JP4864313B2 - 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置 - Google Patents

薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4864313B2
JP4864313B2 JP2004335454A JP2004335454A JP4864313B2 JP 4864313 B2 JP4864313 B2 JP 4864313B2 JP 2004335454 A JP2004335454 A JP 2004335454A JP 2004335454 A JP2004335454 A JP 2004335454A JP 4864313 B2 JP4864313 B2 JP 4864313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
thin film
lower electrode
substrate
solder bump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004335454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006147819A (ja
Inventor
健司 塩賀
正孝 水越
デビット ベネキ ジョン
和明 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004335454A priority Critical patent/JP4864313B2/ja
Publication of JP2006147819A publication Critical patent/JP2006147819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4864313B2 publication Critical patent/JP4864313B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/12Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

Description

本発明は薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置に関するものであり、特に、半導体集積回路素子の近傍に実装し、半導体集積回路素子の高周波領域(GHz帯)での安定動作に寄与するデカップリングキャパシタと半導体集積回路素子を最短距離で実装し、半導体集積回路素子、キャパシタ、及び、実装基板の接続信頼性を向上するための構成に特徴のある薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置に関するものである。
近年のマイクロプロセッサをはじめとする半導体集積回路素子の高速化と低消費電力化により、半導体集積回路の負荷インピーダンスが急激に変動したときなどに、電源電圧の変動を抑え、スイッチングノイズを減少させて、高周波領域での動作を安定させるためのデカップリングコンデンサまたはバイパスコンデンサとも呼ばれるデカップリングキャパシタの性能向上が望まれている。
従来のパッケージ基板上では、電源電圧変動及び電源とグラウンドラインとが重畳する基板内の高周波ノイズによる半導体集積回路素子の誤動作を防止するために、デカップリングキャパシタとして、積層型チップキャパシタが半導体集積回路素子近傍に実装されている。
ところが、この形態では積層型チップキャパシタと半導体集積回路素子間での配線の引き回しが必要になり、配線による寄生インダクタンスが不可避であることから、高速動作の半導体集積回路素子に対しての電源電圧変動の抑止及び高周波リップルの吸収の機能は著しく低下することになる。
特に、配線の引き回しによるインダクタンスの増加は、デカップリングキャパシタの高周波特性を妨げている。
そこで、半導体集積回路素子の近傍にキャパシタを配置し、半導体集積回路素子の電源およびグラウンドラインからキャパシタまでの配線引き回しを最短にすることにより、インダクタンスを低減することが試みられている。
例えば、セラミック回路基板上に誘電体薄膜を形成し、インダクタンスを低減することにより電源ラインに対するノイズの低減を実現することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
或いは、ビアホールを設けた支持基板上に形成された薄膜型キャパシタの上面パッドを半導体集積回路素子に、下面パッドをパッケージ基板に接続し、半導体集積回路素子とそれを搭載するパッケージ基板との間にキャパシタを挿入することによって、インダクタンスを低減することも提案されている(例えば、特許文献2乃至特許文献4参照)。
このような、キャパシタの容量を増大するために誘電体層の厚さを薄くする技術を導入した薄膜キャパシタでは、通常、シリコンなどの支持基板上に、金属および誘電体酸化物を堆積させる薄膜プロセスにより製造されるが、薄膜プロセスでは微細加工が可能であるため、低インダクタンス構造のキャパシタを実現することができる。
この薄膜キャパシタを利用して、半導体集積回路素子の近傍にキャパシタを配置する最良の方法は、基板と半導体集積回路素子間にインターポーザタイプのキャパシタ挿入することであるので、ここで、図18及び図19を参照してキャパシタ内蔵インターポーザを用いた半導体装置を説明する。
図18参照
図18は、従来のキャパシタ内蔵インターポーザを用いた半導体装置の概略的構成図であり、キャパシタ内蔵インターポーザ70に設けた上面パッド71を半導体集積回路素子80に設けたはんだバンプ81と接続するともに、キャパシタ内蔵インターポーザ70に設けた下面パッド72をパッケージ基板90に設けたはんだバンプ91と接続する。
また、パッケージ基板90は、パッケージ基板90の下面に設けたパッド92と、マザーボードとなる回路配線基板100のパッド101上に設けたはんだバンプ102とを接続することによって実装される。
図19参照
図19は、従来の他のキャパシタ内蔵インターポーザを用いた半導体装置の概略的構成図であり、キャパシタ内蔵インターポーザ70を設けた上面パッド71を半導体集積回路素子80に設けたはんだバンプ81と接続するとともに、キャパシタ内蔵インターポーザ70をパッケージ基板110に設けた凹部111内に収容し、キャパシタ内蔵インターポーザ70に設けた下面パッド72をパッケージ基板110に設けたはんだバンプ112と接続する。
この場合、半導体集積回路素子80に設けた残りのはんだバンプ82は、パッケージ基板110の周辺平坦部に設けたパッド113と接続される。
また、この場合も、パッケージ基板110は、パッケージ基板110の下面に設けたパッド114と、マザーボードとなる回路配線基板100のパッド101上に設けたはんだバンプ102とを接続することによって実装される。
さらには、樹脂等の絶縁基板上に形成された薄膜キャパシタにおいて、半導体集積回路の入出力パッドの位置に対応した複数の貫通孔が形成され、キャパシタから露出した電極材料がはんだバンプと接続するように、半導体素子と実装基板の間に配置された構造も提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平04−211191号公報 特開昭07−176453号公報 特開2001−068583号公報 特開2001−035990号公報 特開2002−083892号公報
しかし、インターポーザ型を使用した場合、半導体集積回路素子とキャパシタの接続距離は短くなるが、インターポーザ型キャパシタを作製するには、支持基板にスルービアを形成しなければならず、導体とセラミックスを同時焼成するプロセスによるものや、シリコン等の支持基板に貫通孔を形成し、ビア間の絶縁化処理を施した後に、導体を充填しスルービアを形成する必要があるが、これらは、製造上、困難な技術を含み、低コスト化が困難であるという問題がある。
