JP2007126849A - 木造建築の耐火構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内側に突出した架構材をプラスターボードで包囲する際に出隅部の突き合わせ部分からの火の侵入を防止するとともにプラスターボードの脱落を防止することが可能な木造建築の耐火構造を提供すること。
【解決手段】断面方形の柱1の一部が壁部2から室内側に突出するするような構造の木造建築であって、室内側に突出する柱1の隣接する各面を平板状の第1の柱用プラスターボード17a〜17cによって隙間なく被覆する。そして隣接する同第1の柱用プラスターボード17a〜17c同士の突き合わせ部分をの第1の防火テープ20によって目張りし、第1の柱用プラスターボード17a〜17cの外側に平板状の第2の柱用プラスターボード18a〜18cを配設して第1のプラスターボード17a〜17cを被覆するようにする。更に第2の柱用プラスターボード18a〜18cの外周にもこの構造を配設する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、断面方形の木製の架構材、例えば梁や柱によって構造駆体を組み立てる木造建築における耐火構造に関するものである。
木造建築において耐火性能を持たせるために壁を構成する合板の上にプラスターボードを貼り、更に、耐火性能を向上させるためにアルミシートを貼る技術がある(特許文献1)。この特許文献1の技術は柱や梁も完全に壁内部に封入してしまう構造を採用しており、壁全体が平面で仕上げられるため作業性がよく耐火性能も優れている。
ところで、在来工法では柱や梁のような架構材を一部室内側に突出させて、室内空間を大きく取るという施工方法がある。このような場合に所定の耐火性能を持たせるためにはは壁から室内側に突出した架構材をやはりプラスターボードで隙間なく被覆する必要がある。
特開2004−263448号公報
このように室内側に突出した架構材をプラスターボードで包囲すると出隅部において突き合わせ部分が生じることとなる。しかし、プラスターボードは高熱下で収縮する傾向にあるため図5(b)に示すようにその縁寄りが高温の室内側に向かって反ってしまい突き合わせた部分が開いて内部の架構材が露出され、火が入ってしまう可能性があることが実験的に検証されている。
このような問題は出隅部のない構造、つまり家の部屋の四隅のように引っ込んだ入れ隅構造では問題とはならない。なぜなら入れ隅構造でもプラスターボードの突き合わせ部分は生じるものの、入れ隅位置は外気との隣接面積が大きくなるため温度は他の部分に比較して低くなる。従って、入れ隅位置において実際にはプラスターボードの反りの問題はなく、この部分から火が入ってしまうことはない。
更に、一般に壁を構成するプラスターボードは大判であるため、縁寄りが若干反っても全体からするとわずかな変形である。そのため、容易にその配設位置から脱落するということはない。しかし、図5(a)及び(b)に示すように、この柱100を包囲するプラスターボード101は壁を構成するプラスターボードに比べて柱100形状に合わせて幅狭に切断されて使用されることとなるためプラスターボード101が反ると架構材から脱落しやすくなってしまうという問題もあった。
そのためプラスターボードの突き合わせの隙間からの火の侵入防止とプラスターボードの脱落を防止するための効果的な手段が求められていた。
本発明はこのような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、室内側に突出した架構材をプラスターボードで包囲する際に出隅部の突き合わせ部分からの火の侵入を防止するとともにプラスターボードの脱落を防止することが可能な木造建築の耐火構造を提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に記載の発明では、断面方形の木製の架構材によって組み立てられた構造駆体によって区画される面の間に天井部又は壁部が配置され、同架構材の長手方向の一部が同天井部又は壁部から室内側に突出するような構造の木造建築であって、前記室内側に突出する架構材の隣接する各面を平板状の第1のプラスターボードによって隙間なく被覆するとともに、少なくとも隣接する同第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるように第1のプラスターボードの外表面にガラス繊維シートを被覆し、前記第1のプラスターボードの外側に平板状の第2のプラスターボードを配設して同第1のプラスターボードを被覆するようにしたことをその要旨とする。
