JP5284270B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、抵抗変化層を用いたクロスポイント型の不揮発性半導体記憶装置に関し、特にダイオードを配線層に集積化した場合における引き出しコンタクトの構成に関する。
近年、電子機器におけるデジタル技術の進展に伴い、音楽、画像、情報等のデータを保存するために、大容量で、かつ不揮発性の半導体記憶装置の開発が活発に行われている。例えば、強誘電体を容量素子として用いる不揮発性半導体記憶装置は既に多くの分野で用いられている。さらに、このような強誘電体キャパシタを用いる不揮発性記憶装置に対して、電気的パルスの印加によって抵抗値が変化し、その状態を保持し続ける材料を用いた不揮発性半導体記憶装置(以下、ReRAMとよぶ)が、通常の半導体プロセスとの整合性を取りやすいという点で注目されている。
例えば、1つのトランジスタと1つの記憶部とで構成されるReRAMにおいて、既存のDRAM工程をそのまま使用可能とするための装置構成が示されている(例えば、特許文献1参照)。このReRAMは、トランジスタとこのトランジスタのドレインに連結されている不揮発性の記憶部からなる。そして、この記憶部は、上部電極と下部電極の間に電流パルスによって抵抗が可逆的に変化する抵抗変化層を挟持して構成されている。抵抗変化層としては、ニッケル酸化膜(NiO)、バナジウム酸化膜(V)、亜鉛酸化膜(ZnO)、ニオブ酸化膜(Nb)、チタン酸化膜(TiO)、タングステン酸化膜(WO)またはコバルト酸化膜(CoO)等が用いられている。このような遷移金属酸化膜は閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに電圧または電流が印加されるまでは、その抵抗値を保持しつづけることが知られており、かつ既存のDRAM工程をそのまま使用して作製できるという特徴を有している。
上記例は1つのトランジスタと1つの不揮発性記憶部の構成からなるが、ペロブスカイト構造材料を用いたクロスポイント型のReRAMも示されている(例えば、特許文献2参照)。このReRAMは、基板の上にストライプ状の下部電極が形成され、下部電極を覆って全面にアクティブ層が形成されている。アクティブ層としては、電気的パルスによって抵抗が可逆的に変化する抵抗変化層が用いられる。アクティブ層の上には、下部電極に直交してストライプ状の上部電極が形成されている。このように、アクティブ層を挟んで下部電極と上部電極が交差している領域が記憶部になっており、下部電極と上部電極はそれぞれワード線またはビット線のいずれかとして機能する。このようなクロスポイント型構成とすることで、大容量化を実現できるとしている。
クロスポイント型のReRAMの場合には、クロスした交点に形成されている抵抗変化層の抵抗値を読み取るときに、他の行や列の抵抗変化層の影響を避けるために抵抗変化層に対して直列にダイオードを挿入することが行われている。
例えば、相互並行した間隔をもって配列された2以上のビット線と、相互並行した間隔をもって、上記ビット線と交差する方向に形成された2以上のワード線と、ビット線およびワード線の交差する位置であり、かつビット線上に形成された抵抗構造体と、この抵抗構造体およびワード線と接触するように抵抗構造体上に形成されたダイオード構造体とを備えた基板と、この基板上に形成された下部電極と、下部電極上に形成された抵抗構造体と、抵抗構造体上に形成されたダイオード構造体と、ダイオード構造体上に形成された上部電極を備えたReRAMが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
このような構成とすることで、単位セル構造が1つのダイオード構造体と1つの抵抗構造体の連続積層構造とすることができ、アレイセル構造も簡単に実現することができるとしている。
また、クロスポイント型構成のReRAMにおいて、X方向の導電アレイライン210と、Y方向の導電アレイライン215との交点部分にメモリプラグが形成された構成も示されている(例えば、特許文献4参照)。この特許文献4においては、図11に示すように、このメモリプラグは7層から構成されており、2層の電極層220、230に挟まれた複合金属酸化物225からなる記憶素子255と、この記憶素子255上に形成された金属層235と絶縁物層240と金属層245の積層からなる金属−絶縁物−金属(MIM)構造による非オーミック性素子260とが、電極層250を介してプラグ内に形成されている。
特開2004−363604号公報 特開2003−68984号公報 特開2006−140489号公報 米国特許第6,753,561号明細書
上記特許文献1には、スイッチング機能を有する1つのダイオードと1つの抵抗体との構成も記述されているが、抵抗体とダイオードとの具体的な構造については全く記載も示唆もされていない。さらに、特許文献2にはクロスポイント構成が示されているが、この例においてはダイオードを直列に接続することや、その具体的構造については上記特許文献1と同様に全く記載も示唆もされていない。
これらに対して、特許文献3では、下部電極上に抵抗構造体を形成し、さらにこの抵抗構造体上にダイオード構造体を形成し、ダイオード構造体上に上部電極を形成する構成が示されており、このダイオード構造体はNiOやTiO等からなるp型酸化物とn型酸化物とで形成することが示されている。しかしながら、この特許文献3に記載されているダイオード構造体は抵抗構造体と同じ外形寸法で形成されているので、ダイオード構造体の電流容量を大きくすることが困難である。ダイオードの電流容量が小さいと、書き込みに必要な電流を充分流すことができなく、ReRAMの安定な作動を阻害するという課題を有する。
また、特許文献4では、メモリプラグ内に、抵抗変化層とMIM構造の非オーミック性素子の全てを形成しているので、製造方法が複雑となる課題を有している。さらに、この構成では、非オーミック性素子が抵抗変化層と同じ形状とされているので電流容量を大きくすることもできない。このため、上記と同様にReRAMの安定な作動を阻害するという課題を有している。
我々は本発明に先立ち、ダイオード素子の一部をクロスポイントの上層配線に組み込むことで、ダイオード素子の実効的な面積を抵抗素子の面積より拡大させるクロスポイント構造を提案し、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成においても充分な電流容量を確保でき、安定な作動が可能なReRAMを実現した。
しかし、ダイオード素子の電流容量向上のために配線構造にダイオード素子を集積化したために、配線の最下層に絶縁層あるいは半導体層が配置されることになり、通常の配線のように下層配線への接続をすることが困難になるという新たな課題が発生した。クロスポイントメモリアレイを構成する配線からの電位の引き出しに加えて、クロスポイントメモリアレイを駆動させるための周辺回路からの電位の引き出しを実施するためには、この課題の解決が不可欠である。この解決策として、配線を形成するマスクとは別に、ダイオード素子の絶縁層あるいは半導体層をメモリセル領域にのみ形成するマスクを準備することが考えられる。このマスクを用いて、ダイオード素子の絶縁層あるいは半導体層をメモリセル領域にのみ形成する、裏返せばメモリセル領域以外のダイオード素子の絶縁層あるいは半導体層を除去することにより、上層と下層の配線の接続を実現することができる。しかしながら、1層の配線につき1枚のマスク及びそれを用いてダイオード素子の絶縁層あるいは半導体層を除去する工程が増加することになる。特に多層クロスポイント構造では、マスク枚数、工程数が大幅に増加し、プロセスの簡素化、プロセスコストの低減が困難になる。
本発明は、前述の新たな課題を解決するもので、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保でき、クロスポイントメモリアレイの配線、更にクロスポイントメモリアレイ周辺の回路の配線の引き出しをプロセスが複雑、高コストになることなく実現できる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板と、基板上に形成されたストライプ形状の第1の配線と、第1の配線上に形成された第1の層間絶縁層と、第1の配線上の第1の層間絶縁層に形成された第1のメモリセルホールと、第1のメモリセルホールを介して第1の配線に接続される第1の抵抗変化層と、第1の抵抗変化層上に形成される第1の非オーミック性素子と、第1の層間絶縁層上に形成されかつ第1の配線と直交しストライプ形状を有する第2の配線と、第2の配線上に形成された第2の層間絶縁層と、第2の層間絶縁層上に形成された上層配線を備え、第2の配線は第1の非オーミック性素子の少なくとも一部を含む複数層からなり第2の配線の最下層に半導体層もしくは絶縁体層を有する不揮発性半導体記憶装置において、第1の配線は第1の層間絶縁層と第2の層間絶縁層を貫通して形成された第1のコンタクトで上層配線と接続され、第2の配線は第2の層間絶縁層を貫通して形成された第2のコンタクトで上層配線と接続される構成からなる。
