JP2007281208A - 多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置 - Google Patents

多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置 Download PDF

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亮太郎 東
Shunsaku Muraoka
俊作 村岡
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Abstract

【課題】 アクセス機構が簡素でアクセス速度が速い、多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置を提供する。
【解決手段】ビット線群層21とワード線群層22とが交互に積層され、ビット線とワード線との各交点に不揮発性記憶体が形成され、全ての第1引き出しプラグ105A及び第2引き出しプラグ105Bは多層不揮発性記憶素子アレイの表面に達するように形成され、アクセス機構25A,25Bは、全ての第1プラグ群23に対し一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、並びに全ての第2プラグ群24に対し一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置に関し、特に、アクセス機構を改良したものに関する。
近年、携帯電話、ICカード、デジタルカメラ等の携帯用電子機器の発展に伴い、不揮発性記憶素子が幅広く使用されている。特に、画像データの保存のために、不揮発性記憶素子の大容量化、書き込み電力の低減、書き込み/読み出し時間の高速化、及び長寿命化の要求が非常に高まっている。現在、これらの電子機器に最も広く用いられている不揮発性記憶素子は、半導体トランジスタのゲート部分に浮遊ゲートを設け、その浮遊ゲート内に電子を注入するメカニズムを用いたフラッシュメモリである。しかし、このフラッシュメモリはフローティングゲートに高電界で電荷を蓄積する構造のため、セル構造が複雑で高集積化の点で課題がある。さらに、フラッシュメモリには、書き込み電力が大きい、書き込み時間が長い、書き換え寿命が短いといった課題も存在している。
これらの課題を解決するために、強誘電体を用いた半導体メモリ(FeRAM)、TMR(トンネルMR)材料を用いた半導体メモリ(MRAM)、相変化材料を用いた半導体メモリ(OUM:Ovonic Unified Memory)等の新規な不揮発性記憶素子の開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1参照)。また、ペロブスカイト構造を持つ、巨大磁性抵抗(CMR:colossal magnetoresistance)材料や高温超伝導(HTSC: high temperature superconductivity)材料に電気パルスを印加することによって、抵抗値を変化させる手法が提案されている(例えば特許文献2参照)。例えば、CMR材料であるPCMO(Pr1−xCaMnO)薄膜でx=0.3(PCMO(X=0.3);Pr0.7Ca0.3MnO)に電気パルス(振幅32V、パルス幅71ns)を印加すると、パルス数の増加に連れてCMR薄膜の抵抗値が増加している。なお、PCMO(x=0.3)材料の抵抗値変化に関しては、電流及び電場誘起による反強磁性絶縁体と強磁性金属との相互間の相転移によって抵抗値が変化することが特許文献2以前に報告されている(特許文献3参照)。また、NiO、TiO、V、ZnO、Nb、WO、CoO、HfO、ZrO等の遷移金属酸化物も不揮発性のメモリ効果があることが報告されている(例えば、特許文献4、及び非特許文献1参照)。これらの抵抗変化素子を用いた不揮発性メモリは、ReRAM素子(Resistance control nonvolatile Random Access Memory)と呼ばれている。
さらに、情報量の爆発的な増大に対応するためには、メモリの大容量化が不可欠である。これを素子構造の面から実現する一手法として、記憶層の多層化が考えられる。非特許文献2では、1回だけのプログラムが可能な8層積層構造のROMが報告されている。この報告では、電流制御素子としてアンチフューズ/ダイオードを使用することにより、記憶素子部はこれらを積層したのみの非常に単純な構造で実現されている。しかしながら、記憶素子として幅広く応用するためには、回数に制限なくプログラムすることが可能でなければならず、そのためには、多層した素子を選択する配線及びアクセス方法が課題となる。
一方、記憶密度を高める他の方法として、原子分子レベルの空間分解能を持つ走査トンネル顕微鏡(STM:Scanning原子間力顕微鏡)と同様な微小プローブにより記憶素子にアクセスする手法が試みられている。この手法では、半導体の製造プロセスで用いられているフォトリソグラフフィープロセスが不要となり、将来的な素子の微細化に有利であると考えられている。例えば、特許文献5では、強誘電体層の微小領域の自発分極を反転させるためにプローブ電極を用いて、記憶密度を高めている。しかしながら、記憶素子に対応する数のプローブ電極を設けることを前提としており、素子形成が複雑であるという課題がある。
特開平5−21740号公報 米国特許第6204139号 特許3030333号公報 特開2004−363604号公報 特開平9−307073号公報 "ISDM−2004",(米国),国際電子電気学会2004年 0−7803−8684−1/04 2003年の国際固体回路会議(セッション16 論文番号16.4)
以上に説明したように、従来は、そもそも、記憶素子を積層したメモリの報告例が少なく、このようなメモリに対する実用的なアクセス機構は全く知られていない。
一般に知られているように、単独の導電性プローブを移動させて、2次元に配置された記憶素子にアクセスすると、機械的に導電性プローブを駆動してメモリにコンタクトさせることのみによって所望の記憶素子を選択するため、アクセスに時間がかかる。一方、2次元に配置された素子と1:1で対応するプローブのアレイを用いてアクセスすると、メモリの構造が複雑になるとともにメモリの作製プロセスも複雑になる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、アクセス機構が簡素でアクセス速度が速い、多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る多層抵抗変化素子アレイは、第1の面上に並ぶように配置されたK個(Kは自然数)の第1電極からなる第1電極群層と、第2の面上に並ぶように配置されたL個(Lは自然数)の第2電極からなる第2電極群層と、電気パルスの印加により電気抵抗値が変化する1以上の抵抗変化体と、前記K個の第1電極にそれぞれ電気的に接続されたK個の第1引き出しプラグからなる第1プラグ群と、前記L個の第2電極にそれぞれ電気的に接続されたL個の第2引き出しプラグからなる第2プラグ群と、アクセス機構と、を備え、前記K個の第1電極と前記L個の第2電極とが積層方向から見て互いにそれぞれ交差するようにして、前記第1電極群層と前記第2電極群層とが互いに間隔を有して交互に合計3以上積層され、前記K個の第1電極と前記L個の第2電極との前記積層方向から見た交点における該第1電極と該第2電極との間に前記抵抗変化体が形成され、合計3以上の前記第1電極群層及び第2電極群層に対応して合計3以上の前記第1プラグ群及び第2プラグ群が形成され、全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層抵抗変化素子アレイの表面に達するように形成され、前記アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、並びに全ての前記第2プラグ群に対し一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている。
このような構成とすると、アクセス機構は、全ての第1プラグ群に対して一部の第1プラグ群毎にアクセスし、かつ全ての第2プラグ群に対して一部の第2プラグ群毎にアクセスするので、全ての第1プラグ群及び全ての第2プラグ群に一度にアクセスする場合に比べて、その機械的構成が簡素になる。また、当該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、かつ当該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるので、第1プラグ群内における1つの第1引き出しプラグ及び第2プラグ群内における1つの第2引出しプラグを、それぞれ、電気的に選択することができる。その結果、各プラグ群(電極群層)を機械的に選択し、引き出しプラグ(電極)を電気的に選択することとなるので、全ての電極を機械的に選択する場合に比べて、アクセス速度が速くなる。
前記アクセス機構は、前記第1プラグ群にアクセスするための第1アクセス機構と、前記第2プラグ群にアクセスするための第2アクセス機構と、を備え、前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し前記一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し前記一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されていてもよい。
このような構成とすると、第1電極用の第1アクセス機構と第2電極用の第2アクセス機構とに分れる分、個々のアクセス機構の機械的構成が簡素化される。
前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し1つの第1プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第1プラグ群のK個の第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し1つの第2プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第2プラグ群のL個の第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されていてもよい。
このような構成とすると、各アクセス機構が1つのプラグ群毎にアクセスする分、各アクセス機構の機械的構成がより簡素化される。
前記K個の第1電極と前記L個の第2電極との前記積層方向から見た全ての交点において前記抵抗変化体が形成されていてもよい。
前記第1アクセス機構は、第1接触片と該第1接触片に前記K個の第1引き出しプラグに対応するように設けられたK個の導電性の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1接触片を駆動する第1駆動機構とを備え、前記第2アクセス機構は、第2接触片と該第2接触片に前記L個の第2引き出しプラグに対応するように設けられたL個の導電性の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2接触片を駆動する第2駆動機構とを備えてもよい。
前記第1アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第1接触片としての第1マイクロカンチレバーと、前記第1マククロカンチレバーの側面に突設された前記K個の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第1駆動機構としての第1圧電素子とを備え、前記第2アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第2接触片としての第2マイクロカンチレバーと、前記第2マククロカンチレバーの側面に突設された前記L個の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第2駆動機構としての第2圧電素子とを備えてもよい。
前記第1電極と前記第2電極との前記積層方向から見た交点において該第1電極と該第2電極との間に前記抵抗変化体とダイオードとが直列に形成されていてもよい。
このような構成とすると、リーク電流の影響を低減することができる。
また、本発明に係る抵抗変化装置は、請求項1に記載の多層抵抗変化素子アレイと、互いに協働して、前記抵抗変化体に前記電気パルスを印加しかつ前記抵抗変化体の抵抗値に対応する電圧を検出する第1及び第2駆動/検出回路と、前記多層抵抗変化素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第1引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第1駆動/検出回路と導通させる第1選択器と、前記多層抵抗変化素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第2引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第2駆動/検出回路と導通させる第2選択器と、を備え、前記アクセス機構、前記第1及び第2選択器、並びに前記第1及び第2駆動/検出回路は、入力される電気パルス印加情報に従って1つの前記抵抗変化体を選択してこれに所定の電気パルスを印加し、かつ入力される抵抗値検出情報に従って1つの前記抵抗変化体を選択してこれの抵抗値に対応する電圧を検出する。
このような構成とすると、アクセス機構は、全ての第1プラグ群に対して一部の第1プラグ群毎にアクセスし、かつ全ての第2プラグ群に対して一部の第2プラグ群毎にアクセスするので、その機械的構成が簡素になる。また、第1プラグ群内における1つの第1引き出しプラグ及び第2プラグ群内における1つの第2引出しプラグを、それぞれ第1及び第2選択回路によって電気的に選択するので、アクセス速度が速くなる。
