホッパーユニット35は、筐体11の内部下方に設けられ、遊技の結果に基づいて、遊技者に遊技メダルを払い出すためのものである。
(数値表示部31)
数値表示部31は、前記図柄表示窓13の下方に設けられた7セグメントのLEDからなる表示装置であって、現在、貯留されている遊技メダルの枚数である、現クレジット枚数を表示するためのものである。具体的には、このクレジット表示部31には、0から50までの数値を表示可能となっている。
なお、この数値表示部31は、現クレジット枚数を表示するのみならず、その他の遊技に関する数字などを表示するように形成することもできる。
具体的には、この数値表示部31は、遊技メダルの投入又は入賞による遊技メダルの払い出しがあると加算表示され、ベットスイッチ16を操作することにより減算表示されるようになっている。また、精算スイッチ17を操作すると、表示されている枚数の遊技メダルが払い戻されて表示は「0」となる。
(表示装置26)
表示装置26は、所定の作動態様で作動することにより所定の表示を行う装置であり、後述する演出制御装置22の制御により、遊技者に入賞等を報知させるなど、種々の演出を行うためのものである。
具体的には、図3に示すように、筐体11の上部に設けられた表示ユニット27に、次の装置が固定されている。
(1)演出ランプ32
(2)スピーカー33
(3)液晶表示装置34
(4)回転灯装置50
なお、表示装置26としては、上記した(1)から(4)までの装置に限定されるものではない。
(演出ランプ32)
演出ランプ32は、図3に示すように、表示ユニット27の取り付けベースを筐体11の上部に取り付けた際の、取り付けベースの正面上部の左右にそれぞれ1個ずつ固定されている。
そして、この演出ランプ32は、発光体が点灯又は点滅等することで、所定の表示を行い、入賞等を報知するものである。
(スピーカー33)
スピーカー33は、図3に示すように、表示ユニット27の取り付けベースを筐体11の上部に取り付けた際の、取り付けベースの正面下部の左右にそれぞれ1個ずつ固定されている。
このスピーカー33は、所定の効果音やBGM等の出音をすることで、所定の音声表示を行い、入賞等を報知するものである。
(液晶表示装置34)
液晶表示装置34は、図3に示すように、表示ユニット27の取り付けベースを筐体11の上部に取り付けた際の、取り付けベースの背面に固定されている。
そして、この液晶表示装置34は、液晶が発光又は消灯等することで、所定の静止画や画像等の表示を行い、入賞等を報知するものである。
(回転灯装置50)
回転灯装置50は、図3に示すように、表示ユニット27の取り付けベースを筐体11の上部に取り付けた際の、取り付けベースの正面上部から下方へ吊り下げられた状態で固定されている。
具体的には、この回転灯装置50は、発光装置55としてのランプ、ランプが発する光を反射可能でかつランプの周囲を旋回可能に形成された回転反射板54、及び、回転反射板54を旋回させるための旋回装置56としての駆動モーターを備えるとともに、駆動モーターが回転反射板54を旋回させることによりランプが発する光を周囲に照射可能に形成されたものである。
より具体的には、この回転灯装置50は、図4に示すように、大きく分けて、旋回装置56としての駆動モーターやその他の駆動部品等を収納するための本体ケース51、及び、本体ケース51を覆うU字型の透明カバーであるレンズ52を備えている。そして、本体ケース51とレンズ52とにより形成される内部空間の略中央に、この内部空間を上下2つの空間に仕切るように備えられるとともに、この内部空間を水平方向に回転可能な薄型円筒状の回転反射板ユニット53が取り付けられている。また、この回転反射板ユニット53の中央には丸孔が形成されており、この丸孔から発光装置55としてのランプが下方に向けて(レンズ52方向へ向けて)突出している。さらに、この回転反射板ユニット53の中央からややオフセットした位置には、回転中心側に向き、前記ランプからの光を反射する凹面を有する回転反射板54が取り付けられている。また、この回転反射板ユニット53は、所定の駆動機構(ギア等)を介して、上記駆動モーターが作動することにより、水平方向に回転するように形成されている。
すなわち、前記旋回装置56としての駆動モーターが回転反射板ユニット53を水平方向に回転させることにより、この回転反射板ユニット53に取り付けられた回転反射板54が、発光装置55としてのランプを中心として、この周囲を旋回することとなる。そして、これにより、発光装置55としてのランプが発する光を周囲に照射することができることとなる。
そして、前記回転灯装置50は、発光装置55としてのランプが発光又は消灯等することで、また、前記旋回装置56としての駆動モーターが、回転反射板54を旋回又停止等させることで、所定の表示を行い、入賞等を報知するものである。
本実施の形態では、この回転灯装置50は、後述の当選抽選手段80により特定導入遊技(BBゲーム)に当選することを契機に、ランプが発光するともに、回転反射板54が所定の旋回速度で旋回するように形成されている。すなわち、この回転灯装置50の作動により、ランプの発光、及び、回転反射板54の旋回が行われることで、BBゲームに当選した旨を報知する演出が行われるものとなっている。回転灯装置50の作動の制御については、後で詳述する。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ18及びストップスイッチ19の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)から(6)までの手段として機能する。
(1)通常遊技制御手段60
(2)特別遊技制御手段70
(3)当選抽選手段80
(4)持ち越し手段90
(5)停止制御手段160
(6)入賞判定手段190
なお、遊技制御装置21としては、上記した(1)から(6)までの手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいてもよい。
(通常遊技制御手段60)
通常遊技制御手段60は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、遊技メダルのベットを条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ18を操作すると、リールユニット30が駆動され、3個の回転リール40が回転を開始する。
その後、所定のストップスイッチ19を1つ操作すると、このストップスイッチ19に対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ19を3個総て操作し終わると、3個の回転リール40の回転が総て停止する。このとき、表示窓12の所定の入賞ライン上に、予め設定された当選図柄が停止すると、ホッパーユニット35を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞により遊技メダルの払い出しを伴う小役当選と、遊技メダルの払い出しは無いが遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行える再遊技当選と、小役当選及び再遊技当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選とを備えている。前記小役当選には、5枚役、10枚役、15枚役など、払い出しメダルの枚数が異なる複数の当選役が設けられている。
そして、当選判定の抽選結果がいずれかの当選役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、所定の当選フラグが成立中に、すべての回転リール40の停止時に、当選に係る図柄46の組み合わせが所定の入賞ライン上に揃うことを条件に入賞し、メダルの払い出しや、遊技者に有利な特別遊技が行われるように形成されている。
(特別遊技制御手段70)
特別遊技制御手段70は、抽選手段の抽選結果に基づいて、特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、以下BBゲームという)
(2)特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、以下RBゲームという)
(3)特定当選遊技(ジャックゲーム、以下JACゲームという)
なお、RBゲームは、BBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記JACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段70は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段71
(2)特定遊技制御手段72
(特定導入遊技制御手段71)
特定導入遊技制御手段71は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、特に図示していないが、たとえば「7」等の図柄が入賞ライン上に3個揃うと、ホッパーユニット35を介して、たとえば15枚の遊技メダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚の遊技メダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、たとえば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、たとえば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、たとえば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
なお、このBBゲームは、上述のような終了の条件(BBゲーム中におけるRBゲームの最大回数の終了、BBゲーム中における通常遊技の最大回数の終了)を定めることなく、BBゲーム中において払い出された遊技メダルが所定の枚数(たとえば465枚)に達することにより、終了させることもできる。
(特定遊技制御手段72)
特定遊技制御手段72は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄46が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、又は、最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段80)
当選抽選手段80は、予め定めた抽選確率に基づいて当選役に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段80は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)乱数発生手段81
(2)乱数抽出手段82
(3)当選判定テーブル83
(4)判定手段84
(5)判定テーブル選択手段85
(6)当選フラグ成立手段86
なお、当選抽選手段80としては、上記した(1)から(6)までに限定されるものではない。
(乱数発生手段81)
乱数発生手段81は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(たとえば、十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段82)
乱数抽出手段82は、乱数発生手段81が発生する乱数を、所定の条件(たとえば、スタートスイッチ18の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ18を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることなる。
