JP2007123341A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトホールによるバイポーラトランジスタのエミッタ領域の貫通を防ぐとともに、MOSトランジスタのソース領域及びドレイン領域のコンタクトを良好にする。
【解決手段】同一のシリコン基板12に、MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタが形成されている下地10上に、CVD法によりシリコン酸化膜40を形成し、シリコン酸化膜上に反射防止膜45を形成し、その上に、エッチングマスク51を形成する。反射防止膜及びシリコン酸化膜47の積層膜に対して、プラズマエッチングを行うことにより、積層膜を貫通するコンタクトホール60aおよび60bをそれぞれ設ける。プラズマエッチングとして、反射防止膜を主としてエッチングする第1プラズマエッチングと、反射防止膜及びシリコン酸化膜を主としてエッチングする第2プラズマエッチングと、シリコン酸化膜を主としてエッチングする第3プラズマエッチングとをこの順に行う。
【選択図】図2

Description

この発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
図3及び図4を参照して、従来の半導体装置の製造方法について説明する。図3は、従来の半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。
MOSトランジスタが形成された下地110上に、絶縁膜であるシリコン酸化膜140をCVD法で形成する。MOSトランジスタは、シリコン基板112に不純物拡散領域として、離間して形成されたソース領域122及びドレイン領域124と、シリコン基板112の上側表面113上にゲート酸化膜126を介して形成されたゲート電極128を備えて構成される。このとき、ゲート電極128等による下地110の凹凸に応じて、シリコン酸化膜140の上側表面141に凹凸が生じる(図3(A))。
次に、リソグラフィ工程及びエッチング工程によって、シリコン酸化膜140にコンタクトホールを設ける。ここで、シリコン酸化膜140の上側表面141に凹凸があると、シリコン酸化膜140の上側表面141上に塗布されたレジスト層150の厚さに差が生じる(図3(B))。
レジスト層150が厚い部分(図3(B)中、符号Iで示す部分)のレジスト層に開口部を設けるための露光を行うと、レジスト層150が薄い部分(図3(B)中、符号IIで示す部分)の露光が過剰になる。この結果、符号IIで示す部分に形成される開口部の周囲の部分までも露光され、レジスト層150に形成される開口部が異常に大きくなってしまうなどの不具合が生じる。
この問題を解決するために、シリコン酸化膜140の上側表面141上に反射防止膜を塗布する方法が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
図4を参照して、特許文献1に開示されている方法について説明する。特許文献1に開示されている方法によれば、シリコン酸化膜140の上側表面141上に反射防止膜145を塗布する。ここで、反射防止膜145は、露光波長の光を吸収する染料を含有し、所定の粘性を有する液状の有機樹脂材料を用いて形成される。反射防止膜145は、粘性を有する液状の材料であるので、シリコン酸化膜140の上側表面141上に凹凸があっても、反射防止膜145の上側表面146は平坦になる。その後、反射防止膜145の上側表面146上にレジスト層151を塗布する。
次に、露光及び現像を行うことにより、レジスト層151を加工して、エッチングマスクを形成する。その後、当該エッチングマスクを用いた、Ar/CHF/CFプラズマによるエッチングにより、反射防止膜145及びシリコン酸化膜140にコンタクトホールを形成する。なお、プラズマエッチングの際のRF出力は800Wとする。また、Arガス、CHFガス及びCFガスの流量は、それぞれ、200sccm、20sccm及び18sccmとする。ここで、sccm(standard cubic cm per minute)は、0℃、1気圧(=1013hPa)に換算した場合のガス流量を表す単位である。上述の条件でエッチングを行うと、反射防止膜145とシリコン酸化膜140のエッチングレートは等しくなり、シリコン酸化膜のシリコンに対する選択比が20から30程度になる。
特開平10−303180号公報
