JP2007119833A - 蒸着膜の形成方法、保護膜の形成方法及びプラズマディスプレイパネル製造装置 - Google Patents

蒸着膜の形成方法、保護膜の形成方法及びプラズマディスプレイパネル製造装置 Download PDF

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Abstract


【課題】成膜過程における酸素欠損や不純物の混入を防止して二次電子放出特性に優れたSrOとCaOを主成分とする蒸着膜を形成する方法及びこれを用いたプラズマディスプレイパネル製造装置を提供する。
【解決手段】本発明は、SrOとCaOを主成分とする蒸発材料を用い、真空処理槽内において処理対象基板上に蒸着膜を形成する方法であって、当該蒸着の際、真空処理槽内を真空排気しつつ、真空処理槽内にO2ガスを導入してその分圧が所定の範囲となるように制御するとともに、真空処理槽内における残留不純物ガスの分圧が所定の値以下となるように制御する(S12)ものである。このとき、真空処理槽内におけるO2ガスの分圧は、1×10-3Pa〜0.1Paとすることが好ましい。
【選択図】 図3

Description

本発明は、SrOとCaOを主成分とする蒸着膜の形成方法及びこれを用いた真空一貫処理によるプラズマディスプレイパネルの製造装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、適宜「PDP」という。)は、電極を形成した2枚のガラス板である前面基板と背面基板とを平行に重ねて構成される。
前面基板には、維持電極及び表示電極が設けられており、さらにこの維持電極と表示電極を前面基板の間に挟み込むように透明誘電体層が設けられている。そして、この透明誘電体層の上には保護膜が形成されている。
一方、背面基板には、アドレス電極が設けられるとともに仕切部により多数の小部屋(セル)が設けられ、これらのセルには、それぞれ、赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体が塗布されている。
ここで、前面基板と背面基板の間の隙間の中には、Ne−Xeの混合ガスが封入されており、この小さなセルに電圧を加えると、表示電極とアドレス電極との間のガス放電により発生した紫外線により、セルに塗布された赤(R)、緑(G)、青(B)の蛍光体が発光してカラー表示が行われる。
近年、PDPの用途の多様化から、大画面、高輝度の製品の開発が望まれている。
このような状況の下、PDPの輝度を向上させる手法として、例えば放電ガスであるNe−Xeの混合ガス中のXeガスの濃度を5%程度から15%程度に増加させることが行われている。
しかし、保護膜としてMgO膜を用いた従来のPDPでは、放電ガス中のXeガスの濃度を高くすると、放電電圧が上昇するため、PDPを駆動させるためのドライバー回路のコストが高くなり、また、MgO膜の耐スパッタ性が低下するため、PDPの寿命が短くなるという問題がある。
そこで、近年、保護膜としてMgO膜の代わりに、SrOとCaOを主成分とする複合酸化膜を用いることにより、PDPの放電電圧を低減させてパネルの長寿命化を図るとともに、PDPを駆動させるためのドライバー回路のコストを低くすることが試みられている。
しかし、SrOとCaOは共にH2O、H2、CO、CO2等の残留不純物ガスに対して活性であることから、保護膜を形成する過程で酸素欠損や不純物の混入が避けられず、このため保護膜の二次電子放射特性が低下するという問題がある。
従来、大気中で不安定であるSrO膜やCaO膜の欠点を補うべく、SrO膜やCaO膜上にMgO膜を積層するなど種々の試みが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3073451号公報
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、成膜過程における酸素欠損や不純物の混入を防止して二次電子放出特性に優れたSrOとCaOを主成分とする蒸着膜を形成する方法及びこれを用いたプラズマディスプレイパネル製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、SrOとCaOを主成分とする蒸発材料を用い、真空処理槽内において処理対象基板上に蒸着膜を形成する方法であって、当該蒸着の際、前記真空処理槽内を真空排気しつつ、前記真空処理槽内にO2ガスを導入してその分圧が所定の範囲となるように制御するとともに、前記真空処理槽内における残留不純物ガスの分圧が所定の値以下となるように制御する蒸着膜の形成方法である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記真空処理槽内におけるO2ガスの分圧が1×10-3Pa〜0.1Paとなるように制御するものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2のいずれか1項記載の発明において、前記残留不純物ガスがH2ガスであり、当該真空処理槽内におけるH2ガスの分圧が5×10-2Pa以下となるように制御するものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の発明において、前記残留不純物ガスがH2Oガスであり、当該真空処理槽内におけるH2Oガスの分圧が5×10-3Pa以下となるように制御するものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明において、前記残留不純物ガスがCOガスであり、当該真空処理槽内におけるCOガスの分圧が1×10-2Pa以下となるように制御するものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項記載の発明において、前記残留不純物ガスがCO2ガスであり、当該真空処理槽内におけるCO2ガスの分圧が5×10-3Pa以下となるように制御するものである。
