JP2007134468A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程の複雑化や製造コストの増大を生じること無く、十分な電源容量を保ち、電源電圧を安定化させることが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】多層配線構造を有する半導体集積回路において、最上層のメタル配線層MTOPと該メタル配線層MTOPの一層下のメタル配線層MTOP−1とが、半導体基板上に形成された回路に異なる電位を供給する、同一方向に配列されたそれぞれ複数の電源配線により構成され、上方から見た場合に前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線と、前記メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線とが絶縁膜を挟んで交差するように配置されると共に、前記回路に供給する電位が同じである電源配線により挟まれる領域の前記絶縁膜には接続孔を設けて同電位の電源配線同士を導通させ、前記回路に異なる電位を供給する電源配線により挟まれる領域にキャパシタを形成することを特徴とする半導体集積回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、低電圧且つ高速で動作する半導体集積回路に関し、特に動作電源の安定化を図ることが可能な半導体集積回路に関する。
半導体集積回路においては、十分に低抵抗化された電源配線及びグランド配線を張り巡らすことで、回路内の個々の素子に規定の電圧を供給し、素子動作の安定化を図っている。しかし、半導体集積回路の内部で局所的に大きな電力消費が発生した場合は、その付近の電源電圧が瞬間的に低下し、その結果、論理回路の誤動作や、出力信号にジッタが発生する等の不具合が生じることがある。このような現象は、電源電圧が低く且つ高速に動作する半導体集積回路ほど顕著に現れる。
このような問題に対しては、電源配線やグランド配線の強化、つまり配線を太くして抵抗をさらに下げる方法や電源とグランドとの間にキャパシタを形成し瞬間的な電力消費に対して電源電圧を安定化させる方法が一般に採られている。具体的には以下のような方法が知られている。
(1)最上層配線(第n層)および最上層配線よりも一層下の配線(第(n−1)層)のどちらか一方を高電圧電源VDDに接続し、他方を低電圧電源VSSに接続し、さらに、これら2層の配線間に相対的に比誘電率の大きい絶縁材料を薄く形成することにより、第n層目の配線と第(n−1)層目の配線とを電極とした電源安定化用の容量セルを構成する方法(特許文献1参照)。
(2)同一方向にピッチ配列された複数の配線の、そのピッチ配列の方向が互いに交差するように配線層M1、M2、M3を積層させ、各配線層M1、M2、M3毎に隣り合う配線におのおの異なる電位VDD、VSSが供給されるように、配線層M1、M2、M3の相互を接続してなる構成として、各配線層内の隣り合うVDD、VSS配線間にデカップリング容量を構成する方法(特許文献2参照)。
特開2002−270771号公報 特開2003−249559号公報
しかし、上記特許文献1に記載の方法は、通常の電源配線とは別に容量セルを付加するため、従来の半導体集積回路に対して配線層数が2層分増加し、製造コストの増大を招くという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の方法は、同一層内のVDDとVSSとの配線間に容量を形成するものであるが、構造的に電極面積をあまり大きくとれないため、容量の確保が困難であり、特に信号配線の本数が増えたときに、大きな容量を形成することができないという問題がある。
そこで本発明は、製造工程の複雑化や製造コストの増大を生じること無く、十分な電源容量を保ち、電源電圧を安定化させることが可能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体集積回路は以下のような特徴を有する。
すなわち、多層配線構造を有する半導体集積回路において、最上層のメタル配線層MTOPと該メタル配線層MTOPの一層下のメタル配線層MTOP−1とが、半導体基板上に形成された回路に異なる電位を供給する、同一方向に配列されたそれぞれ複数の電源配線により構成され、上方から見た場合に前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線と、前記メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線とが絶縁膜を挟んで交差するように配置されると共に、前記回路に供給する電位が同じである電源配線により挟まれる領域の前記絶縁膜には接続孔を設けて同電位の電源配線同士を導通させ、前記回路に異なる電位を供給する電源配線により挟まれる領域にキャパシタを形成することを特徴とする半導体集積回路である。
また、上記の半導体集積回路において、さらに、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線とメタル配線層MTOP−1を構成する電源配線との間に形成される単位対向面積当たりの容量が、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線及びメタル配線層MTOP−1を構成する電源配線以外の2つの配線層の配線間に形成される単位対向面積当たりの容量のいずれよりも大きいことを特徴とする半導体集積回路である。