このように形成すると、「乱数発生手段」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル83)
当選判定テーブル83は、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものである。
ここで、当選判定テーブル83としては、スロットマシン10の遊技仕様の設定毎に、通常遊技に用いる通常遊技用テーブルと、特別遊技に用いる特別遊技用テーブル(BB用テーブル、RB用テーブル)とが設けられている。通常判定テーブルは、BB当選、RB当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルであり、特別遊技用テーブルのうちBB用テーブルは、RB当選、その他の小役当選領域、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルであり、特別遊技用テーブルのうちRB用テーブルは、特定当選、及び、ハズレ領域が所定の割合で設定されたテーブルである。
(判定手段84)
判定手段84は、乱数抽出手段82が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル83の抽選確率データに基づいて、乱数発生手段81がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。この判定手段84の判定により、抽出乱数データが所定の当選役の当選領域に属している場合には抽選結果が「当選」となり、ハズレの領域に属している場合に抽選結果は「ハズレ」となる。
(判定テーブル選択手段85)
判定テーブル選択手段85は、遊技機におけるメダル払い出し率(ペイアウト率、すなわち、投入メダル枚数の総数に対する払い出しメダル枚数の総数の割合)の設定、遊技メダルのベット枚数、遊技状態などに対応して、当選判定の抽選に用いる当選判定テーブル83を選択決定するためのものである。たとえば、RBが入賞した場合には、通常遊技用テーブルから、特別遊技用テーブルのうちRB用テーブルに変更する。
(当選フラグ成立手段86)
当選フラグ成立手段86は、前記判定手段84の判定結果が当選の場合に、当選フラグを成立させるためのものである。
ここで、当選フラグとは、「当たり」「ハズレ」のデータを制御装置に記憶しておくメモリ部分のことである。そして、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
(持ち越し手段90)
持ち越し手段90は、抽選結果が特別当選である場合に、前記当選フラグ成立手段86により成立した特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)を、次遊技以降に持ち越すためのものである。
上述の通り、当選フラグには、当選判定の抽選結果が小役当選である場合に成立する小役当選フラグと、抽選結果が特別当選である場合に成立する特別当選フラグ(BBフラグ、RBフラグ)とがある。
この当選フラグは、原則として、当該当選役の入賞により消滅するものである。ただし、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄の組み合わせが特別当選態様(例えば特別当選図柄である「7」が三つ揃う)と一致していない場合には、持ち越し手段90によって、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小役当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、当選抽選手段80の当選判定結果に基づいて、ストップスイッチ19の操作に基づく回転リール40の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ19を押した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール40の図柄46を基準図柄として、基準図柄から回転方向に5コマ移動した時の図柄46までの範囲で回転リール40を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選判定結果に基づいて決定するものである。
具体的には、停止制御手段160は、特に図示しないが、停止制御データ記憶手段と、停止制御変更手段とを少なくとも有しており、当選フラグが成立しているときには、その当選に対応した図柄(当選図柄)が極力入賞ライン上に停止するように、それ以外の図柄46が停止しないように制御を行い、前記5コマの範囲内で停止図柄を決定する。すなわち、停止させるべき図柄46を5コマの範囲内で極力停止するように制御(引き込み制御)し、停止させるべきでない図柄46が停止しないように制御(蹴飛ばし制御)するものである。一方、当選フラグが成立していない場合には、停止図柄がいかなる入賞の態様にもならないように、蹴飛ばし制御を行う。
前記停止制御データとしては、停止テーブルを設けてもよい。停止テーブルとは、所定の図柄から何コマ回転させて回転リール40を停止させるかを、所定条件に応じ各図柄ごとにテーブル上規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応する図柄46が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み設定の一種を備えているものである。また、当選フラグが成立していないときには、他の当選図柄が有効入賞ライン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備えているものである。
前記停止制御変更手段は、遊技ごとに、当選判定の抽選結果に基づいて所定の設定データを決定するためのものである。すなわち、当選抽選手段80の当選判定の結果がハズレの場合には、いかなる当選図柄も有効入賞ライン上から蹴飛ばすように設定されたデータを選択し、当選抽選手段80の当選判定の結果が所定の当選役に当選した場合には、当該当選図柄を有効入賞ライン上に極力引き込み、当該当選図柄以外の図柄が入賞態様にならないよう蹴飛ばすように設定されたデータを選択する。
(入賞判定手段190)
入賞判定手段190は、当選抽選手段80の抽選結果及び回転リール40の停止図柄に基づいて、入賞処理を行わせるためのものである。すなわち、当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選しており、当該当選に係る当選図柄が所定の入賞有効ライン上に揃って停止している場合には、入賞信号を出力するように形成されている。
入賞信号は、種々の手段に送出される。例えば、入賞信号を受信したホッパーユニット35は所定枚数のメダルを払い出し、演出制御装置22は入賞演出を実行する。また、再遊技入賞信号を受信した通常遊技制御手段60は再遊技を、特別入賞信号を受信した特別遊技制御手段70は特別遊技を、それぞれ開始する。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、上記表示ユニット27に固定された演出ランプ32、スピーカー33、液晶表示装置34、及び、回転灯装置50等の表示装置26を制御するためのものである。具体的には、これらの表示装置26を、所定の作動態様で作動させることで所定の表示を行い、これにより、遊技に関する演出を実行するためのものである。
ここで、「遊技に関する演出」としては、たとえば、所定の当選役に当選した旨を遊技者に報知するための当選役報知演出(BBゲーム当選報知演出、小役当選報知演出など)、所定の遊技状態に移行(たとえば、BBゲーム開始)した場合に、当該遊技状態における遊技を盛り上げるための演出などが挙げられる。そして、この各種演出には、所定の表示装置26の作動態様が定められており、所定の表示装置26が所定の作動態様に基づいて作動することにより、所定の表示が行われ、前記演出が実行されることとなる。
そして、演出制御装置22は、図2(a)に示すように、大別すると、次の手段を備えている。
(1)演出実行決定手段210
(2)作動態様記憶手段220
(3)作動態様決定手段230
(4)表示装置制御手段240
(5)時間計測手段250
(6)作動履歴記憶手段260
(7)総負荷量導出手段270
(8)総負荷量判定手段280
(9)作動態様切換手段290
なお、演出制御装置22は、上記した(1)から(9)までに限定されるものではなく、他の手段を備えていてもよい。
(演出実行決定手段210)
演出実行決定手段210は、演出を実行するか否かを決定するためのものである。換言すれば、演出実行決定手段210は、遊技制御装置21により出力された所定の信号の入力に基づき、演出を行うか否かを決定するものである。
たとえば、予め定められた当選役のうち、所定の当選役(たとえば、小役当選)に当選すると、遊技制御装置21により、当該当選役に当選した旨を示す当選信号が出力される。そして、この当選信号が演出実行決定手段210に入力されることを契機として、演出実行決定手段210は、前記小役に当選した旨を報知する小役当選報知演出を行うか否かを決定する。
また、前記演出実行決定手段210は、たとえば、所定の抽選手段を備えることができ、この抽選手段により抽選を行うことで、演出を行うか否かを決定することができる。なお、この決定の方法としては、抽選手段による抽選に限定されるものではない。
また、前記演出実行決定手段210は、所定の場合には常に、演出を行う旨の決定をするように形成することもできる。たとえば、RBゲームに当選した場合には常に、当該RBゲームに当選した旨を報知するRBゲーム当選報知演出を行う旨を決定するように形成することができる。また、たとえば、BBゲームが開始された場合には常に、BBゲーム中演出を行う旨を決定するように形成することもできる。
本実施の形態に係るスロットマシン10では、当選抽選手段80によりBBゲームに当選した場合には常に、回転灯装置50によりBBゲームに当選した旨を報知するBBゲーム当選報知演出が行われるものとなっている。すなわち、BBゲームに当選することを契機として、前記演出実行決定手段210は、回転灯装置50によるBBゲーム当選報知演出を行う旨を決定するように形成されている。
(作動態様記憶手段220)
作動態様記憶手段220は、表示装置26の作動態様を複数記憶するためのものであり、作動態様テーブルとして形成されている。
具体的には、この作動態様記憶手段220は、当選報知演出や特別遊技中演出等の各演出における演出内容を定めた演出データとして、表示装置26の作動態様(作動パターン)を記憶している。すなわち、この作動態様記憶手段220に記憶された作動態様に基づいて、表示装置26が作動することにより、前記各種演出が行われるものとなっている。
この作動態様記憶手段220に記憶される作動態様としては、たとえば、所定の小役に当選した旨を報知する小役当選報知演出における作動態様として、所定の色で演出ランプ32を点滅させる演出ランプ点滅態様(たとえば、10枚役に当選したときは黄色で点滅又は白色で点滅、15枚役に当選したときは緑色で点滅又は白色で点滅など)、また、BBゲーム中の遊技を盛り上げるためのBBゲーム中演出における作動態様として、液晶表示装置34における液晶を発光させて所定の動画像を表示させる動画表示態様などが挙げられる。