請求項7記載の発明は、プラズマディスプレイパネルを構成する前面基板上の透明誘電体層の上に、請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法を用いてSrOとCaOを主成分とする保護膜を蒸着形成する工程を有する保護膜の形成方法である。
請求項8記載の発明は、複数の真空処理槽を有し、当該真空処理槽内において前面基板と背面基板に対して順次処理を行いプラズマディスプレイパネルを製造するプラズマディスプレイパネル製造装置であって、前記真空処理槽として、請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法を用い、前記前面基板上の透明誘電体層の上にSrOとCaOを主成分とする保護膜を蒸着形成するための保護膜形成槽を備え、当該保護膜形成槽が、導入されたO2ガスの分圧を制御するための圧力調整手段と、前記保護膜形成槽内における残留不純物ガスの分圧を測定して制御するための質量分析計とを有するものである。
本発明の蒸着膜の形成方法の場合、真空処理槽内における残留不純物ガスの分圧を所定の値以下となるように制御しつつ、処理対象基板上に、SrOとCaOを主成分とする蒸着膜を形成することから、蒸着膜形成中にSrO及びCaOが残留不純物ガスと結合して蒸着膜の2次電子放出率を低下させることがない。
また、本発明の場合、蒸着の際に、真空処理槽内にO2ガスを導入してその分圧が所定の範囲となるように制御することから、酸素欠損に起因する蒸着膜の着色することがなく、また、蒸着膜の膜密度の低下により耐スパッタ性が低下することもない。
このように本発明方法によれば、二次電子放出特性に優れ、かつ、透明性及び耐スパッタ性に優れた保護膜用のSrOとCaOを主成分とする蒸着膜を形成することができる。
一方、本発明のプラズマディスプレイパネル製造装置によれば、上述したSrOとCaOを主成分とする蒸着膜の形成を含む各処理工程を真空中で一貫して行うことから、当該蒸着膜が大気に触れて急速に劣化するのを回避することができ、これによりSrOとCaOを主成分とする保護膜を有するPDPを安定して製造することができる。
本発明によれば、二次電子放出特性に優れ、かつ、透明性及び耐スパッタ性に優れるSrOとCaOを主成分とする蒸着膜を形成することができ、その結果、SrOとCaOを主成分とする保護膜を有するPDPを安定して製造することができる。
このように、本発明によれば、MgO保護膜を用いた従来のPDPに比べ、放電電圧が低く、かつ、パネル寿命を向上させたPDPを製造することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のPDP製造装置の実施の形態を示す概略構成図、図2は、同PDP製造装置の要部を示す内部構成図である。
また、図3は、本発明のPDPの製造方法の実施の形態の手順を説明する工程図である。
図1に示すように、本実施の形態のPDP製造装置1は、前面板(前面基板)31と背面板(背面基板)32を導入し、真空一貫処理によってPDP33を製造するもので、仕込み加熱室2、蒸着室(保護膜形成槽)3、冷却室4、背面板脱ガス室5、搬送室6、アライメント・封着室7を有し、これら各室は、それぞれ真空排気系20(図2参照)に接続されている。
図1及び図2に示すように、本実施の形態では、透明誘電体層(図示せず)を形成した前面板31を、バルブ8を介して仕込み加熱室2内に搬入する。
仕込み加熱室2内には支持台15aが設けられ、この支持台15a上に支持された前面板31を加熱手段17aによって加熱するようになっている。
仕込み加熱室2の後段にはバルブ9を介して蒸着室3が連結されており、仕込み加熱室2で加熱処理された前面板31を蒸着室3に搬入するように構成されている。
蒸着室3内には、SrOとCaOを主成分とする蒸発材料19が配置され、この蒸発材料19に対して電子ビーム銃18から電子ビームを照射して蒸発させるようになっている。
蒸発材料19の上方には支持台15bによって前面板31が支持され、この前面板31は、加熱手段17bによって加熱されるようになっている。
本実施の形態においては、ガス供給手段21から蒸着室3内にO2ガスが導入され、さらに、導入されたO2ガスの分圧を圧力調整手段22によって制御するように構成されている。
また、蒸着室3は、成膜時の雰囲気中における残留不純物ガスの質量を分析する質量分析計23が接続されている。
蒸着室3の後段にはバルブ10を介して冷却室4が連結されており、蒸着室3で蒸着膜が形成された前面板31を冷却室4に搬入するように構成されている。
冷却室4内には、加熱冷却手段17cが設けられており、支持台15cによって支持された前面板31を冷却して所定の温度に制御するようになっている。
冷却室4の後段にはバルブ11を介して搬送室6が連結されている。
この搬送室6内には図示しない搬送ロボットが設けられており、搬送室6は、バルブ12を介して背面板脱ガス室5が連結されるとともに、バルブ13を介してアライメント・封着室7が連結されている。
以下、本実施の形態のPDP製造装置1を用いてPDPを製造する方法について説明する。
図1〜図3に示すように、工程S11では、仕込み加熱室2内に前面板31を搬入し、真空排気しつつ、保護膜の耐スパッタ性を向上させるため、例えば、250℃、10分という条件で、前面板31の加熱を行う。