また、本発明の係る多層不揮発性記憶素子アレイは、第1の面上に並ぶように配置されたK個(Kは自然数)のビット線からなるビット線群層と、第2の面上に並ぶように配置されたL個(Lは自然数)のワード線からなるワード線群層と、電気パルスの印加により電気抵抗値が変化する1以上の抵抗変化体からなる不揮発性記憶体と、前記K個のビット線にそれぞれ電気的に接続されたK個の第1引き出しプラグからなる第1プラグ群と、前記L個のワード線にそれぞれ電気的に接続されたL個の第2引き出しプラグからなる第2プラグ群と、アクセス機構と、を備え、前記K個のビット線と前記L個のワード線とが積層方向から見て互いにそれぞれ交差するようにして、前記ビット線群層と前記ワード線群層とが互いに間隔を有して交互に合計3以上積層され、前記K個のビット線と前記L個のワード線との前記積層方向から見た交点における該ビット線と該ワード線との間に前記不揮発性記憶体が形成され、合計3以上の前記ビット線群層及びワード線群層に対応して合計3以上の前記第1プラグ群及び第2プラグ群が形成され、全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層不揮発性記憶素子アレイの表面に達するように形成され、全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層不揮発性記憶素子アレイの表面に達するように形成され、前記アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、並びに全ての前記第2プラグ群に対し一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている。
このような構成とすると、多層の不揮発記憶素子アレイに対する実用的なアクセス機構が提供できるので、記憶容量の大幅な増加を実現することができる。また、アクセス機構は、全ての第1プラグ群に対して一部の第1プラグ群毎にアクセスし、かつ全ての第2プラグ群に対して一部の第2プラグ群毎にアクセスするので、全ての第1プラグ群及び全ての第2プラグ群に一度にアクセスする場合に比べて、その機械的構成が簡素になる。また、当該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、かつ当該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるので、第1プラグ群内における1つの第1引き出しプラグ及び第2プラグ群内における1つの第2引出しプラグを、それぞれ、電気的に選択することができる。その結果、各プラグ群(ビット線群層及びワード線群層)を機械的に選択し、引き出しプラグ(ビット線及びワード線)を電気的に選択することとなるので、全てのビット線及びワード線を機械的に選択する場合に比べて、アクセス速度が速くなる。
前記アクセス機構は、前記第1プラグ群にアクセスするための第1アクセス機構と、前記第2プラグ群にアクセスするための第2アクセス機構と、を備え、前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し前記一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し前記一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されていてもよい。
このような構成とすると、ビット線用の第1アクセス機構とワード線用の第2アクセス機構とに分れる分、個々のアクセス機構の機械的構成が簡素化される。
前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し1つの第1プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第1プラグ群のK個の第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し1つの第2プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第2プラグ群のL個の第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されていてもよい。
このような構成とすると、各アクセス機構が1つのプラグ群毎にアクセスする分、各アクセス機構の機械的構成がより簡素化される。
前記K個のビット線と前記L個のワード線との前記積層方向から見た全ての交点において前記不揮発性記憶体が形成されていてもよい。
前記第1アクセス機構は、第1接触片と該第1接触片に前記K個の第1引き出しプラグに対応するように設けられたK個の導電性の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1接触片を駆動する第1駆動機構とを備え、前記第2アクセス機構は、第2接触片と該第2接触片に前記L個の第2引き出しプラグに対応するように設けられたL個の導電性の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2接触片を駆動する第2駆動機構とを備えてもよい。
前記第1アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第1接触片としての第1マイクロカンチレバーと、前記第1マククロカンチレバーの側面に突設された前記K個の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第1駆動機構としての第1圧電素子とを備え、前記第2アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第2接触片としての板状の第2マイクロカンチレバーと、前記第2マククロカンチレバーの一方の主面に突設された前記L個の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第2駆動機構としての第2圧電素子とを備えてもよい。
前記ビット線と前記ワード線との平面視における交点において該ビット線と該ワード線との間に前記不揮発性記憶体とダイオードとが直列に形成されていてもよい。
このような構成とすると、リーク電流の影響を低減することができる。
また、本発明に係る不揮発性記憶装置は、請求項9に記載の多層不揮発性記憶素子アレイと、互いに協働して、前記不揮発性記憶体に前記電気パルスを印加しかつ前記不揮発性記憶体の抵抗値に対応する電圧を検出する第1及び第2書き込み/読み出し回路と、前記多層不揮発性記憶素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第1引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第1書き込み/読み出し回路と導通させる第1選択器と、 前記多層不揮発性記憶素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第2引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第2書き込み/読み出し回路と導通させる第2選択器と、を備え、前記アクセス機構、前記第1及び第2選択器、並びに前記第1及び第2書き込み/読み出し回路は、入力される書き込み情報に従って1つの前記不揮発性記憶体を選択してこれに所定の電気パルスを印加し、かつ入力される読み出し情報に従って1つの前記不揮発性記憶体を選択してこれの抵抗値に対応する電圧を検出する。
このような構成とすると、アクセス機構は、全ての第1プラグ群に対して一部の第1プラグ群毎にアクセスし、かつ全ての第2プラグ群に対して一部の第2プラグ群毎にアクセスするので、その機械的構成が簡素になる。また、第1プラグ群内における1つの第1引き出しプラグ及び第2プラグ群内における1つの第2引出しプラグを、それぞれ第1及び第2選択回路によって電気的に選択するので、アクセス速度が速くなる。
本発明は、以上に説明したように構成され、アクセス機構が簡素でアクセス速度が速い、多層抵抗変化素子アレイ、抵抗変化装置、多層不揮発性記憶素子アレイ、及び不揮発性記憶装置を提供できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る不揮発性記憶装置の概略の構成を示す模式図である。図2は図1の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。図3は図1の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。図4は図1の多層不揮発性記憶素子アレイのワード線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の不揮発性記憶装置1は、多層不揮発性記憶素子アレイ2と、第1アクセス機構25Aと、第2アクセス機構25Bと、制御装置3とを備えている。
まず、多層不揮発性記憶素子アレイ2について説明する。
多層不揮発性記憶素子アレイ2は、図1乃至図4に示すように、Si基板100を有している。Si基板100の上には、該Si基板100の上面(主面)に平行な面上に所定の間隔で互いに平行にK個(Kは自然数)の第1電極101が形成されている。この第1電極は、細長い矩形の導電性薄膜で構成されていて、ビット線として機能する。それ故、以下、これをビット線といい、K個のビット線をビット線群層21という。また、Si基板100の上には、該Si基板100の上面に平行な面上に所定の間隔で互いに平行にL個(Lは自然数)の第2電極103が形成されている。この第2電極は、細長い矩形の導電性薄膜で構成されていて、ワード線として機能する。それ故、以下、これをワード線といい、L個のワード線をワード線群層22という。そして、ビット線群層21とワード線群層22とが所定の間隔で交互に積層されている。このビット線群層21とワード線群層22との合計の積層数は、ここでは7層である(ビット線群層が4層でワード線群層が3層である)。ここでは、最下層及び最上層にビット線群層21がそれぞれ位置し、最下層のビット線群層21が、Si基板100の上面の上に形成されている。また、ここでは、4層のビット線群層21におけるK個のビット線101は、平面視において(ビット線群層21とワード線群層22との積層方向から見て)、その幅方向において丁度重なるように形成されている。また、3層のワード線群層22におけるL個のワード線103は、平面視において、その幅方向において丁度重なるように形成されている。そして、K個のビット線とL個のワード線とは、平面視において、直交するように形成されている(クロスポイント構造を成している)。本実施の形態では、図1に示すように、便宜上、ビット線の延在方向、ワード線の延在方向、及びビット線群層21とワード線群層22との積層方向を、それぞれ、3次元直交座標系におけるX方向、Y方向、及びZ方向で表す。
積層方向(Z方向)において隣り合うK個のビット線101とL個のワード線103との平面視における交点(以下、単にクロスポイントという)121において、ビット線101とワード線103との間に、電気パルス(ここでは電圧パルス)の印加によりその電気抵抗値が変化する抵抗変化層(抵抗変化体)102が形成されている。抵抗変化層102は、化学式がA1−xCaMnO(AはPr,La,Gd,Sm,Ndのいずれかであり、かつ0.1<x<0.6)で表されるペロブスカイト化合物から成っている。抵抗変化層102は、ここでは、その両面がビット線101及びワード線103に接触するように形成されている。この抵抗変化層102と第1電極(ビット線)101と第2電極(ワード線)103とが、いわゆる抵抗変化素子を構成する。従って、本実施の形態では、抵抗変化素子が基板100の主面に平行な方向に層状に形成され、かつこの層状の抵抗変化素子群が複数層積層されている。しかも、各抵抗変化素子群においては、X方向においてK個の抵抗変化素子が1つの第2電極(ワード線)103を共用し、Y方向においてL個の抵抗変化素子が1つの第1電極(ビット線)101を共用している。さらに、その積層方向において、隣り合う抵抗変化素子群間において、第1電極(ビット線)101又は第2電極(ワード線)を共用している。従って、単独の抵抗変化素子を、単純に3次元方向に集積する場合に比べて、抵抗変化素子の集積密度が著しく高められている。
ところで、抵抗変化層102は不揮発性記憶層として機能する。それ故、以下、これを不揮発性記憶層(不揮発性記憶体)といい、上述の抵抗変化素子を不揮発性記憶素子といい、抵抗変化素子群(抵抗変化素子アレイ)を不揮発性記憶素子群(不揮発性記憶素子アレイ)という。ここで、不揮発性記憶素子群(換言すれば不揮発性記憶層102の群)の層数を2n(nは自然数)と表す。そうすると、上述のビット線群層21の層数はn+1となり、ワード線群層22の層数はnとなる。ここでは、n=3の場合が例示されている。また、積層方向(Z方向)において隣り合うK個のビット線101とL個のワード線103とのクロスポイント121は、L×K×2nである。ここでは、全てのクロスポイント121に不揮発性記憶層102が形成されているので、不揮発性記憶層102の数は、L×K×2n個である。すなわち、多層不揮発性記憶素子アレイ2の記憶容量は、L×K×2nビットである。