図5を参照して、特許文献1に開示されている半導体装置の製造方法を、MOSトランジスタとバイポーラトランジスタが同一のシリコン基板に形成されている下地に適用する場合について説明する。図5は、MOSトランジスタとバイポーラトランジスタが同一のシリコン基板112に形成されている下地111上に、シリコン酸化膜140を形成し、シリコン酸化膜140の上側表面141上に反射防止膜145を塗布した状態を示す模式図である。
図5に示されるように、反射防止膜145の上側表面の位置が、MOSトランジスタ領域120の上側表面146aとバイポーラトランジスタ領域130の上側表面146bとで異なる。これは、反射防止膜145が有する粘性のためである。このため、MOSトランジスタ領域120のソース領域122及びドレイン領域124に対応する部分(図5中、符号IIIで示す部分)に設けられるコンタクトホールに比べて、バイポーラトランジスタ領域130のエミッタ領域136、ベース領域134、コレクタ領域132に対応する部分(図5中、符号IVで示す部分)に設けられるコンタクトホールのエッチングの深さは浅くなる。
この結果、コンタクトホールのエッチングの際に、バイポーラトランジスタ領域130では、シリコン基板の削り量が多くなる。図5に示す構成の場合、ベース領域134及びコレクタ領域132は、深さ方向に余裕があるが、エミッタ領域136は素子の縮小化のために薄く作られることが多い。エミッタ領域136が薄く形成されている場合、コンタクトホールのエッチングにより、エミッタ領域136のシリコン基板112が削られ、コンタクトホールがエミッタ領域136を貫通して、ベース領域134に達する恐れがある。
一方、コンタクトホールがエミッタ領域136を貫通するのを防ぐようにエッチング時間を設定すると、MOSトランジスタ領域120では、ソース領域122及びドレイン領域124に対するコンタクトホールを形成するためのエッチングが不十分となる恐れがある。このように、エッチングが不十分の場合、MOSトランジスタ領域120のコンタクトホールがソース領域122及びドレイン領域124に達しないなど、ソース領域122及びドレイン領域124のコンタクトが不良となってしまう。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、MOSトランジスタとバイポーラトランジスタが同一のシリコン基板に形成されている場合に、両トランジスタに対するコンタクトを良好にとれるコンタクトホールを形成することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この出願に係る発明者は、鋭意研究を行ったところ、コンタクトホールを形成するためのエッチングにおいて、バイポーラトランジスタ領域、特にエミッタ領域のシリコン基板の削り量を少なくすることによって、コンタクトホールがエミッタ領域を貫通してベース領域に達するのを防ぐとともに、MOSトランジスタ領域のソース領域及びドレイン領域のコンタクトを良好にすることができることを見出した。
そこで、この発明の半導体装置の製造方法は、以下の工程を備えている。
先ず、同一のシリコン基板に、MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタが形成されている下地を用意する。次に、下地上に、CVD法によりシリコン酸化膜を形成する。次に、シリコン酸化膜上に反射防止膜を形成する。次に、反射防止膜上に、エッチングマスクを形成する。
次に、反射防止膜及びシリコン酸化膜の積層膜に対して、エッチングマスクを用いたプラズマエッチングを行うことにより、MOSトランジスタの形成領域と、MOSトランジスタの形成領域の厚さよりも薄く形成されている、バイポーラトランジスタの形成領域とに、積層膜を貫通するコンタクトホールをそれぞれ設ける。
プラズマエッチングとして、反射防止膜を主としてエッチングする、C、Ar及びOの第1混合ガスによる第1プラズマエッチングと、反射防止膜及びシリコン酸化膜を主としてエッチングする、CHF、Ar及びOの第2混合ガスによる第2プラズマエッチングと、シリコン酸化膜を主としてエッチングする、CO及びOの第3混合ガスによる第3プラズマエッチングとをこの順に行う。
この発明の半導体装置の製造方法によれば、反射防止膜及びシリコン酸化膜にコンタクトホールを設けるためのプラズマエッチングを、反射防止膜を主としてエッチングする第1プラズマエッチングと、反射防止膜及びシリコン酸化膜を主としてエッチングする第2プラズマエッチングと、シリコン酸化膜を主としてエッチングする第3プラズマエッチングの3段階で行っている。
