JP2003060115A - キャパシタ内蔵回路基板及びその製造方法 - Google Patents

キャパシタ内蔵回路基板及びその製造方法

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JP2003060115A JP2001249375A JP2001249375A JP2003060115A JP 2003060115 A JP2003060115 A JP 2003060115A JP 2001249375 A JP2001249375 A JP 2001249375A JP 2001249375 A JP2001249375 A JP 2001249375A JP 2003060115 A JP2003060115 A JP 2003060115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デカップリングキャパシタの静電容量を大き
くし、かつ信号伝搬遅延の増大を抑制することが可能な
キャパシタ内蔵回路基板を提供する。 【解決手段】 導電性材料で形成された第1の接続部
材、第2の接続部材、及び第3の接続部材の各々が、誘
電体層の上面から、該誘電体層内を経由し、該誘電体層
の底面まで至る。誘電体層の上面、底面、及び内部のい
ずれかに第1の電極が配置されている。第1の電極は、
第1の接続部材に接続される。誘電体層の上面、底面、
及び内部のいずれかに第2の電極が配置されている。第
2の電極は、第2の接続部材に接続され、誘電体層の少
なくとも一部を挟み、第1の電極とともにキャパシタを
構成する。誘電体層のうち、第3の接続部材に接する部
分の誘電率が、他の部分の誘電率よりも低い低誘電率領
域とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャパシタ内蔵回
路基板及びその製造方法に関し、特に実装基板とLSI
チップとの間に配置され、両者を電気的に接続するのに
適したキャパシタ内蔵回路基板及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模集積回路素子(LSI)の高
密度化が進むとともに、動作速度が年々上昇している。
LSIの動作速度が上昇すると、電子回路のスイッチン
グに起因して、電源バスラインの電圧ノイズや電圧変動
が発生しやすくなる。電圧ノイズや電圧変動を抑制する
ために、電源バスラインと接地バスラインとの間にデカ
ップリングキャパシタを配置することが有効である。こ
のデカップリングキャパシタを、LSIチップと実装基
板(マザーボード)との間に配置される中間基板(イン
ターポーザ)に内蔵する技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デカップリングキャパ
シタの静電容量を大きくするために、誘電体材料として
バリウムストロンチウムタイタネート((Ba,Sr)
TiO3)等の高誘電率材料が使用される。ところが、
中間基板には、信号用のビアも配置されている。中間基
板の材料として高誘電率材料を使用すると、信号用ビア
と電源バスラインとの間の寄生容量、及び信号用ビアと
接地バスラインとの間の寄生容量が大きくなってしま
う。この寄生容量の増大は、信号伝搬遅延をもたらす。
【0004】本発明の目的は、デカップリングキャパシ
タの静電容量を大きくし、かつ信号伝搬遅延の増大を抑
制することが可能なキャパシタ内蔵回路基板及びその製
造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、上面と底面とが画定され、誘電体材料で形成された
誘電体層と、各々が、前記誘電体層の上面から、該誘電
体層内を経由し、該誘電体層の底面まで至り、導電性材
料で形成された第1の接続部材、第2の接続部材、及び
第3の接続部材と、前記誘電体層の上面、底面、及び内
部のいずれかに配置され、前記第1の接続部材に接続さ
れた第1の電極と、前記誘電体層の上面、底面、及び内
部のいずれかに配置され、該誘電体層の少なくとも一部
を挟み、前記第1の電極とともにキャパシタを構成し、
前記第2の接続部材に接続された第2の電極とを有し、
前記誘電体層のうち、前記第3の接続部材に接する部分