そして、これらの全てのビット線群層21、全てのワード線群層22、及び全ての不揮発性記憶層102の間の間隙を埋めるようにしてSi基板100の上面を覆うように絶縁層104が形成されている。各ビット線101の一端にはそこから上方に延びて絶縁層104を貫通し、該絶縁層104の表面に露出するように第1引き出しプラグ105Aが形成されている。この第1引き出しプラグ105Aは、1つのビット線群層21毎に、平面視において、X方向(ワード線延在方向)に1列にK個並ぶように形成されている。この各ビット線群層21に対応する第1引き出しプラグ105Aの群が第1プラグ群23を構成している。従って、第1プラグ群23は(n+1)列(ここでは4列)形成されていて(図1及び図2には4層のうちの3層分として3列だけの第1プラグ群23が示されている)、第1引き出しプラグ105Aは、平面視において、(n+1)列×K行のマトリクス状に形成されている。各ワード線103の一端にはそこから上方に延びて絶縁層104を貫通し、該絶縁層104の表面に露出するように第2引き出しプラグ105Bが形成されている。この第1引き出しプラグ105Bは、1つのワード線群層22毎に、平面視において、Y方向(ビット線延在方向)に1列にL個並ぶように形成されている。この各ワード線群層22に対応する第2引き出しプラグ105Bの群が第2プラグ群24を構成している。従って、第2プラグ群24はn列(ここでは3列)形成されていて、第2引き出しプラグ105Bは、平面視において、n列×L行のマトリクス状に形成されている。
次に、第1アクセス機構25A及び第2アクセス機構25Bについて説明する。図5は第1アクセス機構のX方向(図1の図面左方向)から見た構成を模式的に示す図であって、(a)は静止状態を示す図、(b)はマイクロカンチレバーが下方に曲がった状態を示す図、(c)はマイクロカンチレバーが上方に曲がった状態を示す図である。図6は第1アクセス機構の平面視における構成を模式的に示す図であって、(a)は静止状態を示す図、(b)はマイクロカンチレバーがY方向における一方向に曲がった状態を示す図、(c)はマイクロカンチレバーがY方向における他方向に曲がった状態を示す図である。
第1アクセス機構25Aは、4層分の第1プラグ群22の全ての(K個の)第1引き出しプラグ105Aにアクセス可能に配設されている。
具体的には、図5及び図6に示すように、多層不揮発性記憶素子アレイ2の適所に矩形断面を有する4角柱状のマイクロカンチレバー107Aが配設されている。マイクロカンチレバー107Aは、Si単結晶から成っている。マイクロカンチレバー107Aは、X方向に延在し、その先端部が第1プラグ群23を、その上方において、X方向に横断するようにして、その基端部が多層不揮発性記憶素子アレイ2に固定されている。なお、図1においては、見やすくするため、マイクロカンチレバー107AがY方向において第1プラグ群23から離れているように示されているが、実際には、上述のように、マイクロカンチレバー107Aは、第1プラグ群23を、その上方において、X方向に横断している。マイクロカンチレバー107Aの先端部の下面には、第1プラグ群23のK個の第1引き出しプラグ105Aに対応する位置に導電性プローブ106が配設されている(図2参照)。なお、図2では見やすくするために模式的にマイクロカンチレバー107Aの側面に導電性プローブ106を描いてある。導電性プローブ106は後述するように、マイクロカンチレバー107Aと一体のSi単結晶から成り、導電性プローブ106を構成する部分とその接続配線となる部分(図示せず)に導電性の膜が被覆されて構成されている。マイクロカンチレバー107Aは、後述するようにY方向において下方に曲がったとき導電性プローブ106が第1引き出しプラグ105Aに接触することが可能な高さ(多層不揮発性記憶素子アレイ2の表面からの高さ)に固定されている。
マイクロカンチレバー107Aの基端部には、その上面にZ方向アクチュエータ108Aが固定され、その側面にY方向アクチュエータ109Aが固定されている。Z方向アクチュエータ108A及びY方向アクチュエータ109Aは、ともに、印加電圧に応じて伸縮する圧電アクチュエータで構成されていて、Y方向アクチュエータ109AはX方向に伸縮し、Z方向アクチュエータ108AはY方向に伸縮するように配設されている。図6(a)に示すように、マイクロカンチレバー107Aは、Y方向アクチュエータ109Aに電圧が印加されていないときには、Y方向には曲がっていない。そして、Y方向アクチュエータ109Aに所定の極性の電圧が印加されると、図6(b)に示すように、Y方向アクチュエータ109Aが収縮して、マイクロカンチレバー107AがY方向におけるY1方向(不揮発性記憶素子群層から遠ざかる方向)に曲がり、Y方向アクチュエータ109Aに逆の極性の電圧が印加されると、図6(c)に示すように、Y方向アクチュエータ109Aが伸張して、マイクロカンチレバー107AがY方向におけるY2方向(不揮発性記憶素子群層に近づく方向)に曲がる。図6(a)乃至図6(c)においては、マイクロカンチレバー107Aは短く描かれているが、実際には、マトリクス状に配置された第1プラグ群23の配置領域のサイズに対し、相対的に十分な長さを有しているので、上述の曲がり動作により、マイクロカンチレバー107Aの先端部は、第1プラグ群23の配置領域においては、近似的にY方向に平行移動する。かくして、Y方向アクチュエータ109Aに所定の(n+1)レベル(ここでは4レベル)の電圧を選択的に印加することにより、マイクロカンチレバー107Aの先端部が、(n+1)(ここでは4つ)の第1プラグ群23の上方に選択的に移動する。
また、図5(a)に示すように、マイクロカンチレバー107Aは、Z方向アクチュエータ108Aに電圧が印加されていないときには、Z方向には曲がっていない。そして、Z方向アクチュエータ108Aに所定の極性(以下、第1極性という)の電圧が印加されると、図5(b)に示すように、Z方向アクチュエータ108Aが伸張して、マイクロカンチレバー107AがY方向において下方に曲がり、図3に示すように導電性プローブ106の先端が第1引き出しプラグ105Aに接触する。このとき、選択された第1プラグ群23の全て(K個)の導電性プローブ106が同時にその対応する第1引き出しプラグ105Aにそれぞれ接触する。
一方、Z方向アクチュエータ108Aに逆の極性(以下、第2極性という)の電圧が印加されると、図5(c)に示すように、Z方向アクチュエータ108Aが収縮して、マイクロカンチレバー107AがY方向において上方に曲がる。これにより、導電性プローブ106が第1引き出しプラグ105Aから離隔する。かくして、Z方向アクチュエータ108Aに第1極性及び第2極性の電圧を選択的に印加することにより、導電性プローブ106が第1引き出しプラグ105Aに対し選択的に接触及び離隔する。そして、導電性プローブ106が第1引き出しプラグ105Aから離隔した状態でマイクロカンチレバー107Aの先端部のY方向への移動が行われ、この移動が完了すると、導電性プローブ106が第1引き出しプラグ105Aに接触する。
次に、第2アクセス機構25Bについて説明するが、この構成及び動作は基本的に第1アクセス機構25Aと同様であるので、一部の図示を省略して説明する。
第2アクセス機構25Bは、第2プラグ群22の全ての(L個の)第2引き出しプラグ105Bにアクセス可能に配設されている。
具体的には、多層不揮発性記憶素子アレイ2の適所に矩形断面を有する4角柱状のマイクロカンチレバー107Bが配設されている。マイクロカンチレバー107Bは、Si単結晶から成っている。マイクロカンチレバー107Bは、Y方向に延在し、その先端部が第2プラグ群24を、その上方において、Y方向に横断するようにして、その基端部が多層不揮発性記憶素子アレイ2に固定されている。なお、図1においては、見やすくするため、マイクロカンチレバー107BがX方向において第2プラグ群24から離れているように示されているが、実際には、上述のように、マイクロカンチレバー107Bは、第2プラグ群24を、その上方において、Y方向に横断している。マイクロカンチレバー107Bの先端部の下面には、第2プラグ群24のL個の第2引き出しプラグ105Bに対応する位置に導電性プローブ106が配設されている(図2参照)。なお、図2では見やすくするために模式的にマイクロカンチレバー107Bの側面に導電性プローブ106を描いてある。導電性プローブ106は後述するように、マイクロカンチレバー107Bと一体のSi単結晶から成り、導電性プローブ106を構成する部分とその接続配線となる部分(図示せず)に導電性の膜が被覆されて構成されている。マイクロカンチレバー107Bは、後述するようにX方向において下方に曲がったとき導電性プローブ106が第2引き出しプラグ105Bに接触することが可能な高さ(多層不揮発性記憶素子アレイ2の表面からの高さ)に固定されている。
マイクロカンチレバー107Bの基端部には、その上面にZ方向アクチュエータ108Aが固定され、その側面にX方向アクチュエータ109Bが固定されている。Z方向アクチュエータ108B及びX方向アクチュエータ109Bは、ともに、印加電圧に応じて伸縮する圧電アクチュエータで構成されていて、X方向アクチュエータ109BはY方向に伸縮し、Z方向アクチュエータ108BはX方向に伸縮するように配設されている。マイクロカンチレバー107Bは、X方向アクチュエータ109Bに電圧が印加されていないときには、X方向には曲がっていない。そして、X方向アクチュエータ109Bに所定の極性の電圧が印加されると、X方向アクチュエータ109Bが収縮して、マイクロカンチレバー107BがX方向におけるX1方向(不揮発性記憶素子群層から遠ざかる方向)に曲がり、X方向アクチュエータ109Bに逆の極性の電圧が印加されると、X方向アクチュエータ109Bが伸張して、マイクロカンチレバー107BがX方向におけるX2方向(不揮発性記憶素子群層に近づく方向)に曲がる。マイクロカンチレバー107Bは、マトリクス状に配置された第2プラグ群24の配置領域のサイズに対し、相対的に十分な長さを有しているので、上述の曲がり動作により、マイクロカンチレバー107Bの先端部は、第2プラグ群24の配置領域においては、近似的にX方向に平行移動する。かくして、X方向アクチュエータ109Bに所定のnレベル(ここでは3レベル)の電圧を選択的に印加することにより、マイクロカンチレバー107Bの先端部が、n(ここでは3つ)の第2プラグ群24の上方に選択的に移動する。
また、マイクロカンチレバー107Bは、Z方向アクチュエータ108Bに電圧が印加されていないときには、Z方向には曲がっていない。そして、Z方向アクチュエータ108Bに第1極性の電圧が印加されると、Z方向アクチュエータ108Bが伸張して、マイクロカンチレバー107BがX方向において下方に曲がり、図4に示すように導電性プローブ106の先端が第2引き出しプラグ105Bに接触する。このとき、選択された第2プラグ群24の全て(L個)の導電性プローブ106が同時にその対応する第2引き出しプラグ105Bにそれぞれ接触する。
一方、Z方向アクチュエータ108Bに第2極性の電圧が印加されると、Z方向アクチュエータ108Bが収縮して、マイクロカンチレバー107BがX方向において上方に曲がる。これにより、導電性プローブ106が第2引き出しプラグ105Bから離隔する。かくして、Z方向アクチュエータ108Bに第1極性及び第2極性の電圧を選択的に印加することにより、導電性プローブ106が第2引き出しプラグ105Bに対し選択的に接触及び離隔する。そして、導電性プローブ106が第2引き出しプラグ105Bから離隔した状態でマイクロカンチレバー107Bの先端部のX方向への移動が行われ、この移動が完了すると、導電性プローブ106が第2引き出しプラグ105Bに接触する。
次に、制御装置3について説明する。
図1に示すように、制御装置3は、書き込み/読み出し回路4と、ビット線セレクタ5と、ビット線デコーダ6と、書き込み/読み出し回路7と、ワード線セレクタ8と、ワード線デコーダ9と、Y方向駆動電源10と、Z方向駆動電源11と、X方向駆動電源12と、Z方向駆動電源13とを備えている。
ビット線セレクタ5は、マルチプレクサ等で構成されていて、第1アクセス機構25Aのマイクロカンチレバー107AのK個の導電性プローブ106とK本の配線及び上述のマイクロカンチレバー107Aの接続配線を通じて個別に電気的に接続されている。また、書き込み/読み出し回路4とも電気的に接続されている。そして、ビット線デコーダ6から入力される後述の第1アドレスに従って、K個の導電性プローブ106のうちの1つを選択し、この選択した導電性プローブ106と書き込み/読み出し回路4とを電気的に接続する(以下、単に接続するという)。書き込み/読み出し回路4は、図示されない書き込み回路と読み出し回路とを備えている。書き込み回路は、電圧パルス発生回路を備えていて、外部から入力されるビット線書き込みデータに応じて、所定のタイミングで所定の電圧パルスを出力する。読み出し回路は、定電流源と電圧測定回路とを備えていて、所定のタイミングで所定時間、所定の定電流を出力するとともに、その際に出力端子に現れる電圧を測定し、これをビット線読み出しデータとして外部に出力する。この所定のタイミングは、それまでにマイクロカンチレバー107Aの先端部が、Y方向において最も離れた第1プラグ群23同士の間を確実に移動できるようなタイミングに設定される。書き込み回路と読み出し回路とは、外部から入力される制御指令に従って、択一的にビット線セレクタ5に接続される。
ビット線デコーダ6は、外部から入力される符号化されたビット線アドレスを復号してビット線のアドレス(以下、第1アドレスという)を発生させる。この第1アドレスでは、ビット線101の属するビット線群層21の番号(第1プラグ群23の番号(1〜n+1))とビット線群層21内におけるビット線101の番号(第1引き出しプラグ105Aの番号(1〜K))が特定される。ビット線セレクタ5は、この第1アドレスを入力されて、その特定された番号に相当する第1引き出しプラグ105Aに対応する導電性プローブ106を選択して、これを書き込み/読み出し回路4に接続する。ビット線デコーダ6は、第1アドレスをY方向駆動電源10及びZ方向駆動電源11にも出力する。
Y方向駆動電源10は、電圧源を備えていて、上述の(n+1)レベルの電圧を第1アクセス機構25AのY方向アクチュエータ109Aに印加することができる。そして、Y方向駆動電源10は第1アドレスが入力されると、その特定された第1プラグ群23の番号に従って、電圧のレベルを選択し、この選択したレベルの電圧をY方向アクチュエータ109Aに印加する。これにより、上記特定された第1プラグ群23の上方にマイクロカンチレバー107Aの先端部が移動する。
