JP2001243886A - プラズマディスプレイ用部材およびプラズマディスプレイならびにその製造方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ用部材およびプラズマディスプレイならびにその製造方法

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JP2001243886A
JP2001243886A JP2000055440A JP2000055440A JP2001243886A JP 2001243886 A JP2001243886 A JP 2001243886A JP 2000055440 A JP2000055440 A JP 2000055440A JP 2000055440 A JP2000055440 A JP 2000055440A JP 2001243886 A JP2001243886 A JP 2001243886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信頼性が高く、そして長寿命なプラズマディス
プレイおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】基板上の複数の電極上にMgO膜が形成さ
れてなるプラズマディスプレイ用部材であって、MgO
膜の密度が3.2g/cm3以上であることを特徴とす
るプラズマディスプレイ用部材および基板上の複数の電
極上にMgO膜を形成してなるプラズマディスプレイの
製造方法であって、基板を真空チャンバー内に配置し予
備排気した後、導入ガスを導入した減圧雰囲気中で基板
上の複数の電極上にMgO膜を形成する際、以下の式で
算出される減圧雰囲気中の不純物レベルIが110pp
m以下であることを特徴とするプラズマディスプレイの
製造方法。 I=(Qb+Qimp)/Qgas Qb :真空チャンバーのビルドアップレート Qimp:真空チャンバーのガス導入ポートにおける導
入ガス中の不純物成分量 Qgas:導入ガス流量 いずれも単位は、Pa・m3/sとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ用部材およびプラズマディスプレイならびにその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大きく重いブラウン管に代わる画像形成
装置として、軽く、薄型のいわゆる平面型表示パネルが
注目されている。平面型表示パネルとしては、液晶ディ
スプレイが盛んに開発されているが、これには画像が暗
い、視野角が狭いといった課題が残っている。この液晶
ディスプレイに代わるものとして自発光型の放電型ディ
スプレイであるプラズマディスプレイがあるが、液晶デ
ィスプレイに比べて明るい画像が得られると共に、視野
角が広く、さらに大型化、高精細化の要求に応えうるこ
とから、そのニーズが高まりつつある。
【0003】プラズマディスプレイは、前面板と背面板
との間に設けられた放電空間内で、電極間にプラズマ放
電を生じさせ、放電空間内に封入されたガスから発生し
た紫外線を、放電空間内に設けた蛍光体に照射させるこ
とにより表示が行われる。AC型のプラズマディスプレ
イでは、放電時のイオン衝撃から電極や誘電体層を保護
する目的で、MgO(酸化マグネシウム)膜が形成され
る場合が多い。また、MgOは2次電子放出係数の高い
金属酸化物であり、これを用いることによりプラズマデ
ィスプレイの放電開始電圧が下がることから駆動が容易
となる利点もある。
【0004】従来、放電型ディスプレイにおけるMgO
膜の形成方法としては、例えばプラズマディスプレイに
ついては、平行電極、誘電体層が形成された基板を真空
チャンバー内に配置し、所定の圧力まで真空排気を行っ
た後、酸素を導入しながら母材であるMgOペレットに
電子ビーム(EB)を照射し、該基板上にMgOを堆積
させるといった蒸着法が主流である。
【0005】プラズマディスプレイにおいて、MgO膜
はその表面が放電空間に接していることから、プラズマ
ディスプレイの放電特性に大きな影響を及ぼし、その表
面状態や膜質は、表示の安定化、駆動性、長寿命などの
上で重要な因子である。
【0006】一般に、プラズマディスプレイにおいて
は、結晶配向性が悪く低密度のMgO膜では、長時間点
灯によるMgO膜の経時変化が大きいといった問題があ
る。MgO膜の経時変化が大きいと、放電電圧が上昇す
るので点灯しないセル(非点灯セル)が増加してしま
う。
【0007】この課題に対して、例えば、特開平5−2
34519号公報にはAC型プラズマディスプレイパネ
ルの製造方法として、MgO膜を形成する際に、蒸着面
に対してイオンビームを照射しながら成膜する方法が開
