JP5837834B2 - 内壁構造 - Google Patents

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本発明は、建造物の室内側の壁を構成する内壁構造に関する。
ビル、マンション、住宅などの建造物の室内の耐火性能を持たせるために、室内壁材として、従来より石膏ボードや珪酸カルシウム板(ケイカル板)などの不燃性内装材がよく用いられている。この不燃性内装材を不燃性下地材に固定する際に、その端部を突合せて複数枚並設させることで、内壁が形成される。
ここで、住宅建造物の場合では、図5のように、複数本並設された不燃性下地材2′から室外側へ下地面材7、透湿防止シート8、通気金具9の順で設けられる。この際、下地面材7と透湿防止シート8とを貫通する固定部材10により通気金具9が不燃性下地材2′に固定される。更に、通気金具9の室外側に外壁材11が固定されて外壁が形成される。一方、不燃性下地材2′の室内側に不燃性内装材1′が固定部材6′で固定されることによって内壁が形成される。
しかし、不燃性内装材1′が火炎などで加熱されると不燃性内装材1′の構成材料の結晶水などが蒸発して乾燥することが要因で、不燃性内装材1′の寸法が収縮してしまう。そのため、1枚貼りで不燃性内装材1′の内壁を形成すると、隣り合う不燃性内装材1′の端面5′を突合せた部分に隙間が生じ、この隙間から下地材側へ炎や熱などが通りやすくなる。
そこで、内壁の耐火性能を確保するために、より厚い不燃性内装材を用いたり、複数枚の不燃性内装材を重ねて千鳥貼りすることが考えられているが、施工(材料)価格、施工時間、室内空間の縮小などの問題点が挙げられている。また、加熱されても収縮しにくい強化石膏ボードが市販されているものの、価格の面で問題があるとされている。
そこで、これらの問題を軽減するための内壁構造が提案されている。例えば、石膏ボードの裏面一端部に目地板兼桟部材(側面凸形状)、他端部に桟部材(側面凹形状)が設けられた裏桟付き化粧石膏ボードがある。そしてこの化粧石膏ボードを用いて目地板兼桟部材を、別の石膏ボードの桟部材に凹入させるようにして、化粧石膏ボードを並設させることが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、この化粧石膏ボードに設けられた目地板兼桟部材は、固定部材で下地材に固定され、別の石膏ボードの桟部材に凹入するようにして施工されている。そのため、下地材がない部分では目地板兼桟部材が存在していない。このことから、下地材が存在しない化粧石膏ボードの端面突合せ部分に隙間が生じてしまう可能性があり、内壁の耐火性能が低下しやすいことが問題点として挙げられている。
実開昭61−053416号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、不燃性下地材が存在しない箇所においても不燃性内装材の端面突合せ部分の耐火性能を低下しにくくすることができる内壁構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る内壁構造は、不燃性下地材2の表面に複数の不燃性内装材1を並設してなる内壁構造において、前記不燃性内装材1の端面突合せ部分3の前記不燃性下地材2側に不燃性の隙間閉塞材4が設けられ、この隙間閉塞材4が少なくとも前記不燃性下地材2が存在しない箇所で前記不燃性内装材1の前記端面突合せ部分3を覆うようにして設けられており、前記不燃性の隙間閉塞材4の断面は波状に形成されてなることを特徴とするものである。
本発明に係る内壁構造は、前記不燃性の隙間閉塞材4は突起4bが形成され、この突起4bは不燃性内装材1の端面5の間に位置していることが好ましい。
本発明に係る内壁構造は、前記突起4aの先端に略直角に折曲された差込み片4cを設け、この差込み片4cが前記不燃性内装材1の端面5に差込まれてなることが好ましい。
本発明によれば、隣接した不燃性内装材の継ぎ目部分(端面突合せ部分)を火炎などで加熱しても、不燃性下地材が存在しない不燃性内装材の端面突合せ部分でも耐火性能が低下しにくい内壁構造を形成することができる。
本発明の横貼りの内壁構造における実施の形態の一例を示す概略図である。 (a)〜(f)は同上の一部を示す概略の断面図である。 本発明の縦貼りの内壁構造における実施の形態の一例を示す概略図である。 (a)〜(f)は同上の一部を示す概略の断面図である。 従来の壁構造を示す概略の横断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1に不燃性内装材1を横張りにして形成した内壁構造を示す。この内壁は、縦胴縁下地構造Aに複数枚の不燃性内装材1を設けて形成することができる。
縦胴縁下地構造Aは、コンクリートなどで形成された基礎Eの上に鉄骨製等の土台下地材201が横長に設けて形成することができる。この土台下地材201には複数本の不燃性下地材2が縦胴縁として立設されている。不燃性下地材2は鉄骨などで形成することができ、所定の間隔を介して横方向に並設されている。
不燃性内装材1は、石膏ボード、強化石膏ボード、珪酸カルシウム板(ケイカル板)などの不燃性の板材を用いることができる。不燃性内装材1は幅方向(短手方向)Zが縦方向となるようにして不燃性下地材2の室内側に設けられている。また、不燃性内装材1は複数本の不燃性下地材2にわたって配設されている。そして、ネジや釘などの固定部材6を不燃性内装材1の室内側面から打ち込んで、不燃性内装材1を不燃性下地材2に固定して設置することができる。このようにして、上下に隣り合う不燃性内装材1の幅方向Zの端面(長手方向と平行方向に長い端面)5を突合わせつつ、複数枚の不燃性内装材1を縦方向に並べて縦胴縁構造Aの室内側表面に固定することができる。