Z方向駆動電源10は、電圧源を備えていて、上述の第1極性及び第2極性の電圧をZ方向アクチュエータ108Aに印加することができる。そして、Z方向駆動電源10は、第1アドレスが入力されると、まず、第2極性の電圧を出力し、次いで上記所定のタイミングで第2極性の電圧を所定時間出力する。この所定時間は、電圧パルスの印加により不揮発性記憶層102の電気抵抗値を所定の値に確実に変化させることができる(書き込みデータを書き込むことができる)時間に設定される。これにより、マイクロカンチレバー107Aの先端部が第1アドレスで特定された第1プラグ群23の上方に移動する間、導電性プローブ106が第1の引き出しプラグ105Aから離隔し、その後、所定のタイミングで所定時間、導電性プローブ106が第1の引き出しプラグ105Aに接触する。
ワード線セレクタ8は、マルチプレクサ等で構成されていて、第2アクセス機構25Bのマイクロカンチレバー107BのL個の導電性プローブ106とL本の配線及び上述のマイクロカンチレバー107Bの接続配線を通じて個別に電気的に接続されている。また、書き込み/読み出し回路7とも電気的に接続されている。そして、ワード線デコーダ9から入力される後述の第2アドレスに従って、L個の導電性プローブ106のうちの1つを選択し、この選択した導電性プローブ106と書き込み/読み出し回路7とを接続する。書き込み/読み出し回路7は、図示されない書き込み回路と読み出し回路とを備えている。書き込み回路は、電圧源を備えていて、外部から入力されるワード線書き込みデータに応じて、所定の一定の電圧を出力する。読み出し回路は、電圧測定回路とを備えていて、その出力端子に現れる電圧を測定し、これをワード線読み出しデータとして外部に出力する。書き込み回路と読み出し回路とは、外部から入力される制御指令に従って、択一的にワード線セレクタ7に接続される。
ワード線デコーダ9は、外部から入力される符号化されたワード線アドレスを復号してワード線のアドレス(以下、第2アドレスという)を発生させる。この第2アドレスでは、ワード線103の属するワード線群層22の番号(第2プラグ群24の番号(1〜n))とワード線群層22内におけるワード線103の番号(第2引き出しプラグ105Bの番号(1〜L))が特定される。ワード線セレクタ8は、この第2アドレスを入力されて、その特定された番号に相当する第2引き出しプラグ105Bに対応する導電性プローブ106を選択して、これを書き込み/読み出し回路7に接続する。ワード線デコーダ9は、第2アドレスをX方向駆動電源12及びZ方向駆動電源13にも出力する。
X方向駆動電源12は、電圧源を備えていて、上述のnレベルの電圧を第2アクセス機構25BのX方向アクチュエータ109Bに印加することができる。そして、X方向駆動電源12は第2アドレスが入力されると、その特定された第2プラグ群24の番号に従って、電圧のレベルを選択し、この選択したレベルの電圧をX方向アクチュエータ109Bに印加する。これにより、上記特定された第2プラグ群24の上方にマイクロカンチレバー107Bの先端部が移動する。
Z方向駆動電源12は、電圧源を備えていて、上述の第1極性及び第2極性の電圧をZ方向アクチュエータ108Bに印加することができる。そして、Z方向駆動電源12は、第2アドレスが入力されると、まず、第2極性の電圧を出力し、次いで上述の所定のタイミングで第2極性の電圧を所定時間出力する。これにより、マイクロカンチレバー107Bの先端部が第2アドレスで特定された第2プラグ群24の上方に移動する間、導電性プローブ106が第2の引き出しプラグ105Bから離隔し、その後、所定のタイミングで所定時間、導電性プローブ106が第2の引き出しプラグ105Bに接触する。
次に以上のように構成された多層不揮発性記憶素子アレイ2の概略の製造方法を説明する。
図7(a)〜図7(j)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイ2の製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。
まず、図7(a)の工程において、Si単結晶からなるSi基板100上に熱酸化層と、密着層(図示せず)と、第1層の第1電極(ビット線)となる第1電極膜とを順に形成する。次いで、この第1電極膜を、所定のパターンにエッチングして、K個の第1電極(ビット線)101からなるビット線群層21(図1参照)を形成する。熱酸化層は、Si単結晶を湿式の熱酸化をすることにより厚み400nmに形成した。密着層及びビット線は、RFマグネトロンスパッタ法により形成した。密着層は、Tiターゲットを用いてSi基板100を200℃に加熱しながら100Wの高周波電力を印加し、1Paのアルゴンガス中で、1分間成膜することにより得た。第1電極膜は、Ptターゲットを用いてSi基板100を400℃に加熱しながら1Paのアルゴンガス中において200Wの高周波電力で12分間成膜することにより200nmの厚みに形成した。なお、密着層及びビット線のスパッタに使用するガスは、上記のようにアルゴンガスのみであってもよく、アルゴンと酸素との混合ガスであってもよい。また、第1電極膜として、TiNを用いることも可能である。
次いで、図7(b)の工程において、ビット線101上にSiOで構成される絶縁層104を形成する。絶縁層104の形成には、COG等の材料をスピンコート法あるいは、TEOSを材料としたプラズマ励起CVD法等を用いた。次いで、絶縁層104の可変抵抗層を形成すべき部分にエッチングによりビット線101に達するホール121’を形成する。
次いで、図7(c)の工程において、ホール121’を埋めるようにして、第1層のビット線101の上に、化学式がA1−xCaMnO(0.1<x<0.6)で表されるペロブスカイト化合物からなる第1層目の可変抵抗層(不揮発性記憶層)102を形成する(AはPr,La,Gd,Sm,Nd)。この可変抵抗層102の厚みは、1〜200nmの範囲が好ましく、2〜100nmの範囲がより好ましい。可変抵抗層102は、PCMO(x=0.3)に酸化マンガン(MnO)を20モル%過剰に加えて調合した焼結ターゲットを用い、Si基板100を温度600℃に維持し、かつアルゴンと酸素との混合雰囲気(ガス体積比Ar:O=19:1)中において、真空度0.5Pa、高周波電力400Wの条件で3分間成膜することにより得た。この場合、厚に30nmの可変抵抗層が得られる。
なお、可変抵抗層102をスパッタ法により形成する際に使用するアルゴンと酸素との混合ガスにおける酸素分圧は、0%を越え30%以下であることが好ましい。これは、この分圧範囲以外では形成した薄膜の組成ズレが大きくなり抵抗変化特性の低下が認められるためである。また、真空度は、0.05Pa以上5Pa以下であることが好ましい。これは、真空度が0.05Paよりも大きいと、可変抵抗層102の結晶性がばらつかず、一方、5Pa以下であると、結晶配向性が低下しないからである。また、可変抵抗層102をスパッタ法により形成する際のSi基板100の温度は、概ね330℃以上850℃以下であることが望ましい。これは、基板100の温度が330℃以上であると、可変抵抗層102の結晶性の低下や他の結晶相が混入せず、850℃以下であると、成膜時に膜中に含まれるCaが蒸発することによる結晶性の低下や、他の結晶相が混入することを防止できるからである。
次いで、図7(d)の工程において、可変抵抗層102及び絶縁層104の上に、第1層のワード線となる第2電極膜を200nmの厚みに形成する。次いで、この第2電極膜を、所定のパターンにエッチングして、L個の第2電極(ワード線)103からなるワード線群層22(図1参照)を形成する。第2電極膜は、ここでは、Ptで構成したが、TiNあるいはAlで構成してもよい。
次いで、図7(e)の工程において、絶縁層104の、第1引き出しプラグが貫通すべき部分をエッチングにより除去してビット線101に達するホールを形成する。その後、このホールに、WをCVD法により充填する。これにより第1層のビット線101に接続する第1引き出しプラグ105Aの第1層部分が形成される。
次いで、図7(f)の工程において、L個のワード線103の間隙を埋めてSi基板100の表面を覆うように絶縁層104を形成し、その後、この絶縁層104の可変抵抗層を形成すべき部分にワード線103に達するホール23”を形成する。
次いで、図7(g)の工程において、ホール23”を埋めるようにして、第1層のワード線103の上に第2層の可変抵抗層102を形成し、次いで、この可変抵抗層102及び絶縁層104の上に、第2層のビット線101を形成する。
次いで、図7(h)の工程において、絶縁層104の、第1引き出しプラグ及び第2引き出しプラグが貫通すべき部分をそれぞれエッチングにより除去して、それぞれ、第1引き出しプラグの第1層部分に達するホールと第1層のワード線に達するホール(図示せず)とを形成する。その後、これらのホールに、WをCVD法により充填する。そして、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等の技術で研磨して、絶縁層104の高さと第1及び第2引き出しプラグの高さを合わせる。これにより第1層のビット線101に接続する第1引き出しプラグ105Aの第2層部分と、第1層のワード線103に接続する第2引き出しプラグ105Bの第2層部分(図示せず)が形成される。
次いで、これ以降、所定の積層構造となるように上前記の工程を繰り返す。図1に示す多層不揮発性記憶素子アレイ2の場合には、この工程を3回繰り返して、図7(i)に示すように、可変抵抗層102が6層、ビット線101が4層、ワード線103が3層の素子を作成する。
なお、ビット線101及びワード線103はこれらの材料に限られず、半導体デバイスで一般的に使用されている他の電極材料を用いてもよい。また、可変抵抗層102の成膜法はスパッタ法に限られず、CVD法、ゾル・ゲル法であってもよい。
次に、第1アクセス機構25A及び第2アクセス機構25Bの製造方法を説明する。
図7(j)に示すように、矩形断面を有する4角柱状のSi単結晶をKOHなどのアルカリ性水溶液で異方性エッチングすることにより、マイクロカンチレバー107A、107Bと導電性プローブ106となるピラミッド形状の部分とを同時に形成する。その後、ピラミッド形状の部分とこれに対応する接続配線を形成すべき部分とに導電性材料をコーティングする。これにより、導電性プローブ106とこれに接続する接続配線とが形成される。導電性プローブ106用の導電性材料には、耐摩擦性に優れたTiNが適している。
そして、このマイクロカンチレバー107A,107Bにアクチュエータ108A,108B,109A,109Bを固定する。このアクチュエータ108A,108B,109A,109Bは、圧電体材料で構成する。この圧電材料には、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)又は、PZT、PMN(PbMg1/3Nb2/3)、PbZn1/3Nb2/3、及びPbMg1/21/2の少なくとも1種以上で構成された複合ペロブスカイト材料が特性的に優れており、好適に用いられる。また、マイクロカンチレバー107A,107Bへのアクチュエータ108A,108B,109A,109Bの固定形態として、圧電材料の焼結体から成るシートをマイクロカンチレバー107A,107Bに接着する形態や、マイクロカンチレバー107A,107Bを構成するSi単結晶に直接圧電体材料の薄膜を形成する形態を採用することができる。
次に、以上のように構成された不揮発性記憶装置1の動作を説明する。
図1において、不揮発性記憶装置1は、図示されない外部のCPU等の演算器に接続されて使用される。そして、この演算器から、制御装置3に、上述の制御指令、ビット線アドレス、ワード線アドレス、ビット線書き込みデータ、ワード線書き込みデータが入力され、また、制御器3から、この演算器に、上述のビット線読み出しデータ及びワード線読み出しデータが出力される。
ところで、本実施の形態では、不揮発性記憶素子がマトリクス状に配置されているとともに、このマトリク状に配置された不揮発性記憶素子群が複数積層されており、しかも、積層方向において隣り合う不揮発性記憶素子群間において、ビット線101及びワード線103のいずれかが共用されている。そして、ある不揮発性記憶素子の不揮発性記憶層102にアクセスする場合に、まず、ビット線群層21及びワード線群層22をそれぞれ選択し、次に、選択されたビット線群層21及びワード線群層22においてそれぞれビット線及びワード線を選択するように、アクセス機構25A,25Bが構成されている。このため、特定の不揮発性記憶層102にアクセスするためには、当該不揮発性記憶層102に対応する(接続されている)ビット線101が属するビット線群層21の層の番号(以下、ビット線層番号という)と、当該ビット線群層21における当該ビット線101の番号(以下、ビット線番号という)と、当該不揮発性記憶層102に対応する(接続されている)ワード線103が属するワード線群層22の層の番号(以下、ワード線層番号という)と、当該ワード線群層22における当該ワード線103の番号(以下、ワード線番号という)と、を特定する必要がある。そこで、本実施形態では、制御装置3には、ビット線層番号、ビット線番号、ワード線層番号、及びワード線番号を特定したアドレスが入力される。
以下、これを具体的に説明する。
本実施形態では、積層方向において隣り合う不揮発性記憶素子群間において、ビット線101及びワード線103のいずれかが共用されているので、アクセスすべき不揮発性記憶層102の属する層の番号(以下、不揮発性記憶層番号という)を偶数と奇数とに分けて扱う。不揮発性記憶層番号が偶数の場合、これを2m(mはn以下の自然数)と表す。そうすると、不揮発性記憶層番号が奇数の場合は、これは2m−1と表される。そして、不揮発性記憶層番号が偶数の場合は、ビット線層番号はm+1となり、ワード線層番号はmとなる。一方、不揮発性記憶層番号が奇数の場合は、ビット線層番号はmとなり、ワード線層番号はmとなる。また、ビット線番号をaと表し、ワード線番号をbと表す。そうすると、アクセスすべき不揮発性記憶層102のアドレスは、不揮発性記憶層番号が偶数の場合は、ビット線層番号がm+1であり、ビット線番号がaであり、ワード線層番号がmであり、ワード線番号がbであると特定され、不揮発性記憶層番号が奇数の場合は、ビット線層番号がmであり、ビット線番号がaであり、ワード線層番号がmであり、ワード線番号がbであると特定される。