示されている。また、特開平8−255562号公報に
は、プラズマディスプレイパネルにおける誘電体用保護
膜の形成方法として、同じくMgO膜を形成する際に、
真空チャンバー内にオゾンガスを導入すると共に、蒸着
面に紫外線を照射しながら成膜する方法が開示されてい
る。
【0008】しかし、これらの形成方法は、対角42イ
ンチといった大型基板に適用することは容易ではない上
に、パネルの長時間点灯による表示動作の信頼性という
点で、形成されたMgO膜の膜質では十分とは言えなか
った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
の技術における上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、膜密度が高いMgO膜を
形成することで、長時間点灯による表示動作が安定で長
寿命なプラズマディスプレイおよびその製造方法を提供
することにある。
【0010】本発明者等はかかる課題に対して、MgO
膜を形成する減圧雰囲気中に存在する不純物の低減が重
要であることを見出した。つまり、従来の製造方法によ
れば、蒸着中雰囲気には、真空チャンバー内壁からの放
出ガス、および酸素などの導入ガス中の不純物ガスが残
存しており、これらガス成分がMgOが蒸着されている
結晶成長最表面に吸着し、結晶成長を阻害したり、膜中
に取りこまれていた。真空チャンバー内壁からの放出ガ
スは、真空チャンバー内壁表面のガス吸着性に大きく依
存しており、従来の製造法の真空チャンバー内壁表面
は、主にステンレスであり放出ガスが多い。特に、表面
での吸着力が大きいH2OやCO2が多い。また、蒸着
時に真空チャンバーに酸素などのガスを導入する場合、
導入ガスは、導入直前までガス配管の中に密閉されてい
るので、配管、バルブ、圧力調整器からなるガス導入系
の接ガス部位表面(配管、バルブ、圧力調整器等の内壁
で、ガスが流れる時に接する部分)からの放出ガスによ
り汚染(不純物ガス成分量が増加)され、実際に真空チ
ャンバーに導入される導入ガス中の不純物ガス成分量
は、ボンベに充填された導入ガスの不純物ガス成分量よ
りも多くなっていた。
【0011】また、上述したガス導入系では、接ガス部
位表面からの放出ガス量が多かったため、ガス導入配管
内部の真空排気を行っても、直ぐに導入ガスは汚染され
ていた。また、配管の中にガスを流し不純物ガスを押し
出す操作(パージ)を行っても、使用するガス中にpp
mレベルの不純物ガス、特に表面での吸着力の大きいH
2Oガスを含んでいると、バルブの弁座などのガスが停
留しやすいデッドゾーンに不純物ガスが溜まるため、や
はり、導入ガスは真空チャンバーに導入される時点で汚
染されていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、基板
上の複数の電極上にMgO膜が形成されてなるプラズマ
ディスプレイ用部材であって、MgO膜の密度が3.2
g/cm3以上であることを特徴とするプラズマディス
プレイ用部材。
【0013】また、本発明は、上記プラズマディスプレ
イ用部材を用いたことを特徴とするプラズマディスプレ
イである。
【0014】さらに、本発明は、基板上の複数の電極上
にMgO膜を形成してなるプラズマディスプレイの製造
方法であって、基板を真空チャンバー内に配置し予備排
気した後、導入ガスを導入した減圧雰囲気中で基板上の
複数の電極上にMgO膜を形成する際、以下の式で算出
される減圧雰囲気中の不純物レベルIが110ppm以
下であることを特徴とするプラズマディスプレイの製造
方法である。 I=(Qb+Qimp)/Qgas Qb :真空チャンバーのビルドアップレート Qimp:真空チャンバーのガス導入ポートにおける導
入ガス中の不純物成分量 Qgas:導入ガス流量 いずれも単位は、Pa・m3/sとする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を説明する。本発明のプラズマディスプレイ用部材
に用いられる基板は、その上に放電のためのストライプ
状の電極が形成されている。ストライプ状の電極とは、
短冊型の平行した電極だけでなく、平行した電極に画素
サイズよりも小さな突起やT字形状を付与した電極も指
す。
【0016】本発明におけるMgO膜の密度は、3.2
g/cm3以上である。ボイド、格子欠陥、不純物が少
なく良好な結晶となるためである。良好な結晶を有する
MgO膜は、プラズマディスプレイ点灯時の放電による
イオン衝撃に対して経時変化が少ないので、プラズマデ
ィスプレイの寿命が長く、表示動作が安定となる。より
好ましくは3.4g/cm3以上である。一方、膜密度
が3.2g/cm3よりも小さくなると、膜中の格子欠