の誘電率が、他の部分の誘電率よりも低い低誘電率領域
とされているキャパシタ内蔵回路基板が提供される。
【0006】第1の接続部材と第2の接続部材とが、キ
ャパシタにより結合される。一方を電源バスラインに接
続し、他方を接地バスラインに接続すると、スイッチン
グに起因する電圧変動を抑制することができる。また、
第3の接続部材の周囲の誘電率が低くされているため、
第3の接続部材とその他の導電部材との間の寄生容量を
少なくすることができる。第3の接続部材に印加される
電気信号の伝搬遅延を抑制することができる。
【0007】本発明の他の観点によると、(a)厚さ方
向に貫通する第1の導電性ビア、第2の導電性ビア、及
び第3の導電性ビアが形成されたベース基板を準備する
工程と、(b)前記ベース基板の表面上に、前記第1の
導電性ビアに接続され、前記第2及び第3の導電性ビア
には重ならない第1の電極を形成する工程と、(c)前
記第1の電極を覆うように、誘電体材料からなる誘電体
膜を形成する工程と、(d)前記誘電体膜のうち、前記
第3の導電性ビアの周囲の領域に、イオン注入を行うこ
とにより、イオン注入された領域の誘電率を、他の領域
の誘電率よりも低下させる工程と、(e)前記誘電体膜
の上に、該誘電体膜を挟んで前記第1の電極に対向し、
かつ前記第2の導電性ビアに接続された第2の電極を形
成する工程と、(f)前記誘電体膜及び前記第2の電極
の上に、絶縁性の保護膜を形成する工程と、(g)前記
保護膜を、その厚さ方向に貫通し、それぞれ前記第1の
電極、前記第2の電極、及び前記第3の導電性ビアに電
気的に接続された第4の導電性ビア、第5の導電性ビ
ア、及び第6の導電性ビアを形成する工程とを有するキ
ャパシタ内蔵回路基板の製造方法が提供される。
【0008】イオン注入によって、誘電率の低い領域が
形成される。従って、低誘電率の別部材を配置する場合
に比べて、製造工程の簡易化を図ることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、LSIチップを、中間基
板を介して実装基板に実装した電子回路装置の概略側面
図を示す。実装基板1の主表面上に複数のパッド2が形
成されている。中間基板(インターポーザ)3の底面上
に複数のパッド4が形成されている。中間基板3のパッ
ド4は、バンプ5により、実装基板1の対応するパッド
2に接続されている。
【0010】中間基板3の上面にも、複数のパッド6が
形成されている。複数のパッド6の各々は、中間基板3
の内部を貫通するビアにより、底面上に形成された対応
するパッド4に接続されている。LSIチップ7の表面
上に複数のパッド8が形成されている。パッド8は、バ
ンプ9を介して、中間基板3の対応するパッド6に接続
されている。
【0011】図2に、本発明の実施例によるキャパシタ
内蔵回路基板の断面図を示す。シリコンからなる基板1
0Aの表面上に熱酸化による酸化シリコン膜10Bが形
成されており、基板10Aと酸化シリコン膜10Bと
が、ベース基板10を構成している。ベース基板10
に、基板を厚さ方向に貫通する複数の導電性のビアが形
成されている。図2には、複数のビアのうち、電源用ビ
ア11V、接地用ビア11G、及び信号用ビア11Sが
表されている。
【0012】ベース基板10の底面上に、パッド4V、
4G、及び4Sが形成されている。パッド4V、4G、
及び4Sは、それぞれ電源用ビア11V、接地用ビア1
1G、及び信号用ビア11Sに接続されている。これら
のパッド4V、4G、及び4Sは、図1に示したバンプ
5を介して実装基板1にフリップチップボンディングさ
れる。
【0013】ベース基板10の上面の一部を下側電極2
0が覆う。下側電極20は、厚さ25〜30nmのTi
2膜20Aと、厚さ100〜150nmのPt膜20
Bとの2層構造を有する。また、下側電極20は、電源
用ビア11Vに接続されており、信号用ビア11Sの脇
を通過し、接地用ビア11Sの近傍まで連続している。
すなわち、下側電極20は、信号用ビア11S及び接地
用ビア11Gのいずれにも重ならない。下側電極20
は、その縁から信号用ビア11Sまでの最短距離が、接
地用ビア11Gまでの最短距離よりも長くなるような平
面形状を有する。