このような構成とすることにより、第1及び第2の配線は上層の上層配線に引き出されるので、第1の配線と第2の配線を直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて第1の配線と第2の配線を上層配線を介して接続することが可能になる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、単層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、上記目的を達成するために本発明の不揮発性半導体記憶装置は、基板と、基板上に形成されたストライプ状の第1の配線と、第1の配線上に形成された第1の層間絶縁層と、第1の配線上の第1の層間絶縁層に形成された第1のメモリセルホールと、第1のメモリセルホールを介して第1の配線に接続される第1の抵抗変化層と、第1の抵抗変化層上に形成される第1の非オーミック性素子と、第1の層間絶縁層上に形成されかつ第1の配線と直交しストライプ形状を有する第2の配線と、第2の配線上に形成された第2の層間絶縁層と、第2の層間絶縁層上に形成された第3の層間絶縁層と、第2の配線上の第2の層間絶縁層と第3の層間絶縁層を貫通して形成された第2のメモリセルホールと、第2のメモリセルホールを介して第2の配線に接続される第2の抵抗変化層と、第2の抵抗変化層上に形成される第2の非オーミック性素子と、第3の層間絶縁層上に形成されかつ第2の配線と直交しストライプ形状を有する第3の配線と、第3の配線上に形成された第4の層間絶縁層と、第4の層間絶縁層上に形成された上層配線を備え、第2及び第3の配線はそれぞれ第1及び第2の非オーミック性素子の少なくとも一部を含む複数層からなり、第2及び第3の配線の最下層に半導体層もしくは絶縁体層を有する不揮発性半導体記憶装置において、第1の配線は、第1の層間絶縁層と第2の層間絶縁層を貫通して形成された第1のコンタクトと、第3の層間絶縁層と第4の層間絶縁層を貫通して形成された第3のコンタクトを積層したスタックコンタクトにより上層配線と接続され、第2の配線は、第2の層間絶縁層を貫通して形成された第2のコンタクトと第3の層間絶縁層と第4の層間絶縁層を貫通して形成された第3のコンタクトを積層したスタックコンタクトにより上層配線と接続され、第3の配線は第4の層間絶縁層を貫通して形成された第4のコンタクトで上層配線と接続される構成からなる。
このような構成とすることにより、第1、第2及び第3の配線は上層の上層配線に引き出されるので、第1、第2及び第3の配線をそれぞれ直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて第1、第2及び第3の配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また、最下層に半導体層もしくは絶縁層を有する第2及び第3の配線は下層への引き出しコンタクトの形成が不可能なので、本発明の構造により、上層配線を介してのみ電気的に接続できる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、2層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、上記構成において、第2の層間絶縁層、第3の層間絶縁層、第2のメモリセルホール中に埋め込まれた第2の抵抗変化層および第2の非オーミック性素子、第3の配線を1つの構成単位と構成単位をさらに1層以上積層してもよい。上層配線と最下層配線を除く中間配線はそれぞれ互いに上層配線を介してのみ電気的に接続される構成からなる。
このような構成とすることにより、上層配線を除く配線はコンタクトを1層以上積層して上層配線に接続されるので、これらの配線間をそれぞれ直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて各配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また、最下層に半導体層もしくは絶縁層を有する中間配線は下層への引き出しコンタクトの形成が不可能なので、本発明の構造により、上層配線を介してのみ電気的に接続できる。そのため、各層ごとに半導体層もしくは絶縁層の所定の領域を除去するためのマスク及びプロセスを省略することができる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、プロセスが複雑、高コストになることなく、多層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、上記した構成において、第1の配線は、第1の抵抗変化層に接続される配線と、第1の配線より下層にあるトランジスタに接続される配線とからなる構成としてもよい。
このような構成とすることにより、クロスポイントメモリアレイを駆動させるための周辺回路用のトランジスタ、配線も、本発明の引き出しコンタクト、多層の場合はスタックコンタクトによって、確実にその電位を引き出すことができる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保でき、クロスポイントメモリアレイの配線に加えて、更にクロスポイントメモリアレイ周辺の回路の配線の引き出しをプロセスが複雑、高コストになることなく実現できる不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、上記した構成において、1層以上のコンタクトを積層して形成されるスタックコンタクトにおいて、その積層位置が上下の配線層の間の高さで接続されていてもよい。すなわちスタックコンタクトは、異なる配線層に挟まれた層間絶縁層で上層側のコンタクトと下層側のコンタクトが接続される構成となる。
このような構成とすることにより、クロスポイントのメモリセルを形成する時には、スタックコンタクトの下層側のコンタクトの表面が層間絶縁層で被覆されているので、プロセスダメージ(プラズマダメージ、酸化、洗浄による膜の変質)が原理的に入らない構造となる。よってスタックコンタクトを形成しても、下層側のコンタクトの表面が酸化や洗浄による変質などの発生の懸念なく、確実に電気的に安定なコンタクトを形成することができ、不揮発性記憶装置の歩留を向上することができる。更に配線を間に挟んで積層されるコンタクトは、コンタクトと配線のマスク合わせ余裕を取る分だけ寸法が大きくなり、微細化に適さない。また、これを同寸法で形成するためには隣接する配線との距離が小さくする必要があり、配線間容量が増加することによる配線遅延やノイズなどの影響を受けやすいという短所がある。本構成ではそのようなデバイス上の懸念もなく、電気的に安定なコンタクトを有する不揮発性記憶装置の実現できる。
また、上記構成において、非オーミック性素子が、半導体層と、この半導体層を上下の金属電極体層で挟んだ3層の積層構成からなるMSMダイオードであり、抵抗変化層側の金属電極体層がメモリセルホール中に埋め込み形成されていてもよい。
このようなMSMダイオードの構成の場合には、抵抗変化層が正負の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるバイポーラ型の抵抗変化層であっても、双方向に大きな電流容量を有し、かつ特性ばらつきの小さな非オーミック性素子が容易に得ることができる。
また、上記構成において、非オーミック性素子が、半導体層と金属電極体層との2層の積層構成からなるショットキーダイオードであり、金属電極体層がメモリセルホール中に埋め込まれていてもよい。このようなショットキーダイオード構成の場合には、多数キャリアが支配的であるので電流容量を大きくでき、かつ高速動作を行うことができる。抵抗変化層が同極性の異なる大小の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるユニポーラ型の抵抗変化層に適する。
また、上記構成において、非オーミック性素子が、p型半導体層とn型半導体層との2層の積層構成からなるpn接合ダイオードであり、p型半導体層またはn型半導体層がコンタクトホール中に埋め込まれていてもよい。少数キャリアが支配的のために、電流容量は上述したダイオードに劣る面があるが、過剰電流の防止、消費電力の低減効果が期待できる。抵抗変化層が同極性の異なる大小の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるユニポーラ型の抵抗変化層に適する。
以上に示したように、ダイオード素子を用いた構成とすることにより、ダイオードの整流特性を利用することで、読み込みや書き込み時のクロストークをさらに低減することができる。また、そのための回路構成も簡略化できる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上にストライプ形状の第1の配線を形成する工程と、第1の配線を含む基板上に第1の層間絶縁層を形成する工程と、第1の配線上に第1の層間絶縁層の所定の位置に第1のメモリセルホールを形成する工程と、第1のメモリセルホール中に第1の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、第1のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第1の非オーミック性素子を構成する積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、第1の非オーミック性素子を構成する前記積層構成のうちのその他の層を含む第2の配線を第1の層間絶縁層上に第1のメモリセルホールの少なくとも一部を被覆して形成する工程と、第2の配線を含む第1の層間絶縁層上に第2の層間絶縁層を形成する工程と、第1の配線上に第1の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層を貫通する第1のコンタクトと、第2の配線上に第2の層間絶縁層を貫通する第2のコンタクトを同時に形成する工程と、第2の層間絶縁層上に第1のコンタクトと第2のコンタクトに接続される上層配線を形成する工程とを含む方法からなる。