上記のようにして不燃性下地材2に固定された不燃性内装材1の不燃性下地材2側(室外側)には不燃性の隙間閉塞材4が設けられている。隙間閉塞材4は不燃性材料から形成されるものであり、その材質は特に限定されない。隙間閉塞材4は、例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属製材料や、フッ素系樹脂等の難燃性樹脂材料などから形成されることが好ましい。また、隙間閉塞材4は横方向に長く形成することができ、上下に隣接する不燃性内装材1の端面突合せ部分3に沿ってその全長にわたって設けることができる。尚、隙間閉塞材4は不燃性内装材1の端面突合せ部分3のうち、少なくとも不燃性下地材2が存在しない箇所3bに設ければよく、不燃性下地材2が存在する箇所3aには設けなくても良い。そして、隙間閉塞材4は不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側(室外側)から覆うようにして設けられている。また、隙間閉塞材4は上記固定部材6により不燃性内装材1とともに不燃性下地材2に固定することができる。
隙間閉塞材4は各種の形状に形成することができ、例えば、平板状、断面が波状、T字状などに形成することができる。
図2(a)は平板状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。隙間閉塞材4の断面の高さDは、不燃性内装材1の厚みよりも小さい方が室内空間が小さくならないために好ましい。例えば、Dは0.1〜3.0mmであることが好ましい。また、不燃性内装材1の端面突合せ部分3が火炎などで加熱されると、その部分で20mm程度の隙間が生じることが多い。そこで、隙間閉塞材4の幅方向Lの寸法を20mm以上に設定することが好ましく、例えば、25〜50mmとすることが好ましい。隙間閉塞材4は、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に挟まれている。また、隙間閉塞材4は上下に隣接する不燃性内装材1、1の端面突合せ部分3の不燃性下地材2側を覆うように配置されている。
図2(b)は断面略T字状に形成した隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、平板状の基体4aの上下方向の略中央部に突起4bを設けて形成されている。この突起4bは上下に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に挟まれている。突起4bの形状は、不燃性内装材1、1の端面5、5の間に差し込みやすい形状であれば、特に限定されないが、例えば、三角形状、山切り形状、針状などが挙げられえる。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆ている。なお、この隙間閉塞材4は、図2(a)と同様にして、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に固定することができる。
図2(c)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4、平板状の基体4aの上下方向の略中央部に突起4bを設け、突起4bの先端に略垂直下方に突出する差込み片4cを設けて形成されている。突起4bは上下に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に挟まれている。また、差込み片4cは上下に隣接する不燃性内装材1、1のうち、下方の不燃性内装材1の端面5に凹入するようになっている。更に、下方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの下面とが接し、上方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの上面とが接するようになっている。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆っている。この隙間閉塞材4では差込み片4cを下方の不燃性内装材1に係止して保持することができる。差込み片4cの形状は、不燃性内装材1の端面5に差し込みやすい形状であれば、特に限定されないが、例えば、三角形状、山切り形状、針状などが挙げられる。また、差込み片4cの先端から突起4bまでの奥行きは、不燃性内装材1に割れなどの損傷を与えることなく、その端面5から内部へ十分に差し込み、突起4bが不燃性内装材1の端面5と接するようになっていれば、特に限定されない。具体的には、例えば、1〜10mmであることが好ましい。なお、この隙間閉塞材4は、図2(a)と同様にして、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に固定することができる。
図2(d)は断面波状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、波状形状の各凸部分が不燃性内装材1、1と不燃性下地材2とに接触して、不燃性内装材1、1と不燃性下地材2との隙間Hを形成し、端面突合せ部分3を覆うように配置されている。また、隙間閉塞材4は不燃性内装材1、1と3箇所で接触している。この場合、不燃性内装材1に接触している隙間閉塞材4の両端の凸部の間を上記と同様の寸法Lにすることができる。また、隙間閉塞材4の断面の高さDは、5〜30mmであることが好ましい。
