JP2007096777A - 圧電振動子の製造方法 - Google Patents

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宏和 小林
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Abstract

【課題】 コストを削減し、小型低背化を可能とする。
【解決手段】 基板ウェハの圧電素子ウェハとの接合面に設けた金属膜と、圧電素子ウェハの基板ウェハとの接合面に設けた金属膜とを当接させて基盤ウェハと圧電素子ウェハとを重ねてグリーンレーザにより接合し、蓋ウェハの圧電素子ウェハとの接合面に設けた金属膜と、圧電素子ウェハの蓋ウェハとの接合面に設けた金属膜とを当接させて蓋ウェハと圧電素子ウェハとを重ねてグリーンレーザにより接合し、基板ウェハと圧電素子ウェハと蓋ウェハとが重なって接合された状態で各圧電振動子に個片化される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表面実装可能な圧電振動子の製造方法及び圧電振動子に関する。
従来、図8に示すように、表面実装可能な圧電振動子として、枠部203Aと振動部203Bとが一体で形成される水晶からなる圧電基板203を、共にガラスからなる蓋201と基板202とで挟んで構成された圧電振動子200が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような圧電振動子200は、圧電基板203の振動特性を低下させないようにするために、蓋201と基板202とに振動部203Bが収まる程度の凹部210が形成されている。また、圧電基板203の枠部203Aの裏面及び表面の両面には金属層203Cが形成されており、枠部203Aと蓋201、及び、枠部203Aと基板202とが陽極接合により、凹部210を振動部203Bに向けて接合されている。
この圧電振動子200の製造方法は、まず、蓋201及び基板202が、ウェハから個片にダイシングされる。次に、蓋201及び基板202がウェハから個片にダイシングされた後に、圧電基板203に枠部203Aと振動部203Bとを一体で形成する工程と、この外枠203Aの裏面と表面とに金属層203Cを形成する工程と、
蓋201に凹部210を形成する工程と、基板202に凹部210を形成する工程と、基板202にスルーホール204を形成する工程と、枠部203Aの一方の面と蓋201とを陽極接合により凹部210を振動部203Bに向けて接合する工程と、枠部203Aの他方の面と基板202とを陽極接合により凹部210を振動部203Bに向けて接合する工程と、を経て圧電振動子200が製造されている。
なお、一般的に、振動子や発振器の気密封止方法には、ガラスフリット、抵抗溶接、シーム溶接、樹脂封止、熱融着、EB封止などが知られている。
特許第3390348号公報(段落0005〜0013、図3)
しかしながら、基板202及び蓋201が個片の状態で圧電振動子の組み立てを行う場合、基板精度、治具精度、設備精度の諸要因により、各部品を個々に扱うために、製造装置が複雑となって製造装置にかかる管理が煩雑になり、又は、新たな設備を導入する必要が出てしまい、コストが増大する原因となる。
また、基板202及び蓋201が個片の状態で圧電振動子の組み立てを行う場合、設備が各部品を把持又は/及び固定する必要があるため、圧電振動子の小型低背化が困難な状態になっている。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、コストを削減し、小型低背化が可能となり、安定した接合状態を得る圧電振動子の製造方法及び圧電振動子を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、金属膜が形成された枠部と電極が形成された振動部とから構成される圧電素子をマトリクス状に設けた圧電素子ウェハと、前記圧電素子ウェハとの接合面に金属膜が形成され、前記振動部を振動可能にするための凹部をマトリクス状に設けた基板ウェハと、前記圧電素子ウェハとの接合面に金属膜が形成され、前記振動部を振動可能にするための凹部をマトリクス状に設けた蓋ウェハとから圧電振動子を製造する圧電振動子の製造方法であって、前記圧電素子ウェハの前記金属膜と前記基板ウェハの前記金属膜とが当接するように当該圧電素子ウェハと当該基板ウェハとを重ね、レーザにより接合する圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程と、前記圧電素子ウェハの前記金属膜と前記蓋ウェハの前記金属膜とが当接するように当該圧電素子ウェハと当該蓋ウェハとを重ね、レーザにより接合して気密封止する圧電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程と、接合された前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを個片化する個片化工程とを含む、ことを特徴とする圧電振動子の製造方法である。