このような方法とすることにより、第1の配線と第2の配線を直接接続するコンタクトがなくとも、第1及び第2の配線は上層の上層配線に引き出されるので、必要に応じて第1の配線と第2の配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また第1のコンタクトと第2のコンタクトを同時に形成することによって、マスク枚数、プロセスコストを低減、プロセスを簡略化することができる。以上の製造方法により、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、単層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、基板上にストライプ形状の第1の配線を形成する工程と、第1の配線を含む基板上に第1の層間絶縁層を形成する工程と、第1の配線上に第1の層間絶縁層の所定の位置に第1のメモリセルホールを形成する工程と、第1のメモリセルホール中に第1の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、第1のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第1の非オーミック性素子を構成する積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、第1の非オーミック性素子を構成する積層構成のうちのその他の層を含む第2の配線を第1の層間絶縁層上に第1のメモリセルホールの少なくとも一部を被覆して形成する工程と、第2の配線を含む第1の層間絶縁層上に第2の層間絶縁層を形成する工程と、第1の配線上の第1の層間絶縁層及び第2の層間絶縁層を貫通する第1のコンタクトと、第2の配線上の第2の層間絶縁層を貫通する第2のコンタクトを同時に形成する工程と、第2の層間絶縁膜と第1のコンタクトと第2のコンタクトの表面に第3の層間絶縁層を形成する工程と、第2の配線上に第2の層間絶縁層及び第3の層間絶縁層を貫通して所定の位置に第2のメモリセルホールを形成する工程と、第2のメモリセルホール中に第2の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、第2のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第2の非オーミック性素子を構成する積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、第2の非オーミック性素子を構成する積層構成のうちのその他の層を含む第3の配線を第3の層間絶縁層上に第2のメモリセルホールの少なくとも一部を被覆して形成する工程と、第3の配線を含む第3の層間絶縁層上に第4の層間絶縁層を形成する工程と、第1のコンタクトと第2のコンタクト上の第3の層間絶縁層及び第4の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクトと、第3の配線上の第4の層間絶縁層を貫通する第4のコンタクトを同時に形成する工程と、第4の層間絶縁層上に第3のコンタクトと第4のコンタクトに接続される上層配線を形成する工程とを含む方法からなる。
このような方法とすることにより、第1、第2及び第3の配線を直接接続するコンタクトがなくとも、第1、第2及び第3の配線は上層の上層配線に引き出されるので、必要に応じて第1、第2及び第3の配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また第1のコンタクトと第2のコンタクトを、第3のコンタクトと第4のコンタクトを同時に形成することによって、マスク枚数、プロセスコストを低減、プロセスを簡略化することができる。更にクロスポイントメモリアレイのメモリセルを形成する時には、スタックコンタクトの下層側のコンタクトの表面が層間絶縁層で被覆されているので、プロセスダメージ(プラズマダメージ、酸化、洗浄による膜の変質)が原理的に入らない。よってスタックコンタクトを形成しても、第1のコンタクトや第2のコンタクトの表面が酸化や洗浄による変質などの発生の懸念なく、確実に電気的に安定なコンタクトを形成することができ、不揮発性記憶装置の歩留を向上することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明は、前述の新たな課題を解決するもので、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、クロスポイントメモリアレイの配線、更にクロスポイントメモリアレイ周辺の回路の配線の引き出しをプロセスが複雑、高コストになることなく実現できるという大きな効果を奏する。
図1は本発明の第1の実施の形態における単層構造のクロスポイントメモリアレイの断面図である。 図2は本発明の第2の実施の形態における2層構造のクロスポイントメモリアレイの断面図である。 図3は本発明の第3の実施の形態における多層構造のクロスポイントメモリアレイの断面図である。 図4は本発明の第4の実施の形態における周辺回路を有する単層構造のクロスポイントメモリアレイの断面図である。 図5は本発明の第5の実施の形態における周辺回路を有する積層構造のクロスポイントメモリアレイの断面図である。 図6は本発明の第1の実施の形態における単層構造のクロスポイントメモリアレイの第1の変形例を示した断面図である。 図7は本発明の第1の実施の形態における単層構造のクロスポイントメモリアレイの第2の変形例を示した断面図である。 図8は本発明の第1の実施の形態の単層クロスポイントメモリアレイの製造方法を説明する工程断面図である。 図9は本発明の第2の実施の形態の単層クロスポイントメモリアレイの製造方法を説明する工程断面図である。 図10は本発明の第2の実施の形態の単層クロスポイントメモリアレイの製造方法を説明する工程断面図である。 図11は従来例のクロスポイントメモリセルの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する場合がある。また、トランジスタや記憶部等の形状については模式的なものであり、その個数等についても図示しやすい個数としている。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する断面図である。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、基板1と、この基板1上に形成されたストライプ形状の第1の配線2と、第1の配線2を被覆して基板1上に形成された第1の層間絶縁層3と、第1の層間絶縁層3上に第1の配線2と直交するように形成されたストライプ形状の第2の配線11と、第2の配線11を被覆して第1の層間絶縁層3上に形成された第2の層間絶縁層12と、第2の層間絶縁層12上に形成された上層配線13とを備えている。また、第1の配線2と第2の配線11が直交する領域の第1の層間絶縁層3には第1のメモリセルホール4が形成され、この第1のメモリセルホール4中には、第1の配線2に接続する第1の抵抗変化層5と、第1の抵抗変化層5上に形成された第1のダイオード素子の下部電極7とを備えている。また、第2の配線11は第1のダイオード素子の半導体層8と第1のダイオード素子の上部電極9と第2の配線の抵抗率の低い導電層10からなり、第1のダイオード素子の下部電極7、第1のダイオード素子の半導体層8、第1のダイオード素子の上部電極9で第1のダイオード素子6(MSMダイオード)が構成されている。第1の配線2は、第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第1のコンタクト14を介して上層配線13に接続され、第2の配線11は第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第2のコンタクト15を介して上層配線13に接続されている。
以上の構成において、第1の配線2、第2の配線の抵抗率の低い導電層10、上層配線13は、例えば銅あるいはアルミニウムなどからなる抵抗率の低い導電層(厚み:100nm〜500nm)もしくはこれらの下層に窒化チタン、チタン、窒化タンタル、タンタルなどのバリアメタル(厚み:5nm〜100nm)を積層した構成からなることが好ましい。前者は配線をより低抵抗化することで、回路動作の遅延の防止、高速動作を実現するためであり、後者は層間絶縁層からの不純物の拡散の防止、層間絶縁層との密着性の向上に効果がある。
