JP2002124636A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002124636A JP2000315682A JP2000315682A JP2002124636A JP 2002124636 A JP2002124636 A JP 2002124636A JP 2000315682 A JP2000315682 A JP 2000315682A JP 2000315682 A JP2000315682 A JP 2000315682A JP 2002124636 A JP2002124636 A JP 2002124636A
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佳彦 今中
Mototoshi Nishizawa
元亨 西沢
Keishiro Okamoto
圭史郎 岡本
Kenji Maruyama
研二 丸山
Hideki Yamawaki
秀樹 山脇
Shigeyoshi Umemiya
茂良 梅宮
Masaki Kurasawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集積回路とデカップリングキャパシタを備えた
半導体装置に関し、高駆動周波数のLSIの電源ノイズ
を低減し、大容量のデカップリングキャパシタの内蔵を
可能にすること。 【解決手段】半導体素子6の上に形成された第1絶縁膜
7と、第1絶縁膜7の上に形成された第1電源系配線1
3a、第2電源系配線13b及び信号系配線13cを有
する多層配線構造と、多層配線構造の上に形成される第
2絶縁膜14と、第2絶縁膜14の上に形成されて第1
電源系配線13aに電気的に接続されるデカップリング
キャパシタ19の第1電極16と、第1電極16の上に
形成されるデカップリングキャパシタ19の第1誘電体
膜17と、第1誘電体膜17上に形成されて第2電源系
配線13bに電気的に接続されるデカップリングキャパ
シタ19の第2電極18とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、より詳しくは、コンピュータや通信
機器等に使用されて高周波で動作する集積回路とデカッ
プリングキャパシタを備えた半導体装置及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波で駆動される半導体集積回路(L
SI)においては、スイッチングノイズによる誤動作を
防ぐために、例えば図1に示すようにノイズを吸収する
デカップリングキャパシタ100を電源101に並列に
接続して電源系のノイズインピーダンスを下げる方法が
用いられている。その電源101 はLSI103 の半導体素
子102 に接続されている。
【0003】要求される電源インピーダンスZ0 は、次
式(1)で表されている。但し、Vは駆動電圧、nはL
SI当たりの素子数、Iはスイッチング電流、fは駆動
周波数を示している。 Z0 ∝V/nIf …(1) 従って、要求される電源インピーダンスZ0 は、高集積
化、低電圧化、高周波数化の進展により、急激に小さく
なっている。
【0004】これに対し、デカップリングキャパシタが
接続されているLSIの電源系のインピーダンスZ
1 は、次式(2)で表される。但し、Lは電源系のイン
ダクタンス、Cは電源系の容量、Rは電源系の直流抵抗
を示している。 Z1 =2πfL+(1/2πfC)+R …(2) 従って、電源系のインピーダンスZ1 を低くするために
は、デカップリングキャパシタの低インダクタンス化と
大容量化が必要となる。
【0005】デカップリングキャパシタの大幅な大容量
化、低インダクタンス化の要求に対応するために、例え
ばLSIチップの周辺にデカップリングキャパシタを多
数個配列する方法が一般に採られている。しかし、LS
Iの動作周波数が百MHz 以上まで高くなると、デカップ
リングキャパシタ接続用配線のインダクタンス成分が大
きく影響してくるので、図2に示すように、セラミック
配線基板104 上においてデカップリングキャパシタ100
をLSI 103の近くに配置する必要がある。
【0006】以上のような背景の下で、デカップリング
キャパシタの低インダクタンス化を狙って、図3に示す
ように高誘電率材料を有するキャパシタ110 をLSIチ
ップ111 に内蔵させることが考えられている。キャパシ
タ内蔵の半導体装置は、例えば日経エレクトロニクス N
o.581, 1993, pp.77-87 に記載されている。また、キャ
パシタの低インダクタンス化を狙って、半導体チップが
実装されるセラミック配線基板にキャパシタを内蔵する
ことが、例えば特開平8−213760号公報に記載さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示し
たキャパシタ110 は、MOSFET112 の側方に形成さ
れているので、キャパシタ110 の面積が広くなるほど素
子形成面積が狭くなり、半導体装置の集積度が低下して
しまう。なお、図3において符号113 は半導体基板、11
4a〜114cは配線、115a〜115eは絶縁膜、116 はパッド電
極を示している。
【0008】また、MOSFET112 を覆っている絶縁
膜115aの上に酸化物高誘電体を取り入れたキャパシタ11
0 を形成する場合には、キャパシタ110 の上で多層の絶
縁膜115a〜115eを形成する毎に、酸化物高誘電体の酸素
抜けを防止するための工程を加える必要があり、製造コ
ストが高くなり、歩留まりが落ちる。また、キャパシタ
