JPH09260485A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09260485A
JPH09260485A JP6996096A JP6996096A JPH09260485A JP H09260485 A JPH09260485 A JP H09260485A JP 6996096 A JP6996096 A JP 6996096A JP 6996096 A JP6996096 A JP 6996096A JP H09260485 A JPH09260485 A JP H09260485A
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JP
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etching
trench
semiconductor substrate
shallow trench
opening width
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JP6996096A
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Tetsuya Tatsumi
哲也 辰巳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板に深さの異なる複数のトレンチ
を、一回のエッチング工程で同時に形成する半導体装置
の製造方法を提供する。 【解決手段】 浅いトレンチ7aの開口幅を、深いトレ
ンチ7bの開口幅より狭く設定し、浅いトレンチ7a部
分でマイクロローディング効果が発生するエッチング条
件を採用してエッチングする。 【効果】 浅いトレンチ7aでのエッチングレートが低
下するので、この部分でのエッチング量が減少する。一
方深いトレンチ7bでのエッチングレートの低下はな
い。したがって、レジストパターニングやエッチング工
程を複数回施すことなく目的が達成され、製造工程の精
度とスループットが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、さらに詳しくは、微細なデザインルールに基
づき設計される半導体基板の素子間分離を、トレンチア
イソレーションにより施す場合等に好適な半導体装置の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置のデザインルール
がハーフミクロンからクォータミクロンあるいはそれ以
下のレベルへと微細化し、1チップの半導体基板内には
10個以上のトランジスタ素子等が集積して形成され
ている。多数の各素子間の干渉を防止し、電気的に分離
するために従来より素子間分離領域の半導体基板表面を
選択的に熱酸化するLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)技術が採用されて
きた。LOCOS法においては、半導体基板の深さ方向
だけでなく幅方向へも等方的に酸化されてバーズビーク
が発生するため、分離領域に不所望の拡がりが発生す
る。半導体装置の設計ルールが1μm以下となる頃か
ら、このバーズビークによるチップ上の無駄なスペース
が無視できないレベルとなってきた。
【0003】そこで素子間分離領域の占有面積縮小と上
層の多層配線構造の平坦化のため、半導体基板に溝(ト
レンチ)を異方性エッチングにより形成し、ここへ誘電
体材料を平坦に埋め込むトレンチアイソレーションが採
用されるようになってきた。このトレンチアイソレーシ
ョンには、半導体基板の同一導電型のウェル内に形成す
るものと、CMOSで採用されるようにn−ウェル/p
−ウェルの異なる導電型のウェルにまたがって形成され
るものとの2種類がある。この2種類のトレンチアイソ
レーションを図4に示す概略斜視図を参照して説明す
る。
【0004】図4(a)は前者の同一導電型、この場合
はp型のウェル2内の素子間分離を浅いトレンチ7aに
より施した例を示すものであり、基本的には半導体基板
1表面近傍の不純物拡散層4の分離で充分であり、した
がって浅いトレンチ7aの深さは本質的に0.2〜0.