また、インターポーザは素子間接続数が増加するので信頼性の面でも問題がある。
一方、特許文献5の提案のように、半導体集積回路素子と実装基板にフィルム状のキャパシタを挟み込む構造は、キャパシタ電極とはんだバンプとの接続、及び、半導体集積回路素子と実装基板との接続信頼性に問題を生じる。
即ち、フィルム状キャパシタにおいてはキャパシタ電極が露出しているため、キャパシタ電極材料がバンプと直接コンタクトしているが、フレキシブルな有機フィルムに対して、加熱によるはんだバンプ接続する際に、熱収縮によるキャパシタの破損、変形や、シリコンとの熱膨張差による膜剥離、バンプ接続不良などの問題が起こる可能性がある。
したがって、本発明は、インターポーザ構造やフレキシブルなフィルム状キャパシタを採用することなく、半導体集積回路素子とデカップリングキャパシタを最短距離で実装し、半導体集積回路素子、キャパシタ、及び、実装基板の接続信頼性を向上することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、半導体集積回路素子11を実装し電気的に接続するパッケージ基板9に設けたはんだバンプ10が貫通するように前記パッケージ基板9上に載置するための薄膜キャパシタ基板であって、前記はんだバンプ10の位置に対応する部分をくり貫いた貫通孔8を有するシリコン基板と、前記シリコン基板上に順次積層した下部電極3、誘電体層4及び上部電極5からなる複数の薄膜キャパシタ1と、前記薄膜キャパシタ1を覆う絶縁樹脂層6と、前記上部電極5の一部を露出するように前記絶縁樹脂層6に設けた第1の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する一方の端部を露出するように形成し、前記貫通孔8より大径の第2の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する他方の端部を露出しないように形成し、前記貫通孔8より大径の第3の開口部と、を少なくとも有するとともに、前記第1の開口部において前記上部電極5と接続するとともに、前記第3の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプ10との接続部となる第1の配線層7と、前記下部電極3と接続するとともに、前記第2の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプ10との接続部となる第2の配線層7と、を少なくとも有し、前記第1の配線層7及び前記第2の配線層7が、前記上部電極5及び前記下部電極3と異なる材料からなり、且つ、前記貫通孔8と前記第2の開口部及び前記第3の開口部とが連通していることを特徴とする。
この様に、薄膜キャパシタ1を支持するシリコン基板からなる支持基板2にパッケージ基板9に設けたはんだバンプ10位置に対応する部分をくり貫いた貫通孔8を設けることによって、スルービアを必要とすることなく半導体集積回路素子11とデカップリングキャパシタを最短距離で実装することができる。
この場合の支持基板2自体は、はんだ接続とは一切関係なく、インターポーザ型薄膜キャパシタにおいて必須の工程であった、スルービア間の絶縁化処理は不要となるため、製造工程が簡素化される。
また、上部電極5及び下部電極3と異なる材料からなる配線層7によってはんだバンプ10と電気的に接続することになるので、接続信頼性を向上することができる。
また、支持基板2としてシリコンからなる硬質の材料を用いることができるので半導体集積回路素子11、キャパシタ、及び、実装基板の接続信頼性を向上することができる。
この場合、配線層7を用いて、少なくとも1つのスパイラルインダクタを形成し、スパイラルインダクタを上部電極5もしくは下部電極3と電気的に接続するようにしても良く、それによって、デカップリングキャパシタの高周波特性を任意に調整することができる。
また、誘電体層4は、Sr、Ba、Pb、Zr、Bi、Ta、Ti、Mg、或いは、Nbの内の少なくとも1つを含む複合酸化物で構成することが望ましく、それによって、誘電率を大きくして薄膜キャパシタ1のキャパシタンスを大きくすることができる。
この場合の上部電極5及び下部電極3としては、Au、Cr、W、Pt、Pd、Ru、Ru酸化物、Ir、Ir酸化物、或いは、Pt酸化物等の誘電体層4を形成する際の500℃以上の酸化性雰囲気に応じた耐熱性或いは耐酸化性に優れた導電材料が好適である。
また、配線層7は不所望な短絡を防止するために絶縁樹脂層6を介して設ける必要があり、この場合の絶縁樹脂層6としては、価格及び加工容易性の観点からポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ベンゾシクロブテン(BCB)樹脂、アクリル樹脂、或いは、ジアリルフタレート樹脂等が望ましい。
また、誘電体層4、誘電体層4を挟持する上部電極5及び下部電極3と、絶縁樹脂層6との間に非導電性無機質材料からなる保護層を挿入することが望ましく、それによって、絶縁樹脂層6が重合する際に水分等を生成する場合の耐水性を高めることができる。
この様な保護膜としては、誘電体層4を構成する元素と同一元素の金属酸化物材料からなる非晶質膜が好適であり、それによって、成膜装置を共用することができるとともに、熱膨張係数を誘電体層4と同じにすることができる。
上述の薄膜キャパシタ基板を製造する場合には、シリコン基板上に下部電極3、誘電体層4、及び、上部電極5を順次積層して複数の薄膜キャパシタ1を形成する工程と、前記複数の薄膜キャパシタ1を絶縁樹脂層6で被覆する工程と、前記絶縁樹脂層6に前記上部電極5の一部を露出する第1の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する一方の端部を露出する第2の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する他方の端部を露出しない第3の開口部とを少なくとも形成する工程と、前記上部電極5及び前記下部電極3と異なる材料により、前記第1の開口部において前記上部電極5と接続するとともに前記第3の開口部の側壁部に延在する第1の配線層7と、前記下部電極3と接続するとともに前記第2の開口部の側壁部に延在する第2の配線層7とを形成する工程と、側壁部に前記第1の配線層7が延在する前記第3の開口部及び側壁部に前記第2の配線層7が延在する前記第2の開口部を臨むように前記シリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程と、前記シリコン基板の裏面から研磨して貫通孔8を形成する工程とを少なくとも必要とする。
この場合の配線層7に設けた開口を臨むようにシリコン基板からなる支持基板2をエッチングして凹部を形成する工程において、異方性ドライエッチングを用いることが望ましく、それによって、設計値通りの微細な貫通孔8を形成することができる。
或いは、等方性ドライエッチングを用いても良く、この場合には、パッケージ基板9に設けたはんだバンプ10との接続クリアランスを確保することができる。
また、上述の薄膜キャパシタ1を用いて半導体集積回路素子11をパッケージ基板9上に実装する場合には、薄膜キャパシタ1をパッケージ基板9に設けたはんだバンプ10が薄膜キャパシタ1に設けた貫通孔8を貫通するようにパッケージ基板9上に載置するとともに、はんだバンプ10を用いて半導体集積回路素子11を実装し電気的に接続すれば良い。