このように3段階のプラズマエッチングを行うことにより、第3プラズマエッチングでは、シリコン酸化膜のシリコン基板に対するエッチング選択比を40から50程度に大きくすることができるので、エミッタ領域部分のシリコン基板の削り量が少なくなる。この結果、コンタクトホールを形成するためのエッチングにより、コンタクトホールがエミッタ領域を貫通してベース領域に達するのを防ぐとともに、MOSトランジスタ領域のソース領域及びドレイン領域のコンタクトを良好に形成できる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係についてはこの発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質及び数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されない。
図1及び図2を参照して、この発明の半導体装置の製造方法について説明する。図1及び図2は、この発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。
先ず、MOSトランジスタとバイポーラトランジスタを有する下地10を用意する。MOSトランジスタは、MOSトランジスタの形成領域(以下、MOSトランジスタ領域又は第1の領域と称する)20のシリコン基板12に、不純物拡散領域として互いに離間して設けられたソース領域22及びドレイン領域24と、ソース領域22及びドレイン領域24の間のシリコン基板12の上側表面13上にゲート酸化膜26を介して形成されたゲート電極28とを備えて構成されている。ここで、ゲート電極28は、例えば、ポリシリコンで形成される。
バイポーラトランジスタは、バイポーラトランジスタの形成領域(以下、バイポーラトランジスタ領域又は第2の領域と称する。)30のシリコン基板12に、コレクタ領域32、ベース領域34及びエミッタ領域36が、それぞれ不純物拡散領域として設けられて形成されている(図1(A))。
なお、シリコン基板12にMOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタを形成する工程は、任意好適な従来周知の方法で行うことができるので、ここでは、説明を省略する。また、MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタは、素子分離領域(図示を省略する。)により、他のMOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタなどと分離されている。
次に、下地10上に、絶縁膜であるシリコン酸化膜40を、従来周知の、例えばCVD法で形成する。このとき、ゲート電極28等による下地10の凹凸に応じて、シリコン酸化膜40の上側表面41に凹凸が生じる(図1(B))。
次に、シリコン酸化膜40の上側表面41上に反射防止膜45を塗布する。ここで、反射防止膜45は、露光波長の光を吸収する染料を含有し、従来周知の所定の粘性を有する液状の有機樹脂材料を用いて形成される。反射防止膜45は、粘性を有する液状の材料であるので、シリコン酸化膜40の上側表面41上に凹凸があっても、反射防止膜45の上側表面46a及び46bは局所的に平坦になる。なお、周知の通り、反射防止膜45が有する粘性により、MOSトランジスタ領域20における反射防止膜45の上側表面46aの高さ方向の位置と、バイポーラトランジスタ領域30における反射防止膜45の上側表面46bの高さ方向の位置とが異なる(図1(C))。
次に、反射防止膜45の上側表面46a及び46b上にレジスト層を塗布する。その後、露光及び現像を行うことにより、レジスト層を加工して、エッチングマスク51を形成する(図1(D))。
次に、エッチングマスク51を用いた、反射防止膜45及びシリコン酸化膜40の積層膜47に対して、プラズマエッチングを行う。このプラズマエッチングにより、積層膜47の、MOSトランジスタ領域20と、MOSトランジスタ領域20の厚さよりも薄く形成されているバイポーラトランジスタ領域30とに、積層膜47を貫通するコンタクトホールをそれぞれ設ける。ここで、バイポーラトランジスタ領域30の積層膜47の部分は、MOSトランジスタ領域20の積層膜47の部分よりも薄く形成されている。このプラズマエッチングは、MOSトランジスタのソース領域22、ドレイン領域24及びゲート電極28の各々に対する個別のコンタクトホールと、バイポーラトランジスタのコレクタ領域32、ベース領域34及びエミッタ領域36の各々に対する個別のコンタクトホールとをそれぞれ同時に形成する工程である。このプラズマエッチングは、以下の3段階の処理で行われる。