【0014】下側電極20を覆うように、厚さ100〜
150nmの第1層目の高誘電率材料からなる誘電体膜
22が形成されている。誘電体膜22は、例えばバリウ
ムストロンチウムタイタネート((Ba,Sr)TiO
3)(以下、BSTと記す。)で形成される。誘電体膜
22に、ビアホール22V、22G、及び22Sが形成
されている。ビアホール22V、22G、22Sは、そ
れぞれベース基板10の電源用ビア11V、接地用ビア
11G、及び信号用ビア11Sに対応する位置に配置さ
れている。誘電体膜22のうちビアホール22Sの周囲
の領域が、他の領域よりも誘電率の低い低誘電率領域2
3とされている。低誘電率領域23は、後述するように
BSTにチタン(Ti)と酸素(O)とをイオン注入す
ることにより形成される。
【0015】第1層目の誘電体膜22の表面上に、Pt
からなる中間電極30が形成されている。中間電極30
は、第1層目の誘電体膜22に形成されたビアホール2
2G内を経由して接地用ビア11Gに接続されている。
また、中間電極30は、低誘電率領域23の脇を通過し
て、ビアホール22Vの近傍まで連続している。中間電
極30は、その縁からビアホール22Sの内周面までの
最短距離が、ビアホール22Vの内周面までの最短距離
よりも長くなるような平面形状とされている。
【0016】中間電極30を覆うように、厚さ100〜
150nmの第2層目の誘電体膜32が形成されてい
る。第2層目の誘電体膜32に、ビアホール32V、3
2G、及び32Sが形成されている。ビアホール32
V、32G、及び32Sは、それぞれ、第1層目の誘電
体膜22に形成されたビアホール22V、22G、及び
22Sと同じ位置に配置されている。誘電体膜32のう
ちビアホール32Sの周囲の領域が、第1層目の誘電体
膜22と同様に低誘電率領域33とされている。
【0017】第2層目の誘電体膜32の表面上に、Pt
からなる厚さ100〜150nmの上側電極40が形成
されている。上側電極40は、ビアホール22V及び3
2V内を経由して下側電極20に接続されており、下側
電極20とほぼ同一の平面形状を有する。
【0018】上側電極40を覆うように、ポリイミドか
らなる厚さ5〜10μmの保護膜50が形成されてい
る。保護膜50に、ビアホール50V、50G、及び5
0Sが形成されている。ビアホール50V、50G、及
び50Sは、それぞれ第2層目の誘電体膜32に形成さ
れたビアホール32V、32G、及び32Sと同じ位置
に配置されている。
【0019】保護膜50の表面上にPtからなるパッド
6V、6G、及び6Sが形成されている。パッド6V
は、ビアホール50V内を埋め込むチップ側電源用ビア
51Vを介して、上側電極40に接続されている。パッ
ド6Gは、ビアホール50G及び32G内を埋め込むチ
ップ側接地用ビア51Gを介して中間電極30に接続さ
れている。パッド6Sは、ビアホール50S、32S、
及び22S内を埋め込むチップ側信号用ビア51Sを介
して信号用ビア11Sに接続されている。
【0020】電源用ビア11V、下側電極20、上側電
極40、チップ側電源用ビア51V、及びパッド6Vを
通して、図1に示した実装基板1からLSIチップ7に
電源電圧が供給される。また、LSIチップ7の接地バ
スラインが、パッド6G、チップ側接地用ビア51G、
中間電極30、及び接地用ビア11Gを通して、実装基
板1の接地線に接続される。信号用ビア11S、チップ
側信号用ビア51S、及びパッド6Sを通して、実装基
板1とLSIチップ7との間で電気信号の送受信が行わ
れる。
【0021】第1層目の誘電体膜22を挟んで対向する
下側電極20と中間電極30、及び第2層目の誘電体膜
32を挟んで対向する中間電極30と上側電極40が、
デカップリングキャパシタを構成する。このため、LS
Iチップ7内のスイッチングに起因する電圧ノイズや電
圧変動を抑制することができる。誘電体膜22及び32
のうち、電気信号が伝達される信号用ビア11S及びチ
ップ側信号用ビア51Sの周囲が低誘電率領域23及び
33とされている。このため、信号用ビア11S及びチ
ップ側信号用ビア51Sと、他の配線との間の寄生容量
を低減することができる。これにより、信号の伝搬遅延
を防止することができる。