この様な構成を採用することによって、支持基板2を含んだ薄膜キャパシタ1が、半導体集積化回路素子11及びパッケージ基板9に接触し、半導体集積回路素子11がパッケージ基板9に接続される時に、はんだバンプ10の高さが薄膜キャパシタ1の厚さによって規定されることになり、それによって、金属電極パッドによりはんだバンプ10の拡がりが制限されるため、はんだの表面張力により接続部の形状が球欠体となることを防止し円柱形状となり、はんだバンプ10と半導体集積回路素子11およびパッケージ基板9上の金属電極との接着部分に応力集中が生じなくなる。
即ち、接続部が円柱状になると、同一はんだ量でも接続高さが高くなり、温度変化により生じる応力が、ハンダ接続部に均一にしかも高さ増加分だけ減少して分配されるため、半導体集積回路素子11のハンダ疲労寿命が延び、接続の信頼性が向上する(例えば、特開昭57−118650号公報参照)。
この場合、パッケージ基板9に設けた電源ライン用はんだバンプ10が前記第2の開口部の側壁部において、前記パッケージ基板9に設けた電源ライン用はんだバンプ10或いは接地ライン用はんだバンプ10の一方が電気的に接続されるとともに、前記第3の開口部の側壁部において、前記電源ライン用はんだバンプ10或いは前記接地ライン用はんだバンプ10の他方が電気的に接続され、且つ、前記パッケージ基板9に設けた信号ライン用はんだバンプ10が前記貫通孔8の内の信号ライン用のはんだバンプ10が貫通する貫通孔8に連通する第4の開口部において前記上部電極5及び下部電極3と電気的に接続されないように配置すれば良い。
本発明によれば、半導体集積回路素子の直下にキャパシタを実装し、両者の距離を最短することができるため、キャパシタの低抵抗化および低インダクタンス化を達成させることができ、それによって、半導体集積回路素子の高周波領域(GHz帯)での安定動作を目的としたパッケージを実現することができる。
また、半導体パッケージとして、薄膜キャパシタの部品高さを背面研磨によって調整することができるので、はんだ疲労寿命を延ばすことができ、はんだ接続の信頼性が向上することができる。
本発明の薄膜キャパシタは、まず、シリコン、石英ガラス、或いは、サファイア等の平滑性を有するリジッドな支持基板上に、直接、500℃以上の高温プロセスにより成膜したPb系強誘電体或いはBi系層状強誘電体等の高誘電率を有する誘電体薄膜からなる薄膜キャパシタ構造を作製し、次に、支持基板におけるパッケージ基板のはんだバンプに対応する部分の基材をドライエッチング加工して凹部を形成し、これを支持基板裏面から研磨加工により30〜50μmの厚さまで薄化することで、はんだバンプを収容する貫通孔を形成するとともに、基板材料を含めたキャパシタの厚みを半導体集積回路素子のパッケージ基板実装時のはんだバンプ高さと等しくしたものである。
この時、薄膜キャパシタの電極材料は、カバーとなるポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、アクリル樹脂、或いは、ジアリルフタレート樹脂等の絶縁樹脂層及びCu等からなる再配線層で覆われて露出しておらず、この再配線層がはんだバンプ材料とコンタクトして薄膜キャパシタとの間の電気的導通を取る。
この薄膜キャパシタを用いて半導体集積回路素子をパッケージ基板上に実装する場合には、パッケージ基板上にはんだバンプが貫通孔内に収容されるように薄膜キャパシタを載置し、その上に半導体集積回路素子に設けたパッドとはんだバンプとが対応するように載置して加熱処理することによって、はんだバンプとの溶融接続を行う。
この時、半導体集積回路素子は、はんだバンプを介してパッケージ基板と電気的に接続されると同時に薄膜キャパシタともはんだ部分で接続が行なわれ、支持基板を含んだ薄膜キャパシタが、半導体集積化回路素子およびパッケージ基板に接触し、この接触により、はんだバンプ高さが規定されることになる。
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の実施例1の薄膜キャパシタの製造工程を説明する。
図2参照
まず、厚さが、例えば、0.3mmの単結晶シリコン基板21の表面に熱酸化により厚さが、例えば、0.5μmのSiO2 膜22を形成したのち、スパッタリング法を用いて厚さが、例えば、20nmのTiO2 膜23及び厚さが、例えば、200nmのPt下部電極24を順次堆積させる。
この時の成膜条件としては、例えば、TiO2 膜の場合には、基板温度500℃、RFパワー200W、ガス圧力0.1Pa、雰囲気ガス組成Ar/O2 =7/2であり、Pt膜の場合には、基板温度400℃、DCパワー100W、Arガス圧力0.1Paである。
なお、シリコンは30μm〜50μm程度に薄く研磨しても割れにくいため、本発明の実施に好適である。
次いで、スパッタリング法を用いてキャパシタ誘電体材料として、厚さが、例えば、100nmのBST膜(Bax Sr1-x TiO3 )25を堆積させる。
このBSTは、バルクで1500の比較的大きな比誘電率を有し、小型で大容量のキャパシタを実現するのに有効な材料である。
この時の成膜条件は、例えば、基板温度550℃、ガス圧力0.2Pa、雰囲気ガス組成Ar/O2 =8/1、印加電力600Wで30分間の成膜を行った。
この場合の薄膜状態のBST膜25の比誘電率は400で、誘電損失は1%以下であった。
次いで、スパッタリング法を用いてPt下部電極24と全く同じ成膜条件で、厚さが、例えば、200nmのPt上部電極26を堆積させる。
次いで、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、Arイオンミリング法を用いて、Pt上部電極26及びBST膜5の露出部を順次除去して直径が例えば、150μmの開口27を形成する。
なお、隣接する開口27の距離は、例えば、100μmとする。
図3参照
次いで、レジストマスクを除去したのち、新たにフォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、Arイオンミリング法を用いて、Pt下部電極24の露出部を順次除去して開口28を形成する。
この時、開口28におけるPt下部電極24のBST膜25端部からの長さは、例えば、一端側では20μmとし、他端側では10μmとする。
次いで、感光性エポキシ樹脂からなるエポキシワニスをスピンコート法で2000rpmの回転速度で30秒間回転塗布することによって厚さが、例えば、10μmになるように成膜したのち、60℃のプリベークを施し、次いで、露光・現像工程を経て、200℃の本ベークを施し、5μm厚のエポキシ樹脂膜29を形成する。
なお、露光・現像工程においては、Pt下部電極24のBST膜25端部からの長さが20μmの側では10μmの長さのPt下部電極24が露出するように開口30を形成するとともに、Pt下部電極24のBST膜25端部からの長さが10μmの側ではPt下部電極24が露出しないように開口31を形成し、且つ、Pt上部電極26に対するコンタクトホール32を形成する。
次いで、スパッタリング法を用いて、全面に厚さが、例えば、0.5μmのCu層33を成膜する。
図4参照
次いで、Pt上部電極26或いはPt下部電極24とコンタクトを取るために、レジストプロセスによって、適宜エッチング処理を行ないCu配線層34を形成する。
この時、開口31に残存するCu配線層34はコンタクトホール32を介してPt上部電極26と接続するようにパターニングする。
次いで、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、SF6 +C4 8 混合ガスを用いたICPドライエッチングによって、貫通孔を形成するための凹部35を形成する。
この時の凹部35の直径は、パッケージ基板に設けるはんだバンプの直径が100μmである場合には、110μmとし、深さは100μmとし、アスペクト比が約1の凹部とする。
最後に、単結晶シリコン基板21の背面を研磨することによって、単結晶シリコン基板21自体の厚さを30〜50μm、例えば30μmにして貫通孔36を形成することによって、薄膜キャパシタ20の基本構成が完成する。