図2(e)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、基体4aの断面が波状となるように形成されている。また、基体4aの幅方向Lの中央付近に位置し、不燃性内装材1、1側にある基体4aの凸部から不燃性内装材1、1の途中まで横方向に伸びるように突起4bを有している。図2(b)と同様に、この突起4bは、隣り合う不燃性内装材1、1の端面5、5に上下方向から挟まれて配置されている。
図2(f)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、基体4aの断面が波状となるように形成されている。また、基体4aの幅方向Lの中央付近に位置し、不燃性内装材1、1側にある基体4aの凸部から不燃性内装材1、1の途中まで横方向に伸びるように突起4bを有している。また、突起4bの先端に略垂直下方に突出する差込み片4cを設けて形成されている。突起4bは上下に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に挟まれている。また、差込み片4cは上下に隣接する不燃性内装材1、1のうち、下方の不燃性内装材1の端面5に凹入するようになっている。更に、下方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの下面とが接し、上方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの上面とが接するようになっている。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆っている。この差込み片4cは図2(c)のものと同様の作用を有するものである。
図3に不燃性内装材1を縦張りにして形成した内壁構造を示す。この内壁は、横胴縁下地構造Bに複数枚の不燃性内装材1を設けて形成することができる。基礎E及び土台下地材201は上記と同様に形成されている。不燃性下地材2は横胴縁とし、土台下地材201の上方に横方向に長く配置されている。不燃性下地材2は縦方向に所定の間隔で複数本並設されている。不燃性下地材2は上記と同様の鉄骨等で形成することができる。不燃性内装材1は上記と同様に形成されている。不燃性内装材1は幅方向(短手方向)Zが横方向となるようにして不燃性下地材2の室内側に設けられている。また、不燃性内装材1は複数本の不燃性下地材2にわたって配設されている。そして、ネジや釘などの固定部材6を不燃性内装材1の室内側面から打ち込んで、不燃性内装材1を不燃性下地材2に固定して設置することができる。このようにして、横方向に隣り合う不燃性内装材1の幅方向Zの端面(長手方向と平行方向に長い端面)5を突合わせつつ、複数枚の不燃性内装材1を横方向に並べて横胴縁構造Bの室内側表面に固定することができる。
不燃性の隙間閉塞材4も上記と同様の材質や断面形状で形成されているが、縦方向に長尺に形成されている。そして、隙間閉塞材4は左右に隣接する不燃性内装材1の端面突合せ部分3に沿ってその全長にわたって設けることができる。尚、隙間閉塞材4は不燃性内装材1の端面突合せ部分3のうち、少なくとも不燃性下地材2が存在しない箇所3bに設ければよく、不燃性下地材2が存在する箇所3aには設けなくても良い。そして、隙間閉塞材4は不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側(室外側)から覆うようにして設けられている。また、隙間閉塞材4は上記固定部材6により不燃性内装材1とともに不燃性下地材2に固定することができる。
図4(a)は平板状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。隙間閉塞材4の断面の高さDは、不燃性内装材1の厚みよりも小さい方が室内空間が小さくならないために好ましい。例えば、Dは0.1〜3.0mmであることが好ましい。また、不燃性内装材1の端面突合せ部分3が火炎などで加熱されると、その部分で20mm程度の隙間が生じることが多い。そこで、隙間閉塞材4の幅方向Lの寸法を20mm以上に設定することが好ましく、例えば、25〜50mmとすることが好ましい。隙間閉塞材4は、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に挟まれている。また、隙間閉塞材4は左右に隣接する不燃性内装材1、1の端面突合せ部分3の不燃性下地材2側を覆うように配置されている。
図4(b)は断面略T字状に形成した隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、平板状の基体4aの横方向の略中央部に突起4bを設けて形成されている。この突起4bは左右に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に挟まれている。突起4bの形状は、不燃性内装材1、1の端面5、5の間に差し込みやすい形状であれば、特に限定されないが、例えば、三角形状、山切り形状、針状などが挙げられえる。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆っている。なお、この隙間閉塞材4は、図4(a)と同様にして、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に固定することができる。