110 の領域を狭くすることになれば、十分な容量が得ら
れなくなる。
【0009】また、図2に示したように、配線基板104
内にキャパシタを内蔵する場合にはセラミック配線基板
104 の製造コストの低減が難しくなるばかりでなく、キ
ャパシタを半導体装置に内蔵する場合に比べてインダク
タンス成分が大きくなり、半導体装置の高周波化に限界
がある等の問題がある。さらに、セラミック配線基板内
では、大面積大容量のキャパシタ形成の信頼性が確保し
にくい。
【0010】本発明の目的は、高駆動周波数のLSIの
電源ノイズの低減に有効であり、大容量のキャパシタの
内蔵が可能な半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、半導体
基板に形成された半導体素子と、半導体素子及び前記半
導体基板の上に形成された第1絶縁膜と、第1絶縁膜の
上に形成された第1電源系配線、第2電源系配線及び信
号系配線を有する多層配線構造と、第1及び第2電源系
配線と信号系配線の上に形成される第2絶縁膜と、第2
絶縁膜の上に形成されて第1電源系配線に電気的に接続
されるデカップリングキャパシタの第1電極と、第1電
極の上に形成されるデカップリングキャパシタの第1誘
電体膜と、第1誘電体膜上に形成されて第2電源系配線
に電気的に接続されるデカップリングキャパシタの第2
電極とを有することを特徴とする半導体装置によって解
決される。
【0012】また、上記した課題は、半導体基板に半導
体素子を形成する工程と、半導体素子及び半導体基板の
上に第1絶縁膜を形成する工程と、記第1絶縁膜の上
に、第1電源系配線、第2電源系配線及び信号系配線を
含む多層配線構造を形成する工程と、多層配線の上に第
2絶縁膜を形成する工程と、第1電源系配線に電気的に
接続されるデカップリングキャパシタの第1電極を第2
絶縁膜の上に形成する工程と、デカップリングキャパシ
タの酸化物からなる第1誘電体膜を500℃以下の形成
温度で第1電極の上に形成する工程と、第2電源系配線
に電気的に接続されるデカップリングキャパシタの第2
電極を第1誘電体膜上に形成する工程とを有することを
特徴とする半導体装置の製造方法によって解決される。
【0013】次に、本発明の作用について説明する。本
発明によれば、半導体基板上の多層配線構造のさらに上
にデカップリングキャパシタを形成するようにしてい
る。これにより、半導体素子や配線の微細化、高集積化
に影響を及ぼさずに、最大でLSIチップのほぼ一面全
体にデカップリングキャパシタを形成することが可能に
なって、デカップリングキャパシタの大容量化が可能で
ある。
【0014】また、デカップリングキャパシタはLSI
チップ内に作成されているために、デカップリングキャ
パシタと半導体素子又は配線とを接続する距離が短くな
ってインダクタンス成分が小さくなり、LSIの電源ノ
イズの低減に有効である。さらに、デカップリングキャ
パシタを構成する一方の電極を定電位、例えば接地電位
とすることにより、キャパシタ下方の多層配線や半導体
素子への不要な電磁波、不要な信号を遮蔽することが可
能になり、半導体装置の誤動作を防止できる。
【0015】本発明では、多層配線構造の上にデカップ
リングキャパシタを形成するようにしたので、デカップ
リングキャパシタの誘電体膜を構成する例えば高誘電体
が還元ガスに晒される場面が少なくなってキャパシタの
劣化が防止される。また、デカップリングキャパシタの
形成は、半導体装置の形成で採用される成膜方法やパタ
ーニング方法を採用するために、歩留まりは良好であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図4〜図7は、本発明の第1実施
形態に係る半導体集積回路装置の製造工程を示す断面図
である。
【0017】まず、図4(a) に示す構造となるまでの工
程を説明する。例えば8インチ径のp型のシリコン(半
導体)基板1の表面に、複数の活性領域を囲む素子分離
絶縁膜2をLOCOS法等によって形成する。続いて、
シリコン基板1の活性領域で、基板表面にゲート絶縁膜
3を介してゲート電極4を形成する。さらに、ゲート電
極4の両側のシリコン基板1にn型の不純物イオンを注
入することによりソース/ドレインとなる不純物拡散層
5s,5dを形成する。それらの不純物拡散層5s,5
d、ゲート電極4等によってMOSトランジスタ6が構
成される。
【0018】そのようなMOSトランジスタ6をシリコ
ン基板1に複数形成し、MOSトランジスタ6と素子分
離絶縁膜2を覆う第1の層間絶縁膜7をした後に、第1
の層間絶縁膜7の表面を化学機械研磨(CMP)法によ
って平坦化する。続いて、第1の層間絶縁膜7の上に第
2及び第3の層間絶縁膜9,11を形成する。第1及び
第2の層間絶縁膜7,9のそれぞれの上には、それぞれ
第1層目、第2層目の配線8,10を例えばダマシン法
により形成する。それらの配線8,10を銅膜から構成
する場合には、銅膜の下にはチタン、窒化タンタルのよ
うなバリアメタルを形成し、また、銅膜の上には窒化シ
リコンを形成する。
【0019】第1、第2及び第3の層間絶縁膜7,9,
11として、例えばCVD法によってシリコン酸化膜
(SiO2)を形成する。さらに、第3の層間絶縁膜11上
に酸化シリコンよりなる絶縁膜12を形成した後に、ダ
マシン法により絶縁膜12内に第3層目の配線を形成す
る。即ち、絶縁膜12に配線溝を形成してその内にバリ
アメタルと銅膜を形成する。そして、バリアメタルと銅
膜をCMP法により研磨して第3の層間絶縁膜11表面
から除去して、配線溝内に残されたバリアメタルと銅膜