図5参照
図5は、このように作製した薄膜キャパシタを用いて実装した半導体装置の概略的構成図であり、パッケージ基板50上にはんだバンプ52が貫通孔36内に収容されるように薄膜キャパシタ20を載置し、その上に半導体集積回路素子60に設けたパッド61とはんだバンプ52とが対応するように載置して加熱処理することによって、はんだバンプ52との溶融接続を行う。
この時、半導体集積回路素子60は、はんだバンプ52を介してパッケージ基板50と電気的に接続されると同時に薄膜キャパシタ20とも溶融したはんだ部分で接続が行なわれるため、薄膜キャパシタ20が、半導体集積化回路素子60およびパッケージ基板50に接触し、この接触により、はんだバンプ52の溶融後の高さが規定されることになる。
図6参照
図6は、図5において破線の円で囲ったAにおける電源ライン用はんだバンプ521 の状態を示す概略的断面図であり、電源ライン用はんだバンプ521 は、開口32に対応する貫通孔36においてPt上部電極26と接続するCu配線層34と電気的に接続する。
図7参照
図7は、図5において破線の円で囲ったBにおける接地ライン用はんだバンプ522 の状態を示す概略的断面図であり、接地ライン用はんだバンプ522 は、開口31に対応する貫通孔36においてPt下部電極24と接続するCu配線層34と電気的に接続する。
図8参照
図8は、図5において破線の円で囲ったCにおける信号ライン用はんだバンプ523 の状態を示す概略的断面図であり、信号ライン用はんだバンプ523 は、Cu配線層34を除去した貫通孔36に収容され、Pt上部電極26或いはPt下部電極24からは絶縁される。
この様に、本発明の実施例1においては薄膜キャパシタ20を支持する単結晶シリコン基板21にパッケージ基板40に設けたはんだバンプ52の位置に対応する部分をくり貫いた貫通孔36を設けているので、スルービアを必要とすることなく半導体集積回路素子50とデカップリングキャパシタを最短距離で実装することができる。
また、本発明の実施例1においては、単結晶シリコン基板21自体は電気的接続に一切関与しないので、インターポーザ型薄膜キャパシタにおいて必須の工程であった、シリコンビア間の絶縁化処理は不要となり、製造工程が簡素化され、低コスト化が可能になる。
次に、図9を参照して、本発明の実施例2の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、BST膜の成膜方法が異なるだけであり、他の工程は上記の実施例1と全く同様であるのでBST膜の成膜工程のみを説明する。
図9参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23及びPt下部電極24を順次成膜する。
次いで、ゾル・ゲル法を用いて、アルコキシドからなる出発溶液をスピンコート法によって、2000rpmの回転速度で30秒間回転塗布することによって厚さが、例えば、100nmのBSTゲル膜37を形成したのち、400℃で10分間の仮焼成及び700℃で10分間の本焼成を順次行いBSTゲル膜37を結晶化させて、BST膜38を形成する。
この場合のBST膜38の比誘電率300であり、損失は2%以下であった。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによって薄膜キャパシタが得られる。
このように、誘電体膜の製造方法はスパッタリング法に限られるものではなく、ゾル・ゲル法を用いてもスパッタリング法と同様の特性を有する薄膜キャパシタを構成することができる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例3の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、誘電体膜をBST膜からPZT膜に変更しただけであるので、誘電体膜の製造工程のみを説明する。
図10参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23及びPt下部電極24を順次成膜する。
次いで、スパッタリング法を用いて厚さが、例えば、100nmのPZT〔Pb(Zr,Ti)O3 〕膜39を成膜する。
この場合の成膜条件は、例えば、基板温度200℃、ガス圧力0.5Pa、雰囲気ガス組成Ar/O2 =9/1、印加電力120Wで60分間成膜を行った。
この場合のPZT膜39の比誘電率200であった。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによって薄膜キャパシタが得られる。
このように、PZT膜を用いることによって、BST膜とは異なったキャパシタンスを有する薄膜キャパシタを構成することができ、また、比誘電率もPZT膜39を構成する原子組成比を変えることによって調整することが可能である。
次に、図11を参照して、本発明の実施例4の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、絶縁樹脂層をエポキシ樹脂から感光性ベンゾシクロブテン(BCB)樹脂に変更しただけであるので、絶縁樹脂層の製造工程のみを説明する。
図11参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23、Pt下部電極24、BST膜25、及び、Pt上部電極26を順次形成したのち、所定のパターニングを行う。
次いで、BCBワニスをスピンコート法によって、例えば、2000rpmの回転速度で30秒間回転塗布することによって4.5μmの厚さに成膜したのち、70℃でプリベークし、次いで、露光・現像工程を経て、260℃で本ベークを行って3μm厚のBCB樹脂膜40を形成する。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによって薄膜キャパシタが得られる。
但し、BCB樹脂はSiを含有しているので、露光・現像工程を経て本ベークを行ったの後にも、除去領域の表面にSiを含んだ残渣が残るので、この残渣をドライエッチングによって除去する工程が必要になる。
このように、本発明の実施例4においては、絶縁樹脂層として感光性BCB樹脂を用いているので、エポキシ樹脂を用いた場合に比べて耐湿性を向上することができる。
次に、図12を参照して、本発明の実施例5の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、上部電極材料と変更するとともに、絶縁樹脂層をエポキシ樹脂から感光性ポリイミド樹脂に変更しただけであるので、上部電極及び絶縁樹脂層の製造工程のみを説明する。 図12参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23、Pt下部電極24、及び、BST膜25を順次形成する。
次いで、スパッタリング法を用いて上部電極となる厚さが、例えば、50nmのIrO2 膜41及び厚さが、例えば、100nmのAu膜42を順次成膜したのち、実施例1と同様にパターニングして開口を形成する。
次いで、ポリイミドからの脱水および脱ガスによるキャパシタ特性劣化をバリアするために、耐還元性保護膜43として、厚さが、例えば、100nmのAl2 3 膜をスパッタリング法によって成膜する。
この場合の成膜条件は、基板温度80℃、RFパワー500W、ガス圧力0.1Pa、雰囲気ガス組成Ar/O2 =5/1であり、2.6g/cm3 の膜密度を有するAl2 3 膜が得られた。
次いで、感光性ポリイミドワニスをスピンコート塗布し、露光/現像および400℃のベークを行うことによって厚さが、例えば、3μmのポリイミド樹脂膜44を形成し、次いで、ポリイミド樹脂膜44をマスクとして露出している耐還元性保護膜43をArイオンミリング法によって除去する。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによって薄膜キャパシタが得られる。
