JP2007050525A - クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法 - Google Patents

クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 印字ヘッドのクリーニング処理を手動で実行する際に無駄にインク液が消費されないクリーニング処理装置を提供する。
【解決手段】 クリーニング処理装置51は、印字ヘッドをクリーニングするためのクリーニング機構57を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路63と、吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードで動作させる擬似クリーニングモード用駆動制御回路65と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマー69と、クリーニング機構57を手動で作動させる時の印字終了タイマー69の計測値が、所定時間経過する前の場合には通常クリーニングモード用駆動制御回路63を起動し、所定時間経過した後の場合には擬似クリーニングモード用駆動制御回路65を起動する処理選択部71とを有する制御部61と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法に関し、特に、手動で実行するクリーニング処理により無駄にインク液が消費されないようにするための改良に関する。
インクジェットプリンタは、印字ヘッドのインクノズルからインク液を吐出することにより、印刷媒体上に所望の印刷を形成する。
インクノズルからインク液が吐出されない状態が一定時間以上継続すると、インク液の溶媒である水分が蒸発してインクノズル内のインク液の粘度が増加し、さらにはインクノズルが目詰まりを起こし、インク液が吐出されなかったり、吐出されても本来の大きさやスピードのインク液ではなく、印字不良が発生したりすることがある(以下、ドット抜けと称する)。
また、印字ヘッドの使用状態によっては、例えば、印字ヘッドの往復移動が繰り返し行なわれると、各インクノズル内のインクメニスカスが壊れることがあり、その結果、ドット抜けが生じることもある。
このため、インクジェットプリンタでは、印字ヘッドが待機位置に退避している時には、印刷ヘッドのインクノズルをキャップで覆って、インクノズル内のインク液の粘度増加を防ぐようにしている。
しかし、待機時等に印字ヘッドをキャップで覆うだけでは、長期に渡って印字処理が実施されない場合等には、インクノズル内のインク液の粘度増加を防ぎきれない。また、印字処理が長時間連続実施された場合などには、印刷途中でインクノズル内のインクメニスカスが壊れて、ドット抜けが発生することがある。
そこで、インクジェットプリンタには、インクノズル内の粘度増加したインク液を強制排除したり、インクメニスカスの壊れを回復したりするクリーニング処理装置が備えられている。
このようなクリーニング処理装置における具体的な処理動作としては、全てのインクノズルから極微量のインク液を吐出させる予備吐出(フラッシング)処理や、キャップ側に接続されたインク吸引ポンプを駆動して印字ヘッド内に残留しているインク液の吸引を一定時間実施することにより、インクノズル内の増粘インクや気泡を外部に排除すると同時に新しいインク液を各インクノズルに供給し直す吸引吐出処理や、印字ヘッドのノズル先端面(ノズル形成面)を弾性ブレードによって拭き取るワイピング処理等が用意される。
予備吐出処理はインクメニスカスの壊れの解消に有効であり、吸引吐出処理は増粘インクによるインクノズルの目詰まりの解消に有効であり、ワイピング処理はインクノズル先端面に付着した紙粉、インク等の異物の除去に有効である。
そこで、インクノズルの状態を監視して、ドット抜けが生じる状態になったと判定される場合に、インクノズルの状態に応じて上記の各種クリーニング処理を自動実行するようにしたインクジェットプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、クリーニング処理の一つである吸引吐出処理は、インク液の消費量がかなり大きいため、自動クリーニング処理により高頻度に実施されると、インク液の浪費が増大し、印刷コストの増大を招いたり、或いは、インク吸引ポンプ等の部品の稼働率上昇による短寿命化を招いたりする虞がある。
従って、これまでのインクジェットプリンタでは、吸引吐出処理の実施頻度は低めに設定しておいて、もしも自動クリーニング処理の実施が遅れたために、ドット抜けが発生したら、それを知見したオペレータが手動で吸引吐出処理を実施可能なように、吸引吐出処理を実施するクリーニングボタンを装備したものが多く用いられている。
特開2003−89226号公報
ところが、手動で吸引吐出処理を実行可能とするクリーニングボタンを装備したインクジェットプリンタの場合、使用するオペレータがプリンタの機能等に不慣れの場合には、例えば、プリンタに電源を入れる度に、オペレータが誤ってクリーニングボタンを操作してしまい、ヘッドクリーニング処理としての吸引吐出処理が頻繁に繰り返されるために、インク液を浪費して印刷コストの増大を招く可能性があった。