を第3層目の配線とする。
【0020】第3層目の配線としては、MOSトランジ
スタ7から構成される回路に接続されるプラス電源配線
13a及びマイナス電源配線13bと、そのような回路
に接続される複数の信号配線13cがある。なお、MO
Sトランジスタ6、第1層目の配線8、第2層目の配線
11、第3層目の配線13a〜13cはそれぞれ図示し
ないコンタクトホールを通して互いに電気的に接続され
ている。
【0021】次に、図4(b) に示すように、第3層目の
配線13a〜13cを覆う第4の層間絶縁膜14とし
て、シリコン酸化膜を形成した後に、第4の層間絶縁膜
14の表面をCMP法により平坦化する。続いて、第4
の層間絶縁膜14をパターニングしてプラス電源配線1
3aとマイナス電源配線13bと信号配線13cのそれ
ぞれの上に第1〜第3のビアホール14a〜14cを形
成する。この場合、ビアホール14a〜14cのピッチ
を例えば150μm程度とする。
【0022】次に、第1〜第3のビアホール14a〜1
4cと第4の層間絶縁膜14の上に窒化タンタル膜と銅
膜を順に形成した後に、それらの窒化タンタルと銅膜を
CMP法により研磨して第4の層間絶縁膜14の上から
除去する。そして、図5(a)に示すように、第1〜第3
のビアホール14a〜14c内に残された窒化タンタル
膜と銅膜を最上層のビア15a〜15cとする。
【0023】この後に、水素プラズマによって、第4の
層間絶縁膜14とビア15a〜15cの表面を清浄にす
る。次に、図5(b) に示すような構造を形成するまでの
工程を説明する。まず、第4の層間絶縁膜14とビア1
5a〜15cの上に、膜厚50nmのチタン膜と膜厚1
50nmのプラチナ(Pt)膜を第1の導電膜16として
RFマグネトロンスパッタ法により順に形成する。
【0024】続いて、RFマグネトロンスパッタ法によ
りBST((Ba0.5Sr0.5)TiO3)のような高誘電体材料より
なる誘電体膜17を第1の導電膜16の上に形成する。
BSTの形成条件は、BSTターゲットを真空チャンバ
内に置き、その真空チャンバ内にアルゴン(Ar)を20sc
cm、酸素(O2)を20sccmの流量で導入し、真空チャンバ
内の電極間の高周波パワーを1200Wとし、真空チャ
ンバ内の圧力を20mTorr とし、基板温度を400℃と
する。このような条件では、圧力が20mTorrと一般的
なスパッタ条件よりも低いために、スパッタ粒子が基板
に到達する際のエネルギーが高い。このため、基板温度
を低くしてもBSTの結晶性が良くなる。
【0025】誘電体膜17として使用したBSTは高誘
電率、低損失、高耐圧、安定性、高周波数特性等におい
て優れている。BSTの代わりに、BaZrTiO3、BaTiSnO3
等のBaTiO3系、或いは、PMN−PT(PbMnNbO3-PbTi
O3) のようなPb系などのペロブスカイト酸化物を用いて
もよい。なお、誘電体膜17としては、高誘電体材料に
限られるものではなく、一般的な誘電体材料であっても
よい。
【0026】さらに続いて、誘電体膜17の上に、膜厚
150nmのPt膜を第2の導電膜18としてRFマグネ
トロンスパッタ法により形成する。そのような第2の導
電膜18,誘電体膜17及び第1の導電膜16は大気に
開放されずに、連続して形成されることが望ましい。こ
の後に、シリコン基板1を酸素雰囲気中に置いて、第2
の導電膜18を通して誘電体膜17を加熱して第2の導
電膜18の結晶性を高める。
【0027】次に、図6(a) に示すように、第2の導電
膜18と誘電体膜17をフォトリソグラフィー法により
パターニングすることにより、第2の導電膜18をキャ
パシタ19の上部電極の形状にするとともに、誘電体膜
17をキャパシタ19の誘電体膜の形状にする。このパ
ターニングの際には、同時に、第1〜第3のビア15a
〜15cの上とその周辺領域で第1の導電膜16を露出
する第1〜第3の開口19a〜19cを形成する。
【0028】続いて、図6(b) に示すように、第1の導
電膜16をフォトリソグラフィー法によりパターニング
することにより、キャパシタ19の下部電極の形状とな
し、同時に、第2、第3のビア15b、15cが露出す
るまで第2、第3の開口19b、19cを深くする。こ
のパターニングの際には、第1の導電膜16は第1のビ
ア15aに接続した状態にする。
【0029】この後、エッチングにより劣化した誘電体
膜17の結晶性を回復するために、第2の導電膜18を
通して誘電体膜17を酸素アニールする。次に、図7
(a) に示す構造になるまでの工程を説明する。まず、キ
ャパシタ19及び第1〜第3のビア15a〜15c及び
第4の層間絶縁膜14の上にポリイミドよりなる絶縁性
の表面保護膜20を形成する。
【0030】続いて、表面保護膜20をパターニングし
て第1〜第3の開口19a〜19cのそれぞれの中を通
ってそれより小径の第1〜第3のホール20a〜20c
を形成するとともに、第2のビア15bの周辺で第2の
導電膜18の一部を露出する第4のホール20dを形成
する。次に、表面保護膜20の上と第1〜第4のホール
20a〜20dの中にチタン膜、ニッケル膜、金膜を順
に形成した後に、これらの金属膜をパターニングして図
7(b) に示すようなプラスパッド電極21a、マイナス
パッド電極21b、信号パッド電極21cを形成する。
【0031】プラスパッド電極21aは、第1のホール
20aを通して第1の導電膜16に接続され、これによ
り第1のビア15aとプラス電源配線13aに電気的に
接続される。また、マイナスパッド電極21bは、第2
