JPH11194499A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11194499A
JPH11194499A JP156298A JP156298A JPH11194499A JP H11194499 A JPH11194499 A JP H11194499A JP 156298 A JP156298 A JP 156298A JP 156298 A JP156298 A JP 156298A JP H11194499 A JPH11194499 A JP H11194499A
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JP
Japan
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antireflection film
fluorine
film
semiconductor device
etching
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JP156298A
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English (en)
Inventor
Masanaga Fukazawa
正永 深沢
Shingo Kadomura
新吾 門村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】下塗り反射防止膜を用い、レジスト膜のパター
ンサイズと絶縁膜のパターン加工されたサイズの寸法変
換差を制御可能にする。 【解決手段】基板10上に形成された絶縁膜20の上層
にフッ素を含有する有機化合物を含有する反射防止膜2
1aを形成し、反射防止膜21aの上層に所定のパター
ンに沿ってレジスト膜Rを形成する。次に、レジスト膜
Rをマスクとして反射防止膜21aからフッ素あるいは
フルオロカーボンの活性種を放出させながら反射防止膜
21aをエッチングし、レジスト膜Rをマスクとして絶
縁膜20をエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特に微細な径のコンタクトホールや微細な配
線層を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の微細化および高
集積化は3年で次世代へ進み、デザインルールは前世代
の7割の縮小化が行われ、縮小化に伴い半導体装置の高
速化も実現してきた。半導体装置を微細に加工するため
に、例えばトランジスタのゲート電極のゲート幅やDR
AMなどでのキャパシタの占有面積を狭める一方で、配
線部も同様に、多層配線構造とするなど、微細に加工す
ることが必要になってきている。コンタクトホールなど
も同様に微細な開口径のものを形成することが重要にな
ってきている。トランジスタやキャパシタなどのデバイ
スが複雑な構造になって立体化するに伴い、層間絶縁膜
は厚膜化し、開口すべきコンタクトホールのアスペクト
比はますます高くなってきている。
【0003】上記の微細化は、半導体装置の製造工程に
おける微細加工技術の進歩、特に、光を利用して回路パ
ターンをウェハ面上に塗布された感光性有機膜(フォト
レジスト)に転写する技術であるリソグラフィー工程に
おける高解像力化により達成されてきた。具体的には、
リソグラフィー工程に用いられる光源が短波長化され、
例えば、1.0〜0.5μmルールの半導体集積回路の
パターン転写には、g線(436nm)あるいはi線
(365nm)が用いられており、0.35μmルール
のパターン転写には、主にi線が用いられている。ま
た、0.25μmルール以降の半導体集積回路の製造の
ために、KrFエキシマレーザー(248.8nm)あ
るいはArFエキシマレーザー(193nm)を用いて
露光する技術が開発されている。
【0004】上記のように、リソグラフィー工程におけ
る露光に用いる光の波長を短波長化することは解像度の
向上に非常に効果的である。しかしながら、露光に用い
る光の短波長化は、一方ではレジスト膜に形成する開口
部や配線などの線幅がレジスト膜の下層に形成された層
間膜の膜厚変化の影響を受けやすくなる方向であり、ウ
ェハ面内およびウェハ間での線幅の制御を困難にもして
いる。
【0005】例えば、図7に示す半導体装置にコンタク
トホールを開口する場合について説明する。半導体基板
10の上層に、例えばポリシリコンからなるゲート電極
あるいはアルミニウムを主成分とする材料により形成さ
れている配線などの配線部30が形成されている。その
上層に、例えば酸化シリコンからなる層間絶縁膜20が
例えば1μm程度の膜厚で形成されている。この層間絶
縁膜の膜厚はウェハ面内およびウェハ間で一定であるこ
とが望ましいが、現実には200mm径のウェハ面内で
約0.1μm程度のばらつきが生じており、また、層間
絶縁膜20の成膜後に例えばCMP(Chemical Mechani
cal Polishing ;化学的機械研磨)法などにより研磨し
て層間絶縁膜20を平坦化する場合には成膜工程のばら
つきに研磨工程のばらつきも加わり、結局ウェハ間で
0.3μm程度の層間絶縁膜20の膜厚のばらつきが生
じる。また、層間絶縁膜20の下層のゲート電極を形成
するポリシリコンや配線を形成するアルミニウムや銅な
どの金属材料は一般に高反射率を有し、さらに露光時に
照射する光の波長が短波長化するほど反射率が増加する
傾向を示す。このような状況から、層間絶縁膜20の上
層にレジスト膜Rを形成してコンタクトホールパターン
を転写するときに、露光機の設定露光量が一定であって
も、レジスト膜の化学的変化に寄与するエネルギー、す
なわちレジスト膜の感光に用いられるエネルギーは一定
ではなく、レジスト膜の膜厚およびその下層の層間絶縁
膜の膜厚の差に大きく影響を受けることとなり、例えば
図7に示すように、2つのコンタクトホールパターンの
開口部φ1 とφ2 でその開口径が大きく異なることとな
ってしまう。
【0006】図8は、レジスト膜厚を一定値(0.9μ
m)に保ちながら下層の酸化シリコン膜を0〜150n
