JP2007123556A - 真空処理方法または真空処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 真空ロボットの回転時のウエハの遮光角度を検出するθ軸センサ、及び、真空ロボットの伸縮時のウエハの遮光距離を検出するR軸センサの出力に基づいて、ウエハの真空ロボットに対する位置補正量を求めて、位置補正量が所定の規格値を外れていた場合に位置データの変更動作を行い、また、上記θ軸センサ及び上記R軸センサの出力に基づいて得られた距離データが所定の許容値を越えていた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行う。
【選択図】 図2
Description
(1)ウエハの位置のずれをセンサにより検出して、位置補正を行った後に、処理室にウエハを搬送するため、位置補正後のウエハの搬送中に起こりうる位置ずれに関しては補正ができず、また、位置ずれそのものを検出することができない。
(2)仮に、センサ手前から減速して、望ましい位置までの間、ウエハが位置ずれを起こさない動作速度で移送した場合、スループットがおちて生産に影響を及ばす。
半導体処理装置100は、複数(4個)の処理室101,102,103,104と、複数(3個)のカセット設置台105との間でウエハを移送することができる。
処理室101,102,103,104は、プラズマエッチング、層の堆積、および/またはスパッタリングを実行するための処理室であっても良い。これら処理室101,102,103,104は、所定の圧力(真空圧)に減圧される内部の空間にウエハ等試料が載置される試料台を有した真空処理容器から構成され、その内部の空間に処理用のガスを供給しつつ図示しない電界または磁界の供給手段から電界または磁界を印加して処理室のウエハ上方の空間にプラズマを形成し、試料の表面を処理する処理容器となっている。
バッファ室110内で、真空ロボット111の回転動作により、処理室101,102,103,104の方向に向きが変更され、真空ロボット111のアームの伸張動作により、ウエハが、処理室101,102,103,104に移送されて、処理室内で、プラズマエッチング、層の堆積、および/またはスパッタリングなどの処理が実行される。
これらの処理は密封された処理室内で行われる。
例えば、処理室101の内側に搬送されたウエハは、図示しない試料台上に載置される。この際、ロードロック室106または107内側の構成と同様に、試料台内部に配置された上下に移動してウエハを上下に昇降させる複数のプッシャピンを備えている。
これらのプッシャピンが上方に移動した状態で、その上方に位置する真空ロボット111のアーム先端側のハンド上に載せられたウエハがアームの下降に伴ってプッシャピン上に載せられた後、アームがバッファ室110内に移動してウエハの試料台への受渡しが行われる。アームの移動後に、プッシャピンは下方に移動され試料台内に格納されて、ウエハが試料台上の上面の誘電体製膜に被覆されたウエハ載置面上に載せられる。
その後、処理室101内に処理用ガスが導入されると共に、処理室101内は図示しない真空ポンプの動作により排気されて所定の圧力(真空圧)に調節される。また、誘電体製膜内に配置された静電吸着用の電極に電力が印加されることで生起されるウエハと誘電体製膜との間の静電吸着力により、試料台上のウエハ載置面上にウエハが吸着、保持される。
さらに、ウエハ載置面の表面とウエハ裏面との間には、He等の熱伝達用のガスが導入されて、ウエハと試料台との間の熱伝達が調節されてウエハの表面の温度が所望の範囲に調節される。この状態で、処理室101内のウエハ上方の空間に電界または磁界が供給されて処理用ガスがプラズマ化され、このプラズマを用いてウエハ表面が処理される。
この処理の終了後に、静電吸着電極に印加された電力が除かれて静電吸着力が低減された後、プッシャピンを上昇させてウエハがウエハ載置面から上方に持ち上げられる。処理室101の密封しているゲートバルブが開放された後、真空ロボット111のアームが伸張されて先端側のハンドがウエハの下方に位置するように移動される。プッシャピンの下方の移動によって、ウエハがハンド上の保持面上に載せられてアームに受け渡される。
プッシャピンはその後、再び試料台内部に格納される。
上記真空ロボット111または大気ロボット108の動作は、図示しない各々用の制御装置により調節される。このような制御装置は、真空処理装置100全体の動作を制御する制御装置と指令を授受可能に接続されるか、またはこれと一体となっていても良い。