また、第2の配線11に組み込まれるように形成された第1のダイオード素子6は、例えば第1のダイオード素子の下部電極7、上部電極9として、タンタル、窒化タンタル、チタン、窒化チタン、アルミニウム、タングステン、白金、銅あるいはこれらの組み合わせを用い、半導体層8としてシリコン、窒化シリコン、炭化シリコンを用いて積層した構成のMSMダイオードを用いることができる。第1のダイオード素子の下部電極7、上部電極9の膜厚は5nm〜20nmの範囲、半導体層8の膜厚の範囲は3〜15nmの範囲が好ましい。なお、第1のダイオード素子6の半導体層8は、第1のメモリセルホール4に埋め込まれた第1のダイオード素子の下部電極7より大きな形状を有することが好ましい。ダイオード素子の電流容量を向上させることができるからである。このようなMSMダイオードの構成の場合には、抵抗変化層が正負の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるバイポーラ型の抵抗変化層であっても、双方向に大きな電流容量を有し、かつ特性ばらつきの小さな非オーミック性素子が容易に得ることができる。
また、第1の層間絶縁層3及び第2の層間絶縁層12としては、絶縁性の酸化物材料を用いることができる。具体的には、CVD法による酸化シリコン(SiO)やオゾン(O)とテトラエトキシシラン(TEOS)を用いてCVD法により形成したTEOS−SiO膜あるいはシリコン窒化(SiN)膜を用いることができる。さらに、低誘電率材料であるシリコン炭窒化(SiCN)膜やシリコン炭酸化(SiOC)膜あるいはシリコンフッ素酸化(SiOF)膜等を用いてもよい。第1の層間絶縁層3及び第2の層間絶縁層12の膜厚は100〜500nm程度の膜厚が好ましい。配線間絶縁層が薄くなると配線間リーク電流の増加し、配線間絶縁層が厚くなると第1のコンタクトが深くなり、加工するのが困難になるからである。
また、第1の抵抗変化層5としては、鉄を含む酸化物、例えば四酸化三鉄(Fe)や、酸化チタン、酸化タンタル、酸化バナジウム、酸化コバルト、酸化ニッケル、酸化亜鉛、ニオブ酸化膜等の遷移金属酸化物を用い、スパッタリング法等で形成してもよい。このような遷移金属酸化物材料は、閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに一定の大きさのパルス電圧またはパルス電流が印加されるまでは、その抵抗値を維持しつづける。なお、本実施形態は第1の抵抗変化層5が第1のメモリセルホール4内に充填されているが、例えば第1のメモリセルホール4の底部や側壁にのみ形成されている形態でもかまわない。
また、第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15はタングステンあるいは銅と、もしくはこれらの下層にチタン、窒化チタン、タンタル、窒化タンタルの組み合わせからなる材料を各々のコンタクトホール中に埋め込んだ積層構成からなる。これによりコンタクト抵抗の低い引き出しコンタクトが実現できる。第2のコンタクト15は、第1のメモリセルホール4の直上を除いた第2の配線11上に形成することが好ましい。第2のコンタクト15を形成する際のプラズマダメージの影響を防止するためである。
以上の構成とすることにより、第1の配線2及び第2の配線11は上層の上層配線13に引き出されるので、第1の配線2と第2の配線11を直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて第1の配線2と第2の配線11は上層配線13を介して接続することが可能になる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、単層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する断面図である。第1の実施の形態との違いは、第2の層間絶縁層12の上に引き出し用の上層配線13ではなく、クロスポイントメモリアレイの2層目の構造が積層されていることである。なお、第1の実施の形態に共通する構造については本実施形態では説明を省略する。この不揮発性半導体記憶装置の構成は、第1の実施の形態に係る構造に加えて、第2の層間絶縁層12上には、第1のコンタクト14、第2のコンタクト15を被覆して全面に形成された第3の層間絶縁層16と、この第3の層間絶縁層16上に第2の配線11と直交するように形成されたストライプ形状の第3の配線24と、第3の配線24を被覆して第3の層間絶縁層16上に形成された第4の層間絶縁層25と、第4の層間絶縁層25上に形成された上層配線13とを備えている。また、第2の配線11と第3の配線24が直交する領域の第2の層間絶縁層12及び第3の層間絶縁層16を貫通して第2のメモリセルホール17が形成され、この第2のメモリセルホール17中には、第2の配線11に接続する第2の抵抗変化層18と、第2の抵抗変化層18上に形成された第2のダイオード素子の下部電極20とを備えている。また、第3の配線24は第2のダイオード素子の半導体層21と第2のダイオード素子の上部電極22と第3の配線の抵抗率の低い導電層23からなり、第2のダイオード素子の下部電極20、第2のダイオード素子の半導体層21、第2のダイオード素子の上部電極22で第2のダイオード素子19(MSMダイオード)が構成されている。第1の配線2は、第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第1のコンタクト14と、第3の層間絶縁層16と第4の層間絶縁層25を貫通して形成された第3のコンタクト26を積層したスタックコンタクトにより上層配線13と接続され、第2の配線11は、第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第2のコンタクト15と第3の層間絶縁層16と第4の層間絶縁層25を貫通して形成された第3のコンタクト26を積層したスタックコンタクトにより上層配線13と接続され、第3の配線24は第4の層間絶縁層25を貫通して形成された第4のコンタクト27で上層配線13と接続される。
このような構成とすることにより、第1、第2及び第3の配線は上層の上層配線13に引き出されるので、第1、第2及び第3の配線をそれぞれ直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて第1、第2及び第3の配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また、最下層に半導体層もしくは絶縁層を有する第2及び第3の配線は下層への引き出しコンタクトの形成が不可能なので、本発明の構造により、上層配線を介してのみ電気的に接続できる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、2層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
また、本実施形態では、スタックコンタクトの下層側のコンタクトとなる第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15の露出した表面が第3の層間絶縁層16で被覆されているので、第2のメモリセルホール17や第3の配線24を形成するためのドライエッチなどによるプロセスダメージ(プラズマダメージ、酸化、洗浄による膜の変質)が原理的に入らない構造となる。よってスタックコンタクトを形成しても、第1のコンタクト14や第2のコンタクト15の表面が酸化や洗浄による変質などの発生の懸念なく、確実に電気的に安定なコンタクトを形成することができ、不揮発性記憶装置の歩留を向上することができる。更に配線を間に挟んで積層されるコンタクトは、コンタクトと配線のマスク合わせ余裕を取る分だけ寸法が大きくなり、微細化に適さない。また、これを同寸法で形成するためには隣接する配線との距離が小さくする必要があり、配線間容量が増加することによる配線遅延やノイズなどの影響を受けやすいという短所がある。本構成ではそのようなデバイス上の懸念もなく、電気的に安定なコンタクトを有する不揮発性記憶装置の実現できる。
なお、下部電極20、半導体層21、上部電極22からなる第2のダイオード素子19、第3の配線の抵抗率の低い導電層23、第3の層間絶縁層16、第4の層間絶縁層25、第2の抵抗変化層18、第3のコンタクト26、第4のコンタクト27の具体的態様については、第1の実施の形態で示したものと同様であるので、ここでは省略する。