mに変化させたときのレジスト膜の光の吸収率を計算し
た結果である。酸化シリコン膜の下層には反射率の高い
AlSi層を有するものとして想定している。この吸収
率は、λ/2n(λは光の波長、nは酸化シリコン膜の
屈折率)を周期とした周期関数となる。これは、入射光
とAlSi層の表面での反射光との干渉効果により光が
強め合う条件と弱め合う条件がλ/2nの周期で交互に
現れるために生じる現象である。
【0007】上記の吸収率の計算結果について、光源と
してKrFエキシマレーザを用いるものと想定するとλ
=248nmであり、酸化シリコンの屈折率n=1.5
であるので、吸収率の周期はλ/2n=83nmとな
る。従って、わずか40nmの膜厚変化でレジスト膜が
吸収する実効的なエネルギーは最大値(0.33)から
最小値(0.13)に変化することになる。
【0008】図9は、実際にKrFエキシマレーザステ
ッパを用いて、酸化シリコン膜上に形成したコンタクト
ホールの開口径の分布を2枚の200mm径の試料ウェ
ハ(試料No.1および試料No.2)で測定した結果
である。図9(a)に示すようにウェハの左端から右端
へと各行について測定した結果を図9(b)に示し、ま
た、ウェハの下端から上端へと各列について測定した結
果を図9(c)に示す。各ウェハ面内でコンタクトホー
ル開口径は各大きさに分布しており、その分布の様子は
2枚のウェハ間で一致していない結果となっている。
【0009】上記の各ウェハの面内およびウェハ間でコ
ンタクトホールの開口径が分布する問題に対する1つの
対策として、レジスト膜と酸化シリコン膜の間に下塗り
反射防止膜(Bottom Anti-Reflective Coat;以下BAR
Cと省略する)を形成する方法が知られている。図10
は、このBARCを形成した2枚の200mm径の試料
ウェハ(試料No.1および試料No.2)について、
図9と同様の試験を行った結果である。図10(a)に
示すようにウェハの左端から右端へと各行について測定
した結果を図10(b)に示し、また、ウェハの下端か
ら上端へと各列について測定した結果を図10(c)に
示す。ウェハの左端でコンタクトホール開口径がやや小
さくなる傾向を示しているが、これは実験に用いたホッ
トプレートの面内温度の不均一によるものである。この
点を除けば、コンタクトホールの開口径は面内で一定値
を保っており、また、2枚の試料ウェハ間でも開口径の
寸法変化が見られていない。このように、ウェハ面内お
よびウェハ間で均一な開口径のコンタクトホールを形成
するためにレジスト膜と酸化シリコン膜の間に下塗りB
ARCを形成することが非常に有効であり、今後BAR
Cはますます活発に使用されていくことは間違いがな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
BARCをレジスト膜の下層に用いたとき、BARCを
エッチングする工程で問題が生じる。この問題を、図1
1〜13を参照して説明する。図11(a)に示すよう
に、例えば、シリコン半導体基板10の上層に酸化シリ
コンの層間絶縁膜20が例えば1000nmの膜厚で形
成されており、その上層にBARC21が例えば100
nmの膜厚で形成されている。その上層に、開口径φPR
のコンタクトホールパターンを有するレジスト膜Rが形
成されている。
【0011】上記の装置において、レジスト膜Rをマス
クとしてエッチングを行い、半導体基板10に達するコ
ンタクトホールを開口する場合、図11(b)に示すよ
うに、まずレジスト膜RをマスクとしてBARC21を
エッチングする。このときのエッチング条件は、例え
ば、(エッチャー:ECRプラズマエッチャー、エッチ
ャントガスおよび流量:Cl2/O2=40/20(ml/min)、圧力:
0.4Pa、マイクロ波パワー:250mA(2.45
GHz)、RFパワー:70W、基板設置電極温度:2
0℃)として、BARC21を垂直に加工できるような
条件とする。このとき、レジスト膜Rは上方ほど広がっ
たテーパ形状となってしまう。
【0012】次に、図11(c)に示すように、引き続
いて層間絶縁膜20のエッチングを行い、半導体基板1
0に達するコンタクトホールを開口する。このときのエ
ッチング条件は、例えば、(エッチャー:マグネトロン
エッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar
/O2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワ
ー:1700W、基板設置電極温度:20℃)とする。
【0013】上記のように上方ほど広がったテーパ形状
のレジスト膜Rをマスクとして層間絶縁膜20のエッチ
ングを行った結果、図11(c)に示すように、層間絶
縁膜20におけるコンタクトホールの開口径φCHはレジ
スト膜の開口径φPRよりも広がってしまうこととなる。
このように、レジスト膜の開口径が広がってしまうと、
コンタクトホールの微細化ができなくなり、装置の微細
化および高集積化が困難となる。
【0014】また、レジスト膜の形状が上方ほど広がっ
たテーパ形状とならないようにすると、今度は別の問題
が生じる。図12(a)に示す装置は、図11(a)の
装置と同じものである。この装置において、レジスト膜
RをマスクとしてBARC21をエッチングする。この
ときのエッチング条件は、例えば、(エッチャー:マグ
ネトロンエッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4
F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧力:5.3P
a、パワー:1700W、基板設置電極温度:20℃)
として、レジスト膜Rの形状を垂直に保ったままでBA
RC21をエッチング加工できるような条件とする。こ
の結果、図12(b)に示すように、BARC21は裾
を引いた形状となってしまう。
【0015】次に、図12(c)に示すように、引き続
いて層間絶縁膜20のエッチングを行い、半導体基板1
0に達するコンタクトホールを開口する。このときのエ
ッチング条件は、例えば、(エッチャー:マグネトロン
エッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar
/O2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワ
ー:1700W、基板設置電極温度:20℃)とする。
【0016】上記のようにレジスト膜Rの形状を垂直に
保った場合、BARC21が裾を尾引いた形状となり、
図11(c)に示すように、層間絶縁膜20におけるコ
ンタクトホールの開口径φCHはレジスト膜の開口径φPR
よりも狭まってしまうこととなる。このように、コンタ
クトホールの開口径が狭まると、コンタクトの接触面積
が狭くなってコンタクト抵抗の上昇を引き起こすおそれ
がある。また、コンタクトホールの開口径の狭まり方の
程度が大きい場合には、層間絶縁膜20のエッチングに
おいてエッチストップが起こる場合もある。
【0017】図13は、大きさの異なる数種類のコンタ
クトホールを開口する場合の問題を示す図である。図1
3(a)に示すように、例えば、シリコン半導体基板1
0の上層に酸化シリコンの層間絶縁膜20が形成されて
おり、その上層にBARC21が形成されている。その
上層に、開口径がそれぞれ0.26μm、0.30μm
および0.34μmであるコンタクトホールパターン
(φ0.26、φ0.30およびφ0.34)を有するレジスト膜R
が形成されている。
【0018】上記の装置において、レジスト膜Rをマス
クとしてエッチングを行い、半導体基板10に達するコ
ンタクトホールを開口する場合、例えば、(エッチャ
ー:マグネトロンエッチャー、エッチャントガスおよび
流量:C4F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧力:
5.3Pa、パワー:1700W、基板設置電極温度:
20℃)という条件でコンタクトホールの開口径が広が
らないようにレジスト膜の形状を保ってBARC21を
エッチングし、次に例えば、(エッチャー:マグネトロ
ンエッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/
Ar/O2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワ
ー:1700W、基板設置電極温度:20℃)という条
件で層間絶縁膜20のエッチングを行うと、図13
(b)に示すように、層間絶縁膜20におけるコンタク
トホールの開口径はレジスト膜の開口径よりも狭まって
しまい、径の大きな0.30μmおよび0.34μmの
コンタクトホールは半導体基板10に達するように開口
できても、径の小さな0.26μmのコンタクトホール
は開口途中でエッチストップESが起き、開口できなく
なってしまう。
【0019】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、従って、本発明の目的は、BARCを用いる
ことでレジスト膜の開口部のパターンサイズをウェハ面
内およびウェハ間で均一にするリソグラフィー工程を有
する半導体装置の製造方法において、レジスト膜のパタ
ーンサイズと被エッチング膜である絶縁膜のパターン加
工されたサイズの寸法変換差を制御可能にし、例えば、
高アスペクト比のコンタクトホールを絶縁膜に開口する
場合には、コンタクトホールの開口用のレジスト膜の開
口径よりも広がったり狭まったりすることなく、また、
エッチストップを起こすことなく安定に所望する開口径
のコンタクトホールを形成することができる半導体装置
の製造方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に形成さ
れた絶縁膜を所定のパターンに沿ってエッチング加工す
る半導体装置の製造方法であって、前記絶縁膜の上層に
フッ素を含有する有機化合物を含有する反射防止膜を形
成する工程と、前記反射防止膜の上層に前記パターンに
沿ってレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜を
マスクとして前記反射防止膜からフッ素あるいはフルオ
ロカーボンの活性種を放出させながら前記反射防止膜を
エッチングする工程と、前記レジスト膜をマスクとして
前記絶縁膜をエッチングする工程とを有する。
【0021】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
基板上に形成された絶縁膜の上層にフッ素を含有する有
機化合物を含有する反射防止膜を形成し、反射防止膜の
上層に所定のパターンに沿ってレジスト膜を形成する。
次に、レジスト膜をマスクとして反射防止膜からフッ素
あるいはフルオロカーボンの活性種を放出させながら反
射防止膜をエッチングし、レジスト膜をマスクとして絶
縁膜をエッチングする。
【0022】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、反射防止膜のエッチングにおいて、反射防止膜か
らフッ素あるいはフルオロカーボンの活性種を放出させ
ることから、この活性種が反射防止膜のエッチングのエ
ッチャントガスとして作用するので、レジスト膜をテー
パ形状にまでエッチングすることなく反射防止膜を垂直
形状にエッチングすることが可能となり、レジスト膜の
パターンサイズと絶縁膜のパターン加工されたサイズの
寸法変換差を制御可能にする。例えば、高アスペクト比
のコンタクトホールを絶縁膜に開口する場合には、コン
タクトホールの開口用のレジスト膜の開口径よりも広が
ったり狭まったりすることなく、また、エッチストップ
を起こすことなく安定に所望する開口径のコンタクトホ
ールを形成することができる。
【0023】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜を形成する工程においては、
反射防止材料にフッ素を含有する有機化合物を含有させ
て形成する。これにより、反射防止膜のエッチングにお
いてフッ素あるいはフルオロカーボンの活性種を放出す
るような反射防止膜とすることができる。
【0024】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜を形成する工程においては、