このように、本発明の実施例5においては絶縁樹脂層として薄膜キャパシタの支持基板となるSiと熱膨張係数が同程度のポリイミドを用いているのでデカップリングキャパシタが支持基板から剥離することを防止することができる。
但し、上述のように、ポリイミド樹脂は熱硬化の際に、脱水縮合反応によって水分を放出するので、耐還元性保護膜43が必要になる。
次に、図13を参照して、本発明の実施例6の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、実施例5における耐還元性保護膜をAl2 3 膜からアモルファスBST薄膜に変更しただけであるので、絶縁樹脂層の製造工程のみを説明する。
図13参照
まず、上記の実施例5と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23、Pt下部電極24、BST膜25、IrO2 膜41、及び、Au膜52を順次成膜したのち、実施例1と同様にパターニングして開口27,28を形成する。
次いで、耐還元性保護膜45として、厚さが、例えば、100nmのアモルファスBST薄膜をスパッタリング法によって成膜する。
この場合の成膜条件は、室温において、RFパワー600W、ガス圧力0.2Pa、雰囲気ガス組成Ar/O2 =8/1であり、低温で成膜を行なうことにより、BSTは結晶化せず、アモルファス状態になる。
次いで、実施例5と同様に感光性ポリイミドワニスをスピンコート塗布し、露光/現像および400℃のベークを行うことによって厚さが、例えば、3μmのポリイミド樹脂膜44を形成し、次いで、ポリイミド樹脂膜44をマスクとして露出している耐還元性保護膜45をArイオンミリング法によって除去する。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによって薄膜キャパシタが得られる。
このように、本発明の実施例6においては耐還元性保護膜45として、デカップリングキャパシタを構成する誘電体膜と同じBSTを用いているので同じ成膜装置を用いて成膜することが可能になるとともに、膜密着性が良好になり、且つ、熱膨張係数が同じであるため機械的ストレスを受けにくくなる特性劣化を抑制することができる。
次に、図14及び図15を参照して、本発明の実施例7の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、貫通孔を形成するための凹部の形成手段が異なるだけでその他の構成は実施例1と全く同様であるので、貫通孔の形成工程のみを説明する。
図14参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板21上にSiO2 膜22を形成したのち、TiO2 膜23、Pt下部電極24、BST膜25、及び、Pt上部電極26を順次成膜したのち、所定のパターニングを行って開口を形成し、次いで、感光性エポキシ樹脂を用いて絶縁樹脂層を形成したのち、所定パターンのCu配線層34を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、SF6 +C4 8 混合ガスを用いたICPドライエッチングによって、貫通孔を形成するための凹部46を形成する。
この場合、エッチングが等方性エッチングとなるようにエッチング条件を設定する。
次いで、実施例1と同様に単結晶シリコン基板21の背面を研磨することによって単結晶シリコン基板21自体の厚さを30〜50μm、例えば、30μmになるように薄層化することによって貫通孔47を形成する。
図15参照
図15は、本発明の実施例7の薄膜キャパシタとパッケージ基板の接続状態を示す概略的構成図であり、薄膜キャパシタを実装する際に、パッケージ基板50のはんだバンプ52との接続クリアランスを確保することができる。
次に、図16を参照して、本発明の実施例8の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、Cu配線層を利用してスパイラルインダクタを構成した以外は上記の実施例1と全く同様であるので、スパイラルインダクタの形成工程のみを説明する。
図16参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板上にSiO2 膜を形成したのち、TiO2 膜、Pt下部電極、BST膜、及び、Pt上部電極を順次成膜したのち、所定のパターニングを行って開口を形成し、次いで、感光性エポキシ樹脂を用いて絶縁樹脂層を形成したのち、Cu層を堆積させる。
次いで、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、ドライエッチングを施すことによって、Pt下部電極と接続するCu配線層34、及び、Pt上部電極と接続するCu配線層34を形成すると同時に、Pt上部電極と接続するCu配線層34中にスパイラルインダクタ48を形成する。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによってインダクタ付きの薄膜キャパシタが得られる。
このように、本発明の実施例8においては、デカップリングコンデンサに直列にスパイラルインダクタ48を接続しているので、負荷インピーダンスを使用する半導体集積回路素子等の特性に応じて任意の値に調整することができる。
次に、図17を参照して、本発明の実施例9の薄膜キャパシタを説明するが、この場合には、引出しビアを利用して通常の形状のスパイラルインダクタを構成した以外は上記の実施例1と全く同様であるので、スパイラルインダクタの形成工程のみを説明する。
なお、図17の上図はスパイラルインダクタの概略的平面図であり、図17の下図は上図におけるA−A′、B−B′、及び、C−C′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。
図17参照
まず、上記の実施例1と全く同様に、単結晶シリコン基板上にSiO2 膜を形成したのち、TiO2 膜、Pt下部電極、BST膜、及び、Pt上部電極を順次成膜したのち、所定のパターニングを行って開口を形成し、次いで、感光性エポキシ樹脂を用いて絶縁樹脂層を形成したのち、Cu層を堆積させる。
次いで、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク(図示を省略)を形成した後、ドライエッチングを施すことによって、Pt下部電極と接続するCu配線層34、及び、Pt上部電極と接続するCu配線層34を形成すると同時に、Pt上部電極と接続するCu配線層34の一端と接続するスパイラルインダクタ55を形成する。
次いで、再び、感光性エポキシ樹脂からなるエポキシワニスをスピンコート法で塗布したのち、プリベーク工程、露光・現像工程、本ベーク工程を経てスパイラルインダクタ55の中心部に対する開口部を有するとともにCu配線層34の他端に対する開口部を有するエポキシ樹脂膜56を形成する。
なお、この露光・現像工程において、開口30,31におけるエポキシ樹脂膜を除去しておく。
次いで、スパッタリング法を用いて、全面にCu層を成膜したのち、フォトリソグラフィ法により形成したレジストマスクを用いてドライエッチングを施すことによって、スパイラルインダクタ55の中心部とCu配線層34の他端に接続する配線層57を形成する。
以降は、再び、実施例1と同じ工程を行うことによってインダクタ付きの薄膜キャパシタが得られる。
このように、本発明の実施例9においては、2層エポキシ樹脂膜29,56を用いることによって、通常の形状を有するスパイラルインダクタ55を構成することができ、スパイラルインダクタ48のインダクタンスの設定が容易になる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載した条件・構成に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