上記のような構成では、火事になって室内の温度が高温になると収縮に伴って第1及び第2のプラスターボードの縁部が反った状態となる。このとき、第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるようにガラス繊維シートが被覆されているため室内側に突出された架構材に直接熱気が及ぶことがなくなる。また、熱気によってガラス繊維シートはわずかに溶融して柔らかくなり、ガラス繊維シートが第1のプラスターボードの熱気による変形(縁部が反った状態)に追随するようになる。つまり、第1のプラスターボードはガラス繊維シートによって緩やかに外方から支持されることとなって第1のプラスターボードの配設位置からの脱落が防止できる。
また、請求項2に記載の発明では、断面方形の木製の架構材によって組み立てられた構造駆体によって区画される面の間に天井部又は壁部が配置され、同架構材の長手方向の一部が同天井部又は壁部から室内側に突出するような構造の木造建築であって、前記室内側に突出する架構材の隣接する各面を平板状の第1のプラスターボードによって隙間なく被覆するとともに、隣接する同第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分をガラス繊維テープによって目張りし、前記第1のプラスターボードの外側に平板状の第2のプラスターボードを配設して同第1のプラスターボードを被覆するようにしたことをその要旨とする。
上記のような構成では、火事になって室内の温度が高温になると収縮に伴って第1及び第2のプラスターボードの縁部が反った状態となる。このとき、第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分がガラス繊維テープによって目張りされているため室内側に突出された架構材に直接熱気が及ぶことがなくなる。また、熱気によってガラス繊維テープはわずかに溶融して柔らかくなり、ガラス繊維テープが第1のプラスターボードの熱気による変形(縁部が反った状態)に追随するようになる。つまり、第1のプラスターボードはガラス繊維シートによって緩やかに外方から支持されることとなって第1のプラスターボードの配設位置からの脱落が防止できる。
また、請求項3に記載の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記壁部は前記架構材の側面と当接する第3のプラスターボードと同第3のプラスターボードに対して室内側に隣接して重複配置され出火時に直火に曝される第4のプラスターボードとを有し、前記第1のプラスターボードの端部は同第3のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接するとともに、同第4のプラスターボードの端部は同第1のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接し、同第2のプラスターボードの端部は同第4のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接するようにしたことをその要旨とする。
また、請求項4に記載の発明では請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記天井部又は壁部は支持ボードと、同支持ボードに支持される第3のプラスターボードと同第3のプラスターボードに対して室内側に隣接して重複配置され出火時に直火に曝される第4のプラスターボードとを有し、前記第1のプラスターボードの端部は同支持ボードの端部に隣接した前面に当接するとともに、同第3のプラスターボードの端部は同第1のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接し、前記第2のプラスターボードの端部は同第3のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接し、同第4のプラスターボードの端部は同第2のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接するようにしたことをその要旨とする。
請求項3及び請求項4のように構成することで、プラスターボードの端部に隣接した側面(前面)が交差方向のプラスターボードの端部によって交互に押さえ込まれることとなり、この構造駆体と天井部又は壁部で構成される入れ隅部分のプラスターボードが熱で室内側に反ることを防止することとなる。
上記請求項1〜4の発明によれば、プラスターボードが熱で室内側に反っても架構材に火が及ぶことを防止することができるとともに、架構材を包囲したプラスターボードの架構材からの脱落を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。尚、以下の説明において前方とは図1において下方側を、後方とは同図において上方側を言うものとする。