フッ素を含有する有機化合物を含有するフッ素含有材料
と、反射防止材料とを積層させて形成する。これによ
り、反射防止膜のエッチングにおいてフッ素あるいはフ
ルオロカーボンの活性種を放出するような反射防止膜と
することができる。
【0025】上記の本発明の半導体装置の製造方法にお
いては、フッ素を含有する有機化合物として、環状フッ
素樹脂シロキサン共重合体、ポリフルオロアリールエー
テル、ポリペンタフルオロスチレン、ポリテトラフルオ
ロエチレン系樹脂、ポリ−1,4−フルオロメチルベン
ゼン、フルオロポリイミド、あるいはポリフルオロナフ
タレンからなる化合物を好ましく用いることができる。
【0026】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜を形成する工程においては、
前記反射防止膜をエッチングする工程において、前記反
射防止膜からフッ素あるいはフルオロカーボンの活性種
を放出して前記反射防止膜のエッチングを増速させるこ
とができる程度以上にフッ素を含有する有機化合物を含
有させる。具体的には、前記反射防止膜を形成する工程
においては、前記反射防止膜の組成の1アトミック%以
上のフッ素を含有させて形成する。これにより、レジス
ト膜をテーパ形状にまでエッチングすることなく反射防
止膜を垂直形状にエッチングすることが可能となる。
【0027】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜をエッチングする工程におい
ては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系ガス
を含有するガスを用いる。より好適には、エッチャント
ガスとしてフルオロカーボン系ガスに加えて一酸化炭素
ガス、アルゴンガスおよび/または酸素ガスを含有する
ガスを用いる。これにより、レジスト膜をテーパ形状に
までエッチングすることなく反射防止膜をエッチングす
ることが可能となる。
【0028】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜を形成する工程においては、
回転塗布により成膜する。これにより反射防止膜を均一
な膜厚に形成することができ、レジスト膜のパターンサ
イズと絶縁膜のパターン加工されたサイズの寸法変換差
をより小さく制御可能にする。
【0029】また、上記の目的を達成するため、本発明
の半導体装置の製造方法は、基板上に形成された絶縁膜
を所定のパターンに沿ってエッチング加工する半導体装
置の製造方法であって、前記絶縁膜の上層に反射防止膜
を形成する工程と、少なくとも前記パターンにおけるエ
ッチング領域において前記反射防止膜にフッ素を含有さ
せる工程と、前記反射防止膜の上層に前記パターンに沿
ってレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマ
スクとして前記反射防止膜からフッ素あるいはフルオロ
カーボンの活性種を放出させながら前記反射防止膜をエ
ッチングする工程と、前記レジスト膜をマスクとして前
記絶縁膜をエッチングする工程とを有する。
【0030】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
基板上に形成された絶縁膜を所定のパターンに沿ってエ
ッチング加工する半導体装置の製造方法であって、絶縁
膜の上層に反射防止膜を形成し、少なくとも前記パター
ンにおけるエッチング領域において反射防止膜にフッ素
を含有させ、反射防止膜の上層に前記パターンに沿って
レジスト膜を形成する。次に、レジスト膜をマスクとし
て反射防止膜からフッ素あるいはフルオロカーボンの活
性種を放出させながら反射防止膜をエッチングし、レジ
スト膜をマスクとして絶縁膜をエッチングする。
【0031】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、反射防止膜のエッチングにおいて、反射防止膜か
らフッ素あるいはフルオロカーボンの活性種を放出させ
ることから、この活性種が反射防止膜のエッチングのエ
ッチャントガスとして作用するので、レジスト膜をテー
パ形状にまでエッチングすることなく反射防止膜を垂直
形状にエッチングすることが可能となり、レジスト膜の
パターンサイズと絶縁膜のパターン加工されたサイズの
寸法変換差を制御可能にする。例えば、高アスペクト比
のコンタクトホールを絶縁膜に開口する場合には、コン
タクトホールの開口用のレジスト膜の開口径よりも広が
ったり狭まったりすることなく、また、エッチストップ
を起こすことなく安定に所望する開口径のコンタクトホ
ールを形成することができる。
【0032】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程に
おいては、前記反射防止膜に対してフッ素を全面にイオ
ン注入する。あるいは、好適には、前記レジスト膜を形
成する工程の後に前記反射防止膜にフッ素を含有させる
工程を行い、前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程
においては、前記レジスト膜をマスクとして前記反射防
止膜に対してフッ素をイオン注入する。これにより、反
射防止膜のエッチングにおいてフッ素あるいはフルオロ
カーボンの活性種を放出するような反射防止膜とするこ
とができる。
【0033】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程に
おいては、前記反射防止膜をエッチングする工程におい
て、前記反射防止膜からフッ素あるいはフルオロカーボ
ンの活性種を放出して前記反射防止膜のエッチングを増
速させることができる程度以上にフッ素を含有させる。
具体的には、前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程
においては、少なくとも前記パターンにおけるエッチン
グ領域において、前記反射防止膜の組成の1アトミック
%以上のフッ素を含有させる。これにより、レジスト膜
をテーパ形状にまでエッチングすることなく反射防止膜