陥、不純物が多くなるため、格子面間隔の不均一性およ
びボイドが増加し、結晶性が低下する。すなわち、長時
間点灯によるMgO膜の経時変化が大きくなる(放電に
よるMgO膜のスパッタ量増加)ので、放電電圧の上
昇、放電マージンの狭幅化が起こり、表示動作が不安定
となるという問題を生ずる。
【0017】次に、本発明のプラズマディスプレイの製
造方法を順に沿って説明する。図1に、以下の工程を用
いて作製したプラズマディスプレイパネルの概略断面図
を示す。
【0018】(構成基板作製工程)背面板1の作製方法
について述べる。背面板1に用いるガラス基板は、特に
限定しないが、一般的にはソーダライムガラスやソーダ
ライムガラスをアニール処理したガラス、または、高歪
み点ガラス(例えば、旭硝子社製“PD−200”)等
を用いることができる。ガラス基板のサイズは特に限定
はなく、厚みは1〜5mmのものを用いることができ
る。
【0019】ガラス基板上に、スクリーン印刷や感光性
導電ペーストを用いたフォトリソグラフィー法によっ
て、銀やアルミ、銅、金、ニッケル、酸化錫、ITO等
を含むアドレス電極層をパターン形成する。さらに、放
電の安定化のためにアドレス電極層の上に誘電体層を設
けても良い。
【0020】アドレス電極層を形成したガラス基板上
に、電極層と平行に位置した隔壁をサンドブラスト法、
型転写法、フォトリソグラフィー法等によって形成す
る。本発明に使用する隔壁の材料としては特に限定され
ず、珪素およびホウ素の酸化物を含有するガラス材料が
適用される。また、屈折率が1.5〜1.68のガラス
材料を70重量%以上含むことがフォトリソグラフィー
法によって形成する場合パターン形状が良好な矩形また
は台形となるため有利である。
【0021】さらに、電極層および隔壁層を形成したガ
ラス基板上に、感光性蛍光体ペーストを用いたフォトリ
ソグラフィー法、ディスペンサー法、スクリーン印刷法
等によって蛍光体層を形成する。本発明に使用する蛍光
体材料は特に限定されない。例えば、赤色では、Y
23:Eu、YVO4:Eu、(Y、Gd)BO3:E
u、Y23S:Eu、γ−Zn3(PO42:Mnがあ
る。緑色では、Zn2GeO2:Mn、BaAl1219
Mn、Zn2SiO4:Mn、LaPO4:Tb、Zn
S:Cu,Al、Zn2SiO4:Mn,As、(ZnC
d)S:Cu,Al、ZnO:Znなどがある。青色で
は、Sr5(PO43Cl:Eu、BaMgAl
1423:Eu、BaMgAl1017:Eu、BaMg2
Al1424:Eu、ZnS:Ag+赤色顔料、Y2Si
3:Ceなどが挙げられる。このようにして、背面板
1を作製することができる。
【0022】次に前面板2の作製方法について述べる。
前面板2に用いるガラス基板については、背面板1に述
べたものと同様である。
【0023】まず、ガラス基板上に、放電のための複数
の電極を形成する。電極形成法としては、例えば、酸化
錫、ITOなどの透明電極をリフトオフ法、フォトエッ
チング法などによって、銀やアルミ、銅、金、ニッケル
等をスクリーン印刷や感光性導電ペーストを用いたフォ
トリソグラフィー法によってパターン形成してもよい。
また、より低抵抗な電極を形成する目的で透明電極の上
にバス電極を形成してもよい。ここで、放電のための複
数の電極を形成したガラス基板上に、透明誘電体層をス
クリーン印刷法などにより形成することもできる。その
場合の透明誘電体材料は特に限定されないが、PbO、
23、SiO2を含有する誘電体材料が適用される。
【0024】放電のための複数の電極を形成したガラス
基板上に、放電によるイオン衝撃からの保護を目的とし
てMgO膜を形成する。形成手法は、電子ビーム蒸着
法、プラズマ蒸着法、イオンビームアシスト蒸着法、M
gターゲットの反応性スパッタ法、イオンビームスパッ
タ法、CVD法などが適用できる。いずれの形成手法に
おいても、基板を真空チャンバー内に配置し、予備排気
した後、減圧雰囲気中で基板上に母材の蒸着、またはタ
ーゲットのスパッタリングなどによりMgO膜を形成す
る。
【0025】MgOの蒸着またはスパッタリングでは、
減圧雰囲気中に導入ガスを導入することが必要である。
導入ガスは、ターゲットのスパッタリング、イオンビー
ムなどに利用したり、膜質を制御する目的で導入される
ガスであり、具体的にはHe、Ne、Ar、Kr、Xe
などの希ガス、H2、N2、O2から選ばれる少なくと
も1種を含んでいる単体または混合ガスであることが好
ましい。スパッタリング、イオンビームを用いる場合、
希ガスは不活性であるのでMgOと反応しにくいため好
ましく用いることができる。また、H2やN2はMgO膜
の結晶配向性や結晶粒径を制御する場合に、O2はMg
O膜中の酸素欠損を低減する場合にそれぞれ好ましく用