第1段階の第1のエッチング工程として、C、Ar及びOの各ガスを含む第1混合ガスによる第1プラズマエッチングを行う。ここでは、有機樹脂材料で形成した反射防止膜45の、シリコン酸化膜40に対するエッチング選択比が高い第1の条件、すなわち、反射防止膜45のエッチングレートがシリコン酸化膜40のエッチングレートよりも大きい条件でエッチングする。この反射防止膜45のシリコン酸化膜40に対するエッチング選択比が高い条件として、例えば、C、Ar及びOの各ガスを、それぞれ、20sccm、160sccm及び20sccmのガス流量でエッチング処理室内に導入し、1200WのRF出力でエッチングを行う。この条件では、5〜10程度のエッチング選択比が実現できる。この結果、第1プラズマエッチングでは反射防止膜が主としてエッチングされ、反射防止膜45に開口部として複数の第1開口部61が形成される(図2(A))。
複数の第1開口部61のうち、いずれかの第1開口部61の底に、シリコン酸化膜40が露出した時点で、第1段階から第2段階へ移行する。このとき、第2の領域では、反射防止膜45はシリコン酸化膜40が露出するまでエッチングされるが、第1の領域では、反射防止膜45が第2の領域よりも厚く形成されているので、反射防止膜45が途中までエッチングされることになる。なお、この第1段階から第2段階へ切替えるタイミングは、反射防止膜45の厚さと、上述のガス流量及びRF出力で定まるエッチングレートとから、エッチング処理時間によって決めることができる。
第2段階の第2のエッチング工程では、CHF、Ar及びOの各ガスを含む第2混合ガスによる第2プラズマエッチングを行う。ここでは、好適な第2の条件として、CHFガス、Arガス及びOガスを、それぞれ、20sccm、100sccm及び20sccmのガス流量でエッチング処理室内に導入し、500WのRF出力でエッチングを行う。この結果、シリコン酸化膜40が露出している第1開口部の底の、シリコン酸化膜40の部分、及び、残りの第1開口部61の底に依然として露出している反射防止膜45の部分をさらにエッチングして、第2開口部62を形成する。なお、上述した条件で第2プラズマエッチングを行うと、反射防止膜45とシリコン酸化膜40のエッチングレートは等しくなる(図2(B))。
ここで、複数の第2開口部62のうち、いずれかの第2開口部62の底に、シリコン基板12又はゲート電極28が露出した時点で、第2段階から第3段階へ移行する。このとき、第2の領域では、シリコン酸化膜40は、シリコン基板12が露出するまでエッチングされ、第1の領域では、積層膜47が第2の領域よりも厚く形成されているので、シリコン酸化膜40が途中までエッチングされることになる。なお、この第2段階から第3段階へ切替えるタイミングは、シリコン酸化膜40の厚さと、上述のガス流量及びRF出力で定まるエッチングレートとから、エッチング処理時間によって決められる。ここで、ソース領域22及びドレイン領域24に対応する部分のエッチングは、ゲート電極28、又は、バイポーラトランジスタ領域30のコレクタ領域32、ベース領域34、及び、エミッタ領域36に対応する部分のエッチングより深く行われる。従って、ゲート電極28又はバイポーラトランジスタ30のシリコン基板12が、ソース領域22及びドレイン領域24のシリコン基板12より先に、第2開口部の底に露出する。
第3段階の第3のエッチング工程では、CO及びOの各ガスを含む第3混合ガスによる第3プラズマエッチングを行う。ここでは、好適な第3の条件として、COガス及びOガスをそれぞれ150sccm及び20sccmのガス流量でエッチング処理室内に導入し、500WのRF出力でエッチングを行う。第3プラズマエッチングでは、シリコン酸化膜40のシリコンに対する選択比が40から50程度になる。この結果、シリコン酸化膜40に比べて、シリコン基板12及びゲート電極28の削り量が少なくなる。
第3プラズマエッチングにより、第2開口部62の底に依然として露出しているシリコン酸化膜40の部分をさらにエッチングして、第3開口部63を形成する。また、第2開口部62の底に、シリコン基板12又はゲート電極28が露出している場合は、シリコン酸化膜40のシリコンに対する選択比が40から50程度であるので、シリコン基板12又はゲート電極28のエッチングは進行せず、第3開口部63は形成されない。