また、上記の各実施例においてはデカップリングキャパシタを構成する誘電体層として、BST膜或いはPZT膜を用いているが、BST膜或いはPZT膜に限られるものではなく、Sr、Ba、Pb、Zr、Bi、Ta、Ti、Mg、或いは、Nbの内の少なくとも1つを含む複合酸化物を用いても良いものである。
また、誘電体層の成膜方法は、スパッタリング法或いはゾル・ゲル法に限られるものではなく、有機金属気相成長法(MOCVD法)を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては上部電極或いは下部電極として、Pt、IrO2 /Au等を用いているが、これらの材料に限られるものではなく、Cr、W、Pd、Ru、Ru酸化物、Ir、或いは、Pt酸化物等を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては絶縁樹脂層として、エポキシ樹脂、BCB樹脂、或いは、ポリイミド樹脂を用いているが、これらの材料に限られるものではなく、ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、アクリル樹脂、或いは、ジアリルフタレート樹脂を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては、電源ライン用はんだバンプをPt上部電極に接続するCu配線層に溶融接続し、接地ライン用はんだバンプをPt下部電極に接続するCu配線層に溶融接続しているが、反対に、電源ライン用はんだバンプをPt下部電極に接続するCu配線層に溶融接続し、接地ライン用はんだバンプをPt上部電極に接続するCu配線層に溶融接続しても良いことはいうまでもない。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 半導体集積回路素子11を実装し電気的に接続するパッケージ基板9に設けたはんだバンプ10が貫通するように前記パッケージ基板9上に載置するための薄膜キャパシタ基板であって、前記はんだバンプ10の位置に対応する部分をくり貫いた貫通孔を有するシリコン基板と、前記シリコン基板上に順次積層した下部電極3、誘電体層4及び上部電極5からなる複数の薄膜キャパシタ1と、前記薄膜キャパシタ1を覆う絶縁樹脂層6と、前記上部電極5の一部を露出するように前記絶縁樹脂層6に設けた第1の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する一方の端部を露出するように形成し、前記貫通孔8より大径の第2の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する他方の端部を露出しないように形成し、前記貫通孔8より大径の第3の開口部と、を少なくとも有するとともに、前記第1の開口部において前記上部電極5と接続するとともに、前記第3の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプ10との接続部となる第1の配線層7と、前記下部電極3と接続するとともに、前記第2の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプ10との接続部となる第2の配線層7と、を少なくとも有し、前記第1の配線層7及び前記第2の配線層7が、前記上部電極5及び前記下部電極3と異なる材料からなり、且つ、前記貫通孔と前記第2の開口部及び前記第3の開口部とが連通していることを特徴とする薄膜キャパシタ基板。
(付記2) 前記配線層7を用いて、少なくとも1つのスパイラルインダクタを形成し、前記スパイラルインダクタが上記上部電極5もしくは下部電極3と電気的に接続されていることを特徴とする付記1に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記3) 前記誘電体層4を、Sr、Ba、Pb、Zr、Bi、Ta、Ti、Mg、或いは、Nbの内の少なくとも1つを含む複合酸化物からなることを特徴とする付記1または付記2に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記4) 前記上部電極5及び下部電極3を、Au、Cr、W、Pt、Pd、Ru、Ru酸化物、Ir、Ir酸化物、或いは、Pt酸化物のうちのいずれかからなることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記5) 前記絶縁樹脂層6がポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジン樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、アクリル樹脂、或いは、ジアリルフタレート樹脂の内のいずれかからなることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記6) 前記誘電体層4、前記誘電体層4を挟持する上部電極5及び下部電極3と、前記絶縁樹脂層6との間に非導電性無機質材料からなる保護層を挿入することを特徴とする付記5に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記7) 前記保護膜として、前記誘電体層4を構成する元素と同一元素の金属酸化物材料からなる非晶質膜を用いたことを特徴とする付記6に記載の薄膜キャパシタ基板。
(付記8) シリコン基板上に下部電極3、誘電体層4、及び、上部電極5を順次積層して複数の薄膜キャパシタ1を形成する工程と、前記複数の薄膜キャパシタ1を絶縁樹脂層6で被覆する工程と、前記絶縁樹脂層6に前記上部電極5の一部を露出する第1の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する一方の端部を露出する第2の開口部と、前記下部電極3の互いに対向する他方の端部を露出しない第3の開口部とを少なくとも形成する工程と、前記上部電極5及び前記下部電極3と異なる材料により、前記第1の開口部において前記上部電極5と接続するとともに前記第3の開口部の側壁部に延在する第1の配線層7と、前記下部電極3と接続するとともに前記第2の開口部の側壁部に延在する第2の配線層7とを形成する工程と、側壁部に前記第1の配線層7が延在する前記第3の開口部及び側壁部に前記第2の配線層7が延在する前記第2の開口部を臨むように前記シリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程と、前記シリコン基板の裏面から研磨して貫通孔8を形成する工程とを少なくとも備えたことを特徴とする薄膜キャパシタ基板の製造方法。
(付記9) 前記側壁部に前記第1の配線層7が延在する前記第3の開口部及び側壁部に前記第2の配線層7が延在する前記第2の開口部を臨むようにシリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程において、異方性ドライエッチングを用いることを特徴とする付記8に記載の薄膜キャパシタ基板の製造方法。
(付記10) 前記側壁部に前記第1の配線層7が延在する前記第3の開口部及び側壁部に前記第2の配線層7が延在する前記第2の開口部を臨むようにシリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程において、等方性ドライエッチングを用いることを特徴とする付記9に記載の薄膜キャパシタ基板の製造方法。
(付記11) 付記1または付記2に記載の薄膜キャパシタ基板を、前記薄膜キャパシタ基板に設けた貫通孔8を前記パッケージ基板9に設けたはんだバンプ10が貫通するようにパッケージ基板9上に載置するとともに、前記はんだバンプ10を用いて半導体集積回路素子11を実装し電気的に接続したことを特徴とする半導体装置。