3μm程度でよい。また図4(b)はp型およびn型の
異なる導電型のウェル2にまたがる素子間分離を深いト
レンチ7bにより施した例を示している。この場合に
は、異なる導電型のウェル2間のパンチスルーや、pn
接合の降伏を防止するために、ウェル2とほぼ同等ある
いはそれ以上の深さを有する0.5〜0.7μm程度の
深いトレンチ7bを形成することが必要である。
【0005】図4(b)には、同一導電型のウェル2間
の浅いトレンチ7aも示している。現状の半導体プロセ
ス技術においては、このように浅いトレンチ7aと深い
トレンチ7bとを同時にエッチング形成することはでき
ない。したがって、トレンチの深さごとに2回のエッチ
ングを施すことになるが、このためにはレジスト膜の形
成、マスクアライメントを含む露光、現像、エッチング
そしてレジスト剥離等の複雑な工程を各々2回繰り返す
必要があった。かかる工程数の増加は単にTATの悪化
に留まらず、特にゲート絶縁膜形成前の工程増であるこ
とから、パーティクル汚染の増加によるスループットの
低下等、製造工程の負担増を惹起するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案するものであり、半導体基板
に深さの異なる複数のトレンチを、一回のエッチング工
程で同時に形成する半導体装置の製造方法を提供するこ
とをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために提案するものであり、半導体基板に浅いト
レンチと、深いトレンチとを同時に形成する工程を有す
る半導体装置の製造方法において、これら複数のトレン
チの形成工程においては、浅いトレンチの開口幅を深い
トレンチの開口幅より狭く設定するとともに、少なくと
も浅いトレンチにおいてマイクロローディング効果が発
生するプラズマエッチング条件を採用することを特徴と
するものである。
【0008】かかるマイクロローディング効果が発生す
るプラズマエッチング条件は、エッチング中のガス圧力
制御、すなわちガス流量や排気速度等により設定するこ
とができる。本発明においては、浅いトレンチは半導体
基板の同一導電型のウェル内に形成されるとともに、深
いトレンチは半導体基板の異なる導電型のウェル間にま
たがって形成される場合等において好適に適用すること
ができる。
【0009】次に作用の説明に移る。マイクロローディ
ング効果は、周知のようにエッチングマスクの開口幅が
微細で、このエッチングマスクをも含めた被エッチング
膜の開口部のアスペクト比が大である構造体において発
生する、エッチングレートの低下現象である。この現象
は、被エッチング膜の開口部に等方的に入射するラジカ
ルの軌跡が、微細な開口幅の幾何学的投影効果により制
限され、開口部底部にラジカルが到達し難くなるためと
説明される。マイクロローディング効果は、比較的高い
ガス圧力によるプラズマエッチングにおいて発生しやす
い現象であり、通常はいかにこの現象を回避して均一な
エッチングを施すかに半導体プロセスエンジニアの関心
が払われる。
【0010】本発明においてはこのマイクロローディン
グ効果をむしろ積極的に利用する。すなわち、同時に異
なる深さのトレンチを形成するために、浅いトレンチ開
口用のマスク幅を、深いトレンチ開口用のマスク幅より
も狭く設計し、この狭い開口幅のマスク部分ではマイク
ロローディング効果が発生するプラズマエッチング条件
を設定する。このマスク幅設計とプラズマエッチング条
件設定により、狭い開口幅のマスク部分ではエッチング
レートが低下して浅いトレンチが形成される。一方広い
マスク部分ではエッチングレートの低下は起こらず、あ
るいは低下の程度が小さいので深いトレンチが形成され
る。
【0011】なお、マイクロローディング効果が発生し
はじめるトレンチのアスペクト比は、ガス圧力やプラズ
マ密度等にもよるが、ガス圧力が100 Pa台と比較的
高い場合にはアスペクト比3〜4程度からエッチングレ
ートの低下が起こりはじめる。この様子を図3のグラフ
を参照して説明する。同図は横軸にトレンチのアスペク
ト比を、縦軸にエッチングレートを示している。アスペ
クト比はエッチングマスクの厚さをも含めたトレンチの
深さbと、トレンチの開口径aの比である。図中の曲線
Lはエッチング中のガス圧力が例えば10-1Paと低い
場合のエッチングレートである。また曲線Hはエッチン
グ中のガス圧力が例えば100 Paと低い場合のエッチ
ングレートである。図3から明らかなように、ガス圧力
が低い場合にはアスペクト比5程度まではエッチングレ
ートの低下は見られないが、ガス圧力が高い場合にはア
スペクト比3〜4近辺から急激にエッチングレートが下
がり、マイクロローディング効果が発生していることが
判る。これを具体的な数値にあてはめると、例えばトレ
ンチの深さを0.5μm、レジストマスクの厚さを0.