また、本実施の形態に係る作動態様記憶手段220は、前記BBゲームに当選した旨を報知するBBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、発光装置55としてのランプを発光させた状態で、旋回装置56としての駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「120回/分」で旋回させる高速旋回態様、及び、ランプを発光させた状態で、駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「60回/分」で旋回させる低速旋回態様を備えている(図5(a)参照)。
なお、作動態様記憶手段220が記憶する作動態様は、これらに限定されるものではない。
(作動態様決定手段230)
作動態様決定手段230は、作動態様記憶手段220に記憶された複数の作動態様から、いずれか一の作動態様を決定するためのものである。
具体的には、作動態様決定手段230は、所定の抽選手段を備え、この抽選手段による抽選により、複数の作動態様から一の作動態様を決定することができる。具体的には、たとえば、上述のように、10枚役に当選したときの小役当選報知演出における作動態様として、演出ランプ32が黄色で点滅する黄色ランプ点滅態様、及び、演出ランプ32が白色で点滅する白色ランプ点滅態様を有しているものとする。そして、この場合において、10枚役に当選したとき、作動態様決定手段230は、前記抽選手段による抽選により、黄色ランプ点滅態様又は白色ランプ点滅態様のいずれか一方を選択して、前記演出における作動態様を決定する。
また、初期設定の作動態様として特定の作動態様を予め定めておき、作動態様決定手段230は、予め定められた特定の作動態様を、演出における作動態様として決定することができる。具体的には、本実施の形態では、上述の如く、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、高速旋回態様及び低速旋回態様を備えているが、初期設定の作動態様として高速旋回態様が予め定められており、BBゲームに当選したとき、作動態様決定手段230は、高速旋回態様を、前記演出における作動態様として決定することとなっている。
なお、作動態様決定手段230による作動態様の決定方法は、これらに限定されるものではない。
(表示装置制御手段240)
表示装置制御手段240は、所定の作動態様に基づき、表示装置26の作動を制御するためのものである。
そして、表示装置制御手段240は、図2(b)に示すように、大別すると、次の手段を備えている。
(1)回転灯装置制御手段241(旋回装置制御手段242、発光装置制御手段243)
(2)演出ランプ制御手段244
(3)スピーカー制御手段245
(4)液晶表示装置制御手段246
なお、表示装置制御手段240は、上記した(1)から(4)までに限定されるものではなく、他の手段を備えていてもよい。
(回転灯装置制御手段241(旋回装置制御手段242、発光装置制御手段243))
回転灯装置制御手段241は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、回転灯装置50の作動を制御するものである。
そして、この回転灯装置制御手段241は、前記作動態様に基づき、旋回装置56としての駆動モーターの作動を制御する旋回装置制御手段242、及び、前記作動態様に基づき、発光装置55としてのランプの作動を制御する発光装置制御手段243を備えている。
具体的には、BBゲームに当選したとき、作動態様決定手段230は、高速旋回態様を、BBゲーム当選報知演出における作動態様として決定する。ここで、高速旋回態様は、ランプを発光させた状態で、駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「120回/分」で旋回させる態様である。したがって、この高速旋回態様に基づき、回転反射板54が旋回速度「120回/分」で旋回するように、旋回装置制御手段242が駆動モーターを制御するとともに、発光装置制御手段243がランプを発光させる。
また、後述する作動態様切換手段290により、高速旋回態様が低速旋回態様に切り換えられた場合には、切り換えられた後の低速旋回態様に基づき、旋回装置制御手段242及び発光装置制御手段243が、それぞれ駆動モーター及びランプを制御する。すなわち、低速旋回態様は、ランプを発光させた状態で、駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「60回/分」で旋回させる態様である。したがって、この低速旋回態様に基づき、回転反射板54が旋回速度「60回/分」で旋回するように、旋回装置制御手段242が駆動モーターを制御するとともに、発光装置制御手段243がランプを発光させる。
(演出ランプ制御手段244)
演出ランプ制御手段244は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、演出ランプ32の作動を制御するものである。
具体的には、たとえば10枚役に当選した場合において、作動態様決定手段230が、黄色ランプ点滅態様を10枚役当選報知演出における作動態様として決定したときは、演出ランプ制御手段244は、演出ランプ32が黄色で点滅するように制御する。
(スピーカー制御手段245)
スピーカー制御手段245は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、スピーカー33の作動を制御するものである。
具体的には、所定の場合(たとえば、所定の当選役に当選した場合、所定の遊技状態に移行した場合など)において、作動態様決定手段230が、所定の音声データに基づく音声出力を前記場合の作動態様として決定したときは、スピーカー制御手段245は、スピーカー33が前記音声データに基づく音声を出力するように制御する。
(液晶表示装置制御手段246)
液晶表示装置制御手段246は、作動態様決定手段230により決定された作動態様に基づき、液晶表示装置34の作動を制御するものである。
具体的には、たとえばBBゲームが開始した場合において、作動態様決定手段230が、所定の動画データに基づく液晶の発光(すなわち、動画像の表示)を、BBゲーム中演出における作動態様として決定したときは、液晶表示装置制御手段246は、液晶表示装置34が前記動画データに基づく動画を表示するように制御する。
(時間計測手段250)
時間計測手段250は、所定の時間の計測を行うためのものであり、たとえば、制御装置20が備える内部タイマーを使用することができる。
また、この時間計測手段250は、旋回装置56としての駆動モーターの作動開始を契機に時間の計測を開始し、駆動モーターの作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成されている。すなわち、この時間計測手段250は、駆動モーターの作動時間を計測するものである。
具体的には、上述の如く、BBゲームに当選し、高速旋回態様によりBBゲーム当選報知演出が行われる場合、旋回装置制御手段242は、この高速旋回態様に基づいて駆動モーターの作動を制御する。そして、旋回装置制御手段242が駆動モーターの作動を開始すると共に、時間計測手段250が所定の初期値(たとえば、「0秒」)から時間の計測を開始し、旋回装置制御手段242が駆動モーターの作動を終了すると共に、時間計測手段250が時間の計測を終了する。
(作動履歴記憶手段260)
作動履歴記憶手段260は、表示装置26の作動の履歴を記憶するためのものであり、具体的には、表示装置26が作動するごとに、当該作動に係る表示装置26の作動内容に関するデータ(作動データ)を記憶するためのものである。
本実施の形態に係る作動履歴記憶手段260は、駆動モーターの作動ごとに、当該作動の終了を契機として、前記作動中における回転反射板54の旋回速度、及び、時間計測手段250により計測された時間を記憶するように形成されている。
すなわち、この作動履歴記憶手段260は、作動データとして、駆動モーターの作動ごとの、回転反射板54の旋回速度、及び、駆動モーターの作動時間(すなわち、回転反射板54の旋回時間)を記憶する。
たとえば、BBゲームに当選し、高速旋回態様によりBBゲーム当選報知演出が行われ、駆動モーターの作動が終了した際、時間計測手段250により計測された時間が2分であったときは、作動履歴記憶手段260は、回転反射板54の旋回速度として「120回/分」、及び、駆動モーターの作動時間として「2分」を記憶する(図5(b)参照)。
(総負荷量導出手段270)
総負荷量導出手段270は、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づいて、表示装置26に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するためのものである。
また、本実施の形態に係る総負荷量導出手段270は、駆動モーターの作動ごとの、回転反射板54の旋回速度に基づく所定の係数及び時間計測手段250により計測された時間の積を算出するとともに、この積を全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されている。
具体的には、本実施の形態では、図5(a)に示すように、高速旋回態様における回転反射板54の旋回速度「120回転/分」に対応して所定の係数「2」が定められ、低速旋回態様における回転反射板54の旋回速度「60回/分」に対応して所定の係数「1」が定められている。
ここで、作動履歴記憶手段260には、図5(b)に示すように、駆動モーターの作動データとして、旋回速度「120回転/分」で作動時間「2分」、旋回速度「120回転/分」で作動時間「1.5分」、及び、旋回速度「120回転/分」で作動時間「1分」の3データが記憶されているものとする。
すると、この場合には、総負荷量導出手段270は、駆動モーターの作動ごとの旋回速度に対応する係数及び時間の積、「4(=2×2)」、「3(=2×1.5)」及び「2(=2×1)」を算出する。そして、総負荷量導出手段270は、これらの積を合計することで、総負荷量「9(=4+3+2)」を導出する。
また、この総負荷量導出手段270は、前記作動態様決定手段230によりBBゲーム当選報知演出の作動態様として高速旋回態様が決定された際に、総負荷量の導出を行うように形成されている。
(総負荷量判定手段280)
総負荷量判定手段280は、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するためのものである。
ここで、本実施の形態における回転灯装置50の駆動モーターは、高速旋回態様(回転反射板54の旋回速度が「120回/分」)で250時間(15000分)作動すると使用寿命となるものとする。すると、旋回速度に対応する所定の係数を用いて使用寿命値を算出すると、「30000(=2×15000)」となる。そして、本実施の形態では、前記駆動モーターの使用寿命値「30000」に基づき、基準値を「20000」に設定するものとする。
すなわち、総負荷量判定手段280は、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が基準値「20000」に達しているか否かを判定することとなる。
(作動態様切換手段290)
作動態様切換手段290は、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示装置26の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(単位負荷量)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるためのものである。
また、本実施の形態に係る作動態様切換手段290は、総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた旋回速度よりも低速の旋回速度が定められた作動態様(すなわち、作動態様決定手段230により決定された作動態様よりも、単位負荷量が小さい作動態様)に、切り換えるように形成されている。