(付記12) 前記パッケージ基板9に設けた電源ライン用はんだバンプ10が前記第2の開口部の側壁部において、前記パッケージ基板9に設けた電源ライン用はんだバンプ10或いは接地ライン用はんだバンプ10の一方が電気的に接続されるとともに、前記第3の開口部の側壁部において、前記電源ライン用はんだバンプ10或いは前記接地ライン用はんだバンプ10の他方が電気的に接続され、且つ、前記パッケージ基板9に設けた信号ライン用はんだバンプ10が前記貫通孔8の内の信号ライン用のはんだバンプが貫通する貫通孔8に連通する第4の開口部において前記上部電極5及び下部電極3と電気的に接続されないことを特徴とする付記11に記載の半導体装置。
本発明の活用例としては、半導体集積回路素子の高周波領域(GHz帯)での安定動作に寄与するデカップリングキャパシタと半導体集積回路素子を最短距離で実装する際の薄膜キャパシタが典型的である。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の薄膜キャパシタの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の薄膜キャパシタの図2以降の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の薄膜キャパシタの図3以降の製造工程の説明図である。 本発明の実施例1の薄膜キャパシタを用いて実装した半導体装置の概略的構成図である。 図5における破線の円で囲ったAにおける電源ライン用はんだバンプの状態を示す概略的断面図である。 図5における破線の円で囲ったBにおける接地ライン用はんだバンプの状態を示す概略的断面図である。 図5における破線の円で囲ったCにおける信号ライン用はんだバンプの状態を示す概略的断面図である。 本発明の実施例2の薄膜キャパシタの製造工程の説明図である。 本発明の実施例3の薄膜キャパシタの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例4の薄膜キャパシタの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例5の薄膜キャパシタの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例6の薄膜キャパシタの途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施例7の薄膜キャパシタの製造工程の説明図である。 本発明の実施例7におけるはんだバンプの状態を示す概略的断面図である。 本発明の実施例8の薄膜キャパシタの説明図である。 本発明の実施例9の薄膜キャパシタの説明図である。 従来のキャパシタ内蔵インターポーザを用いた半導体装置の概略的構成図である。 従来の他のキャパシタ内蔵インターポーザを用いた半導体装置の概略的構成図である。
符号の説明
1 薄膜キャパシタ
2 支持基板
3 下部電極
4 誘電体層
5 上部電極
6 絶縁樹脂層
7 配線層
8 貫通孔
9 パッケージ基板
10 はんだバンプ
11 半導体集積回路素子
20 薄膜キャパシタ
21 単結晶シリコン基板
22 SiO2
23 TiO2
24 Pt下部電極
25 BST膜
26 Pt上部電極
27 開口
28 開口
29 エポキシ樹脂膜
30 開口
31 開口
32 コンタクトホール
33 Cu層
34 Cu配線層
35 凹部
36 貫通孔
37 BSTゲル膜
38 BST膜
39 PZT膜
40 BCB樹脂膜
41 IrO2
42 Au膜
43 耐還元性保護膜
44 ポリイミド樹脂膜
45 耐還元性保護膜
46 凹部
47 貫通孔
48 スパイラルインダクタ
50 パッケージ基板
51 パッド
52 はんだバンプ
521 電源ライン用はんだバンプ
522 接地ライン用はんだバンプ
523 信号ライン用はんだバンプ
53 ソルダーレジスト
55 スパイラルインダクタ
56 エポキシ樹脂膜
57 配線層
60 半導体集積回路素子
61 パッド
70 キャパシタ内蔵インターポーザ
71 上面パッド
72 下面パッド
80 半導体集積回路素子
81 はんだバンプ
90 パッケージ基板
91 はんだバンプ
92 パッド
100 回路配線基板
101 パッド
102 はんだバンプ
110 パッケージ基板
111 凹部
112 はんだバンプ
113 パッド

Claims (5)

  1. 半導体集積回路素子を実装し電気的に接続するパッケージ基板に設けたはんだバンプが貫通するように前記パッケージ基板上に載置するための薄膜キャパシタ基板であって、
    前記はんだバンプの位置に対応する部分をくり貫いた貫通孔を有するシリコン基板と、
    前記シリコン基板上に順次積層した下部電極、誘電体層及び上部電極からなる複数の薄膜キャパシタと、
    前記薄膜キャパシタを覆う絶縁樹脂層と、
    前記上部電極の一部を露出するように前記絶縁樹脂層に設けた第1の開口部と、
    前記下部電極の互いに対向する一方の端部を露出するように形成し、前記貫通孔より大径の第2の開口部と、
    前記下部電極の互いに対向する他方の端部を露出しないように形成し、前記貫通孔より大径の第3の開口部と、
    を少なくとも有するとともに、
    前記第1の開口部において前記上部電極と接続するとともに、前記第3の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプとの接続部となる第1の配線層と、
    前記下部電極と接続するとともに、前記第2の開口部の側壁部に延在して前記はんだバンプとの接続部となる第2の配線層と、
    を少なくとも有し、
    前記第1の配線層及び前記第2の配線層が、前記上部電極及び前記下部電極と異なる材料からなり、且つ、
    前記貫通孔と前記第2の開口部及び前記第3の開口部とが連通していることを特徴とする薄膜キャパシタ基板。
  2. 前記配線層を用いて、少なくとも1つのスパイラルインダクタを形成し、前記スパイラルインダクタが上記上部電極もしくは下部電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜キャパシタ基板。
  3. シリコン基板上に下部電極、誘電体層、及び、上部電極を順次積層して複数の薄膜キャパシタを形成する工程と、
    前記複数の薄膜キャパシタを絶縁樹脂層で被覆する工程と、
    前記絶縁樹脂層に前記上部電極の一部を露出する第1の開口部と、前記下部電極の互いに対向する一方の端部を露出する第2の開口部と、前記下部電極の互いに対向する他方の端部を露出しない第3の開口部とを少なくとも形成する工程と、
    前記上部電極及び前記下部電極と異なる材料により、前記第1の開口部において前記上部電極と接続するとともに前記第3の開口部の側壁部に延在する第1の配線層と、前記下部電極と接続するとともに前記第2の開口部の側壁部に延在する第2の配線層とを形成する工程と、
    側壁部に前記第1の配線層が延在する前記第3の開口部及び側壁部に前記第2の配線層が延在する前記第2の開口部を臨むように前記シリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程と、
    前記シリコン基板の裏面から研磨して貫通孔を形成する工程と
    を少なくとも備えたことを特徴とする薄膜キャパシタ基板の製造方法。