このような真空ロボット111によるウエハの受け渡しまたは搬送の際には、例え動作が制御された真空ロボット111あるいはそのアーム上に載せられたウエハは、所期の位置から距離が離れてズレた位置に保持される場合が有り、このため、搬送先の目的の位置に精密に位置決めして載置できなくなる虞が有る。
すなわち、ウエハの受渡しの際に、ウエハとアームまたはこの先端側のハンド上の所定の位置との間にズレが生じたり、搬送中にウエハがアームまたはハンド上で位置が移動したりする問題が生じる。例えば、ウエハがプッシャピンにより持ち上げられて真空ロボット111のアームがその動作を制御されてウエハ下方の所定の位置にアーム先端側のハンドが配置されたとしても、ウエハがプッシャピンで持ち上げられたその位置がアームまたはハンドにウエハを載せる際の基準となる位置と異なっている場合には、上記ズレが生じてしまう。これは、ウエハを持ち上げる際に静電吸着力が特定の大きさ以上残っていたり、プッシャピンの配置や形状、位置の不均等があると生起しやすい。また、ウエハのウエハ載置面上に載置された状態でその載置の基準となる位置からズレている場合にも、受渡しでの基準位置からのズレが生じてしまう。
このようなウエハの位置の変動があると、処理室内の試料台等の目的箇所でのウエハ載置面へのウエハの位置決めが不安定となり、ウエハを保持する吸着力のウエハ面上で不均一や処理の不均一を生起して処理の歩留まりを低下させてしまう。また、ウエハの受渡しの際に安定してアームまたはハンド上に載置できず搬送中にウエハが落下したり装置内部の表面と接触したりして事故や汚染が生起するという問題が生じていた。このため、ウエハをアームまたはハンドの上面や試料台上の載置面の目的の位置に精度良く載置すること、または受渡しすることが求められている。
さらに、ウエハを搬送する際の真空ロボット111の動作により、アームの上面でウエハがその位置を移動してしまう場合がある。これを抑制しようとして、ウエハの外形や径に合わせてその外終縁と接してウエハを保持するピンをアーム上に配置して、ウエハの位置を固定することが考えられる。しかし、この場合、アームの位置を高精度に制御しなければウエハ外周縁を複数ピンで接触または支持できないため、適正な支持ができずウエハが落下したり傾いて搬送されたりして目的箇所に適正に載置できないという事故が増大して却って処理の効率を低下させてしまう。或いは、真空ロボット111のコストが増大して装置全体の製造コストが増大するという問題が生起する。或いはまた、ピンとウエハ外周端縁との接触により塵埃が生起して異物となってウエハや処理室等の装置内を汚染して処理の歩留まりが低下したり、クリーニングの頻度を増大させて処理効率が低下してしまう。
このため、本実施例では、ウエハの裏面をアーム先端側のハンド上の面または複数の点で支持するとともにウエハ外周縁の周囲に隙間をあけてこれを保持する技術が採用される。
本実施例のこのような構成では、真空ロボット111の停止や移動によって、ウエハの搬送中のウエハの位置の移動が生じる虞が有る。このため、生じたウエハの位置の移動(ズレ) を検出し、これに対応して真空処理装置の搬送や処理の動作を調節することが必要となる。
真空搬送装置200には、これを構成する真空容器の側面に複数個の処理室101,102,103,104と複数個のロードロック室106,107が連結され、これら内部を連通する通路を介してこれら処理室とロードロック室との間でウエハの移送が可能となっている。
さらに、真空ロボット111は、所定のθ軸の回転角度位置で、そのアームを中心203側とバッファ室110の外周側(処理室側)とを結ぶ方向に伸縮可能してその先端部のウエハ載置用のハンドの位置をバッファ室110内と処理室内とを往き、戻りの移動をさせることが可能となっている。この伸縮の動作をR軸(方向)の動作という。
本発明では、半導体処理装置100の真空搬送装置200(バッファ室110)内に、真空ロボット111の動作方向であるθ軸及びR軸のそれぞれに。θ軸センサ201、R軸センサ202を設けている。(ロードロック室2室、処理室4室の装置構成の場合は、θ軸用が6ケ、R軸用が6ケとなる。)
θ軸センサ201は、真空ロボット111の中心203を中心とした円周上に、複数個(少なくとも処理室およびロードロック室の個数)配置され、本実施例では、バッファ室110の上下各々に配置された1対を1個とする指向性の高い光センサであって上下の一方から他方へ向かう光の量を検出するセンサであり、上下のセンサの取り付け位置でのセンサ対の間のウエハの有無あるいはその通過がウエハの遮光によって検出されるものである。このような対のセンサを真空ロボット111の回転動作時にウエハがその間を通過する半径位置に配置することで、真空ロボット111の回転時のθ軸センサ201の出力を用いて、真空ロボット中心からウエハ中心までの距離を算出することができる。