また、手動での吸引吐出処理が頻繁に繰り返されるため、インク吸引ポンプの稼働時間が倍増して、インク吸引ポンプ等のクリーニング用部品の短寿命化を招く可能性もあった。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、印字ヘッドのクリーニング処理を手動で実行可能なインクジェットプリンタにおける無用な吸引吐出処理を防止できるクリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法を提供することである。
本発明の上記目的は、インク液を吐出可能なインクノズルを有する印字ヘッドと、
前記印字ヘッドをクリーニングするためのクリーニング機構と、
前記クリーニング機構を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路と、前記クリーニング機構を前記通常クリーニングモードよりも吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードで動作させる擬似クリーニングモード用駆動制御回路と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマーと、前記クリーニング機構を手動で作動させる時の前記印字終了タイマーの計測値が、所定時間経過する前の場合には前記通常クリーニングモード用駆動制御回路を起動し、所定時間経過した後の場合には前記擬似クリーニングモード用駆動制御回路を起動する処理選択部とを有する制御部と、
を備えたことを特徴とするクリーニング処理装置により達成される。
上述のクリーニング処理装置によれば、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後にクリーニング機構が手動で作動される場合には、不必要なクリーニング処理と判定され、通常クリーニングモードよりも印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードによりクリーニング機構が作動されるので、手動による不必要なクリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
即ち、オペレータがクリーニング処理を必要と判断するのは、印刷結果を見てドット抜けや印刷汚れ等の不具合の発生に気がついた時であるので、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前にクリーニング機構を手動で作動させるはずである。従って、クリーニング機構が手動で作動される時、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過している場合は、印刷を伴わないクリーニング処理であるので、オペレータの誤操作の可能性が高く、実際に印字ヘッドにクリーニング処理を実施する必要はないと考えられるからである。
また、本発明の上記目的は、インク液を吐出可能なインクノズルを有する印字ヘッドと、
前記印字ヘッドをクリーニングするためのクリーニング機構と、
前記クリーニング機構を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路と、通知手段を動作させる誤操作通知回路と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマーと、前記クリーニング機構を手動で作動させる時の前記印字終了タイマーの計測値が、所定時間経過する前の場合には前記通常クリーニングモード用駆動制御回路を起動し、所定時間経過した後の場合には前記誤操作通知回路を起動する処理選択部とを有する制御部と、
を備えたことを特徴とするクリーニング処理装置により達成される。
上述のクリーニング処理装置によれば、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後にクリーニング機構が手動で作動される場合には、不必要なクリーニング処理と判定され、クリーニング機構を動作させずに通知手段を動作させるので、手動による不必要なクリーニング処理に起因したインク液の浪費を無くすことができる。また、オペレータはクリーニング機構を手動でさせた処理が誤操作であることを認識できる。
尚、上述したクリーニング処理装置において、前記印字終了タイマーは、前記通常クリーニングモードによりクリーニング機構が作動された後に最大値に設定され、印字処理後にリセット・スタートされることが望ましい。
この構成のクリーニング処理装置によれば、通常クリーニングモードによりクリーニング機構が作動された後、次回の印字処理が実行されて印字終了タイマーがリセット・スタートされる前に前記クリーニング機構が手動で作動される場合には、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前であっても、印字終了タイマーは最大値に設定されたままであるので、印刷を伴わないクリーニング機構が連続して作動されたと判定され、擬似クリーニングモードによりクリーニング機構が作動される。そこで、手動による不必要な連続クリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
上述したクリーニング処理装置を備えたインクジェットプリンタによれば、手動で作動するクリーニング機構により無駄にインク液が消費されないインクジェットプリンタを得ることができる。
また、本発明の上記目的は、印字ヘッドのクリーニング処理を手動で実行可能なインクジェットプリンタのクリーニング処理方法であって、