具体的には、BBゲームに当選することを契機に、作動態様決定手段230がBBゲーム当選報知演出の作動態様として高速旋回態様を決定し、旋回装置制御手段242がこの高速旋回態様に基づいて駆動モーターの作動を開始する際、総負荷量判定手段280により、総負荷量が基準値に達しているか否かが判定される。そして、総負荷量が基準値に達していると判定されたときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された高速旋回態様を、この高速旋回態様における旋回速度(120回/分)よりも低速の旋回速度(60回/分)が定められた低速旋回態様に切り換えることとなる。
たとえば、作動履歴記憶手段260に、図5(b)に示すような作動データが記憶されている場合には、総負荷量導出手段270は総負荷量として「9」を導出する。したがって、総負荷量判定手段280は、総負荷量「9」は基準値「20000」に達していないと判定するため、作動態様切換手段290は、BBゲーム当選報知演出の作動態様として決定された高速旋回態様を切り換えない。したがって、旋回装置制御手段242は、この高速旋回態様に基づき、回転反射板54が120回/分の旋回速度で旋回するように、駆動モーターの作動を制御する。
また、上述の状態から、さらに駆動モーターの作動が行われ、作動履歴記憶手段260に作動データが蓄積された結果、総負荷量が「20001」となったものとする。すると、この場合には、総負荷量判定手段280は、総負荷量が基準値に達したと判定するため、作動態様切換手段290は、BBゲーム当選報知演出の作動態様として決定された高速旋回態様を、低速旋回態様に切り換える。したがって、旋回装置制御手段242は、この低速旋回態様に基づき、回転反射板54が60回/分の旋回速度で旋回するように、駆動モーターの作動を制御する。
これにより、総負荷量が基準値に達した後は、作動負荷の小さい低速旋回態様で、旋回装置56としての駆動モーターが作動することとなるため、作動態様を変えずに高速旋回態様で駆動モーターが作動し続ける場合に比べて、駆動モーターの使用寿命を延ばすことが可能となる。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の動作の概略について、図6から図12までに示したフローを用いて説明する。
まず、図6に示すステップ100において、スタートスイッチ18の操作が行われたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ18の操作が行われたと判定された場合、次のステップ101に進む。一方、スタートスイッチ18の操作が行われていないと判定された場合、ステップ100に戻る。
ステップ101において、スタートスイッチ18が操作されることにより、スタートスイッチ18がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段80により抽選処理が行われる。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、演出制御装置22により当選演出処理が行われる。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ストップスイッチ19が操作されることにより、ストップスイッチ19がONとなる。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、前記回転リール40の回転停止処理により、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたか否かが判定される。そして、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。一方、3個の回転リール40に対応するストップスイッチ19の操作が行われていないと判定された場合、ステップ105に戻る。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合は、入賞判定手段190により入賞の処理が行われる。具体的には、遊技メダルの払い出し、遊技状態の移行処理(BBゲーム等の開始処理)、入賞演出などが行われる。また、後述するBBゲーム当選演出や小役当選演出が行われている場合には、これらの演出の終了処理(たとえば、回転灯装置50の作動終了など)が行われる。そして、遊技が終了する。
次に、上述したステップ102の抽選処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段80の乱数発生手段81により発生された乱数の中から乱数抽出手段82により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、抽出された乱数が乱数抽出手段82の内部に記憶される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、判定テーブル選択手段85が、当選判定テーブル83を取得する。そして、取得された当選判定テーブル83を判定手段84に提供する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、判定手段84により、抽出された乱数と、前記判定テーブル選択手段85が取得した当選判定テーブル83の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、判定手段84により、抽出された乱数が、当選判定テーブル83のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、前記評価に基づいて当選フラグ成立手段86が所定の当選フラグを成立させる。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、前記当選フラグの成立に基づいて、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定の図柄の引き込みとが設定されて、抽選処理が終了する。
次に、上述したステップ103の当選演出処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ300において、BBゲームに当選したか否かが判定される。そして、BBゲームに当選したと判定された場合、次のステップ301に進む。一方、BBゲームに当選していないと判定された場合、ステップ302に進む。
ステップ301において、表示装置制御手段240(回転灯装置制御手段241)により、BBゲーム当選演出処理が行われ、当選演出処理が終了する。
ステップ302において、所定の小役に当選したか否かが判定される。そして、所定の小役に当選したと判定された場合、次のステップ303に進む。一方、所定の小役に当選していないと判定された場合、当選演出処理が終了する。
ステップ303において、表示装置制御手段240により、小役当選演出処理が行われ、当選演出処理が終了する。
次に、上述したステップ301のBBゲーム当選演出処理について、図9のフローを用いて説明する。
ステップ400において、作動態様決定手段230により、BBゲーム当選演出における回転灯装置50の作動態様として、作動態様記憶手段220に記憶されている作動態様の中から、高速旋回態様が決定される。そして、次のステップ401に進む。
ステップ401において、総負荷量導出手段270により、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づいて総負荷量が導出される。そして、次のステップ402に進む。
ステップ402において、総負荷量判定手段280により、ステップ401において導出された総負荷量が基準値に達しているか否かが判定される。そして、総負荷量が基準値に達していると判定された場合、次のステップ403に進む。一方、総負荷量が基準値に達していないと判定された場合、ステップ404に進む。
ステップ403において、作動態様切換手段290により、高速旋回態様が低速旋回態様に切り換えられる。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、旋回装置制御手段242及び発光装置制御手段243により、前記作動態様に基づいて、駆動モーター及びランプが作動を開始する。そして、BBゲーム当選演出処理が終了する。
次に、上述したステップ303の小役当選演出処理について、図10のフローを用いて説明する。
ステップ500において、演出実行決定手段210により所定の抽選が行われ、小役当選演出を実行するか否かが決定される。そして、小役当選演出の実行が決定されているか否かが判定される。そして、小役当選演出の実行が決定されていると判定された場合、次のステップ501に進む。一方、小役当選演出の実行が決定されていないと判定された場合、小役当選演出処理が終了する。
ステップ501において、作動態様決定手段230により所定の抽選が行われ、小役当選演出として、作動態様記憶手段220に記憶されている作動態様の中から、所定の表示装置26による所定の作動態様が選択決定される。そして、次のステップ502に進む。
ステップ502において、表示装置制御手段240により、前記所定の作動態様に基づいて、所定の表示装置26が作動を開始する。そして、小役当選演出処理が終了する。
次に、上述したステップ106のリール回転停止処理について、図11のフローを用いて説明する。
ステップ600において、所定の図柄46に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そして、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合には、次のステップ601に進む。
ステップ601において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄46分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ602に進む。
ステップ602において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄46の数がストップスイッチ19の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。そして、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目の場合には、次のステップ603に進む。
ステップ603において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ600において、所定の図柄46の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合には、次のステップ604に進む。
ステップ604において、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。そして、いずれかの図柄46に対して引き込みが設定されていると判定された場合には、次のステップ605に進む。
ステップ605において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合には、次のステップ603に進む。
前記ステップ604において、いずれの図柄46に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合には、ステップ603に進む。