本発明の半導体集積回路によれば、製造工程の複雑化や製造コストの増大を生じること無く、十分な電源容量を保ち、電源電圧を安定化させることが可能な半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例を説明する。
図1は本発明に係る半導体集積回路の一実施形態を示す断面図である。図1に示すように、本発明に係る半導体集積回路は、半導体基板1の表面に形成されたMOSFET等の多数の素子2と、その素子を相互に接続して所定の回路を機能させるメタル配線層とを有する。そして、図1には、前記メタル配線層として、MからMTOPまでのメタル配線層によって構成される多層配線構造の半導体集積回路の場合が示されている。
ここで、図1に示す最上層のメタル配線層MTOPと、このメタル配線層MTOPの一層下のメタル配線層MTOP−1とは、半導体基板上に形成された回路に異なる電位(VCC、VSS)を供給する、同一方向に配列されたそれぞれ複数の電源配線により構成される。そして、上方から見た場合に、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線と、前記メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線とは、層間の絶縁膜を挟んで、相互に交差するように配置される。なお、前記の異なる電位を供給する電源配線とは、具体的には、前記回路に電源電圧を供給するための電源に接続されたVCC配線と、グランド電位を供給するためのグランドに接続されたVSS配線をいう。
図2に、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線(VCC1、VSS1)と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線(VCC2、VSS2)とが交差するように配置された場合の、上方から見た配線配置構成の概念図(透視図)を示す。図2では、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線(VCC1、VSS1)と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線(VCC2、VSS2)とが、ほぼ垂直に交差する場合について示しているが、この場合に限られず、90°未満の所定の角度により斜めに交差するようにしてもよい。また、図2においては、前記メタル配線層MTOP及びMTOP−1のそれぞれにおいて、電位の異なる電源配線(VCC、VSS)がそれぞれ交互に配置される場合を示しているが、交互に配置される場合に限られず、設計上の制約等により適宜変更され得るものである。
本発明においては、図2に示すような配線の配置において、半導体基板表面に形成された回路に供給する電位が同じである電源配線により挟まれる領域の前記絶縁膜には接続孔を設けて同電位の電源配線同士を導通させる。つまり、図2において、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VCC2とにより挟まれる領域の絶縁膜に、接続孔3cを設けてそれぞれを導通させると共に、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VSS1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域の絶縁膜に、接続孔3sを設けてそれぞれを導通させる。ここで、前記接続孔は、それぞれの電源配線による電源供給能力を確保するために、設置可能な領域には可能な限り多く設けることが好ましい。
さらに、本発明においては、図2に示すような配線の配置において、半導体基板表面に形成された回路に異なる電位を供給する電源配線により挟まれる領域にキャパシタを形成するものである。前記の異なる電位を供給する電源配線により挟まれる領域とは、図2において、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域、及びメタル配線層MTOPを構成する電源配線VSS1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VCC2とにより挟まれる領域、更には、それぞれの同一配線層内において異なる電位を供給する電源配線が隣り合って配置されている場合の、その電源配線同士により挟まれる領域をいう。
ここで、メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間にキャパシタを形成することにより、このキャパシタが半導体集積回路の内部で発生した瞬間的な電力消費に対して電源電圧を安定化させるバッファー的役割を果たし、出力信号にジッタが発生する等の不具合を回避させる効果を有する。このバッファーとしての機能を有効に作用させるために必要とされる容量の大きさは、半導体集積回路の仕様及び使用環境により異なるが、例えば、電源電圧が低く且つ高速に動作する半導体集積回路の場合は、チップの単位面積当たりの容量に換算して、1[nF/mm]以上とすることが好ましい。なお、形成するキャパシタの容量は大きければ大きいほど好ましい。
上述したように、メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間に形成されるキャパシタは、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域、及びメタル配線層MTOPを構成する電源配線VSS1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VCC2とにより挟まれる領域、更には、それぞれの同一配線層内において異なる電位を供給する電源配線が隣り合って配置されている場合のその電源配線同士により挟まれる領域に形成され得る。