(第3の実施の形態)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する断面図である。第2の実施の形態との違いは、第4の層間絶縁層25の上に引き出し用の上層配線13ではなく、クロスポイントメモリアレイの3層目以降の構造が積層されていることである。なお、第1、第2の実施の形態に共通する構造については本実施形態では説明を省略する。この不揮発性半導体記憶装置の第N層(以下、Nは3以上の整数とする)目のクロスポイントメモリアレイの構成は、第Nの配線31と、第Nの配線31上に形成された第(2N−1)の層間絶縁層32と、この第(2N−1)の層間絶縁層32上に形成された第2Nの層間絶縁層33と、第2Nの層間絶縁層33上に第Nの配線31と直交するように形成されたストライプ形状の第(N+1)の配線41と、第(N+1)の配線41を被覆して形成された第(2N+1)の層間絶縁層42と、第(2N+1)の層間絶縁層42上に形成された上層配線13とを備えている。また、第Nの配線31と第(N+1)の配線41が直交する領域の第(2N−1)の層間絶縁層32及び第2Nの層間絶縁層33を貫通して第Nのメモリセルホール34が形成され、この第Nのメモリセルホール34中には、第Nの配線31に接続する第Nの抵抗変化層35と、第Nの抵抗変化層35上に形成された第Nのダイオード素子の下部電極37とを備えている。また、第(N+1)の配線41は第Nのダイオード素子の半導体層40と第Nのダイオード素子の上部電極39と第(N+1)の配線の抵抗率の低い導電層38からなり、第Nのダイオード素子の下部電極37、第Nのダイオード素子の半導体層40、第Nのダイオード素子の上部電極39で第Nのダイオード素子36(MSMダイオード)が構成されている。
第1の配線2は、第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第1のコンタクト14から、第2Nの層間絶縁層33と(第2N+1)の層間絶縁層42を貫通して形成された第2Nのコンタクト45に至るまでのコンタクトをN段積層したスタックコンタクトにより上層配線13と接続される。中間配線層となる第Kの配線(Kは2以上Nまでの整数、図示せず)は、第(2K−2)の層間絶縁層を貫通して形成された第(2K−2)のコンタクトから第2Nのコンタクト45に至るまでのコンタクトを(NK+1)段積層したスタックコンタクトにより上層配線13と接続される。第(N+1)の配線41は第(2N+1)の層間絶縁層42を貫通して形成された第(2N+1)のコンタクト46で上層配線13と接続される。
このような構成とすることにより、上層配線を除く配線はコンタクトを1層以上積層して上層配線に接続されるので、これらの配線間をそれぞれ直接接続するコンタクトがなくとも、必要に応じて上層配線を除く各配線は上層配線を介して接続することが可能になる。また、最下層に半導体層もしくは絶縁層を有する中間配線は下層への引き出しコンタクトの形成が不可能なので、本発明の構造により、上層配線を介してのみ電気的に接続できる。そのため、各層ごとに半導体層もしくは絶縁層の所定の領域を除去するためのマスク及びプロセスを省略することができる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保できるとともに、プロセスが複雑、高コストになることなく、多層の場合のクロスポイントメモリアレイの配線の電位の引き出しを可能にする不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
(第4の実施の形態)
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する断面図である。第1の実施の形態との違いは、第1の層間絶縁層3の下層にトランジスタ48などの周辺回路が形成されていることである。なお、第1の実施の形態に共通する構造については本実施形態では説明を省略する。この不揮発性半導体記憶装置は、第1の実施の形態に係る構造に加えて、基板1上に形成されたクロスポイントメモリアレイの周辺回路を形成するトランジスタ48と、このトランジスタ48を被覆して基板1上に形成された基板と配線間の絶縁層49と、この絶縁層49を貫通して形成された配線とトランジスタの接続コンタクト47から構成される。第1の配線2は、第1の抵抗変化層5と接続するクロスポイントメモリアレイの配線2Aと、クロスポイントメモリアレイを駆動するための周辺回路を構成するための配線2Bからなる。クロスポイントメモリアレイの配線2A、周辺回路用の配線2Bは、ともに第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第1のコンタクト14を介して、上層配線13に接続される。トランジスタ48についても、接続コンタクト47、周辺回路用の配線2B、第1のコンタクト14を介して、上層配線13に接続される。
このような構成とすることにより、クロスポイントメモリアレイを駆動させるための周辺回路用のトランジスタ、配線も、引き出しコンタクトによって、確実にその電位を引き出すことができる。更に第1の配線をクロスポイントメモリアレイの配線として使用するだけでなく、クロスポイントメモリアレイの周辺回路を形成するための配線として共用することが可能になる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保でき、クロスポイントメモリアレイの配線に加えて、更にクロスポイントメモリアレイ周辺の回路の配線の引き出しをプロセスが複雑、高コストになることなく実現できる不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
(第5の実施の形態)
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する断面図である。第2の実施の形態との違いは、第1の層間絶縁層3の下層にトランジスタ48などの周辺回路が形成されていることである。なお、第2の実施の形態に共通する構造については本実施形態では説明を省略する。この不揮発性半導体記憶装置は、第2の実施の形態に係る構造に加えて、基板1上に形成されたクロスポイントメモリアレイの周辺回路を形成するトランジスタ48と、このトランジスタ48を被覆して基板1上に形成された基板と配線間の絶縁層49と、この絶縁層49を貫通して形成された配線とトランジスタの接続コンタクト47から構成される。第1の配線2は、第1の抵抗変化層5と接続するクロスポイントメモリの配線2Aと、クロスポイントメモリアレイを駆動するための周辺回路を構成するための配線2Bからなる。クロスポイントメモリアレイの配線2A、周辺回路用の配線2Bは、ともに第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して形成された第1のコンタクト14、第3の層間絶縁層16と第4の層間絶縁層25を貫通して形成された第3のコンタクト26を介して、上層配線13に接続される。トランジスタ48についても、接続コンタクト47、周辺回路用の配線2B、第1のコンタクト14、第3のコンタクト26を介して、上層配線13に接続される。
このような構成とすることにより、クロスポイントメモリアレイを駆動させるための周辺回路用のトランジスタ、配線も、スタックコンタクトによって、確実にその電位を引き出すことができる。更に第1の配線をクロスポイントメモリアレイの配線として使用するだけでなく、クロスポイントメモリアレイの周辺回路を形成するための配線として共用することが可能になる。よって、ダイオード素子と抵抗変化層とを組み合わせたクロスポイント型構成において充分な電流容量を確保でき、クロスポイントメモリアレイの配線に加えて、更にクロスポイントメモリアレイ周辺の回路の配線の引き出しをプロセスが複雑、高コストになることなく実現できる不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
(第1の実施の形態の変形例)
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る単層構造のクロスポイントメモリアレイの第1の変形例を示した断面図である。第1の実施の形態との違いは、第1のメモリセルホール4に第1のダイオード素子の金属電極7Aが埋め込まれている点、第2の配線11Aが第1のダイオード素子の半導体層8Aと第2の配線の抵抗率の低い導電層10との積層構造である点である。金属電極7A、半導体層8Aでショットキーダイオードとなる第1のダイオード素子6Aを構成している。このようなショットキーダイオードの構成の場合には、多数キャリアが支配的であるので電流容量を大きくでき、かつ高速動作を行うことができる。抵抗変化層が同極性の異なる大小の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるユニポーラ型の抵抗変化層に適する。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る単層構造のクロスポイントメモリアレイの第2の変形例を示した断面図である。第1の実施の形態との違いは、第1のメモリセルホール4に第1のダイオード素子のn型半導体層7Bが埋め込まれている点、第2の配線11Bが第1のダイオード素子のp型半導体層8Bと第2の配線の抵抗率の低い導電層10との積層構造である点である。n型半導体層7B、p型半導体層8Bでpn接合ダイオードとなる第1のダイオード素子6Bを構成している。上記構成においては、n型半導体層7Bとp型半導体層8Bの構成位置が逆の配置になってもよい。pn接合ダイオードでは少数キャリアが支配的のために、電流容量は上述したダイオードに劣る面があるが、過剰電流の防止、消費電力の低減効果が期待できる。抵抗変化層が同極性の異なる大小の電圧を印加することにより抵抗変化する、いわゆるユニポーラ型の抵抗変化層に適する。
(第1の実施の形態の製造方法)