前記ステップ605において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合には、ステップ601に進む。
前記ステップ602において、ストップスイッチ19を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄46の数が4個目でない場合には、ステップ600に戻る。
次に、回転灯装置50における旋回装置56としての駆動モーターの作動時間を計測する作動時間計測処理について、図12のフローを用いて説明する。なお、この作動時間計測処理は、割込み処理等により行うことができる。
ステップ700において、駆動モーターが作動を開始したか否かが判定される。そして、駆動モーターが作動を開始したと判定された場合、次のステップ701に進む。一方、駆動モーターが作動を開始していないと判定された場合、ステップ700に戻る。
ステップ701において、時間計測手段250による時間の計測が開始する。そして、次のステップ702に進む。
ステップ702において、駆動モーターが作動を終了したか否かが判定される。そして、駆動モーターが作動を終了したと判定された場合、次のステップ703に進む。一方、駆動モーターが作動を終了していないと判定された場合、ステップ702に戻る。
ステップ703において、時間計測手段250による時間の計測が終了する。そして、次のステップ704に進む。
ステップ704において、作動履歴記憶手段260により、この駆動モーターの作動中の、回転反射板54の旋回速度、及び、時間計測手段250により計測された時間が記憶される。そして、作動時間計測処理が終了する。
ところで、本実施の形態は、以上のように構成されているものであるが、このスロットマシン10は、遊技機を、所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示手段、表示手段を制御するための制御手段、として機能させ、前記制御手段を、所定の作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するための表示装置制御手段240、表示手段が作動するごとに、当該作動に係る表示手段の作動内容に関するデータ(作動データ)を記憶するための作動履歴記憶手段260、作動履歴記憶手段260に記憶されている作動データに基づき、表示手段に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段270、総負荷量導出手段270により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段280、表示装置制御手段240が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段280により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(単位負荷量)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段290、として機能させるための遊技機用プログラムによって制御することができる。
さらに、前記遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御することができる。
ここで、表示手段は、ドットマトリクス表示装置、液晶表示装置34、回転灯装置50などの装置を用いてもよいし、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた装置として形成してもよい。
また、この遊技機用プログラムを用いてスロットマシン10を制御する場合には、ドットマトリクス表示装置、液晶表示装置34、回転灯装置50などを作動させて、遊技者に対して所定の表示を行うように形成することができる。一方、この遊技機用プログラムを用いて業務用、又は、家庭用のテレビゲーム機等を制御しようとする場合には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に、擬似的なドットマトリクス表示装置に所定の図柄等が表示されるような画像や、擬似的な液晶表示装置34に所定の動画等が表示されるような画像や、擬似的な回転灯装置50において擬似的な発光装置55が発光したり、擬似的な旋回装置56が擬似的な回転反射板54を旋回させたりするような画像を、表示可能に形成することができる。
(総括)
上述の如く、本実施の形態に係るスロットマシン10では、BBゲームに当選した旨を報知するBBゲーム当選報知演出として、回転灯装置50が所定の作動態様で作動することとなっている。
また、このBBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様としては、発光装置55としてのランプを発光させた状態で、旋回装置56としての駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「120回/分」で旋回させる高速旋回態様、及び、ランプ発光させた状態で、駆動モーターが回転反射板54を旋回速度「60回/分」で旋回させる低速旋回態様が、作動態様記憶手段220に記憶されている。
また、本実施の形態に係るスロットマシン10では、初期設定の作動態様として、前記高速旋回態様が予め定められている。そして、BBゲームに当選したとき、作動態様決定手段230は、前記高速旋回態様を、BBゲーム当選報知演出における作動態様として決定する。
一方、本実施の形態に係るスロットマシン10では、駆動モーターが作動するごとに、作動データとして、この作動における回転反射板54の旋回速度、及び、旋回装置56の作動時間を、作動履歴記憶手段260が記憶する。
そして、前記作動態様決定手段230によりBBゲーム当選報知演出の作動態様として高速旋回態様が決定された際、作動履歴記憶手段260に記憶された作動データに基づき、旋回装置56の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を、全作動について合計することにより、総負荷量導出手段270が総負荷量を導出する。
そして、総負荷量判定手段280により、総負荷量が基準値に達しているか否かが判定され、総負荷量が基準値に達していると判定されたときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された高速旋回態様を、この高速旋回態様における旋回速度(120回/分)よりも低速の旋回速度(60回/分)が定められた低速旋回態様に切り換える。一方、総負荷量が基準値に達していないと判定されたときは、作動態様切換手段290は、高速旋回態様を切り換えない。
そして、旋回装置制御手段242は、前記作動態様に基づいて、駆動モーターを作動させることとなる。
すなわち、本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、作動履歴記憶手段260により回転灯装置50の作動の履歴が記憶され、この履歴の内容に基づいて、前記作動態様切換手段290により、回転灯装置50によるBBゲーム当選報知演出の表示態様を変更することができることとなる。
したがって、回転灯装置50の使用耐用状況に基づいた適切な演出等の表示を行うことができることとなる。
また、総負荷量が基準値に達した場合には、作動態様切換手段290が、高速旋回態様を、回転反射板54の旋回速度がより低速となる低速旋回態様に切り換えることとなる。
これにより、総負荷量が基準値に達した後は、作動負荷の小さい低速旋回態様で、旋回装置56としての駆動モーターが作動することとなるため、作動態様を変えずに高速旋回態様で駆動モーターが作動し続ける場合に比べて、駆動モーターの使用寿命を延ばすことが可能となる。
また、旋回装置56の作動ごとの、回転反射板54の旋回速度、および、旋回装置56の作動時間に基づいて、総負荷量を導出することができるため、より適確に回転灯装置50の使用耐用状況、特に、旋回装置56の使用耐用状況を把握することができることとなる。
したがって、作動態様切換手段290により作動態様が切り換えられるタイミングがより適確となり、回転灯装置50の使用寿命、特に旋回装置56の使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
また、上記実施の形態は、回転灯装置50を備える遊技機であれば、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機や、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機等に使用してもよいものである。
(変形例1)
上記実施の形態では、初期設定の作動態様として予め定められた高速旋回態様が、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置56の作動態様として決定されていたが、この作動態様は、抽選等により決定することもできる。
たとえば、図13(a)に示すように、作動態様記憶手段220が、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、回転反射板54が120回/分の旋回速度で旋回する高速旋回態様、回転反射板54が90回/分の旋回速度で旋回する中速旋回態様、及び、回転反射板54が60回/分の旋回速度で旋回する低速旋回態様の3つの態様を備える。
また、図13(b)に示すように、作動態様決定手段230がBBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様を決定するための抽選テーブル(決定テーブル)、作動態様決定手段230が高速旋回態様を決定していた場合に、作動態様切換手段290により切り換えられる作動態様を決定するための抽選テーブル(切換テーブルA)、及び、作動態様決定手段230が中速旋回態様を決定していた場合に、作動態様切換手段290により切り換えられる作動態様を決定するための抽選テーブル(切換テーブルB)を設ける。
具体的には、決定テーブルは、高速旋回態様が「80/100」の確率で選択され、中速旋回態様が「20/100」の確率で選択されるように、設定されている。また、切換テーブルAは、中速旋回態様が「70/100」の確率で選択され、低速旋回態様が「30/100」の確率で選択されるように、設定されている。また、切換テーブルBは、低速旋回態様が「100/100」の確率で選択されるように、設定されている。
この場合、BBゲームに当選すると、作動態様決定手段230は、上記決定テーブルに基づいて、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置56の作動態様を決定する。
そして、前記作動態様として高速旋回態様が決定された場合、上記実施の形態と同様に、総負荷量導出手段270により総負荷量が導出され、総負荷量判定手段280による判定が行われる。そして、総負荷量が基準値に達していると判定された場合、作動態様切換手段290は、切換テーブルAに基づいて作動態様を選択し、高速旋回態様を、選択された作動態様に切り換える。ここで、切換テーブルAは、中速旋回態様又は低速旋回態様のいずれか一方が選択されるように設定されているため、作動態様切換手段290は、高速旋回態様を、より旋回速度が低速となる作動態様に切り換えることができることとなる。
また、前記作動態様として中速旋回態様が決定された場合であって、総負荷量が基準値に達していると判定されたときは、作動態様切換手段290は、切換テーブルBに基づいて作動態様を選択し、中速旋回態様を、選択された作動態様に切り換える。ここで、切換テーブルBは、低速旋回態様のみが選択されるように設定されているため、作動態様切換手段290は、中速旋回態様を、より旋回速度が低速となる低速作動態様に切り換えることができることとなる。