工程S12では、前面板31を蒸着室3に搬入し、蒸着室3内を真空排気しつつ、前面板31の透明誘電体層の上にSrOとCaOを主成分とする保護膜を形成する。
この保護膜形成にあたっては、ガス供給手段21から蒸着室3内に所定量のO2ガスを導入し、圧力調整手段22によってその分圧を一定に制御する。例えば、図示しないマスフローコントローラーによるO2ガスの導入量の制御と蒸着室3内の雰囲気の排気速度を調整を行うことによりO2ガスの分圧を一定に制御する。
また、蒸着室3内の雰囲気中における残留不純物ガスの質量を質量分析計23により分析し、その結果に基づいて、例えば蒸着室3内の雰囲気の排気速度を調整して、蒸着室3内の雰囲気中における残留不純物ガスの分圧を所定の値以下になるように制御する。ここで、排気速度の調整は、例えば、メインバルブの開度を調整したり、ターボ分子ポンプを用いる場合にはその回転数を調整することにより行う。
そして、O2ガス及び残留不純物ガスの分圧を調整しながら、電子ビーム銃18から蒸発材料19に対して電子ビームを照射し、蒸着室3内に蒸発材料19の蒸気流を発生させて、前面板31上の透明誘電体層上に蒸発材料19を堆積させ所定の厚さの保護膜を形成する。保護膜形成中は、前面板31を加熱手段17bを用いて加熱し所定の温度に保持する。
本発明の場合、蒸着室3内に導入するO2ガスの分圧は、特に限定されるものではないが、良好な透明性を有し、かつ、耐スパッタ性に優れた保護膜を形成する観点からは、1×10-3〜0.1Paとすることが好ましい。
また、残留不純物ガスのうちH2の分圧は、特に限定されるものではないが、良好な2次電子放出特性を有する保護膜を形成する観点からは、5×10-2Pa以下とすることが好ましい。
さらに、残留不純物ガスのうちH2Oの分圧は、特に限定されるものではないが、良好な2次電子放出特性を有する保護膜を形成する観点からは、5×10-3Pa以下とすることが好ましい。
さらにまた、残留不純物ガスのうちCOの分圧は、特に限定されるものではないが、良好な2次電子放出特性を有する保護膜を形成する観点からは、1×10-2Pa以下とすることが好ましい。
さらにまた、残留不純物ガスのうちCO2の分圧は、特に限定されるものではないが、良好な2次電子放出特性を有する保護膜を形成する観点からは、5×10-3Pa以下とすることが好ましい。
一方、保護膜の厚さは、特に限定されるものではないが、PDPの製品寿命を十分に確保する観点からは、700〜1000nmとすることが好ましい。
さらに、保護膜形成中の前面板31の加熱温度は、特に限定されるものではないが、保護膜の耐スパッタ性を十分に確保する観点からは、50〜350℃とすることが好ましい。
工程S13では、前面板31を冷却室4に搬入し、冷却室4を真空排気しつつ、前面板31を所定の温度となるまで冷却する。そして、搬送室6の搬送ロボットによって前面板31をアライメント・封着室7へ搬入する。
一方、背面板32については、工程S11乃至S13と並行して工程S2の脱ガス工程を行う。
この工程S2においては、背面板32をバルブ14を介して背面板脱ガス室5内に搬入し、真空排気しつつ、背面板32上に配置した封着材(図示せず)を後述する封着温度以上の温度で加熱して脱ガスを行う。
工程S3では、アライメント・封着室7において、前面板31と背面板32の位置決めを行い、工程S4では、アライメント・封着室7において、封着材を加熱溶融して前面板31と背面板32を貼り合わせる。
工程S5では、アライメント・封着室7に放電ガスを導入し、さらに工程S6においてパネル内の空間を封じ切る(封着)。
その後、得られたプラズマディスプレイパネル33をバルブ15を介してアライメント・封着室7から取り出す。
以上述べたように本実施の形態によれば、蒸着室3内において、残留不純物ガスの分圧を所定の値以下となるように制御しつつ、前面板31の透明誘電体層上に、SrOとCaOを主成分とする保護膜を蒸着形成することから、蒸着膜形成中にSrO及びCaOが残留不純物ガスと結合して蒸着膜の2次電子放出率を低減させることがない。
また、本実施の形態の場合、蒸着の際に、蒸着室3内にO2ガスを導入してその分圧が所定の範囲となるように制御することから、酸素欠損に起因する蒸着膜の着色することがなく、また、蒸着膜の膜密度の低下により耐スパッタ性が低下することもない。
このように本実施の形態によれば、電子放出特性に優れ、かつ、透明性及び耐スパッタ性に優れたSrOとCaOを主成分とする保護膜を形成することができる。
そして、本実施の形態のプラズマディスプレイパネル製造装置1によれば、上記SrOとCaOを主成分とする保護膜の形成を含む各処理工程を真空中で一貫して行うことから、当該保護膜が大気に触れて急速に劣化するのを回避することができ、これによりSrOとCaOを主成分とする保護膜を有するPDP33を安定して製造することができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施の形態においては、SrOとCaOを主成分とする保護膜の形成以外の各処理工程を真空中で行うようにしたが、本発明はこれに限られず、H2、H2O、CO、CO2等の不純物ガスを含まない条件の下、不活性ガス雰囲気中で各処理工程を行うことも可能である。
本発明のPDP製造装置の実施の形態を示す概略構成図 同PDP製造装置の要部を示す内部構成図 本発明のPDPの製造方法の実施の形態の手順を説明する工程図
符号の説明
1…PDP製造装置 2…仕込み加熱室 3…蒸着室(保護膜形成槽) 4…冷却室 5…背面板脱ガス室 6…搬送室 7…アライメント・封着室 18…電子ビーム銃 19…蒸発材料 20…真空排気系 21…ガス供給手段 22…圧力調整手段 23…質量分析計 31…前面板(前面基板) 32…背面板(背面基板) 33…プラズマディスプレイパネル