【0022】次に、図3及び図4を参照して、図1に示
したキャパシタ内蔵回路基板の製造方法について説明す
る。
【0023】図3(A)に示すベース基板10を作製す
る。ベース基板10は、例えば、下記の方法で作製する
ことができる。
【0024】まず、シリコン基板の一方の面(図3
(A)において上側の面)上に、厚さ50nmのCr膜
と厚さ1500nmのCu膜とを順番に成膜する。この
2層は、例えばスパッタリングにより形成される。シリ
コン基板の他方の面(図3(A)において下側の面)上
に、ビア11V、11S及び11Gに対応する開口を有
するレジストパターンを形成する。このレジストパター
ンをマスクとし、反応性ガスを用いた誘導結合プラズマ
エッチングによりシリコン基板をエッチングする。ビア
ホールが形成され、その底面にCr膜とCu膜との積層
構造が残る。
【0025】化学気相成長により、ビアホールの内面上
に酸化シリコン膜を形成する。ビアホールの底面に残っ
ているCr膜とCu膜との積層構造上に堆積した酸化シ
リコン膜を、ドライエッチングにより除去する。Cr膜
とCu膜との積層構造をシード層として用い、めっき法
によりビアホール内をPt、Au、Cu等の金属で埋め
込む。パッド4V、4S、及び4Gを形成し、上側の表
面上に形成されているCr膜とCu膜との2層をウェッ
トエッチングにより除去する。ここまでの工程で、ベー
ス基板10が作製される。
【0026】なお、ベース基板として、特開平11−2
74408号公報(米国出願09/031236)に開
示された多層セラミック基板を用いてもよい。
【0027】ベース基板10の上面(酸化シリコン膜1
0Bが形成されている方の面)の上に、スパッタリング
により厚さ10nmのTi膜を形成する。空気または酸
素等の酸化性雰囲気中で、650〜700℃で30分間
の熱処理を行い、Ti膜を酸化する。これにより、厚さ
25〜30nmのTiO2膜20Aが形成される。この
TiO2膜20Aの上に、スパッタリングにより厚さ1
00nmのPt膜20Bを形成する。TiO2膜20A
は、Pt膜20Bの密着性を高める作用を有する。
【0028】TiO2膜20AとPt膜20Bとの2層
をパターニングし、この2層で構成された下側電極20
を残す。この2層のパターニングは、例えば、残すべき
下側電極20の表面をレジストパターンでマスクし、A
rイオンを用いてミリングすることにより行われる。
【0029】図3(B)に示す状態までの工程について
説明する。下側電極20を覆うように、ベース基板10
の上にバリウムストロンチウムタイタネート(BST)
からなる誘電体膜22を形成する。BSTからなる誘電
体膜22は、例えば、RFマグネトロンスパッタリン
グ、ゾルゲル法、有機金属化学気相成長(MO−CV
D)等によって形成することができる。RFマグネトロ
ンスパッタリングにより誘電体膜22を形成する場合の
成膜条件の一例を以下に示す。
【0030】ターゲットとして、Ba:Sr:Ti=
7:3:10の原子数比を有するBST焼結体を用い
る。成膜温度は600℃とする。Arガス及びO2ガス
の流量を、それぞれ80sccm及び10sccmとす
る。雰囲気圧力は、4Pa(30mTorr)とする。
投入するRF電力は300Wとする。この条件で成膜さ
れたBST膜のBaとSrとの組成比は約65:35で
あった。
【0031】Arイオンを用いてミリングすることによ
り、誘電体膜22に、ビアホール22V、22S、及び
22Gを形成する。
【0032】図3(C)に示すように、誘電体膜22の
表面をレジストマスク60で覆う。レジストマスク60
には、基板法線に平行な視線で見た時、ビアホール22
Sを内包する開口60Aが設けられている。
【0033】レジストマスク60をマスクとして、誘電
体膜22にTiイオンとOイオンとを注入する。Tiイ
オンの注入条件は、例えば、加速エネルギ100ke
V、ドーズ量1×1017cm-2であり、Oイオンの注入
条件は、例えば、加速エネルギ35keV、ドーズ量2
×1017cm-2である。イオン注入後、レジストマスク
60を除去し、1気圧の酸素雰囲気中で、650℃で1
5分間の熱処理を行う。BST微結晶の界面(グレイン
バウンダリ)にTiOxが形成されることによって、イ