なお、低速作動態様は、本変形例においては最も単位負荷量の小さい態様であるため、作動態様が低速作動態様となった場合には、作動態様切換手段290は、これ以上の作動態様の切り換えは行わない。すなわち、作動態様切換手段290は、切り換えを行う時点における作動態様よりも単位負荷量の小さい作動態様がある場合に、作動態様を切り換えることができることとなる。
そして、このように形成した場合にも、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
(変形例2)
また、上記実施の形態では、回転灯装置50の作動についての作動データのみが作動履歴記憶手段260に記憶され、作動態様切換手段290は、回転灯装置50の作動態様のみを切り換えるように形成されていたが、他の表示装置26(演出ランプ32、スピーカー33、液晶表示装置34)の作動態様を切り換えるようにすることもできる。
たとえば、演出ランプ32についての総負荷量が所定の基準値に達したと総負荷量判定手段280により判定された場合には、作動態様切換手段290が、演出ランプ32の作動態様を、より作動負荷の小さい作動態様に切り換えるように形成することができる。たとえば、作動態様切換手段290は、演出ランプ32の発光輝度が所定値である作動態様を、より発光輝度の小さい作動態様に切り換えることができる。
また、スピーカー33についての総負荷量が所定の基準値に達したと総負荷量判定手段280により判定された場合には、スピーカー33の作動態様を、より作動負荷の小さい作動態様に切り換えるように形成することができる。たとえば、作動態様切換手段290は、スピーカー33の出力音量が所定量である作動態様を、より出力音量の小さい作動態様に切り換えることができる。
また、液晶表示装置34についての総負荷量が所定の基準値に達したと総負荷量判定手段280により判定された場合には、液晶表示装置34の作動態様を、より作動負荷の小さい作動態様に切り替えるように形成することができる。たとえば、作動態様切換手段290は、単位時間あたりの液晶表示装置34の発光時間が所定値となっている作動態様を、より発光時間の短い作動態様に切り換えることができる。
そして、このように形成した場合にも、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏するとともに、他の表示装置26の使用寿命も効果的に延ばすことができることとなる。
(2)本発明の第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態を、図14を参照しつつ説明する。
(図面の簡単な説明)
図14は、本発明の第2の実施の形態を示すものであって、作動態様記憶手段220、及び、作動履歴記憶手段260の具体例を示す図である。
(本実施の形態の概略)
上記第1の実施の形態では、作動態様記憶手段220は、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、回転反射板54の旋回速度が異なる作動態様を備えている。これに対して、第2の実施の形態では、作動態様記憶手段220は、予め定められた単位時間中における回転反射板54の旋回時間が異なる作動態様を備える。
第2の実施の形態は、主として上記の点が第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第2の実施の形態を説明する。
(作動態様記憶手段220)
本実施の形態に係る作動態様記憶手段220は、図14(a)に示すように、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、予め定められた「10秒」の単位時間中において回転反射板54が所定の旋回速度で「5秒」旋回する長旋回態様、及び、前記「10秒」の単位時間中において回転反射板54が前記旋回速度で「2秒」旋回する短旋回態様を備える。
すなわち、長旋回態様によれば、単位時間である「10秒」の間に、回転反射板54が5秒間旋回した後、5秒間停止するように、駆動モーターが作動する。一方、短旋回態様によれば、単位時間である「10秒」の間に、回転反射板54が2秒間旋回した後、8秒間停止するように、駆動モーターが作動する。したがって、長旋回態様に比べて、短旋回態様の方が、単位時間あたりにおける作動時間が短くなるため、駆動モーターに対する負担が小さくなる。
なお、前記長旋回態様及び前記短旋回態様は、単位時間あたりにおける回転反射板54の旋回時間及び停止時間が予め定められた値となるのであれば、上述のように、回転反射板54が連続して所定時間旋回した後、連続して所定時間停止するような態様ではなく、単位時間内において、旋回と停止とを交互に繰り返すような態様(すなわち、断続的な作動態様)とすることもできる。具体的には、長旋回態様としては、たとえば、単位時間である「10秒」の間に、回転反射板54が1秒間旋回した後、1秒間停止することを5回繰り返すような態様とすることができる。また、短旋回態様としては、たとえば、単位時間である「10秒」の間に、回転反射板54が1秒間旋回した後、4秒間停止することを2回繰り返すような態様とすることができる。
(作動態様決定手段230)
本実施の形態では、BBゲーム当選報知演出における初期設定の作動態様として、長旋回態様が予め定められており、BBゲームに当選したとき、作動態様決定手段230は、長旋回態様を、作動態様として決定する。
(作動履歴記憶手段260)
本実施の形態に係る作動履歴記憶手段260は、図14(b)に示すように、作動データとして、駆動モーターが作動するごとの、時間計測手段250による計測時間(駆動モーターの作動時間、すなわち、回転反射板54の旋回時間)を記憶する。
(総負荷量導出手段270)
本実施の形態に係る総負荷量導出手段270は、駆動モーターの作動ごとの、時間計測手段250による計測時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
たとえば、作動履歴記憶手段260には、図14(b)に示すように、駆動モーターの作動データとして、駆動モーターの作動時間「5秒」、「5秒」、「5秒」、「5秒」、「4秒」、「5秒」、及び、「3秒」の7データが記憶されているものとする。
すると、この場合には、総負荷量導出手段270は、これらの作動時間を合計することで、総負荷量「32」を導出する。
(作動態様切換手段290)
本実施の形態に係る作動切換手段290は、総負荷量が基準値(たとえば、「30000」)に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた単位時間あたりの作動時間よりも短い作動時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されている。
上述の如く、本実施の形態では、BBゲームに当選することを契機に、作動態様決定手段230がBBゲーム当選報知演出の作動態様として長旋回態様を決定する。そして、旋回装置制御手段242がこの長旋回態様に基づいて駆動モーターの作動を開始する際、総負荷量判定手段280により、総負荷量が基準値(「30000」)に達しているか否かが判定される。そして、総負荷量が基準値に達していると判定されたときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された長旋回態様を、この長旋回態様における単位時間あたりの作動時間(10秒間中、5秒)よりも短い作動時間(10秒間中、2秒)が定められた短旋回態様に切り換えることとなる。
(総括)
本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、総負荷量が基準値に達した後は、作動負荷の小さい短旋回態様で、旋回装置56としての駆動モーターが作動することとなるため、作動態様を変えずに長旋回態様で駆動モーターが作動し続ける場合に比べて、駆動モーターの使用寿命を延ばすことが可能となる。
したがって、このように形成した場合にも、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することとなる。
(3)本発明の第3の実施の形態
以下、本発明の第3の実施の形態を、図15を参照しつつ説明する。
(図面の簡単な説明)
図15は、本発明の第3の実施の形態を示すものであって、作動態様記憶手段220、及び、作動履歴記憶手段260の具体例を示す図である。
(本実施の形態の概略)
上記第1の実施の形態では、作動態様記憶手段220は、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、回転反射板54の旋回速度が異なる作動態様を備えている。これに対して、第3の実施の形態では、作動態様記憶手段220は、予め定められた単位時間中における発光装置55としてのランプの発光時間が異なる作動態様を備える。
第3の実施の形態は、主として上記の点が第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同様である。以下、相違点を中心に第3の実施の形態を説明する。
(作動態様記憶手段220)
本実施の形態に係る作動態様記憶手段220は、図15(a)に示すように、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、予め定められた「10秒」の単位時間中において発光装置55としてのランプが所定の発光輝度で「8秒」発光する長発光態様、及び、前記「10秒」の単位時間中においてランプが前記発光輝度で「3秒」発光する短発光態様を備える。
すなわち、長発光態様によれば、単位時間である「10秒」の間に、ランプが8秒間発光した後、2秒間消灯するように作動する。一方、短発光態様によれば、単位時間である「10秒」の間に、ランプが3秒間発光した後、7秒間消灯するように作動する。したがって、長発光態様に比べて、短発光態様の方が、単位時間あたりにおける発光時間が短くなるため、発光装置55としてのランプに対する負担が小さくなる。
なお、前記長発光態様及び前記短発光態様は、単位時間あたりにおけるランプの発光時間及び消灯時間が予め定められた値となるのであれば、上述のように、ランプが連続して所定時間発光した後、連続して所定時間消灯するような態様ではなく、単位時間内において、発光と消灯とを交互に繰り返すような態様(すなわち、断続的な作動態様)とすることもできる。具体的には、長発光態様としては、たとえば、単位時間である「10秒」の間に、ランプが1秒間発光した後、1秒間消灯することを5回繰り返すような態様とすることができる。また、短発光態様としては、たとえば、単位時間である「10秒」の間に、ランプが1秒間発光した後、2秒間消灯することを2回繰り返し、さらに、ランプが1秒間発光した後、3秒間消灯するような態様とすることができる。
(作動態様決定手段230)
本実施の形態では、BBゲーム当選報知演出における初期設定の作動態様として、長発光態様が予め定められており、BBゲームに当選したとき、作動態様決定手段230は、長発光態様を、作動態様として決定する。
(時間計測手段250)
本実施の形態に係る時間計測手段250は、ランプによる発光の開始を契機に時間の計測を開始し、ランプによる発光の終了を契機に時間の計測を終了するように形成されている。すなわち、この時間計測手段250は、ランプの発光時間を計測するものである。
(作動履歴記憶手段260)
本実施の形態に係る作動履歴記憶手段260は、図15(b)に示すように、作動データとして、ランプの発光ごとの、時間計測手段250による計測時間(ランプの発光時間)を記憶する。
(総負荷量導出手段270)