8μmとした場合には、開口幅が0.3〜0.4μm程
度を境にして、これより狭い開口幅のトレンチでマイク
ロローディング効果が発生することになる。したがっ
て、例えば浅いトレンチの開口幅を0.25μm、深い
トレンチの開口幅を0.35μmあるいはそれ以上に選
択すれば、浅いトレンチと深いトレンチとを同時に形成
することが可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき添付図面
を参照して説明する。以下の実施例においては、トレン
チアイソレーションの説明に供した図3中の構成要素と
同様の部分には、同一の参照符号を付すものとする。
【0013】実施例1 本実施例は半導体基板上に、後工程のCMP(化学的機
械研磨)の研磨ストッパ層となるSiN層を形成し、こ
のSiN層をエッチングマスクとして用いて異なる深さ
のトレンチエッチングをおこなった例であり、これを図
1(a)〜(d)を参照して説明する。なお図1(a)
〜(d)の各分図において、左側は同一導電型のウェル
部分を、右側は異なる導電型のウェルが接した部分(図
示せず)を示すものとする。
【0014】本実施例で採用した被エッチング基板は、
図1(a)に示すようにシリコンからなる半導体基板1
にウェル2、SiN層3およびレジストマスク6が形成
されたものである。このうちSiN層3は例えばSiH
4 とNH3 を原料ガスとする減圧CVD法により0.2
5μmの厚さに形成した。またレジストマスク6は化学
増幅型レジストとエキシマレーザリソグラフィにより形
成したものである。レジストマスク6の開口幅は同一導
電型のウェル部分(図の左側)で0.15μm、異なる
導電型のウェルにまたがる部分(図の右側)で0.25
μmである。
【0015】図1(a)に示す被エッチング基板を、マ
グネトロンRIE装置のカソード電極上に載置し、一例
として下記プラズマエッチング条件によりレジストマス
ク6から露出するSiN層3をエッチングする。 SiN層エッチング条件 CHF3 10 sccm Ar 10 sccm O2 2 sccm ガス圧力 1.0 Pa RFパワー 1.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 30 ℃ 本プラズマエッチング条件は、Arの添加によりスパッ
タ性の卓越したエッチング条件であるので、幅狭の開口
幅のレジストマスク6部分においてもエッチングレート
が低下することなく、幅広の開口幅のレジストマスク6
部分とほぼ同時に下地の半導体基板1表面、正確にはウ
ェル2表面が露出する。この後レジストマスク6を剥離
した状態を図1(b)に示す。
【0016】図1(b)の状態の被エッチング基板を、
次に基板バイアス印加型ECRプラズマエッチング装置
の基板ステージ上に載置し、一例として下記プラズマエ
ッチング条件によりSiN層3をマスクとして半導体基
板1をトレンチ加工する。 半導体基板エッチング条件 HBr 120 sccm O2 2 sccm ガス圧力 1.8 Pa マイクロ波パワー 850 W RFバイアスパワー 80 W(13.56MHz) 被処理基板温度 30 ℃ 本プラズマエッチング条件は100 Pa台と比較的高い
ガス圧力を設定してあるので、アスペクト比が3.0を
超える辺りからマイクロローディング効果が発生する条
件である。したがって、半導体基板1のエッチング深さ
が0.2μm迄は幅広の開口部分と幅狭の開口部分のエ
ッチングレートはほぼ同一で同じ深さにエッチングされ
る。この状態を図1(c)に示す。図1(c)の状態に
おいて、幅狭の開口幅部分のアスペクト比は、エッチン
グマスクであるSiN層3の厚さ0.25μmをも含め
て3.0である。
【0017】引き続き同じエッチング条件でエッチング
を継続すると、幅広の開口幅部分においては同じエッチ
ングレートでエッチングが進み、0.5μmの深いトレ
ンチ7bが完成する。深いトレンチ7bのアスペクト比
は、SiN層の厚さも含めて3.0である。一方、狭い
開口幅部分においてはアスペクト比3.0を超えるエッ
チングとなるため、図3の曲線Hに示されるようにエッ
チングレートは急激に低下し、同一のエッチング時間で
0.3μmの深さの浅いトレンチ7aが完成する。浅い
トレンチ7aのアスペクト比はSiN層の厚さも含めて
3.67である。
【0018】この後、図示を省略するがCVD法により
SiO2 等からなる誘電体材料を全面に堆積して複数の
トレンチ内をステップカバレッジ良く埋め込む。この
際、狭い開口幅の浅いトレンチ7aにおけるアスペクト
比は3.67に留まっているので、ボイドを発生するこ