以下では、不揮発性記憶層番号が偶数の場合を例に取って説明する。
まず、データを書き込む場合について説明する。この場合、演算器は、上述の制御指令と、m+1というビット線層番号とaというビット線番号とを含むビット線アドレスと、mというワード線層番号とbというワード線番号とを含むワード線アドレスと、ビット線側の書き込みデータ(発生電圧)からなるビット線書き込みデータと、ワード線側の書き込みデータ(発生電圧)からなるワード線書き込みデータとを制御装置えに入力する。
すると、制御器3では、書き込み/読み出し回路4が、制御指令に従って、ビット線セレクタ5に書き込み回路を接続する。ビット線デコーダ6は、ビット線アドレスを復号して、ビット線層番号がm+1と特定され、ビット線番号がaと特定された第1アドレスを、ビット線セレクタ5とY方向駆動電源10とZ方向駆動電源11とに出力する。すると、ビット線セレクタ5は、書き込み/読み出し回路4(現時点では書き込み回路)をマイクロカンチレバー107Aの番号aのビット線101に対応する導電性プローブ106に接続する。Y方向駆動電源10は、マクロカンチレバー107Aの先端部をm+1の番号の第1プラグ群23の上方へ移動させる。Z方向駆動電源11は、このマイクロカンチレバー107Aの先端部の移動の間、導電性プローブ106を第1引き出しプラグ105Aから離隔させ、この移動が完了した頃、導電性プローブ106をm+1の番号の第1プラグ群23の第1引き出しプラグ105Aに接触させる。これにより、書き込み/読み出し回路4の書き込み回路がm+1というビット線層番号のaというビット線番号のビット線101と接続される。
一方、書き込み/読み出し回路7が、制御指令に従って、ワード線セレクタ8に書き込み回路を接続する。ワード線デコーダ9は、ワード線アドレスを復号して、ワード線層番号がmと特定され、ワード線番号がbと特定された第2アドレスを、ワード線セレクタ8とX方向駆動電源12とZ方向駆動電源13とに出力する。すると、ワード線セレクタ8は、書き込み/読み出し回路7(現時点では書き込み回路)をマイクロカンチレバー107Bの番号bのワード線103に対応する導電性プローブ106に接続する。X方向駆動電源12は、マクロカンチレバー107Bの先端部をmの番号の第2プラグ群24の上方へ移動させる。Z方向駆動電源13は、このマイクロカンチレバー107Bの先端部の移動の間、導電性プローブ106を第2引き出しプラグ105Bから離隔させ、この移動が完了した頃、導電性プローブ106をmの番号の第2プラグ群24の第2引き出しプラグ105Bに接触させる。これにより、書き込み/読み出し回路7の書き込み回路がmというワード線層番号のbというワード線番号のワード線103と接続される。
かくして、2mという不揮発性記憶層番号のアクセスすべき不揮発性記憶素子102へのアクセスが完了する。そして、書き込み/読み出し回路4の書き込み回路と書き込み/読み出し回路7の書き込み回路とが、アクセスした不揮発性記憶素子102に所定の電圧パルスを印加する。これにより、書き込みデータの書き込みが完了する。
次に、データを読み出す場合について説明する。この場合、制御指令に従って、書き込み/読み出し回路4が、ビット線セレクタ5に読み出し回路を接続し、書き込み/読み出し回路7が、制御指令に従って、ワード線セレクタ8に読み出し回路を接続する。これ以外の、不揮発性記憶素子102へのアクセスは、上述のデータを書き込む場合と全く同じである。そして、このアクセスが完了すると、書き込み/読み出し回路4の読み出し回路が所定の定電流を出力する。そして、書き込み/読み出し回路4の読み出し回路と書き込み/読み出し回路7の読み出し回路とは、それぞれの出力端子に現れる電圧を測定して、これを、それぞれ、ビット線読み出しデータ及びワード線読み出しデータとして、演算器に出力する。これにより、データの読み出しが完了する。
なお、不揮発性記憶層番号が奇数の場合は、ビット線層番号がmになり、かつマイクロカンチレバー107Aがアクセスする第1プラグ群23の番号がmになること以外は、不揮発性記憶層番号が偶数の場合と同様である。従って、その詳細な説明は省略する。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、機械的に駆動されるマイクロカンチレバー107A,107Bは、不揮発性記憶素子の層のみを選択する。従って、マイクロカンチレバー107A,107Bの構成を簡素化することができるとともに、その必要数を削減することができる。さらに、マイクロカンチレバー107A,107Bの位置制御が容易になるためにアクセス速度を向上することができる。さらに、不揮発性記憶素子の層内における個々の不揮発性記憶素子の選択は従来と同様に電気的に行われるために選択速度は非常に高い。
次に、本実施の形態を具体的に実施した実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1は、以下の点以外は、上述の実施の形態と同じである。
実施例1では、不揮発性記憶層102を、スパッタ法により、直径が0.6μmで厚さが30nmの短円柱状に形成した。また、データの書き込み及び読み出しを以下の条件で行った。すなわち、アクセスした不揮発性記憶層102に接続されたビット線101及びワード線103に電圧パルスを印加し、不揮発性記憶層102の抵抗変化特性を測定した。印加した電圧パルスの電圧値(振幅値)は±5Vであり、そのパルス幅は10nsである。なお、電圧の極性は、ワード線103に+の電圧を印加し、ビット線101に−の電圧を印加した場合を+とした。抵抗値の変化は、上記電圧パルスを不揮発性記憶層102に印加後、抵抗値が変化しない範囲のDCを用いて測定した。具体的には、0.3μAの定電流を供給するか、あるいは0.2Vの定電圧を印加するかして抵抗値を測定した。初期抵抗値は1.8MΩであった。しかし、電圧値が+5Vでパルス幅が10nsの電圧パルスを不揮発性記憶層102に印加することにより、抵抗値は2.3kΩまで低下した。そして、電圧値が−5Vでパルス幅が10nsの電圧パルスを不揮発性記憶層102に印加することにより、抵抗値は2.3kΩから再び1.8MΩに増加した。この電圧パルスを継続的に印加すると、高抵抗状態と低抵抗状態とを繰り返した。その測定結果の一部として、電圧パルスの印加回数が0から100回までの測定結果を図8に示す。
この測定においては、最終的には、電圧パルスを10回印加したが、不揮発性記憶層102は、高抵抗状態と低抵抗状態を規則的に繰り返した。しかし、高抵抗状態における抵抗値はパルス印加回数が60000回を越えるあたりからわずかに低下する傾向がみられ、10回を超えると、1.5MΩより小さい値となった。抵抗値のばらつきはσ=5.0%であり、抵抗変化特性は極めて良好であった。
次に、実施例1における不揮発性記憶素子(以下ではメモリセルという場合がある)に情報(データ)を記憶する原理について説明する。1個のメモリセルは、ビット線101とその上に形成された不揮発性記憶層102とその上に形成されたワード線103から構成されていて、いわゆるMIM構造(Metal-insulator-Metal)を成している。
まず、記憶モードについて説明する。ビット線101に対して電圧+5Vの+極性の電圧パルスが印加されると、この電圧パルスは不揮発性記憶層102に印加される。不揮発性記憶層102の抵抗値Rは印加された電圧パルスの電圧に応じて1.8MΩから2.3kΩに減少する(図8と同様の抵抗変化特性を示す)。このように、ビット線101に印加される電圧パルスの電圧に応じて不揮発性記憶層102の抵抗値Rが可逆的に高抵抗値と低抵抗値との間で変化することにより、メモリセルに情報が書き込まれる。つまり、不揮発性記憶層102の抵抗値Rによって記憶状態を設定することができる。例えば、不揮発性記憶層102の抵抗値Rが2.3kΩであるときの状態を「0」の値に対応させ、不揮発性記憶層102の抵抗値が1.8MΩであるときの状態を「1」の値に対応させると2値の情報を記憶することができる。
次に、メモリセルに書き込まれた情報を消去するリセットモードについて説明する。なお、上述の記憶モードによって、可変抵抗層102の抵抗値は2.3kΩになっているものとする。ビット線101に対して−5.0Vの−極性の電圧パルスが印加されると、この電圧パルスは不揮発性記憶層102に印加される。不揮発性記憶層102の抵抗値Rは印加された電圧パルスの電圧に応じて2.3kΩから1.8MΩに増加する。このように、不揮発性記憶層102に対して記憶モードのときに印加された電圧パルスに対して逆の極性を有する電圧パルスを印加すれば、メモリセルに書き込まれた情報をリセットすることができる。つまり、不揮発性記憶層102の記憶状態を初期状態に戻すことができる。
次に、メモリセルに書き込まれた情報を読み出す再生モードについて説明する。
再生モードでは、不揮発性記憶層102の抵抗値の状態(記憶状態)を保持する必要があるため、印加する再生電圧の絶対値(振幅)は、記憶モード及びリセットモードのときにビット線に印加されるパルス電圧(+極性パルス及び極性パルス)の絶対値(振幅)よりも小さく設定される。具体的には、0.3μAの定電流を印加するか、あるいは0.2Vの定電圧を印加する。すると、印加された再生電圧と不揮発性記憶層102の抵抗値とに応じた電圧がビット線101とワード線103との間に現れる。この電圧を測定することにより、メモリセルに書き込まれた情報を読み出すことができる。従って、異なる記憶状態を分解能よく再生できる。例えば、不揮発性記憶層102の抵抗値Rが2.3kΩのときの測定電圧を2値データの「0」の値に対応させ、不揮発性記憶層102の抵抗値Rが1.8MΩのときの測定電圧を2値データの「1」の値に対応させることにより、1ビットの情報を読み出すことができる。
[実施例2]
実施例2は、記憶情報を多値化したものである。これ以外の点は実施例1と同様である。
具体的には、実施例1とは電圧パルスの印加方法が異なる。不揮発性記憶層102に印加する電圧パルスの電圧値(振幅)は±4Vであり、そのパルス幅は10nsである。なお、電圧の極性は、ワード線103に+の電圧を印加し、ビット線101に−の電圧を印加した場合を+とした。抵抗値の変化は、上記電圧パルスを不揮発性記憶層102に印加後、抵抗値が変化しない範囲のDCを用いて測定した。具体的には、0.3μAの定電流を印加するか、あるいは0.2Vの定電圧を印加するかして抵抗値を測定した。初期抵抗値は1.8MΩであった。しかし、電圧値が+4Vでパルス幅10nsの電圧パルスを不揮発性記憶層102に印加することにより、その抵抗値は1.8MΩから減少する。この電圧パルスを8回連続して印加することにより、抵抗値は最終的に2.3kΩにまで低下した。この抵抗変化の様子を図9に示す。このように、電圧パルスの印加回数に応じて不揮発性記憶層102の抵抗値Rが段階的に変化することにより、メモリセルに情報が書き込まれる。つまり、不揮発性記憶層102の抵抗値Rによって記憶状態を設定することができる。例えば、不揮発性記憶層102の抵抗値Rが2.3kΩであるときの状態を「0」の値に対応させ、不揮発性記憶層102の抵抗値が0.6MΩのときに状態、1.2MΩのときの状態、及び1.8MΩのときの状態を、それぞれ、「1」の値、「2」の値、及び「3」の値に対応させると、4値の情報を記憶することができる。
次に、メモリセルに書き込まれた情報を消去するリセットモードについて説明する。なお、上述の記憶モードによって、不揮発性記憶層102の抵抗値は2.3kΩになっているものとする。この状態で、−極性の電圧パルスが印加されると、この電圧パルスは不揮発性記憶層102に印加される。不揮発性記憶層102の抵抗値Rは印加された電圧パルスの電圧に応じて増加する。具体的には、電圧値が−4Vでパルス幅が10nsの電圧パルスを8回連続して印加することにより、不揮発性記憶層102の抵抗値Rは2.3kΩから1.8MΩに増加する。すなわち、記憶モードのときに印加した回数と同じ回数だけ電圧パルスを印加すれば、メモリセルに書き込まれた情報をリセットすることができる。つまり、不揮発性記憶層102の記憶状態を初期状態に戻すことができる。以上のような記憶モード及びリセットモードを交互に8パルスずつ行うと、不揮発性記憶層102の抵抗値Rは図9に示すように規則正しく変化する。
以上のように、不揮発性記憶層102に対して記憶モードのときに印加された電圧パルスと逆の極性を有する電圧パルスを印加すれば、メモリセルに書き込まれた情報をリセットすることができる。つまり、不揮発性記憶層102の記憶状態を初期状態に戻すことができる。
次に、メモリセルに書き込まれた情報を読み出す再生モードについて説明する。再生モードでは、不揮発性記憶層102の抵抗値の状態(記憶状態)を保持する必要があるため、印加する再生電圧の絶対値(振幅)は、記憶モード及びリセットモードのときに印加されるパルス電圧(+極性パルス及び−極性パルス)の絶対値(振幅)よりも小さく設定される。具体的には、0.3μAの定電流を印加するか、あるいは0.2Vの定電圧が印加される。電圧パルスが1回印加されるたびに、再生モードとして、ビット線101に現れる電圧を測定すると、不揮発性記憶層102の抵抗値Rに応じてその測定電圧が異なる。従って、異なる記憶状態を分解能よく再生できる。例えば、不揮発性記憶層102の抵抗値Rが2.3kΩのときの測定電圧を4値データの「0」の値に対応させ、不揮発性記憶層102の抵抗値が0.6MΩのときの測定電圧、1.2MΩのときの測定電圧、及び1.8MΩのときの測定電圧、それぞれ、4値データの「1」の値、「2」の値、及び「3」の値に対応させると、4値の情報(2ビットの情報)を読み出すことができる。
[実施例3]
実施例3は、図3及び図4に示す不揮発性記憶層102の材料を変更したものである。これ以外は、上述の実施の形態1と同様である。