また、R軸センサ202は、真空ロボット111のアームの伸縮方向、即ち、各処理室あるいはロードロック室と中心203とを結ぶ方向に沿った線上に配置され、本実施例ではθ軸センサ201と同様に指向性の高い光センサであって、ウエハが載せられたアームの伸張動作の際のウエハの遮光によってそのセンサの取り付け位置での通過あるいはウエハの有無が検出される。本実施例ではθ軸センサ201と同様に指向性の高い光センサであって、ウエハが載せられたアームの伸張動作の際のウエハの遮光によってそのセンサの取り付け位置での通過あるいはウエハの有無が検出される。アームの伸縮時のR軸センサ202の出力を用いて、真空ロボット111のハンド中心とウエハ中心との距離を算出することができる。上記θ軸センサ201、R軸センサ202は、後述するウエハが処理室退避位置、あるいは待機位置にある場合に、ウエハがこれらの対の間に位置して有無が検出されない位置に配置されている。すなわち、本実施例では上記θ軸センサ201、R軸センサ202はウエハの通過とその時刻を検出するためのものであり、ウエハの有無を検出するものではない。
例えば、アームのハンド上の特定の位置に載せられたウエハの特定位置と処理室101の試料台上の特定位置とが所定の距離に配置されるアームの位置を基準となる位置の情報として設定する。このような基準の位置の情報に基づいて真空ロボット111のθ軸方向の回転やR軸方向の伸縮の動作によるアームの位置が調節される。尚、これら調整は、ハンド中心と各処理室の中心が合致するように治具を用いて行なう。
遮光角度θ1は、θ軸センサ201のON−OFFを読み取ることで、
θ1=θon−θoff(deg)・・・(1)
により求められ、この求められたθ1より、距離Aは、
A=cos(θ1/2)×L1(mm)・・・(2)
となる。
また、θ軸センサ201の取り付け距離Llと求められた距離Aより、距離Bは、
B=√(L12−A2)(mm)・・・(3)
となる。
また、ウエハ半径rと、求められた距離Bより、距離Cは、
C=√(r2−B2)(mm)・・・(4)
となる。
上記の検出では、装置の動作によってその量が変動しにくい中心203とθ軸センサ201との間の距離L1を用いた。このような構成により、ティーチングあるいは装置の処理中の動作時の位置の検出の精度を向上させることができる。
D=A−C(mm)・・・(5)
となる。
図4は、ティーチング時のR軸センサ202の検出要領を示している。
遮光距離E、はR軸センサ202のON−OFFを読み取ることで、
E=Ron−Roff(mm)・・・(6)
と求められ、この求められたEとウエハ半径rより、距離Fは、
F=√((r2−(E/2)2)(mm)・・・(7)
となる。
L2=F(mm)・・・(8)
となる。
また、ティーチング時における変位量Gは0のため、
G=L2−F=0(mm)・・・(9)
となる。
J=√(D2−G2)(mm)・・・(10)
となる。
また、真空ロボット111がそのアームを伸張させてウエハを処理室内の試料台上方まで移動させた状態で試料台の中心とウエハの中心とが略一致する状態におけるウエハの特定の位置であるハンド上のウエハの中心の位置(以下、処理室内搬送位置)との距離Kは、
K=J+TR(mm)・・・(11)
となる。なお、TRは、ティーチングにおける距離Kと距離Jとの差であり、上記処理室退避位置と処理室内搬送位置との間の距離である。
ロードロック室106,107に搬入されたウエハは、ウエハプッシャーにて真空ロボット111のハンド上ヘウエハの受渡しを行ない、受渡しが完了すると真空ロボット111のアームが縮み、ウエハがバッファ室110内に運び込まれる。この時、真空ロボット111のアームが縮む際に、ウエハによりセンサ202が遮光される。この遮光された間隔を読み取ることで、ウエハの位置の比較を行なうことが可能となる。
この遮光された距離をE’とすると、
E’=R’縮on−R’縮off(mm)・・・(12)
となる。
次に、真空ロボット111は、所定の処理室に搬入するための回転動作に入り、ここでも同様にウエハによりR軸センサ202が遮光される。ここでは、遮光された角度θ1が読み出され、これにより真空ロボット中心203からウエハ中心までの距離Dを計算することができる。