本実施の形態に係る総負荷量導出手段270は、ランプの発光ごとの、時間計測手段250による計測時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出する。
たとえば、作動履歴記憶手段260には、図15(b)に示すように、ランプの作動データとして、ランプの発光時間「8秒」、「7秒」、「8秒」、「8秒」、「8秒」、及び、「6秒」の6データが記憶されているものとする。
すると、この場合には、総負荷量導出手段270は、これらの発光時間を合計することで、総負荷量「45」を導出する。
(作動態様切換手段290)
本実施の形態に係る作動切換手段290は、総負荷量が基準値(たとえば、「20000」)に達していると、総負荷量判定手段280により判定されたときは、作動態様決定手段230により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた単位時間あたりの発光時間よりも短い発光時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されている。
上述の如く、本実施の形態では、BBゲームに当選することを契機に、作動態様決定手段230がBBゲーム当選報知演出の作動態様として長発光態様を決定する。そして、発光装置制御手段243がこの長発光態様に基づいてランプによる発光を開始する際、総負荷量判定手段280により、総負荷量が基準値(「20000」)に達しているか否かが判定される。そして、総負荷量が基準値に達していると判定されたときは、作動態様切換手段290が、作動態様決定手段230により決定された長発光態様を、この長発光態様における単位時間あたりの発光時間(10秒間中、8秒)よりも短い発光時間(10秒間中、3秒)が定められた短発光態様に切り換えることとなる。
(総括)
本実施の形態に係るスロットマシン10によれば、総負荷量が基準値に達した後は、作動負荷の小さい短発光態様で、発光装置55としてのランプが発光することとなるため、作動態様を変えずに長発光態様でランプが発光し続ける場合に比べて、ランプの使用寿命を延ばすことが可能となる。
また、ランプによる発光ごとの、ランプの発光時間に基づいて、総負荷量を導出することができるため、より適確に回転灯装置50の使用耐用状況、特に、発光装置55としてのランプの使用耐用状況を把握することができることとなる。
したがって、作動態様切換手段290により作動態様が切り換えられるタイミングがより適確となり、回転灯装置50の使用寿命、特に発光装置55としてのランプの使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
(他の実施の形態)
作動態様記憶手段220は、BBゲーム当選報知演出における回転灯装置50の作動態様として、回転反射板54の旋回速度、単位時間あたりの回転反射板54の旋回時間、及び、単位時間あたりの発光装置55としてのランプの発光時間の条件を組み合わせた作動態様を記憶することもできる。
このように形成した場合には、回転灯装置50全体としての使用寿命を効果的に延ばすことができることとなる。
本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの制御装置の入力及び出力の概略をを示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、演出制御装置の概略、及び、表示装置制御手段の概略を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、回転灯装置を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、作動態様記憶手段、及び、作動履歴記憶手段の具体例を示す図である。 本発明の第1実施の形態であって、スロットマシンの動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、当選演出処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、BBゲーム当選演出処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、小役当選演出処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、リール回転停止処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの動作のうち、作動時間計測処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態の変形例であって、作動態様記憶手段、作動態様の抽選テーブル、及び、作動履歴記憶手段の具体例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態であって、作動態様記憶手段、及び、作動履歴記憶手段の具体例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態であって、作動態様記憶手段、及び、作動履歴記憶手段の具体例を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 メダル投入口 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 16a マックスベットスイッチ
16b シングルベットスイッチ
17 精算スイッチ 18 スタートスイッチ
19 ストップスイッチ
20 制御装置 21 遊技制御装置
22 演出制御装置 26 表示装置
27 表示ユニット 30 リールユニット
31 数値表示部 32 演出ランプ
33 スピーカー 34 液晶表示装置
35 ホッパーユニット 40 回転リール
42 リールテープ 43 左リール
44 中リール 45 右リール
46 図柄 47 メダル払い出し口
50 回転灯装置 51 本体ケース
52 レンズ 53 回転反射板ユニット
54 回転反射板 55 発光装置(ランプ)
56 旋回装置(駆動モーター)
60 通常遊技制御手段 70 特別遊技制御手段
71 特定導入遊技制御手段 72 特定遊技制御手段
80 当選抽選手段 81 乱数発生手段
82 乱数抽出手段 83 当選判定テーブル
84 判定手段 85 判定テーブル選択手段
86 当選フラグ成立手段 90 持ち越し手段
160 停止制御手段 190 入賞判定手段
210 演出実行決定手段 220 作動態様記憶手段
230 作動態様決定手段 240 表示装置制御手段
241 回転灯装置制御手段 242 旋回装置制御手段
243 発光装置制御手段 244 演出ランプ制御手段
245 スピーカー制御手段 246 液晶表示装置制御手段
250 時間計測手段 260 作動履歴記憶手段
270 総負荷量導出手段 280 総負荷量判定手段
290 作動態様切換手段

Claims (10)

  1. 所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示装置と、
    表示装置を制御するための制御装置と、を少なくとも備え、
    前記制御装置は、
    所定の作動態様に基づき、表示装置の作動を制御するための表示装置制御手段と、
    表示装置が作動するごとに、当該作動に係る表示装置の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段と、
    作動履歴記憶手段に記憶されている作動データに基づき、表示装置に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段と、
    総負荷量導出手段により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段と、
    表示装置制御手段が一の作動態様に基づいて表示装置の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示装置は、
    発光装置、発光装置が発する光を反射可能でかつ発光装置の周囲を旋回可能に形成された回転反射板、及び、回転反射板を旋回させるための旋回装置、を備えるとともに、旋回装置が回転反射板を旋回させることにより発光装置が発する光を周囲に照射可能に形成され、
    前記制御装置は、
    表示装置の作動態様を複数記憶するための作動態様記憶手段と、
    作動態様記憶手段に記憶された複数の作動態様から、いずれか一の作動態様を決定するための作動態様決定手段と、を備え、
    前記表示装置制御手段は、
    作動態様決定手段により決定された作動態様に基づき、表示装置の作動を制御するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記作動態様記憶手段は、
    回転反射板が旋回する際の旋回速度が異なる作動態様を複数記憶しており、
    前記表示装置制御手段は、
    作動態様決定手段により決定された作動態様における旋回速度で回転反射板が旋回するように、旋回装置を作動させ、
    前記作動態様切換手段は、
    総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段により判定されたときは、作動態様決定手段により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた旋回速度よりも低速の旋回速度が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記作動態様記憶手段は、
    予め定められた単位時間中における回転反射板の旋回時間が異なる作動態様を複数記憶しており、
    前記表示装置制御手段は、
    前記単位時間中に、作動態様決定手段により決定された作動態様における旋回時間、回転反射板が旋回するように、旋回装置を作動させ、
    前記作動態様切換手段は、
    総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段により判定されたときは、作動態様決定手段により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた作動時間よりも短い作動時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  5. 前記作動態様記憶手段は、
    予め定められた単位時間中における発光装置の発光時間が異なる作動態様を複数記憶しており
    前記表示装置制御手段は、
    前記単位時間中に、作動態様決定手段により決定された作動態様における発光時間、発光装置が発光するように、発光装置を作動させ、
    前記作動態様切換手段は、
    総負荷量が基準値に達していると、総負荷量判定手段により判定されたときは、作動態様決定手段により決定された作動態様を、当該作動態様に定められた発光時間よりも短い発光時間が定められた作動態様に、切り換えるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  6. 前記制御装置は、
    所定の時間の計測を行うための時間計測手段を備え、
    前記時間計測手段は、
    旋回装置の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回装置の作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、
    前記作動履歴記憶手段は、