オン注入された部分の誘電率が低下する。また、高エネ
ルギのイオンが、誘電体膜22内の原子に衝突してロン
グレンジの結晶性が崩されることによっても、誘電率が
低下する。
【0034】なお、好適なイオン注入条件は、誘電体膜
22の厚さによって変動する。注入されたイオンの深さ
方向の濃度分布のピークが、誘電体膜22のほぼ中央に
位置するような加速エネルギとすることが好ましい。例
えば、加速エネルギは、10〜500keVの範囲から
選択することができるであろう。また、ドーズ量の好適
な範囲は、1×1013〜1×1018cm-2である。
【0035】図4(D)に示すように、イオン注された
部分に、低誘電率領域23が形成される。図4(D)で
は、低誘電率領域23とその他の高誘電率の領域との境
界を明確に表しているが、実際には、以下に示す理由に
より、境界近傍において誘電率が徐々に変化する。図3
(C)に示した開口60Aの底面に露出した誘電体膜2
2にイオンが入射することにより、この部分の結晶性が
崩される。入射したイオンは、誘電体膜22の構成原子
との衝突を繰り返し、横方向にも進行する。従って、レ
ジストマスク60に覆われている領域であっても、開口
60Aの近傍の領域の結晶性が崩される。結晶性の崩れ
の程度は、開口60Aから遠ざかるに従って小さくな
る。また、過剰なTi及びOの濃度も、開口60Aから
遠ざかるに従って低くなる。このため、開口60Aの外
周の近傍に、誘電率が徐々に変化する領域が形成され
る。
【0036】図4(D)に戻って説明を続ける。誘電体
膜22の上に、スパッタリングにより厚さ100nmの
Pt膜を形成する。このPt膜をパターニングすること
により、中間電極30を残す。中間電極30を覆うよう
に、BSTからなる厚さ100nmの第2層目の誘電体
膜32を形成する。第2層目の誘電体膜32に、ビアホ
ール32V、32S、及び32Gを形成する。
【0037】図4(E)に示すように、第2層目の誘電
体膜32の上に、レジストマスク65を形成する。レジ
ストマスク65に、ビアホール32Sを内包する開口6
5Aが形成されており、レジストマスク65は、図3
(C)に示したレジストマスク60と同一の平面形状を
有する。
【0038】レジストマスク65をマスクとして、第2
層目の誘電体膜32にTiイオン及びOイオンを注入す
る。イオン注入条件は、図3(C)で説明した第1層目
の誘電体膜22へのイオン注入条件と同一である。イオ
ン注入後、レジストマスク60を除去し、熱処理を行
う。この熱処理条件も、第1層目の誘電体膜22へのイ
オン注入後の熱処理条件と同一である。
【0039】図4(F)に示すように、ビアホール32
Sの周囲に、低誘電率領域33が形成される。低誘電率
領域33と、その周囲の高誘電率の領域との境界にも、
第1層目の低誘電率領域23の場合と同様に、誘電率が
徐々に変化する領域が形成される。
【0040】第2層目の誘電体膜32の上に、厚さ10
0nmのPt膜を形成する。このPt膜をパターニング
することにより、上側電極40を残す。上側電極40を
覆うように、ポリイミドからなる厚さ5〜10μmの保
護膜50を形成する。保護膜50に、ビアホール50
V、50S、及び50Gを形成する。保護膜50、ビア
ホール50V、50S、及び50Gは、例えば、感光性
ポリイミド原料のスピンコート、露光、現像、ベーキン
グを行うことにより形成される。
【0041】図2に示したように、ビアホール内を埋め
込む導電性ビア51V、51S、51G、及びこれらの
ビアに連続するパッド6V、6S、6Gを形成する。こ
れらの導電性ビア及びパッドは、Ptで形成される。導
電性ビア51V、51S、51Gの埋め込みと、パッド
6V、6S、6Gを形成するPt膜の堆積とは、別工程
で行ってもよいし、同一工程で行ってもよい。
【0042】図2に示した信号用ビア11S及び51S
の周囲に、誘電体膜22及び32の材料とは別の低誘電
率の材料からなる部材を配置する方法では、製造工程が
複雑になり、歩留まり低下が懸念される。上述の製造方
法では、図3(C)及び図4(E)に示したイオン注入
により、誘電体膜22及び32の一部に低誘電率領域2
3及び33が形成される。このため、比較的容易に低誘
電率領域23及び33を形成することができる。