遮光角度θ1’は、θ軸センサ201を読み取ることで、
θ1’=θ’on−θ1’off(deg)・・・(13)
と求められ、この求められたθ1’より、距離A’は、
A’= cos(θ1’/2)×L1(mm)・・・(14)
となる。
また、センサ距離Llと求められたA’より、距離B’は、
B’= √(L12−A’2)(mm)・・・(15)
となり、また、ウエハ半径rと求められた距離B’より、距離C’は、
C’=√(r2−B’2)(mm)…(16)
となる。
以上より、通常運転時の真空ロボット中心203からウエハ中心までの距離D’は、
D’=A’−C’(mm)・・・(17)
となる。
E’=R’伸on−R’伸off(mm)・・・(18)
と求められ、この求められたE’とウエハ半径rより、距離F’は、
F’=√((r2−(E’/2)2)(mm)・・・(19)
となる。
G’=L2−F’(mm)‥・(20)
となる。処理室退避位置から真空ロボット中心203までの距離J’は、
J’=√(D’2−G’2)(mm)…(21)
となり、また、真空ロボット111の中心から処理室までの距離K’は、
K’=J’+TR(mm)…(22)
となる。
これより、回転方向の補正量Sθは、
Sθ=tan−1((G’−G)/K’)(deg)・・・(23)
となり、また、直進方向の補正量SRは、
SR=K−K’(mm)・・・(24)
となる。
M=L3−E/2−Ron(mm)・・・(25)
となり、また、通常運転時のM’は、
M’=L3−E’/2−R’on(mm)・・・(26)
となる。
この差Pは、
P=M−M’(mm)・・・〈27)
となる。また、(10)(21)式より求められた処理室退避位置から真空ロボット中心203までの距離J及びJ’の差Qは、
Q=J−J’(mm)‥・(28)
となる。このPとQとの差が所定の許容値を超えていた場合は「ウエハ位置ずれエラー」とし、動作を停止させる。
図6のウエハの搬送動作フローでは、まず、ステップ601において、ウエハの搬送動作フローが開始され、ステップ602において、ウエハの搬送パターンの選択が行われる。
次に、ステップ603において、選択された搬送パターンに従って、ウエハを取り出すロードロック室あるいは処理室の方向を向くように、真空ロボット111のθ軸方向の回転動作が行われる。
次いで、ステップ604において、ウエハの取り出しのために、真空ロボット111のアームのR軸方向の伸張動作が行われる。処理室内で試料台上のウエハをそのアーム先端側のハンド上面に受け渡された真空ロボット111は、ステップ605において、アームのR軸方向の収縮動作を行う。
真空ロボット111がθ軸方向に回転して、選択された搬送パターンの処理室またはロードロック室の方向を向いた後、ステップ609において、真空ロボット111のアームのR軸方向の伸張動作が行われる。
真空ロボット111のアームのR軸方向の伸張動作時に、ステップ610において、R軸センサ202により、遮光距離E’を検出し、検出距離の読み出しを行う(式18に対応)。
なお、遮光角度θ1’を用いた距離A’,B’,C’,D’の計算(式14,15,16,17に対応)は、ステップ611に先立って、必要なデータが揃った段階で早めに計算しても良い。
PとQとの差が許容値の範囲を外れていた場合には、ステップ614において、ウエハの搬出の際のθ軸センサ201、R軸センサ202によるウエハの位置の検出後に、特には、待機位置で一旦真空ロボット111が停止して後アームが伸張した際にアームのハンド上でウエハが位置のずれを起こしたと判断され、ステップ615において装置の搬送や処理の動作が停止される。また、この際に、搬送中の「ウエハ位置ずれエラー」が生起したとして、これを装置使用者等にディスプレーやブザー等で報知する。また、ステップ613において、PとQの差が所定の許容値以内であると判断された場合には、ステップ616に移行する。
位置補正量(Sθ,SR)が所定の規格値以内である場合、即ち、位置補正量が小さくて位置データの変更の必要がない場合には、位置データの変更を行うことなく、ステップ618に移行して、真空ロボット111の位置補正を終了する。
また、位置補正量(Sθ,SR)が所定の規格値を外れていた場合には、ステップ617において、位置データの変更を行ってウエハ又は真空ロボット111のアームの位置の調整を済ませた後、ステップ618に移行して、真空ロボットの位置補正を終了する。