を垂直形状にエッチングすることが可能となる。
【0034】上記の本発明の半導体装置の製造方法は、
好適には、前記反射防止膜をエッチングする工程におい
ては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系ガス
を含有するガスを用いる。より好適には、エッチャント
ガスとしてフルオロカーボン系ガスに加えて一酸化炭素
ガス、アルゴンガスおよび/または酸素ガスを含有する
ガスを用いる。これにより、レジスト膜をテーパ形状に
までエッチングすることなく反射防止膜をエッチングす
ることが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0036】第1実施形態 本実施形態の半導体装置の製造方法について図1を参照
して説明する。まず、図1(a)に示すように、例えば
シリコン半導体基板10の上層に、例えば酸化シリコン
の層間絶縁膜20を1000nmの膜厚で形成し、その
上層に、フッ素を含有する有機化合物として、例えば下
記構造式(化8)の環状フッ素樹脂シロキサン共重合体
を含有する下塗り反射防止膜(BARC)21aを例え
ば100nmの膜厚で形成する。その上層に、開口径φ
PRのコンタクトホールパターンを有するレジスト膜Rを
形成する。ここで、BARC21aはフッ素を1アトミ
ック%以上含有するように、環状フッ素樹脂シロキサン
共重合体を含有するように形成する。
【0037】
【化8】
【0038】次に、図1(b)に示すように、まずレジ
スト膜RをマスクとしてBARC21aをエッチングす
る。このときのエッチング条件は、例えば、(エッチャ
ー:マグネトロンエッチャー、エッチャントガスおよび
流量:C4F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧力:
5.3Pa、パワー:1700W、基板設置電極温度:
20℃)として、レジスト膜Rの形状を垂直に保ったま
までBARC21aをエッチング加工できるような条件
とする。BARC21aに環状フッ素樹脂シロキサン共
重合体を含有しており、BARC21aのエッチング時
にBARC21aからフッ素あるいはフルオロカーボン
の活性種を放出させることから、この活性種がBARC
21aのエッチングのエッチャントガスとして作用し、
レジスト膜Rをテーパ形状にまでエッチングしない条件
においてもBARC21aを垂直形状にエッチングする
ことができる。
【0039】次に、図1(c)に示すように、引き続い
て層間絶縁膜20のエッチングを行い、半導体基板10
に達するコンタクトホールを開口する。このときのエッ
チング条件は、例えば、(エッチャー:マグネトロンエ
ッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar/O
2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワー:
1700W、基板設置電極温度:20℃)とする。
【0040】上記のようにレジスト膜Rの形状を垂直に
保ち、さらにBARC21aも垂直形状に加工した状態
で層間絶縁膜20のエッチングを行うので、図1(c)
に示すように、層間絶縁膜20におけるコンタクトホー
ルの開口径φCHとレジスト膜の開口径φPRはほぼ同程度
とすることができる。このように、レジスト膜Rのパタ
ーンサイズと層間絶縁膜20のパターン加工されたサイ
ズの寸法変換差を制御可能にし、高アスペクト比のコン
タクトホールを絶縁膜に開口する場合において、コンタ
クトホールの開口用のレジスト膜の開口径よりも広がっ
たり狭まったりすることなく、また、エッチストップを
起こすことなく安定に所望する開口径のコンタクトホー
ルを形成することができる。
【0041】本実施形態においては、フッ素を含有する
有機化合物として、例えば下記構造式に示すようなポリ
フルオロアリールエーテル、ポリペンタフルオロスチレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン系樹脂、ポリ−1,4
−フルオロメチルベンゼン、フルオロポリイミド、ある
いはポリフルオロナフタレンからなる化合物を用いるこ
ともできる。
【0042】
【化9】
【0043】
【化10】
【0044】
【化11】
【0045】
【化12】
【0046】
【化13】
【0047】
【化14】
【0048】第2実施形態 本実施形態の半導体装置の製造方法について図2を参照
して説明する。まず、図2(a)に示すように、例えば
シリコン半導体基板10の上層に、例えば酸化シリコン
の層間絶縁膜20を1000nmの膜厚で形成し、その
上層に、フッ素を含有する有機化合物として、例えば下
記構造式(化15)の環状フッ素樹脂シロキサン共重合
体を含有するフッ素含有材料層22を例えば100n
m、反射防止材料層21bを例えば100nm、積層さ
せて、下塗り反射防止膜(BARC)21aを形成す
る。その上層に、開口径φPRのコンタクトホールパター
ンを有するレジスト膜Rを形成する。ここで、フッ素含
有材料層22はフッ素を1アトミック%以上含有するよ
うに、環状フッ素樹脂シロキサン共重合体を含有するよ
うに形成する。
【0049】
【化15】
【0050】次に、図2(b)に示すように、まずレジ
スト膜Rをマスクとしてフッ素含有材料層22と反射防
止材料層21bの積層体であるBARC21aをエッチ
ングする。このときのエッチング条件は、例えば、(エ
ッチャー:マグネトロンエッチャー、エッチャントガス
および流量:C4F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧
力:5.3Pa、パワー:1700W、基板設置電極温
度:20℃)として、レジスト膜Rの形状を垂直に保っ
たままでBARC21aをエッチング加工できるような
条件とする。BARC21aに環状フッ素樹脂シロキサ
ン共重合体を含有しており、BARC21aのエッチン
グ時にBARC21aからフッ素あるいはフルオロカー
ボンの活性種を放出させることから、この活性種がBA
RC21aのエッチングのエッチャントガスとして作用
し、レジスト膜Rをテーパ形状にまでエッチングしない