【0043】上記実施例では、BSTからなる誘電体膜
22及び32に、TiイオンとOイオンとを注入して、
グレインバウンダリにTiOxを成長させたが、その他
の酸化物を形成する元素を注入してもよい。例えば、S
iとOとを注入してもよい。このとき、例えば、Siイ
オンの加速エネルギを60keV、ドーズ量を1×10
17cm-2とし、Oイオンの加速エネルギを35keV、
ドーズ量を2×1017cm-2とすればよい。また、イオ
ン注入後の熱処理は、例えば、1気圧の酸素雰囲気中
で、650℃で30分間行えばよい。この熱処理によ
り、BSTのグレインバウンダリにSiO2が成長し、
イオン注入された部分の誘電率が低下する。
【0044】また、誘電体膜22及び32に、Mnをイ
オン注入してもよい。Mnの注入後、熱処理を行うと、
注入されたMnがTiと置換され、アクセプタとして作
用する。これにより、Mnの注入された領域の誘電率が
低下する。Mnイオンは、例えば、10keV、50k
eV、100keV、150keV、及び200keV
の複数の加速エネルギで注入することが好ましい。ま
た、ドーズ量が、例えば、全体で1×1017cm-2とな
るように、各加速エネルギにおけるイオン注入条件が設
定される。
【0045】上記実施例では、ベース基板10の母体と
して、シリコン基板10Aを用いたが、シリコン以外の
半導体基板を用いてもよい。例えば、ゲルマニウム(G
e)、シリコンゲルマニウム(SiGe)を用いてもよ
いし、III/V族化合物半導体を用いてもよい。II
I/V族化合物半導体の例として、GaAs、InA
s、InP等が挙げられる。
【0046】上記実施例では、図2に示した下側電極2
0の密着層としてTiO2膜20Aを用いたが、Pt膜
の密着性を高める他の材料からなる膜を用いてもよい。
密着層の材料として、例えば、貴金属、貴金属同士の合
金、貴金属と他の金属との合金、導電性の貴金属酸化
物、導電性金属酸化物、導電性金属窒化物等を用いるこ
とができる。また、絶縁性金属酸化物や絶縁性金属窒化
物を用いることも可能である。絶縁性材料を用いる場合
には、図2に示したPt膜20Bと電源用ビア11Vと
が接触するように、密着層の、電源用ビア11Vに対応
する領域に開口を形成しておく必要がある。さらに、こ
れらの材料からなる層を積層して密着層としてもよい。
これらの材料として、TiO2以外に、Ir、Zr、T
i、IrOx、PtOx、ZrOx、TiN、TiAl
N、TaN、TaSiN等が挙げられる。
【0047】上記実施例では、図2に示した下側電極2
0の一部、中間電極30、及び上側電極40にPtを用
いたが、他の導電性材料を用いてもよい。例えば、遷移
金属、貴金属、貴金属同士の合金、貴金属とその他の金
属との合金、導電性貴金属酸化物等を用いることができ
る。さらに、これらの材料からなる層を積層した構造と
してもよい。これらの材料の例として、Pt、Pd、I
r、Ru、Rh、Re、Os、PtOx、IrOx、Ru
x、Au、Ag、Cu等が挙げられる。
【0048】上記実施例では、図2に示した誘電体膜2
2及び32の材料として、BSTを用いたが、その他の
一般式ABO3で表されるペロブスカイト構造の高誘電
率材料を用いてもよい。ここで、Aは、1価乃至3価の
陽イオンとなる元素である。また、Bは、酸性酸化物を
構成する金属元素であり、例としてTi、Zr、Hf、
V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Cu、
Ag、Au等が挙げられる。一般式ABO3で表される
ペロブスカイト構造の高誘電率材料の例として、BST
以外にPbTiO3、Pb(Zr,Ti)O3、Pb(M
g,Nb)O3等が挙げられる。
【0049】上記実施例では、BSTに過剰なTiとO
とをイオン注入して低誘電率領域23及び33を形成し
たが、不純物を注入して誘電率を低下させることも可能
である。例えば、ABO3構造のサイトAの原子を置き
換えてドナーとなるNa、K、Rb、Csを注入しても
よい。また、不純物としてYを注入してもよい。Yは、
サイトAの原子半径がサイトBの原子半径よりも小さい
とき、サイトAの原子を置き換えてドナーとなり、サイ
トAの原子半径がサイトBの原子半径よりも大きいと