具体的には、不揮発性記憶層102を、金属酸化物であるFe、NiO、HfO、ZrO、及びTiOのいずれかで構成した。不揮発性記憶層102の形成(成膜)にはRFマグネトロンスパッタ装置を用いた。この成膜条件を表1に示し、不揮発性記憶層102の抵抗変化特性を表2に示す。

Figure 2007281208
なお、Fe、HfO、及びZrOの各材料は、表1では、ターゲットに酸化物(Fe、HfO、及びZrO)用いて成膜されるが、それぞれ、ターゲットにFe、Hf、及びZrの金属を用いて成膜することも可能であり、かつ抵抗変化特性もターゲットに酸化物を用いた場合と同様であることが確認された。さらに、NiO及びTiOの各材料は、表1では、ターゲットに金属(Ni及びTi)用いて成膜されるが、それぞれ、ターゲットにNiO及びTiOの酸化物を用いて成膜することも可能であり、かつ抵抗変化特性もターゲットに金属を用いた場合と同様であることが確認された。
Figure 2007281208
表2において、「Rhigh」は高抵抗状態における不揮発性記憶層102の抵抗値を示し、「Rlow」は低抵抗状態における不揮発性記憶層102の抵抗値を示す。また、「高抵抗化条件」は、不揮発性記憶層102を高抵抗状態に遷移させるために印加される電圧パルスの電圧値及びパルス幅を示し、「低抵抗化条件」は、不揮発性記憶層102を低抵抗状態に遷移させるために印加される電圧パルスの電圧値及びパルス幅を示す。
表2において、Fe及びHfOの各材料は、両極性の電圧パルスで抵抗変化を制御する例を示した。しかし、これらの材料は、同一極性でその抵抗変化を制御することも可能である。また、Fe及びHfO以外の材料も、両極性の電圧パルスで抵抗変化を制御することが可能であった。
この実施例3によれば、不揮発性記憶層102が金属酸化物で構成される場合でも本発明が有効であることが明らかである。
(実施の形態2)
図10は本発明の実施の形態2に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。図10において図2と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態では、各ビット線群層21の両端に第1プラグ群23A,23Bが設けられ、かつ各ワード線群層22の両端に第2プラグ群24A,24Bが設けられている。また、一対の第1プラグ群23A,23Bに対応させて一対の第1アクセス機構(図10には各々のマイクロカンチレバー107A1,107A2のみを示す)が配設され、一対の第2プラグ群24A,24Bに対応させて一対の第2アクセス機構(図10には各々のマイクロカンチレバー107B1,107B2のみを示す)が配設されている。そして、一対の第1アクセス機構(107A1,107A2)は、全てのビット線群層21に対するアクセスを両者間で適宜分担する。また、一対の第2アクセス機構(107B1,107B2)は、全てのワード線群層22に対するアクセスを両者間で適宜分担する。そして、個々の第1アクセス機構(107A1,107A2)及び第2アクセス機構(107B1,107B2)の動作は実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。また、これ以外の点は、実施の形態1と同様である。
このように構成された本実施の形態によれば、各ビット線群層21について、2つのマイクロカンチレバー107A1,107A2を設け、各ワード線群層22について、2つのマイクロカンチレバー107B1,107B2を設けているので、各々のマイクロカンチレバー107B1,107B2の大きさを小さくすることができ、ひいては多層不揮発性記憶素子アレイ2の全体の大きさを小さくできる。また、各々のマイクロカンチレバー107B1,107B2が小さくなるので、駆動力が低減され、アクセス速度が向上する。
(実施の形態3)
図11は本発明の実施の形態3に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。図11において図1及び図2と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、以下の点以外は実施の形態1と同様である。
図11において、本実施の形態では、実施の形態1と同様に、第1プラグ群23においては第1プラグ105Aが(n+1)列×K行のマトリクス状に形成され、第2プラグ群24においては、第2プラグ105Bがn列×L行のマトリクス状に形成されている。但し、第1プラグ105A及び第2プラグ105Bは、共に、その列方向におけるピッチとその行方向におけるピッチ(以下、共通プラグピッチという)とが同じになるように形成されている(図11では、便宜上、両者が異なるように描かれている)。そして、マイクロカンチレバー107がL字状に形成されている。このマイクロカンチレバー107は、そのビット線群層21に対応する部分(以下ビット線部という)107aが実施の形態1の第1アクセス機構25Aのマイクロカンチレバー107Aと同様に構成され、そのワード線群層22に対応する部分(以下、ワード線部という)107bが実施の形態1の第2アクセス機構25Bのマイクロカンチレバー107Bと同様に構成されていて、マイクロカンチレバー107Aとマイクロカンチレバー107Bとが一体化された構造を成している。但し、ビット線部107aにおいては、(K+n)個の導電性プローブ106がX方向に2列に並ぶように形成されている。つまり、2列×(K+n)行のマトリクス状に形成されている。これら2列×(K+n)行の導電性プローブ106のピッチは、第1プラグ群23のピッチ(共通プラグピッチ)と同じでありかつX方向(行方向)とY方向(列方向)とにおいて同じである。また、ワード線部107bにおいては、(L+n)個の導電性プローブ106が、第2プラグ群24のピッチ(共通プラグピッチ)と同じピッチで、Y方向に1列に並ぶように形成されている。そして、このマイクロカンチレバー107がX方向に対し斜めの方向(ここでは45度の角度を成す方向;以下、単に斜めの方向という)に移動される。また、マイクロカンチレバー107は、第1プラグ群23及び第2プラグ群24に対し以下のように配置されている。すなわち、マイクロカンチレバー107が最も内方(平面視において不揮発性記憶素子群に近づく方向)に位置したとき、ビット線部107aにおいては、内方の列の導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方の列の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になり、外方の列の導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方から2番目の列の第1プラグ105Aに接触可能になる。この場合、内方の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端(図11における左端)からK番目までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になり、外方の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端からK番目までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方から2番目の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になる。一方、ワード線部107bにおいては、(L+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端(図11における下端)からL番目までの導電性プローブ106が第2プラグ群24の最内方の列のL個の第2プラグ105Bにそれぞれ接触可能になる。従って、マイクロカンチレバー107が、この位置から、√2×共通プラグピッチに相当する距離だけ外方(平面視において不揮発性記憶素子群から遠ざかる方向)へ斜めに移動すると、ビット線部107aにおいては、内側の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端から2番目乃至(K+1)番目までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方の列から2番目の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になり、外側の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端から2番目乃至(K+1)番目までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最内方の列から3番目の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になる。また、ワード線部107bにおいては、(L+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端から2番目乃至(L+1)番目までの導電性プローブ106が第2プラグ群24の最内方の列から2番目の列のL個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になる。このようにして、マイクロカンチレバー107が√2×共通プラグピッチに相当する距離だけ、外方へ斜めの方向に移動する度に、ビット線部107a及びワード線部107bにおいて、それぞれ、第1プラグ群23におけるK個の第1プラグ105A及び第2プラグ群24におけるL個の第2プラグ105Bに接触可能になる導電性プローブ106が、外側へ1個ずつずれる。そして、マイクロカンチレバー107が最も外方に位置したとき、ビット線部107aにおいては、内方の列の導電性プローブ106が第1プラグ群23の最外方から2番目の列の第1プラグ105Aに接触可能になり、外方の列の導電性プローブ106が第1プラグ群23の最外方の列の第1プラグ105Aに接触可能になる。この場合、内方の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端からn番目乃至外側の端(図11における右端)までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最外方から2番目の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になり、外方の列の(K+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端からn番目乃至外側の端までの導電性プローブ106が第1プラグ群23の最外方の列のK個の第1プラグ105Aにそれぞれ接触可能になる。一方、ワード線部107bにおいては(L+n)個の導電性プローブ106のうちの、内側の端からn番目乃至外側の端(図11における上端)までの導電性プローブ106が第2プラグ群24の最外方の列のL個の第2プラグ105Bにそれぞれ接触可能になる。
マイクロカンチレバー107のこの斜めの方向への駆動は、圧電アクチュエータ等の適宜なマイクロマシンによって行われる。
また、実施の形態1における説明から明らかなように、アクセスすべき不揮発性記憶層102の不揮発性記憶層番号が偶数(2m)の場合は、ビット線層番号がm+1でかつワード線層番号がmとなる。従って、マイクロカンチレバー107のビット線部107aがアクセスすべき第1プラグ群23の番号がm+1でかつワード線部107bがアクセスすべき第2プラグ群23の番号がmになる。一方、アクセスすべき不揮発性記憶層102の不揮発性記憶層番号が奇数(2m−1)の場合は、ビット線層番号がmでかつワード線層番号がmとなる。従って、マイクロカンチレバー107のビット線部107aがアクセスすべき第1プラグ群23の番号がmでかつワード線部107bがアクセスすべき第2プラグ群23の番号がmになる。従って、書き込み/読み出し回路4(図1参照)をビット線部107aに形成された2列の導電性プローブ106群に切り替えて接続する必要があるが、この切り替えはビット線セレクタ5(図1参照)によって行われる。また、このビット線セレクタ5は、上述のマイクロカンチレバー107の斜めの方向への移動に伴うビット線部107aの導電性プローブ106と第1プラグ群23とのずれを織り込んで、書き込み/読み出し回路4(図1参照)を、ビット線部107aの2列の導電性プローブ106群に切り替えて接続する。また、同様に、ワード線セレクタ8は、上述のマイクロカンチレバー107の斜めの方向への移動に伴うワード線部10bの導電性プローブ106と第2プラグ群24とのずれを織り込んで、書き込み/読み出し回路7(図1参照)を、ワード線部107bの導電性プローブ106群に切り替えて接続する。
以上の構成により、実施の形態1と同様に、多層不揮発性記憶素子アレイに対しデータの書き込み及び読み出しを行うことができる。しかも、この構成によれば、マイクロカンチレバー107の駆動方向を一方向だけに限定できるのでアクセス機構を簡素化することができる。
(実施の形態4)
図12は本発明の実施の形態4に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。図12において図10及び図11と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態2において、ビット線群層21に対応する1対のマイクロカンチレバー107A1及びマイクロカンチレバー107A2、並びに、ワード線群層22に対応する1対のマイクロカンチレバー107B1及びマイクロカンチレバー107B2について、マイクロカンチレバー107A1とマイクロカンチレバー107B1との組と、マイクロカンチレバー107A2とマイクロカンチレバー107B2との組と、を、それぞれ、実施の形態3と同様に一体化したものである。これ以外の点は、実施の形態2と同様である。