    旋回装置が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、前記作動中における回転反射板の旋回速度、及び、時間計測手段により計測された時間を記憶するように形成され、
    前記総負荷量導出手段は、
    旋回装置の作動ごとの、前記旋回速度に基づく所定の係数及び前記時間の積を算出するとともに、前記算出された積を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  7. 前記制御装置は、
    所定の時間の計測を行うための時間計測手段を備え、
    前記時間計測手段は、
    旋回装置の作動開始を契機に時間の計測を開始し、旋回装置の作動終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、
    前記作動履歴記憶手段は、
    旋回装置が作動するごとに、当該作動の終了を契機として、時間計測手段により計測された時間を記憶するように形成され、
    前記総負荷量導出手段は、
    旋回装置の作動ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  8. 前記制御装置は、
    所定の時間の計測を行うための時間計測手段を備え、
    前記時間計測手段は、
    発光装置による発光の開始を契機に時間の計測を開始し、発光装置による発光の終了を契機に時間の計測を終了するように形成され、
    前記作動履歴記憶手段は、
    発光装置による発光が行われるごとに、当該発光の終了を契機として、時間計測手段により計測された時間を記憶するように形成され、
    前記総負荷量導出手段は、
    発光装置による発光ごとの前記時間を、全作動について合計することにより、総負荷量を導出するように形成されていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  9. 遊技機を、
    所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示手段、
    表示手段を制御するための制御手段、として機能させ、
    前記制御手段を、
    所定の作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するための表示装置制御手段、
    表示手段が作動するごとに、当該作動に係る表示手段の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段、
    作動履歴記憶手段に記憶されている作動データに基づき、表示手段に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段、
    総負荷量導出手段により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段、
    表示装置制御手段が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段、
    として機能させるための遊技機用プログラム。
  10. 遊技機を、
    所定の態様で作動することにより所定の表示を行う表示手段、
    表示手段を制御するための制御手段、として機能させ、
    前記制御手段を、
    所定の作動態様に基づき、表示手段の作動を制御するための表示装置制御手段、
    表示手段が作動するごとに、当該作動に係る表示手段の作動内容に関するデータ(以下、「作動データ」とする。)を記憶するための作動履歴記憶手段、
    作動履歴記憶手段に記憶されている作動データに基づき、表示手段に蓄積された負荷の量を示す総負荷量を導出するための総負荷量導出手段、
    総負荷量導出手段により導出された総負荷量の値が所定の基準値に達しているか否かを判定するための総負荷量判定手段、
    表示装置制御手段が一の作動態様に基づいて表示手段の作動を開始する際、総負荷量が基準値に達していると総負荷量判定手段により判定されたとき、前記一の作動態様を、作動態様に係る作動内容に基づいて表示装置が一定時間作動した場合における負荷量(以下、「単位負荷量」とする。)が、前記一の作動態様における単位負荷量以下となる作動態様に切り換えるための作動態様切換手段、
    として機能させるための遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2007201542A 2007-08-02 2007-08-02 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2009034363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201542A JP2009034363A (ja) 2007-08-02 2007-08-02 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201542A JP2009034363A (ja) 2007-08-02 2007-08-02 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009034363A true JP2009034363A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40436857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007201542A Pending JP2009034363A (ja) 2007-08-02 2007-08-02 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009034363A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087635A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2011087638A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012075534A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012075536A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012075538A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2017063888A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005052505A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Olympia:Kk 遊技機
JP2007082869A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の保守支援方法並びにプログラム
JP2007101837A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Seiko Epson Corp 光変調素子の負荷情報取得装置及び画像表示装置
JP2007135788A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Olympia:Kk 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2007150967A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Funai Electric Co Ltd 液晶テレビジョン

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005052505A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Olympia:Kk 遊技機
JP2007082869A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Olympia:Kk 遊技機及び遊技機の保守支援方法並びにプログラム
JP2007101837A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Seiko Epson Corp 光変調素子の負荷情報取得装置及び画像表示装置
JP2007135788A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Olympia:Kk 遊技機、プログラム及び記録媒体
JP2007150967A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Funai Electric Co Ltd 液晶テレビジョン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087635A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2011087638A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012075534A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012075536A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2012075538A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2017063888A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975785B2 (ja) 遊技機
JP4975784B2 (ja) 遊技機
JP5154351B2 (ja) 遊技機
JP2013223615A (ja) 遊技機
JP2010148651A (ja) 遊技機
JP2014018539A (ja) 遊技機
JP5841019B2 (ja) 遊技機
JP2014083189A (ja) 遊技機
JP4903682B2 (ja) 遊技機
JP6376584B2 (ja) スロットマシン
JP2009034363A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5344677B2 (ja) スロットマシン
JP5779136B2 (ja) 遊技機
JP2002325888A (ja) 遊技機
JP2015204942A (ja) 遊技機
JP2014223255A (ja) 遊技情報提供装置
JP2014000335A (ja) 遊技機
JP2009232919A (ja) 遊技機
JP2013022294A (ja) 遊技機
JP6723199B2 (ja) 遊技機
JP2007167270A (ja) 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5392346B2 (ja) 遊技機
JP5676546B2 (ja) 遊技機
JP5470446B2 (ja) 遊技機
JP5153533B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111013