第3プラズマエッチングにより、全ての第3開口部内にシリコン基板12又はゲート電極28を露出した時点で、第3プラズマエッチングを終了する。
ここで、反射防止膜45及びシリコン酸化膜40の積層膜47を貫通するように設けられ、その底にシリコン基板12又はゲート電極28を露出した開口部を、コンタクトホール60a及び60bと称する。ここでは、第1開口部61、第2開口部62及び第3開口部63が連通してなるコンタクトホールを符号60aで示している。また、第2プラズマエッチングにより、シリコン基板12又はゲート電極28が露出して形成された、第1開口部61及び第2開口部62が連通してなるコンタクトホールを符号60bで示している(図2(C))。
上述したように、この発明の半導体装置の製造方法によれば、反射防止膜及びシリコン酸化膜にコンタクトホールを設けるためのプラズマエッチングを、反射防止膜を主としてエッチングする第1プラズマエッチングと、反射防止膜及びシリコン酸化膜を主としてエッチングする第2プラズマエッチングと、シリコン酸化膜を主としてエッチングする第3プラズマエッチングの3段階で行っている。
このように3段階のプラズマエッチングを行うことにより、第3プラズマエッチングでは、シリコン酸化膜のシリコン基板に対するエッチング選択比を40から50程度に大きくすることができるので、エミッタ領域部分のシリコン基板の削り量が少なくなる。この結果、コンタクトホールを形成するためのエッチングにより、コンタクトホールがエミッタ領域を貫通してベース領域に達するのを防ぐとともに、MOSトランジスタ領域のソース領域及びドレイン領域のコンタクトを良好に形成できる。
この発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程図(その1)である。 この発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程図(その2)である。 従来の半導体装置の製造方法を説明するための工程図(その1)である。 従来の半導体装置の製造方法を説明するための工程図(その2)である。 MOSトランジスタとバイポーラトランジスタが同一の基板に構成されている場合の反射防止膜の上面の位置を示す概略図である。
符号の説明
10、110 下地
12、112 シリコン基板
13、41、46a、46b、113、141、146 上側表面
20、120 MOSトランジスタ領域
22、122 ソース領域
24、124 ドレイン領域
26、126 ゲート酸化膜
28、128 ゲート電極
30、130 バイポーラトランジスタ領域
32、132 コレクタ領域
34、134 ベース領域
36、136 エミッタ領域
40、140 シリコン酸化膜
45、145 反射防止膜
47 積層膜
51 エッチングマスク
60a、60b コンタクトホール
61 第1開口部
62 第2開口部
63 第3開口部
150、151 レジスト層

Claims (7)

  1. 同一のシリコン基板に、MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタが形成されている下地を用意する工程と、
    該下地上に、CVD法によりシリコン酸化膜を形成する工程と、
    該シリコン酸化膜上に反射防止膜を形成する工程と、
    該反射防止膜上に、エッチングマスクを形成する工程と、
    前記反射防止膜及び前記シリコン酸化膜の積層膜に対して、該エッチングマスクを用いたプラズマエッチングを行うことにより、前記MOSトランジスタの形成領域と、該MOSトランジスタの形成領域の厚さよりも薄く形成されている、前記バイポーラトランジスタの形成領域とに、前記積層膜を貫通するコンタクトホールをそれぞれ設ける工程と
    を含み、
    前記プラズマエッチングとして、
    前記反射防止膜を主としてエッチングする、C、Ar及びOの第1混合ガスによる第1プラズマエッチングと、前記反射防止膜及び前記シリコン酸化膜を主としてエッチングする、CHF、Ar及びOの第2混合ガスによる第2プラズマエッチングと、前記シリコン酸化膜を主としてエッチングする、CO及びOの第3混合ガスによる第3プラズマエッチングとをこの順に行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記プラズマエッチングは、前記MOSトランジスタのドレイン領域、ソース領域及びゲート電極の各々に対する個別のコンタクトホールと、前記バイポーラトランジスタのコレクタ領域、ベース領域及びエミッタ領域に対する個別のコンタクトホールとをそれぞれ同時に形成する工程であり、