いられる。特に、スパッタリング法ではArとO2の混
合ガスを、電子ビーム蒸着法ではO2を特に好ましく用
いることができる。
【0026】また、プラズマディスプレイの長時間点灯
による表示動作の信頼性を向上するには、長時間点灯に
よる経時変化が少ないMgO膜を形成することが必要で
ある。そのためには、膜密度が高く、長時間点灯による
表示動作が安定なMgO膜を形成する必要があり、Mg
O膜を形成する減圧雰囲気中に存在する不純物ガスの低
減が重要である。すなわち、以下の式から算出される不
純物レベルIが110ppm以下であることが必要であ
る。
【0027】I=(Qb+Qimp)/Qgas ここで、Qbは真空チャンバーのビルドアップレート、
Qimpは真空チャンバー導入ポートにおける導入ガス
中の不純物成分量、Qgasは真空チャンバーに導入す
るガス流量である。単位は全てPa・m3/sである。
ここで、ビルドアップレートとは、真空状態から真空排
気を停止した時の、密閉された空間の圧力上昇速度に空
間の体積を乗じたものであり、単位時間当たりに表面か
ら空間に放出されるガス量を示すものである。導入ガス
中の不純物ガス成分量とは、真空チャンバーに導入する
ガス流量にそのガスの純度を乗じたものであり、単位時
間あたりに真空チャンバーに送り込まれる不純物ガス量
を示すものである。
【0028】減圧雰囲気中の不純物レベルIを110p
pm以下にすることで、長時間点灯による経時変化が少
ないMgO膜が形成でき、長寿命なプラズマディスプレ
イを作製できる。減圧雰囲気の不純物レベルIが、11
0ppmよりも多い場合、MgOが結晶成長している最
表面に不純物ガスが吸着するので、結晶成長を阻害し形
成されるMgO膜の結晶性が低下し、膜密度が低下す
る。更に、吸着した不純物ガスが膜中に取り込まれる
と、膜中の不純物ガスが増大してしまう。膜中に取り込
まれた不純物ガスは、プラズマディスプレイ点灯時の放
電により膜中から放電ガス空間に放出され、点灯(放
電)していない時にMgO膜表面に吸着する。したがっ
て、膜中の不純物ガスが上記上限値より多いと、MgO
膜表面に吸着する不純物ガスも多くなり、MgO膜の2
次電子放出係数が低下、すなわち放電電圧が増加する。
放電電圧が増加したセルでは、以前に設定された放電電
圧では放電しないので、点灯すなわち表示ができなくな
る。この点から、減圧雰囲気中の不純物レベルが30p
pm以下であることが好ましい。
【0029】不純物ガスとは、MgO膜表面に吸着しや
すいガスであり、具体的な例としてはH2O、CO、C
O2などが挙げられる。これらのガスが吸着すると、M
g(OH)2、MgCO3などが形成されるので、膜質
を低下させてしまうことがある。
【0030】本発明のプラズマディスプレイの製造方法
は、MgO膜を形成する雰囲気中の不純物の低減に関す
るので、真空チャンバーのビルドアップレートは、2×
10 -7Pa・m3/s以下であることが好ましい。真空
チャンバーのビルドアップレートが2×10-7Pa・m
3/sよりも大きいと、MgO膜の膜質が低下する傾向
にある。ビルドアップレートを2×10-7Pa・m3
s以下にするためには、真空チャンバーの内壁面に電解
研磨あるいは複合電解研磨されたステンレスや、エタノ
ールを吹きつけながら切削するEL加工あるいは、アル
ゴン雰囲気中で切削するEX加工されたアルミ、または
アルミ合金を用好ましく用いることができる。バルブの
弁座の材質には、“バイトン”、“テフロン(登録商
標)”などの有機物ではなく、金属を用いることが好ま
しい。
【0031】また、真空チャンバーのガス導入ポートに
おける導入ガス中の不純物レベルは、1ppm以下であ
ることが好ましい。導入ガス中の不純物レベルとは、導
入ガス中の不純物成分量Qimpを導入ガス流量Qgasで除
したものである。不純物レベルを1ppm以下にするた
めには、配管、バルブ、圧力調整器、流量計などの接ガ
ス部位に、電解研磨あるいは複合電解研磨されたステン
レスを用いたり、バルブの弁座を金属製にするなどの他
に、非蒸発型ゲッターを用いたガス精製器を用いること
ができる。更に、真空チャンバーに導入ガスを導入する
前に、配管内部に導入ガスをフローさせ不純物ガスを押
し流す“パージ”を行うことも有効である。 真空チャ
ンバーのガス導入ポートにおける導入ガス中の不純物レ
ベルが、1ppmよりも大きいと、減圧雰囲気中の不純
物レベルが増大する傾向にあり、長時間点灯により経時
変化が大きいMgO膜が形成されることがある。
【0032】本発明において、MgO膜を形成する工程
における、基板温度、成膜速度、導入ガス分圧などの成
膜条件は特に限定されないが、電子ビーム蒸着法を用い
た場合、基板温度を150〜250℃、成膜速度を0.