となく誘電体材料を埋め込むことは容易である。続けて
CMPによりSiN層上にも堆積した誘電体材料を除去
し、複数のトレンチ内にのみ誘電体材料を平坦に埋め込
み、さらにSiN層を熱燐酸等でウェットエッチング除
去してトレンチアイソレーションを完成する。
【0019】本実施例によれば、研磨ストッパ層である
SiN層を開口幅の異なるエッチングマスクとして兼用
し、マイクロローディング効果を発生するプラズマエッ
チング条件を採用して半導体基板をエッチングすること
により、浅いトレンチ7aおよび深いトレンチ7bの複
数のトレンチを同時に形成することが可能である。
【0020】実施例2 本実施例は、半導体基板上に、後工程のCMP(化学的
機械研磨)の研磨ストッパ層となるSiN層を形成し、
このSiN層をエッチングマスクとしても用いて異なる
深さのトレンチエッチングを施す際に、このSiN層加
工時にもマイクロローディング効果を応用した例であ
り、これを図2(a)〜(d)を参照して説明する。な
お図2(a)〜(d)の各分図において、左側は同一導
電型のウェル部分を、右側は異なる導電型のウェルが接
した部分(図示せず)を示すものとする。
【0021】本実施例で採用した図2(a)に示す被エ
ッチング基板は、前実施例1で採用した図1(a)に示
す被エッチング基板と同様であるので重複する説明は省
略する。この図2(a)に示す被エッチング基板を、マ
グネトロンRIE装置のカソード電極上に載置し、一例
として下記プラズマエッチング条件によりレジストマス
ク6から露出するSiN層3をエッチングする。 SiN層エッチング条件 CHF3 45 sccm O2 5 sccm ガス圧力 3.5 Pa RFパワー 1.0 kW(13.56MHz) 被処理基板温度 30 ℃ 本プラズマエッチング条件は実施例1に比較してガス圧
力が100 Pa台と高く、またArの添加もないのでラ
ジカル性の強いエッチング条件である。また、幅狭のレ
ジストマスク6(図の左側)の開口アスペクト比は、エ
ッチング開始時点ですでに3.3であるので、図3から
明らかなようにこの部分でのエッチングレートは小さ
い。一方、幅広のレジストマスク6(図の左側)の開口
アスペクト比は、エッチング開始時点において2.0で
あり、エッチングレートの低下はない。したがって、幅
狭のレジストマスク6から露出するSiN層3のパター
ニングを終了し半導体基板1表面を露出した時点におい
ては、幅広のレジストマスク6部分では過剰のオーバー
エッチングがかかることになり、露出した半導体基板1
表面(正確にはウェル2表面)は0.1μmの深さにエ
ッチングされた。この後レジストマスク6を剥離した状
態を図2(b)に示す。
【0022】図2(b)の状態の被エッチング基板を、
次に基板バイアス印加型ECRプラズマエッチング装置
の基板ステージ上に載置し、一例として下記プラズマエ
ッチング条件によりSiN層3をマスクとして半導体基
板1をトレンチ加工する。 半導体基板エッチング条件 Cl2 120 sccm O2 2 sccm ガス圧力 1.8 Pa マイクロ波パワー 850 W RFバイアスパワー 100 W(13.56MHz) 被処理基板温度 30 ℃ 本プラズマエッチング条件は100 Pa台と比較的高い
ガス圧力を設定してあるので、アスペクト比が3.0を
超える辺りからマイクロローディング効果が発生する条
件である。したがって、幅狭の開口部分のエッチング量
が0.2μm迄は、幅広の開口部分も同一のエッチング
レートでパターニングされる。この時幅広の開口部分で
のエッチング量は、予め0.1μmだけエッチングされ
ているので、0.3μmとなる。この状態を図2(c)
に示す。
【0023】引き続き同じエッチング条件でエッチング
を継続すると、幅広の開口幅部分においては同じエッチ
ングレートでエッチングが進み、0.2μmの追加エッ
チングを施すことにより0.5μmの深いトレンチ7b
が完成する。深いトレンチ7bのアスペクト比は、Si
N層の厚さも含めて3.0である。一方、狭い開口幅部
分においてはアスペクト比3.0を超えるエッチングと
なるため、図3の曲線Hに示されるようにエッチングレ
ートは急激に低下し、同一のエッチング時間で0.05
μmの追加エッチングが施され、0.25μmの深さの
浅いトレンチ7aが完成する。浅いトレンチ7aのアス
ペクト比はSiN層の厚さも含めて3.33である。
【0024】この後、図示を省略するがCVD法により
SiO2 からなる誘電体材料を全面に堆積して複数のト
レンチ内をステップカバレッジ良く埋め込む。この際、
狭い開口幅の浅いトレンチ7aにおけるアスペクト比は