但し、前記それぞれの同一配線層内において異なる電位を供給する電源配線が隣り合って配置されている場合の、その電源配線同士により挟まれる領域に形成される容量は、前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1とにより挟まれる領域に形成される容量に比べて数分の1以下となる。これは、一般に配線は、厚さ方向よりも幅方向の長さが大きいこと、さらには、製造技術の問題等から同一配線層内における配線間の間隔より、配線層間の間隔の方が小さくできることによる。
図3に、前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1の形成方法の一例を示す。ここで、図3においては、デュアルダマシン法による銅配線によりメタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1とを形成する場合について説明するが、この方法に限定されるものではなく、他のデュアルダマシン法や他の配線方法を用いてもよい。以下、図3により前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との形成方法の一例を説明する。
まず、図3(a)に示すように、メタル配線層MTOP−1のさらに一層下のメタル配線層MTOP−2の上に層間絶縁膜4を挟んでメタル配線層MTOP−1を形成する。前記層間絶縁膜4は、例えばCVD法により形成したSiO膜等を用いることができる。メタル配線層MTOP−2の上に層間絶縁膜4を堆積させた後、CMP法により表面を平坦化した後、例えば、ダマシン法により、銅によるメタル配線層MTOP−1を形成する。
次に、図3(b)に示すように、メタル配線層MTOP−1の上に、メタル配線層MTOPとの間の絶縁膜となる層間絶縁膜5を堆積させた後、さらにその上にSiO膜6を堆積させる。ここで、前記層間絶縁膜5は、メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間に形成されるキャパシタの絶縁層となる。そのため、前記層間絶縁膜5の厚さは、キャパシタの容量を確保するため、他の配線層の配線により挟まれる絶縁膜(「MTOPとMTOP−1との間の絶縁膜」以外の絶縁膜)の膜厚のいずれよりも薄く、できるだけ薄い膜厚とすることが好ましい。ここでは、従来のメタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間の層間膜厚の1/10以下に薄膜化している。
前記層間絶縁膜5の材質としては、比誘電率が4前後である通常の酸化膜(SiO膜)を用いてもよいが、同じ膜厚でも容量を大きくすることができる、より高い比誘電率の材料、例えば、比誘電率が約8のSiN膜や、約25のTa膜等を用いることが好ましい。
なお、メタル配線層MTOP−1として銅を用いた場合には、銅の拡散を防止するための拡散バリア膜としての機能も要求されるため、前記層間絶縁膜5の材質としては、SiN膜やSiC膜が好ましく、さらにその膜厚は30〜100nmの範囲にあることが好ましい。
次に、図3(c)に示すように、層間絶縁膜5に電位が同じである電源配線同士を接続するための接続孔3cと、SiO膜6にメタル配線層MTOPの配線部分となる溝7をエッチングにより形成する。前記接続孔3cと溝7との形成は、デュアルダマシン法において知られている種々の方法を用いることができる。
次に、図3(d)に示すように、前記接続孔3c及び溝7内にメタル配線層MTOPを構成する金属膜8の埋め込みを行う。ここでは、例えば、銅を電解メッキ法により埋め込む方法等を用いることができる。
最後に、図3(e)に示すように、埋め込まれた金属膜8(ここでは銅)の不要部分をCMPにより取り除き、メタル配線層MTOPを形成する。
本発明においては、図3(e)に示すように、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域に、キャパシタを構成するものである。なお、図3(e)に示す場合において、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VCC2とVSS2との間にもキャパシタは形成され得るが、その容量はメタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域に形成されるキャパシタの容量に比較すると、かなり小さい。
上述のように、本発明においては、主として、メタル配線層MTOPを構成する電源配線VCC1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VSS2とにより挟まれる領域、及びメタル配線層MTOPを構成する電源配線VSS1と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線VCC2とにより挟まれる領域にキャパシタを形成するものである。
このような構成において本発明が、電源電圧の安定化に必要なキャパシタの容量を確保することができたのは、前記最上層のメタル配線層MTOPとその下層のメタル配線層MTOP−1とを、それぞれ電源配線(VCC、VSS)専用に用いて、信号用の配線として用いない構成としているためである。