条件においてもBARC21aを垂直形状にエッチング
することができる。
【0051】次に、図2(c)に示すように、引き続い
て層間絶縁膜20のエッチングを行い、半導体基板10
に達するコンタクトホールを開口する。このときのエッ
チング条件は、例えば、(エッチャー:マグネトロンエ
ッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar/O
2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワー:
1700W、基板設置電極温度:20℃)とする。
【0052】第1実施形態と同様に、レジスト膜Rの形
状を垂直に保ち、さらにBARC21aも垂直形状に加
工した状態で層間絶縁膜20のエッチングを行うので、
図2(c)に示すように、層間絶縁膜20におけるコン
タクトホールの開口径φCHとレジスト膜の開口径φPR
ほぼ同程度とすることができ、レジスト膜Rのパターン
サイズと層間絶縁膜20のパターン加工されたサイズの
寸法変換差を制御可能にする。また、本実施形態におい
て、フッ素を含有する有機化合物としては第1実施形態
と同様の化合物を用いることができる。
【0053】第3実施形態 本実施形態の半導体装置の製造方法について図3を参照
して説明する。まず、図3(a)に示すように、例えば
シリコン半導体基板10の上層に、例えば酸化シリコン
の層間絶縁膜20を1000nmの膜厚で形成し、その
上層に、下塗り反射防止膜(BARC)21を例えば1
00nmの膜厚で形成する。
【0054】次に、図3(b)に示すように、フッ素イ
オンD1を全面にイオン注入して、BARC21a中に
フッ素を1アトミック%以上となるように含有させる。
【0055】次に、図3(c)に示すように、BARC
21aの上層に、コンタクトホールパターンを有するレ
ジスト膜Rを形成する。
【0056】以降の工程としては、第1実施形態と同様
にして、BARC21aをエッチングし、層間絶縁膜2
0をエッチングすることができる。本実施形態において
も、第1実施形態と同様に、レジスト膜Rの形状を垂直
に保ち、さらにBARC21aも垂直形状に加工した状
態で層間絶縁膜20のエッチングを行うことができ、レ
ジスト膜Rのパターンサイズと層間絶縁膜20のパター
ン加工されたサイズの寸法変換差を制御可能にする。
【0057】第4実施形態 本実施形態の半導体装置の製造方法について図4を参照
して説明する。まず、図4(a)に示すように、例えば
シリコン半導体基板10の上層に、例えば酸化シリコン
の層間絶縁膜20を1000nmの膜厚で形成し、その
上層に、下塗り反射防止膜(BARC)21を例えば1
00nmの膜厚で形成する。次に、BARC21の上層
に、コンタクトホールパターンを有するレジスト膜Rを
形成する。
【0058】次に、図4(b)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとして、レジスト膜Rの開口領域(後工程
でのエッチング領域)にフッ素イオンD2をイオン注入
して、フッ素を1アトミック%以上となるように含有す
るBARC21a領域を形成する。
【0059】次に、図5(c)に示すように、レジスト
膜RをマスクとしてBARC21aをエッチングする。
このときのエッチング条件は、例えば、(エッチャー:
マグネトロンエッチャー、エッチャントガスおよび流
量:C4F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧力:5.
3Pa、パワー:1700W、基板設置電極温度:20
℃)として、レジスト膜Rの形状を垂直に保ったままで
BARC21aをエッチング加工できるような条件とす
る。BARC21aにフッ素が導入されており、BAR
C21aのエッチング時にBARC21aからフッ素あ
るいはフルオロカーボンの活性種を放出させることか
ら、この活性種がBARC21aのエッチングのエッチ
ャントガスとして作用し、レジスト膜Rをテーパ形状に
までエッチングしない条件においてもBARC21aを
垂直形状にエッチングすることができる。
【0060】次に、図5(d)に示すように、引き続い
て層間絶縁膜20のエッチングを行い、半導体基板10
に達するコンタクトホールを開口する。このときのエッ
チング条件は、例えば、(エッチャー:マグネトロンエ
ッチャー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar/O
2=12/150/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワー:
1700W、基板設置電極温度:20℃)とする。
【0061】本実施形態においても、第1実施形態と同
様に、レジスト膜Rの形状を垂直に保ち、さらにBAR
C21aも垂直形状に加工した状態で層間絶縁膜20の
エッチングを行うことができ、レジスト膜Rのパターン
サイズと層間絶縁膜20のパターン加工されたサイズの
寸法変換差を制御可能にする。
【0062】実施例 本実施例は、大きさの異なる数種類のコンタクトホール
を開口した実施例である。図6(a)に示すように、シ
リコン半導体基板10の上層に約1000nmの膜厚の
酸化シリコンからなる層間絶縁膜20を形成し、その上
層に下記構造式(化16)の環状フッ素樹脂シロキサン
共重合体を含有する下塗り反射防止膜(BARC)21
aを100nmの膜厚で形成した。その上層に、開口径
がそれぞれ0.26μm、0.30μmおよび0.34
μmであるコンタクトホールパターン(φ0.26、φ0.30
およびφ0.34)を有するレジスト膜Rを形成した。ここ
で、BARC21aはフッ素を1アトミック%以上含有
するように、環状フッ素樹脂シロキサン共重合体を含有
するように形成した。
【0063】
【化16】
【0064】次に、図6(b)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとしてエッチングを行い、(エッチャー:
マグネトロンエッチャー、エッチャントガスおよび流
量:C4F8/CO/Ar/O2=12/150/200/8(ml/min)、圧力:5.