前記クリーニング処理の実行モードとして、所定量のインク液を前記印字ヘッドのインクノズルから吐出させながら吸引する吸引吐出処理を実行する通常クリーニングモードと、前記通常クリーニングモードと比較して前記印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードとを備えており、
前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記通常クリーニングモードによるクリーニング処理を実行し、
前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実行することを特徴とするインクジェットプリンタのクリーニング処理方法により達成される。
尚、擬似クリーニングモードにおいて印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量は、通常クリーニングモードと比較して低減していれば良く、印字ヘッドのインクノズルからインク液を吐出させない場合も含むものである。
上述のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法によれば、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後にクリーニング処理が手動で実行される場合には、不必要なクリーニング処理と判定され、通常クリーニングモードと比較して印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が実行されるので、手動による不必要なクリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
即ち、オペレータがクリーニング処理を必要と判断するのは、印刷結果を見てドット抜けや印刷汚れ等の不具合の発生に気がついた時であるので、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前にクリーニング処理が手動で実行されるはずである。従って、クリーニング処理が手動で実行される時、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過している場合は、印刷を伴わないクリーニング処理であるので、オペレータの誤操作の可能性が高く、実際に印字ヘッドにクリーニング処理を実施する必要はないと考えられるからである。
尚、上述したインクジェットプリンタのクリーニング処理方法において、前記通常クリーニングモードによるクリーニング処理が実行された後、次回の印字処理が実行される前に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実行することが望ましい。
この構成のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法によれば、通常クリーニングモードによるクリーニング処理を実行した後、次回の印字処理が実行される前に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前であっても、印刷を伴わないクリーニング処理が連続して実行されたと判定され、擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が実行される。そこで、手動による不必要な連続クリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
また、上述したインクジェットプリンタのクリーニング処理方法において、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのインクノズルから極微量のインク液を吐出させる予備吐出処理を備えることが望ましい。
この場合、通常クリーニングモードの場合と比較して、擬似クリーニングモードによるインク液の浪費を大幅に低減させることができる。
更に、上述したインクジェットプリンタのクリーニング処理方法において、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのノズル先端面をワイパブレードによって拭き取るワイピング処理を備えることが望ましい。
また、上述したインクジェットプリンタのクリーニング処理方法において、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのインクノズルからインク液を吸引するためのインク吸引ポンプによる空吸引処理を備えることが望ましい。
これらの場合、印字ヘッドのインクノズルからインク液を吐出させないので、擬似クリーニングモードによるインク液の浪費を無くすことができる。
また、擬似クリーニングモードによるクリーニング処理時、実際にはクリーニング処理を実行していないにも関わらず、ワイピング処理によるキャリッジ動作音や空吸引処理によるポンプ動作音が発生するので、オペレータはクリーニング処理が実行されないプリンタ故障と誤認するおそれがない。
更に、上述したインクジェットプリンタのクリーニング処理方法において、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、不必要なクリーニング処理である旨を案内表示する表示処理を備えることが望ましい。