Claims (8)

  1. SrOとCaOを主成分とする蒸発材料を用い、真空処理槽内において処理対象基板上に蒸着膜を形成する方法であって、
    当該蒸着の際、前記真空処理槽内を真空排気しつつ、前記真空処理槽内にO2ガスを導入してその分圧が所定の範囲となるように制御するとともに、前記真空処理槽内における残留不純物ガスの分圧が所定の値以下となるように制御する蒸着膜の形成方法。
  2. 前記真空処理槽内におけるO2ガスの分圧が1×10-3Pa〜0.1Paとなるように制御する請求項1記載の蒸着膜の形成方法。
  3. 前記残留不純物ガスがH2ガスであり、当該真空処理槽内におけるH2ガスの分圧が5×10-2Pa以下となるように制御する請求項1又は2のいずれか1項記載の蒸着膜の形成方法。
  4. 前記残留不純物ガスがH2Oガスであり、当該真空処理槽内におけるH2Oガスの分圧が5×10-3Pa以下となるように制御する請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸着膜の形成方法。
  5. 前記残留不純物ガスがCOガスであり、当該真空処理槽内におけるCOガスの分圧が1×10-2Pa以下となるように制御する請求項1乃至4のいずれか1項記載の蒸着膜の形成方法。
  6. 前記残留不純物ガスがCO2ガスであり、当該真空処理槽内におけるCO2ガスの分圧が5×10-3Pa以下となるように制御する請求項1記載の蒸着膜の形成方法。
  7. プラズマディスプレイパネルを構成する前面基板上の透明誘電体層の上に、請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法を用いてSrOとCaOを主成分とする保護膜を蒸着形成する工程を有する保護膜の形成方法。
  8. 複数の真空処理槽を有し、当該真空処理槽内において前面基板と背面基板に対して順次処理を行いプラズマディスプレイパネルを製造するプラズマディスプレイパネル製造装置であって、
    前記真空処理槽として、請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法を用い、前記前面基板上の透明誘電体層の上にSrOとCaOを主成分とする保護膜を蒸着形成するための保護膜形成槽を備え、
    当該保護膜形成槽が、導入されたO2ガスの分圧を制御するための圧力調整手段と、前記保護膜形成槽内における残留不純物ガスの分圧を測定して制御するための質量分析計とを有するプラズマディスプレイパネル製造装置。
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