    前記プラズマエッチングを行う工程は、
    前記第1混合ガスによる前記第1プラズマエッチングにより、前記反射防止膜に複数の第1開口部を形成し、
    該第1開口部のいずれかの第1開口部の底に、前記シリコン酸化膜が露出した時点で、エッチングガスを前記第2混合ガスに切り換え、
    該第2混合ガスによる前記第2プラズマエッチングにより、前記シリコン酸化膜が露出している第1開口部の底の当該シリコン酸化膜部分及び残りの第1開口部の底に依然として露出している反射防止膜をさらにエッチングして第2開口部をそれぞれ形成し、
    前記第2開口部のうちいずれかの第2開口部の底に、前記バイポーラトランジスタの形成領域のシリコン基板又は前記ゲート電極が露出した時点で、エッチングガスを前記第3混合ガスに切り換え、
    該第3混合ガスによる第3プラズマエッチングにより、前記シリコン酸化膜が依然として露出している第2開口部の底の当該シリコン酸化膜部分をさらにエッチングして第3開口部をそれぞれ形成することにより、主として前記第1開口部及び第2開口部が連通してなる前記ゲート電極、コレクタ領域、ベース領域及びエミッタ領域用の個別のコンタクトホールと、主として、前記第1開口部、第2開口部及び第3開口部が連通してなる、前記ドレイン領域及びソース領域用の個別のコンタクトホールとをそれぞれ形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1混合ガスを構成するC、Ar及びOの各ガスのガス流量を、それぞれ、20sccm(standard cubic cm per minute)、160sccm及び20sccmとし、
    前記第2混合ガスを構成するCHF、Ar及びOの各ガスのガス流量を、それぞれ、20sccm、100sccm及び20sccmとし、
    前記第3混合ガスを構成するCO及びOの各ガスのガス流量を、それぞれ、150sccm及び20sccmとする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. MOSトランジスタが形成された第1の領域とバイポーラトランジスタが形成された第2の領域とを含む半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に反射防止膜を形成する工程と、
    前記第1の領域上において前記反射防止膜の途中まで前記反射防止膜をエッチングし、前記第2の領域上において前記絶縁膜が露出するまで前記反射防止膜をエッチングする、第1の条件で行われる第1のエッチング工程と、
    前記第1の領域上において前記第1のエッチング工程で残存する前記反射防止膜及び前記絶縁膜を前記絶縁膜の途中までエッチングし、前記第2の領域上において前記絶縁膜をエッチングして前記半導体基板を露出させる、前記第1の条件とは異なる第2の条件で行われる第2のエッチング工程と、
    前記第1の領域上において前記第2のエッチング工程で残存する前記絶縁膜をエッチングして前記半導体基板を露出させる、前記第1の条件及び前記第2の条件とは異なる第3の条件で行われる第3のエッチング工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第3のエッチング工程は、前記絶縁膜の前記半導体基板に対する選択比が40以上50以下の条件で行う
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項4又は5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の領域は前記MOSトランジスタのソース領域あるいはドレイン領域である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の条件は前記反射防止膜を主としてエッチングする条件であり、前記第2の条件は前記反射防止膜及び前記絶縁膜を主としてエッチングする条件であり、前記第3の条件は前記絶縁膜を主としてエッチングする条件である
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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