次に、図8(a)〜図8(e)を用いて本発明の第1の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図8(a)は、基板1上に、導電膜を所望のマスクを用いてパターニングしてストライプ形状の第1の配線2を形成した後に、第1の層間絶縁層3を全面に形成し、その表面をCMPにより平坦化した工程断面図である。第1の配線2については、従来はアルミニウムが主に用いられていたが、最近では微細化しても低抵抗を実現できる銅も用いられている。また、第1の層間絶縁層3についても、配線間の寄生容量の低減のためにフッ素含有酸化物(例えば、SiOF)やカーボン含有窒化物(例えば、SiCN)が用いられている。本実施の形態の場合には、第1の配線2としては、例えばアルミニウムを用い、第1の層間絶縁層3としては、例えばフッ素含有酸化物であるSiOFを用いるとする。なお、第1の配線2は、エッチングにより形成したが、第1の層間絶縁層13中に埋め込み形成してもよい。すなわち、第1の層間絶縁層13に第1の配線2を埋め込むためのストライプ形状の溝を形成し、第1の配線2となる導電膜を形成した後、例えばCMPを行うダマシンプロセスで、第1の配線2を形成することができる(以下の配線の形成工程についても同様のダマシンプロセスが適用できる)。
次に、図8(b)に示すように、第1の配線2上の第1の層間絶縁層3に一定の配列ピッチで第1のメモリセルホール4を形成する。第1の配線2の幅が第1のメモリセルホール4がより小さい場合には、マスク合わせずれの影響により第1の配線2と第1の抵抗変化層5の接触する面積が変わり、例えばセル電流が変動する。これを防止する観点から、第1の配線2の幅は第1のメモリセルホール4より大きな外形としている。続いて、第1のメモリセルホール4内に第1の抵抗変化層5を埋め込み形成する。第1の抵抗変化層5としては酸化タンタルをスパッタリング法により形成した。なお、成膜方法としては、スパッタリングだけでなく、CVD法やALD法等を用いてもよい。第1のメモリセルホール4への埋め込みはCMPプロセス、あるいはエッチバックプロセスを用いる。その後、さらにオーバ研磨あるいはエッチバックを行うことで、第1のメモリセルホール4内の第1の抵抗変化層5の一部を除去する。次に、第1のメモリセルホール4内の上部に第1のダイオード素子の下部電極7を形成する。この下部電極は窒化タンタルを用いた。上述の酸化タンタルと同様に、この窒化タンタルの成膜は、スパッタリング法で、埋め込み形成は、CMPプロセスあるいはエッチバックプロセスを用いて形成することができる。
次に、図8(c)に示すように、第1のダイオード素子の半導体層8と上部電極9と、第2の配線の抵抗率の低い導電層10の積層からなるストライプ形状の第2の配線11を形成する。第2の配線11は、所望のマスクを用いて、第1のダイオード素子の下部電極7に接続しかつ第1の配線2と直交するように形成する。この場合に、これらの半導体層8と上部電極9とは、少なくとも第1のメモリセルホール4より大きな形状を有することが好ましい。ダイオード素子の電流容量を向上させるためである。本実施の形態では、下部電極7、上部電極9として窒化タンタル、半導体層8としてSiNを用いた。SiNはスパッタリング法、CVD法、ALD法により形成することで、良好な半導電性を有し、かつ緻密な薄膜を容易に形成できる。このようにして第1のダイオード素子(MSMダイオード)6を形成することができる。
次に、図8(d)に示すように、第2の配線11を被覆して第1の層間絶縁層3上に第2の層間絶縁層12を形成する。第2の層間絶縁層12は、第1の層間絶縁層3と同様の材料からなる。次に、所望のマスクを用いてパターニングして、第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して第1の配線2に接続される第1のコンタクト14と、第2の層間絶縁層12を貫通して第2の配線11に接続される第2のコンタクト15を同時に形成する。また、第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15はタングステンあるいは銅と、もしくはこれらの下層にチタン、窒化チタン、タンタル、窒化タンタルの組み合わせからなる材料を埋め込んだ積層構成からなる。これによりコンタクト抵抗の低い引き出しコンタクトが実現できる。また、第1のコンタクト14は第2のコンタクト15より深くなるので、両者を同じマスクにて同時にエッチングにて形成する場合には、第1のコンタクト14の底部の第1の配線2がエッチングにより露出されるまでの相当の時間、第2のコンタクト15の底部の第2の配線11がオーバーエッチングに曝されることになる。よって、その際のプラズマダメージの影響や第2のコンタクト15が第2の配線11を突き抜けた場合の影響を防止するために、第2のコンタクト15は、第1のメモリセルホール4の直上を除いた第2の配線11上に形成することが好ましい。
最後に、図8(e)に示すように、第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15に接続されるように、所望のマスクを用いて上層配線13を第2の層間絶縁層12上に形成する。上層配線13は、第1の配線2と同様の材料からなる。この後絶縁保護層(図示せず)することで、図1に示すような本発明の第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。
(第2の実施の形態の製造方法)
次に、図9(a)〜 図9(g)を用いて本発明の第2の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。なお、クロスポイントメモリアレイの第1層目までの製造方法は、図8(a)〜図8(d)と同様であるので、ここでは省略している。また配線、層間絶縁層、抵抗変化層、ダイオード素子、コンタクトに用いられた材料なども、本発明の第1の実施形態の製造方法の具体的態様で示したので、ここでは省略する。
図9(a)は、図8(d)で説明したように、第1の層間絶縁層3と第2の層間絶縁層12を貫通して第1の配線に接続される第1のコンタクト14と、第2の層間絶縁層12を貫通して第2の配線11に接続される第2のコンタクト15が形成された状態である。
次に、図9(b)に示すように、第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15を被覆して全面に第3の層間絶縁層16を形成する。続いて、第2の配線11上の第2の層間絶縁層12及び第3の層間絶縁層16を貫通して一定の配列ピッチで第2のメモリセルホール17を形成する。第1のメモリセルホール4と同様な理由で、第2の配線11の幅は第2のメモリセルホール17より大きな外形としている。また、第2のメモリセルホール17の位置は、第1のメモリセルホール4の直上が好ましい。セルレイアウトを微細化できる点と、クロスポイントメモリアレイの上下のセルで対称性を維持して、回路動作のばらつきを抑制するためである。また、第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15の表面が第3の層間絶縁層16で被覆されているので、第2のメモリセルホール17を形成するためのドライエッチなどによるプロセスダメージ(プラズマダメージ、酸化、洗浄による膜の変質)が原理的に入らない。よって後にスタックコンタクトを形成しても、第1のコンタクト14や第2のコンタクト15の表面が酸化や洗浄による変質などの発生の懸念なく、確実に電気的に安定なコンタクトを形成することができ、不揮発性記憶装置の歩留を向上することができる。
次に、図9(c)に示すように、第2のメモリセルホール17内に第2の抵抗変化層18、その上部に第2のダイオード素子の下部電極20を埋め込み形成する。これらの形成方法については、図8(b)で示したので、省略する。
次に、図9(d)に示すように、第2のダイオード素子の半導体層21と上部電極22と、第3の配線の抵抗率の低い導電層23を積層からなるストライプ形状の第3の配線24を形成する。第3の配線24は、所望のマスクを用いて、第2のダイオード素子の下部電極20に接続しかつ第2の配線11と直交するように形成する。この場合にも、これらの半導体層21と上部電極22とは、少なくとも第2のメモリセルホール17より大きな形状を有することが好ましい。ダイオード素子の電流容量を向上させるためである。このようにして第2のダイオード素子(MSMダイオード)19を形成することができる。
次に、図10(a)に示すように、第3の配線24を被覆して第3の層間絶縁層16上に第4の層間絶縁層25を形成する。
次に、図10(b)に示すように、所望のマスクを用いてパターニングして、第3の層間絶縁層16と第4の層間絶縁層25を貫通して第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15に接続される第3のコンタクト26と、第4の層間絶縁層25を貫通して第3の配線11に接続される第4のコンタクト27を同時に形成する。また、第3のコンタクト26及び第4のコンタクト27の材料も上述したコンタクトと同様である。また、第3のコンタクト26は第4のコンタクト27より深くなるので、両者を同じマスクにて同時にエッチングにて形成する場合には、第3のコンタクト26の底部の第1のコンタクト14及び第2のコンタクト15がエッチングにより露出されるまでの相当の時間、第4のコンタクト27の底部の第3の配線24がオーバーエッチングに曝されることになる。よって、その際のプラズマダメージの影響や第4のコンタクト27が第3の配線24の突き抜けた場合の影響を防止するために、第4のコンタクト27は、第2のメモリセルホール17の直上を除いた第3の配線24上に形成することが好ましい。図10では第4のコンタクト27が第2のメモリセルホール17の直上にあるように示されているが、同図の紙面奥向きに第2のメモリセルホール17の直上を外して形成されている。