のホール20bを通して第2のビア15bに接続されて
マイナス電源配線13bに電気的に接続されるととも
に、第4のホール20dを通して第2の導電膜18に接
続される。さらに、信号パッド電極21cは、第3のホ
ール20cを通して第3のビア15cに接続されて信号
配線13cに電気的に接続される。
【0032】プラスパッド電極21a、マイナスパッド
電極21b、信号パッド電極21cの配置関係は、図8
に示すようになる。図8のI−I線断面を示すと図7
(b) のようになる。その後に、プラスパッド電極21
a、マイナスパッド電極21b、信号パッド電極21c
の上に半田バンプ(不図示)を形成し、さらにダイシン
グソーによりシリコン基板1を各LSI回路毎に切断し
て、複数のLSIチップを得る。
【0033】なお、上記した第1〜第4の層間絶縁膜
7,9,11,14として、SiO2の他に、PSG、SiON
等の絶縁材料を適用してもよい。また、キャパシタ19
は、図9(a) に示すように、LSIチップの全体に一体
的に形成されてもよいし、図9(b) に示すように、LS
Iチップ内で複数に分割された形状であってもよい。さ
らに、上記した構造では、デカップリングキャパシタ1
9の下に3層構造の配線を形成しているが、さらに層数
の多い多層配線構造を採用してもよい。
【0034】以上のような構造の半導体装置において
は、多層構造の配線8,10,13a〜13cとパッド
電極21a〜12cとの間にデカップリング用のキャパ
シタ19が形成されているので、キャパシタ19の上に
形成する絶縁膜が表面保護膜20の1層、多くても2層
程度なので、キャパシタ19の誘電体膜19を構成する
高誘電体が還元ガスに晒される工程が大幅に低減する。
即ち、高誘電体の酸素抜けを改善するための酸素プラズ
マ処理が従来よりも少なくなる。
【0035】しかも、MOSトランジスタ6、配線8,
10等の微細化に影響されず、最大で、ホール20a〜
20dを除くLSIチップのほぼ全体に形成することが
可能になって、キャパシタ19の容量が大きくなる。ま
た、MOSトランジスタ7のような半導体素子の微細
化、高集積化を妨げることもない。さらに、キャパシタ
19はLSIチップに形成されているために、キャパシ
タ19とMOSトランジスタ6や配線8,10とを接続
する距離は短くなって、インダクタンス成分が小さくな
り、高周波化に適応することができる。しかも、キャパ
シタ19の形成は、半導体装置の形成で採用される成膜
方法やパターニング方法を採用するために、歩留まりは
良好である。
【0036】ところで、キャパシタ19の誘電体膜17
を高誘電体材料から形成するために、ECRスパッタ
法、ヘリコン波スパッタ法、MOCVD法、レーザアブ
レーション、ゾルゲル、イオンビームデポジションなど
でもよいが、本実施形態では、好ましい方法として、R
Fマグネトロンスパッタ法を用いている。RFマグネト
ロンスパッタ法によれば、400℃程度の低い基板温度
で十分に高い誘電率の誘電体膜17の形成が可能にな
り、誘電体膜17の下方に形成されたMOSトランジス
タ6、多層構造の配線8,10に加熱による悪影響を及
ぼすことはない。
【0037】また、キャパシタ19の上部電極を構成す
る第2の導電膜18を接地することによって、その下方
の多層配線への不要な電磁波や信号を遮蔽することが可
能になり、半導体装置の誤動作を防止できる。ところ
で、本実施形態の構造のキャパシタ19を採用した10
mm角の第1のLSIを試作した。そのキャパシタ19の
上部電極(第2の導電膜18)と下部電極(第1の導電
膜16)の間の容量は1μF/cm2 であった。そして、
第1のLSIの駆動周波数を200MHz として電源イン
ピーダンスを測定した。
【0038】一方、キャパシタ19を有しない第2のL
SIを作製し、第2のLSIの電源系統に外付けで1μ
F/cm2 のキャパシタを接続した。そして、第2のLS
Iの駆動周波数を200MHz として電源インピーダンス
を測定した。この結果、キャパシタ19を内蔵した第1
のLSIの電源インピーダンスは、外部のキャパシタが
接続された第2のLSIの電源インピーダンスの約1/
50となった。また、第1のLSIと第2のLSIをそ
れぞれ1GHzで駆動した際のノイズレベルを比較した
ところ、第1のLSIのノイズレベルは第2のLSIの
ノイズレベルに比べて1/10以下になった。さらに、
セラミック基板上で、第1のLSIの実装面積は、第2
のLSIと外付けキャパシタの実装面積の約半分となっ
た。 (第2の実施の形態)第1の実施の形態の半導体装置
は、1層の誘電体を2層の導電体で挟んだ構造のキャパ
シタを有しているが、さらに容量を増やしたい場合に
は、導電体膜と誘電体膜を交互に複数形成した構造のキ
ャパシタを採用してもよい。そこで、以下に、3層の導
電体膜のそれぞれの間に誘電体膜を挟んだ構造のキャパ
シタの形成工程について図10〜図14を参照して説明
する。なお、図10〜図14において、図5(a) で示し
たと同じ符号は同じ要素を示している。
【0039】まず、図10(a) に示す構造を形成する。
その構造の形成工程は、第1実施形態の図5(a) と同様
であり、その詳細は省略する。次に、図10(b) に示す
ように、チタンとPtの二層構造よりなる第1の導電膜2
3をRFスパッタ法により形成した後に、第1の導電膜
23をパターニングして第2のビア15bの上に第1の
開口31を形成する。第1の開口31は、第2のビア1
5bよりも広く形成される。
【0040】続いて、図11(a) に示すように、第1の
開口31の中と第1の導電膜23の上に、膜厚100n