1〜5nm/s、導入ガスを酸素とし、分圧1×10-3
〜9×10-2Paであることが好ましい。
【0033】以上、MgO膜を形成する場合について説
明したが、上記MgO保護膜形成方法は、SrO、Ca
O、Ce2O、SiO2、Al23、SrGdOなどの酸
化物、およびMgF2、CaF2などのフッ化物にも適用
可能である。このようにして前面板2を作製することが
できる。
【0034】(封着工程)前面板と背面板を封着用のガ
ラスフリットを用いて封着する工程(封着工程)につい
て述べる。本発明に使用する封着用のガラスフリット材
料は特に限定されないが、例えば、PbO、B23等を
含有する低融点ガラスとセラミックスフィラーからなる
複合系フリットや、PbO、ZnO、B23等からなる
結晶性フリットを好ましく用いることができる。各組成
については、使用するガラス基板の熱膨張係数や封着後
の工程での最高処理温度などによって適宜選択すること
ができる。
【0035】前面板と背面板の間の所定の位置に封着用
ガラスフリットを配置する方法としては、あらかじめ成
形型で作製しておいた成形体を用いる他に、封着用ガラ
スフリットをペースト化し、背面板と前面板のどちらか
一方、または双方に塗布することができる。封着用ガラ
スフリットペーストに用いるポリマーおよび溶媒は特に
限定されない。例えば、ポリマーとしてはポリメチルメ
タクリレート(PMMA)などのアクリル系樹脂、溶媒
としてα−ターピネオール等である。塗布方法として
は、例えば、スクリーン印刷法、ディスペンサー法など
を用いることができる。
【0036】次に、封着後のパネルの厚み方向のばらつ
きを少なくするように、前面板および背面板に均等に外
力を加えて支持する。外力を加える方法としては、耐熱
合金(例えば、インコネル合金など)製クリップや、金
属製平板などを用いることができる。
【0037】また、真空排気用のガラス配管を設けるた
め、ガラス配管と、背面板または前面板との接触部位
に、同様の封着用ガラスフリットを配置しておく。配置
方法としては、成形体を用いる他に、ペーストを塗布す
る方法などがある。
【0038】ガラスフリットの軟化点以上の温度で一定
時間上記のように保持することで前面板と背面板、およ
び構成基板とガラス配管を封着する。封着温度や保持時
間は、ガラスフリットの材料により適宜設定することが
できる。封着後に一度室温付近まで冷却後、後述する真
空排気・放電ガス封入工程を行ってもよいが、あらかじ
め、構成基板の真空排気用ガラス管と排気装置を接続し
ておき、室温まで冷却せずに下記の真空排気・放電ガス
封入工程を行ってもよい。
【0039】(真空排気・放電ガス封入工程)封着した
部材内部を真空排気し、放電ガスを封入する工程につい
て説明する。真空排気工程においては、封着された構成
基板のガラス配管から放電空間内の真空排気を行い、1
-2Pa程度まで到達したら、封着された構成基板およ
びガラス配管の加熱を始める。加熱することで、放電内
部表面などに吸着しているガスは表面から脱離し、そし
て活発に運動することでパネルから排出される。加熱温
度は、封着フリットが流動性を示さない範囲であれば特
に限定されず、放電のための電極を形成した基板上にM
gO膜を形成した場合では通常200〜380℃程度が
よい。また、保持時間も特に限定されず、大型のパネル
になれば保持時間は長くなるが、42インチ程度のパネ
ルでも10時間以下程度である。
【0040】また、排気を行いながら一定温度で加熱す
る時に、より効果的に放電空間内の残留ガスを少なくす
る目的で、ガスの導入・排気を繰り返したり、あらかじ
め2本以上設けたガラス配管で、一方からガスを導入し
ながらもう片一方から排気を行ったりすることもでき
る。導入ガスとして放電ガスを用いた場合では、前面板
の電極を用いて放電を行うことにより、放電空間内部表
面に吸着したガスをより効率的に脱離・排出することが
できる。
【0041】排気しながら所定の加熱を行った後、排気
を続けながら室温付近まで構成基板を冷却し、放電ガス