き、サイトBの原子を置き換えてアクセプタとなる。そ
の外に、サイトAの原子を置き換えてドナーとなるL
a、サイトBの原子を置き換えてドナーとなるNb、サ
イトBの原子を置き換えてアクセプタとなるMn、F
e、Al、Gaを注入してもよい。また、複数種の不純
物を注入してもよい。
【0050】その他の高誘電率材料として、一般式A2
2x(xは6または7)で表されるパイロクロア構造
の化合物を用いることもできる。このような化合物の例
として、Pb2(Zr,Ti)27、Pb2(Mg,N
b)27等が挙げられる。
【0051】さらに、その他の高誘電率材料として、銅
ベースの酸化物材料(例えばBa0. 9Nd0.1Cu
2)、タングステンブロンズ構造の酸化物材料(例え
ばSr0.6Ba0.4Nb26)、層状構造を持つビスマス
タンタレート(例えばSrBi2Ta 29)、層状構造
を持つビスマスナイオベート(例えばSr0.76Bi0.24
Nb29)、層状構造を持つビスマスタイタネート(例
えばBi4Ti312)等を用いてもよい。
【0052】これらの高誘電率材料に、構成元素のイオ
ンを注入してロングレンジオーダの結晶性を崩すことに
よって、誘電率を低下させることができる。
【0053】上記実施例では、BSTからなる誘電体膜
22及び32にイオン注入した後に、熱処理を行って、
微結晶粒の界面(グレインバウンダリ)にTiOxを成
長させたが、主として結晶性を崩すことによって誘電率
を低下させる場合には、この熱処理は不要である。ま
た、BSTの微結晶粒の界面にTiOxを成長させる場
合には、誘電率低下の十分な効果を得るために、熱処理
温度を700〜800℃とすることが好ましい。
【0054】また、上記実施例では、図2に示したよう
に、電源用ビア11Vに接続されたデカップリングキャ
パシタの電極として、下側電極20と上側電極40との
2層としたが、いずれか一方のみの1層構造としてもよ
い。また、接地用ビア11Gに接続されたデカップリン
グキャパシタの電極を複数層とし、電源用ビア11Vに
接続された電極を3層以上としてもよい。
【0055】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高誘電率の誘電体膜の一部にイオンを注入することによ
り、イオンの注入された部分の誘電率を低下させる。キ
ャパシタインターポーザの信号用ビアの周囲の誘電率を
低下させると、寄生容量に起因する信号伝搬遅延を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるキャパシタ内蔵回路基板
を用いた電子回路装置の側面図である。
【図2】本発明の実施例によるキャパシタ内蔵回路基板
の断面図である。
【図3】本発明の実施例によるキャパシタ内蔵回路基板
の製造方法を説明するための基板の断面図(その1)で
ある。
【図4】本発明の実施例によるキャパシタ内蔵回路基板
の製造方法を説明するための基板の断面図(その2)で
ある。
【符号の説明】
1 実装基板 2、4、6、8 パッド 3 中間基板 5、9 バンプ 7 LSIチップ 10 ベース基板 11V、51V 電源用ビア 11G、51G 接地用ビア 11S、51S 信号用ビア 20 下側電極 22 第1層目の誘電体膜 22V、22S、22G ビア 30 中間電極 32 第2層目の誘電体膜 32V、32S、32G ビア 40 上側電極 50 保護膜 60、65 レジストマスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面と底面とが画定され、誘電体材料
    で形成された誘電体層と、 各々が、前記誘電体層の上面から、該誘電体層内を経由
    し、該誘電体層の底面まで至り、導電性材料で形成され
    た第1の接続部材、第2の接続部材、及び第3の接続部
    材と、 前記誘電体層の上面、底面、及び内部のいずれかに配置
    され、前記第1の接続部材に接続された第1の電極と、 前記誘電体層の上面、底面、及び内部のいずれかに配置
    され、該誘電体層の少なくとも一部を挟み、前記第1の
    電極とともにキャパシタを構成し、前記第2の接続部材
    に接続された第2の電極とを有し、 前記誘電体層のうち、前記第3の接続部材に接する部分