最後に、図10(c)に示すように、第3のコンタクト26及び第4のコンタクト27に接続されるように、所望のマスクを用いて上層配線13を第4の層間絶縁層25上に形成する。上層配線13は、第1の配線2と同様の材料からなる。この後絶縁保護層(図示せず)することで、図2に示すような本発明の第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、ダイオード素子と抵抗変化層を用いたクロスポイント型の不揮発性半導体記憶装置に関するものであり、メモリ容量が極めて大きい不揮発性メモリを実現することができるので、不揮発性記憶装置を用いる種々の電子機器分野に有用である。
1 基板
2 第1の配線
2A メモリセル領域の第1の配線
2B 周辺回路領域の第1の配線
3 第1の層間絶縁層
4 第1のメモリセルホール
5 第1の抵抗変化層
6 第1のダイオード素子(MSMダイオード)
6A 第1のダイオード素子(ショットキーダイオード)
6B 第1のダイオード素子(pn接合ダイオード)
7 第1のダイオード素子の下部電極(MSMダイオード)
7A 第1のダイオード素子の金属電極(ショートキーダイオード)
7B 第1のダイオード素子のn型半導体層(pn接合ダイオード)
8 第1のダイオード素子の半導体層(MSMダイオード)
8A 第1のダイオード素子の半導体層(ショットキーダイオード)
8B 第1のダイオード素子のp型半導体層(pn接合ダイオード)
9 第1のダイオード素子の上部電極(MSMダイオード)
10 第2の配線の抵抗率の低い導電層
11 第2の配線(MSMダイオードの一部を含む)
11A 第2の配線(ショットキーダイオードの一部を含む)
11B 第2の配線(pn接合ダイオードの一部を含む)
12 第2の層間絶縁層
13 引き出しコンタクトに接続される上層配線
14 第1のコンタクト
15 第2のコンタクト
16 第3の層間絶縁層
17 第2のメモリセルホール
18 第2の抵抗変化層
19 第2のダイオード素子(MSMダイオード)
20 第2のダイオード素子の下部電極(MSMダイオード)
21 第2のダイオード素子の半導体層(MSMダイオード)
22 第2のダイオード素子の上部電極(MSMダイオード)
23 第3の配線の抵抗率の低い導電層
24 第3の配線
25 第4の層間絶縁層
26 第3のコンタクト
27 第4のコンタクト
28 第(N−1)のダイオード素子の半導体層(MSMダイオード)
29 第(N−1)のダイオード素子の上部電極(MSMダイオード)
30 第Nの配線の抵抗率の低い導電層
31 第Nの配線
32 第(2N−1)の層間絶縁層
33 第2Nの層間絶縁層
34 第Nのメモリセルホール
35 第Nの抵抗変化層
36 第Nのダイオード素子(MSMダイオード)
37 第Nのダイオード素子の下部電極(MSMダイオード)
38 第(N+1)の配線の抵抗率の低い導電層
39 第Nのダイオード素子の上部電極(MSMダイオード)
40 第Nのダイオード素子の半導体層(MSMダイオード)
41 第(N+1)の配線
42 第(2N+1)の層間絶縁層
43 第(2N−1)のコンタクト
44 第2Nのコンタクト
45 第2N+1のコンタクト
46 第2N+2のコンタクト
47 配線とトランジスタの接続コンタクト
48 トランジスタ(ゲート電極)
49 配線と基板間の層間絶縁層

Claims (15)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成されたストライプ形状の第1の配線と、
    前記第1の配線上に形成された第1の層間絶縁層と、
    前記第1の配線上の前記第1の層間絶縁層に形成された第1のメモリセルホールと、
    前記第1のメモリセルホールを介して前記第1の配線に接続される第1の抵抗変化層と、
    前記第1の抵抗変化層上に形成される第1の非オーミック性素子と、
    前記第1の層間絶縁層上に形成されかつ前記第1の配線と直交しストライプ形状を有する第2の配線と、
    前記第2の配線上に形成された第2の層間絶縁層と、
    前記第2の層間絶縁層上に形成された上層配線を備え、
    前記第2の配線は前記第1の非オーミック性素子の少なくとも一部を含む複数層からなり前記第2の配線の最上層に導電層を有するとともに前記第2の配線の最下層に前記非オーミック性素子の一部である、半導体層もしくは絶縁体層を有し、
    前記第1の非オーミック性素子は、複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成からなり、前記第1のメモリセルホール中に前記積層構成のいずれか1層が埋め込み形成され、かつ前記積層構成の前記1層以外の層の内の半導体層もしくは絶縁体層は、前記第1のメモリセルホールの開口より大きな面積を有し、前記第1の層間絶縁層上に形成されており、
    前記第1の配線は前記第1の層間絶縁層と前記第2の層間絶縁層を貫通して形成された第1のコンタクトで前記上層配線と接続され、
    前記第2の配線の最上層は前記第2の層間絶縁層を貫通して形成された第2のコンタクトで前記上層配線と接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第2の配線は、前記上層配線を介してのみ、前記基板上に形成されたクロスポイントメモリの周辺回路を形成するトランジスタと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 基板と、
    前記基板上に形成されたストライプ形状の第1の配線と、
    前記第1の配線上に形成された第1の層間絶縁層と、
    前記第1の配線上の前記第1の層間絶縁層に形成された第1のメモリセルホールと、
    前記第1のメモリセルホールを介して前記第1の配線に接続される第1の抵抗変化層と、
    前記第1の抵抗変化層上に形成される第1の非オーミック性素子と、
    前記第1の層間絶縁層上に形成されかつ前記第1の配線と直交しストライプ形状を有する第2の配線と、
    前記第2の配線上に形成された第2の層間絶縁層と、
    前記第2の層間絶縁層上に形成された第3の層間絶縁層と、
    前記第2の配線上の前記第2の層間絶縁層及び前記第3の層間絶縁層を貫通して形成された第2のメモリセルホールと、
    前記第2のメモリセルホールを介して前記第2の配線に接続される第2の抵抗変化層と、
    前記第2の抵抗変化層上に形成される第2の非オーミック性素子と、
    前記第3の層間絶縁層上に形成されかつ前記第2の配線と直交しストライプ形状を有する第3の配線と、
    前記第3の配線上に形成された第4の層間絶縁層と、
    前記第4の層間絶縁層上に形成された上層配線を備え、
    前記第2の配線及び前記第3の配線はそれぞれ前記第1の非オーミック性素子及び前記第2の非オーミック性素子の少なくとも一部を含む複数層からなり、前記第2の配線及び前記第3の配線の最上層に導電層を有するとともに前記第2の配線及び前記第3の配線の最下層に前記非オーミック性素子の一部である、半導体層もしくは絶縁体層を有し、
    前記第1の非オーミック性素子は、複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成からなり、前記第1のメモリセルホール中に前記積層構成のいずれか1層が埋め込み形成され、かつ前記積層構成の前記1層以外の層の内の半導体層もしくは絶縁体層は、前記第1および第2のメモリセルホールの開口より大きな面積を有し、前記第1の層間絶縁層上に形成されており、
    前記第2の非オーミック性素子は、複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成からなり、前記第2のメモリセルホール中に前記積層構成のいずれか1層が埋め込み形成され、かつ前記積層構成の前記1層以外の層の内の半導体層もしくは絶縁体層は、前記第2のメモリセルホールの開口より大きな面積を有し、前記第2の層間絶縁層上に形成されており、
    前記第1の配線は、前記第1の層間絶縁層と前記第2の層間絶縁層を貫通して形成された第1のコンタクトと、前記第3の層間絶縁層と前記第4の層間絶縁層を貫通して形成された第3のコンタクトを積層したスタックコンタクトにより前記上層配線と接続され、
    前記第2の配線の最上層は、前記第2の層間絶縁層を貫通して形成された第2のコンタクトと前記第3の層間絶縁層と前記第4の層間絶縁層を貫通して形成された前記第3のコンタクトを積層したスタックコンタクトにより前記上層配線と接続され、