を所定の圧力まで封入する。そしてガラス配管を溶断す
る。溶断には、ガスバーナーや電熱ヒーターなどを用い
ることができる。
【0042】最後に、駆動回路を実装してプラズマディ
スプレイを完成する。
【0043】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて具体的に説
明する。但し、本発明はこれに限定されない。 (測定方法) (1)膜密度は、あらかじめ重量を測定したSi基板
(5cm×5cm)上にMgO膜を厚み2μm成膜し、
成膜前との比較における成膜後の重量増加分から算出し
た。重量測定は精密電子天秤を用いて室温25℃にて行
った。
【0044】(2)ビルドアップレート ビルドアップレートは、ダイナミックレンジの広いイオ
ンゲージ(例えば、ライボルト(株)製エクスタラクタ
ーゲージ)を真空チャンバーに取りつけて測定した。真
空チャンバーの真空排気を行った後、真空チャンバーと
真空排気ポンプとの間にあるメインバルブを閉じた。こ
の後の圧力の変化をパソコンに取りこみ、昇圧速度に、
真空チャンバーガスの内容積を乗じて算出した。
【0045】(3)導入ガス中の不純物分析 真空チャンバーに導入する導入ガス中の不純物の分析
は、真空チャンバーのガス導入ポートに大気圧イオン化
質量分析計(APIMS)を接続し、真空チャンバーに
ガスを導入するのと同時に測定を行った。
【0046】(実施例1)プラズマディスプレイを以下
の手順にて作製した。
【0047】旭硝子社製“PD−200”ガラス基板上
に、感光性銀ペーストを用いたフォトリソグラフィー法
によりアドレス電極パターンを形成した後焼成した。ア
ドレス電極が形成されたガラス基板上に誘電体層をスク
リーン印刷法により20μmの厚みで形成した。しかる
後、感光性隔壁ペーストを用いたフォトリソグラフィー
法により隔壁パターンを形成した。次に蛍光体層をディ
スペンサー法にて形成した。蛍光体粉末は、赤:(Y,
Gd,Eu)BO3、緑:(Zn,Mn)2SiO4
青:(Ba、Eu)MgAl1017の組成のものを用い
た。このようにして背面板を得た。
【0048】同様に“PD−200”ガラス基板上に、
フォトエッチング法によりITO電極を形成した後、感
光性銀ペーストを用いたフォトリソグラフィー法により
バス電極パターンを形成した。しかる後、透明誘電体層
をスクリーン印刷法により30μmの厚みで形成した。
さらに500nm厚のMgO膜を電子ビーム蒸着法によ
り以下のようにして形成した。膜形成に使用した装置は
成膜室とロードロック室から構成されており、成膜室の
真空チャンバーはEX加工されたアルミ合金を用い、O−
リングなどによる真空シールは用いずコンフラットフラ
ンジを用いた。成膜室の真空チャンバーの脱ガスベーキ
ングを行った後、ビルドアップレートQ bを測定した結
果、3×10-9Pa・m3/sであった。
【0049】ロードロック室に放電のための電極、透明
誘電体層が形成された基板を配置し、10-5Pa台まで
真空排気を行った後、その基板を脱ガスベーキングされ
た成膜室まで直線導入機で搬送した。次に基板を赤外線
ランプヒーターで250℃まで加熱し、成膜室の真空チ
ャンバーに少なくともH2O、CO、CO2と不純物ガス
として含む酸素ガスを導入ガスとして、導入流量Qgas
=2.0×10-2Pa・m3/s(12sccm)で導
入しながら母材であるMgOに電子ビームを照射し、成
膜速度が3nm/sになるように投入電力を調節しなが
ら基板上にMgO膜を蒸着した。この時、酸素ガスボン
ベと成膜室の真空チャンバーのガス導入ガスポートの間
には非蒸発型ゲッターを使用したガス精製器を配置し
た。成膜中の圧力は4×10-2Paであった。成膜を行
っているときのガス導入ポートにおける導入ガスの不純
物レベルQimp/Qgasは、0.01ppmであった。Q
b、Qimp、Qgasから減圧雰囲気中の不純物レベルIを
算出すると0.16ppmである。このようにして前面
板を得た。同条件で作製したMgO膜の膜密度は、3.