mの第1の誘電体膜24と膜厚150nmの第2の導電
膜25を順に形成する。第1の誘電体膜24は、第1実
施形態で示した強誘電体材料を採用し、その強誘電体材
料の形成方法としてはRFスパッタ法を採用することが
望ましい。また、第2の導電膜25として、例えばチタ
ンとPtの二層構造をRFスパッタ法により形成する。な
お、第1の誘電体膜24と第2の導電膜25は大気に晒
さずに連続的に形成する。
【0041】次に、図11(b) に示すように、第2の導
電膜25と第1の誘電体膜24をフォトリソグラフィー
法により順次パターニングすることにより、第1、第3
のビア15a, 15cの上方にそれぞれ第2、第3の開
口32,33を形成するとともに、第1の開口31の中
を通って第1の開口よりも狭い第1のホール34を形成
してそこから第2のビア15bを露出させる。この後
に、第1の誘電体膜24を酸素アニールすることによ
り、その膜質を改善する。
【0042】これに続いて、図12(a) に示すように、
第1の導電膜23をフォトリソグラフィー法によりパタ
ーニングすることにより、第3の開口33をさらに深く
して第3のビア15cを露出させる。次に、図12(b)
に示すように、第2の誘電体膜26と第3の導電膜27
を、第2,第3の開口32,33の中と第1のホール3
4の中と第2の導電膜25の上に順に形成する。第2の
誘電体膜26として、第1の誘電体膜24と同じ体材料
を採用し、同じ方法により形成する。第3の導電膜27
として、第2の導電膜と同じ材料を採用し、同じ方法に
より形成する。第2の誘電体膜26と第3の導電膜27
は大気に晒さずに連続的に形成する。
【0043】その後に、図13(a) に示すように、第3
の導電膜27と第2の誘電体膜26をフォトリソグラフ
ィー法によりパターニングすることにより、第1のホー
ル34と第3の開口33を上方に且つ広く延ばして第1
のホール34と第3の開口33からそれぞれ第2及び第
3のビア15b、15cを露出させ、同時に、第2の開
口32の中にそれよりも狭い第2のホール35を形成す
る。この後に、第1及び第2の誘電体膜24,26を酸
素アニールすることにより、それらの膜質を改善する。
【0044】なお、第1〜第3の導電膜23,24,2
7、第1及び第2の誘電体膜24,26をパターニング
する際には、開口やホールを形成するだけでなく、それ
ぞれの膜をキャパシタ形状に整形する。以上のようなパ
ターニングを終えた後に、ポリイミドなどの絶縁材料よ
りなる表面保護膜28を形成する。その後に、図14
(a) に示すように、表面保護膜28をフォトリソグラフ
ィー法によりパターニングすることにより、第1及び第
2のホール34,35を上に延ばすとともに、第3の開
口31の中にそれよりも狭い第3のホール36を形成す
る。これにより、第1のホール34内では第2のビア1
5bと第2の導電膜25が露出し、また、第2のホール
35内では第1の導電膜23と第3の導電膜27を露出
させ、さらに第3のホール36では第3のビア15cを
露出させる。
【0045】次に、表面保護膜28の上と第1〜第3の
ホール34〜36の中にチタン膜、ニッケル膜、金膜を
順に形成した後に、これらの金属膜をパターニングして
図14(b) に示すようなプラスパッド電極37a、マイ
ナスパッド電極37b、信号パッド電極37cを形成す
る。プラスパッド電極37aは、第2のホール35を通
して第1の導電膜23と第3の導電膜27に接続されて
第1のビア15aとプラス電源配線13aに電気的に接
続される。また、マイナスパッド電極37bは、第1の
ホール34を通して第2の導電膜25と第2のビア15
bに接続されてマイナス電源配線13bに電気的に接続
される。さらに、信号パッド電極37cは、第3のホー
ル36を通して第3のビア15cに接続されて信号配線
13cに電気的に接続される。即ち、第1〜第3の導電
膜23、25,27はそれぞれキャパシタの電極とな
る。
【0046】なお、プラスパッド電極37a、マイナス
パッド電極37b及び信号パッド電極37cの配置は、
図8とほぼ同じになる。これにより、図14(b) に示す
ように、第2の電極25の上と下にそれぞれデカップリ
ング用の上側のキャパシタ29aと下側のキャパシタ2
9bが形成される。そして、上側のキャパシタ29aと
下側のキャパシタ29bは、プラスパッド電極37aと
マイナスパッド電極37bによって並列に接続されるの
で、第4の層間絶縁膜14の上に存在するキャパシタの
容量は、第1実施形態のキャパシタの容量の約2倍とな
る。
【0047】この実施形態においても、第1実施形態と
同様に、LSIチップに搭載されるキャパシタの容量は
従来よりも大きくなり、またキャパシタを構成する高誘
電体材料の還元による劣化が抑制され、さらにMOSト
ランジスタ6等の高集積化を妨げることはない。しか
も、多層配線構造はキャパシタの下に存在するので、配
線構造を形成する毎にキャパシタの酸化物誘電体膜を酸
素アニールする必要が無くなる。
【0048】なお、図14(b) では2のキャパシタ29
a,29bを示しているが、導電膜と誘電体膜を交互に
複数層形成して3つ以上のキャパシタを重ねて形成して
もよい。また、キャパシタ29a,29bのプラス電源
配線13aとマイナス電源配線13bへの接続を逆にし
て、最上の導電膜27をアース電位としてもよい。とこ
ろで、上記した2つの実施形態において、デカップリン
グキャパシタ19,29a、29bの上にさらに配線を
形成したり、その配線の上に同じような構造の上側のキ
ャパシタを形成してもよい。或いは、上記デカップリン
グキャパシタ19,29a、29bの他に、多層配線の