この場合、実際にはクリーニング処理を実行せず、例えば、プリンタ本体に設けた表示ランプを点灯させたり、ホストコンピュータの画面にメッセージを表示させたりすることで、不必要なクリーニング処理である旨をオペレータに案内表示することができる。
そこで、不必要なクリーニング処理によるインク液の浪費を無くすことができると共に、オペレータはクリーニング処理が誤操作であることを認識できる。
上述したクリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法によれば、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後にクリーニング処理が手動で実行される場合には、不必要なクリーニング処理と判定され、通常クリーニングモードと比較して印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が実行されるので、手動による不必要なクリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
そこで、不慣れなオペレータの誤操作によって不必要なクリーニング処理が手動で実行されても、インク液の浪費を抑えて印刷コストの低減を図ることができる。また、無用な吸引吐出処理を防止することで、インク吸引ポンプ等のクリーニング用部品の寿命を長寿命化することができる。更に、インク液の浪費が低減されることから、インクカートリッジ等の交換頻度を低減して、管理者の負担を軽減することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るインク処理装置を備えたインクジェットプリンタのクリーニング処理方法を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るクリーニング処理方法を実施するインクジェットプリンタの外観斜視図、図2は図1に示したインクジェットプリンタのロール紙カバーとカートリッジカバーとを開いた状態の斜視図、図3は図2に示したインクジェットプリンタからプリンタケースを取り外した状態の斜視図、図4は図1に示したインクジェットプリンタにおけるクリーニング処理機構を説明する為のブロック図、図5は図4に示したインクジェットプリンタに搭載されているクリーニング制御部のクリーニング処理で実施される各種処理の手順を示すフローチャート、図6は図4に示したインクジェットプリンタに搭載されているクリーニング制御部が手動により実行する各種処理の手順を示すフローチャート、図7は図6に示した擬似クリーニング処理の手順を示すフローチャートである。
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、複数種のカラーインク液を使用してロール紙にカラー印刷するものであり、図1に示すように、プリンタ本体を覆うプリンタケース2の前面には、ロール紙カバー5及びインクカートリッジカバー7が開閉自在に装備されている。更に、プリンタケース2の前面には、電源スイッチ3と共にクリーニングボタン37やフィードスイッチ38、4つの表示ランプ41〜44等も配置されている。
ロール紙カバー5を開くと、図2に示すように、印刷用紙であるロール紙11を収容した用紙収容部13が開放状態になって、用紙の交換が可能になる。
また、インクカートリッジカバー7を開くと、図2に示すように、カートリッジ装着部15が開放状態になり、該カートリッジ装着部15へのインクカートリッジ17の着脱が可能になる。
インクカートリッジ17は、カートリッジケース18内に複数個のカラーインクパックを収容したものである。本実施形態のインクジェットプリンタ1の場合は、インクカートリッジカバー7を開く動作に連動して、カートリッジ装着部15の前方にインクカートリッジ17が所定距離だけ引き出される構成になっている。
プリンタケース2内の用紙収容部13の上方には、図3に示すように、印字ヘッド21を搭載したキャリッジ23が装備される。キャリッジ23は、ロール紙11の幅方向に沿って延在するガイド部材25によって用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、ロール紙11の幅方向に延在する無端ベルト26aと該無端ベルト26aを駆動するキャリッジモータ26bとによって、プラテン28の上方をロール紙11の幅方向に往復移動可能になっている。
図示のように、カートリッジ装着部15の上方が、往復移動するキャリッジ23の待機位置(ホームポジション)となっている。そして、この待機位置の下方には、キャリッジ23の下面に露出する印字ヘッド21のインクノズルを覆うキャップ27と、キャップ27を介して印字ヘッド21の各インクノズル内のインクを吸引廃棄するインク吸引機構29とが装備されている。
インクカートリッジ17内の各インクパックは、インクカートリッジ17をカートリッジ装着部15に装着した際に、カートリッジ装着部15側に装備されたインク供給針がインクパックのインク供給口に差込接続される。カートリッジ装着部15のインク供給針には、プリンタケース2内に固定されたインク流路31が接続され、このインク流路31には、可撓性のインクチューブ33の一端が接続されている。インクチューブ33の他端は、印字ヘッド21上に装備された背圧調整ユニット35を介して、印字ヘッド21の各インクノズルに接続されている。