これにより、前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間の層間膜を薄く、さらには層間膜の比誘電率を高くすることが可能となった。その結果、前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間に形成されるキャパシタの容量を大きくすることが可能となり、電源電圧を安定化させるに十分な電源容量を確保可能としたものである。
なお、通常のSiOの層間膜を膜厚1μmで使用しても、チップの単位面積当たりの容量に換算して、1[nF/mm]の容量を得ることは不可能である。例えば、チップ寸法が5mm×5mmであるチップ全体の容量は、2〜3nFが実際上の限界であることから、チップの単位面積当たりの容量は、約0.1[nF/mm]が限界である。なお、一般的には、比誘電率を膜厚で除した値(=比誘電率/膜厚)を他のどのメタル配線層間膜より大きくするのが好ましい。また、現実的には、膜厚を他のどの層よりも薄くし、更に比誘電率を他のどの層よりも大きくすることが望ましい。
なお、前記の「電源配線(VCC、VSS)専用に用い」るとは、メタル配線層MTOP及びメタル配線層MTOP−1が主に電源配線用に用いられているという意味であり、下層の回路部分から信号線を引き出すためのパッド等は、当然、形成されていてもよい。すなわち、前記の「電源配線(VCC、VSS)専用に用い」るとは、同一配線層内に、電源配線と信号配線とが混在していないことを意味するものである。
以上、最上層のメタル配線層MTOPとこのメタル配線層MTOPの一層下のメタル配線層MTOP−1との間にキャパシタを形成する場合について示したが、前記MTOP−1の下層にさらにメタル配線層MTOP−2を設けて、前記MTOP−1とMTOP−2との間で同様にキャパシタを形成するようにしてもよい。この場合は、前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間に形成されるキャパシタ容量の2倍程度の容量を確保することができる。
また、上述の実施形態において、メタル配線層MTOPを「最上層の」と表現しているが、例えば、メタル配線層MTOPの上にバンプ用の配線層が形成されている場合には、前記メタル配線層MTOPは厳密な意味においては最上層ではない。しかし、この場合も、本発明に含まれることはいうまでもない。すなわち、前記「最上層の」とは、メタル配線層MTOPの上には、電源配線と信号配線とからなるバンプ用の配線層以外には、メタル配線層が存在しない、という程度の意味である。
なお、特許文献1に記載の方法では、電源とグランド間に容量を付加するための配線層が、別途、2層追加されている。しかし、本発明では、これを設けずに、従来は信号用と電源用の両方に用いられていた最上層2層分の配線を、電源専用に用いるものである。
また、本発明において、最上層2層を電源専用とした場合であっても、多層の配線層を有する近年の半導体集積回路においては、最上層から3層目以下に信号配線を設けることは十分可能である。
本発明に係る半導体集積回路の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係るメタル配線層MTOPを構成する電源配線(VCC1、VSS1)と、メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線(VCC2、VSS2)とが交差するように配置された場合の、上方から見た配線配置構成の概念図(透視図)である。 本発明に係るメタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との形成方法の一例を示す図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子
3c、3s 接続孔
4、5 層間絶縁膜
6 SiO
7 溝
8 金属膜

Claims (4)

  1. 多層配線構造を有する半導体集積回路において、
    最上層のメタル配線層MTOPと該メタル配線層MTOPの一層下のメタル配線層MTOP−1とが、半導体基板上に形成された回路に異なる電位を供給する、同一方向に配列されたそれぞれ複数の電源配線により構成され、
    上方から見た場合に前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線と、前記メタル配線層MTOP−1を構成する電源配線とが絶縁膜を挟んで交差するように配置されると共に、
    前記回路に供給する電位が同じである電源配線により挟まれる領域の前記絶縁膜には接続孔を設けて同電位の電源配線同士を導通させ、
    前記回路に異なる電位を供給する電源配線により挟まれる領域にキャパシタを形成することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線とメタル配線層MTOP−1を構成する電源配線との間に形成される単位対向面積当たりの容量が、前記メタル配線層MTOPを構成する電源配線及びメタル配線層MTOP−1を構成する電源配線以外の2つの配線層の配線間に形成される単位対向面積当たりの容量のいずれよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記メタル配線層MTOPとメタル配線層MTOP−1との間に形成された単位対向面積当たりの容量が、1[nF/mm]以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記メタル配線層MTOP及びメタル配線層MTOP−1が、信号用の配線を構成しないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路。
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