3Pa、パワー:1700W、基板設置電極温度:20
℃)という条件でコンタクトホールの開口径が広がらな
いようにレジスト膜の形状を保ってBARC21をエッ
チングし、次に、(エッチャー:マグネトロンエッチャ
ー、エッチャントガスおよび流量:C4F8/CO/Ar/O2=12/1
50/200/5(ml/min)、圧力:5.3Pa、パワー:170
0W、基板設置電極温度:20℃)という条件で層間絶
縁膜20のエッチングを行った。この結果、0.26μ
m、0.30μmおよび0.34μmのコンタクトホー
ルはそれぞれ良好な形状に形成することができた。
【0065】本発明は、DRAMなどのMOSトランジ
スタの半導体装置や、バイポーラ系の半導体装置、ある
いはA/Dコンバータなどの製造方法として適用でき、
微細な径のコンタクトホールを開口するなど、微細加工
を行う半導体装置の製造方法として用いることができ
る。
【0066】本発明は、上記の実施の形態に限定されな
い。例えば、コンタクトホールの開口に限らず、メタル
ダマシンプロセスなどの絶縁膜に配線用の溝を形成する
工程などにも適用可能である。この他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法によれ
ば、BARCを用いることでレジスト膜の開口部のパタ
ーンサイズをウェハ面内およびウェハ間で均一にするリ
ソグラフィー工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、レジスト膜のパターンサイズと被エッチング膜であ
る絶縁膜のパターン加工されたサイズの寸法変換差を制
御可能にし、例えば、高アスペクト比のコンタクトホー
ルを絶縁膜に開口する場合には、コンタクトホールの開
口用のレジスト膜の開口径よりも広がったり狭まったり
することなく、また、エッチストップを起こすことなく
安定に所望する開口径のコンタクトホールを形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態にかかる半導体装
置の製造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジ
スト膜の形成工程まで、(b)はBARCのエッチング
工程まで、(c)は層間絶縁膜のエッチング工程までを
示す。
【図2】図2は本発明の第2実施形態にかかる半導体装
置の製造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジ
スト膜の形成工程まで、(b)はBARCのエッチング
工程まで、(c)は層間絶縁膜のエッチング工程までを
示す。
【図3】図3は本発明の第3実施形態にかかる半導体装
置の製造方法の工程を示す断面図であり、(a)はBA
RCの形成工程まで、(b)はBARCへのイオン注入
工程まで、(c)はレジスト膜の形成工程までを示す。
【図4】図4は本発明の第4実施形態にかかる半導体装
置の製造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジ
スト膜の形成工程まで、(b)はBARCへのイオン注
入工程までを示す。
【図5】図5は図4の続きの工程を示す断面図であり、
(c)はBARCのエッチング工程まで、(d)は層間
絶縁膜のエッチング工程までを示す。
【図6】図6は本発明の実施例にかかる半導体装置の製
造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジスト膜
の形成工程まで、(b)は層間絶縁膜のエッチング工程
までを示す。
【図7】図7は従来方法において、レジスト膜の感光に
用いられるエネルギーは一定ではなく、レジスト膜の膜
厚およびその下層の層間絶縁膜の膜厚の差に大きく影響
を受けることを示す断面図である。
【図8】図8は従来方法において、レジスト膜厚を一定
値(0.9μm)に保ちながら下層の酸化シリコン膜を
0〜150nmに変化させたときのレジスト膜の光の吸
収率の計算値をプロットした図である。
【図9】図9は従来方法において、酸化シリコン膜上に
形成したコンタクトホールの開口径の分布を測定した結
果であり、(a)はウェハの測定方向を示し、(b)は
行方向について測定した結果を、(c)は列方向につい
て測定した結果をそれぞれ示す。
【図10】図10はBARCを用いた従来方法におい
て、酸化シリコン膜上に形成したコンタクトホールの開
口径の分布を測定した結果であり、(a)はウェハの測
定方向を示し、(b)は行方向について測定した結果
を、(c)は列方向について測定した結果をそれぞれ示
す。
【図11】図11は第1従来例にかかる半導体装置の製
造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジスト膜
の形成工程まで、(b)はBARCのエッチング工程ま
で、(c)は層間絶縁膜のエッチング工程までを示す。
【図12】図12は第2従来例にかかる半導体装置の製
造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジスト膜
の形成工程まで、(b)はBARCのエッチング工程ま
で、(c)は層間絶縁膜のエッチング工程までを示す。
【図13】図13は第3従来例にかかる半導体装置の製
造方法の工程を示す断面図であり、(a)はレジスト膜
の形成工程まで、(b)は層間絶縁膜のエッチング工程
までを示す。
【符号の説明】
10…基板、20…層間絶縁膜、21…BARC、21
a…フッ素を含有するBARC、21b…反射防止材料
層、22…フッ素含有材料層、30…配線層、R…レジ
スト膜。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された絶縁膜を所定のパター
    ンに沿ってエッチング加工する半導体装置の製造方法で
    あって、 前記絶縁膜の上層にフッ素を含有する有機化合物を含有
    する反射防止膜を形成する工程と、 前記反射防止膜の上層に前記パターンに沿ってレジスト
    膜を形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記反射防止膜からフッ
    素あるいはフルオロカーボンの活性種を放出させながら
    前記反射防止膜をエッチングする工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記絶縁膜をエッチング
    する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、反射防止材料にフッ素を含有する有機化合物を含有
    させて形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、フッ素を含有する有機化合物を含有するフッ素含有
    材料と、反射防止材料とを積層させて形成する請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、環状フッ
    素樹脂シロキサン共重合体からなる化合物を前記反射防
    止膜に含有させる請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化1)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化1】
  6. 【請求項6】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、ポリフル
    オロアリールエーテルからなる化合物を前記反射防止膜
    に含有させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化2)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化2】