即ち、インクカートリッジ17内の各インクパックのインク液は、カートリッジ装着部15のインク供給針から、インク流路31、インクチューブ33、背圧調整ユニット35を経て、印字ヘッド21上の各インクノズルに供給されるようになっている。
本実施形態の場合、プリンタケース2の前面に配置されたクリーニングボタン37は、印字ヘッド21の目詰まり等の不具合を解消するために印字ヘッド21のクリーニング処理を手動で実行する為の操作部材である。
また、4つの表示ランプ41〜44における、例えば一番下方の表示ランプ41は、クリーニングボタン37の押圧操作が、誤操作された旨を案内表示するための警告灯として設定されている。
本実施形態のインクジェットプリンタ1は、図4に示すクリーニング処理装置51を備えている。
このクリーニング処理装置51は、印字ヘッド21における各インクノズル内のインク液の粘度増大やインクメニスカスの壊れによってドット抜け等の印字不良が発生することを防止するために、印字ヘッド21にクリーニング処理を実施するものである。
更に、このクリーニング処理装置51は、具体的には、ロール紙カバー5やインクカートリッジカバー7の開閉状態を検出するカバーセンサ53と、押下されると所定の信号を出力する前記クリーニングボタン37と、印字ヘッド21の各インクノズルの状態を検出するインクノズル状態検出センサ55と、インクノズル内の残留インクをインク吸引ポンプで吸引するインク吸引機構29やインクノズル先端をワイパブレードにより払拭するワイピング機構30や全てのインクノズルから極微量のインク液を吐出させる予備吐出機構などで構成されるクリーニング機構57と、表示ランプ41の点灯等により異常等の通知を行う通知手段59と、カバーセンサ53及びクリーニングボタン37及びインクノズル状態検出センサ55の出力信号に基づいてクリーニング機構57及び通知手段59の動作を制御する制御部61とから構成されている。
制御部61は、クリーニング機構57を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路63と、クリーニング機構57を擬似クリーニングモードで動作させる擬似クリーニングモード用駆動制御回路65と、通知手段59を動作させる誤操作通知回路67と、印字ヘッド21へのクリーニング処理の履歴等の情報を記録するメモリ68と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマー69と、状況に応じて前記通常クリーニングモード用駆動制御回路63又は前記擬似クリーニングモード用駆動制御回路65又は前記誤操作通知回路67を選択動作させる処理選択部71と、を備えている。
処理選択部71は、前記カバーセンサ53及びクリーニングボタン37及びインクノズル状態検出センサ55の出力信号と、メモリ68及び印字終了タイマー69の情報を監視しており、予め定めた条件に適合するか否かを判定し、予め定めた条件範囲に適合する状態になると、通常クリーニングモード用駆動制御回路63又は擬似クリーニングモード用駆動制御回路65又は誤操作通知回路67を選択して作動させる。尚、印字終了タイマー69は、印刷処理後にリセット・スタートされる。
通常クリーニングモード用駆動制御回路63による通常クリーニングモードでのクリーニング処理は、印字ヘッド21におけるインクノズルの目詰まり等の不具合を解消するために、インク吸引機構29のインク吸引ポンプを作動させて、所定量のインク液を印字ヘッド21のインクノズルから吐出させながら吸引する吸引吐出処理工程を含み、更に必要に応じて、吸引吐出処理工程の後に、前記インクノズルの先端面を払拭するワイピング処理等の規定のクリーニング処理が実行されるものである。
吸引吐出処理工程におけるインク液の吸引量は、インクノズルの目詰まり度等に応じてレベル変更が可能にされている。
擬似クリーニングモード用駆動制御回路65による擬似クリーニングモードでのクリーニング処理は、インク吸引機構29による吸引吐出処理工程を含まず、全てのインクノズルから極微量のインク液を吐出させる予備吐出処理のみで処理を終了させるものであり、前記通常クリーニングモード用駆動制御回路63による通常クリーニングモードと比較して印字ヘッド21のインクノズルから吐出させるインク液量を低減させることができる。例えば、予備吐出処理の場合は、通常クリーニングモードの場合と比較して、インク液の消費量が約0.01グラムとなり、インク液の浪費を大幅に低減させることができる。
処理選択部71は、カバーセンサ53及びクリーニングボタン37及びインクノズル状態検出センサ55の出力信号と、メモリ68及び印字終了タイマー69の情報を監視して予め定めた条件に適合するか否かを判定し、予め定めた条件範囲に適合する状態になると、通常クリーニングモードでのクリーニング処理と、擬似クリーニングモードでのクリーニング処理とを実施する。
次に、クリーニング処理装置51によるクリーニング処理の処理手順について説明する。
図5は、クリーニング処理が実行される時の処理手順である。
尚、クリーニング処理には、前回のクリーニング処理後の経過時間や、その間の各インクノズルからのインク液の吐出量(印刷量)等のデータに基づいて、印字ヘッド21の使用状況が一定の条件に達すると自動的に開始される自動クリーニング処理と、オペレータが印刷結果を見てドット抜けや印刷汚れ等の不具合の発生に気がついた時にクリーニングボタン37を操作することにより手動で開始されるマニュアルクリーニング処理とがある。
クリーニング処理が開始されると、図5に示すように、まず、カバーセンサ53の出力信号に基づいて、ロール紙カバー5やインクカートリッジカバー7が開いているか否かを判定し(ステップS101)、少なくとも何れかのカバー5,7が開いている場合には、そのカバーが開いている旨を表示ランプの表示等で通知して(ステップS102)、ステップS101に戻る。
ステップS101で、双方のカバー5,7が閉じていると判定された場合には、処理選択部71が通常クリーニングモード用駆動制御回路63による通常クリーニングモードを起動させて、ホームポジションに待機する印字ヘッド21に対して、インク吸引機構29による吸引吐出処理工程を含むクリーニング処理を実施する(ステップS103)。
次いで、各インクノズルのフラッシング保留フラグのセット(ステップS104)、ステップS103によるクリーニング終了時刻を最終のクリーニング処理時として記憶させせる(ステップS105)。
次いで、前記印字終了タイマー69による計測値を最大値に設定する(ステップS106)。
その後、キャリッジ23のホームポジションへのロックを解除して(ステップS107)、クリーニング処理を終了する。
図6は、クリーニングボタン37の押下によってマニュアルクリーニング処理が実行される時の処理手順である。
尚、マニュアルクリーニング処理の開始は、本実施形態におけるクリーニングボタン37の押下に限らず、ホストコンピュータのドライバユーティリティのコマンド等のクリーニング開始指示によっても開始することができる。
まず、クリーニングボタン37が操作されたとき、前記印字終了タイマー69の計測値から、前回の印字処理の終了時点からクリーニングボタン37が操作されるまでに予め設定した所定時間(例えば、1時間)以上が経過したか否かが判定される(ステップS201)。
ステップS201で、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前と判定されたときは、次のステップS202に進んで、クリーニング前の条件(例えば、印字ヘッド21がホームポジションにあるか、各カバー5,7が閉じているかなどの条件)が整っているか否かを判定するクリーニング前判定を実施し(ステップS202),S203)、クリーニング前判定でエラー判定されなかったとき(即ち、クリーニング前の条件が整っていると判定されたとき)には、処理選択部71が通常クリーニングモード用駆動制御回路63による通常クリーニングモードのクリーニング処理(図5に示したクリーニング処理)を実施して(ステップS204)、処理を終了する。
ステップS202,S203のクリーニング前判定でエラー判定されたときには、ステップS211に進み、キャリッジ23をホームポジションにロックした状態にセットして(ステップS211)、エラー判定を通知する(ステップS212)。
一方、ステップS201で、前回の印字処理の終了時点から既に所定時間経過していると判定された場合には、クリーニングボタン37の押下が印刷不良の知見によるものではなく、オペレータの誤操作によるものと見なし、処理選択部71は、擬似クリーニングモード用駆動制御回路65による擬似クリーニングモードのクリーニング処理を実施して(ステップS221)、処理を終了する。
図7は、図6のステップS221における擬似クリーニングモードによるクリーニング処理の具体的手順を示したものである。
まず、キャリッジ23の停止位置のロックを解除し(ステップS301)、次いで、キャリッジ23を微速でホームポジションに移動させる(ステップS302)。
次に、ホームポジションにある印字ヘッド21の各インクノズルが極微量のインク液を噴射させるパワーフラッシング動作による軽微なクリーニング処理(予備吐出処理)を実施する(ステップS303)。
次いで、印字ヘッド21がインクノズルを覆うキャップ27の直上から外れた位置となるように、キャリッジ23を微速で空吸引ポジション(ホームポジションから側方にずれた位置に設定されている)に移動させ(ステップS304)、その後、インク吸引機構29におけるインク吸引ポンプを一定時間(通常の吸引吐出処理時よりも短時間の駆動でよい)作動させる(ステップS305)。ステップS305の処理が終了したら、キャリッジ23の位置のロックをセットして、処理を終了する。
ステップS305におけるインク吸引機構29のインク吸引ポンプの駆動(空吸引処理)は、クリーニング処理を実施していることを動作音によりオペレータに気づかせる意図で、組み込まれている。クリーニングボタン37を操作したのに、何も動作音が無いと、スイッチの故障かと誤認されて、再度クリーニングボタン37が押下されるのを防ぐ意図である。
尚、上記のステップS303,S305の処理は、処理選択部71が誤操作通知回路67を作動させて、通知手段59としての表示ランプ41の点灯によりクリーニングボタン37の誤操作の通知してオペレータに不必要なクリーニング処理である旨を表示案内する表示処理に変えたり、或いは、印字ヘッド21のノズル先端面をワイパブレードによって拭き取るワイピング処理に変えたりすることもできる。
即ち、本実施形態のマニュアルクリーニング処理は、クリーニングボタン37が操作されたとき、そのクリーニングボタン37の操作前の所定時間内に印字処理が実施されていない場合は、クリーニングボタン37の操作自体を誤操作と見なして、図7に示した擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実施するものである。
即ち、インクジェットプリンタ1に装備されたクリーニングボタン37は、本来、オペレータが印刷結果を見てドット抜けや印刷汚れ等の不具合の発生に気がついた時に操作するものであり、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前に操作される。
従って、クリーニングボタン37が操作されたとき、そのクリーニングボタン37の操作前の所定時間内に印字処理が実施されていない時は、そのボタン操作はオペレータの誤操作の可能性が高く、実際に印字ヘッド21にクリーニング処理を実施する必要はないと考えられる。
そのような場合に、上記実施形態のインクジェットプリンタ1におけるクリーニング処理方法では、その時のクリーニングボタン37の操作を誤操作と見なして、インク消費量の多い通常クリーニングモードでのクリーニング処理は実施せず、代わりに、インク消費量の少ない擬似クリーニングモードでのクリーニング処理を実施する。
そのため、不慣れなオペレータの誤操作によってクリーニングボタン37の操作回数が増えても、無用な吸引吐出処理は防止することができ、無用な吸引吐出処理の実施に起因したインク液の浪費を無くすことで、印刷コストの低減を実現することができる。
また、無用な吸引吐出処理を防止することで、インク吸引機構29に装備されたインク吸引ポンプの稼働時間が減り、このインク吸引ポンプ等のクリーニング用部品の寿命を長寿命化することができる。
また、インク液の浪費が低減されることから、インクカートリッジ17の交換頻度を低減して、管理者の負担を軽減することもできる。
なお、図5に示した通常クリーニングモードによるクリーニング処理が実行された後、次回の印字処理が実行される前に、図6に示したマニュアルクリーニング処理により印刷を伴わないクリーニング処理が手動で連続して実行される場合、図5に示したクリーニング処理時のステップS106での処理により、印字終了タイマー69による計測値が最大値に設定される。
そこで、前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前であっても、ステップS201では、前回の印字処理の終了時点から既に所定時間経過していると判定される。その結果、処理選択部71は、擬似クリーニングモード用駆動制御回路65による擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実行する。
一方、図5に示した通常クリーニングモードによるクリーニング処理が実行されると共に、次回の印字処理が実行された後に、図6に示したマニュアルクリーニング処理によりクリーニング処理が手動で実行される場合には、印字終了タイマー69が印字処理後にリセット・スタートされているので、処理選択部71は通常クリーニングモード用駆動制御回路63による通常クリーニングモードでのクリーニング処理を実行する。
そこで、本実施形態のインクジェットプリンタ1におけるクリーニング処理方法では、印刷を伴わない手動による不必要な連続クリーニング処理に起因したインク液の浪費を低減することができる。
従って、不慣れなオペレータの誤操作によってクリーニングボタン37の操作回数が増えても、クリーニング処理における無用な吸引吐出処理は防止され、無用な吸引吐出処理の実施に起因した問題の発生を防止することができる。
尚、本発明のクリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法は、上記実施形態に示したインクジェットプリンタ1に限らず、クリーニングボタン等のプリンタ本体に設けられた操作部材や、ホストコンピュータにおけるドライバユーティリティのコマンド等の手動クリーニング開始指示により、オペレータが印字ヘッドのクリーニング処理を手動で実行可能であれば、各種のインクジェットプリンタ(例えば、印刷用紙がカット紙であるもの、インクカートリッジの装備形態が異なるものなど)に応用可能であることは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係るクリーニング処理方法を実施するインクジェットプリンタの外観斜視図である。 図1に示したインクジェットプリンタのロール紙カバーとカートリッジカバーとを開いた状態の斜視図である。 図2に示したインクジェットプリンタからプリンタケースを取り外した状態の斜視図である。 図1に示したインクジェットプリンタにおけるクリーニング処理機構を説明する為のブロック図である。 図4に示したインクジェットプリンタに搭載されているクリーニング制御部のクリーニング処理で実施される各種処理の手順を示すフローチャートである。 図4に示したインクジェットプリンタに搭載されているクリーニング制御部が手動により実行する各種処理の手順を示すフローチャートである。 図6に示した擬似クリーニング処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ、2…プリンタケース、3…電源スイッチ、5…ロール紙カバー、7…インクカートリッジカバー、37…クリーニングボタン(操作部材)、41…表示ランプ、51…クリーニング処理装置、57…クリーニング機構、59…通知手段、61…制御部、63…通常クリーニングモード用駆動制御回路、65…擬似クリーニングモード用駆動制御回路、67…誤操作通知回路、68…メモリ、69…印字終了タイマー、71…処理選択部