下又はその中に上記デカップリングキャパシタより容量
の小さい他のデカップリングキャパシタを形成してもよ
い。
【0049】なお、多層配線層の上に形成したキャパシ
タを、デカップリング用ではなく、FeRAM、DRA
M等のメモリセルのキャパシタに用いてもよい。FeR
AM用のキャパシタの誘電体膜には、PZT、PLZT
等の強誘電体材料が使用される。 (付記1)半導体基板に形成された半導体素子と、前記
半導体素子及び前記半導体基板の上に形成された第1絶
縁膜と、前記第1絶縁膜の上に形成された第1電源系配
線、第2電源系配線及び信号系配線を有する多層配線構
造と、前記第1及び第2電源系配線と前記信号系配線の
上に形成される第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜の上に形
成されて前記第1電源系配線に電気的に接続されるデカ
ップリングキャパシタの第1電極と、前記第1電極の上
に形成される前記デカップリングキャパシタの第1誘電
体膜と、前記第1誘電体膜上に形成されて前記第2電源
系配線に電気的に接続される前記デカップリングキャパ
シタの第2電極とを有することを特徴とする半導体装
置。 (付記2)前記デカップリングキャパシタは、前記半導
体基板の上方の全体又は一部に形成されているか、前記
半導体基板の上方で分割されて形成されていることを特
徴とする付記1に記載の半導体装置。 (付記3)前記第1誘電体膜は、ペロブスカイト酸化物
であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。 (付記4)前記第1誘電体膜は、BaTiO3系、Pb系の酸化
物であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。 (付記5)前記第1電極、前記第1誘電体膜及び前記第
2電極を貫通する信号用開口と、前記デカップリングキ
ャパシタ上に形成された第3絶縁膜と、前記第3絶縁膜
に形成され且つ前記信号用開口内を通って前記信号用開
口より狭く形成された信号用ホールと、前記第3絶縁膜
に形成され且つ前記信号用ホール内を通り前記信号系配
線に電気的に接続される信号パッド電極をさらに有する
ことを特徴とする付記1に記載の半導体装置。 (付記6)前記デカップリングキャパシタを覆う第3の
絶縁膜と、前記第3の絶縁膜上に形成されて前記第1電
極に接続される第1電源パッド電極と、前記第3の絶縁
膜上に形成されて前記第2電極に接続される第2電源パ
ッド電極とをさらに有することを特徴とする付記1に記
載の半導体装置。 (付記7)前記デカップリングキャパシタは、前記第2
電極上に少なくとも1層交互に形成された第2誘電体膜
と第3電極をさらに有することを特徴とする付記1に記
載の半導体装置。 (付記8)前記第2誘電体膜は前記第1誘電体膜と同じ
材料から構成されていることを特徴とする付記7に記載
の半導体装置。 (付記9)前記第1、第2及び第3電極と前記第1及び
第2誘電体膜とを貫通する信号用開口と、前記デカップ
リングキャパシタ上に形成された第3絶縁膜と、前記第
3絶縁膜上に形成され且つ前記信号用開口内を通り前記
信号用開口より狭く形成された信号用ホールと、前記第
3絶縁膜上に形成され且つ前記信号用ホール内を通り前
記信号系配線に電気的に接続される信号パッド電極とを
さらに有することを特徴とする付記7に記載の半導体装
置。 (付記10)前記デカップリングキャパシタを覆う第3
の絶縁膜と、前記第3絶縁膜上に形成されて前記第1及
び前記第3電極と前記第1電源配線に電気的に接続され
る第1電源パッド電極と、前記第3絶縁膜上に形成され
て前記第2電極と前記第2電源配線に電気的に接続され
る第2電源パッドとをさらに有することを特徴とする付
記7に記載の半導体装置。 (付記11)前記デカップリングキャパシタの上に絶縁
膜を介して上側の配線が形成されていることを特徴とす
る付記1又は付記7に記載の半導体装置。 (付記12)半導体基板に半導体素子を形成する工程
と、前記半導体素子及び前記半導体基板の上に第1絶縁
膜を形成する工程と、前記記第1絶縁膜の上に、第1電
源系配線、第2電源系配線及び信号系配線を含む多層配
線構造を形成する工程と、前記多層配線の上に第2絶縁
膜を形成する工程と、前記第1電源系配線に電気的に接
続されるデカップリングキャパシタの第1電極を前記第
2絶縁膜の上に形成する工程と、前記デカップリングキ
ャパシタの酸化物からなる第1誘電体膜を500℃以下
の形成温度で前記第1電極の上に形成する工程と、前記
第2電源系配線に電気的に接続される前記デカップリン
グキャパシタの第2電極を前記第1誘電体膜上に形成す
る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
法。 (付記13)前記第2電極の上には、さらに第2誘電体
膜と第3電極を少なくとも1層交互に形成する工程を有
することを特徴とする付記12に記載の半導体装置の製
造方法。 (付記14)前記第2誘電体膜は、前記第1誘電体膜と
同じ材料から形成するkとを特徴とする付記16に記載
の半導体装置の製造方法。 (付記15)前記第1電極、前記第1誘電体膜、第2電
極は大気に晒さずに連続的に形成されることを特徴とす
る付記12に記載の半導体装置の製造方法。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、半導
体基板上の多層配線構造のさらに上にデカップリングキ
ャパシタを形成するようにしているので、半導体素子や