    の誘電率が、他の部分の誘電率よりも低い低誘電率領域
    とされているキャパシタ内蔵回路基板。
  2. 【請求項2】 前記低誘電率領域と、その他の領域との
    境界部分の誘電率が、前記第3の接続部材に近づくに従
    って徐々に低くなっている請求項1に記載のキャパシタ
    内蔵回路基板。
  3. 【請求項3】 さらに、前記誘電体層の底面に接するベ
    ース基板と、前記ベース基板内を、その厚さ方向に貫通
    し、前記第1の接続部材、第2の接続部材、及び第3の
    接続部材にそれぞれ接続された複数の導電性ビアとを有
    する請求項1または2に記載のキャパシタ内蔵回路基
    板。
  4. 【請求項4】 前記低誘電率領域が、前記誘電体層の結
    晶性を崩すことによって得られた領域である請求項1乃
    至3に記載のキャパシタ内蔵回路基板。
  5. 【請求項5】 前記誘電体層が、誘電体材料からなる多
    数の微結晶粒を含み、前記低誘電率領域においては、微
    結晶粒の界面に酸化物が成長している請求項1乃至3に
    記載のキャパシタ内蔵回路基板。
  6. 【請求項6】 前記誘電体層が、一般式ABO3で表さ
    れるペロブスカイト構造の酸化物であり、前記低誘電率
    領域においては、サイトAまたはサイトBの一部の原子
    が、不純物原子によって置換されている請求項1乃至3
    に記載のキャパシタ内蔵回路基板。
  7. 【請求項7】 (a)厚さ方向に貫通する第1の導電性
    ビア、第2の導電性ビア、及び第3の導電性ビアが形成
    されたベース基板を準備する工程と、 (b)前記ベース基板の表面上に、前記第1の導電性ビ
    アに接続され、前記第2及び第3の導電性ビアには重な
    らない第1の電極を形成する工程と、 (c)前記第1の電極を覆うように、誘電体材料からな
    る誘電体膜を形成する工程と、 (d)前記誘電体膜のうち、前記第3の導電性ビアの周
    囲の領域に、イオン注入を行うことにより、イオン注入
    された領域の誘電率を、他の領域の誘電率よりも低下さ
    せる工程と、 (e)前記誘電体膜の上に、該誘電体膜を挟んで前記第
    1の電極に対向し、かつ前記第2の導電性ビアに接続さ
    れた第2の電極を形成する工程と、 (f)前記誘電体膜及び前記第2の電極の上に、絶縁性
    の保護膜を形成する工程と、 (g)前記保護膜を、その厚さ方向に貫通し、それぞれ
    前記第1の電極、前記第2の電極、及び前記第3の導電
    性ビアに電気的に接続された第4の導電性ビア、第5の
    導電性ビア、及び第6の導電性ビアを形成する工程とを
    有するキャパシタ内蔵回路基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(d)において、前記誘電体膜
    にイオン注入し、該誘電体膜の結晶性を崩すことによっ
    て、イオン注入された領域の誘電率を低下させる請求項
    7に記載のキャパシタ内蔵回路基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(d)において、前記誘電体膜
    に、酸素と反応して酸化物を形成する元素及び酸素をイ
    オン注入し、イオン注入後、熱処理を行って、該誘電体
    膜を構成する微結晶粒の界面に、イオン注入された元素
    の酸化物を成長させる請求項7に記載のキャパシタ内蔵
    回路基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記誘電体層が、一般式ABO3で表
    されるペロブスカイト構造の酸化物であり、前記工程
    (d)において、サイトAまたはサイトBの一部の原子
    を置換する不純物元素イオンを注入し、イオン注入後、
    熱処理を行って、サイトAまたはサイトBの一部の原子
    を、イオン注入された原子で置換する請求項7に記載の
    キャパシタ内蔵回路基板の製造方法。
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