    前記第3の配線の最上層は、前記第4の層間絶縁層を貫通して形成された第4のコンタクトで前記上層配線と接続されていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第2の配線と前記第3の配線とは、前記上層配線を介してのみ、前記基板上に形成されたクロスポイントメモリの周辺回路を形成するトランジスタと電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2の層間絶縁層、前記第3の層間絶縁層、前記第2のメモリセルホール中に埋め込まれた前記第2の抵抗変化層および前記第2の非オーミック性素子、前記第3の配線を1つの構成単位として、前記構成単位をさらに1層以上積層した不揮発性半導体記憶装置において、
    上層配線を除く前記配線はコンタクトを1層以上積層して前記上層配線に接続され、
    上層配線と最下層配線を除く中間配線はそれぞれ互いに前記上層配線を介してのみ電気的に接続されていることを特徴とする請求項3または4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1の配線は、前記第1の抵抗変化層に接続される配線と、前記第1の配線より下層にあるトランジスタに接続される配線とからなることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記1層以上のコンタクトを積層して形成されるスタックコンタクトにおいて、その積層位置が上下の配線層の間の高さで接続されていることを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記第1の非オーミック性素子が、半導体層と、前記半導体層を上下の金属電極体層で挟んだ3層の積層構成からなるMSMダイオードであり、前記第1の抵抗変化層側の前記金属電極体層が前記第1のメモリセルホール中に埋め込み形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記第1の非オーミック性素子が、半導体層と金属電極体層との2層の積層構成からなるショットキーダイオードであり、前記金属電極体層が前記第1のメモリセルホール中に埋め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記第1の非オーミック性素子が、p型半導体層とn型半導体層との2層の積層構成からなるpn接合ダイオードであり、前記p型半導体層または前記n型半導体層が前記第1のメモリセルホール中に埋め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記第1および第2の非オーミック性素子が、半導体層と、前記半導体層を上下の金属電極体層で挟んだ3層の積層構成からなるMSMダイオードであり、前記第1および第2の抵抗変化層側の前記金属電極体層が前記第1および第2のメモリセルホール中に埋め込み形成されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記第1および第2の非オーミック性素子が、半導体層と金属電極体層との2層の積層構成からなるショットキーダイオードであり、前記金属電極体層が前記第1および第2のメモリセルホール中に埋め込まれていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記第1および第2の非オーミック性素子が、p型半導体層とn型半導体層との2層の積層構成からなるpn接合ダイオードであり、前記p型半導体層または前記n型半導体層が前記第1および第2のメモリセルホール中に埋め込まれていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 基板上にストライプ形状の第1の配線を形成する工程と、
    前記第1の配線を含む前記基板上に第1の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の配線上に前記第1の層間絶縁層の所定の位置に第1のメモリセルホールを形成する工程と、
    前記第1のメモリセルホール中に第1の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、
    前記第1のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第1の非オーミック性素子を構成する、複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、
    前記第1の非オーミック性素子を構成する前記積層構成のうちの前記1層以外の層の半導体層もしくは絶縁体層を含む第2の配線を、前記第3の層間絶縁層上に、最上層が導電層となり、最下層が前記半導体層もしくは前記絶縁体層となるように、少なくとも前記第2のメモリセルホールの開口より大きな面積にて形成する工程と、
    前記第2の配線を含む前記第1の層間絶縁層上に第2の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の配線上に前記第1の層間絶縁層及び前記第2の層間絶縁層を貫通する第1のコンタクトと、前記第2の配線上に前記第2の層間絶縁層を貫通する第2のコンタクトを同時に形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁層上に前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトに接続される上層配線を形成する工程と
    を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  15. 基板上にストライプ形状の第1の配線を形成する工程と、
    前記第1の配線を含む前記基板上に第1の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の配線上に前記第1の層間絶縁層の所定の位置に第1のメモリセルホールを形成する工程と、
    前記第1のメモリセルホール中に第1の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、
    前記第1のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第1の非オーミック性素子を構成する、複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、
    前記第1の非オーミック性素子を構成する前記積層構成のうちの前記1層以外の層の半導体層もしくは絶縁体層を含む第2の配線を、前記第1の層間絶縁層上に、最上層が導電層となり、最下層が前記半導体層もしくは前記絶縁体層となるように、少なくとも前記第1のメモリセルホールの開口より大きな面積にて形成する工程と、
    前記第2の配線を含む前記第1の層間絶縁層上に第2の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1の配線上の前記第1の層間絶縁層及び前記第2の層間絶縁層を貫通する第1のコンタクトと、前記第2の配線上の前記第2の層間絶縁層を貫通する第2のコンタクトを同時に形成する工程と、
    前記第2の層間絶縁膜と前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトの表面に第3の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第2の配線上に前記第2の層間絶縁層及び前記第3の層間絶縁層を貫通して所定の位置に第2のメモリセルホールを形成する工程と、
    前記第2のメモリセルホール中に第2の抵抗変化層を埋め込み形成する工程と、
    前記第2のメモリセルホール内に形成された前記第1の抵抗変化層の上に、第2の非オーミック性素子を構成する複数層の半導体層の積層構成、金属電極体層と絶縁体層との積層構成、または、金属電極体層と半導体層との積層構成のうちの少なくとも1層をさらに埋め込み形成する工程と、
    前記第2の非オーミック性素子を構成する前記積層構成のうちの前記1層以外の層の半導体層もしくは絶縁体層を含む第3の配線を、前記第1の層間絶縁層上に、最上層が導電層となり、最下層が前記半導体層もしくは前記絶縁体層となるように、少なくとも前記第1のメモリセルホールの開口より大きな面積にて形成する工程と、
    前記第3の配線を含む前記第3の層間絶縁層上に第4の層間絶縁層を形成する工程と、
    前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクト上の前記第3の層間絶縁層及び前記第4の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクトと、前記第3の配線上の前記第4の層間絶縁層を貫通する第4のコンタクトを同時に形成する工程と、
    前記第4の層間絶縁層上に第3のコンタクトと第4のコンタクトに接続される上層配線を形成する工程と
    を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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