図4(c)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4、平板状の基体4aの横方向の略中央部に突起4bを設け、突起4bの先端に略垂直横方向に突出する差込み片4cを設けて形成されている。突起4bは上下に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に挟まれている。また、差込み片4cは上下に隣接する不燃性内装材1、1のうち、下方の不燃性内装材1の端面5に凹入するようになっている。更に、一方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの一面とが接し、他方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの他面とが接するようになっている。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆っている。この隙間閉塞材4では差込み片4cを一方の不燃性内装材1に係止して保持することができる。差込み片4cの形状は、不燃性内装材1の端面5に差し込みやすい形状であれば、特に限定されないが、例えば、三角形状、山切り形状、針状などが挙げられえる。また、差込み片4cの先端から突起4bまでの奥行きは、不燃性内装材1に割れなどの損傷を与えることなく、その端面5から内部へ十分に差し込み、突起4bが不燃性内装材1の端面5と接するようになっていれば、特に限定されない。具体的には、例えば、1〜10mmであることが好ましい。なお、この隙間閉塞材4は、図4(a)と同様にして、不燃性内装材1と不燃性下地材2との間に固定することができる。
図4(d)は断面波状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、波状形状の各凸部分が不燃性内装材1、1と不燃性下地材2とに接触して、不燃性内装材1、1と不燃性下地材2との隙間Hを形成し、端面突合せ部分3を覆うように配置されている。また、隙間閉塞材4は不燃性内装材1、1と3箇所で接触している。この場合、不燃性内装材1に接触している隙間閉塞材4の両端の凸部の間を上記と同様の寸法Lにすることができる。また、隙間閉塞材4の断面の高さDは、5〜30mmであることが好ましい。
図4(e)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、基体4aの断面が波状となるように形成されている。また、基体4aの幅方向Lの中央付近に位置し、不燃性内装材1、1側にある基体4aの凸部から不燃性内装材1、1の途中まで前方向に伸びるように突起4bを有している。図4(b)と同様に、この突起4bは、隣り合う不燃性内装材1、1の端面5、5に左右方向から挟まれて配置されている。
図4(f)は他の形状の隙間閉塞材4を用いた例を示す。この隙間閉塞材4は、基体4aの断面が波状となるように形成されている。また、基体4aの幅方向Lの中央付近に位置し、不燃性内装材1、1側にある基体4aの凸部から不燃性内装材1、1の途中まで前方向に伸びるように突起4bを有している。また、突起4bの先端に略垂直横方向に突出する差込み片4cを設けて形成されている。突起4bは左右に隣接する不燃性内装材1、1の端面5、5の間に差し込まれている。また、差込み片4cは左右に隣接する不燃性内装材1、1のうち、一方の不燃性内装材1の端面5に凹入するようになっている。更に、一方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの一面とが接し、他方の不燃性内装材1の端面5と突起4bの他面とが接するようになっている。また、この隙間閉塞材4は、基体4aにより不燃性内装材1の端面突合せ部分3を不燃性下地材2側から覆っている。この差込み片4cは図4(c)のものと同様の作用を有するものである。
上記の実施の形態のような不燃性の隙間閉塞材4を用いると、隙間閉塞材4が少なくとも不燃性下地材2が存在しない端面突合せ部分3bを不燃性下地材2側から覆うこととなる。従って、この端面突合せ部分3bにも不燃性の隙間閉塞材4を設けているため、この部分で隙間が生じても、不燃性下地材2側へ火炎などの進入を抑えることができる。また、基体4aの断面が波状などで形成されていると、不燃性内装材1と不燃性下地材2との接触面積が低減するため、室内外への熱伝達を更に抑えることができ、住環境が改善される。
1 不燃性内装材
2 不燃性下地材
3 端面突合せ部分
4 隙間閉塞材
4b 突起
4c 差込み片

Claims (3)

  1. 不燃性下地材の表面に複数の不燃性内装材を並設してなる内壁構造において、前記不燃性内装材の端面突合せ部分の前記不燃性下地材側に不燃性の隙間閉塞材が設けられ、この隙間閉塞材が少なくとも前記不燃性下地材が存在しない箇所で前記不燃性内装材の端面突合せ部分を覆うようにして設けられており、前記不燃性の隙間閉塞材の断面は波状に形成されてなることを特徴とする内壁構造。
  2. 前記不燃性の隙間閉塞材は突起が形成され、この突起は不燃性内装材の端面の間に位置していることを特徴とする請求項1に記載される内壁構造。
  3. 前記突起の先端に略直角に折曲された差込み片を設け、この差込み片が前記不燃性内装材の端面に差込まれてなることを特徴とする請求項2に記載される内壁構造。
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