  8. 【請求項8】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、ポリペン
    タフルオロスチレンからなる化合物を前記反射防止膜に
    含有させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化3)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化3】
  10. 【請求項10】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、ポリテト
    ラフルオロエチレン系樹脂からなる化合物を前記反射防
    止膜に含有させる請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化4)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化4】
  12. 【請求項12】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、ポリ−
    1,4−フルオロメチルベンゼンからなる化合物を前記
    反射防止膜に含有させる請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化5)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化5】
  14. 【請求項14】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、フルオロ
    ポリイミドからなる化合物を前記反射防止膜に含有させ
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化6)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化6】
  16. 【請求項16】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、ポリフル
    オロナフタレンからなる化合物を前記反射防止膜に含有
    させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記フッ素を含有する有機化合物として、構造式
    (化7)を有する化合物を前記反射防止膜に含有させる
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。 【化7】
  18. 【請求項18】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記反射防止膜をエッチングする工程において、前
    記反射防止膜からフッ素あるいはフルオロカーボンの活
    性種を放出して前記反射防止膜のエッチングを増速させ
    ることができる程度以上にフッ素を含有する有機化合物
    を含有させる請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、前記反射防止膜の組成の1アトミック%以上のフッ
    素を含有させて形成する請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスを含有するガスを用いる請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  21. 【請求項21】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えて一酸化炭素ガスを含有するガスを用いる請
    求項20記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えてアルゴンガスを含有するガスを用いる請求
    項20記載の半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えて酸素ガスを含有するガスを用いる請求項2
    0記載の半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】前記反射防止膜を形成する工程において
    は、回転塗布により成膜する請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  25. 【請求項25】基板上に形成された絶縁膜を所定のパタ
    ーンに沿ってエッチング加工する半導体装置の製造方法
    であって、 前記絶縁膜の上層に反射防止膜を形成する工程と、 少なくとも前記パターンにおけるエッチング領域におい
    て前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程と、 前記反射防止膜の上層に前記パターンに沿ってレジスト
    膜を形成する工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記反射防止膜からフッ
    素あるいはフルオロカーボンの活性種を放出させながら
    前記反射防止膜をエッチングする工程と、 前記レジスト膜をマスクとして前記絶縁膜をエッチング
    する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】前記反射防止膜にフッ素を含有させる工
    程においては、前記反射防止膜に対してフッ素を全面に
    イオン注入する請求項25記載の半導体装置の製造方
    法。
  27. 【請求項27】前記レジスト膜を形成する工程の後に前
    記反射防止膜にフッ素を含有させる工程を行い、 前記反射防止膜にフッ素を含有させる工程においては、
    前記レジスト膜をマスクとして前記反射防止膜に対して
    フッ素をイオン注入する請求項25記載の半導体装置の
    製造方法。
  28. 【請求項28】前記反射防止膜にフッ素を含有させる工
    程においては、前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいて、前記反射防止膜からフッ素あるいはフルオロカ
    ーボンの活性種を放出して前記反射防止膜のエッチング
    を増速させることができる程度以上にフッ素を含有させ
    る請求項25記載の半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】前記反射防止膜にフッ素を含有させる工
    程においては、少なくとも前記パターンにおけるエッチ
    ング領域において、前記反射防止膜の組成の1アトミッ
    ク%以上のフッ素を含有させる請求項25記載の半導体
    装置の製造方法。
  30. 【請求項30】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスを含有するガスを用いる請求項25記載の半導体装
    置の製造方法。
  31. 【請求項31】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えて一酸化炭素ガスを含有するガスを用いる請
    求項30記載の半導体装置の製造方法。
  32. 【請求項32】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えてアルゴンガスを含有するガスを用いる請求
    項30記載の半導体装置の製造方法。
  33. 【請求項33】前記反射防止膜をエッチングする工程に
    おいては、エッチャントガスとしてフルオロカーボン系
    ガスに加えて酸素ガスを含有するガスを用いる請求項3
    0記載の半導体装置の製造方法。
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