配線の微細化、高集積化に影響を及ぼさずに、最大でL
SIチップのほぼ一面全体にデカップリングキャパシタ
を形成することが可能になって、LSI内蔵のデカップ
リングキャパシタを従来よりも大きくすることができ
る。
【0051】また、デカップリングキャパシタはLSI
チップ内に作成されているために、デカップリングキャ
パシタと半導体素子又は配線とを接続する距離が短くな
ってインダクタンス成分が小さくなり、LSIの電源ノ
イズを有効に低減できる。本発明では、多層配線構造の
上にデカップリングキャパシタを形成するようにしたの
で、デカップリングキャパシタの誘電体膜を構成する例
えば高誘電体が還元ガスに晒される場面が少なくなって
キャパシタの劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、デカップリングキャパシタの接続例を
示す回路構成図である。
【図2】図2は、LSIチップとデカップリングキャパ
シタの一般的な配置を示す側面図である。
【図3】図3は、キャパシタを内蔵した従来の半導体装
置を示す断面図である。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図(その1)である。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図(その2)である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図(その3)である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の製造工程を示す断面図(その4)である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態に係る半導体装
置のパッド電極の配置を示す平面図である。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態の半導体装置に
係る半導体装置内のキャパシタの形成位置を示す平面図
である。
【図10】図10(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図(その1)であ
る。
【図11】図11(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図(その2)であ
る。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図(その3)であ
る。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の製造工程を示す断面図(その4)であ
る。
【符号の説明】
1…シリコン(半導体)基板、2…素子分離絶縁膜、3
…ゲート絶縁膜、4…ゲート電極、5s,5d…不純物
拡散層、6…MOSトランジスタ、7、9,11,14
…層間絶縁膜、12…絶縁膜、13a…プラス電源配
線、13b…マイナス電源配線、13c…信号配線、1
4a〜14c…ビアホール、15a〜15c…ビア、1
6,18…導電膜、17…誘電体膜、19a〜19c…
開口、20…表面保護膜、20a〜20c…ホール、2
1a…プラスパッド電極、21b…マイナスパッド電
極、21c…信号パッド電極、23,25,27…導電
膜、24,26…誘電体膜、28…表面保護膜、29
a,29b…キャパシタ、31,32,33…開口、3
4,35,36…ホール、37a…プラスパッド電極、
37b…マイナスパッド電極、37c…信号パッド電
極。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、デカップリングキャパシタの接続例を
示す回路構成図である。
【図2】図2は、LSIチップとデカップリングキャパ
シタの一般的な配置を示す側面図である。
【図3】図3は、キャパシタを内蔵した従来の半導体装
置を示す断面図である。
【図4】図4(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の形成工程を示す断面図(その1)である。
【図5】図5(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の形成工程を示す断面図(その2)である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の形成工程を示す断面図(その3)である。
【図7】図7(a),(b) は、本発明の第1実施形態に係る
半導体装置の形成工程を示す断面図(その4)である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態に係る半導体装
置のパッド電極の配置を示す平面図である。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態の半導体装置に
係る半導体装置内のキャパシタの形成位置を示す平面図
である。
【図10】図10(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その1)であ
る。
【図11】図11(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その2)であ
る。
【図12】図12(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その3)であ
る。
【図13】図13(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その4)であ