45g/cm3であった。
【0050】次に、封着用ガラスフリットペーストをデ
ィスペンサー法を用いて背面板に塗布した。封着用ガラ
スフリットはPbO、B23およびセラミックスフィラ
ーからなる複合系であり、軟化点は410℃である。溶
媒はα−ターピネオール、ポリマーにはPMMAを用い
た。背面板のアドレス電極とバス電極が平行するように
背面板と前面板とを配置して、インコネル製耐熱クリッ
プを用いて、前面板および背面板の面内の中心軸に対称
に外力を加えた。封着は450℃で15分間行った。昇
温および降温速度は5℃/分で行った。前面板と背面板
を封着する時に一緒に、背面板側にガラス配管を設け
た。
【0051】ガラス配管を通して、封着した前面板と背
面板の内部の真空排気を行った。この封着した部材内部
の真空度が1×10-3Pa以下に達した後に、このまま
排気を行いながら350℃で5時間の加熱を行った。排
気を行いながら、加熱を止め、室温まで冷却した後、放
電ガスであるXe5%−Neガスを66.5kPaまで
封入した。ガラス配管を電熱ヒーターを用いて溶断し、
最後に、駆動回路を実装して、表示画素数640×48
0セルのプラズマディスプレイを作製した。
【0052】同条件で作製のプラズマディスプレイの6
ヶ月の連続点灯後において、非点灯セル数の増加は2セ
ルであった。また、同条件で作製のプラズマディスプレ
イを1ヶ月点灯させずに放置した後の点灯においては、
非点灯セル数の増加はなかった。非点灯セルとは全く点
灯しないセルのほかに、安定に連続して点灯せず断続的
に点灯しているセルも指す。画素サイズ、ディスプレイ
の大きさ、表示する映像にもよるが、一般に非点灯セル
数は少ない方が良く、10個以下さらには5個以下であ
ることが好ましい。すなわち、本実施例で作製したディ
スプレイの表示動作は良好であった。
【0053】(実施例2)前面板MgO膜の形成に使用
する成膜室の真空チャンバーの脱ガスベーキングを行な
わなかった以外は、実施例1と同様にプラズマディスプ
レイを作製した。成膜室の真空チャンバーのビルドアッ
プレートQbを測定した結果、1×10-7Pa・m3/s
であった。成膜を行っているときのガス導入ポートにお
ける導入ガスの不純物レベルQimp/Qgasは、0.03
ppmであった。すなわち、この実施例における減圧雰
囲気中の不純物レベルIは5.03ppmであった。同
条件で作製したMgO膜の膜密度は、3.39g/cm
3であった。同条件で作製のプラズマディスプレイの6
ヶ月の連続点灯後において、非点灯セル数の増加は5セ
ルであった。また、同条件で作製のプラズマディスプレ
イを1ヶ月点灯させずに放置した後の点灯においては、
非点灯セル数の増加はなかった。すなわち、表示動作は
良好であった。
【0054】(実施例3)前面板MgO膜の形成に使用
する成膜室の真空チャンバーの脱ガスベーキングを行な
わず、更に、酸素ガスボンベと成膜室の真空チャンバー
のガス導入ガスポートの間にガス精製器を配置しなかっ
た以外は、実施例1と同様にプラズマディスプレイを作
製した。成膜室の真空チャンバーのビルドアップレート
bを測定した結果、1×10-7Pa・m3/sであっ
た。成膜を行っているときのガス導入ポートにおける導
入ガスの不純物レベルQimp/Qgasは、20.05pp
mであった。すなわち、減圧雰囲気中の不純物レベルI
は25.05ppmであった。同条件で作製したMgO
膜の膜密度は、3.30g/cm3であった。同条件で
作製のプラズマディスプレイの6ヶ月の連続点灯後にお
いて、非点灯セル数の増加は6セルであった。また、同
条件で作製のプラズマディスプレイを1ヶ月点灯させず
に放置した後の点灯においては、非点灯セル数の増加は
2セルであった。すなわち、表示動作は良好であった。
【0055】(実施例4)前面板MgO膜の形成に使用
する成膜室の真空チャンバーに機械加工後脱脂処理した
ステンレスを用いた以外は、実施例1と同様にプラズマ
ディスプレイを作製した。成膜室のステンレス製真空チ
ャンバーのビルドアップレートQbを測定した結果、2
×10-6Pa・m3/sであった。成膜を行っていると
きのガス導入ポートにおける導入ガスの不純物レベルQ
imp/Qgasは、0.05ppmであった。すなわち、こ
の実施例における減圧雰囲気中の不純物レベルIは10
0.05ppmであった。同条件で作製したMgO膜の
膜密度は、3.26g/cm3であった。同条件で作製
のプラズマディスプレイの6ヶ月の連続点灯後におい
て、非点灯セル数の増加は7セルであった。また、同条
件で作製のプラズマディスプレイを1ヶ月点灯させずに
放置した後の点灯においては、非点灯セル数の増加は3