また、本発明は、前記圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程の前に前記圧電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程を行って気密封止しても良い。
また、本発明は、圧電素子と、この圧電素子を封止するための凹部がマトリクス状に設けられ、この凹部の縁部に設けられた金属膜を有する蓋ウェハと、前記圧電素子を実装する実装パターン、この実装パターンを外部に引き回す引き回しパターン、この引き回しパターンにつながる外部実装パターンを有し、前記蓋ウェハとの接合面に設けられた金属膜を有する基板ウェハとから圧電振動子を製造する圧電振動子の製造方法であって、前記各実装パターンに前記圧電素子を実装する圧電素子実装工程と、前記振動素子が凹部内に収まるように前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを重ね、レーザにより接合して気密封止するウェハ接合工程と、接合された前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを個片化する個片化工程とを含む、ことを特徴とする圧電振動子の製造方法である。
また、本発明は、前記基板ウェハの前記金属膜と前記蓋ウェハの前記金属膜が、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかで成膜され、その上に金が成膜されていても良い。
また、本発明は、前記レーザがグリーンレーザであっても良い。
このような圧電振動子の製造方法によれば、コストを削減し、小型低背化を可能とし、基板ウェハと蓋ウェハとの接合状態を安定させることができる。
また、このような圧電振動子によれば、コストを削減し、小型低背化を可能とし、基板と蓋との接合状態を安定させることができる。
(第一の実施形態)
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、圧電振動子がウェハ状に配列された状態の一例を示す分解斜視図である。図2(a)は、基板ウェハと圧電素子ウェハとをレーザで接合する状態の一例を示す断面図であり、図2(b)は、圧電素子ウェハと蓋ウェハとをレーザで接合する状態の一例を示す断面図であり、図2(c)は、圧電素子に設けた電極を外部に引き回した状態の一例を示す断面図であり、図2(d)は、基板ウェハと圧電素子ウェハと蓋ウェハとが接合された状態で個片化された圧電振動子の一例を示す断面図である。図3は、本発明の第一の実施形態に係る圧電振動子の製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。
本発明の第一の実施形態に係る圧電振動子100は、図2(d)に示すように、凹部15を有する基板10と、凹部21を有する蓋20と、枠部45と振動部46とを有する圧電素子40と、凹部15,21内に収まるように基板10に設けられる圧電素子40と電気的に接続する実装パターン31(図1参照)と、この実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン(図示せず)と、この引き回しパターンにつながる外部実装パターン(図示せず)と、基板10に設けられる金属膜16と、圧電素子40の両主面側を向く枠部45の裏表面に設けられる金属膜47,47と、蓋20に設けられる金属膜25とから構成されている。
なお、本発明の第一の実施形態に係る圧電振動子の製造方法の説明について、各構成要素の説明の中に含めるものとし、重複する説明を省略する。
複数の基板10は、透明部材、例えば水晶又はガラスからなり、個片化される前において凹部15がマトリックス状に配列されており、全体でウェハ(以下、「基板ウェハ」という。)の状態となっている(図1参照)。
また、複数の蓋20は、透明部材、例えば水晶又はガラスからなり、個片化される前において凹部21がマトリックス状に配列されており、全体でウェハ(以下、「蓋ウェハ」という。)の状態となっている(図1参照)。
なお、基板ウェハKWのそれぞれの基板10,10・・・の配列位置は、蓋ウェハFWのそれぞれの蓋20,20・・・の配列位置と対応している(図1参照)。
また、複数の圧電素子40は、例えば水晶からなり、マトリックス状に配列されて全体でウェハ(以下、圧電素子ウェハ」という。)の状態となっている(図1参照)。
また、この圧電素子40は、矩形となる振動部46の3辺の周りが枠部45と所定の間隔をあけて設けられている。
この圧電素子ウェハAWのそれぞれの圧電素子40は、基板ウェハKWのそれぞれの基板10の配列位置と対応し、蓋ウェハFWのそれぞれの蓋20の配列位置に対応している。
また、図1及び図2(a)に示すように、基板ウェハKWには、圧電素子ウェハAWの振動部46が振動可能となるように凹部15が形成されている。また、基板ウェハKWの圧電素子ウェハAWとの接合面に後述する圧電素子40に設けられている電極41に接続する実装パターン31と、スルーホール11(図2(c)参照)を介してこの実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン32(図2(c)参照)とが形成され、当該基板ウェハKWの裏面に引き回しパターン32と接続する外部実装パターン33(図2(c)参照)が形成される。