また、ステップ612、ステップ613で所定の許容値以内であるかどうか判断される距離データ等は、検出距離(E,E’)の差、PとQの差、以外に、ハンド上のウエハの位置ずれエラーを判断するために、他の距離データを用いることができる。
また、ステップ612、ステップ613、ステップ616で使用される所定の許容値と所定の規格値は、規格値が比較的小さい値で、位置データの変更が必要かどうかの判断に
用いられるのに対し、許容値は、比較的大きい値であって、動作停止が必要かどうかの判断に用いられるものである。
これらの許容値と規格値は、半導体処理装置におけるウエハの搬送動作を迅速かつ確実に行うように最適な所定の値が設定される。ステップ612、ステップ613で用いられる所定の許容値は同じ値である必要はなく、また、ハンド上のウエハの位置ずれエラーを判断するために用いられる他の距離データに対応して、異なる所定の値を設定することができる。
101 処理室1
102 処理室2
103 処理室3
104 処理室4
105 カセット戴置台
106 ロードロック室
107 ロードロック室
108 大気ロボット
109 大気搬送室
110 バッファ室
111 真空ロボット
200 真空搬送装置
201 θ軸センサ
202 R軸センサ
203 真空ロボット中心
Claims (10)
- 真空搬送室の内部に配置された真空ロボットによりウエハをこのバッファ室に連結された複数の真空容器のうちの少なくとも1つに搬送し、この真空容器の内部に配置された試料台上に前記ウエハを載置して処理する処理方法であって、
真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出するθ軸センサと、上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出するR軸センサとの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置補正量を求め、上記位置補正量が所定の規格値を外れた場合には、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置データの変更動作を行うことを特徴とする半導体処理装置における真空処理方法。 - 真空搬送室の内部に配置された真空ロボットによりウエハをこのバッファ室に連結された複数の真空容器のうちの少なくとも1つに搬送し、この真空容器の内部に配置された試料台上に前記ウエハを載置して処理する処理方法であって、
真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出するθ軸センサ及び/または上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出するR軸センサの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する距離データを求め、上記距離データが所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする半導体処理装置における真空処理方法。 - 請求項1に記載の半導体処理装置における真空処理方法において、
真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出するθ軸センサ及び/または上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出するR軸センサの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する距離データを求め、上記距離データが所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする半導体処理装置における真空処理方法。 - 請求項1に記載の半導体処理装置における真空処理方法において、上記θ軸センサと上記R軸センサの双方の出力に基づいて上記真空ロボット中心から処理室までの距離Kを計算して、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置の回転方向の補正量Sθと直進方向の補正量SRとを求め、上記回転方向の補正量Sθと上記直進方向の補正量SRが所定の規格値を外れた場合には、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置データの変更動作を行うことを特徴とする半導体処理装置における真空処理方法。
- 請求項2に記載の半導体処理装置における真空処理方法において、