る。
【図14】図14(a),(b) は、本発明の第2実施形態に
係る半導体装置の形成工程を示す断面図(その5)であ
る。
【符号の説明】 1…シリコン(半導体)基板、2…素子分離絶縁膜、3
…ゲート絶縁膜、4…ゲート電極、5s,5d…不純物
拡散層、6…MOSトランジスタ、7、9,11,14
…層間絶縁膜、12…絶縁膜、13a…プラス電源配
線、13b…マイナス電源配線、13c…信号配線、1
4a〜14c…ビアホール、15a〜15c…ビア、1
6,18…導電膜、17…誘電体膜、19a〜19c…
開口、20…表面保護膜、20a〜20c…ホール、2
1a…プラスパッド電極、21b…マイナスパッド電
極、21c…信号パッド電極、23,25,27…導電
膜、24,26…誘電体膜、28…表面保護膜、29
a,29b…キャパシタ、31,32,33…開口、3
4,35,36…ホール、37a…プラスパッド電極、
37b…マイナスパッド電極、37c…信号パッド電
極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西沢 元亨 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岡本 圭史郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 丸山 研二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山脇 秀樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 梅宮 茂良 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 倉澤 正樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH13 HH18 JJ11 JJ32 KK11 KK18 KK32 MM01 MM12 MM13 NN06 NN07 QQ48 QQ74 QQ91 RR03 RR04 RR06 SS09 SS11 TT04 VV04 VV07 VV10 VV16 WW03 XX00 5F038 AC05 AC15 AZ06 BH03 BH19 CD02 CD05 CD14 EZ20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された半導体素子と、 前記半導体素子及び前記半導体基板の上に形成された第
    1絶縁膜と、 前記第1絶縁膜の上に形成された第1電源系配線、第2
    電源系配線及び信号系配線を有する多層配線構造と、 前記第1及び第2電源系配線と前記信号系配線の上に形
    成される第2絶縁膜と、 前記第2絶縁膜の上に形成されて前記第1電源系配線に
    電気的に接続されるデカップリングキャパシタの第1電
    極と、 前記第1電極の上に形成される前記デカップリングキャ
    パシタの第1誘電体膜と、 前記第1誘電体膜上に形成されて前記第2電源系配線に
    電気的に接続される前記デカップリングキャパシタの第
    2電極とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1電極、前記第1誘電体膜及び前記
    第2電極を貫通する信号用開口と、 前記デカップリングキャパシタ上に形成された第3絶縁
    膜と、 前記第3絶縁膜に形成され且つ前記信号用開口内を通っ
    て前記信号用開口より狭く形成された信号用ホールと、 前記第3絶縁膜に形成され且つ前記信号用ホール内を通
    り前記信号系配線に電気的に接続される信号パッド電極
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  3. 【請求項3】前記デカップリングキャパシタを覆う第3
    の絶縁膜と、 前記第3の絶縁膜上に形成されて前記第1電極に接続さ
    れる第1電源パッド電極と、 前記第3の絶縁膜上に形成されて前記第2電極に接続さ
    れる第2電源パッド電極とをさらに有することを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記デカップリングキャパシタは、前記第
    2電極上に少なくとも1層交互に形成された第2誘電体
    膜と第3電極をさらに有することを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基板に半導体素子を形成する工程
    と、 前記半導体素子及び前記半導体基板の上に第1絶縁膜を
    形成する工程と、 前記記第1絶縁膜の上に、第1電源系配線、第2電源系
    配線及び信号系配線を含む多層配線構造を形成する工程
    と、 前記多層配線の上に第2絶縁膜を形成する工程と、 前記第1電源系配線に電気的に接続されるデカップリン
    グキャパシタの第1電極を前記第2絶縁膜の上に形成す
    る工程と、 前記デカップリングキャパシタの酸化物からなる第1誘
    電体膜を500℃以下の形成温度で前記第1電極の上に
    形成する工程と、 前記第2電源系配線に電気的に接続される前記デカップ
    リングキャパシタの第2電極を前記第1誘電体膜上に形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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