  4. 請求項1または請求項2に記載の薄膜キャパシタ基板を、前記薄膜キャパシタ基板に設けた貫通孔を前記パッケージ基板に設けたはんだバンプが貫通するようにパッケージ基板上に載置するとともに、前記はんだバンプを用いて前記半導体集積回路素子を実装し電気的に接続したことを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第2の開口部の側壁部において、前記パッケージ基板に設けた電源ライン用はんだバンプ或いは接地ライン用はんだバンプの一方が電気的に接続されるとともに、前記第3の開口部の側壁部において、前記電源ライン用はんだバンプ或いは前記接地ライン用はんだバンプの他方が電気的に接続され、且つ、前記パッケージ基板に設けた信号ライン用はんだバンプが前記貫通孔の内の信号ライン用のはんだバンプが貫通する貫通孔に連通する第4の開口部において前記上部電極及び下部電極と電気的に接続されないことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
JP2004335454A 2004-11-19 2004-11-19 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置 Expired - Fee Related JP4864313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004335454A JP4864313B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004335454A JP4864313B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006147819A JP2006147819A (ja) 2006-06-08
JP4864313B2 true JP4864313B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=36627160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004335454A Expired - Fee Related JP4864313B2 (ja) 2004-11-19 2004-11-19 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4864313B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5066935B2 (ja) * 2007-02-22 2012-11-07 富士通株式会社 電子部品および電子装置の製造方法
US8314474B2 (en) * 2008-07-25 2012-11-20 Ati Technologies Ulc Under bump metallization for on-die capacitor
US9362218B2 (en) * 2013-08-16 2016-06-07 Qualcomm Incorporated Integrated passive device (IPD) on substrate
JP7238771B2 (ja) * 2017-05-31 2023-03-14 Tdk株式会社 薄膜コンデンサ及び薄膜コンデンサの製造方法
JP7218554B2 (ja) * 2018-11-29 2023-02-07 Tdk株式会社 薄膜コンデンサ及びその製造方法
CN112201629B (zh) * 2020-09-01 2023-06-06 苏州通富超威半导体有限公司 一种倒装芯片封装结构及其制造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358248A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Hitachi Ltd キャパシタを内蔵した回路基板とその製造方法
JP4211210B2 (ja) * 2000-09-08 2009-01-21 日本電気株式会社 コンデンサとその実装構造ならびにその製造方法、半導体装置およびその製造方法
JP2004266271A (ja) * 2003-02-12 2004-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の実装体及びその製造方法
JP4330367B2 (ja) * 2003-04-03 2009-09-16 新光電気工業株式会社 インターポーザー及びその製造方法ならびに電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006147819A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8810007B2 (en) Wiring board, semiconductor device, and method for manufacturing wiring board
US6624501B2 (en) Capacitor and semiconductor device
JP3843708B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法ならびに薄膜コンデンサ
US7439199B2 (en) Capacitive element, method of manufacture of the same, and semiconductor device
KR100788131B1 (ko) 박막 캐패시터 및 그 제조 방법, 전자 장치 및 회로 기판
US7778009B2 (en) Thin-film capacitor and method of manufacturing the same
US20100044089A1 (en) Interposer integrated with capacitors and method for manufacturing the same
US8669643B2 (en) Wiring board, semiconductor device, and method for manufacturing wiring board
JP2007234843A (ja) 薄膜キャパシタ素子、インターポーザ、半導体装置、及び、薄膜キャパシタ素子或いはインターポーザの製造方法
US7026680B2 (en) Thin film capacitive element, method for producing same and electronic device
JP5333435B2 (ja) 貫通電極付きキャパシタおよびその製造方法、並びに半導体装置
JP5299158B2 (ja) 誘電体薄膜素子
JPWO2009028596A1 (ja) 受動素子内蔵基板、製造方法、及び半導体装置
JP4447881B2 (ja) インターポーザの製造方法
JP4864313B2 (ja) 薄膜キャパシタ基板、その製造方法、及び、半導体装置
JP4738228B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP4538473B2 (ja) 半導体装置
JP5014530B2 (ja) キャパシタ部品
JP4009078B2 (ja) 薄膜電子部品
JP4578254B2 (ja) 多層配線基板
JP2006019443A (ja) 薄膜キャパシタ、これを用いた半導体装置、および薄膜キャパシタの製造方法
JP3645808B2 (ja) 薄膜電子部品およびその製法並びに基板
JP2001135743A (ja) キャパシタ内蔵の回路基板とその製造方法ならびにそれを用いた半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111109

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees