JP6944665B2 - 振動子及び振動子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、振動子及び振動子の製造方法に関する。
近年、振動子の小型化が進んでいる。一方、振動子の小型化の進行に対して、振動子の封止、すなわち振動素子と収容部との接合が従来に比べて困難になっている。また、振動子の小型化による製造への要求が高まり、振動子の生産性が低下することがある。そのため、このような小型化の振動子に対して、接合の安定性及び生産性の向上が求められている。
例えば、特許文献1には、水晶振動板の両主面に物理的気相成長させた振動側第1接合パターンと振動側第2接合パターンとが形成され、第1封止部材に物理的気相成長させた封止側第1接合パターンが形成され、第2封止部材に物理的気相成長させた封止側第2接合パターンが形成され、封止側第1接合パターンのAu層と、振動側第1接合パターンのAu層とが拡散接合され、封止側第2接合パターンのAu層と、振動側第2接合パターンのAu層とが拡散接合され、第2封止部材では、回路基板に直接合する外部電極端子が形成されたファンクション部に拡散接合するための、物理的気相成長させた接続端子が形成された圧電振動デバイスが開示されている。つまり、特許文献1には、サンドイッチ構造である圧電振動デバイスに係るAu層とAu層との拡散接合が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、圧電振動片を収容するためのパッケージを気密に封止するため封止部に封止用の金属膜を備えるガラスリッドの製造方法であって、一枚の平板なガラス薄板の少なくとも一方の面の全面に封止用の金属膜を成膜する成膜工程と、封止用の金属膜上にマスクを配置してエッチングを施すエッチング工程と、エッチング工程後にガラス薄板を複数枚重合状態で貼り合わせる重合工程と、重合状態でガラス薄板を個片に切断する切断工程とを含んでいることを特徴とするガラスリッドの製造方法が開示されている。
特開2015−139053号公報 特開2006−157504号公報
しかしながら、特許文献1に開示の圧電振動デバイスに係るAu層とAu層との拡散接合では、対向する接合面及びそれらの面に設けられる接合パターンの表面の平面度への要求が高い。水晶振動板のうねりやたわみ、又は各接合パターンを構成する金属層の厚みのばらつきなどによる接合パターンのAu層の表面の平面度が低下した場合に、Au層とAu層とは、密着することができず、安定な接合を得ることができない場合がある。また、特許文献2に開示のガラスリッドの製造方法では、ろう材が形成される基板の側壁の上面の面積は小さい。このため、このような上面にろう材を形成する形成工程が複雑になり、生産性が低下することがある。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、生産性の向上の実現とともに、安定な接合による良好な封止性を得ることができる振動子及び振動子の製造方法を提供することである。
本発明の一側面に係る振動子の製造方法は、動片を有する振動素子と、振動素子を厚み方向の両側から挟んで封止するベース部及び蓋部とを備える振動子の製造方法であって、振動片の厚み方向の両側にある第1主面及び第2主面のそれぞれに、励振電極、接続電極及び第1封止層を形成する工程と、ベース部及び蓋部のそれぞれの主面に第2封止層を形成する工程と、ベース部の第2封止層と振動素子の第1主面の第1封止層とを接合し、蓋部の第2封止層と振動素子の第2主面の第1封止層とを接合することによって、振動素子を封止する工程と、を含み、第1封止層は、Ti層又はCr層である第1下地層と、第1下地層の上に設けられるAu層である第1表層とを有し、第1下地層の厚みが第1表層の厚みよりも薄く、第2封止層は、Ni層である第2下地層と、第2下地層の上に設けられるAuSn層である第2表層とを有し、第2下地層の厚みが第2表層の厚みよりも厚く、封止する工程は、第1表層と第2表層とを合金化することによって、ベース部及び蓋部を振動素子に接合することを含む。
本発明によれば、生産性の向上の実現とともに、安定な接合による良好な封止性を得ることができる振動子及び振動子の製造方法を提供することが可能となる。
本実施形態に係る水晶振動子の分解斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 本実施形態に係る水晶振動素子の表面側の構成を説明するための図である。 本実施形態に係る水晶振動素子の裏面側の構成を説明するための図である。 本実施形態に係るベース部の表面側の構成を説明するための図である。 本実施形態に係るベース部の裏面側の構成を説明するための図である。 本実施形態に係る水晶振動子の製造方法を説明するためのフローチャート図である。 図5のステップS10に係る水晶振動素子の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS11に係る水晶振動素子の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS12に係る水晶振動素子の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS13に係る水晶振動素子の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS20及びS30に係る蓋部及びベース部の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS21及びS31に係る蓋部及びベース部の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS22及びS32に係る蓋部及びベース部の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS40に係る水晶振動子の製造方法を詳細に説明するための図である。 図5のステップS40に係る水晶振動子の製造方法を詳細に説明するための図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
[実施形態]
<水晶振動子1>
まず、図1乃至図4Bを参照しつつ、本実施形態に係る水晶振動子(Quartz Crystal Resonator Unit)1を説明する。ここで、図1は、水晶振動子1の分解斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図である。また、図3A及び図3Bは、水晶振動素子10を説明するための図であり、図3Aは、水晶振動素子10の表面側の構成を説明するための図であり、図3Bは水晶振動素子10の裏面側の構成を説明するための図である。図4A及び図4Bは、本実施形態に係るベース部30を説明するための図であり、図4Aは、ベース部30の表面側の構成を説明するための図であり、図4Bは、ベース部30の裏面側の構成を説明するための図である。なお、図2において、一部の電極の図示は省略されている。
本実施形態に係る水晶振動子1は、水晶振動素子(Quartz Crystal Resonator)10と、蓋部20と、ベース部30とを備える。また、水晶振動子1は、接合材とする封止層40を備える。ここで、水晶振動子1は、振動子の一例であり、水晶振動素子10は、振動素子の一例である。
この水晶振動子1は、水晶振動子1の厚み方向にて、水晶振動素子10及び蓋部20が封止層40によって接合され、水晶振動素子10及びベース部30が封止層40によって接合されることで構成されるサンドイッチ構造、すなわちWLP(Wafer Level Package)封止構造を有する振動子である。言い換えれば、水晶振動素子10は、この水晶振動素子10の厚み方向の両側にある主面のそれぞれに接合されている蓋部20及びベース部30によって挟まれて封止されている。また、本実施形態では、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30は、水晶振動子1をこの水晶振動子1の厚み方向に沿って平面視したときにおいて、同じ寸法を有する矩形状をなしており、互いに長辺及び短辺の向きが一致している。
<水晶振動素子10>
水晶振動素子10は、平板状をなしている。また、水晶振動素子10は、水晶片11と、この水晶片11の厚み方向の両側にある主面のそれぞれに設けられている金属層100a及び金属層100bとを有する。
ここで、本実施形態に係る水晶片11は、ATカットの水晶片であり、水晶の結晶軸であるX軸、Y軸、Z軸のうち、Y軸及びZ軸をX軸の周りにY軸からZ軸の方向に106度15分±1分30秒回転させた軸をそれぞれY´軸及びZ´軸とした場合、X軸及びZ´軸によって特定される面と平行な面(以下、「XZ´面」とする。他の軸によって特定される面についても同様である。)を主面として人工水晶(Synthetic Quartz Crystal)から切り出されたものである。ATカットの水晶片11を採用する水晶振動素子10は、厚みすべり振動モードを主要振動とする。また、本実施形態に係る水晶片11では、厚み方向がY´軸方向と平行する。このY´軸方向に沿って水晶片11を平面視すると、水晶片11のXZ´面の形状は矩形状をなしており、長辺がX軸方向と平行し、短辺がZ´軸方向に平行する。
なお、以下の説明では、ATカットのXY´Z´軸方向を基準として水晶振動子1の各構成を説明する。また、特別な説明がない場合において、「平面視する」は、水晶振動子1の各構成の厚み方向(Y´軸方向)に沿ってこれらの構成を平面視することを意味する。二つ以上の軸方向に沿ってこれらの構成を平面視する場合は、方向を区別するために、「XZ´面において」、「XY´面において」、「Y´Z´面において」と記載する。また、「XY´面」は厚み方向の断面を意味する。また、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30と、これらの各構成とを平面視する場合に目視できた形状を、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30と、これらの各構成との「平面視形状」とする。さらに、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30が組み立てられて水晶振動子1を構成いた状態を「組立状態」とすることがある。
水晶振動素子10の説明に戻る。水晶片11は、振動片の一例であり、厚みが均一の平板状構造をなしている。また、水晶片11は、中央部11aと、この中央部11aの周囲にて中央部11aを囲むように設けられている周辺部11bと、中央部11a及び周辺部11bを連結する連結部11cとを有する。平面視する場合において、中央部11a、周辺部11b及び連結部11cの外縁とも矩形状をなしている。また、中央部11aは、この中央部11aの周囲にある凹字状の切り欠きによって、枠状である周辺部11bと離間されている。
また、水晶片11は、厚み方向の両側に、すなわち互いに対向するXZ´面である、第1主面12aと、第2主面12bとを有する。第1主面12aは、水晶片11の表面であり、Y´軸正方向側にある中央部11aの中央部主面111a、周辺部11bの周辺部主面112a及び連結部11cの連結部主面113aによって構成されている。第2主面12bは、水晶片11の裏面であり、Y´軸負方向側にある中央部11aの中央部主面111b、周辺部11bの周辺部主面112b及び連結部11cの連結部主面113bによって構成されている。なお、以下では、第1主面12a,第2主面12bを区別しない場合に、「主面12」とする。また、その他の中央部主面111a,111b等も同様に、区別をしない場合に、「中央部主面111」、「周辺部主面112」及び「連結部主面113」とする。
金属層100aは、合金層であり、水晶片11の第1主面12aに設けられている。この金属層100aは、励振電極101a、第1封止枠102a、引出電極103a及び接続電極104aを有する。これらの励振電極101a、第1封止枠102a、引出電極103a及び接続電極104aが一体に形成されている。具体的には、励振電極101aは、中央部主面111aに設けられ、第1封止枠102aは、周辺部主面112aに設けられ、引出電極103aは、連結部主面113aに設けられている。また、接続電極104aは、周辺部主面112aに、第1封止枠102aよりも周辺部主面112aの外縁側の角部に設けられている。
金属層100bは、金属層100aと同様な材質を有する合金層であり、水晶片11の第2主面12bに設けられている。この金属層100bは、励振電極101b、第1封止枠102b、引出電極103b及び接続電極104bを有する。一方、金属層100aと異なり、金属層100bでは、励振電極101b、第1封止枠102b及び引出電極103bが一体に形成されているが、接続電極104bが励振電極101b、第1封止枠102b及び引出電極103bと分離されている。具体的には、励振電極101bは、中央部主面111bに設けられ、第1封止枠102bは、周辺部主面112bに設けられ、引出電極103bは、連結部主面113bに設けられている。また、接続電極104bは、周辺部主面112bに、第1封止枠102bよりも周辺部主面112bの外縁側の角部に設けられている。
励振電極101a及び励振電極101bは、同じ構成を有し、平面視形状とも矩形状である。また、励振電極101a及び励振電極101bは、中央部11aを挟んで互いに対向するように中央部主面111a及び中央部主面111bに設けられており、平面視する場合において、両者が重なり合うように配置されている。こうして、励振電極101a及び励振電極101bは、中央部11aに電圧が印加されることでこの中央部11aを厚みすべり振動を主振動モードとする振動部分を得るための一対の励振電極を構成する。
第1封止枠102a及び第1封止枠102bは、封止層40を構成する第1封止層の一例であり、同じ構成を有し、平面視形状とも枠状である。なお、この枠状の内周面及び外周面の平面視形状とも矩形状である。また、第1封止枠102a及び第1封止枠102bは、周辺部11bを挟んで互いに対向するように周辺部主面112a及び周辺部主面112bに設けられており、平面視する場合において、両者が重なり合うように配置されている。こうして、第1封止枠102a及び第1封止枠102bは、水晶振動素子10が封止されるときに、接合材として使用される封止層40の一部を構成する。また、これとともに、第1封止枠102bは、後述するベース部30の第2封止枠202aと電気的に接続する接続電極とする機能を発揮する。
引出電極103a及び引出電極103bは、接続電極の一例であり、同じ構成を有する。また、引出電極103a及び引出電極103bは、中央部11aを挟んで互いに対向するように連結部主面113a及び連結部主面113bに設けられているが、平面視する場合において、引出電極103a及び引出電極103bは、重なり合わないように配置されている。これよれば、連結部11cが引出電極103a及び引出電極103bによる振動、すなわち引出電極103a及び引出電極103bが重なり合うように配置する場合に発生する振動を軽減することができる。
接続電極104a及び接続電極104bは、接続電極の一例であり、異なる形状を有する。また、接続電極104a及び接続電極104bは、水晶片11の厚み方向にて、接続電極104a、水晶片11及び接続電極104bを貫通するように設けられている接続孔105によって連結されている。この接続孔105は、例えば内壁がメタライズされることで、接続電極104a及び接続電極104bの導通を図っている。
このように、本実施形態では、金属層100aと金属層100bとは、接続電極104a及び接続電極104bを除き、同じ構成を有する。このため、以下の説明では、接続電極104aが除かれた金属層100aと、接続電極104bが除かれた金属層100bとを区別しない場合に、「第1金属層100」とする。また、同様に、励振電極101a及び励振電極101b等を区別しない場合に、「励振電極101」、「第1封止枠102」、「引出電極103」及び「接続電極104」と総称する。さらに、この第1金属層100の材質について、後に詳細に説明する。
<蓋部20>
蓋部20は、平板状をなしている。また、蓋部20は、蓋部水晶片21と、この蓋部水晶片21に設けられている第2封止枠202bとを有する。
蓋部水晶片21は、ATカットの水晶片であり、厚みが均一の平板状構造をなしている。また、蓋部水晶片21は、厚み方向の両側に、すなわち互いに対向するXZ´面である、主面22aと、主面22bとを有する。組立状態において、蓋部水晶片21の外周面のXZ´面の平面視形状は、水晶振動素子10の水晶片11と同じである。すなわち、XZ´面において、蓋部水晶片21と水晶片11とは重なり合うように形成されている。
第2封止枠202bは、第2封止層の一例であり、主面22bに設けられている。この第2封止枠202bは、組立状態に水晶振動素子10の第1封止枠102aと接合し、この第1封止枠102aとともに、蓋部20及び水晶振動素子10の間にある封止層40を構成する。また、組立状態において、第2封止枠202bの平面視形状は、水晶振動素子10の第1封止枠102と同じである。すなわち、XZ´面において、第2封止枠202bと水晶振動素子10の第1封止枠102とは重なり合うように形成されている。一方、XY´面において、第2封止枠202bの厚みは、第1封止枠102との厚みとは異なってもよい。この相違点について、後のこの第2封止枠202bの詳細な説明にて、詳しく説明する。
<ベース部30>
ベース部30は、平板状をなしている。また、ベース部30は、ベース部水晶片31と、このベース部水晶片31の厚み方向の両側にある主面に設けられている金属層200aと、金属層200bとを有する。
ベース部水晶片31は、ATカットの水晶片であり、厚みが均一の平板状構造をなしている。また、ベース部水晶片31は、厚み方向の両側に、すなわち互いに対向するXZ´面である、主面32aと、主面32bとを有する。組立状態において、ベース部水晶片31の外周面のXZ´面の平面視形状は、水晶振動素子10の水晶片11と同じである。すなわち、XZ´面において、ベース部水晶片31と水晶片11とは重なり合うように形成されている。
金属層200aは、合金層であり、主面32aに設けられている。この金属層200aは、第2封止枠202aと、接続電極204とを有する。また、第2封止枠202a及び接続電極204は、互いに分離するように設けられている。第2封止枠202aは、ベース部30の主面32aに周辺に位置し、接続電極204は、第2封止枠202aよりも主面32aの外縁側の角部に設けられている。
第2封止枠202aは、第2封止層の一例であり、組立状態に水晶振動素子10の第1封止枠102bと接合し、この第1封止枠102bとともに封止層40を構成する。また、第2封止枠202aのX軸負方向かつZ´軸負方向の角部には、ベース部水晶片31の厚み方向にて、この第2封止枠202a及びベース部水晶片31を貫通する接続孔207が形成している。ここで、接続孔207を除き、第2封止枠202aと蓋部20の第2封止枠202bとは、全く同じ構成を有するため、第2封止枠202aの配置位置等の説明を省略する。また、接続孔207は、例えば内壁がメタライズされることによって、第2封止枠202aと、後述する主面32bに設けられている外部電極106bとを連結し、両者の導通を図っている。こうして、第2封止枠202aは、外部電極106bと接続する接続電極とする機能を発揮する。
以下の説明では、ベース部30の第2封止枠202a及び蓋部20の第2封止枠202bを区別いない場合に、「第2封止枠202」とする。この第2封止枠202の材質について、第1封止枠102の材質の説明に合わせて、後に詳細に説明する。
接続電極204は、組立状態において、水晶振動素子10の接続電極104bと接続できるようにこの接続電極104bと対向する位置に設けられている。また、接続電極204には、ベース部水晶片31の厚み方向にて、この接続電極204、ベース部水晶片31を貫通する接続孔205が形成している。この接続孔205は、例えば内壁がメタライズされることによって、接続電極204と後述する外部電極106aとを連結し、両者の導通を図っている。また、本実施形態では、接続孔205と、水晶振動素子10の接続孔105とは、XZ´面において、重なり合うように形成されている。
金属層200bは、例えば、Ni層及びAu層が積層されることによって構成された合金層である。この金属層200bは、主面32bに設けられており、図示しない実装基板と電気的に接続するための端子である外部電極106a,106b,106c,106dを有する。これらの外部電極106a,106b,106c,106dは、主面32bの四つの角部に設けられている。また、外部電極106a,106bは、水晶振動素子10の入出力信号が供給される入出力電極であり、外部電極106c,106dは、水晶振動素子10及び示しない実装基板上の他の電子素子に入出力信号が供給されない電極である。
外部電極106aは、接続孔205、接続電極204、接続電極104b及び接続孔105を介して、接続電極104aと電気的に接続されている。また、励振電極101aは、引出電極103a及び第1封止枠102aを介して接続電極104aと一体に形成されて電気的に接続されている。このため、外部電極106aは、励振電極101aと電気的に接続され、励振電極101aに入出力信号を供給する。
外部電極106bは、接続孔207及び第2封止枠202aを介して、第1封止枠102bと電気的に接続されている。また、励振電極101bは、引出電極103bを介して第1封止枠102bと一体に形成されて電気的に接続されている。このため、外部電極106bは、励振電極101bと電気的に接続され、励振電極101bに入出力信号を供給する。
本実施形態では、蓋部20の第2封止枠202bと水晶振動素子10の第1封止枠102aとが加熱で接合されることによって、蓋部20が水晶振動素子10と接合される。また、ベース部30の第2封止枠202aと水晶振動素子10の第1封止枠102bとが加熱で接合されることによって、ベース部30が水晶振動素子10と接合される。こうして、水晶振動素子10が蓋部20及びベース部30に封止されることによって、水晶振動子1が構成される。
また、水晶振動子1では、ベース部30の外部電極106a,106bを介して、水晶振動素子10の一対の励振電極101a,101bの間に交番電界を印加することにより、厚みすべり振動モードなどの所定の振動モードによって水晶片11の中央部11aが振動し、該振動に伴う共振特性が得られる。
<第1金属層100、第2封止枠202及び封止層40の詳細>
次に、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態に係る第1金属層100、第2封止枠202及び封止層40の詳細について説明する。以下では、接合により合金化される前の第1金属層100及び第2封止枠202のそれぞれの材質等を説明した上で、接合により合金化される後の封止層40について説明する。
第1金属層100は、例えば、二種類の金属層が積層されることによって構成された合金層である。この合金層及びこの合金層を構成する各金属層の厚みは均一である。本実施形態に係る第1金属層100は、水晶片11の各主面12から離れる方向にて、水晶片11の各主面12の上に設けられている第1下地層110と、各第1下地層110の上に設けられている第1表層120とを有する。
第1下地層110は、水晶片11の各主面12の上に、スパッタ工法によって物理的気相成長させて形成されたPVD膜である。また、本実施形態では、第1下地層110は、例えばTi層又はCr層である。この第1下地層110の厚みは、1nm〜20nmである。また、第1下地層110の厚みは、1nm〜10nmであることが好ましい。
第1表層120は、水晶片11の各主面12に形成された各第1下地層110の上に、スパッタ工法によって物理的気相成長させて積層されたPVD膜である。また、本実施形態では、第1表層120は、例えばAu層であるである。こ第1表層120の厚みは、第1下地層110よりも厚く形成されており、50nm〜500nmである。また、第1表層120の厚みは、100nm〜200nmであることが好ましい。
また、上述したように、第1金属層100は、励振電極101、第1封止枠102及び引出電極103を有する。このため、上述した第1金属層100の材質構成と同様に、励振電極101、第1封止枠102及び引出電極103は、励振電極101、第1封止枠102及び引出電極103のそれぞれに係る第1下地層110の部分及び第1表層120の部分によって構成されている。また、接続電極104a及び接続電極104bも、第1金属層100と同様な材質を有し、また、各材質の厚みも第1金属層100と同様である。なお、以下の説明では、第1封止枠102に係るに係る第1下地層110の部分及び第1表層120の部分を単に「第1封止枠102の第1下地層110」及び「第1封止枠102の第1表層120」とする。
第2封止枠202は、例えば、二種類の金属層が積層されることによって構成された合金層であり、第1金属層100と異なる材質を有する。この第2封止枠202合金層及びこの合金層を構成する各金属層の厚みは均一である。本実施形態では、第2封止枠202は、蓋部20の主面22b及びベース部30の主面32aのそれぞれから離れる方向にて、蓋部20の主面22b及びベース部30の主面32aのそれぞれの上に設けられている第2下地層210と、各第2下地層210の上に設けられている第2表層220とを有する。
第2下地層210は、蓋部20の主面22b及びベース部30の主面32aのそれぞれの上に、無電解または電解めっき工法により形成された金属膜である。本実施形態では、第2下地層210は、例えばNi層である。また、第2下地層210は、厚み方向にて、蓋部20及び水晶振動素子10の間隔と、ベース部30及び水晶振動素子10の間隔を調整する機能を有する。言い換えれば、第2下地層210は、組立状態において、水晶振動素子10が振動する際に、水晶振動素子10の中央部11aをベース部30及び蓋部20と干渉させないような厚みを有する。
本実施形態では、第2下地層210の厚みは、第1表層120よりも厚く形成されており、500nm〜5000nmである。また、第2下地層210の厚みは、1000nm〜3000nmであることが好ましい。さらに、第1表層120の厚みとの関係から捉えると、第2下地層210の厚みは、第1表層120の約5倍以上である。また、この第2下地層210の厚みは、第1表層120の約10倍以上であることが好ましい。つまり、第2下地層210の厚みは、500nm〜5000nmの範囲内、かつ、第1表層120の約5倍以上であることが好ましい。また、第2下地層210の厚みは、1000nm〜3000nmの範囲内、かつ、第1表層120の約10倍以上であることがより好ましい。
第2表層220は、蓋部20の主面22b及びベース部30の主面32aのそれぞれに形成された第2下地層210の上に、金属ペースを加熱または蒸着することにより金属膜である。本実施形態では、第2表層220は、例えばAuSn層であるである。この第2下地層210は、第1表層120と接合するためのろう材の一例である。また、この第2表層220の厚みは、第2下地層210よりも薄い。
封止層40は、組立状態において、蓋部20及びベース部30のそれぞれと水晶振動素子10との間に設けられ、蓋部20及びベース部30のそれぞれを水晶振動素子10に接合するための封止層の一例である。本実施形態では、封止層40は、第1封止枠102と第2封止枠202とが接合されることによって構成されている。より詳しく説明すると、封止層40は、組立するときに、第2封止枠202のAuSn層である第2表層220の一部が、加熱されることによって溶融されて、第1封止枠102のAu層である第1表層120と合金化されることで構成されている。すなわち、封止層40は、水晶振動素子10の各主面12から蓋部20又はベース部30に向けって、第1下地層110と、第1表層120と、第1表層120及び第2表層220の一部によって構成された合金層150と、第2表層220と、第2下地層210とを有する。また、合金層150は、Au+AuSnの材質である。
<水晶振動子1の製造方法>
続いて、図1、図5乃至図8Bを参照しつつ、本実施形態に係る水晶振動子1の製造方法の一例について詳細に説明する。ここで、図5は、本実施形態に係る水晶振動子1の製造方法を説明するためのフローチャート図である。図6A乃至図6Dは、水晶振動素子10の製造方法を詳細に説明するための図であり、図6Aは、図5のステップS10の詳細を説明する図であり、図6Bは、図5のステップS11の詳細を説明する図であり、図6Cは、図5のステップS12の詳細を説明する図であり、図6Dは、図5のステップS13の詳細を説明する図である。また、図7A乃至図7Cは、蓋部20及びベース部30の製造方法を詳細に説明するための図であり、図7Aは、図5のステップS20及びS30の詳細を説明する図であり、図7Bは、図5のステップS21及びS31の詳細を説明する図であり、図7Cは、図5のステップS22及びS32の詳細を説明する図である。また、図8A及び図8Bは、図5のステップS40に係る水晶振動子1の製造方法を詳細に説明するための図である。
なお、以下では、説明の便宜のために、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30の順で、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30の製造工程を説明した上で、水晶振動子1の製造工程を説明する。しかしながら、これは、水晶振動素子10、蓋部20、ベース部30及び水晶振動子1の製造工程の前後を限定するものではなく、上記工程の順番と異なる順番であってもよい。
(水晶振動素子10の製造)
まず、水晶片11を準備する(S10)。
具体的には、水晶ウエハをウェットエッチング又はドライエッチングして、図6Aに示すような平板状の水晶片11を形成する。
次に、水晶片11に対してエッチング処理を実施する(S11)。
具体的には、図6Bに示すように、ステップS10において準備された平板状の水晶片11に対して、ウェットエッチング又はドライエッチング処理を介して、水晶片11に、この水晶片11を貫通する凹字状の切り欠き(図1参照)を形成する。この凹字状の切り欠きによって、水晶片11は、中央部11aと、この中央部11aの周囲にて中央部11aを囲むように設けられている周辺部11bと、中央部11a及び周辺部11bを連結する連結部11cとを有するように形成する。
続いて、水晶片11の各主面12に、第1下地層110を形成する(S12)。
本実施形態では、第1下地層110は、励振電極101、第1封止枠102、引出電極103及び接続電極104(図1参照)を構成する合金層の下地層である。具体的には、図6Cに示すように、ステップS11において形成された水晶片11の中央部11aの各中央部主面111、周辺部11bの各周辺部主面112、及び連結部11cの連結部主面113に、スパッタ工法によって、Ti層又はCr層である第1下地層110を形成する。
また、この第1下地層110の厚みは、1nm〜20nmになるように形成される。さらに、第1下地層110の厚みは、1nm〜10nmになるように形成されることが好ましい。
その後、水晶片11の各主面12に形成された各第1下地層110の上に、第1表層120を形成する(S13)。
本実施形態では、第1表層120は、励振電極101、第1封止枠102、引出電極103及び接続電極104を構成する合金層の表層である。具体的には、図6Dに示すように、ステップS12において形成された水晶片11の中央部11aの各中央部主面111、周辺部11bの各周辺部主面112、及び連結部11cの連結部主面113に形成された各第1下地層110の上に、スパッタ工法によって、Au層である第1表層120を形成する。
また、この第1表層120の厚みは、50nm〜500nmになるように形成さる。さらに、第1表層120の厚みは、100nm〜200nmになるように形成されることが好ましい。
こうして、第1下地層110及び第1表層120の形成により、水晶片11の上に励振電極101、第1封止枠102、引出電極103及び接続電極104の形成が完了し、水晶振動素子10の製造が完成する。
(蓋部20の製造)
まず、蓋部水晶片21を準備する(S20)。
具体的には、水晶ウエハをウェットエッチング又はドライエッチングして、図7Aに示すような平板状の蓋部水晶片21を形成する。
続いて、蓋部水晶片21の主面22bに、第2下地層210を形成する(S21)。
本実施形態では、第2下地層210は、第2封止枠202を構成する合金層の下地層である。具体的には、図7Bに示すように、ステップS20において準備された蓋部水晶片21の主面22bに、無電解または電解めっき工法によって、Ni層である第2下地層210を形成する。
この第2下地層210の厚みは、500nm〜5000nmになるように形成される。また、第2下地層210の厚みは、1000nm〜3000nmになるように形成されることが好ましい。第1表層120の厚みとの関係から捉えると、第2下地層210の厚みは、第1表層120の約5倍以上になるように形成される。また、この第2下地層210の厚みは、第1表層120の約10倍以上になるように形成されることが好ましい。つまり、第2下地層210の厚みは、500nm〜5000nmの範囲内、かつ、第1表層120の約5倍以上になるように形成されることが好ましい。また、第2下地層210の厚みは、1000nm〜3000nmの範囲内、かつ、第1表層120の約10倍以上になるように形成されることがより好ましい。
その後、蓋部水晶片21の主面22bに形成された第2下地層210の上に、第2表層220を形成する(S22)。
本実施形態では、第2表層220は、第2封止枠202を構成する合金層の表層である。具体的には、図7Cに示すように、ステップS21において形成された蓋部水晶片21の主面22bに形成された第2下地層210の上に、金属ペースを加熱または蒸着することによって、AuSn層である第2表層220を形成する。また、この第2表層220の厚みは、第2下地層210よりも薄くなるように形成される。
こうして、第2下地層210及び第2表層220の形成により、蓋部水晶片21の上に第2封止枠202の形成が完了し、蓋部20の製造が完成する。
(ベース部30の製造)
まず、ベース部水晶片31を準備する(S30)。
具体的には、水晶ウエハをウェットエッチング又はドライエッチングして、図7Aに示すような平板状のベース部水晶片31を形成する。
続いて、ベース部水晶片31の主面32aに、第2下地層210を形成する(S31)。
本実施形態では、第2下地層210は、第2封止枠202及び接続電極204を構成する合金層の下地層である。また、このベース部30の第2下地層210の形成方法、材質及び材質の厚みは、上述蓋部20の第2下地層210と同様であるため、ここで詳細の説明を省略する。
その後、ベース部水晶片31の主面32aに形成された第2下地層210の上に、第2表層220を形成する(S32)。
本実施形態では、第2表層220は、第2封止枠202及び接続電極204を構成する合金層の表層である。また、このベース部30の第2表層220の形成方法、材質及び材質の厚みは、上述蓋部20の第2表層220と同様であるため、ここで詳細の説明を省略する。
こうして、第2下地層210及び第2表層220の形成により、ベース部水晶片31の上に第2封止枠202及び接続電極204の形成が完了し、ベース部30の製造が完成する。
(水晶振動子1の製造)
その後、蓋部20及びベース部30を水晶振動素子10に接合することで、水晶振動素子10を封止する(S40)。
具体的には、図8A及び図8Bに示すように、蓋部20及びベース部30のそれぞれの第2封止枠202の第2表層220が加熱溶融されることで、水晶振動素子10の各主面12の第1封止枠102の第1表層120の上に濡れ広がる。これによって、蓋部20の第2封止枠202の第2表層220と、水晶振動素子10の第1主面12aの第1封止枠102の第1表層120とが接合され、ベース部30の第2封止枠202の第2表層220と、水晶振動素子10の第2主面12bの第1封止枠102の第1表層120とが接合されることによって、水晶振動素子10が封止される。すなわち、蓋部20及び水晶振動素子10と、ベース部30及び水晶振動素子10とのそれぞれが、第2封止枠202及び第1封止枠102が合金化されることで形成された封止層40によって接合されている。
こうして、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30の三者が接合されるとともに、水晶振動素子10が蓋部20及びベース部30によって挟まれて封止され、水晶振動子1の製造が完成する。
このように、本実施形態では、上述した厚みの特徴を有する第1封止枠102及び第2封止枠202を採用することで、蓋部20及びベース部30のそれぞれが、水晶振動素子10との接合の安定性の向上を実現し、良好な封止性を有する水晶振動子1を得ることが可能となる。具体的には、蓋部20及びベース部30のそれぞれが水晶振動素子10との接合は、蓋部20及びベース部30のそれぞれの第2封止枠202のAuSn層と、水晶振動素子10の各主面12にある第1封止枠102のAu層とが加熱されることによる溶融接合、すなわち、AuSn層とAu層との合金接合である。このようなAuSn層とAu層との合金接合は、従来のAu層とAu層との拡散接合に比べて、蓋部及びベース部のそれぞれの主面又は封止枠の平面度の不良による拡散接合の不安定の問題を解消することができ、より安定な接合を得ることが可能となる。また、これとともに、蓋部及びベース部の主面平面度の精度要求が緩和され、加工が簡易に行われることができる。よって、製造コストの軽減による生産性の向上を実現することができる。
また、本実施形態では、第2封止枠202のNi層である第2下地層210は、第1封止枠102のAu層である第1表層120よりも厚く形成されることにより、蓋部20及び水晶振動素子10の間隔と、ベース部30及び水晶振動素子10の間隔とが、Ni層である第2下地層210によって調整することできる。これによって、水晶振動素子10の中央部11aが振動する際に、この中央部11aが蓋部20及びベース部30との干渉による振動特性への影響を抑制することができる。また、貴金属であるAuの使用量を低減することができる。これによって、水晶振動子1の振動特性の向上を実現するとともに、材料原価の低減による生産性の向上及び貴金属であるAuの製造における環境負荷の低減を実現することができる。
また、本実施形態では、第1封止枠102のAu層を第1封止枠102のTi層又はCr層よりも厚く形成することによって、AuSn層と接合するための必要となるAu層の厚さを確保することができ、接合の強度や接合の信頼性を向上することができる。よって、AuSn層とAu層との合金接合が確実かつ安定に行われることができ、良好な封止性を得ることが可能となる。
さらに、本実施形態では、蓋部20及びベース部30とも平板状であるため、箱状の蓋部やベース部に比べて、壁部分の上面のような細い部分に第2封止枠202を形成する必要がなくなり、第2封止枠202の形成工程が簡略にすることができる。これによって、生産性の向上を実現することができる。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。
本発明の一実施形態に係る水晶振動子1の製造方法では、水晶片11を有する水晶振動素子10と、水晶振動素子10を厚み方向の両側から挟んで封止するベース部30及び蓋部20とを備える水晶振動子1の製造方法であって、水晶片11の厚み方向の両側にある各主面12に、励振電極101、引出電極103、接続電極104及び第1封止枠102を形成する工程と、ベース部30の主面32a及び蓋部20の主面22bのそれぞれに第2封止枠202を形成する工程と、ベース部30の第2封止枠202と水晶振動素子10の第1主面12aの第1封止枠102とを接合し、蓋部20の第2封止枠202と水晶振動素子10の第2主面12bの第1封止枠102とを接合することによって、水晶振動素子10を封止する工程と、を含み、第1封止枠102は、Ti層又はCr層である第1下地層110と、第1下地層110の上に設けられるAu層である第1表層120とを有し、第1下地層110の厚みが第1表層120の厚みよりも薄く、第2封止枠202は、Ni層である第2下地層210と、第2下地層210の上に設けられるAuSn層である第2表層220とを有し、第2下地層210の厚みが第2表層220の厚みよりも厚く、封止する工程は、第1表層120と第2表層220とを合金化することによって、ベース部30及び蓋部20を水晶振動素子10に接合することを含む。
上記方法によれば、生産性の向上の実現とともに、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる。
また、上記方法において、ベース部30及び蓋部20の少なくとも一方は平板状である。
上記方法によれば、箱状のベース部及び蓋部に比べて、封止層の形成が簡易になり、振動子の生産性の向上を実現することができる。
また、上記方法において、第2下地層210は、水晶振動素子10が振動する際に、水晶振動素子10の中央部11aをベース部30及び蓋部20と干渉させないような厚みを有する。
上記方法によれば、良好な振動特性を得ることができる。
また、上記方法において、第2下地層210の厚みは、第1表層120の厚みよりも厚い。
上記方法によれば、良好な振動特性を実現することとともに、材料原価の低減による生産性の向上を実現することができる。
ができる。
また、上記方法において、第1下地層110の厚みは、1nm〜20nmであり、第1表層120の厚みは、50nm〜500nmであり、第2下地層210の厚みは、500nm〜5000nmである。
上記方法によれば、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる。
また、上記方法において、第2下地層210の厚みは、第1表層120の厚みの5倍以上である。
上記方法によれば、安定なの接合による良好な封止性を得ることができるとともに、材料原価の低減による生産性の向上を実現することができる。
また、上記方法において、水晶振動素子10は、平板状であり、水晶振動素子10を平面視するときに、第1封止枠102及び第2封止枠202の形状は、互いに対応する枠状である。
上記方法によれば、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる。
また、上記方法において、水晶振動素子10、ベース部30及び蓋部20の材料は、水晶である。
上記方法によれば、水晶振動子の生産性の向上の実現とともに、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る水晶振動子1では、水晶片11と、水晶片11の厚み方向の両側にある各主面12に設けられる励振電極101、引出電極103及び接続電極104と、を有する水晶振動素子10と、水晶振動素子10を厚み方向の両側から挟んで封止するベース部30及び蓋部20と、を備え、ベース部30及び蓋部20のそれぞれと水晶振動素子10との間に、ベース部30及び蓋部20のそれぞれを水晶振動素子10に接合するための封止層40が設けられており、封止層40は、水晶振動素子10からベース部30又は蓋部20に向かって、Ti層又はCr層である第1下地層110と、Au層である第1表層120と、AuSn層である第2表層220と、Ni層である第2下地層210と、を有し、第1表層120と第2表層220との間に、第1表層120の一部が第2表層220と合金化された合金層150を有し、第1下地層110の厚みが第1表層120の厚みよりも薄く、第2下地層210の厚みが第2表層220の厚みよりも厚い。
上記構成によれば、生産性の向上の実現とともに、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる
また、上記構成において、ベース部30及び蓋部20の少なくとも一方は平板状である。
上記構成によれば、箱状のベース部及び蓋部に比べて、封止層の形成が簡易になり、振動子の生産性の向上を実現することができる。
また、上記構成において、第1下地層110の厚みは、1nm〜20nmであり、第1表層120の厚みは、50nm〜500nmであり、第2下地層210の厚みは、500nm〜5000nm、かつ、第1表層120の厚みの5倍以上である。
上記構成によれば、安定なの接合による良好な封止性を得ることができるとともに、材料原価の低減による生産性の向上を実現することができる。
また、上記構成において、水晶振動素子10は、平板状であり、水晶振動素子10、ベース部30及び蓋部20の材料は、水晶である。
上記構成によれば、水晶振動子の生産性の向上の実現とともに、安定なの接合による良好な封止性を得ることができる。
[変形例]
本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。以下では、本発明に係る変形例について説明する。
上記実施形態では、水晶振動子1の製造方法は、水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30を接合することによって、水晶振動子1ごとを製造する製造方法として説明したが、上記製造方法に限定されるものではない。例えば、複数の水晶振動素子10、蓋部20及びベース部30を構成できる水晶振動素子10´、蓋部20´及びベース部30´を接合し、ウエハを構成した上で、このウエハを切り分けることによって複数の水晶振動子1を形成する製造方法であってもよい。
上記実施形態では、蓋部20に設けられた第2封止枠202bと、ベース部30に設けられた第2封止枠202aとは同じ構成を有するものとして説明したが、上記構成に限定されるものではなく、第2封止枠202bと第2封止枠202aとは異なる構成を有してもよい。例えば、第2封止枠202bと第2封止枠202aとは同じ材質、すなわち、Ni層である第2下地層210と、AuSn層である第2表層220とを有するが、第2封止枠202bに係る第2下地層210の厚み及び第2表層220の厚みは、第2封止枠202aに係る第2下地層210の厚み及び第2表層220の厚みとが異なってもよい。また、第2封止枠202bと第2封止枠202aとは異なる材質を有してもよい。また、第2封止枠202bと第2封止枠202aとは、三種類以上の金属層によって構成されてもよい。ただし、良好な接合性を得るために、第2封止枠202a及び第2封止枠202bのそれぞれの第2表層220はAuSn層であることが好ましい。
上記実施形態では、第1封止枠102及び第2封止枠202の平面視形状は、内周面及び外周面とも矩形状である枠として説明したが、上記構成に限定されるものではない。第1封止枠102及び第2封止枠202は、周辺部11bに配置できる任意な形状、例えば、平面視形状は楕円形等であってもよい。また、第1封止枠102及び第2封止枠202は、平面視形状が同じであるものとして説明したが、両者の平面視形状が異なってもよい。ただし、良好な接合性を得るために、蓋部20に設けられた第2封止枠202b及び水晶振動素子10の第1封止枠102aが同じ平面視形状を有することと、ベース部30に設けられた第2封止枠202a及び水晶振動素子10の第1封止枠102bが同じ平面視形状を有することとが好ましい。