図1及び図3に示すように、木造建築において架構材としての集成材からなる断面長方形形状の柱1は室内を仕切る壁部2に対して室内側に突出されている。ここでは任意のある一カ所の柱1について特化して説明するが実際には複数の柱1あるいは梁が室内側に突出されることとなる。
壁部2は外壁部3と内壁部4とから構成されている。外壁部3は室外側から順にサイディングボード5、ALCパネル6、防水紙貼り合板7の3層構造に構成されている。内壁部4は室外側から順に第1の内壁用合板9、断熱材10、第2の内壁用合板11、第3のプラスターボードとしての第1の壁用プラスターボード12、第4のプラスターボードとしての第2の壁用プラスターボード13の5層構造に構成されている。第1及び第2の内壁用合板9,11の間には左右方向に所定間隔を開けて間柱15が配設されている。
柱1は内壁部4と直交して室内側に半身が突出されている。つまり、柱1の後半身が内壁部4に埋設され、前半身が室内側に露出される構造とされている。
柱1と内壁部4との配置関係を更に詳しく説明する。柱1は室内側にその前面1aと左右側面1b、1cの前方寄り部分が突出している。柱1の後方位置には後面1dに対して第1の内壁用合板9が図示しないコーススレッドによって固着されており、この第1の内壁用合板9と柱1をベースとして内壁部4は構築されている。柱1の後半身の左右側面1b、1cには間柱15がそれぞれ図示しないコーススレッドによって固着されている。第2の内壁用合板11は柱1の左右側面1b、1cに対してその左右端が突き当てられた状態で間柱15に対して図示しないコーススレッドによって固着されている。このような第2の内壁用合板11に対して第1の壁用プラスターボード12がコーススレッド16によって固着され、第1の壁用プラスターボード12の上から第2の壁用プラスターボード13が図示しないステープルによって固着されている。
柱1は第1〜第3の柱用プラスターボード17〜19によって被覆されている。特に図2に基づいてこれら第1〜第3の柱用プラスターボード17〜19と第1及び第2の壁用プラスターボード12,13の配置関係について詳しく説明する。
柱1の前面1aは同前面1aと同じ幅に形成された第1の柱用プラスターボード17aによって被覆されている。柱1の左右側面1b、1cはそれぞれ第1の柱用プラスターボード17b,17cによって被覆されている。第1の壁用プラスターボード12の側端は柱1の左右側面1b、1cに当接させられている。第1の柱用プラスターボード17b,17cの後端は第1の壁用プラスターボード12の側端寄り前面に当接させられている。第1の柱用プラスターボード17a,17bの前端は柱1の前面1aに配置された第1の柱用プラスターボード17aと面一とされている。これによって室内側に突出された柱1のすべての部分は第1の柱用プラスターボード17a〜17cによって完全に包囲されることとなる。そして、これらボード17a〜17cによって形成される3方の外周面のそれぞれ隣接する2面は正確に直交することとなる。第1の柱用プラスターボード17a〜17cはコーススレッド16によって固着されている。
図2及び図3に示すように、第1の柱用プラスターボード17a〜17cに包囲された柱1の左右の出隅部には上下方向にガラス繊維製の第1の防火テープ20が貼着されている。第1の防火テープ20はガラス繊維を織り込んだ片面に粘着面を備えた可撓性のあるテープであって、本実施の形態では吉野石膏株式会社製のタイガーGファイバーテープを使用した。また、テープは直交して突き合わされた隣接する2枚の第1の柱用プラスターボード17の紙部分間に貼着されることとなる(石膏部分は接着力が劣る)。
第2の壁用プラスターボード13の側端は柱1の左右側面1b、1cに配置された第1の柱用プラスターボード17b,17cの後端寄り側面に当接させられている。
第1の柱用プラスターボード17aは第2の柱用プラスターボード18aによって被覆されている。第1の柱用プラスターボード17b,17cはそれぞれ第2の柱用プラスターボード18b,18cによって被覆されている。第2の柱用プラスターボード18b,18cの後端は第2の壁用プラスターボード13の側端寄り前面に当接させられている。第2の柱用プラスターボード18b,18cの前端は第2の柱用プラスターボード18aの側端寄り後面に当接されている。第2の柱用プラスターボード18aの前面は第2の柱用プラスターボード18b,18c前端と面一とされている。これによって第1の柱用プラスターボード17a〜17cのすべての部分は第2の柱用プラスターボード18a〜18cによって完全に包囲されることとなる。そして、これらボード18a〜18cによって形成される3方の外周面のそれぞれ隣接する2面は正確に直交することとなる。第2の柱用プラスターボード18a〜18cは図示しないステープルによって固着されている。ステープルは第2の柱用プラスターボード18a〜18cを貫通して第1の柱用プラスターボード17a〜17cに達している。そのため第1の防火テープ20位置において打設されたステープルは同時に第1の防火テープ20を第1の柱用プラスターボード17a〜17cに補助的に固着する固着手段となっている。
図2及び図3に示すように、第2の柱用プラスターボード18a〜18cに包囲された柱1の左右の出隅部には上下方向にガラス繊維製の第2の防火テープ21が貼着されている。第2の防火テープ21は上記第1の防火テープ21と同じ素材であり、第1の防火テープ21と同様に貼着されている。
第2の柱用プラスターボード18aは第3の柱用プラスターボード19aによって被覆されている。第2の柱用プラスターボード18b,18cはそれぞれ第3の柱用プラスターボード19b,19cによって被覆されている。第3の柱用プラスターボード19b,19cの後端は第2の壁用プラスターボード13の前面に当接させられている。第3の柱用プラスターボード19aの前面は第3の柱用プラスターボード19b,19c前端と面一とされている。これによって第2の柱用プラスターボード18a〜18cのすべての部分は第3の柱用プラスターボード19a〜19cによって完全に包囲されることとなる。そして、これらボード19a〜19cによって形成される3方の外周面のそれぞれ隣接する2面は正確に直交することとなる。
このように構成することで本実施の形態では次のような効果が奏される。
(1)火事となった際に第1〜第3の柱用プラスターボード17〜19がその熱で縁部分が室内側に反ってもプラスターボード17、18の突き合わせ部分に第1及び第2の防火テープ20,21によって目張りがされているため、火が柱1方向に容易に入ることはなく、従ってこの種の室内に柱が張り出す構造の木造建築物において耐火性能が向上することとなる。
(2)入り隅部分ではプラスターボード12,13,17〜19の端部に隣接した側面(前面)が交差方向のプラスターボード12,13,17〜19の端部によって押さえ込まれることとなり、入れ隅部分の第1及び第2の壁用プラスターボード12,13や第1の柱用プラスターボード17a,17bが熱で室内側に反ることを防止することとなる。これによって耐火性能が向上することとなる。
(3)第1及び第2の防火テープ20,21はガラス繊維製であるため火事の熱(一般に1000度C前後)によっても消失することなく形状が保持されるとともに、熱によって可塑性を示し、反ったり収縮したりする第1〜第3の柱用プラスターボード17〜19の変形にも関わらず追随することができるため第1〜第3の柱用プラスターボード17〜19を柱1に保持させる機能が維持されることとなる。
(4)第2及び第3の柱用プラスターボード18,19はステープルで固定されるため、釘やコーススレッドに比べて断面径が小さいことから熱が柱1方向に伝導しにくくなっており、耐火性能が優れている。
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態の入り隅部分におけるプラスターボード12,13,17〜19の配置構成を図4に示すように。まず先に第1の柱用プラスターボード17bを後端を第2の内壁用合板11の前面に対して突き当て、この第1の柱用プラスターボード17bの端部側面に第1の壁用プラスターボード12の側端を突き当てるようにし、その後第2の柱用プラスターボード18b、第2の壁用プラスターボード13と交互に配置するようにしてもよい。このような構成でも上記(2)の効果が奏される。
・上記実施の形態では第3の柱用プラスターボード19を第2の柱用プラスターボード18a〜18cの周囲に被覆したが、第3の柱用プラスターボード19はなくともよい。逆に更に第3の柱用プラスターボード19の外周に外層の柱用プラスターボードを配置するようにしてもよい。
・上記実施の形態の第1及び第2の防火テープ20,21のように目地部分だけに配置するのではなく、第1の柱用プラスターボード17a〜17cや第2の柱用プラスターボード18a〜18cの全周囲を防火シートで覆うようにしてもよい。
・上記実施の形態では壁部2の中間位置に柱1が突出する構成を一例として挙げたが、その他の壁に面した位置で室内側に突出する構造に適用することも自由である。
・上記柱1は集成材であったが、無垢材であっても構わない。
・梁に応用してもよい。
その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更した態様で実施することは自由である。
請求項に適宜追加可能な上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1) 前記室内側に突出する架構材の突出部は互いに背向する一対の側方壁面と同両側方壁面との間で直交して出隅部を構成するに前方壁面とを有しており、これら各壁面が少なくとも隣接する同第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるようにガラス繊維シートによって被覆されていること。
(2) ガラス繊維テープ及びガラス繊維シートは第2のプラスターボードを固定する固定手段によって第1のプラスターボードに固定されること。
(3) 前記第2のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるように第2のプラスターボードの外表面にガラス繊維シートを被覆し、前記第2のプラスターボードの外側に平板状の第3のプラスターボードを配設して同第2のプラスターボードを被覆するようにしたこと。
(4) 前記第2のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるように第2のプラスターボードの外表面にガラス繊維シールを被覆し、前記第2のプラスターボードの外側に平板状の第3のプラスターボードを配設して同第2のプラスターボードを被覆するようにしたこと。
本発明の実施の形態の木造建築の耐火構造の平面図。 同じ木造建築の耐火構造の要部の分解平面図。 同じ木造建築の耐火構造の一部切り欠き斜視図。 他の実施の形態の木造建築の耐火構造の要部の平面図。 (a)及び(b)は従来の木造建築の耐火構造の平面図。
符号の説明
1…架構材としての柱、2…壁部、17…第1のプラスターボードとしての第1の柱用プラスターボード、18…第2のプラスターボードとしての第2の柱用プラスターボード、20…ガラス繊維テープとしての第1の防火テープ、21…第2の防火テープ。

Claims (4)

  1. 断面方形の木製の架構材によって組み立てられた構造駆体によって区画される面の間に天井部又は壁部が配置され、同架構材の長手方向の一部が同天井部又は壁部から室内側に突出するような構造の木造建築であって、
    前記室内側に突出する架構材の隣接する各面を平板状の第1のプラスターボードによって隙間なく被覆するとともに、少なくとも隣接する同第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分が目張りされるように第1のプラスターボードの外表面にガラス繊維シートを被覆し、
    前記第1のプラスターボードの外側に平板状の第2のプラスターボードを配設して同第1のプラスターボードを被覆するようにしたことを特徴とする木造建築の耐火構造。
  2. 断面方形の木製の架構材によって組み立てられた構造駆体によって区画される面の間に天井部又は壁部が配置され、同架構材の長手方向の一部が同天井部又は壁部から室内側に突出するような構造の木造建築であって、
    前記室内側に突出する架構材の隣接する各面を平板状の第1のプラスターボードによって隙間なく被覆するとともに、隣接する同第1のプラスターボード同士の突き合わせ部分をガラス繊維テープによって目張りし、
    前記第1のプラスターボードの外側に平板状の第2のプラスターボードを配設して同第1のプラスターボードを被覆するようにしたことを特徴とする木造建築の耐火構造。
  3. 前記天井部又は壁部は前記架構材の側面と当接する第3のプラスターボードと同第3のプラスターボードに対して室内側に隣接して重複配置され出火時に直火に曝される第4のプラスターボードとを有し、前記第1のプラスターボードの端部は同第3のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接するとともに、同第4のプラスターボードの端部は同第1のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接し、同第2のプラスターボードの端部は同第4のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の木造建築の耐火構造。
  4. 前記天井部又は壁部は支持ボードと、同支持ボードに支持される第3のプラスターボードと同第3のプラスターボードに対して室内側に隣接して重複配置され出火時に直火に曝される第4のプラスターボードとを有し、前記第1のプラスターボードの端部は同支持ボードの端部に隣接した前面に当接するとともに、同第3のプラスターボードの端部は同第1のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接し、前記第2のプラスターボードの端部は同第3のプラスターボードの端部に隣接した前面に当接し、同第4のプラスターボードの端部は同第2のプラスターボードの端部に隣接した側面に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の木造建築の耐火構造。
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