Claims (10)

  1. インク液を吐出可能なインクノズルを有する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドをクリーニングするためのクリーニング機構と、
    前記クリーニング機構を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路と、前記クリーニング機構を前記通常クリーニングモードよりも吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードで動作させる擬似クリーニングモード用駆動制御回路と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマーと、前記クリーニング機構を手動で作動させる時の前記印字終了タイマーの計測値が、所定時間経過する前の場合には前記通常クリーニングモード用駆動制御回路を起動し、所定時間経過した後の場合には前記擬似クリーニングモード用駆動制御回路を起動する処理選択部とを有する制御部と、
    を備えたことを特徴とするクリーニング処理装置。
  2. インク液を吐出可能なインクノズルを有する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドをクリーニングするためのクリーニング機構と、
    前記クリーニング機構を通常クリーニングモードで動作させる通常クリーニングモード用駆動制御回路と、通知手段を動作させる誤操作通知回路と、前回の印字処理が終了してからの経過時間を計測する印字終了タイマーと、前記クリーニング機構を手動で作動させる時の前記印字終了タイマーの計測値が、所定時間経過する前の場合には前記通常クリーニングモード用駆動制御回路を起動し、所定時間経過した後の場合には前記誤操作通知回路を起動する処理選択部とを有する制御部と、
    を備えたことを特徴とするクリーニング処理装置。
  3. 前記印字終了タイマーは、前記通常クリーニングモードによりクリーニング機構が作動された後に最大値に設定され、印字処理後にリセット・スタートされることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリーニング処理装置。
  4. 前記請求項1から3の何れかに記載のクリーニング処理装置を備えたインクジェットプリンタ。
  5. 印字ヘッドのクリーニング処理を手動で実行可能なインクジェットプリンタのクリーニング処理方法であって、
    前記クリーニング処理の実行モードとして、所定量のインク液を前記印字ヘッドのインクノズルから吐出させながら吸引する吸引吐出処理を実行する通常クリーニングモードと、前記通常クリーニングモードと比較して前記印字ヘッドのインクノズルから吐出させるインク液量を低減させた擬似クリーニングモードとを備えており、
    前回の印字処理の終了時点から所定時間経過する前に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記通常クリーニングモードによるクリーニング処理を実行し、
    前回の印字処理の終了時点から所定時間経過した後に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実行することを特徴とするインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
  6. 前記通常クリーニングモードによるクリーニング処理が実行された後、次回の印字処理が実行される前に前記クリーニング処理が手動で実行される場合には、前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理を実行することを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
  7. 前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのインクノズルから極微量のインク液を吐出させる予備吐出処理を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
  8. 前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのノズル先端面をワイパブレードによって拭き取るワイピング処理を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
  9. 前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、前記印字ヘッドのインクノズルからインク液を吸引するためのインク吸引ポンプによる空吸引処理を備えることを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
  10. 前記擬似クリーニングモードによるクリーニング処理が、不必要なクリーニング処理である旨を案内表示する表示処理を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のインクジェットプリンタのクリーニング処理方法。
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