上記実施形態では、振動片の一例である水晶片11を、長辺がX軸と平行し、短辺がZ´軸と平行するATカット水晶片として説明したが、上記構成に限定されるものではなく、例えば、長辺がZ´軸と平行し、短辺がX軸と平行するATカット水晶片を適用してもよい。あるいは、主要振動が厚みすべり振動モードであれば、例えばBTカットなどのATカット以外の異なるカットの水晶片であってもよい。ただし、広い温度範囲で極めて高い周波数安定性が得られるATカット水晶片が最も好ましい。また、振動片は、水晶片11を採用せず、その他の厚み滑り振動を主振動とする材料を採用してもよい。
上記実施形態では、蓋部20及びベース部30の材質は水晶として説明したが、上記材質に限定されるものではなく、例えば、セラミック等の様々な単層構成の材料であってもよい。また、蓋部20及びベース部30は、絶縁材料又は導電材料・絶縁材料によって構成された複数層構造の材料であってもよい。
上記実施形態では、蓋部20及びベース部30は、平板状であるものとして説明したが、平板状以外の形状であってもよい。ただし、第2封止枠202の形成工程を簡易にするために、蓋部20及びベース部30のそれぞれの第2封止枠202が設けられる主面を平面にすることや、蓋部20及びベース部30のそれぞれの第2封止枠202が設けられる部分の面積を十分に広く形成することが好ましい。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…水晶振動子、10…水晶振動素子、11…水晶片、11a…中央部、11b…周辺部、11c…連結部、12…主面、12a…第1主面、12b…第2主面、20…蓋部、21…蓋部水晶片、30…ベース部、31…ベース部水晶片、40…封止層、100…第1金属層、101,101a,101b…励振電極、102,102a,102b…第1封止枠、103,103a,103b…引出電極、104,104a,104b…接続電極、110…第1下地層、120…第1表層、150…合金層、202,202a、202b…第2封止枠、210…第2下地層、220…第2表層

Claims (12)

  1. 振動片を有する振動素子と、前記振動素子を厚み方向の両側から挟んで封止するベース部及び蓋部とを備える振動子の製造方法であって、
    前記振動片の厚み方向の両側にある第1主面及び第2主面のそれぞれに、励振電極、接続電極及び第1封止層を形成する工程と、
    前記ベース部及び前記蓋部のそれぞれの主面に第2封止層を形成する工程と、
    前記ベース部の前記第2封止層と前記振動の前記第主面の前記第1封止層とを接合し、前記蓋部の前記第2封止層と前記振動の前記第主面の前記第1封止層とを接合することによって、前記振動素子を封止する工程と、を含み、
    前記第1封止層は、Ti層又はCr層である第1下地層と、前記第1下地層の上に設けられるAu層である第1表層とを有し、前記第1下地層の厚みが前記第1表層の厚みよりも薄く、
    前記第2封止層は、Ni層である第2下地層と、前記第2下地層の上に設けられるAuSn層である第2表層とを有し、前記第2下地層の厚みが前記第2表層の厚みよりも厚く、
    前記封止する工程は、前記第1表層と前記第2表層とを合金化することによって、前記ベース部及び前記蓋部を前記振動素子に接合することを含む、
    振動子の製造方法。
  2. 前記ベース部及び前記蓋部の少なくとも一方は平板状である、請求項1に記載の振動子の製造方法。
  3. 前記振動片の前記第2主面における前記励振電極と前記ベース部との間隔は、前記ベース部の前記第2封止層の厚みと同じであり、
    前記ベース部の前記第2封止層の厚みは、前記振動素子が振動する際に、前記振動素子における前記励振電極が互いに対向して構成された振動部分を前記ベース部と干渉させないような厚みであり、
    前記振動片の前記第1主面における前記励振電極と前記蓋部との間隔は、前記蓋部の前記第2封止層の厚みと同じであり、
    前記蓋部の前記第2封止層の厚みは、前記振動素子が振動する際に、前記振動素子における前記励振電極が互いに対向して構成された振動部分を前記蓋部と干渉させないような厚みである、請求項1又は2に記載の振動子の製造方法。
  4. 前記第2下地層の厚みは、前記第1表層の厚みよりも厚い、請求項1乃至3の何れかの一項に記載の振動子の製造方法。
  5. 前記第1下地層の厚みは、1nm〜20nmであり、
    前記第1表層の厚みは、50nm〜500nmであり、
    前記第2下地層の厚みは、500nm〜5000nmである、請求項1乃至4の何れかの一項に記載の振動子の製造方法。
  6. 前記第2下地層の厚みは、前記第1表層の厚みの5倍以上である、請求項5に記載の振動子の製造方法。
  7. 前記振動素子は、平板状であり、
    前記振動素子を平面視するときに、前記第1封止層及び前記第2封止層の形状は、互いに対応する枠状である、請求項1乃至6の何れかの一項に記載の振動子の製造方法。
  8. 前記振動素子、前記ベース部及び前記蓋部の材料は、水晶である、請求項1乃至7の何れかの一項に記載の振動子の製造方法。
  9. 振動片と、前記振動片の厚み方向の両側にある第1主面及び第2主面のそれぞれに設けられる励振電極及び接続電極と、を有する振動素子と、
    前記振動素子を厚み方向の両側から挟んで封止するベース部及び蓋部と、を備え、
    前記ベース部及び前記蓋部のそれぞれと前記振動素子との間に、前記ベース部及び前記蓋部のそれぞれを前記振動素子に接合するための封止層が設けられており、
    前記封止層は、前記振動素子から前記ベース部又は前記蓋部に向かって、Ti層又はCr層である第1下地層と、Au層である第1表層と、AuSn層である第2表層と、Ni層である第2下地層と、を有し、
    前記第1表層と前記第2表層との間に、前記第1表層の一部が前記第2表層と合金化された合金層を有し、
    前記第1下地層の厚みが前記第1表層の厚みよりも薄く、前記第2下地層の厚みが前記第2表層の厚みよりも厚い、
    振動子。
  10. 前記ベース部及び前記蓋部の少なくとも一方は平板状である、請求項9に記載の振動子。
  11. 前記第1下地層の厚みは、1nm〜20nmであり、
    前記第1表層の厚みは、50nm〜500nmであり、
    前記第2下地層の厚みは、500nm〜5000nm、かつ、前記第1表層の厚みの5倍以上である、請求項10に記載の振動子。
  12. 前記振動素子は、平板状であり、
    前記振動素子、前記ベース部及び前記蓋部の材料は、水晶である、請求項9乃至11の何れかの一項に記載の振動
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