このような構成としても、実施の形態1と同様に、多層不揮発性記憶素子アレイに対しデータの書き込み及び読み出しを行うことができる。しかも、この構成によれば、実施の形態2と同様に多層不揮発性記憶素子アレイ2を小さくできるとともにアクセス速度が向上する。また、実施の形態3と同様にアクセス機構を簡素化することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、実施の形態1の図3及び図4に示す不揮発性記憶層102を相変化材料で構成したものである。
図13は実施の形態5に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。図13において、図3及び図4と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図13において、不揮発性記憶層102は、相変化材料で構成されている。相変化材料としては、例えば、カルコゲナイド系材料であるGeSbTeが用いられる。不揮発性記憶層102の厚みは60nmである。そして、全ての不揮発性記憶層102に接触するように、加熱層111が形成されている。この加熱層111は、不揮発性記憶層102とビット線101との間に形成してもよく、不揮発性記憶層102とワード線103との間に形成してもよい。加熱層111を構成する材料は、不揮発性記憶層102を構成する相変化材料と一緒に反応しないことが必要とされる。また加熱層111は、高抵抗状態のときの不揮発性記憶層102と比べて抵抗が高いことが必要である。従って、加熱層111については、不揮発性記憶層102の材料(その導電率)と厚みとを決定した上で、その材料と厚みとが決定される。具体的には、加熱層111は、TiW、TiAlN、Ta、Mo等の材料で構成し、その厚みが20〜250nmであることが好ましい。
不揮発性記憶層102は、材料としてGeSbTeを用いて、RFマグネトロンスパッタ法により、60nmの厚みに成膜した。この成膜条件を表3に示す。
Figure 2007281208
この成膜には、複数のターゲットを備えた多元スパッタ装置を用いることも可能である。この場合、各ターゲットに投入するRF−電力を制御することにより、形成すべき薄膜(不揮発性記憶層)の組成を制御する。さらに、成膜方法はスパッタ法に限定されるわけではなく、蒸着法を用いてもよい。
また、加熱層は、スパッタ法やCVD法により形成される。
次に、以上のように構成された多層不揮発性記憶素子アレイの動作を説明する。不揮発性記憶層102に対するアクセス動作は実施の形態1と全く同じであるので、その説明を省略する。
データを書き込むには、不揮発性記憶層102に電気パルスを印加する。すると、加熱層111が発熱する。ところで、不揮発性記憶層102は結晶化温度あるいは融解温度まで加熱されるとその構成材料であるGeSbTeが相変化を起こす。従って、不揮発性記憶層102を十分な時間、結晶化温度に保つと、結晶質になる。一方、不揮発性記憶層102を融解温度(600℃以上)に引き上げて急速に冷却すると非晶質となる。結晶相の状態により抵抗値が異なり、結晶相は相対的に低抵抗であり、非晶質相は相対的に高抵抗である。本実施の形態の実施例として、不揮発性記憶層102に、パルス幅が50nsの電気パルスを印加してその抵抗値を測定した。不揮発性記憶層102に投入したエネルギーが2×10−10Jの場合には、950Ωと低抵抗であった。しかし、不揮発性記憶層102に投入したエネルギーが5×10−10Jと高い場合には、21000Ωと1桁以上抵抗値が増加した。従って、書き込むべき2値データの「0」の値及び「1」の値に応じて、それぞれ、例えば、2×10−10Jエネルギーの電気パルスと、5×10−10Jエネルギーの電気パルスとを印加することにより、2値の情報を書き込むことができる。
なお、この場合、データを消去するには、5×10−10Jエネルギーの電気パルスを印加すればよい。これにより、不揮発性記憶層102を構成する相変化材料が非晶質となって初期化される。
データの読み出しは、所定の定電流を供給して、ビット線101とワード線103との間に現れる電圧を測定することにより行われる。また、定電流の供給に代えて、不揮発性記憶層102が相変化を起こさないような電圧を印加してもよい。いずれにせよ、これらの動作は、基本的に実施の形態と同様であるので、これ以上の詳しい説明は省略する。
以上のように、本実施の形態によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図14は実施の形態6に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。図14において、図3及び図4と同一又は相当する構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、全ての不揮発性記憶層102に隣接して、電流制限素子としてのダイオード202が形成されている。ダイオード202は、ここでは、不揮発性記憶層102とビット線101との間に形成されている。もちろん、これを、不揮発性記憶層102とワード線103との間に形成しても構わない。なお、電流制限素子としてダイオードを設けること自体は公知であるので、以下では簡単に説明する。
ダイオード202は、ビット線に接触するように形成されたn型半導体層としての第1ポリシリコン層203aと、第1ポリシリコン層203aと不揮発性記憶層102との間に形成されたp型半導体層としての第2ポリシリコン層203bとで構成されていて、第2ポリシリコン層203bと第1ポリシリコン層203aとによってpn接合が形成されている。第1ポリシリコン層203aは、AsあるいはPのようなn型ドナーをドープした厚み100〜500nmのn型ポリシリコンで構成されている。第2ポリシリコン層203bは、B、GaあるいはInのようなp型ドナーをドープした厚み100〜400nmのp型ポリシリコンで構成されている。
第1及び第2ポリシリコン層203a,203bは、CVD法、プラズマ励起CVD法、あるいはスパッタリング法により形成される。これ以外の多層不揮発性記憶素子アレイ2の製造方法は、実施の形態1と同様である。
なお、ダイオード202を構成する接合は、上述のp/n接合以外の接合であってもよい。例えば、n/p接合、p/真性(i)/n接合、n/真性(i)/p接合、p/n接合、p/真性(i)/n接合、及びショットキー接合のいずれかであってもよい。
次に、このような構成の作用効果を説明する。いわゆるクロスポイント構造素子の場合、ビット線101及びワード線103を選択し両配線のクロスポイント121にしか電流が流れないという前提で素子が設計されている。しかし、実際には、さまざまなルートのリーク電流パスの存在が懸念される。特に、アドレスしたい不揮発性記憶層102の周辺部に、低抵抗状態で保持された不揮発性記憶層102が存在するとリーク電流の影響が大きくなる。しかし、電流制限素子として、ダイオード202を設けると、リーク電流がダイオード202によって制限されて、リーク電流の影響を大幅に低減することができる。その結果、多層不揮発性記憶素子アレイ2の信頼性が高まる。
なお、本発明は、実施の形態1乃至6には限定されず、以下のように変形してもよい。
多層抵抗変化素子アレイ及び抵抗変化装置は、記憶素子及び記憶装置以外の用途に適用してもよい。
ビット線101とワード線103とは、必ずしも直交する必要はなく、交差すればよい。
K個のビット線101とL個のワード線103とのクロスポイントのうちの一部に不揮発性記憶層102を設けてもよい。
K個のビット線101とL個のワード線103とは、必ずしも全て交差する必要はなく、各々の一部同士が交差してもよい。
ビット線101の数及びワード線103の数は、層毎に異なっていてもよい。この場合、マイクロカンチレバー107A,Bの導電性プローブ106の数を、最も数の多い層のビット線101の数及びワード線の数に一致させ、ビット線セレクタ5及びワード線セレクタ8で、書き込み回路/読み出し回路4,7にそれぞれ接続する導電性プローブ106を切り替えればよい。また、この場合、最も数の少ない層のビット線101の数及びワード線103の数が、それぞれ、請求項にいうビット線(第1電極)の数K及びワード線(第2電極)の数Lに相当する。
マイクロカンチレバーの上下方向の移動を省略し、常に不揮発性記憶素子アレイ2の表面に接触させた状態でマイクロカンチレバーを移動させてもよい。この場合、第1及び第2引き出しプラグ105A,105B上にTiNなどの耐摩耗性に優れた導電性キャップを形成することが望ましい。この構成によれば、アクセス機構及びその制御がさらに簡素化され、多層不揮発性記憶素子アレイ2をさらに小型化することができる。
さらに、マイクロカンチレバーを駆動するアクチェータを、圧電体とは駆動原理が異なる静電型アクチュエータで構成してもよい。
本発明の多層抵抗変化素子アレイは、多層不揮発性記憶素子アレイ等として有用である。
本発明の抵抗変化装置は、不揮発性記憶装置等として有用である。
本発明の多層不揮発性記憶素子アレイは、アクセス機構が簡素化されかつアクセス速度が向上する多層不揮発性記憶素子アレイ等として有用である。
本発明の不揮発性記憶装置は、アクセス機構が簡素化されかつアクセス速度が向上する不揮発性記憶装置等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る不揮発性記憶装置の概略の構成を示す模式図である。 図1の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。 図1の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。 図1の多層不揮発性記憶素子アレイのワード線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。 第1アクセス機構のX方向から見た構成を模式的に示す図であって、(a)は静止状態を示す図、(b)はマイクロカンチレバーが下方に曲がった状態を示す図、(c)はマイクロカンチレバーが上方に曲がった状態を示す図である。 第1アクセス機構の平面視における構成を模式的に示す図であって、(a)は静止状態を示す図、(b)はマイクロカンチレバーがY方向における一方向に曲がった状態を示す図、(c)はマイクロカンチレバーがY方向における他方向に曲がった状態を示す図である。 図7(a)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(b)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(c)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(d)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(e)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(f)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(g)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(h)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(i)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 図7(j)は、図1の多層不揮発性記憶素子アレイの製造方法を工程別に模式的に示す断面図である。 実施例1における不揮発性記憶層の抵抗値と電圧パルスの印加回数との関係の測定結果を示すグラフである。 実施例2における不揮発性記憶層の抵抗値と電圧パルスの印加回数との関係の測定結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態4に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイの平面視における構造を模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態5に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る不揮発性記憶装置の多層不揮発性記憶素子アレイのビット線に沿った断面の構造を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 不揮発性記憶装置
2 多層不揮発性記憶素子アレイ
3 制御装置
4 書き込み/読み出し回路
5 ビット線セレクタ
6 ビット線デコーダ
7 書き込み/読み出し回路
8 ワード線セレクタ
9 ワード線デコーダ
10 Y方向駆動電源
11 Z方向駆動電源
12 X方向駆動電源
13 Z方向駆動電源
21 ビット線群層
22 ワード線群層
23 第1プラグ群
24 第2プラグ群
25A 第1アクセス機構
25B 第2アクセス機構
100 Si基板
101 ビット線(第1電極)
102 不揮発性記憶層(抵抗変化層)
103 ワード線(第2電極)
104 絶縁層
105A 第1引き出しプラグ
105B 第2引き出しプラグ
106 導電性プラグ
107,107A,107B,107A1,107A2,107B1,107B2 マイクロカンチレバー
108A,108B Z方向アクチュエータ
109A Y方向アクチュエータ
109B X方向アクチュエータ
111 加熱層
202 ダイオード
203a 第1ポリシリコン層
203b 第2ポリシリコン層

Claims (16)

  1. 第1の面上に並ぶように配置されたK個(Kは自然数)の第1電極からなる第1電極群層と、第2の面上に並ぶように配置されたL個(Lは自然数)の第2電極からなる第2電極群層と、電気パルスの印加により電気抵抗値が変化する1以上の抵抗変化体と、
    前記K個の第1電極にそれぞれ電気的に接続されたK個の第1引き出しプラグからなる第1プラグ群と、