上記R軸センサの出力に基づいて得られた上記真空ロボットの伸張時と収縮時の遮光距離Eの差が所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする半導体処理装置における真空処理方法。 - 真空ロボットを備えたバッファ室と、
上記バッファ室に接続された複数の処理室と複数のロードロック室との間で、上記真空ロボットを用いてウエハの移送を行う真空搬送装置において、
上記バッファ室内に、上記真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出する複数のθ軸センサと、上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出する複数のR軸センサとを備え、
上記θ軸センサと上記R軸センサの双方の出力に基づいて上記真空ロボット中心から処理室までの距離Kを計算して、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置の回転方向の補正量Sθと直進方向の補正量SRとを求め、上記回転方向の補正量Sθ及び/または上記直進方向の補正量SRが所定の規格値を外れた場合には、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置データの変更動作を行うことを特徴する真空搬送装置。 - 真空ロボットを備えたバッファ室と、
上記バッファ室に接続された複数の処理室と複数のロードロック室との間で、ウエハの移送を行う上記真空ロボットとを備えた真空搬送装置において、
上記バッファ室内に、上記真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出する複数のθ軸センサと、上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出する複数のR軸センサとを備え、
上記θ軸センサと上記R軸センサとの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する距離データを求め、上記距離データが所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする真空搬送装置。 - 請求項6に記載の真空搬送装置において、
上記R軸センサの出力に基づいて得られた上記真空ロボットの伸張時と収縮時の遮光距離Eの差が所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする真空搬送装置。 - 請求項6に記載の真空搬送装置において、
上記R軸センサの出力に基づいて得られた上記真空ロボット中心から上記ウエハ中心までの距離Mの変化量と、上記R軸センサと上記θ軸センサの出力に基づいて得られた上記処理室退避位置から上記ウエハ中心までの距離Jの変化量の差が所定の許容値を超えた場合には、位置ズレエラーとして動作停止を行うことを特徴とする真空搬送装置。 - 真空ロボットを備えたバッファ室と、
上記バッファ室に接続された複数の処理室と、
上記バッファ室に接続された複数のロードロック室と、
上記ロードロック室に接続され、大気ロボットを備えたアライナーユニットと、
上記アライナーユニットに接続された複数のカセット戴置台と、
を備えており、上記真空ロボットにより、上記ロードロック室内、あるいは、上記処理室内に配置されたウエハを受け取って回転動作と伸縮動作により、他のロードロック室、あるいは、処理室にウエハを移送する半導体処理装置において、
上記バッファ室内に、上記真空ロボットの回転時にウエハの遮光角度を検出する複数のθ軸センサと、上記真空ロボットの伸縮時に上記ウエハの遮光距離を検出する複数のR軸センサとを備え、
上記θ軸センサと上記R軸センサとの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置補正量を求め、上記位置補正量が所定の規格値を外れた場合には、上記ウエハの上記真空ロボットに対する位置データの変更動作を行い、
上記θ軸センサ及び/または上記記R軸センサとの出力に基づいて、上記ウエハの上記真空ロボットに対する距離データを求め、上記距離データが所定の許容値を越えた場合には、位置ずれエラーとして動作停止を行うことを特徴とする半導体処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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