なお、実装パターン31、引き回しパターン32、外部実装パターン33は、通電性の材料により設けられる。
これら実装パターン31,引き回しパターン32,外部実装パターン33は、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかが成膜されたその上に金(Au)が成膜された状態で用いられ、圧電素子40を接続する実装パターン31とこの実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン32とが接続され、引き回しパターン32と外部実装パターン33とが接続された状態となっている。
また、引き回しパターン32は、実装パターン31と外部実装パターン33とを繋ぐために、基板ウェハKWの基板10上の接合面内に設けられるスルーホール11を介して設けられる。
また、金属膜16は、前記実装パターン31と引き回しパターン32とに接続しないように、基板ウェハKWの圧電素子ウェハAWとの接合面に設けられる。
この金属膜16は、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかが成膜され、その上に金が成膜されてなる。
図2(c)に示すように、実装パターン31には、電極41が形成された圧電素子40が電気的に接続されている。
この圧電素子40の振動部46に形成された電極41は、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかが成膜されたその上に金(Au)が圧電素子40の表面上に膜状に成膜されてなる。
また、枠部45に形成される金属膜47は、基板ウェハKWに形成される金属膜16と同様に、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかが成膜され、その上に金が成膜されてなる。
また、図1及び図2(b)に示すように、蓋ウェハFWには、蓋20となるそれぞれの部分に、凹部21がマトリックス状に形成されている。
この凹部21は、圧電素子40の振動部46が振動可能となるように蓋ウェハFWの蓋20となる部分に形成される。
また、蓋ウェハFWの圧電素子ウェハAWとの接合面に金属膜25が形成される。この金属膜25は、基板ウェハKWに形成された金属膜16と同様に、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかが成膜され、その上に金が成膜されてなる。
なお、蓋ウェハFWへの加工や搬送を行う場合、例えば、吸引式の固定アームが備えられた加工機(図示せず)を用いることで、蓋ウェハFWを容易に固定することができる。
この状態において、図2(a)に示すように、圧電素子40の振動部46が基板ウェハKWに形成した凹部15に収まるように、圧電素子ウェハAWの金属膜47と基板ウェハKWの金属膜16とを当接させて圧電素子ウェハAWと基板ウェハKWとを重ね合わせる(図3参照、S1)。この状態で重ね合わされた圧電素子ウェハAWと基板ウェハKWとにおいて、金属膜16に向けてレーザを照射して当該圧電素子ウェハAWと基板ウェハKWとを接合する(図3参照、S2)(圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程)。
接合の際のレーザは、YAGレーザを用いることができる。例えば、1064nmの波長等の各種波長のレーザで接合することができる。
その中で特に、レーザにはグリーンレーザを用いるのが好ましい。グリーンレーザの波長は、532nm(例えば、YAG YV04)となっている。
つまり、グリーンレーザを用いることで、例えば1064nmの波長のレーザのような接合のための金属膜での反射が少なく、上面が金からなる金属膜16又は金属膜47にレーザ光が吸収されるので、確実な接合(溶接)を行うことができる。また、グリーンレーザは、ガラスからなる基板ウェハKWを透過するので、圧電素子ウェハAWと基板ウェハKWとの接合が容易に行える。
また、図2(b)に示すように、圧電素子ウェハAWと基板ウェハKWとが接合された状態において、圧電素子40の振動部46が蓋ウェハFWに形成した凹部21に収まるように、圧電素子ウェハAWの金属膜47と蓋ウェハFWの金属膜25とを当接させて圧電素子ウェハAWと蓋ウェハFWとを重ね合わせる(図3参照、S3)。この状態で重ね合わされた圧電素子ウェハAWと蓋ウェハFWとにおいて、金属膜25に向けてグリーンレーザを照射して当該圧電素子ウェハAWと蓋ウェハFWとを接合する(図3参照、S4)(圧電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程)。
なお、圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程の前に電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程を行うこともできる。このように構成しても、接合を確実に行うことができる。