    前記L個の第2電極にそれぞれ電気的に接続されたL個の第2引き出しプラグからなる第2プラグ群と、
    アクセス機構と、を備え、
    前記K個の第1電極と前記L個の第2電極とが積層方向から見て互いにそれぞれ交差するようにして、前記第1電極群層と前記第2電極群層とが互いに間隔を有して交互に合計3以上積層され、前記K個の第1電極と前記L個の第2電極との前記積層方向から見た交点における該第1電極と該第2電極との間に前記抵抗変化体が形成され、合計3以上の前記第1電極群層及び第2電極群層に対応して合計3以上の前記第1プラグ群及び第2プラグ群が形成され、
    全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層抵抗変化素子アレイの表面に達するように形成され、
    前記アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、並びに全ての前記第2プラグ群に対し一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、多層抵抗変化素子アレイ。
  2. 前記アクセス機構は、前記第1プラグ群にアクセスするための第1アクセス機構と、前記第2プラグ群にアクセスするための第2アクセス機構と、を備え、
    前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し前記一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、
    前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し前記一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、請求項1に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  3. 前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し1つの第1プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第1プラグ群のK個の第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、
    前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し1つの第2プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第2プラグ群のL個の第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、請求項2に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  4. 前記K個の第1電極と前記L個の第2電極との前記積層方向から見た全ての交点において前記抵抗変化体が形成されている、請求項1に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  5. 前記第1アクセス機構は、第1接触片と該第1接触片に前記K個の第1引き出しプラグに対応するように設けられたK個の導電性の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1接触片を駆動する第1駆動機構とを備え、
    前記第2アクセス機構は、第2接触片と該第2接触片に前記L個の第2引き出しプラグに対応するように設けられたL個の導電性の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2接触片を駆動する第2駆動機構とを備える、請求項2に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  6. 前記第1アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第1接触片としての第1マイクロカンチレバーと、前記第1マククロカンチレバーの側面に突設された前記K個の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第1駆動機構としての第1圧電素子とを備え、
    前記第2アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第2接触片としての第2マイクロカンチレバーと、前記第2マククロカンチレバーの側面に突設された前記L個の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第2駆動機構としての第2圧電素子とを備える、請求項5に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  7. 前記第1電極と前記第2電極との前記積層方向から見た交点において該第1電極と該第2電極との間に前記抵抗変化体とダイオードとが直列に形成されている、請求項1に記載の多層抵抗変化素子アレイ。
  8. 請求項1に記載の多層抵抗変化素子アレイと、
    互いに協働して、前記抵抗変化体に前記電気パルスを印加しかつ前記抵抗変化体の抵抗値に対応する電圧を検出する第1及び第2駆動/検出回路と、
    前記多層抵抗変化素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第1引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第1駆動/検出回路と導通させる第1選択器と、
    前記多層抵抗変化素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第2引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第2駆動/検出回路と導通させる第2選択器と、を備え、
    前記アクセス機構、前記第1及び第2選択器、並びに前記第1及び第2駆動/検出回路は、入力される電気パルス印加情報に従って1つの前記抵抗変化体を選択してこれに所定の電気パルスを印加し、かつ入力される抵抗値検出情報に従って1つの前記抵抗変化体を選択してこれの抵抗値に対応する電圧を検出する、抵抗変化装置。
  9. 第1の面上に並ぶように配置されたK個(Kは自然数)のビット線からなるビット線群層と、第2の面上に並ぶように配置されたL個(Lは自然数)のワード線からなるワード線群層と、電気パルスの印加により電気抵抗値が変化する1以上の抵抗変化体からなる不揮発性記憶体と、
    前記K個のビット線にそれぞれ電気的に接続されたK個の第1引き出しプラグからなる第1プラグ群と、
    前記L個のワード線にそれぞれ電気的に接続されたL個の第2引き出しプラグからなる第2プラグ群と、
    アクセス機構と、を備え、
    前記K個のビット線と前記L個のワード線とが積層方向から見て互いにそれぞれ交差するようにして、前記ビット線群層と前記ワード線群層とが互いに間隔を有して交互に合計3以上積層され、前記K個のビット線と前記L個のワード線との前記積層方向から見た交点における該ビット線と該ワード線との間に前記不揮発性記憶体が形成され、合計3以上の前記ビット線群層及びワード線群層に対応して合計3以上の前記第1プラグ群及び第2プラグ群が形成され、
    全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層不揮発性記憶素子アレイの表面に達するように形成され、
    全ての前記第1引き出しプラグ及び前記第2引き出しプラグは多層不揮発性記憶素子アレイの表面に達するように形成され、
    前記アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であり、並びに全ての前記第2プラグ群に対し一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、多層不揮発性記憶素子アレイ。
  10. 前記アクセス機構は、前記第1プラグ群にアクセスするための第1アクセス機構と、前記第2プラグ群にアクセスするための第2アクセス機構と、を備え、
    前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し前記一部の第1プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第1プラグ群の全ての第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、
    前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し前記一部の第2プラグ群毎にアクセスしかつ該一部の第2プラグ群の全ての第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、請求項9に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  11. 前記第1アクセス機構は、全ての前記第1プラグ群に対し1つの第1プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第1プラグ群のK個の第1引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第1引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成され、
    前記第2アクセス機構は、全ての前記第2プラグ群に対し1つの第2プラグ群毎にアクセスしかつ該1つの第2プラグ群のL個の第2引き出しプラグに対し同時に接触及び離隔して該全ての第2引き出しプラグと個々に電気的に導通及び遮断することが可能であるように構成されている、請求項10に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  12. 前記K個のビット線と前記L個のワード線との前記積層方向から見た全ての交点において前記不揮発性記憶体が形成されている、請求項9に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  13. 前記第1アクセス機構は、第1接触片と該第1接触片に前記K個の第1引き出しプラグに対応するように設けられたK個の導電性の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1接触片を駆動する第1駆動機構とを備え、
    前記第2アクセス機構は、第2接触片と該第2接触片に前記L個の第2引き出しプラグに対応するように設けられたL個の導電性の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2接触片を駆動する第2駆動機構とを備える、請求項11に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  14. 前記第1アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第1接触片としての第1マイクロカンチレバーと、前記第1マククロカンチレバーの側面に突設された前記K個の第1プローブと、前記第1接触片が各第1プラグ群に近づき、かつ前記K個の第1プローブがそれぞれその対応する前記K個の第1引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第1マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第1駆動機構としての第1圧電素子とを備え、
    前記第2アクセス機構は、所定方向において湾曲可能な前記第2接触片としての板状の第2マイクロカンチレバーと、前記第2マククロカンチレバーの一方の主面に突設された前記L個の第2プローブと、前記第2接触片が各第2プラグ群に近づき、かつ前記L個の第2プローブがそれぞれその対応する前記L個の第2引き出しプラグに対し接触及び離隔するよう前記第2マイクロカンチレバーを湾曲及び復元させる前記第2駆動機構としての第2圧電素子とを備える、請求項13に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  15. 前記ビット線と前記ワード線との平面視における交点において該ビット線と該ワード線との間に前記不揮発性記憶体とダイオードとが直列に形成されている、請求項9に記載の多層不揮発性記憶素子アレイ。
  16. 請求項9に記載の多層不揮発性記憶素子アレイと、
    互いに協働して、前記不揮発性記憶体に前記電気パルスを印加しかつ前記不揮発性記憶体の抵抗値に対応する電圧を検出する第1及び第2書き込み/読み出し回路と、
    前記多層不揮発性記憶素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第1引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第1書き込み/読み出し回路と導通させる第1選択器と、
    前記多層不揮発性記憶素子アレイの前記アクセス機構が同時に接触する全ての第2引き出しプラグの1つを選択してこれを前記第2書き込み/読み出し回路と導通させる第2選択器と、を備え、
    前記アクセス機構、前記第1及び第2選択器、並びに前記第1及び第2書き込み/読み出し回路は、入力される書き込み情報に従って1つの前記不揮発性記憶体を選択してこれに所定の電気パルスを印加し、かつ入力される読み出し情報に従って1つの前記不揮発性記憶体を選択してこれの抵抗値に対応する電圧を検出する、不揮発性記憶装置。
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