前実施例1よりさらに小さい3.33に留まっているの
で、ボイドを発生することなく誘電体材料を埋め込むこ
とは極めて容易である。続けてCMPによりSiN層上
にも堆積した誘電体材料を除去し、複数のトレンチ内に
のみ誘電体材料を平坦に埋め込み、さらにSiN層3を
除去してトレンチアイソレーションを完成する。
【0025】本実施例によれば、研磨ストッパ層である
SiN層を開口幅の異なるエッチングマスクとして兼用
し、このSiN層加工時にもマイクロローディング効果
を発生するプラズマエッチング条件を採用することによ
り、浅いトレンチ7aおよび深いトレンチ7bの複数の
トレンチを同時に形成することが可能である。
【0026】以上、本発明の半導体装置の製造方法につ
き2例の実施例により説明を加えたが、本発明はこれら
実施例に限定されることなく各種の実施態様が可能であ
る。例えば深さの異なるトレンチをトレンチアイソレー
ションに応用する場合について例示したが、静電容量の
異なる複数のトレンチキャパシタの製造等に用いること
も可能である。また3種類以上の深さの異なるトレンチ
を、開口幅のそれぞれ異なるエッチングマスクとマイク
ロローディング効果を利用して形成できることも明らか
である。
【0027】トレンチエッチング時のエッチングマスク
としてSiN層を採用したが、SiO2 やSiONある
いは各種金属膜等の無機マスクを用いてもよい。またイ
オン入射耐性に問題がなければ、レジストマスクや多層
レジストマスクを用いてもよい。また半導体基板材料と
してシリコン以外にGaAs等の化合物半導体基板を用
いることができる。さらにエッチング装置としてマグネ
トロンRIE装置や基板バイアス印加型ECRプラズマ
エッチング装置の他に、一般的な平行平板型RIE装置
や誘導結合プラズマエッチング装置、ヘリコン波プラズ
マエッチング装置等任意のエッチング装置を用いること
ができる。ただしエッチング装置の特性により、マイク
ロローディング効果が発生するガス圧力やアスペクト比
は、装置ファクタとして多少変動するので、図3に示す
グラフ等を予め作成してエッチング条件を設定すること
が望ましい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置の製造方法によれば、異なる深さのトレン
チを一回のエッチングにより同時に形成することが可能
となる。したがって、微細なデザインルールの半導体装
置を再現性よく、またスループットよく製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の実施例1を、
その製造工程順に説明する概略断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法の実施例2を、
その製造工程順に説明する概略断面図である。
【図3】トレンチのアスペクト比とエッチングレートの
関係を示すグラフである。
【図4】トレンチアイソレーションの2つの態様を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…ウェル、3…SiN層、4…不純
物拡散層、5…ゲート電極、6…レジストマスク、7a
…浅いトレンチ、7b…深いトレンチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に浅いトレンチと、深いトレ
    ンチとを同時に形成する工程を有する半導体装置の製造
    方法において、 前記複数のトレンチの形成工程においては、 前記浅いトレンチの開口幅を前記深いトレンチの開口幅
    より狭く設定するとともに、 少なくとも前記浅いトレンチにおいてマイクロローディ
    ング効果が発生するプラズマエッチング条件を採用する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 マイクロローディング効果が発生するプ
    ラズマエッチング条件は、エッチング中のガス圧力制御
    により設定することを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 浅いトレンチは、半導体基板の同一導電
    型のウェル内に形成されるとともに、 深いトレンチは、前記半導体基板の異なる導電型のウェ
    ル間にまたがって形成されることを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
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