セルであった。すなわち表示動作は良好であった。
【0056】(比較例1)前面板MgO膜の形成に使用
する成膜室の真空チャンバーに実施例4と同様の機械加
工後脱脂処理したステンレスを用い、更に、酸素ガスボ
ンベと成膜室の真空チャンバーのガス導入ガスポートの
間にガス精製器を配置しなかった以外は、実施例1と同
様にプラズマディスプレイを作製した。成膜室のステン
レス製真空チャンバーのビルドアップレートQbを測定
した結果、2×10-6Pa・m3/sであった。成膜を
行っているときのガス導入ポートにおける導入ガスの不
純物レベルQimp/Qgasは、21.02ppmであっ
た。すなわち、この実施例における減圧雰囲気中の不純
物レベルIは、121.02ppmであり、同条件で作
製したMgO膜の膜密度は、3.12g/cm3であっ
た。同条件で作製のプラズマディスプレイの6ヶ月の連
続点灯後において、非点灯セル数の増加は18セルであ
った。また、同条件で作製のプラズマディスプレイを1
ヶ月点灯させずに放置した後の点灯においては、非点灯
セル数の増加は20セルであった。すなわち、表示動作
は良好ではなかった。
【0057】実施例1〜5、および比較例1の、減圧雰
囲気中の不純物レベルI、成膜室の真空チャンバーのビ
ルドアップレートQb、ガス導入ポートにおける導入ガ
ス中の不純物レベルQimp/Qgas、、MgO膜の密度、
6ヶ月連続点灯における非点灯セルの増加数、および1
ヶ月点灯させずに放置した後の非点灯セルの増加数を表
1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明によって長時間放電による経時変
化の少ないMgO膜が形成でき、信頼性が高く、そして
長寿命なプラズマディスプレイを作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための放電型ディス
プレイの断面概略図。
【符号の説明】
1 :背面板 2 :前面板 3,4:ガラス基板 5 :アドレス電極 6 :誘電体 7 :隔壁 8 :蛍光体 9 :透明電極 10 :バス電極 11 :透明誘電体 12 :MgO膜 13 :封着用ガラスフリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上の複数の電極上にMgO膜が形成さ
    れてなるプラズマディスプレイ用部材であって、MgO
    膜の密度が3.2g/cm3以上であることを特徴とす
    るプラズマディスプレイ用部材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプラズマディスプレイ用
    部材を用いたことを特徴とするプラズマディスプレイ。
  3. 【請求項3】基板上の複数の電極上にMgO膜を形成し
    てなるプラズマディスプレイの製造方法であって、基板
    を真空チャンバー内に配置し予備排気した後、導入ガス
    を導入した減圧雰囲気中で基板上の複数の電極上にMg
    O膜を形成する際、以下の式で算出される減圧雰囲気中
    の不純物レベルIが110ppm以下であることを特徴
    とするプラズマディスプレイの製造方法。 I=(Qb+Qimp)/Qgas Qb :真空チャンバーのビルドアップレート Qimp:真空チャンバーのガス導入ポートにおける導
    入ガス中の不純物成分量 Qgas:導入ガス流量 いずれも単位は、Pa・m3/sとする。
  4. 【請求項4】減圧雰囲気中の不純物の成分が、H2O、
    COまたはCO2から選ばれる少なくとも1種を含むこ
    とを特徴とする請求項3記載のプラズマディスプレイの
    製造方法。
  5. 【請求項5】真空チャンバーのビルドアップレートが、
    2×10-7Pa・m 3/s以下であることを特徴とする
    請求項3記載のプラズマディスプレイの製造方法。
  6. 【請求項6】真空チャンバーのガス導入ポートにおける
    導入ガス中の不純物レベルが1ppm以下であることを
    特徴とする請求項3記載のプラズマディスプレイの製造
    方法。
  7. 【請求項7】導入ガスが、少なくともO2またはN2を
    含むことを特徴とする請求項3記載のプラズマディスプ
    レイの製造方法。
  8. 【請求項8】導入ガス中の不純物の成分が、H2O、C
    OまたはCO2から選ばれる少なくとも1種を含むこと
    を特徴とする請求項3記載のプラズマディスプレイの製
    造方法。
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