このように基板ウェハKWと圧電素子ウェハAWと蓋ウェハFWとが接合されるので、圧電振動子100がマトリックス状に配列された状態となる。これら複数の圧電振動子100,100・・・、つまり、ウェハの状態で接合されている各基板10と蓋20とを、ダイシングやレーザなどを用いて個片化する(図3参照、S5)(個片化工程)。このように構成すると、図2(d)に示すように、一度に複数の圧電振動子100,100・・・が得られる。
このように、基板10がマトリックス状に配列された基板ウェハKWと、圧電素子40がマトリックス状に配列された圧電素子ウェハAWと、蓋20がマトリックス状に配列された蓋ウェハFWとを用いたことにより、これら基板ウェハKWと蓋ウェハFWの固定又は/及び把持が容易に行えるので、実装パターン31と引き回しパターン32と外部実装パターン33の形成及び圧電素子ウェハAWの接合が容易に行うことができ、また、圧電素子40の振動部46が蓋ウェハFWの凹部21内に納まるように基板ウェハKWと蓋ウェハFWとに圧電素子ウェハAWに接合されるので、圧電振動子を小型低背化することができる。
また、基板と蓋とが個片の状態で組み立てられる従来の場合と比較して、組み立て搬送のための治具が不要となるため、コストを削減することができる。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態に係る圧電振動子101は、圧電素子40がブランクタイプとなっており、実装パターン31、引き回しパターン32、外部実装パターン33が形成された基板10の実装パターン31に、前記圧電素子40が実装され、基板10と蓋20とがグリーンレーザにより接合される点で第一の実施形態と異なる。
図4は、圧電振動子がウェハ状に配列された状態の他の例を示す分解斜視図である。図5(a)は、基板ウェハに圧電素子を実装した状態の一例を示す断面図であり、図5(b)は、基板ウェハと蓋ウェハとをグリーンレーザで接合する状態の一例を示す断面図である。図6は、基板ウェハと蓋ウェハとが接合された状態で個片化された圧電振動子の一例を示す断面図である。図7は、本発明の第二の実施形態に係る圧電振動子の製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、本発明の圧電振動子101は、基板10と、凹部21を有する蓋20と、圧電素子40と、凹部21内に収まるように基板10に設けられる圧電素子40を実装する実装パターン31と、この実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン32と、この引き回しパターン32につながる外部実装パターン33と、接合のための金属膜16,25とから構成されている。
図4に示すように、基板ウェハKWには、蓋ウェハFWと接合するための接合面を残して、つまり、設けられた凹部21内に収まるように基板ウェハKWの基板10となる部分に実装パターン31を形成し、実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン32と外部実装パターン33とを基板10となる部分に形成されている。また、前記接合面には金属膜が成膜されている。
ここで、図4に示すように、圧電素子40を実装する実装パターン31とこの実装パターン31を外部に引き回す引き回しパターン32とが接続され、引き回しパターン32と外部実装パターン33とが接続された状態となっている。金属膜16は、引き回しパターン32に接続しないように、基板ウェハKWの蓋ウェハFWとの接合面に形成(成膜)される。
図4及び図5(a)に示すように、実装パターン31には、電極41が形成された圧電素子40がGGI接合により実装される(図7参照、S101)(圧電素子実装工程)。
この圧電素子40に形成された電極41は、Auであって、圧電素子40の表面上に膜状に形成されるとともに、前記実装パターン31上に実装される部分にバンプBが形成されている。
この状態において、図5(b)に示すように、圧電素子40が蓋ウェハFWに形成した凹部21に収まるように、基板ウェハKWの金属膜16と蓋ウェハFWの金属膜25とを当接させて基板ウェハKWと蓋ウェハFWとを重ね合わせる(図7参照、S102)。この状態で重ね合わされた基板ウェハKWと蓋ウェハFWとにおいて、金属膜16又は金属膜25に向けてグリーンレーザを照射して当該基板ウェハKWと蓋ウェハFWとを接合して気密封止する(図7参照、S103)(ウェハ接合工程)。
このようにマトリックス状に配列された複数の圧電振動子101,101・・・、つまり、ウェハの状態で接合されている各基板10と蓋20とを、ダイシングやレーザなどを用いて個片化する(図7参照、S104)(個片化工程)。このように構成すると、一度に複数の圧電振動子101,101・・・が得られる。
このように、基板10がマトリックス状に配列された基板ウェハKWと、蓋20がマトリックス状に配列された蓋ウェハFWとを用いたことにより、これら基板ウェハKWと蓋ウェハFWの固定又は/及び把持が容易に行えるので、実装パターン31と引き回しパターン32と外部実装パターン33の形成及び圧電素子40の実装を基板ウェハKWに容易に行うことができ、また、圧電素子40が蓋ウェハFWの凹部21内に納まるように基板ウェハKWに実装され、さらに、基板ウェハKWと蓋ウェハFWとがグリーンレーザにより接合されているので、圧電振動子を小型低背化することができる。
また、基板と蓋とが個片の状態で組み立てられる従来の場合と比較して、組み立て搬送のための治具が不要となるため、コストを削減することができる。
また、基板と圧電素子とがGGI接合されているので接合が容易であり、基板ウェハと蓋ウェハの接合面に金属膜を形成することで、グリーンレーザによる接合を容易に行うことができ、コストを削減することができる。
圧電振動子がウェハ状に配列された状態の一例を示す分解斜視図である。 (a)は基板ウェハと圧電素子ウェハとをレーザで接合する状態の一例を示す断面図であり、(b)は圧電素子ウェハと蓋ウェハとをレーザで接合する状態の一例を示す断面図であり、(c)は圧電素子に設けた電極を外部に引き回した状態の一例を示す断面図であり、(d)は、基板ウェハと圧電素子ウェハと蓋ウェハとが接合された状態で個片化された圧電振動子の一例を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧電振動子の製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。 圧電振動子がウェハ状に配列された状態の他の例を示す分解斜視図である。 (a)は基板ウェハに圧電素子を実装した状態の一例を示す断面図であり、(b)は基板ウェハと蓋ウェハとをレーザで接合する状態の一例を示す断面図である。 基板ウェハと蓋ウェハとが接合された状態で個片化された圧電振動子の一例を示す断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る圧電振動子の製造方法の工程の一例を示すフローチャートである。 従来の圧電振動子の一例を示す断面図である。
符号の説明
100、101 圧電振動子
10 基板
15、21 凹部
16、25、47 金属膜
20 蓋
31 実装パターン
32 引き回しパターン
33 外部実装パターン
40 圧電素子
41 電極
45 枠部
46 振動部
AW 圧電素子ウェハ
KW 基板ウェハ
FW 蓋ウェハ
B バンプ

Claims (5)

  1. 金属膜が形成された枠部と電極が形成された振動部とから構成される圧電素子をマトリクス状に設けた圧電素子ウェハと、前記圧電素子ウェハとの接合面に金属膜が形成され、前記振動部を振動可能にするための凹部をマトリクス状に設けた基板ウェハと、前記圧電素子ウェハとの接合面に金属膜が形成され、前記振動部を振動可能にするための凹部をマトリクス状に設けた蓋ウェハとから圧電振動子を製造する圧電振動子の製造方法であって、
    前記圧電素子ウェハの前記金属膜と前記基板ウェハの前記金属膜とが当接するように当該圧電素子ウェハと当該基板ウェハとを重ね、レーザにより接合する圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程と、
    前記圧電素子ウェハの前記金属膜と前記蓋ウェハの前記金属膜とが当接するように当該圧電素子ウェハと当該蓋ウェハとを重ね、レーザにより接合して気密封止する圧電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程と、
    接合された前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを個片化する個片化工程とを含む、
    ことを特徴とする圧電振動子の製造方法。
  2. 前記圧電素子ウェハ基板ウェハ接合工程の前に前記圧電素子ウェハ蓋ウェハ接合工程を行って気密封止することを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子の製造方法。
  3. 圧電素子と、この圧電素子を封止するための凹部がマトリクス状に設けられ、この凹部の縁部に設けられた金属膜を有する蓋ウェハと、前記圧電素子を実装する実装パターン、この実装パターンを外部に引き回す引き回しパターン、この引き回しパターンにつながる外部実装パターンを有し、前記蓋ウェハとの接合面に設けられた金属膜を有する基板ウェハとから圧電振動子を製造する圧電振動子の製造方法であって、
    前記各実装パターンに前記圧電素子を実装する圧電素子実装工程と、
    前記振動素子が凹部内に収まるように前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを重ね、レーザにより接合して気密封止するウェハ接合工程と、
    接合された前記基板ウェハと前記蓋ウェハとを個片化する個片化工程とを含む、
    ことを特徴とする圧電振動子の製造方法。
  4. 前記基板ウェハの前記金属膜と前記蓋ウェハの前記金属膜が、下地にチタン,クロム、ニッケル、ニクロム、銅のいずれかで成膜され、その上に金が成膜されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の圧電振動子の製造方法。
  5. 前記レーザがグリーンレーザであることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の圧電振動子の製造方法。
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